「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年10/22日:荒木和博の巻)(追記あり)

【最初に追記】
 新潟で、北朝鮮・拉致問題・北朝鮮への帰国(帰還)問題に関する映画の上映会がある(都合をつけて、行ってみようかと思う) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)でこの拙記事を紹介頂きました。いつもありがとうございます。
【追記終わり】
12月4日5日新潟で「北朝鮮人権映画祭」(R3.10.23): 荒木和博BLOG
 6分50秒の動画です。この映画祭に価値を認めるにしても、少なくとも「拉致被害者の帰国」には関係ないわけです。
 いい加減「荒木は拉致解決につながるまともな話をしろよ!」「拉致被害者救出がお前の建前上の活動目的だろ?」と言う話です。映画祭のチラシが掲載されてるので上映映画がわかりますが、ググって内容がある程度わかった物だけ「いくつか紹介する」と、以下のような映画です。

【公開年順】
◆海を渡る友情(1960年公開)
 一時、社会党参院議員(1971~1977年*1)を務めた望月優子氏(1917~1977年)が監督。望月氏今井正監督の映画『米』(1957年公開)でブルーリボン主演女優賞受賞(望月優子 - Wikipedia参照)。1)今井正監督の映画「米」で望月氏と共演し、2)また、望月氏の妹*2と結婚*3し、望月氏の義弟となった加藤嘉(1913~1988年)が出演している(加藤嘉 - Wikipedia参照)。いわゆる「帰国事業」を描いた映画で、もちろん、1960年代ですので、帰国事業に好意的な映画です。
 東映教育映画の制作であり、つまりは「当時はそういう時代だった」ということです。もちろん東映が左翼的な企業の訳もない(望月氏や加藤は明らかに左派ですが)。
 何せその後の東映

プライド・運命の瞬間 - Wikipedia(1998年)
 東条英機元首相を美化
宣戦布告 (小説) - Wikipedia(2002年)
 北朝鮮が日本に侵攻するが「憲法九条の制約ガー」という設定の『改憲を煽るウヨ映画』
永遠の法 - Wikipedia(2006年)
 「幸福の科学」制作のアニメ映画
俺は、君のためにこそ死ににいく - Wikipedia(2007年)
 監督・石原慎太郎。神風特攻を美化。

なんて「ウヨ映画」「幸福の科学映画」に手を出して左派から批判されますし。
 それはともかく、どうせ荒木らウヨが望月氏らに悪口雑言するのでしょうが、建設的な行為とはとても言えません。勿論、そんな行為は拉致被害者帰国と全く関係ない。
絶唱母を呼ぶ歌 鳥よ翼をかして - Wikipedia(1985年公開)
 テレビ朝日江戸川乱歩の美女シリーズ」などの井上梅次が監督。統一教会による制作とされる。なお、統一教会制作、井上監督の映画としては他に暗号名 黒猫を追え! - Wikipedia
(1987年公開、柴俊夫*4が刑事役で主演、榎木孝明*5が犯人役(北朝鮮工作員))がある。
金日成の子どもたち(2020年公開、韓国映画

東欧に送られた北朝鮮孤児たち 朝鮮戦争の悲劇、映画に:朝日新聞デジタル
 朝鮮戦争で親を失った北朝鮮の孤児約1万人が一時、ルーマニアなど東欧5カ国に送られて暮らしていた。当時の生活ぶりを、韓国のドキュメンタリー監督、金徳栄さん(54)が約15年かけて取材し、映画「金日成の子どもたち」としてまとめた。北朝鮮の孤児と、現地の子どもや教師たちとの生活は、長いケースで8年にわたった。金さんは孤児たちの当時の様子を、東欧で暮らす元同級生や元教師たちへのインタビューでたどっている。

北朝鮮も知らない…東欧に送られた北朝鮮孤児たちの「隠された歴史」(金 敬哲) | 現代ビジネス | 講談社(2/4)
 3年以上続いた朝鮮戦争では450万人の犠牲者が出たが、最大の被害者は子どもたちだった。
 朝鮮戦争は、北朝鮮と韓国に、合わせて10万人もの戦争孤児を残した。そして韓国と北朝鮮は、これらの戦争孤児問題の解決方法を異にしている。韓国は、米国や欧州などの西欧諸国に孤児を養子に出す方式を選び、北朝鮮は東欧の社会主義国家に子どもたちを送り「教育を委託する」方式を選んだ。

だそうで、その「子どもたちを描いた映画」です。なお、新刊紹介:「歴史評論」3月号(その2:今井正『キクとイサム』、森村誠一『人間の証明』について、ほか:ネタバレあり) - bogus-simotukareのブログ今井正映画「キクとイサム」(1959年公開)を取り上げましたが、イサムも「米国に海外養子に行く」という落ちでした。単なる事実の指摘であって当時の南北朝鮮政府を免罪しているわけではありませんが、「貧困国」において「海外養子」という選択肢は「普通」であり「昔の日本もそうだった」ということは心にとどめておきたい。
◆めぐみへの誓い(2021年公開)
 荒木ら救う会が制作。横田めぐみ拉致事件を描いた。


金氏朝鮮【調査会NEWS3517】(R3.10.22): 荒木和博BLOG

 昨日21日は札幌で「拉致被害者救出のため今までと違うツッコミ方を発信する10.21札幌ハイブリッド集会」が開催されました。

 「今までと違うツッコミ方」という表現で「荒木記事(集会報告)」を読む気が失せます。
 実際「荒木記事」によれば予想通り、集会はくだらない代物のようです。1時間16分の動画も貼り付けてありますが「見るだけ時間の無駄」と思い、見ていません。「5分程度のミニ動画」なら見てもいいのですが。
 何がくだらないか。まず第一に「荒木ら救う会の建前上の目的」は「北朝鮮に突っ込むこと」ではなく「拉致被害者を救出すること」のはずです。
 「拉致被害者救出につながる突っ込み」ならいいのですが、荒木では「単に北朝鮮を馬鹿にしてどや顔してるだけではないのか」という懸念があります(つうか、やはり、その懸念通りのようですが)。
 第二に「今までと違う(新しい)」かどうかなんてことはどうでもいい。
 実際は「新しい」とどや顔することが何ら「新しくないこと(当人が知らないだけで世間にはそんなことはありふれてること)」は珍しくありません。実際、荒木の場合も「何ら新しくなかった」ようですがそれはひとまずおきます。
 例えば、例は何でもいいのですが「老舗ラーメン店」がメニューをリニューアルした結果「味がまずくなった」のなら新しくすることは何ら意味がない。「創業当時から続く、今まで通りの伝統的ラーメン」を出した方がよほどましです。
 「ラーメンがうまくなった」時のみ「新しくなったこと」には意味があるわけです。

 さて、タイトルの「今までと違うツッコミ方」というのが朝鮮王朝(李氏朝鮮)と北朝鮮を比較してみようということで、今回は私の友人で朝鮮半島研究者・大学教員・予備自衛官・鉄道趣味と四つが一致する唯一の友人、水野俊平北海商科大学教授に来て戴きました。
 そこでお話しいただいた朝鮮王朝と現在の北朝鮮の姿は見事に一致し、正直驚いてしまいました。
 私は相手が山賊だと思った方が良いと言ってきましたが、朝鮮王朝(金氏朝鮮)を相手にして交渉すると思って考えてみるのも良いかも知れません

 荒木のような「トンデモ右翼」と同席して恥じないのだから水野某も「荒木の同類」の「嫌韓国ウヨ」なのでしょう。なお、水野については以前「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年10/17日:荒木和博の巻) - bogus-simotukareのブログで言及しました。
 それにしても、馬鹿馬鹿しい。
 何が馬鹿馬鹿しいか。第一に荒木らウヨ連中は

萩原遼*6北朝鮮金王朝の真実』(2012年、祥伝社新書)
◆五味洋治*7『女が動かす北朝鮮金王朝三代「大奥」秘録』(2016年、文春新書)

ということで、以前から北朝鮮世襲を理由に「金王朝(金一族の王朝)」呼ばわりしていたくせに

 朝鮮王朝(李氏朝鮮)と北朝鮮を比較してみよう

のどこが「今までと違う」のか。「今までと同じだろ?」ですね(勿論、問題は拉致解決に役立つかどうかであって「今までと違うかどうか」ではないですが)。
 第二に「李氏朝鮮北朝鮮が似ている」ということが仮に事実だとしてそんなことが「荒木ら救う会の建前」である「拉致被害者帰国」と何の関係があるのか。何の関係もない。
 かつこれは北朝鮮に悪口しているだけではなく、「李氏朝鮮にも悪口」し、「そんな朝鮮を日本は植民地統治で近代化してやったのだ」とどや顔してるのだろうと言うことは予想がつきます。全く韓国民に対して無礼にも程があります。
 それにしても

 私は相手が山賊だと思った方が良いと言ってきましたが、朝鮮王朝(金氏朝鮮)を相手にして交渉すると思って考えてみるのも良いかも知れません

ねえ。
 荒木は誰かに

◆王朝と思おうが山賊と思おうが、荒木さんたち救う会の勝手だが、具体的にどういう北朝鮮外交を考えてるの?
◆禅問答みたいなこと言ってないで、もっと具体的にわかりやすく言ってよ。

と聞かれたらどう答える気なのか?。といったらおそらくまともに答えられないでしょうが。山賊だの、王朝だの言うのは単に北朝鮮を馬鹿にしているに過ぎないからです。
 まあ、ウヨの荒木だと「李氏朝鮮相手に明治新政府がした江華島事件のような砲艦外交北朝鮮相手にやればいい」と言い出しかねませんが。

*1:当初、愚かにも勘違いから誤記していましたが、コメント欄のご指摘に従い修正しました。

*2:今井映画「米」(1957年)での共演が結婚のきっかけ。「米」では「父と娘」を演じ、実際の年齢も加藤(1913年生まれ、「米」当時は44歳)と妻(1935年生まれ、「米」当時は22歳)では22歳の差があった。

*3:加藤は4度結婚しているが最後の4度目の結婚が望月氏の妹。

*4:1947年生まれ。1970年、日本テレビのドラマ『ゴールドアイ』で本名の「柴本俊夫」名義で俳優デビュー。1971年、『ゴジラ対ヘドラ』で映画初出演(柴俊夫 - Wikipedia参照)

*5:1956年生まれ。1984年、NHK連続テレビ小説『ロマンス』(主演)でテレビデビュー(女性が主演することが多い連続テレビ小説では数少ない男性主演)。代表作としてフジテレビ『浅見光彦シリーズ』(1995~2002年、主演・浅見光彦役、14作)など(榎木孝明 - Wikipedia参照)

*6:1937~2017年。著書『ソウルと平壌』(1998年、文春文庫)、『拉致と核と餓死の国北朝鮮』(2003年、文春新書)など

*7:著書『北朝鮮と中国』(2012年、ちくま新書)、『金正恩が表舞台から消える日:北朝鮮・水面下の権力闘争』(2021年、平凡社新書)など

河野太郎の反共演説に呆れる

【最初に追記】
 こんな文字通りの前世紀の遺物の反共演説を今時聞くとは思わなかった - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)でこの拙記事をご紹介頂きました。いつもありがとうございます。
【追記終わり】
戦闘モード河野氏、立民・共産を猛烈批判! 東欧の留学経験語り「毎日食べるのはジャガイモと酢漬けのキャベツ…」 共産党・志位委員長は反論「見当違いだ」(夕刊フジ) - Yahoo!ニュース

 「自由と民主主義を守るのか、あるいは共産主義への第一歩を踏み出すのか。衆院選はそれが問われる」
 河野氏は15日、川崎市での街頭演説でこう訴えた。
 立民の枝野幸男*1代表と、共産の志位和夫委員長は9月30日の党首会談で、衆院選後に立民中心の政権が樹立された場合、「消費税減税」や「安全保障法制の違憲部分の廃止」など、共通政策を実現する範囲で「限定的な閣外からの協力」で合意した。
 河野氏は14日、JR赤羽駅前では、1984年に共産主義時代のポーランドに留学した経験を、次のように語った。
 「自由がない国、街は灰色です。人々もドヨーンとしている。毎日食べるのはジャガイモと酢漬けのキャベツ*2、赤かぶ。肉は配給キップを持って1時間並んでソーセージが買えた」
 「外が氷点下でも、宿舎にお湯は出なかった」
 「一方、共産党幹部は米ドルで好きなものを買っていた。どこが平等なのか」
 そのうえで、東欧での共産党独裁への道をさらに説明した。
 「最初、共産党は連立政権や閣外協力をする。ドアに靴の先を少し入れたら、次はこじ開けて入ってくる。家主を追い出して乗っ取る。それを東欧でやった。何十年も国民は自由や民主主義がないところで虐げられた。今回の衆院選と同じことが、東欧で展開された」
 共産党の志位委員長は14日、自民党幹部が、今回の衆院選を「自由民主主義か、共産主義か」の政権選択選挙と位置付けていることについて、「体制選択のような話を持ち込むのは見当違いだ」「大義の旗に基づいて野党共闘をやっている」と反論している。

 明らかな誹謗中傷、反共デマを「戦闘モード」と報じるとはさすが「常軌を逸した反共」夕刊フジですがそれはさておき。
 一応マジで、河野*3に反論しておけば
1)日本共産党が「連立政権の最大勢力」でない限り、例え政権参加しても何でもできるわけではない(しかも今回は、政権交代が仮にあっても、現時点での立民との合意では閣内協力ではなく閣外協力止まり。かつ現時点では今回の選挙で与党過半数割れ政権交代まで行く可能性は『野党支持者にとっては残念ながら』低いとみられる)
 「中曽根政権」での新自由クラブ、「細川政権」での社会党*4、さきがけ*5*6、「村山政権」での社会党*7、さきがけ*8、「橋本政権」での社会党*9、さきがけ*10、「自公連立(小渕から岸田まで)」での公明党*11、「自自公連立政権」での自由党*12、「自保公連立政権」での保守党*13保守新党*14、「民主党政権」での「社民党*15国民新党*16」などを考えればわかる話です。なお、つい「見落としがち」ですが実は「中曽根政権」は一時「新自由クラブ」と連立し、新自由クラブ(メンバーはほとんどロッキード事件を契機とした自民離党者で、党勢の不振から後に大半が自民に復党しますが)からは「田川誠一*17自治相・国家公安委員長)」「山口敏夫*18(労働相)」、「河野洋平*19科学技術庁長官)」が入閣しています(新自由クラブ - Wikipedia参照)。
 なお、以上の「過去の連立」では「少数政党」は「今も存在する公明、社民*20」を除き「新自由クラブ」「社会党社民党として残ってはいますが)」「新党さきがけ*21」「保守党」「保守新党」「国民新党」はその後、消滅しました。
 明らかに連立政権で巨大政党(自民や民主党)に引きずられて「思い通りの政治(公約で主張していた政治)」が実現できないことに支持者が失望して「党が衰退し、ついには消滅した」と言う面があるでしょう。河野などが強弁するほど連立入りは「少数政党」にとって魅力的な物では必ずしもありません。
 しかし、「共産が今も残る」一方で

新自由クラブ - Wikipedia(1976~1986年)
 党を解散し、所属議員の大半が自民党に復党
日本新党 - Wikipedia(1992~1994年)
 細川熊本県知事が代表。新生党に参加し解散
新党さきがけ - Wikipedia(1993~2002年)
 鳩山由紀夫*22菅直人*23がさきがけを離党し、民主党を結党。民主党に参加しなかった武村正義*24らがさきがけを続けたが、2002年に解散
自由党 (日本 1998-2003) - Wikipedia(1998~2003年)
 小沢一郎*25が党首。民主党に参加し解散
みんなの党 - Wikipedia(2008~2014年)
 渡辺喜美(第一次安倍、福田内閣行革等担当相)が代表。2013年に所属議員の大半が離党し結いの党 - Wikipediaを経て、維新の党(現・維新の会)に参加。2014年に解散に追い込まれる。
日本創新党 - Wikipedia(2010~2012年)
 山田宏*26元杉並区長(現在、自民党参院議員)が党首。国政進出を目指したが、国会議員を出すことができず、維新の党(現・維新の会)に参加し解散

などといった「多くの非共産系政党(なお、多くは保守政党で、なかには連立入りした政党もある)が消えた」という事実、つまり1)繰り返しますが少数野党にとって連立入りはかえって支持者の失望で党が衰退し消滅するリスクがあること、2)共産を過大評価はしませんが、「衰退し消滅した政党」より共産党の方が支持されてきたことほど「河野発言の無意味さ」を語るものはない気がします。
2)今の日本が「東欧レベル(河野の言う、『毎日ジャガイモ』の食事)に国民生活が全体としてダウンすること」はありえない
3)国民全体としてそこまでダウンはないが、自公の「弱者切り捨て施策」による格差拡大で「貧困者」は正直そのレベルの生活者もいる
 このあたり、わかりやすいのは「大学の100円朝食」や「子ども食堂」でしょう。貧困者対応としてそういうもんがあるわけです。
 あるいはワイドショーなどで「業務スーパー」など安売りスーパーが良く取り上げられるのも同じ事でしょう
4)「地方政治と国政」「自民党が弱い地域限定(小沢一郎氏が強い岩手、維新が強い大阪など)」と言った違いはあるが、その河野の認識では自共共闘 - Wikipediaはどう理解されるのか、そんな危険な政党「共産党」と自民は共闘したのか?
などといった批判が可能でしょう。
 しかし河野洋平氏もいい加減「馬鹿なことは辞めろ」と馬鹿息子に苦言を呈したらどうなのか。俺の中での洋平氏評価が「河野談話」を考慮に入れても、「どんどん落ちていきます」。
 河野がこうしたことを「自分から進んでやってる」とは思いません。「総裁選挙の負け犬」として、「体制選択選挙だ!」「敵の出方論ガー」の甘利幹事長などに命令されて「やらされてるだけ」でしょう。むしろ河野からすれば「こんなことはやりたくない(父・洋平氏に好意的な穏健保守から呆れられるので)」「でもやらないと石破元幹事長みたいに干される」つうことでしょう。
 どっちにしろこんな反共デマ行為をやる河野に同情はしません。やりたくないなら干されることを覚悟して拒否すればいいだけの話です。「改革派」ぶっていた河野の「正体」が明白になったと言うべきでしょう。河野が総裁になったところで「改革などなかった」と。
 そもそも俺は『次の質問どうぞ』や澤藤統一郎氏が非難する澤藤統一郎の憲法日記 » 河野太郎 「『桜を見る会・前夜祭』に関する公開質問状」を受領拒否で完全に河野に呆れています。澤藤氏によれば総裁選候補で「質問状の受け取りすら拒否した」のは河野だけです(ただし岸田、高市は受け取ったが回答拒否、回答したのは野田のみ)。
 それはともかく「1980年代に東欧(ポーランド)留学」なのに「当時のポーランドは酷かった」云々などと河野が言い出したのはおそらく今回が初めてです。繰り返しますが「自分から進んでやってる」とは思いません。
 そもそも河野がこんなことを自分から進んで言うような『ゴリゴリの反共』ならいかに『改革開放が始まった1980年代』、『東欧では比較的自由度の高かった国』とは言えポーランドに留学しないでしょう。単なる箔づけなら米国の有名大学でもいい。河野がポーランド留学した理由が気になります。ピアノ留学でしょうか?(注:ショパンコンクール日本人入賞で思いついたギャグであって、もちろん本気ではありません)
 いずれにせよ「残念ながら、議席倍増などの大々的な躍進はない(残念ながら現時点では、トンデモ極右で自民応援団・維新がその予想)」と見られるとはいえ今回、共産は「議席増加予想(数議席の微増)」です(勿論最後の最後まで油断は禁物ですが)。
 いい加減、この種の反共演説は「その種の物を好むウヨにしか通用しない(つまり極右以外には無意味)」「むしろ穏健右派(後述する品川氏など)を自民支持から離れさせ、立民や共産支持に向かわせる可能性大」と気づいたらどうなのか。
 そもそも

品川正治 - Wikipedia参照
 1924~2013年。元・損保ジャパン日本興亜相談役。経済同友会終身幹事。
 晩年は「新自由主義経済政策への批判」「憲法擁護」の立場から日本共産党が主催する赤旗まつりへの参加や、日本共産党と共闘する市民運動平和・民主・革新の日本をめざす全国の会」(全国革新懇)の代表世話人を務めた。2013年8月29日、食道癌のため死去(89歳没)。岩波書店『世界』に回顧録「戦後歴程」を連載していたが、未完のまま、絶筆となった。
【著書】
◆『戦争のほんとうの恐さを知る財界人の直言』(2006年、新日本出版社
◆『9条がつくる脱アメリカ型国家:財界リーダーの提言』(2006年、青灯社)
◆『これからの日本の座標軸』(2006年、新日本出版社
◆『志位和夫日本共産党委員長品川正治経済同友会終身幹事 響き合い対談』(2008年、日本共産党中央委員会出版局
 新春響き合い対談/経済界の中から理性の声/9条をもつ国の経済探求/日本共産党委員長 志位 和夫さん/経済同友会終身幹事 品川 正治さんのパンフ化
◆『戦後歴程:平和憲法を持つ国の経済人として』(2013年、岩波書店
 岩波『世界』連載の単行本化
など

と言う時点で「河野はアホか?」です。
 「リベラル派」とはいえ品川氏のような「保守派財界人」と共闘する共産党は「河野や甘利」の言うような意味では何ら脅威ではない。

参考

https://twitter.com/shiikazuo/status/3762225600456581122013.9.7
志位和夫
 品川正治さん(経済同友会終身幹事、全国革新懇代表世話人)の訃報に接し、深い悲しみにうたれています。革新懇の会合や「赤旗」の対談で親しく議論をさせていただき、たくさんのものを教えていただきました。憲法9条を守れと情熱を燃やす姿に、畏敬の念を抱いていました。心から哀悼を申し上げます。

新春響き合い対談/経済界の中から理性の声/9条をもつ国の経済探求/日本共産党委員長 志位 和夫さん/経済同友会終身幹事 品川 正治さん2008.1.1

人間中心の経済運営/品川正治さん提言/NHKラジオ2009.4.29
 「人間中心の経済運営とは」をテーマに、全国革新懇の代表世話人を務める品川正治さん(経済同友会終身幹事)が語るラジオ番組が、二十八日未明放送されました。番組は、NHKラジオ「ラジオ深夜便」の新企画「日本のあす、私の提言」のコーナー。
 司会者から、東京・日比谷公園での「年越し派遣村」に注目していることを聞かれた品川さんは、昨年来の世界不況のなか、日本では政局の話ばかりで、政策論議が後景に追いやられてきたと指摘。そのときに、「派遣切り」にあった人たちを救う「年越し派遣村」が報道され、「こういう人たちを放っておいてなにが政治だ、なにが経済政策だというのが国民の心に届いた」と述べました。
 品川さんは、この間進められてきた「構造改革」についても、「大企業のためとしかいいようがない、さらに言うなら米国の要求に応えるものだった」と断じ、生存権の保障をうたった憲法二五条もあげ「底辺の人たちの生活を文化的な水準まで引き上げていくべきだ」と述べました。

政治を前に インタビュー/財界も審判を受けた/経済同友会終身幹事 品川 正治さん2009.10.28
 共産党は「建設的野党」といっておられます。民主党政権を見極めながら、国民の立場からぜひ対応していただきたいと思います。
 自民党公明党をあそこまで追い込んだのは、民主党の力ではなく、国民の力です。九条の会革新懇や貧困と格差をなくすたたかいなどの力は大きいと思います。その点で、共産党の果たした役割は大きいと思います。
 共産党は自信をもったらいい。政策が悪いわけでもない。政官財のトライアングルのなかで、常に日本共産党をなんとか締め出そうという力が働いてきました。自民・公明の議席を減らした分が、共産党にはいかずに民主党にいったのも、「反共」でしょう。ここを、どう乗り越えていくかでしょうね。自民党の支持基盤は崩れています。とくに若い力をどう結集していくかでしょうね。
 アメリカも日本もチェンジのスタートを切りました。しかし、日本のチェンジの中身をどうしていくか。そこに「建設的野党」としての共産党の存在意義があると思います。

品川正治さんお別れ会/志位・山下氏が参列2013.10.31
 8月29日に亡くなった経済同友会終身幹事で全国革新懇の代表世話人を務めた品川正治さん(享年89)のお別れの会が30日、東京都内で開かれました。日本共産党志位和夫委員長、山下芳生書記局長代行*27が参列し、献花しました。
 会場には品川さんの思い出の写真が展示されました。志位、山下両氏は各界の参列者と懇談しました。

*1:鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相民主党幹事長(海江田、岡田代表時代)、民進党代表代行(前原代表時代)などを経て立憲民主党代表

*2:おそらく「ザワークラウト」のことでしょうが、「酢漬けのキャベツ」ではなく「塩漬けキャベツが乳酸発酵して酸味が出る」ものです。

*3:第三次安倍内閣国家公安委員長、第四次安倍内閣外相、防衛相、菅内閣行革等担当相など歴任

*4:五十嵐広三氏(細川内閣建設相)など(なお、五十嵐氏は村山内閣で官房長官

*5:武村正義代表(細川内閣官房長官)など

*6:ただし社会党、さきがけは国民福祉税騒動などを契機に閣外協力に転じ、最終的には自社さ連立政権を樹立

*7:村山首相の他、五十嵐広三氏(官房長官)、野坂浩賢氏(建設相→官房長官)など

*8:武村正義氏(党代表、蔵相)、井出正一氏(厚生相)

*9:久保亘氏(蔵相)など

*10:菅直人氏(厚生相)、田中秀征氏(経済企画庁長官)

*11:続訓弘氏(小渕、森内閣総務庁長官)、坂口力氏(小泉内閣厚労相)、北側一雄氏(小泉内閣国交相)、冬柴鉄三氏(第一次安倍、福田内閣国交相)、斉藤鉄夫氏(麻生内閣環境相)、太田昭宏氏(第二次、第三次安倍内閣国交相)、石井啓一氏(第四次安倍内閣国交相)など。一部の例外はあるものの、国交相公明党の指定席化している。

*12:野田毅氏(小渕内閣自治相・国家公安委員長)、二階俊博氏(小渕内閣運輸相)

*13:二階俊博氏(森内閣運輸相)、扇千景氏(森、小泉内閣国交相

*14:井上喜一氏(小泉内閣防災担当相)

*15:福島瑞穂・党首が鳩山内閣少子化等担当相として入閣するが、沖縄基地問題を巡り対立から大臣を更迭され、社民党も連立から離脱

*16:亀井静香氏(鳩山、菅内閣金融等担当相)、自見庄三郎氏(菅、野田内閣金融等担当相)など

*17:新自由クラブでは副代表、幹事長、代表を歴任。新自由クラブ解散後も自民には復党せず進歩党代表

*18:新自由クラブでは国対委員長、幹事長を歴任

*19:新自由クラブ代表、中曽根内閣科学技術庁長官、宮沢内閣官房長官自民党総裁、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長など歴任

*20:とはいえ、辻元清美氏(元社民党国対委員長)など主力部隊は立民に移籍し、社民党消滅の危機にあるほど衰退しましたが

*21:さきがけ出身の菅直人氏(元首相、現在、立憲民主党最高顧問)は今も有力政治家ですが

*22:新党さきがけ代表幹事、細川内閣官房副長官民主党幹事長(菅、小沢代表時代)などを経て首相

*23:社民連副代表、新党さきがけ政調会長、橋本内閣厚生相、鳩山内閣副総理・財務相、首相などを経て現在、立憲民主党最高顧問

*24:新党さきがけ代表、細川内閣官房長官、村山内閣蔵相など歴任

*25:中曽根内閣自治相・国家公安委員長自民党幹事長(海部総裁時代)、新生党代表幹事、新進党党首、自由党党首、民主党幹事長など歴任

*26:都議、杉並区長、日本創新党党首、次世代の党幹事長、第四次安倍内閣防衛大臣政務官など歴任

*27:山下氏の役職は当時。現在は副委員長

今日の産経ニュースほか(2021年10/21日分)(副題:選挙序盤予想ほか)

安倍元首相、全国遊説開始 激戦区テコ入れ - 産経ニュース
 「安倍の全国遊説」がてこ入れになるとはとても思えません。小生も「小泉jr(客よせパンダ?)の入った候補者ポスター」は見たことがありますが、安倍退陣後に「(安倍総裁時代のポスターのはがし忘れを除いて)安倍の入ったポスター」なんて見たことがない。
 実は「安倍のごり押し」で「応援に来られた方もありがた迷惑」ではないのか。
 そもそも今の安倍は「元首相」とはいえ、無役なのに全く思い上がった男です。


ショパンコンクールで反田恭平さんが2位、日本人50年ぶりの快挙 小林愛実さんは4位:東京新聞 TOKYO Web
 「ショパン国際ピアノコンクール*1」から「日本のブーニンブーム(スタニスラフ・ブーニン - Wikipediaによれば1985年にショパンコンクールで優勝)」を思い出すのはもはや「おっさん」なのでしょう。
 たぶん最近の若者は「よほどのクラシックファンでない限り」、「ブーニンって誰?」でしょう。「昔は俺も若かったのに(げんなり)」と「しみじみ」します。

 優勝はカナダのブルース・リウさん*2(24)。

なのですが記事タイトルも本文も

 日本人の2位入賞は1970年の内田光子さん(現在は英国籍)以来、約50年ぶりの快挙。

という「日本人中心主義」なのが「夜郎自大」というか、実に「日本マスコミ」らしい。とはいえ、「優勝」ではないので騒ぎ方も「ほどほど」ではある。


週刊新潮の実名報道は「少年法違反」 山梨県弁護士会会長が非難 - 産経ニュース
 下劣としか言い様がない。犯罪へのペナルティとは「刑事処罰」「民事賠償」の形ですべきものであり「マスコミのさらし者」等全く論外です。


序盤情勢 自民、単独過半数の勢い 維新倍増か - 産経ニュース
自民減で単独過半数の攻防、立民は議席上積み・維新も躍進の公算大…読売衆院選序盤情勢 : 【衆院選2021】衆議院議員総選挙 10月19日公示31日投開票 : 選挙・世論調査 : 読売新聞オンライン
与党、過半数を視野 衆院選の序盤情勢: 日本経済新聞
JNN衆院選情勢調査 自民党が単独過半数うかがう勢い(TBS系(JNN)) - Yahoo!ニュース
 序盤予想といっても「短期決戦」で「後10日しかない」ですからね。
 最後の最後まで奮起奮闘とは言え「事実上の与党(しかも『大阪市労組へのデマ中傷』などでわかるように政治体質が常軌を逸している)」である「維新(現有11議席)」が「22議席(倍増)以上に躍進予想」とはげんなりします。
 「無為無策」でコロナを蔓延させながら大阪での維新への支持が落ちないというのが恐ろしい。在阪マスコミがまともに維新批判しない弊害も大きいのでしょう。
 少しでも維新の獲得議席を減らしたい(特に関東圏など、大阪以外での議席獲得は阻止したい)。
 「自民減少(前回が勝ちすぎなので)、立民増加」「しかし残念ながら与党過半数割れによる政権交代の可能性は低い」は予想の範囲内ですので「どこまで自民を減らし、立民を増やせるか」でしょう。岸田退陣を早期に実現するためにもできれば「自民単独過半数」は阻止したい。
 共産は「現有議席(12議席)は何とか確保の見込み。倍増(24議席)のような躍進は無理にしても比例区で上積みがどれだけできるか」とのことですが、最後の最後まで油断は禁物です。
 過去にも「現有議席確保予想」でありながら、微減したこともありますし、世論調査でも「投票態度未定」の回答が結構多いので。
 小選挙区は、共産は沖縄・赤嶺氏は堅いようですが他でもとりたいところではあります。
 社民にも何とか1議席は確保して欲しいところです(勿論希望はもっと確保して欲しいですが、なかなか厳しいでしょう)。
 国民民主は現有8議席維持にとどまり、れいわ、NHK党(特にNHK党)は「比例で議席確保できるかどうかが微妙」とのこと。
 れいわはともかく、もはや、NHK党には今回で消滅して欲しい。


自公293議席、過半数大幅上回り勝利…選挙プランナー三浦博史さんの総選挙予測 : スポーツ報知
 さすがにここまで楽観的な予想は報知ぐらいのもんで、自民応援団・産経すらここまで甘い予想ではない。「ほぼ確実に外れる」でしょう。完全に常軌を逸しています。

*1:課題曲はすべてショパンという点に特徴がある。ロシアのチャイコフスキー国際コンクール、ベルギーのエリザベート王妃国際音楽コンクールと共に「世界三大コンクール」と称されている(ショパン国際ピアノコンクール - Wikipedia参照)。

*2:ブルース・リーぽい名前からして華僑でしょう。

呉座勇一(日文研元助教、現在は非常勤の機関研究員)に「停職1ヶ月」の処分が下る(追記あり)

日文研の元助教に懲戒処分 長期にわたりSNSで不適切発言繰り返す|社会|地域のニュース|京都新聞
 今日の産経ニュース(2021年3月24日分)(追記あり) - bogus-simotukareのブログ(2021.3.24)で取り上げた「今から約半年前(2021年3月)」の呉座の不祥事の「続報」です。
 今日の産経ニュース(2021年3月24日分)(追記あり) - bogus-simotukareのブログの時点で

◆今後『別途、懲戒処分を行う可能性がある』との前提付きでの、日文研からの『厳重注意処分』
NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(2022年放送予定)の時代考証者を事実上更迭
 形式的には「呉座から辞退」のようですが、辞退しなければNHKが不祥事を理由に更迭したでしょうから、「事実上の更迭」といっていいでしょう。NHKから「辞退して欲しい」という意向があったか、「更迭は避けたい」と呉座が考えたのかはともかく。

と一定の社会的制裁を受けていましたが、今回さらに

助教から「非常勤の機関研究員」に「待遇変化(2021年10月から)」
 建前はともかく、おそらく事実上の懲戒処分でしょう。まさか待遇が良くなったわけではないでしょう。助教は『確か常勤』なのでそれだけでも待遇悪化です。
◆その上「処分として軽いか重いか」はともかく、「1ヶ月の停職処分」
 当然、この期間中は「事実上、謹慎処分」と言うことで「原則として、家で待機(外出自粛、活動自粛)」でしょう。「1ヶ月のバカンス」ではないのだから、まさか「海外旅行」など、「公然と勤務以外の活動をする」わけにもいかない。「無反省」という批判が避けられないからです。とはいえ、研究者として自宅で「資料を読む」などの「細々とした活動でもする」のでしょうが。

だそうです。
 こうなると「懲戒解雇や諭旨解雇」、つまり「在職したくても在職できなくなった」わけではないとはいえ、

マルコポーロ廃刊以降の左遷人事に我慢できず、文春を早期退職した花田(現在、『月刊Hanada』編集長)

などのように「日文研」を辞めて新天地(大学等に所属しない在野の歴史研究者、歴史ライターか、『別の大学、研究機関等の教員、研究員』かはともかく)を求めるなんて事もありうるでしょう(さすがに『著書まで出した』呉座にとって、研究者を辞めることは今更できないのでしょうが)。こんな処分を食らった人間がいかに「研究者としては優秀」だとしても日文研で今後、いい待遇がされるとも思えない。
 つうか、非公式には「できれば辞めて欲しい」つう意向が日文研から言い渡されてるのかもしれない(これは花田なんかもそうだったのかもしれない)
 それはともかく荒勝文策教授の暴言を思い出した - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)での

 某人物*1は、学者*2の研究能力をもってその学者の暴言や不始末を擁護するのなら、荒勝教授、山中氏、あるいは何回か拙ブログでも批判している楊海英*3教授らも擁護しろですね。でなければ、その学者擁護は即刻撤回しろです。どうせこの人物は、さすがに荒勝教授の擁護などしないでしょう。それは単に、北朝鮮についての言論から完全に逃げ出した関川夏央同様に、自分の書いていることに無責任なクズでしかありません。

という指摘は今回の呉座の不祥事についても勿論該当します。
 しかしさすがに「某人物(Mukke)」も呉座を

呉座勇一 - Wikipedia参照
◆『戦争の日本中世史:「下剋上」は本当にあったのか』(2014年、新潮選書)
◆『一揆の原理』(2015年、ちくま学芸文庫
◆『応仁の乱』(2016年、中公新書
◆『陰謀の日本中世史』(2018年、角川選書
◆『日本中世への招待』(2020年、朝日新書

などの研究業績を理由に擁護し、日文研の処分「それ自体」に反対はしないでしょう(「処分が重すぎる」という批判はあり得ても)。当たり前の話です。単に「某人物が身内に当たるI浜」を詭弁で擁護しただけのくだらない話でしかない。

【追記】
准教授の地位確認求め提訴 不適切発言で処分の呉座氏 - 産経ニュース
 いったんは「准教授」の内定を受けたところ例の不祥事で「内定が取り消された」上に、懲戒処分まで受けた事への不服申し立てのようですが果たしてどうなるか。

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年10/20日:荒木和博の巻)

映画の話(R3.10.22): 荒木和博BLOG
 8分32秒の動画です。タイトルと説明文だけで見る気が失せます。
 まず第一に「タイトルと説明文」からこの動画は「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年10/18日:荒木和博の巻) - bogus-simotukareのブログで突っ込んだ
映画の話です。別のところで書いたものをちょっと直しました。: 荒木和博BLOGと「ほとんど同じ内容」であると予想がつきます。実際、視聴してみても映画の話です。別のところで書いたものをちょっと直しました。: 荒木和博BLOGと大同小異です。したがって映画の話です。別のところで書いたものをちょっと直しました。: 荒木和博BLOGを読めばこの動画を見る必要は全くありません。しかも映画の話です。別のところで書いたものをちょっと直しました。: 荒木和博BLOGを読むのには「8分32秒」もかかりませんので文章を読んだ方が時間節約になる。
 それにしても「過去に書いたこと」を「そのまま読み上げたような無価値な代物」を動画で流す。しかもその動画が「拉致解決」に何一つ関係ないのだから心底呆れます。もはや荒木もまともに拉致解決の展望を語ることはできないのでしょう。
 拉致被害者家族会も良く荒木のようなバカとつきあえるもんです。家族会が本気で拉致を解決したいのなら荒木ら救う会と縁切りし、蓮池透氏と和解すべきでしょう。それが家族会にできるとは俺は思っておらずもはや俺は拉致解決を諦めていますが。
 なお、「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年10/18日:荒木和博の巻) - bogus-simotukareのブログ映画の話です。別のところで書いたものをちょっと直しました。: 荒木和博BLOGに突っ込んでいるので改めてこの動画には突っ込みません。


選挙の話 ー北朝鮮の選挙とかー(R3.10.21): 荒木和博BLOG

 令和3年10月21日木曜日のショートメッセージ(Vol.565)。北朝鮮でも選挙やります。その点では中国よりすこしましかも。とは言え私たちが考える選挙ではありません。

 7分20秒の動画です。動画説明文だけでも「一応、政権交代がある*1日本などの選挙と違って中国や北朝鮮一党独裁北朝鮮の場合、それプラス『金日成*2金正日*3金正恩*4』という世襲)」「選挙活動の自由や投票の秘密が保証されてない」云々という「北朝鮮や中国への悪口雑言」だろうということは「予想がつき」見る気が失せます(実際その通りですが)。
 そんなことが「荒木らの建前上の活動目的」である拉致被害者帰国と何の関係があるのか。何の関係もない。
 荒木のしていることは北方領土問題解決について話をすべきところ「プーチン*5大統領は独裁的だ」と「島の返還」と関係ないことを言ってるのと全く同じです。
 いい加減、拉致問題解決につながるまともな話をしたらどうなのか。もはや、拉致問題解決につながるまともな話をする「能力」どころか、する「意思」すらないのでしょうが。
 また、

小泉又次郎*6逓信相→小泉純也*7防衛庁長官小泉純一郎*8元首相→小泉進次郎*9環境相
岸信介*10元首相→安倍晋太郎*11元外相→安倍晋三*12元首相
河野一郎*13元農林相→河野洋平*14官房長官河野太郎*15元外相

などという「親から子」への「世襲政治家(親から引き継いだいわゆる「地盤(後援会)、看板(知名度)、鞄(選挙資金)」の三バンによって、選挙が事実上、無意味と化している)」の存在などを考えれば、日本の選挙だって「一党独裁の中国、北朝鮮」よりマシとはいえ、荒木が自慢するほどのもんではない。
 なお、「中国より北朝鮮の方がマシ」と荒木が言う理由は「理解不能」です。というのは、荒木の文章ではまるで「中国は選挙をしてないか」のようですが、中国だって「全人代全国人民代表大会)」「政協(政治協商会議)」で選挙をしてるからです。おそらく「中国と北朝鮮をまともに比較して、北朝鮮の選挙の方がましと評価してる」わけではなく荒木が「無知なだけ(中国の選挙について知らない)」or「理由が何かはともかく、荒木的には中国の方を罵倒したいだけ」の話でしょうが。まさかとは思いますが、荒木は「全人代」や「政協」について全く知らないのかもしれない。


大寿丸事件(日本における外事事件の歴史14)【調査会NEWS3516】(R3.10.20): 荒木和博BLOG

 昭和35(1960)年10月19日、北朝鮮工作員である1人の男が山形県酒田市付近の海岸から密入国しました。男の名前は崔燦寔(チェ・チャンシク、さい・さんしょく、当時44歳)

 そんな事が拉致被害者帰国と何の関係があるのか。何の関係もない。
 崔燦寔が「拉致実行犯」だとしても彼のことを今更云々しても拉致被害者帰国につながるわけではなく、「何の関係もありません」がどうも「拉致には関与してない」ようですから、なおさら関係ない。荒木の馬鹿さには心底呆れます。

*1:自民党が長く与党とは言え、「細川、羽田政権」「民主党政権(鳩山、菅直人、野田)」といった非自民政権が一応はあります。

*2:北朝鮮国家主席朝鮮労働党総書記

*3:北朝鮮国防委員長、朝鮮労働党総書記

*4:北朝鮮国務委員長、朝鮮労働党総書記

*5:エリツィン政権大統領府第一副長官、連邦保安庁長官、第一副首相、首相などを経て大統領

*6:横須賀市議、神奈川県議を経て衆院議員。浜口、第二次若槻内閣逓信

*7:池田、佐藤内閣防衛庁長官

*8:宇野内閣厚生相、宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相などを経て首相

*9:第四次安倍、菅内閣環境相

*10:戦前、満州国総務庁次長、商工次官、東条内閣商工相などを歴任。戦後、日本民主党幹事長、自民党幹事長(鳩山総裁時代)、石橋内閣外相などを経て首相

*11:三木内閣農林相、福田内閣官房長官自民党政調会長(大平総裁時代)、鈴木内閣通産相、中曽根内閣外相、自民党幹事長(竹下総裁時代)など歴任

*12:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官などを経て首相

*13:鳩山内閣農林相、岸内閣経済企画庁長官、自民党総務会長(岸総裁時代)、池田内閣農林相、建設相、佐藤内閣副総理(五輪担当相兼務)など歴任

*14:新自由クラブ代表、中曽根内閣科学技術庁長官、宮沢内閣官房長官自民党総裁、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長など歴任

*15:第三次安倍内閣国家公安委員長、第四次安倍内閣外相、防衛相、菅内閣行革等担当相など歴任

今日の中国ニュース(2021年10月20日分)

漢民族の価値観押しつける「侵略」を警戒せよ 覇権主義・侵略主義の阻止には民主化が必要 評論家・三浦小太郎さん『漢民族が支配する中国の本質』(夕刊フジ) - Yahoo!ニュース
 民主主義国家・米国が「侵略的」であることでわかるように「民主主義」と「侵略主義」は何ら関係ない話です。


【報告・動画あり】『漢民族に支配された中国の本質』出版記念講演 報告 | 一般社団法人 アジア自由民主連帯協議会
 以前今日の中国ニュース(2021年9月26日分)(副題:三浦小太郎のバカさに心底呆れる&中国スマホゲーム産業の発展に驚く)(追記あり) - bogus-simotukareのブログで批判した三浦小太郎の記事【10月16日・東京市ヶ谷】主催講演会 講師:三浦小太郎「漢民族に支配された中国の本質」出版記念 | 一般社団法人 アジア自由民主連帯協議会の続編です。

 長野朗という人がいた。1888年に生まれた陸軍軍人で、軍命によって中国大陸に渡り、そこで辛亥革命前後の、さまざまな動乱をその目で直に見た。1921年に軍隊をやめて、中国に関する執筆活動に専念。いわば元祖チャイナ・ウオッチャー(当時は「支那通」などと呼ばれた)のような感じで、いろいろな中国論の本を書いている。

 以前も指摘しましたが完全に無名人です。今さら、取り上げる価値があるとも思えない。実際、この駄文を読んでも「長野の何が、三浦らウヨ的に具体的にすごいのか」まるで理解できません。また「漢民族*1に支配された中国の本質(三浦の著書名)」とやらも何の意味か全く理解できません。

 三浦氏はこの長野の生を取り上げながら、「戦前の日本人は、今よりもずっと国際的だった」と指摘する。

 当然そんなことはありません。長野が国際人かどうかはともかく、当然、戦前日本にも「新渡戸稲造国際連盟事務次長)」などの国際人(国際社会で活躍する日本人)はいました。しかしその数は「交通の不便さ」などから、今と比べ「段違いに少なかった」わけです。
 新渡戸などの例外を大々的に取り上げ「昔の方が国際的だった」というのは詭弁でしかない。
 そもそも「日本人の多くが国際人でない」からこそ「米国の国力」が理解できず、多くの人間が「対米戦争」を支持したわけです。

 私は三浦氏に、「1975年まで生きていたという長野は、戦後は具体的にどういう生活を送っていたのか」と問うた。「戦後の長野はほとんど沈黙していた」というのが、三浦氏の答だった。

 それが事実なら「長野が自らの言論の敗北を認めていた」ということではないのか。


【宮家邦彦のWorld Watch】中国の台湾武力統一はあるか - 産経ニュース
 以前も別記事で書きましたが「台湾が独立宣言ないし、独立宣言も同然の行為(国連への加盟申請など)をしない限り、あり得ない話」です。
 なぜなら中国は常日頃から「台湾が独立宣言しない限り侵攻しない」と公言しているからです。この公約を破って欧米諸国の経済制裁を食らうリスクを受ける動機は中国にはない。むしろ恐れるべきは「独立宣言しても」

・中国は侵攻しない
・台湾住民は支持してくれる
・欧米諸国も応援してくれる

などと勘違いし「図に乗った蔡英文」が独立宣言に暴走する危険性でしょう。蔡が「独立宣言」を強行した場合、中国が「軍事侵攻」に動く危険性は当然否定できません。


伝説の投資マンガ「インベスターZ」、中国進出の成算: 日本経済新聞
 「伝説」云々という煽り文句はひとまずどうでもいい。俺的に重要なのは「ドラえもん名探偵コナンの中国進出」などで「以前からわかってる話」ですが「日本漫画界」にとって中国が重要な市場だという事実です。


◆I浜Y子のツイート

I浜Y子
 北京オリンピック聖火リレーを知らない方のために「聖火リレー黒歴史」というエントリー書きました。

 俺のような「アンチ」がリンクを張ると発狂して「強制プライベートモード」をはてなに申請するのがI浜なのでリンクは張りません。
 なお「北京五輪」云々という文で解るように「聖火リレー黒歴史」といったところで「北京五輪に悪口するだけ」であって、

オリンピック聖火 - Wikipedia参照
・そもそも聖火リレーは1936年ベルリン五輪(当時は勿論ナチス政権)で始まったのであり、五輪開始当初からあるわけではない
・ナチが国威発揚のために始めたものを今も続けていいのか?

という話は勿論されません。

*1:以前も指摘しましたが「中国共産党」でない点に注目しましょう。どう見ても三浦らウヨの物言いは「中国共産党批判」という「甘いものではない(おそらく中国人に対するヘイトスピーチ)」でしょう。

珍右翼・高世仁に突っ込む(2021年10/20日分)(副題:今日も高世に悪口する)

北朝鮮が衆院選公示日にミサイル発射?? - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 今日の朝鮮・韓国ニュース(2021年10月19日分) - bogus-simotukareのブログでも触れたように、予想の範囲内ですがやはり「李恩恵質問の橋本敦氏」死去について触れる気はないようです。
 それにしても高世もブログ更新頻度が明らかに落ちていますね。ブログを書く意欲を失っているのでしょう。
 そして今回も「プライベートなことばかりで仕事の記述はなし」です。個人史ビデオ作成がどうとか言ってましたが、そんなものは「本当にまれにしか依頼が来ない」のでしょうね。あるいは「依頼が来ても有名人などではなく無名人→ジャーナリズムとはおよそ強弁できない」のでプライドから記事に書けないのか。

 先週、山形に帰っていた。母は東京に移り、いまは誰も住まない実家を処分するためだ。
 田舎から都会に来た人の多くが直面する問題だが、実家のまわりが空き家、空地ばかりになって寂れていくのを見ると、日本はいったいどうなってしまうのだろうと心配になる。

 家は放置しておけば傷みますし、一方で家が存在する限り、維持費がかかります。「住む気がない」なら「処分」は一つの選択肢でしょう。
 高世の言う処分が1)家を土地ごと売却、2)家を取り壊して土地を売却、3)その他(ひとまず家を取り壊したが、どうするかは未定)の何を意味するかは高世が説明しないので不明ですが。
 もちろん「東京の家を処分し、高世一家と高世の母が山形に住む」という選択肢も「一応ある」わけですが、それを高世は選択しなかったわけです。しかし「山形に帰らないで東京在住」を選んだ人間が「田舎がどうなるか心配だ」とは「何だかなあ」ですね。
 と言うと高世は「今更不便な山形に住めない」と言うのでしょうが。

 岸田首相、コロナ対策を聞かれても、拉致問題を聞かれても、「しっかりと対処したい」としか言わない。具体的な内容がないのだ。あまりに空疎な答えに驚く。

 他の問題はともかく、少なくとも「拉致問題」については

救う会
救う会の操り人形「家族会」
救う会、家族会の「太鼓持ち幇間」でしかない高世仁
救う会、家族会の個人攻撃が怖くてへいこらしかしない歴代政権(小泉訪朝の小泉政権から菅前政権まで)

も「岸田と同じようなこと(具体性皆無の空疎なこと)」しか言ってないのであり、この件で岸田批判なんか「高世」にできる話ではないでしょう。高世も偉そうなことを抜かすのなら「拉致問題解決の具体策」を述べたらどうなのか。
 どこまで高世も恥知らずなのか。

 ほぼ国民的合意があると思われる選択的夫婦別姓にも、まだ国民的議論が足りていないとして、手をつけないという。こんな微温的な改革もできないようでは、これまでの安倍・菅政権の延長にすぎない。

 「岸田をかばってる」と誤解されたくないのですが、夫婦別姓について言えば「安倍、菅以前(民主党政権を含む)」も実現できてないですからね。「安倍、菅の問題」と言っていい「モリカケ・桜追及拒否」「学術会議議員任命拒否」などとは話が違うでしょう。
 例えば「彼女にも言い分はある(要するに民主党内の右派が夫婦別姓法案提出に反対したと言うことでしょうが)」でしょうが、「民主党政権の千葉*1法相」が「野党時代に公約にしていた夫婦別姓」を法相として実行しなかったことや「死刑廃止議連メンバー」だったくせに法相として死刑執行命令に署名したことには今でも彼女への怒りを禁じ得ません。

 きょう、北朝鮮がまた弾道ミサイル2発を発射したとのニュース。
 《首相は福島市で記者団の取材に応じ、「先月来、連続してミサイルを発射していることを遺憾に思う」と述べ、北朝鮮を非難した。(略)
 首相は「引き続き、事態の把握、情報収集にしっかり努めていかなければならない」と強調。衆院選公示日に発射されたことに関しては「北朝鮮の意図について、予断するのは控えたい」と述べるにとどめた。》
 「遺憾に思う」? それだけ?
 これだけひんぱんに各種の新型ミサイルの発射実験をしているのを、いちいち何かの政治的思惑で解釈することははじめからバカげている*2
 北朝鮮は「実際に使える」核ミサイルを必死に開発しているとしか私には考えられない。発射実験は単純明快に、性能向上のためである。
 北朝鮮の核・ミサイル開発を、政治や外交の駆け引きを目的にしていると解釈するのが当たり前になっている日本は、それを深刻な軍事的脅威と考えたくないという心理が働いているのではないか。
 これこそ、平和ボケというものだ。

 といって北朝鮮脅威論を煽る「アホの高世」です。何のために煽るのか解りませんが「敵基地攻撃論」「日本核武装論」「九条改憲」でも主張したいのか。まずは高世が北朝鮮脅威論を煽ることで一体「何をしたいのか」を言うべきでしょう(それにしても、北朝鮮をネタにする場合でも高世は「拉致問題」について語る気はもはや全くないようです)。
 なお、当たり前ですが「大国である中国、ロシア*3」ならまだしも「小国・北朝鮮からミサイルを撃ってくる可能性」はほとんどない。そんなことを北朝鮮がしたら日本であれ、韓国であれ、「相手(韓国軍、自衛隊駐留米軍)の反撃」は確実です。
 もちろん「米国の北朝鮮先制攻撃」ならまだしも「北朝鮮の先制攻撃への米軍の反撃」では中露も北朝鮮の側に立つわけがない。
 「中露の支援なし」で韓国軍や自衛隊駐留米軍と戦争して勝利する能力が北朝鮮にあるのか。ないわけで「北朝鮮指導部」に一定の常識があると前提する限り「ミサイル先制攻撃」などありえない。北朝鮮の「ミサイル攻撃」など「ナンバー1,2が死刑判決(但し地裁判決で、被告が控訴)」を食らった暴力団工藤会が見境なく「一審で死刑判決を下した判事たちや、死刑を求刑した検事たちの家族を逆恨みで襲撃して殺害する*4」と考える位無茶苦茶です。
 あり得るのは
1)米軍の先制攻撃に対する反撃
2)「いざとなったら先制攻撃もあり得る」というブラフでしかない(とはいえ「ブラフだから放置する」では不測の事態も危惧されるわけで北朝鮮とのそれなりの外交交渉は必要だと思います)。
 高世は「政治や外交の駆け引きを目的」とするために「多額の金をかけて武器開発などしない」と「俺には理解不能な意味不明なこと」を言うから頭痛がします。
 当たり前ですが駆け引きするには「本当にいざとなったらミサイル攻撃するかも?」という「リアルさ」がある程度なければ「駆け引き」にはなりません。
 例えば、「例は何でもいい」ですが、甲子園で大活躍し「ドラフトで引く手あまたの高校球児(往年の桑田や清原など)」なら「さまざまな駆け引き」が可能でしょう。そうでない高校球児など「何の武器もない」のだから駆け引きしようがない。北朝鮮だって同じです。
 「武器(今回はミサイル)」を「外交カード」として使うには「それなりの性能が必要」です。そのためには「ある程度の性能向上」は当然必要です。
 そういう意味で「外交交渉のための武器開発」は何ら不思議ではない。
 まあ、北朝鮮の場合「駆け引き」云々だけではなく「米国の軍事侵攻意欲を阻害する」という実利(?)もあるかと思いますが。

*1:日本社会党副書記長、社会民主党副党首、鳩山、菅内閣法相など歴任

*2:当たり前ですが「自宅で一人カラオケ、一人居酒屋」「暴力団の闇カジノ」のように「秘密裏にやってること(北朝鮮の場合、秘密裏のミサイル開発)」ならともかく、公然とやってること(北朝鮮の場合、今回のミサイル発射実験)は当然「世間の反応がある」のはわかりきったことであり、そうした反応を北朝鮮も予想した上での今回の行為です。北朝鮮の思惑が何であれ「何かの政治的思惑」があることは当たり前であり、むしろ「そうした思惑」を否定する高世の方が「馬鹿げている」。

*3:まあ中露もミサイルなど撃ってこないでしょうが。

*4:確実に警察が「今以上に」工藤会潰しに全力を挙げるでしょう。当然、工藤会もそんな馬鹿なことはしないでしょう。