「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート107(追記・訂正あり)

蓮池透氏のツイッター(2015年4/7)

 日本政府は、「ダーイッシュ」(IS)の日本人人質事件であらゆる手段を講じると言っていたにもかかわらず、民間ルート*1を採用することはなかった。これは、北朝鮮日本人拉致問題にも共通する*2。なぜなら、政府の手柄にならないから。

 蓮池氏の「日本政府への不信の念」及び「日朝交渉論へのシフト」が感じられるツィートです。


■「アッシジのフランチェスコ  川下勝著(清水書院)」(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=3084
 だからこんなことより「高倉健が好きだと素直に言える時代が来た(1)居酒屋兆治」(http://miura.trycomp.net/?p=3069)の続きである「(2)遥かなる山の呼び声」「(3)新幹線大爆破」でも書いて欲しいんですが(もちろん突っ込みネタとして)。高倉健のこの二作品が好きだというのは嘘だったのか。

 著者が誠実なのはいいんですが、いわゆるフランチェスコの「奇蹟」について、合理的に解釈しようとしてかえって面白味が無くなってしまう

 まあ、「ただの作り話」として処理しないのなら「合理的解釈」するしかないわけですけどね。

 その思想の現代への意義(例えば平和主義とかエコロジーとか)を強調するあまり、ある意味徹底的に中世人であり今の我々とはかけ離れた世界観や宗教心を持っていたに違いないフランチェスコの姿がやや薄められてしまった感がありました。

 平和主義とエコロジーについてはウィキペ「アッシジのフランチェスコ」を紹介しておきます。確かに「中世人と現代人の考えは違う」わけですが一方で「現代の価値観から考える」つうのも大事な話でしょう。つうか「日出ずる処の天子、書を日没する処の天子に致す。恙無しや、云々」という遣隋使での聖徳太子の例の国書を「中国への対抗意識あっぱれ」と「現代的に解釈したがる」ウヨが何抜かしてるんですかね?。当時の認識で言えば「超大国中国に倭国ごときがため口(聖徳太子)」なんて「会社の上司や学校の教師」に「部下や生徒がため口」きくようなもんで、非常識以外の何物でもないんですが。
 日本ウヨのように「今の日中関係」と「古代の日中関係」を同列に扱うなんて非常識もいいところです。

アッシジのフランチェスコ(ウィキペ参照)
・フランチェスコは、ウサギ、セミ、キジ、ハト、ロバ、オオカミに話しかけて心がよく通じ合ったといわれる。魚に説教を試み、オオカミを回心させた伝説が知られ、とくに小鳥に説教した話は有名である。フランチェスコの以上のような事績から、教皇ヨハネ・パウロ2世は、1980年、フランチェスコを「自然環境保護エコロジー)の聖人」に指定した。
・「フランシスコ(フランチェスコ)の平和の祈り」と呼ばれる祈祷文は広く知られ、マザー・テレサ教皇ヨハネ・パウロ2世マーガレット・サッチャー首相など著名な宗教家や政治家が公共の場で引用し、聴衆と共に朗誦するなどして有名である。多くの人がフランチェスコの作と信じていて、そのように書かれた本も数多く存在するが、これはフランチェスコ本人の作ではない。初出は1912年のフランス語によるものであり、誤解によって聖フランシスコの作と伝えられ広められたものである。とはいうものの、博愛と寛容の精神を説く内容はフランチェスコの精神をよく表現しているとされており、未だに多くの人々にこの名前で愛唱されている。

 同氏のアウシュヴィッツの聖者と言われたコルベ神父の本(同じ清水書院)も注文させていただきました。

 コルベについてはウィキペの記述を紹介しておきます。なお、コルベは「フランシスコ会所属」で、著者の川下氏も「フランシスコ会所属」のようです。要するに川下氏は「フランシスコ会会員」という立場から「先輩であるアッシジのフランチェスコやコルベ」を取り上げてるわけです。

マキシミリアノ・コルベ(ウィキペ参照)
ポーランドカトリック司祭。アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所で餓死刑に選ばれた男性の身代わりとなったことで知られ、「アウシュビッツの聖者」と呼ばれる。
・1941年2月17日にゲシュタポにより、コルベは逮捕された。その理由としては、コルベが発行していた日刊紙がナチスに対して批判的なものであったからとされる。
・1941年7月末、収容所から脱走者が出たことで、無作為に選ばれる10人が餓死刑に処せられることになった。フランツェク・ガイオニチェクというポーランド人軍曹が「私には妻子がいる」と泣き叫びだした。この声を聞いたとき、そこにいたコルベは「私が彼の身代わりになりたい、私はカトリック司祭で妻子がいませんから」と申し出た。
・1971年10月10日に教皇パウロ6世によって列福され、1982年10月10日に教皇ヨハネ・パウロ2世によって列聖された。

 フランチェスコの奇蹟物語で、本書で大変印象深かったのは、オオカミを説得するくだり。家畜や人間を襲うおおかみに、フランチェスコが説教をし、家畜や人を襲うという罪を犯すことを止めれば、町の人はお前に食べ物をあげるのだから、平和な暮らしができるのだと教え込み、オオカミはそれにしたがって(理解し教えを受け入れた記しとしてフランチェスコに「お手」をしたそうです)街の人たちの食べ物を食べながら二年間を生きた、という伝説。これを著者は、ある象徴的な物語として、町を襲う戦争や兵士の襲撃をフランチェスコが平和に導いたことを指すのではないかと示唆していますが、私はそういう可能性はあるでしょうけど、そのまんま奇蹟物語として受け取ったほうがいいんじゃないかと思う。

 いやいや、だって「狼が人間の説得を受け入れる」なんて現実的にあり得ないですからね。合理的に考えれば、川下氏の理解が一番あり得る可能性でしょう。つうか奇跡物語として解釈した方が面白いとかつまらないとか言う問題じゃないでしょうに(苦笑)。
 そしてまあ、川下本を読まないと何とも言えませんが、「我らクリスチャンは皆、フランチェスコの如く、平和のために活動すべし」つうことが川下氏の言いたい事じゃないですかね。


パラオ晩さん会 天皇陛下のごあいさつ全文(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=3080
 天皇パラオ訪問がどうこうより「高倉健が好きだと素直に言える時代が来た(1)居酒屋兆治」(http://miura.trycomp.net/?p=3069)の続きである「(2)遥かなる山の呼び声」「(3)新幹線大爆破」でも書いて欲しいんですが(もちろん突っ込みネタとして)。

 ミクロネシア地域は第一次世界大戦後、国際連盟の下で、日本の委任統治領になりました。パラオには、南洋庁が設置され、多くの日本人が移住してきました。移住した日本人はパラオの人々と交流を深め、協力して地域の発展に力を尽くしたと聞いております。

 やれやれですね。挨拶原稿を書いたのは宮内庁官僚で天皇は「ただ読んでるだけ」でしょうが、「明仁は植民地支配を正当化すんなよ」と思いますね。「委任統治領」といったところで事実上「日本がドイツから奪い取った植民地以外の何物でもない」わけですから*3
 一般的に言って「欧米が植民地支配を友好関係として無邪気に描き出したり」、あるいは日本が「台湾、韓国植民地支配を友好関係として無邪気に描き出したら」問題でしょう。日本のパラオ統治なら無邪気に友好関係として描いても問題ないつうこともないでしょう。
 そして今が安倍政権時代であることを考えれば「安倍政権はパラオをアリの一穴にして、いずれは朝鮮や台湾の植民地支配も明仁に正当化させる気か?」と疑われても仕方がないと俺は思います。

【追記】
■スーパーゲームズワークショップエンタテイメント『倭王天皇明仁の「予行演習」はまずまずの「成果」を挙げた』
http://roodevil.blog.shinobi.jp/Date/20150411/
 小生「倭王明仁*4」のパラオ訪問での挨拶の言葉について、上で

今が安倍政権時代であることを考えれば「安倍政権はパラオをアリの一穴にして、いずれは朝鮮や台湾の植民地支配も明仁に正当化させる気か?」と疑われても仕方がないと俺は思います。

と書きましたが「スーパーゲームズワークショップエンタテイメント」も「予行演習の成果」という表現で俺とほぼ同じ事を言ってるて話です。
 まあパラオ統治を

移住した日本人はパラオの人々と交流を深め、協力して地域の発展に力を尽くしたと聞いております。

なんて表現すれば「その真意」を疑われても日本政府(安倍政権)と倭王明仁の自業自得じゃないですかね。
 小生や「スーパーゲームズワークショップエンタテイメント」が批判するように「委任統治時代パラオ」が「朝鮮総督府時代韓国」や「台湾総督府時代台湾」に書き換えられて

移住した日本人は朝鮮(あるいは台湾)の人々と交流を深め、協力して地域の発展に力を尽くしたと聞いております。

とならない保証はどこにもないですから。


高倉健が好きだと素直に言える時代が来た(1)居酒屋兆治(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=3069
 タイトル見て吹き出してしまいました。まるで「戦後になって鬼畜米英の時代じゃなくなって英米文化(例:ジャズ)への愛が素直に言える時代が来た」「戦後になって共産主義弾圧法・治安維持法が廃止されて共産党員であると素直に言える時代が来た」みたいなノリです(まあ、戦後もレッドパージとか、神奈川県警の共産党幹部宅盗聴事件とか「反共労務差別」とかあるので共産党の話はそれほど単純でもないですが)。
 高倉健

高倉健が好きだと素直に言える時代が来た

てほど「えー、高倉健なんてあんなのが好きなの?て言われるような俳優」「『僕は高倉健が好きだ!』と言うのを躊躇する俳優」じゃないですよねえ。むしろ世間的な評価も人気も高く、「好きだ」と言いやすい俳優でしょうよ。
 まあ、三浦の場合は「えー、高倉健なんてあんなのが好きなの?」と言う人が周囲に多いのかも知れませんが。
 また、「高倉は晩年は映画しか出てなかった」から「若者はオヤジじみて思われるのを嫌って『高倉が好きだ』というのを躊躇する(若者が演歌が好きとか、時代劇が好きとかいいづらい*5のと同じ話です)」かもしれませんがそれにしたって「高倉健が好きだと素直に言える時代が来た」はないでしょう。
 高倉健死去後、追悼報道や追悼番組(高倉出演映画の放送など)が放送されたのは別に「高倉健が好きだと素直に言える時代が来た」て話じゃない。1990年代になくなろうと2000年代になくなろうと、いつなくなろうと高倉の死は大々的に追悼報道されたでしょう。

 私は健さんのファンですよ。でも、例えば80年代、90年代の少なくとも途中あたりまでは、「私は健さん好きです、高倉健の映画は感動します」とか、ちょっと言いにくい雰囲気ありませんでしたか?。渥美清*6好きだとか、あるいは山田洋次監督*7好きだとかは、本当は好きだったんだけど、口にはしないみたいな空気、意外と映画ファンにはあったように思うんですよ。

 本当かどうか知りませんが「ああ、そうですか」としか言いようがないですね。三浦の言う映画ファンてのは「おしゃれぶったスカした映画ファン」てことですかね。まあ、そういう人は「高倉健渥美清山田洋次なんて大衆的な俗っぽい映画なんか私の好みではありませんわ」「高倉健はいつも『寡黙で誠実な男』ばかり演じててある意味ワンパターン、マンネリじゃないですか」「寅さんなんていつも展開がある意味ワンパターン、マンネリじゃないですか」なーんて言って嫌うのかも知れません。
 そういう人が何が好きだというのか知りませんが「芸術的映画が好き」とかいうんでしょうか。
 でも、それ「高倉健が好きだと素直に言える時代が来た」て話じゃないでしょう。そういう「すかした人」は映画ファンを「広くとらえれば」少数派でしょう。だからこそ高倉健渥美清山田洋次が映画界で活躍できたわけです。
 そしてそういうスカした人は今だって「高倉健渥美清山田洋次なんて私の好みではないですわ」と言ってるでしょう。単に三浦が「高倉健が好きだと素直に言える心境の変化があった」てだけじゃないですか。

 例えば作家でエッセイストの矢作俊彦さん、この人はむしろはっきりと、高倉健山田洋次的なもの、さらには高倉健やくざ映画に対しても「嫌いだ」という意志をはっきり示した人だと思います。そして矢作氏は石原裕次郎と日活映画を愛した。石原裕次郎が亡くなった時、彼の映画について、最も熱く語り、ハードボイルド俳優としての裕次郎を讃えたのは矢作さんで、ジャン・ギャバンポール・ニューマンらと並ぶ俳優とみなした文章は、ろくに裕次郎を知らない私にも異様な感動を与えてくれました(「複雑な彼女と単純な場所」新潮文庫に収録)。これは矢作さんがある種の日本的美意識というか日本大衆の泣かせどころを誘う映画に対する根本的な拒否感の表れだったと思うんですよね。

 「高倉健渥美清山田洋次がお嫌いらしい」「石原裕次郎*8と日活映画*9がお好きらしい」矢作某氏なんて別に日本人代表でもなんでもないじゃないですか(苦笑)。こんなことは「高倉健が好きだと素直に言えない時代があった」証明にはなりはしないでしょう。

 全共闘運動の時代、学生運動家たちが、また、当時の時代の反逆の空気に影響され、何かせねばと思っていた人たちが高倉健やくざ映画に感動したのは事実ですが、たぶんそれが日本の新左翼運動の強みでもあれば弱みでもあった。

 まあ、高倉のヤクザは「正義のヤクザ、任侠」ですから。ただそういうのは次第に大衆に受けなくなっていき「ヤクザだって一般社会と同じだ、勝てば官軍なんだ、任侠なんかあるわけないだろう」「大体ヤクザなんて犯罪組織じゃないか」という「仁義なき戦い」の方向にヤクザ映画は変わっていきます。そして、ついには「今や、いわゆるVシネマならともかく、劇場公開映画でヤクザ映画なんか作られない時代」に変わっていきます。
 ヤクザ映画は今や一部のコアなファン以外には人気がないし、世間(警察、マスコミなど)の目も「ヤクザなんか美化するな」と厳しくなってきたわけです。
 三浦の言う「強み」「弱み」の意味がわかりませんが「高倉映画はヤクザの現実ではない→新左翼は論理的でなくて情緒的」てことですかね。

 高倉健という人がある意味すごかったのは、自分のプライバシーと俳優としての仕事を徹底的に切り離し、「高倉健」というブランドを演じ続けたことでしょうね。
(中略)
そういう意味での「俳優としての職業」を全うする人が少なくなっているのも事実。

 まあ、最近はテレビのバラエティー番組に出る俳優が多いですからね。高倉健以外では「渥美清」なんかももう「寅さんイメージを完全に確立した名俳優」て言えるでしょうね。

 多分、「仁義なき戦い」のような映画には高倉健さんの居場所は多分なく、それが路線転換につながったのだと思う。

 まあ、確かにそうでしょうが、「仁義なき戦い」があろうとなかろうと高倉健はいずれ路線変更したでしょう。ヤクザ映画オンリーでやってける時代じゃないですし。「仁義なき戦い」の菅原文太だって「ヤクザ映画オンリー」ではなかったわけです。

 高倉健さんの映画のすべてを観ているわけではありませんが、私にとって健さんの映画は、もう恥も外聞もなく堂々と言いますけど、次の三作にとどめを刺します。「居酒屋兆治」「遥かなる山の呼び声」「新幹線大爆破」この三作。

・まあこういうのは人それぞれですからね。
・「高倉健が好きだと素直に言える時代が来た(1)居酒屋兆治」ですから「(2)遥かなる山の呼び声」「(3)新幹線大爆破」となるんでしょう。
・なお、「居酒屋兆治」(1983年)の監督・降旗康男氏はほかにも高倉健主演映画として「冬の華」(1978年)、「駅 STATION」(1981年)、「夜叉」(1985年)、「あ・うん」(1989年)、「鉄道員(ぽっぽや)」(1999年)、「ホタル」(2001年)、「単騎、千里を走る。」(2006年)、「あなたへ」(2012年)などを監督しています。
 次に三浦が紹介する高倉健記事へのコメント。

 引く手あまたのスターとなった高倉だったが、「高倉健インタヴューズ」*10(プレジデント社刊)によると1年間に15本もの映画に出演したこともあるが、それでも複数の作品に並行して参加したことはないという。険しい雪山で撮影が敢行された『八甲田山』には3年かかり、その間、CMやインタビューも断っていた。そんな自分に課したルールに従い、黒澤明監督の『乱』への出演のチャンスを、先に決まった『居酒屋兆治』の撮影のために辞退している。

ウィキペ「乱」によると

 井川比佐志*11が演じた鉄修理役は当初高倉健にオファーされていた。黒澤は自ら高倉の自宅を4度も訪れ直談判したが、高倉が『居酒屋兆治』の監督・降旗康男に義理立てし、出演を断った。黒澤に「あなたは難しい人だ」と言われたが、その後偶然『乱』のロケ地を通ったことがあって、出演すれば良かったと後悔したという。

だそうです。
 この話のソースとして高倉健のインタビュー(http://www.jiji.com/jc/v4?id=2012takakura-ken_int0005)が紹介されています。
 しかし「高倉健に断られた後が井川比佐志」というのもよくわかりません。大分キャラクターが違うと思う。

【追記】

伊藤田雄三
 「居酒屋兆治」は山口瞳原作ですね。

 山口瞳と言えば小生的にはサントリーの新聞広告「新入社員諸君!」ですね(山口の小説は読んだことはないです)。山口死後(1995年以降)は倉本聰伊集院静が「新入社員諸君!」を書いてるようです。

 高倉健全共闘時代より後半の時代が断然好きです。

 コメ欄のコメントですが吹き出してしまいました。いや確かに高倉健が「任侠ヤクザ映画」に出ずっぱりの時代はいわゆる「全共闘運動が盛ん」な時代ですけどね。普通、そういう場合で全共闘時代て言わないだろ。


■拉致と真実 第4号が発売されました
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01131

朝鮮総連の居座り 国民は許さんぞ 萩原遼

 萩原遼も落ちぶれたもんです。違法行為でも何でもないのに許すも何もないでしょう。まあ日本人のほとんどはこんな事に興味もありませんしね。

拉致の解決を遅らせた「A級戦犯*12

俺の価値観では「拉致の解決を遅らせたA級戦犯」は「安倍晋三拉致議連救う会、家族会」といった「交渉を否定し交渉論者(例:田中均氏、タカ派からハト派転向してからの蓮池透氏など)を北朝鮮の手先呼ばわりしたバカ共」ですね。まあ、そういったバカ共のお仲間である三浦小太郎や「id:noharraら」守る会幹部・三浦の子分共(守る会一味)、あるいは萩原遼がそうは考えてないことは間違いないでしょうが。


産経新聞『【リー・クアンユー氏死去】批判の17歳逮捕 シンガポール警察』
http://www.sankei.com/world/news/150330/wor1503300045-n1.html
産経新聞『「王室は“足首切断”刑に慎重」報道の編集幹部ら拘束 マレーシア当局が扇動容疑』
http://www.sankei.com/world/news/150331/wor1503310072-n1.html
産経新聞『マレーシア検察、最高裁判事を皮肉った風刺漫画家を扇動罪で訴追 「ご主人様からたっぷりご褒美…」』
http://www.sankei.com/world/news/150403/wor1504030076-n1.html

 民主主義の観点からは明らかに問題だと思いますが、マレーシアやシンガポールへの批判など何一つせず「中国や北朝鮮への悪口雑言」にひたすら励むバカウヨ団体が例の「アジア自由民主連帯協議会」です。正直に「俺達は中国と北朝鮮が大嫌いなただのウヨなんだよ」と言えばいいのに。


■昨日は靖国神社で夜桜の花見をしました(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=3061

 古本屋で斎藤正二という方の書いた「日本人と植物・動物」(雪華社)という本を偶然見つけて、ぱらぱらっと立読み

ちなみに斎藤正二とは次のような人です。

斎藤正二(1925年〈大正14年〉〜2011年〈平成23年〉:ウィキペディア参照)
 雑誌『日本短歌』(日本短歌社)編集長、『現代日本詩人全集』(1955年、東京創元社)編集長、雑誌『短歌』(角川書店)編集長を歴任。その後、研究者に転じ二松学舎大学教授、東京電機大学教授、創価大学教授を歴任。
 主な著書に『芭蕉:自然を愛した詩人』(1959年、岩崎書店)、『戦後の短歌』(1966年、社会思想社)、『「やまとだましい」の文化史』(1972年、講談社現代新書)、『日本人と植物・動物』(1975年、雪華社)、『花の思想史』(1977年、ぎょうせい)、『日本的自然観の研究』(全2巻、1978年、八坂書房)、『日本人とサクラ』(1980年、講談社)、『若き牧口常三郎*13』(1981年、第三文明社)、『日本的自然観の変化過程』(1989年、東京電機大学出版局)、『古事記の物語:神がみのパフォーマンス』(1989年、八坂書房)、『植物と日本文化』(2002年、八坂書房)、『日本人と動物』(2002年、八坂書房)、『牧口常三郎の思想』(2010年、第三文明社

万葉集では梅の歌が桜の三倍も多いのに、古今集になると梅の歌の二倍を桜の歌が占めるようになるというのはこの本で教えられました

 ウィキペディア「花見」にも次のような記述があります。

「花見」(ウィキペディア参照)
 日本の花見は奈良時代の貴族の行事が起源だといわれる。唐代の貴族の習慣に倣って、奈良時代には中国から伝来したばかりの梅の鑑賞が一般的だったが、平安時代に桜に代わってきた。それは歌にも現れており、『万葉集』には桜を詠んだ歌が43首、梅を詠んだ歌が110首程度みられるが、10世紀初期の『古今和歌集』ではその数が逆転して桜が70首に対し梅が18首になっている。「花」が桜の別称として使われるようになるのもこの頃からである。

斎藤正二は翻訳家としても(中略)著名な方のようですが、私は読むのは初めて。(もしかしたら知らないうちにトウェインの翻訳とかで読んでいた可能性はあるが)。

 トウェインてのは日本でアニメ化もされた「トム・ソーヤーの冒険」「ハックルベリー・フィンの冒険」の作者マーク・トウェインのことです。
 ウィキペディア「斉藤正二」によると、斉藤翻訳にはトウェイン「ハックルベリー・フィンの冒険(上)(下)」(1962年、角川文庫)、「トム・ソーヤーの冒険」(1964年、角川文庫)、スウィフト「ガリバー旅行記」(1964年、角川書店)、ベンジャミン・フランクリン*14「フランクリン自伝」(1973年、講談社文庫)、ラフカディオ・ハーン「怪談」(1976年、講談社文庫)なんてのがあるようです(ただし全てかなり昔の翻訳であり、最近の翻訳だと斉藤訳に当たることはまずないでしょう)。


北朝鮮からまつたけ不正輸入の疑いで逮捕 総連許議長宅も家宅捜索
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01130
 「在日企業のマツタケ不正輸入(要するに経済制裁に違反してると言う事ですが)」が事実だとしても、総連議長宅捜索なんて、まあ無茶苦茶ですよね。違法の疑いもあるんじゃないか。在日企業とは言え総連とは別団体なのにそんなことができるのか。しかも総連本部ならまだしも幹部とは言え、個人の自宅。捜索令状を出す裁判所も頭がどうかしてる。
 たとえば創価大とか天理大とかで「不正経理」など犯罪行為が発覚したとして、普通いきなり創価学会天理教の幹部の自宅は捜索しないでしょう(不正経理でできた裏金が組織ではなく幹部個人に上納されてるなどという疑いが濃厚でもない限り)。
 まともな捜査と言うよりは「公安の嫌がらせ」の気がします(もちろん何か本件の摘発を狙った別件捜索の疑いもありますがいきなり議長宅を捜索して何かが出てくるほど総連もガードは甘くはないでしょう。公安もそんな事は百も承知で「何か出てくればめっけもの、何もでなくても痛い目にあわせることができるからOK」程度のノリじゃないか)。
 「ビル競売の件」も「ある種の政治決着がついた今」、なんでこういう事が出てくるのか。安倍の方針転換(交渉打ち切り)か、はたまた「交渉路線に経った上での揺さぶり」のつもりか、あるいは「交渉路線を潰すための公安の暴走」か。
 まあ、裏事情は素人には分かりませんし、この件で何もできません。ただ、これで日朝交渉が挫折するようなことはもちろん望みませんし、総連にも「こうした嫌がらせ」になんとか踏ん張って欲しいとは思います。
 以下はゲスウヨ三浦小太郎の「予想通りの総連への悪口雑言」について突っ込んでみましょう。

 こういうせこい商売ではなく、もっと重要な犯罪で捜査すべきとは思いますが、なんであれ、総連の不法行為については厳しく取り締まるのは当然です。
私がある脱北者から聞いた話で印象に残ったのは、サハリンでとれたカニの中に麻薬を隠した話。甲羅をはがして、その中に、ビニールできつくくるんだ麻薬(たぶん覚せい剤)を入れて運んだという話でした。そのかには色の違うビニールでくるんで見分けるとのこと、たぶん、日本の暴力団とかに直接渡されることがあるのかもしれません。

 三浦らしいゲスさですね。その脱北者の証言を裏付ける何かがあるのか。脱北者なんて北朝鮮には恨みがあるでしょうから嘘ついてる可能性が否定できないわけです。また仮に事実だとしても「北朝鮮の犯行」と「総連の犯行」は別ですからね。
 大体「証拠がたくさんある慰安婦南京事件」すら言いがかりでなかったことにしようとするゲスウヨ三浦が何抜かしてるんだ、お前らゲスウヨこそ日本の暗部を認めろって話です。三浦みたいな屑を事務局長(元代表、前副代表)にしてid:noharraら守る会の連中は恥ずかしくないんでしょうか。恥ずかしくないんでしょうね、屑だから。

 朝鮮総連の皆さんは、もう行く場所がなくてとどまっているのかもしれませんが、朝鮮民族の誇りも、歴史伝統も、この総連という組織は汚すことしかしていない*15現実は、皆さんにとってもつらいことのはずです。「事実関係を確認中だ*16」ではなく、総連の暗部のすべてを皆さん自身が確認し明らかにすること、何よりもそれが民族の誇りを守ることであり、また、日本における差別に抗議する前に皆さんが行うべき最低限の義務であるはずです

 やれやれですね。朝鮮総連に限らず「ヤクザでアレ、カルト宗教信者でアレ、極右や極左の活動家でアレ」、不当な差別を受けていれば、抗議するのは当然の話です。
 「ヤクザの皆さんはヤクザから引退しカタギになることが、差別に抗議する前に皆さんが行うべき最低限の義務であるはずです」なんて話にはならない。いやもちろん「引退すべき」とは思いますけどね。
 つうかこういう事言うって事は三浦も内心では「俺達守る会がやってることは差別だ」「総連にそんなこという資格ないって言ってごまかすしかない」て自覚があるんですかね。「問うに落ちず語るに落ちず」て奴でしょうか、守る会会員のid:noharraさん(毒)。
 大体総連が問題視してる差別って「朝鮮学校無償化除外(韓国学校は無償化対象)」のように「朝鮮総連北朝鮮は差別されてるが民団、韓国はそうじゃない」てケースも勿論ありますが多くは「北朝鮮に関係なく在日全般が差別されてる問題」「韓国系も差別されてる問題」でしょうに。


■酒井信彦『中華民族イデオロギーの犯罪性』
http://sakainobuhiko.com/2015/03/post-272.html

 十七あるミャンマー少数民族の一つであるコーカン族と、ミャンマー軍隊との武力衝突が二月九日に発生して、数日のうちに国軍側に何十人もの死者を出した。そのため同十七日には戒厳令が布告されたが、これは二〇一一年の民政開始後では初めてのものだという。ミャンマーでは多数の少数民族がいて、長年独立運動を行ってきたが、近年民族統合が進められているとされてきた。今度のコーカン族問題は、その流れに反するだけでなく、国内問題にとどまらず、国際問題に発展する要素を強く持っていることが、最大の特徴である。
 その原因はコーカン族なる民族の性格であり、それはミャンマーの他の少数民族とは異なって、漢民族・シナ人であるとされることにある。彼らは数百年前、明王朝の滅亡の際に雲南省から逃れてきた人々の末裔で、シナ語を話し漢字では「果敢族」と表記される。シャン州のコーカン地区で自治を行い、独自の軍隊であるミャンマー民族民主同盟軍(MNDAA)を有している。今から六年前、二〇〇九年にも武力衝突があり、何万人もの人間が中共流入する事件があった。今回はそれが再発したわけである。
 今回の事件で最も注目されるのは、ミャンマー国軍側が、コーカン軍には中共の元軍人が参加していると主張していることであろう。二月二十四日の朝日によれば、二十一日のネピドーでの国防省による記者会見で、「ミャトゥンウー中将はコーカン武装組織には中国人の雇われ兵がいると主張した」という。
 さらに二月二十四日の産経の記事では、矢板北京特派員がシナ側の動向を詳しく紹介していて、極めて参考になる。例えば、「コーカン族のリーダー、フォン・キャ・シン(彭家声)氏(85)が2月上旬、世界中の中国人と華僑に向けて『コーカン地区は古来の中華の領土。海外に捨てられた同胞を助けてほしい*17』と中国への復帰*18を示唆する声明を発表し、中国国内でコーカン族支援の機運が一気に高まった」とある。
 また「インターネット上では、『コーカン地区は中国にとってのクリミアで、中国もロシアに見習って併合すべきだ』といった書き込み*19が多く寄せられている」とある。

 まあ「やれやれ」ですね。
「コーカン武装組織には中国人の雇われ兵がいる」というのはあくまでも、ミャンマー政府軍の主張に過ぎません。本当かどうかわからない。また本当だとしても、「雇われ兵」ですからね。これだけでは「中国が軍事介入してる」とはとても言えないでしょう。
 ましてや、「コーカン地区は中国にとってのクリミア」なんてのは中国の公式見解でも何でもありません。つうか「カチン族」などミャンマー軍と戦闘してる少数民族は他にもあるのに「コーカン族が漢民族系」てだけでここまで敵視する酒井もいつもながら「なんだかなあ」ですね。

 中共少数民族と同一の民族は、ミャンマー(注:のコーカン族)だけでなく、ベトナムラオス・タイなど、東南アジア諸国にいくらでも存在する。それらの人々も中華民族であると認定すれば、中華民族の居住するところは中華の土地であるから、中共領土であると主張できるわけである。今後のシナ人による侵略は、この「中華民族の論理」によって遂行されるであろう。
 しかしそれは東南アジアだけの話ではない。中華民族には「朝鮮族」がふくまれるのだから、朝鮮半島でも全く同じこと可能なのだ。
(中略)
 日本人も「大和族」として中華民族編入されれば、シナ人は日本侵略を正当化できるのである。

 ばかばかしい。本気で中国がそんな理屈で「ミャンマーベトナムラオス、タイ、南北韓国、日本」などを侵略すると思ってるんでしょうか。


【2014年4/5追記】

http://j.people.com.cn/n/2015/0403/c94474-8873666.html
■人民日報『ミャンマー大統領特使が中国側住民の死傷について謝罪』
 王毅*20外交部長(外相)は2日、ミャンマー大統領特使として訪中した同国のワナ・マウン・ルイン外相と会談した。
(中略)
 ルイン外相は「私はテイン・セイン大統領の指示で、中国側住民死傷事件について話し合うために訪中した。まず、ミャンマー軍機の爆弾によって中国側住民が死傷したとの共同調査の結論にミャンマー側は同意する。私はミャンマーの政府と軍を代表して中国側に正式に謝罪し、犠牲者の遺族と負傷者に深い見舞いの意を表明する。ミャンマー側は賠償の件について中国側と意思疎通を継続し、適切に対処する。また、法にのっとり責任者を追及、処罰するとともに、内部管理を強化し、同様の事件の再発を防ぐ。中国側と協力を強化し、両国国境地帯の安定を共同で維持し、両国関係の一層の前進を促したい」と表明した。

 つうことで「中国の言うような問題があったようだ。責任者の処分と被害者への賠償について善処したい(ミャンマー)」「よろしくお願いしたい(中国)」つう事で方がつくようです。この爆撃、「コーカン族軍事組織との交戦中に起きた誤爆」ということのようですが、酒井が言うほどのもめ事にする気は中国にもミャンマーにもないわけです。


■大井健輔のツィート

中国主導のAIIBに急いで参加する必要はない - 冷泉彰彦 プリンストン発 日本/アメリカ 新時代(ニューズウィーク日本版) - Yahoo!ニュース
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150409-00147218-newsweek-int

 中国嫌いの大井らしいツィートです。ただ冷泉氏は大井ほど反中国ではなく彼の言ってる事は「AIIBは内容がよく分からないから、内容が固まってから*21入るか入らないか決めればいい」ということで「加盟慎重論」「加盟消極論」ですが「加盟反対論」ではありません。
 ただそういうことを言ってたら「AIIBが成功*22した場合」、日本より先に入った国々(英独仏伊、韓国など)が当然ながら厚遇され、日本が冷遇されることは確実でしょう。「先に入った方が厚遇されて当然だろ」と英仏独伊などはいうでしょうし、それを拒む理由も中国にはないでしょう。
 また今は極右安倍政権ですから、AIIBに消極的な態度は日中関係が非常に冷え込む危険性も高い。
 まあ、それでも「失敗したら嫌だから成功の可能性が堅くなってから入る、日中関係が冷え込んでもAIIBに加盟後、冷遇されても仕方がない」というのも一つの価値観ではあります。そこまでの覚悟が安倍政権など日本ウヨにあるようには思えませんが。

養老孟司内田樹の対談『逆立ち日本論』。実に弛緩しきったくだらない本。政治嫌いの福沢諭吉が「全共闘」とは笑わせる。「こんな本出すな」と思ったら、数年前らしい。もらって損をした。

 『逆立ち日本論』を読まないと「福沢が全共闘(ただし大井の理解ですが)」などの内容については何とも言えませんが大井のツィートも変です。
 「脱亜論」なんて書く福沢は「政治嫌い」ではないでしょうよ。まあ、脱亜論が有名で一番わかりやすいでしょうが脱亜論のような「政治評論*23」を書く人間は充分政治好きでしょう。「政治家にならない=政治嫌い」ではない。だからこそ丸山真男『「文明論之概略」を読む』(上中下、1986年、岩波新書)のような政治学者による福沢研究もあるわけです。


■大井健輔ブログ『続:日本語教師を目指したりいろいろあった二年』
http://blogs.yahoo.co.jp/burke22jp/63884572.html

 日本語教育に熱心なベトナムですが、この国なんかは悪いことはたいてい中国がやったという小話があるくらいですから、この国と対峙*24し続けてきた日本人に対する親近感は凄いです。

 いろいろな意味で面白い文章です。
 先ず第一に大井が「反共主義の立場」からベトナムを敵視していないらしいこと、逆に「中国封じ込め論」的立場からベトナムに好意的なのが面白い。三浦小太郎なんか未だに「ベトナム戦争北ベトナムの侵略」云々といって敵意むき出しですけど。ただウヨ一般では「中国、北朝鮮」には敵意むき出しでも「ベトナムラオスキューバ」にはそうでない人間が多いようですから、まあ、ウヨの「中国、北朝鮮非難」は「反共主義」というよりは「中国、北朝鮮への敵意」なんでしょう。
 第二に大井がベトナムを「反中国・親日本」と見なしてるのが面白いですね。ベトナムはAIIBに加盟するし、一方ベトナムは戦前日本の侵略を受けています(確か「南ベトナム相手」ですが日本はベトナムに戦後賠償金を支払っています)。戦後も在日米軍基地からベトナム戦争に参戦する米軍が出撃していった。要するに「反中国・親日本」という大井の見方はあまりにも問題があると言う事です。
 ベトナム日本語教育に熱心だとしたらそれは単に「日本が経済大国だから」でしょう。そう言う意味ではおそらく「英語教育」「中国語教育」「韓国語教育」なんかも盛んなんじゃないか。欧米、中国、韓国は経済大国だからです。

他のASEAN諸国は残念ながら、そこまで教養が達していないか、英語を勉強するかです。

なんて大井は言ってますがそんなこともおそらくないでしょう。それなりにASEAN諸国では日本語教育は盛んなんじゃないか。

日本はこれから人口がどんどん減少する時代に入ってきます。親日国との密な付き合いが不可欠になります。移民もその方面から受け入れなくてはいけないでしょう。

 まあ、やれやれですね。少子高齢化対策、人口減少対策として移民は受入れないといけないかも知れない。ただそのときに「親日だ何だということ」は馬鹿げています。それぞれの国にはそれぞれの国の考えがあるわけでそれは単純に「親日だ、反日だ」と評価出来るもんじゃない。まあどうせ大井のようなウヨは中国、韓国、ロシア辺りを敵視してるのでしょうが、そうそう大井のご要望通り、「親日国からわんさと移民が来る」というほど世の中、大井のためにまわってる訳ではありません。そして「親日国の国民」なら日本社会において文化衝突などの問題が生じないわけでもない。大井のような認識では「親日国の移民」と文化衝突が起こったら「裏切った、反日になった」というトンチキな理解をすることになるでしょう。


■大井健輔ブログ『日本語教師を目指したりいろいろあった二年』
http://blogs.yahoo.co.jp/burke22jp/63880339.html

 紹介を受けて行った某大手出版社の編集者に見下されて横柄なことを言われたこともありました。
 その時は、憤然と席を立ち、「結構です。あなたの修正要求に応じるつもりは毛頭ありませんから」
 なんだその態度はという感じで「そういう態度をとるのなら僕は君とは付き合わない」
 「結構です、コピーの原稿を返してください」と憤然と席を立ちました。編集者氏は呆れていたようですね。
 でもこのくらいの気概がないとダメだと思っていました。

 文章が抽象的すぎて何とも言えないですね。世の中には「苦言を呈すること」を見下されたと逆ギレる人間もいるわけですから。大井がそういう逆ギレ野郎でないという保障はどこにもない。何せバカウヨですから。


■大井健輔ブログ『中国のAIIB設立について思う』
http://blogs.yahoo.co.jp/burke22jp/63878281.html
 反中国ウヨの大井なので何を言うか読む前から見当がつきますし実際その予想通りですが。

中国がAIIBの設立を表明しました。債務国の中国が、欧州を巻き込んで、アジア開発銀行を軸にインフラ輸出でアジアをリードする日米の既得権益にかみついた格好です。欧州は日米に事実上締め出しを食っておりますので。

 「かみつく」云々という「反中国」表現はともかく、大井が「アジア開銀にはヨーロッパも不満を感じてるのだろう、だからAIIBに参加するのだろう」というのはまあその通りでしょうね。

イギリスのアメリカに対する裏切り

 やれやれですね。英国は「AIIBには参加しない」と米国に約束した訳でなし、何が裏切りなんでしょうか。

彼らは、中国と国境紛争がないから、日本につく義理もないのです。

 やれやれですね。日本つうか「安倍政権に調子を合わせてAIIBに冷たい態度を取る必要はどこにもない」のはその通りでしょう。ただ日本にとって「AIIBに冷たい態度を取ること」は決して「争いの余地のない当然の態度」では全然ないのですが。参加論だって当然あります。
 なお「中国と国境紛争のあるベトナムやフィリピン、台湾もAIIB参加表明してること」は大井においてどう理解されてるんでしょうか。

 国益を追求する帝国主義的動きであり、日清戦争のときに遼東半島を取った日本にいちゃもんをつけてきた、俺たちにも分け前よこせのロシア、フランス、ドイツと似ています。

 AIIB参加と三国干渉と何が似てるのか、さっぱりわかりません。単に「ウヨの大井にとって」三国干渉もAIIB参加論も不愉快だと言うだけの話です。そしてAIIB参加を「帝国主義」云々という「大井の言う帝国主義」て何なんですかね?。中国に好意的だと帝国主義なのか。


■大井健輔ブログ『書店めぐり。神保町・八重洲・大手町』
http://blogs.yahoo.co.jp/burke22jp/63875343.html

 大武健一郎氏の『『平和のプロ」日本は「戦争のプロ」ベトナムに学べ』が気になり購入。
(中略)
 (注:隣国中国相手に)上手に外交を展開してきたベトナムに学ばない手はありません。
 五回ほど訪れましたが、ベトナムほど魅力的な国はないと思います。(注:政治巧者の?)彼らにはアメリカも中国も戦争で負けているんですからね。

 なかなか面白い考え方だと思います。まあ、一方で三浦小太郎なんかは未だに「ベトナム戦争の恨み」を引きずってるようですが。

 これから世界は帝国主義に逆戻りすると思います。東アジアにおいては、日本と中国という相容れぬ両国の対立が激化しています

 こういう辺りは「所詮反中国右翼」としかいいようがないですね。「日本と中国の対立」なんてのは安倍が極右だから起こってることであって、別に「宿命」「不可避」なんてもんじゃない。その安倍ですら財界の意向もあって「産経などウヨが望むほどには」、中国と対立することなんかできないわけです。その結果、谷垣*25幹事長や二階*26総務会長が訪中して中国要人と会ったり、短時間とは言え安倍が習国家主席と会ったりする。


■大井健輔『愛国者という言葉をウヨクから取り上げよ』
http://blogs.yahoo.co.jp/burke22jp/63872020.html

本当の愛国者だったら、自分の国を成長させるために批判的にもなるはずなのに、自分たちの国の歴史は良かったの一点張り。

 おいおいですね。「河野談話否定派」三浦小太郎とつきあって恥じない大井のどこが「自国に批判的」なのか。大井がいう「自国の非を認められないエセ愛国者=ウヨク」そのものが、大井でしょうに。
 バカなのか、嘘つきなのか知りませんが、大井のアホ発言には呆れて二の句が継げませんね。

拙著の解説者三浦小太郎氏も高卒です。

 だから何だって話です。もちろん高卒であることは別に悪いことではないです。学歴が高ければ高いほど偉いというもんではない。そもそも俺の両親なんかそうですが昔は今と違って大学進学なんて全然一般的じゃない(まあ、高校卒は既に俺の両親の頃には一般的だったと思いますけど)。よほどの勉強家か金持ちでもなければ大学なんか行きません。一般的じゃないからこそ昔の大学生はエリート扱いされたわけです。
 しかし、大井のように

大学を出ている人よりもはるかに自分でモノをよく考え、咀嚼している人が多いですね

なんつうのは詭弁でしかありません。つうか三浦も含めて、大井がつきあってるバカ右翼のどこが「自分でモノをよく考え、咀嚼している人」なのか。
 そしてこんな事を言う大井のほうこそ実は「学歴コンプレクス」があるんじゃないのか。


■大井健輔ブログ『本を買うのは書店かアマゾンか』
http://blogs.yahoo.co.jp/burke22jp/63868763.html
 まあ、「書店」にとっては「本は書店で買ってほしい」でしょう。ただ買う側からするとどっちでもいい。
 書店(つうか店頭販売)とアマゾン(つうか通販) にはメリットとデメリットがある。
 書店のメリットは「直接確かめることができる」てことですね。ただし「確かめることができる」のは「ある程度大きな本屋」でないと「ベストセラーと文庫本、新書ぐらいでしかない」事も多い。
 大井のような無名人の本だと「ここにはないな、取り寄せになる」ということになるし、取り寄せるんだったらアマゾンとあまり変わらないわけです。「取り寄せてつまんなかったら、買わなくていいよ」というお人好しの本屋もまああまりいないでしょう。
 また「都会に住んでて自宅や学校、職場の近くに書店がある」のならともかくそうでないと「電車や車など交通機関で出かけないと書店に行けない」と言うデメリットがあります。
 アマゾンのメリットとデメリットはその逆です。メリットは「出かけなくても自宅から本が注文できる」。デメリットは「中身を確かめることが難しい」。

本を出したい人は自費出版が当たり前。

 これは「作家や学者などとして世間から評価されてる人間」以外が本を出そうとしたら昔からそうでしょう。無名人の本を自費出版以外で出してくれる奇特な出版者なんてまずない。


■大井健輔ブログ『ネット時代に本を買うなんて意味あるの? 』
http://blogs.yahoo.co.jp/burke22jp/63857928.html
 もちろん大井は本の書き手でもあるし、「本は必要だ」とするわけです。まあ、小生も最近は本をあまり読みませんが「本は必要だ」とは思います。先ず第一に全ての情報がネットにある訳じゃない。第二に、まあ世の中には「エセ科学(例:ホメオパシー)」「歴史修正主義(例:ホロコースト否定論)」とか酷い本もありますが、「それなりに有名なまともな本屋」から出てる本というのは「一応、編集者というプロの目を通ってる」わけです。ネットだとそれがない。
 第三に本というのは気軽に読めますけどネットというのはそうでもないでしょう。最近はスマホなんてのもありますけど。
 ただ「買うこと」は必要じゃないと思いますね。いや「出版側(作家、編集者)の生活」を考えれば「買うこと」は必要ですが、読む側にとっては「どうしても手元に開いておきたい本」以外は買う必要はない。でそんな本はそんなにはないでしょう。図書館で借りるので充分です。

 本をよく送ってくれた人がいました。僕はその人は随分と無神経な人だと思ったんです。
 本ってのは読むのに結構時間がかかるわけです。それをいきなり自分がよかったと思うものを独善的に押し付けて来て、その人の〈時間を泥棒〉しようというんですから。

 「学者や作家が自分の書いた本を恩師や同業者などに献本するならともかくねえ」と俺も思いますね。
 よほど親しい人(例:親兄弟)でもなければ、「読んで感動した程度の本」をいきなり送らないでしょう。
 「面白いから読んだらどう」とすすめることはあったとしても。まあ、献本だって相手の迷惑を考えたらそうむやみやたらにはできないでしょうけどね(もちろんかかる金の問題もありますけど)。


■大井健輔ブログ『本の読み方のテクニック』
http://blogs.yahoo.co.jp/burke22jp/63853086.html

内藤湖南さん*27の言うように、序結や解説を最初に読むのは最も効率的

・まあ、その気持ち分からないでもありません。小生なんかミステリの短編は割とキチンと順繰りに読んでいきますが長編だと面倒臭くなって「まず落ちだけ読んじゃう」ことがありますね。ただ最近のミステリは「落ちだけ読んだんじゃ分からない」とか「落ちだけ知ってもつまらない(いわゆる叙述トリックの多くはそうでしょう)」てのも多いように思いますが。
・まあ、「序文や結語」で結論がまとまってればその通りですが必ずしもそうじゃないですからね。
 また「序文や結語」で結論が分かっても「なんでその結論になるんだ」と言うのが分かるのにはやはり全文読まないと駄目でしょう。

あと丁寧に読むべきは目次ですね。目次を見て、なんとなくわかりそうだと思ったら、そこを重点的に読む。こういうやり方もありですよ。

 目次てのはおっしゃるとおり重要です。たとえば「評伝佐藤栄作*28」「評伝田中角栄*29」なんて本が仮にあったとしましょう(まあ何でもいいですが)。目次には佐藤の場合は「造船疑獄」「沖縄返還」「日韓国交正常化」など、田中の場合には「日本列島改造論」「日中国交正常化」「ロッキード事件」など書いてあるでしょう。あるいは「評伝トウ小平*30」なんて本があれば、目次には「日中戦争」「国共内戦」「文革」「改革開放」「天安門事件」など書いてあるでしょう。で興味のあるところだけ読んでいくというのも一つの読み方だろうとは思います。ただこれ、テクニックと言うほどのもんかなと言う気がしますね。


■民団新聞記事 ウソで固める「総連60年」 
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01129
 もちろん「帰国事業には色々問題があった」でしょうから批判自体は構わないのですが、「朴チョンヒ、全斗煥軍事独裁支持を今だに公式には謝罪したことがない在日カスウヨの集まり」民団だの「河野談話否定論など種々のウヨ暴論を公言して恥じないカスウヨ・三浦小太郎とその仲間たち(id:noharra川人博ら守る会一味)」だのといったバカウヨ連中の批判は「自分の馬鹿さを棚上げしたり」「北朝鮮朝鮮総連への批判がデタラメで歪んでたり」するのでお話になりません。今時左派、リベラル派だって帰国事業を全面賛美する人なんかいないでしょうから、「お前らカスウヨは黙ってろ」と言いたい。まあ、「民団や三浦一味(守る会)はカスウヨだからこそ」黙らないんですが。

北韓*31当局は、現在まで一貫して、基本的人権で、国際法的原則である「出国の自由」および「居住地選択の自由」をまったく無視している。「帰国同胞」の日本への自由往来はもとより、一時帰省や墓参りすら、いまだに認めていないのだ。

 まあ、やれやれですね。「帰国同胞の一時帰省や墓参り」を北朝鮮は認めないと批判するなら「在日同胞の北朝鮮への一時帰省や墓参りを規制する日本政府当局」をどう思うんだと聞きたいですし、そんなに「自由往来希望」ならそれを促進するため「日朝国交正常化を応援してはどうか?」と言いたいですが「単に北朝鮮への悪口が言いたいだけのカスウヨの集まり」民団には聞くだけ、言うだけ無駄でしょう。とっとと民団は滅亡すればいいのに。まあ、小生が以前読んだ本に寄れば総連だけでなく民団についても「政治性(まあ民団の場合未だに全斗煥軍事独裁支持を反省しない在日右翼の老害がいてうざいって事ですが)」を嫌って距離を置く若者が増えつつあるようですが。要するに民団「ごとき」に朝鮮総連批判する資格なんかかけらもないっちゅうことです。

 帰国事業当時は、民団の主張である「北送反対」は、日本において全くの少数派でした。いや、左派も右派も*32、ほとんどの日本人は民団や韓国赤十字の主張に耳を傾けなかったと言ってもいいでしょう。

 三浦も何バカ抜かしてるんですかね。そりゃ耳を傾ける人がいないのも当然でしょう。「北送(帰国事業)反対」という民団や韓国赤十字の主張は「李承晩政権が反対してるから」という単なる「韓国政府の代弁」「権力に媚びる犬コロと同然の行為」でしかなかったからです。
 そして李政権が反対したのは「我が韓国が正当政府だ、北朝鮮なんて国じゃない」「だから北朝鮮に帰国されたら面子が潰れる」というものでしかなかった。決して「北朝鮮に帰国しても大して生活支援なんかなくて不幸になる」だの「むしろ我が韓国が君たち在日の帰国を引き受けよう」だのという人道的主張では全くなかったわけです。
 結局、当時の韓国政府の主張は「北朝鮮には帰るな」「でも我が韓国が帰国費用のない在日の費用を負担するなどして韓国への帰国を積極的に引き受ける気はないよ」なんですから結局「日本で暮らせ」と同義でしかない。じゃあ日本で暮らす在日を韓国政府が経済支援するのか。もちろん支援しない、てそんなんで帰国反対に説得力があるわけがないでしょうよ。
 韓国政府が言ってる事は「俺の面子が潰れるから北朝鮮に行くな」「そんな事言うなら韓国への在日帰国を積極的に推進するか、日本に送金して生活支援でもしてくれだと?。なんでお前ら在日の生活の面倒見なきゃいけないんだ」ですからね。
 あげく韓国工作員を日本に送ってテロまで起こして帰国事業を妨害しようとするんですから、当時の韓国政府及び民団なんてお話になりません。もちろんこういう韓国や民団の問題点を三浦ら守る会一味がスルーすることは言うまでもありません。

参考

■新潟日赤センター爆破未遂事件(ウィキペ参照)
・韓国代表部(領事館)の金永煥三等書記官ら韓国スパイにより企てられた新潟県での爆破テロ未遂事件。いわゆる帰国事業の妨害が目的だった。
■事件の発覚
・1959年(昭和34年)12月4日、警視庁外事課は新潟県新発田市内のバーで密談を行っていた韓国工作員2名に任意同行を求め、新発田警察署で取り調べを行った。工作員の鞄の中からはダイナマイトが発見され、爆発物取締罰則違反で現行犯逮捕された。工作員たちは帰国事業の拠点となっていた新潟日赤センターを爆破しようとしていたことが判明した。また、この事件は韓国代表部(領事館)の金永煥三等書記官が指揮をとっていたことも判明した。この爆破未遂事件は日本社会に衝撃を与え、韓国政府や在日大韓民国居留民団(民団)に対しての日本世論が悪化した。なお、1960年(昭和35年)4月19日に四月革命が起こり、李承晩大統領が失脚すると工作活動は下火となった。
■メディアによる報道
・2009年(平成21年)9月26日にはTBS報道特集で『闇の部隊「北送阻止隊」』という元韓国工作員へのインタビュー番組が報道されている。

http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/033/0488/03312080488006a.html
■猪俣浩三委員(社会党
 昨今新聞に報道せられております朝鮮の帰還問題、この今月の十四日に第一船が新潟港から出発する予定になっておりますが、これに対して韓国側の人たちが妨害をするという記事が出ております。
(中略)
 車進という人物が新潟県新発田市でつかまってダイナマイトを携帯しておるという記事が出て参りました。
(中略)
 そこでかような帰還反対の不穏分子の具体的な実情について、一体どなたがよく御存じなのであるか。
(中略)
 そういう具体的の事実を取り締まり当局は御存じであるかどうか。御存じであった際に、いかなるそれに対する取り締まりをやっておられるか、さようなことについて承りたいと思うのですが、第一に在日韓国の代表部の中に金永煥という人物が存在しておることを御存じであるかどうか、それを一つ承りたい。
■中川豊吉説明員(外務省アジア局北東アジア課長)
 金永煥氏は、三等書記官として韓国ミッションにおいででございます。
■猪俣委員
 三等書記官として韓国代表部におる。それから先ほどの新潟県新発田で逮捕いたされました車進という者は、いかなる資格の者でありますか。
■中村正巳説明員(警察庁警備局警備第二課長、警視長)
 ただいまお尋ねの車は、もともと韓国で生まれた韓国人でございますが、戦前昭和十八年ごろ日本に帰化いたしまして、日本籍を持っておる者でございます。どういう者かということにつきましては、職業その他現在取り調べ中でございまして、まだわからないというのが実情でございます。
■猪俣委員
 まあ捜査の都合上おあかしにならぬのならよろしゅうございますが、まだわからぬということははなはだ不思議なんであります。これは新聞記者と称して日赤本部あたりへほとんど入り浸っておった人物です。そして日赤から出入りを差しとめられた人物、警視庁がそれを知らぬなどということはないと思う。この韓国代表部の金永煥と車進とはいかなる関係であるか、お調べになりましたか。
■中村説明員
 車は現在取り調べを強く進めておりまして、ただいまもお話がありましたように、噂もしくは未確認情報といたしまして、車の事犯の背後関係につきましては、いろいろと話があるのでございますので、またそれがなくても現在のこういう緊迫した状況下におきましては、特に取り調べを強くやっておるわけでございますが、現在のところ本人は非常に強く黙秘権を行使するといいますか、この背後関係につきましては非常に強くがんばっておるという次第でありまして、その関係につきましては全然わからないのであります。
(中略)
■猪俣委員
 先ほど申しました金永煥は韓国代表部の職員である、三等書記官であるということを御答弁いただきましたが、新潟県新発田でダイナマイトを持っているということで逮捕せられた車進も金永煥の輩下である。
(中略)
 こういう情報は私の方へ入っておるのであります。そこでこれは一体事務当局の答弁でいいかどうかわからないのですが、責任者がおいでにならない。どうもこういう韓国代表部関係の実情について、警視庁では、あるいは警察庁は、事実知らぬのか、調べていないのか。調べて知っておっても、外交問題だと思って発表しないのか、はなはだ疑問でありますが、私のところへ入ったこの情報は、この中にもうずっと前に車進の名前が出ておる。非常に確率の高いものじゃないかと思うのですが、それに対しまして、警察当局は知らないということでありまして、非常に危険な状態だと思うのであります。すでに(注:金から車への)この金の授受までが行なわれたことは、的確に、場所、時間、小切手の金額、そのあて名の銀行、受け取った人、渡した人まで明らかになっておる。これは至急お調べ願わなければいかぬと思うのです。
(中略)
 韓国の代表部なるものが、それを足場といたしまして、日本の治安を撹乱しておるということになると、許すことができないと思う。
(中略)
 そこでこの韓国の代表部の人たちが日本の治安を撹乱するような行動をやっておったとするならば、これは一体責任はどうなるのです。日本政府の責任あるいは韓国代表部の責任というものはどういうことになるのですか。
■中川説明員
 もし万一、韓国代表部の書記官が御指摘のありましたようなことに関係しておるという事実が確認できましたならば、本国に送還の要求なり、その他適宜の手段をとることになります。
(中略)
■猪俣委員
 車らが持っておりましたダイナマイト及びそれを入れた箱、これは新聞に写真が出ておるのでありますが、これは日本製のものじゃない、韓国製のものでもないという情報があります。その点についてお調べになったかどうか、なったとすれば、実際どこ製のものであるか、このダイナマイト及びダイナマイトを入れたケース、これを説明願いたい。
■中村説明員
 ダイナマイト及びケース容器等につきましては、現在裏づけ捜査を続行中でございますが、一応形式的なところは、大体新聞でごらんになった通りでございますけれども、その他の点についてはまだ捜査中でございます。
(中略)
■猪俣委員
 なおこういう帰還反対の朝鮮の民団系の人たちと、日本の右翼の団体とが結びついておるやの情報がある。そこで公安調査庁についてお尋ねいたしますが、この韓国居留民団、帰還を反対するような団体と、日本の右翼団体の結びつきについて調査がありましたら御説明いただきたい。
■関之説明員(公安調査庁次長)
 お答えいたします。実は先般豊島公会堂で総連側の会議をいたしましたところ、そこへ民団側がなぐり込みをかけた。それに若干の右翼が参加いたした事実があったわけであります。そこで何らかの関係があろうか、こう存じまして、今その右翼との関係がどうなっておるかということを調査中でありまして、現在まだここで責任を持って申し上げる段階にまで至っていないのであります。そのように御承知願います。
■猪俣委員
 どうも公安調査庁は、左翼系統の調査は実に徹底的にやっていらっしゃるが、右翼系統の調査は何かあまり熱心にやっておられないじゃないかと思われる。しかし公安調査庁は、左翼のみならず右翼の破壊団体についても調査なさらねばならぬことだと思うのですが、左翼を調査なさるように、もっと熱心に右翼関係を御調査願いたい。ことに、すでに、某右翼団体のごときは、帰還者の会合に対してなぐり込みをかけるというようなことをやっておる。あなたの方は十分調査ができていなければならぬと思うのです。そういうことに対して、もう帰還はこの十四日に迫っておりますが、まだ調査できませんか。もうすでに何百人かの右翼団体が新潟へ行くという情報が入っておる。われわれの耳に入るくらいで、公安調査庁の耳に入らぬ道理はない。どうです、もっと具体的な実情はどうなっておりますか。
■関説明員
 若干の右翼の者が新潟へ行っていることもよく承知しております。それで、その豊島公会堂の事件を契機といたしまして、また今の新潟の事実にも徴しまして、関係の部局を督励して調査を進めているのであります。それで、何がしかの関係がどうもあろうかと思うのでありますが、具体的に、さて、どういうことになっているかという点については、どうもまだここで私が責任を持ってお答え申し上げる調査の資料を、今日ここへ参る時刻までに正確な報告を下部から持ってこなかったのであります。その点御了承いただきたいと思います。
■猪俣委員
 警察の取り締まりの関係はどうですか。右翼団体と民団の関係といいますか、帰還反対の右翼団体は一体どういう団体があって、どういうふうな取り締まりをなさっておるか。
■中村説明員
 ただいま公安調査庁の次長さんからもお話がありました程度でございまして、若干の右翼団体もしくは団体の一部がこの帰還問題についてタッチをしたいという気持でおりますし、現に先月の十六日にもあったわけでありますが、さて、しからば民団との関係が事前にどうあったか、この問題については現在のところ全然わからないのでございます。鋭意捜査中であります。
■猪俣委員
 今まで私どもに入った情報によりますと、今申しました民団関係、それから韓国の代表部、それと連絡をとるところの(注:韓国)国防軍の特務機関、こういうものが何らか不穏な計画を立てている、そうしてその計画はおよそ三つある、こういう情報が入っております。これに対して警察でもそれを確かめておられるのかどうか。新潟の日赤センターを爆破するという計画がある。これは未然に発覚しました。前から私は聞いておった、嘘だろう、(注:アンチ韓国側による韓国ネガキャン目的の、あるいは逆に韓国側が帰国事業側への脅し目的での)宣伝だろうとばかり思い込んでおったが、それが出てきた。第二は輸送の汽車を爆破する。第一は、前に私どもに入った情報が嘘でなかったということが、もうすでに車進の逮捕によって明らかになっておる。第二は列車の爆破。それがいずれも失敗に終わったときにはテロ団の活動、その目標は、朝鮮総連の幹部と今回輸送船団の引き取りの指揮をしてきた北朝鮮側の責任者、これに対してテロを行う、こういう報情が入っております。とにもかくにも帰還を何らかの形において妨害して、帰還業務を阻害しようというたくらみがあると聞いておって、帰還者及び北朝鮮関係の人たちは非常に不安にかられておるのです。こういう実情に対して、警察はどれだけの認識を持っておられるのか、そんなことはあり得ないとお考えになっておるか、あり得るとお考えになっておるのか。私は、最初宣伝だとばかり思っておりましたから、質問の当初申し上げましたように、相当前に聞いておったことでもそのまま放任しておいたのでありますが、この日赤センターの爆破、これが本当であったことは明らかになっている。
(中略)
 これに対して取り締まり当局はどういうお考えを持っておりますか。
■中村説明員
 車の事件に関連いたしまして、お話のありましたような、その他の、現在情報にあるようなことについて、起こるかどうかという問題は、これは仮定の問題でもございまして、なかなかお答えが難しいと思いまするが、私どもも、お話のありましたように、もう本年の夏ごろからいろいろ激しい情報が耳に入って参りまするので、初めのうちは、(注:猪俣委員が)お話の通りに、(中略)作られた情報にすぎないというふうに考えておったのであります。ところが、だんだん切迫して参りますると、私どもかなり慎重に取り扱わなければならないという心境に現在なっております。従いまして、必ずしもその他の情報にありますような事案が起こらないというふうには毛頭考えておりません。あるいは起こるであろう、また警察としましては、そういういわゆる最悪の事態といいますか、ある程度悪い方のことも考えて計画をしていかなければならない、準備もしなければならないという立場に元来おりまする関係上、一応慎重に情報を分析し、またできるだけの手を尽くして、未然防止もしくは無事な帰還についての協力を行ない、またわれわれの仕事を果たしていきたいという覚悟と態度でおるわけでございます。
■猪俣委員
 なお、私どもに入りました情報によれば、これらのテロ団なり治安撹乱工作なりの本部を富山県に設置した、新潟は目についてしょうがないので、富山県にした。富山県にある伏木港には、韓国の貿易船が出入りして、それにいわゆる入国官庁を通ぜざる韓国の治安当局の工作員が出入りしているという情報が入っております。さようなことを警察当局は御存じであるかどうか、単なる情報であるかどうか、あるいは多少そういうにおいがするかどうか、それについての御意見を承りたい。
■中村説明員
 ただいまの件につきましては、富山県についてもあったと思いますし、新潟県以外の近いところに何かしら工作の拠点といいますか、そういうふうなものを置くのではないかというふうな、これは全くの未確認な情報でございまするが、そういうものを持っておりまするので、未確認ではありまするが、一応調査をいたしておるわけであります。御指摘のありましたような具体的な事案につきましては全然聞いておりません。
■猪俣委員
 なお、この帰還者に対して韓国側が妨害をする。ところがそういうことに対して相当日本の警察でも実情を知っておるのであるけれども、今韓国に抑留せられておる日本の漁民の帰還問題と向こうがからませておるために、十分なる韓国代表部に対する交渉ができないというふうにも承っておるが、さような実情があるかどうか、それを一つ御説明願いたい。
■中川説明員
 韓国代表部に対しましては、釜山に抑留されておりますところの漁民の釈放の件につきまして交渉するとともに、北鮮帰還に無用の反対を行なわないようにということは絶えず申し入れて交渉しております。
■猪俣委員
(前略)
 今新潟で逮捕された車進というのは、この申撤先なる韓国漁民部長の漁民部の嘱託という形になっておるそうです。そうすると、これは全部韓国代表部の一連の関係がある。いやしくも韓国領事館待遇を与えられておる代表部が、日本の治安撹乱の根拠地となるというがごときことは許すべからざることだと思うのです。これを徹底的に追及してもらいたい。
(中略)
 そうして災いを未然に防いでいただきたい。これを切にお願いしたいと思うのです。かような不祥事が発生いたしますることは日本の恥であるのみならず、世界人道の上からも許すべからざることであると思いますので、もっと熱を入れて、そうして帰還者たちが安心して帰られるように、これが阻害せられますと第二次、第三次の帰還がやはり円滑にいきません。そこをまた彼ら反対者はねらっているのじゃないかと思われる。
(中略)
 警察庁長官にお尋ねいたします。今詳細に私が質問もし、私の得ておる情報も申し上げました。それは、この十四日に第一次の朝鮮帰還部隊が新潟港から出発する。それに際しまして、これを妨害し、その治安を乱さんとする団体があるということは前から聞かせられたことでありますが、ことに車進という人物、これがダイナマイトを持っておるのが新潟県新発田で――新発田というのは新潟のすぐ近くでありますが、ここで逮捕せられたという事実が明らかになって参りました。そこで帰還促進部隊、日朝協会その他の関係当局が非常に心配していることが杞憂じゃないのだということが明らかになって参りました。私はこの情報をずっと前に受けておったのですが、何らかの宣伝だろうくらいにほっておいたのが、そうじゃないことが明らかになったために、本日質問に移ったわけでありまして、細かいことは事務当局に申してありますが、非常に帰還部隊が不安にかられておるわけであります。これに対しまして、責任の地位にある警察庁長官から、その不安を一掃するような断固たる決意を表明していただきたい。それはこの妨害部隊は、韓国代表部が拠点となりまして、そうして韓国国防軍のうちの特務機関みたいなのが乗り込んできていろいろの工作をやっておる。第一には新潟における日赤のセンターを爆破するという計画、第二には輸送の鉄道を爆破するという計画、第三には朝鮮総連の幹部及び北朝鮮から引き取りに参りました責任者を暗殺するという計画、こういう計画があるやに聞いておりましたが、日赤センターの爆破は、事実として、これは警察の非常なお手柄でありますが、未然に捕えられた。しかしこれが事実として現われた以上は、第一、第三のこともただデマ情報だとは申されない状態になってきた。そこで詳細に申し上げたのですが、韓国の代表部が拠点になって、そうして韓国国防軍の特務機関がこれの行動隊になっておるという情報が詳細に入っております。日本の政府が人道的見地から決定し、幾多の困難を排しまして、日本赤十字社が愛の船を出そうとしておりまするこの世界の人道上の一大民族移動に対しまして、何の理由であるか知りませんが、これを妨害せんとするがごときことは、人道の名において許すべからざることだ、しかもこれが韓国の代表部がその拠点になっているようなことは、これは断固として政府は徹底的に彼らの責任を追及しなければならぬと思うのであります。そこで、何はともあれ警察庁といたしましては、かような彼らの不逞の計画を未然に防ぐよう万全の御努力を願いたい。もう差し迫ってきております。力強い声明をいただきまするならば、北朝鮮の人たちも相当不安の心を押えることができるのではないかということで、きょう急速質問を展開したわけでありますが、どうぞかような不逞の計画に対しましての警察庁長官の責任あるお言葉をいただきまして、たくさんの朝鮮の方々に安心を与えたいと思うのであります。その御声明さえいただきまするならば、他にまだ御多忙のようでありますから、私はきょうはそれだけにとどめたいと思います。
■柏村信雄政府委員(警察庁長官
 北鮮への帰還問題、これはただいまお話もございましたように、全く人道的見地に立って行なわれるものでございます。従いまして、政府におきましても、また各種不法事案を取り締まる立場にあります警察といたしましても、ぜひとも円滑にこの帰還業務が行なわれることを期待し、そのためにあらゆる努力を払っておることをまず申し上げておきたいと思います。
 ただいまお話しのように、各種の不穏な情報もわれわれの方でもキャッチをいたしております。こういうものにつきましては、たといそういうことがほとんどなかろうと思われるようなことにつきましても、これを白となるまでは詳細に追及して、そうして万一に備えるという態勢をとっているつもりでございますが、さらにわれわれの情報網のみをもってして十分とは申し得ないので、いろいろの方の御協力を得て、こういう不穏な事態についての未然防止に努めている次第でございます。とにかく全国から帰還希望者が新潟に集まりまして、新潟から船で出るということでございますので、単に新潟だけの問題でなく、全国各地にいろいろな問題が起こり得ることだと思うのであります。大なり小なり問題をはらんでいるわけでございます。また帰還希望の側と帰還反対の側との感情上の対立等もあり得るわけでありまして、こういうことにつきましても、先般できるだけ刺激的なことのないように双方に対して御注意を申し上げた次第であります。なお新潟に対しましては、警備の態勢を特に強化いたしているわけでございますが、新潟におきます警察官のみの機動性発揮によっては十分でない事態も考えられまするので、事態によりましては、さらに数百名の増強を外部から行なって、そうして万全を期していきたい。また途中の沿道等についても、それぞれ警戒措置をとるように指示をいたして、ただいまお話しのように、帰還者が安心して帰れるというように努力を続けておる次第でございますので、今後ともこれは帰還完了まで継続的に万全を期して参る覚悟でございます。
■猪俣委員
 かたい決意をお聞きいたしまして安心いたしましたが、私は、私の手に集まりました情報につきましては、本日、課長その他の方に詳細に申し上げておきましたから、調査すべきものは即刻調査していただきたい。私は、金銭の授受まで明らかにしたのであります。テロ団に渡された金の授受まで具体的に明らかにしたのでありますから、徹底的に調査を開始していただきたいということを要望いたしま(中略)す。
(中略)
 韓国の代表部が、相当この北鮮帰還に対する妨害工作の拠点をなしている事実があると思うのです。それも詳細に私は今日ここで明らかにしました。韓国代表部の正式の職員が、この妨害工作の総指図を指揮している、かようなことははなはだ不都合千万なことだと私は思うのであります。これは、私は、閣議の問題にしていただいて、韓国の代表部に対して、もし警察の調査が十分できました際には、徹底的に責任を追及していただきたい。そして、かような不逞の徒輩に対しましては、これに対しては適当な処置をとっていただきたい。私は、きょう外務大臣*33がお見えになりませんので、閣僚の一員として、しかも入管の最高の責任者として、また治安の最高の責任者としての(注:法務)大臣にそれを強く要望いたします。のみならず、今警察庁長官から治安確保のための最善の努力をする言明がありましたが、なお法務大臣としてのあなたの信念も承りたいと存じます。
■井野碩哉*34法務大臣
 北鮮帰還をめぐりまして、国内にいろいろの不穏の形勢のありますことは、情報は私どもも一々キャッチしております。そのつど関係方面に連絡して、その事態の起こらないように事前の策は講じておりますが、今お話しの、閣僚としての立場から申し上げますと、こういった事態が実際にだんだんと明らかになって参りますれば、これは重大な問題でございますから、事前にも関係閣僚とも話し合っておりますが、本当の真相がわかりますれば、今お話しのような立場から、私としても断固としての処置をとって参りたい、こう考えております。
(後略)

*1:ジャーナリスト常岡浩介氏のことか?

*2:たとえばアントニオ猪木氏のことか?

*3:ただこれで分かるように、第一次大戦後は「公然と植民地分捕りをやること」が難しい時代になります

*4:スーパーゲームズワークショップエンタテイメントの表現にあわせました

*5:そういう演歌好き、時代劇好きの若者は数は少ないでしょうがゼロではないでしょう。

*6:要するに「寅さん」でしょう。

*7:要するに「寅さん」でしょう。

*8:兄慎太郎原作の「太陽の季節」が日活で映画化された際に出演したことをきっかけに日活に入社。多くの日活映画で主演。

*9:話の流れからして、裕次郎映画、「小林旭の渡り鳥シリーズ」「赤木圭一郎の拳銃無頼帖シリーズ」などのアクション映画のことでしょう。日活ロマンポルノじゃなくて。

*10:2012年刊行

*11:黒沢映画は「乱」(1985年)のほかに、「どですかでん」(1970年)、「夢」(1990年)、「八月の狂詩曲」(1991年)、「まあだだよ」(1993年)に出演。

*12:東京裁判A級戦犯(例:東条英機)を英雄視するウヨ連中が「A級戦犯」を悪口雑言の言葉として使える言語感覚は正直理解できません。連中の立場で使用しては、いけないんじゃないのか。なおA級戦犯は俗語では「最もその問題について責任がある元凶」と言う意味合いで使われますが、法律用語としてのA級戦犯はそう言う意味ではないです。

*13:創価学会創始者

*14:米国の政治家、科学者。アメリカ独立宣言起草委員の一人。駐フランス公使、駐スウェーデン公使などを歴任。また避雷針の発明者として知られる(ウィキペ「フランクリン」参照)

*15:むしろ三浦らゲスウヨの方が「日本民族の誇りも、日本の歴史伝統も汚すことしかしていない日本の汚物」ですが当人そうは思ってないようだから困ります。

*16:こんなのは、事件が起こったときにどこの団体も言う話であって三浦のように非難するような事じゃありません。

*17:中国政府や海外華僑の目立った支援がないからこう言うのじゃないんですかね?

*18:引用した文章を読む限りはそういう話ではなく「経済支援でも『言葉の上での支援』でも何でもいいから支援してくれ」てことでしょう。

*19:おそらく中国版ネトウヨに過ぎないでしょう。

*20:外務省日本課長、アジア局長、アジア担当外務次官、駐日大使、中国共産党中央台湾工作弁公室主任(国務院台湾事務弁公室主任兼務)などを経て現在、外相

*21:とは言え固まったら日本が口が出せなくなるという問題も生じるわけですが

*22:何をもって成功というかという問題もありますが

*23:もちろん脱亜論以外にもあるわけです

*24:「対峙(大井の言葉では『対決』『敵対』というニュアンス)」て(苦笑)。日中関係をそう描き出すのには苦笑ですね。つうか日中関係がそういう微妙な関係になったのは「狭くとらえれば共産中国建国後」、広くとらえても「日本の中国侵略後(特に侵略が本格化した満州事変後)」であって古代からずっと対立してきたわけでもないでしょうに。

*25:小泉内閣国家公安委員長財務相自民党政務調査会長(福田総裁時代)、福田内閣国交相、第二次安倍内閣法相などを歴任

*26:小渕、森内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相を歴任

*27:著書『日本文化史研究(上)(下)』(1976年、講談社学術文庫)、『東洋文化史』(2004年、中公クラシックス)、『支那論』(2013年、文春学藝ライブラリー) など

*28:岸内閣蔵相、池田内閣通産相などを経て首相

*29:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、佐藤内閣通産相などを経て首相

*30:副首相、中国共産党副主席、人民解放軍総参謀長などを経て国家中央軍事委員会主席、党中央軍事委員会主席

*31:北朝鮮のこと

*32:三浦はあっさりと書いていますが、確かに右派(自民党産経新聞)にしても帰国事業批判なんかしてないわけです。そもそも帰国事業て日本政府関与の政府事業ですしね。

*33:当時の外相は藤山愛一郎(日本商工会議所会頭、日本航空会長などを務めた大物財界人。後に政界入りし、岸内閣外相、池田、佐藤内閣経済企画庁長官など歴任。)

*34:戦前、農林官僚から政界入りし、近衛、東条内閣で農林相、戦後、岸内閣法相。