珍右翼・高世仁に悪口する(2023年3/20日分)

イラク戦争開戦20年を迎えて - 高世仁のジャーナルな日々

 明日3月20日で、イラク戦争開戦から20年になる。

 高世の言う「イラク戦争20年」については以下の記事を紹介しておきます。
毎日新聞
21万人の民間人犠牲か 開戦から20年、イラク戦争は何を生んだか | 毎日新聞2023.3.19
イラク戦争20年 自衛隊元幹部「有事に最も近い経験だった」 | 毎日新聞2023.3.19
東京新聞
イラク戦争 開戦20年 きょうから神保町で企画展 絵、写真で振り返る :東京新聞 TOKYO Web2023.3.16
NHK
アメリカ国防長官がイラク訪問 イラク戦争20年 米軍駐留続ける | NHK | バイデン大統領2023.3.8
イラク戦争は名実ともに終わるか NHK解説委員室2023.3.17
イラク戦争 開戦から 20日で20年 混乱続く 民間人20万人が犠牲 | NHK2023.3.19
イラク戦争から きょうで20年 その後の国際情勢に大きな影響 | NHK | ロシア2023.3.20
 なお3月20日には以下の出来事がありました。

3月20日 - Wikipedia参照
大石内蔵助赤穂浪士が預かりの大名屋敷で切腹(1703年)
エルバ島を脱出したナポレオンが軍勢を伴ってパリに入城。百日天下が始まる(1815年)
◆日本初の動物園、上野動物園が開園(1882年)
チュニジアがフランスから独立(1956年)
地下鉄サリン事件(1995年)

 地下鉄サリンについては今年も3月20日頃にいろいろ報道がされています。

地下鉄サリン事件から28年 遺族が被害の回復などを国に要望 | NHK2023.3.18
 要望書では、教団の後継団体の資産状況を監視し、賠償金を確実に支払わせるなど被害の回復や弁償に向けた取り組みをさらに進めることや、国民が安心して生活を送れるよう、オウム真理教から名前を変えた教団「アレフ」に対する再発防止処分を厳正に実施し、実態を明らかにすることなどを求めています。

 「被害の補償」はともかく、「地下鉄サリンのような凶悪犯罪再発防止のためのアレフの監視(赤字部分)」は「おいおい(呆)」ですね。「アレフから少しでも賠償金を取る」ならともかくもはやアレフには「地下鉄サリンのような犯行」をする意思も能力もない*1でしょう(現在のオウム真理教の後継団体には、これといった「危険性」はないと思う - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)(2020.3.23)参照)。
 なお、「再発防止処分」については
「アレフ」、再発防止処分しないよう求め国を提訴 : 読売新聞2023.3.8

アレフに初の再発防止処分、建物使用や寄付受領を6か月禁止…資産報告など行わず : 読売新聞2023.3.13
 公安審査委員会は13日、オウム真理教の後継団体主流派「Aleph(アレフ)」に対し、団体規制法に基づく再発防止処分を出した。同処分が出たのは、同法が制定された1999年以来初めて。居住用を除く団体の土地・建物の使用や寄付の受領を6か月禁じる内容で、アレフは活動が大幅に制限される。
 処分決定後、公安審の貝阿弥誠*2委員長は東京・霞が関法務省内で記者会見し、「無差別大量殺人行為の再発を防止するため、処分を行うことが相当との結論に至った」と説明。
 アレフは同法の観察処分で資産などの報告が義務付けられているが、公安調査庁は1月、収益事業で得た資産などの報告を適切に行わなかったとして、再発防止処分を公安審に請求。公安審は2月に意見聴取を実施したものの、アレフ側は出頭せず、陳述書なども提出していなかった。アレフの役員らが今回の処分に従わない場合、2年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される。

を紹介しておきます。「アレフに甘い」との誤解を恐れずに書いておけば、「こうした処分が果たして合憲合法か、合法としても果たして適切か」どうかについては議論の余地があるかと思います。少なくとも無差別大量殺人行為の再発を防止するため、処分を行うことが相当との結論に至った(公安審の貝阿弥誠委員長)というのは「デマも大概にしろ」と言う話でしょう。「処分の是非」はともかく、その理由に「地下鉄サリンのような凶悪犯罪の再発防止」をあげるのは正気ではない。
 なお、イラク戦争開戦の2003年には以下の出来事がありました(勿論他にもいろいろありますが)。

2003年 - Wikipedia2003年の日本 - Wikipedia参照
◆1月10日
 北朝鮮核拡散防止条約(NPT)脱退を宣言
◆6月6日
 戦後はじめて有事法制が成立(有事関連三法)
◆9月21日
 自民党幹事長に、安倍晋三官房副長官が就任
◆11月9日
 第43回衆議院総選挙。社会民主党は、党首・土井たか子自民党候補に敗れ、小選挙区で初めて落選する(比例区で復活)など「改選前18→改選後6議席(改選前の1/3)」と惨敗。土井は選挙後、党首を辞任し、福島瑞穂幹事長が党首に就任。土井は2005年衆院選小選挙区には出馬せず、近畿ブロック比例5位で出馬するが再度、落選。落選直後は政界引退を否定したが、その後の2007年参院選、2008年衆院選いずれも出馬せず事実上政界から引退した(土井については土井たか子 - Wikipediaも参照)
 土井については宇沢弘文と土井たか子の死 - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)(2014.10.16)を紹介しておきます。

 以下、適当にコメントしておきます。

◆2001年の「ブッシュ政権によるタリバン政権転覆(アフガニスタン紛争 (2001年-2021年) - Wikipedia)」
◆2002年のブッシュ政権の「悪の枢軸 - Wikipedia」発言(イラク、イラン、北朝鮮を非難)

は、「米国の侵攻から国を守るには核保有が必要」という理屈によって「北朝鮮のNPT脱退(2003年)」を助長しました。
 「有事法制成立」は明らかにイラク戦争(米国の軍事戦略)が影響しているでしょう。そして岸田が企む「敵基地攻撃能力保有」も米国の軍事戦略が影響してるでしょう。
 「拉致を利用した安倍の幹事長への成り上がり」は安倍の首相就任への道を開き、モリカケ桜疑惑や「安倍暗殺」を招くことになります。
 衆院選での社民党の惨敗は「それだけが理由ではない」にせよ、明らかに「拉致問題」が影響してるでしょう。
 話が脱線しますが、社民党はその後も議席を減らし続け、今や

参院1議席福島瑞穂党首
衆院1議席:新垣邦男副党首

と「2議席」に留まっています(役職は社会民主党 (日本 1996-) - Wikipediaを参照)。
 今や「最大野党だった社会党の後継政党」社民党は「政治家女子48党(旧称・NHK党)や参政党」の参院1議席は上回ってるとは言え、「自民(衆院260,参院119の計379)、立民(衆院97,参院39の計136)、維新(衆院40,参院21の計61)、公明(衆院32,参院27の計59)、共産(衆院10,参院11の計21)、国民民主(衆院11,参院5の計16)」どころか、最近(2019年)できたばかりのれいわ新選組衆院3、参院5の計8)にすら議員数が下回る惨状です(国会議員数はウィキペディアを参照)。
 「社民党支持者を自称するkojitaken」が「リベラル」よりももっと「性的マイノリティに厳しかった」のが共産党だった - kojitakenの日記(2023.3.13)等で共産に、×××新選組は「本当に困っている人たちのための政党」ではなく「プチブル政党」ではないか - kojitakenの日記(2023.3.16)等でれいわに、悪口するのもよく分かる気がします(れいわや共産よりも自民や維新を批判しろと思いますが)。「れいわや共産に社民党の票が食われてる」と言う憎悪や嫉妬があるのでしょう。
 また、自民、維新批判が少ない割に「泉立民への批判が多い」のも「泉は維新にすり寄り、社民党を無視してる」「泉が野党共闘派(泉の維新すり寄りに批判的)に気を遣うときもそれは専ら共産やれいわだ」「社民党を馬鹿にするな」と言う思いがあるのではないか。
 それにしても「共産を過大評価はしません」し、「共産支持者」の俺に「共産へのひいき目があること」も否定しませんが、「社民党の没落ぶり」を考えれば、共産(国政政党で議席数第5位)は「かなり健闘している」といっていいでしょうに「何らかの成果があるわけでもない自分」を棚上げして

リベラル21 松竹除名に足を取られた共産党‐―友人へのメール(2023.3.2)等で共産に悪口する「リベラル21メンバー」阿部治平
減り続ける原因を分析しないで、拡大ばかりを唱える「130%の党づくり」は完全に破綻している、共産党党首公選問題を考える(その5)、岸田内閣と野党共闘(40) - 広原盛明のつれづれ日記(2023.3.15)等で共産に悪口する広原盛明

等といった連中には「お前ら何様だ」と怒りを禁じ得ません。共産非難において「邪魔になる」からか、この種の連中が「社民党の没落」についてはまず触れないことも実に興味深い。

 アフガニスタンイラク戦争によって、アメリカの威信は地に落ちた。それを象徴するのが、先日のイランとサウジアラビアとの外交関係正常化を中国が仲介したという出来事だ。

 「中国の仲介」に話を限れば「そういう話ではない」でしょう。
 反中国も、こじらせるとここまで馬鹿になる - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

 この件で米国に、サウジとイランの仲介をする能力や意思があるのか。なにしろ最近の事例でいえば、米国には2020年1月に、イスラム革命防衛隊ガーセム・ソレイマーニー(ほかに複数の表記あり。この記事では、Wikipediaにのっとります)氏を暗殺した過去があるくらいですからね(バグダード国際空港攻撃事件 (2020年)参照)。それは前政権(トランプ政権)の時代であり、現バイデン政権は現状そこまで無茶はしていませんが、といって現政権も別にイランにこの件で陳謝したわけでもないしね。つまりバイデン政権もイランに話ができる状況ではないわけで、だったら中国なり米国以外のどこかの国が仲介する必要があるでしょう。米国にそれをできる能力がないのだから仕方ない。

と指摘するように「スレイマニ司令官暗殺」によって米国とイランの関係が極度に悪化したため、イランが何らかの仲介役を米国に頼むわけがないという話です。そもそも米国にそんなことをする意思があるかも疑問ですが。

 アメリカはもはや「世界の警察官」になるつもりはないと公言し、日本を含む同盟国の〝貢献“を強く要請している。いま問題になっている安保政策の大転換もこの流れで進められていると私は理解している。

 アメリカは「対外軍事行動をしない」と言ってるわけではないので「世界の警察官」になるつもりはない等とは言っていません。
 今後も「対外軍事行動(世界の警察官)は続ける」が「自分一人では負担が重すぎる」ので同盟国も「もっと協力しろ」と言う話にすぎません。
 米国が世界の警察官をやめ「日米安保、米韓安保、NATOなどの軍事同盟」が「縮小ないし廃止」の方向に向かえば非常にいいことだと「ハト派として思います」が米国にはその意思はない。
 まあ、ウクライナ戦争下においてNATOを廃止することは「ロシアを利しかねません」ので「当面はNATOを続ける」にせよ、少なくとも「スウェーデンフィンランドの加盟」によるNATO拡大は「すべきでなかった」と思います。
 ウクライナ戦争に手一杯のロシアがスウェーデンなどに侵攻する可能性はなく、そういう意味ではスウェーデンなどが「慌ててNATO加盟する必要」はどこにもないからです。「ウクライナ戦争を悪用した火事場泥棒、いわゆるショック・ドクトリン - Wikipedia(惨事便乗型施策)」だと思いますね。
 ウクライナ戦争下においては「ロシアを利するのか」と批判が予想され、言いづらいことではありますが「NATOは将来的にはなくすべきだ」が俺の考えです。勿論、現状での即時廃止(可能性は低いですが)は「ロシアを利しかねません」ので「当面はNATOを続ける」ことにまでは反対しませんが。

 イラク戦争20年にあたり、アメリカの侵略戦争に加担し派兵した日本の責任、そこから学ぶべき今後への教訓について考えたい。

 そんなことよりも高世は小泉訪朝(2002年9月)から21年にあたり「救う会の無茶苦茶な主張(特定失踪者デマなど)」に加担した自分の責任、そこから学ぶべき今後への教訓について考えたらどうなのか。
 つまりはそういうことであるなら、小泉元首相、田中均氏、蓮池透氏らに陳謝する用意くらいはあるんだろうな - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)(2020.12.21)と言う話です。

*1:一応お断りしておけばこれは「アレフがまともな団体である」と言う意味ではありません。アレフに「多額の金銭寄付の強要」「正体を隠した勧誘」等の問題があれば批判されて当然です(あるか知りませんが)。

*2:貝阿弥弁護士が現在、所属する大手町法律事務所の経歴紹介に寄れば和歌山地方・家庭裁判所長、長野地方・家庭裁判所長、東京家庭裁判所長、東京地方裁判所長等を歴任。定年退官後、弁護士登録

珍右翼・高世仁に悪口する(2023年3/19日分)(副題:自分を棚上げして偉そうなことを抜かす高世仁に心底呆れる)

放送法の「不偏不党」は政治への要請 - 高世仁のジャーナルな日々

 高世仁のニュース・パンフォーカスNo.34「アフガニスタン・リポート③中村医師の実践に見る異文化との共生」を公開しました。ご関心あればお読みください。アフガニスタンでなぜタリバンが支持されるのかも理解できると思います。
高世仁のニュース・パンフォーカス アフガニスタン・リポート③ 中村哲医師の実践に見る異文化との共生 | つなぎ | 新聞新発見メディア
 いま、女性の人権抑圧を理由にタリバン政権への国際制裁が続いています。
 中村さんは、女性の権利の問題は、外国からの圧力によってではなく、アフガニスタン人自身で決めていくよう見守るべきだといいます。
 「アフガン人にとってイスラム教とは人間の皮膚以上に密接なもので、生活の隅々までを律する精神文化だ。その中に女性の地位向上を肯定する考えがない訳ではない。外圧ではなく、彼女たちが納得できる言葉で語られるべきだ」。
 異文化との共生、多様性の尊重などの言葉をよく耳にするようになりました。しかし、その本当の意味を私たちは理解しているでしょうか。「良かれ」と思って、私たちの善悪の基準や価値観を異文化の人々に押し付けていないでしょうか。

 朝鮮学校無償化除外、補助金不支給などという無法に賛同する野郎「高世」がよくも「タリバンの多様性を認めろ」とほざけたもんです。
 女性の権利の問題は圧力によってではなく、アフガニスタン人自身で決めていくよう見守るべきだといいます。という「中村主張」を高世が支持するなら「仮に朝鮮学校の教育に、高世らが非難するような北朝鮮体制美化等の問題があるとしても」朝鮮学校とて同じではないのか。
 無償化除外、補助金不支給という朝鮮学校の教育の問題は圧力によってではなく、朝鮮学校関係者たち(保護者、生徒、教職員)が納得できる言葉で語られるべきだではないのか。
 それはともかく、「女性の権利」が欧米から問題にされる「イスラム国家」は何もアフガンだけではない。最近だと以下のような出来事もあります。

EU、イランのスポーツ青年相らにも制裁 女性選手の人権侵害関与:朝日新聞デジタル2023.1.24
 欧州連合EU)は23日、ブリュッセルで外相会合を開き、女性が髪の毛を隠す布「ヒジャブ(ヘジャブ)」をめぐる人権侵害を理由に、イランのスポーツ青年相ら18人と19団体に対し、EU域内の資産を凍結するなどの制裁を科した。
 また、抗議デモの弾圧に関与したイランの特殊警察や、参加者の監視などに使われたセキュリティー機器の製造関連企業なども制裁対象に加えられた。

米、イラン抗議デモ弾圧に制裁 国際女性デーに合わせ発表 - 産経ニュース2023.3.9
 バイデン米政権は「国際女性デー」にあたる8日、イランで昨年秋から続く反政府デモ弾圧などの人権侵害に加担したとして、イラン革命防衛隊の地方幹部や刑務所の運営責任者ら5人と、治安当局にデモ鎮圧用装備を納入する企業3社とその経営者3人に制裁を科すと発表した。
 イランでは昨年9月、頭髪を覆うヘジャブの着用が不適切だとして風紀警察に拘束された女性、マフサ・アミニさん=当時(22)=が急死したことへの抗議デモが全国に拡大し、これまでに当局の弾圧で500人以上が殺害、約2万人が逮捕されたとされる。

 「女性差別を理由とした欧米の対イラン制裁」について「高世はどう考える」のか。「アフガンのタリバン」同様に「圧力によってではなく、イラン人自身で決めていくよう見守るべき」としてイラン制裁にも反対するのか。
 といったら「高世は何も考えてない」でしょう。「タリバンの多様性を認めろ」は高世の本心と言うより「中村氏が創設したペシャワール会タリバンへの経済制裁に否定的)」への「こびへつらい」でしかないでしょう。だから「ペシャワール会へのこびへつらい」にならない、例えば「イランの女性問題」については高世は何も考えてないでしょう。
 高世のようなクズには心底呆れます。

 高市氏は「世界日報の正体を知ったうえで関係を持っていたと考えるのが自然だ。もし知らなかったら、政治家として常識知らずということになる。

 高世の方こそ「新しい歴史教科書をつくる会理事」という三浦小太郎の正体を知った上で

嘘の人権 偽の平和 - 高世仁のジャーナルな日々2010.12.26
 畏友、三浦小太郎さん
 以前から、彼の見識の深さ、確かさには教えられることが多かった。
 かねがね、私は三浦さんは思想家としてもっと注目されるべき人物だと思っていた

2019年に読んだ10冊の本 - 高世仁のジャーナルな日々2019.12.31
 三浦さんは長い付き合いの畏友である。

などと三浦を美化してきたのではないのか。
 もし知らなかったら自称ジャーナリストとして「常識知らずということになる。」でしょう。
 とはいえジン・ネット業務終了のお知らせ - 高世仁のジャーナルな日々(2020.3.3)以後(2020年3月のジンネット倒産以後)はこの種の三浦美化をやらなくなった高世です。ジンネットの経営のために「三浦には利用価値がある」と思って、三浦を持ち上げていたのでしょう。実に分かりやすい(呆)。
 とにかく、高世は偉そうなことを抜かすのなら「過去の三浦美化」についてまともに謝罪したらどうなのか。高世は建前では「自虐史観批判」という「つくる会(三浦)と同じ立場ではない」はずです。
 というか、ここで高世が批判する「高市のような放送法曲解」で放送局に政治介入しようとしてきたのがまさに「つくる会理事の三浦小太郎ら右翼」なのですが。
 「つくる会理事」三浦や「三浦のウヨ仲間たち(つくる会会長の高池勝彦、副会長の藤岡信勝など)」はそうした放送法曲解に基づく「放送法遵守を求める視聴者の会 - Wikipedia(公式サイト新・視聴者の会)」の賛同者です。
 放送法云々といいながら「放送法の曲解をしてきた一人である三浦」を畏友呼ばわりなど、高世はデタラメにもほどがあります。高世がこの記事で「高市批判」しても「放送法遵守を求める視聴者の会」などの民間右翼の動きに全く触れないのは「荒木和博(特定失踪者問題調査会代表)」「西岡力救う会会長)」「三浦小太郎」など「放送法曲解をしてきたウヨ」と親密交際してきた事への「後ろめたさがあるから」でしょう。どこまでも「恥知らずで醜悪な高世」です。

 テレビはWBCで野球のネタ一色だが、放送法の解釈変更と放送事業者への圧力の問題をしっかり掘り下げないと、自分の首を絞めることになるんだよ。
 放送人としての矜持を。

 高世仁の幼稚なデマ自慢を平然と垂れ流すNHKの馬鹿さとクズぶりに本気であきれ返る - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)という恥ずかしいデマ自慢をしていた高世の方こそ「放送人としての矜持」はあるのか、と問いただしたい。
 というか「ジンネットを倒産させてからは事実上、引退状態の分際」で放送人面してよくもほざけたもんです。
 しかも倒産した理由は

けっきょく「横田めぐみ拉致問題における安明進証言」などというものにのっかったのが、高世仁が会社をこかした淵源(の少なくとも1つ)ではないか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2021.5.25
巣食う会とか家族会系の連中とかかわった北朝鮮関係の言論人は、その後ろくな状況でないと思う(関川夏央や高世仁、恵谷治、李英和ほか) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2021.7.14

という「放送人としての矜持」に反する高世の愚行です。
 「繰り返しますが」高世のようなクズには(以下略)。
 それにしても「敵(ボーガス、つまり俺)の敵(高世)は味方」程度の理由でしかなかったのでしょうが、kojitakenが
「映画『ミスター・ランズベルギス』を観て」、「嘘の上に立つ偽りの帝国(ランズベルギス)」(「高世仁のジャーナルな日々」) - kojitakenの日記(2022.12.30)で高世仁を絶賛したのには呆れますね。
 その後、

田中均元外務省アジア大洋州局長が、日朝首脳会談直前に米国高官に会談についての事前通告をしたことを認めた(高世仁とか家族会ほかの面々は、どんだけ馬鹿なのかと思う) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2022.9.12
高世仁の仕事仲間(?)だった野村旗守が、北朝鮮問題から撤退したあたりが、つまりは連中の北朝鮮分析がろくでもないものである証左だ(関川夏央や李英和らもご同様) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2023.1.29

などの高世批判記事に気づいた上、「それらの高世批判」に一定の正当性があると思ったのか、「映画『ミスター・ランズベルギス』を観て」、「嘘の上に立つ偽りの帝国(ランズベルギス)」(「高世仁のジャーナルな日々」) - kojitakenの日記(2022.12.30)が「kojitakenが高世を好意的に取り上げた最後の記事」になったのは実に滑稽です。kojitakenのような「デタラメなクズ」にも心底呆れます。

kojitakenに今日も悪口する(2023年3/19日記載)

陰謀論者たちが同じ政党(組)に結集する事態は避けてほしい/山本太郎、原口一博、安藤裕などなど - kojitakenの日記

 性的マイノリティに対しても、山本はかつて隠し子騒動を引き起こしたことからもわかる通り意識が低いというよりは積極的に阻害あるいは迫害する側の人間だ。

 「?」ですね。
 隠し子騒動を理由に「浮気するとは、妻に対して不誠実だ(前妻との離婚後の出産のようだが、おそらく隠し子の母親との交際は離婚前からあった)」というならともかく、「性的少数派差別」と「浮気」と何の関係があるのか?
1)性的少数派とて当然、浮気することはあり得る 
2)kojitakenのこの珍論では

【政治家(元政治家を含む)】
山崎拓・元自民党副総裁
細野豪志衆院議員*1山本モナとの浮気が発覚し謝罪)
山尾志桜里・元民進党政調会長(倉持麟太郎との浮気が発覚し謝罪)
【芸能人】
◆俳優・東出昌大(女優・唐田えりかとの浮気が発覚し謝罪。妻である女優・杏とは離婚)

など浮気(配偶者とは異なる愛人の存在)が発覚した人間は「それだけ」で軒並み「LGBT差別者」と認識していい事になるがそんな認識はおかしい
3)むしろ「浮気を否定する右派系宗教団体」に「浮気とLGBTをどちらも性的不祥事として敵視する団体が多い」と言う意味で「?」なkojitakenの珍論です。
 おそらく、れいわなり、山本なりの言動から「LGBT差別を見つけたかった」ところ、見つからなかったが「LGBT差別者」と決めつけるためにこんな無茶苦茶な珍論をするのでしょう。
 LGBT差別発言が山本やれいわにないなら、彼らを「LGBT差別者」には「認定できない」。
 山本の隠し子騒動は「妻に対して不誠実」とは言えても「LGBT差別」云々とは何の関係もない。
 その程度の常識も「嫌いな山本を叩くため」には消え去ってしまうアホがkojitakenのわけです。
 なお、気になったので「れいわ、LGBT」でググりましたが

【声明】岸田政権による性的マイノリティに対する差別発言に抗議する声明(れいわ新選組 2023年2月7日) | れいわ新選組
 れいわ新選組は政府に対し、同性婚の法制化や、昨年に野党共同提出している「LGBT差別解消法案」の早期成立と「性同一性障害特例法」の不妊要件撤廃等を強く求める。

ということでkojitakenの言うような「LGBTへの差別性」は特に感じません。
 まあ、ここで

 現状の新選組の支持層は(新)左翼やリベラルが多い。政治家は支持者の意向に背く政策はとれないと晩年のガルブレイス*2が書いていた*3が、それが山本の意に沿わない制約になり、そのことが山本がストレスを感じる原因になっているのではないかと私はずっと前から推測*4している。

などと放言し「れいわのLGBT施策主張は山本の本心に反する」と根拠レスで言うバカがkojitakenなのでしょうが。
 なお、誤解する人はいないと思いますが、俺は「kojitakenの山本批判はデタラメだ」といっているにすぎません。れいわや山本のLGBT主張を高評価しているわけではない。

 安藤*5と原口*6の両名が元号を組名に冠する×××新選組に加入した日には、同組は本格的な右派ポピュリズム政党になってしまう。それは避けてほしい。現状のように新選組、立民、くにもりに分かれて存在*7してくれる方が助かる。

 「様々な事情」から「原口は立民に、安藤はくにもりにいる」のでそのような事態が生じるとは俺は思っていません。特に「国会に議席のない泡沫政党くにもりから国会に議席があるれいわに移籍(安藤の場合)」ならまだしも「最大野党からミニ政党れいわに移籍(原口)」なんて「(金の疑惑、セクハラなど不祥事によって)原口が立民から除名でもされない」限りまずあり得ない。
 それはともかくkojitakenには「?」ですね。まず第一にこんなことをkojitakenが言ったところで全く無意味です。
 「れいわ党員でもないkojitaken」にはそのような事態を防ぐ手立てはないからです。「自分にはどうすることもできないこと」について「ホニャララになってほしい」と言っても意味が無い。
 第二にkojitakenにとって「何故助かる」のか。
 例えば立民党から「原口のような陰謀論者がいなくなって欲しい*8」と思う「アンチ原口の立民党支持者」にとっては「原口が立民を出て行って、同類の陰謀論者と一緒になってくれた方が有り難い」でしょう。kojitakenのような物言いは「アンチ原口の立民党支持者」にとっては「?」でしょう。
 結局、kojitakenが「原口や安藤がれいわ入りした場合」に「れいわが右翼政党として躍進するのではないか」と恐れてると言うことでしょうが、あまりにも「敗北主義」ではないか。日頃、偉そうなことを放言してるくせに、kojitakenも随分と弱気です。
 何故「立民党から原口のような陰謀論者がいなくなって欲しい、れいわでも何処でもいいから出て行って欲しい」と思わないのか?

*1:野田内閣環境相民主党幹事長(海江田代表時代)、政調会長岡田代表時代)、民進党代表代行など歴任

*2:1908~2006年。ハーバード大学名誉教授(経済学)。著書『不確実性の時代』(1983年、講談社文庫→2009年、講談社学術文庫)、『新しい産業国家』(1984年、講談社文庫)、『経済学と公共目的』(1985年、講談社文庫)、『ゆたかな社会』(1990年、岩波同時代ライブラリー→2006年、岩波現代文庫)、『満足の文化』(1998年、新潮文庫→2014年、ちくま学芸文庫)、『大暴落1929』(2022年、日経BPラシックス)など(ジョン・ケネス・ガルブレイス - Wikipedia参照)

*3:ガルブレイスを持ち出すまでもない当たり前のことだと思いますが、こう書くことでkojitakenはインテリぶってるのでしょう。なお「ガルブレイスガー」と書いても「うろ覚えや又聞き」なのか、「著書名」を書けない辺りがkojitakenらしい情けなさです。

*4:勿論そのように推測するまともな根拠は何もないでしょう。

*5:第四次安倍内閣復興大臣政務官

*6:鳩山、菅内閣総務相、国民民主党国対委員長など歴任

*7:この三党以外には「右翼系の陰謀論者」がいないかのようなkojitakenの物言いですが、自民や維新、国民民主にも「右翼系の陰謀論者」はいると思います。

*8:但し立民党内の陰謀論者は残念ながら原口以外にもいるでしょうが。

常岡浩介に悪口する(2023年3月18日分)

常岡浩介
 この(ボーガス注:プーチンロシア批判の?)ご時世によかったですね!上坂すみれさんおめでとうございます
『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』
『#ロシデレ』
TVアニメ化決定!!🌸🌸
 ロシアンJKがデレてくる⁉️
 ニヤニヤ必至♡な青春ラブコメがついにTVアニメ化決定です🎉🙌
🏫CAST🏫
久世政近:#天﨑滉平
アーリャ: #上坂すみれ

 おそらく「アンチロシア」常岡のことなので、本当に喜んでるわけではなく、上坂氏への「悪口のつもり」でしょうが、全く非常識です。
 プーチンロシア批判とは「ロシア全否定」ではない。まさかこのアニメや「原作漫画」も「プーチン美化」ではないでしょう。

じゃあてめえら産経新聞社社員は、中国製品を使っていないのかという話になる - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
 馬鹿、そういうつまらん言いがかりをつけるものじゃない(呆れ)。ある国の政府や政策に批判的であることと、その国の工業製品を使用したり、文化(映画、絵画、文学、音楽、アニメーションのような創作物、建物、自然、歴史、食品その他いろいろありますわな)に親しんだりすることは、話の次元が違います。ベトナム戦争の時代だって、米国のベトナム撤退を叫ぶ学生だって、サリンジャーなどの米国文学を読むし、コカコーラは飲むし、米国のロックやフォークを聞いたし、米国映画も見たし、あるいはヒッピー文化にあこがれたわけです。ある国に批判的である=その国のあらゆるものを否定してその国の工業製品も使わない、なんて話ではない。

という批判は常岡に対しても該当します。

参考

時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん - Wikipedia
 小説投稿サイト『小説家になろう』にて短編小説として2020年5月から掲載され、角川スニーカー文庫より2021年2月から刊行されている。略称は「ロシデレ」。『マガジンポケット』(講談社)にて手名町紗帆によるコミカライズが2022年10月29日より連載されている。2023年3月17日、テレビアニメ化が発表された。

上坂すみれ - Wikipedia
 上智大学国語学部ロシア語学科卒業。
 『ガールズ&パンツァー』のノンナ役では特技のロシア語を披露している。
 ロシア関連での仕事の依頼もあり、大学4年生のときに日本大使館がモスクワで主催したJ-FESTで出演したほか、東洋文庫ミュージアムの「ロマノフ王朝展」(2017年)ではオフィシャルサポーターとして、ナレーションや『ロシア文学者・亀山郁夫*1との対談』を務め、在ユジノサハリンスク日本国総領事館主催の「サハリン日本文化デー」(2017年)では日本のアニメ文化を紹介するトークショーに出演した。

*1:東京外国語大学名誉教授(元・東京外国語大学学長)。名古屋外国語大学学長。著書『甦えるフレーブニコフ』(1989年、晶文社→2009年、平凡社ライブラリー)、『終末と革命のロシア・ルネサンス』(1993年、岩波書店→2009年、岩波現代文庫)、『ロシア・アヴァンギャルド』(1996年、岩波新書)、『破滅のマヤコフスキー』(1998年、筑摩書房)、『磔のロシア:スターリンと芸術家たち』(2002年、岩波書店→2010年、岩波現代文庫)、『熱狂とユーフォリアスターリン学のための序章』(2003年、平凡社)、『ドストエフスキー・父殺しの文学』(2004年、NHKブックス)、『大審問官スターリン』(2006年、小学館→2019年、岩波現代文庫)、『「カラマーゾフの兄弟」続編を空想する』(2007年、光文社新書)、『ドストエフスキー・謎とちから』(2007年、文春新書)、『ドストエフスキー・共苦する力』(2009年、東京外国語大学出版会)、『「罪と罰」ノート』(2009年、平凡社新書)、『ドストエフスキーとの59の旅』(2010年、日本経済新聞出版社→『偏愛記:ドストエフスキーをめぐる旅』と改題して2013年、新潮文庫、『ドストエフスキーとの旅』と改題して、2021年、岩波現代文庫)、『チャイコフスキーがなぜか好き』(2012年、PHP新書)、『謎解き 『悪霊』』(2012年、新潮選書)、『そうか、君はカラマーゾフを読んだのか』(2014年、小学館)、『ゴルバチョフに会いに行く』(2016年、集英社)、『ショスタコーヴィチ・引き裂かれた栄光』(2018年、岩波書店)、『ドストエフスキー・黒い言葉』(2021年、集英社新書)など(亀山郁夫 - Wikipedia参照)

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2023年3/18日分:荒木和博の巻)

◆荒木ツイート

 令和5年3月17日金曜日「荒木和博のショートメッセージ」第1067号。三題噺みたいですが、拉致問題には電話が色々なところで出てきます。

 6分18秒の動画です。
 まず第一にここで荒木が言う「拉致と電話」云々の拉致には「特定失踪者」が含まれています。
 電話にしても「工作員拉致被害者を電話で呼び出した」なんてまともなもんではない。
 「特定失踪者の失踪後、不審電話があった」程度の話でしかない。勿論、「ただの間違い電話」や「悪徳商法オレオレ詐欺等の犯罪電話」にすぎない可能性の方が大きいでしょう。小生の家にも悪徳商法などいかがわしい電話はたまにかかってきます。
 あるいは

なにを北朝鮮が群馬県なんかで苦労して拉致をするんだか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
 ところで加藤八重子さんは電電公社(現在のNTT)の職員でした。

等という話でしかない。荒木は「北朝鮮が電話技術者を拉致」云々と言い出すわけですが、そんな主張にはまともな根拠は何もありません。
 第二に「電話技術者を拉致」にせよ「電話で呼び出し」にせよ、仮にそれが事実だとして、そんなことが拉致被害者救出と何の関係があるのか。何の関係もない。
 最後まで動画を見ましたが、荒木が金正恩の髪型を「黒電話みたいでかっこ悪い」と悪口したのには吹き出しました。
 そんな「髪型への悪口」と拉致解決と何の関係があるのか。特定失踪者の失踪後、不審電話があった云々、加藤八重子さんは電電公社(現在のNTT)の職員云々以上に全く関係ない。
 ちなみに「金正恩、黒電話」でググったら以下がヒットしました。反北朝鮮ウヨ方面で流行の物言いなんでしょうか。

金正恩 - Wikipedia
 正面から見ると黒電話の受話器のような輪郭をしているため、「黒電話」と揶揄されることがある。

【2017ネット騒がせたニュース】座談会で決まった今年の中心は「黒電話!」ワガママで挑発好き(6/6ページ) - 産経ニュース2017.12.30
司会
「ところで、ネットで金正恩氏がなんて呼ばれているかご存じですか?」
欧米D
「黒電話(笑)。あの髪型が似ているということだね」

【北朝鮮】黒電話すぎる金正恩の髪型コラがもう爆笑不可避www | masyu@blog.com
金正恩が黒電話にしか見えなくて困ってるwwwww(※画像あり): VIPワイドガイド
【画像アリ】金正恩の黒電話の受話器みたいな髪型に側近も笑う
 それはともかく今の若い人は「黒電話 - Wikipedia(ダイヤル式電話)」といっても「何ですか?」でしょうね。まずそんなものは今の日本では見かけませんからね。
 小生(1970年代生まれ)も幼い頃(1980年代)は黒電話の家が結構あったんですけどね(そもそも小生の家も黒電話でしたし、勿論小生も使っていました)。1990年代途中(もはや正確な時期を覚えてませんが)からプッシュホン式に切り替えましたが。
 勿論昔の映画やドラマだと当然黒電話です。
 映画天国と地獄 (映画) - Wikipedia(1963年)、新幹線大爆破 - Wikipedia
(1975年)との「犯人との電話シーン」などは黒電話じゃないか。


参考

消えゆく「黒電話」マーク…時代とともに変化(1/4ページ) - 産経ニュース2019.11.7
 多くの印刷物から電話番号を表す記号としてつけられてきた「黒電話」のマークが消えつつある。産経新聞でも昨年秋から黒電話マークを掲載しない方針が示された。デザインのモデルになっている受話器のついたダイヤル式の電話は家庭からすっかり姿を消したからだ。現在では個人で手軽に使えるスマートフォンが主流で、10~20代の若者世代は「マークは知っていても、実際に黒電話を使ったことはない」という声が大半を占めた。このまま黒電話マークは消えてしまうのだろうか。(中井美樹)
 産経新聞は昨年11月上旬、「黒電話」マークを掲載しないことを決めた。問い合わせ先の電話番号を示す場合には、そのまま数字を並べたり、数字の最初に「電話」と漢字で書いている。この傾向は他紙でも同様で、記事中に「黒電話」マークはほとんど使われていない。雑誌を調べてみても、裏表紙に編集部や広告部の電話番号が掲載されているが、「黒電話」マークを使っていたのは、週刊誌「AERA」など数えるほどしかない。
 一方、スマートフォンを見てみると、電話機能を起動させる場所に「受話器」マークがある。言葉が分からなくても誰でも理解できるように公共施設などで使用されている「ピクトグラム」と呼ばれる絵記号でも、電話を示すマークとして受話器をデザインしたマークが一般的になっている。
 実際、若者たちは「黒電話」マークについて知っているのだろうか。若者文化の発信地で知られる大阪・アメリカ村で10~20代の若者10人に聞いてみた。
 すると、全員が電話をデザインしたマークであることを理解していた。ところが、実際に黒電話を見たことがあるのは8人もいたが、使ったことがあるのはゼロ人。
 「友達の家でおばあちゃんが使っていた」「旅館に泊まったときに置いているのを見た」という声がある一方、「小学校で昔の暮らしを学ぶ授業で見た」という人も2人いた。昭和の家庭が舞台になった関西テレビ系の国民的アニメ「ちびまる子ちゃん」「サザエさん」で見たとの回答も多かった。

電話といえばあのマーク ダイヤル回す黒電話、何がすごくて技術遺産 | 毎日新聞2021.11.1
 国立科学博物館が選ぶ「未来技術遺産」に9月、「黒電話」が登録された。今ではすっかり見かけなくなったが、昭和を知る世代なら誰でも使ったことがあるだろう。
 黒電話を前にすると、今の若い人はもしかしたら戸惑うかもしれない。受話器を取り、相手の電話番号の通りに円形のダイヤルをジーコジーコと回して電話をかける。
 「実際、NTTの新入社員でも使い方を知らない人がいますよ」。
 東京都武蔵野市のNTT技術史料館を訪ねると、担当の岩田玲子さん(42)が教えてくれた。
(以下は有料記事なので読めません)

懐かしい生活道具一堂に ダイヤル式黒電話や竿秤 小城市立歴史資料館で企画展 | まちの話題 | 佐賀新聞ニュース | さがから by佐賀新聞2023.2.18
 明治から昭和にかけて使われた生活道具を紹介する「くらしのうつりかわり展」が、小城市小城町の市立歴史資料館で開かれている。ダイヤル式黒電話など身の回りから消えていった道具類が並び、昔の生活を懐かしむことができる。
 市内の小学3年生が社会科の授業で訪れており、16日は砥川小の21人が見学した。児童たちは竿秤(さおはかり)やダイヤル式黒電話などの使い方を学芸員らから教えてもらった。
 受話器を持ってダイヤルを回した児童は「これで電話が通じたのが不思議」と話し、コメや麦の選別に使った農機具の唐箕(とうみ)も興味深そうに見ていた。

 赤字部分には個人的には「何だかなあ」「竿秤唐箕と一緒扱いしないでくれ」感がありますが、まあ最近の若者はやはりそうでしょう。「昭和も遠くなりにけり*1」といったところです。未来技術遺産については重要科学技術史資料 - Wikipedia(2020年度まで)、重要科学技術史資料 :: 産業技術史資料情報センター Center of the History of Japanese Industrial Technology(2022年度まで)でわかります。
 黒電話以外では

カシオ計算機の電卓カシオミニ - Wikipedia
ソニーベータマックス - Wikipediaウォークマン - Wikipedia
◆日本で開発された合繊繊維ビニロン - Wikipedia
◆日本初の電気洗濯機(東芝
富士フイルムの使い捨てカメラ(レンズ付きフイルム)写ルンです - Wikipedia
ヤマハ電動アシスト自転車
フロッピーディスク

などがあります。

*1:昭和期に活躍した俳人中村草田男(なかむら・くさたお、1901~1983)の代表作の一句「降る雪や明治は遠くなりにけり」が元ネタ(例えば【書評】『昭和も遠くなりにけり』矢野誠一著 - 産経ニュース参照)

今日も「反党裏切り分子」松竹伸幸に悪口する、ほか(2023年3/18日分)

「容共は戦争当夜の声」 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba
 歴史が示す「反共は戦争前夜の声」に対する批判のつもりのようですが「はあ?」ですね。 

 私としては「赤旗」で名指しの批判などがないかぎり、統一地方選挙が終わる4月後半まで、除名問題をめぐって*1党のことを批判的に取り上げることはしないでおこうと思っている。

 「「赤旗」で名指しの批判がない限り、しないと確約する」のではなく「「赤旗」で名指しの批判などがない限り、しないでおこうと思っている」と言う辺りが松竹らしいせこさです。「など」とは一体何なのか?
 何故「しない」と確約、断言できないのか。できる限り、曖昧に表現し、統一地方選期間内でもいつでも党批判できるようにしたいという算段でしょう。何処まで下劣なのか。

 こうなる以前、共産党に対するメディアへの期待は大きいものであった。

 松竹的にはそういうことにしたいのでしょうが、とてもそうは思えませんね。
 マスコミが共産党を好意的に報じた報道など「松竹除名前」から、最近は見たことがないですが。

◆不破『マルクスは生きている』(2009年、平凡社新書)、『不破哲三・時代の証言』(2011年、中央公論新社

など大手メディアからの共産幹部の著書出版もしばらく前の話です。
 むしろ

自民・野田聖子氏「医療的ケア児の息子、公立保育園断られた」 京都で支援考える講演会|社会|地域のニュース|京都新聞2023.2.12
→医療ケア児の子どもを持つ野田聖子を「そうした方面で頑張ってる」と礼賛。
 共産党の除名処分「党内民主主義が機能していないのでは」 有識者が指摘する「党外への影響」|社会|地域のニュース|京都新聞(2023.3.18)なんて反共記事を書く京都新聞が「野田美化」とは「ああ、やはり反共&自民万歳新聞か(呆)。予想の範囲内だけどね(苦笑)」を禁じ得ません。
G7会合で河野担当相「世界のデジタル社会を一つに」「親族が大勢群馬」 上毛新聞単独インタビュー | 上毛新聞社のニュースサイト2023.3.15
→「デジタル相」河野太郎の「自画自賛」独演会を実施

など「共産以外の政治家へのおべっか記事」ならよく見ます。
 なお、これはマスコミ批判ではなく単に客観的事実の指摘にすぎません。もし「いや、共産を褒めるマスコミ記事もある」というなら松竹は何かそうしたマスコミ報道を出したらどうなのか。

 その際、どのメディア*2も一様に強調していたのは、自民党政治に対する野党の存在を確固としたものにする上で、もはや立憲に期待できるようなこともなく、あとは共産党が変わる*3という選択肢しかないね*4ということだった。そういう問題意識をみんな持っていたから、私の記者会見にも多くが参加してくれたのだ。

 「除名で全てが共産党にとってマイナスに変わった」と言いたい松竹的にはそういうことにしたいのでしょうが、とてもそうは思えませんね。
 単に「一枚岩と思われがちな共産党から造反者(松竹)が出た」という事実に「ニュースバリューがある」と思っただけでしょう。

自民党からの造反者(郵政選挙での離党組:多くはその後、郵政民営化を容認し、自民党執行部に頭を下げて復党しましたが)
◆立民党からの造反者(自民に移籍した今井瑠々)
文科省からの造反者(加計告発の前川元次官)
自衛隊からの造反者(セクハラ告発の五ノ井氏)
ジャニーズ事務所からの造反者(退所して新しい地図を結成した稲垣、香取、草薙)

など「造反者たち」に「一時的であれ」注目が集まったのと構図は全く変わりません。
 大体「もはや立憲に期待できるようなこともなく」とはどういう意味なのか。「立憲に期待できない」のに「松竹は立憲との野党共闘」を主張するのか。主張が意味不明すぎます。「論理の整合性、一貫性に欠ける」松竹らしい「頭の悪さ」と言うべきでしょうか。
 そもそも本当に共産党に期待してるのなら、「上から目線」で「共産党は変わるべき」と失礼なことを言ったりはしないでしょう。「変わってほしい」と思う場合でも、こんな失礼な物言いはしない。もっと気を遣うでしょう。「本当の支持者」とはそういうものです。松竹が脳内ででっち上げたデマカセを放言するからこういう不自然な話になる。

 「反共は戦争前夜の声」があらわしていた「戦争」とは、いうまでもなく朝鮮戦争(1950.6.25開始)のことである。

 勿論それも入りますが歴史が示す「反共は戦争前夜の声」を読むだけでも「ナチドイツのポーランド侵攻とそれ以前のドイツ共産党弾圧」「日中全面戦争前の三・一五事件」も意味してることは分かります。その点を何故松竹は無視するのか。

 岸田政権の大軍拡も、中国が台湾の武力解放を公言し、尖閣への侵入をくり返しているもとで、それへの対抗策として打ち出されているものだ。

 やれやれですね。「岸田軍拡」を中露、北朝鮮など周辺諸国のせいにする気なのか。
 もはやこの男は「岸田軍拡を容認する反党右翼分子」「除名されて当然の不良党員」以外の何物でも無いでしょう。
 「岸田軍拡を容認する松竹」などもはや、共産だけでなく「護憲平和運動」「左翼運動(社民党新社会党など)」などにとっても「不倶戴天の敵」でしかない。
 共産を離党して他党(自民、立民、維新、国民民主など)に入党するなり松竹新党を作る(そんな能力はないのでしょうが)なりしたらどうなのか。共産に在籍することは義務ではない(離党したければいつ離党してもいい)のですが、この男はここまで党方針を無視した物言いをして一体何がやりたいのか。紙屋もよくもまあ日本共産党の党内民主主義について - かみや貴行のブログ 1%でなく99%のための福岡市政をで松竹擁護なんて恥ずかしいことができたもんです。
 そしてkojitakenもよくもまあ「紙屋の松竹擁護」を権威主義と陰謀論をめぐるさまざまな問題 - kojitakenの日記で美化できたもんです。
 ついでに言えば中国は「台湾の武力解放」など公言していません。「独立宣言をすれば軍事侵攻もあり得る」と言う言明をそのように評価するのは認識の歪みが酷すぎる。また「独立宣言をすれば軍事侵攻もあり得る」は鄧小平時代からの主張で、昨日今日始まった主張でもない。
 「イラン、サウジの仲介」や「馬前総統の訪中受け入れや、いわゆる断交ドミノ(最近はホンジュラス)」を見るに中国は「独立宣言がない限り侵攻しない」でしょう。
 「敵対関係にあったサウジ、イランの仲介」をして平和外交をアピールしながら、「自ら台湾侵攻を強行する」のは「矛盾した行為」だし、軍事侵攻で手っ取り早く片をつける気なら「断交ドミノや馬前総統の訪中受け入れ(台湾への政治的牽制)」などする必要もない。
 尖閣にしても是非はともかく「尖閣国有化(野田内閣)」など日本側への対抗策であり、中国が一方的に何かを仕掛けてるわけではない。
 そもそもこの松竹の認識だと「訪中を表明した馬英九・前台湾総統」はどう評価されるのか。「中国にこびへつらう裏切り者」扱いか。
 いずれにせよ、「統一地方選は国政選挙ではない」ので、良かれ悪しかれ、「国政アピール」は選挙結果にそれほど影響しないでしょう。大事なことは「地方政治における争点」のアピールです。この点「安保論」しか興味の無いらしい松竹は論外の存在です。
 なお、世論調査では、共産党の支持率が松竹除名後も「ほぼ横ばい(なお、この点は他党もあまり変わらず、ほぼ横ばい)」であることを松竹がどう理解するのか聞きたいところです。
 「松竹除名後」も支持層(コアな支持層だけでなくソフトな支持層も含めて)は共産からほとんど離反しなかったと言う事実は「松竹が共産支持層に全く評価されてないこと」を示しています。共産支持層に評価されない松竹の主張(特に右翼的安保論)を採用してもかえって党勢が衰退するだけです。
 松竹が共産支持層に評価されない大きな理由は「松竹の右翼的安保論」でしょう(俺もその一人ですが)。
 松竹が「右翼的安保論なし」で「党首公選論」だけ唱えてれば今よりは「松竹に支持が集まった」かもしれません。勿論松竹にとって「右翼的安保論」は「絶対に捨てることのできない代物」でしょうが。
 なお、以上は松竹記事に投稿しますがいつも通り掲載拒否でしょう。


共産党が松竹伸幸氏に続き“京都の実力者”も除名の異常事態 問われる「市田」「穀田」の人間性 | デイリー新潮
 反党分子なら実力者だろうが除名されるだけの話です(本当に鈴木が実力者なのか知りませんが)。「異常事態」でも何でも無い。
 むしろ「実力者だから」といって甘い態度を取ったら示しがつきません。それにしてもこの種のウヨ雑誌では「いつものこと」ですが「正体不明の怪人」が党に悪口するだけですから信用性ゼロで話になりません(そもそも具体性にも乏しいのですが)。
 それにしても「以前から市田氏(副委員長、元書記局長)や穀田氏(国対委員長兼選対委員長)(どちらも京都の幹部)と鈴木は犬猿の仲だった」という週刊新潮記事が事実なら「そんな人間が善意で党に諫言するわけがない→どう見ても、鈴木の行為は善意ではない(明らかに反党行為)」「鈴木とグル(共犯関係)の松竹の行為も善意ではない(明らかに反党行為)」ですが週刊新潮にとっては「市田や穀田が以前から不仲の鈴木をついに抹殺した、市田らは悪辣だ」といえれば「鈴木の主張(善意の党改革論)は嘘ではないか」ということはどうでもいいようです。


吉村知事の共産党攻撃「民主主義の否定」/山下氏が反論
 松竹除名を利用したこうした維新の「共産への攻撃」に対して同調もしないが反論もしないという辺りが松竹のゲスさですね。
 「同調してない」と言い訳したところで反論せずに黙りである以上同調と同じでしょう。
 ここで松竹が「私は不当除名されたが、独裁政党・維新に民主主義を語る資格はない」「維新が私を政治利用するのは不愉快だ」と言えば「客観的には反党行為だと思うが、松竹は本当に主観的には党のことを真面目に考えていたのかもしれない」と「党内での株が上がる」かもしれないところ「黙り」であることによって「維新による党攻撃を喜んでるのか?」「やはり『松竹の主観的にも』党を憎悪し、敵対するただの反党分子、不満分子か?」と「党の内外(特に松竹に批判的な共産支持層*5、特にコアな支持層である党員や後援会員)」に否定的に思われてしまうところが滑稽な松竹です。そうしたことに気づかないバカなのか、気づいた上で「そう見られても構わない」と開き直ってるのかは知りませんが。
 なお、松竹記事に上記は投稿しますがいつも通り掲載拒否でしょう。「自由な言論」が聞いて呆れます。


共産がまたも党員を除名 「分派活動」統一選に影響も - 産経ニュース
 まあ「以前も書きましたが」影響はないでしょうね。「国政選挙」ならともかく、地方選挙で影響するのは地方の話題でしょう。
 影響があり得るとしたら「鈴木(京都の党に所属)やかもがわ出版(鈴木や松竹本の版元で京都に本社)が関係する京都」でしょうがそれすら影響があるかどうか。


相次ぐ党員除名、長崎新聞への抗議撤回 共産・田村政策委員長が見解 - 産経ニュース

 選挙について言及があった。鈴木氏は『このような一方的な処分をしたら統一選にも影響が出る』と発言している

 統一地方選に影響があるとは思いませんが「だったら統一地方選後に反党行為しろ」ですね。まさかあれが「党から喜ばれる、除名等の処分もない」等と思っていたとでも強弁する気なのか。

*1:追記:今日も「反党裏切り分子」松竹伸幸に悪口する(2023年3/23日分) - bogus-simotukareのブログに書きましたが松竹がわざわざ「除名問題をめぐって」と書いたのは「除名問題以外なら党へ悪口する」と言う話のようです。どこまで党を舐めてるのか(呆)。

*2:具体的な社名を挙げられないのが全く情けない。下手に名前を出してマスコミ側から「ニュースバリューがあると思ったから記者会見に出ただけで松竹の主張なんか一度も支持したことはない。松竹は嘘をついて自分を美化するな」と抗議されるのを恐れてるのでしょう。

*3:何で共産志位執行部に対して「上から目線」なのか。失礼にもほどがある(特に「不良党員」とはいえ、当時はまだ一応党員だった松竹が)。平社員(松竹のたとえ)が「根拠レス」で「俺の言うとおりすれば会社(共産のたとえ)は発展するのに、社長(志位委員長のたとえ)はバカだ」と放言するくらい馬鹿げてるのが松竹です。

*4:ならば松竹はその記者の名前を一人でも挙げたらどうなのか。口から出任せだからこそ一人も上げられないのでしょうが。

*5:「党外の支持者(党員や後援会員というコア支持層ではない)」という「ソフトな支持」とはいえ、俺もその一人ですが

新刊紹介:「前衛」2023年4月号

 「前衛」4月号について「興味のある内容」のうち「俺なりに何とか紹介できそうな内容」だけ簡単に触れています。「俺の無能」のため「赤旗記事の紹介」でお茶を濁してる部分が多いです。
【前振り】
【1】物価高騰のため、申し訳ないが減ページしますとのこと。
【2】時期的にあってもおかしくない統一地方選関連記事(最後の追い込みで頑張ろう的記事:勿論赤旗にはあるわけですが)、松竹批判記事は特にありません。まあ、小木曽論文では「もはや決まったこととでも思ってるのか、岸田軍拡をろくに批判しない翼賛メディアが、松竹問題で共産に悪口することが腹立たしい」と言う形で軽く触れてはいますが、大展開されてるわけではない。


特集『岸田大軍拡路線の欺瞞と危険』
◆大軍拡阻止へ 平和と理性のかがり火:「しんぶん赤旗」の役割(小木曽陽司*1
(内容紹介)
 赤旗による岸田軍拡批判記事紹介。タイトルは軍拡批判ですが、軍拡と関係する「敵基地攻撃能力論」等も批判されています。


◆現代抑止力論批判:「統合抑止」と日米の軍事的融合(森原公敏*2
(内容紹介)
 日米の軍事的融合と言う副題で分かるように岸田軍拡が「米国の要望(中露との対決など海外軍事路線を深めるバイデン政権が日本の軍事負担を要望)」と言う要素(勿論日米安保がなければ軍拡しないとは言い切れませんが)が大きく影響していることを指摘。
 岸田軍拡は「日米安保批判(集団的自衛権行使批判など)」とセットでなければならず、最終的には「日米安保廃止」を展望すべきだと主張。森原氏が意識しているかどうかはともかく、これは「日米安保容認」の松竹への批判と言っていいのではないか。


日本学術会議の独立性を否定する「改革」は許されない(高山佳奈子*3
(内容紹介)
 学術会議の独立性否定は「軍事研究問題」オンリーでは無論ないのですが主としてその観点からの批判がされています。
参考
“政府からの科学の独立 人類的意義”/学術会議歴代5会長 声明/政府の「改革」案 再考求める2023.2.15
学術会議法改定案提出先送り/塩川議員が断念求める2023.3.10


◆座談会『欧州左翼との新たな交流・連帯を求める旅(その1):平和、軍拡反対、ジェンダー平等、党活動まで幅広く(下)』( 緒方靖夫*4/小島良一/米沢博史)
(内容紹介)
 新刊紹介:「前衛」2023年3月号(副題:買い物難民問題に絡めて松竹を批判する) - bogus-simotukareのブログで紹介した(上)の続きです。「オランダ社会党」「ベルギー労働党」「オーストリア共産党」との交流が語られています。
日本共産党、オーストリア・グラーツ 共産党員市長と会談2022.11.10
オランダ社会党と緒方副委員長が会談2022.11.16
緒方副委員長 ベルギー労働党と会談/両党関係の確立を確認2022.11.17
オーストリア共産党と緒方副委員長が会談2022.11.18
欧州左翼との連帯求めて 緒方副委員長に聞く(3)/ジェンダーから外交まで2022.12.27
欧州左翼との連帯求めて 緒方副委員長に聞く(4)/大陸を超えた共同を提案2022.12.28


◆「介護崩壊」を打開し、安心できる公的介護保障の再生・強化を(谷本諭*5
(内容紹介)
 決して充実したサービスとは言いがたい介護保険の現状を「介護保険の維持」を理由に「利用者負担増」「利用サービスの制限」に動こうとする政府を批判。
給付外しは国家的詐欺/介護保険改悪 宮本徹氏が断念迫る/衆院厚労委2022.11.3
介護負担増 結論先送り/社保審部会 運動成果も 残る危険2022.12.20


◆コロナ禍で深刻さ増す介護施設(松田貴弘*6
(内容紹介)
 コロナ禍の中、クラスター対策などで経営が悪化する介護施設に対する国の支援を主張。
高齢者施設減収に支援を/衆院委で宮本徹議員 クラスターで赤字2022.8.20


◆学校給食費の無償化と増大する教育費をどう考えるか(福嶋尚子*7
(内容紹介)
1)各地の自治体で給食費無償化の動きがあることを評価しながらも
2)国は自治体任せであり、無償化に動かない自治体もあること(いわゆる自治体格差)を指摘。本来は国が「全国一律給食無償化」に動くべきだと主張
3)また給食以外にも「教材費*8」など多くの「有償部門」が存在することを指摘。給食無償化に留まるのではなく「より幅広い教育費無償化」に広げていく必要があるとしている。 
国の政策で無償化を/学校給食費 塩川氏求める2022.4.28


原発事故賠償指針の見直しと残された課題:あらためて公害から福島を考える(除本理史*9
(内容紹介)
 赤旗などの記事紹介で代替。

【解説】東日本大震災・原発事故「賠償基準の見直し」 | NHK2023.3.8
 去年12月、原発事故の賠償をめぐり、賠償額の目安となる基準「中間指針」が9年ぶりに見直され、多くの県民に追加の賠償が支払われることになりました。
 原発事故の発生から12年もたとうしているのになぜこのタイミングで指針が見直されたのか、その背景を解説します。
◆中間指針は“賠償額の上限ではない”
 原発事故のあと、避難を余儀なくされるなど損害を受けた人たちに迅速な賠償を行おうと、国の審査会は、賠償額の目安となる基準「中間指針」を策定しました。
 東京電力はこの指針に基づいて賠償を行っているほか、被害者が賠償に納得できない場合は、国の「原子力損害賠償紛争解決センター」が和解の仲介を行ってきました。
 「中間指針」はこの地域の人には少なくともこれくらいの損害が認められるだろうと一定の基準を設けたものです。つまり指針に示された賠償額の目安は上限ではなく、指針を超える賠償も認められることになります。ただ実態はそうとばかりにはなりませんでした。
◆相次ぐ和解案の拒否
 「中間指針」を根拠に、東京電力が紛争解決センターが示した和解案を拒否する事例が相次ぐようになったのです。当時の中間指針は事故の2年後に改訂されたもので被害の実態にあっていないなどと被害者から見直しを求める声があがりました。
最高裁で指針上回る賠償額確定
 こうした中、見直しの機運が一気に高まる出来事がありました。
 去年3月、原発事故で避難した人などが各地で起こしたおよそ30件の集団訴訟のうち7件について、最高裁判所が中間指針を上回る賠償額を確定したのです。
◆9年ぶりに指針見直し
 国の審査会は、見直しが必要かどうかを議論しその結果、指針を策定した当時は十分に考慮されていなかった損害が認められるなどとして、去年12月、賠償の対象を大幅に広げる指針の見直しを9年ぶりに行いました。最高裁判所の判断が見直しを後押ししたのです。
◆賠償の対象は148万人
 追加賠償の対象となるのは、東電が自主的に支払う地域も含め福島県内42の市町村と宮城県丸森町のあわせておよそ148万人で、賠償額は総額およそ3900億円にのぼる見通しです。
 東京電力は請求の受け付け開始日や具体的な手続き方法を3月中にも示すとしています。
◆見直しを評価する一方で…
 ただ、この問題を巡る県民の受け止めはさまざまです。
 中間指針の見直しを評価する声は多い一方で、この9年間なぜ見直しが進まなかったのか(中略)とやるせなさを抱えている住民がいることを忘れてはいけないと思います。

除本理史「原発賠償指針の見直しと残された課題」 NHK解説委員室2023.3.8
 避難の過酷さや「ふるさとの喪失」など、被害者が裁判で主張してきた事柄が慰謝料に反映されたことは積極的に評価できます。
 しかし、避難指示区域外に対しては、ごくわずかの増額にとどまりました。自主的避難等対象区域に関しては、賠償対象期間を2011年末までに限定したうえ、子ども・妊婦以外に対して1人あたり実質的に8万円を増額したにすぎません。
 賠償が増額されたのは避難指示区域が中心であり、区域外では少額にとどまったことから、かえって賠償の区域間格差が拡大しました。原発事故の被害者は、区域による賠償の線引きを批判してきたわけですから、今回の見直しは被害者のそうした思いに逆行する結果をもたらしています。今回の指針見直しはあくまで中間的なものですし、集団訴訟は今後も継続します。原賠審は引き続き、被害実態に即した指針の見直しを続けるべきです。

 筆者は同じ除本氏なので「前衛の除本氏記事」と内容的には当然大きくかぶります(違ったらその方がおかしい)。「見直しを一定程度評価するが全面肯定はできない」という姿勢が読み取れるかと思います。しかし安倍長期政権下で「権力迎合姿勢が酷くなってきた」とは言われていてもこうした記事を見ると「腐ってもNHK」「やはり民放とはレベルが違う」と言う気もします。


◆コロナ禍が明らかにした貧困と生活保護行政の動向、生活保護裁判の到達点:生活保護をあたりまえの権利に。「天王山」の2023年(下)(吉永純*10
 新刊紹介:「前衛」2023年3月号(副題:買い物難民問題に絡めて松竹を批判する) - bogus-simotukareのブログで紹介した(上)の続きです。

生活保護減額は違法/宮崎地裁 全国5件目 処分取り消し2023.2.11
主張/生活保護訴訟判決/違法な削減強行した政府断罪2022.5.31(熊本地裁判決)
主張/生活保護訴訟判決/違法な削減がまた断罪された2022.10.26(横浜地裁判決)

といった生活保護訴訟での「原告勝訴、国敗訴判決(地裁判決に留まるが5件)」が評価される一方、「原告敗訴、国勝訴判決(こちらも今のところ地裁判決止まり)」が批判されます。
 特に

生活保護訴訟の請求棄却判決文にコピペ疑惑 3地裁で同じ誤字、NHK「受診料」:東京新聞 TOKYO Web2021.12.16
生存権裁判「コピペ」か/3地裁 判決文酷似 誤字も同じ・・・今日の赤旗記事 - (新版)お魚と山と琵琶湖オオナマズの日々2021.12.17
判決コピペか 司法の権威が問われる:東京新聞 TOKYO Web2021.12.22

ということで「別の地裁(金沢、京都、福岡の三地裁:いずれも原告敗訴)判決なのに判決文中の誤字(NHK受信料を受診料と誤記)が全く同じ」で「コピペ(コピー&ペースト、切り貼り)ではないのか」と酷評されたいわゆるコピペ判決が厳しく批判されます。
 国に「原告勝訴判決での控訴をせず」、勝訴判決の趣旨に沿った生活保護行政を求めています。


◆今なら間に合う、インボイス制度は中止を(松原昭夫*11
(内容紹介)
 赤旗の記事紹介で代替。
主張/消費税インボイス/零細業者苦しめる制度中止を2022.3.21
主張/インボイス負担増/「死活問題」の声が聞こえぬか2022.5.29
主張/インボイス制度/「激変緩和」でなく導入中止を2022.12.10


宗教右派ジェンダーセクシュアリティ、家族をめぐる政治(山口智*12
(内容紹介)
 第7回ジェンダー連続講座ひらく 山口智美さん(米モンタナ州立大准教授) - 日本共産党 個人の尊厳とジェンダー平等のための JCP With Youを文章化したもの。
 統一協会日本会議神社本庁など宗教派が多数参加)といった宗教右派が「性教育反対(純潔教育推進)」「同性婚合法化反対」「LGBT法反対」「夫婦別姓反対」など、自民党の右翼的ジェンダー政策を後押ししてきたことが批判的に述べられている。
徹底追及 統一協会/同性婚反対 憲法改定 自民議員と“政策協定”/幹部「推薦確認書」認める/選挙応援の条件2022.10.21


◆フィリピンの南シナ海における対中政策:憲法を生かした安全保障のために(川田忠明*13
(内容紹介)
 フィリピンが米国と軍事同盟を結ぶ一方で、AIIBに加入するなど「対中関係も重視していること」を指摘。「米国の軍事同盟国」と言う点では日本と共通するフィリピンと比べても日本政府の軍事傾斜は異常であると批判している。


◆暮らしの焦点『秋田・八峰町 みんなの公共交通をつくる 共産党支部と「交通問題を考える会」』(見上政子*14
(内容紹介)
 「秋田県五能線廃線問題」や「八峰町の巡回バス問題(町に増便を要請)」が取り上げられています。
 なお、

県議会の特別委員会 JR津軽線や五能線の存続めぐり質疑白熱|NHK 青森県のニュース2022.10.17
 8月の大雨の影響で、JR津軽線五能線が運転できなくなっていることなどについて、県議会の特別委員会で、国土交通省の担当者とJR東日本の幹部を参考人として招いて質疑が行われ、議員からは在来線の存続を求める意見や質問が相次ぎました。

ということで五能線は秋田だけでなく青森も通るので青森でも五能線の存続を求める運動がされています。


メディア時評
◆新聞『変ぼう安保、解明の責任はメディアにも』(千谷四郎)
(内容紹介)
 変貌安保とは「安保三文書改定による敵基地攻撃能力論肯定」ですね。
 こうしたタイトルですが他に
1)「岸田首相秘書官の差別暴言」について「オフレコ破り」を非難する「自民党応援団」産経を「オフレコとは失言の黙認とは違う」と批判
2)新聞業界が紙の部数を軒並み減らし、電子媒体への移行を模索していること
にも触れています。


◆テレビ『秘書官差別発言と首相の責任』(沢木啓三)
(内容紹介)
 秘書官の任命責任はもちろんだが、首相が「同性結婚法制化」に消極的なことを指摘。荒井発言は「首相の本音」ではないのかと批判している。


ジェンダー覚書:The personal is political『女性をエンパワーメントする国際女性デー』(長内史子)
(内容紹介)
 国際女性デーについては今日(3/8)は国際女性デー&ロシア2月革命記念日&インパール作戦開戦日(2023年3月8日記載) - bogus-simotukareのブログで触れたので改めて紹介しておきます。
 勿論「日本のジェンダーギャップ指数の低さ」とその改善という「岸田首相や福島社民党党首」なども主張してることも書かれていますが以下のような「共産党らしい指摘」もあります。
【1】国際女性デー(3/8)にロシア2月革命が発生
【2】

国際女性デー - Wikipedia
 1910年にデンマークコペンハーゲンで行なわれた国際社会主義女性会議でドイツの社会主義者クララ・ツェトキン*15が「女性の政治的自由と平等のためにたたかう記念の日」として「国際女性デー」を提唱し、多数の賛同を得て採択された。但し、この時点では、具体的な月日は定められなかった。

【3】

国際女性デー - Wikipedia
 日本では1923年3月8日、社会主義の立場に立つ女性団体・赤瀾会(伊藤野枝*16、堺真柄(近藤真柄)*17、山川菊枝*18らが中心メンバー)が初の集会を開催。
→「左派」とはいえ、赤瀾会中心メンバーである
◆伊藤
 夫・大杉栄と共に日本共産党と対立したアナキズム
◆堺
 アナキスト近藤憲二の妻。
 父・堺利彦は、山川均、荒畑寒村と1922年、いわゆる「第一次共産党(1922~1924年)」に参加するが後に山川、荒畑と共に離党し、いわゆる労農派(戦後の社会主義協会派のルーツの一つ)として活動。
 なお、日本共産党は「1926年の再建」後の1928年2月、山川均、荒畑寒村の除名を決定したが、労農派側では山川らは第二次共産党*19(1926~1935年)には参加せず自ら決別したから除名決定は無意味としている。
◆山川
 1947年、片山社会党内閣のもとで、労働省の初代婦人少年局長に就任し、1951年まで務めた。社会主義協会代表を務めた山川均の妻
ということで共産党とはまた立場が違うのですが。


文化の話題
◆美術『コロナ禍:二つの話題から』(朽木一)
(内容紹介)
 二つの話題とは以下の通りです。
1)「コロナ禍による客減少」「物価高騰」による美術館経営の苦境
苦境のジブリ美術館、クラファンなぜ伸びない? 去年は5000万円→今年は300万円しか集まらず:ジブリパーク盛況の陰で(1/2 ページ) - ITmedia ビジネスオンライン2022.12.23

友の会からクラファンまで。苦境の美術館・博物館を支援する方法|美術手帖2023.1.13
 「with コロナ」の時代において、各美術館・博物館はコロナ前と比較し、展覧会の入場者数(入場料収入)は大きく落ち込んでいる。また原油高や輸送コストの増大などからの影響も避けて通れない。ミュージアムがこうした状況にあるなか、様々な支援する方法をまとめてみた。

2)コロナ禍での保育園、幼稚園での美術体験の減少
 まあ減少したのは美術体験限定ではなく体験活動全般ですが。


◆演劇『劇団青年座「時をちぎれ」/劇団座敷童子「老いた蛙は海を目指す」』(寺田忠生)
(内容紹介)
劇団青年座「時をちぎれ」】

劇団青年座 250 時をちぎれ
 サプリメントの販売で急成長を遂げた「嶺岡幕府商事」
 社長がちょんまげ姿で登場するCMが大人気、主力商品「減量丸」はヒットを続けている
 社長の嶺岡義政とその元妻である富子*20、この二人、なぜか異常な「室町幕府」好き
 京都室町の本社を「室町御殿」、東京事務所を「鎌倉御殿」と名付け、社長義政を「将軍」と呼ばせる徹底ぶり
 「室町幕府」偏愛による奇妙な会社経営が行われていた

青年座公演『時をちぎれ』は、参勤交代を取り入れた会社の時代劇風コメディ──演出の金澤菜乃英、主演の小暮智美、制作の紫雲幸一に聞く | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス
 室町時代フリークな社長が経営する嶺岡幕府商事が舞台。この会社では社長を将軍と呼び、総務部は侍所経理部は政所、人事部は問注所という徹底ぶり。
◆記者
 カンテレ制作のテレビドラマ『エルピス』で、(ボーガス注:与党)副総裁の大門雄二*21を演じていた山路和弘さんが、チラシのように、ちょんまげ姿の社長として出てくるのも楽しい。貫禄のある山路さんとは、またちがった一面も見られますし、見どころはたくさんありますね。
◆小暮
 『エルピス』とはぜんぜんちがう、真逆な山路さん。

 と言うことでコメディのようです。「社長が変人」「サプリメント会社」とはモデルは「吉田嘉明(DHC創業者、元会長)」で、「露骨に吉田批判」ではなく「ひねった批判」のつもりか。吉田の場合は「なぜか異常な「嫌韓国」「反共」」などですが。まあ、吉田以外にも「アパホテル」など右翼企業家は日本では珍しくないのが辛いところです。


劇団座敷童子「老いた蛙は海を目指す」
 ゴーリキーどん底』を舞台を『戦前昭和の貧乏長屋』に置き換えた作品とのこと。
 発想としては黒沢明どん底』(舞台を江戸時代に置き換え)のようなものなのでしょう。


◆音楽『沖澤のどかの京響常任指揮者就任』(小村公次*22
(内容紹介)
 ネット上の記事紹介で代替。

指揮者・沖澤のどかさん インタビュー一問一答 ~追究する音楽、そして地元・青森への思い~ | 記者記事 | NHK青森コンテンツサイト | NHK2023.1.11
 4年前に若手指揮者の登竜門として世界的に知られる「ブザンソン国際指揮者コンクール」で優勝*23し、その後、国内外に活躍の場を広げてきた沖澤さん。ことし4月には、青森で初めて凱旋公演を行うとともに、関西の名門・京都市交響楽団の常任指揮者に就任します。
◆記者
 沖澤さんが一躍国内外から注目を集めることになったきっかけは、「ブザンソン国際指揮者コンクール」。このコンクールで昭和34年(1959年)に日本人として初めて優勝した小澤征爾さんの時代には、活躍の場として「世界」を選ぶか「国内」を選ぶかは両立しない選択肢だったとも言えますが、今回、国内のオーケストラの常任指揮者に就任する選択をどう考えていますか?
◆沖澤
 日本でオーケストラを振って感じるのは、オーケストラのレベルが世界水準であるということです。特に京都で驚いたのは、リハーサルの雰囲気がとてもヨーロッパ的で、指揮者が言うことを黙って聞いているんじゃなくて、質問があったりとかそれぞれの奏者でのコミュニケーションが見えたりとか。
 きっと小澤征爾先生の時代は、ドイツから偉い指揮者が来て教えてもらうという姿勢でオーケストラの活動が始まったと思うんですけれども、それからもう50年くらいたって、音楽家も聴衆も育っています。私の少ない経験でも、今まで共演してきたヨーロッパのオーケストラとのレベルは変わりないと感じます。
 なので、日本と「本場ヨーロッパ」みたいな違いが、実はそこまではないです。日本の音楽家の皆さんは謙虚で「自分たちはまだまだ」とおっしゃいますけれど
◆記者
 そういう意味では、今回の京都という選択も、単に日本に戻ってくるわけではなく、あくまで世界の中での次のフィールドとして選んだということですか?
◆沖澤
 もちろんです。拠点が日本になるわけではなくて、京都には年に3、4回、それぞれ2週間くらいずつ帰ります。ミュンヘンをはじめ、ほかのオーケストラもたくさん振るので、今までもベルリンを拠点にしながら日本でもたくさん客演させてもらいましたが、それがある程度絞られて、京都がメインになるということです。なので、日本に戻るという感覚はなく、京都市交響楽団も、あくまで世界中のオーケストラの中の1つとして捉えています。

*1:赤旗編集局長(党常任幹部会委員兼務)

*2:日本共産党国際委員会副責任者(党幹部会委員兼務)。著書『NATOはどこへゆくか』(2000年、新日本新書)、『戦争と領土拡大:ウクライナと国際秩序の行方』(2022年、新日本出版社

*3:京都大学教授(刑法)。著書『故意と違法性の意識』(1999年、有斐閣)、『共謀罪の何が問題か』(2017年、岩波ブックレット

*4:日本共産党副委員長(国際委員会責任者兼務)

*5:日本共産党経済・社会保障政策委員会副責任者(党中央委員兼務)

*6:京都民医連事務局長

*7:千葉工業大学准教授。著書『隠れ教育費:公立小中学校でかかるお金を徹底検証』(共著、2019年、太郎次郎社エディタス)、『占領期日本における学校評価政策に関する研究』(2020年、風間書房

*8:教科書は無償化されているが、体育の運動着など多くの教材は有償

*9:大阪公立大学教授。著書『環境被害の責任と費用負担』(2007年、有斐閣)、『原発賠償を問う:曖昧な責任、翻弄される避難者』(2013年、岩波ブックレット)、『公害から福島を考える』(2016年、岩波書店)など

*10:花園大学教授。著書『生活保護審査請求の現状と課題』(2021年、明石書店)など

*11:共産党市民・住民運動・中小企業局次長

*12:モンタナ州立大学准教授。著書『社会運動の戸惑い:フェミニズムの「失われた時代」と草の根保守運動』(共著、2012年、勁草書房)、『海を渡る〔慰安婦〕問題:右派の〔歴史戦〕を問う』(共著、2016年、岩波書店)、『ネット右翼とは何か』(共著、2019年、青弓社

*13:日本共産党平和運動局長(党中央委員兼務)。著書『名作の戦争論』(2008年、新日本出版社)、『市民とジェンダーの核軍縮』(2020年、新日本出版社)、『アート×ジェンダー×世界』(2022年、新日本出版社

*14:秋田県八峰町議(共産党

*15:1857~1933年。1878年にドイツ社会主義労働者党(ドイツ社民党の前身)に入党。1891年~1917年に社会民主党の女性向け機関誌『平等』の編集者となり、1907年には新設された党婦人部長に就任。第一次世界大戦が勃発すると、社民党首脳部の戦争協力姿勢に反対。社民党左派のローザ・ルクセンブルクやカール・リープクネヒトと共に1916年にスパルタクス団を結成。その後独立社会民主党を経て、ドイツ革命後の1920年にドイツ共産党の結成に参加。1933年に国会議事堂放火事件で共産党が非合法化されると、ソ連に亡命し、同年にモスクワ近郊で客死(クララ・ツェトキン - Wikipedia参照)

*16:1895~1923年。甘粕事件で内縁の夫・大杉栄と共に虐殺された。

*17:1903~1983年。戦後、日本婦人有権者同盟会長。

*18:1890~1980年。著書『おんな二代の記』、『覚書・幕末の水戸藩』、『武家の女性』、『わが住む村』(以上、岩波文庫

*19:広義には、1935年3月、最後の中央委員である袴田里見の検挙で党中央が壊滅されるまでの時期が「第二次共産党」であるが、狭義には1929年の四・一六事件による党員大量検挙で組織がほぼ壊滅するまでの時期を指す場合もある(第二次共産党 (日本) - Wikipedia参照)。

*20:言わなくても分かるとは思いますが元ネタは足利義政と日野富子ですね。

*21:警察庁長官。八頭尾山連続殺人事件の冤罪報道に圧力をかける。殺害事件の真犯人が自身の後援会会長「本城建託社長」本城総一郎(相馬未知雄)の息子、本城彰(永山瑛太)であることが明らかになり、マスコミから厳しい追及を受ける(エルピス-希望、あるいは災い- - Wikipedia参照)。

*22:著書『徹底検証・日本の軍歌』(2011年、学習の友社)

*23:俺でも知ってる著名人では小澤征爾(日本人として初優勝)、佐渡裕(2008~2015年までテレ朝『題名のない音楽会』司会)がこのコンクールの優勝者です。また、松尾葉子氏が沖澤氏以前に「ブザンソン国際指揮者コンクールの日本人女性優勝者(日本人女性として初優勝)」です。(ブザンソン国際音楽祭 - Wikipedia参照