「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート110(追記・訂正あり)

■Mukkeエントリ「彼らは本当は,生命なんてちっとも尊重してはいない」
http://d.hatena.ne.jp/Mukke/20150703/1435912758
 下でさんざん罵倒したためにマジギレしたのか「チベット焼身自殺に『やめよ!』と自分が言わないこと」に必死に釈明する我らがid:Mukkeさん。

 “生命を守れ”という弾圧の形態。もちろんわたしは,ハンストするパレスチナ人や焼身するチベット人には,死なないでほしいと思う。生き続けてほしいと思う。しかしその願いは,少なくともわたしは,食事を断って死にゆく人や炎に包まれて焼かれる人にではなく,彼らをそのような死に追いやる連中にまず向けたい。パレスチナ人に,自分たちの生命の価値はかように軽いのだと日々思わせ続けているイスラエル国家に。チベット人に,もはや“平和的な”抗議手段は全て失われたのだと絶望を与え続けている中国共産党に。
 見せかけの,植民地支配に奉仕するだけの“人命尊重”ではなく,本当の意味で人命を尊重したいと願うなら,このような偽りの“人命尊重”に抗うべきだろう。

 結局それ「イスラエルが悪い」「中国が悪い」「だからイスラエルへの抗議でハンストで死ぬパレスチナ人活動家*1が出ても、中国への抗議で焼身自殺で死ぬチベット人活動家が出ても仕方がない」「ハンストをやめよ、焼身自殺をやめよと言うのは間違ってる」「『ハンスト者への栄養補給の強制法案(小生命名)』なんて間違ってる*2」つう形で「自殺を容認してる鬼畜行為」ですよね。
 ハンストはそれでもいいかもしれない。別にこの法案が通過成立しなくても現状でも「栄養失調で倒れた段階で栄養補給が入る」でしょうから。ハンストではそう簡単に死なない。
 ただ焼身自殺は「よほど運が良くないと焼身時点で死亡確定」ですからね。もちろん「中国がやってるらしい連座制OK」とは言いません*3が、「だからといって」自殺を事実上容認するのもまた違うでしょう。
 最後に小生のブクマ。

http://b.hatena.ne.jp/entry/b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/Mukke/20150703/1435912758
 でも騒いでるパレスチナチベットの連中も「同胞の死の危険を政治利用する気満々」なんだから「人命尊重してねえ」よね?、id:Mukke先生。俺的には事情はどうあれ「死なせない」スタンスの方がずっとマシだと思うが。

【追記】

http://b.hatena.ne.jp/entry/b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/Mukke/20150703/1435912758
id:Cunliffe
 (注:ダライという)宗教的権威の存在と、焼身自殺とハンストという手段の相違です。

Cunliffe
パレスチナ人のハンストはともかくチベット焼身自殺は俺支持する気ねえよ」
Mukke
「その違いは何?」
という応答がこの前に確かあります。
 まあ、俺もCuliffe氏に同感です。
・「是非はともかく自発的と見られるハンスト」と「ダライが明らかに自殺を賛美し助長してる焼身
・「ハンスト実行後、栄養補給によって死の危険性を避けうるハンスト」と「実行すればほぼ確実に即死する焼身」と大分違うでしょう。
 でこれへのMukkeさんの応答。

http://b.hatena.ne.jp/entry/b.hatena.ne.jp/entry/b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/Mukke/20150703/1435912758
 しかしその権威*4は積極的に自殺を呼びかけているわけではありませんよね?

 やれやれです。確かにダライはさすがに「どんどんガソリンで焼身自殺してくれ」とは言ってませんが積極的に阻止してるわけでもないでしょうが(呆)。


■「チベット人よ、自殺するくらいなら生きて闘え」という阿部治平氏
http://chikyuza.net/archives/53098

 チベット人は自殺するほどの決意があるならば現状に耐えてほしい。
(中略)
 シャカもダライ・ラマ*5も自殺を禁じている。むしろ生きぬいて文化と言語とを守るために努力するほうが仏教と民族のためになると思うのである。

 阿部氏は「プンワンの伝記」を書く人ですから「中国万歳では勿論ありません」。「反中国か反ダライか」で2つに分ければ「反中国」でしょう。そう言う御仁でも「ある程度まともな常識」があればMukkeやI濱のように無邪気に焼身自殺を賛美しないと言う事です。阿部氏もペマや楊らの「ウヨとの野合」を「左翼ガー」と言って免罪する人ですから「id:MukkeやI濱よりはマシなだけ」で、基本的にはまともな人間じゃない、ろくな人間じゃない、「あたまがわるい」「性格が悪い」人間ですけどね(毒)。
 さてid:Mukkeが「阿部氏になんて言うか」って言ったら何も言わないでしょう。「プンワンの伝記を書く人」に悪口雑言は言いづらいし、と言って「焼身自殺礼賛者のMukke」が「そうだ、耐えて生き抜いてくれ!」と今さら言うわけもない。だったら「ノーコメントですっとぼける」しかないでしょう。


■資料集に「北朝鮮の記録 訪朝記者団の報告」(1960年)をアップしました 
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01146
 興味深いのは産経の名前があることです。当時の産経は今程極右ではなかったのでしょう。
 一方「単に偶然に過ぎない」のでしょうが三浦が今回紹介する報告に朝日の名前はないようです。なお「経済的にそれなりに発展しているようだ」と褒めてた訪朝メンバーも「ソ連の支援があるから」「公式訪問だし、向こうもいいところばかり見せたがるだろうし多少は割り引く必要があるだろ」とは思ってたでしょうし、当時としては「ソ連崩壊による経済的困窮」なんて予想できませんし、三浦らウヨが糞味噌に罵る程酷いとは俺は思いません。


■調べれば調べる程分かる「内モンゴルのペマギャルポ」楊海英のゲスさ
 最近、産経の書評や「国家基本問題研究所の集会」で悪質な反中国デマを垂れ流してる「内モンゴルペマ・ギャルポ」「日本ウヨのオナペット」楊海英。
 他にも酷い発言があったら突っ込んでみようと思い少し調べました。
 まず見つかったのが、フジサンケイ系列・日刊スパの■『習近平が「中国人嫌い」な“あの国”を訪問した意図とは?』

http://nikkan-spa.jp/705426
 中国人だと思って殴っていたら日本人だとわかり……
「ごめんなさい」
 そんな暴行事件が頻発している国、モンゴル。

 そんな事件が本当に頻発してたら*6「中国人が悪い」で済む話ではなく「国際問題」であり「モンゴルが中国に猛抗議される話」ですし「俺だったら怖くて絶対にそんな野蛮国家モンゴルには行きません*7」がそうは思ってないらしいスパには呆れます。
 さて「モンゴル」「アンチ中国」「フジサンケイグループ」と来たらもう「あの人(楊海英)の出番」です(苦笑)。

 ウランバートルの一般市民は、習近平の訪蒙を「別に気にもしてない」(公務員・38歳・女性)、「道路ができて渋滞が緩和されたのはよかった」(ホテル・34歳・男性)など、静観しているようだ。

 反中国発言でも出ればスパも楊も大喜びだったのでしょうがなかなかそうはうまくいかない。

「もし、五島列島奄美諸島などに中国人の漁民が頻繁に来るようになり、その後に『難破した同胞を助けにきました』と中国海軍の軍艦が現れたら*8、それはまさに19世紀以降に満洲、モンゴル、新疆へと、彼らが領土拡張してきた方法と同じ*9です。人のいい日本人たちは、2012年7月、五島列島に中国漁船が「避難」してきたとき、彼らの食事を心配して弁当を準備したそうです。
 しかし、彼らが弁当を用意している隙に、軍艦がやってくる可能性がないとは言えないのです。」

 やれやれです。中国が「無人島」尖閣どころか「人の住んでる」五島列島奄美諸島を侵略するかも知れないと産経新聞並みのデマを垂れ流して恥じないまでに落ちぶれた楊です。まさに「内モンゴルペマ・ギャルポ」です。

 日清戦争も、当時は最新鋭の軍艦を擁していた清国が何度も日本に威圧的な態度を取り、そして朝鮮半島でも日本の影響力を排除しようとしたことが原因でした。

 やれやれです。「日本の朝鮮半島への影響力」て要するに「朝鮮侵略」ですからね。そんなもんを楊は正当化する気なのか。韓国人がこんな妄言を聞いたら激怒するんじゃないか。楊と言う男はどこまで落ちぶれれば気が済むのか。
 次に「チベット人共産主義者プンツォク・ワンギャル」の評伝の著者である阿部治平氏の「楊についての文章」を紹介しましょう(「ペマ・ギャルポ」など、楊以外の日本ウヨのオナペットについても触れていますが)。なお,残念ながら、阿部氏の文章は極めて異常な問題文章です。後で批判します。

http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-3048.html
 『夢・大アジア』(集広社刊)という季刊雑誌創刊号を見た。右翼のイデオロギー雑誌*10である。執筆者には加瀬英明・頭山興助・田母神俊雄ら20数人が登場する。
 編集長石井英俊の巻頭言は、「強い日本を創り、アジアを再び解放する/これが私たちの志であります/この為に季刊『夢・大アジア』を創刊いたしました」という文言から始まり、「私達は、この中国共産党政権による植民地主義・侵略からアジアを再び解放することを志しています/神武建国の詔(みことのり)には『八紘一宇』の理念が掲げられました。その日本建国の実現は、ひとえにアジアを再び解放する戦いにおいて実現しなければなりません」とし、最後は「草莽崛起/私達は今ここに『興亜の大業』を為さんとするものであります」と結んでいる。
(中略)
 モンゴル人楊海英は、アジア主義とは、西洋の帝国主義による侵略に対して、アジアの連帯を通して抵抗する思想だとしたあと、内藤湖南の『支那論』を引く。すなわち、清朝中華民国に変わっても腐敗は以前よりひどかったし、猥雑、低俗でまったく変わらなかった。そこで「経験を積んだ日本人が管理し、顧問になってやろうという風になるのです」「朝鮮半島も同じです」と、まるで日本の中国・朝鮮支配を当然であるかのようにいう。
 楊海英は日本が彼の故郷内モンゴルを事実上の占領状態におき、満蒙政策がモンゴル独立運動をうらぎったことを百も承知で、(注:中国に対抗するためには日本ウヨにこびへつらうのが得策という彼の党利党略、政治判断から)1930年代以後の日本軍国主義をあえて支持している。私は、彼が司馬遼太郎賞を受けた『墓標なき草原』(岩波書店)を中国で読んだとき、右旋回を直感したがその通りになった。
 彼は、「私は日本型の近代化は、我々モンゴル人にとって大いに肯定すべき近代化だといいたいのです」「(農耕の中国・朝鮮ではなく牧畜の)ユーラシア、モンゴルのアジア、日本の近代化を評価するアジアの方が福岡を拠点とする玄洋社の精神の流れを継承する運動と脈搏が一致する」とまでいう。
 チベット人ペマギャルポはこういう。
「中国から、本当に日本を守るためには、日本が自ら戦争をしないためには、戦争の準備をすることだと私は思います」「国民のなかでこうやってアジアの意識が芽生えていることと、上に立つ(安倍)総理大臣がそういう歴史的認識を持っていることを考えると今はまたとない機会です」
(中略)
 ウイグル人が2人寄稿している。イリハム・マハムティ(日本ウイグル協会代表)とトゥール・ムハメット(国際ウイグル人権民主財団日本全権代表)である。
(中略)
 イリハム・マハムティも、尖閣で中国と妥協するな、中国は尖閣を奪ったら次は沖縄領有を宣伝するという。

 「司馬賞受賞作品を読んで楊の右偏向を危惧した(阿部氏)」とは、阿部氏に「これはただの中国批判ではない、楊は日本右翼と野合するかも知れない」と危惧させる何かがあったんでしょうか(もちろん司馬賞選考委員はそんな事予想してないでしょう。司馬賞はアパ賞、産経正論大賞のようなウヨ賞ではないでしょう)。だとしたら阿部氏の楊分析の的確さには舌を巻きます。
 さてここまでは阿部氏の主張はまともですが途中から酷くなります。プンワンの評伝を読んだときはもう少しまともな人かと思ってましたが、阿部氏は残念ながら「どーしよーもないバカ」「老害、老醜の見本」のようです。

彼らの主張の当否はさておき*11、中国少数民族の日本在留者はなぜ極端な右翼民族主義に同調するか。答えは簡単。右翼はよく彼らの面倒を見たのに対し、左翼は鼻もひっかけなかったからである。

 id:Mukkeも以前に似たり寄ったりの事言って恥をさらしましたが、こういう責任転嫁はやめて欲しい。「左翼ガー」と言えば日本右翼とつるむ愚行が正当化出来るのか。
 阿部氏やid:Mukkeら自称「中国批判派の少数民族応援団」がそう言う事言って甘やかすからペマや楊のような馬鹿が頭に乗るんじゃないですか。ペマらの問題行為に「自分から触れるだけ」MukkeやI濱よりはマシでしょうが結局「左翼ガー」と言って甘やかすのだから話になりません。
 「君らがどう言い訳してもそんな行為は君らのためにならないからやめなさい」という苦言がどうして言えないのか。
 つうか「左翼ガー」て言ったって「左翼に責任転嫁してペマらを批判したくないid:Mukkeや阿部氏の鬱憤が晴れる」だけで全然建設的じゃないですよね。
 大体ウヨは「打倒中国」なんですから無責任にペマや楊を煽るでしょう。でそれが建設的なのか。現実的なのか。本当の意味でペマらのためになるのか。
 ウヨ連中は「打倒中国」でしかないんだから「打倒中国が割に合わない」とか「少数民族問題よりも効率のいい中国叩きがある」とか思えば「ペマや楊」なんか平気で見捨てますよ。 
 そして「打倒中国」でしかないんだから「中国との間で交渉していい成果を生もう」なんて考えはないわけです。
さてこの阿部エントリには

id:kaikaji(梶谷懐*12神戸大学教授)
 阿部治平氏の悲痛な訴え*13。「中国少数民族の日本在留者はなぜ極端な右翼民族主義に同調するか。答えは簡単。右翼はよく彼らの面倒を見たのに対し、左翼は鼻もひっかけなかったからである。」

なるブクマがつき、このブクマに「予想通り」id:Mukkeはてなスターをつけています(他にもスターつけてるバカがいますが)。
 id:kaikajiid:Mukkeはどうやら「ペマや楊は悪くない、サヨが悪い」と他人に責任転嫁して、ペマや楊らの愚行を「阿部氏同様」免罪する気のようです。阿部といい、id:kaikajiといいid:Mukkeと言いどれほどゲスでクズなのか。
 まあ、id:Mukkeが「ペマ批判出来ないクズだってこと」は以前から分かってはいましたが。以前俺が「自称チベットシンパのネトウヨを批判するくらいなら元チベット人のペマギャルポでも批判しろよ、批判出来ねえのかよ?」と批判したら、「何で俺がペマ批判しなきゃ行けない」だの「リソース論」だの意味不明なこと抜かして逃げてましたが結局「ペマを免罪したいから免罪する、批判したくないから批判しない」と言う身びいきでしかなかったわけです。本当にid:Mukkeという輩はクズです。

 現在、(注:日本)共産党は北京に特派員を置いているにもかかわらず、機関紙「赤旗」に少数民族問題のニュースを載せたことがない。

 阿部氏はとんでもない嘘つきです。
 デマも大概にして欲しい。
 ネットで「赤旗チベット」「赤旗ダライ・ラマ」「赤旗ウイグル」「赤旗、中国、民族問題」などでググるだけで
■『チベット問題、対話による平和的解決を:志位委員長が胡錦濤主席に書簡』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-04-04/2008040401_01_0.html
■『中国政府、ダライ・ラマ側と協議へ、国営テレビ “近日中に接触”』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-04-26/2008042601_03_0.html
■『中国 新疆ウイグル騒乱、少数民族に優遇策とるが、漢民族との格差は拡大』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-07-11/2009071106_01_1.html
■『中国・ウイグル暴動から1カ月、「正常化」強調も消えぬ不安』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-08-05/2009080507_02_1.html
■『ウイグル騒乱4年、暴動続き指導部に危機感、中国』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-07-05/2013070511_03_1.html
■『中国 襲撃29人死亡、「ウイグル族のテロ」、昆明
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2014-03-03/2014030307_02_1.html
■『改革深化へ政協開会、昆明テロ ウイグル代表怒り』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2014-03-04/2014030407_02_1.html
■『ウルムチ騒乱から5年、広がる民族間の矛盾、中国政府は強権的テロ対策』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-07-06/2014070606_01_1.html
といった記事がヒットします。もちろん他にも記事はあるでしょう。
 もちろんこれらの記事は「阿部氏にとっては生ぬるいかもしれません」。そりゃ日本共産党も反中国極右じゃあるまいし糞味噌な中国批判は躊躇するでしょう。「話し合いで平和的に解決して欲しい」「中国の民族政策には問題があるのではないか」といったある意味「穏やかな批判」です。でも批判してないわけでも「そうした民族紛争の事実について報道してないわけでもない」ことはこのようにネットでググるだけでも明白です(もちろん中国側の立場に立って一方的にダライらを非難してなどいないことは言うまでもありません)。
 阿部氏は「赤旗の批判は生ぬるい」と言ったわけではなく「赤旗には記事がない」と言ってるわけですからこれは悪質なデマです。ネットで調べる手間を惜しんだのか、故意のデマか知りませんが阿部氏は嘘つきです。
 途中で楊批判が思わず阿部批判になってしまいました。つうか阿部氏といいI濱といい、id:Mukkeといい自称「中国批判派の少数民族応援団」は「左翼が悪い、ペマ、楊らは悪くない」と居直るとはどれほど人間性が歪んでるのか。大体そんなことは「ペマ、楊らと一緒に日本ウヨに誹謗される側(例:日本の戦争犯罪の被害者)」には全く関係ありません。怒った「ペマ、楊らの被害者」が「ペマらを打倒する」「中国の民族政策を応援する」と言ったら阿部氏らは「ペマ、楊らの自業自得だ」と言えるのか。
 「左翼ガー」と言ってペマ、楊らを免罪するその理屈からは「ペマ、楊らガー」「中国の民族政策支持を表明しても非難出来ない、悪いのは最初に被害者を誹謗したペマ、楊らだ」ということになるでしょう。が、阿部氏の物言いは「単なる身びいき」に過ぎないのだから絶対にそんな事は言わないでしょう。
 さて楊のデタラメブリを示す文章を2つ紹介し突っ込みました。他にも探せば楊のトンデモを示す文章はあるかも知れませんがこれでひとまず終わります。


■大井健輔ブログ『ミャンマー旅行記(1)日本軍から日本車の時代へ』
http://blogs.yahoo.co.jp/burke22jp/64023494.html

 ちなみに、ミャンマーではなく「ビルマ」といったり、ヤンゴンではなく「ラングーン」といったりする日本人もいる。
 これらは昔の名前である。
(中略)
 彼ら本来の音に戻しただけなのである。
 変な日本の学者が、軍事政権時代の改名だからミャンマー人は「ビルマ」と呼んでもらいたがっているといっているが、これは大きな間違いで、宿の主人に聞いたら、「ミャンマーでいいんです」と日本語で返ってきた。ミャンマー人がそういっているのだから、尊重すべきであろう。

 やれやれです。「ビルマ、ラングーンと呼んで欲しい」というのは、そもそもは「アウンサンスーチーグループや亡命ミャンマー人の意見*14」であって「変な日本人学者の意見」ではない。もちろん「スーチーや亡命ミャンマー人の言う事だから正しい」とは言いませんが、大井が言う程話は簡単ではありません。
 まあ、「宿の主人」が「ミャンマーヤンゴンでいい」つうのはある意味自然でしょう。「既にミャンマーヤンゴンが公式名称」で「ビルマ、ラングーンと言ったら政府批判と認識され弾圧されかねない状況」ではよほど「軍に批判的な勇敢な人」でもない限り「ビルマ、ラングーン」とは言わないでしょう。その程度の事もわからない、あるいは分からない振りをする大井には呆れます。
 

ミャンマーが英軍の手から日本軍に陥落すれば、援蒋ルートの遮断もなり、支那事変は一気に解決される

 そう都合良く物事は運びません(苦笑)。つうか「援蒋ルートの遮断によるシナ事変解決」て蒋介石政権転覆による中国完全植民地化ですからね。大東亜戦争は民族解放という別の大井発言と明らかに矛盾しています。

山口洋一元ミャンマー全権大使の話によれば、日本よりも治安は良いとのことである。

 北朝鮮なんかも「少なくとも観光客に限れば治安はいい」でしょうね。民族性云々ではなく軍政のパワーによる締め付けではないのか。特に観光客の安全には気を遣ってるでしょう。


■大井健輔ブログ:『歴史物語ミャンマー』(山口洋*15著、2011年、カナリア書房)書評
http://blogs.yahoo.co.jp/burke22jp/64016572.html
 ちなみに大井はほとんど同じ書評をアマゾンにも書いています。

 三流の歴史家によるミャンマー論は、民主化に向かう方向を一方的に肯定し、軍事政権を難じるがこれほど不公平かつ堕落した視点もない。一方を悪者に仕立て上げて、歴史を書くのなら「桃太郎」の鬼退治レベルである。紙芝居と一緒。

 やれやれです。書き手の「山口洋一・元ミャンマー大使」がミャンマー軍事独裁政権に甘いだけじゃないですか。もちろん「外務官僚・山口氏」がそうなるのは「ある意味当然」ですが。
 しかし中国や北朝鮮相手には「民主化万歳」という大井のような右翼はミャンマー相手には「民主化はバラ色じゃない」というんだから心底呆れます。
 そして大井のような右翼は中国、北朝鮮相手には

一方を悪者に仕立て上げて、「桃太郎」の鬼退治レベルである。紙芝居と一緒。

のわけです。そしておそらく浅井基文・元外務省中国課長のような「アンチ中国でない方」の著書(例:浅井『中国をどう見るか:21世紀の日中関係と米中関係を考える』(2000年、高文研))などを敵視しているのが大井のような右翼でしょう。
 大井が「三流呼ばわり」してるのはおそらく

根本敬
『物語・ビルマの歴史:王朝時代から現代まで』(2014年、中公新書)
ビルマ軍事政権とアウンサンスーチー』(田辺寿夫氏との共著、2014年、角川oneテーマ21)
アウンサンスーチービルマ民主化と国民和解への道』(2015年、岩波現代全書)
・田辺寿夫
ビルマ:「発展」のなかの人びと』(1996年、岩波新書)

といった軍政に批判的でスーチーに好意的な方々でしょう。大井のほうこそ「ウヨにしか相手されてない三流歴史家」だと思いますけどね。いや大井なんか「歴史家気取り」なだけでそもそも「歴史家」を名乗れるレベルに達していないか?。

 山口氏のスーチー氏への懐疑も納得できる。彼女は、軍政の誕生した意味を理解もせずに、ただ批判しているのではないか。
 軍政が誕生したのは、明らかにこの国が諸部族を統合する力が弱いからである。

 そんな事で独裁が正当化できるのなら「諸民族*16を統合するためには中国が共産党独裁するのは当然」「中国共産党批判派は中国共産党の統治が誕生した意味を理解もせずに、ただ批判しているのではないか」となるでしょうがもちろん、大井はそんな事いいません。

軍政の背景には、欧米の軍事的脅威や中国の背後の圧力(ミャンマー共産主義者を裏で動かしていたのは中国)もあったはずで、強い統治力が要請されたからに他ならない。

 欧米の軍事的脅威って何ですかね?。そして「欧米の対ミャンマー制裁時」に経済進出をもくろんで軍政を積極的に支援してた国の一つは中国ですが何故か、大井の理解では「中国の脅威で軍政が生まれた」んだそうです(苦笑)。


【追記その1】
 つうか「ミャンマー軍による長井健司氏暗殺事件(2007年)」を山口氏や大井はどう思ってるんですかね?。断言してもいいでしょうが、ミャンマーと同じ事を中国や北朝鮮、韓国が日本人相手にやらかしたら*17ワーワー騒ぐのが山口氏や大井、あるいは彼らと同類のウヨ連中でしょうに。「中国、北朝鮮、韓国は反日だけど、ミャンマー親日だから、日本企業の金儲けに寛大だから」つうことでしょうがあまりにもふざけてる。殺された長井氏のことをバカにしている。
【追記その2】
 山口洋一氏について少しネットで調べてみました。

http://jeenaandow.exblog.jp/7604259/
ミャンマー軍事政権の幇間山口洋一氏とは?
 テレビ朝日サンデープロジェクトで、「元ミャンマー大使」と言う肩書きの山口洋一という(中略)方が喋ってました。
「日米のメディアはミャンマー政府の発言を尊重しない」
「扇動してる僧侶は、その辺で僧衣を買った偽者」
アウン・サン・スー・チー女史は政府と話し合いをしようとしない」などなどビックリ発言を連発。
 世界情勢を完全に無視した、ミャンマー軍事政権擁護に終始する姿は、マンガで仕事人に殺される汚職政治家そのもの。
 あそこまでステレオタイプな狸オヤジを見たのは本当に久しぶりです。
 でも、イマドキあんなセリフ・所作は、マンガやアニメでも「ふざけすぎ」とボツになってしまうでしょう。
 司会の田原総一朗氏を始め、対談相手のタンゼン・ウー(国民民主連盟[解放地域]日本支部議長)さん、田辺寿夫(フリージャーナリスト)さんらも呆れ顔。
 はては別コーナー出演でスタジオにいた(元身内の)日本政府の官僚*18にまで「山口元大使と日本政府の考えは違う」と三行半をつきつけられる始末。

「山口元大使と日本政府の考えは違う」ということは日本政府に近い人間(高世に寄れば森本敏氏)ですら「あいつの軍政擁護は度を超えてる」て思ってるわけです。ちなみにこの一件、高世もエントリ『ミャンマーの僧侶は偽者?』(http://d.hatena.ne.jp/takase22/20071021)で

http://d.hatena.ne.jp/takase22/20071021
 仰天させられたのは山口氏の発言だった。
「日本と世界のメディアは、現政権側の言い分を伝えておらず、偏っている」
「民衆が自発的に立ち上がったのではなく、アメリカが扇動*19したものだ」
「僧衣を買って僧侶に化けた偽者が運動しているだけだ」
「現政権は経済発展に成功し、国民の支持を得ている」
「現政権が対話しようと言っているのに、スーチー女史が応じない」
 口元に、民衆をバカにしたような冷笑さえ浮かんでいて、まさにヒールそのもの。
 用事があって出かけようとしていたのだが、あまりの発言に、テレビの前から離れられなくなった。こういうむちゃくちゃな人を登場させてこそ、サンプロの面白さがある。
(中略)
 終わり近くになって、ゲストで出ていた森本敏氏が、「日本政府の名誉のために言っておきますが、山口さんと日本政府の立場は違います」と発言した。きょう一番光った発言だった。山口氏の「元ミャンマー大使」という肩書きから、日本政府の考え方を代弁していると思って見ていた人がかなりいたはずだ。

と山口批判しています。「軍政擁護」と言う点では「森本氏や日本政府」も山口氏も変わらないのですが
・「民主化って言ったてそう簡単にできねえ。漸進主義しかない」「ミャンマーでの日本企業の金儲けも大事」「欧米が制裁したって中国が支援してんだから意味ねえ」てのが日本政府や森本氏で
・「ミャンマー軍事政権は何も悪くない」と放言しちゃうのが山口氏
というわけです。


フジサンケイビジネスアイ【飛び立つミャンマー山口洋一元大使見聞録(上)
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/131206/mcb1312060502000-n1.htm

 ミャンマーは、2年前の民政移管以来、好ましい方向に向けて急速に変貌しつつある。二院制の連邦議会が機能を発揮する政治体制の抜本的刷新、言論の自由労働組合の結成および経済面での諸制度に関しての規制緩和・撤廃による自由化。さらに政治犯の釈放、少数民族の反政府武力勢力との和平など、急速に進展する様は目を見張るばかりだ。

 「お前軍政支持だったろ、山口?。民政移管万歳か」とあきれます。

 多くのマスコミはミャンマーは「独立自尊」どころか、「中国べったりで、今にも中国にのみこまれそうだ」と伝えてきた*20からだ。だが、こうした報道は、偏った見方に過ぎない。
 欧米など西側諸国がミャンマーに制裁を科して締め付けを行っていた状況下では、背に腹は代えられず中国と近しい間柄にあった。

 中国嫌いだがミャンマーは支持したい山口氏の立場だと「欧米が制裁するから悪い」と言う話になるわけです。

 最近、ある日本人コンサルタントが、ミャンマーの実業家に「ここでは男女の賃金格差はどのくらいですか」と尋ねたところ、先方は何を尋ねられたのか分からずに、キョトンとしていたという。ミャンマーではもとから男女の賃金格差など、存在しないのだから、無理はない。

 「男女平等が進んでる」と言われる北欧ですら格差それ自体はあるそうなので「ホンマか」と思いますがミャンマー専門家でないので「疑問提示」にとどめておきます。


■【飛び立つミャンマー山口洋一元大使見聞録(下)改革の進展にかける人々
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/131213/mcb1312130501007-n1.htm

 今回の訪問でとりわけ印象に残ったのは、私のミャンマー在任中から親しくしていただいたキン・ニュン元首相との面談であった。彼は首相在任中に「民主化への7段階のロードマップ」を発表し、今日に至るミャンマーの民政移管への道筋をつけた。軍事政権の政治家の中でも開明的な人物として、国際的に注目を浴びていた。ところが2004年に権力闘争で失脚し、以来、軟禁状態に置かれていた。
 しかし、民政移管後は全く自由の身となり誰とでも会えるようになった。
(中略)
 「政治の世界に再登場する気持ちはあるのか」と単刀直入に尋ねたところ、返ってきたのは「国のためにできる限りのことをしたい」という答えで、心に秘めた政治への意欲を感じさせるものがあった。
(中略)
 ミャンマーで有数の開明的指導者だった彼が、再度その力量を発揮できるような時代の到来を期待したい。

 スーチーに期待しない辺りが山口氏らしい。もちろん「スーチー以外の政治家に注目すること」も大事でしょうが山口氏の場合そう言う話ではなく「ガチでキン・ニュン元首相支持」なんでしょう。


■【拉致問題アワー】朝鮮総連の居座りを許さない!−情報誌『拉致と真実』・萩原遼氏に聞く[桜H27/6/24]  
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01145
 「よりによって萩原もチャンネル桜の番組に出演するな」そして、「守る会もよりによってそんな番組出演宣伝するな、動画まで張るな(呆)」ですよね。萩原や守る会が「極右団体チャンネル桜のお仲間だ」「萩原や守る会はチャンネル桜と同じ南京事件否定論者、河野談話否定論者で日本核武装論者だ、要するに極右仲間だ」などと理解されても文句は言えないでしょう。ねえ、守る会会員のid:noharraさん(毒)
 チャンネル桜出演てだけでも「萩原はアホか」ですが内容も「総連が今もビルを継続使用してるのは居座りだ」というくだらない内容です。別に競売されたからと言ってビルを立ち退かなければ行けないというわけではないし、「競売した側」も「権利者として立ち退き要求はできる」でしょうが、「それは権利であって義務ではない」わけです。
 しかも「総連は出て行け」ならまだしも、

今後の重点活動として構想している「朝鮮総連本部をサラ地にする会」についても­御説明いただきます。(三浦小太郎の紹介)

ですからね。三浦も以前そう言う事言ってましたが「更地」て(苦笑)。
 前も指摘しましたが「ビルを更地にする人」は普通いません。なぜならビルを更地にするには金がかかるからです。そして「更地にする」と「何にでも使える」ので固定資産税が高くなる。
 当然ながら「更地にした後の利用計画がきちんとあってその利用計画がきちんとペイする」と言う保証がない限り「更地にしたら赤字が出るだけ」です。普通はだから「ビルはそのまま利用する」。
 そもそも「更地にして何で拉致が解決するんだ」「単にお前が嫌いな総連に嫌がらせしたいだけジャン」て話ですが。
 もちろん「そう言うくだらない内容」だからこそそんな萩原の主張は桜ぐらいしか取り上げないわけですが。つうか萩原って「日朝平壌宣言に賛同する共産党北朝鮮の犬だ、宣言の廃棄を小泉政権に要求しろ」みたいなバカ言って「何抜かしてるんだ。政府がやったことを支持したら北朝鮮の犬って意味不明だ。じゃあ何かお前は小泉政権北朝鮮の犬だってのか。小泉政権が訪朝しないでどうやって蓮池夫妻、地村夫妻、曽我夫妻らを帰国できたんだ!」などと激怒した党に除名されてからの「右方向への暴走機関車ブリ」が半端ないですよね。晩節汚してるって言うかなんて言うか。反党分子筆坂秀世も最近、萩原同様「産経に登場して右翼放言したりして」晩節汚してますけど、元共産党員ならせめて「人として恥ずかしくない生き方」をしてほしい。自分の過去「党員時代」を貶めることをしてどうするのか。

【追記】
 見なくても内容の想像はつきますが視聴してみます。まずわかったことはこの「拉致問題アワー」てのは「あの増元がホスト役」の番組なんですね。増元も本当にどうしようもないバカです。
 第二に萩原のしゃべる姿を今回始めてみましたけど「誰かに似てる」と思ったら「お天気キャスターの福井敏雄さん(故人)」にイントネーションが似てますね。あれはどっかの方言なんですかね。
 萩原がわざとらしく「昨年の3月に余命2ヶ月と言われたのに手術がうまくいったのか、手術から2ヶ月を大幅に過ぎたのにまだ元気です」とか増元相手に言って大笑いです。ふざけんなよ、萩原。お前もう少し説得力のある嘘をつけよ。
 俺も「医者でも何でもない素人」だけど「余命2ヶ月の胃がん」で「手術したらまだ生きてる」なんてあるわけないだろ。どんだけお前の体丈夫なんだよ。どんだけお前の手術した医者は「現代のブラックジャック」なんだよ。つうかさ、そう言うくだらねえお涙頂戴いらねえから。そんな事言ってもお前みたいなカスに同情なんかしないからな。
 まあ、「善意に理解すれば」医者が「手術に乗り気じゃない萩原を手術させるために脅した」「萩原の主観では嘘じゃない」てことでしょうが仮にそうだとしても酷い医者ですよね(苦笑)。「嘘も方便」てレベルじゃないと思う。
 さて5分経過したところで「拉致と思われる人間は警察発表や救う会発表だと800人超えてるんです」とほざく萩原です。「アホか」と思う。警察発表なんて「巣くう会とつるむ安倍のごり押し」で渋々「発表させられた」んじゃないですか。
 「警察発表と巣くう会発表が近い数字なんだから800人超えてるのは間違いない」て全然そんなことはない。偶然の一致じゃなくて「巣くう会のごり押しに警察が屈した」だけの話ですから。
 萩原曰く「脱北者たちも800人超えてると言ってる」。
 「はあ?」ですよね。脱北者に何でそんなことがわかるのか。ほとんどの脱北者は「ただの一般人」でしょう。拉致被害者の情報なんか入手できるわけがない。北朝鮮への敵意からあることない事言ってるとみるべきでしょう。
 萩原曰く「日本国内で居場所が発見された特定失踪者もいますがそんなのは誤差です。1%行くか行かないかだ。誤差を理由に特定失踪者を否定するのは間違ってる」。
 「はあ?」ですよね。「国内で遺体が発見されたり、生存が確認されたりして巣くう会の嘘が完全にばれたのが1%程度に過ぎない」だけで「おそらくほとんどの特定失踪者は拉致じゃない」でしょう。何せ、特定失踪者認定に何の根拠もないわけですから。
 そして萩原曰く「朝鮮総連は拉致に荷担してるに違いない」。
 「はあ?」ですよね。何か根拠があるのか。単に「朝鮮総連北朝鮮とつきあいがあるから荷担したに違いない」と萩原が根拠レスで決めつけてるだけじゃないですか。
 増元曰く「北朝鮮を擁護する共産党から除名されてもこうした活動をされてるわけですよね」。
 もう「はあ?」の連発です(苦笑)。
 「日朝平壌宣言撤回を政府に主張しない共産党北朝鮮の犬だ」なんて萩原の主張のどこに正当性があるのか。そんな馬鹿な事言えば除名も当然でしょう。
 次にいよいよ総連ビルの転売話です。「マルナカからビルを買ったグリーンフォーリストは実態のない幽霊企業だ、ペーパーカンパニーだ。バックには総連がいるに違いない」。
 「勝手に言ってろ」て話です。「バックは総連」なる主張には何も根拠は出せないわけです。
 そして「マルナカとグリーンフォーリストの取引に違法性があれば話は別だがそうでなければどうしようもない、政府が何かできる話じゃない」という菅官房長官に「山内俊夫元文科副大臣(福田、麻生内閣)が転売に関与してる。自民党の元政治家が関与するなんて政治決着に違いない。日本政府の政治工作に違いない。菅も山内の共犯か」と悪口雑言の萩原です。
 「勝手に言ってろ」て話です。菅氏ら政府関係者が山内氏を工作に使ったという証拠は何も出せないわけです。そんなことを萩原が言おうと政府は何ら痛くないワケです。
 萩原曰く「更地になったら買うという企業はあるんです」。
 そういう企業は「もしかしたらあるかもしれない」。で「更地にするその金は誰が出すのか?」て話です。当たり前ですが「マルナカなりグリーンフォレストなりビルの所有者が出す」わけです(マルナカもグリーンフォレストも更地にはしなかったわけですが)。
 要するに「買いたいという人間が、買った後で総連と交渉するなり裁判をするなりして総連に立ちのいてもらったあとで自分のカネで更地にする」わけです。
 今さら「政府が買い上げて更地にすればいい(萩原はそうして欲しいようですが)」てのもおかしいでしょう。萩原たちも「競売すればそれで片がつく、俺達の希望通り更地になるに違いない」と思ってたのにアテが外れて今不愉快なんでしょうけど。
 さて今頃になって「そもそも朝銀信用組合の処理が気にくわない(要するに他の金融機関同様、公的資金を投入したわけですが)」「日本政府は昔から朝鮮総連に甘い」と言い出す萩原です。今さらそんな事言っても仕方がないでしょうに(苦笑)。


朝鮮学校への児童・生徒への学費補助 朝鮮総連系「教育会」が納付迫る(産経新聞記事)
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01144
 くだらないですね。違法行為でも何でもないことで騒げる神経は訳がわかりません。こんな馬鹿げたことで騒いでるのは産経や三浦小太郎らバカウヨだけの訳です。

 なお、本日は日韓国交正常化50周年ですので、一つの資料として、当時の朴正煕大統領の声明を紹介させていただきます。

 「は?」ですね。単に「日韓国交正常化万歳!」て言ってるだけの文で「ふーん」としか言いようがないですね。別に「格調高い歴史に残る文章」なんてご大層なもんじゃありません。


■酒井信彦「アジアに蘇ったナチズム国家」(『月刊日本』2015年7月号)
http://sakainobuhiko.com/2015/06/post-269.html
 「『アジアに蘇ったナチズム国家』て安倍を首相にした日本のことですか」と皮肉を言いたくなります。戦前日本がナチドイツの同盟国だったことを棚上げにしてナチ批判出来る酒井ら日本ウヨも相当の恥知らずです。

※このタイトルは月刊日本によるもので、私の考えは、中華人民共和国は最初からナチズム国家であると言うものです

・おいおいです。「最初から」というのは「1949年の建国時から」ということでしょうが、酒井のようなウヨも含めて建国時からそこまで中国を危険視、敵視していた日本人もいないでしょうに。日本人にとって冷戦時、最大の脅威はソ連だったわけです。これは単に「ソ連の政治力、経済力、軍事力が米国と対峙できるほどのものだったから」であってイデオロギー的にどうこうという話ではありません。
 建国時の中国なんてウヨにとってソ連と比べたらある意味「どーでもいい存在」だったわけです。
 AIIBを提唱するまでに中国が大国化したのはごく最近のことです。
・そして酒井が中国を「ナチ呼ばわりする理由」は何なのか。独裁というなら「旧ソ連東欧」「ベトナム」「ラオス」「北朝鮮」「キューバ」「朴チョンヒ時代の韓国」「ピノチェト時代のチリ」など古今東西独裁国家はたくさんあるわけです。それらもナチなのか。
 それとも「南シナ海での行動」を侵略と見なしナチ呼ばわりなのか。ならば「アフガン侵攻のソ連」「ベトナム戦争の米国」「クウェート侵攻のフセイン時代イラク」などもナチなのか。
 いやそもそも「左派独裁」を表現する言葉として「スターリニズムスターリン主義)」という言葉があり、またナチの特徴として「右翼反共主義」が普通あげられるのになぜ「共産国家の中国」を酒井はナチ呼ばわりするのかということです。
 結局「とにかく中国をナチ呼ばわりして罵倒したい」と言うだけの話であってこれらの疑問に酒井はまともに答えることなどおそらくできないでしょう。

 アキノ大統領の発言に対して、中共の報道官はすかさず反発した。それは中共の最も痛いところを突かれたからである。

 もちろん「中国が痛いところを突かれた」とかそう言う話じゃありません。どこの国だって自国がナチ呼ばわりされれば抗議するでしょう。
 たとえば「戦前を美化しようとする極右安倍が首相なんて日本はナチの同盟国として対外侵略に乗り出した過去を反省してるのか」なら「その通りだ、本当に日本人として恥ずかしい」と思う日本人は少なくないでしょう(俺もその一人ですが)。
 しかし「今も日本はナチ同然の国家だ」*21と言われればさすがに「安倍に批判的な左派や穏健保守なども含めて」反発する日本人は多いでしょう(俺もその一人ですが)。
「いや安倍みたいなろくでもない男が首相なんて本当に恥ずかしいが、安倍を批判する日本人もいるし、戦後日本は『ベトナム戦争での米軍支援』などの問題行為もあったがとにもかくにも海外で自衛隊が軍事行動することはなかった。自衛隊がその武器で戦地で外国人を殺傷することはなかった。日本の戦後は、いろいろ問題はあるにせよ、戦前とまるきりイコールなわけではない。」と。
 もちろんそういう反論は「日本が痛いところを突かれた」と言う話ではない。

中共のいう「核心的利益」の範囲とは、ナチスの「生存圏・レーベンスラウム」にそっくりだ。

 「核心的利益=自国領(少なくとも中国の主観においては)」なんだから少なくとも「自国外まで生存圏」のナチとは違うでしょう。
 それはともかく、こういう酒井には戦前日本の「大東亜共栄圏」「満蒙は日本の生命線(戦前の国家スローガン)」は「ナチスの生存圏にそっくりだ」と言う認識はあるのか。まあないでしょうけど。もちろんそっくりなのも当たり前で「日本版レーベンスラウム大東亜共栄圏、満蒙は日本の生命線」のわけです。偶然似た訳じゃない。ちなみに日経(http://www.nikkei.com/article/DGXKZO85515410Q5A410C1MM8000/)によれば

 「満蒙は日本の生命線」とは昭和6年にのちの外相、松岡洋右が初めて唱え、世に広まったスローガンである。

とのことです。

ただし、いまさら指摘するまでもなく、中共が現代に存在する明確なナチズム国家であることは、ずっと以前から客観的な事実であった。第一に共産主義という、自由なき赤色ファシズム国家である。民主政治は存在しないし、国民の人権は甚だしく踏みにじられている。

 まるきり説明になってません。「ナチズム=右翼反共主義」という一般的理解を酒井はどう考えるのか。
 また「民主政治は存在しない」云々というなら既に指摘しましたが、「旧ソ連東欧」「ベトナム」「ラオス」「北朝鮮」「キューバ」「朴チョンヒ時代の韓国」「ピノチェト時代のチリ」など古今東西独裁国家はたくさんあるわけです。それらもナチなのか。酒井にはおそらくまともな回答は到底できないでしょう。
 

 アメリカはこの中共帝国を崩壊させるという歴史的使命を、すっかり放擲してしまった。(注:イラン、イラクリビア北朝鮮など)ずっと小物のならず者国家を、「悪の枢軸」「テロ支援国家」などと呼んで、テロの撲滅を歴史的課題としてしまったのである。

 「何故アメリカは中国を打倒しない」て現実的に無理ですからね。かつ中国は「台湾蒋介石政権が米国の支援で大陸反攻を考えていた、中国建国直後はともかく」今は冷戦時ソ連のように米国と敵対関係にあるわけでもない。「天安門事件」などで米国に批判されると反発はしますが、それは「米ソ冷戦」のような「潰すか潰されるか」という関係じゃない。だから米国企業は中国進出するし、中国もそれをウエルカムして受け入れる。
 アメリカも「現実的に可能か」とか「そうすることにメリットがあるか」とか考えて国家政策を決めてるわけです。

 また先進国を自認するヨーロッパも、中共の経済成長に伴って、かつての人権問題における中共批判すら、全く行わなくなってしまった。つまり欧米先進国が唱える、民主主義・人権主義は、明らかにまがい物であることが明らかになった。

 何も世界に存在する独裁的国家は中国限定じゃないですからね。過去には「フィリピンのマルコス」「韓国の朴チョンヒ」、今なら「ミャンマー」「サウジアラビア」とかいろいろあるわけです。
 でそう言う独裁的な国々と昔から欧米はつきあっていた。
 そう言う意味では今さら「まがい物」云々言うのも変な話です。そんなことはみんな分かってる。分かった上でどう動くかという話の訳です。個人的には「カネのためなら独裁OK*22てわけにもいかないけど現実無視できないし地道に『経済的利益も大事だが現状をただ黙認するだけでいいのか、人権改善で何か動けないか』と批判していくしかない」て思いますね。
 つうか「日本がレアアース目当てにアパルトヘイト時代南アフリカとつきあって国際的非難を浴びたこと」は酒井のようなウヨの中ではどう理解されてるんでしょうか?。酒井たちウヨってアパルトヘイト時代南アと日本の経済交流を非難なんかしてないですよね?(むしろ左派の方が批判していた)。「カネのために人権を無視するなんて」というなら日本だって「その民主主義、人権主義は明らかにまがい物」でしょう。

その中でも、ドイツの場合はその堕落ぶりが実に顕著である。日本と対比する形で、ドイツは過去を真剣に反省していると頻りに言われるが、そんなことは全くない。ドイツのメルケル首相は、中共を煩雑に訪問して、経済優先の友好関係を歌い上げてきた。

 よほど「ドイツはナチの過去を真摯に反省*23してるのに日本と来たら無反省で、いつまで隣国ともめてるのか(俺は全く正論だと思いますが)」と言われるのが酒井には不愉快なようです。ぶっちゃけ欧米諸国の中で「ドイツが特に中国との経済交流に熱心だ」と言うこともないと思いますがそれでも酒井は「ドイツを罵倒せずにはいられない」ようです。
 「中国との経済交流」を理由にドイツを「人権無視だ」と罵倒したところで「ドイツはナチの過去を反省してる」という世間の評価は変わらないんですけどね。

 ナチスの被害者であるユダヤ人の中共批判も、殆ど聞いたことがない。つまり、ナチスの加害者も、被害者も、いまだにナチスの悪を問題にする世界中も、現実に存在するナチズムに、目を瞑ってしまっているのである。

 「イスラエルは何故中国批判しない」とか「ユダヤ系政治家も欧米にいるのに何故中国批判しない*24」とかそういうことでしょうか。変な期待をされてもユダヤ人も迷惑ですよね。

 中でも滑稽なまでに愚かなのは、我が日本である。戦後七十年も経つのに、ポツダム宣言や戦後談話が問題にされ、安保法制問題の大騒ぎでは、解釈憲法のやり方はナチス方式だと批判する。

 「ポツダム宣言や戦後談話が問題にされる」のは「安倍が戦前を美化し過去の戦争を反省していない疑いがあるから」です。「ポツダム宣言の『日本は侵略をした』と言う認識を受け入れて戦後日本はスタートしたと思うが首相はそれをどう思うか」と志位共産党委員長に国会で質問された安倍は「宣言をよく読んだことがないから分からない」と答え、国内外の安倍への批判、疑念を強めました。
 「ほとんどすべての憲法学者から違憲法案だと批判される代物」を平気で提案し続けた上「憲法学者の方が間違ってる」と放言する自民党は明らかに「ナチス的反民主主義」でしょう。
 そうした無法行為は「中国の方がナチスだ」「中国から防衛するためには憲法云々なんて甘い事言ってられない」とかいう詭弁で正当化出来るもんじゃありません。


■【寄稿】共同幻想 忠誠と歴史の歪曲 再統一を失わせた戦争(統一日報) 
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01143

この戦争さえなければ、いかなる形態であれ、民族の再統一はもっと早くに実現可能であったであろう。

 言ってる意味がさっぱりわかりません。
 何で「朝鮮戦争がなければ民族の再統一はもっと早く可能だった」のか。
 もちろん「朝鮮戦争のような戦争の惨禍」を俺は希望しません。希望しませんが「再統一の可能性と朝鮮戦争は関係ない」ですよね(朝鮮戦争での北朝鮮・中国連合軍、ないし韓国・米国連合軍による軍事的統一の可能性は勿論ここでは論じません)。たとえば「朝鮮戦争のような戦争の惨禍」がなかった東西ドイツが統一したのは1990年でした。
 「東欧ソ連の激変→冷戦終了」があってはじめて「ドイツ再統一が可能になった」のであり、朝鮮半島も事情は変わらないでしょう。ドイツ統一時のように近隣諸国が「朝鮮統一」を望むような政治環境が整わなければそんなことはありえない。で朝鮮戦争があろうとなかろうと冷戦中は事実上、「再統一の可能性は極めて低い」ですよね。ドイツもそうでしたし。まあ、ベトナム統一(1976年)というレアケースもありますけど。

現在まで北朝鮮が生き延びた理由の一つは、朝鮮戦争における中国軍の介入*25

 ばかばかしい。そんな事言っても何がどうなるもんじゃないしそれ単に極右・三浦の都合じゃないですか。


■大井健輔のツィート

ただ一言。ベトナム、かっけー!である。
■中国の圧倒的な軍事力に立ち向かうベトナム
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/44110

 ばかばかしい。自ブログで大井が

http://blogs.yahoo.co.jp/burke22jp
 一方を悪者に仕立て上げて、歴史を書くのなら「桃太郎」の鬼退治レベルである。紙芝居と一緒。

と書いたのは何だったのか。大井のこのツイッターほど

一方を悪者に仕立て上げて「桃太郎」の鬼退治レベルである。紙芝居と一緒。

でしょう。大井的なバカウヨに論理一貫性なんかあるわけもないんですが。
 もちろんベトナム南沙諸島で中国と領有権を争ってますが、それは「中国の圧倒的な軍事力に立ち向かうかっこいいベトナム」なんて幼稚な話じゃないでしょう。
 ベトナムにしたって「中国と全面対決して貿易の利益を失うような真似」はさすがにできないわけです。そこはベトナムにもおそらくそれなりの計算がある。

http://blogs.yahoo.co.jp/burke22jp
 日本は、尖閣諸島を実効支配しているとは主張しているものの、何ら目に見える形での施策は実施しようとせず、万一の際にも敵勢力の要所に対して反撃することによる「とりあえずの抑止力」を手にしようともしない。

 日本が尖閣を実効支配してるのにこれ以上何をしろというのか。あまりにも馬鹿なまねをすればそれこそ日中関係がやばくなるし、そもそも尖閣には大して利益もない。
 石油が埋まってるというのは現時点では「その可能性がある」てだけの話です。少なくとも当分は「尖閣で石油採掘で利益が上がる」というほど美味しい話ではない。石油があるとしても採掘して利益が出るまでにはしばらくかかるでしょう。
 漁業権という問題は勿論ありますが、漁業権なんて「漁師以外にとっては石油以上に大して利益もない」。結局騒ぐような利権は何もないわけです。中国が「国際社会の制裁の危険性」を犯してまで尖閣に侵攻したがる利権は何もない。むしろ中国にとっては「尖閣棚上げ合意を反故にされた」という面子の問題の方が大きいでしょう。
 日本が実行支配してる以上、「中国侵攻の危険性は低い」んだから防衛なんて今以上に何もする必要はない。何か政治的にする必要があるとしたら「中国とのもめ事をひとまず棚上げにして」、つまり領有権は棚上げにして、「どうやって石油開発(当面は試掘などでしょうが)や漁業で日本の尖閣での利益を確保していくか」という話でしかない。

■見限られる馬英九*26習近平*27、米台「国交」回復が始まった
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2015/06/post-3708_1.php

「米台『国交』*28回復とかどこのバカがそんな事抜かしてるんだ」と思って大井の紹介するリンク先を見て目が点になりました。筆者「楊海英*29」。
 残念ながら肩書きが書いてないのですが「同姓同名の異人」ではなくたぶん「司馬遼太郎賞受賞のあの人」「静岡大学教授で内モンゴル出身のあの人」「日本名・大野旭、モンゴル名・オーノス・チョクトのあの人」なんでしょうねえ。
 もはやあの人は「ペマギャルポ的ウヨ路線」を全力で走ることに決めたようです。謹んで「ご臨終を悼みたい」。もちろん「物理的ご臨終」ではなく「学者としてのご臨終」ですが。ペマならまだしもこの人本当に何考えてるんですかね。「中国の内モンゴル統治」に反感感じるのはこの人の自由ですが「馬総統を中国の犬扱いしたり」、「民主進歩党が政権奪取すれば、反中国政策が展開されるかのように強弁したり」その辺の街宣右翼と変わらない。
 正直、民主進歩党政権誕生*30によって「多少中国からの距離が離れるとしても」、台湾にとって「中国を敵に回す」なんてことは経済的にできる話じゃないですが。馬総統にしたって中国が好きとか中国の犬とかそう言う話じゃなくて国益の話です。
 「見限られる馬英九習近平」じゃなくてむしろこういう馬鹿な事言ってる楊海英の方が心ある人から「見限られる」でしょう。実際

https://twitter.com/maoism1966/status/565928817663827968
■韃靼人
‏@Maoism1966
 (注:『モンゴル人の朝青龍には動物・自然界のオキテは心地良くても日本・人間界のしきたりにはなじめなかった(曾野綾子の産経コラム)』という)こういうモンゴル人全体を侮辱したヘイトスピーチする産経に近そうなモンゴル人学者もいるから困ったものです。
 楊海英という人で最初は岩波から本を出したりして中国の民族政策への批判をしていましたが、段々「反中」ということで日本の右派に取り込まれているようで。
■SIVA
‏@sivaprod
 ヨイショしてくれるものだけに囲まれると坂道を転げ落ちるのは早いですね。

という楊批判ツイッターを偶然ですが発見しました。

http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2015/06/post-3708_1.php
「内部から腐っている」と台湾人が表現する国民党政権は、現状維持よりも「平和的統一」に傾斜している。

 楊も良く酷いデマがほざけるもんです。国民党政権がすすめてるのは「大陸中国との経済交流」であってそれは別に「統一」を意味していません(中国側は「統一への第一歩としての経済交流」と宣伝するでしょうがそれにしたって「統一への第一歩」であって統一そのものじゃないわけです)。
 さて「他にも楊はニューズウィーク日本版で酷い記事書いてるんじゃないか」と思ってググって見ましたが予想通りです(苦笑)。

 たとえば
■米キューバ急接近に涙? 南米の中国離れが始まった(楊海英)
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2015/04/post-3603.php
 これに突っ込んでみましょう。

産経新聞南米大陸横断鉄道、実現性検討で合意 中国首相、ペルー大統領との会談で ブラジルとは既に合意』
http://www.sankei.com/world/news/150523/wor1505230050-n1.html
日経新聞『中国、南米で影響力拡大 首相歴訪終了 米の動きけん制』
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM26H5S_W5A520C1FF1000/
などを見れば楊の言う「南米の中国離れ」など口から出任せであることは明白でしょう。つうか楊の専門は「中国の内モンゴル統治」であって「中国政治全般」じゃないんですけどね。自分の専門外のことについてデタラメ書いて恥じない楊も屑なら、そんな無価値な駄文を掲載するニューズウィーク日本版もどうしようもない雑誌です。本家ニューズウィークはともかく日本版はゴミ雑誌認定して問題ないでしょう。
 他にも楊の駄文にいくつか突っ込んでみます。

http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2015/05/post-3634_2.php
 ミャンマービルマ)やラオス、モンゴルで鉱物を「略奪」し、メコン川に巨大なダムを建設して現地の生態系を破壊。

 中国のダム建設や鉱山開発を「楊が言うように批判すべきかどうか」どう理解すべきか分かりませんが、仮に問題があるとしても「中国が悪い」だけではすみませんよね。ミャンマーラオスもモンゴルも「その鉱山開発を受け入れてる」しメコン川のダムにしても「メコン川は中国の川じゃない」んだから中国が勝手に作ってるわけじゃないでしょう。中国しか批判しない点で楊の「異常な反中国」が明白です。

http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2015/04/post-3602_2.php
 もし(注:ダライ14世死後、中国が選定した)「偽ダライ・ラマ」がチベットを闊歩するようになったら、チベット人は屈辱に震え、武力闘争をも辞さない覚悟で臨むことだろう。

 反中国の楊がこういう事言うと「チベットウイグルとか見習えよ。武器とって漢民族ぶっ殺せ!」と扇動してるようにしか見えないんですが。

今の日本は国防問題でにっちもさっちもいかなくなった幕末期によく似ている。
■『南シナ海で「日本軍艦に体当りするぞ」と息巻く中国:日本も巻き込まれ始めた南沙諸島紛争』(北村淳*31
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/44040

 やれやれ。どこが似てるのやら(苦笑)
 バカウヨ大井がツィートで紹介するバカウヨ記事に突っ込んでみましょう。
 まずタイトルの「体当たり」云々ですが「南沙問題で日本がベトナムやフィリピン支援を口実に南沙に自衛隊を出せばこっちにも考えがある」と言う牽制発言です。安倍の安保法制を中国はそう言う代物じゃないかと疑っている。中国発言の是非はともかく「日本の領海や公海を航行してる日本軍艦に体当たりする」という話じゃない。巻き込まれてると言うより日本から進んで突入してるのがこの問題です。日本は当事者じゃないんだから本来、この問題で特定の国を批判したり肩入れしたりする必要はない。

 中国側の傲慢な姿勢は、中国側が「シリア情勢でも、ウクライナ情勢でも、IS攻撃でも、いずれも中途半端な腰が引けた外交的軍事的対処しかできないオバマ政権は、南シナ海問題に対しても“本気”で軍事オプションを発動する恐れはほとんどない」と見ているからである。

 そりゃ普通に考えて「ドンパチ」と言う意味での軍事オプションなんかリスキーすぎて発動できるわけもない。そもそもどういう理由で発動するのかて問題もあるわけです。
 米国はこの問題の当事者じゃない。埋め立ては望ましい行為ではないかも知れませんが「軍事侵略と同一視して中国に対し軍事力行使できるか、しても合法か」といったら法的に合法性は怪しいんじゃないか。

 この先生の将棋好きだった。不倒流と呼ばれ、転んでも起き上ってくる様は、刺殺された元棋聖森安秀光九段の気風と似ており、いかにも関西将棋の泥臭さを象徴するものがあった
■淡路仁茂九段が引退 | お知らせ|お知らせ・イベント情報:日本将棋連盟
http://www.shogi.or.jp/topics/news/2015/05/_2015.html

 大井がツィートする「森安九段の殺害事件(1993年)」とは言うのは小生もニュースで見たのでうろ覚えの記憶があります。ググればウィキペ「森安秀光」で事件の簡単な経緯は分かります。
 家族トラブルで実の長男*32に刺殺されたという物で「父親として無念だったろうな」という複雑な感情をもったのを覚えています。


ラグタイムララバイ(三浦小太郎)のアマゾン書評『21世紀の「脱亜論」:中国・韓国との訣別(2014年、祥伝社新書、西村幸祐*33著)
■7月1日までブログを休みます(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=3192
と書いた三浦ですが何故か「ラグタイムララバイ名義のアマゾン書評」は「6月中も休まない」三浦です。どうでもいいことですが三浦の考えがよくわかりません。
 極右排外主義者・西村の中韓誹謗本を好評価してる時点で三浦はまともではありません。もちろんそんな三浦を「守る会役員」に担いでる守る会会員連中(例:id:noharra)もまともではありません。
 id:noharraはいい加減自らの正体を「三浦や西村と同レベルの極右排外主義者だ」「僕は中韓を敵視するネトウヨだ」と自白したらどうなんでしょうか。それはともかく、三浦の珍書評に突っ込んでみましょう。

福沢の脱亜論はアジア蔑視ではなく、近代化に失敗し華夷秩序を脱し得ない朝鮮と清国との決別

 「決別」の結果が「朝鮮とはつきあわない」ならともかく「日本が侵略して自国領にする」てのが福沢ですからね。それが「アジア蔑視ではなく近代化に失敗し華夷秩序を脱し得ない朝鮮との決別」で正当化出来るのなら「日本以外の欧米諸国の植民地統治」だって正当化出来るでしょうし、「自力では近代化できなかったチベットを解放した中国共産党チベット統治」だって正当化出来るでしょう。
 三浦が近代化万歳論者ならそうなるはずですが、何故か三浦が「近代化で正当化するのは日本の朝鮮植民地支配」だけなんだからその本性はモロバレです。
 福沢をどう評価するにせよ彼の「脱亜論」などのアジア認識は現在の視点では「侵略正当化という悪しき暴論」でしかありません。「福沢完全否定派」は勿論、「肯定派」でも脱亜論まで手放しで支持する人は普通いない。当たり前でしょう。
 ただ「明治時代の福沢の脱亜論」なら「他にもそう言う人はたくさんいた」ので「時代の限界」「同情の余地がある」とは言えるでしょうが、今の日本で「脱亜論」なんて唱えて中韓を敵視、蔑視する三浦と西村は端的に言ってバカです。

 台湾との連携を始め、東南アジアからミャンマーを経てインドに到る、海洋国家日本の進むべき新たなアジア連帯の道が本書では未来の「開かれたアジア」の夢として描かれる。これは安倍総理大臣が平成24年に発表した論文にも沿うものであり、安倍政権が福澤や著者*34と共に、新しい時代の脱亜論を提起していることが示唆される。

 要するに「台湾やインド、東南アジアと組んでの中国封じ込め」が西村や三浦の言う「脱亜論」のわけで、それを安倍も目指してると言って安倍を褒める三浦ですが果たしてそういえるのか。
 事情はどうあれ、安倍が習主席と首脳会談したことや、「その下準備として二階総務会長や谷垣幹事長が訪中したこと」を都合良く無視した上での事実に反する主張と言うべきでしょう。 
 大体、台湾にせよ、インドにせよ東南アジア諸国にせよ「中国と対立すること」はもちろんありますが西村や三浦のような「中国封じ込め」など考えてないでしょう。たとえば、三浦らの見方が正しかったらインドや東南アジアがAIIBに参加するわけがないでしょう。台湾の馬政権が中国と貿易協定を結ぼうとするわけもないでしょう。
 なお、三浦の言う「平成24年の論文」ですが、「平成24年安倍晋三、論文、脱亜論」でぐぐったところ「アジアの民主安全保障ダイアモンド」とかいう英文論文(?)があるようです。
 ちなみに英文論文の翻訳がネット上にありますが「正確な翻訳かどうか」確認できないのでここでは紹介しません。何せ「南シナ海での中国の横暴は許さない」「南シナ海がこのままでは中国の湖と化す」という「おいおい、本気か」「これネトウヨの捏造じゃねーの?」と言いたくなるほど乱暴な文章が「ネット上の日本語翻訳文章」ですので(苦笑)。
 この論文について触れた産経記事と「水島朝穂*35早大教授のブログ記事」を紹介しましょう。まず産経記事ですが2014年(平成26年)9月2日ですから今から約9ヶ月前の記事です。

http://www.sankei.com/politics/news/140902/plt1409020009-n1.html
 安倍晋三首相とインドのモディ首相との会談で、両国の外務・防衛閣僚協議(2プラス2)設置の検討で合意したのは、海洋進出を進める中国を牽制し、南シナ海やインド洋などの海上交通路(シーレーン)を守る狙いがある。安倍首相は海洋安全保障強化を図るため、日本とハワイ(米国)、オーストラリア、インドの4カ所をひし形に結ぶ「安全保障ダイヤモンド構想」を提唱しており、今回の会談は構想実現に向けた大きな一歩となった。
 ダイヤモンド構想は、首相が第2次政権を発足させた直後に英文で発表した論文「アジアの民主主義セキュリティーダイヤモンド」で披露した戦略。

 要するに中国封じ込め論でしかないわけです。2014年8/30〜9/3に訪日したモディ首相は安倍の「中国封じ込め論」に適当に調子を合わせ、産経も大喜びしたわけですが、それが今、「産経の期待通りにインドが中国封じ込めをやってるか」は言うまでもなく「期待はずれ」でしょう。
 次に2013年9月の水島氏のブログ記事です。

http://www.asaho.com/jpn/bkno/2013/0923.html
■「ダイヤモンド安保」と「価値観外交」(2013年9月23日:水島朝穂
 昨年12月27日、国際言論NPO「プロジェクト・シンジケート」のウェブサイト上に、英文の論文“Asia’s Democratic Security Diamond”(アジアの民主主義的安全保障ダイヤモンド)が本人名「安倍晋三」で公表された。おそらく安倍氏は米国の新保守主義系学者に近い筋からレクチャーを受けたのだろう。日本と米国・ハワイ、インド、オーストラリアの4点を結ぶとひし形になることから、海洋進出をはかる中国を牽制し、4カ国が連携して中国を封じ込めるというアイデアだそうである。
(中略)
 安倍首相のこの論文については、『東京新聞』2013年1月16日付「こちら特報部」が詳しく紹介している。安倍氏は論文のなかで、中国が南沙諸島の領有権をめぐりフィリピンやベトナムなどと対立を深めていることに注目し、南シナ海が「『北京の湖』になるようにみえる」とかなり刺激的な表現を使っている。
(中略)
 だが、ここには大きな誤算がある。
(中略)
 ダイヤモンドの一角をなすインドは、中国との貿易高が日本の何倍もあり、安易な中国包囲網にのってくるとは考えられない。
(後略)

 水島氏の主張には全く同感です。実際、インドは「適当なリップサービスはしても」こんな構想に実質的には協力しないわけです。

著者は、柳田國男の「海上の道」における先駆的な視点を引用し、日本国とは「海人」であること、海洋の様々な潮流により人間も稲作文化も日本列島に漂着して形成された「海洋自然国家」であり、大陸とは全く異なる国家であることを、著者は最新の遺伝子科学をも紹介して証明していく。

 ばかばかしい。稲作文化が来たのは中国ないし朝鮮半島経由じゃないですか。
 仏教、儒教、和服、木造建築技術、和紙など多くの「日本に根付いた文化」は全て中国ないし朝鮮半島経由できたのに何でそう「日本は大陸(中国)とは違う」と言いたがるのか。いやもちろん中国と日本にいくらでも違いはあるでしょうが三浦や西村の場合
1)単にアンチ中国*36だからそう言う、結論ありき
2)その結論を導くために詭弁が炸裂
だから話になりません。
 遺伝子科学云々にいたっては滑稽の極みです。文化てのは遺伝子で全て決まるのか。そうじゃないでしょう。

先の天皇陛下パラオ訪問の意味をさらに深く訴えかけてくる。

 ばかばかしい。単なる戦没者追悼を意味不明な詭弁でねじ曲げるなんて天皇夫妻に失礼でしょう。


ラグタイムララバイ(三浦小太郎)のアマゾン書評『リリー、モーツァルトを弾いて下さい』
■7月1日までブログを休みます(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=3192
と書いた三浦ですが何故か「ラグタイムララバイ名義のアマゾン書評」は「6月中も休まない」三浦です。どうでもいいことではありますが三浦の考えがよくわかりません。

 クラウス一家は夫のオーストリア国籍を持っていたが、そのオーストリアは1938年、ナチスに併合される。ユダヤ人だった夫は、弾圧を逃れてイギリスへ逃れ、当時イギリスの植民地だったニュージーランドの国籍を取得できるよう取り計らってもらうことが出来た。しかし、そのためには一度はニュージーランドまで行き、現地で手続きをしなくてはならない。既に契約済みのコンサートも多い。クラウスは一家と共に各国で演奏会を行いながら東南アジアを目指した。そして、オランダ植民地だったジャワで、一家は大東亜戦争の勃発と、日本軍の進駐という事態を迎えたのだ。
 しかし、今村均(注:第16軍)司令官はクラウス一家を丁重に扱った。戦勝終了までジャワから出国することはできないが、軍政下でも音楽活動は基本的に自由とする。一つだけ今村は条件をつけた。抑留された西洋人、また捕虜の慰安の為、慈善演奏会を開いて欲しい。この申し出をクラウスは喜んで受けた。今村と言う軍人の寛容で人間味を感じさせるエピソードはあまりに多いが、これもその一つに数えられるだろう。

 戦前日本を美化したがるウヨ三浦らしい書評です。ただ今村のような「良くできた人間」はむしろ当時の日本軍人では例外でしょう。

クラウスはジャワ島での体験について、日本を批判する言葉を生涯発しなかった。

 だから日本を恨んでいないと言いたげな三浦ですが人間ってそんな単純じゃないでしょう(まあ、有名なピアニストと言う事で他の欧米人と比べたら割と待遇は良かったようですが)。
 「恨みはあるがそれは水に流したい、いつまでもこだわりたくない」て事も充分考えられる。
 日本軍人が今村みたいないい人ばかりかと言ったらそうでもないでしょう。また今村にしても「ジャワからの出国」は認めなかったわけです。
 さてこの本については注意する点があります。

http://grosslehrer.web.fc2.com/06.12.18_hoshi_shohyo.htm
「あとがき」によれば本書は、取材やリサーチによってできる限り事実を押さえ、その構造の中で想像を膨らませた「ノンフィクション小説」だ、とのことである。したがって、どこまでが史実でどこからが想像なのか、判然としないのが惜しまれる

つうことで個人的には「想像の部分は想像とはっきり分かるようにした方が良かった」と思います。

*1:ハンストではそう簡単には死なないようですけど。もちろん栄養失調で倒れる事はあるでしょうがその時点で栄養補給が入りますからね。

*2:ブクマ(http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/Mukke/20150703/1435912758)にも書きましたが個人的にはこの法案が成立しなくても『栄養補給それ自体』は『遅くとも栄養失調で倒れた時点』でされるだろうとは思いますけど。そこまでいってもイスラエル政府が放置して死なせたら殺人が成立するでしょうし、それをさすがにパレスチナ側も否定して「死なせろ」とは言わないでしょう。「ハンスト全否定」もまずいでしょうがさすがに「死んでもハンストさせろ」とは俺は思いません。

*3:と断らないと「連座制支持者だ」と言いがかりをつけてくるのが我らがid:Mukkeさんです。

*4:もちろんダライのこと

*5:ダライのはどう見ても口から出任せですが。

*6:もちろん信憑性は怪しいですが

*7:そもそも顔で中国人と日本人の区別なんかできはしないでしょう。

*8:「来てから言え、現れてから言え」て話です。

*9:楊の言ってる事がよく分かりません。「陸で難破するわけもない」。つうかモンゴル、新疆を領土化したのは「清朝」であって漢民族じゃないでしょうに。満州について言えば「清朝満州族王朝」です。清朝が領土化してから「漢民族が移入した(積極的に清朝が移入を推進したかどうかはともかく)」のであって話は楊の言ってる事とまるきり逆だと思いますが。

*10:三浦小太郎はこの雑誌に右翼イデオロギー性がないかのように必死にごまかしてましたが阿部氏のような「ウヨ以外」から見ればアレはウヨ雑誌でしかありません。

*11:ウヨに媚びる連中の暴論を「さておくな」っての。バカか、手前。

*12:個人ブログ(http://d.hatena.ne.jp/kaikaji/)。著書『現代中国の財政金融システム:グローバル化と中央・地方関係の経済学』(2011年、名古屋大学出版会)、『「壁と卵」の現代中国論:リスク社会化する超大国とどう向き合うか』(2011年、人文書院)、『日本と中国、「脱近代」の誘惑:アジア的なものを再考する』(2015年、太田出版)など

*13:悲痛な訴えじゃなくてただの言いがかり、因縁ですよね。

*14:もしかしたら今は「ミャンマーヤンゴンでもOK」と変わったかも知れませんが

*15:マダガスカル大使、トルコ大使、ミャンマー大使など歴任。著書『マダガスカル:アフリカに一番近いアジアの国』(1991年、サイマル出版会)、『トルコが見えてくる:この親日国の重要性』(1995年、サイマル出版会)、『ミャンマーの実像:日本大使が見た親日国』(1999年、勁草書房)、『腑抜けになったか日本人:平成の若者よ、これでは日本はダメになる! 日本大使が描く戦後体制脱却への道筋』(2007年、新風舎)、『アウン・サン・スー・チーミャンマーを救えるか?』(共著、2012年、マガジンハウス)など(ウィキペディア山口洋一」参照)。著書名を見る限り「アウンサンスーチー嫌いで軍政に甘いウヨ」臭がぷんぷんします。

*16:ウィキペ「中国の少数民族」によれば中国政府見解では中国には「55の少数民族」が存在する。また、中国には民族自治区として内モンゴル自治区広西チワン族自治区チベット自治区新疆ウイグル自治区寧夏回族自治区が存在する

*17:やらかさないでしょうけど。一方ミャンマーが長井氏暗殺をやらかしたのは「日本は俺に甘いから、フリーカメラマン一人ぐらい殺しても問題ねえ、拉致を理由に北朝鮮に制裁みたいなことねえ、欧米カメラマンだと欧米でミャンマー非難が湧きこってたぶんまずいけどな」「ああいうカメラマンを一人くらい殺した方が言論抑制の効果が上がっていい」と完全に日本を舐めてるからでしょう。残念ながら実際その通りなんですけど。

*18:高世のエントリ(http://d.hatena.ne.jp/takase22/20071021)に寄れば官僚ではなく日本政府に近い立場の学者である森本敏氏(後の野田内閣防衛相)らしい。

*19:元大使としてこういう反米発言はまずすぎると思いますが。

*20:「ええ、そうか?」と思いますが。

*21:ただし俺の理解では「個人はともかく」政府でそこまで日本を非難している国はありませんが。

*22:もちろんここで問題にしてる独裁は中国限定ではありません。

*23:まあ、「まだ不十分」と言う意見もあるようですが日本と比べたら「雲泥の差」「月とすっぽん」でしょう。もちろん日本の方が劣ってる

*24:まあ中国を敵視してるタカ派ユダヤ系政治家もいるのでしょうが、ユダヤ系政治家の皆が酒井レベルに反中国の訳ではないことは事実でしょう。

*25:なお、当時の時代情勢では中国が介入しないと、米軍が毛沢東政権転覆目的で中国領内に侵攻しかねないと言う問題もあります。当時は今と違い、米ソ双方、中台双方とも相手国の転覆をマジで狙ってました。

*26:連戦内閣法相、台北市長を経て総統

*27:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会副主席を経て、現在、党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*28:カギ括弧がついてるのは「国交はさすがに回復しないだろうが、民主進歩党政権が誕生したら、国民党政権が中国に配慮して最近はやってなかった米台合同軍事演習が再開されるんじゃないか。それを『国交回復のようなモノ』と高く評価したい(楊海英)」ということのようです。まあ再開されないんじゃないですかね。

*29:著書『草原と馬とモンゴル人』(2001年、NHKブックス)、『モンゴル草原の文人たち:手写本が語る民族誌』(2005年、平凡社)、『チンギス・ハーン祭祀:試みとしての歴史人類学的再構成』(2005年、風響社)、『墓標なき草原(上)・(下):内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』(2008年、岩波書店、)『続・墓標なき草原:内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』(2011年、岩波書店)、『中国とモンゴルのはざまで:ウラーンフーの実らなかった民族自決の夢』(2013年、岩波現代全書)、『植民地としてのモンゴル:中国の官制ナショナリズムと革命思想』(2013年、勉誠出版)、『チベットに舞う日本刀:モンゴル騎兵の現代史』(2014年、文藝春秋社)、『モンゴルとイスラーム的中国』(2014年、文藝春秋社)、『ジェノサイドと文化大革命内モンゴルの民族問題』(2014年、勉誠出版)、『狂暴国家中国の正体』(2014年、扶桑社新書)など

*30:現在、民主進歩党の支持率が国民党を上回っておりその可能性は否定できませんがもちろんまだ未知数です。

*31:極右売文家の一人。著書『海の生命線(シーレーン):日本に原油天然ガスが届かなくなる日・オイルシーレーン防衛ハンドブック』(2008年、明成社)、『尖閣を守れない自衛隊』(2012年、宝島社新書)、『巡航ミサイル1000億円で中国も北朝鮮も怖くない』(2015年、講談社プラスアルファ新書)など

*32:まだ未成年だったので顔写真や名前は出なかった

*33:アジア自由民主連帯協議会副会長。著書『「反日」の構造:中国、韓国、北朝鮮を煽っているのは誰か』(2012年、文芸社文庫)、『「反日」の正体:中国、韓国、北朝鮮とどう対峙するか』(2012年、文芸社文庫)など

*34:福沢にせよ安倍にせよさすがに「西村幸祐の同類扱い」はされたくないでしょう。

*35:個人サイト(http://www.asaho.com/jpn/)。著書『現代軍事法制の研究:脱軍事化への道程』(1995年、日本評論社)、『武力なき平和:日本国憲法の構想力』(1997年、岩波書店)、『この国は「国連の戦争」に参加するのか:新ガイドライン・周辺事態法批判』(1999年、高文研)、『18歳からはじめる憲法』(2010年、法律文化社)、『はじめての憲法教室:立憲主義の基本から考える』(2013年、集英社新書)など

*36:おそらく「中国が共産国だから」ではなく蒋介石政権でも、あるいは共産党が下野して民主派が政権を握っても彼らはアンチ中国でしょうね。