今日の朝鮮・韓国ニュース(2021年4月12日分)

(2ページ目)「小泉首相も知っているはず」拉致問題のかたわらで進行していた闇深い“北朝鮮開発プロジェクト”の実態 | 文春オンライン

 2004年10月19日、スーパーゼネコンの一角「大成建設」が幹事となり、ゼネコン10社が訪朝を計画する。朝鮮総連を窓口にし、北京経由で北朝鮮入りしようとするのだが、瀋陽滞在中、訪朝情報が漏れ、新聞にすっぱ抜かれるや、大騒ぎになる。訪朝団の担当者は、本社から帰国命令が下され、急きょ北朝鮮視察を中止した。

 「アンチ北朝鮮」ウヨ雑誌の週刊文春らしい記事ですが、それが事実だとしても、俺から言わせれば「財界なんてそんなもん」ですよねえ。彼らにとって大事なのは金儲けであり、「小泉訪朝(2002年9月)」により、北朝鮮ビジネスで儲けられる可能性が生まれたならその方向で動くでしょう。
 ちなみにゼネコン訪朝計画があったという2004年には

2004年 - Wikipedia2004年の日本 - Wikipedia北朝鮮による日本人拉致問題 - Wikipediaなど参照
◆1月20日
 ブッシュ米大統領の一般教書演説。北朝鮮を「世界で最も危険な政権」と非難。
◆2月25日~28日
 北京で第2回6カ国*1協議を実施。北朝鮮は核廃棄の対象を「核兵器開発」に限定し、核の平和利用は除外することを主張(六者会合 - Wikipedia参照)
◆3月12日
 4月の韓国国会議員選挙を有利に運ぶことも計算し、野党が「北朝鮮への違法送金疑惑」などを理由に盧武鉉大統領への弾劾訴追決議を可決。盧氏は大統領職務を停止され、高建首相が大統領職務代行に就任。
◆4月15日
 韓国国会選挙で与党が圧勝。野党のもくろみが外れかえって盧氏の政権基盤が強化される
◆5月14日
 韓国憲法裁判所が弾劾訴追を棄却。盧氏が大統領職務に復帰
◆5月22日
 小泉首相北朝鮮を再訪問。平壌で、日朝首脳会談を実施。拉致被害者・蓮池夫妻、地村夫妻の子どもたち5人が北朝鮮から日本に帰国
◆6月18日
 北朝鮮への経済制裁の根拠法の一つである「特定船舶入港禁止特別措置法」が公布(6月28日から施行)
◆6月23日~25日
 北京で第3回6カ国協議を実施。北朝鮮は「体制保証」を条件に核廃棄の意思があることを表明(六者会合 - Wikipedia参照)
◆7月9日
 拉致被害者曽我ひとみ氏が夫、娘とインドネシアジャカルタで面会
◆7月18日
 曽我ひとみ氏の夫、娘が北朝鮮から日本に帰国
◆7月21日
 小泉首相盧武鉉韓国大統領が済州島で会談
◆11月15日
 日朝実務者協議のため訪朝した外務省職員が北朝鮮から提供された「横田めぐみ氏の遺骨」を持って帰国。
◆12月8日
 細田官房長官が「DNA鑑定の結果、めぐみ氏の遺骨とは認められない」とし、北朝鮮への追加食糧支援を当面停止するという発表。
◆12月17日
 小泉首相盧武鉉韓国大統領が鹿児島県指宿市で会談

という出来事が朝鮮半島関係ではありました。ということで「色々ビッグな出来事があった」わけです。
 それはともかく、正直な話、こうした「日本企業の北朝鮮進出」などの「あめ玉とのバーター取引」でしか拉致問題は解決しないのでは無いか。
 この時、「日朝国交正常化が実現し、日本企業(特に大成建設のような大企業)が本格的に北朝鮮に進出していれば」拉致敗戦も無かったのでは無いかという空しさを感じずにはいられません。
 いずれにせよこうした「ゼネコンなどの動き」に危機感を感じた「アンチ北朝鮮連中(救う会、安倍や拉致議連などのウヨ政治家、公安警察、産経や文春などのウヨメディア)」はこうした動きを「家族会を政治利用すること」で潰したわけです。
 そして今も家族会は救う会の言いなりに動き続け「拉致敗戦が続く」わけです。空しさを禁じ得ませんね。


わが国が主体的に取り組むことが重要=拉致解決で茂木外相 | ワールド | ニュース速報 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
 当たり前すぎて「アホか?」ですね。
 拉致に限らず、領土問題(竹島尖閣北方領土問題)であれ、沖縄米軍基地問題であれ、何であれ、日本が当事者の問題で「日本が主体的に取り組まない」で誰が主体的に取り組むのか。
 そんな抽象的なことよりも「具体的にどう取り戻すのか言え」と言う話です。まあ、言えないのでしょうが。
 現実的には「日朝交渉でのバーター取引」「段階的帰国」以外に手はありませんが、家族会、救う会が「バーター取引するな」「即時一括全員帰国(しかもその「全員」が政府認定拉致被害者限定では無く特定失踪者が入る)」という無茶苦茶な主張をしている。
 そして、それに日本政府が迎合する限り「全力を尽くす」などという抽象的発言しか出来ず、当然、拉致など何年経っても解決しません。

*1:南北朝鮮、米国、ロシア、中国、日本のこと

今日の産経ニュースほか(2021年4月12日分)

◆今日の森本毅郎スタンバイ「日本全国8時です」でコメンテーター・山田惠資氏「日本はもはや中国、ロシア、インドのワクチンを早急に入手すべきでは無いか」
 内容的には新型コロナ・ウィルス:ワクチン接種「騒動」への疑問|コラム|21世紀の日本と国際社会 浅井基文のページでの浅井先生の指摘とかなりかぶります。
 山田氏
 「日本のワクチン接種というのは未だに1%未満。G7諸国では最低です。これでは、いつまで経っても基礎疾患患者や高齢者限定ですらカバーできないし、ましてや10歳台の未成年や20~50歳台のサラリーマンにいつ接種できるのか。この状況でファイザーアストラゼネカ固執する余裕があるんでしょうか?」
 「中国、ロシア、インドのワクチンは世界中に輸出され、それなりの成果を上げてると聞きます。ファイザーアストラゼネカよりは効果が落ちるという説もありますが少なくとも接種ゼロの現状よりはマシでしょう」
 「しかも日本政府が中国、ロシアのワクチンを使わない理由は『効果』云々では無く『米国が中露と対立している』『自民党支持層が中露に敵対的』という新型コロナ対応と全く関係ない理由だと思うんですね。それでもワクチンが確保できれば良い。今確保できてないわけですから。人命よりそんな『中露への敵対』が大事なのかと言いたい。きちんと医学的にチェックした上で中露のワクチンに危険性があるから使わないというならともかく明らかにそうじゃないでしょう」
 「インドのワクチンを忌避する理由はよく分かりませんが、これも医学的な理由とはとても思えない」
 まあ、俺も同感ですね。今の日本だとこのレベルですら「中露の回し者」呼ばわりされかねないところ、山田氏を高く評価したい。


ナチス迫害から逃れたユダヤ人救った樋口中将 顕彰する銅像 米戦略家らが建立委員会設立 - 産経ニュース
 以前、小生の別記事でも指摘したところですが、「樋口のユダヤ人救出話」は杉原千畝と違い、信用できる資料はまるでありません。樋口の怪しい自慢話しかない。
 何せ、この記事に名前が出てる人間も

 (ボーガス注:樋口の出身地である)南あわじ市の守本憲弘市長や戦略論研究で世界的権威の米歴史学者*1であるエドワード・ルトワック*2

ということで「日本現代史の専門家」といえる人間は一人も居ないのだから呆れます。

 樋口中将は、ユダヤ民族に貢献した人を記したエルサレムの「ゴールデンブック」に掲載されたが、軍人という理由から、杉原のようにホロコースト(大虐殺)の犠牲者を追悼するためのイスラエルの国立記念館「ヤド・ヴァシェム」から『諸国民の中の正義の人』(英雄)に列せられなかった。

 というのも大嘘で樋口が列せられなかったのは「軍人だから」ではなく、「樋口の業績を客観的に示す資料がまるでない」からです。


福岡県知事選、服部元副知事が当確 元市議との一騎打ち制す - 産経ニュース
 「前知事が後継指名した副知事に自民、公明、立民、社民が相乗り」で「対立候補共産党」では、福岡は「京都ほどには共産党が強くない」ので、予想の範囲内ではあります。いつもながら許しがたいのは「地方と国政は違う」と言う言い訳でこうしたことを平然としながら、「政権交代」などとほざく立民や社民ですね。


【政界徒然草】「800万票」は過去の栄光か 公明、低落続く集票数 選挙協力が鍵に - 産経ニュース
 有料記事なので途中までしか読めません。ウヨとして「産経ほどウヨになりきれない公明」に反感を覚えながらも「公明が衰退すれば自民もダメージ」なのでこうした記事を書く産経です(赤旗当たりがこうした記事を書けば勿論、公明党批判記事ですが、産経ですのでその逆の訳です)。
 まあ「公明党には批判的な俺」にとって率直に言って「当然じゃん」ですね。何せ「ウヨの安倍」「モリカケ・桜の安倍」と野合するまでになったのが自称「クリーンな政党」「護憲政党公明党です。まともな人間ならとても支持する気にならないでしょう。
 しかも今は「昔と違って」創価学会がどんどん信者を増やしてるという時代でもない。存命ではあるのでしょうが体調不良なのか、池田大作名誉会長は長期にわたって「事実上の不在状態(表舞台に姿を出さない)」。表舞台で活動する創価学会幹部は池田氏に比べれば「カリスマ性に劣る」。これで「集票能力が低下しなかったら」その方が不思議です。

*1:そもそもルトワックが「歴史学者」と呼べるかも疑問ですが、いずれにせよ日本史家でないので、何の権威付けにもなっていません。

*2:著書『中国4.0』(2016年、文春新書)、『戦争にチャンスを与えよ』(2017年、文春新書)、『日本4.0』(2018年、文春新書)など

高世仁に突っ込む(2021年4/12日分)

歌舞伎町でPCR検査 - 高世仁の「諸悪莫作」日記

 月一でお届けしているネットコラム『高世仁のニュース・パンフォーカス』、今月は「世界に見る男女格差解消への道」を公開しました。

世界に見る男女格差解消への道 | つなぎ | 新聞新発見メディア
 東京五輪パラリンピック組織委員会森喜朗会長による女性蔑視発言以来、「男女格差解消」というニュースの見出しをひんぱんに見かけるようになりました。
 いま、さまざまな場所で、性にもとづく差別やセクハラが問題視され、女性の登用を進めようという気運が高まっています。さらには、夫婦別姓同性婚LGBTについての認知も急速に進み、国民的な議論ができる素地がつくられました。

 「そうだといい」んですけどね。俺が「高世が嫌いので、奴の言うことについ、逆張りしたくなる」「過度の楽観主義でがっかりしたくない(ただし悲観論も唱えたくない)ので、楽観論、悲観論双方がある場合は、つい『楽観論と悲観論の真ん中』で物を見る傾向がある」とはいえ、「森辞任、佐々木辞任で終わった話」扱いで高世が言うほど「女性の登用を進めようという気運」云々なんてこともないんじゃないか。まあ「森、佐々木辞任以前よりは多少マシになった」程度でしかないと思います。

 肝心の五輪だが、まったく盛り上がっていない。というより、みな触れるのを避けている感じもする。

 と言う高世ですが五輪よりも「もっと盛り上がってない」のが「ジンネットを倒産を契機に高世もトンズラした」北朝鮮拉致問題です。

 (ボーガス注:コロナが蔓延している今)どう見ても、オリンピックどころじゃない。
 コロナ禍で、(ボーガス注:コロナが深刻な国や地域は、そうでない国に比べて練習が十分出来ないなど)国ごと、地方ごとに各スポーツ選手の練習の質と量についても大きな違いが生じている。こんな不公平はオリンピック精神に反するだろう。

 と言う「今年の五輪開催反対派(中止だけでは無く再延期を含む)」高世は北朝鮮が「コロナの蔓延」を理由に「今年開催された場合の東京五輪不参加」を発表したことについて、「北朝鮮の不参加理由が本当に発表通り『選手などのコロナ感染の危険性』なのかはともかく、そうした北朝鮮の『発表した主張』それ自体にはアンチ北朝鮮の私も大賛成だ。選手などのコロナ感染の危険性を犯すべきではない。他の国(米英仏独伊、中露、韓国など)も不参加発表すべきだ」くらい言って欲しいもんです。
 まあ「北朝鮮の公式発表が本心か分からないが」「私は拉致問題などでは北朝鮮批判派だが」などの「言い訳付き」ですら「北朝鮮の不参加発表を評価する。他の国も不参加発表すべきだ」と言えないのが「今年の五輪開催反対派」を自称する「アンチ北朝鮮」高世なのでしょうが。

 主な新聞社はオフィシャルスポンサーだし、スポンサー、サポーターにCMのお得意さんの有名企業がずらりと並んでいれば民放テレビだって厳しい批判は難しいかな。

 未だに「しがらみから救う会、家族会批判から逃げる高世」がよくも言えたもんだ、恥を知れよ、クズと書いておきます。

 このまま、どんな意味があるかも分からないまま、ただの無観客競技会がだらだらと行われるのだけはやめましょうよ。

 「救う会、家族会の太鼓持ち」高世には

 このまま、拉致解決という意味でどんな意味があるかも分からないまま、ただ、北朝鮮経済制裁がだらだらと行われるのだけはやめましょうよ。

と言う言葉を贈呈しておきます。

 きょうはPCR検査で都心へ。
 近く、地方に取材に出る予定で、しかも高齢者に接する可能性が高い。取材先に不安を持たれないように検査を受けておこうと思ったのだ。

◆地方
 どこだか曖昧
◆近く
 いつだか曖昧
◆取材予定
 本当に取材があるか曖昧
◆高齢者に接する可能性が高い
 本当に接するか曖昧。かつ何故接する可能性が「高い」のか、「老人ホームを取材する」などの説明がろくにない

というのが滑稽です。まさか「取材予定もないのにPCR検査に金をかける」とも思えませんが、「お前本当に取材なんか有るの?」「取材してどこで発表するの?」と聞きたくなります。


迫撃砲で市民を虐殺するミャンマー国軍 - 高世仁の「諸悪莫作」日記

 きょうは東京地裁で裁判の傍聴。安田純平さんが旅券発給を拒否された件で、国を訴えている裁判だ。あと1年くらいはかかりそうだ。

 吹き出しました。「誰がどんな証言をしたのか」など、どんな審理がされたかを全く書かないのは何の冗談でしょうか。『本当に傍聴に行ったのか』『安田の裁判を世間にアピールする気があるのか?』『安田に頼まれて断り切れず、しかしやる気が無いからこんなに酷いのか?』と疑われても文句の言えない酷さでしょう。


映像でウイグル族ジェノサイドに迫る - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 まあ「ジェノサイド」と言ってる人間も恐らくは「いわゆる文化的ジェノサイド(同化)」を意味しており「ナチホロコースト」「ポルポト虐殺」のような物騒な物(大量殺戮)は意味してない点には注意が必要です。なお、その理屈なら「米国のインディアン政策」「明治新政府アイヌ政策」も「ジェノサイド(文化的ジェノサイド、同化)」ではあるでしょう。

 2020年の「国際エミー賞」(ニュース)最優秀時事番組を受賞したウイグルについての英国の作品が「NHKBS世界のドキュメンタリー」で放送された。(去年12月2日放送、今年4月7日再放送)

 ということでこの番組への感想という形で「中国のウイグル統治」を非難する高世です。(つづく)ということなのでまだ続くようです。
 「この番組を見ていない」「こうした報道について中国は事実無根と抗議している」ので「中国のウイグル統治は問題だ」などのコメントは特にしません(もちろん中国擁護もしません)。それにしても、「高世ももはやこうした『他人のドキュメンタリー紹介』しかやる気ねえんだろうな」と思い「たぶん内心では相当屈辱感があるんだろうな」とは思います。
 高世も過去には

今年読んだ本ベスト10 - 高世仁の「諸悪莫作」日記2020.12.31
 今回、ふたたび介護関係の取材をやるので、思いだして1巻を手に取ったら、やめられずに一気に4巻まで読んでしまった。

「ナリワイ」をつくろう―誕生日に思うこと - 高世仁の「諸悪莫作」日記2021.2.23
 本の企画も立ち上げようと思っている。

なんて書いてますが「未だにそれがどういう形になったのか(なるのか)」さっぱりわかりませんからねえ。まあ、高世に善意に理解すれば「水面下で話が進行中」なんでしょうが。
 ただし「悪意に理解すれば」、ビッグマウス叩いてただけで「いつまで経っても何の成果もなし」でしょう。そして今の高世なら「成果ゼロ」でも何ら不思議ではないでしょう。

「珍右翼が巣くう会」メンバー・黒坂真に突っ込む(2021年4月11日分)(副題:黒坂の朝鮮学校誹謗に心底呆れる、ほか)

◆黒坂のツイート

黒坂真リツイート

 野党共闘参院広島再選挙で不可能だということがはっきりしましたね。
 次の衆院選小選挙区が楽しみです…

 「はあ?」ですね。例えば福岡県知事選、服部元副知事が当確 元市議との一騎打ち制す - 産経ニュース今日の産経ニュース(2021年4月12日分) - bogus-simotukareのブログでコメントしました)をネタに

 野党共闘は「自民、公明、立民、社民4党相乗りVS共産党」の福岡県知事選挙で不可能だということがはっきりしましたね。
 福岡での次の衆院選小選挙区が楽しみです…

というならまだ、わかります。
 京都市長選での相乗り、なぜ「野党2議席」くらいのことが言えないのか(参議院京都府選挙区での、立憲民主党の福山幹事長の暴言) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)、長野補選での「反共労組」連合の恫喝(連合の了承もなしで勝手に共産と『選挙での政策合意』するな)に対する立民の醜態など、この種の「野党共闘に不安を覚える話(ほとんどが立民や連合の共産敵視)」はいくらでもありますが。
 しかし、赤旗野党統一候補へ政策協定/宮口さんで金権選挙を払拭/参院広島選挙区ということで「立民、共産、社民の野党共闘が一応は成立している」ので言ってることが意味不明です。

【追記】
 引用は省略しますが、その後の黒坂や類友のツイートに寄れば
1)建前的には「市民団体(市民連合広島3区支部)と宮口氏の政策合意」であり
2)合意発表の場に、共産の広島県委員長、社民の広島県副代表が同席し、賛同の意を表明した物の、宮口氏は「共産、社民(特に共産)」を敵視する連合に配慮してか、「共産、社民とは政策合意したわけではない(政策合意書には市民団体の名前しか出てこない*1)」としていること
をもっての「黒坂らのツイート」のようです。
 まあ、そうした黒坂の主張が事実かどうかはよくわかりません。もちろん事実であるならば、「そうした連合への配慮」は「野党共闘について一抹の不安」ではありますが、「とにもかくにも広島選挙区で野党共闘は成り立った」わけです。合意発表の場に同席して(つまり、宮口氏が同席を認めて)、「社民や共産とは政策合意してない」とは単に「右翼労組」連合への言い訳でしかない。
 しかも市民連合が「広島三区支部」に限らず「全国各地で立民、共産、社民の野党共闘を推進していること」も考えれば宮口氏は「事実上の野党共闘候補」以外の何物でも無い。
 それで「野党共闘が成り立たない」とは「はあ?」でしょう。勝手に「そうした妥協はいずれ希望の党騒動のような形で挫折する」という「願望込み」で黒坂らが話をしているにすぎません。
【追記終わり】

 しかも、参院広島再選挙は「宮口治子リード、西田英範が追う」との毎日新聞+社会調査センターの情勢調査が出た - kojitakenの日記が指摘するように野党共闘候補・宮口氏が現時点では「リードしている」のに。黒坂が自民支持者であることを考えれば、この「次の衆院選小選挙区が楽しみ」というのは「野党の選挙結果が楽しみ(野党が議席を獲得しそう)」と言う意味ではなさそうですが、少なくとも「現時点での広島再選挙の情勢」は黒坂ら自民支持者の考えとは逆で「他の選挙区はともかく」広島について言えば

◆(野党にとって)次の衆院選小選挙区が楽しみ

です。もちろん広島参院選・再選挙は不祥事辞任による再選挙なので衆院選と単純比較は出来ませんが、少なくともこの選挙情勢からこんなツイートをする黒坂らの脳みそは理解不能ですね。赤旗の記事が虚偽で「政策協定書など締結してない」とでも言うのか。それとも毎日の調査結果が信用できない、リードしてるのは自民だとでも言うのか(もちろん普通に考えてそんなことはあり得ませんが)。それともこうした事実を故意に無視してデマを垂れ流してるのか。
 正直、kojitaken氏も指摘するように「不戦敗の北海道」「羽田一家(雄一郎氏の父である羽田元首相)の強固な地盤があり、羽田雄一郎氏の病死による弔い合戦の長野」はともかく「不祥事(公選法違反違反)辞任による再選挙」とはいえ、「元々は溝手氏の固い地盤」で「岸田前政調会長が県連会長」の広島では「ここだけは絶対に落とせない」という総力戦体制でしょうから、現時点で「追う展開」というのは「自民的には衝撃」でしょう。
 溝手氏を擁立しなかったこと(そして擁立しない代わりに、党執行部が謝罪するなど、溝手氏の面子を立てることも、安倍や菅の面子から何もしなかったこと)への「溝手支持層の反発」が野党共闘候補に向かってるのかもしれません。
 もちろん自民も「あらゆる手段で巻き返しを図る」でしょうし「圧倒的差ではない」から野党共闘にとって楽観視など出来ませんが。
 しかし、こうなると、「安倍のごり押し」による溝手おろしは「完全に自滅行為だった」といっていいのではないか。

黒坂真
 朝鮮学校さん。朝鮮学校はチュチェ型の革命家養成教育を実行していますから、無償化不適用、補助金ゼロは当然。金日成は総連の教育活動家に、新しい世代を金正日の忠臣に育てよと教示。忠臣は金正恩の指令を何でも実行。ベトナムインドネシア女性を騙して、毒ガスを金正男さんに散布させたのは忠臣。

 朝鮮学校に対する完全な誹謗であり、本来ツイアカ停止が当然でしょう。
 ここまで酷い誹謗でツイアカ停止されず、俺がツイアカ停止されたことには「ツイッタージャパン社」への怒りが今でも治まりませんね。
 そして大阪経済大学もいい加減、この男を懲戒処分したらどうなのか。 

黒坂真リツイート
 一昔前の日本共産党チュチェ思想を強く批判していました。(ボーガス注:朝鮮学校無償化除外や神奈川県の補助金不支給を批判する)大山奈々子議員は御存知ないでしょう。
◆大山奈々子
差別シフト?朝鮮学校補助金問題 大山からのラブレター | ブログ | 大山 奈々子(おおやま ななこ)日本共産党神奈川県議会議員 | 誰ひとり置き去りにしない県政へ!
 「民際外交」をかかげた長洲知事は国と国以前に民間で交流することの意義を説き実践されました。
 故長洲知事が今の県政をご覧になったら心臓が凍るようなことが起こっています。

 呆れて二の句が継げませんね。
 まず第一に「一昔前」ではなく、「今も日本共産党チュチェ思想には批判的」です。
 第二に「朝鮮学校無償化除外批判」は「神奈川県議」である大山氏の個人見解では無く「日本共産党としての組織見解」である。他の党所属県議も、そして国会議員も同様の批判を行っている。
 第三に「1963年生まれ」の大山氏が日本共産党による「1983年のラングーン事件批判」「1987年の大韓機爆破事件批判」を知らないわけもない。彼女はリアルタイムでそれらを見ていたわけです。
 そもそも「朝鮮学校無償化除外批判」とは「朝鮮学校の全てを肯定する」と言う意味ではないし、ましてや「北朝鮮の全てを肯定する」と言う意味でも無い。
 つうか、そういうことをいうなら「幸福の科学学園高校の無償化」は「幸福の科学」の「霊言」という与太の容認に当たるのか、と言う話です。


朝鮮学校の声楽部、ポカホンタスに境遇重ね 金賞に輝く:朝日新聞デジタル

 1月に開かれた愛知県ヴォーカル・アンサンブルコンテスト高校部門(県合唱連盟、朝日新聞社主催)同声*2の部で、愛知朝鮮高級学校(同県豊明市)声楽部が、9年ぶりに金賞を受賞した。朝鮮半島にルーツを持つ6人の現役部員たちが、歌に込めた思いは。(高絢実)
 1月のコンテストで歌ったのは、ディズニー映画「ポカホンタス」の主題歌、「カラー・オブ・ザ・ウィンド」だった。
 ネイティブ・アメリカンの主人公ポカホンタスが、自然の声を聞けるようになれば地球の価値を理解できる、ということを、英国人の冒険家に伝えようとする歌だ。
 部員たちは、歌詞に込められた意味をそれぞれが調べた。李美璃(リ・ミリ)さん(2年)は「差別などを乗り越えて自由に生きる、という曲。在日コリアンの自分たちと比べました」。金素向(キム・ソヒャン)さん(2年)も「在日もマイノリティー。自分たちと重ねて歌いました」と話す。
 金さんは、歌詞で特に印象に残る部分があるという。「生物はみんな生きていて、あなたはまだ知らない、知ろうとしていない」という趣旨のところだ。
 「いつ日本に来たの?」と聞かれることがある。戦前や戦中、徴用や出稼ぎなどで日本に渡り、戦後も残った人たちが在日のルーツ。外交問題に絡んで在日に厳しい視線が向けられることは少なくないが、自分たちの歴史はあまり知られていないと感じる。
 「在日の歴史や存在について、ぜひ関心をもってほしい」と金さんは言う。
 163人が通う同校には、サッカー部やラグビー部、朝鮮舞踊部など部活動は七つある。声楽部は3年生が昨年末に引退し、現在は2年生5人と1年生1人だけ。中学までに合唱部の経験がある人は2人しかいない。
 併設された愛知朝鮮中級学校から合唱を続ける金羽未(キム・ウミ)さん(2年)は「私たちだけで、先輩が抜けた分を補うのは大変でした」と1月のコンテストを振り返った。
 在日コリアンの子どもが民族教育を受ける朝鮮学校は、学校教育法上の「各種学校」として扱われる。文部科学省によると、28都道府県に幼稚園、小学校、中学校、高校が計64校(3校は休校中)あり、4903人が通っている(2020年5月1日現在)。10年の同時期は73校で、生徒数は8037人だったという。
 減少の背景には、在日の人たちにも進む少子化がある。法務省の在留外国人統計で18歳までの人数をみると、朝鮮籍の人は15年12月時点で3120人だったが20年6月には2070人。韓国籍の人も約3万5千人が約2万8千人に減った。また、高校授業料の無償化から朝鮮学校が除外されたことなどで、負担がより少ない日本の高校を選ぶ生徒も少なくないという。
 愛知朝鮮高級学校声楽部の金素向さんと鄭悠奈(チョン・ユナ)さん(2年)は長野県出身で、松本市にある朝鮮初中級学校を卒業した。同県内に朝鮮高級学校はなく、寮生活をして愛知で通うことに決めた。
 鄭さんは、日本の高校への進学と迷った末に、朝鮮学校を選んだ。
 「ずっと一緒にいた友だちと生活したかったし、ウリハッキョ(朝鮮学校)に行きたいと思った」
 金さんは両親が東京にある朝鮮大学校まで通っており、進路に迷いはなかったという。
 朝鮮学校の教師も将来の選択肢の一つといい、「朝鮮学校に通う後輩が少なくなっている。民族教育を次の世代にもつなげたい」と話す。

 黒坂が「そんなことより、朝鮮学校金正恩美化が問題だ」という趣旨のげすなツイートしていたので気づいた記事です。
 黒坂も「受賞おめでとう」くらいのことがいえないんですかね。ちなみにこの種のコンクールは「県大会で金賞受賞」だと「地区大会に出場(愛知県だと東海地区)」「全国大会に出場」とかなることが多いんですが、今回はどんなもんなんですかね。

*1:とはいえ明らかに連合は「現状の立憲民主党の党勢では菅政権打倒のためには共産党との共闘は不可避、連合のような反共路線は無理」とする「市民連合」も敵視していると思いますが。

*2:混成(男女合唱)に対して同声ですね。愛知朝鮮高校の場合は「女声」のわけですが、もちろん「男声」もあります。

クイズ(この女優は誰?)(追記:予想通り(?)外しました)

この女優は誰? - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
 1回目クイズ(この女の子は誰?)(追記:見事に(?)外しました) - bogus-simotukareのブログは思い切り外したとはいえ、一応答えが出ました。2回目クイズ(この女の子は誰?)パート2(追記:今回は当たりました) - bogus-simotukareのブログは答えが当たりました。3回目この俳優は誰?(今回は、簡単なので答えをすぐ発表) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)は最初のお二人はあてずっぽうですら分からず、最後の一人は正解しました。
 今回は俺にとっては三回目並に難しい。
 ヒントは
1)顔写真
 ただし今回は以前と違い本当に『ほとんど顔だけ」です。
2)1973年のドラマ
 「1973年のドラマ」がヒントになる、そしてそのドラマ名が明らかにならないと言うことは
 ア)そのドラマは彼女にとっての代表作の一つ
 イ)別に代表作ではなく「端役」にすぎないが、ウィキペディアを見れば共演者名に名前が出てくるので顔写真とセットで誰か分かる
のどちらかでしょう。ア)なら助かりますが、イ)なら「弱った」というところです。
3)「この女の子」ではなく「この女優」表記
 これは「俺の深読み」かもしれませんが、過去の女優が「子役時代の出演」だったのに対し、今回は「大人の女優としての出演」ということでしょうか?
 なおクイズ(この女の子は誰?)(追記:見事に(?)外しました) - bogus-simotukareのブログでは正解は「伊藤つかさ(1967年生まれ、1974年放送、放送当時7歳)」。
 クイズ(この女の子は誰?)パート2(追記:今回は当たりました) - bogus-simotukareのブログでは正解は「芦川よしみ(1958年生まれ、1972年放送、放送当時14歳)」。
 id:Bill_McCrearyさんにとって「女の子」に「どの程度までが入るのか」「例えば未成年の女性(昔だと20歳未満)の女性は女の子なのか」がわからないと判断に困りますが、まあ、過去の伊藤、芦川から「少なくとも15歳(中学三年生)」までは「女の子」だろうと考えると、1973年のドラマと言うことで「1958年より後の生まれ」は除いて良いのでしょう。
 一方で写真を見る限り「そんなにお年を召してるようにも見えない」のでデビューは「多分戦後(1945年以降)」と仮定しておきます。
 で顔写真を見ても誰かまるで分からないので「1973年のドラマ」だけをヒントに「有名作品で代表作」と勝手に前提して、さらに1973年の日本 - Wikipedia1973年のテレビ (日本) - WikipediaCategory:1973年のテレビドラマ - Wikipediaが紹介する有名ドラマの「出演者では無いか」として考えることにします。
 なので当たる可能性は相当に低いことは自覚していますし、回答は複数回答になります。
【回答その1】
・1972年(昭和47年)4月3日から1973年(昭和48年)3月31日まで放送されたNHK連続テレビ小説藍より青く』主演の真木洋子(1948年生まれ)
【回答その2】
・1973年(昭和48年)4月2日から1974年(昭和49年)3月30日まで放送されたNHK連続テレビ小説北の家族』主演の高橋洋子(1953年生まれ)

【追記】
 クイズ(回答編) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)によれば竹下景子だそうです。2)のア)(代表作)ではなくイ)(ウィキペディアを見れば誰か分かる)だったわけで、「1973年のドラマ」てのは「その時代に若手女優だった人」と言うヒントでしか無く俺のような人間にとっては「ノーヒントに近い」。
 「言われてみればそんな気もする(そんな面影がある)」んですが俺の場合、「言われてみれば」ですね。

竹下景子 - Wikipedia
◆TBS『クイズダービー』(1976年10月~1992年12月)
  三代目「4枠レギュラー解答者」。3枠「はらたいら」に次ぐ正解率(特に三択問題)から、司会「大橋巨泉」によって「三択の女王」の異名を授与(?)される。
◆フジ北の国から - Wikipedia(連ドラとしては1981年。8編のドラマスペシャルが1983年から2002年まで放送)
 宮前雪子役
  黒板五郎(田中邦衛)の元妻・宮前令子(いしだあゆみ)の妹。黒板純(吉岡秀隆)・蛍(中嶋朋子)兄弟のおば。
◆映画『男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎』(1983年)、『男はつらいよ 知床慕情』(1987年)、『男はつらいよ 寅次郎心の旅路』(1989年)*1

 マドンナ役

ということで女優として活躍しているので勿論俺も彼女の顔は分かりますが。
 この時「19歳」だそうですので、「18歳以上=id:Bill_McCrearyさんにとっての大人の女優」でしょうか。

*1:男はつらいよ - Wikipediaによええばマドンナの出場最多は6回で浅丘ルリ子(1973年、1975年、1980年、1995年、1997年、2019年)、後藤久美子(1989~1992年、1995年、2019年。ただし諏訪満夫の恋人役)。竹下の3回はそれに次ぐ数です。

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年4/10分:荒木和博の巻)

北向けラジオ「しおかぜ」内容改編 北関連ニュース増枠、脱北者インタビューも - 産経ニュース
 露骨に荒木の特定失踪者問題調査会を応援する産経には心底呆れます。

 妨害電波が届くのは、早くても切り替えの2~3日後だった。
 だが今年1月下旬、周波数を切り替えた翌日に妨害電波が確認された。同会の村尾建兒(たつる)幹事長は「これまでで最速だ。北朝鮮内部で何らかの変化があって情報流入に神経質になり、相当なスピードで対応を迫られている可能性がある」とみる。

 ここで「妨害電波の発信が早くなったのは電力事情が改善されたから」と理解しないのが実に「アンチ北朝鮮」荒木一味らしい。もちろん「北朝鮮の体制が危機的状況にある」かのような荒木一味の物言いにはまともな根拠は何もありません。まあ百歩譲って「北朝鮮の体制が危機的状況にある」としてもそんなことと(荒木等が建前上の活動目的とする)拉致被害者の帰国とは何一つ関係が無い。

 広く現地の情報を募るため、北朝鮮人民らに向けて同会への情報提供の呼びかけも始めた。

 「で、その呼びかけに応じて情報提供した現地住民はいるんですか?」「その情報提供が拉致被害者救出など何らかの意味で役立ってるんですか?」と言う話です。そもそも情報提供自体がおそらくないでしょう。馬鹿馬鹿しくて話になりません。

 同会の荒木和博代表は、昨年から北朝鮮にまつわる時事的な問題などについて見解を動画にまとめ、動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開している。

 小生も荒木動画に適宜突っ込んでいますが、荒木動画の無内容さ、くだらなさには心底呆れます。
 特に酷いのが産経が「など」と表現する部分で土日に「北朝鮮と関係ないですが、土日には肩の凝らない話題を」と言い出して「拉致や北朝鮮と何一つ関係ない」荒木の鉄道趣味を動画配信するのには心底呆れます。まあ、拉致に関係する動画でも内容はおよそまともではありませんが。

 参加者を絞ったうえで日本各地の拉致現場周辺に出向き、様子を生配信する取り組みも行っており

 荒木の場合「特定失踪者(国内で既に40人も発見されており明らかに北朝鮮拉致ではない)の失踪現場を含む」ので「必ずしも拉致現場ではない」のですが、そもそも本当に北朝鮮工作員による拉致現場だとしても「拉致から30年以上も経ってから現場を調査」しても何か意味あることが分かるわけもない。例えば国松警察庁長官狙撃(1995年)の現場で、25年後の今、調査して何か分かるのかと言えば分かるわけがない。無意味なことをして「やってる振り」を演出する荒木一味と産経の馬鹿さには心底呆れます。そんな荒木などと付き合える家族会にも心底呆れます。


金正淑の死 金日成と金正日の関係(R3.4.12): 荒木和博BLOG

 金日成*1の妻であり金正日*2の母・金正淑の死について、韓国の北韓改革*3放送、金スンチョル代表から驚くべき話を聞きました。それを中心に金日成金正日の関係についてお話ししました。

 8分15秒程度の動画です。動画説明文だけで「(荒木等が建前上の活動目的とする)拉致被害者帰国と何の関係があるのか」と見る気が失せます。正直「拉致と何の関係もない」ので見る価値は全くありません。
 さて、荒木の言う「驚くべき話」「金日成金正日の親子関係」とは何なのか。簡単に説明しておきます。
 「金日成金正日の親子関係」ですが、これは以前も荒木も何度も放言していますが、晩年の金日成と息子・金正日の関係は最悪だった、金日成の病死も「息子・正日による医療ネグレクト」の疑いがあるという話ですね。
 まあ、普通に考えて「医療ネグレクト」なんてことはないでしょう。仮に「何らかの理由」で父親に何らかの反感を感じていたとしても「後継指名」された以上「建国の父・金日成」を「表向きは万歳する(当然、健康維持を図る)」のが正日にとって一番メリットがあるでしょうし。実際、金日成死亡時には「正日は父ほどのカリスマや政治的能力はない。政権崩壊は近い」と放言していたのが荒木だったのに、「医療ネグレクトで『体調の悪い父親』の死期を早めた」とは、まあ言うことが随分変わるもんです。要するに荒木にとって金正日への悪口さえ言えれば「御の字」「内容はどうでも良い」んでしょうが、ここまで言うことが違うのではまともな人間は荒木なんぞ信用しません。
 そして荒木曰く「驚くべき話」とは、「金正淑の死は自殺」であり「自殺原因は金日成の浮気(不倫)」であり、そのことが「親子関係が悪くなった大きな要因」だと。
 もちろん「母は自殺していません」が、例えば「父親の浮気(不倫)」が理由で「父親(西武鉄道グループ創業者・堤康次郎)への反発」を持ち続け、また父親が後継者に指名した「愛人の息子(本妻の息子である清二氏にとって異母弟)」堤義明*4に対しても対抗心を持ち続けたと言われる堤清二*5を連想させる話ではあります。
 もちろんこの金スンチョルの話が事実だという根拠はありません。
 金正淑の死亡理由については一般には

金正淑 (北朝鮮) - Wikipedia
 1949年9月22日死去。享年32。北朝鮮の公式見解では心臓麻痺が死因とされているが、実際は前置胎盤(子宮外妊娠)と言われている。

【秘録金正日(12)】金日成「だから死なせた」となじり「お父さん」と呼べず…影落とす弟と母の死、日本人邸宅生活(3/6ページ) - 産経ニュース2015.2.17
 1948年9月、正日は平壌の南山(ナムサン)人民学校(小学校)に入学した。2年生になる1949年9月、8歳の正日を最大の衝撃事件が襲う。最愛の母の死亡だ。難産による過多出血が原因とされた。

ということで「病死」とされています。まあ、仮に金正淑の死去が自殺だろうとそんなことは「(荒木等が建前上の活動目的とする)拉致被害者帰国と何の関係があるのか」「お前、金日成金正日に悪口したいだけやろ?」と言う話ですが。


北朝鮮漂着船の模型の話(R3.4.11): 荒木和博BLOG
 5分15秒程度の動画です。動画説明文だけで「(荒木等が建前上の活動目的とする)拉致被害者帰国と何の関係があるのか」と見る気が失せます。正直「拉致と何の関係もない」ので見る価値は全くありません。


陸軍潜水艦の話(R3.4.10): 荒木和博BLOG
 7分程度の動画です。動画説明文だけで「(荒木等が建前上の活動目的とする)拉致被害者帰国と何の関係があるのか」と見る気が失せます。正直「拉致と何の関係もない」ので見る価値は全くありません。
 そもそも、今回の動画ですが、荒木が以前、配信した動画陸軍の潜水艦?(2月14日のショートメッセージ): 荒木和博BLOGと内容は大同小異(「陸軍と海軍は仲が悪かった」云々)であり、全くくだらない。過去に流した動画と「大同小異のこと」をやるのだから荒木もやるネタが余程無いのでしょう。つまりは拉致に解決の展望がまるで無いと言うことです。荒木なんぞとつきあえる家族会には心底呆れます。
 なお、過去の陸軍の潜水艦?(2月14日のショートメッセージ): 荒木和博BLOGについては以前、「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年2/13分:荒木和博の巻) - bogus-simotukareのブログでオレ流にコメントしています。

*1:国家主席朝鮮労働党総書記

*2:国防委員長、朝鮮労働党総書記

*3:「改革」とは要するに「政権転覆」ですね。荒木と付き合うような輩はそう言うアンチ北朝鮮の訳です。しかしいくらアンチ北朝鮮だからって「河野談話否定論の荒木」なんかと付き合って、金スンチョル(脱北者)は韓国人として恥ずかしくないのかとは思います。

*4:1934年生まれ。西武鉄道グループ元オーナー。元JOC会長。2005年、西武鉄道株式に関する証券取引法違反有価証券報告書の虚偽記載、インサイダー取引)の疑いで東京地検特捜部に逮捕起訴され、有罪判決が確定したことを契機に西武鉄道グループの経営から離れることになった(堤義明 - Wikipedia参照)。)

*5:1927~2013年。西武百貨店西友、パルコ、ファミリーマート良品計画(「無印良品」ブランドを展開)などから構成されるセゾングループ元代表。1991年にグループの経営不振の責任を取り代表を辞任。なお、その後、「西武百貨店セブンイレブン、イトーヨーカ堂を展開するセブンアンドアイの傘下になる)」「西友(株式が売却されてウォールマート傘下になる)」「パルコ(大丸、松坂屋百貨店を運営するJ.フロント リテイリングの傘下になる)」「ファミリーマート(ユニーやサークルKサンクス(後にファミリーマートに改名)を運営するユニーグループの傘下になる)」などはグループ企業ではなくなりセゾングループは消滅した。また、辻井喬ペンネームを持つ作家でもある。辻井名義での著書として『詩が生まれるとき:私の現代詩入門』(1994年、講談社現代新書)、『ユートピアの消滅』(2000年、集英社新書)、『伝統の創造力』(2001年、岩波新書)、『命あまさず:小説 石田波郷』(2005年、ハルキ文庫)、『憲法に生かす思想の言葉』(2008年、新日本出版社)、『私の松本清張論』(2010年、新日本出版社)、『司馬遼太郎覚書』(2011年、かもがわ出版)、『叙情と闘争:辻井喬堤清二回顧録』(2012年、中公文庫)、『茜色の空:哲人政治家・大平正芳の生涯』(2013年、文春文庫)など(堤清二 - Wikipediaセゾングループ - Wikipedia参照)

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年4/9分:荒木和博の巻)

日本に戻った人はいるか?(R3.4.9): 荒木和博BLOG

 令和3年4月9日のショートメッセージ(Vol.372)。蓮池さんたち平成14年に帰国した5人ではなく、それ以外の拉致被害者(もちろん、現在特定失踪者とされている人も含め)で日本に戻ってきた人はいないのか、というお話しです。

 4分10秒程度の動画です。動画説明文だけで見る気が失せます。正直見る価値は全くありません。「国内で何人も発見された」特定失踪者など北朝鮮拉致ではありませんがそれはさておき。
 荒木が「帰国の経緯」として何を考えてるのか分かりません。
 中国が「軟禁していた伊藤律*1文革終了後に日本に帰国*2させた」様な形で、何らかの理由で北朝鮮拉致被害者を解放した(ただし公然と帰国が発表された伊藤のケースと違い秘密裏に帰国)と言いたいのか、はたまた映画『大脱走』『ショーシャンクの空に』のように拉致被害者が監視の目を逃れて逃亡したというのか。
 いずれにせよ「そんな人間がいるわけがないだろ?」ですね。仮に百歩譲って『いた』としても、そのように名乗り出た人間がいるわけでは無論無く、『いた』と見なすまともな根拠がない。
 そしてそんなことは仮に事実だとしても「政府認定拉致被害者の救出」と何一つ関係ないわけです。
 まあ、これが荒木が「日本国内で見つかった(北朝鮮拉致では無かった、政府認定は間違っていた)、しかし当人が失踪の経緯について語りたくないと言っているので詳しい失踪の経緯は分からない、という『北朝鮮の面子を潰さない』形で政府認定拉致被害者を帰国させることが出来ないだろうか?」という森元首相の「例の『第三国で発見』発言」のような意味合いでしているのならまだ「理解も出来ます」がもちろんそうではない。
 まあ、荒木がこんなことを言うのは、勿論「国内で、生きて発見された特定失踪者」について「北朝鮮に拉致されてから日本に戻ってきた人」もいるのではないかと強弁するためです。
 もちろんそんな強弁には何の根拠もありませんし、はっきりと「自分の意思で失踪した。北朝鮮など関係ない」と明言している方も居ます。しかし「根拠レスでの特定失踪者認定(特に『北朝鮮拉致』とはおよそ考えられない『小泉訪朝後の失踪』や、『幼稚園児・松岡伸矢君の失踪』の特定失踪者認定)」自体が異常ですが、国内で特定失踪者が発見されても、「北朝鮮に拉致されてから日本に戻ってきたのではないか(つまり特定失踪者認定は間違ってないのでは無いか)」といえる荒木は完全に気が狂っていますね。こんな荒木と未だに付き合い続ける家族会も気が狂っています。


富田商会事件(日本における外事事件の歴史5)【調査会NEWS3423】(R03.4.8) : 荒木和博BLOG

・昭和31(1956)年秋に大阪市内の商事会社が当時国交のなかった共産党政権の中国へ戦略物資を密輸出しようとして(ボーガス注:関税法外国為替法違反の疑いで)大阪府警に摘発されたという事件
・(ボーガス注:事件の主犯である)李珖なる人物は金日成*3治下の朝鮮人民民主主義共和国(北鮮*4)の閣僚の候補に挙げられたこともある大物であり、戦後に数度の密入国の疑いがあることも浮上しました。
・次回は昭和32(1957)年6月に摘発された「弘昇丸事件」について書きたいと思います。
▼参考資料:昭和31(1956)年10月24日付 朝日新聞北朝鮮の政治工作員 関税法違反の李 閣僚候補級の大物」

 やれやれですね。そんなことと拉致問題解決と何の関係があるのか。何の関係もない。

*1:北京機関メンバーとして、中国に渡航した伊藤’(1913~1989年)の軟禁について、中国政府関係者は「伊藤の除名を行った日本共産党の依頼に基づいて行った」としており、伊藤も中国政府からそのような説明を受けたという。これに対して日本共産党側は、1980年の伊藤の帰国直後に野坂参三議長(当時)が依頼の事実を否定。野坂(1892~1993年)が「ソ連との内通」などを理由に1992年に除名となったのち、いわゆる北京機関が存在した当時に日本との窓口を務めた中国共産党幹部・趙安博が1998年の回想で「野坂から伊藤を日本に帰国させずに殺すよう依頼された」と明らかにした際にも党機関誌『前衛』1998年4月号掲載の論文「趙安博と歴史の真実」において「仮に野坂がそんな依頼をしたとしても、党としての決定ではあり得ない」「野坂は党に隠れてソ連と内通しており、そうした独断を個人でやってもおかしくない」として現在も伊藤軟禁について党としての関与を認めていない(伊藤律 - Wikipedia参照)。

*2:伊藤の帰国(1980年)については「1972年の日中国交正常化、1978年の日中平和友好条約締結」の意味が大きいことは 北朝鮮と全然関係ないじゃん(そもそも取り上げているものが、自分たちの主張とそぐわないことを認識しているのか) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)も指摘しています。北朝鮮拉致においても同様に「拉致解決無くして国交正常化なし(家族会や救う会)」ではなく「国交正常化を先行させた方が拉致解決(拉致被害者帰国)にむしろ資する」と俺は思っています。まあ、右翼団体救う会の場合「国交正常化を妨害するネタ」として拉致を悪用しているにすぎませんが。

*3:北朝鮮国家主席朝鮮労働党総書記

*4:北朝鮮」の誤記では無く昔はこう書いていたわけです。