今日の中国関係ニュースほか(4/29分)(追記・訂正あり)

 中国ネタを中心にいろいろ書いていくことにします。
■ニューズウイーク日本版『日本の相撲は「国技で神事で品格あり」?』楊海英*1
https://www.newsweekjapan.jp/youkaiei/2018/05/post-17.php
 国技というのは自称に過ぎません。
 昔はともかく既に「神道など明らかに信じてない」外国人力士を受け入れた時点で「神事」などとはいえないでしょう。
 数々のスキャンダルを考えれば品格があるとは言いがたい。まあ、こういうことを楊が書くのも「内モンゴル出身者」として白鵬鶴竜日馬富士などモンゴル出身力士に対する一部ウヨの暴言が不愉快だと言うことでしょう。

 大相撲をめぐる日本での意見を見聞きして、ずっと抱いてきた違和感が3つある。「国技であること」「神事であること」「力士には品格が必要であること」だ。

 国技、神事はともかく「力士には品格が必要」には俺は異論はないですが。
 まあ力士と言うよりは「スポーツ選手には品格が必要」ですね。先日の日大アメフト部反則タックルのようなことをされては困る。まあ「とてつもなく高い品格」を求める気はないですが、ある程度の品格は必要でしょう。 


毎日新聞・社説『WHOからの台湾排除 中国の圧力に道理はない』
https://mainichi.jp/articles/20180520/ddm/005/070/177000c
 そもそも台湾・蔡英文政権が「馬・前政権」との差別化をしたいがために中国に敵対的な外交をするからこうなったと言うことを無視する毎日新聞はバカとしか言い様がないですね。
 なぜ中国を一方的に非難するのか。蔡英文政権が外交路線を改めればすぐに解決することなんですが。


■産経【世界ミニナビ】友情を経済で圧倒、台湾と断交のパナマで中国支援の鉄道計画
http://www.sankei.com/west/news/180520/wst1805200002-n2.html

 昨年6月に台湾と断交し中国と国交を樹立した中米パナマで、中国支援による鉄道建設に向けた調査が始まった。
(中略)
 パナマのバレラ*2大統領は4月、ロイター通信のインタビューに対し「中国とともに、約450キロの鉄道の実現可能性について調査している」と認めた。
(中略)
 台湾とパナマは、清朝時代の外交関係を引き継いだとされる長年の友好国だった。蔡英文総統は総統就任直後の2016年6月に訪問してパナマ運河拡張工事の完成式典に出席し、友好関係を再確認していた。
 わずか1年後にパナマが中国に乗り換え、蔡政権には大きな打撃となった。台湾はパナマに多額の援助を行ってきたが、経済で中国に太刀打ちできない状態だ。
(中略)
 国交樹立でパナマと中国の関係強化は急速に進む。昨年10月、中国企業が1億6500万ドルを投じてクルーズ船用港湾の建設を始めたとロイターが報じた。同11月に訪中したバレラ氏は自由貿易協定(FTA)に向けた調査開始や中国向け経済特区の設立などで合意。今年4月には、中国国際航空が北京とパナマ市を米ヒューストン経由で結ぶ路線を開設した。
(中略)
 5月1日、カリブ海ドミニカ共和国が突如、台湾と断交して中国と国交を樹立した。前年のパナマに続いて2年連続、この地域で台湾から中国への乗り換えが起きたことになる。
(中略)
 台湾が恐れる最後の砦(とりで)での断交ドミノが、現実味を帯び始めている。

 蔡英文の外交失策としか言い様がないでしょう。


ニューズウィーク日本版『イスラム教徒に豚とアルコールを強要する中国・ウイグル「絶望」収容所』
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/05/post-10194.php
 「党文献の学習会参加強要」はともかく「豚肉と酒の強制」はちょっと信じられない記事ですね。もちろんそれは「中国が立派な国だから」という話ではなく、「豚肉と酒の強制」なんてばれたら「イスラムの戒律遵守(豚肉や酒の禁止)自体が犯罪行為だというのか!」つうことで全世界のイスラム国(中東諸国、インドネシア、マレーシアなど)を完全に敵に回すからです。
 「ウイグル反体制派を締め付ける」つうならまだしも。
 大体この記事って「元収容者の証言以外に根拠レス」ですし現時点では「豚肉と酒」について信用するのはリスキーすぎるでしょう。


■国基研『日中関係改善に前のめりは禁物』(冨山泰)
https://jinf.jp/weekly/archives/22782

安倍晋三首相は、日中韓サミットのため東京を先週訪れた李克強中国首相の北海道視察に同行し、帰国する空港で当初の予定になかった見送りを行うという下にも置かない対応ぶりを最後まで見せた。
・李首相の訪日における合意事項のうち、最も注目されるのは、中国の現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」の関連で、日中両国が第三国でのビジネス展開を話し合う官民合同委員会の設置で一致したことだ。
・もし今回の官民合同委員会設置が一帯一路への協力へ向けて一歩踏み込んだものだとすれば、中国主導秩序への代替案を提供しようとする安倍首相のインド太平洋戦略との整合性が問われる。

ということで安倍批判をする国基研ですが、やはり腰が少し引けてますね。


■産経『対中傾斜に歯止め…太平洋島嶼国と「インド太平洋戦略」共有へ 島サミット共同宣言』
https://www.sankei.com/politics/news/180513/plt1805130001-n1.html

 政府は12日、日本が議長国を務め18、19日に福島県いわき市で開催する「太平洋・島サミット*3」の共同宣言に、安倍晋三首相が提唱する「自由で開かれたインド太平洋戦略」の重要性を盛り込む方向で調整に入った。中国から援助攻勢を受ける島嶼(とうしょ)国の「対中傾斜」に歯止めをかける考えだ。

 タイトルを見たときは

・確かに私、安倍は李首相の北海道行きに同行しました。『安倍は中国に最近傾斜しすぎ』という『右寄りの』支持者の皆様のご批判の声も承知しております。しかし私は『島サミット共同宣言』で『自由で開かれたインド太平洋戦略』を書き込むつもりです。私は中国傾斜にそれなりに自分で歯止めを掛けてるつもりです(安倍)

つう話かと思ったら「島嶼国の対中傾斜に歯止め」だそうです。
 まあ、最近の「安倍の李首相北海道行き同行」を考えてもこんな産経の主張は馬鹿げてるでしょうね。
 島嶼国首脳も「日本だって中国ビジネス目当てに、この間、李首相訪日を受け入れて李首相の北海道行きにわざわざ安倍首相が同行までして日中友好アピールしたのにヘンなこというなあ?。まあでも、どうせ『ただの紙切れ』で終わるんだろうから賛同しておくか。反対して日本に恨まれても嫌だし」位の話でしかないでしょう。

 中国による援助は島嶼国の軍事拠点化にもつながりかねない。実際、アフリカでは、巨額の対中債務を抱えたジブチ人民解放軍初の海外基地が建設された。豪メディアは先月、中国と南太平洋のバヌアツとの間で軍事拠点建設に関する事前協議が始まったと伝えた。両政府は報道内容を否定したが、バヌアツは対中債務が深刻とされる国の一つで、外務省幹部は「米国と太平洋を二分したい中国にとって、南太平洋の拠点は絶対にほしいところだ」と神経をとがらせている。

 いや基地を中国がジブチ(あるいはバヌアツ)につくったらなんなんだ、日本の国益に反するのか、て話ですよねえ(ちなみに日本もジブチPKOで一時ジブチ自衛隊基地を置いていました)。
 つうか「基地設置の是非はともかく」そもそも「借金負わされたからジブチはいやいや基地を認めた」て話でもないでしょう。借金がなくても「中国と金儲けしたいから基地が置きたいならウエルカムです」つう話じゃないのか。

 島嶼国側には、対中強硬姿勢が前面に出れば支援打ち切りを招きかねないという懸念があり、3月の島サミット準備会合ではインド太平洋戦略への協力に慎重な意見が相次いだ。
 日本政府はこうした事情も考慮し、戦略が特定の国を敵視したものではないことが理解されるよう、慎重に文言を調整する構えだ。

 まあ島嶼国側の懸念とやらもあるでしょうが日本だって露骨に中国批判なんかして「日本の野郎ふざけんな」つう中国の反発は買いたくないでしょう。何のために李首相訪日を受け入れ、安倍首相が李首相の北海道行きにまで同行して日中友好アピールしたのか、て話です。


■産経【田村秀男のお金は知っている】中韓首脳来日、真の魂胆は日本の円 (ボーガス注:経済分野でのトランプ政権の)恫喝に屈した韓国、トランプ攻勢に悩む中国
https://www.sankei.com/premium/news/180512/prm1805120007-n1.html
産経
■『日中映画共同製作協定に署名 トキのつがい提供も』
https://www.sankei.com/politics/news/180509/plt1805090037-n1.html
■【日中韓サミット】元立て投資に追い風、スワップ再開へ
https://www.sankei.com/economy/news/180509/ecn1805090037-n1.html
■【日中韓サミット】自由貿易で米保護主義に対抗
https://www.sankei.com/economy/news/180509/ecn1805090039-n1.html
■【日中韓サミット】日中、高齢者サービスでも協力 経産相が合意
https://www.sankei.com/economy/news/180509/ecn1805090052-n1.html
時事通信『対中輸出へ2精米工場指定=北海道と兵庫県−政府間で最終調整』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018050900566&g=eco
などという記事で解るように日中韓首脳サミットでは日本側も「中国への経済進出の進展(映画協定の締結など)」などの利益を得ており、当然ながら「中国が日本にすり寄ってきた」などと描き出すことは事実の歪曲でしかありません。
 しかしその事実の歪曲を恥知らずにもやって恥じないのが産経・田村の訳です。 


首相官邸『日中両首脳による北海道訪問』
https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201805/11hokkaido.html

 平成30年5月10日、安倍総理は、中華人民共和国李克強(り・こくきょう)国務院総理と北海道を訪問しました。
 翌11日、両首脳は、札幌市で第3回日中知事省長フォーラムに出席しました。その後、苫小牧市の自動車製造企業の工場を視察し、続いて、恵庭市を訪問しました。最後に、総理は、新千歳空港で李国務院総理を見送りました。
 総理は、第3回日中知事省長フォーラムの挨拶で次のように述べました。
「本日は第3回日中知事省長フォーラムにお招きいただきまして、誠にありがとうございます。
 まず今回のフォーラムが、李克強国務院総理の御出席を得て盛大に開催されることを心からお祝い申し上げます。全国知事会会長を務める上田清司埼玉県知事及び李小林(り・しょうりん)中国人民対外友好協会会長の開催に向けた御尽力に敬意を表します。
 また、本日のフォーラムには、中国の四川省、河北省、遼寧(りょうねい)省、黒竜江省江西省から、省長や副省長の方々が参加されていると承知しております。皆様の御来日を心から歓迎いたします。
 日本から出席する、北海道、岩手県山形県、埼玉県、静岡県富山県鳥取県の知事の皆様と共に行われる本日の意見交換が実りあるものとなることを期待しております。
 そして李総理の北海道訪問に対し大変すばらしいおもてなしをされている高橋はるみ知事にも、私から心から感謝申し上げたいと思います。
 私も北海道に来るのをいつも楽しみにしておりますが、昨年、736万人の方々が訪日した中国の方々にも、ここ北海道は特に人気の高い目的地となっています。2008年に北海道を舞台として大ヒットした中国映画『狙った恋の落とし方。』、大変題名もいいと思います。
(中略)
 この映画は、中国の若者の北海道ブームの火つけ役になったと伺っております。このことは地方交流を活性化していく上で大きなヒントを与えてくれています。
 日中両国の友好都市交流は、国交正常化直後の1973年の神戸市と天津市の友好都市連携に始まり、現在ではその数は360組を超えています。
 地方交流は、日中関係がどのような状況にあるときでも、常に友好の源として両国の絆を途切れることなくしっかりとつなぎとめ、一つの世代から次の世代へと受け継がれてきました。
 本日のフォーラムでは、両国を取り巻く新たな情勢の下で、今後の地方交流の在り方について議論されると伺っております。特に、両国が共に直面している深刻な課題である少子高齢化を克服するためには、地方の活性化が不可欠です。私も地方創生を最重要政策として掲げ、地方の雇用創出、出生率の向上等に努めてまいりました。李総理も河南省遼寧省での(ボーガス注:党委員会書記の)経験もいかされ、貧困脱却を始め、中国全土の均衡のとれた発展に御尽力されていると伺っております。
 日中両国がお互いの経験を参考にしながら、地方の経済振興、観光振興、あるいは強靭な社会づくりのため、共に知恵を出し合い、有効な対策を講じていく。大切なことは、両国の戦略的互恵関係を目に見える形で実行に移すことであると思います。
 例えば、日本の医療介護に関するノウハウと中国のドローン技術をマッチングすることで、過疎地の医療介護サービスの向上や人手不足の解消を実現できないか。両国の協力の可能性は大きく広がっていると言えます。本日は、是非皆様の叡知(えいち)を結集して、日中両国の地方交流、地方協力の新たな形について活発な議論を行っていただきたいと思います。
 最後に、常日頃から両国の地方交流の第一線で御尽力いただいている御臨席の皆様に深い敬意と感謝を申し上げますとともに、本日のフォーラムの御成功を心からお祈り申し上げます。」

 長くなりましたがほぼ全文引用しました。

・今回のフォーラムが、李克強国務院総理の御出席を得て盛大に開催されることを心からお祝い申し上げます。
・李総理の北海道訪問に対し大変すばらしいおもてなしをされている高橋はるみ知事にも、私から心から感謝申し上げたいと思います。
・李総理も河南省遼寧省での(ボーガス注:党委員会書記の)経験もいかされ、貧困脱却を始め、中国全土の均衡のとれた発展に御尽力されていると伺っております。

などと、さんざん李首相におべっか三昧です。安倍も変われば変わるものです。
 ちなみにこのフォーラムの出席者ですが安倍首相、李首相以外は

http://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/c_m1/page4_003995.html
【日本側参加者】
 上田清司:埼玉県知事(全国知事会会長)
 高橋はるみ:北海道知事
 達増拓也岩手県知事
 吉村美栄子山形県知事
 川勝平太*4静岡県知事
 石井輶一*5富山県知事
 平井伸治*6鳥取県知事
【中国側参加】
 李小林*7(り・しょうりん):中国人民対外友好協会会長
 宋敬武(そう・けいぶ):中国人民対外友好協会副会長
 尹力(いん・りき):四川省省長
 許勤(きょ・きん):河北省省長
 唐一軍(とう・いちぐん):遼寧省省長
 王文涛(おう・ぶんとう):黒竜江省省長代理
 呉忠琼(ご・ちゅうぎょう):江西省副省長

だそうです。

参考

■狙った恋の落とし方。(ウィキペ参照)
 2008年公開の中国映画。映画後半の主舞台が日本の東北海道(釧路、阿寒湖、網走、厚岸、斜里、美幌)で、映画の大ヒットにより中国に北海道観光ブームを巻き起こしたといわれる。


時事通信『日中の協調ムード演出=初訪問の李氏を厚遇−安倍首相』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018051001268&g=pol

 安倍晋三首相が中国との協調ムードを演出している。10日には来日中の李克強首相に同行して北海道入りするなど異例の厚遇ぶり。日中平和友好条約締結40周年の機を捉えて関係を改善し、政権浮揚につなげたいとの思惑がにじむ。
 「競争から協調へ。日中はこの日をもって協調の時代に入った」。
 安倍首相は10日、東京都内のホテルで開かれたレセプションで乾杯の音頭を取り、李氏の訪日を「熱烈に歓迎」した。「力による現状変更の試みは大変遺憾」と中国批判を繰り返していた就任当初とは様変わりだ。
(中略) 
 変化が表れたのは昨年6月。安倍首相が中国のシルクロード経済圏構想「一帯一路」への協力姿勢を示したころから「雪解け」が加速し始めた。
(中略) 
 北海道入りした安倍首相は11日、李氏とトヨタ自動車北海道を視察後、昼食会を催す。手厚いもてなしを自身の年内訪中と習近平国家主席の来日に結びつけたい考え。ただ、内政では(ボーガス注:加計森友疑惑(公文書改竄含む)、PKO日報問題、福田前財務次官セクハラ問題と)相次ぐ不祥事による支持率低下で秋の自民党総裁3選を危ぶむ向きもある。今夏以降、首相の思惑通りに運ぶかは見えない。

 全く同感ですが、産経らウヨには「安倍の変節」を認めることはできないのでしょう。


■人民日報『李克強総理が中日平和友好条約締結過程の日本側代表と会見』
http://j.people.com.cn/n3/2018/0511/c94474-9459249.html

 会見には福田康夫*8元首相、河野洋平*9衆院議長、園田直*10元外相の子の園田博之*11中曽根康弘*12元首相の子の中曽根弘文*13、及び当時中日平和友好条約の締結作業に関わった元外務省幹部ら20人余りが出席した。

 「福田康夫元首相=日中平和友好条約締結時の首相・福田赳夫の息子。一時、ボアオ・アジア・フォーラム理事長を務めた」
 「園田博之氏=日中平和友好条約締結時の外相・園田直の息子」
 「河野洋平氏=日本国際貿易促進協会日中友好経済団体の一つ)会長」ですが中曽根弘文氏がなぜ出てくるのかよくわかりません。中曽根康弘元首相への評価か、はたまた彼が「元外相(麻生内閣)」だからか。
 田中真紀子*14日中国交正常化時の首相・田中角栄*15の娘)の名前が出てこないのが少し意外ではあります。


■産経【主張】日中経済関係 国益損なわぬ「協調」探れ
https://www.sankei.com/column/news/180511/clm1805110001-n1.html

 懸念するのは中国の広域経済圏構想「一帯一路」への協力だ。日中はこれを念頭に第三国市場を開拓する官民合同委員会を設ける。日本は従来、透明性や開放性などの確保を条件に協力する姿勢だった。さらに一歩踏み込んだ。
(中略)
 (ボーガス注:安倍、李)両氏は、自由で開かれた公正な経済秩序を構築することで一致した。だが、中国の価値観はその対極にあるからこそ、日本はインド太平洋戦略を講じたはずではないか。整合性がとれていない。
 官民合同委員会は慎重に運営すべきだ。成果を上げようと中国の膨張主義に手を貸せば、諸外国の信頼を失う。

 「日中韓サミットについての産経の見方」についてコメント抜きで紹介だけしておきます。


■日経『日本の色紙、中国人の心を包め 特種東海製紙が進出』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30314110Q8A510C1X93000/

・製紙国内8位の特種東海製紙は10日、4月に書籍や包装用に使われる高級紙で中国に進出したと発表した。
・「中国では高級な紙が多く使われるようになっている」と安武部長。お酒や食料品などの贈答向けに、箱に張り付けて使用したりする包装用の需要が増えているという。
・日本では電子媒体の登場を受けて紙の需要が急減しており、業界統計によると、国内の紙(板紙含む)需要は18年に8年連続で減少となる見通し。国内製紙会社が生き残るためには海外に進出するしかない。特種東海が高級紙で中国人の心を包むことができるかどうか。新たな挑戦は業界の注目を集めそうだ。

ということで「安倍の日中韓サミットの背景」にはこうしたこと(中国ビジネスの重要性)があるわけです。


日中韓首脳サミットとウヨ連中のツイート

石平太郎*16
 昨日の日中首脳会談、案の定、一帯一路に関する日中官民協議会の設置が合意された。日本はこれで、まさに火中の栗を拾う形で習近平による習近平のための経済版中華秩序の構築に巻き込まれていくことになるのだが、安倍首相と日本政府は一体何を考えているのか。

つうことで今のところ石平が安倍に悪口してるのを見つけました。ただ島田洋一櫻井よしこのツイートは明らかにこの件から逃げてますね。安倍批判どころか日中韓サミットに触れることすらしません(追記:コメ欄で指摘がありましたが、中国ウオッチャーのはずの福島香織もツイートで全くこの件に触れずに逃げています)。
 それはともかく今後もこの種の悪口を見つけたら紹介しましょう。多分ウヨ連中のほとんどは島田やよし子のように卑怯にもだんまりでしょうが。
 ただ例の大森勝久氏は「安倍はやはり中国の犬だった」とかかっ飛ばすんでしょうね。今から大森論文の馬鹿馬鹿しさが楽しみです。

石平太郎がリツイート
・hikaru
‏ 石平さんが言ってた
 李克強はわざわざ日本に来て東京に一泊、北海道に二泊の時点でおかしい
 普通に考えたら逆なのにマスコミはどこも指摘しない

 何がおかしいのかさっぱり解りません。「中国の魔の手が北海道に!」とデマ飛ばす気でしょうか。つうか「安倍も北海道に同行してること」や「高橋北海道知事と会談したこと」はこの理屈だと「安倍や高橋はバカor李首相とグル」というとんでもない話になるわけですが。


■I濱Y子のツイッター

I濱Y子さんがリツイート
@SFTJapan
 中国の李克強首相の来日に合わせて渋谷駅前でキャンドル・ヴィジルを行いました。
 SFTJの金田、南モンゴルクリルタイのオホノルド・ダイチンさん*17のスピーチの後「平和を願い行動する僧侶の会」の若麻績さんの読経に合わせ参加者一同で焼身抗議者をはじめとする犠牲者に手を合わせました。

 I濱先生なりの李首相批判なのかもしれませんが彼を招いた安倍を批判しないあたりが実にばかばかしい。これはI濱限定ではなく、彼女の類友連中も同じことですが。

I濱Y子
 欧米におけるダライラマのイメージ。
イチロー 異例の特別アドバイザー契約の理由」マリナーズGM「彼はダライ・ラマのような存在」(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180504-00000062-spnannex-base

 チベットファン・I濱先生らしい喜びぶりですがこれ果たして「マリナーズGMにとってのダライイメージ」ではあっても「欧米人にとってダライイメージ」かどうかは疑問符がつくと思いますが。
 それはともかく大人げないこと言えばマリナーズイチローを厚遇するのは「ジャパンマネーがほしい」つう要素が大きいのであってこんなきれいごとじゃないでしょう。
 しかしアドバイザー契約ね。現役引退がついに見えてきたと言うことでしょう。既に44歳ですからね。「過去はともかく」今は「人気とかジャパンマネーとか無視して」単純な成績だけで見れば彼は現役選手として使いたいレベルじゃないでしょう。


大紀元共産主義の陰謀を明かすドキュメンタリー映画 知られざる事実に全米が驚愕』
http://www.epochtimes.jp/2018/05/29064.html

 同性愛者、フェニズム*18環境保護運動はいずれも共産主義者の計画だった。

 いつもながら法輪功のデマカルトぶりには呆れて二の句が継げません。
 ただのトンデモ極右のデマじゃないですか。特に同性愛は「共産主義がどうこう言う話」じゃない。共産主義マルクス主義)が存在する前から実際問題、同性愛は存在するわけですから(ついでに書いておけば実際にはスターリンソ連など『過去の共産国』では同性愛はむしろ迫害の対象だったと思います)。そして同性愛は「フェミニズム環境保護運動」などといった政治的指向と違って、「先天的に決まるもの」で当人の意思でどうにかなるもんじゃない。
 例えば小生は異性愛者ですが別に「自分で異性愛を選んだわけではない」し「今後、同性愛者に変わることもない」。これは同性愛者の方も全く同じですが。そこが同性愛のような性的指向(他にもロリコンとかスカトロとかいろいろありますが)が「政治信条や宗教とは違うところ」です。
 だから不幸なのは「同性愛のウヨ(三島由紀夫とか?)」ですよね。実際そういう人も過去に存在するようですが。


ダライラマ日本事務所『ダライ・ラマ法王、韓国と北朝鮮の両首脳を祝福』
http://www.tibethouse.jp/news_release/2018/180509_SouthNorth_Korea_20180430.html
 イヤー、日本ウヨと野合してる「日本ウヨの愛玩犬」ダライのことだからだんまりかと思ったら祝福だそうです。実に意外です。


産経
■来日中の李克強中国首相、衆参議長や与野党幹部と相次ぎ会談
https://www.sankei.com/politics/news/180510/plt1805100047-n1.html
■陛下、初訪中時に「温かい歓迎、懐かしく」 中国の李克強首相とご懇談
https://www.sankei.com/life/news/180510/lif1805100011-n1.html
■自民・二階俊博幹事長が訪中へ 700人規模
https://www.sankei.com/politics/news/180509/plt1805090032-n1.html
毎日新聞『中国首相、保護主義反対、日中連携が必要』
https://mainichi.jp/articles/20180511/k00/00m/020/089000c

https://www.sankei.com/politics/news/180510/plt1805100047-n1.html
・来日中の中国の李克強首相は10日、大島理森*19衆院議長や伊達忠一*20参院議長、与野党幹部と相次いで会談した。
・大島氏は、習近平国家主席の最側近として知られる栗戦書全国人民代表大会常務委員長(国会議長)から7月に訪中の招請を受け、日程調整していることを明らかにした。
・与党幹部との会談では、二階氏*21が「来訪を国民をあげて歓迎している」と語った。
公明党山口那津男*22代表に対しては、同党*23池田大作名誉会長に言及し「日中国交正常化日中関係の発展に多大なご尽力をいただいた」と語った。
・李氏は、立憲民主党枝野幸男*24代表や共産党志位和夫委員長ら*25野党党首とも会談した。

https://mainichi.jp/articles/20180511/k00/00m/020/089000c
 9日の日中首脳会談では、第三国での投資案件で協力するための官民フォーラムを新設することで合意。李首相は会合で「中国の(現代版シルクロード経済圏構想である)一帯一路と、日本の成長戦略をつなぎ合わせる実務協力も進化させる」と宣言。安倍晋三首相も「アジアの旺盛なインフラ需要に応える。競争よりも協調のメリットの方がはるかに大きい」と意義を強調した。
 また、経団連榊原定征*26会長は官民フォーラムについて「枠組みを活用して積極的に推進したい」との姿勢を示した。

 とりあえずコメント抜きで紹介しておきます。


■国基研『中南米に食指伸ばす中国の深慮遠謀』湯浅博(国基研企画委員)
https://jinf.jp/feedback/archives/22772

 中国の王毅外相はこの1月、南米チリの首都サンティアゴで、閣僚級による中国プラス中南米フォーラムに出席し、太平洋を越えた協力の道を強調する「一帯一路に関する特別声明」を出した。王は続くウルグアイでもバスケス*27大統領と会談し、一帯一路に参加することで「ウルグアイが発展への強い動力を得られる」などと、積極的に応じている。
 中国が中南米にその手を染めているのは、中南米に台湾と外交関係を結ぶ国が多く、これを遮断して中国との国交樹立を確立するためもあった。最近の例では、カリブ海ドミニカ共和国が中国と国交を樹立し、台湾は即日断交して経済援助を全面停止した。民主進歩党蔡英文政権が2016年に発足して以来、台湾と外交関係を解消したのは中米ではパナマに次いで2件目だ。
 中国は中南米地域への政治的影響力を高めるため、メディア、文化、学会、政治の4分野で人的交流を活発化させている。友好人士として「中国のチアリーダー」を獲得するのが狙いだ。中南米の学生に中国留学の奨学金を提供し、地元大学に中国を学ぶ孔子学院をつくり、政党関係者を中国に招待している。

 もちろん、中国に限らずある国が「可能な限り」世界各国(今回産経が取り上げてるのは中南米)において自国の国益を追求しようとするには当然のことです。非難されるようなことでは全くない。

 ラテンアメリカ開発発展センターのパブロ・カーディナル研究員は、中南米の国々が民主主義抜きの発展が可能なことを中国モデルから模倣する危険を指摘している。

 まあ馬鹿馬鹿しいですね。何も中国を持ち出さなくても、明治維新や朴チョンヒ韓国、蒋介石台湾など「民主主義抜きの経済発展」は過去にいくらでも事例があります。


■やまと新聞『日本ウイグル協会 李克強中国首相来日に合わせ緊急声明発表』
https://www.yamatopress.com/the-diet/29492/

 日本ウイグル協会のイリハム・マハムティ会長は、李克強首相が来日する8日、安倍晋三首相に対し、中国政府が東トルキスタンに設置している政治犯収容所を廃絶させるため、中国政府と国際社会に働きかけるよう求める緊急声明を発表した。内容は以下のとおり。
■日本ウイグル協会 緊急声明文
 日本国 内閣総理大臣安倍晋三 先生
1、日本政府は、ウイグル東トルキスタン)における、「再教育センター」の実情を暴くための人権査察団の編成を国際社会に呼びかけてください。
2、日本政府は、中国政府に対し、ウイグルにおける「再教育センター」の廃絶と、無実の人々の釈放を要請してください。
3、日本政府は、仮に中国政府がウイグルにおける人権弾圧を継続する場合、一帯一路政策を含む中国との経済関係を見直し、人権外交の立場から国際社会に中国への経済制裁を呼び掛けてください。

 まあ「1」「2」はいいとして「3」なんか非現実的にもほどがあるでしょう。


日経新聞『中国首相が初の来道、高橋知事「北海道をアピール」 』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30263500Z00C18A5L41000/
毎日新聞李克強首相、高橋北海道知事と会談』
https://mainichi.jp/articles/20180511/k00/00m/030/135000c

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30263500Z00C18A5L41000/
 中国の李克強(リー・クォーチャン)首相が10日と11日に北海道を訪問するのを前に、高橋はるみ知事は9日の記者会見で「北海道の地域の活性化に結びつける」と意気込みを述べた。中国の首相が来道するのは初めて。
(中略)
 中国の要人の北海道訪問は2008年7月の洞爺湖サミットに出席した胡錦濤*28国家主席(当時)以来、約10年ぶり。李首相は今回、東京以外では北海道のみを訪問先に選んだ。高橋知事は「大変ありがたく、大きいものと考える」と述べた。
 李首相に対し、高橋知事は中国と北海道との結びつきの広がりを伝え、その強化を求める方針。具体的には中国からの訪日客の増加や中国企業の道内誘致、農業分野の交流などを挙げた。高橋知事は「北海道のアピールをしっかり行い、地域の活性化になるような機会にしたい」と話した。

https://mainichi.jp/articles/20180511/k00/00m/030/135000c
 中国の李克強首相は10日、北海道を訪れ、札幌市のホテルで高橋はるみ知事と会談した。中国首相の来道は初めてで、首脳は2008年の北海道洞爺湖サミットの際に来道した胡錦濤国家主席(当時)以来10年ぶり。
 高橋氏は会談で「今、中国から多くの観光客が訪れ、着実に交流が進展するが、さらに拡大したい」と交流強化への期待を表明。李氏は「北海道は日本での重要な農業拠点で農業分野や科学技術で協力したい。高品質な農産物も輸入したい」と応じた。
 同日夜には知事主催の夕食会も開き、日中の経済関係者らが参加し、ウニやエゾシカ肉などでもてなした。高橋氏は2日間の李氏の道内滞在中、視察に同行し、道内産業をアピールする。李氏は11日、安倍晋三首相と共に、全国知事会などが主催する「日中知事省長フォーラム」に参加し、苫小牧市トヨタ自動車北海道の工場を視察した後、恵庭市の牧場で昼食を取る予定。

産経
■【北海道が危ない(上)】中国生まれの「反天皇」農場主が帯広で170haを取得したのはなぜか? 朝鮮総連議長らにもお披露目し
https://www.sankei.com/premium/news/160509/prm1605090005-n1.html
■【北海道が危ない(中)】中国が観光施設“爆買い” 進むチャイナタウン化 住民に危機感「中国人の街ができてしまう」
https://www.sankei.com/premium/news/160510/prm1605100006-n1.html
■【北海道が危ない(下)】日本が20年足らずで消滅? 空自基地周辺にも中国の影 ゴーストタウン化した中国人向け別荘地も
https://www.sankei.com/politics/news/160511/plt1605110003-n1.html
■【続・北海道が危ない(上)】謎の中国専用ゴルフ場 人目を避け、中国移民村? 「反天皇」農場主も着々と開発 
https://www.sankei.com/premium/news/160729/prm1607290005-n1.html
■【続・北海道が危ない(中)】札幌の高級住宅地に中国マンション 「民泊利用」消えぬ住民不安
https://www.sankei.com/premium/news/160730/prm1607300028-n1.html
■【続・北海道が危ない(下)】不動産買いあさる中国資本「日本が日本でなくなる」危機 「ウイグル化」する北海道が中国の自治区になる?
https://www.sankei.com/premium/news/160730/prm1607300034-n1.html
■【北海道が危ない 第3部(上)】小樽を見下ろす中国系の“要塞”は高台の元国有地 米軍の重要港が丸見えだった
https://www.sankei.com/premium/news/161006/prm1610060003-n1.html
■【北海道が危ない 第3部(下)】10年後は「中国32番目の省」…「中国人に不動産を斡旋する最終目標は永住だ」
https://www.sankei.com/politics/news/161007/plt1610070007-n1.html
■【北海道が危ない 第4部(上)】中国、釧路を“北のシンガポール”に 「孔子学院」開設計画、不動産の買収…拠点化へ攻勢
https://www.sankei.com/premium/news/170224/prm1702240007-n1.html
■【北海道が危ない 第4部(中)】中国資本の影が忍び寄る「北海道人口1000万人戦略」のワナ “素性”不明の発電所が多数存在…跡地は誰も把握せず
https://www.sankei.com/premium/news/170225/prm1702250034-n1.html
■【北海道が危ない 第4部(下)】日本の領土を国交省が“斡旋”…外国人向けにマニュアル作成 中国資本の不動産買収に“お墨付き”
https://www.sankei.com/premium/news/170226/prm1702260032-n1.html
■「北海道が危ない」に読者「中国の国家ぐるみの侵略計画」
https://www.sankei.com/column/news/170304/clm1703040004-n1.html
■【北海道が危ない 第5部(上)】苫小牧駒沢大が中国化する 譲渡先法人理事「中国共産党員」系列高は田中将大投手ら卒業の名門
https://www.sankei.com/life/news/170619/lif1706190008-n1.html
■【北海道が危ない 第5部(中)】中国資本が苫小牧にも触手…「二束三文の土地を10倍の値段で」
https://www.sankei.com/life/news/170620/lif1706200021-n1.html
■【北海道が危ない 第5部(下)】中国大使の釧路訪問がきっかけか トマム、スイス牧場、豊糠…何かが一斉に動き出した
https://www.sankei.com/economy/news/170621/ecn1706210005-n1.html
■【北海道が危ない・特別編】外資の「国土侵食」が加速 “中国人自治区”誕生の可能性も「武器を持たない戦争を仕掛けられている」
https://www.sankei.com/premium/news/170731/prm1707310005-n1.html
■【北海道が危ない】中国資本の買収「とんでもない事態が進行」特別ツアー参加者が報告書 
https://www.sankei.com/life/news/170828/trv1708280002-n1.html
などという例の産経の与太「北海道が危ない(中国の魔の手ガー)」を「自民・公明が支える高橋知事」が全く相手にしてないことが解ります。
 それにしても

・日本が20年足らずで消滅?
・「ウイグル化」する北海道が中国の自治区になる?
・(ボーガス注:北海道は)10年後は「中国32番目の省*29
・苫小牧駒沢大が中国化する
・中国資本が苫小牧にも触手
・“中国人自治区”誕生の可能性も

などという「当の産経ですらおそらく信じていない故意の中国誹謗デマ」が読める全国紙は産経だけでしょう。中国人どころか道民が「北海道を馬鹿にするな!」と怒っても文句言えないレベルの酷い与太です。
 それはともかく産経は「中国の魔の手が迫り、北海道が危ないのに、李克強首相・北海道訪問を喜ぶとは高橋はアホかー。高橋を黙認する自民党はアホかー」「高橋を失脚させなければいけない」と言い出すのか、それとも高橋知事批判するわけも行かず卑怯にだんまりでしょうか?


■産経【中国軍事情勢】台湾周辺演習は海峡危機の再来か 中国シャープパワーの真の狙いは?
https://www.sankei.com/premium/news/180508/prm1805080007-n1.html
 こうした行為の是非はひとまず起きます。いずれにせよ牽制であって、ガチで戦争する気はさすがにないでしょう。もちろん「牽制だから無視していい」つうことにはなりません。さすがに無視したからと言って軍事力行使はしないでしょうがなんらかの形で台湾への締め付けが強まるでしょうからね。

 野党、中国国民党委員の「演習は頼清徳*30行政院長(首相)が『私は実務的な台独工作者(台湾独立を主張する政治家)だ』と発言したからではないのか」と詰問する声がむなしく響いた。

 「むなしく」とか産経の勝手な感情表現はいりません。実際には空しいどころかそうした「中国との対立を無駄に高めるな」つう批判は結構強いでしょうが。


首相官邸
日中韓サミット・日韓首脳会談・日中首脳会談等
https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201805/09jck.html
■中国文化展示会及び日中平和友好条約締結40周年記念 李克強中華人民共和国国務院総理歓迎レセプション
https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201805/10china.html
■外務省『李克強・中国国務院総理の訪日:日中首脳会談及び晩餐会』
http://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/c_m1/cn/page1_000526.html
産経
■【日中首脳電話会談】安倍晋三首相発言全文「日中関係を次なる段階へ引き上げることで一致」
https://www.sankei.com/politics/news/180504/plt1805040012-n1.html
■『中国、日本にトキを11年ぶり提供へ 9日の首相会談で合意見通し、関係改善の象徴に』
https://www.sankei.com/world/news/180506/wor1805060047-n1.html
■【日中首脳会談】共同記者発表全文 安倍晋三首相「訪中楽しみ」李克強首相「両国の雨風は過ぎた」
https://www.sankei.com/politics/news/180509/plt1805090046-n1.html
■『日中映画共同製作協定に署名 トキのつがい提供も』
https://www.sankei.com/politics/news/180509/plt1805090037-n1.html
■【日中韓サミット】元立て投資に追い風、スワップ再開へ
https://www.sankei.com/economy/news/180509/ecn1805090037-n1.html
■【日中韓サミット】自由貿易で米保護主義に対抗
https://www.sankei.com/economy/news/180509/ecn1805090039-n1.html
■【日中韓サミット】日中、高齢者サービスでも協力 経産相が合意
https://www.sankei.com/economy/news/180509/ecn1805090052-n1.html
時事通信『対中輸出へ2精米工場指定=北海道と兵庫県−政府間で最終調整』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018050900566&g=eco

https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201805/09jck.html
総理は、晩さん会の挨拶で次のように述べました。
李克強国務院総理御一行の訪日を改めて心から歓迎いたします。今から40年前、ここ東京で当時の福田赳夫*31総理とトウ小平*32副総理が、日中平和友好条約の批准書を交換し、日中は両国の間に一つの橋を架けました。今や日中両国の間には、幾重にも橋が架かっています。
 その一つは国民交流です。40年前、年間4万人だった両国間の人の往来は、現在ではたった2日間で4万人を超えています。日本で勉強する中国人留学生も10万人以上と、諸国の中でもトップであります。2020年の東京五輪、そして2022年の北京五輪の機会も活用しつつ、これまで以上にあらゆる分野の国民交流を促進したいと思います。
 もう一つの橋は経済関係です。この40年間で日中貿易総額は60倍と飛躍的な発展を遂げました。現在では日本からの対中投資は1兆円を、中国における日本企業の拠点数は3万を超え、中国の雇用の創出にも大きく貢献しています。第二、第三の経済大国同士、日中は切っても切れない関係にあります。
 さらにもう一つ、地方交流です。日中両国の友好都市交流は、国交正常化直後の1973年、神戸市と天津市の関係構築を皮切りに現在ではその数は360組を超えています。地方交流は、日中関係がどのような状況にあるときでも途切れたことはなく、両国の絆となってきました。私も李克強国務総理と11日に札幌で開催される日中知事省長フォーラムに出席し、こうした地方交流の活気をじかに感じたいと思います。
 両国に架かる橋には枚挙にいとまがありません。昨年6月に誕生したパンダの赤ちゃん、シャンシャンを一目見ようと上野公園はあふれ返っていました。1972年の国交正常化の際に2頭のパンダ、カンカン、ランランが来園して以来のパンダブームをもたらしてくれたのです。今回の李総理の訪日に当たっては、中国から日本へのトキの追加供与が実現することになりました。これにも感謝申し上げたいと思います。
 今晩は、これまでの日中関係を政治、経済、学術、文化など様々な分野で支えていただいているトップリーダーの方々を御招待いたしました。皆様のおかげで今日の良好な日中関係があります。今後とも日中関係の発展のために御協力いただきたい、御貢献いただきたいと、この場をお借りいたしましてお願い申し上げる次第でございます。』

https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201805/10china.html
 総理は、レセプションの挨拶で次のように述べました。
『(前略)
 李総理の公式訪問に改めて熱烈な歓迎の意を表したいと思います。
 李総理とは昨日、2時間近くにわたり率直な意見交換を行いました。そして、充実した成果の多い会談になったと思います。そして、10年越しの課題であった海空連絡メカニズムの設置のほか、社会保障協定、映画共同製作協定、また金融協力、米の輸出拡大に向けた措置など、実に多くの具体的な成果を上げることができました。
(中略)
 40年前、私も李総理も、当時20代の若き青年でありましたが、当時の福田赳夫総理とトウ小平副総理という2人の偉大な政治家がここ東京で日中平和友好条約を批准し、40年間にわたる日中関係羅針盤をつくり上げてくれました。否、政治家だけではありません。その裏には当時の経済人の皆さん、日中友好団体の皆さんなど、日中両国の各界、各層の人々の活躍があったことは申し上げなければならないと思います。こうした先人たちの努力に対して、改めて深い敬意と感謝の気持ちを表したいと思います。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/c_m1/cn/page1_000526.html
3 経済関係の強化
(1)安倍総理から、本年は中国の改革開放40周年であること、日本は一貫して中国の改革開放政策を支持・支援してきており、日本の対中投資は1兆円、中国における日本企業の拠点数は3万を超え、中国の雇用創出にも大きく貢献していることを説明の上、この基礎の上に、経済分野での新たな協力関係を構築していくことの重要性を強調した。
(中略)
(ウ)両首脳は、食品貿易について、日本産コメの対中輸出拡大に向け、精米工場等の追加が今回実現したことを歓迎した。また、東日本大震災後の日本産食品に対する輸入規制について、共同専門家グループを設立することで一致した。
(中略)
4 国民交流の促進
(1)両首脳は、良好な国民感情が二国間関係の安定的な発展に不可欠の基礎であるとの認識を共有し、本年の「40周年」記念事業や2020年の東京オリンピックパラリンピック及び2022年の北京オリンピックパラリンピックの機会も活用しつつ、観光、文化、防災等、あらゆる分野の国民交流をこれまで以上に促進していくことで一致した。
(2)観光交流については、昨年の中国人訪日観光客が延べ736万人に上ったこと、李総理が長年、日中間の青少年交流に尽力してきたこと等が話題になり、引き続きこうした国民間の往来を後押しすることで一致した。
(3)安倍総理から、今般の日中映画共同製作協定への署名や、本年4月に日中文化交流政府間協議が9年ぶりに再開したことに言及した上で、文化交流を進めることを確認した。

https://www.sankei.com/politics/news/180504/plt1805040012-n1.html
・安倍首相
『今月、李克強首相が(日本との2国間訪問の中国首相としては)8年ぶりに日本を訪問します。首脳レベルの往来を契機に、日中平和友好条約締結40周年の本年、あらゆる分野における国民同士の交流を飛躍的に拡大し、新しいスタートを切った日中関係を次なる段階へと引き上げていこうということでも一致をしたところであります。
 今回、初めての電話会談となったわけでありますが、このようにさまざまな課題に、まさに地域の平和と安定に責任を有する両首脳が意思疎通を図っていくということについても一致をしたところでありますが、今後ともこうした機会を捉えて、日中関係を緊密にし、関係を発展させていきたいとこのように思います。』

https://www.sankei.com/world/news/180506/wor1805060047-n1.html
 中国政府が日本に国際保護鳥トキのつがいを提供する方向で日本側と調整を進めていることが6日、分かった。9日に東京で開く予定の日中首相の2国間会談で合意する見通し。中国から日本への提供は11年ぶり。両国政府はトキ交流を関係改善の象徴としたい考えだ。日中関係筋が明らかにした。

https://www.sankei.com/politics/news/180509/plt1805090046-n1.html
・安倍首相
『日本のおいしいお米を中国の皆さんにもっと食べていただく。コメの輸出拡大に向けた措置も実現します。映画共同製作協定によって、大きなビジネスチャンスが生まれるとともに、両国民の文化面での相互理解が一層深まることが期待されます。』
『今回、私の訪中について李首相からお招きをいただきました。感謝申し上げるとともに、適切な時期に訪中できることを楽しみにしております。』
『今回、日中ハイレベル経済対話の下、省庁横断的な官民委員会を新たに設けるとともに、第三国において日中民間企業によるインフラ協力を具体的に進めていくため官民が一堂に集う新たなフォーラムを私と李首相のリーダーシップの下、設立することで合意しました。きたるべき私の訪中の際に、第1回のフォーラムを開催し、具体的な日中協力のプロジェクトをどんどん展開することでアジア各国の期待に応えていく考えであります』
『昨年は延べ700万人を超える中国人観光客の方々が日本にお越しいただきました。李首相が長年尽力されてきた青少年交流も広がりを見せてきています。こうした両国民の交流を今回の李首相の訪日を機に、あらゆる分野で一層拡大していきたい。明日は李首相と共に北海道を訪れる予定でありますが、わが国が誇る美しい北国の春を地元の人々とのふれあいも含め、李首相にどうか満喫していただきたいと考えております。私からは以上であります』
・李首相
『先ほど安倍首相からもお話がありましたように、私が繰り返して申し上げますと、中国側としては安倍首相が適切な時期に中国を公式訪問することを招請いたします。』
『金融協力の安定と発展は双方の、双方向の投資の拡大や、サービス貿易の協力の増進にとって重要な役割を果たしております。中国側と日本側が討議をした上で、両国の通貨スワップ協定の調印に決定し、今や関連の機関には関連の案文の協議を加速させようと関連機関に指示をしているところであります。また、中国側からは、日本側に2千億人民元のRQFII(人民元適格国外機関投資家)の枠を付与することを表明し、それによって日本側の対中投資のさらなる利便化にもつながると思いました』
『また、双方は、日本で人民元のクリアリングバンクの設立についても検討をしまして、中日の経済貿易協力は新たな段階に押し上げられようとしております。そして中国側としましては、日本側と第三国で協力を行う用意もあります。そのためにも、双方がしかるべきメカニズムを設立することで合意しました。その中にはハイエンドの産業が含まれるだけでなく、中国と日本が相互補完的な、経済分野において、また産業チェーンの異なる立場から第三国市場に対する、力強い協力の、競争力も含まれると認識しております』
『そして双方は人的、文化交流のさらなる拡大でも合意をいたしました。双方で民間、国民の友好感情の増進や、相互理解の増進につながることをより多くすることを約束しました。われわれとしても、今年は平和友好条約締結40周年の際に多様な記念行事を開催し、また今後、数年間に予定される東京五輪、北京の冬季五輪のというチャンスを生かして、日本側と文化、教育、スポーツ、地方、青少年交流や観光交流などさまざまな分野において協力を行い、両国民の心の距離を縮めていきたいと思っております』 
『さらに中国人民の日本人民に対する友好感情を表すべく、今回はわれわれからは日本側に新たに2羽のトキの個体を提供することを表明いたします。このような両国人民にも愛される動物を生かして、また日本側のトキの養育の改善にもつながることを楽しみにしております』
『安倍首相がおっしゃいましたように、明日には共に北海道を訪れます。そこで一つの重要な行事というのが、中日省長知事フォーラムに出席することでございまして、このような地方交流が両国の上下の意思疎通において重要な一環であると思います』
『また、中日は、世界主要な経済大国で、多国間貿易体系や、経済グローバル化の受益者とし、ともに国際貿易の自由化を守って、経済グローバル化の発展を推進することに合意しました。その自由貿易を土台にし、中日の経済協力、そして他国との協力の発展も、より一層増進させ、中日韓のFTA(自由貿易協定)の交渉や、RCEP(東アジア地域包括的経済連携)協定の交渉のプロセスを推進し、地域経済一体化のプロセスを積極的に推進することで合意しました』

https://www.sankei.com/politics/news/180509/plt1805090037-n1.html
 日中両政府は9日、日中の共同映画製作の促進や円滑化を図る協定に合意し、東京・元赤坂の迎賓館で河野太郎*33外相と中国の王毅*34国務委員兼外相が署名した。
(中略)
 中国の映画市場は年々拡大し、世界第2の規模に成長したが、外国映画に対する上映制限もあり、日本映画は米ハリウッド映画などに比べ、上映本数や興行収入面で大きな後れをとっている。日本の映画会社にとっては、協定を通じて中国市場に参入しやすくなるといったメリットがある。

https://www.sankei.com/economy/news/180509/ecn1805090037-n1.html
 日中両首脳が金融危機時に互いの通貨を融通し合う通貨交換(スワップ)協定の早期再開を含む金融協力で合意し、日本企業や機関投資家中国ビジネスに追い風が吹きそうだ。人民元が安定的に調達できる環境が整うことで、現地企業との取引拡大につながる。
(中略)
 日本企業にとっては日中の金融協力が幅広く進むことへの期待が大きい。
 日中はこの日、日本国内で元取引を決済できる銀行の設置や日本の機関投資家が中国本土の株式や債券に元建てで投資できる3兆4千億円規模の枠の新設でも合意。大手銀首脳は「国境を越えた元取引が可能になり、海外勢と互角に戦える土俵が整った」と一連の金融協力を歓迎する。
 日本企業の中国本土での元建て債券(パンダ債)発行も昨年末に解禁された。

https://www.sankei.com/economy/news/180509/ecn1805090039-n1.html
 日中韓サミットでは、3カ国の自由貿易協定(FTA)や東アジア地域包括的経済連携(RCEP)交渉加速でも一致した。世界の国内総生産(GDP)の2割を占める3カ国を中心に自由貿易を進めることで、トランプ米大統領が強める保護主義への対抗姿勢を打ち出した。
 日中間では金融危機の際、互いに通貨を融通しあう通貨交換(スワップ)協定の早期再開などで合意した。
 サミット後の共同記者発表で安倍晋三首相は「世界の政治経済において、大きな存在感を示すこの3カ国が力を合わせればできないことはない*35」と強調。
(中略)
 中国が提唱する経済圏構想「一帯一路」に関連して、日中が第三国市場を開拓するための官民合同の委員会を設けることでも一致した。
(中略)
 金融機関などが人民元で中国本土の証券に投資できるようにする3兆4千億円規模の投資枠を日本に認めることでも合意した。

https://www.sankei.com/economy/news/180509/ecn1805090052-n1.html
 世耕弘成*36経産相は9日、日中韓サミットのため来日した中国の鍾山商務相、何立峰国家発展改革委員会主任とそれぞれ会談した。サービス産業で相互協力の枠組みを作ることで一致し覚書に署名した。まずは高齢化社会をテーマに両国間で課題や対策について意見を交わす。
 日中の経済協力は製造業で進展してきたが、これをサービス業にも広げる。両国にとって高齢化が喫緊の課題であることから、この枠組みでは第1弾として介護や生活支援などの分野を取り上げる。年内にも中国でシンポジウムや商談会を開き、規制緩和などの環境整備を進める。
 来年以降は教育やスポーツ分野にも範囲を広げる見通し。日本企業にとっては中国市場への進出拡大、中国側にとっては得意のITのサービス業への活用が期待できる。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018050900566&g=eco
 日本と中国の両政府が、対中コメ輸出のための指定精米工場を2カ所追加する方向で最終調整に入ったことが9日、分かった。対象は北海道と兵庫県の精米工場になる見通し。国内のコメ消費が減少する中、巨大市場である中国への輸出拡大を目指す。同日午後の安倍晋三首相と中国の李克強首相との首脳会談で方向性を確認する。
 中国は、コメの輸入条件として同国が指定する精米工場での精米と、薫蒸(くんじょう)倉庫での害虫駆除を義務付けている。
 指定精米工場は現在、全農パールライス(東京)の神奈川工場(神奈川県綾瀬市)の1カ所のみ。中国にコメを輸出するには、この工場を通さなければならず、輸送費や割高な精米委託費が課題だった。
 主要産地である北海道と兵庫県の精米工場が指定されれば、全国各地からコメを集めやすくなり、輸送費の削減のほか、精米委託費の引き下げ競争を促すことが期待できる。2精米工場の周辺にある複数の薫蒸倉庫についても、中国側は指定倉庫として認める見通しだ。

 ということで「過去の反中国言動が嘘のように」中国との経済交流に力を入れる安倍です。ウヨ連中は内心では安倍の対中国外交に憤慨してるでしょうが「安倍以上の極右などポスト安倍有力候補(石破元幹事長、石原元幹事長、岸田政調会長など)にいない」のでまあだんまりでしょうね。


■産経『マルクス像寄贈は中国のプロパガンダか? 独で議論「独裁の土台」「毒のある贈り物」』
https://www.sankei.com/world/news/180504/wor1805040043-n1.html

 「資本論」で知られる哲学者*37カール・マルクスの生誕200年に合わせ、中国が出生地のドイツ西部トリーアに寄贈した彫像の是非をめぐり、議論が起きている。ドイツでは「共産主義の父」への評価が割れ、中国の政治宣伝との懸念もあるため。彫像は5日に除幕されるが、議論は今後もくすぶりそうだ。
 彫像はマルクスが書物を手にたたずむ姿で、土台を含む高さは5・5メートル、重さは2・3トン。中国人彫刻家が手がけた。中国側が寄贈を申し出て市議会が昨春、賛成42票、反対7票で受け入れを決めた。
 トリーアはローマ時代の史跡で知られる観光地でマルクスの生家もある。市は彫像設置で偉人をたたえるとともに「年15万人」(担当者)に上る中国人観光客の増加に期待も寄せる。
 ただ、ドイツでは共産党独裁や戦後の東西分断につながったとしてマルクスへの否定的な見方が根強く、旧東独時代の被害者支援団体は「マルクス共産主義独裁者の精神的土台」と彫像設置を批判。ライベ市長はこれに対し、「今ではマルクスを考察するよい時期だ」とし、冷静な議論の契機として理解を訴えた。
 さらに彫像設置への疑問に輪をかけるのが中国の寄贈という点だ。
 地元の中国専門学者ゾフェル氏は地元紙にマルクスの思想が中国の共産党支配の正当化に利用されていることを踏まえ、「彫像は中国の力を誇示するプロパガンダ」と批判。メディアでも「毒のある贈り物」(独紙ウェルト)との見方が上がっている。
 市側によると、中国側は「友好の贈り物」と説明しているといい、ライベ氏は「われわれは国の端の小さな都市。中国がそこで権力を示そうとしているとは考えない」と反論している。

 コメントなしで紹介だけしておきます。

【追記】

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-05-05/2018050501_03_1.html
赤旗『独大統領“マルクスは現代に通じる”、きょう生誕200年 多面的業績語る』
【ベルリン=伊藤寿庸】
 ドイツのシュタインマイヤー*38大統領は3日、ベルリンで、同国出身の思想家・革命家カール・マルクス生誕200年に当たり、マルクスの多面的な業績や現代的な意義について触れる講演を行いました。
 同大統領は、マルクスが「熱烈な人道主義、出版の自由、人間的な労働条件、8時間労働、女性の役割の評価、環境保護」に取り組んだと指摘。現代のグローバル化を予言し、“労働者と機械の競争”などの分析は、現代の労働者が直面するAI(人工知能)、ロボットなどの問題に通じると述べました。
 マルクスが、経済学者、哲学者、歴史学者社会学者だっただけでなく、ジャーナリスト、労働運動の指導者、教育者でもあり、(ボーガス注:当時のドイツ政府から)政治的迫害を受けた人、(ボーガス注:英国への)亡命者でもあると指摘。マルクスが「ドイツの思想家」であっただけでなく、国際主義を体現していたと強調しました。

 産経の「哲学者」よりはもっと幅広い概念である赤旗の「思想家」の方が適切な気がします。
 しかし「ドイツ社民党所属」とはいえ、「元外相にして大統領」がマルクスの功績を語るのだから、まあ、ドイツ全体としては「マルクスの功績をそれなりに認める」のが常識なんでしょう。


■産経『日中友好議連、習近平氏最側近と会談 日中関係の改善加速確認』
https://www.sankei.com/politics/news/180503/plt1805030055-n1.html

 超党派日中友好議員連盟(会長・林芳正*39文部科学相)は3日、北京の人民大会堂で、習近平国家主席の最側近として知られる栗戦書*40全国人民代表大会常務委員長(国会議長)と会談した。今年が日中平和友好条約締結40年に当たることを踏まえ、両国関係改善を加速させる方針を確認した。
(中略)
 高村正彦*41自民党副総裁、公明党北側一雄*42副代表、立憲民主党近藤昭一*43副代表、民進党離党を表明した岡田克也*44元代表が(ボーガス注:林氏と栗氏の)会談に同席した。

 自民、公明、立憲民主が日中友好を重視してることは明白ですが、同席者のいなかった希望、民進(あるいは時期的には希望、民進ではなく国民民主か?)、共産、社民、自由、維新などをどう考えるべきか、呼ばれなかったから行かなかっただけなのか、呼ばれても行かないのか、これらの同席者のメンツは中国が選んだのか、林氏が中国側の了解を得た上で選んだのかはともかく、彼らを選んだ理由は何か、元民主党幹部とはいえ今やそれほどの政治力があるとも思えない岡田氏がなぜ同席してるのかといったところが気になるところではあります。


■リベラル21『「下司(ゲス)」が「下種(ゲス)」を庇う安倍政権の惨状』のコメントが酷い
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-4350.html#comment3354

 問題は、安倍晋三の次の展望がないことです。次も同じような内閣なら、安倍内閣を批判し追い詰め、退陣させてもほとんど意味がありません。
 あべじへい

 コメントが「悪い意味で」すごすぎて呆れました。
 安倍に比べたらまだ石破*45元幹事長や石原*46元幹事長、岸田政調会長(前外相)の方がまともでしょうに。「同じような内閣」て「憲法問題」「歴史認識問題」はともかく、「加計森友並みの不正」なんておそらく他の人間にはないでしょうし、「憲法問題」などでも安倍程の極右は「石破や石原、岸田」の中にはいないでしょう。まあ、「稲田朋美*47首相*48」とかよほど酷い後釜でない限り、今の安倍よりはあらゆる点でマシでしょうね。
 あべじへい(阿部治平?)は例えば「ウォーターゲートニクソンが退陣しても後釜のフォード副大統領はニクソンの部下だから無意味だ」とか言ってたんですかねえ?。
 あるいは朴クネ退陣後「野党が政権奪還し文在寅政権が誕生しました」が仮に「朴クネ与党が勝利していたら」朴の退陣に意味はなかったのか。
 そういう話じゃないでしょうに。
 ニクソンや朴、安倍並みの不正を容認することは決していい結果をもたらしません。後釜が「野党ではなく与党なら意味がない」つうそういう話じゃない。
 ちなみにこのコメントはリベラル21にも投稿しますが果たして掲載されるかどうか。俺はリベラル21には何度も不当にもコメント掲載を拒否されてますのでねえ。


■リベラル21『じわじわと緊張高まる台湾海峡:問題の根は深い、米中はどこまで本気か(下)』(田畑光永*49
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-4354.html

 習近平*50は皇帝ではないが、皇帝気取りであることは最近の言動で明らかであり、彼が古い皇帝観の持ち主であることは、3月末に北朝鮮金正恩が中国を訪問した時の彼自身の満足そうな顔にはっきりと表れていた。

 ばかばかしい。誰だって自分の思いが叶えばうれしいでしょうし、それをいちいち皇帝気取りなどと曲解する必要はどこにもありません。この種の反中国バカは自分の言ってることが街宣右翼と同レベルだという自覚はないんでしょうか。

 ウイグルチベットはもともと中国ではないではないかと言っても無意味である。とにかくいったん中国に入ったものを手放すのはそれだけ徳が失われ、それだけ政権の寿命を縮めると考えるからである。

 スペインのカタルーニャ独立運動、英国のスコットランド独立運動への中央政府の扱いとて「独立を認める気はない」という点では中国と同じでしょう。どこの世界に自国の一部が独立することを積極的に認める国があるのか。そして、英国はともかく、自治州首相を海外亡命に追い込んだスペインのやり口は相当に問題でしょう。

 1972年の日中国交回復の時、日本は台湾の中華民国との外交関係を切って、中国と国交を結んだのであるが、当時の毛沢東周恩来は国交断絶後の日本と台湾の関係を心配し、実務的関係に支障がないようにすることを日本に望んだのであった。彼らには自己の統治に自信があった。

 というより、台湾について強権的態度に出られる程、国力がなかったという逆の話じゃないのか。
 そして現・中国政府も「台湾と他国との国交樹立(あるいは国交樹立を目指してると見なされても仕方がない台湾軍との共同軍事演習などの行為)」は否定していますが「台湾と他国との民間交流」までは否定はしていませんが。


■産経【激動・朝鮮半島安倍晋三首相、中国習近平国家主席と電話会談で調整
https://www.sankei.com/politics/news/180503/plt1805030044-n1.html
 李首相も訪日予定ですし、ウヨ連中が期待する程の反中国路線を安倍はとらないわけです。


朝日新聞日中韓首脳会談、東京で9日開催 北朝鮮問題協議へ』
https://www.asahi.com/articles/ASL5176BNL51UTFK01G.html
■読売新聞『日中韓首脳会談、9日に東京で…首相が正式発表』
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20180501-OYT1T50122.html
毎日新聞北朝鮮核問題、日中韓首脳会議、東京で9日開催』
https://mainichi.jp/articles/20180502/k00/00m/010/131000c
日経新聞日中韓首脳会談、9日に東京で 首相が表明』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3005069001052018PP8000/
産経新聞安倍晋三首相、対北で「議論尽くす」 9日の日中韓サミット東京開催を発表 文在寅*51大統領初来日へ』
https://www.sankei.com/politics/news/180501/plt1805010022-n1.html

 発表は5/1、首脳会談は5/9です。「水面下でそんなことやってたのか」感が強いですねえ。
 以前から安倍がマスコミに対し「日中韓首脳会談をできる限り早期に行いたい」とはいっていたとはいえ、「開催約1週間前の発表」「ゴールデンウイーク突入後5/1に5/9開催を発表」つうのは明らかに「小泉訪朝発表的サプライズ」「(安倍の過去の)プーチン*52訪日発表的サプライズ」による「加計森友隠し狙い」といった要素は明らかにあるでしょう。しかしマスコミ各社も気づかなかったもんなんですかねえ。それとも気づきながら「安倍のサプライズに協力してやったのか」?。
 まあ、「以前から安倍がやりたいと言っていた」、あるいは

日中韓首脳会談(ウィキペ参照)
・2008年12月13日:
 太宰府市麻生太郎*53首相、温家宝*54首相、李明博大統領
・2009年10月10日:
 北京市鳩山由紀夫*55首相、温家宝首相、李明博大統領
・2010年5月29日・30日:
 済州島鳩山由紀夫首相、温家宝首相、李明博大統領
・2011年5月22日:
 東京、菅直人*56首相、温家宝首相、李明博大統領
・2012年5月13日:
 野田佳彦*57首相、温家宝首相、李明博大統領
・2015年11月1日:
 ソウル特別市安倍晋三首相、李克強*58首相、朴槿惠大統領

ということで「過去にこうした日中韓首脳会談をやっていた」ということで小泉訪朝発表や南北首脳、米朝首脳会談程のサプライズじゃないですけど。
 そうすると安倍のことなので、支持率が急激回復とかまずないと思いますが、「これで支持率が回復したら解散しよう」とか思ってるのか?。いやでも解散の口実がでっちあげにくいからさすがにそれはないか?
 安倍が中韓に行くのではなく、あちらさんが来てくれることで、安倍シンパウヨも「中韓が安倍様に屈した」とか言い訳しやすいわけです。まあ明らかに事実に反しますけどね。その理屈だと小泉訪朝とか「第一次安倍政権での安倍の訪中、訪韓」とかどうなるんだって話ですし。
 しかし李首相*59と文大統領が来るそうですが、どんな首脳会談になるもんですかね。

https://www.asahi.com/articles/ASL5176BNL51UTFK01G.html
 ヨルダン訪問中の安倍晋三首相は1日午後(日本時間同日夜)に記者会見し、北朝鮮問題について「(日朝)平壌宣言に基づいて拉致、核、ミサイルを包括的に解決し、不幸な過去を清算して、国交正常化を目指していく。我が国の方針は一貫している」と述べた。

 少なくとも建前ではずっとそうなんですが、そして「拉致、核、ミサイルを解決し」という条件付きとはいえ、それでも安倍の口から「日朝平壌宣言に基づき、国交正常化を目指していく」といわれるとなんとも複雑な気持ちになります。それにしても帰国してから会見してもいいのに、あるいは逆に外遊前に発表してもいいのに「ヨルダンで会見」ですか。そんなに国内で会見したくなかったんですかねえ。

https://www.asahi.com/articles/ASL5176BNL51UTFK01G.html
 首相は「麻生財務相には再発防止を徹底するとともに、組織を立て直し、責務をしっかり果たしてもらいたい」と述べ、続投させる方針を重ねて示した。

 そこまでよくもまあ麻生なんかかばうもんです。再発防止なんか「はめられたという声もある」なんて放言するセカンドレイプ野郎・麻生にできるわけもない。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/20180501-OYT1T50122.html
 首相は会見で、北朝鮮に「完全、検証可能、不可逆的」な核・ミサイル廃棄への具体的な行動をとらせるために各国と連携する必要性を強調した。

 ここで大事なのはあの安倍ですら「北朝鮮問題解決のためには中韓との協力が大事なんです」と言ってることですね。当たり前ですけど。しかしだったら「慰安婦銅像を撤去しろ」とか挑発的言動も大概にしたらどうなのか。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3005069001052018PP8000/
 李氏は(中略)11日には札幌で開く日中知事省長フォーラムに出席。安倍首相も同行する方向で調整している。日中両政府がめざす関係改善と首脳の相互往来実現に向け弾みを付ける。


 「札幌へ向かう李氏へ安倍が同行」とか「首脳の相互往来実現目指す(既に李氏は今回来るので、問題は習氏の訪日です)」とか、櫻井よしことかウヨ連中は見たくない記事でしょうねえ。
 「何で李に同行するんだ!」とか内心では相当憤激してるんじゃないか。

*1:最近の著書として『中国とモンゴルのはざまで:ウラーンフーの実らなかった民族自決の夢』(2013年、岩波現代全書)、『植民地としてのモンゴル:中国の官制ナショナリズムと革命思想』(2013年、勉誠出版)、『ジェノサイドと文化大革命内モンゴルの民族問題』(2014年、勉誠出版)、『モンゴルとイスラーム的中国』(2014年、文春学藝ライブラリー)、『チベットに舞う日本刀:モンゴル騎兵の現代史』(2014年、文藝春秋)、『狂暴国家中国の正体』(2014年、扶桑社新書)、『日本陸軍とモンゴル:興安軍官学校の知られざる戦い』(2015年、中公新書)、『モンゴル人の民族自決と「対日協力」:いまなお続く中国文化大革命』(2016年、集広舎)、『「中国」という神話:習近平「偉大なる中華民族」のウソ』(2018年、文春新書)など

*2:外相、副大統領などを経て大統領

*3:正式名称は「日本・太平洋諸島フォーラム首脳会議」。日本、キリバスクック諸島サモアソロモン諸島、ツバル、トンガ、ナウルニュージーランド、ニウエ、バヌアツ、パプアニューギニアパラオ、フィジーマーシャル諸島ミクロネシア連邦、オーストラリア、アメリカが参加国。

*4:早稲田大学教授、国際日本文化研究センター教授、静岡文化芸術大学学長を経て静岡県知事。第1次安倍内閣教育再生会議委員。前任の静岡県知事だった石川嘉延のブレーンとして知られる。著書『富国有徳論』(2000年、中公文庫)、『文明の海洋史観』(2016年、中公叢書)など

*5:消防庁長官を経て富山県知事

*6:元総務官僚。鳥取県総務部長、副知事を経て県知事

*7:党副主席、副首相、国家主席中国人民政治協商会議全国委員会全国政治協商会議)主席を歴任した李先念氏の娘

*8:森、小泉内閣官房長官を経て首相。

*9:中曽根内閣科技庁長官、宮澤内閣官房長官、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長を歴任

*10:佐藤内閣厚生相、福田内閣官房長官、外相、鈴木内閣厚生相、外相など歴任

*11:新党さきがけ幹事長、たちあがれ日本幹事長など歴任

*12:岸内閣科学技術庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官などをを経て首相

*13:小渕、森内閣文相(科技庁長官兼務)、麻生内閣外相、自民党参院議員会長など歴任

*14:村山内閣科技庁長官、小泉内閣外相、野田内閣文科相など歴任

*15:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、佐藤内閣通産相などを経て首相

*16:『「日中友好」は日本を滅ぼす! 歴史が教える「脱・中国」の法則』(2005年、講談社プラスアルファ文庫)、『中国大虐殺史:なぜ中国人は人殺しが好きなのか』(2007年、ビジネス社)、『中国の崩壊が始まった!』(2008年、ワック文庫)、『なぜ、日本人は日本をおとしめ中国に媚びるのか』(2009年、ワック文庫)、『中国のメディアが語る中国経済崩壊の現場』(2009年、海竜社)、『中国の経済専門家たちが語るほんとうに危ない!中国経済』(2010年、海竜社)、『なぜ中国から離れると日本はうまくいくのか』(2013年、PHP新書)、『日中新冷戦構造』(2013年、イースト新書)、『中国崩壊カウントダウン』(2014年、宝島社)、『「全身病巣」国家・中国の死に方』(2014年、宝島SUGOI文庫)、『世界征服を夢見る嫌われ者国家 中国の狂気』(2014年、ビジネス社)、『習近平にはなぜもう100%未来がないのか』(2015年、徳間書店)、『暴走を始めた中国2億6000万人の現代流民』(2015年、講談社)、『なぜ中国は覇権の妄想をやめられないのか』(2015年、PHP新書)、『「死に体」中国の宿命』(2015年、宝島SUGOI文庫)、『リベラルの中国認識が日本を滅ぼす:日中関係プロパガンダ』(共著、2015年、産経新聞出版)、『これから始まる中国の本当の悪夢:習近平に迫る経済壊滅、政権分裂、国内大乱』(共著、2015年、徳間書店)、『狂気の沙汰の習近平体制 黒い報告書』(2016年、ビジネス社)、『日本・インドの戦略包囲網で憤死する中国』(共著、2016年、徳間書店)、『冗談か悪夢のような中国という災厄』(2017年、ビジネス社)、『教えて石平さん。日本はもうすでに中国にのっとられているって本当ですか?』(2017年、SB新書)、『習近平の終身独裁で始まる中国の大暗黒時代』(2017年、徳間書店)、『なぜ日本だけが中国の呪縛から逃れられたのか:「脱中華」の日本思想史』(2018年、PHP新書)、『なぜ中国は民主化したくてもできないのか』(2018年、KADOKAWA)、『中国が日本に仕掛ける最終戦争:習近平の帝政復活で』(共著、2018年、徳間書店)、『なぜ中国・韓国は近代化できないのか:自信のありすぎる中国、あるふりをする韓国』(共著、2018年、勉誠選書)など非常識右翼著書多数

*17:原文のまま。本当は「オルホノド・ダイチン」が正しい。しかしこういう間違いする女史も誰かが「ダライ・マラ」とか書き間違ったら怒り出すんだろうなあ。まあさすがに「マラ」て書き間違えると「悪意はなくても」日本語だとまずい意味になるけど。

*18:原文のまま。もちろん「フェミニズム」が正しい。なお、フェミニズムの定義にもよりますが「サッチャー英国首相」「メルケルドイツ首相」など「保守女性の政治活動」もフェミニズムに当たると見なすならば当然ながら「フェミニズム共産主義」ではありません。もちろん「左派の女性政治活動家」も当然いますが。

*19:村山内閣環境庁長官森内閣文相(科技庁長官兼務)、小泉内閣農水相自民党国対委員長(小泉、第一次安倍、福田、麻生総裁時代)、幹事長、副総裁(谷垣総裁時代)などを経て衆院議長

*20:自民党参院国対委員長参院幹事長などを経て参院議長

*21:小渕、森内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)などを経て幹事長

*22:公明党参院国対委員長政調会長などを経て代表

*23:原文のまま。もちろん正確には「同党と深いつながりの池田創価学会名誉会長」ですよね。名誉会長ってのは同党(公明党)のポストではありませんので。

*24:鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相民主党幹事長(海江田、岡田代表時代)、民進党代表代行(前原代表時代)などを経て立憲民主党代表

*25:「ら」で片付けないでほしいですね。他の国民民主、社民、自由、維新などが幹部が会ったのかどうかが気になるところですので。

*26:東レ社長、会長を経て相談役最高顧問

*27:モンテビデオウルグアイの首都)の市長などを経て大統領

*28:中国共産主義青年団共青団)中央書記処第一書記、貴州省党委員会書記、チベット自治区党委員会書記などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*29:自治区と省は違いますが産経的にはどうでもいいのでしょう。

*30:台南市長を経て首相

*31:岸内閣農林相、自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣蔵相、外相、田中内閣蔵相、三木内閣副総理・経済企画庁長官などを経て首相

*32:党副主席、副首相、人民解放軍総参謀長などを経て党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席。

*33:第三次安倍内閣国家公安委員長を経て第四次安倍内閣外相

*34:駐日大使、中国共産党中央台湾工作弁公室主任(国務院台湾事務弁公室主任兼務)などを経て国務委員(外交担当)兼外相

*35:歴史問題で中韓相手に散々挑発的言動をしながらこういうことが臆面もなくいえる安倍はやはり恥知らずのバカなのでしょう。

*36:第1次安倍内閣首相補佐官(広報担当)、第2次、第3次安倍内閣官房副長官などを経て第4次安倍内閣経産相

*37:「哲学者」ねえ?。まあ間違いじゃないんですが、むしろ「政治活動家」じゃないか?。

*38:ドイツ社民党所属。シュレーダー内閣・連邦首相府長官(1999〜2005年:日本の官房長官に当たる)、メルケル内閣外相(2005〜2009年、2013〜2017年1月)などを経て2017年3月から大統領

*39:福田内閣防衛相、麻生内閣経済財政担当相、第二次、第三次安倍内閣農水相などを経て第四次安倍内閣文科相

*40:西安市党委員会書記、黒龍江省長、貴州省党委員会書記、党中央弁公庁主任などを経て全国人民代表大会常務委員長(党中央政治局常務委員兼務)

*41:村山内閣経済企画庁長官、小渕、福田内閣外相、森内閣法相、第一次安倍内閣防衛相など歴任

*42:公明党政調会長小泉内閣国交相公明党幹事長など歴任。

*43:菅内閣環境副大臣民主党幹事長代理、民進党副代表などを経て立憲民主党副代表(選対委員長兼務)

*44:鳩山、菅内閣外相、民主党幹事長(菅代表時代)、野田内閣副総理・行革相、民主党代表代行(海江田代表時代)、代表を歴任

*45:小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相を歴任

*46:小泉内閣国交相自民党政調会長(第一次安倍総裁時代)、幹事長(谷垣総裁時代)、第二次安倍内閣環境相、第三次安倍内閣経済財政担当相を歴任

*47:第二次安倍内閣行革相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣防衛相を歴任

*48:まああり得ませんが。

*49:著書『トウ小平の遺産:離心・流動の中国』(1995年、岩波新書)、『勝った中国・負けた日本:記事が映す断絶八年の転変(1945〜1952年)』(2015年、御茶の水書房)など

*50:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*51:盧武鉉政権大統領秘書室長、「共に民主党」代表を経て大統領

*52:エリツィン政権大統領府第一副長官、連邦保安庁長官、第一副首相、首相などを経て大統領

*53:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)などを経て首相。現在、第二〜四次安倍内閣副総理・財務相

*54:党中央弁公庁主任、党中央書記処書記、副首相などを経て首相(党中央政治局常務委員兼務)

*55:細川内閣官房副長官新党さきがけ代表幹事、民主党幹事長(小沢代表時代)などを経て首相

*56:社民連副代表、新党さきがけ政調会長、橋本内閣厚生相、鳩山内閣副総理・財務相などを経て首相

*57:鳩山内閣財務副大臣菅内閣財務相、首相、民進党幹事長(蓮舫代表時代)を歴任

*58:中国共産主義青年団共青団)中央書記処第一書記、河南省長、党委員会書記、遼寧省党委員会書記、第一副首相などを経て首相(党中央政治局常務委員兼務)

*59:日中韓三国首脳会談がスタートした麻生内閣時点からずっと「国家主席ではなく首相」とはいえ、安倍と中国の微妙な関係を考えると「うちの習主席は安倍ごときに呼び出されてホイホイ行く人間と違いますから」つう安倍へのイヤミとか、「北朝鮮外交は李首相が担当者」とかいろいろ理解は可能でしょう。