今日の中国ニュース(2019年7月15日分)

「死刑か無期懲役と宣告」=3回強制収容のウイグル人証言:時事ドットコム

 中国で弾圧を受けたウイグル人の証言を聞く集会がこのほど、明治大現代中国研究所*1と国際人権NGOアムネスティ・インターナショナル日本の共催で開かれ、2015~18年に3回強制収容された在米ウイグル人女性、メヒルグル・トゥルスンさん(29)がインターネットを通じて映像で登場。

 まあ、読んで思うのは頭に「???」がいっぱいつうことですね。

 エジプトでウイグル人男性と結婚し、三つ子を授かった。15年5月、生後45日の子供を親に見せようとカイロから中国新疆ウイグル自治区ウルムチ空港に到着したところ、拘束された。手錠・足かせを付けられ刑務所に連れて行かれ、尋問を受けた。その後強制収容所に移された。
 以前、警官に「私がなぜこんなにひどい目に遭うのか」と尋ねたことがある。「それはお前がウイグル人だからだ」との答えが返ってきた。
 2018年ごろからウイグル人家庭に監視カメラと盗聴器が設置され、女性のスカーフは禁じられ、スカートも膝上まで切られる。(イスラム教徒向けの)ハラル食材もラマダンも禁止され、各家庭に中国の国旗や習近平の写真が飾られている。病院や銀行の職員らもウイグル語は禁止され、話すと退職処分となる。
 強制収容所に関しては、村の役人に収容者を増やすようノルマが課され、達成するまで拘束は続けられている。収容所の規模は拡大しており、全ウイグル人が収容所を体験するのは時間の問題だろう。

 まあ本当に「わけもわからず連行される」つうこともあるのかもしれませんが、これを読む限り「反政府活動」とか何も出てきませんからね。
 「え、ご本人だけでなく家族にもそういう反政府活動家がいないのにいきなり連行されるの?」ですね。いや「いれば連行していい」つう話ではなく「連行理由がさっぱり分からなくて???」つう話です。
 関係各位は「民族同化」云々つう理解をしてるようですが、それにしても「民族同化」にしても、ここまで無茶苦茶なことしますかねえ。まあ、してるのなら勿論小生も批判しますし、また「このレベルでなければ同化政策でも問題ない、批判しない」つう話でもないですが。


台湾野党、総統候補に韓・高雄市長 鴻海の郭氏敗れる - 産経ニュース
 民進党の総統候補は現職の蔡英文となり、国民党の総統候補は韓国瑜・高雄市長となりました。
 蔡に敗れた頼清徳(元行政院長)は一応、離党せず、蔡を支援するようですが、今回、韓に敗れた鴻海精密工業の郭台銘・前会長はどう動くかという所でしょう。
 それにしても韓の候補就任にはびっくりです。彼が高雄市長に当選したのは「2018年12月」です。まだ半年しかたってない。
 さすがに「半年で総裁候補なんて市政をなめてる」つう批判が出て国民党候補にはなれないんじゃないかと思っていたんですが。


第一章 人類を壊滅する邪悪の陰謀

 ダーウィンの進化論には欠陥があり、長い間、信用のない仮説とみなされていた。

 今時進化論否定とはさすが邪教法輪功です。

 ダーウィンの主張は、彼の破滅的な理論「社会進化論」からきている。

 嘘八百ですね。ダーウィンの進化論はあくまでも「自然界で起こった事実(進化)を説明する仮説」でしかありません。進化がいいとか悪いとかいう価値判断はない。
 一方「社会進化論」は「ダーウィンの進化論」をヒントに生み出された「価値観を含む理論」です。進化論(事実を説明するに過ぎない、価値観を含まない仮説)と社会進化論(価値観を含む理論)は全くの別物です。

 科学というカルトは人間の理性を「科学的な合理性」に置きかえた。人々は、目に見えるものや触れられるものだけを信じるようになり、無神論的な世界観を強めるようになった。

 法輪功のような邪教が科学を敵視するのはいつものことです。

 金本位制を廃し、変動的な法定通貨が導入されると、絶え間なく金融危機が起こるようになった。

 まさかとは思いますが「金本位制復活」を主張する気でしょうか(ちなみに金本位制が廃止されたのが1971年8月のいわゆる「第二次ニクソンショック(ドルショック)」です。そして1971年7月の訪中発表がいわゆる「第一次ニクソンショック」です)。

 悪魔の企みを暴露しようとする者には、容赦なくレッテルが貼られる。「陰謀論者」「過激派」「極右」「オルタナ右翼」(右翼思想の一種。米国における主流の保守主義への代替案として出現した)「性差別」「人種差別」「戦争屋」「偏屈屋」「ナチス」「ファシスト」などである。

 つまりは法輪功とは「陰謀論者」「極右」「性差別」「人種差別」と批判されるような集団だということです。


悪魔が世界を統治している 序章

 共産主義が重要視した目標のひとつは、家族の崩壊である。男女平等、「富と婦人の共有」といった概念を推し進めた。20世紀に女性拡張運動が盛んになり、性の解放、性区別の取り外し、父権制の廃止、家庭における父親の権威の失墜が現れた。結婚の定義を変え、同性愛の合法化と立法化、離婚と堕胎の権利、母子家庭への手厚い社会保障を推し進めた。この全てが家族の崩壊をエスカレートさせ、その結果として多くの貧困と犯罪が生まれた。

 まあ、「同性愛差別する」わ「母子家庭への社会保障なんかするから家庭が崩壊するという」わ、「同性愛者の権利擁護や母子家庭の社会保障を許す共産主義よばわりする」わ、詳しく突っ込む必要すらないほどの暴論でしょう。中国政府が実際に行っている取り締まりの是非はともかく「法輪功は危険なカルトで取り締まりが必要です」つう中国の主張は全く正しいわけです。
 「明らかに邪教、カルト」の法輪功については「いかに犯罪的宗教でも法治主義や人権擁護に反する無茶苦茶な取り締まりは不可」「山口組やマフィアのような犯罪組織でも無茶苦茶な取り締まりは正当化できないのと同じだ」つう形の擁護しかどう見てもできません。

*1:ここの教員がM谷N子・明治大准教授のようです。

今日の中国ニュース(2019年7月14分)

【日本の議論】長期化する米中対立 簑原氏「戦争へつまずくかも」 柯氏「蜜月に戻らない」 - 産経ニュース

簑原俊洋
「中国が『日米は座視する』と誤算して台湾や尖閣諸島に侵攻すれば、戦争へとつまずいてしまうかもしれない」

 「簔原は正気か」ですね。無人島の尖閣ならまだしも人が住んでる台湾なんか攻めて「米国が座視する」わけがないでしょう。そしてそんなことは中国も分かってる。
 大体、中国は「独立宣言したら侵攻もありうる(裏返せば宣言しない限り侵攻しない)」としています。蔡英文が独立宣言しない限り侵攻するわけがない。


日米豪がフィジー軍支援で連携 攻勢の中国に巻き返し(1/2ページ) - 産経ニュース
省庁横断「インド太平洋使節団」が推進 日米豪のフィジー支援 - 産経ニュース
 こうした行為をどう評価するかはともかく「反中国の妄想」が酷すぎますね。「攻勢の中国に巻き返し」って「米豪、フィジーは勿論」安倍ですらそんな「反中国」は考えてないでしょう。産経もどこまで本気かどうか。ウヨ読者層に媚びた記事の気がします。


■M谷N子・明治大准教授のツイート

M谷N子*1
 どこがならずもの国家であるかのリトマス試験紙。→ウイグル問題で中国擁護、ロシアなど37か国が国連に書簡
ウイグル問題で中国擁護、ロシアなど37か国が国連に書簡 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
 中国・新疆ウイグル自治区におけるウイグル人や他の少数民族への処遇をめぐり、日本や欧米諸国などが今週、国連人権理事会に中国を非難する書簡を提出した。これを受けて今度は、37か国の国連大使らが12日、中国の対応を擁護する書簡を公開した。
 同自治区では、主にウイグル人ら100万人が収容施設に拘束されていると伝えられており、欧州連合EU)各国や、オーストラリア、カナダ、日本、ニュージーランドの大使らは今週、中国の処遇を非難する文書に署名していた。
 これに対し、ロシアやサウジアラビア、ナイジェリア、アルジェリア北朝鮮など、37か国のグループは12日、中国政府に代わって共同書簡を公開。ミャンマーやフィリピン、ジンバブエなども署名した。
 この書簡には、「われわれは、人権の分野における中国の顕著な成果をたたえる」「テロリズムや分離主義、宗教の過激主義が、新疆の全ての民族に多大なダメージをもたらしていることにわれわれは留意している」と記されている。
 国連人権理事会では通常、各国が非公開の席で交渉し、公式決議を作成しようとするため、公開書簡の形で応酬する事態は珍しい。

 こういうことを言うと狭量な「M谷女史とその不愉快な仲間たち(平たく言うとウイグルキチガイ)」は「ボーガスの野郎許さない!」「ウイグルと私たちの運動を馬鹿にするのか(俺:いや馬鹿にしてるんじゃなくて、物事は客観的に冷静に見ろって話ですよ)」「お前はウイグルのために何をしてるんだ?(俺:何もしてませんがそれが何か?)」などと激怒するのでしょうが、「ウイグル問題で中国に批判的かどうか」だけで「ならず者国家リトマス試験紙」とかいうのはまずすぎるでしょうよ(「サウジは大使館で殺人してるからならず者だ」なんてのは勿論反論にはなりません。そういう批判は個別にやればよろしい)。
 なら、「欧米と一緒に批判的な意見書に賛同した」日本の安倍はまともなのか。そんなことはない。
 この37カ国*2にしても「中国との経済関係を重視して中国擁護に動いたのだろう」とはいえるでしょうけど、「ならず者国家」呼ばわりはまずいでしょうよ。
 せいぜい、批判するとしたら「この37カ国には失望した」「その中国擁護は事実に反すると思う」程度が適切ですね。
 まあこういう発言をためらいなくしちゃうM谷氏が「まともな人間じゃない」つう事がわかったと言う意味ではむしろ彼女のツイートの方がリトマス試験紙じゃないか。まあ俺だったら「M谷氏とはお付き合いしたくない」ですね。いくらウイグルびいきでも度が過ぎてると思うので。
 とはいえ「ウイグル専門家の数自体がおそらく少ない」のでマスコミに彼女がよく出るのも仕方がないんでしょうね。俺は彼女みたいな狭量な人間は大嫌いですが。

M谷N子
 中国擁護国には、所謂「ならず者国家」以外に、中国に経済的に牛耳られている国も多い。その中でも特に気になるのが、同じテュルク民族の国であるはずのトルクメニスタンや、中央アジアの国でウイグル人は「隣人」であるはずのタジキスタン、国際連帯の精神はどこへ行った?のキューバ等々。

 M谷氏も「ならず者国家呼ばわり」はまずかったと思い始めたらしく発言を修正している点は評価できます。
 まあそれはともかくトルクメニスタンタジキスタンキューバはM谷氏にとってはならず者ではないようです(彼女の「ならず者」定義がよく分かりませんが)。

M谷N子
 幸いなのは、ウイグル人が多い国~トルコ、カザフスタンキルギス共和国ウズベキスタンが入っていないこと。隣接している国であったり、経済的に厳しい国であっても、決して擁護の側に回らないところに、彼らの良心を見た。

 「擁護しなかったことは嬉しかった」ならまだしも「良心」つうのはナイーブすぎますね。
 中国擁護をすれば、中国に喜ばれる反面、EU諸国(英独仏など)に恨まれる可能性もあるわけですからね。

*1:著書『亡命者が語る政治弾圧:中国を追われたウイグル人』(2007年、文春新書)など

*2:M谷氏ツイートに寄れば、アルジェリアアンゴラベラルーシブルキナファソブルンジコモロコンゴキューバ北朝鮮コンゴ民主共和国エリトリアガボン、イラン、ミャンマー、ナイジェリア、フィリピン、ロシア、ソマリア南スーダン、シリア、タジキスタンベネズエラジンバブエサウジアラビアパキスタン、エジプト、トーゴカンボジアオマーンカタールUAEアラブ首長国連邦)、バーレーンスーダントルクメニスタンクウェートカメルーンボリビア

常岡浩介&黒井文太郎に突っ込む(2019年7月13日分)(追記あり:M谷N子にも突っ込む)

黒井文太郎
‏ 昨日も番組でお話したのですが、日韓の政治的なバトルはともかく、危険な戦略物資が札付きの国々の怪しげに決まっている諸々の手に渡って、そのまま何処かに消えていくのは危険きわまりないので、あらゆる手段で止めるべき

 「韓国誹謗の印象操作乙(呆)」「安倍擁護乙(呆)」ですね。韓国政府だって「危険な物資の密輸」なんか無論容認してません。
 安倍批判派(韓国含む)は
1)安倍の韓国への態度は言いがかりだ
2)むしろこんなことして韓国から「対抗措置」として安保協力(安保情報の日韓共有)が得られなくなったら「日本から危険な物資の密輸」が助長される恐れがある
としているのですがね。そういう指摘に黒井がどう思うのかと言うことです。まあ、「黒井がはっきり安倍批判をしない」と言う時点で黒井の本性「安倍擁護、韓国誹謗」はモロバレですが。

黒井文太郎
 ホルムズ海峡への自衛隊派遣。
 「法的に認められないから反対」との理屈は本末転倒。
 必要なことなら、可能なように法を変えればいいだけの話。
 これ言ってる人は、つまりは政策として反対ということ。
なので、まずは政策としてやるべきかやらないべきか、やるなら何をどこまでやるべきか議論すべき

 もちろん「なぜそうした法(まあ憲法ですが)を守るべきだと思うのか」ということ(例えばかえって中東の緊張が高まると思う、など)は当然反対派も指摘していますので黒井の行為は客観的にはくだらないネガキャンでしかありません。

常岡浩介
 読んだけど、「多くの日本人が誤解していること」がなにかわからなかったし、取材者はまさか現地で聞いた話や「公式発表」を真に受けているのかなあと不思議に感じた
取材困難…中国の“超敏感エリア”新疆ウイグル自治区に行ってきた 多くの日本人が誤解していること - FNN.jpプライムオンライン

 むしろ常岡のツイートに「え、なんで分からないの?」ですね。
 確かに「これこれこういう点を日本人は誤解してるがそれは間違いだ」という書きぶりではなく「少し分かりづらい」。
 とはいえ常識的な文章読解力があればフジの言いたいことは分かるでしょう(後で説明しますが)。
 かつこの記事のどこが

取材者はまさか現地で聞いた話や「公式発表」を真に受けているのかなあ

なのか。そのように理解できる部分はどこにもありません。
 「俺の望むような内容の中国批判でないと全て中国擁護と見なす」つうバカが常岡のようです。
 さて最後にフジ記事を一部引用して俺の考えを書きましょう。

取材困難…中国の“超敏感エリア”新疆ウイグル自治区に行ってきた 多くの日本人が誤解していること - FNN.jpプライムオンライン
・筆者は10数年前にもウルムチ市を訪れているが、空港は新しくなっており、市内に入るとかつては砂漠だったというところでマンション建設ラッシュが進んでいたりと、街の発展ぶりは明らかだった。地元の人によれば、生活レベルも向上したという。
自治区全体ではウイグル族が多数派だが、ウルムチ市内の人口は、この約20年で見ても他の民族と比べ漢族の増加が最も多く、現在は概ね4分の3が漢族で占められている。また、多くのウイグル族も流暢な中国語を話し生活している。町の看板には中国語とウイグル語が併記されているが、街並みは他の中国の都市とそう変わらない。つまり発展とともに街が漢族化しているのだ。
・今回取材できたウイグル族も暴力には反対しており、治安のためにはある程度の監視や管理もやむを得ないと考えている人は少なくないと感じた。取材に応じた漢族もウイグル族も「最近は悪い奴らがいなくなった」「安全になってよかった」などと口をそろえていた。しかし、プライバシーや個人の権利といったことを主張するのはタブーであり、「外国人記者」と聞いた途端に口をつぐんでしまう、といった様子からも、下手な発言をすればどうなるかわからないという強いプレッシャーが彼らにあることが伺えた。
ウイグル自治区では、漢族が「監視し支配する側」、ウイグル族などの少数民族が「監視され支配される側」とイメージされがちだが、必ずしもそれほど単純な構図ではない。例えば、監視し、取り締まる側の警察官も現地ではほとんどがウイグル族少数民族だ。また、地元の共産党幹部など、こうした政策を推進する側にもウイグル族がいる。
・一般のウイグルの人達も今や漢族経営の会社で働いたり、漢族相手に商売をしたりと、生活の安定のためには中国語を話し、漢族中心の中国社会の中で生きていくことが現実的になってきている。抑圧の中において、ウイグル族であっても現状の捉え方は立場によっても異なるだろう。

 つまりはフジが言ってること、それは「ウイグル族全てが中国の統治を全否定してるか、独立を求めてるかと言ったらそんなことはない、もし日本人がそう思ってるならそれは誤解だ」「ウイグル問題はもっと複雑だ」程度の話でしかありません。
 それは「中国のウイグル統治の100パーセントの擁護」ではないし、当然ながら

取材者はまさか現地で聞いた話や「公式発表」を真に受けているのかなあ

などと常岡に非難される話でもない。
 そもそも

「外国人記者」と聞いた途端に口をつぐんでしまう、といった様子からも、下手な発言をすればどうなるかわからないという強いプレッシャーが彼らにあることが伺えた。

と書いてるフジ記事をどう理解すればそう認識できるのか。
 むしろ安易に「独立論」を唱える方が無責任であり、このフジ記事はむしろフジサンケイには珍しく「誠実」とすらいえるでしょう。

【2019年7/15追記】
 さて常岡が悪口していたフジ記事にはM谷氏も悪口していたので見てみましょう。M谷氏の主張にも常岡同様に全く賛同できませんが。
 まあ、でもそういう指摘すると「私はウイグル専門家よ!」「フジテレビやボーガスなんか私に比べれば格下よ!」とかいって憤激しちゃうんだろうな、あの人。つまり「M谷氏のような方とは、付き合わずに済むのなら、付き合わない方が精神衛生上いい」。つうかフジ記者だって「少なくとも主観的には」中国擁護してるわけじゃないんだし、仮に記事内容に問題があるとしても、少しは口の利き方に気をつけろよ、M谷は、ですね。
 産経のデマ記事(例:南京事件否定論)なんかとはわけが違うでしょう。

M谷N子
 日本人が誤解していることとして「取り締まる側の警察官も現地ではほとんどがウイグル族少数民族だ。また、地元の共産党幹部など、こうした政策を推進する側にもウイグル族がいる」とあるが、それは常識であって、そもそもウイグル人の警官や武警、軍人は、ろくに武器さえ持たせてもらえず最前線に立たされ、犬死にするのも彼らであるという現実をこの記者は知っているのか?

 M谷氏のいってる意味が分からないですね。まず、「フジの指摘」は「M谷氏が言うほど、ウイグルに詳しくない普通の日本人にとって常識なのか」。俺は疑問に思いますけどね。
 そして「ウイグル人の警官や武警、軍人は、ろくに武器さえ持たせてもらえず最前線に立たされ、犬死にするのも彼らであるという現実」とやらがフジ記者の指摘「中国政府によるウイグル支配体制にはウイグル人も関わっており、漢民族だけで運営してるわけではない(だからこそ中国のウイグル支配には一定の基盤があるし、そう簡単に倒れない、とフジ記者はいいたい?)」の反論に何でなってると思えるのか。
 たぶん「ウイグル人の警官は権力の末端にいておいしい思いしてる」とフジ記者が書いたと勝手に勘違いして「それは違う、危ない所に送られて犬死にしてるんだ」といいたいんでしょうが、そもそもそんなことをフジ記者は何一つ書いてないわけです。
 「お前本当に明治大学准教授なのか。フジ記事について、本気でそんな解釈が適切だと思ってるのか?」と問いただしたくなるレベルですね。まあI濱Y子や横田奥さんよりはマシでしょうが基本的に「I濱や横田奥さん同様、思い込みが酷い」ので相手しない方がいい御仁でしょう。賛同意見しか聞く耳を持たないタイプの人間が彼女でしょう。
 「こんな思い込みの酷い困った人」しか日本の支持者にいないのかとウイグルがかわいそうになる話です。

 さらに「政策を推進する側」にウイグル人がいると、それをまるで悪としてこの記者は印象づけているが、政権側にいる側が、実は、全てを覚悟で国外に貴重な情報を水面下で流していたことだって有る*1。たとえば89万人が強制収容所に収監されているとのデータだって(トルコのウイグル人メディアに流出)、新疆のウイグル人警官が出所だという。だから、ウイグル人中国共産党と一緒に弾圧*2に加わってますよ、との言説こそ、取材不足だと私は思っている。

 いやフジ記者は「そういう事実(中国政府によるウイグル支配体制にはウイグル人も関わっており、漢民族だけで運営してるわけではない)がある」と指摘しただけでそれが「ウイグルの裏切り者で悪だ」なんて一言も書いていませんが。
 もちろん「ウイグル族が行政に参加してるんだからウイグルの意見が政治には十分反映されており、問題はない。中国の政治に反発する一部ウイグル人の方がおかしい」ともいってない。繰り返しますが単に「そういう事実(中国政府によるウイグル支配体制にはウイグル人も関わっており、漢民族だけで運営してるわけではない)がある」と指摘しただけです。 
 まあ暗に「そういう事実があるから独立は現実的じゃない」とはいってるかもしれませんが。
 むしろ「ウイグルの裏切り者で悪だ」と思ってるのはM谷氏の方じゃないのか。
 大体何でそこで「ウイグルの役人でも、面従腹背で、欧米マスコミとかに情報リークしてる奴もいる」なんて話が出てくるのか。
 フジの記者はそんな話は何一つしてない。大体「面従腹背」だろうと表向きは「従順に従ってる」わけで面従腹背が仮にあるとして、M谷氏ほど高く評価できる話なのか。フジ記者の指摘「中国政府によるウイグル支配体制にはウイグル人も関わっており、漢民族だけで運営してるわけではない(だからこそ中国のウイグル支配には一定の基盤があるし、そう簡単に倒れない、とフジ記者はいいたい?)」の反論に何でなってると思えるのか。

M谷N子
‏ そもそもウルムチ中華民国期から漢人の多い街だった

取材困難…中国の“超敏感エリア”新疆ウイグル自治区に行ってきた 多くの日本人が誤解していること - FNN.jpプライムオンライン
自治区全体ではウイグル族が多数派だが、ウルムチ市内の人口は、この約20年で見ても他の民族と比べ漢族の増加が最も多く、現在は概ね4分の3が漢族で占められている。また、多くのウイグル族も流暢な中国語を話し生活している。町の看板には中国語とウイグル語が併記されているが、街並みは他の中国の都市とそう変わらない。つまり発展とともに街が漢族化しているのだ。

に対するM谷氏流反論のようです。
 まあ俺はウイグル素人なので「ウルムチ市内の人口は、この約20年で見ても他の民族と比べ漢族の増加が最も多く、現在は概ね4分の3が漢族で占められている。発展とともに街が漢族化している(フジ)」のか、「そもそもウルムチ中華民国期から漢人の多い街*3だったからそんなことはたいした問題じゃない(といいたい?)(M谷氏)」のか、どちらの事実認識が適切かは俺には、もちろん分かりません。
 しかし、仮にフジ記事がその点で事実誤認があったとして極論すれば「ウイグル族全てが中国の統治を全否定してるか、独立を求めてるかと言ったらそんなことはない、もし日本人がそう思ってるならそれは誤解だ」「ウイグル問題はもっと複雑だ」というフジの主張の大きな方向性には大して影響はないでしょう(もちろんフジの記事に事実誤認があるなら修正すべきですが)。
 何せウルムチ自治区の首都です。「首都の人口の3/4が漢族」ならそれこそ、そうそうウイグル独立なんてできるもんじゃないでしょう。
 他にもM谷氏の噴飯物のツイートを見てみましょう。まあでもM谷氏だと俺みたいな人間には「ボーガスの野郎、絶対に許さない!」でしょうが。まあ俺(こう見えて小心者です)もM谷氏と下手にやりあって「精神衛生が害されるのがいや」だからこうして「イニシャルトークにしてる」わけですが。

M谷N子
 それは違います。東大院生で政治犯として11年収監されていたウイグル人故トフティ氏についても、現首相が以前首相でなかった時代に、その状況や経緯について、私の嘆願を聞いてくれたこともあります。この結論は「偶然」の産物ではなく、基盤作りをしてきた結果だと私は確信しています。強制収容所にいるウイグル知識人は、新疆大学元学長をはじめ、日本留学組が極めて多く、そうした高度人材を育成してきた日本*4としては、もはや目をつぶることはできないのです。

 さてこのM谷ツイートは

石田昌隆
 日本がこの件で中国を非難する側にいるのは答えだけ偶然正しいが、中身は単に(ボーガス注:22カ国の中に入っている英仏独などの)欧米追従で人権感覚とは無縁であろう。

というツイートへのM谷氏流反論です(俺は石田の認識は全く正しい、M谷氏の認識は間違ってると思いますが。なお石田はこのM谷ツイートについて賛同も反対もしてないので彼の現在の認識は不明です。たぶん「ウイグル専門家のM谷とトラブったら厄介だ。何せM谷はマジギレすると厄介な性格だし*5。でも、奴の安倍礼賛主張に賛同も出来ない*6し、だんまりで逃げちまおう」つうのが石田の考えでしょう。まあ、その気持ちはよく分かります)。
 「ええ?(衝撃的すぎて、唖然)」ですね。「何、未だに安倍さんは私の話を聞いてくれて素晴らしい人だった、とか妄想してるの?」「てっきりそういう認識は止めたと思ってたんだけど?」ですね。
 ね、首相に復活したら安倍は動いてはくれないだろ(今後に期待?) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)といった安倍認識の方が正しいでしょうが、こういう指摘に「私の安倍氏への陳情が無駄だったと、私を侮辱するのか!」「あんたが、アンチ安倍だからといって何でもかんでも安倍批判をするな!」などとマジギレしちゃうのがM谷氏なんでしょう。
 まあそういう意味では先日の「22カ国の共同声明」への日本参加はM谷氏にとって「やはり安倍さんはウイグルの味方だ!」つう話だったんでしょうね。それ客観的に見て自己欺瞞だと思いますが。
 つうか「首相の時代」じゃなくて「首相でなかった時代に」つうあたりで「安倍は無責任な野郎だ、首相時代は何もしなかったくせに無役になったら反中国だよ!」と何で思わないんですかね。M谷氏はあまりにも自分に都合のいい脳みそをしすぎでしょう。当然ながらここまで安倍に好意的なM谷氏は「韓国への無茶苦茶な嫌がらせ」など「安倍の問題点」について何ら批判意識はないんでしょうね。
 結局「ウイグルがよければそれでいい」がM谷氏なんでしょう(ちなみに「チベットさえよければそれでいい」がI濱Y子やMukkeです)。愚劣としか言いようがない。いや安倍なんか持ち上げててウイグルにとって本当にいいのか疑問ですけど。
 安倍なんざ、M谷氏が期待してるほどのウイグルへの思い入れはない上に、「韓国への無法な嫌がらせ」でわかるように「無法な行為」で敵ばかり作ってる男です。そんな男を持ち上げることが長期的に見てウイグルのためになるのか(勿論これはウイグルだけでなくチベットでも同じです)。

M谷N子
 私自身もそうだが、中国の専門家が新疆問題をすぐに「書ける」かといえば、それはNOである。読まなくてはならない専門書分野が全く異なるし、少なくとも辞書を引きながら、ウイグル語やトルコ語やロシア語などを読めるくらいにならないと、この分野には精通できない。かくいう私も格闘中だ

 まあそういう面は実際にあるんでしょうが「俺の邪推ですが」、M谷氏には「別にアムネスティと一緒にウイグル集会やるなとはいわんけど、それ、学者の本務じゃねえだろ。研究論文をちゃんと書いてるの?」「そういうことがやりたいなら、研究者でなくて、外務省職員とか人権NPO職員になればいいのに?」つう批判が「面と向かって言われたのか、陰口か」とはともかく、彼女の元に届いてるのでしょう。
 でこういう反論になったんじゃないか。

*1:何のことかといえば日本でもたまにある「政府不祥事のリーク」のことですね。

*2:「M谷氏みたいな誤読(ウイグル人警官の存在を理由に弾圧を正当化してる)を恐れたのか」、フジ記事は「ウイグル統治」と表現していて「弾圧」とは書いてないんですけどね。つうかなんでそんなに「事情はどうあれウイグル人警官が弾圧に加わってるであろうこと」をM谷氏は「面従腹背」云々と書いて過小評価したがるのか。全てのウイグル人警官が面従腹背ではないだろうし、面従腹背警官だって表ではおそらく「弾圧せざるを得ない(弾圧に加わってる)」わけです。面従腹背つうならたとえば「文科事務次官時代の前川氏だって」、退官後にご本人が語るように面従腹背(無償化除外には本心では反対)だったわけですがそんなこと朝鮮学校生にはどうでもいい話だし、だからこそ、退官した前川氏は「つぐない」として今、朝鮮学校支援を社会に訴えてるわけです。もちろん彼も「後でどんなに償おうとしても、過去の行為はチャラにはならない」事ぐらい理解しているでしょうが。

*3:できればここで「20年前は概ね10分の7だから、4分の3になっても、20年で5%しか増えてない。大して漢族化は進んでない」とかある程度、具体的数値をM谷氏に提示してほしいところです。

*4:「育成してきた日本」ねえ。「日本の大学の個々の教員」が教育者としての善意から育成したに過ぎないのであって、日本政府が積極的に育成したわけじゃないでしょうに。

*5:過去の経験でM谷氏は「下手に怒らせると後が厄介」と言うことは俺も認識しています。たぶんM谷氏は絶対に「自分の非を認めない性格」だし。

*6:まあ、「石田自身が賛同できない」つうのもあれば、「石田のお仲間にそんな安倍擁護に賛同する奴がいないので、M谷氏に調子を合わせたら石田が浮いてしまう」つう保身的な意味合いもあるでしょう。

三浦小太郎に突っ込む(2019年7月13日分)

捕らわれたウイグル詩人、バルハット氏の「母語」を紹介します | 三浦小太郎BLOG Blue Moon
 「最近成立したアイヌ新法」を「悪法」「アイヌ特権」呼ばわりするような、日本の少数民族アイヌ人にとことん冷たい男が、「中国のウイグル同化は問題」云々なんて文章がよくも書けたもんです。ある意味「その厚顔無恥さ」「面の皮の厚さ」に感心(?)します。
 まあどうせ「日本と中国は違う」「アイヌウイグルは違う」と強弁するのでしょうが。
 もちろん「南京事件否定論」三浦らウヨにとってウイグルは単に「中国を叩くためのネタ」でしかなく、その結果、M谷N子氏*1明治大学准教授)のような方にはむしろ三浦らウヨは「ウイグルにとって迷惑な存在」として敬遠されてるわけですが。
 三浦のような恥知らずには心底呆れます。

【参考:M谷ツイート】

https://twitter.com/NAOKOMIZUTANI/status/1149701568628834307
M谷N子
 ヘイターやカルトと「連帯」しても、ウイグル人にとって良いことは何一つない。これまで幸福の科学の雑誌は、それと名乗らず、私に寄稿依頼してきたが(以前の勤務先広報課などに連絡をとってきた)、ここではっきり言っておきます。迷惑なのでやめてください。その媒体で私が書く事はあり得ない。

*1:著書『亡命者が語る政治弾圧 中国を追われたウイグル人』(2007年、文春新書)など

今日の中国ニュース(2019年7月11分)

■I濱Y子*1・W大学教授のツイート

I濱Y子
 2019年7月27日(土) 早稲田大学エクステンションセンターの公開講座で『「赦し」は暴力の連鎖を断ち切るか』という演題でお話します。

 吹き出しました。
「(理由はともかく)旧幕臣榎本武揚*2を死刑にしなかった明治新政府
「(理由はともかく)満州国皇帝・溥儀を死刑にしなかった中国政府」
「大統領に就任しても、彼を投獄した白人たちに無茶苦茶な報復などしなかったネルソン・マンデラ
などならまだしもI濱女史ほど「赦し」と言う言葉からかけ離れた狭量な御仁もいないでしょう。どう見てもこの御仁、中国政府を憎悪してますよねえ(苦笑)。それとも『「赦し」は暴力の連鎖を断ち切るか』とは「いや断ち切れない」と言う反語なんでしょうか。たぶん反語ではないんでしょうけど。たぶんダライラマ礼賛なんでしょうが「反中国極右」安倍や櫻井よしこと面会するような男ダライに「中国への赦し」なんかあるのか(苦笑)。


■M谷N子・明治大准教授のツイート

M谷N子*3
 現在開催中の第41回国連人権理事会で、新疆ウイグル自治区における人権侵害を止めるよう中国当局に求める共同声明が出されることになりました。現時点で22カ国の政府がこの共同声明に加わっており、日本もそのうちの一つです!!
 今回日本政府が共同声明に参加したのは、私たちアムネスティ中国チームと明治大学現代中国研究所が、外務省人権人道課訪問、オムル・ベカリ氏*4やミヒルグル・トゥルスン女史証言集会など、新疆ウイグル自治区に於ける人権侵害について、広く日本社会に発信してきたこと*5も一因であろうと自負しています。

M谷N子
 アムネスティは日本外務省にウイグル人15人をつれて実情報告に行き、他国に先駆けて強制収容所生還者の証言集会を開いた。さらに日本留学組のウイグル人知識人が多数投獄されているので、日本国はそれを無視できなくなった。今回アジアで唯一、非難声明に日本が署名した意義は極めて大きい。

 こういうことを言うと狭量な「M谷女史とその不愉快な仲間たち(平たく言うとウイグルキチガイ)」は「ボーガスの野郎許さない!」「ウイグルと私たちの運動を馬鹿にするのか(俺:いや馬鹿にしてるんじゃなくて、物事は客観的に冷静に見ろって話ですよ)」「お前はウイグルのために何をしてるんだ?(俺:何もしてませんがそれが何か?)」などと激怒するのでしょうが、イヤーあまり関係ないでしょうね。「ドイツのメルケルだの、フランスのマクロンだの」他の国はともかく、安倍はそういう市民運動アムネスティ)云々、人権云々で動く男ではない。
 問題は「日本も含めて22カ国」ですね。つまりはEU諸国に共同声明参加を誘われて「まあEU諸国(英仏独など)と一緒なら問題ないか(中国もそんなに反発しないだろ)」「むしろEU諸国に『何で参加しないんだ』と反感もたれたら怖い」「こういうことをすればアンチ中国のウヨ支持層も俺の一帯一路参加表明を許してくれるかも」などと思っただけの話でしょう。
 つまりは安倍にとって「赤信号、皆で渡れば怖くない(ツービートのギャグ)」でしかない。
 もちろん安倍的には「EU諸国に反感もたれるのは怖い」でしょうが、「M谷氏やアムネスティ、在日ウイグル人」が安倍に反感持とうが「EU諸国に反感もたれない限り」知ったことじゃないでしょう。何でM谷氏は「自らの運動」をここまで過大評価してしまうのか。


「拷問の恐れ」中国に引き渡し拒否 スウェーデン最高裁:朝日新聞デジタル
 犯罪容疑を認めたが引き渡さないつうことはスウェーデン国内で裁くんですかね。そういえば以前日本が殺人犯の引き渡しを要請したら「死刑になる恐れがある*6」として引き渡し拒否したことが過去にあったように思います(スウェーデン死刑廃止国)。


ウイグル族拘束、日本など22カ国が中国に停止要求 :日本経済新聞
ウイグル族拘束で書簡 日本、国連人権理事会に - 産経ニュース
 日経がタイトルに「日本など22カ国*7」と書くところ産経が「さすがに本文には22カ国とかいても」、記事タイトルには日本としか書かない当たり実にせこいですね。
 安倍が中国批判にリーダーシップを発揮したように読者に誤解させたいわけです。

*1:著書『ダライ・ラマと転生』(2016年、扶桑社新書)など

*2:箱館戦争明治新政府に敗北。一時投獄されるが後に赦免。駐ロシア公使、海軍卿、駐清国公使、第1次伊藤、黒田内閣逓信大臣、黒田、第1次山県内閣文部大臣、第1次松方内閣外務大臣、第2次松方、第2次伊藤内閣農商務大臣など歴任

*3:著書『亡命者が語る政治弾圧:中国を追われたウイグル人』(2007年、文春新書)など

*4:ベカリ氏については衝撃証言 ウイグル族“不当収容”の実態 | 国際報道2019 [特集] | NHK BS1中国国歌斉唱に豚のみの食事、イスラム教徒が語るウイグル強制収容所 写真6枚 国際ニュース:AFPBB News「反抗すれば24時間立ち続け」ウイグル収容施設の実態:朝日新聞デジタル中国:「終日革命歌、党政策を学習」 ウイグル族再教育施設の元収容者、日本で証言 - 毎日新聞【音声配信】「拷問や虐待も?中国のウイグル族・強制収容所、生還者が語るその実態とは」水谷尚子×荻上チキ▼2018年11月27日(火)放送(TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」22時~)8カ月鎖で縛られ続けた日々 中国“ウイグル強制収容所” 奇跡の生還者が衝撃の証言 - FNN.jpプライムオンラインウイグル族を中国の弾圧から解放するために、日本人は何をすべきか | NHK「国際報道2018」の現場から | クーリエ・ジャポン復活する「労働教養所」 | 新疆ウイグル自治区で | 中国動態 | 週刊東洋経済プラス参照

*5:脚注にも書きましたが「メディア(NHK、フジテレビ、TBSラジオ朝日新聞毎日新聞など)にネタを持ち込んだのはM谷氏ら」だとしても「きついことを言えば」取り上げる義務はないわけです。少しは「メディアにも感謝してます」くらい言ったらどうなんですかね。まさかとは思いますが「取り上げて当然だ」とでも思ってるのか。

*6:ただし、いわゆる量刑相場に従えば死刑になる可能性は低いケースだったかと思いますが。

*7:中国は「ウイグル族の拘束やめよ」 22カ国が共同書簡で非難 - BBCニュースによれば日本の他は、英国、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、カナダ、デンマークエストニアフィンランド、フランス、ドイツ、アイスランドアイルランド、ラトヴィア、リトアニアルクセンブルク、オランダ、ニュージーランドノルウェー、スペイン、スウェーデン、スイス。なお「米国の名前がありませんが」、米国は「人権理事会のイスラエル非難が気にくわない」としてこの理事会から脱退しているからです。

今日の中国ニュース(2019年7月9分)

■M谷N子・明治大学准教授のツイート

M谷N子*1
ウイグル問題を扱っていると、幸福の科学にせよ日本ウイグル協会周辺に集うネトウヨにせよ、ヘイトをまき散らす自民族至上主義者の日本人~彼らは右派でも保守でもなく、単に漢人を蔑視する差別主義者である~ばかりが寄ってきて、まともな話ができる人々が退いていく。この現象は10年来変らない。
ウイグル問題を、(ボーガス注:中国に比べて?)日本スゴイと持ち上げるのに使うのも、日本政府批判に使う*2のも、カルトや差別者の宣伝に使うのも、「シナ人云々」とヘイトを吐く口実に使うのも、いずれも全部、究極的にはウイグル人の為にはならない。
ウイグル人の友の為に何をすべきか。中国共産党に対しては、実証の積み重ねと検証を突きつけるべきで、ヘイトは「向こう」が望むところ*3である。一方で、在日ウイグル人の生命の保証*4については、日本政府に嘆願しなくてはならず、ここで(ボーガス注:ウイグル人に日本政府は冷たいと?)日本の政権批判をしても、ことの解決にはならない*5

 こうした批判(日本ウヨと中国少数民族運動の醜い野合への批判、Mukkeらの場合はチベット)が何でMukkeやI濱Y子*6(早稲田大教授)、阿部治平など「自称チベット支持者」には出来ないんだろうかと思いますね。


沼田幹夫代表が台湾の関税率引下げに「輸入規制措置の早期撤廃」を要望 | ニュース | 日本李登輝友の会 │ 新しい日台交流にあなたの力を!

 実は、2016年には14件、2017年には18件、2018年には9件も結ばれていた姉妹都市など日台の都市間提携が今年は本日まで1件も結ばれていないという異常事態を迎えている。

 吹き出しました。お互いメリットがなければ結ばないだけの話でしょう。異常事態でも何でもない。

 5県*7産品の輸入禁止措置はすでに日台の友好関係にヒビを入れていたのだ。

 輸入禁止措置が「姉妹都市提携に影響した」と言う根拠は何一つ提出されていません。単に「お互いメリットがなければ結ばないだけの話」でしょう。そもそも輸入禁止は、姉妹都市協定締結があった「2016年、2017年、2018年」にもされていたことですし。「2019年にはじめて実施されたわけではない」。
 輸入禁止の是非はともかく、おそらくそんなことは「姉妹都市関係締結の減少」に影響していない。

 中国国民党や中国が目論む日台離間策にまんまと引っ掛かったことを意味している。中国国民党は今回の税則改正案についても、域内産業や農家の保護を理由に反対したという。

 やれやれですね。
 国民党の主張の是非はともかく「安全面に問題があるから輸入すべきでない」「関税引き下げは国内産業にダメージを与えるから、すべきでない」つうだけの話を「日台離間策」とは馬鹿馬鹿しいにもほどがあります。


【外交安保取材】「なぜ日本の無人島のために米国の兵士が死ぬの?」 同盟国の本音にどう向き合うか - 産経ニュース
 「無人島」とは尖閣のことです。で、「日米安保をやめる気もないくせに、思いやり予算をふんだくろうとするトランプの言い方はどうかと思いますが」クリントンにせよブッシュ子にせよオバマにせよ「尖閣で中国軍と米軍で戦争」なんてノーサンキューでしょう。何も「尖閣で戦争なんかしたいわけねえだろ」つうのはトランプだけじゃない。
 なら「別に中国が尖閣を攻めてもOKです(米国)」かといったら勿論そんなことはない。結局「尖閣で戦争が起きないように日中両国に政治的に働きかける」つう話になるわけです。つうか「野田政権が国有化する前」は尖閣なんか中国だってそんなに騒いでないし、それをさらに悪化させたのが安倍の訳です。中国からすれば「日本から挑発してきたくせにふざけるな」でしょう。


【主張】ウルムチ暴動10年 中国の弾圧強化を許すな - 産経ニュース
 産経なので「暴動」と言うネガティブな表現は避けるかと思っていたので意外です。

 米国務省は18年版の国別人権報告書で、ウイグル族などのイスラム教徒について「80万人から200万人以上が宗教的、民族的アイデンティティーを奪う収容所に入れられている」と指摘した。ポンペオ米国務長官が「中国は人権侵害という点では抜きんでている」と批判しているのは当然だ。

 やれやれですね。「米国も中国批判してます」てこれが朝日や毎日ならいい。
 「米国下院の慰安婦決議が許せない」「日本への不当な認識だ」なんて言ってる新聞がよくもこんなことがいえたもんです。
 ちなみにこの報告書で日本はどういう扱いなのかな、と思ってネットで調べたら「日本に批判的な部分*8」は「引用が長くなりますが」、以下の通りです。

2018年国別人権報告書―日本に関する部分 | 在日米国大使館・領事館
【刑務所および収容施設の状況】
・7月24日、男性受刑者が名古屋刑務所内で、過去最高気温を記録した猛暑の中で熱中症のため死亡した。同受刑者が収容されていた単独室には空調設備がなかった。法務省は7月27日、全ての矯正施設は適切な熱中症対策を講じていたと述べた。日本弁護士連合会は8月、法務省に対して、受刑者の命を守るため、空調設備のないほとんどの刑務所に空調設備を速やかに設置するよう求めた。
法務省によると、2017年の矯正医官の数は21人増の275人となったが、依然として20%以上定員割れしていた。警察および刑務所は精神疾患の治療が遅く、精神科の治療を提供するための手続きがない。外国の専門家はまた、歯科治療は最低限のものしか提供されず、終末ケアや緩和ケアが行われていないと指摘した。
表現の自由
・報道とNGOの報告によると、特にインターネット上で、マイノリティおよびその擁護者を対象としたヘイトスピーチが増えた。
【学問の自由と文化的行事】
 3月、文部科学省は、自由民主党の国会議員の要請で、名古屋市教育委員会に対して、ある中学校の授業で2月に行われた講演の内容と背景について質問状を送付した。講演者であった前文部科学事務次官は、文部科学省の介入について、極めてまれであり教育基本法が禁ずる教育への不当な支配に当たる可能性が高いと述べた。文部科学省はこの主張を否定し、問い合わせは地方教育行政に関する別の法律の下で行われ、教育への不当な支配には当たらないと述べた。
【難民の保護】
 難民は依然として、時として他の外国人が経験するものと同様の、住居、教育、雇用の機会を制限される差別を受けた。就業する権利を得る条件を満たす人を除き、難民申請が未決、または異議申し立て手続き中の人は、社会福祉を受ける権利がなく、こうした状況下では、過密状態の政府のシェルターや、違法な就労、またはNGOの援助に頼るしかなかった。
【選挙と政治参加】
・政府は5月、選挙政治への女性参画を推進する法律を施行した。法律は各政党に対して、国政および地方選挙の候補者名簿において、男性と女性の候補者数を同等にするよう最大限の努力を求めている。2017年10月の衆議院議員選挙後、衆議院では465議席中47議席参議院では242議席中50議席を女性議員が占めた。10月の内閣改造後には、20人の閣僚のうち女性は1人*9だった。しかし、与党・自由民主党の党四役*10に女性はいなかった。2018年末時点で、47の都道府県のうち、女性知事は3人*11であった。
【女性】
 東京医科大学は8月、女子学生数を制限し男性医師を増やすため、10年以上にわたり入学試験の点数を故意に改ざんしていたことを認めた。これを受け文部科学省は、医学部医学科がある全国81大学に対して、女子学生を制限するため入試結果を改ざんしたことがあるか調査した。文部科学省は、10校が女子学生を制限するため入試結果を改ざんしたと結論付け、当該大学に対して、不適切な行為を是正するよう指導した。
 NGOは政府に、選択的夫婦別姓制度の採用を引き続き要請した。
【子ども】
 法律は、離婚成立から300日以内に生まれた子は離婚した男性の子であると推定しており、そのため、正確な人数は不明だが、子どもの出生届が出されず無戸籍となる状況が発生している。
【子どもの性的搾取】
 日本は、児童ポルノの製造および人身取引犯による子どもの搾取の現場であった。
 警察は1月、営利目的で女性と少女をそそのかして性交させたとして、芸能事務所社長とポルノビデオ製造会社の経営者を逮捕し摘発した。この法律の適用は80年間以上で初となったにもかかわらず、検察庁は被疑者を起訴しなかった。性描写が露骨なアニメ、マンガ、ゲームには暴力的な性的虐待や子どもの強姦を描写するものもあるが、日本の法律は、こうしたアニメ、マンガ、ゲームを自由に入手できるという問題に対処していない。
【障害者】
 障害者の虐待は深刻な懸念事項であった。家族、障害者福祉施設職員または雇用者からの虐待を経験した障害者は、全国でみられた。民間の調査によると、障害のある女性に対する差別や性的虐待があった。長野地裁松本支部は5月23日、障害者福祉施設アンサンブル会の元従業員が、入所していた知的障害のある女性を施設で性的に虐待したと認定し、男性と施設に慰謝料など330万円(2万9000ドル)の支払いを命じた。
【国籍・人種・民族に基づくマイノリティー
・マイノリティーは、その程度はさまざまであるが社会的差別を受けた。
部落民の権利擁護団体*12は引き続き、多くの部落民が社会経済的状況の改善を実現したにもかかわらず、雇用、結婚、住居、不動産価値評価の面での差別が横行している状況が続いたと報告した。公式に部落民というレッテルを貼って部落出身者を識別することはもうなかったが、戸籍制度を利用して部落民を識別し、差別的行為を促すことが可能であった。部落民の権利擁護団体は、多くの政府機関も含め、就職希望者の身元調査のため戸籍情報の提出を求めた雇用者が、戸籍情報を使って部落出身の就職希望者を識別・差別することがあるかもしれない、と懸念を表明した。
・日本で生まれ、育ち、教育を受けた多くの外国人を含む、日本で永住権を有する外国人と帰化した日本人は、差別に対する法的な保護措置があるにもかかわらず、住居、教育、医療、および雇用の機会の制限など、さまざまな形で根深い社会的差別を受けた。外国人や、「外国人のように見える」日本国民は、ホテルやレストランなど一般の人々にサービスを提供している民間施設への入場を、時には「外国人お断り」と書かれた看板によって禁じられたと報告した。NGOは、こうした差別が通常あからさまで直接的であったにもかかわらず、政府がそのような制限を禁止する法律を執行していないと訴えた。
 韓国・朝鮮人コミュニティーの複数の代表*13は、公共の場とソーシャル・ネットワーキングのウェブサイトで引き続き彼らに対するヘイトスピーチがあったと述べた。加えて、韓国・朝鮮人の社会的受容が向上した兆候はなかった。帰化申請のほとんどは当局により許可されたが、支持団体は、帰化手続きを複雑にする過度の官僚的な障壁や、不透明な許可基準について引き続き抗議した。帰化しないことを選択した韓国・朝鮮人は、公民権および政治的権利の面で困難に直面し、仕事での昇任、住居、教育、その他の給付を得る上で頻繁に差別を受けた。
【先住民】
 アイヌは他の全ての国民と同じ権利を享受するが、2017年の公益社団法人アイヌ協会によるアイヌの人々への調査によると、アイヌの人々は、職場、結婚、学校で差別を受けた事例を報告した。法律はアイヌ文化の保存を重視しているが、国による社会福祉政策および教育助成金、国会および地方議会における特別議席、歴史的不当行為に対する政府からの公式謝罪など、アイヌ団体が要求している条項は含まれていない。政府は全会一致の国会議決で、アイヌ先住民族として認めている。ただし、この認定には法的な影響は全くない。
性的指向および性同一性に基づく暴力行為、差別、その他の虐待】
性的指向または性同一性に基づく差別を禁止する法律はない。そのような差別に対する罰則は存在せず、関連する統計も入手できなかった。
・LGBTIの人々を取り巻く偏見が、依然として、差別や虐待を自ら報告する妨げになっており、また学校でのいじめや暴力に関する調査では、全般的に、関係者の性的指向や性同一性が考慮されていなかった。
・与党自由民主党杉田水脈国会議員は7月の寄稿記事で、LGBTIの人たちは子供を作らないので「生産性がない」と述べた。記事の出版後、自民党はLGBTIの人々を含む多様性を受け入れる社会の実現を目指すという声明を発表し、杉田議員に指導を行った。障害者団体や著名作家を含む幅広い層から杉田議員と雑誌に対する批判の声が上がり、ほどなく雑誌は休刊となった。
【強制労働の禁止】
 製造業、建設業および造船業において強制労働の報告が引き続きあった。これは主に、技能実習制度(TITP)を通じて外国人を雇用している中小企業にみられた。TITPは、外国人労働者が日本に入国し、事実上の臨時労働者事業のような形で最長5年間の就業を認める制度であり、この分野の多くの専門家は人身取引およびその他の労働者虐待の温床になりやすいと評価した。
 TITPの下での強制労働が蔓延しているにもかかわらず、これまで労働搾取目的の人身取引の事件が訴追されたことは一度もない。
【雇用および職業に関する差別】
 女性の2017年の平均月給は、男性の約73%にとどまった。
 報道機関は12月、ベトナム人技能実習生が中絶するか辞職するよう言われた事例を報じた。

 産経はこういう批判的な指摘をどう思うのか。たとえば「米国国務省報告書も杉田暴言に批判的ですがどう思いますか?」「『政府は5月、選挙政治への女性参画を推進する法律を施行した。しかし10月の内閣改造後には、20人の閣僚のうち女性は1人だった。与党・自由民主党の党四役に女性はいなかった。』という米国国務省報告書について(以下略)」などと聞かれたらどう思うのか。まあ「無視するか逆ギレ」なんでしょうね。
 「先ず隗より始めよ」「人の振り見て我が振り直せ」と言う言葉を知っているのかと産経には問いただしたくなります。とはいえこの報告書について「日本はこういう批判を米国国務省より受けましたがどう考えるべきでしょうか?」なんて報道はマジでほとんど見た覚えがありませんが。日本人がいかに自己中心的で反省心がないかの象徴的な話でしょう。「国務省報告で中国のウイグル統治ガー、とか言う前に日本が国務省報告でなんて言われてるか見ろよ、その上で筋のとおった批判なら受け入れて改善に努めろよ」て話です。

 暴力の連鎖を断つ第一歩は、中国政府が不当な民族弾圧を停止することだ。強制収容者らの一刻も早い解放が急務である。

 こうしたことは産経以外のまともな中国批判者(例:明治大准教授のM谷N子氏)も言ってます。したがって「正論」ではあるでしょうが産経の場合「どうせできないだろう」と思っての因縁付けでしか多分ない当たりがなんともかんとも。

 日本政府は日中関係の進展に自信を示している。そうであるならば、ウイグル族など人権状況の改善を中国政府にもっと強く働きかけねばならない。

 まあ「中国ビジネスを理由に中国と関係改善に動いた」安倍はそんな事にはなんの興味もないでしょう。
 そもそも、それ以前の関係悪化自体「靖国」「尖閣」だの「右翼的な話」が理由で「ウイグル問題での中国非難」が原因じゃありませんし。

*1:著書『亡命者が語る政治弾圧 中国を追われたウイグル人』(2007年、文春新書)など

*2:「日本政府はウイグル問題でもっと中国に物を言うべきだ」など、正当な日本政府批判なら何ら問題ないでしょう(つうか、M谷氏もそうした日本政府批判は「していた」と思いますが。それとも、そうした理解は俺の誤解であって「してなかった」んでしょうか)。問題は「安倍叩きネタ」ではまずいという話です。ただ安倍批判に「ウイグル問題」なんか持ち出す人も少ないでしょう。「安倍を批判したい」のなら「工藤会疑惑」「障害者雇用水増し問題」「年金2000万円問題」「モリカケ問題」「拉致問題の政治利用」「歴史認識問題(南京事件慰安婦靖国など)」などいくらでもネタはあります。

*3:「望むかどうか」はともかく、「ヘイトスピーカーの中国批判には信頼性や説得力があまりにもない」ので中国批判として逆効果なのは確かでしょう。たとえば「南京事件否定論唱えるペマ・ギャルポ」が中国批判なんかしても説得力は皆無です。

*4:「日本政府は亡命ウイグル人を難民と認めて受け入れろ(今は受け入れてない?)」つう話のようです。

*5:いやいや「嘆願」するのと「批判」するのと両立はするでしょうよ(勿論くそみそな批判は避けるべきですが)。むしろ「嘆願(?)」するだけで「嘆願に真面目に対応しない日本政府にがっかりした」などの日本政府批判を何一つしない方が珍しいんじゃないか。つうかここで「要請」「要望」「陳情」「請願」などといわずに「嘆願(相手の温情にすがるつうイメージが強い言葉)」ですか?。市民運動であまり「政府に嘆願する」て聞かないんですが。あまりにも「政府に対するお上意識」が強すぎないか?。なんて言うと「揚げ足取りだ」「嘆願と言って何が悪い」「お前はウイグルのために私以上に何かしてるのか(いや勿論、してないですけど、そういう話じゃないでしょう)」などと怒り出すのがたぶんM谷氏でしょう。まあ、彼女は「人格の狭量さ」と言う点では「I濱Y子」と大同小異な人だとは思います(I濱よりはいくらかましですが)。正直「善意の塊」ではあるのでしょうが、「リアルでは余り付き合いたくない人」です。まあ、それはともかく「話が脱線しますが」ここでの「M谷主張」がむしろあてはまるのは「北朝鮮拉致問題」でしょう。拉致の解決を考えずに北朝鮮非難なんかしても、拉致被害者の身の安全が脅かされるだけです。つうかこの「M谷主張」だと「中国に住むウイグル人の生命の保証」のためには「中国政府に嘆願しなくてはならず、日本で中国の政権批判をしても、ことの解決にはならない」つうことになりそうですが、その当たり「彼女とお仲間」的にはどういう理解なんでしょうか(皮肉でも冗談でもなくまじでそう思います)。なんて言うと「繰り返しますが」怒り出すのがたぶんM谷氏でしょう。

*6:著書『ダライ・ラマと転生』(2016年、扶桑社新書)など

*7:福島県茨城県、栃木県、群馬県、千葉県のこと

*8:あくまでも「そんなにこの報告書を持ち上げるならこの報告書の日本批判について産経はどう思うのよ?」と産経に突っ込むことが目的なので、肯定的な部分は紹介を省略しました。肯定的指摘がないわけでは勿論ありません。

*9:片山さつき・女性活躍等担当大臣のこと。

*10:幹事長(二階俊博)、総務会長(加藤勝信)、政調会長岸田文雄)、選対委員長(甘利明)のこと。

*11:高橋はるみ・北海道知事(報告書発表当時)、吉村美栄子山形県知事、小池百合子都知事のこと。ただし高橋氏は「2019年7月参院選出馬予定(自民党公認)」を理由に退任し、2019年の選挙で選出された後任は男性(元夕張市長)なので現在は2人。

*12:部落解放同盟のことか?

*13:民団や朝鮮総連の代表のことか?

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年7/7分:高世仁の巻)&常岡浩介に突っ込む(追記あり)

現代における報道写真の意味3 - 高世仁の「諸悪莫作」日記

 選挙戦が盛り上がっていない。
 新聞はそれなりに報じているが、テレビがほとんど報道しないことが気になる。本来、選挙の争点を分かりやすく提示して、投票率を上げることをめざすべきではないのか。

 7/4に行われた世論調査に基づくマスコミ報道では「改選議席過半数を自民が取る大勝の可能性*1」だの「低投票率の可能性」だの言われてますので、高世には全く同感です。
 新聞(安倍べったりの読売、産経を除く)は比較的頑張ってると思いますが「安倍の恫喝に屈してる」のでしょうが、テレビが酷い。そして最近の若者はあまり新聞を読まないですからねえ。
 なお高世の言う「選挙の争点」ですが、例えば「改憲」が争点の一つであることは明らかでしょう。他は「年金問題」「消費税増税(10月予定)」「モリカケ」などといったところでしょうか。まあ俺的には「争点」云々ではなく「安倍*2の極右体質、デマ体質、独裁体質、恫喝体質」に我慢がなりませんが。
 「首相の器ではない安倍を一日も早く引きずり下ろしたい。そのために自民に負けてほしい」ですね。安倍が自民のトップではなく、トップが石原*3元幹事長、石破*4元幹事長、岸田政調会長などならここまでは自民に敵意を持たないと思います。ただ日常生活で実感しますが「露骨な利権誘導やコネクション(就職で議員に世話になった、など)」で投票って人間がやはりどうみても多いんですよね。政策とか政党とかで選んでない。まあそれにしても「安倍みたいな嘘つきが首相でいいのか」「あんたが自民党の議員に就職その他で世話になった程度で、今の惨状を認めるの?」とは思いますが。

 ところで、上田晋也の「サタデージャーナル」(TBS)が6月で終ったが、その最終回(6月29日)で語った内容が話題になっている。
上田晋也が『サタデージャーナル』最終回で語った「当たり前が言えない世の中」の意味! 政権を批判してきた番組に何が起きたのか|LITERA/リテラ
「私はこの番組において、いつもごくごく当たり前のことを言ってきたつもりです。しかしながら、一方で、その当たり前のことを言いづらい世の中になりつつあるのではないかなと。危惧する部分もあります。もしそうであるとするならば、それは健全な世の中とは言えないのではないでしょうか」

 引用が長くなりますが、高世が紹介するリテラ記事を見てみましょう。

上田晋也が『サタデージャーナル』最終回で語った「当たり前が言えない世の中」の意味! 政権を批判してきた番組に何が起きたのか|LITERA/リテラ
 安倍政権批判に踏み込んできた数少ない番組『上田晋也のサタデージャーナル』(TBS)が昨日、最終回を迎えた。
 司会のくりぃむしちゅー上田晋也は、番組の最後、カメラを見据えて1分以上にわたって視聴者に語りかけたが、その内容はやはり、閉塞するメディア、政権批判に対して圧力がかかる不健全な言論状況への警告だった。
「私はこの番組において、いつもごくごく当たり前のことを言ってきたつもりです。しかしながら、一方で、その当たり前のことを言いづらい世の中になりつつあるのではないかなと。危惧する部分もあります。もしそうであるとするならば、それは健全な世の中とは言えないのではないでしょうか」
 2018年、西日本豪雨のさなかに安倍首相はじめ政権幹部を含む自民党の面々が「赤坂自民党」と称する宴会を開いて、どんちゃん騒ぎを繰り広げた際は、上田はこうコメントしている。
「先日の大阪の地震のときもね、安倍総理と岸田さん*5お食事会してらしたわけでしょ。で、今回のコレでしょ。僕はね、以前、えひめ丸の事故のとき、森喜朗*6首相がゴルフやってて退陣まで追い込まれたじゃないですか。僕はまったく同レベルの話だと思うんですよ」(2018年7月14日放送)
 また、2019年3月、辺野古新基地建設「反対7割」という結果が出た沖縄県民投票の結果についても、ほかのテレビが論評を放棄するなか、上田は安倍首相批判にまで踏み込んだ。
「沖縄の基地問題なんて言ったりもしますけれど、これは日本の基地問題ですからね、そもそも」
「沖縄の県民投票。『この結果を真摯に受け止める』と安倍総理はコメントしたわけなんですけれども、政府の対応はまるで真逆と言いましょうか、真摯に受け止めるっていうのは、無視することなのかなと思ってしまいそうな対応なんですけれども」(2019年3月2日放送)
 また、岩屋毅防衛相が「沖縄には沖縄の民主主義があり、しかし、国には国の民主主義がある」と発言したが、これについても、上田は「日本全体の防衛を見るべき人の発言なのか」と批判。さらにはメディアの責任にも言及したうえで、こうコーナーを閉めくくった。
「沖縄の方々がひとつの答えを出しました。今度は沖縄以外の人たちが、日本の基地問題というのはどうあるべきなのか、そして、沖縄の民意に寄り添うには自分たちに何ができるのかを考える番だと思います。沖縄の民意に政府が寄り添う姿勢、いっさい見せません。沖縄の声を沖縄以外の人たちが考えることによって日本の声になり、それが大きな声になれば、政府の対応を変えることも可能ではないかと思うのですが、いかがでしょうか」(2019年3月2日放送)
 こうした上田の発言はとりわけ過激というわけではなく、最終回で上田自身が語っていたように「ごく当たり前」の発言にすぎない。しかし、こうした発言を知ったネトウヨや安倍応援団は怒り狂い、上田に対して「反日」と攻撃を開始。TBSにも抗議が寄せられるようになった。
 だが、上田も『サタデージャーナル』という番組自体もまったくひるまなかった。6月8日の放送回では、「芸能人の政治的発言」をテーマにして、「封じ込められているのは『政治的発言』ではなく『政権批判』である」という、テレビはおろか、新聞や週刊誌ですらほとんど指摘できていない構造に踏み込んだのである。
 番組ではまず、アメリカではハリウッドのスターたちが積極的に政治発言をしている一方で、日本では芸能人が政治的発言すると、必ず批判が集まるということが指摘されるのだが、上田は根本的な疑問を呈する。
「なんで最近芸能人が政治的発言をしちゃいけないって言われ出したのかも、そもそもがよくわからないんですよ。別に民主党政権のときだっていっぱい言ってたし、その前の麻生*7政権、福田*8政権、その前の安倍政権のときも言ってた。でも、そのときの安倍政権って別にこんな空気はなかったですよね」
 つまり、上田は「芸能人は政治的発言するな」という風潮が、「日本では」ということではなく、「第二次安倍政権下」特有のものであると、安倍政権下の異様な言論状況を喝破したのだ。
 これを受けて、コメンテーターの鴻上尚史が「政治的発言が問題なんじゃなくて、実はよく見ると、政権を批判してるっていうか、反体制側の人たちが問題になっているわけで。要は、首相と一緒に飯食ってるのは誰も炎上してないわけですよ」と指摘。さらに昨年5月、安倍政権を風刺した『笑点』が炎上したことが紹介されると、上田は「え〜! 大喜利にまで(文句を)言い始めたの!?」としたうえで、こう鋭い切りかえしを行ったのだ。
「『笑点』で『安倍晋三です』と(風刺を)語るのはけしからんと言うんだったら、安倍総理自身が吉本新喜劇に出るのはどうなのって僕は思いますね」
 すべての地上波のニュース番組、ワイドショーのなかで、政権からの圧力や安倍応援団の攻撃を恐れずにここまで真っ当なコメントをしていたのは、ほぼ唯一、上田だけと言ってもいいだろう。
 だが、この『サタデージャーナル』について、TBSが突然、6月いっぱいでの終了を決定。『まるっとサタデー』なる新番組をスタートさせることを発表された。新番組の出演者には上田の名前はなく、スタッフもかなり入れ替えられていた。TBS関係者が番組の裏側についてこう語る。
「上層部から現場への説明では、経費節減のためのリニューアル、ギャラの高い芸能人から局アナに切り替えた、ということだったようですが、それだけとは思えない。背景には上田さんらの果敢な安倍政権批判に視聴者からいろいろ抗議が来ていることもあったと思いますよ。よく(ボーガス注:古館キャスターを降板させた)テレ朝の政権忖度が話題になりますが、上層部が政権批判する番組や出演者を切りたがっているのは、TBSも同じです。『関口宏サンデーモーニング』のように視聴率がすごくよければ別ですが、視聴率が普通以下だと、いろいろ難癖をつけられて終わらされてしまう」
 そういう意味では、上田が最終回、最後のメッセージで「当たり前のことを言ってきたつもりです。しかし、一方で、その当たり前のことが言いづらい世になりつつある」と言ったのは、まさに自分の体験に基づいているものと言ってもいだろう。
「6月8日の放送で、芸能人の政治的発言への圧力問題を特集したのも、今から思えば、番組が終わらされるということへのカウンターだったのかもしれません。その前に、すでに番組終了は通告されていたはずなので」(前出・TBS関係者)
 上田は最終回、最後のメッセージを「また当たり前のことを言わせていただこうと思いますが、私は、政治そして世の中を変えるのは政治家だと思っていません。政治、世の中を変えるのは、我々一人ひとりの意識だと思っています。みなさん、どうもありがとうございました」と締めくくっていたが、しかし、今の日本のテレビは、国民一人ひとりがその意識をもつための情報が隠蔽され、歪められているのが現実だ。
 ワイドショーや情報番組では、お笑い芸人がMCやコメンテーターとして跋扈しているが、本サイトが常々指摘しているように、そのほとんどは、松本人志を筆頭に、報道やジャーナリズムの役割など一顧だにせず政権擁護を垂れ流したり、あるいはせいぜい“俺はわかってる”気取りでどっちもどっち論をぶつような輩ばかりだ。
 上田のような権力チェックの意識とポピュラリティをあわせもった者がニュース番組のキャスターをつとめるようになれば、国民の政治に対する意識も少しは変わるような気がするのだが……。

だそうですので、この番組終了も「NHKクローズアップ現代の国谷*9キャスター降板」「テレ朝・報道ステーションの古館キャスター降板」同様に安倍の圧力による物で、それを「お笑いが本業であるため、本業を犠牲にしてまで圧力を暴露するわけにもいかず」、しかし上田なりに番組打ち切りへの憤りを「言葉にした」ということでしょうか?。まあ、この番組を見たことがないのでなんとも評価出来ませんが。なお、上田は現在「人気芸能人」のため「政治的発言は控えてる」のでしょうが、テレビから干されるまでには至っていません。これは報ステ降板後の古館氏もそうですが。

 2013年6月に「上田晋也の緊急報道!」(TBS)という特番で拉致問題を扱ったとき、私はアドバイザー*10として横田早紀江さんとのインタビューなどで取材をお手伝いしたことがあった。上田さんは拉致問題をきちんと勉強しており、早紀江さんとの応対も配慮をつくしたもの*11で、感心させられた。
[上田晋也の緊急報道! (2013年6月2日放送回) ]の番組概要ページ - gooテレビ番組(関東版)

 見ていないので本来こういうことは言うべきでないでしょうが、「横田の奥さん」に「高世」では正直期待できませんね。後で突っ込みますが[上田晋也の緊急報道! (2013年6月2日放送回) ]の番組概要ページ - gooテレビ番組(関東版)の番組紹介も酷いですしね。
 何せ「2013年6月」と言えば既に蓮池透氏が

【2009年】
救う会、家族会の制裁路線に疑問を呈する著書『拉致:左右の垣根を超えた闘いへ 』、『拉致〈2〉左右の垣根を超える対話集』(以上、かもがわ出版)、『拉致対論』(太田昌国氏*12との共著、太田出版)を刊行
【2010年】
3月
・家族会除名
9月
救う会、家族会の制裁路線に疑問を呈する著書『拉致問題を考えなおす』(和田春樹氏*13などとの共著、青灯社)を刊行

ですからねえ。
 蓮池氏についてはid:Bill_McCreary氏記事
蓮池透氏の著書を読む - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
いよいよ蓮池さんが追い出されるかも - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
「拉致対論」を読む - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
を紹介しておきます。
 それなのに「TBSテレビと上田」は2013年6月時点の番組で「蓮池氏は無視して、横田の奥さんにべったり」ではねえ。まあ、「TBSテレビと上田の名誉」のために断っておけば別にそういうマスコミは「TBSテレビと上田」に限った話じゃないですが。その意味では、蓮池『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』(2015年)を出版した講談社は「なかなか腹が据わってる」と思います。
 まあ、「蓮池氏が除名された後の2013年6月時点」でこんなに横田奥さんとズブズブでは、高世が救う会、家族会批判も、蓮池氏擁護もできない、しないのはある意味当然でしょう。そして未だにそうした横田奥さんとのズブズブぶりを反省するどころか、こうして自慢するのが高世です。
 「お前、上田をダシにして、横田奥さんとの関係を自慢してるだけと違うのか?、クズやな、お前最低のクズやな(前から知ってるけど)。生きてて恥ずかしくないの?」ですね。
 まあ、改めて高世には呆れました。
 さて次に高世がリンクを張る、上田の番組紹介[上田晋也の緊急報道! (2013年6月2日放送回) ]の番組概要ページ - gooテレビ番組(関東版)に突っ込んでおきます。

[上田晋也の緊急報道! (2013年6月2日放送回) ]の番組概要ページ - gooテレビ番組(関東版)
 上田が拉致被害者家族の早紀江さんにインタビューする模様を伝える。早紀江さんはまず、拉致された娘が産まれた時の心境を語った。1976年夏、滋さんの転勤がきっかけで早紀江さんは新潟に引っ越すこととなる。早紀江さんの夫、滋さんは娘が失踪前日にくれた誕生日プレゼントを今でも大事にしていることを紹介。
 スタジオトーク。TBS拉致問題担当の丹羽小百合は早紀江さんの印象について、上品で心が清らかな方であると語った。

 社会問題である拉致問題をそういう「お涙ちょうだい」の情緒的な描き方しないでほしいですね。そもそも「横田奥さんが心が清らかかどうか」なんかどうでもいい話です。「心が汚ければ見捨てていい」つう話じゃないわけですから。
 つうか俺は横田奥さんが「上品で心が清らかな方」なんて全く思ってません。むしろ逆で「下品で心が邪悪な方」でしょう。だからこそ「蓮池透氏除名劇」に加担するし、
けっきょく巣食う会と言っていることが変わらない(代弁しているだけじゃん) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)のコメント欄でも批判されていますが、「拉致が最優先だ(日本人妻帰国などは後回しだ)」なんて馬鹿なことも言う。
 つうか仮にもテレビ局の人間が何でこんなみっともないおべっかで横田奥さんに媚びますかね?。「神様、仏様、早紀江様なのか?」「お前本気でそう思ってるのか?。絶対に媚びてるだろ?」と聞きたくなります。
 むしろ俺的に「上品で心が清らかな方」は例えば「退官後、朝鮮学校無償化除外を違法な差別として批判し、学校支援を訴える前川元文科次官」ですね(他にも勿論いますが)。
 次官を引責辞任する原因となった天下り斡旋などを割り引いてもそう思います。
 だって自分の利益だけ考えれば、退官後にそんなことする必要ないわけですから。彼は朝鮮学校OB、朝鮮学校教職員、朝鮮学校生徒の保護者などの当事者ではない。そしてああいう主張をすれば、救う会だの家族会だの、産経だのウヨ連中に悪口されるわけですから。
 しかも「在任中本心が言えなくて、関係者には申し訳なかった、やはり役人として出世したかった。可能なら事務次官になりたかった。だから言えなかった」という趣旨のわびまでいう。なかなか凡人には出来ることではありません。
 勿論彼がこういう態度をとったのは「無償化除外は法的、政治的に問題ないと考える」という本心を偽るウソを、出世の見込みがなくなった退官後まで続けることがいやだったからでしょうが、「上品で心が清らかな方」でないとそうは思わないでしょう。
 いずれにせよ周囲がこうやって奥さんに媚びるから、彼女が図に乗って増長するわけです。媚びない人間は1)苦言を呈し批判するか、2)呆れて離れていくか、ですね。
 ただ「1)の苦言を呈する」は彼女がそんなもんに聞く耳持たず、敵視だからほとんど意味がない(典型例は蓮池氏家族会除名への彼女の加担ですが)。それにしても蓮池氏も除名後に講談社から家族会批判本なんか出してますがある意味「偉いな」と思います。
 俺ならやりませんよ。家族会から敵視されるだけで不快になりますから。
 で大抵の人間は「俺もそうですが」、「2)呆れて離れていく」ですね(ブログではこうした批判を書いてますがリアル社会では、俺は特にそうした批判は何もしていません)。2)は一見「害がないように横田奥さんらに見えるかもしれませんが」、『支援したいんだけどね、仕事が忙しいから』ではなく『あんな運動には賛同できないよ。完全に右翼運動じゃん。家族会とのトラブルもいやだから批判もしないけど』つうのだから相当の痛手ですよね。「相手に呆れられて敬遠される」つうのはどんな運動でも痛手でしょう。
 まあ、拉致の風化の理由は勿論これが大きいでしょう。

[上田晋也の緊急報道! (2013年6月2日放送回) ]の番組概要ページ - gooテレビ番組(関東版)
 北朝鮮による拉致の疑いを排除できない特定失踪者の数は約470人にものぼることを説明。

 「上田やTBS」は特定失踪者なんて本気で信じてるのかと問いただしたくなりますね。ちなみにその後もどんどん数が増え続け、今や「特定失踪者は約800人」です。

[上田晋也の緊急報道! (2013年6月2日放送回) ]の番組概要ページ - gooテレビ番組(関東版)
 2002年9月17日、小泉首相が電撃訪朝。北朝鮮側が出した回答は、5人生存8人死亡、死亡者の中にはめぐみさんの名前もあった。それでも横田早紀江さんは、まだ生きていることを信じ続けて闘っていくと宣言。

 「信じて宣言した」ところで何もどうにもならないでしょうよ。2013年時点でマスコミが横田奥さんの与太を持ち上げないでほしいですね。

[上田晋也の緊急報道! (2013年6月2日放送回) ]の番組概要ページ - gooテレビ番組(関東版)
 2001年に金正男氏とみられる男が日本で拘束されるが、当時の政府は翌日の出国を選択。当時は拉致被害者の会から、取引材料に使ってくれると期待を受けていたが、何故か政府は出国を選んだという。

 横田奥さんがバカなのは今更驚きません。「TBSと上田は何、馬鹿なこと言ってるんだ」ですね。小泉訪朝が2002年9月ですよ。「金正男が拘束された2001年5月」は既に「小泉訪朝を目標に交渉中」だったでしょう。そんな中で「翌日出国」以外の選択肢なんかとったら訪朝交渉がぽしゃりますよ。ぽしゃったら蓮池夫妻らは「2002年9月」には帰ってこれなかったでしょう。何でそんなことが分からないのか。分かった上で横田奥さんや家族会、救う会に媚びてるのか。

[上田晋也の緊急報道! (2013年6月2日放送回) ]の番組概要ページ - gooテレビ番組(関東版)
 この後「安倍首相に拉致問題を聞く!」。
(中略)
 上田晋也が安倍首相との対談を振り返って、「(ボーガス注:拉致解決の)決意や意思を感じた」とコメント。

 どう見ても安倍へのこびへつらいですね。呆れて二の句が継げません。上田晋也が『サタデージャーナル』最終回で語った「当たり前が言えない世の中」の意味! 政権を批判してきた番組に何が起きたのか|LITERA/リテラの描き出す上田とはまるで違いますが、その後、上田に何があったんでしょうか。その後、この種の番組でいろいろな人間と付き合う中で考えが変わっていったのか。

 報道写真家の渋谷敦志さんと今福龍太さんの対談の続き。

というのは特にコメントすることがないのでコメントはしません。


小暑雑感 - 高世仁の「諸悪莫作」日記

 ジャーナリストの常岡浩介さんが書類送検された。

 常岡も「ジャーナリズム活動(例えば著書の刊行)」ではなくこういうことでしか話題になれないんだから哀れなもんです。常岡が刊行した一番新しい書籍は『イスラム国とは何か』(2015年12月、旬報社)ですからねえ。もう3年半経ってるわけです。

 常岡さんは4月24日、旅券返納命令の取り消しを求めて国を相手に東京地裁に提訴している。
 旅券返納命令取り消しを求めて国を提訴 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 安田純平さん*14も帰国して旅券を申請したが発給されないままだ。渡航の自由だけでなく、言論の自由、国民の知る権利にもかかわる大事な問題だ。注目していきたい。

 「常岡氏の裁判を支援したい」「応援したい」ではなく「注目したい」だそうです。常岡への態度が明らかに腰が引けてますね(苦笑)。
 「脱原発より温暖化防止の方が大事だ」とツイッターで暴言を吐くなどの常岡の無茶苦茶なふるまいに高世もさすがに呆れているのでしょう。しかも常岡は無能なので付き合っても高世にはメリットがない。高世が協力した常岡の本『イスラム国とは何か』(旬報社)も大して売れなかったんでしょうねえ。

 「金正日の料理人」藤本健二さん*15の消息が絶えたとのニュースが、先週から流れている。

 まあこれだけではなんとも評価できませんが、無事でいてくれること、そして日朝間の交渉パイプの一つとして活動してくれることを期待したい。

【追記】
故金正日の料理人「藤本健二氏」が平壌の日本料理店で目撃。無事確認される | BUSINESS INSIDER JAPAN
 事実ならば、ひとまずはほっと一安心です。「そもそも体調不良などで姿を現さないだけで北朝鮮政府指導部との確執などなかった」のか、「確執はあったが解消された」のか気になるところです。


■常岡のツイートに突っ込む

常岡浩介がリツイート
・外山尚之(日本経済新聞
ベネズエラにおける人権侵害をまとめた国連の報告書だが、被害者への聞き取り調査に基づいており、拷問の内容などかなり詳細に書き込んである。独裁政権が国民に対し何を行っているのか、紙面では書ききれなかった内容を少し紹介したい。

 以下、ベネズエラ問題について論じる訳ではないので、「少し紹介したいと外山氏(日経のブラジル・サンパウロ支局長)がいう部分」、つまり「②以降の外山ツイートの紹介」は省略します。興味のある方は外山ツイートを直接ご覧頂ければと思います。
 小生はこれを見て「外山氏ではなく」常岡に呆れました。
 仮にも「会社(長崎放送)のしがらみを離れてフリーになってよかった!」と放言してる野郎が「日経の外山氏」という「フリーじゃない記者(会社所属記者)」のツイートを「ベネズエラ問題についてわかりやすく説明したツイート」として「ただ紹介する(コメントもつけない*16)」とか恥ずかしくないんですかねえ?
 常岡が外山氏を評価すればするほど「つまりフリーか、会社所属かてことはその記者がまともな業績を上げてるかどうかにあまり関係ないんですよね?(苦笑)」「日経の外山さんを評価するフリーの常岡さんには今、どんな成果があるんですか?(苦笑)」「せめて常岡さんは長崎放送を退社するにしても、フリーではなく、朝日、読売、毎日などに移籍した方がよかったんじゃないですか」てことになるわけですが。
 実際、今の常岡には何一つ自慢できる実績はないでしょう。

常岡がリツイート
NHK国際報道
‏ #中国 の新疆 #ウイグル自治区 の大規模な暴動から10年。
 日本で暮らすウイグルの人たちに、公安当局の圧力が。
 故郷に残した家族を”人質”に、スパイ活動を要求されているというのです。
 この後すぐの #国際報道2019 で(BS1今夜10時~)。

 「繰り返しますが」小生のような一般人ならまだしも「フリーの常岡」がよくためらいもなく「会社所属のジャーナリストの報道」をこんなにお気軽にリツイートできるもんです。

*1:以前も別記事で書きましたが勘弁してほしいですね。野党の巻き返しを期待したい。

*2:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官を経て首相

*3:小泉内閣国交相自民党政調会長(第一次安倍総裁時代)、幹事長(谷垣総裁時代)、第二次安倍内閣環境相、第三次安倍内閣経済財政担当相を歴任

*4:小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)など歴任

*5:第一次安倍、福田内閣沖縄・北方等担当相、第二次、第三次安倍内閣外相を経て自民党政調会長

*6:中曽根内閣文相、宮沢内閣通産相、村山内閣建設相、自民党総務会長(橋本総裁時代)、幹事長(小渕総裁時代)などを経て首相

*7:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)を経て首相。現在、第二~四次安倍内閣副総理・財務相

*8:森、小泉内閣官房長官

*9:著書『キャスターという仕事』(2017年、岩波新書

*10:今はどうか知りませんが当時は「取材については高世さんを通して」みたいな形で横田一家に食い込んでたんですかね?。まさに「横田一家を食い物にしていた高世」といっていいでしょう。まあそれでも救う会よりはまだマシだとは思いますが。

*11:拉致問題の勉強」はともかく「客商売の芸能人(それも上田のように売れない時期が長い芸能人)」が「愛想がいい」のはある意味当たり前でしょう。この番組、メインは横田奥さんらしいですし「早紀江さんとの応対も配慮をつくしたもの」になるのはある意味当然です。そんなに感心することでもないでしょう。

*12:著書『「ペルー人質事件」解読のための21章』(1997年、現代企画室)、『日本ナショナリズム解体新書』、『ゲバラを脱神話化する』(以上、2000年、現代企画室)、『「国家と戦争」異説』(2004年、現代企画室)、『暴力批判論』(2007年、太田出版)、『「拉致」異論:日朝関係をどう考えるか』(2008年、河出文庫)、『テレビに映らない世界を知る方法』(2013年、現代書館)、『〈脱・国家〉情況論』(2015年、現代企画室)、『さらば! 検索サイト:太田昌国のぐるっと世界案内』(2019年、現代書館)など

*13:東京大学名誉教授。著書『歴史としての社会主義』(1992年、岩波新書)、『金日成満州抗日戦争』(1992年、平凡社)、『歴史としての野坂参三』(1996年、平凡社)、『北朝鮮:遊撃隊国家の現在』(1998年、岩波書店)、『朝鮮戦争全史』(2002年、岩波書店)、『朝鮮有事を望むのか:不審船・拉致疑惑・有事立法を考える』(2002年、彩流社)、『同時代批評(2002年9月〜2005年1月):日朝関係と拉致問題』(2005年、彩流社)、『テロルと改革:アレクサンドル二世暗殺前後』(2005年、山川出版社)、『ある戦後精神の形成:1938〜1965』(2006年、岩波書店)、『これだけは知っておきたい日本と朝鮮の一〇〇年史』(2010年、平凡社新書)、『北朝鮮現代史』(2012年、岩波新書)、『領土問題をどう解決するか』(2012年、平凡社新書)、『「平和国家」の誕生:戦後日本の原点と変容』(2015年、岩波書店)、『慰安婦問題の解決のために』(2015年、平凡社新書)、『アジア女性基金慰安婦問題:回想と検証』(2016年、明石書店)、『米朝戦争をふせぐ:平和国家日本の責任』(2017年、 青灯社)、『レーニン:二十世紀共産主義運動の父』(2017年、山川出版社世界史リブレット人)、『ロシア革命』、『スターリン批判・1953〜56年:一人の独裁者の死が、いかに20世紀世界を揺り動かしたか』(以上、2018年、作品社)、『安倍首相は拉致問題を解決できない』(2018年、青灯社)など

*14:著書『ルポ 戦場出稼ぎ労働者』(2010年、集英社新書)など

*15:著書『金正日の料理人』(2008年、扶桑社文庫)、『北の後継者キムジョンウン』(2010年、中公新書ラクレ)など

*16:まあ俺のような素人ならともかく「外山氏に同感です」や「勉強になりました」レベルでは、自称「プロのジャーナリスト」としてお粗末ですし、とはいえ「詳しい補足説明をする能力」は常岡にはないから「コメントなし」になるわけです。