「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年7/16分:荒木和博の巻)

79年の拉致未遂疑い調査 七尾・氷見境 被害者 立ち会い:北陸発:北陸中日新聞から:中日新聞(CHUNICHI Web)

・一九七九年、石川県七尾市富山県氷見市の県境付近で、東京都職員の男性(59)が女性と車に乗っていた際、不審車に尾行され、降りてきた男に暴行されたとする事案があることが分かった。
・当時十九歳だったこの男性によると、発生は同年五月五日午後八時ごろ。後に結婚した女性と七尾市和倉温泉へ向かう途中、氷見市との境辺りで後ろの不審車に気付いた。
・しばらく走ると車が狭い道路をふさぐように止まっており、恐怖を感じて停車。運転席から降りた小柄で地味な服の男が、何かを話したが聞き取れず窓を開けた瞬間、こぶしで鼻などを殴られた。
・気付くと喉仏を強くつかまれ、殺されると思い急発進。縁石に乗り上げながら猛スピードで逃げた。途中、沿道に扉がない倉庫があり、車ごと逃げ込んだ。襲った男の言葉は日本語でないように感じたという。
・四十年ぶりに現場を訪れた男性は「道が広く様変わり。当日は暗かったので分からないことが多い」と話し襲撃場所や倉庫は特定できず。和倉温泉でも旅館がなくなったせいか宿泊地も不明だった。

 吹き出しました。襲撃場所も倉庫も、泊まった旅館も分からないて「そもそも本当に襲撃されたの?」「本当に倉庫なんかあったの?」「本当に和倉温泉の旅館に泊まったの?」「虚言じゃないの?」と言うレベルでしょう。どっちにしろこんなんで何かが分かるわけもない。
 中日新聞も「こんなんは私たちも馬鹿げてると思っていますよ」と言う意味合いでこういうことを書いてるんだろうなと思います。
 なお、北朝鮮工作員かどうかはともかく「そもそも本当に拉致したい」なら車に乗っている人間に向かっていきなりパンチはしないでしょう。まあ拉致したいなら「いや、ちょっと手伝ってほしいことがあるんですけど?」などと言葉巧みに車から下車させようとするでしょうね。
 まあ「この話が事実だとして」単にごろつきだったんでしょう。
 「何かを話した」つうのは「車から降りろ、この野郎」とか言ってたんじゃないか。で降りないので「なめてんのか」とパンチが飛び、喉元もつかんだと。なぜこの男がそこまでマジギレしたのかわかりませんけど。いずれにせよ、これを「訓練された手口」なんていう荒木はバカですよね。いきなりパンチなんかしたらこんな風に逃げられるわけです。訓練などとはおよそかけ離れた犯行でしょう。


誰にも話さなかった【調査会NEWS3026】(R01.7.11) | 特定失踪者問題調査会

 今回の検証の主たる対象の一つである都庁職員アベック拉致未遂事件について、地元紙富山新聞北國新聞*1が昨日今日と大きく報道してくれました。

 やれやれですね。どう見ても「ごろつきがカップルに絡んだ事件」で説明がつく事件、少なくとも「北朝鮮拉致未遂と評価する材料が何もない事件」を「北朝鮮拉致の疑い」と報道するなんてバカは止めてほしいもんです。とはいえそんなんはもはや「地方新聞」であって全国紙ではないようですが。

 その効果か、調査会に1件、北國新聞に1件情報の提供がありました。

 合計2件しか連絡がないんじゃ成果なんて言えません。そして連絡があっただけで「それが何らかの成果を生まない」のではお話になりません。荒木も説明しないのだからたいした情報じゃなかったのでしょう。まあ荒木だと「安易に話すと情報提供者に失礼だからです」などと強弁するのでしょうが。

 このようなことはこれまでの調査・検証のときに度々ありました。事前事後の報道を見て「実は私も同様の経験をした」とか、「何十年前に海岸で不審な人物を見た*2」といったような情報です。その大部分に共通しているのは「これまで何十年の間、誰にも話さなかった」ということです。

 普通に考えて「誰にも話さなかった」のは「話す必要がない」と考えたからでしょうね。
 つまりは「チンピラに絡まれて怖かったが全力で走って逃げることが出来た。気が動転していたのでチンピラの顔とかよく覚えてない。怖かったし、不愉快だが、これでは警察に説明が難しい。『顔をよく覚えてないんですがチンピラに絡まれたので逮捕してほしい』といっても警察もどうしようもないだろう。それにもうあのチンピラと出会うこともないだろうから、別に警察に訴える必要もないだろう」、あるいはもっと酷いと「なんか変な不審者を見たが、ただの酔っ払いと思ってあまり気にもとめなかった」つうだけの話でしょう。
 当然ながらその程度の話で「北朝鮮拉致かも?」「北朝鮮工作員かも?」なんてのは馬鹿げています。

 ところで富山新聞の記事が出た後で富山県警の元幹部と電話でお話ししたのですが、「もう安倍総理が直接金正恩と会うと言っている段階だ」「県境での事件となると(富山県警)氷見書の管轄か(石川県警)七尾署の管轄かという問題になる」とのお話がありました。

 荒木ではそんな「元幹部がいるのかどうか」すら怪しいですね。
 そもそも前者は意味不明です。
 現役の警察幹部ならまだしも何で元幹部が「もう安倍総理が直接金正恩と会う*3と言っている段階だ」なんて情報を入手できるのか。どう考えても前者は荒木のデマでしょう。
 まあ荒木がこんなことを言うのはよく分かりますが。
 荒木は「安倍が『全然、拉致認定をしない』など、俺たち救う会の要求通りに必ずしも動かないのは金正恩と裏交渉してるからかもしれない」といいたいのでしょう。つまりは荒木は安倍に相当不満を覚えてる。それでも荒木が「打倒安倍政権」などとは言わないのは実に滑稽ですが。
 後者は要するに「俺、荒木が調べてるこの事件を富山県警も、石川県警も捜査しないのは、氷見署の管轄だ、いや七尾署の管轄だと責任の押し付け合いをしてるからだ」と言う強弁でしょう(つまりは後者もおそらく荒木のデマ)。もちろん警察がこんな事件を扱わないのは「証拠がなさすぎるから」です。
 「犯人の顔を覚えてます」「車のナンバーを覚えてます」つう話なら警察もチンピラどもを逮捕できるでしょう。しかし「その当たりはおそらくよく分からない」のでしょう。それで逮捕しろと言っても警察も「無茶言うな」て話です。
 しかし荒木も「存在もしない元幹部」をでっちあげて富山県警に悪口するとは、およそ常人にはまねできない行為です。


40年前の拉致未遂で現地調査|NHK 石川県のニュース

 この男性は、40年前の1979年5月、富山県氷見市から七尾市に向け国道160号線をドライブしていたところ外国語を話す4人組の男に襲われたということです。

 本当に北朝鮮工作員だったら外国語を話したりはしないんじゃないか。いや、それ以前にどうも話が曖昧なようなので、そもそも「なまりが外国語に聞こえただけなんじゃないの?」つう可能性すらあるでしょうが。

 調査会によりますと、いずれも北朝鮮に拉致された疑いがあるとされる特定失踪者で1979年に行方不明になった富山県福岡町の山田建治さんや1981年に行方不明になった白山市の安達俊之さんの例など車に乗っていて襲われたことが共通し関連を調べるということです。

 荒木ら救う会が「北朝鮮に拉致された疑いがある」と放言してるだけでそう見なすまともな根拠は何もありません。

 被害にあったとされる男性は「当時は北朝鮮が関与する拉致とは思わなかったが、他の事件を調べて拉致未遂にあったと思うようになった」と話していました。

 おいおいですね。「それ単に荒木の与太を盲信するようなバカが私です」と自白してるようなもんでしょう。

 調査会の荒木和博代表は、「のどをつかんで声を止めようとする手口がその他の北朝鮮工作員による拉致未遂事件と似ているため北朝鮮による犯行の可能性が高い」と話していました。

 真面目に相手するのもバカバカしいですが「襲撃者が相手の叫び声を止めようとする」のは当たり前でしょう。それのどこが「北朝鮮による犯行の可能性が高い」なのか。しかしNHKも「金沢放送局限定」とはいえこんなインチキ調査を報じないでほしい。


鉄パイプ【調査会NEWS3029】(R01.7.16): 荒木和博BLOG

 先週の特別検証、富山石川県境でのアベック拉致未遂*4については被害者ご本人が同行してくれたため、当時の状況がより生々しく伝わりました。
 その中で印象的だったのが鉄パイプの話です。Aさんは襲われたのを振り切り猛スピードで車を飛ばしました。追ってきた車が見えなくなったとき走っていた国道の前方左側に入口の開いている倉庫が見えたのでそこに車を突っ込み、シートを倒して身を隠しました。そして倉庫の中にあった鉄パイプを拾って持っていたそうです。
 そのときの気持ちをAさんは「もし今度やられたら殺される。だからこちらから殺すしかない」と思ったと言っていました。

 どう見ても、後に本人が「受け狙いで放言しました、事実ではないです、すみません」と謝罪に追い込まれたタレントあびる優の「窃盗武勇伝(?)」並に怪しい話ですよねえ。
 そんなに都合よく「入り口の開いてる倉庫」があるとは思えないし、倉庫なんかに突っ込んだら、仮に「すぐ後から彼らカップルに絡んできた暴漢の車が追いついてきたら」逃げ場がなくなるじゃないですか。おそらく出入り口は一カ所しかないでしょうし。
 こういう状況で普通の人間は倉庫に車なんか突っ込まないでしょう。とにかく「暴漢が襲いかかることを躊躇するような、人間の沢山いるところ」「逃げようと思えば逃げ場があるような開放空間」を目指すのが普通の人間でしょう。
 しかも「シートを倒して身を隠しました」と言うのが意味不明ですね。誰から身を隠すのか。「車に乗って追いかけてくる暴漢から身を隠す」なんてのは明らかに変です。
 暴漢が追いついてくる恐れがあるのならそんな倉庫に車を突っ込むべきではない。
 そもそもシートを倒したところで近づけば車に人が乗ってることは分かるのだから全然「身を隠すこと」になりませんが。車があれば普通の人間は「車の中に誰かいるのか?」と思って近づくでしょう。
 しかも「シートを倒していったん身を隠した」のに「その後、車から出て鉄パイプを拾ってくる」とか訳が分かりません。何のために身を隠したのか。やってることにまるきり論理性がない。
 しかも「鉄パイプ」を勝手に持ち出したら立派な窃盗ですし。そもそもそう都合よく鉄パイプがあるとも思えませんが。
 そんなに鉄パイプがほしいなら「得体の知れない謎の倉庫」なんかより、ホームセンターにでも行った方がまだ説得力があります。
 しかも「殺される前に殺す」とか正気じゃないですね。まともな人間ならさすがにこんなことは言わないでしょう。
 むしろ「勿論殺すつもりなんかないです。最低限の自己防衛です」「相手を鉄パイプでひるませて逃げるんです」というでしょうね。
 そもそも鉄パイプで殴って殺すなんて決して楽ではないでしょうし。鉄パイプ攻撃をかわされたあげく、相手にタックルでも食らって、倒されて、馬乗りになられたらどうにもならないでしょう。

 何せ相手は

40年前の拉致未遂で現地調査|NHK 石川県のニュース
4人組の男

だそうです。「ピストルならまだしも」鉄パイプでどうにかなるとはとても思えません(しかしNHKも「金沢放送局限定」とはいえこんなインチキ調査を報じないでほしい)。
 つまりはこのAさん「あびる優」のようなトンデモ野郎ではないのか。だからこそ「自分のインチキ武勇伝*5」を自慢できる絶好の機会として荒木の「インチキ調査」に協力したんじゃないのか。俺だったら一民間人にすぎない荒木の「なんちゃって調査」に協力なんかしません。
 当然ながら彼の発言は鉄パイプ云々に限らず「どこまで信用できるのか」怪しい代物でしょう(まあ全て事実だとしてもこんな話を聞いたところで拉致の解決には全く役立ちませんが)。
 こんな怪しい発言を垂れ流す荒木は「生放送ではなく録画」なのに「あびる優の発言」をそのまま流した日本テレビ並みのバカと言っていいでしょう。
 まあ荒木だってこのAさんの怪しさにはさすがに気づいてはいるでしょうが。
 つうかこんな事件が北朝鮮拉致のはずがないですがどっちにしろそんなAさんの「怪しい武勇伝」なんか聞いて何の意味があるのか。

 相手を殺してでも自分と彼女を守るという強い意志があったことが助かった理由だと思います。

 いやいや「鉄パイプ云々」はともかく「暴漢に絡まれて車を飛ばした」という部分については「彼の話が事実」だとして、車をぶっ飛ばして、相手が追いついてこない時点で「相手を殺す意思」とか関係ないでしょう。
 そもそも絡んできた暴漢も「逃げようともどこまでも追いかけていって殺す」ような物騒な意思はなかったのでしょう。だから助かっただけの話です(とはいえ逃げなければどうなったか分かりませんが)。
 つうか「どんな手を使ってでも殺す」という狂気を持つレベルの物騒な奴が追いかけてきたら、「相手を殺してでも自分と彼女を守るという強い意志」でなんとかなるような話じゃないでしょう。
 こちらは別にランボーゴルゴ13ではないわけです。その種のキチガイ相手には凡人は逃げる以外に手がないですね。

 やられたときに「話し合おう」とか「何が欲しいんだ」などと言っていたらおそらくその先の人生は全く変わっていたでしょう。

 いやいや本当にやばい奴が来たら逃げ切れませんし、その場合は「話し合おう」とか「何が欲しいんだ、カネならいくらでもやる、命だけは助けてくれ」とかなるでしょうね。
 例えば荒木が何らかのトラブルで暴力団事務所に連れ込まれでもした時に「相手を殺してでも自分を守るという強い意志」で対抗できるのか。
 まあ大抵の凡人はそういう場合は「話し合おう」とか「何が欲しいんだ、カネならいくらでもやる、命だけは助けてくれ」とかなるでしょうね。こちらはランボーゴルゴ13じゃないんだから戦って逃げるとか無理ですし。
 まあトラブルについては「逃げられるのなら」逃げるのが一番無難ですね。次に無難なのが「可能ならば」「警察や弁護士」などトラブルの専門家に任せること。
 一番やるべきでないのが「自分一人で対応しようとすること」でしょう。

ともかく守るためには戦わなければなりません。

 やれやれですね。そもそもAさんは「戦ってない」わけです。
 彼の主張「鉄パイプ云々」が事実だとしても*6「戦う必要があるんじゃないか」と思って鉄パイプを泥棒しただけです。彼は「車を飛ばして逃げたこと」で助かったのであって鉄パイプを泥棒したことで助かったわけではない。
 つうかそんな鉄パイプ泥棒話と「拉致の解決」と何の関係があるのか。
 鉄パイプのような武器でも持って北朝鮮に「荒木なり自衛隊なり」が突撃して拉致被害者を救出するという与太でも飛ばしたいのか。

*1:石川県の地方紙

*2:当然ながら「不審な人物を見た」程度ではお話になりません。それでは「北朝鮮工作員どころか」犯罪者かどうかすら怪しいでしょう。「単なる酔っ払い」とか、下手したら「単にファッションセンスがない人」「単に運動音痴で動きがドタバタしてる人」程度の話かもしれません。

*3:もし本当に安倍が金正恩と会って外交成果が出るならもちろん大変いいことだと思いますが。

*4:もちろんこの事件が北朝鮮工作員と関係があるなんてのは荒木の与太です。そのように見なすまともな根拠は何一つありません。

*5:しかし、あまりにも怪しい部分が多すぎて「ネタでしょ?」と聞きたくなるレベルですが。仮に全部事実だとしたら、論理性がなさ過ぎるので相当変わった人です。

*6:まあどう見ても事実とは思えませんが。

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年7/16分:高世仁の巻)

世界報道写真展2019を観に行く - 高世仁の「諸悪莫作」日記

ジョン・ムーア
 私の場合、特に中央アメリカの現状を取材する際には、現地のジャーナリストと行動をともにするようにしています。彼らは現地の内情を詳しく知っているので、取材をするにしても、より条件の良い場所に連れていってもらえますし、現場からすぐに離れなくてはならない状況に陥ったときにも、避難誘導してもらえますから。

 「危険な戦地取材などでリスク管理をどうしてるのですか」と聞かれ、世界を代表する大物カメラマンですら「現場の人間の協力を得ることがベスト」と言ってるわけです。
 「自衛隊拉致被害者救出(荒木和博)」がいかに馬鹿げてるかと改めて思います。現場の協力は当然ながら何一つ得られないわけですから。

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年7/15日分:高英起の巻)

「公開処刑でも止められない」北朝鮮国民がハマる3つの禁忌(高英起) - 個人 - Yahoo!ニュース

 北朝鮮には、人々が公開処刑や拷問など当局から厳罰を下されるのを恐れながらも、どうしても止められない社会的タブーが3つある。
 まずひとつが、覚せい剤など違法薬物の乱用だ。
 そして次に、ドラマなど韓流コンテンツの視聴である。SDカードなど記録媒体の小型化で密輸入が容易になり、デジタルプレーヤーの低価格化が拡散に拍車をかけた。
 そしてもうひとつが、占いなどの迷信行為である。

 「薬物*1」「占い」はともかく「韓流コンテンツの視聴」は事実なら「経済発展の象徴」ではあるでしょうね。
 全ての人間が楽しめてるわけでもないのでしょうが、「皆が食うことでカツカツ」なら韓流コンテンツなんか楽しむ余裕はありません。
 高は「韓流コンテンツの流入で自由思想が北朝鮮に!」「韓流コンテンツがはやるほど国内コンテンツはつまらない!」とかアンチ北朝鮮的な話がしたいのだということはよく分かりますが。

 米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)によれば、2016年頃には金正恩氏の運は2019年に尽きるという、「金正恩2019年終末説」が流布したこともあった。金正恩氏は昨年7月、「迷信行為を強力に取り締まり、処罰する」という方針を下し、最近になって迷信行為を根絶せよという内容の指示文を下したとされる。

 であるのなら迷信行為の取り締まりといってもそれは「地震(あるいは戦争)がおこる」「金正恩が死ぬ」など「放置すると明らかに社会や朝鮮労働党支配体制に害悪を及ぼすもん」中心で「それ以外の迷信(仕事や学業、恋愛など個人的なことについての占い)」はそれほどでもないんじゃないか。もちろん「地震が起こる」などでもさすがに「死刑」が事実なら刑として重すぎますが。


北朝鮮「働く女性」に人気の新ビジネス…金正恩「中絶禁止」とも合致(高英起) - 個人 - Yahoo!ニュース

 咸鏡北道(ハムギョンブクト)のデイリーNK内部情報筋は、清津(チョンジン)の市場で働く女性たちの間で子どもをベビーシッターに預けるのが流行していると伝えた。

 高がどういう思惑でこうした記事を紹介しているのか分かりませんが、まあ事実なら「経済発展の象徴」ではあるでしょうね。
 全ての人間がベビーシッターを雇えるわけもないでしょうが、ベビーシッターを雇う家はそれなりに豊かな家ではあるでしょう。
 と同時に「生活のために女性も働かざるを得ないから働いてるだけ(共稼ぎでないと生活が苦しい)」かもしれませんが、女性の社会進出が進んでるということでしょう。

 当局はベビーシッターについて特に介入しようとしていない。

 ベビーシッターを規制した場合「国営保育園」で全てカバーできるかというとそうではない、とかベビーシッターを好むような女性は国営保育園に来たがらないとかいうことでしょうか。

*1:いくら何でも高が言うほど蔓延してるだろうかと疑問には思いますが。「占い」「韓流コンテンツ」と違い体を壊しますからね。

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年7/15分:高世仁の巻)

VOTE OUR PLANET 私たちの地球のために投票しよう―パタゴニア - 高世仁の「諸悪莫作」日記

 おや、と思う人が共産党の応援をしている。
 憲法学者小林節氏(慶応大学名誉教授)だ。憲法9条改正論者でかつては保守の論客だったはずだが、7日には激戦区の神奈川選挙区で共産党応援のマイクを握った。

 もちろん「小林氏」が共産党の応援をしてるというのも驚きですが、それを共産党側が受け入れているというのも驚きです。
 それはともかく小林氏には「自民、公明」への批判もあるでしょうが、「希望の党騒動」での「旧民主党系(立民や国民民主)」への小林氏の失望もあるのでしょう。
 正直「希望の党騒動」なんてことがなければ保守の小林氏が共産党の応援に踏み切ったかどうか。
 さて、このあたりは人それぞれの価値観でしょうが、小生自身は「小林氏は右派でもそれなりにまともな人間だと思う」ということもあって共産党の対応を問題だとは別に思いません。
 なお、俺が共産支持者であることは以前からお断りしていますが、そういうこととは関係なく「ある程度、まともな保守なら今の安倍自民は支持できないだろう(つまり安倍を支持するのはまともな保守ではない)」「場合によっては小林氏のように共産支持すら決意するだろう」、と思いますね。

山形県の友人から、公式プロフィールにウソを書く候補は許せないとのメルマガが届いた。
 《2013年の参議院選挙で山形選挙区から自民党公認で立候補して初当選し、今回の選挙で再選をめざす大沼瑞穂(みずほ)議員は、公式サイトのプロフィールの1行目に「昭和54年生まれ。山形市七日町在住」とある。後段は真っ赤なウソである。
 本人は「住民票は山形市に移した。マンションもある」と反論するのかもしれない。が、私が問いたいのは「住民票がどこにあるか」ではない。2013年に参議院議員に当選して以来、夫と子どもはずっと東京にいる、本人もほとんどの時間を東京で過ごしている、という事実である。
 山形市の中心部に購入、もしくは借りているマンションで過ごすのは、山形に来た時だけだ。ホテル代わり、というのが実態であり、「山形市在住」とは言えない。こういうウソを平然と公式サイトのプロフィールに記す感覚が許しがたい。》
 大沼瑞穂氏は慶応大学の大学院(修士課程)を修了した後、NHKの記者になり、外務省の専門調査員(香港駐在)、東京財団の研究員、内閣府の上席政策調査員を経て、政界に転じたという。経歴はすごいが平然とウソをついてはいけない。さらに、
 《選挙区の支持者の集まりで、彼女は「山形に引っ越してきて、こちらで暮らしては」と水を向けられた際、やんわりと断り、次のように言ったという。「山形で子育てをするのはちょっと・・・」。もっとはっきり「山形は子育てをする環境にはない」と述べた、との証言もある。信頼できる自民党の政治家や党員から聞いた話なので、間違いない。》
http://www.bunanomori.org/NucleusCMS_3.41Release/?itemid=775
 こんな(ひどい)ところでは、子育てできないし、暮らせない、と言い放つ人が地域の代表として国会に送られていいのか。
 彼女の父親、大沼保昭氏は、いわゆる慰安婦問題など日本の戦争・戦後責任を追及*1した著名な国際法学者(東大名誉教授、昨年没*2)で、私も著作*3を何冊か読んだことがある。その娘さんとは知らなかった。

 まあ一寸呆れる話ですね。何でそんな人間が山形選挙区から出馬するのか。
 せめて「ベテラン山形県議」「山形の地場企業の社長」とか地元の自民党関係者を擁立したらどうなのか。
 なお、大沼氏(元アジア女性基金理事、東大名誉教授)については
秦・大沼歴史修正コンビによる性暴力被害者侮辱会見での8項目の指摘に対する反論1 - 誰かの妄想・はてなブログ版
秦・大沼歴史修正コンビによる性暴力被害者侮辱会見での8項目の指摘に対する反論2 - 誰かの妄想・はてなブログ版
秦・大沼歴史修正コンビによる性暴力被害者侮辱会見での8項目の指摘に対する反論3 - 誰かの妄想・はてなブログ版
秦・大沼歴史修正コンビによる性暴力被害者侮辱会見での8項目の指摘に対する反論4(追記2015/3/22) - 誰かの妄想・はてなブログ版
秦・大沼歴史修正コンビによる性暴力被害者侮辱会見での8項目の指摘に対する反論5 - 誰かの妄想・はてなブログ版
秦・大沼歴史修正コンビによる性暴力被害者侮辱会見での8項目の指摘に対する反論6 - 誰かの妄想・はてなブログ版
秦・大沼歴史修正コンビによる性暴力被害者侮辱会見での8項目の指摘に対する反論7 - 誰かの妄想・はてなブログ版
秦・大沼歴史修正コンビによる性暴力被害者侮辱会見での8項目の指摘に対する反論8 - 誰かの妄想・はてなブログ版
ブラックパンサー党に対する批判をする際にKKKとの共同記者会見で行えばどう受け取られるかくらい考えられないものかね - 誰かの妄想・はてなブログ版*4
が批判するように晩年は慰安婦問題に対する態度が明らかに劣化したと俺は認識しています。何せ「河野談話否定で、正論大賞西岡力と共同受賞した歴史修正主義者」秦郁彦*5と共同会見で「会見場には植村氏を捏造記者呼ばわりして名誉毀損の訴訟を起こされている櫻井よしこも同席」ですからね。
 id:scopedog氏や俺でなくても『河野談話の考えに基づいて設立された「アジア女性基金」の元理事(大沼氏)が河野談話アジア女性基金の意義を完全否定する右翼(秦や桜井)と同席して恥じないとはどういうことなのか?。理事時代の言動はすべて間違っていたと大沼氏は認めるのか?』と呆れるでしょう。
 昔はともかく「晩年の彼」を「和田春樹氏*6(元アジア女性基金理事)や吉見義明氏*7慰安婦研究の第一人者)」などと同様に理解したら大間違いでしょう。
 和田氏や吉見氏をどう評価するにせよ彼らは「晩年の大沼氏」ほど酷くはありません。 
 つうか「この父(『秦や桜井の同類』の歴史修正主義者)にしてこの娘(山形県差別者)あり」と悪口を言われても文句の言えないレベルに「晩年の大沼氏」は劣化していたと思います。

*1:「後述しますが」『昔は追及していた』ですね。晩年は秦郁彦などと一緒に「その逆の行為」をしていました。

*2:正直、小生も「実は非常に不勉強な人間」なので「へえ?、大沼氏て亡くなってたんだ?(そういえばそんな新聞記事読んだ気もする)」ですね。まあ「プンツォク・ワンギャルを知らない」といったMukkeと違って「慰安婦問題に詳しい」とか自称してないので問題ない(?)でしょう。まあ、大沼氏が「劣化したまま、批判を受けたまま、死んだこと」は「自業自得」とはいえ哀れだとは思います。

*3:大沼氏の著書としては『戦争責任論序説』(1975年、東京大学出版会)、『サハリン棄民』(1992年、中公新書)、『在日韓国・朝鮮人の国籍と人権』(2004年、東信堂)、『東京裁判、戦争責任、戦後責任』(2007年、東信堂)、『「慰安婦」問題とは何だったのか』(2007年、中公新書)、『「歴史認識」とは何か』(2015年、中公新書)、 『国際法』(2018年、ちくま新書)など

*4:もちろん「KKK」とは「大沼氏に同席した秦郁彦桜井よしこ」の比喩です。

*5:秦の慰安婦関係の著書としては『慰安婦と戦場の性』(1999年、新潮選書)、『歪められる日本現代史』(2006年、PHP研究所)、『現代史の虚実:沖縄大江裁判・靖国慰安婦・南京・フェミニズム』(2008年、文藝春秋)、『慰安婦問題の決算』(2016年、PHP研究所)など。

*6:東京大学名誉教授。著書『歴史としての社会主義』(1992年、岩波新書)、『金日成満州抗日戦争』(1992年、平凡社)、『歴史としての野坂参三』(1996年、平凡社)、『北朝鮮:遊撃隊国家の現在』(1998年、岩波書店)、『朝鮮戦争全史』(2002年、岩波書店)、『朝鮮有事を望むのか:不審船・拉致疑惑・有事立法を考える』(2002年、彩流社)、『同時代批評(2002年9月〜2005年1月):日朝関係と拉致問題』(2005年、彩流社)、『テロルと改革:アレクサンドル二世暗殺前後』(2005年、山川出版社)、『ある戦後精神の形成:1938〜1965』(2006年、岩波書店)、『これだけは知っておきたい日本と朝鮮の一〇〇年史』(2010年、平凡社新書)、『北朝鮮現代史』(2012年、岩波新書)、『領土問題をどう解決するか』(2012年、平凡社新書)、『「平和国家」の誕生:戦後日本の原点と変容』(2015年、岩波書店)、『慰安婦問題の解決のために』(2015年、平凡社新書)、『アジア女性基金慰安婦問題:回想と検証』(2016年、明石書店)、『米朝戦争をふせぐ:平和国家日本の責任』(2017年、 青灯社)、『レーニン:二十世紀共産主義運動の父』(2017年、山川出版社世界史リブレット人)、『ロシア革命』、『スターリン批判・1953〜56年:一人の独裁者の死が、いかに20世紀世界を揺り動かしたか』(以上、2018年、作品社)、『安倍首相は拉致問題を解決できない』(2018年、青灯社)など

*7:中央大学名誉教授。著書『草の根のファシズム』(1987年、東京大学出版会)、『従軍慰安婦』(1995年、岩波新書)、『毒ガス戦と日本軍』(2004年、岩波書店)、『日本軍「慰安婦」制度とは何か』(2010年、岩波ブックレット)、『焼跡からのデモクラシー:草の根の占領期体験(上)(下)』(2014年、岩波現代全書)、『買春する帝国:日本軍「慰安婦」問題の基底』(2019年、岩波書店)など

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年7/14分:荒木和博の巻)

人生の転機【調査会NEWS3028】(R01.7.13): 荒木和博BLOG

 特別検証へのご協力ありがとうございました。特に地元メディアには大きく取り上げられました。

 つまりは地元メディア(富山の地方紙や地方放送局、全国紙の富山版)しか取り上げてくれないわけです。まあ荒木のくだらない「なんちゃって調査」を取り上げるなんて止めてほしいですが。

 ところでこの検証で行った射水市、荒谷敏生さんと谷ケ崎清一さんは失踪時期には11年の差があるものの同じ中学校(場所は移動し統合されています)でした。同じ学校の出身者についての問題はあらためてニュースを流しますが

 まあ馬鹿馬鹿しいですね。同じ中学校なら何なのか。
 特定失踪者調査会サイトによれば「荒谷さん」が昭和23年生まれ、「谷ケ崎さん」が昭和37年生まれです。
 同じ中学校と言ったところでこれほど年齢の差(14年)があるのでは「小生もそうですが」、「お互い知り合いである」「共通の知人がいる」などの接点はおそらくないでしょう。
 小生だっていくら同じ学校出身でも「14年も年齢差がある人間」なんて知りはしません。ほとんどの人間はそうでしょう。

 2人のもう一つの共通点は「人生の転機」だったのではないかということ。荒谷さんは当時無職でしたし、谷ケ崎さんは内装業でしたが、友人が結婚したりして、「自分も今後のことを考えないと」とは思っていたそうです。そんなときに、「もっと良い働き口がある」とか声をかけられたらどうでしょう。少なくとも関心は持つでしょうし「ちょっと話を聞きに行くか」ぐらいのことは考えるかも知れません。

 おいおいですね。
 「もっと良い働き口がある(そしてそれが北朝鮮工作員の甘言で拉致につながる?)」云々は完全な荒木の妄想です。根拠があるわけではない。
 そもそも「無職」「自分も今後のことを考えないと」からは当然ながら「自発的失踪」と言う可能性もあるわけです。
 もちろん「根拠もなしに自発的失踪だと決めつけてはいけません」が、荒木の文章を読む限りでは、北朝鮮拉致どころか「犯罪や事故に巻き込まれた」「自発的失踪ではない」と言えるかどうかすら疑問です。
 実際、過去には特定失踪者認定された人間が姿を現し、自発的失踪だったことを認めたこともあるわけです。 
 まあ、荒木にとってはそういう人間は確実に逆恨みの対象でしょうね。
 デタラメな認定をした自分が悪いのに「お前のせいで俺が恥をかいた!」「なぜ自発的失踪なんかした!。お前が失踪しなければ俺も恥をかかずに済んだ!」「せめて、俺が特定失踪者認定した後は、一生、失踪していてほしかった!。世間に姿を出さないでほしかった!」と。ただし、「特定失踪者だった人の家族」の手前、それは荒木には言えないわけです。

「人生の転機」とも言える時期に失踪した人は特定失踪者で多数います。

 それ、普通に考えて自発的失踪じゃないんですかね(自発的失踪だと断言はしませんが)。
 荒木の言う「人生の転機」が何を意味するか分かりませんが「勤務している会社が倒産して失業」「大学入試失敗」「失恋、離婚」「家族の病死」など人生の転機とも言える「つらい出来事」によって精神を病み、自発的失踪することは一般的に言って何ら不思議なことではないでしょう。
 「繰り返しますが」、実際、過去には特定失踪者認定された人間が姿を現し、自発的失踪だったことを認めたこともあるわけです。 

 谷ケ崎さんは家から自家用車で近くの銭湯に行って車ごと失踪している

 それ、普通に考えて一番あり得るのは自発的失踪でしょうよ。車ごと拉致する必要がどこにあるのか。拉致実行犯も、「使い勝手の悪い」他人の車なんか使うくらいなら自分の車を使うでしょう。

 今回の検証で現地の状況や昔の地図などを調べて、途中がほとんど住宅地であり、都庁職員Aさんのように車を止めて拉致をすることのできる場所がなかったことが確認できました。

 だったら普通に考えて一番あり得るのは自発的失踪でしょうよ。「車を止められそうな場所がない」ならどうやって拉致するのか。

 家を出るときお母さんに銭湯の近くに住んでいる友人のところに行ってくると言い残したそうですが、そこには行っていなかったそうです。
 そうすると、もう一つのキーワード「小さな嘘」というのが出てきます。特定失踪者で失踪する前、家族にちょっとした嘘をついて出たケースもまた多数あるのです。それはおそらく、誰かに会うとしてもわざわざ家族に伝えるのは面倒、という程度のことで、まあ誰でもよくやることです。

 谷ケ崎さんのウソではなく
1)(犯罪や事故に巻き込まれた場合)友人のところに行く前に事件や事故に巻き込まれた
2)当初は友人のところに行く気だったが気が変わった
3)(その可能性はほとんどないと思いますが)友人が嘘をついてる
という可能性もあるでしょうね。
 まあ本気で言ってるわけではないことを勿論お断りしておきますが、「可能性だけ」なら、
・友人のところへ行った矢ヶ崎さんが友人と口論、かっとなった友人が矢ヶ崎さんを殺害。遺体をどこぞに廃棄。その後、警察や家族の問い合わせには来なかったとウソ
と言う可能性だってあるわけです。
 荒木の言う「北朝鮮拉致」は俺の言う「友人による殺害と死体遺棄」なみの「もしかしたらあるかもしれない可能性」でしかありません。
 「高い可能性」などではない。
 どっちにしろ、荒木の言う「小さなウソ」など云々しても何がどうなるわけでもない。
 もしかしたらそのウソは「嘘をついて自発的失踪を決行した」とか「嘘をついて他人と会っていたが、その他人によって殺害or誘拐された(荒木の場合、それが北朝鮮工作員になるわけですが)」とか失踪に直接関係するのかもしれない。
 一方でほとんど関係ないかもしれない。しかしそんなことは今更誰にも分からないでしょう。
 自発的失踪なら「矢ヶ崎さんが姿を現さない」限り、事件、事故による失踪の場合も「矢ヶ崎さんが姿を現すか、彼の失踪原因を作った何者かが姿を現すか」しない限り「ウソが失踪に関係するのかどうか」はわかりようがない。そんなもんをああでもない、こうでもない言っても全く無意味です。

 当日配布資料の中で谷ケ崎さんの失踪時期を昭和59年(1984)7月9日(当時22歳)としていましたが昭和60年(1985)7月9日(当時22歳)の間違いでした。お詫びして訂正します。

 おいおいですね。1年も失踪時期がずれてるとはどういうことなのか。
 単なるタイプミスなら些細な問題です*1が、まさか「本気で1年間違っていた」のか。
 その点について「単なるタイプミスであり、本当に我々が1年も誤った認識をしていたわけではございません」位断ったらどうなんですかね。

<特定失踪者データ>
◎氏名:水嶋弥寿志
◎失踪年月日:平成15(2003)年9月8日

 小泉訪朝が2002年9月です。それ以降の失踪を北朝鮮拉致と放言するのだから恐れ入ります。

◎失踪の状況:
 失踪前に1週間ほど体調を崩して休みをとっていたが、毎日会社に連絡を入れていた。8日に連絡がないので会社の部長や同僚が住居に向かい

 「失踪前に1週間も欠勤」「8日に同僚だけではなく部長という上司までもが住居に向かってる」つうのはご本人及びご家族には失礼ながら尋常ではないですね。
 これが「入院が必要な大病」なら「1週間も欠勤」は不思議じゃないですが。
 「毎日、会社に連絡」というあたり、おそらく病気の理由が「仕事のストレスか何かはともかく」、「精神を病んでの欠勤」じゃないか(かなり憶測が入っていますが)。
 なお、平成15年9月8日は月曜日で、約1週間前の9/1が月曜日です。
 つまりは

水島さん:1日目(9/1(月))
「体調が悪いので休みます。ただの風邪だと思います」
会社:1日目(9/1(月))
「ああ、そう。今日は十分休みを取って明日からまた頼むよ」
水島さん:2日目(9/2(火))
「今日も休みます」
会社:2日目(9/2(火))
「ああ、そう(相当、風邪をこじらせてるのかな?)。最近の風邪は強力だからね。しっかり休んで病気を治して下さい」
水島さん:3日目(9/3(水))
「今日も休みます」
会社:3日目(9/3(水))
「今日もかね。君を責める気は全くないんだが、風邪ではない何か大変な病気なら病院に行った方がいい。私がつきそってもいいんだよ(もしかしたらうつなど精神的な病かもと思い始めている)」
水島さん:3日目(9/3(水))
「いえ明日は出られると思います」
水島さん:4日目(9/4(木))
「今日も休みます」
会社:4日目(9/4(木))
「水島君、本当に大丈夫なのかね。何か大変な病気なら病院に行った方がいい。私がつきそってもいいんだよ。いや、私じゃいやならご家族に連絡してもいいんだが」
水島さん:4日目(9/4(木))
「いえ明日は出られると思います」
会社:4日目(実家に連絡)
「水島君のお父様(荒木に寄れば水島さんが住んでたのが埼玉県さいたま市で実家は京都府舞鶴市)ですか。私ホニャララ社営業課長のAと申します。実は水島君が今日も含めて、4日間、病気で会社を休んでおりましてね。彼から特にそのことはお聞きしていませんか?。いえ彼を責めるつもりは全くないんですが、『大丈夫だ、明日は出れると思います』と言うばかりで、今ひとつ状況がよく分からないのです。もし何か重大な病気でしたら、このまま放置しておくのも彼のためにもよろしくないと思いまして。もっと早く連絡した方がよいかと思いましたが、彼も大人ですので、すぐにご家族に連絡するのもどうかと思いご連絡が遅れ、今日ご連絡しました。
 いきなり私のような会社の上司が彼のアパートを訪問したらかえって彼もつらいと思いますので大変恐縮なんですがまずはご家族の方から今週の土日にでも彼にアプローチして頂けないかと思いまして。ええ、その上で、彼の様子などを私までご連絡頂ければと思います。場合によっては無理に出社するのではなく、きちんと1ヶ月、2ヶ月休職して病気を治療するなんてことも必要かもしれないと思いますので。いえ私ども、彼の体調に配慮した上で、もちろん復帰してほしいとは思っております」

みたいなやりとりがあったんじゃないかつう気がしますね。
 正直、この話で一番ありそうなのは自発的失踪でしょう。
 正直、この話で荒木の元へ駆け込む神経がよく分かりません。「北朝鮮拉致でないことは分かってるがなにかせずにはいられない」つうことか。

*1:まあ、それでもお粗末だとは思いますが

今日の朝鮮・韓国ニュース(2019年7月14分)

リベラル21 WTOの裁定で解決を!悪化する一方の日韓関係

・国内主要メディアのうち、日本政府に対し即時撤回を要求した朝日新聞の社説が最も明快だった、と思う。
(2019年7月3日付け朝日新聞社社説)
■対韓輸出規制 「報復」を即時撤回せよ
・日本政府は徴用工問題を背景に認めつつ、「韓国への対抗措置ではない」などとしている。全く説得力に欠ける。なぜいま規制なのか、なぜ安全保障にかかわるのか、具体的な理由を国内外に堂々と表明すべきだ。
 日本は今後の貿易をめぐる国際論議で信用を落としかねないうえ、日韓双方の経済活動に悪影響をおよぼす。そんな規制に矛盾した説明で踏み切るのは、無責任というほかない。
・韓国と取引する日本企業にも被害が跳ね返る公算が大きい。将来的には韓国企業が供給元を変える可能性もある。

 浅井氏が許してはいけない安倍政権の暴走-対韓制裁について考える-(浅井基文)で嘆くように

リベラル21 WTOの裁定で解決を!悪化する一方の日韓関係
 確かに徴用工問題での韓国政府の対応には問題がある。先月に示した解決への提案は、日本企業の資金が前提で、日本側には受け入れがたいものだ。

という朝日に「戦後補償要求への認識が酷い」と言う問題があることは事実でしょう(もちろんこんな朝日は「左派」ではないし、「保守リベラル」と言えるかすら疑問です)。
 そもそも日本企業*1は「徴用工問題の加害者」です。なんで朝日が「受け入れがたい」のかさっぱりわかりません。ならば朝日は誰が金を出すべきだと思っているのか。まさか「韓国が全額出せ」とでもいうのか(それともさすがにそこまで酷くはなく「日韓両国政府」か?)。

リベラル21 WTOの裁定で解決を!悪化する一方の日韓関係
 今回の性急な動きは、事態を一層こじらせている。機を合わせるように、韓国の司法当局は、日本企業の株式を現金化する手続きを一歩進めた。韓国は世界貿易機関WTO)への提訴も検討するといい、報復の応酬に陥りかねない。
 日韓両政府は頭を冷やす時だ。

と言う朝日の認識も変です。司法当局(裁判所)は訴えがあれば「その訴えが合法的な物である限り」認めざるを得ません。
 合法的な訴えであり、日本製鉄からなぜか対抗措置(法廷での反論など)もなかった。これでは「日本企業の株式を現金化する手続き」が進展するのは当たり前で「報復でも何でもない」。日本製鉄が対抗措置を執れば進展しなかったでしょう。非難されるべきはむしろ日本製鉄の対応です。
 WTO提訴も「過去に欧米や日本も行使したことがある権利」でありこれまた報復とはとても言えません。少なくとも現時点では文政権は「報復」と評価できる行為を何一つしていない。「日韓両政府は頭を冷やす」も何も韓国に何の非があるというのか。
 「自称リベラル」坂井氏がこれらの点について朝日に何ら批判を加えないのも謎です。
 ただし一方で坂井氏が評価するように「こんな行為はWTO違反ではないのか」「日本の半導体原料メーカーも困るだけではないか」と明言し「報復措置撤回」を朝日が求めたことは俺も評価したいと思います。


許してはいけない安倍政権の暴走-対韓制裁について考える-(浅井基文)

 今朝(7月14日)の朝日新聞の「(社説余滴)「報復」で解決に向かうのか」(箱田哲也-国際社説担当-)がたまたま目にとまり(私は朝日新聞社説にはうんざりすることが最近は多く、素通りが多い)、特に以下のくだりには「やっぱりそうか」と暗然とした気持ちになりました。
 「今日の事態は韓国政府の無策が招いた」とする箱田氏の認識そのものに致命的な問題があること(徴用工問題、「従軍慰安婦」問題は1965年の日韓基本条約及び請求権協定で解決済みだとする安倍政権の立場及びこれに異を唱えない朝日新聞以下の日本の主要メディアの追随姿勢)についてはこのコラムで何度も指摘してきたので繰り返しません(7月6日付コラム参照)。
 箱田氏が指摘する事実関係が正しいとすれば(「社説余滴」と断ってはいますが、社説欄でここまではっきり書いているのですから正しいのでしょう)、①今回の安倍政権の韓国に対する行動は、徴用工判決に対して「押し続ければ相手を変えられる」という発想に基づき「手荒なまねをせざるをえないとの判断」がまずあって「対韓強硬派の政治家らが推していた今回の措置を決めた」、つまり「手荒な対抗措置を講じる」という結論が先にあった、その上で②「「対抗措置ではない」と主張できる理論武装」をする、つまり、WTOが例外措置を認める「安全保障上の考慮」(しかも韓国を「悪者」に仕立て上げるために、朝鮮への横流しとか、サリンとかの放言までして、安倍政権の言説の「正しさ」を国民に信じ込ませる)とかの後付けの屁理屈を編み出した、ということです。しかも③「省庁別に対抗策を検討させた」上での今回の措置ということは、経済産業省以下の政官一体の悪巧みであるわけです。「両学園」問題その他で安倍政権が官僚機構を自家薬籠中にしていることは夙に証明済みですが、今回も正にそのとおりで、財務省(「両学園」問題)から経産省(対韓報復)に安倍政権の「使い小僧」が変わったに過ぎません。安倍政権による日本政治の腐敗・堕落・反動の極致をまざまざと示して余りありません。

 浅井先生が嘆くように日本政治、日本社会の劣化にげんなりとせざるを得ません。しかしどう言い訳しようとWTO提訴されれば敗訴するのではないか。既に日本は捕鯨で敗訴しています。国内はともかく国際社会は明らかなデマを容認するほど甘くはないでしょう。国内で是正することは「少なくとも現時点では」出来ないのは嘆かわしいですが。


立民や共産、対韓輸出管理強化を批判 自民「正しい措置」と反論 - 産経ニュース

 福山氏*2は、元徴用工問題を巡る韓国の対応を「非常に遺憾だ」とした上で、日本政府の輸出規制強化は「日本企業にも影響が出ると懸念する。日韓で協議の場を設けるべきだ」と語った。

 「非常に遺憾」などという福山・立民党幹事長の暴言には怒りを禁じ得ませんがそれでも「日本企業にかえって悪影響が出る」として報復に反対するだけ自民よりはマシです。

【追記】

■京大民青
‏ 今、目の前を立民の宣伝カーが福山幹事長の肉声で「共産党議席を渡すわけには行かない」って絶叫してたんやけど、先祖返りでもしたのか?と耳を疑ってしまいました。

 偶然気づいたツイートですが事実なら呆れて二の句が継げませんね(おそらく事実なのでしょうが)。
 いくら京都が複数選挙区とはいえ、そして福山が保守系とはいえ、共闘相手を誹謗するとは、どういう神経をしてるのか。これはまともな選挙演説とはとても言えないでしょう。
 こんな「非常識な反共分子が幹事長の党」が最大野党なんですからそりゃ安倍も万々歳でしょう。しかし菅*3元首相や辻元*4国対委員長といったメンツも少しは福山に苦言を呈したらどうなのか。こうした福山の右翼的言動はどうみても「共産限定」ではなく「菅、辻元」といった「社民系のメンツ」にも向けられてるでしょうにねえ。福山のようなメンツを抱えながら「リベラル」などといっても全く説得力はないし、一方で「辻元氏など社民系メンツ」がいる以上、右派が立民を支持するわけもない。結果、立民の支持率は最大野党で共産や国民民主よりは上とは言え低迷するわけです。「前原*5がいる国民民主よりはマシ」とはいえ、「福山のような右派」と「辻元氏のような左派」が野合してるような「ヌエ的な政党」を誰が積極的に支持したいと思うのか。


【コラム】朝鮮日報の戦略物資不正輸出報道を批判する李洛淵首相-Chosun online 朝鮮日報
 「安倍や産経」の韓国誹謗の元ネタが「朝鮮日報の不適切な報道だ」と批判されて「我々の報道には問題はない」と釈明する朝鮮日報です。
 しかし、韓国政府が輸出管理を行っている公開済みの証拠を【独自】とつけて不正輸出の証拠にでっち上げる産経式のやり方に騙される日本社会 - 誰かの妄想・はてなブログ版が批判するように朝鮮日報(文政権に敵対的な保守紙)の報道自体が「文政権を誹謗するデマ記事だった」と言っていいと思います。まあ、それを「更に歪曲して酷くした」のが安倍や産経ですが。


輸出優遇除外:ロシアのフッ化水素供給提案に韓国業界は困惑-Chosun online 朝鮮日報
 朝鮮日報も指摘しているように、もちろんロシアが「本当に提供するかどうか」はわかりません。また提供の意思があるとしても「価格や品質の面で日本製の代替品になるか」どうかもわかりません。とはいえ、「仮にロシア製が使われることがない」にしてもロシア以外からもこうしたオファーはあるでしょうし、「日本製でなければ絶対ダメ」つうこともないでしょう。結局、安倍の行為が愚策であることには変わりないでしょう。


【速報】韓国主張に経産省が反論会見 「協議する問題ではない」と抗議 - FNN.jpプライムオンライン

 12日、経産省で行われた実務者会合に出席した韓国当局者は13日、一部メディアの取材に応じ、日本が、WTO(世界貿易機関)の協定違反にはあたらないと主張したことについて、「理解も納得も同意もできないと発言した」と述べた。
 そのうえで、日本側に措置の撤回を求めたと明言した。
 12日、韓国側と面会した経産省の岩松課長は、午後5時から緊急会見を開き、「韓国側からは、『撤回の要請』ではなく、『問題解決』の要請があり、日本側からは、『協議するような問題ではないため、今回は、事実関係の説明を行う』と回答した」などと述べ、韓国側に抗議していることを明らかにした。

 で、この程度の事(韓国側の対応『日本側の行為はWTO違反行為に当たると思っており撤回を求める』『日本の主張には納得できなかった』は韓国の立場上、当たり前であり日本を不当に侮辱してるわけでもない)に関して「緊急会見」なんぞわざわざ開いたあげく、けんか腰の対応をする経産官僚です。わけが分かりません。
 「社長に田中総理に5億の賄賂を持って行けと言われたら断れない」と逮捕後、自供したロッキード事件の大久保・丸紅常務と話は同じでしょうが、安倍に言われるがままこんな「挑発行為」をするのかと思うと絶句ですね。
 この件では一番問題なのは「立場上安倍に逆らえない」彼ら官僚より「安倍を容認する国民(と言うか安倍自民支持層)やメディア」と「安倍を支える自民党公明党、政府の幹部(二階自民党幹事長、山口公明党代表、河野外相など)」だと思いますが。
 この件、「比較的、韓国が冷静な対応」なのに対し、日本側が異常なまでに敵対的です。


拉致解決願い 有志が靖国神社にちょうちん献灯 - 産経ニュース
 靖国神社なんぞ喜んでいくのは右翼だけです。そして「戦没者でもない拉致被害者」と靖国と何一つ関係はない。
 もしかして「戦没者ではないが合祀されてるA級戦犯吉田松陰など」のように「拉致被害者」も合祀する気なのか?
 それはともかく、そういう意味では完全に外した、センスのない「広報活動(?)」です。「拉致問題って完全に右翼の政治的道具となってるんだ」ということで右翼以外はドン引きです。

*1:小生もこの問題については無知ですが、まさか文政権も「徴用工問題と無関係な日本企業(典型的には戦後設立の企業)」に資金提供は求めないでしょう。

*2:鳩山内閣外務副大臣菅内閣官房副長官民主党政調会長(海江田代表時代)などを経て立憲民主党幹事長

*3:社民連副代表、新党さきがけ政調会長、橋本内閣厚生相、鳩山内閣副総理・財務相を経て首相

*4:社民党政策審議会長、国対委員長鳩山内閣国交副大臣民主党政調副会長、民進党幹事長代行、立憲民主党政調会長などを経て立憲民主党国対委員長

*5:鳩山内閣国交相菅内閣外相、民主党政調会長(野田代表時代)、民進党代表など歴任

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年7/13分:荒木和博の巻)

昭和53年から56年にかけて起きた事件【調査会NEWS3027】(R01.7.12): 荒木和博BLOG

■昭和53年(1978)
・時期不明
 杉山朋也さん(神奈川県小田原市)が昭和53年ごろ、神奈川県小田原市内の自宅から失踪。

 荒木らしい無茶苦茶ぶりで吹き出しました。「昭和53年頃」て何でしょうか。
 「昭和53年10月には所在が判明しているが、所在不明が分かったのは昭和54年2月だった」みたいな話なのか。
 それだったら「昭和53年頃」なんて表現をしないでもっとはっきりと「昭和53年10月から昭和54年2月の間に失踪」などと書くべきでしょう。いずれにせよ、そこまで失踪時期の幅が広い事件なんて今更どうにもならないでしょう。もちろんこの事件が北朝鮮拉致だという根拠は何もありません。

■昭和53年(1978)
・時期不明
 鳥取県米子市皆生温泉の砂浜で夜暗くなってからあるカップルが座って海を眺めていたら、後ろの方に妙な雰囲気を感じた。振り返ったところ数人の人影が匍匐(ほふく)前進で近づいてくるようだった。次の瞬間数人が殴りかかってきた。カップルはそれを振り払ってほうほうの態で逃げ帰ったという。このカップルは総連関係者らしい。警察は当時被害届けが出ていないようだといって、再調査をしようとしない*1公安調査庁は調査を行い、かなり確度の高い事件との認識を持っている模様。(妹原元常務理事の情報)

 「総連関係者らしい」「公安調査庁は調査を行い、かなり確度の高い事件との認識を持っている模様」「時期不明」などという「あやふやな話」では話になりません。そもそもその妹尾某はどこからその情報を入手したのか。ただの噂話レベルではないのか。もちろんこの事件が仮に実際あったとしても北朝鮮拉致未遂だという根拠は(以下略)。

■昭和55年(1980)
・3月24日 参議院決算委員会において公明党の和泉照雄議員はアベック失踪事件について質問。この質疑応答においては北朝鮮という言葉は出なかったが、北朝鮮による日本人拉致問題に連なる議題が初めて国会で取り上げられる質疑となった。

 「北朝鮮拉致疑惑答弁(宇野*2外相、梶山*3国家公安委員長)」を引き出した橋本敦参院議員(共産党)質問とは違い「北朝鮮」と言う言葉が出ないのでは拉致問題解決という意味では全く意味はないでしょう。そもそも和泉氏がどういう意味合いで質問したのか、単に「一般刑事事件のような認識で質問したのかどうか」が問題ですが、この荒木の文章ではそこがさっぱり分かりません。

■1981(昭和56)年
・時期不明
 西新井事件(昭和60年3月1警視庁検挙)の朴ことチェ・スンチョルが小住健蔵名で不正に取得した自動車運転免許を使用して東京及び山梨県下で交通違反を犯し検挙される。

 時期不明の事件なんか持ち出して何の意味があるんでしょうか。

◎氏名:沖田徳喜
◎失踪年月日:平成15(2003)年2月1日

 小泉訪朝が2002年9月です。それ以降の失踪を北朝鮮拉致と放言するのだから恐れ入ります。

*1:基本的に被害届が出ていなければ「親告罪でなくても」現実問題として捜査は難しいでしょう。

*2:田中内閣防衛庁長官自民党国対委員長(三木総裁時代)、福田内閣科学技術庁長官、大平内閣行政管理庁長官、中曽根内閣通産相、竹下内閣外相などを経て首相

*3:竹下内閣自治相・国家公安委員長、宇野内閣通産相、海部内閣法相、自民党幹事長(宮沢総裁時代)、橋本内閣官房長官など歴任