「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート123(追記・訂正あり)

北朝鮮核実験に対する日本各政党声明
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01191
 各政党として紹介されてるのが自民、公明、民進、共産、社民、生活「だけ」というのが興味深いですね。
 つまり「一応国会に議席がある」のに、維新や日ころは「何故か」三浦にとって紹介する価値はないようです。


■大井健輔『親韓のベトナムハノイ*1についての雑感』
http://blogs.yahoo.co.jp/burke22jp/66177593.html

 ハノイだけについて言えば、世界有数の親韓地域ではないだろうか。どこに行ってもハングル文字を見ないことはない。中古車、アイスクリーム、化粧品、食べ物一般などなど、韓国製品は溢れている。
 日本のウヨクが、韓国軍のベトナム戦争における、レイプだとか虐殺だとかの残虐性を暴き立てている*2が、そんな蛮行は若いベトナム人でも知っている者は多い。しかしどうでもいいらしい。
 そのことについて筆者が言及すると、じゃあ日本はどうしたんだ。1940年から侵略したではないかという感じでいわれる。
 そこでこちらも言う。1945年3月9日、東京大空襲の前日に、敗戦必死の日本軍はベトナム(1887〜1945、ラオスカンボジアを含む)を支配し続けてきたフランス軍をやっつける行動に出た(明号作戦)。それ以後、形だけでも三国は独立した。

 ベトナムの若者も心底、大井のバカさに呆れたでしょう。「こんなバカが日本にはいるのか」と開いた口がふさがらなかったんじゃないか。
 「お前も『形式的独立』て認めてるように、日本がフランスにかわって植民地にしたかっただけだ」
「日本が負けてベトナムを含む東南アジアからいなくなった後、ホー・チ・ミン国家主席、ファン・バン・ドン首相、ボー・グエン・ザップ防相らがフランス軍と戦ったことも知らないのか?。ディエンビエンフーの戦いも知らないのか?」
「つうか、俺の韓国文化好きと韓国のベトナム戦争参戦と関係ないし。そう言うお前ら日本人だって原爆落とした米国の文化、たとえばディズニー映画とか楽しんでるんじゃん?。たとえば韓国人だって今時『朝鮮戦争で敵国だったから』て理由で『中国政府ならまだしも』カンフー映画とか中国文化まで敵視してないだろ」
「つうか、ベトナム戦争で活躍した古参兵士に『韓国文化を能天気に愛好しやがって、韓国軍のベトナム戦争参戦を今の若者はどう思ってるんだ。俺は韓国軍と当時戦った人間として本当に不愉快だ』といわれるならともかくお前ごときアンチ韓国のバカウヨ日本人に俺はそんな事言われる筋合いねえし。まあ俺も古参兵士にそう言われれば多少気を使うけど、お前相手の言いがかりなんかに気なんか使わねえよ」
 「大体ベトナム戦争を支持して、在日米軍基地をベトナム戦争の基地として使わせてたのが当時の佐藤栄作政権じゃねえか」
 「バカじゃねえの、お前」と。
 そもそも大井の言う「明号作戦」とは

■明号作戦(ウィキペ参照)
 1941年に、日本は親ドイツのいわゆるヴィシー政権との協定に基づき、仏印に軍隊を展開させた(仏印進駐)。その後の太平洋戦争中もフランスのインドシナ植民地政府が統治は続けており、軍事面では日本の印度支那駐屯軍フランス軍が共同警備の形式をとっていた。
 しかし、1944年6月のノルマンディー上陸作戦以降連合軍の大陸反攻が始まり、8月25日にヴィシー政権は崩壊、日本の敗色も濃くなってきた。駐留フランス軍が次第にド・ゴール率いるフランス共和国臨時政府寄りの行動を取り始めたことから、日本陸軍は、やがて上陸が予想される連合軍部隊との挟撃を警戒した。第38軍(1944年12月に印度支那駐屯軍から改編)司令部は、駐留フランス軍武装解除する作戦計画の検討を始め、これを最終的に「明号作戦」と命名

というのだから独立云々というきれい事では全くない。「フランス本国で親ドイツのビシー政権が崩壊しドゴール政権が誕生したため」今まで日本の味方だった「インドシナ駐留フランス軍」が日本の敵に回り、本国政府と連携して日本軍に攻撃することを恐れその前に武装解除したに過ぎません。
 カンボジアシアヌークらに独立宣言させたのは後付けの正当化に過ぎません。
 まあ、大井が異常なまでに韓国とベトナムを嫌ってるらしいことはよく分かりましたが。


ニューズウィーク日本版『オバマ政権がイランへ支払った17億ドルの意図とは何か』(冷泉彰彦*3
http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2016/09/17.php
 冷泉氏の意見についてはリンク先を読んでもらうとして、俺の考えを色々述べればこれは「やはりキューバとの国交回復とセットで考えるべき」でしょう。
 つまりはもはや共和党右派のように「悪の枢軸」呼ばわりして、「イラン打倒」「キューバ打倒」を主張するなど現実的ではないと言う事です。それよりもイランやキューバとそれなりのパイプを作る方が外交的に意味もある。イランやキューバに米国企業が進出して金儲けするのもうまみがある、そういうことでしょう。特に小国キューバはともかく、イランは中東の大国ですし。
 願わくはそうした現実主義を北朝鮮相手にも発揮して欲しいところです。


■酒井信彦『与野党を圧倒した小池百合子の政治力』
http://sakainobuhiko.com/2016/08/post-294.html
 実に酒井らしいですが「小泉内閣環境相、第一次安倍内閣防衛相、自民党総務会長(谷垣総裁時代)を歴任」し、選挙期間中も少なくない自民党国会議員の支援を公然と受けていた小池は彼女個人の力だけで当選したわけではありません。
 この点は「宮崎県知事に当選したそのまんま東」「長野県知事に当選した田中康夫」なんぞとは大分違います。それにしても小池が当選しようとすまいと酒井には関係ないはずですがこれほど喜ぶとはいかに小池が極右層の期待を集めてるかと言う事でしょう。全く都民も愚かにもとんでもない人間を知事にしたもんです。さすが石原を四選させただけのことはある都民のバカさと言うべきでしょうか。


毎日新聞文化大革命:識者に聞く』
http://mainichi.jp/articles/20160513/ddm/007/030/076000c
 「識者」のセレクト理由がよく分かりませんが、まずは我らが楊海英*4先生。

 ある意味で、文革期より現在の方が危険だという気がする。文革当時は、中国の国力が無かったせいもあるが、他の国にどんどん軍事侵攻するようなことはなかった*5。それが今はどうだろうか。東シナ海南シナ海に進出することに加え、アフリカのジブチにさえ軍事拠点を構えている*6

 さすが「日本ウヨのオナペット、ダッチワイフ」の楊先生、中国disしかしません(勿論褒めてない)。
 次に福岡愛子*7

 文革毛沢東は米国の黒人運動に影響を与えた。毛沢東が彼らに連帯を表明したり、指導者を中国に招いたりした。黒人は米国の中での「植民地的」状況にあり、その国内の植民地からの解放という論理だ。
(中略)
 文革を全否定して終わりということではなく、個人史をひもとき、文革の意味を考えることが大切だ。

 このご時世に勇気のある発言であり、かつ正論だと小生は思います。毎日もよく福岡発言を載せたと評価したい。勿論福岡氏は「だから文革は正しい」といってるわけではない。そんな非常識な人は今時いない。「文革が何故米国の黒人運動などに共感を持って迎えられたのか」、そういったことを考えずにただ全否定するのは不適切だ、そう言う話です。
 そこには「米国黒人運動にとっての一つの希望があった」わけです。もちろんその希望は誤りでしたがだからといって「希望を見たこと(どんな希望を見たのか、何故希望を見たのか)」を考えることは福岡氏が言うように決して無意味なことではないでしょう。福岡氏の著書は難しい研究書のようなので多分読みませんが、興味をそそられる本ではあります。


■読売新聞『中国の地域紛争 根深さ解説:静岡大読売講座』
http://www.yomiuri.co.jp/local/shizuoka/news/20160903-OYTNT50166.html
 楊海英のことをわざわざ読売が「大野旭氏」というのは何故なのか?。まあ間違いではないが、彼が著書に使ってる名義は「楊海英」なんだからそれを使うのが当然かと思います。

 地域紛争を解決するために日本が果たすべき役割については、「建設的関与をすべきで、中国に対して改善を求めていくべきだ」と指摘した。

 「ウヨ限定ではない」「一般市民相手の」読売講座なので楊もさすがに気を使ったのか、それとも「産経よりはまともな読売」が楊に気を使ったのか、記事を読む限り「産経記事でのウヨ集会での楊発言のぶっ飛びぶり」とはまるで違います(苦笑)。


■江東映像文化振興事業団上映会にご参加いただきありがとうございました 次回は12月17日です(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=3856

 9月3日、江東映像文化振興事業団上映会にご参加いただいた皆様方、まことにありがとうございました。
「原子怪獣あらわる」「プルガサリ」という大変素晴らしい作品(?)の上映会で、参加者は10名ほどでしたが、しかも全員男性

 参加者がたった10名って、それ果たして上映会として成功と言えるのか(苦笑)。
 毎回そのくらいしか人数がいないのか、それとも今回が特に酷かったのか。
 しかし三浦の紹介する「プルガサリ」て、「悪政に苦しむ民衆を助ける」つう辺りが、ゴジラ的と言うよりは俺には「大魔神」を連想させますね。昔はテレ東がよく「大魔神」を放送してましたけど、最近はさすがに地上波では見ません。


■「君の名は。」を観てきました 神道と現代の幸福な出会いというべき作品でした(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=3848
 題名が「菊田一夫原作のNHK朝ドラ(1991年)」を連想させますが関係ないようです。
 それはともかく、何とも極右の三浦らしい記事タイトルです。小生はこのアニメを見てないので評価はできませんし、当然しませんがそれにしても「ストーリーの詳しい紹介」よりも「神道云々」なんてことが重大な問題とは三浦は本当に異常な極右です。
 つうか「神道」云々なんて宣伝でこのアニメを見たがるのは三浦の同類の極右だけでしょう。
 正直、三浦の文章を読んでも「高校生が主人公のハッピーエンドのラブストーリーらしい」「監督が新海誠」「主人公の声が神木隆之介」以上のことはほとんど何一つ分かりません。
 まあ「ハッピーエンドのラブストーリー」を神木のような人気俳優がやれば興行的には当たるんじゃないか。個人的には興味ないですけど。

【追記】
■スーパーゲームズワークショップエンタテイメント『夏休みの日本映画「プロパガンダ競作」不毛の極致』
http://roodevil.blog.shinobi.jp/Date/20161005/
 三浦同様、神道アニメという理解ですが三浦と違い「日本の右傾化もついにここまで来たか」と批判的です。見ないと何とも言えませんが正直見る気が薄れてきました。


ニューズウィーク日本版『実情と乖離した日本の「共産主義礼賛」中国研究の破綻』(楊海英)
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/08/post-5693_1.php
 いつもながら「楊&ニューズウィーク日本版」も落ちるところまで落ちた感が半端ない。もちろん日本の中国研究*8が軒並み「共産主義中国共産党)礼賛」なんて事実は何処にもないわけです。
 実際、楊も、誰のどんな中国研究がどんな意味で「共産主義礼賛」「中国礼賛」なのか具体的な名前を出して説明できません。曖昧な思わせぶりな文章を書いて印象操作しているだけです。
 まあ「具体的な名前など挙げたら」
1)名前を出された人間が名誉毀損で楊とニューズウィーク日本版を訴えかねない
2)名前を出された人間は確かに極端な中国びいきだがとても学会の主流とは言えない
などから名前が出せないのでしょうが。つうかそもそも日本の中国研究が、軒並みそんな代物なら「中国研究(内モンゴル研究限定ですが)」を職務としている楊が静岡大学教授になることも、岩波から本を出版し、その本が司馬賞をもらうこともありえません。
 しかもこういうデマを飛ばす楊は今や日本ウヨ(例:国基研)と野合するまでに落ちぶれています。楊の「司馬賞受賞」は「楊と日本ウヨの野合」という実に不幸な結果を招きました。楊のような馬鹿が「国立静岡大学教授」というんだから実に不愉快です。「静岡の田舎大学」とはいえ「静岡大学」が国立である以上「俺の払った税金の一部」が「楊のバカ」には支払われてるわけですから。
 ちなみにこの「極右反動・反中国分子のバカ」楊の寝言をツイッターで紹介していたバカがid:noharraこと八木孝三という極右反動・反中国分子のバカです。


■【署名キャンペーン】中国核実験被害をユネスコ記憶遺産に、10月16日を中国核実験被害記念日に
http://freeasia2011.org/japan/archives/4827
 南京事件ユネスコ登録に逆ギレしたウヨがまた馬鹿な事やってます。核実験なら米国、英国、フランス、ロシアも当然ながらやってるんですけどね。「何で中国なんですか」と聞かれてどう答えるのか。可能性から言ったら「世界初の核実験がされた米国」において米国内の反核平和団体とでも連携し「米国核実験場所を世界遺産登録」することを目指して運動する方がまだ「いくらか現実性がある」と思いますが、まあウヨ連中の目的は「単なる中国への嫌がらせで反核じゃない」からそういうことはしないわけです。


ウイグルの荒ぶる魂―闘う詩人アブドゥハリク・ウイグルの生涯― 出版記念講演会(10月2日)
http://auyghur.web.fc2.com/
 三浦小太郎の個人サイト(http://miura.trycomp.net/)で紹介されていました。
 「ウイグル専門家でも何でもない」「ただの反中国極右活動家でしかない」三浦が講演会の司会だと言うんだから大笑いです。日本ではチベットウイグルも完全に「ウヨの玩具」となってしまいました。まあウイグル連中(ラビア一味)やチベット連中(ダライ一味)が「倫理観や政治センスがゼロのバカ」だからこうなるんですけど、こういうとid:Mukkeさんなんかは「チベットウイグルをバカにするな!」などと激怒して「プライベートモード状態のはてなダイアリー」で俺への悪口をこっそり書くんでしょうか?(苦笑)
 なお、重要なのは

 ウイグルの詩人、アブドゥハリク・ウイグル(1901〜1933)は、(中略)若くしてトルファンの民衆蜂起を指導、捕らえられて処刑された。彼の激烈な生涯と全詩集を翻訳した本邦初の評伝。
 アブドゥハリク・ウイグルは(中略)ウイグル人を抑圧する漢民族支配に抵抗し、ついに処刑されるが

てところですね。いい悪いはともかく「1933年」、つまりは新中国建国(1949年)前からウイグルは中国(この時期は中華民国ですが)領扱いされていたわけです。日本ウヨが言うように「中国共産党が悪い」とか「民主化すればいい」とか言う話では明らかにない。
 しかしまた出版元が「あの高木書房」です。もっとまともな本屋から出せばいいのに。
 なお、興味深いのは三浦が今回の『ウイグルの荒ぶる魂』のアップにより、個人ブログのリンク集から『守る会』(http://hrnk.trycomp.net/)を外してるところですね。おそらくアップできるリンク数にシステム上の制限があるんでしょうが、三浦にとって『守る会』は「副代表を務めてるとは言え」、もはやその程度の「どーでもいい存在」のようです。

【追記その1】
 10/2以降『ウイグルの荒ぶる魂』はリンクが外されましたがそれでも『守る会』(http://hrnk.trycomp.net/)は復活せず、外されたままです。三浦にとって『守る会』はもはや、その程度の「どーでもいい存在」のようです。
【追記その2】
「アブドゥハリク・ウイグル」でググってもほとんどヒットしませんが

http://molla.txt-nifty.com/essay/2011/05/post-05c2.html
志半ばで盛世才により処刑されたアブドゥハリク・ウイグル

http://uyghur.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-21c4.html
 1933年3月13日、トルファンの老城の通りを、縛られた10数人の男が政府軍兵士に引き立てられていた。その中には、役人でありながら民衆に信望があったトムル・ジサや詩人のアブドゥハリク・ウイグルがいた。馬に跨った盛世才も同道し、見せしめのため、人が多く集まる場所で次々に処刑が行なわれた。最後に残ったアブドゥハリクは漢語ができたため、盛に漢語で非難の言葉を浴びせた後、首を切り落とされた。

だそうです。ちなみに盛世才とは以下のような人物です。

■盛世才(1892〜1970年:ウィキペ参照)
中華民国の政治家・軍人。1933年から1944年にかけて新疆を事実上の独立国のように統治した。その独裁的な統治から、「新疆王」と呼ばれた。
■「新疆王」になるまで
・盛は1930年に、新疆省政府からの招きで、当地の軍官学校の教官に任命された。
・1933年4月に省政府参謀処長の陳中らが四・一二クーデターを起こした。盛世才は静観を決め、軍事力がなかった新疆省政府主席の金樹仁はソ連に亡命を余儀なくされた。この結果、軍事力があった盛は新疆省臨時督弁に推挙された。
 1933年8月、盛は蒋介石国民党政府に新疆辺防督弁に正式に任命された。1934年3月には国民党政府は盛を新疆省政府主席に任命した。
■第一次粛清
 盛は、国民党政府から自立した事実上の独立王国を新疆ウイグルに作るために、ソ連からの全面的な支援を受けており、ソ連から派遣された要員は、省政府の各官署に顧問として配置され大きな影響力を行使していた。盛は次第に親ソ勢力に自己の権力基盤が崩されるのを恐れ、1937年10月に「日本帝国主義のスパイ」の罪状で副主席ホージャ・ニヤズ*9らを、12月には「トロツキスト」の罪状でコミンテルン要員を逮捕した。盛は、中国共産党に接近し、陳潭秋、毛沢民(毛沢東の弟)、林基路ら中国共産党幹部を招聘してコミンテルン要員の後任にあてた。1937年7月にはウルムチ*10八路軍の代表所が開設された。
・一方で1939年、盛はモスクワを訪れてスターリンと会談し、ソ連共産党への入党を申請するなど、ソ連との結びつきの維持を謀った。新疆への影響力が大きくなったソ連はイギリス勢力の新疆からの駆逐を求めたため、1939年3月にはイギリス領インド人の新疆省からの追放令が出された。
■国民政府への寝返り
 1942年、独ソ戦でのソ連側の戦況悪化を見た盛は、ソ連に見切りをつけ、国民党政府に寝返ることを決意した。盛は、8月に起きた実弟・盛世騏の暗殺事件を、中国共産党によるものと決めつけて共産党要員を逮捕し、国民党政府への忠誠を表明した。1943年には、陳潭秋、毛沢民、林基路ら中国共産党員が処刑された。これに対し、国民党政府は、新疆に軍を派遣し、省政府の接収を図った。1944年、国民党政府の圧力に屈した盛は、重慶の国民党政府の農林大臣に任命される名目で、新疆を離れることを余儀なくされ、「新疆王」による10年間の統治は幕を閉じた。後任には、国民党から派遣された呉忠信*11が就任した。
■台湾への亡命
 1949年に国民党政府と共に台湾に亡命。1970年に脳溢血のため台北で死去。


■『豚肉料理を食べたくなければイスラムは日本に来るな』と公言するアジア自由民主連帯協議会副会長・吉田康一郎
http://blogos.com/article/187674/で得たネタです。

吉田康一郎 ‎@yoshidakoichiro
 日本には、豚肉を禁忌とする文化はありません。
 イスラム教徒も、それがイスラム教だけの禁忌である事は知っているでしょう。
 豚肉を食べる恐れがある事がどうしても嫌ならば、そもそも日本に来るべきではない。

 日本の拘置所が誤って、「イスラム教徒の拘置者に豚肉料理を出したこと」への吉田の拘置所擁護(?)ツィートです。
 そもそも「拘置所側は謝罪し再発防止を約束してる」のに吉田が「豚肉料理出して何が悪い」と拘置所を擁護(?)する意味がわかりませんがそれはさておき。
 アジア自由民主連帯協議会がつきあいのある「日本ウイグル協会」「世界ウイグル会議」はイスラムの団体ですが、これは「協議会はイスラムとつきあいがあるが食のタブーには全く配慮してない」と疑われても仕方がない暴言でしょう。
 つうかよく吉田もウイグル関係者とつきあいがありながらこんな暴言が吐けるもんです。まあhttp://blogos.com/article/187674/も指摘していますがそもそも吉田はあの在特会と交遊する非常識極右なのでこういう暴言はある意味不思議ではありませんが。まあ、吉田に限らず協議会の連中がウイグルチベットを内心では「中国叩きネタ」「日本より目下の存在」と見てるであろうことが伺えます。


■9月3日、江東映像文化振興事業団上映会のお知らせ 「原子怪獣現る」と「プルガサリ」(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=3829

観終わった時の感想は、やはり日米の意識の差をまざまざと感じさせます。

 ウィキペ「原子怪獣現わる」によれば怪獣は「新兵器アイソトープ弾」、つまり核兵器によって倒されるわけです。
 一方ゴジラでも、「新兵器オキシジェン・デストロイヤー」でゴジラは倒されますが、名前や効能(化学反応でゴジラ液状化する)から見て核兵器ではない。
 しかも

 尾形(宝田明)と恵美子(河内桃子)はオキシジェン・デストロイヤーの開発者・芹沢博士(平田昭彦)のもとに向かい、ゴジラを殺すためにオキシジェン・デストロイヤーを使わせてほしいと必死に懇願する。しかし芹沢は、オキシジェン・デストロイヤーは原水爆に匹敵する大量破壊兵器であり、その存在と製造法が知れわたれば、戦争の道具にされないはずがない、と首を縦に振らない。だが尾形と恵美子の熱意に心を動かされ、ついに「今回一回かぎり」の条件でオキシジェン・デストロイヤーの使用を認める。
 芹沢は尾形のサポートを受けて海底に降り、ゴジラの足元でオキシジェン・デストロイヤーの装置を作動させる。海水が激しく泡立ち、ゴジラが苦しみ始める。成功を確認した芹沢は命綱と空気管を切断し、彼だけが記憶するオキシジェン・デストロイヤーの秘密を世界から抹消する。やがてゴジラも断末魔の悲鳴を残し、泡になって消える。船上で行方を見守っていた人々が、ゴジラを倒した喜びや芹沢の犠牲の悲しみに騒然となる中、恵美子の父・山根博士(志村喬*12)が孤独につぶやいた。
「あのゴジラが最後の一匹とは思えない。もし水爆実験が続けて行われるとしたら、あのゴジラの同類がまた世界のどこかへ現れてくるかもしれない」と。

ということで米国映画よりもシリアスな内容でしょう。


加藤大臣の記者会見(2016年8/3)
http://www.cao.go.jp/minister/1608_k_kato/kaiken/2016/0803kaiken.html

拉致問題についてでありますけれども、残念ながら私が担っておりました10か月間でありますけれども、拉致問題については進展することがございませんでした。

 間違ったことは何一つ言っていませんがこう平然と「進展がありませんでした」といわれると「何と言ったらいいのか」唖然です。

「対話と圧力」、「行動対行動」の原則を貫き、また、関係省庁とも緊密に連携をしつつ、政府一体として、全ての拉致被害者の一日も早い帰国の実現に向けて、全力で取り組んでいきたいと思っております。

まるきり具体性がありません。
まだ

・一億総活躍でありますけれども、6月2日に「ニッポン一億総活躍プラン」を閣議決定いたしました。正にこれを具体的に実現していくそのための段階へと入ったわけであります。
・このたび新たに働き方改革担当大臣ということも任ぜられたところであります。総理からは、そのため、「働き方改革実現会議」を設置し、具体的で包括的な「働き方改革実行計画」を年度内を目途に取りまとめるようにと指示を頂いたところであります。
 具体的には、同一労働同一賃金長時間労働の是正といった課題に加えて、高齢者の就労機会の提供や拡充、またテレワークなど柔軟な働き方の推進、こうした問題、こうした課題について広い観点から検討を行うように御指示を頂いたところであります。
・子ども・子育て支援については、企業主導型保育事業の活用などにより待機児童の解消を図っていきたいと思っております。また、保育士等の処遇改善、幼児期の教育・保育、子育て支援の充実に全力で取り組んでいきたいと思います。
・また、子供の貧困対策については、家庭の経済事情によって子供たちの未来が閉ざされることがないよう、「未来への投資」として、その取組を充実させていきたいと思っております。特に、国民や企業の皆さんの幅広い理解と協力の下、「子供の未来応援国民運動」に取り組んでいくとともに、地方公共団体の取組への支援も進めてまいりたいと思います。
・また、青少年育成支援については、「子供・若者育成支援推進大綱」に基づく各種施策を総合的に推進するとともに、青年国際交流事業などの各種事業にも、積極的に取り組んでいきたいと思います。
・また、障害者施策については、全ての国民が障害の有無にかかわらず、お互いの人格と個性を尊重し合いながら共生できる社会を目指し、関連施策を総合的・計画的に推進するとともに、「障害者差別解消法」の周知・啓発などにも取り組んでいきたいと思っております。
・すべての女性が、自らの希望に応じて、家庭・地域・職場といったそれぞれの場において、その個性と能力を十分に発揮し、輝くことができる社会の実現を目指してまいります。昨年末に閣議決定されました第4次男女共同参画基本計画に基づき、長時間勤務や転勤が当然とされている男性中心の働き方などを前提とする労働慣行等の変革に取り組んでまいります。また、「女性活躍推進法」の着実な施行等により、女性の積極的な採用・登用や、将来指導的地位に登用される候補者層を増やす取組、ワーク・ライフ・バランスの実現のための取組を進めていきたいと思います。
・最後に、成年後見制度の利用促進でありますけれども、成年後見制度の利用の促進に関する法律が、本年4月8日に成立し、5月13日に施行されております。 同法などに基づいて、内閣府においても、成年後見制度利用促進委員会事務局等が発足をいたしました。現在、閣僚から構成される成年後見制度利用促進会議及び有識者から構成される成年後見制度利用促進委員会の開催に向けて準備を進めております。 今後は、同委員会での議論を進め、成年後見制度利用促進基本計画の策定などに向けた検討を進めていきたいと考えております。

などの方が拉致問題よりも具体的でしょう。なお質問は「新たに任務となった働き方改革関係」がほとんどで拉致など全くありません。「拉致の風化」を改めて実感します。


id:noharraこと八木孝三のツィートにコメント(八木批判が多い)

赤い豚さんへの返信
野原燐 ‏@noharra
富裕層トップ62人の資産を半分奪えば*13、世の中のすべての金銭的問題は解決する。その為の秘密結社を作ろう! @cochonrouge

 赤いブタ(cochonrouge)氏の「富裕層トップ62人の資産が下位36億人の合計と同じ、つうのはおかしい」つう指摘へのid:noharra流の非常識な返信です。
 当然ながら赤いブタ氏からは「ツイッターで募集する秘密結社って秘密と違うヤン」「そもそも何で秘密にする必要があるの?、共産党とか今あるような普通の政治結社でええやん」「つうか俺に勝手に変な返信すんな」と露骨に嫌がられて必死に言い訳しています。なおその言い訳に寄れば「秘密結社」とは言葉の綾だそうです。やれやれ(苦笑)。

「強制連行の証拠は見つからない」=ネトウヨ判定器。(id:noharraこと八木孝三のツィート)

 つまりあなたが親密交際されてる三浦小太郎氏はネトウヨだし、三浦氏のご友人であるあなたもネトウヨと言う事ですね!、八木さん。どうですか、違いますか?

(ボーガス注:南京事件慰安婦など日本の戦争犯罪を)なかったといいたがるネトウヨは最低!

 その「南京事件慰安婦など日本の戦争犯罪をなかったといいたがる」つくる会理事(http://www.tsukurukai.com/aboutus/yakuin.html)、「『南京大虐殺』の歴史捏造を正す国民会議」賛同者(http://www.nankin-tadasukai.jp/)の「ネトウヨ」「プロ右翼活動家」三浦小太郎と交遊してるのがid:noharraこと「ネトウヨ」「プロ右翼活動家」八木孝三です。イヤー、ネトウヨが最低なら「ネトウヨ」のあなたと三浦も最低なんですよね?。それとも三浦はネトウヨじゃないと強弁しますか?。「つくる会理事」がネトウヨじゃなかったらこの世にネトウヨは存在しないでしょうけど。
 「ネトウヨの八木孝三」と俺に言われたくなかったらいい加減「ネトウヨ」三浦を批判したらどうですか?

野原燐さんがリツイート
大貫剛 ‏@ohnuki_tsuyoshi
「姿勢*14が悪いから」副首相を処刑 北朝鮮日本テレビ系(NNN)) - Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20160831-00000055-nnn-int
「居眠りしたから*15」に続いて「姿勢が悪いから」で粛清されるなら、次はやはり「太りすぎだから」をやって頂きたいなあ、北朝鮮

 大貫某、及びid:noharraのあほさに吹き出しました。「北朝鮮を敵視する」反共国家・韓国の主張が正しいと決めつける根拠は何なのか?。過去に韓国が「死刑になった」と発表した北朝鮮政府高官が「その後生きて姿を現したこと」を考えれば、今回も「姿を消したので左遷されたことは多分間違いない」程度の事しか確実じゃないでしょう。死刑理由どころか「死刑になったかどうかさえ」怪しい。
 大体今の朴クネ政権は「政府批判報道をする朝鮮日報の記者の自宅に嫌がらせのがさ入れをするような腐った政権」なんですが(http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/08/30/2016083000967.html参照)。大貫某やid:noharraもよくそんな腐った政権を信用できるもんです。しかし朴クネって本当にクズです。さすが独裁者・朴チョンヒの娘。「朴チョンヒの娘」なんてハナからまともとは思ってませんが、ここまでクズだとは思いませんでした。ニクソンみたいに「朴クネのバカ」には任期前に途中辞任して欲しい。せめて次の大統領は現野党でお願いしたい。

野原燐 ‏@noharra
 自分たちの処刑を望んだ天皇*16を獄中から呪った磯部浅一*17や、クーデタを企てた宮城事件の畑中健二*18少佐らにおいても発想は変わらない。自分たちの心の中の「内なる天皇」の方が現実の天皇よりも上位にあるからこそ彼らは「内なる天皇」に従ったのだ。

 「極右テロリスト」「殺人鬼」「妄想狂(平たく言えばキチガイ)」「生きる価値のない低能(生まれてきたことが間違い)」でしかない「愚人=磯部や畑中」が勝手にあるべき天皇像をでっちあげてそれを実在の昭和天皇に押しつけるのと、ストーカー男性が「愛する女性」に「自分の理想の女性像」を押しつけるのと俺には「くだらなさと下劣さ」「当人に対する迷惑さ」では違いがあるとは思えないが、違うと思えるのが我らが「低能ウスラバカ」id:noharraこと八木孝三先生らしい。単に八木先生が磯部や畑中に共感する「危険な極右運動家」というだけの話だろうが。さすが八木先生は「プロ右翼活動家」三浦小太郎の子分、手下だけのことはある。

国民を奴隷化する北朝鮮国家を打倒せよ!

 で、id:noharra君には「国連加盟国」で「中露が支援してる北朝鮮」をどーやって打倒するのか、是非教えて欲しいんだが?。できもしないことを放言するのは人間として恥ずかしいという常識は持ちましょうね(毒)。

野原燐 ‏@noharra
渡部昇一*19「歴史的には女帝も存在しましたが、妊娠する可能性のない方、生涯独身を誓った方のみが皇位に就きました。種が違うと困るからです。」
天皇に関し、DNA的なものが貴いというのは支那的発想であり、日本的ではないと、強調しておきたい

・生涯独身を誓ったかどうかはともかく、過去の女帝は皆独身なのは事実です。
・まあ、それはともかく。今時「女帝反対」だの「女帝を導入する場合は、女帝は一生独身でいろ」だのとは思いませんが、いつもながらid:noharraこと八木先生がド阿呆です。
・何がアホか。先ず第一に今時「支那」はないでしょう。何で「中国」て書かないんですかね。やっぱあれですか、八木先生が中国に対し差別意識を有する極右だからですか?
 第二に「中国的」だと八木先生が決めつける根拠は何なのか。第三に「中国的」だと何が悪いのか。

野原燐 ‏@noharra
 そもそも「日本人は働き過ぎ」であり天皇生前退位も当然認められるべきと考える

 「一般労働者に定年があるんやから天皇にも定年があってええやないか=生前退位」つうのは「働き過ぎ云々」つうのとは少し違うと思いますが?

野原燐がリツイート
ニューズウィーク日本版『アメリカ人の身代金は1人80億円 米国務省イランへの支払で釈放実現を認める』
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/08/80.php

 アメリカがイランに人質に取られていた米国人を解放してもらうために「1人頭で80億出したらしい」つう話です。5人解放だそうだから「5×80億=400億」だしたわけです。
 結局世界最強の軍事大国だって自国民解放はこうなるわけです。リスキー過ぎる軍隊の突入とかしない。
 荒木や島田ら巣くう会一味は「米国なら拉致被害者をとり戻すために北朝鮮に軍隊送ってる」なんて言いますがまあ大嘘です。それがこのイランへの「身代金支払い」の一件で改めて明白になったわけです。そうは思いませんか、id:noharraさん。日本だって拉致被害者取り戻すためには「1人頭で80億」とか北朝鮮相手に出すべきじゃないですか?。たぶんアンチ北朝鮮id:noharraさんはそう言う考えじゃないでしょうが。
 またこのイランの一件で「金払わなくてもヌスラから安田は救出できる」とほざいてた、id:takase22こと高世仁*20や常岡の主張の怪しさが改めて明白になったと言えるでしょう。
 まあ、それはともかく「アメリカ版救う会」つうか「親イスラエル・反イランの極右政治家やメディア」が田中均氏らに悪口した荒木や島田、産経のように「オバマはふざけてる」「オバマはイランの手先」とか今後ほざくんですかね?


■アジア自由民主連帯協議会『第21回講演会「ウイグル難民の現状と今後の課題」』講師イリハム・マハムティ氏
http://freeasia2011.org/japan/archives/4793
 ペマや楊海英みたいに日本ウヨにこびへつらってどんな馬鹿な事言うんだろうと期待していたのですが、報告文を読む限りは「一見しておかしいところ」はないです。
 興味深いのはイリハムが

 (ボーガス注:一部のウイグル人がISに参加するなどテロに走っていることについて中国が)ウイグル人はテロリストだと宣伝した。わずかな人間の行為のせいで、このような恐ろしい結果に私たちウイグル人全体が直面しているのです。
(中略)
 私たち、外国にいるウイグル人の各団体としては解決しなければいけない目下の急務であり、ウイグル人全体がそういう考え方であると見ていることに対し、私たちはそうではないことを国際社会に対し、はっきり説明しなければいけないと考えています。

としテロ問題をイリハムなりに深刻に受け止めているらしいことです。


■大井健輔に突っ込む

大井健輔 ‏@atomkun77
 一部の歴史に無知なミャンマー人に教えておかなければならないと思うのは、日本が(ボーガス注:ミャンマー含む東南アジアを)侵略したというが、イギリスが(ボーガス注:ミャンマーを含む)世界中で行っていた侵略戦争の罪悪のほうが遥かに罪が重いということである。

 吹き出しました。「ミャンマー親日国」「ミャンマー大東亜戦争に感謝してる」と言いたがる大井らウヨですが実際はそんな甘いもんじゃなく「現実のミャンマー人」に『戦前日本のしたことはただの侵略ジャン』といわれて大井が逆ギレしてるという話です。
 まあ全てのミャンマー人が日本ウヨに媚びてるわけではないし、大井なんて「政財官界の要人でも何でもない」小物ウヨでもありますから大井に媚びないミャンマー人もいるわけです。

大井健輔 ‏@atomkun77
 シナは、インドにもロシアにもそっぽを向かれて孤立の道を歩んでいる。

 反中国ウヨらしい妄想ですが、勿論そんな事実はありません。AIIB一つとっても「中国の孤立」なんて話はないわけです。もちろんインドやロシアとの間に意見対立はあるでしょうが、それは大井のようなバカウヨが妄想する「中国の孤立」という話ではない。

大井健輔 ‏@atomkun77
東南アジアは依然として韓流。日本は何の存在感もない。なぜ負けるのか。

 韓国が市場調査して東南アジアで受けるネタを提供してるのに対し日本がそうじゃないからでしょう。つまりは海外進出する意識の有無でしょう。「日本でやってるもんをそのまんま持っていけば受ける」つうほど東南アジアは恐らく甘くない。まあ、海外にもって行かなくても日本は人口が多いので日本だけでも充分儲かるし、未だに日本人が海外進出といった場合に想定してるのも欧米中心なんでしょう。

大井健輔 ‏@atomkun77
 谷川浩司*21九段(永世名人資格保持者*22順位戦で三連敗。
 藤井猛九段との叡王戦の負け方もひどく、昨今の低調さはもはや、超一流棋士の面影はゼロ。
 50代、60代で会長職を兼務してなおかつ勝ち越し、59歳まで(ボーガス注:王将の)タイトルを持っていた大山康晴*2315世名人とは雲泥の差。しかも(ボーガス注:大山は)ガンにも勝った。

 もちろん「大山が化け物」なのであって「大山より若い」「特に重病を抱えてるとも聞かない」谷川がレベルが低いわけでは全くない。大山に悪意に理解すれば「大山時代は周りが弱かった。今大山が谷川の立場なら、谷川同様酷い成績だろう」とも理解できますがこの辺りは将棋素人なので分かりません。
 これについては
 id:Bill_McCrearyさんエントリ■時代の変化と、2020年前後以降の羽生善治らの動向が興味深い
http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/c6ff70e8600f573c09f3558bdeee25ff
を紹介しておきます。しかし大井の指摘が事実なら谷川も「晩節を汚さず引退した方がいい」のかもしれません。

大井健輔 ‏@atomkun77
 今の(ボーガス注:右翼)言論界には一人の江藤淳*24も、清水幾太郎*25福田恒存*26もいない。遠藤浩一*27は最後の大物だった。

 さすがに江藤や清水、福田と遠藤を同列に並べたら右翼界からも「ふざけんな!」「遠藤がそれほどのタマかよ」て声が出るんじゃないか。

 天皇陛下靖国御親拝だけは実現してもらわなければ困る。
(ボーガス注:8/15参拝を見送った)防衛相、首相の参拝などどうでもいい。
 右翼は「天皇陛下の発言は絶対だ」正しいという考え方をしているがそれは間違いだ。
 靖国にお参りにならないというご行動に、今上陛下のお考えは示されている。

 大井君は今上を敵視してるわけね。ただ靖国参拝してないのは今上だけじゃなくて先代(昭和天皇)もそうなんですけどね(富田メモから彼の意志が推測できる)。昭和天皇も敵視してるのかしら?
 つうか現実的にそんなことを今上も先代もできるわけないジャン。


日本李登輝友の会渡辺利夫会長が金田勝年法務大臣に戸籍問題解決の要望書と署名を送達』
http://www.ritouki.jp/index.php/info/20160909/
 「安倍内閣の大臣なら何でもやってくれる」とでも思ってるんでしょうか?。多分何もしないでしょう。過去の第二次、第三次安倍内閣法務大臣谷垣禎一*28、松島みどり氏など)も何もしてないわけですから。


日本李登輝友の会蓮舫*29議員も福原愛選手の夫も「中国人」とされてしまう日本の戸籍』
http://www.ritouki.jp/index.php/info/20160910/
 日本は台湾を国として認めていませんので当然の話です。

 そもそも台湾出身者を「中国」と表記するようになったのは、昭和27年4月28日に制定された「外国人登録法」(2012年7月に廃止)に基づいています。この法律によって、日本は台湾出身者を中華民国(中国)の国民とみなし、その国籍を「中国」と表記するようになりました。

 もちろん昭和27年時点の「中国」とは当時日本が国交があった「蒋介石中華民国」を意味しています。
 しかし「台湾との断交」後はこの中国は「中華人民共和国」を意味することになるわけです。


日本李登輝友の会民進党が台湾名義による国連加盟を支持』
http://www.ritouki.jp/index.php/info/20160819/

 8月17日、陳水扁*30総統時代に国防部長(国防大臣に相当)をつとめた蔡明憲氏が理事長の台湾連合国協進会は民進党に対し、蔡英文*31総統は台湾名義で国連加盟を求める書簡を国連事務総長に送るよう陳情したところ、民進党の李俊毅・副秘書長は「中華民国名義での国連加盟はすでに不可能であり、台湾名義での国連加盟を支持する。民間団体と協力し、台湾の主権が国際社会に認められるようにしたい」と語ったという。

 「本気か?」ですね。中華民国名義だろうが台湾名義だろうが国連加盟なんかできるわけがない。


日本李登輝友の会李登輝総統の石垣ご講演の全容を日本文化チャンネル桜が放映』
http://www.ritouki.jp/index.php/info/20160817/
 今時「過去の人」李登輝の講演なんか桜くらいしか放送してくれないわけです(まあ集会がウヨ主催であると言うことも大きいですが。なにせ閉会の挨拶があのトンデモ右翼の梅原克彦・元仙台市長ですからね)。李には哀れさを感じますね。


日本李登輝友の会交流協会台北事務所前で「従軍慰安婦」に対する謝罪を求める抗議集会』
http://www.ritouki.jp/index.php/info/20160816/
 もちろん台湾にも慰安婦はいます。もちろん「韓国の慰安婦は人権侵害ですが台湾の慰安婦は違います」なんてこともない。当然こうした抗議集会は起こります。つうか過去に既に起こっている。今回が初めてではない。
 それに対し日本李登輝友の会はどうした態度を取るかといえば彼らは河野談話否定派の極右ですから誹謗中傷するわけです。そして「友の会」が「神様仏様李登輝様」とあがめる李登輝がそれを「慰安婦への誹謗は辞めなさい」と批判し、たしなめるかといえばそんなことはしない。まあ仮に李登輝が批判しても無視し「李登輝が裏切った、俺達はもう李登輝を支持しない」と言い出すのが「友の会」でしょうが。
 さすがに「私も河野談話は撤回すべきだと思う」とは李登輝は言ってないかも知れません*32が「自分の名前をつけた自称・李登輝支援団体」が問題発言をしても批判もしない、たしなめないのでは李登輝も同罪です。
 別にこれは李登輝に限らない。「芸能人ファンクラブ」「政治家後援会」などが問題を起こしたのに、当の芸能人や政治家が「その団体」を批判もせずに黙認すれば当の芸能人や政治家も「同罪扱い」されるのは当たり前です。


日本李登輝友の会小池都知事、早くも「親台派」鮮明 都市外交に変化の可能性』
http://www.ritouki.jp/index.php/info/20160806/
 とはいえ東京都は北京市と友好関係を結び、上野動物園にパンダ提供を受けてる以上、右翼団体日本李登輝友の会」が望むレベルの「反中国的態度」は小池も取らないでしょう。
 「もちろん台湾の独立など認めない」という言い訳付での台湾とのつきあいしか小池もやる気はないでしょう。


■大きなお世話とは思うけどSEALDs解散についてひとこと(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=3822
 「大きなお世話だと思うなら」黙ってろて話です。もちろん、三浦のことですからシールズに悪口しかしないわけです。まあ、部外者の俺がこういうこというのは「余計なお世話」「大きなお世話」ですが三浦のようなバカウヨの悪口を跳ね返すような活動をシールズメンバー諸氏には今後して欲しいとは思います。
 それにしても三浦ごとき「南京事件否定論者、河野談話否定論者」のデマゴーグが偉そうな口をきくなという話です。そうは思いませんか、三浦のご友人のid:noharraさん(毒)。
 ちなみに三浦は「シールズに新しい物は何もない」云々といっていますが、そもそも「新しいから正しい」というわけでもないし、そうそう新しいもんなんかできるわけもないわけです。
 日本の戦後ウヨ運動だって「靖国万歳」だの戦前を引きずっていて、全然新しくない。古い、新しいで評価したらウヨ運動なんぞ何一つ評価できないでしょう(勿論小生は新しい、古いではなく「時代錯誤で非常識」と言う意味で戦後ウヨ運動を評価しませんが)。
 「新しい、古い」云々という批判は小生はあまり共感できませんね。そもそも三浦のような自称保守派は「革新」ではなく「保守」なんですから「新しいこと」は単純に評価の対象になるもんでもないでしょう。
 なお、「関係ないですが」解散といえば、これまた部外者の小生が何か言うのは「大きなお世話」ですが、「年内解散を発表した」SMAPの解散後もSMAPメンバーの活躍(つうか創業者・ジャニー喜多川一派による反対派*33に対する無茶苦茶な粛清、つるし上げがないこと)を期待したいところです。
 つうかそう言うつるし上げ*34を許すようでは日本の恥ですが。彼らが「ジャニーズに残り続ける*35」にせよ、「結局独立する」にせよ「ジャニー喜多川による粛清」などおよそまともな話ではありません。
 とはいえワイドショーなどに寄れば「元所属事務所の圧力による粛清劇らしい能年玲奈の長期不在」というおぞましいもん*36を我々は既に見せられていますので「またSMAPでも同じ事を見るのだろうか」という何とも不快な感情を感じざるを得ません。
 それにしても能年についても早く復帰(?)して欲しいもんです。

【追記】

http://www.asahi.com/articles/ASJ8R6X8FJ8RUCVL02C.html
朝日新聞『のんさん、アニメ映画初主演「地面から浮いちゃいそう」』
 NHK朝の連続テレビ小説あまちゃん」でヒロインを演じた俳優のん*37(本名・能年玲奈)さんが、11月12日公開のアニメ映画「この世界の片隅に」で主人公の声を担当することが分かった。アニメ映画初主演となる。のんさんは「なんか地面からふわっと浮いちゃいそうなくらいうれしかった」としている。
 「この世界の片隅に」は、第2次世界大戦中の広島・呉が舞台となる。日々を大切に前を向いていく女性すずが主人公。こうの史代さんの同名漫画が原作で、片渕須直さんが監督を務めた。片渕監督が「のんさん以外のすずさんは考えられない」と、その声にほれ込んで起用した。
 のんさんは「私は戦争や暴力の描写が嫌いで苦手で、目を向けないで拒んでいたところがありました。(戦争は)非日常なもので別次元のものと思っていたのですが、原作を読ませていただいて、日常と隣り合わせに戦争があったのかもしれないなと感じて、今まで拒んできたものに目を向けてみようと思いました」とコメント。また、主人公すずについては「感情が沸きたった時に、がーって絵を描いているところがすごく共感しました。すずさんは、ぼーっとしていると言われながらも、パワフルでポジティブなところが好きです」としている。
 のんさんは、これまで本名の能年玲奈でドラマや映画に出演してきたが、能年さんの代理人は先月、今後の芸能活動の名前を「のん」に改めることを明らかにしていた。この作品は改名後、初の本格的な出演作となる。(佐藤美鈴)


■8月15日に、尊敬する方と靖国神社に参拝しました(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=3819
 首相、閣僚の靖国参拝に対する「慰霊なら千鳥ヶ淵に行けばいい」「政治家の靖国参拝政教分離原則違反の疑いがある」「戦死者でないA級戦犯を合祀する神社は戦没者追悼の場にふさわしくない」「日本を誤った戦争に突入させたA級戦犯を英雄視する神社は戦没者追悼の(以下略)。A級戦犯を合祀した神社に行くことはあの戦争の正当か、賛美ではないのか。靖国神社本庁もそうした右翼活動に公然と関与してるではないか」などといった問題についての意見を何も述べない三浦の汚さには呆れますね。
 もちろん極右活動家の三浦は靖国参拝派なのにそれを卑怯にも隠しているわけです。「参拝したければ参拝すればいい」てそれが許されるのは私人だけですよ。公人には公人に求められる「公人にふさわしい態度」というのがあるわけです。
 例えば、一般人が泥酔して醜態をさらすのと中川昭一*38「麻生*39内閣財務相」が泥酔して醜態さらすのとはわけが違うわけです。


日本李登輝友の会Wedge Infinityに野嶋剛氏*40「日本で出版相次ぐ『蔡英文本』、ブームの背後に哈台族?」掲載』
http://www.ritouki.jp/index.php/info/20160809/
 ぶっちゃけ、「日本李登輝友の会」などのウヨ組織による組織購入の疑いが強いと思いますね。つまりはこの記事、完全な「友の会」によるマッチポンプではないのか。
 まあ、確かに「台湾旅行は今ブーム」のようですが「旅行が好き」なのと、「政治に興味を持つ」のと大分違うでしょう。
 たとえば「パリのルーブル美術館が好き」「オーストラリアのカンガルーが好き」「エジプトのピラミッドが好き」だからといってそれは「その国の政治に興味があること」とは直結しないでしょう。
 つうかむしろ台湾より「中国」の方がここ数年ブーム*41の気がしますね。これは「中国経済の日本におけるウエイト」を考えればある意味当然でしょうが。


■「シン・ゴジラ*42」は素晴らしかった、ただ、つくづく庵野という人は業の深い人だと思った(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=3807
 「エヴァンゲリオン(以下、エヴァ)」で一躍有名になった庵野某氏の作品は「エヴァ」にせよ、三浦が紹介している「オネアミス」「ナディア」「シン・ゴジラ」にせよ、他の作品にせよ、現時点で一作も見てないことをお断りしておきます。アニメにも庵野氏にもあまり興味がないので今後も見ないと思います。
 つうかゴジラ自体全然見てませんし。子どものころはむしろ「テレビ東京などで放映されるガメラ」をよく見てました。
 子どもだましって言えば子どもだましですが、ガメラというのは「ゴジラとの差別化」もあったんでしょうが途中から

ガメラ(ウィキペ参照)
 第2作『大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン』以後は人間に対して具体的な敵意を示すことは無く、エネルギーの摂取時以外にはほとんど出現しなくなるが、侵略者や怪獣によって子どもが危機に陥るような事態が起こると、何処からともなく現れて子ども達を救っていく。
 基本的には悪役だった第1作でも子どもを助ける場面があり、大人向けに製作した2作目を除く3作目以降は、一貫して「悪の怪獣・侵略者を打ち倒す正義の怪獣」「子ども達のヒーロー」として描かれる。

つうことで露骨に「子どものアイドル化、ヒーロー化」していきましたのでね。ええ小生は未だにそう言う子どもだましが結構好きな男です。

 庵野という表現者は、どこか自己と時代への悪意に根差した表現を試みるとき最も輝くという、まさに「業」としか言えない不幸な天才のような気がする。もともとラピュタの前作「王立宇宙軍 オネアミスの翼」、私はこの映画確か映画館で公開当時3回観たけれども、根本的には悪意に満ちた作品としか思えなかった。だってあのヒロイン、どう見ても、ナウシカの残酷なまでのパロディ*43でしょ。

 「つまらないこと」ではありますが、色々ツッコミどころのある文です。先ず第一に

ラピュタの前作「王立宇宙軍 オネアミスの翼

というのは日本語として変でしょう。ラピュタが1986年、オネアミスが1987年とは言え、普通、作り手の違う作品を「前作」とはいいません(ラピュタの作り手は宮崎駿氏)。
 第二に、ウィキペ「オネアミスの翼」によればこの作品の監督は山賀博之氏です。 
 まあ、庵野氏も関わったようですが、彼の監督作品でないもんを持ち出して彼の映画傾向を論じることは果たして適切なんですかね?。それとも、三浦は庵野作品と勘違いしてるのか?

 庵野に人間ドラマが書けないとかいう人

 彼の作品を見てないので何とも評価できません。まあ、「登場人物が薄っぺらい、魅力ない」つう批判はよくある批判ではあります。

繰り返しますが、庵野は人間ドラマに興味がないとか、書けないとかいうのは誤解だと思う。ただ、あえて書かない、というのは当たっている。

 「敢えて書かない」のだとしても、悪意に表現すれば「表現の稚拙さ」、善意に表現すれば「凡人には理解困難な、時代の一歩先を行く斬新すぎる表現のために」、相手に伝わらなければ「能力がねえから書けないんだ」とか「書くべきなのに書かない方がセンスがあると勘違いするなんて、センスねえ」とか低評価されるのも仕方ないでしょう。見てないのでその辺り何とも言えませんが。

最後に、どうでもいいことですが、あの防衛大臣、どう見ても小池百合子*44のイメージですよね。

 要するに防衛相役が女優*45だったのか、と思ったらウィキペ「シン・ゴジラ」によれば「余貴美子」が演じたそうです。
 これを「庵野が小池ファンの極右と解釈すべきか*46」どうかはもちろん見てないし、庵野へのインタビューなども読んでないので俺には分かりません。そもそも興味ないですが。
 いずれにせよ「余貴美子」て小池のイメージじゃないと思いますが。
 なお、三浦も記事内で指摘していますがウィキペ「シン・ゴジラ」によれば「大杉漣が演じる首相」、「柄本明が演じる官房長官」、「余が演じる防衛相」は早い段階でゴジラの攻撃で死ぬそうです。
 これは悪意に見れば「安倍政権への敵意」と見なせるかも知れませんが、三浦はそうは見なさず「パニック映画としての恐怖感を高めるための演出」として「シン・ゴジラ」大好きを公言しています。
 まあ、確かに政治的な思惑などはないでしょうねえ。
 他にウィキペ「シン・ゴジラ」で気になった点にコメント。

シン・ゴジラ(ウィキペ参照)
牧悟郎(岡本喜八
 元城南大学統合生物学教授。日本の学会から追放されるようにして渡米し、米国で(将来出現すると予測される)ゴジラの研究をしていた。写真のみの出演。

 故人でしかも俳優ではない岡本喜八(映画監督)をわざわざ「カメオ出演」とは庵野氏は岡本ファンなんでしょう。
 ウィキペ「岡本喜八」によれば

・アニメーション監督の庵野秀明は岡本の大ファンとして知られ、テレビ東京で放送された庵野作品『新世紀エヴァンゲリオン』(1995〜1996年)で「使徒」の波長パターンとして表示される「BLOOD TYPE:BLUE」が、岡本作品『ブルークリスマス』(1978年)の英題からの引用であることは岡本ファンや庵野ファンには有名な話である。同じ庵野監督作品『トップをねらえ』(1988年)では、岡本の『激動の昭和史・沖縄決戦』(1971年)における「船が多すぎて海が見えない」、「船が七分に海が三分」などのセリフをオマージュとして模倣しており、『沖縄決戦』がLD化された際には庵野がライナーノートを書いている。

んだそうです。


■象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば(平成28年8月8日)(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=3805
 三浦曰く「陛下のお気持ちはよく分かったが生前退位*47の是非については論じる準備がないので論じない」そうです。もちろん論じる義務はどこにもないんですが三浦の場合
1)生前退位論を批判して「陛下に失礼だ」などと批判されたくない、実際生前退位論を支持するウヨもいる
2)一方で生前退位論を「たとえ陛下の意志だろうが間違ってる」と非難するウヨもいる
つうことで「態度を旗幟鮮明にしたら後で立場がやばくなるかも」つう醜い保身でしかないですからねえ。
 だったら黙ってればいいのですが「生前退位の是非については論じないが陛下のお気持ちについてはよく分かった」といって尊皇家ぶりたいようです。「陛下のお気持ち(つまり生前退位)」の是非について論じないのならそう言う事言っても意味は乏しいと思いますが。
 最後に天皇コメントを見てみます。

 憲法の下,天皇は国政に関する権能を有しません。そうした中で,このたび我が国の長い天皇の歴史を改めて振り返りつつ,これからも皇室がどのような時にも国民と共にあり,相たずさえてこの国の未来を築いていけるよう,そして象徴天皇の務めが常に途切れることなく,安定的に続いていくことをひとえに念じ,ここに私の気持ちをお話しいたしました。
 国民の理解を得られることを,切に願っています。

 憲法上の制約は分かってるけど「アベノミクス評価」などと違い皇室に全く関係ない事と違うので「あえて発言させてもらいました(最終決定するのは国会やけど)」つうエクスキューズです。

 天皇が健康を損ない,深刻な状態*48に立ち至った場合,これまでにも見られたように,社会が停滞し,国民の暮らしにも様々な影響が及ぶことが懸念されます。

 天皇コメントの一部ですが「メインの理由は体力的に国事行為がきついことだが」、「昭和天皇の最期の時」の例の自粛騒動は息子としてみていて、いたたまれなかった、それも生前退位したい理由の一つだということでしょうか。
 こういう理由があると当然ながら「体力がキツイなら皇太子を摂政を立てればいい。大正天皇の時代には皇太子(後の昭和天皇)が摂政になった」というのは反論にならないわけです。
 まあ、理屈上「生前退位しなくても自粛騒動はなくせる」んですが、「現実的には難しい」と天皇は思ってるのでしょう。まあ、でも生前退位しても「上皇とか言う地位にでもつけば」、いや無位無冠(?)でも、死去時(あるいはその直前の重病時)に「ノー騒動」つうわけにもいかん気もしますが「でも退位した方が、まだマシだろう」つうことでしょう。

 天皇の終焉*49に当たっては,重い殯の行事が連日ほぼ2ヶ月にわたって続き,その後喪儀に関連する行事が,1年間続きます。その様々な行事と,新時代に関わる諸行事*50が同時に進行することから,行事に関わる人々,とりわけ残される家族は,非常に厳しい状況下に置かれざるを得ません。こうした事態を避けることは出来ないものだろうかとの思いが,胸に去来することもあります。

 「新天皇即位」と「前天皇の葬儀」が同時進行するのは関係者は精神的にも体力的にもきつい、そういうのを息子や嫁、孫たち肉親には味あわせたくない→生前退位したい、という経験者らしい言葉です。
 ちなみに「殯(もがり)」とは

http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20160810/1470781107

http://query700.hatenablog.com/entry/160808_mogari
殯(もがり)の驚きのしきたり
・この殯(もがり)、wikipediaで調べるとすぐにでてきます。
・ネットってすごい。でも読むと驚きます。
・殯(もがり)とは、日本の古代に行われていた葬儀儀礼で、死者を本葬するまでのかなり長い期間、棺に遺体を仮安置し、別れを惜しみ、死者の霊魂を畏れ、かつ慰め、死者の復活を願いつつも遺体の腐敗・白骨化などの物理的変化を確認することにより、死者の最終的な「死」を確認すること。
(略)

 単刀直入に書くと、現天皇は、1989年に自身が体験したこんな儀式が嫌で嫌でたまらなかったということだ。さらに言えば、自分が死んだあとの死体がそんな目に遭わされるのも嫌だ、さっさと葬ってくれという気持ちもあるだろう。

・以下少し追記しておく。
 この記事で引用したブログ記事に書かれた殯の記述に関して、『きまぐれな日々』へのコメント*1で教えていただいたところによると、作家の中沢けい氏が「殯は決して白骨になるのを見守る儀式ではありません」「遺体の防腐処理がされる」等の指摘をしているとのことだが、死体が腐乱して猛烈な悪臭を発するのを何もしないで放置するとは信じ難いとは私も思っていた。ただ、遺体の防腐処理云々はともかく、天皇自身が「重い殯」と、誰が聞いてもネガティブな意味合いを込めているとしか思えないであろう強い表現をしていることが、ここでの論点だ。

だそうです。
 まあ、「昔はともかくさすがに現代は防腐処理もしないで悪臭を放ちながら腐敗して行くのを見守ることはない」でしょうがとはいえ、ここまで現天皇がネガティブに評価する辺り、殯(もがり)とは「廃止ないし改革した方がいい、時代錯誤なしきたり」ではあるのでしょう。少なくとも現天皇はそう思ってると。

*1:ベトナムの首都

*2:何も「日本の右翼」に限った話ではなく当の韓国において人権活動家や歴史学者によってそうした追及がされてることは有名な話です。

*3:著書『民主党アメリカ・共和党アメリカ』(2016年、日本経済新聞出版社)など

*4:著書『中国とモンゴルのはざまで:ウラーンフーの実らなかった民族自決の夢』(2013年、岩波現代全書)、『狂暴国家中国の正体』(2014年、扶桑社新書)、『ジェノサイドと文化大革命内モンゴルの民族問題』(2014年、勉誠出版)、『チベットに舞う日本刀:モンゴル騎兵の現代史』(2014年、文藝春秋)、『日本陸軍とモンゴル:興安軍官学校の知られざる戦い』(2015年、中公新書)、『モンゴル人の民族自決と「対日協力」:いまなお続く中国文化大革命』(2016年、集広舎)、『逆転の大中国史:ユーラシアの視点から』(2016年、文藝春秋)など

*5:いや今だってどんどん軍事侵攻なんかしていませんが?

*6:ソマリア海賊対策」を目的にジブチ政府の了解を得た行為なので少なくとも侵略ではありませんが?。そして軍事拠点つうか「ソマリア海賊対策を目的に」ジブチに駐留する武装組織には我らが自衛隊もあるのですがね。その辺りどう楊は説明するのか。「中国も日本もだめ」か「中国も日本もOK」ならともかく「中国はだめだが日本はOK」なんてただの醜い二重基準でしょう。

*7:著書『文化大革命の記憶と忘却』(2008年、新曜社)、『日本人の文革認識』(2014年、新曜社)など

*8:もちろん楊の文章の文脈から言って「現代中国政治研究」でしょう。「西遊記研究(文学)」「京劇研究(芸術)」とか政治と関係ない分野で「中国共産党万歳」とかあり得ませんから。これは中国に限らず日本も含めて、何処の国だって同じですが。

*9:東トルキスタンイスラーム共和国(第1次東トルキスタン共和国)初代大統領に就任するが盛の軍事的圧力に耐えきれず、彼を支援したソ連も盛との共闘を主張したため、やむなく、新疆省政府副主席に就任(ウィキペ「ホージャ・ニヤズ」参照)

*10:現在の新疆ウイグル自治区の首都

*11:蒋介石国民党政権下で安徽省政府主席、貴州省政府主席、蒙蔵委員会委員長、新疆省政府主席などを歴任。蒋介石と共に台湾に亡命後は総統府資政、国民党中央評議委員、中央紀律委員会主任委員などを歴任。なお、呉忠信は1946年に新疆省政府主席を退任し、後任は張治中(1947年まで)→マスード・サブリ(1948年)→ブルハン・シャヒディ(最後の新疆省政府主席)。サブリは新中国建国後の1951年に病死。一方、張とシャヒディは共産党に降伏し、新中国で「全国人民代表大会常務委員会副委員長、人民政治協商会議全国委員会常務委員、中国国民党革命委員会(民革)中央副主席(張)」「新疆省政治協商会議主席、全国人民代表大会常務委員、民族委員会副主任委員(シャヒディ)」などの要職を務めた。

*12:1948年(昭和23年)の黒澤明映画『酔いどれ天使』で主演に抜擢され、酔いどれ医者役を好演した。続いて1949年(昭和24年)には、『野良犬』で三船と組むベテラン刑事役を、『静かなる決闘』で三船の父親役を演じ、この二つの演技で毎日映画コンクール男優演技賞を受賞する。『酔いどれ天使』以降の黒沢作品では三船とのダブル主演の作品がほとんどだが、1952年(昭和27年)の『生きる』ではワンマン扱いで主演。癌に侵された市役所員を頬骨が見えるほど減量して好演、NYタイムズに「世界一の名優」と絶賛され、黒澤にとっても志村にとっても一世一代の作品となった。最後の黒澤映画出演は1980年(昭和55年)の『影武者』である。山田洋次監督の『男はつらいよ』の「諏訪博(主人公・車寅次郎の妹・さくらの夫)の父親」役でも知られる。1982年(昭和57年)に76歳で死去。

*13:まあ「累進課税を強化する」などの意味でしょうが「強権発動による財産没収」と誤解されかねない表現をよくできるもんです。

*14:実際どうか知りませんが他のメディアの記事では「態度」「振る舞い」などとなっています。つまりは仮に粛清が事実としても「猫背だから」とかそういうんじゃもちろんないわけです。

*15:粛清はともかく大事な会議で居眠りしたら「最近残業続きで参ってる」とか同情の余地がなければ上司に「あいつはやる気がない」と厳しい判断をされて最悪、降格人事(良くて出世が遅れる)されるのは日本だって同じでしょう。

*16:側近である高橋是清蔵相や斎藤實内大臣を暗殺された天皇が磯部に殺意を覚えるのは当然である。磯部のやったことはストーカーが「あの女性が私を避けるのは家族のせいだ」という妄想から「愛する女性の家族を殺害する暴挙」とほとんど変わらない。

*17:殺人鬼なので当然死刑が執行された。自業自得である。せめて殺人を犯して他人に迷惑をかける前に「生きる価値のないゴミ」磯部には自ら死んで欲しかった。

*18:愚人なのでピストルで自決した。自業自得である。せめて殺人を犯して他人に迷惑をかける前に「生きる価値のないゴミ」畑中には自ら死んで欲しかった。

*19:『かくて昭和史は甦る:人種差別の世界を叩き潰した日本』(1995年、クレスト社)、『中国・韓国人に教えてあげたい本当の近現代史』(2005年、徳間書店)、『「反日」を拒絶できる日本』(2006年、徳間書店)、『反日に勝つ「昭和史の常識」』(2006年、ワック)、『「東京裁判」を裁判する』(2007年、致知出版社)、『中国・韓国に二度と謝らないための近現代史』(2007年、徳間書店)、『「パル判決書」の真実:いまこそ東京裁判史観を断つ』(2008年、PHP研究所)、『日本を賤しめる「日本嫌い」の日本人』(2009年、徳間書店)、『東條英機・歴史の証言』(2010年、祥伝社黄金文庫)、『国を滅ぼす本当の敵は誰なのか』(2012年、徳間書店)、『日本は侵略国家だったのか:「パル判決書」の真実』(2012年、ワック)、『中国を永久に黙らせる100問100答』(2012年、ワック文庫)、『取り戻せ、日本を:安倍晋三・私論』(2013年、PHP研究所)、『新たな反日包囲網を撃破する日本』(2014年、徳間書店)、『渡部昇一靖国を語る:日本が日本であるためのカギ』(2014年、PHP研究所)、『朝日新聞と私の40年戦争』(2015年、PHP研究所)、『皇室はなぜ尊いのか』(2015年、PHP文庫)、『決定版・日本人論:日本人だけがもつ「強み」とは何か?』(2016年、扶桑社新書)などトンデモウヨ著書多数

*20:高世は北朝鮮拉致問題でも金払わないで救出できると嘘八百ほざいてますが。

*21:将棋連盟会長。著書『集中力』(2012年、角川oneテーマ21)、『構想力』(2014年、角川oneテーマ21)、『常識外の一手』(2015年、新潮新書)、『ちょっと早いけど僕の自叙伝です。(改訂版)』(2016年、角川文庫)など

*22:「永世ホニャララ」は全て引退後に正式に名乗ることができます(現役中は「永世ホニャララ資格保持者」)。

*23:永世名人(15世名人)の他に永世十段永世王位、永世棋聖永世王将の称号を保有。著書『昭和将棋史』(1988年、岩波新書)、『勝負のこころ』(1992年、PHP文庫)など。

*24:著書『アメリカと私』(1991年、文春文庫)、『閉された言語空間:占領軍の検閲と戦後日本』(1994年、文春文庫)、『南洲残影』(2001年、文春文庫)、『小林秀雄』(2002年、講談社文芸文庫)など

*25:1960年安保闘争に政府批判派として参加したにも拘わらず1980年代には日本核武装を唱えるまでに極右化した怪人物。著書『オーギュスト・コント社会学とは何か』(1978年、岩波新書)、『日本よ国家たれ:核の選択』(1980年、文藝春秋)、『戦後を疑う』(1985年、講談社文庫)など

*26:著書『藝術とは何か』(2009年、中公文庫)、『保守とは何か』(2013年、文春学藝ライブラリー)、『国家とは何か』(2014年、文春学藝ライブラリー)など

*27:著書『消費される権力者:小沢一郎から小泉純一郎へ』(2001年、中央公論新社)、『小澤征爾:日本人と西洋音楽』(2004年、PHP新書)、『福田恆存三島由紀夫(上)(下)』(2010年、麗澤大学出版会)、『政権交代まぼろし』(2010年、産経新聞社)、『戦後政治史論:窯変する保守政治 一九四五〜一九五二』(2012年、勁草書房)など

*28:小泉内閣国家公安委員長財務相自民党政調会長(福田総裁時代)、福田内閣国交相自民党幹事長(第二次安倍総裁時代)など歴任

*29:菅、野田内閣行政刷新担当相を経て民進党代表代行

*30:台北市長を経て総統。総統退任後、汚職事件で有罪判決を受け政治生命を失った。

*31:陳水扁政権副首相を経て総統

*32:わざわざ確かめていません。

*33:本当かどうか知りませんが週刊誌やワイドショーに寄ればキムタクだけがジャニーズ残留派で、他は離脱希望だったそうなので他の4人に対する粛清が危惧されます。

*34:まあ、あの残留劇(スマスマでの残留宣言)自体ある種のつるし上げではあるのですが(しかも残留派キムタクだけそのつるし上げから除外された)。だからこそメンバー4人の「会社とキムタク」への反発が消えず今回の解散発表でしょう。

*35:小生は「独立すべきだとは思いません」が、ジャニー喜多川一派が不当な冷遇をするようならばもちろん独立すべきでしょう。問題はその場合に独立を引き受ける事務所があるかどうかですが。

*36:何があったか知りませんが「あまちゃん」で名を売ったあれだけの人気女優を干し続けるというのは尋常ではないでしょう。

*37:元所属事務所が「能年」の使用を認めないが故の改名だそうです。芸名とは言え本名でもあるんですけどね。

*38:小渕内閣農水相小泉内閣経産相など歴任

*39:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)などを経て、現在、第三次安倍内閣副総理・財務相

*40:個人サイト(http://nojimatsuyoshi.com/)。著書『ふたつの故宮博物院』(2011年、新潮選書)、『ラスト・バタリオン:蒋介石と日本軍人たち』(2014年、講談社)、『認識・TAIWAN・電影:映画で知る台湾』(2015年、明石書店)、『台湾とは何か』(2016年、ちくま新書)など。

*41:もちろん玉石混交ですが

*42:「新ゴジラ」なんでしょうがわざわざカタカナで書いたってことは何かダブルミーニングでもあるんですかね?

*43:というのは三浦の個人的見解に過ぎず俺はオネアミスを見てないので、三浦の主張の是非は分かりません。

*44:小泉内閣環境相、第一次安倍内閣防衛相、自民党総務会長(谷垣総裁時代)を経て都知事

*45:なお、シン・ゴジラ製作当時においては「女性の防衛相」は小池しかいません。ちなみに、稲田で二人目です。

*46:ただ産経なんかはそう主張するかも知れません。ただし逆に「余演じる防衛相がゴジラに殺される点」に着目すれば「小池への敵意」と解釈も可能かも知れません。まあ実際にはあまり深い意味はないでしょうが。

*47:http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20160810/1470781107で指摘がありますが退位の恣意性をなくすため「定年制(70歳など)」というのも一つの考えかも知れません。まあ、定年前に死去すれば生前退位になりませんが。

*48:瀕死の重体とか認知症とかそう言うことでしょうが表現が曖昧な辺りは天皇らしいと言うべきか。

*49:「死去」とはっきり言わない当たりが興味深い。

*50:「新天皇即位に関わる行事」とはっきり言わない当たりが興味深い。