ダライラマ一派と中国共産党による「子どもの人権侵害」を許すな

【注:一番最後に美味しんぼ第2巻収録「中華そばの命」のネタばらしがあります】

 『ダライラマ一派と中国共産党による「子どもの人権侵害」を許すな』と、
ライプツィヒの夏「「女系天皇」になっても、とくに天皇への国民の態度は変わらないと思う」の次の文章を読んで思った。

http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/5e617514e3a09168b4876c2291197634
 私は、チベット仏教の転生なんて、宗教上のお約束のフィクション以上のものではないと考えますが、私の意見はともかく、あれって、子どもにたいしてはけっこう重大な人権侵害になりかねないと思うんだけど。昔みたいにチベット仏教が閉じた社会での宗教なら外部の人間は誰も何も言いませんが、現在みたいに良かれ悪しかれ世界から注目されるご時世になると、「あれは本当にあれでいいのか」「人権侵害ではないか」「自己決定権が阻害されないか」といった話が出てきます。個人的には、私はチベットの僧の転生とやらは、転生とされた子どもの自己決定権は決定的に侵害されると考えています。今のダライ・ラマが死んだあとにその次のダライ・ラマになる少年は、私の勝手な想像では本来だったら経験しなくていいとんでもなくひどい苦労をするのは確実ですね。政治家とかだったら(たとえ世襲議員でも)自分の意思でなるのだから苦労しても仕方ないけど(逆に、最悪、安倍晋三みたいに非常識な方法で逃げることもできます)、ダライ・ラマは好きでなるものじゃないし、やめるわけにもいかないからね。もっとも本当にどうしようもなければ、ダライ・ラマだろうとなんだろうといろいろな方法や手段でやめるってこともなくはないでしょうが。

 朝鮮学校の教育を「子どもの人権侵害」であるかのように誹謗中傷されておられたid:noharra先生におかれましては、ダライと中国がやってる「転生霊童の本家争い」という「ラーメン屋の本家争い」(美味しんぼ第2巻収録「中華そばの命」)なみにばかげた行為についてはどう思われますか?(つうか朝鮮学校の教育なんかより転生なんて非科学的な寝言のほうがよほど問題だよな)
当然、子どもの人権を重視するid:noharra先生におかれましてはダライと中国共産党を「子どもの人権侵害者」として非難してくださると期待しております。 それとも「ダライを非難したくないから」またいつも通り卑怯にスルーですか?

参考

http://oishimbo.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=10020801
美味しんぼ第2巻収録「中華そばの命」
 栗田の高校時代同窓会で友人である双子の姉妹まゆみとますみに再会する。高校卒業後すぐにまゆみとますみは中華そば屋「龍々軒」を営む双子の兄弟と結婚し、とても繁盛して幸せだった。しかし「中華そばマニア」というガイドブックで龍々軒が最高と評価され三ツ星をもらったことから、美味しいのはそれぞれに自分の力だと言って兄弟喧嘩になり、今では別々に店を出しどちらのラーメンがうまいかを争っているのだと言う。
ゆう子は喧嘩の仲裁をすることになり、争点となっている「どちらのラーメンが旨いか」を山岡に判定するよう頼む。山岡は中華そばマニア編集部に電話をし、二つに別れた龍々軒の味を取材をするよう頼む。
 先に楊紅竜のお店に中華そば研究会がやってきて、来年度版「中華そばマニア」の取材の為に味を見せてもらいたいと言われ、紅竜は張りきって麺作りから披露した。麺を作る手際の良さに取材人は感銘をうける。次に白竜のお店に行くが紅竜も両店を食べ比べた研究者たちの意見を一緒に聞くのが良いと山岡は紅竜に白竜の店に行く事を勧めた。白竜も同じように麺作りから披露する。両者の中華そばを食べ終えた研究会は二人に結論を言った。両店とも味が落ちたのでどちらにも星をあげられない、来年度版からは龍々軒の名ははずす。その理由は、紅竜のは生麺の仕上がりは良いが、調理して出来上がった物は麺もスープもおいしくない。それに対し白竜は、スープと出来上がりの味は良いのだが麺自体の出来が悪い。と批評した。残念だと言って帰ろうとする研究会を山岡が呼び止め、二人が協力して初めて旨いそばができるのだということを示すために、紅竜が作った生麺で白竜が作る中華そばを、もう一度研究会の人たちに食べてもらう事にした。そのラーメンは素晴らしく旨く、中華そばマニアの研究会もこれなら三ツ星をあげられると納得した。二人はもと通りとなり、まゆみとますみも幸せを取り戻す。

「二人が協力して初めて旨いそばができる」
 中国とチベットが協力して初めて「すばらしいチベットができる」ということにはいかないのだろうか?