映画

新刊紹介:「歴史評論」2025年1月号

特集「国家形成史研究の最前線(仮)」 ◆森田喜久男*1 ◆寺沢薫*2 ◆仁藤敦史*3 ◆下垣仁志*4 ◆古市晃*5 ◆岩永省三*6 *1:淑徳大学教授。著書『日本古代の王権と山野河海』(2009年、吉川弘文館)、『古代王権と出雲』(2014年、同成社)、『能登・加賀立国と地域…

新刊紹介:「歴史評論」2024年12月号

特集「帰還兵*1研究の国際化を展望する」 こういうタイトルですが、6本の掲載論文のウチ「3本が米国関係(残りは中国1本、韓国1本、日本を主として論じてるが戦争トラウマ関係1本)」で「米国関係3本」のうち2本が「差別問題(黒人帰還兵差別、メキシコ系帰…

高世仁に突っ込む(2024年9/18日分)(副題:朝日の統一協会スクープ、産経主催の『世界文化賞』他)(追記あり)

拉致被害者救出は、まず田中さんと金田さんから - 高世仁のジャーナルな日々 タイトルの「拉致問題」についてはこの記事では以下、ほとんど触れませんが、報道が事実ならば、高世の指摘するように「田中、金田氏の帰国」はされて当然だと思います。 とはいえ…

新刊紹介:「経済」2024年10月号(副題:『虎に翼(原爆訴訟)』、虚構の『人手不足』論、ダルトン・トランボほか)

◆巻頭言「栄光への脱出」 親イスラエルのプロパガンダ映画エクソダス 栄光への脱出 - Wikipedia(1960年公開:主人公の軍事組織ハガナーの幹部アリ・ベン・カナン(演:ポール・ニューマン*1)は軍事組織イルグン幹部だったベギン元首相辺りがモデルではない…

新刊紹介:「歴史評論」2024年10月号

特集『近世日本の宗教の規律化と自律性』 ◆近世日本の政治文化とキリシタン禁令(大橋幸泰*1) (内容紹介) 徳川家光政権での島原天草一揆(島原の乱)以前、つまり豊臣秀吉、徳川家康、秀忠時代にもキリシタン禁令はあったが、それを強固にしたのが、板倉…

新刊紹介:「歴史評論」2024年9月号(その1)(副題:映画『八甲田山』ほか)

特集『慰霊と顕彰*1から考える日本の近現代』 【前振り】 必ずしも「全ての論文」で靖国、護国神社について触れてるわけではないですが、「(戦没者の)慰霊と顕彰」と言った場合、靖国、護国神社は「国営だった戦前」は勿論「今も自民政治家らが集団参拝す…

新刊紹介:「歴史評論」2024年9月号(その2)

特集『慰霊と顕彰から考える日本の近現代』 ◆「戦没者」の二重性と戦後日本(今井勇*1) (内容紹介) タイトルの「二重性」とは「加害者性と被害者性」です。「民間人の戦没者」はともかく、日中戦争、太平洋戦争は日本の侵略だし「南京事件」「バターン死…

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2024年8/4日分:島田洋一の巻)(副題:パリ五輪女子ボクシングの性別問題ほか)

◆島田*1ツイート 島田洋一 亡くなる数ヶ月前、ある少人数の席で、安倍さんの口から「小泉グレタ進次郎」という言葉が出て、「ああ、私の発信を見ていてくれていたのか」と思ったことがある 安倍生前にはそんなことは言わず、死後に「その会合の主催者は誰か、…

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2023年11/22日分:荒木和博の巻)(注:『ゴジラ-1.0』のネタバレがあります)

◆荒木ツイート 荒木和博 令和5年11月21日火曜日「荒木和博のショートメッセージ」第1316号。(ボーガス注:公開中の映画『ゴジラ-1.0』の)『米国も日本政府もあてにならないので民間がやる』ってどこかで聞いたような話*1です。 5分22秒の動画です。 1)荒…

今日の産経ニュース(2023年11/21日分)

首相 、第3子の児童手当拡充 「月3万円支給範囲を広げたい」要件見直しへ - 産経ニュース 岸田が「支持率向上に必死なこと」が改めて窺えます(無知なので政策としての是非は論じません)。 宝塚演出家・植田景子氏、劇団員の急死「報道が真実を見えなくし…

新刊紹介:「前衛」2023年11月号(追記あり)(注記:松本清張『砂の器』『ゼロの焦点』について犯人と犯行動機の完全なネタバレがあります)

「前衛」11月号について「興味のある内容」のうち「俺なりに何とか紹介できそうな内容」だけ簡単に触れています。「俺の無能」のため「赤旗記事の紹介」でお茶を濁してる部分が多いです。 シリーズ『社会変革と真実の報道へ 赤旗記者ここにあり』 ◆政治「目…

ノーベル文学賞でいろいろ

ノーベル文学賞を全受賞者の作品を1冊は読むことにしたい(手始めに、2011年以降の受賞者から読んでいきたい) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学) 気になるのは「受賞が戦前」だと「邦訳が入手できない作家(未邦訳、あるいは邦訳されたが品切れ絶版)…

新刊紹介:「経済」2023年10月号(その2:チリクーデター50年)(2023年8月13日に記載)

【追記その1】 今日でチリ・クーデターから50年(同時多発テロからは22年) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)でご紹介頂きました。いつもありがとうございます。 【追記その2】 キッシンジャー米元国務長官 死去 米中の国交正常化に寄与 | NHK | 訃報 …

新刊紹介:「前衛」2023年9月号

「前衛」9月号について「興味のある内容」のうち「俺なりに何とか紹介できそうな内容」だけ簡単に触れています。「俺の無能」のため「赤旗記事の紹介」でお茶を濁してる部分が多いです。 ◆今月のグラビア『HIROSHIMA -Fragment of record-』(堂畝紘子) (…

今日の産経ニュース(2023年8/2、3日分)

立民長妻氏、規制除外を批判 万博工事「過労死増える」 - 産経ニュース 勿論正論ですが、果たして維新が「立民を潰す」と言う前(立民が維新にすり寄り、維新もそれに適当に調子を合わせてた頃)ならば、こうした批判ができたか怪しい立民を支持する気は俺に…

珍右翼・高世仁に悪口する(2023年7/29日分)(副題:中村哲にも悪口する&山下清についていろいろ)

中村哲が見た「飽食の国」日本2 - 高世仁のジャーナルな日々 山田洋次監督(91)の新作映画「こんにちは、母さん」の先行上映会が23日、山田監督の父の出身地である福岡県柳川市の市民文化会館であったとのニュース。91歳にして新たな映画を作ったのはすご…

新刊紹介:「前衛」2023年8月号(副題:映画『怪物』の一部ネタバレがあります)(追記あり)

「前衛」8月号について「興味のある内容」のうち「俺なりに何とか紹介できそうな内容」だけ簡単に触れています。「俺の無能」のため「赤旗記事の紹介」でお茶を濁してる部分が多いです。 ◆今月のグラビア『父兄が眠るサイパン慰霊の旅:横田チヨ子さん(95)…

目的と手段(2023年7月7日記載)

目的は手段を正当化しない | inti-solのブログ - 楽天ブログ これを読んで小生が連想したのが題名と内容がそぐわないじゃないか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)で紹介されていた映画『未来を花束にして』ですね。 実はこの邦題、意訳であって「適切…

今日の中国ニュース(2023年6月30日分)

【産経抄】6月30日 - 産経ニュース 還暦を超えた世代*1の映画ファンなら共有できるはずだ。昭和48年の暮れに封切られた*2カンフー映画「燃えよドラゴン」を見たときの衝撃である。 来月で没後50年*3を迎える。 ▼「Be water(水になれ)」。 香港で行…

今日の中国ニュース(2023年6月25日分)

中国が情報システムの全面「国産化」内部指示…外国企業の排除進める : 読売新聞 国有資産監督管理委員会は22年9月、政府や国有企業に対し、情報システムの全面的な国産化を進めるよう、文書で通達した。関係者によると、同委は79号文書を口頭で説明し、…

ノンバイナリーについていろいろ(2023年6月19日)

島田洋一 私はノンバイナリー*1(男女の二分法を拒否する立場の性自認)宣言*2をしました。仮に知人女性*3から「怖いので来てくれ」と頼まれれば*4、多少の抑止力にはなると考え、女性専用スペース*5に同行します。岸田に聞くが、何か問題あるか? 真面目な…

映画「サンセット大通り」から田中絹代を連想した(2023年6月12日記載)(副題:脱線して「死語」についていろいろ)(追記あり)

映画「サンセット大通り」は映画『サンセット大通り』についていろいろ(2023年6月11日記載)(注:刑事コロンボ『忘れられたスター』のネタばらしがあります) - bogus-simotukareのブログで取り上げましたが。 田中が一時期、苦境にあったことは田中絹代 -…

映画『サンセット大通り』についていろいろ(2023年6月11日記載)(注:刑事コロンボ『忘れられたスター』のネタばらしがあります)

新刊紹介:「前衛」2023年7月号 - bogus-simotukareのブログで 文化の話題 ◆演劇『みんな一人一人素晴らしい:新国立劇場「エンジェルス・イン・アメリカ」、文学座アトリエの会「挿話(エピソード)」』(寺田忠生) (内容紹介) 新国立劇場「エンジェルス…

今日の産経ニュース(2023年5/29日分)

袴田さん再審めぐり検察側は再び立証方針示さず 2回目の3者協議開催 - 産経ニュース 検察は無責任にもほどがあると思います。 【産経・FNN合同世論調査】内閣支持率50・4% サミット後も伸びず 衆院解散「再来年」最多32% - 産経ニュース 1)内閣…

原知佐子について改めて書いてみる(追記あり)

【追記】 この拙記事を堀ちえみ主演の大映ドラマ『スタア誕生』が、本日(5月8日)からCSで放送される - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)*1で紹介頂きました。いつもありがとうございます。 【追記終わり】 堀ちえみ主演の大映ドラマ『スタア誕生』が、…

かんけ(菅家)まり監督映画『鳴らせ自由の号笛:人権と民主主義を守るたたかい』ほか(副題:松崎明の革マル疑惑を改めて思い出す)

もともとは新刊紹介:「前衛」2023年5月号 - bogus-simotukareのブログに書いていたのですが長くなったのでこっちに書きます。なお、映画テーマが「沖縄、小笠原返還」「革マル批判、全動労*1支持」という「明らかに左派(今井正、山田洋次、山本薩夫のよう…

「1840年代英国の鉄道ブーム」と鉄道ミステリ

もともとは新刊紹介:「経済」2023年5月号 - bogus-simotukareのブログに書いていたのですが長くなったのでこっちに書きます。 ◆資本論の周辺(1):マルクス・エンゲルスと鉄道(上)(友寄英隆*1) (内容紹介) 7回連載予定のエッセイ。 マルクス、エンゲ…

映画監督「田中絹代」について記事紹介(2023年4月12日)(副題:映画産業の斜陽化(1960年代)と田中の映画監督断念)

女たちとスクリーン③ タフでかっこいい田中絹代 - ひとシネマ*12022.3.24 1年前の古い記事ですが偶然見つけたので紹介しておきます。もっと早く気づけばもっと早く紹介していたのですが。 以前、 世間に知られ始めた「田中絹代が映画監督だった」と言う事実…

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2023年3/29日分:荒木和博の巻)

◆荒木ツイート 令和5年3月29日水曜日「荒木和博のショートメッセージ」第1079号。埼玉県川口市に関わる拉致被害者・特定失踪者は多数います。なぜでしょう。 5分28秒の動画です。実に馬鹿馬鹿しい。 まず第一に特定失踪者は北朝鮮拉致ではない。 第二に「政…

今日の産経ニュース(2023年2/5日分)(追記あり)

維新単独推薦の市長、大阪以外で初当選 京都・舞鶴市長に鴨田氏 - 産経ニュース 「維新が勝ち馬(舞鶴市の有力政治家)に乗った」だけかもしれませんが、大阪以外(それも比較的共産が強い京都)で維新系市長とはげんなりしますね。「衆院選での躍進(4倍増…