「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年1/25分:荒木和博の巻)

外務省他役所のシステムについて(1月25日のショートメッセージ): 荒木和博BLOG

 令和3年1月25日月曜日のショートメッセージ(Vol.298)。「お役所は間違いを犯さない。だからお役所のやることに間違いはない」ということを前提としたシステムの間違いについてお話ししました。

 7分程度の動画です。一般論としてはもちろん「役所や公務員に限らず」、民間企業なども含めて個人や団体が「自らの過ち(モリカケのような故意の犯罪であれ、医療過誤のような過失であれ)を認めず居直ること」はよくあることです。
 しかし今回の荒木の場合「特定失踪者・山本美保さんは北朝鮮にいる。山梨県警の美保さん遺体発見という発表は捏造だ。DNA鑑定は捏造だ」「自衛隊の特殊部隊で拉致被害者を救出できるはずだ。それを認めない防衛庁は間違ってる」などという「役所を誹謗するデマ」なのだから話になりません。
 その結果、「拉致問題で協力を得るべき存在の一つ」であるはずの警察と防衛庁を「デマもいい加減にしろ」と憤慨させて「救う会や家族会の敵にしている」のだから話になりません。
 むしろ荒木ら救う会の方が「救う会は間違いを犯さない。だから救う会のやることに間違いはない。間違ってるのは山本美保さんの遺体発見を発表した山梨県警だ」などとして「山本美保さんDNA鑑定捏造疑惑」などのデマ(他にもデマはありますが)を飛ばしてるわけで話になりません。しかもそうした荒木らのデマを「デマじゃ無いのか」と批判した蓮池透氏を家族会から除名して、荒木らをかばい、「嘘に嘘を重ねる」のが救う会と家族会だからどうしようもない。そんなことで拉致が解決するわけもないでしょう。そもそも荒木ら救う会には拉致を解決する気は無いわけですが。


日本における外事事件の歴史(1)【調査会NEWS3388】(R03.1.25 ): 荒木和博BLOG

 昭和25(1950)年6月25日、北朝鮮軍が38度線を越えて南進すると、北朝鮮は軍事スパイ網の活動を活発化させ、(中略)同年9月9日、工作組織の主犯格・許吉松が警視庁によって摘発され、翌昭和26(1951)年9月までに組織員の40名(うち2名の日本人を含む)が逮捕されることとなりました。これが治安関係者の間でいわれる「第1次朝鮮スパイ事件」の概要です。

 そんなことが拉致問題の解決と何の関係があるのか。何一つ関係が無い。荒木の馬鹿さには心底呆れます。


予備役ブルーリボンの会「レブラ君とあやしい仲間たち」17回目は宇佐美由美子さん。: 荒木和博BLOG

 宇佐美さんには調査会も大変お世話になっています。ぜひご覧下さい。

 7分30秒程度の動画です。「大変お世話になっています」と書きながら
1)宇佐美さんとは何者なのか
2)どう世話になっているのか
について「動画はともかく」説明文に説明がない辺り「本当に世話になってると思ってるのか?」「拉致問題に興味を失ってるんじゃ無いか?」ですね。

 なお、宇佐美氏ですが

宇佐美由美子 - Wikipedia
◆1991(平成3)年
 NHKのど自慢チャンピオン大会出場を期にスカウトされ、上京。作曲家・野村旬平に弟子入り。
◆1993(平成5)年
 船橋ケーブルTV「伊藤薫の演歌塾」に生徒役で出演。
◆1995(平成7)年
 テレビ朝日系「驚きももの木20世紀」の「昭和歌謡伝説:演歌の竜・馬渕玄三*1」(5/5放送)の回に島倉千代子役で出演(驚きももの木20世紀の放送一覧 - Wikipedia参照)。
◆1998(平成10)年
 静岡ケーブルTVにレポーター出演。
◆2000(平成12)年
 シャンソン歌手・石井昌子に弟子入り。同時期よりご当地ソングなどのレコーディング活動を開始。
◆2004(平成16)年
 福祉施設などの慰問活動を定期的に行う。
◆2016(平成28)年
 北朝鮮向けラジオ「しおかぜ」に『無事を祈りて』が起用され、同年より拉致被害者奪還イベントコンサートに出演。
◆2018(平成30)年
 北朝鮮拉致被害者である曽我ひとみに捧ぐ『帰りたい』のCDリリース。また、同年11月より北海道札幌市にあるFMコミュニティーラジオ「Radio TXT FMドラマシティ(現:RADIOワンダーストレージ FMドラマシティ)」で放送中の『たつ兄、ゆみ姐の俺がやらなきゃ誰がやる!』で、特定失踪者問題調査会の副代表兼事務局長である村尾建兒(むらお・たつる)と共にパーソナリティを務める。
 公式サイト:宇佐美由美子オフィシャルサイト

だそうです。

*1:1923~1997年。音楽ディレクター。五木寛之の小説『艶歌 海峡物語』、『涙の河をふり返れ』、『海峡物語』、『旅の終りに』の主人公「艶歌の竜」こと「高円寺竜三」のモデルとして知られる。1948年(昭和23年)、日本コロムビアに入社。営業・販売・宣伝畑を10年歩いたあと、1958年(昭和33年)、ディレクターとなる。当時、新米ディレクターながら、島倉千代子の『からたち日記』(1958年)を手がけ、大ヒットさせる。1963年(昭和38年)、コロムビアを退社した同社常務・伊藤正憲とともに、日本クラウンの設立に参加。北島三郎や、水前寺清子などを手がける。またかぐや姫のヒット曲『神田川』をシングル盤として発売する際には自らが制作会議で「歴史に残る名曲になるだろう。シングル盤として出さなかったら会社の恥になる」と発言してシングル盤発売を後押し、同曲が120万枚を超えるヒット曲となる道を開いた(馬渕玄三 - Wikipedia参照)。

高世仁に突っ込む(2021年1/25日分)

人道にもとる日本入管の収容制度 - 高世仁の「諸悪莫作」日記(1月24日付記事)
人道にもとる日本入管の収容制度2 - 高世仁の「諸悪莫作」日記(1月28日付記事)
 タイトルから分かるように、今回は高世仁に突っ込む(2021年1/22日分) - bogus-simotukareのブログで紹介した『日本のいちばん長い日』によせて2 - 高世仁の「諸悪莫作」日記(1月22日付記事)の続きではありません。
 あげく

人道にもとる日本入管の収容制度 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 この収容制度の実態はあまり知られていないので、この機会にまた書いてみたい。
(つづく)

人道にもとる日本入管の収容制度2 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 その収容環境は、常識では考えられないほど非人道的なものだ。
(つづく)

だそうです。

(つづく)としていた『日本のいちばん長い日』によせて2 - 高世仁の「諸悪莫作」日記が終わってないのにまた別の記事が(つづく)かよ(呆)

と呆れます。しかも高世の場合「つづく」としながら「つづかない」で尻切れトンボが普通にありますからね。

人道にもとる日本入管の収容制度 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 はじめにお知らせです。
 「焚き火のある風人塾」宇宙史の語りの第1回目「宇宙のはじまり」があさってに近づきました。ビッグバンから地球の誕生までを語ります。お聞きください。

 前も批判しましたが「研究者」でも「科学ジャーナリスト」でもない高世に「宇宙史の講演」なんか依頼する方も「呆れたバカ」なら、引き受ける高世も「呆れたバカ」です。

人道にもとる日本入管の収容制度 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 『毎日新聞』にこんな記事が載った。
イラン国籍男性、ふん尿まいた疑いで逮捕 過酷な入管収容の末に 4年半「医師から何度も罵倒」》

 ということで今や高世は

人道にもとる日本入管の収容制度 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 この収容制度の実態はあまり知られていないので、この機会にまた書いてみたい。

と書いたところで、高世が書くことは、今後も高世の独自取材によるものではおそらく無く「毎日新聞記事の紹介(今回)」「『世界』2019年12月号の樫田秀樹さん*1のルポ「人権非常事態」の紹介(【高世仁のニュース・パンフォーカス】 足元にいる「難民」にも目を向けよう | つなぎ | 新聞新発見メディア)」同様「他人の仕事の紹介」でしょう。
 もはや「自称ジャーナリスト」「元日本電波ニュース社員」「元ジンネット社長」高世には「独自取材する意思も能力も無い」のでしょう。滑稽で無様で哀れだと思います。

人道にもとる日本入管の収容制度 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 在日30年近くで、日本人支援者に書いた手紙から分かるように、日本語は堪能で漢字も書ける。

 手紙に出てくる支援者の名前「田中喜美子」でググったところ

【プロフィール】田中喜美子(たなか・きみこ)
 1952年茨城県つくば市生まれ。「牛久入管収容問題を考える会」代表。つくば市内で喫茶店を経営しながら、1995年から週に一度、東日本入国管理センターで収容者への面会を続け、収容者の人権を尊重するよう、ほかの団体とも連携しながら、入管に申し入れをおこなっている。2010年に東京弁護士会人権賞を受賞。

だそうです。
 「田中喜美子」でググる

◆『働く女性の子育て論』(1988年、新潮選書)
◆『母子密着と育児障害』(2004年、講談社+α新書)
◆『大切に育てた子がなぜ死を選ぶのか?』(2007年、平凡社新書)

と言った著書がある田中喜美子 - Wikipediaという方(育児・子育て評論家?)がヒットしますがこちらは「同姓同名の別人」です。まあ「同姓同名の別人」というのは「ありがちな名前」なら結構居るわけです。

*1:著書『自爆営業』(2014年、ポプラ新書)、『リニア新幹線が不可能な7つの理由』(2017年、岩波ブックレット)など

今日の中国ニュース(2021年1月24日分)(副題:楊海英のクズさ、馬鹿さに今日も呆れる)

【正論】中国共産党、怪物となった百年 文化人類学者、静岡大学教授・楊海英 - 産経ニュース

 中共という幽霊の生みの親は日本である。

 何のことかと言えば、中国共産党の指導者は「マルクス直訳」ではなく、「河上肇」など、日本のマルクス経済学者の著書から学んだ人間が多いし、その結果、「中国におけるマルクス主義関係用語(例:同志)」は「日本製の漢語」から多くを持ってきているという話です。
 ただしそれはもちろん「結果論」であって日本人が中国共産党を支援したという話とはまた違いますが。

 国際的に孤立していた中共は72年に「生みの親」の日本と外交関係を結んだ。賠償金は不要、との寛大のパフォーマンスを演じて日本の政治家を虜(とりこ)にした。

 吹き出しました。「英国との国交樹立(1950年、アトリー労働党政権)」「フランスとの国交樹立(1964年、ドゴール政権)」「イタリアとの国交樹立(1970年)」「ニクソン訪中発表(1971年7月)「中国の国連加盟(1971年10月)」「ニクソンが実際に訪中(1972年2月)」などということで日本(1972年9月に国交樹立)は中国と国交を樹立したのが「西側では最も遅い方の国に属する」のに「(日本の国交樹立当時)国際的に孤立していた中国」とは「大学教授」の肩書きを持つ男が、よくも「モロバレの嘘」がつけたもんです。むしろ「米英仏」などの国交樹立の動きによって「日本が中国との国交樹立に追い込まれた」というのが事実です。特に日本にとって最も衝撃的だったのがいわゆる「ニクソン訪中発表(ニクソンショック)」でしょう。
 もちろん「賠償金は不要」は「賠償金は不要として日本と国交を締結した台湾(中華民国)との対抗上そうした」と言う面が強いのであって、「中国が狡猾」と言うような話ではないし、ましてやこんなことで「虜にされる」ほど日本の政財官界も単純ではない。彼らが「虜になった」のはむしろ「魅力的な中国の巨大市場」でしょう。

 善良な日本国民は国を挙げて中国の復興に尽力し、賠償金以上の巨額の援助が投じられた。

 もちろんそんなきれいごとではなく、巨額の援助は多くの場合「紐付き援助」であり、日本企業が「援助にくっついていた」わけで、日本企業の金儲けのネタでもあったわけです。

 生みの親としての責務からも、日本は中共と毅然(きぜん)と向き合い、戦わなければならないだろう。

 「生みの親」などという無茶苦茶な言いがかりも大概にして欲しいですね。中国ビジネスを行っていたのは何も日本企業だけでは無く欧米企業もそうですが。


台湾で日本人との同性婚が可能に 国際結婚の制限撤廃へ:時事ドットコム
 「そうした法案が提出されただけ」でまだ「国会で可決されてない」ので、仮に「可決されることがほぼ確実な見込み」だとしても、記事タイトルはミスリーディングです。
 それはともかく、興味深いニュースとして一応紹介しておきます。とはいえ「日本が同性婚を認めてない事」を考えると「こうしたケースで法的に複雑なトラブルが発生しないかどうか」は気になります。今まで認められてこなかったのも「そうしたトラブルを危惧したから」でしょうし。


台湾総統「東京五輪実現して」 コロナ禍日本にメッセージ:時事ドットコム
 「中国への対抗のため」に日本ウヨに媚びることが習い性になっている蔡英文らしいですが、非常識ですね。蔡には「沈黙は金」と言う言葉を贈りたい。
 蔡が誰かに「東京五輪についてどう思うか」と聞かれれば、「開催を期待」とリップサービス、社交辞令を述べても仕方が無い。それまで攻撃する気はさすがに俺にも無い。
 しかし今回は明らかにそうではないでしょう。いかに「日台友好イベントの挨拶」とはいえ、こんなことは言わず「もっと一般的な友好のメッセージ」でいいでしょうに。
 「こんなことは言う必要も無い」のにわざわざ言ってる上に、「コロナが終息する保障」がどこにもない。
 もちろん「開催を期待」と放言する蔡だって、「こうすれば解決できます」という解決策を提示したわけでもない(する気も無いし、そもそもできないでしょうが)。
 「国際社会の期待に応えざるを得ない、東京五輪は今年開催する!」という居直り材料を菅政権やIOCJOCなどに提供してるようなもんで、実に腹立たしい。


◆楊海英*1のツイート

楊海英
 尖閣が中国に占領されたら、何省に入れられるか?。

 こういう明らかなデマを放言できる神経には心底呆れます。

*1:静岡大学教授。著書『草原と馬とモンゴル人』(2001年、NHKブックス)、『モンゴル草原の文人たち:手写本が語る民族誌』(2005年、平凡社)、『ユーラシア草原からのメッセージ:遊牧研究の最前線』(共著、2005年、平凡社)、『チンギス・ハーン祭祀』(2005年、風響社)、『墓標なき草原(上)(下):内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』(2009年、岩波書店→後に2018年、岩波現代文庫)、『続・墓標なき草原:内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』(2011年、岩波書店)、『中国とモンゴルのはざまで:ウラーンフーの実らなかった民族自決の夢』(2013年、岩波現代全書)、『植民地としてのモンゴル:中国の官制ナショナリズムと革命思想』(2013年、勉誠出版)、『ジェノサイドと文化大革命内モンゴルの民族問題』(2014年、勉誠出版)、『モンゴルとイスラーム的中国』(2014年、文春学藝ライブラリー)、『チベットに舞う日本刀:モンゴル騎兵の現代史』(2014年、文藝春秋→後に『モンゴル騎兵の現代史:チベットに舞う日本刀』と改題した上で、2020年、中公文庫)、『狂暴国家中国の正体』(2014年、扶桑社新書)、『日本陸軍とモンゴル:興安軍官学校の知られざる戦い』(2015年、中公新書)、『モンゴル人の民族自決と「対日協力」:いまなお続く中国文化大革命』(2016年、集広舎)、『フロンティアと国際社会の中国文化大革命: いまなお中国と世界を呪縛する50年前の歴史』(共著、2016年、集広舎)、『「中国」という神話:習近平「偉大なる中華民族」のウソ』(2018年、文春新書)、『「知識青年」の1968年:中国の辺境と文化大革命』(2018年、岩波書店)、『最後の馬賊:「帝国」の将軍・李守信』(2018年、講談社)、『モンゴル人の中国革命』(2018年、ちくま新書)、『中国人の少数民族根絶計画』(2019年、産経NF文庫)、『モンゴル最後の王女:文化大革命を生き抜いたチンギス・ハーンの末裔』(共著、2019年、草思社文庫)、『独裁の中国現代史:毛沢東から習近平まで』(2019年、文春新書)、『逆転の大中国史』(2019年、文春文庫) 、『中国が世界を動かした「1968」』(共著、2019年、藤原書店)、『世界を不幸にする植民地主義国家・中国』(2020年、徳間書店)、『モンゴルの親族組織と政治祭祀』(2020年、風響社)、『内モンゴル紛争:危機の民族地政学』(2021年、ちくま新書)など

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年1/24分:天を回せの巻)

加藤健の「天を回せ! ロビー活動で挑む」 : 北朝鮮の核・ミサイル資金源潰しにご協力を!

 昨年皆様とともに駐ブルガリア北朝鮮大使館の不法貸出し業務(国連安保理決議違反)を告発しました。まずは全世界のブルガリア大使館にメールを送り国連決議を遵守するよう要求し、返事がないので他のEU加盟国*1に「ブルガリアの制裁破りをやめさせてください」と訴えました。はじめての方は昨年のブログ記事をご覧ください。
加藤健の「天を回せ! ロビー活動で挑む」 : 北朝鮮外貨資金源潰しにご協力を!
 残念ながら動きはありませんでした。そこで私のほうで新年早々、EU全体の外務省に相当する欧州対外行動庁(EEAS)の制裁担当者サンドラ・デワレ課長の個人メールアドレスを調べて直接対応を要請しました。念のため部門全体のメールアドレスにも送りました。これも動きがありません。そこで全世界のEU代表部にメールを送ったところです。

 自らが全く相手にされてないこと(迷惑メール扱い?)をこうも堂々と認めて恥ずかしくないんだろうかと苦笑しますね。
 正直、まともな人間なら「メールの内容が事実誤認や根拠薄弱だから無視されてるんじゃねえの?」と思うところですが、そう言う自省の念は加藤にはないようです。

 ここで皆様にお願いがあります。ほんの少しだけお時間をください。全世界のEU代表部の大使あてにメールを送って、EU内の国連制裁破りをやめさせるよう訴えていただきたいのです。EUは共通の外交・安全保障政策を持ち、人権や法の支配の価値観を柱としています。大使宛に多数の犯罪告発*2がきたら無視できないはずです。無視したら「よその国には偉そうに説教するくせに、自分たちは国連制裁破りかよ!」と言われてしまうからです。
 たとえばEU代表部は日本*3で死刑が執行されると、「(ボーガス注:死刑は)残酷で非人道的かつ屈辱的な刑の最たるものである」といった非難声明を出します。「白人様が教えてやる」と言わんばかりの上から目線にカチンときた方も多いでしょう。
 日本の死刑は冷酷・残忍な殺人を犯した者に対して、裁判所が慎重な審理を尽くしたうえで言い渡すものです。そして法治国家として確定した死刑判決を慎重かつ厳正に執行しています。
 いっぽうEU加盟国ブルガリアの国連制裁破りは、ブルガリア外務省が数年前に国連に指摘されて違反を分かっているにもかかわらず「コロナでもう少し時間が必要」と不可解な弁解をしている話です。日本の法律にケチをつける前に、まずは自らが国際ルールを守るべきではないでしょうか?

 吹き出しました。
 バカウヨ加藤が
1)EU側に完全に無視されてること
2)死刑問題でのEUの日本批判
に逆ギレしていることが滑稽です。
 なお、EUは加盟国に死刑廃止国が多いし、死刑執行についてEUが批判声明を出すのも「全ての死刑執行国」であって、日本に限った話でもない。
 そもそもEUの立場は「(死刑冤罪の問題などから)死刑それ自体が残酷で廃止すべき」なのだから、そこで「裁判所がきちんと審理している(大逆事件光州事件のような死刑判決の結論ありき、でっちあげの政治弾圧などはしていない)」と言っても滑稽なだけで何の反論にもなっていません。
 そもそも北朝鮮批判の文脈で「死刑問題でのEUの日本批判が気にくわない」云々と言い出すこと自体が意味不明です。

*1:ちなみに現在のEU加盟国は欧州連合 - Wikipediaによれば、オーストリア、ベルギー、ブルガリアクロアチアキプロスチェコデンマークエストニアフィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャハンガリーアイルランド、イタリア、ラトビアリトアニアルクセンブルク、マルタ、オランダ、ポーランドポルトガルルーマニアスロバキアスロベニア、スペイン、スウェーデン

*2:「根拠がある、まともな告発」ならそうでしょうが「根拠がない、まともでない告発」なら無視されても仕方が無いでしょう。そもそも、加藤の「告発」とやらがまともなのかという話です。

*3:後述しますが「死刑執行国全て」に抗議しているのであり、何も「日本に限った話」ではありません。

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年1/24分:荒木和博の巻)(追記あり)

拓殖大学そして民社党(1月24日のショートメッセージ): 荒木和博BLOG

 令和3年1月24日日曜日のショートメッセージ(Vol.297)。今日は拓大からです。大学院の入試で来ています。私が大学院で担当しているのは国際協力学研究科の安全保障専攻。安保の専攻がある大学院はほとんどない*1と思います。会社をリタイアしてから来る人もいます。社会人向けなので授業も夕方からか土曜日です。よかったらぜひチャレンジしてみて下さい。あと、今日1月24日は民社党の結党記念日です。昭和35年の結党からもう61年が経ちました*2。あと拓大と民社党も意外な縁が。まあそんなまとまらない話を。

 7分程度の動画です。そんなことが「救う会の建前上の目的」である「拉致被害者の救出」と何の関係があるのかと言えば何一つ関係はありません。
 実際、この動画には拉致についてのコメントは「あると言えばある」のですが

・旧民社党が消滅しなかったら、民社党職員だった私は、救う会事務局長にはならず、拉致問題にはあまり関わらなかったろう*3
・旧民社党時代の人脈*4救う会運動に役立ってると思う

という「どうでも良いコメント」なのだから「拉致の解決」にはほとんど関係ありません。荒木の馬鹿さにはいつもながら呆れます。
 「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年1/22分:荒木和博の巻) - bogus-simotukareのブログでも書きましたが、荒木はもはや拉致への関心を失いつつあるのでしょう。
 ちなみに荒木動画からいくつかメモしておきます。
1)荒木の言う「拓大と民社党の意外な縁」ですが、まず第一に荒木曰く、民社党のブレーン的団体である「民社研 (民主社会主義研究会議。現在の政策研究フォーラム(政研フォーラム)の前身)」の第一回大会は拓殖大学文京キャンパス講堂で開催されたそうです。
 第二に、人脈ですね。勿論「拓殖大学教授」荒木自身が旧民社党職員だったわけですが、他にも

歴代総長 | 大学案内 | 拓殖大学
第十七代総長:藤渡辰信(ふじと・たつのぶ)
 平成15年~平成23年拓殖大学卒。同大学院修了。民社党政策審議会勤務。

遠藤浩一 - Wikipedia
・叔父の遠藤欣之助(民社研『改革者』誌を編集)の影響を受け民社党職員となる。党本部では月刊誌委員会編集部長、広報部長等を務めた。
民社党解党後は、拓殖大学日本文化研究所(第2代、2018年より国際日本文化研究所に改称)所長を務めた。

ということで拓殖大教職員に民社党人脈がいた(そして恐らく今もいる)わけです。
2)「1月24日は民社党の結党記念日(1960年1月24日)」であるとともに、「旧民社党出身」の川端達夫*5の誕生日(1945年1月24日)だそうです。
 なお、1月24日 - Wikipediaによれば1月24日は他にも

1月24日 - Wikipedia
◆1911年
 大逆事件幸徳秋水ら11名の処刑が行われる。
◆1971年
 グループ・サウンズザ・タイガース」が日本武道館で解散コンサート。グループサウンズブームの終わりを象徴。
◆1972年
 グアム島で元日本兵横井庄一を発見。

【記念日】
法律扶助の日
 法律扶助制度を行っている法律扶助協会が1952年1月24日に設立されたことに由来し、同会が1993年に制定。
ボーイスカウト創立記念日
 1908年のこの日にボーイスカウト英国本部が設立された。

【誕生日】
◆1883年
 松村謙三(1971年死去)
 東久邇宮内閣厚生相(文相兼務)、幣原*6内閣農林相、鳩山*7内閣文相など歴任
◆1904年
 小泉純也(1969年死去)
 小泉純一郎*8元首相の父。池田*9、佐藤*10内閣防衛庁長官など歴任
◆1936年
野際陽子
 女優(2017年死去)
市原悦子
 女優(2019年死去)。1990年、映画『黒い雨』で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞。
◆1947年
 尾崎将司ジャンボ尾崎
 プロゴルファー
◆1948年
 里中満智子
 漫画家。日本漫画家協会理事長(2018年6月~)
◆1953年
 文在寅
 盧武鉉政権大統領秘書室長、「共に民主党」代表などを経て韓国大統領
【死去】
1920年
 アメデオ・モディリアーニ
 画家
◆1937年
 森永太一郎
 森永製菓創業者

などがありました。

【追記】

私が大学院で担当しているのは国際協力学研究科の安全保障専攻。安保の専攻がある大学院はほとんどないと思います。

という荒木ですがググったところ、安全保障を学べる大学の大学・大学院情報|スタディサプリ 社会人大学・大学院がヒットしました。もちろん各大学の内容がどんなものかはこれだけではよくわかりませんが。

*1:と言ったところで「非常識右翼」荒木を教員にする拓殖大学の大学院がまともなわけも無いでしょう。

*2:民社党の解散(1994年12月)から約26年経ちました」とは一言も言わない点が興味深い。

*3:その方が正直、拉致被害者家族にとってはむしろ幸せだったでしょう。

*4:つまりは「旧民社党人脈=ウヨ」なのだから「救う会運動=ウヨ」というわけで「運動の広がりを阻害した」と言う意味では拉致被害者家族にとってはむしろ迷惑でしょう。

*5:鳩山、菅内閣文科相、野田内閣総務相衆院副議長など歴任(川端達夫 - Wikipedia参照)

*6:加藤高明、第一次若槻、濱口、第二次若槻内閣外相(以上、戦前)、首相、吉田内閣副総理、衆院議長(以上、戦後)を歴任

*7:田中内閣書記官長、犬養、斎藤内閣文相(以上、戦前)、日本民主党総裁、自民党総裁、首相(以上、戦後)など歴任

*8:宇野内閣厚生相、宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相などを経て首相

*9:大蔵次官から政界入り。自由党政調会長、吉田内閣蔵相、通産相、石橋内閣蔵相、岸内閣蔵相、通産相などを経て首相

*10:運輸次官から政界入り。自由党幹事長、吉田内閣郵政相、建設相、岸内閣蔵相、自民党総務会長(岸総裁時代)、池田内閣通産相科学技術庁長官などを経て首相

今日の産経ニュース(2021年1月24、25日分)

【産経・FNN合同世論調査】内閣支持率5割超、ワクチンへの期待が押し上げ 「接種する」約7割 - 産経ニュース
 支持率30%台で不支持(50%台)が支持を上回っていたのが、50%台に爆上げ(支持率は40%台)とは「日本人はアホか(呆)」ですね。
 「ワクチンに期待」て、未だワクチン接種が実際にされたわけでもなく、あくまでも「早期の接種を目指す(従って接種時期も未確定で断言はとても出来ない)」という話に過ぎないのに。ワクチン担当大臣の河野とて何か具体的成果を上げたわけでは全くない。
 とはいえ、「支持率は52.3%で、不支持率45.0%」で不支持も未だ高いので「ワクチンへの期待」が薄れれば、支持率は低下していくでしょう。
 そもそも「ワクチンにどれだけ効果があるかどうか」以前に「ワクチンがいつ接種できるかどうか分からない」というのでは「菅政権の今までのコロナ対応のていたらく」では「望ましいことではない」とはいえ、接種時期がどんどん後ろ倒しになる可能性もあるでしょう。


【産経抄】1月25日 - 産経ニュース

 日教組の先生たちは「朝日」しか読まないのだろうか。産経に対し「右翼」などと誤ったイメージを持つ人が多いのかもしれない。開かれた教研集会のはずだが、後輩の中には取材拒否にあい会場から閉め出された記者もいた。

 「朝日」しか読まないことはないでしょうが、日教組をデマ中傷しかしない極右・産経に好意なんか持てるわけが無いでしょう。相手をデマで誹謗しながらよくもこんなふざけたことが言えたもんです。「閉め出されたくなければデマで誹謗するな」という話です。「菅首相」のような公人でもない限り「取材に応じること」は義務ではない。ましてやデマ記事しか書かない産経ならなおさらです。
 それにしても

産経に対し「右翼」などと誤ったイメージを持つ人が多いのかもしれない。

とは「予想の斜め上過ぎて」吹き出しました。「産経は右翼」は事実でしょうに。まさか「我々、産経は右でも左でも無く中道」「我々を右扱いする連中は左翼偏向」とでも言う気なのか(呆)。別に「右翼」というのは「蔑称」ではないのですがね。

 日教組の加入率は昭和30年代に8割を超えていたが、最近の数字で21・7%にまで落ち込んだという。

 「ブロック紙東京新聞にすら部数が追い抜かれた」「もはや夕刊を出してない」「フジテレビの支援なしではやっていけない」落ち目の産経が自分を棚上げして良くも言ったもんです(これについては例えば政治部長が早期退職したのだから、産経の経営の悪さも相当なものだ - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照)。
 そもそも「日教組の加入率の低下(そもそも日本だけで無く世界的に見ても労組加入率は低下傾向にありますが)」は別に「産経の正しさ」を証明するものでもないのに。つうか「日教組旧民主党に近い連合系列)や全教(共産党に近い全労連系列)以上(?)に加入率の低い全日教連(自民&旧民社系列)について産経がどう思うか聞きたいところでもあります(全日本教職員連盟 - Wikipediaによれば全日教連の加入率は2.1%)。
 それにしても

全日本教職員連盟 - Wikipedia
 植田宏和委員長が「慰安婦問題に関するアメリカ合衆国下院121号決議」の全面撤回を求める抗議書に賛同者として名を連ねている。

というのだから、まあ全日教連もまともな団体ではないですね。

 影響力の低下は否めないが、中学教科書に「従軍慰安婦」が復活するなど、偏向教育は組合教員だけの問題ではないことが笑えない。

 「復活させた理由はともかく」、復活させた安倍政権について何一つ批判が出来ない無様な「安倍信者」産経です。これが民主党政権なら糞味噌に罵倒でしょうが。


【主張】露反体制派拘束 抑圧は反発と孤立を招く - 産経ニュース
 産経がこんなことを言うのは「中国、北朝鮮、ロシア」など「産経が敵視する国限定」であって、「安倍、菅政権の独裁的政治」はもちろん外国であっても「ミャンマーロヒンギャ問題」「サウジの反体制派暗殺疑惑」などにはろくに批判もしないのだからいつもながらデタラメです。まあ「是非はともかく*1」としてプーチンはこうした批判は無視する構えでしょう。
 2000年の政権発足から今日まで約20年間、「飴と鞭」を駆使する方法で政権を維持してきたからです。


長野、広島両参院選挙区の行方は…気をもむ自民 (1/2ページ) - 産経ニュース
 「親子二代にわたる羽田家の地盤」「不幸なコロナ死去による弔い選挙ムード」で自民が勝てるとは思えない長野はともかく、広島(控訴したとは言え河井案里が、有罪判決確定で失職→補選の可能性が強い)について言えば、買収事件での自民への批判を考慮しても「溝手氏を擁立すれば」勝利の見込みはかなりの程度あるでしょう。
 しかし問題は「菅が擁立する気があるか疑わしい」ことであり、そうなれば「どこまで溝手を馬鹿にすれば気が済むのか」として地元・自民党広島県連の反発によって、「野党側の立てる候補」によっては、自民敗北の可能性も充分あるでしょう。


野田聖子氏、岐阜県連会長辞任へ 保守分裂の岐阜県知事選めぐり - 産経ニュース
 「分裂選挙それ自体が問題だ」と思ってるなら分裂時点で県連会長を辞めてるでしょう。
 つまりは「5選を目指すなんて長過ぎだ」との判断の下、野田は新人を支援したところ、現職に敗北したので辞めざるを得なくなったという話でしょう。
 それにしても「自民党王国・岐阜」とはいえ「最大野党として候補を擁立すべき立民」が「保守分裂選挙」「現職の多選に一定の批判がある」という状況で野党勝利の可能性が一定程度出てきたにもかかわらず擁立せず、主要野党としては共産しか候補が居ないとは嘆かわしい話です。 


東京・千代田区長選は4氏の争い - 産経ニュース
 「自民、公明の現職」「都民ファの新人」「維新の新人」が主要候補ですが、ここで「立民、共産、社民、生活者ネットの共闘候補」が立てられなかったことが大変残念です。
 「本命・現職」「対抗・都民ファ」「穴・維新」といったところでしょうか。もはや都民ファーストには自民、公明を脅かす力は無いでしょう。
 公明が「都民ファが大勝した都議選」の時と違い、自主投票にしなかったのはそういうことです。


【日曜に書く】論説委員・川瀬弘至 自衛隊ヘイトを乗り越えて(1/2ページ) - 産経ニュース

 自衛隊への感謝を表明した沖縄市長や南城市長のメッセージに比べ、那覇市長のそれが、何とも上から目線なのだ。
 こんな調子である。
 「新成人の皆さんには、これから大人として責任ある行動が求められます。周りの方々への感謝の気持ちを忘れることなく、節度と品位を持った社会人になってくれることを切に願います」

 産経の馬鹿さには呆れて二の句が継げませんね。新成人に対してこうしたメッセージを送るのはごくごく一般的です。
 新成人が自衛官だとなぜ「自衛隊への感謝の言葉」なんてもんが必要になるのか。
 例は何でも良いですが、たとえば「医療・介護従事者の新成人」に対してはそんな「従事する職務」への感謝の言葉はないでしょうに。
 産経が単に異常な自衛隊万歳であることを露呈しているだけです。沖縄市長や南城市長も「自民党系」で産経と同レベルのトンデモ右翼なんでしょうか?

*1:もちろん俺は「プーチンを批判する立場」ですが。

今日のしんぶん赤旗ニュース(2021年1月23日分)

きょうの潮流 2021年1月20日(水)

 中国で細菌戦や人体実験を行った日本陸軍731部隊を率いた軍医の石井四郎。近年、作家の宮本百合子の自伝的長編『道標』に、ドイツ留学中の石井をモデルとした人物が描かれていることがわかりました。作家の岩崎明日香さんの発見です。
▼その登場人物は毒ガスを研究している軍医の津山。津山は主人公の伸子*1に日本はドイツの再軍備に学ぶべきだと力説します。伸子は右翼テロリストと通じるものを感じ、「医学博士という彼の科学の力」で何をするだろうと「気分をわるく」します。
▼1929年のベルリンで百合子は石井に実際に会って、危惧を持ったのでしょう*2。その後の(ボーガス注:731部隊での細菌兵器の人体実験という)石井の戦争犯罪は、彼女の心配をはるかに超えました。

岩崎明日香
1月20日
 今日の「潮流」でご紹介いただいたモデル考については拙稿「宮本百合子『道標』の軍医・津山のモデルと戦争犯罪」(『民主文学』2020年2月号)で書きました。

 そうした対話が本当にあったのか、全くの創作かはともかく、面白い指摘だと思うので紹介しておきます。コメント欄でのご指摘がありますが、こうした記事が書かれると言うことは、仮に「岩崎氏の新発見ではない(過去にも同様の指摘がある)」としても、あまり知られてない事実ではあるのでしょう。
 道標 (小説) - Wikipediaによれば『道標』の連載は月刊誌『展望』1947年10月号から1950年12月号です。一方、731部隊の犯行が暴露された旧ソ連のいわゆる「ハバロフスク裁判」はハバロフスク裁判 - Wikipediaによれば1949年12月なので、「津山の登場する場面」が「ハバロフスク裁判後の連載」ならば「ハバロフスク裁判で知った事実」に基づき、創作がされた可能性があります。
 とはいえ対話が事実か創作かは「百合子や石井のドイツ滞在当時の日記に面会の記録がある」、あるいは逆に「ハバロフスク裁判を元に創作をしたという記述が『道標』執筆当時の百合子の日記にある」など、決定的な根拠が無ければ何とも言えません。なお、石井がドイツ留学していたこと、石井の留学時期に百合子がドイツ訪問していることは事実のようです。
 ちなみに第一次大戦でのドイツが「毒ガス兵器を本格的に使用した初めての国」と言われており、ドイツ人科学者フリッツ・ハーバー - Wikipediaハーバー・ボッシュ法アンモニアの合成法)で1918年のノーベル化学賞を受賞)は「毒ガス兵器の父」とも呼ばれました。そう言う意味で「津山(石井)」が「毒ガス兵器研究」のためにドイツ留学したのは自然な話です。また、731部隊というと「細菌兵器の人体実験」が一番有名ですが、731部隊 - Wikipedia731部隊(3)部隊関係者の論文群731部隊(17) 「きい弾(マスタードガス)」の実験などによれば「毒ガス兵器の人体実験」もやっていたようです。

*1:勿論、宮本百合子がモデル

*2:後述しますがそう言えるかどうかは何とも言えません。「百合子や石井のドイツ滞在当時の日記に面会の記録がある」など、面会の事実を裏付ける客観的な事実がない限り、この部分が「全くの創作の可能性」も否定できないからです。