「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート140(追記・訂正あり)

時事通信『無償化除外は「理不尽」=朝鮮学校への差別と指摘−司法で救済を・前川前次官』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018010700245&g=soc

 文部科学省で高校の授業料無償化の制度設計に携わった前川喜平・前文科事務次官時事通信の取材に応じ、朝鮮学校の生徒を対象から外す国の対応を「乱暴で理不尽極まる」と批判し、司法が是正すべきだとの考えを示した。
(中略)
 安倍政権発足後の13年2月、国は朝鮮学校生を制度の対象から除外した。世帯年収で一定額未満となる家庭の生徒はその額に応じた国からの就学支援金を授業料に充当できる制度だが、「朝鮮学校北朝鮮朝鮮総連の影響下にあり、支援金が授業料に充てられない懸念がある」と見なした。
 前川氏は「対象に含める前提で、朝鮮学校から申請を受け付け、審査もしていた」と経緯を説明。「支援金が授業料に充てられないと言うなら、その挙証責任は国にある」と述べた上で、「支給すれば授業料に充てたかどうかは直ちに分かることだ」と指摘した。
 また、北朝鮮による拉致問題などと関連付けて除外を正当化することに対して「拉致は許されない犯罪行為だが、朝鮮学校生と北朝鮮の支配者層は別だ。差別や偏見をあおっている」と強調。「生徒たちは日本社会で育ち、日本の文化になじむ普通の若者だ。北朝鮮を理想の国だなんて誰も思っていない」と話し、共生の必要性を訴えた。
 「人の心は弱く、誰かを差別したいという気持ちは皆が持っている」と前川氏。「今の政権は差別感情をあおって増幅させ、権力を維持している。そういうネガティブな感情を制御するすべを身に付けさせるのが本来の教育だが、できていなかった」と教育行政に関わった過去を振り返り、じくじたる思いを吐露した。

 全く同感なので紹介しておきます。
 しかし蓮池透氏といい、前川氏といい
1)「過去の自分は間違っていた」とはっきりと明言
 まあ蓮池氏の場合は「本心から正しいと思っていた」、前川氏の場合は「安倍政権の圧力に対して、間違いだと思いながらも保身から渋々実行した」という違いがありますが。
 人間にとって「過去自分は間違っていた」と認めることはやはり大なり小なり抵抗があります。
2)政権批判であると共に、事実上の家族会批判
というあたり「腹をくくってる」「勇気がある」と思い非常に尊敬というか評価というかできますね。
 正直、彼らにはこういうことをする法的義務はないわけです。俺が彼らの立場だったらたぶん「保身からやらない」でしょう。しかし彼らは「道義的、政治的義務を感じて」やった。そこを大いに評価したいと思います。


板門店での南北会談と、1972年の7.4声明(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=4576
 7.4声明とは何か。
 三浦の文章だと

 韓国の李厚洛中央情報部長が1972年5月2日から5月5日まで平壌を訪問し、平壌の金英柱組織指導部長と会談を進め、金英柱部長に代わり朴成哲第二副首相が1972年5月29日から6月1日までソウルを訪問し、李厚洛部長と会談を行い、「祖国統一原則」が結ばれています。

ということになります。
 ウィキペディア『南北共同声明』だと

■南北共同声明(ウィキペディア参照)
・韓国と北朝鮮は厳しい対立を続けており、対話の糸口すら掴めない状況が続いていたが、1970年代に入ってアメリカと中国の接近(1972年のニクソン米国大統領訪中など)や、アメリカとソ連との間にデタント(1969〜1972年の米ソ第一次戦略兵器制限交渉(SALT1)など)が進行するなど国際情勢の緊張が緩和されつつある中、1971年8月より韓国と北朝鮮赤十字社接触が開始された。
 続いて1972年5月に韓国の李厚洛中央情報部長が平壌を極秘訪問(5月2〜5日)し、金日成首相(当時)の実弟である金英柱*1朝鮮労働党織部長並びに金日成首相と会談し、続いて金英柱の代理として朴成哲*2副首相がソウルを極秘訪問(5月29日〜6月1日)し、李厚洛や朴正煕大統領と会談を行い、その結果、合意文章として南北共同声明が発表されることとなった。
■声明の趣旨
 声明には祖国統一は武力行使によらず平和的に南北間で自主的に行っていくこと、南北赤十字会談や南北調節委員会などの南北交流を進めていくことなど、7項目にわたる祖国統一原則が列挙されていた。
■7・4声明後の動き
 南北共同声明発表後の1972年10月、韓国の朴正煕政権は「祖国の平和統一のための体制強化」を名目として十月維新を開始、独裁体制を強化した。一方北朝鮮金日成政権も1972年12月27日に新たに朝鮮民主主義人民共和国社会主義憲法を制定、金日成国家主席に就任しやはり独裁体制を強化した。
 南北対話の開始は南北とも独裁体制の強化の材料として用いられ、肝心の南北対話は、1974年に発生した文世光事件(朴チョンヒ大統領暗殺未遂事件)、1976年に発生した板門店でのいわゆるポプラ事件(米軍と北朝鮮軍の衝突事件)などの対立や厳しい相互批判の中、1976年8月30日には南北直通通話が切断されてしまうなど、1970年代後半には一旦ほぼ中断してしまった。
 しかし南北対話はその後も、
盧泰愚政権下での南北基本合意書(1991年)締結
・2000年6月に平壌を訪問した金大中大統領と金正日国防委員長との間で南北首脳会談が行われ、6.15南北共同宣言発表
・2007年10月に平壌を訪問した盧武鉉大統領と金正日国防委員長との間で南北首脳会談が行われる
など、紆余曲折はありながらも現在まで続けられている。

ということになります。
 で「北朝鮮打倒論の極右」三浦ですから「7.4声明に意味はあったのか、無意味だったんじゃないか」「今の南北交渉も無意味なんじゃないか」として南北交渉を全否定するという暴論が始まるわけです。
 しかしそういう暴論で文在寅*3政権と金正恩政権の交渉を否定しても何もどうにもならない。
 交渉以外に現実的な解決策なんかないですから。
 むしろ「7.4声明が挫折した*4」ことは何が原因かを分析し、今後の南北交渉に生かすことが重要でしょう。
 そして「挫折したとはいえ」、少なくとも建前の世界では保守の朴チョンヒや盧泰愚ですら「南北分断の平和的解決」を否定できなかったこと、「7.4声明の挫折」があっても「金大中盧武鉉政権が太陽政策を進めたこと」がある意味で重要かと思います。
 なお、三浦は今回の声明と「過去の声明」に類似点があることを指摘していますが、そりゃ類似点はあって当然でしょう。「今までに無い新たな到達点」に達すればそれに越したことはないですが。

参考

■南北基本合意書(ウィキペディア参照)
 1991年12月13日に、韓国と北朝鮮との間で締結され、1992年2月19日に発効した朝鮮半島の南北対話に関する合意文章である。
 韓国と北朝鮮との対話は1972年の南北共同声明以降、板門店でのポプラ事件(1976年)やラングーン事件全斗煥大統領暗殺未遂事件、1983年)、更には大韓航空機爆破事件(1987年)などの影響で中断を余儀なくされながらも続けられていた。
 1988年に韓国大統領に就任した盧泰愚北朝鮮との関係改善に積極姿勢を見せ、1988年7月7日に「民族自尊と繁栄のための大統領特別宣言」(7・7宣言)を発表し、北朝鮮に対して敵対関係の清算を呼びかけた。1989年に発生した東欧革命、冷戦の終結と言った時代の流れは、盧泰愚大統領の対北朝鮮関係改善政策の後押しをした。そのような中、1990年9月にはソウルで南北の首相が会談を行う南北首相会談が実現した。南北首相会談はその後も1990年10月は平壌、そして12月には再びソウルで行われ、続く1991年10月には平壌で実施された。
 このような南北対話の積み重ねの中で、1991年12月にソウルで行われた第5回南北首相会談で南北基本合意書が締結されることとなった。南北基本合意書では、1972年の南北共同声明にある自主、平和、民族大団結の祖国平和統一3大原則を再確認するとともに、南北の和解、南北不可侵、南北交流・協力について全25条の合意がなされた。
 しかしその後1996年にいわゆる江陵浸透事件が発生するなど、韓国と北朝鮮との対立は無くなることはなく、国際的にも北朝鮮核問題が大きく取り上げられるようになるなど、南北基本合意書の合意事項が十分生かせない事態が続いていたが、1998年に大韓民国大統領に就任した金大中は「太陽政策」を唱えて南北関係の改善を更に押し進め、2000年6月には南北首脳会談を行い、金正日国防委員長との間で6.15南北共同宣言を締結した。

江陵浸透事件ウィキペディア参照)
 韓国の江原道江陵市において、韓国内に侵入していた工作員を回収しにきた北朝鮮の特殊潜水艦が座礁し、帰国手段を失った乗組員と工作員計26名が韓国内に逃亡・潜伏した事件。
 事件は1996年9月18日に発覚し、韓国は軍・警察を動員しての掃討作戦を開始した。1996年11月7日に掃討作戦は終了。北朝鮮側の被害は、逮捕1名、射殺13名、集団自決11名、行方不明1名とされる。韓国側の被害としては、軍人12名(事故死4名を含む)、警察官1名(事故死)、民間人4名(事故死1名を含む)の計17名が死亡し、17名の負傷者が発生した。
北朝鮮の主張
 北朝鮮側は当初、この事件に関して韓国領海に侵入した原因は潜水艦の故障であり、漂流、座礁したため緊急避難として韓国内に上陸したと説明した。しかし、12月末には「深い遺憾の意」を表明し、韓国側も一定の評価をして一応の決着する事になる。
■統一公園の建設
 事件の結果として鹵獲された潜水艦は、現在、現場近くの江陵市安仁津里海岸に建設された「統一公園」の園内に展示されている。統一公園には、事件の証拠物を展示する「安保資料館」が併設されている。


萩原遼さんの事務所に行ってきました(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=4571

 最後まで萩原さんを支えてくださったスタッフ

 このスタッフってどんなもんだったんかいなと思います。単に金で雇われてたに過ぎないのか。それとも何らかの同志意識があるとしてそれはやはり「右翼的なもん」だったのか。

 この事務所を借りる時、諸事情から私もかかわっておりましたので、今回亡くなった後解約する際、私のサインも必要ということで参りました

 保証人ということでしょうか。そういうことで「つくる会理事」の極右・三浦に頼るって時点で、「萩原も晩年*5、右翼反動したことによって(萩原から縁を切ったのか、相手から縁を切られたのかはともかく)昔の「非極右*6」知人友人との縁が切れて、ウヨとの付き合いしかなくなったんだな、哀れだな」感が。

 萩原さんと私はある時期は大変近いところで運動をしていたつもりですが、ある時からはお互いに距離ができ、あまり接することもなくこの2年間ほどを過ごしてしまいました。それが心残りではありますが、今はそれはそれで致し方なかったと思っています。

 まーた、なんとも奥歯に物の挟まった書き方です。単にお互い多忙だったに過ぎないのか、それとも何か対立するようないさかいがあったのか。

 萩原さんに、自叙伝をまとめてほしかった

 まあ回想録、自分史などと言ってもいいでしょうが、そういうのは書くのが大変ですよねえ。
 特に「家族、友人など限定された人間のみ限定配布」ならともかく「一般人相手にも販売」なんてなるとそうそううかつなことは書けません。
 かなりの労力がいる。その労力を掛けてまで「まとめたいか」といえば、それだけの能力と動機(覚悟)がないとできません。大抵の人間にはそういう動機や覚悟はないでしょう。
 だからそういうのは「政財界の要人や文化人(著名人)くらいしか書かない」し、少なくとも一般人はそういう著名人のもんでも無い限り読む気にもならない。まあ著名人なんかは回想録残してほしいですけど、必ずしも残してはないですねえ。


id:bogus-simotukare 曰く
http://d.hatena.ne.jp/noharra/20180107#p2

違いますね。

 いやいや先に「何でボーガスは朝鮮学校無償化除外に反対するんだ」と俺に絡んできたのはあんたでしょ?。全く歴史修正主義も甚だしいですね。あんたが俺に絡まない限り、俺はあんたの存在なんか知りませんから。

問題はあなたが、関係ない問題まで「朝鮮学校無償化除外に反対かどうか?」という議論に引きつけて「それに反対する人は非である」という、平板な二項対立図式で論争を処理することです。

 小生は「無償化除外に反対しない」からid:noharraを批判してるわけではありません(小生的には除外反対派が評価に値し、除外容認派が非難に値し、除外賛成派が『大きな非難』に値することは否定しませんが)。
 id:noharraが「朝鮮学校無償化除外を主張する守る会」のメンバーでありながら「私は無償化除外の立場ではない、意見保留」とデマを飛ばして恥じない嘘つきであることを批判しています。
 そして「意見保留」といいながら「除外反対」といった俺に「なぜ除外に反対するのか」などと絡んできたことを批判しています。彼が本当に意見保留なら「除外反対派の俺に絡む動機はない」はずです。
 また朝鮮学校での歴史教育を「朝鮮戦争について韓国開戦論を採っている*7」などと「歴史修正主義」呼ばわりしながら、「つくる会理事(南京事件否定論者、河野談話否定論者)」という歴史修正主義者・三浦小太郎が守る会幹部(守る会事務局長、副代表、代表など歴任)であることを容認していることを批判しています。
 id:noharraが「歴史修正主義が許せない」というならなぜ「歴史修正主義者」三浦小太郎が「自分が入ってる会の幹部」であることを容認できるのか。
 要するにid:noharraが「恥知らずの嘘つき」であることを批判してます。

 前川氏の朝鮮学校論についてわたしは興味がないし、論評する意志もありません。

 吹き出しました。「ノルウェーは批判しないが、ノルウェーを擁護するお前らは批判する」つうid:Mukkeなみの珍論ですね。
 なぜ「前川氏の朝鮮学校無償化支持には賛成できない」の一言が言えないのか。そして「にもかかわらず」俺に対しては「なぜ朝鮮学校無償化除外に反対する」などと非難するのか。

朝鮮学校論について論じるなら、私は、萩原遼*8、石丸次郎氏*9、それから私がどこかに引用した(ボーガス注:朝鮮学校の自称*10)元校長*11(?)あるいは、明示的にはあまり意見を言ってないかもしれないが金時鐘*12らの意見を参考にして考えるでしょう。

 つまりはid:noharraこと八木は朝鮮学校を敵視する極右の意見しか聞く気がないというくだらない話です。
 なお、萩原や金はともかく石丸は「朝鮮学校無償化除外反対」と「口先で言っています」がid:noharraのような除外支持派が石丸を賛美すること一つとっても石丸の「除外反対」が公明党の「護憲の党」「クリーンな党」「福祉の党」並のでまかせであることは明白でしょう。
 何せ石丸って「たまに思い出したかのようにツイートで除外反対というだけでツイートのほとんどは北朝鮮への悪口雑言」「前川氏のような裁判闘争支援などしてるわけでもないらしい」ですからその性根は見え透いています。
 前も書きましたがとりあえず萩原のような人間のクズが死んだことを心の底から喜びたいと思います。できれば「萩原のような生きる価値のないクズ」にはもっと早く死んでほしかったところですが贅沢は言いません。「まんじゅうの次がお茶が怖い」ではありませんが、萩原の次は石丸や金、三浦小太郎あたりのクズに死んでほしいところです。ああid:noharraさん、あんたみたいなクズにももちろんとっとと死んでほしいところです(注:もちろん殺人予告ではなく憎悪や怒りの意思の表明です)。
 もちろんこうした物言い「くたばれ」「死ね」が下品で乱暴であることは自覚していますが、それくらい俺は萩原らに怒りを覚えています。なお、朝鮮学校無償化除外批判派には俺と違う「上品な方々」も、探せば「前川氏を筆頭(?)に」ネット上でいくらでも見つかりますので「ボーガスが下品だから除外に賛成」などというくだらない詭弁はご勘弁願います。
 

三橋貴明*13について素人なりに一言(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=4568

 三橋氏の本でもちゃんと読ませていただいたのは1冊か2冊しかありません。経済学の本ってそもそも苦手で読めないんです。

という三浦の主張が言い訳でなく事実なら彼は「アダム・スミス」も「マルクス」も「ケインズ」もろくに理解してないんでしょう。俺だってその種の経済知識は全然無いですが。
 まあ、「三浦の反共(アンチマルクス)」はこの物言いを信じる限り「マルクス経済学をきちんと理解した上で批判してます」なんてもんじゃないわけです。

 仮に彼が事件*14を起こしたとしても、それと彼の経済理論とは何の関係もない。

 右翼活動家にすぎない三橋に経済理論なんてご立派な物があるとは思いませんが、一般論としてはその通りです。
 たとえば

矢野暢*15(元京大教授)のセクハラ*16
高橋洋一*17(元東洋大学教授、現・嘉悦大学教授)の窃盗
植草一秀*18(元早稲田大学教授、元名古屋商科大学教授。現在、在野のエコノミスト)の痴漢

と彼らの学問的業績が別なのと
 あるいは

貴闘力野球賭博で、朝青龍日馬富士が暴力事件で批判されようともその力士としての才能は評価できる
・内柴が準強姦で有罪になろうとアテネ北京五輪での金メダルは評価できる
三島由紀夫が例の犯罪事件を起こそうとその小説は評価できる

のと同じことです(例はこれらの人間でなくてもかまいませんが、俺が思いついた物をあげました)。とはいえ

・矢野が事実上学者生命を失った
・高橋が東洋大を懲戒解雇になった
・植草が「大学を二度も懲戒解雇*19され、学者から一介の経済評論家にならざるを得なかった
貴闘力相撲協会を解雇され、また朝青龍日馬富士横綱を辞任した
・内柴が柔道界から事実上追放された
・三島が仮に自決せずに生きていれば刑事処罰を受けたであろう

ように、「逮捕容疑が事実ならば」何らかのペナルティを三橋は受けざるを得ません(まずは刑事処罰ですが、ウヨ業界も少なくとも暫くは三橋の登用は自粛するでしょう)。
 三橋が今回の件を反省し、二度とこのようなことをしなければ「復権の目」もあるかもしれませんが、「また同じことをやれば」完全に終わるでしょうね。あるいは今回の件だけでも「こんな前科者なんて、再犯する危険性を犯してまで使う価値ないわ」と切り捨てられるかもしれない。

 私自身人格や性格においては人を批判できるような立派な人間ではないので、こういう時他人を責めるつもりもありません。

 おいおいですね。せめて「逮捕容疑(妻へのDV)が事実なら批判せざるを得ない」位書いたらどうなのか。
 「犯罪行為で逮捕」なんて「金にルーズ(浪費)」「時間にルーズ(遅刻)」「酒癖が悪い」*20などといった一般的な「人間性に多少問題がある」なんてレベルじゃないでしょうに。
 つうか犯罪行為で逮捕された人間・三橋を「お話にならない詭弁を弄し」身びいきで批判しない人間・三浦が、「ホニャララ氏(あるいはホニャララ党)の政治認識に賛同できない(たとえば大江健三郎氏の沖縄認識、本多勝一氏の南京事件認識など)」などとブログや著書で批判するなどお笑い草です。
 「政治認識」なんて「犯罪行為」と違い、少なくとも法律違反行為ではありません。
 つうか、三浦が批判しない犯罪行為なんて三橋のようなお仲間の時だけですけど。これがまあ、誰でもいいですが「菅元首相のDV*21」だったら逮捕などされて無くても、つまりDV民事訴訟であっても彼が敗訴すれば「DVなんて許せない」といってるのは間違いないでしょう。つうか理由が「真偽不明だと思うから」でも何でも三橋を批判する気が無い(ただし擁護する気も無い)なら黙ってればいいでしょう。どう言い訳しようが三浦は三橋を明らかにかばっています。まあ、三橋にそんな価値があるようにはとても思えないのですが。
 まあ、「慰安婦問題で元慰安婦を誹謗して恥じない三浦」ですから「女性の人権侵害であるDV」に対して「フェミニストや人権活動家レベルの高尚な認識」どころか「一般人の常識レベルの認識」すらないのでしょう。だからウヨ仲間・三橋のDVをためらいなく免罪、擁護できる。

 三橋氏の根本的なモチーフは、経済というものを国家、また民族性と絶対切り離してはいけない、ということにこだわり続けたところにあったと思います。

 言ってる意味がさっぱりわかりませんね。「企業の経済活動」という物は完全に「国家だの民族だの」とは切れてるでしょう。たとえばトヨタ自動車は別に日本国家や日本民族のために金儲けしてるわけではない。トヨタが必ずしも国内生産しないで海外で生産するのも「産業空洞化が国益に仮に反するとしても」、トヨタの利益的には海外生産した方がいいからです。
 あるいは「フランス・ルノーの傘下になった日産自動車」「台湾・鴻海精密工業の傘下になったシャープ」「米国ウォルマートの傘下になった西友」などは三浦的にはどう理解されるのか。
 「国益を考えて経済政策を各国政府が実施する」つうのは「経済というものを国家、また民族性と絶対切り離してはいけない」つう話ではないでしょうし、そんなことは何も三橋でなくても「三橋が嫌ってるであろう日本共産党も含めて」どこの国の政府、政党も同じでしょう。

 ある意味、三橋氏はかっての新左翼の純粋な面(マルクス疎外論にこだわった人たち)の後継者になるんじゃないかと思ったこともあったほどでした(これはいい意味でですよ)。

 言ってる意味がわかりません。俺はマルクスに無知なので「疎外論」がわかりません*22が、仮に三浦の指摘が「疎外論が問題にしていること*23について三橋なりに追求する」という意味であったとしても、三橋にはそんな能力どころか、問題意識すらないでしょう。三橋に「疎外論云々」といったところで「ぽかん」としてるでしょう。
 つうか、こういうことをいって三浦は何がしたいんでしょうか。新左翼が三橋や三浦を自分たちの仲間だと思ってくれるとでも?
 はたまた三橋や三橋のお仲間右翼が喜んでくれるとでも?。どちらもありそうに無いと思いますが。

 三橋氏が今後も、自分のモチーフをさらに深化させていくことを期待します。

 やれやれですね。三橋に「深化させるような立派なモチーフ」があるとは思いませんが、その前に「逮捕容疑が事実なら反省を求める」くらい言ったら三浦はどうなんですかね。

【追記】
 三浦の周辺(ウヨ仲間)ですら、「三浦は三橋に甘い」つう批判がでたせいか

(追記)
・家の中で妻に暴力をふるった以上、通報されれば警察が逮捕に赴くのは当然です。その点では弁護の余地はありません。

と書く三浦です。まあ書かないよりはいいですが、完全に後出しじゃんけんですね。


前川喜平氏について
http://d.hatena.ne.jp/noharra/20180107

 彼を尊敬している。

 「朝鮮学校無償化除外に反対だ」と書いただけでid:noharra(元兵庫県職員・八木孝三)に「金日成崇拝教育を擁護するのか」などと誹謗中傷された人間としてはこのid:noharraの態度には心底呆れますし、怒りを禁じ得ません。
 前川氏と言えば

http://chosonsinbo.com/jp/2017/12/sinbo-j_171227-2/
 このたび学園側は前文科事務次官前川喜平氏の陳述書を法廷に提出した。前川陳述書は、「高校無償化法制定当時、文科省内には朝鮮学校を対象として指定しないとする議論は存在せず、指定対象になるということは関係者の共通認識だった」と指摘。「検討会議で『適正な学校運営』を議論する中で教育基本法の条項への抵触が問題とされたことは一度もなかった」ことや、「審査の継続中、高校教育改革プロジェクトチーム内において規定ハを削除する準備を進めていた」という主張についても、「当時の自分の記憶にそのような議論などなかった」と否定した。

http://www.sankei.com/life/news/171208/lif1712080003-n1.html
 朝鮮学校を高校無償化の適用対象から外したのは違法だとして、九州朝鮮中高級学校(北九州市)の卒業生らが国に損害賠償を求めた訴訟で、原告側が文部科学省事務次官前川喜平氏の陳述書を福岡地裁小倉支部に提出したことが7日、分かった。原告側弁護団は陳述書の内容を明らかにしていないが、無償化適用を求める原告側の主張に沿った趣旨とみられる。
 同支部でこの日口頭弁論があり、原告側弁護団が閉廷後、明らかにした。
(中略)
 原告側弁護団によると、陳述書の内容は前川氏が出廷する前提で「(法廷で)どういうことを話すか、認識している事実がどういうものか」を記述。8月14日付東京新聞朝刊に掲載された前川氏のインタビュー記事と同じ趣旨だという。
 この記事で前川氏は、朝鮮学校が無償化の適用外とされた経緯を語り、平成22年4月の無償化制度導入当初、文科省内で無償化の対象に朝鮮学校を追加する前提で検討が進められていたとしている。前川氏は初等中等教育担当の審議官時代、当時の民主党政権の意向を受け、朝鮮学校への高校無償化適用を担当していた。その後適用除外された朝鮮学校について「司法で救済してほしい」とも述べていた。
 原告側は訴訟で前川氏の証人尋問を申請。弁護団によると、前川氏は証人尋問について「裁判所の命令だったら行くしかない」と応じる姿勢を示しているという。

http://www.sankei.com/west/news/171214/wst1712140041-n1.html
 国が朝鮮学校を高校無償化の適用対象外としたのは違法として、学校法人「大阪朝鮮学園」(大阪市)が処分の取り消しと適用の義務付けを求めた訴訟の控訴審第1回口頭弁論が14日、大阪高裁(高橋譲(ゆずる)裁判長)であり、学園側は無償化の制度設計に携わった前川喜平前文部科学事務次官の陳述書を提出した。
 前川氏は、民主党政権下の平成22(2010)年当時、文科省の初等中等教育局の担当審議官として、高校無償化制度の導入を担当。陳述書では当時の文科省内の議論について「朝鮮学校が指定の対象になることは、省内では当然と考えられていた」とした。
 また、「朝鮮学校朝鮮総連北朝鮮と一定のつながりがあることは、その設立経緯から明らかで、当然立法サイドも認識していた」とし、「それは民族教育を行う以上、当然で、私立学校の建学理念や運営主体が多様である範疇にとどまるということが、当然の前提として共有されていた」としている。

として「朝鮮学校無償化除外国賠訴訟」で朝鮮学校側に協力している御仁です。
 一介のサラリーマンに過ぎない俺が「朝鮮学校無償化除外に反対だ」と「大して読者もいない」個人ブログに書いただけで悪口したid:noharraの立場なら「元文科事務次官(文科官僚の元トップ)」という「俺なんぞとは比べものにならない社会的影響力を持つ人間」が「朝鮮学校無償化除外に反対だ」とブロック紙東京新聞相手のインタビューで主張した上、裁判陳述書まで提出したら、俺に対する批判以上に前川氏を批判しないと筋が通らないでしょうに、「朝鮮学校の件」で前川氏を批判しないのはどういう意味なのか。
 なぜid:noharraは産経が

http://www.sankei.com/politics/news/170819/plt1708190013-n1.html
 8月14日付の東京新聞こちら特報部」で前川氏は、朝鮮学校への高校授業料無償化の適用についてインタビューに答えている。取材は4日に行われたものとある。
 記事についた見出しはこうだ。
 「朝鮮学校も対象 当然と思っていた」
(中略)
 前川氏は「政治の世界で決めたこととはいえ、いくら何でも乱暴だと思った」と振り返っている。
(中略)
 東京新聞の記事で、前川氏は(ボーガス注:無償化除外を違法行為と断罪した)大阪地裁判決について「私から見たら妥当だ」と評した。最後に「高校無償化はいい制度だったと思うし、朝鮮学校を入れるということに光を見ていた。国が朝鮮学校を対象外としたのは理不尽で不条理。これを認めるなら法治国家ではない」と結んだが、北朝鮮が傍若無人の振る舞いで世界的に批判の対象となる中、どこの国の役人だったのかと耳を疑った。

http://www.sankei.com/column/news/171209/clm1712090003-n1.html
 朝鮮学校を高校無償化の対象から外したのは違法だと、九州朝鮮中高級学校の卒業生らが国に損害賠償を求めた裁判で、前川氏が原告側に立って陳述書を裁判所に提出したことが分かった。証人尋問にも応じるのだという。
朝鮮学校は、北朝鮮朝鮮総連の強い影響下にある。長年、世界を欺き国民生活を犠牲にして核・ミサイル開発を進め、拉致をはじめテロ事件を実行してきたのが北朝鮮である。国際社会が一致して制裁を実施しようというときに、北を利してどうするのか。

などと批判するように前川氏を「朝鮮学校無償化を前川氏が支持するのは問題だ」などと批判しないのか。
 つまりはid:noharraにはまともな論理も誠実さもないと言うことです。俺のような無名人相手には「朝鮮学校無償化を支持するのは問題だ」などと悪口できても「前川氏のような大物」には悪口はできないのでしょう。id:noharraのような不誠実極まりない人間には怒りと軽蔑を禁じ得ません。
 「朝鮮学校無償化除外を批判する人間なら誰であれ非難する」という点では産経の方がid:noharraよりずっと筋は通っています(もちろん産経のそうした非難を俺は支持しませんが)。
 俺やid:Bill_McCreary氏を「ノルウェー政府のチベット亡命政府に冷たい態度を擁護するのか!」などと非難しながら、「ノルウェーに霞を食えとはいえない」としてノルウェー政府批判はついにしなかったid:Mukke並みに筋の通らないid:noharraの態度です。まあ、id:Mukkeは「恥を知っていた」のかはてなブログからトンズラしただけ、居直り続ける「恥知らずの老害id:noharraよりはいくらかましですが。
 id:noharraが「朝鮮学校の件」で前川氏を批判しないというのであれば、「前川氏と全く同じことしか言ってない俺」を批判すべきではない。一方で俺を非難するのであれば前川氏も非難すべきでしょう。どれほどid:noharraという馬鹿者には論理整合性がないのか。
 まあそれはともかく、この朝鮮学校の件では俺は前川氏を大いに評価し尊敬しています。「朝鮮学校に対する不当な差別意識のない」前川氏が文科事務次官であったことは「文科省の誇り」「日本の誇り」といっても過言ではないと冗談抜きで思っています。
 朝鮮学校を敵視する在日差別者・反動右翼のid:noharraつくる会理事・三浦小太郎の同類)は俺とは意見は違うでしょうが。
 もちろん「前川氏が天下り問題で引責辞任したこと」まで擁護する気はありません。そこは是々非々です。

ウォーターゲート事件ニクソン大統領を批判するが、米中国交正常化は評価する
・造船疑獄などほかの問題はともかく、少なくとも沖縄返還については「日米密約問題やそれを暴いた西山記者への弾圧事件などいろいろ問題があることは認めた上で」佐藤栄作*24首相を評価する
ロッキード事件田中角栄*25首相を批判するが、日中国交正常化は評価する
金権政治では金丸信*26自民党副総裁を批判するが、訪朝による第18富士山丸乗組員解放は評価する
天安門事件トウ小平・国家中央軍事委員会主席を批判するが「改革開放により経済大国中国の礎を築いたこと」は評価する
イラク自衛隊派兵や靖国参拝小泉純一郎*27首相を批判するが、日朝平壌宣言では評価する
劉暁波問題で習近平*28国家主席を批判するがAIIBや一帯一路は評価する
・その政治的言動にいろいろな問題があろうとも、1950年代に存亡の危機にすら直面した日本共産党を党最高幹部として立て直し、また「ソ連、中国の権威が日本左翼世界で絶大だった時代(1960年代)」に敢然とソ連チェコ侵攻批判、中国の文革批判を行った宮本顕治・党委員長を「有能な政治家」として評価する

などというのと同じ話です。

わたしの場合も、裁判を起こしてみて、いちおう勝利した。
http://666999.info/AYGX/ のとおり。

http://666999.info/AYGX/を確認すると「原告・八木孝三」と書かれた訴状のpdfファイルが出てくるので吹き出しました。
 「あれ?。id:noharraって『ボーガスは俺のことを八木孝三と呼ぶな!』と逆ギレてなかったっけ?」と。
 確かid:noharraはいったん訴状pdfを削除した気がするのですが、「名前部分を黒塗りもしないでそのまま、また訴状pdfを掲載する」とは全く理解に苦しむ変人です。


■「春の海」を大ヒットさせたルネ・シュメー(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=4562
 今回は別にウヨネタでも無いので普通にコメントです。

提琴界の女王 ルネー・シュメー女史

と宣伝された人間が今やほとんど無名ってのはどういうことなのか?
 誇大宣伝だったのか?。それにしても「提琴(バイオリンのこと)」ね。時代を感じさせます。
 ちなみにコトバンクによれば「胡弓」のことも提琴と呼ぶそうです。なるほど確かに「胡弓とバイオリンは似ている」かもしれません。
 ちなみに「風琴」がオルガンで、「手風琴」がアコーディオンで、「口風琴」がハーモニカです。


■アジア自由民主連帯協議会『「中国における臓器移植を考える会」 発足会のおしらせ』
http://freeasia2011.org/japan/archives/5339

 SMGネットワーク(中国における臓器移植を考える会)(代表/加瀬英明

 代表がウヨの加瀬て時点で「おいおい」です。そこは医療評論家を持ってきた方が良かったんじゃないか。まあこんな怪しい話に乗る医療評論家がいるか疑問ですが。

 中国の臓器移植産業は人類史上未曾有の、そして現在進行形の国家犯罪ですが、日本では議会もメディアも、このホロコーストにも匹敵する重大人道問題をほとんど取り上げてきませんでした。

 日本だけでなく欧米でもメディアも議会もほとんど取り上げてないと思います。
 もちろんそれは「中国の圧力」ではなく「話の信用性が怪しいから」です。証拠がないから報じないに過ぎないわけです。
 しかしこんな怪しい話は日本では産経のような反中国右翼メディアですら報じないわけです。

 当日は、この問題に関し深い関心を寄せる国会議員、地方議員、その他専門家や有識者の方々にも多数登壇いただく予定

 どんな人間が登壇するのかとても楽しみです。特に
1)「専門家や有識者」てあたりで医療関係者を持ってこれるのかどうか
2)自民党の国会議員が出席するのかどうか(さすがにこんなもんには出席しないのか)
が楽しみです。


id:noharra(自称『元兵庫県職員』八木孝三)のツイートにコメント(主として批判)

 金正恩が崩壊しなかったらその責任の一端は安倍にあることは明らかだ。

 言ってる意味がわかりません。別に小生は安倍など好きではありませんし、すぐに下野してほしいですが、「金正恩政権が続いてること」は安倍のせいではないでしょう。まさかとは思いますが「民主党(あるいは民進党)の政権」なら、あるいは「自民党政権でも安倍以外(石破元幹事長、石原元幹事長、岸田政調会長など)なら」金政権は崩壊したというのがid:noharraの価値観でしょうか?。そう思う根拠は何ですか?

http://d.hatena.ne.jp/noharra/comment?date=20180107#c
id:noharra
「あれ?。id:noharraって『ボーガスは俺のことをYK*29と呼ぶな!』と逆ギレてなかったっけ?」と。
>いままで、確信犯として、嫌がらせをしていたのですね!!
>嫌がらせに正当な根拠は一切ないですね?

 これははっきりさせておきたい。

・まーた、俺のコメント削除ですか。しかも「前川氏の朝鮮学校への思いについてあなたはどう思いますか。前川批判するんですか?。もちろん、しますよねえ(苦笑)」という程度のコメントを削除(苦笑)。そんなに「前川氏が朝鮮学校無償化除外反対派だということ」「にもかかわらずそうした前川氏の態度についてコメントを述べない自分の卑怯さ、下劣さ」を知られたくないのか(改めて苦笑)。
・おやおや、自分で「Y木K三(八木孝三)」という名前の原告が起こした訴訟を「これが僕が起こした訴訟です」と宣伝しているのに「Y木K三」と俺が呼びかけると「嫌がらせ」になるんですか?。変わった価値観ですね。そんなに「野原燐=八木孝三」と世間に知られるのが嫌なんですか?。
 そんなに「Y木K三」と俺に言われなかったら「Y木K三名義の訴状(pdf)」を名前部分を黒塗りもしないで、サイト(http://666999.info/AYGX/)掲載するなんてことはやめたらいかがですか?

野原燐
 60歳過ぎれば 本当のことを言おう。

 「id:noharraは、あんたが入ってる守る会の幹部・三浦小太郎が公然と南京事件否定論を公言してるのをなぜ黙認してるの?。あんた、南京事件実在論じゃなかったの?」と俺に聞かれて詭弁で逃げ続けるクズがよくも言ったもんです。手前のどこが「本当のことを言ってる」んだ。寝言は寝てから言え、バカ。

野原燐
 相当数の北朝鮮の、何らかの目的を持った人間が上陸しているはずです。
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/12/news2619291228-.html
工作員がわざわざ壊れかけのボロ船に乗ってくると推測する「専門家」。

 荒木和博を批判するのはもちろん結構だけどid:noharra君の参加してる守る会が会公式サイトで
■「その後」を考える集いについて 特定失踪者問題調査会代表 荒木和博  
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01243
■11月24日 <第2回「『その後』を考える集い」 
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01244
として、荒木が代表を務める団体「特定失踪者問題調査会」が主催のイベント『「その後」を考える集いについて』、『第2回「『その後』を考える集い」』を宣伝していることとの整合性はどうなっているのかな?。
 荒木を「専門家の名に値しない」とツイートで君が批判するなら、守る会が荒木主催のこれらのイベントを宣伝していることは「そういう宣伝はやめるべきだ」と批判しないといけないんじゃないのか、id:noharraチャン?

 金正恩ただ一人を殺せば*30、あとは韓国と中国が合意すれば、民主化のための暫定政権はわりと容易に立てることができると私は考えている。伊勢崎さんは、アフガン・イラクの体験からそんなことはない、という。
米朝開戦の瀬戸際で、32ヵ国の陸軍トップを前に僕が話したこと(伊勢崎賢治*31
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/54018

 「フセインを殺してもフセイン政権残党がISに参加して米国相手に戦争を始めたイラク」「タリバンを倒したはずが潰しきれず復権を許したアフガン(そうなった理由の一つは米国が支援する反タリバン派が一枚岩でない上に腐敗していたから)」を考えれば伊勢崎氏のように考えるのが当たり前だと思うが。つうかそうそう金正恩なんか殺せるわけがねえだろ。どうやって殺す気だ。イラクで米国がやったみたいに北朝鮮軍事侵攻か?。
 つうか「中韓*32で合意すれば」といったってそんな合意は現実的に無理だろうし、そもそも「民主化を口実にすれば大国の合意で小国(この場合、北朝鮮)の国家元首を抹殺して、後で都合のいい傀儡政権立てていい」つう考えが物騒すぎだな。政治的、道徳的妥当性以前に国際法違反だろ、それ。
 つうか、id:noharraよ、あんたイラク戦争に反対してなかったか?。イラク戦争に反対しながら北朝鮮打倒戦争を主張するとは、無茶苦茶にもほどがあるだろ。
 大体そういう打倒論をあんたみたいなバカが公言すればするほど、向こうは核ミサイル開発につきすすんで行くぜ。まさか「俺たちはお前(金正恩)を殺す気満々だが、お前は軍拡するな」なんていう気か?。そんな都合のいい話があるか、バカ!

 杉田水脈*33なんとかしないといけないな。

 杉田のことはある意味「どうでもいい」のであなたの入ってる「守る会」の役員「三浦小太郎」が「つくる会理事」として杉田のような「河野談話否定論にコミットしてる事」についていい加減批判したらどうですか。「三浦小太郎という身近な人間の河野談話否定論」をいつまでたっても批判しないなんて、id:noharraてどこまで恥知らずでクズなんですか?

 (ボーガス注:女性の社会進出を進めるために?)配偶者控除は原則的に廃止すべきだ。
 これに賛成しないフェミニスト労働運動家は偽物だと思っている。

 前から不思議ですが、なんでid:noharraは「配偶者控除だけ」にこれほどこだわるのか?。
 「夫婦別姓」「性暴力問題(セクハラ、ストーカー、リベンジポルノを含む)」「マタハラ」「待機児童問題」など多様な女性の人権問題を差し置いて、この男にとって一番大事な「女性の人権問題」がそれなのか?。そもそも「女性の社会進出が進んでいないこと」は「配偶者控除をなくせば解決する」つう単純な問題でもない(そもそも今や『男性だけの労働では生活費を稼ぐことが困難』なため、『パート労働など低賃金労働も含めれば』女性の社会進出は進んでいます)。
 「配偶者控除があって働く女性が税制面で不利だから女性が労働を控える。だから女性は低賃金で社会進出が進まない」という単純な話じゃないわけです。そもそも女性労働の賃金は配偶者控除の有無に関係なく低い*34です。「状況は徐々に変わりつつありますが」女性労働というのは長年そういう「格下の労働」「臨時雇用」扱いされてきたわけです。
 また以前も拙エントリ『共産党の女性政策から「配偶者控除支持だけあげつらう」八木孝三(noharra)(追記あり)』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20160624/5640158919)で指摘しましたが、そもそも「配偶者控除廃止は男女平等に役立つ」つう認識自体正しいのか。
 そして俺から言わせれば「三浦小太郎という歴史修正主義者と交際し、批判一つしない『自称・アンチ歴史修正主義id:noharraこと八木孝三」のほうがよほど偽物です。
 三浦は「日本会議系右翼」ですのでおそらく「男女平等的な主張のほとんど」に否定的であり、id:noharraが問題にする「配偶者控除」についても「女性の社会進出に役立つ」などという主張にはおそらく反対する*35と思いますが、あなた、この期に及んでも「親分」三浦様は批判できないんですか?。
 ちなみにhttp://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20171227/5640158721で触れましたが、「女性の社会進出」という点では「若干ながら中国のほうが日本より進んでいます」。
 ろくな根拠も上げず、教条的に「配偶者控除が―」と叫ぶよりは「日本に文化的に近い(儒教文化圏なので)が、日本よりも女性の社会進出が進んでる中国」のような国からいろいろ学んだ方がよほど「建設的」でしょう。まあアンチ中国のid:noharraは「中国から学ぼう」というとマジ切れしそうですが。

野原燐がリツイート
amaちゃんだ
 北朝鮮帰還事業をTBSが取り上げている
 在日60万人の朝鮮籍者を北朝鮮の地獄に送り込んだのは誰か?。岸信介*36である
 帰還事業事務局長は日教組委員長=特高憲兵*37だった槙枝元文だった
 二人とも「この世の天国」と称した北朝鮮の実態が地獄であることを十分承知していた

 おいおいです。「動機が善意でも結果責任は否定できない」つうならまだしも岸や槙枝氏が北朝鮮の問題点を当初から認識していたと決めつける根拠は何なのか。
 そもそも帰国事業は国際赤十字もコミットした国際的事業であり、岸と槙枝氏だけ批判してすむ話でもありません。また映画「キューポラのある町」が帰国事業を好意的に描いていたことで解るように当時において北朝鮮の問題点を認識していた人間はほとんどいないでしょう。
 野原といい、「amaちゃんだ」という野原の同類といいどれほどバカなのか。

野原燐
住友陽文*38
https://twitter.com/akisumitomo/status/946947065510182912
日本会議明治憲法こそが日本の伝統に相応しいと言うが、明治憲法は全然特殊日本的なもの*39ではない。明治憲法もまた日本国憲法と同様、まったく西欧標準の憲法なのであって、そのことを知らないでいる。」
 この問題については確かに左翼・護憲派明治憲法の悪口を言い過ぎた、そういうイメージを与えたとは言えるかもしれない。

 おいおいです。明治憲法を批判してる人間(野原の言う左翼・護憲派)も明治憲法のバックボーンになってるのがプロイセン憲法だなんてことは知ってるし、そういう指摘もしてきたと思いますけどね。
 つうか住友氏は単に「日本会議は日本近代憲法史に無知だ(あるいは無知なふりをしている)」といってるだけなのに「日本会議が日本近代憲法史に無知なのは左翼・護憲派のせいだ」と根拠レスで誹謗中傷始めるid:noharraってどういう神経してるのか?。さすが「つくる会理事」の極右・三浦小太郎の友人だけのことはあります。

野原燐
‏ 「尊皇攘夷」「吉田松陰」「明治維新」「薩長」、悪口を言いたくなる気持ちは分かるが、不必要な歴史の複雑さを消してしまう全面的DISは、よくない。

 えーと、まずid:noharra先生が問題にしてる「悪口」「全面的dis」とは具体的に誰のどんな言説か、教えていただけますか?
 「近代化という意味で明治維新については一定の評価がされてる」のであって俺の知る限り、「異人斬り」という物騒な事件を引き起こした「攘夷」はともかく、それ以外についてはそもそも全面disなんてどこにもありません。まあ、あなたのご友人・三浦小太郎が理事を務める右翼団体つくる会」は「左派や歴史学者によって明治維新薩長などの全面disがされてきた」とデマ飛ばしてますが、あなたもそういう歴史修正主義のわけですか、id:noharraさん?
 つうかその理屈だとあんたが悪口したがる北朝鮮や中国についても「悪口を言いたくなる気持ちは分かるが、不必要な歴史の複雑さを消してしまう全面的DISは、よくない」んじゃねえの?。中国や北朝鮮の現体制は全面disしたがる奴が「日本の明治新政府」だけ特別扱いかよ。本当にでたらめだな、お前。

野原燐さんがリツイート
アジアン・リポーターズ(蒲生)
‏日韓合意破棄を主張する前に挺対協は現在進行形で女性を性奴隷にしている北朝鮮と共同声明出したことを反省した方がいい。

 id:noharraのあほさには呆れて物も言えませんね。「北朝鮮と共同声明」といってもそれは慰安婦問題なんですが。
 id:noharraは「北朝鮮慰安婦は見捨てろ」とでもいうのか。挺対協が北朝鮮やフィリピン、インドネシアなどの慰安婦支援団体と共闘するのはごく自然な行為でしょう。
 なお、挺対協が共同声明を出したのは「北朝鮮慰安婦支援団体」であって北朝鮮政府ではなかったと思います。まあ北朝鮮政府だって非難されることではないですが。
 つうかさ、id:noharraちゃんよお、この蒲生って野郎が河野談話否定のウヨ野郎で、ここでの物言いは単なる因縁つけにすぎねえんだけど。
 かつ挺対協に対するこんな物言いが許されるのなら「ダライラマは中国を非難する前にオウム真理教から1億円もらったことを反省した方がいい」ともいえるよね?。そう俺が書いたら怒りだしたご都合主義のクズがあんたやid:Mukkeの腐れカスだけど。

【参考:ダライとオウム真理教の関係】
 「昔、俺が書いたダライ批判記事」&「ぐぐって見つけた記事」をいくつか紹介しておきます。

■拙記事『「オウム問題から逃げ続けた人間」?。ああ、「麻原から1億円もらった」ダライラマのことですね、Mukkeさん(毒)』
http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20150319/5632178901

http://j.people.com.cn/94709/6562097.html
■人民日報『真相:ナチスオウム真理教とダライとの関係』
 1989年、麻原は10万ドルをダライに寄付し、ダライは証書と推薦状をもってこれに返答した。ダライは東京の関連部門にあてた推薦状の中で、「麻原彰晃は能力のある宗教的指導者であり、オウム真理教大乗仏教を広め公共の善を促す宗教だ」とし、「オウム真理教への免税を許可するべきだ」とまで書いている。オウム真理教はこの証明書と推薦状によって、日本政府が正式に承認する宗教団体となった。その後、大量の資金を蓄積してサリンの研究と生産を行ったのは周知の通りだ。
(中略)
 ドイツの週刊誌「フォーカス」は、「ダライの支援がなければ、麻原彰晃が自らの宗教帝国を作ることは不可能だった。ただの治療師であり詐欺師でしかなかった麻原が数年の短期間であっという間に大教団の教祖となるのも、ダライの支援がなければこれほど簡単ではなかったはずだ」と指摘している。

http://megalodon.jp/2015-0321-2312-25/www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/358175/
東スポダライ・ラマの称賛を“金で買った” 上祐氏が古巣・オウムに爆弾』
 オウム真理教元信者高橋克也被告(56)の第2回の裁判員裁判が19日、東京地裁で開かれ、元幹部の上祐史浩氏(52)が証人出廷した。
(中略)
 教団がダライ・ラマ14世に莫大な寄付をしていたことも明らかに。「麻原は100万ドルを目標にして、たぶん1億円を超えた」。80年代後半、ダライ・ラマは麻原と対談して称賛の言葉を贈っている。
「お金の取引で、高名なダライ・ラマが称賛の言葉を贈ると思えず、信じた」と上祐氏。ダライ・ラマは89年にノーベル平和賞を受賞。名僧ブランドでオウムの信用が上がったことは、信者獲得の一因に違いない。

http://sky.ap.teacup.com/takitaro/40.html
滝本太郎弁護士ブログ『ダライ・ラマ
 日本では、オウム真理教によって、多くの人が殺され、今も苦しんでいるんですがね。
 その拡大には、チベット仏教それもダライ・ラマの権威を、十分に利用したんですがね。
 1988年には、富士山本部の落成式に弟子の僧侶がきて、ヨイショ説法もしたじゃないか。麻原や上祐とともに写真に収まってもいる。
 これから先、そんなことからオウムに入って、殺人までして、死刑になる人もいるんですよ。
 そして、今も、上祐とダライラマとの写真などが利用されているんですがね。  
 http://www.aleph.to/aleph/04-01.html
 いったい、チベット仏教ダライ・ラマさんとしては、自らを総括する気はあるのかね。
 (ボーガス注:ダライが仏教指導者面して偉そうなことを言うのは)少なくとも、数千万円だったか、チベットのあなたに会うために、弟子に富士山本部に来てもらうために、オウムが布施した金銭ぐらいは、破産管財人に、任意に戻してからにして欲しいですね。
 早川被告が、改めて本*40に書いてくれたよ。
 いままでは、中国政府に、オウム問題にチベット仏教指導者が果たした役割とかいって利用*41されると、可哀想な気もしたので言わないできた。
(中略) 
 が、(ボーガス注:ダライラマには)何時までたっても金銭を戻したり、また自らの不明を恥じ、かつ総括のためにオウム信者へ(ボーガス注:オウムの起こした犯罪事件を信者は総括すべきだとなどと?)積極的に働きかけをする行動もない。
 だから、(ボーガス注:オウム麻原が逮捕された2005年から)10年を過ぎた今日、そろそろ言った。
 おふざけじゃないよっ、と。
 いかに自分の国の悲劇が大きかろうと、自らの責任を総括しないままに何を言っても説得力はないんだよ、と。
 (なお、その意味で、十字軍の間違いまでも総括した故ヨハネパウロ2世は、ローマカソリックを生き返らせたという評価が、後にされるだろうと思う)と。

http://sky.ap.teacup.com/takitaro/41.html
滝本太郎弁護士ブログ『チベット政府ーペマ・ギャルポさん講演』
 下の方のコメントで、メグミさんという方が下記サイトを、紹介してくれています。 ありがたい。
 http://www.relnet.co.jp/kokusyu/brief/kkouen6.htm
 ペマさんは、チベット仏教研究所の人。
 日本にあるチベット政府と言うか仏教の大使館みたいなものなのだろうと。
 1999年2月25日大阪国際宗教同志会の平成11度総会でのこと。
 オウムの関係では、要約して下記のように、述べている。その他のところも興味深いですね。

 私なりの打算− もし麻原さんがチベット仏教の信仰者になれば、これは息子みたいになるから......、と本当に思った
 何カ月もしないうちにいろんなことが判ってきて、最後には、私は「麻原さんとはお付き合いしないほうがいい」ということを、ダライ・ラマ法王庁に麻原さんが私のことを「自分の活動を妨害した」ということで、雑誌などにもたくさん悪口を書かれました。「卑劣極まる行為だ」とか、いろいろ言われました。それで助かりました(会場笑い)。
 一つだけお願いした−チベット仏教とは言わないで下さい。麻原教だと言って下さい。。
 ダライ・ラマ法王は、決して麻原さんだけを仏陀だとはおっしゃってない
 法王がおっしゃったのは、「すべての人々は仏陀になれる。仏性を持っている」ということだけ。決して「あなた(麻原彰晃)が仏陀だ」とは法王はおっしゃってないし、法王はご自分でも、自分が仏陀だとはおっしゃってない。
 でも、今でもやっぱり私は麻原さんに対しても、多少申し訳ないと思ってる。
 麻原さんが、エゴのトリップというか......。走ってしまったとすれば、火を大きくするのに「ふぅ、ふぅ」といって、火を一生懸命吹いた。その中の一段階なれども、そういうことをやった
 ダライ・ラマ法王に謁見する人というのは、毎日百人単位の人たちです。外国人もたくさん。
 私はマスコミの人たちや皆さんに申し上げていることは、「これは宗教でもなければ、チベット仏教でもない。これは麻原さん個人の責任、個人の考え方、そして、彼自身の解釈」である。

 結局のところ、
・ オウムから寄付してもらった金銭を戻す気はないのかなぁ、
・ オウム信者にたいして、チベット仏教が利用されたのだから、改めて働きかけるつもりはないのかなぁ、
・ なにより、なんで「麻原さんに申し訳ない」が先に出てくるのだ、被害者に申し訳ないねが先だろうが、
と思う。
 たとえばさ、政治家や芸能人が悪徳業者に利用されて、広告に役立ったりしたとき、被害者のために何を言わずとも、もらった金銭を返していることが多いです。
 ちなみに、訴訟になって支払いを命じられたのもあった記憶。
 チベット仏教って、そんなことの大切さに気づかないのかなあ。

 滝本氏のような「オウム被害者のダライへの怒り」にきちんと向き合ってこなかったのはダライ一味(チベット亡命政府)だけではありません。id:Mukkeid:noharraやI濱Y子、阿部治平のような「ダライを持ち上げることしかしない自称支援者」も同じです。まあ、id:Mukkeちゃんとかは滝本氏のような発言には「猊下は悪くない」と言い訳しかしないでしょうが。

http://www.circam.jp/reports/02/detail/id=3275
■『「NHKスペシャル/未解決事件file.02 オウム真理教」を検証する』藤山みどり(宗教情報センター研究員)
 番組内では、説法テープの教義分析は、カルトに詳しい北海道大学の櫻井義秀*42教授(宗教社会学)に委ねられた。
 宮崎哲哉*43は、この麻原彰晃が殺人を忌避する価値観の箍(たが)を外していった要因分析について、「(略)学問的手法の限界なのか、分析に鋭さがみられない。とくに宗教社会学的レヴェルが低く、例えば仏教の教義を『救済のためならば人を殺してもよい』という殺人肯定論に摩り替えたなどという。この解説は近代的良識の罠に陥っている。仏教にはそういう教えが厳存する」(※4)と辛辣だ。
 例として挙げるのが、麻原の説法の一節、「数百人の貿易商の殺害を阻止するため、前世のブッダが、商人になりすました盗賊を船上で殺した」。
 この挿話は経典(部派文献の『根本有部律・薬事』や大乗経典の『大乗方便経』など)に基づくと指摘し、こうした記述を受けてダライ・ラマ14世が「599人が殺されることを防げるなら、その命を救うため、599人を殺す者が積む悪しきカルマを避けるため、1人を殺すことが絶対に悪だとは言い切れない」と述べていることも典拠(『ダライ・ラマ「死の謎」を説く』*44角川ソフィア文庫)を挙げて紹介している。
 オウム真理教については、NHK出身の池上彰が週刊誌に「仏典の勝手な曲解が悲劇に*45」との小見出しで、「邪悪な人間は悪行(※著者注:原文ママ)を積み重ね、来世で地獄に落ちることになるから、悪行を積み重ねる前に、あの世に送ってやろう。それがその人のためになる」という「ポア」の理屈を考え出し、信者たちにポアの名の下に殺人を命じたと書いている(※6)。小見出しは編集者が付けたのだろうが、オウム真理教の教義を「勝手な曲解」と封じ込めるのは、番組の教義分析と通じるものがある。
(中略)
 番組がおそらく櫻井の発言のごく一部を編集して紹介し、「教説をすり替えた」とナレーションを加えたのは残念だ。

 ダライ・ラマ14世が「599人が殺されることを防げるなら、その命を救うため、599人を殺す者が積む悪しきカルマを避けるため、1人を殺すことが絶対に悪だとは言い切れない」と述べている

という宮崎の指摘が事実なら「オウム麻原のポア理論を生み出したのはダライだ」といいきっていいでしょうね。改めて「ダライはクズ野郎」とはっきり言いたいと思います。
 つうか現実問題として

599人が殺されることを防げるなら、その命を救うため、599人を殺す者が積む悪しきカルマを避けるため、1人を殺すことが絶対に悪だとは言い切れない

なんてシチュエーションはまずあり得ないし、こういうことを言うことでダライは何をしたかったんでしょうか。「昔、中国チベット自治区でダライ一味がやってたゲリラ戦争(殺人行為)の正当化」でしょうか?
 いずれにせよこんな説法をするダライのどこが「非暴力の平和主義者」なんでしょうか?。
 といったら怒り出すんでしょうね、id:Mukkeid:noharraやI濱Y子、阿部治平のような「ダライを持ち上げることしかしない自称支援者」は(苦笑)

野原燐がリツイート
池内恵*46
‏ 「(ボーガス注:日本は)第二次大戦でナチス側」という、欧米リベラルにとってほとんど「蔑視」と言っていい視線を向けて報道・論文を書いていい安全パイなんですね。そこを気をつけて情報発信しないといけませんし、どこかでひっくり返す策略が必要です。産経新聞「歴史戦」とかは非常に迷惑*47

 イヤー、一体どこの欧米の研究者やジャーナリストが

「(ボーガス注:日本は)第二次大戦でナチス側」という、欧米リベラルにとってほとんど「蔑視」と言っていい視線を向けて報道・論文を書いていい安全パイ

なんて酷い論文や記事を書いてるんでしょうか?。もちろん「戦前日本」が「第二次大戦での振る舞い(南京事件慰安婦など)」で批判されることは

「第二次大戦でナチス側」という、欧米リベラルにとってほとんど「蔑視」と言っていい視線を向けて報道・論文を書いていい安全パイ

という話ではありません。
 欧米の日本批判にしても、「つくる会教科書問題」「教育勅語礼賛の森友学園問題」のような戦前日本が関わってくる問題ならまだしも、たとえば「豊洲市場問題」「加計学園問題」などに「第二次大戦でナチス側」なんて話が出てくるわけもない。
 そもそもid:noharra先生には池内の言う「酷い論文や記事」を一つでもあげられるんでしょうか?
 池内も「誰のことか?」と聞かれて「ジョン・ダワー*48」「ハーバート・ビックス*49」など具体例を挙げられるんですかね?
 そしてその種の安全パイってむしろ「北海道が危ない(中国)」「対馬が危ない(韓国)」「特定失踪者(北朝鮮)」なんて明らかなデマすら、産経などのウヨメディアで流通する「日本での中国、韓国、北朝鮮言説(特に拉致を理由に『ほとんど「蔑視」と言っていい視線(池内恵)』を向けられてる北朝鮮が)」じゃないんですかね?


■勅命に屈服した総理大臣(酒井信彦)
http://sakainobuhiko.com/2017/12/post-315.html
 天皇の退位意思表明は「希望の表明」にすぎないので是非はともかく「勅命」ではありません。

 これ*50は疑問の余地のない皇室典範および憲法に対する違反であって、すなわち立憲主義なるものは、真っ向から天皇陛下によって否定されたわけである。ところが立憲主義を名目として*51、安保法制に大反対していた人々は、それを簡単に容認*52してしまった。かえって異論を唱えたのは、いわゆる保守の人々*53であった。つまり安保法制に反対した人々の唱えた立憲主義は、本気でなかったことが、見事に証明されてしまった。

 まあ「天皇の政治的発言」を「退位という自らに関することでも政治的発言であり、不可」とすればその通りでしょう(ただし政治的発言をこのように極めて厳格に捉えればいわゆる皇室外交も「リップサービス、社交辞令に過ぎないレベル」でも否定されることになるでしょうが、酒井や産経もそこまでは主張しないでしょう)。
 とはいえ「体力の限界だから天皇をやめたい、といってる人間に『死ぬまで天皇を続けろ。大正天皇が皇太子(後の昭和天皇)を摂政にしたように、現天皇も皇太子を摂政にすればいい』つうのは過酷ではないか」「そこまで政治的発言扱いし、違憲ではないかと天皇を批判するのはいかがな物か」という考えにも一理あるでしょう。
 したがって「安倍の安保法を立憲主義違反とする一方で、天皇の退位意思表明を立憲主義違反としない」というのは是非はともかく十分合理性のある考えでしょう。
 大体こんなことをいう酒井は「日の丸君が代強制発言を現天皇から引き出そうとした米長(天皇はそれをうまくかわしましたが)」や「いわゆる沖縄メッセージ問題や増原防衛庁長官内奏問題などで解るように、政治的発言に対し全く躊躇しなかった昭和天皇」などは批判しないのだからでたらめです。
 むしろ「日の丸君が代強制発言を現天皇から引き出そうとした米長」や「いわゆる沖縄メッセージ問題や増原防衛庁長官内奏問題などで解るように、政治的発言に対し全く躊躇しなかった昭和天皇」を批判しないことによって

つまり現天皇の退位意思表明に反対した酒井氏や産経新聞の唱えた立憲主義は、本気でなかったことが、見事に証明されてしまった。

わけです。

 天皇陛下が80歳を区切りに退位したいと打ち明けたのは、2010年7月22日夜。宮内庁長官侍従長、参与らが集まる参与会議の場だった。(中略)しかしその意向が官邸にもたらされたのは、参与会議から5年も経った15年秋。安倍政権は退位に強い難色を示し、公務の縮小や皇太子さまが国事行為を代行する摂政を置くなどの回避策を探った

 まあ天皇としても「事を荒立てたくない」「退位表明を公然とすることは憲法に抵触する恐れがあり、かつメンツを潰されたと安倍政権が逆上する恐れがある」と思ったのでしょう。
 だから内々に安倍政権に話を伝えた。ところが内々に伝えたことで「生前退位絶対反対」らしいウヨの安倍は「摂政を置けばいい」といいだしたわけです。
 それに対し「確かに政治的にデリケートな問題ではあるだろうが何で俺のことなのに俺が体力の限界だから退位したいと言っても、『摂政を置けばいい』なんて言われなければいけないのか」と反発した天皇はついに退位表明に踏み切るわけです。無論彼も「安倍が俺の意見を聞いてくれないからこうするしか無いと思った」とはいいませんが普通に考えてそうとしか考えられないわけです。

 総理大臣が、天皇陛下の勅命に屈服したわけだから、明らかに主権在民ではなく、天皇主権であると言わざるを得ない。

 そもそも命令ではないし「国民世論多数」も退位に好意的だったわけです。天皇の意思表明の是非はともかく「天皇主権」という話ではない。正直、現天皇は「米長の件」で「米長に反対とも賛成とも言わず」「とにかく日の丸や君が代の強制は良くない、という一般論*54」でかわしたことでわかるように、「政治的問題ではあるが、自分のことでもある」今回の退位表明以外では政治的意思表明は徹底的に避けています。その点は昭和天皇とは全然違う。
 天皇主権云々というなら増原事件や「佐藤栄作に国連代表権問題での台湾支持の希望を伝えた」昭和天皇の態度の方がよほど「天皇主権の態度」でしょう。

 産経の記事には、「旧皇室典範策定時、明治天皇は譲位を可能とするよう望んだが、初代首相だった伊藤博文*55は一蹴した」とある。

 だから「安倍総理も伊藤のように反対すべきだ」といいたいらしい産経、酒井らウヨです。
 しかし「国家元首だった明治時代」と「そうではない現在」とでは天皇の生前譲位が持つ意味は違うわけです。
 また、「明治天皇が希望した」ということからは明治時代の人間にとっても決して「生前譲位の是非」は「明快な答えがあったわけではなく賛否両論だったこと」がわかります。
 また

http://blogos.com/article/200236/
 1887年3月20日伊藤博文井上毅といった明治政府の幹部が、高輪の伊藤別邸に集まり、明治皇室典範の内容を検討した。この時のたたき台では、「天皇ハ終身大位ニ当ル。但シ精神又ハ身体ニ於テ不治ノ重患アル時ハ元老院ニ諮詢シ皇位継承ノ順序ニ依リ其位ヲ譲ルコトヲ得」と、生前退位を認める内容だった。井上毅は、天皇には健康や判断力など一定の資質が必要だから、病気の場合などに備えて、生前退位の可能性を残す必要があると主張した。
 しかし、伊藤は、重患ある場合には摂政を置けば足りると主張し、「本條不用ニ付削除スヘシ」と切り捨てた。

https://dot.asahi.com/wa/2016081700169.html?page=2
岩井*56
 明治の皇室典範を制定する過程は興味深いものがあります。法制度に抜きんでて詳しい専門家である井上毅*57(こわし)宮内省図書頭と柳原前光*58(さきみつ)元老院議官のふたりが、懸命に案を練り、「譲位は可能とすべし」と起草した。だが伊藤博文が、皇位につくのは天皇の義務なりと一喝した。「万世一系天皇」を編み出した井上ですら、「至尊(天皇)と雖(いえども)人類」という言い方で譲位を説いたのですが、却下された。大正天皇のときもそうでしたが、天皇が病気だ、こんなに弱っている、と議会や国民に知らせないと摂政が置けない。それよりは譲位のほうが良いと井上は考えていたのですが。

http://www.sankei.com/premium/news/161010/prm1610100022-n1.html
 (ボーガス注:伊藤と柳原が作成した皇室典範の)原案では第12条で譲位に関する規定を盛り込み、終身在位は正統だとしながらも、天皇が身体や精神に重い疾患を抱えた場合、例外として譲位を容認していた。この条文を見た伊藤は即時に異を唱えた。

という指摘からは既に明治時代から現天皇のような「天皇には健康や判断力など一定の資質が必要だから、病気の場合などに備えて、生前退位の可能性を認める必要がある」という考えが保守層の側にあることが解ります。
 なお、ここで名前が出てくる井上毅は「伊藤博文の側近の一人」で当然ながら天皇制否定の立場ではないわけです。

 朝日新聞は以前から、「平成流」と称して、現天皇の言動を称賛する傾向が顕著であり、朝刊に長期にわたって連載している

 裏返せば酒井らウヨは現天皇や皇室に否定的なわけです。それが表に出たのが例の「宝島30」など右翼メディアによる美智子皇后バッシングと、それによる美智子妃の失語症、および失語症後の右翼による宝島社銃撃事件などのわけです。

 今回の退位問題が、日本の将来のために幸いするとは、私はとても考えられない。天皇陛下自ら、皇室典範憲法をないがしろにし、それが容認されているようでは、日本の歴史に大きな禍根を残したことになる。

 やれやれです。安倍の立憲主義違反(違憲の安保法制定)や昭和天皇立憲主義違反(佐藤への台湾支持希望発言)を黙認する輩が良くもこんなことがいえたもんです。
 現天皇の退位意思表明を仮に「違憲」と評価するにしてもそれは安倍や昭和天皇の行為の違憲性に比べれば軽微なもんです。立憲主義とやらで安倍や昭和天皇を批判せず、現天皇を批判する行為は「痴漢を非難して強姦を非難しない」「窃盗を非難して強盗を非難しない」位無茶苦茶でしょう。

 私個人としては、平成の時代になって、皇室は次第に終焉に向かって進行しているように感じていたが、今回の問題によって、それが一段と加速されたと思われる。

 どのあたりが終焉に向かってるのか解りませんが現天皇や皇室に否定的だとこういう理解になるのでしょう。

*1:党組織部長、副首相、国家副主席など歴任

*2:外相、首相、副首相、国家副主席など歴任

*3:盧武鉉政権大統領秘書室長、「共に民主党」代表などを経て大統領

*4:といっていいのでしょう

*5:特に共産党除名後

*6:左翼に限りません。中道や保守リベラルも含みます。

*7:実際はどうなのか知りません。いずれにせよそれが事実でも批判ならともかく不当な差別(無償化除外)は正当化されません。

*8:著書『朝鮮戦争』(1997年、文春文庫)、『ソウルと平壌』(1998年、文春文庫)、『北朝鮮に消えた友と私の物語』(2001年、文春文庫)、『拉致と核と餓死の国 北朝鮮』(2003年、文春新書)、『朝鮮学校「歴史教科書」を読む』(井沢元彦との共著、2011年、祥伝社新書)、『北朝鮮 金王朝の真実』(2012年、祥伝社新書)など

*9:著書『北朝鮮難民』(2002年、講談社現代新書)、『北朝鮮からの脱出者たち』(2006年、講談社プラスアルファ文庫)など

*10:「自称」というのは確か名前など具体的な情報は秘匿されているからです。

*11:「私がどこかに引用した元校長」ておいおいですね。まあ俺はなんとなく意味がわかりますけど、ほとんどの人間は意味不明な文章でしょう。

*12:著書『「在日」のはざまで』(2001年、平凡社ライブラリー)、『朝鮮と日本に生きる:済州島から猪飼野へ』(2015年、岩波新書)、『「在日」を生きる:ある詩人の闘争史』(共著、2018年、集英社新書)など

*13:著書『本当はヤバイ!韓国経済』(2007年、彩図社)、『本当にヤバイ!中国経済』(2008年、彩図社)、『中国がなくても、日本経済はまったく心配ない!』(2010年、ワック文庫)、『いよいよ、韓国経済が崩壊するこれだけの理由』(2014年、ワック)、『中国との貿易をやめても、まったく日本は困らない!』(2015年、ワック文庫)、『中国崩壊後の世界』(2015年、小学館新書)、『中国不要論』(2017年、小学館新書)など

*14:調べれば「妻へのDV」だとは解りますが具体的に書かないあたりがせこいですね。

*15:著書『「南進」の系譜』(1975年、中公新書)、『南北問題の政治学』(1982年、中公新書)など

*16:なお、ウィキペディア矢野暢」によれば「晩年、矢野はピック病だった」という説があるようです。真偽は不明ですし、また真実だとしても「ピック病がセクハラ行為にどれほど影響したか」はわかりません。影響したとしても「だから仕方が無い」と免罪できる物でもないでしょうが、「仮にピック病が影響していたのなら」おそらくその種の病気の影響は全くないであろう連中と比べて、多少同情の余地はあるかと思います。

*17:著書『財投改革の経済学』(2007年、東洋経済新報社)など

*18:著書『金利・為替・株価の政治経済学』(1992年、岩波書店)、『現代日本経済政策論』(2001年、岩波書店)など

*19:二度とあんなことはしないという約束で名古屋商科大教授になったのに、懲りずにやらかし、名古屋商科大を懲戒解雇ですからもはや病気でしょう。まあ、「三度目の犯行」が今のところないのは幸いです。

*20:まあこれらだって度を超せば「犯罪行為」などになる可能性はあるでしょうが

*21:もちろんそういう事実があるというわけではありません。例は菅氏でなく、志位和夫氏でも大江健三郎氏でも河野洋平氏でも「三浦が嫌っているであろう左派、ないしリベラル保守」なら誰でもかまいません。

*22:ただし松尾匡氏のサイト(http://matsuo-tadasu.ptu.jp/yougo_sogai.html)を読む限り疎外論は「経済というものを国家、また民族性と絶対切り離してはいけない」なんて話ではないですが。

*23:疎外論が解らないのでなんとも表現できませんが。

*24:吉田内閣郵政相、建設相、岸内閣蔵相、池田内閣通産相などを経て首相

*25:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、佐藤内閣通産相などを経て首相

*26:田中内閣建設相、三木内閣国土庁長官福田内閣防衛庁長官自民党国対委員長(大平総裁時代)、総務会長、幹事長(中曽根総裁時代)、副総裁(宮沢総裁時代)など歴任

*27:宮澤内閣郵政相、橋本内閣厚生相などを経て首相

*28:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*29:八木孝三のこと

*30:前後の文脈から見て「反体制派によるチャウシェスク処刑」みたいなケースじゃなくて米軍に寄る暗殺だろう。なお「チャウシェスク処刑」の場合は、まあ、内戦は短期で終わったわけだが、北朝鮮でそうなる保証はない。もちろん、反体制派により内戦が実際に起こったらそれを前提にせざるを得ないが、少なくとも外部から政権転覆を考えるなんて論外だろう。

*31:著書『武装解除』(2004年、講談社現代新書)、『国際貢献のウソ』(2010年、ちくまプリマー新書)、『紛争屋の外交論』(2011年、NHK出版新書)、『日本人は人を殺しに行くのか:戦場からの集団的自衛権入門』(2014年、朝日新書)、『テロリストは日本の「何」を見ているのか』(2016年、幻冬舎新書)など

*32:なぜ、そこで6カ国協議参加国の米日露が出てこないのかよくわからない。まあ米日露を無視して中韓で合意しても無意味だろうし、一方「米日露中韓」の合意なんてもんは関係者が増えてるので中韓の合意以上に困難だろうし。

*33:著書『慰安婦像を世界中に建てる日本人たち』(2017年、産経新聞出版)、『なぜ私は左翼と戦うのか』(2017年、青林堂)など

*34:なお日本ほどひどくないとはいえ、確か「男女平等が進む北欧の国ですら」男女間の賃金格差はいまだに存在します。

*35:単なる増税主張としてなら三浦も配偶者控除に賛同するかもしれませんが。

*36:ウィキペ「帰国事業」によれば最初の帰国事業は「1959年12月14日」、帰国事業が完全に終了したのは「1984年」。一方、岸が首相を務めたのは「1960年7月19日」までです。当然ながら岸の退陣後も帰国事業が続いていますし、岸一人が非難される話ではありません。

*37:特高」と「憲兵」は違います。なお、ウィキペ「槙枝元文」によれば氏は確かに憲兵だったようですが、そのことの是非はひとまず置くとして、そのことと「帰国事業への関与」とどう関係してるといいたいのか。普通に考えて「憲兵の過去を反省しての善意の行為」でしょうにねえ。

*38:著書『皇国日本のデモクラシー:個人創造の思想史』(2011年、有志舎)など

*39:うーん、どうでしょう。「明治憲法のバックボーンはドイツ」ではありますが「特殊日本的なものは何もない」といいきっていいかどうか。

*40:おそらく、早川『私にとってオウムとは何だったのか』(2005年、ポプラ社)のこと

*41:滝本氏のいう「利用」の一例としては例えば■人民日報『真相:ナチスオウム真理教とダライとの関係』(http://j.people.com.cn/94709/6562097.html)参照

*42:著書『「カルト」を問い直す:信教の自由というリスク』(2006年、中公新書ラクレ)、『霊と金:スピリチュアル・ビジネスの構造』(2009年、新潮新書)、『カルトとスピリチュアリティ現代日本における「救い」と「癒し」のゆくえ』(編著、2009年、ミネルヴァ書房)、『統一教会』(共著、2010年、北海道大学出版会)『カルト問題と公共性:裁判・メディア・宗教研究はどう論じたか』(2014年、北海道大学出版会)など

*43:著書『知的唯仏論』(共著、2015年、新潮文庫)、『ごまかさない仏教:仏・法・僧から問い直す』(共著、2017年、新潮選書)など

*44:2008年刊行

*45:ダライ・ラマ法王に池上彰さんと「生きる意味」について聞いてみよう』(2010年、講談社)、『これからの日本、経済より大切なこと』(2013年、講談社)などというダライインタビュー本を出しダライで金儲けしてる「銭ゲバ」「守銭奴」池上的には「曲解」ということにせざるをえないでしょう。

*46:著書『現代アラブの社会思想』(2002年、講談社現代新書)、『中東 危機の震源を読む』(2009年、新潮選書)、『イスラーム国の衝撃』(2015年、文春新書)、『【中東大混迷を解く】 サイクス=ピコ協定 百年の呪縛』(2016年、新潮選書)など

*47:「ひっくり返す策略の上で迷惑」とかそういう話じゃなくて「産経は端的に言ってデマ」なんですけどね。池内らしいズレぶりというか。

*48:著書『吉田茂とその時代(上)(下)』(1991年、中公文庫)、『敗北を抱きしめて(上)(下)増補版:第二次大戦後の日本人』(2004年、岩波書店)など

*49:昭和天皇(上)(下)』(2005年、講談社学術文庫)など

*50:天皇の退位意思表明のこと

*51:もちろん立憲主義は安保法反対の大きな理由の人ですが他に反対理由としては平和主義があります。

*52:俺も含めて確かに多くの「安保法制反対派」は容認していますが、もちろん容認しない人(例:澤藤藤一郎氏)も中にはいます。

*53:もちろん右派が退位表明に反対した一番の理由は「天皇は死ぬまで天皇であるべきで生前退位すべきでない」という価値観であって酒井の言う立憲主義とやらではありません。

*54:そもそもこの発言も天皇が積極的にしたと言うより米長が無茶ぶりしたから出てきた発言です。

*55:首相、貴族院議長、枢密院議長、韓国統監など歴任。元老の一人。

*56:著書『天皇家の宿題』(2006年、朝日新書

*57:第1次伊藤、黒田、第1次山縣内閣法制局長官、第2次伊藤内閣文相など歴任

*58:元老院議官、駐露公使、賞勲局総裁、枢密顧問官など歴任