「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート101(追記・訂正あり)

■昨日はウイグル12ムカーム出版記念講演会でした(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2863

司会を引き受けてくださった佐波優子さん

 佐波とは

 2010年(平成22年)、アパグループによる第三回「真の近現代史観」懸賞論文の最優秀・藤誠志*1賞を受賞。以後、日本文化チャンネル桜のキャスターとして活動。
 2014年の東京都知事選挙では田母神俊雄候補を応援。選挙期間中、『日刊ゲンダイ』『週刊新潮』などは葛城奈海*2(女優)、色希(モデル)、sayaジャズ歌手)、浅野久美(ジャーナリスト)らとともに佐波を「田母神ガールズ」と呼んで取り上げた。

と言うゴリゴリのウヨです。日本ではこの種の「中国の少数民族ネタ」を誰かが扱うと「三浦や佐波のようなウヨ」がウヨウヨ寄ってきて「反中国のネタとして党利党略的に利用」という惨状が珍しくありませんが今回の「ウイグル12ムカーム出版記念講演会」もそうだったようです。


スターリン万歳映画「ベルリン陥落」と「金日成のパレード」(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2855
 「ベルリン陥落」という名前ですが、ウィキペ「ベルリン陥落」によれば

題名のベルリン攻防戦(1945年)だけでなく、独ソ戦全体が描かれている。

ということで「スターリングラード攻防戦(1942〜1943年)」なども描かれているそうです。

この「ベルリン陥落」は1949年、第二次大戦終戦直後に公開されたソ連映画

「第二次大戦終戦から4年後の1949年」て「終戦直後」て言うんでしょうか?(苦笑)
ということは「中華人民共和国の建国」「湯川秀樹ノーベル物理学賞受賞」(いずれも1949年)も三浦的には「終戦直後」なんでしょうか?

 ヒットラー*3ってなんというかな、彼の魅力があるとしたらあの狂気と、ゲルマン神話的な悲愴なロマンチシズム(世界の滅亡と再生)だったと思うんだけど、スターリン*4とか金日成*5とかは、やはりアジア的な専制君主、人民の上に立つ寡黙ですべてを知った指導者といった感じですよね。

 「ですよね」て言われても三浦のいう「アジア的専制君主」「ゲルマン神話的ロマンチシズム」の意味がわからないので「さっぱり意味がわかりません」としか言いようがないですね。

スターリン批判後、ソ連時代もこの映画はお蔵入りとなった。

 映画における「スターリン崇拝」が「当時の指導者なんだからある程度美化されるのは当然」て生やさしい代物じゃなくてドンビキするような代物だったんでしょう。見たことがないので分かりませんが。


ラグタイムララバイ(三浦小太郎)のアマゾン書評『ウイグル十二ムカーム:シルクロードにこだまする愛の歌』

 1980年代に垣間見えた民族の和解の精神*6中国共産党は全く放棄し、ウイグルにおいては文化大革命時に行ったような伝統抹殺をさらに強化*7し、ウイグル人から、言葉も、信仰*8も、そして命*9までも奪い去る民族浄化政策を行っている。このような時代であるからこそ、本書の訳業は大きな意味を持つはずだ。翻訳者の偉業をたたえると共に、ウイグル漢民族とは全く違った文化と歴史を持つ民族であること*10を再確認するための一冊として、ぜひ本書をおすすめしたい。

 相当問題のある書評だと思いますね。というのも、『ウイグル十二ムカーム』宣伝サイトhttp://12muqam.web.fc2.com/
において翻訳者・萩田麗子氏も指摘していますが「中国の申請によって、十二ムカームは2005年にユネスコ無形文化遺産」に登録されてるからです。それを考えるならば「民族浄化」とまで言うのは間違いでしょう。民族浄化ならユネスコに十二ムカームを文化遺産申請しないでしょうから。つうか萩田氏が指摘してること「中国による十二ムカームのユネスコ無形文化遺産登録申請」について何ら触れず、中国が十二ムカーム保護について現在、全く無関心であるかのように印象操作する「反中国極右」三浦のゲスさには改めて呆れます。


■ブロゴス『楊海英・自著を語る「『チベットに舞う日本刀:モンゴル騎兵の現代史』 」』
http://blogos.com/article/98795/

「なぜ、日本の相撲界にこれほど多くのモンゴル人がいるのか?」
南モンゴル内モンゴル)に生まれ育ち、北京で学び、日本に留学し、いまは日本国籍を持つにいたった南モンゴル人である私は、日本人の読者にまず、そういう質問をしたい。
 それは、白人国家・フランスのサッカーなどのスポーツ・チームに大勢のアフリカ系黒人選手が含まれているのと同じ理由からである。どちらも旧植民地の出身者(フランスならばアルジェリアなど)が、その旧宗主国で活躍しているのである。野球*11やサッカーなどで在日韓国・朝鮮人が活躍しているのも同じ理由からといえよう。

 いや「フランスのアフリカ系選手」「日本の在日朝鮮・韓国人選手」とちがって、失礼ながらそういう話じゃないと思いますが。「ハワイからの高見山小錦、曙、武蔵丸」と「モンゴル人力士の意識も周囲の意識」も変わらないでしょう。在日朝鮮・韓国人のように「在日モンゴル人が日本にたくさんいる」「コリアンタウンならぬモンゴルタウンがある」「韓国学校朝鮮学校のようなモンゴル学校がたくさんある」「相撲界のみならず芸能界、実業界などもカミングアウトしていないだけで朝鮮・韓国人同様、モンゴル人が多数存在」「韓国焼肉店のようにモンゴル料理店が多数存在」なんてないでしょう。

 もちろん、厳密にいうと、いまの横綱三人の母国である「モンゴル国」は、朝鮮半島のように日本の「植民地」となったことはない。植民地となったのは、私の生まれ故郷である「南モンゴル」である。 彼ら力士たちとまったく同じ祖先を擁し、少しも違わない文化と言語を共有する南モンゴルこと中国内モンゴル自治区の大半が、満洲事変(一九三一年)以降、満洲国に編入されていく形で、日本の植民地となっていったのである。
 同じモンゴル人が、今日南北に異なる「国家」の民として分断されている背景には、日本という国家の存在があったのである。そのことを知る日本人は少ないが、本書を読むにあたってはそのモンゴルのそうした数奇な近現代史の歩みをあらかじめ頭に入れておいていただきたい。

 「満州国がなければモンゴル南北分断はなかったかも知れない、そのことを日本人に理解して欲しい」と読める文章です。つうかそれ以外に読みようはないか。ウヨが聞いたら「植民地とは何だ!。満州国は独立国だ!」「モンゴル分断を日本のせいにするな!」と怒り出しそう。最近「ウヨと不適切なつきあいをしている疑いがある」楊氏とは思えない意外な発言です。

 モンゴル民族にとって、独立するために打倒すべき「敵」としての対象がシナ*12である以上、必然的に彼らは、シナ以外のあらゆる勢力と手を結んだ。ロシアであろうと、日本であろうと、シナからの解放を実現させるためには、西欧列強と友好的な関係を時には締結しなければならなかったのだ。「敵の敵は(ある時は)味方になりうるが、味方は(しばしば)敵でもある」というのが、モンゴルが歩んだ二〇世紀の複雑な歴史だったのである。

 ご指摘の通りであり「日本の内モンゴル支援」は「党利党略」でしたし、それを内モンゴル側も理解していたわけです。チャンドラ・ボースが「最初ナチドイツと手を組もうとし、次に日本と手を組み、最後にはソ連に亡命しようとした」「打倒すべき英国との戦いのためなら誰とでも手を組む」というのと同じ話です。

 日本の敗退後、およそ八万人の騎兵が、ソ連軍の機械化部隊とともに南モンゴルに突入し、同胞たちを解放しようと奮戦した。日本でいう「ソ蒙連合軍の参戦」である。モンゴル人たちは誰もがこれで民族の統一と真の意味での植民地統治からの解放は実現できたと信じて疑わなかったが、対日敗戦処理のために結ばれた「ヤルタ協定」は、(注:南モンゴル*13中華民国*14の領土とし)弱小民族*15の希望を葬り去った。それによって、最終的に南モンゴルは中国の支配下に置かれることになった。ここから、モンゴル民族の半分は、ずっと中国人の「奴隷」とされたまま今日に至り、北モンゴルの半分の同胞たちも、限られた国土で暮らすようになったのである。

 太字部分が重要なポイントです。つまりはモンゴル人は「たとえソ連の衛星国でもモンゴル人の国であるだけ外モンゴルの方がマシ。満州国なんか建前は満州人の国で、実態は日本の植民地でモンゴル人の国じゃない」「これで、内、外合併してモンゴル人の悲願、統一モンゴル国家が実現した」とでも思っていたのでしょう。まあ、「満州国を美化する」日本ウヨはそれ認めたがらないでしょうけどね。

 モンゴル軍は、一九四五年八月十五日以降、部隊内の日本人将校たちを処刑した。中国から独立したいというモンゴル人たちを日本が抑えていたからである。
(中略)
(本書「はじめに」より転載)

 このモンゴル軍が「外モンゴル軍」か「内モンゴル軍」か、また処刑が「合法的な物かどうか」この文章ではよくわかりませんが、それはともかく。この事実一つとっても「日本の戦争は民族解放戦争」なんて成立しませんし、楊氏もそんな事全く思ってはいないでしょう。モンゴルにとって日本は「民族自決を妨害する邪魔者」だったのでしょう。


■第18富士山丸事件や金丸訪朝、小泉訪朝や日朝拉致交渉を連想させるフジテレビドラマ『ヤバい検事 矢場健4〜ヤバケンの暴走捜査〜』(ネタバラシあり)
 小生もくだらない人間なのでくだらないB級ドラマも見ます。

http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2014/i/141029-i200.html
 2012年2月、2013年1月、2014年2月と過去3本を放送している、舘ひろし主演の大ヒットシリーズ『ヤバい検事 矢場健〜ヤバケンの暴走捜査〜』の最新作『ヤバい検事 矢場健4〜ヤバケンの暴走捜査〜』が、11月14日(金)に放送される。
 舘ひろしが演じる東京地検検事・矢場健(やば・たけし)は、待ち合わせの時間には秒単位まで正確、手帳に書き込むスケジュールは分刻みという潔癖すぎる性格。周囲からは、「ヤバケン」と呼ばれ疎まれているが、検事としての仕事ぶりは超一流で、他人が何と言おうと、自身の信念を曲げずに一つの真実を徹底的に究明する男。今回、矢場が担当するのは、南多摩市市長・弥富天馬(榎木孝明)の秘書・来栖真理子(藤原紀香)が、ビルの屋上からジャーナリスト・浅川忠則を突き落とし死亡させたとされる事件。真理子は、マスコミからも「美しすぎる秘書」と注目されており、弥富が国政選挙に出馬した後に、市長選に出馬すると目されていた人物。
(中略)
 矢場は、事務官の大隈進一郎(河相我聞)と共に、事件について自供し、検察庁に拘置されている真理子の取り調べを始める。真理子は、礼儀正しく取り調べに応じ、浅川から弥富市長と自分が男女の関係にあるというウソをでっち上げられ、金銭のみならず肉体関係を迫られており、事件のあった日に屋上に呼び出され襲われそうになったと話す。真理子はその際に負った傷痕を見せながら、浅川が転落したのはもみ合いになった結果で、殺意はなかったと主張する*16。真理子の主張には筋が通っており、疑いを挟む余地もなく、簡単に片付くと思われた案件であったが、矢場の下した結論は、10日間の勾留延長であった…。果たして、矢場が抱いた疑問とは?

でどういう話の展開をするかというと。
1)捜査を開始した矢場はフリージャーナリスト・浅川が弥富市長(佐々岡の元秘書)や来栖秘書が忠誠を誓う大物与党代議士・佐々岡京一郎(津川雅彦)が拘わった32年前の事件を調査していたことを知る。その事件とは某国に「スパイ容疑で身柄拘束された日本人貨物船船長」を某国に乗り込んだ佐々岡が見事解放させ、世論の賞賛を浴びたという事件である。
 が、浅川は「船長は某国に武器を密輸出していた」「スパイ容疑での身柄拘束とは実は武器密輸出でのトラブルだった」が「それを知りながら佐々岡は武器密輸出を不問に付して解決した」と言う疑惑をつかみ、調査していたらしい事実を矢場はつかむ。つまり実行犯が仮に来栖であるとしても、犯行動機は弥富や来栖の問題と言うよりは、佐々岡の問題であるらしいことに気付いたのである。
 佐々岡が捜査に露骨に圧力をかけてくることも矢場の疑惑を深めた。
2)しかし途中から矢場は佐々岡の疑惑は疑惑としてあったことかもしれないし、浅川が佐々岡の疑惑を追及していたかもしれないが、浅川殺しとは直接の関係はないことに気付く。
 実は悪徳ジャーナリストの浅川は子飼いのチンピラを弥富市長の娘に近づけ、娘とチンピラのセックスシーンを隠し撮りし、弥富や来栖を恐喝しようとしていたこと、浅川を殺したのは弥富市長の娘であること、来栖が娘をかばっていることを矢場は解明したのである(つまり佐々岡の疑惑話はミスディレクションだったわけである。ただし全体2時間のうち1時間半もミスディレクションやったあげく、解決編の30分でいきなり今までほとんど登場してなかった弥富市長の娘が真犯人として出てくるのはアンフェア感が強い)。
3)上で「ミスディレクション」と書いたが、矢場が疑いを抱いていた武器密輸出疑惑について弥富の口から「大筋で事実であること」が
 そして
A)日本帰国後、生活苦に直面し破れかぶれになった元船長は「俺の武器密輸出をマスコミにばらせばあんたの政治生命は終わる」と「恩人」佐々岡を恐喝しようとしたこと
B)それに対し、当時、佐々岡の秘書だった来栖の父親(天宮良)が自分の一存で元船長を殺害。その事実を遺書として佐々岡に残していたこと、そのことを恩義に感じた佐々岡が来栖の面倒を見てきたこと
が語られる。そして弥富の供述で元船長の遺体が発見されるとともに、佐々岡が議員辞職をするであろう事をほのめかしてドラマが終わる。
 まあ、ドラマの展開はともかく「某国にスパイ容疑で身柄拘束」てのはどう見ても第18富士山丸事件や拉致をヒントにしてるよな、とは思う。
 そして「武器密輸出の黙認」はともかく、「身柄拘束されてる人間を助け出すためにはきれい事だけではやっていけない(佐々岡の言葉)」てのはまあその通りでしょう。皮肉にも佐々岡役の津川雅彦拉致問題でウヨ仲間と一緒にやってる事はその真逆ですけど。
 「武器密輸出の黙認」ならまだしも「北朝鮮から拉致被害者を救出するためにお土産(経済支援)用意すること」が悪いことだと俺は全く思っていません。


朝鮮総連中央本部の売却確定 最高裁が総連の抗告棄却 
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01110
 まあ低能極右の三浦らしい悪口雑言ゲスエントリです。

 マルナカ社の商取引については私がどうこう言う筋合いのことではございませんが、あくまで個人的見解としては、政府が買い上げて、厳重な調査の後、「さら地」にするのが一番いいことと思います。

 ばかばかしい。先ず第一に「政府が買い上げる」んだったら競売する意味がないでしょうが。
 マルナカだっておそらく何か利用計画があるわけで「買い上げたい(政府)」「わかりました(マルナカ)」なんてたぶんならないでしょう(追記:と思ったんですがよく読んだらマルナカ側から「もめ事に巻き込まれるくらいなら政府に売ってもいい」という意見が出てるようです)。
 第二にビルを更地になんか普通しません(もちろん絶対にしないわけではないが)。
 なぜなら「更地にした後の計画がきちんとあってそれが経済的にペイする物でない限り」、ビルをビルのまま利用するのが合理的だからです。更地にするのには当然金がかかります。例えば「人が住まなくなった家がそのまま放置されてる問題」てのが最近話題ですが何でああいう事が起こるかというとまず第一に「更地にするのには金がかかるから」です。たとえば、ビルをぶっ壊して、ぶっ壊して生まれた廃材を違法廃棄ではなく「合法的な形で処理」するにはそれなりの金がかかる。
 第二に確か更地にすると固定資産税が高くなる。更地にすると「何にでも使える」ため土地の価値が上がり、当然税金も高くなります。だから「更地にした後の計画がない限り」そのまんま放置した方が経済的にはいいわけです。
 第三に「厳重な調査」て一体何をやるのか。何の根拠もなく総連ビルに「拉致の証拠がある」とか妄想してるんでしょうか。三浦は正気じゃないですね。

朝鮮総連という独裁政権の出張所をここまで存続させたのは戦後日本の問題点の一つ

 ばかばかしい。そういうことを言って北朝鮮とのパイプの一つ「朝鮮総連」を敵視してどうするのか。大体違法行為でもしてなきゃ摘発とかするわけにもいかんでしょうが。そのうち「独裁政権の出張所だ」といって中国大使館まで敵視しそうな勢いですな。
 そして総連をここまで敵視するとは、拉致問題などを解決するにおいて北朝鮮と交渉する気がないのか。ないんでしょうね。そもそも「巣くう会一味」もそうですけど、三浦一味(守る会一味)って拉致問題などを解決する意思自体がなくて「北朝鮮政府打倒」の意思しかない極右なんでしょう。「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る」とかいう表看板もまあ口から出任せでしょう。

その総本部が無くなることは一日も早い方がいいはず

 仮にビルから立ち退きを迫られたところで、「今の総本部がなくなる」だけで新しい総本部がどこかにできるだけなんですけどね。朝鮮総連はなくなった訳じゃないんですから。ま、朝鮮総連を何が何でも潰したいという極右の集まりが三浦一味(守る会一味)や「巣くう会一味」なんでしょうけど。で「北朝鮮政権転覆論」という極右路線を目指すならともかく、「拉致解決の上で」総連打倒なんてやって何か意味があるのか。つうかまあ、三浦一味(守る会一味)や巣くう会一味は「北朝鮮政権転覆論」と言う極右の集まりでしょうけど。

 マルナカは総連本部が日朝協議や拉致問題の外交交渉において重要な役割を果たすことなども考慮し、政府機関や公的機関への売却も視野に入れることにした。今後、政府などから購入の打診があれば交渉のテーブルにつく構えだ。
 同社関係者は「政府から『人命や国益のため』と言われれば、商売だけを考えるわけにはいかない」と述べる。一方、政府関係者は「政府は司法に介入できないが、マルナカに所有権が移れば、一般の商取引を通じて関与することは可能だ」としている。

 三浦が引用する産経の記事ですがまあ、微妙な表現ですね。
 「巣くう会がうるさいからマルナカへの所有権移転はしょうがないが、その後は何とか総連の立場も考えてくれと説得に動こう、交渉がこれでぽしゃったらまずすぎる」とか「マルナカに所有権移転した上で『あんたらのために立ち退き阻止に動くつもりだから何か早いところ拉致関係でもう少し色をつけた回答してくれ』と北朝鮮相手の取引材料にしよう」とかそういう思惑が安倍政権にあるようにも見える。
 一方マルナカも「あんたらのせいで交渉がぽしゃったとか言われて悪者にされても困る。拉致問題の責任おわされても困る。政府が購入したいつうなら売ってもいい」とやや柔軟化してるのかも知れない。
 でそれを三浦も感じてるから「更地にしろ」とか無茶苦茶抜かすんでしょうね。


■「ウイグル十二ムカーム シルクロードにこだまする愛の歌」に、民族音楽研究家の若林氏が素晴らしい書評を書いてくれました(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2838

若林忠志氏が、素晴らしい書評を日本ウイグル協会用に寄せてくれました

 正しくは「若林忠宏氏」です。ちなみに「若林忠志」でググるプロ野球の「阪神タイガース毎日オリオンズ*17の選手」(1936〜1953年)で選手引退後も「大洋ホエールズ*18の二軍投手コーチ、西鉄ライオンズ*19のヘッドコーチ」を務めた人物(1961〜1964年)がヒットします。
 次に三浦が紹介する若林書評に突っ込み。

http://uyghur-j.org/japan/2014/11/book_12muqam_review/
敗戦のコンプレックスによって、ことごとく文化遺産をないがしろにして来た日本人

 何つうか「はあ、やれやれ(ため息)」ですね。よく産経文化人が言うセリフ「敗戦コンプレクス」が出てきてげんなりです。戦後の日本人が仮に伝統文化を軽視してきたとしても、それ単に「欧米文化の方が魅力的だった」てだけの話で「是非はともかく」敗戦コンプレクスなんて話じゃないでしょうに。

この書評を書く機会を下さった本書出版の功労者三浦さま

 「ウイグル素人のはず」の三浦の何が功労者なんだかさっぱりわかりません。つうか三浦のダチが書いた書評を三浦が褒めるってただの内輪褒めジャン。


■書評「中国とモンゴルのはざまで」楊海英著 岩波現代新書*20(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2828 
 内モンゴル自治区党第一書記、内モンゴル自治区政府主席、内モンゴル自治区政治協商会議主席などを歴任した内モンゴルを代表する共産党幹部ウランフ(ウラーンフー)の評伝です。なお、三浦エントリによれば、ウランフとは「赤い息子」と言う意味です。「ウラン=赤い」でモンゴルの首都「ウランバートル」というのは「赤い英雄」と言う意味で「モンゴル人民共和国建国後につけられた名称」だそうです(ウィキペ「ウランバートル」参照)。
 「赤い」が指す意味はまあわかるでしょう。「赤旗」「赤軍」とかの「赤(要するに左派、特に社会主義共産主義を意味する)」です。モンゴルが「社会主義国家でなくなった今」、「レニングラードサンクトペテルブルグ」みたいなことが起こってもおかしくないでしょうが、今のところ「ウランバートル」のわけです。
 話が少し脱線しましたが、要するにウランフというのはもともとは本名ではありません。共産党界隈では「スターリン*21(鋼鉄の男)」「チュオン・チン*22(長征)」とかそういうのは他にもあります。
 ウランフは「文革時代迫害を受けたがその後復権し要職*23を歴任」と言う点では「チベットのプンワン(プンツォク・ワンギャル)」に似た性格があると言えるでしょう。
 三浦の文章にも軽く突っ込みます。

 著者も「内モンゴル現代史最大の謎」と呼ぶように、当時は独立の意志で燃え盛っていたはずの人民革命党他勢力は、激しい論争を経てのこととはいえ、中国共産党と雲澤のもとに抵抗なく帰順し、自治政府は解体されてしまう。その理由は著者も謎としているが、雲澤*24の言動に深い説得力があったことは事実だろう。

 まあ、ウランフも「それなりに有能で人望もある人」なんでしょうから、ウランフに「残念ながら中国は国民党だけじゃなくて共産党自治ならともかく独立を認める気はないと思うわ」「中国とガチバトルなんかしても勝てんと思うわ」「ソ連やモンゴルも、社会主義の友好国と言う事で中国支持すると思うわ。同じモンゴル人やからってたぶんモンゴルはあんたら支持せんやろ」「ここは素直に中国に帰順して勢力温存させて自治の充実狙った方がベストではないにせよベターやと思うわ」と言われれば普通に従うんじゃないですかねえ。

特に彼に従ったのは「日本刀をつるした奴ら」と言われた、満州国時代*25に日本経由の近代思想を身に附けた若い知識人や軍人だった(「日本刀をつるした奴ら」とは、無学の中国共産党八路軍側からの蔑称である)。

「無学」とか関係ないと思うんですけどね。要するに反日感情の表れでしょう。共産党側にインテリがいないわけでもないでしょうし。わざわざ「無学」と書かずにいられない辺り、三浦の反中国ぶりに唖然としますね。

 大躍進時代、人民公社の破綻などから、中国は大量の餓死者と同時に孤児もまた溢れた。1959年、ウラーンフーは、遊牧民の伝統として、戦争や事故で両親を失った孤児は必ず別の家庭や人間があずかって育てることから、自分たちが子供たちをできるだけ受け入れる、それによってモンゴル遊牧民を増やすこともできると提言し、上海などから3000人の孤児を受け入れたのだ。ウラーンフーの孤児たちに対する言葉は、おそらく彼の最も人間性の深い暖かさとおおらかさを体現したものだ。
「今や牧畜地域にいる子供たちはみんな可愛くて、モンゴル語を話している。牧畜民に可愛がられて「小牧民」と呼ばれている。(中略)子供を受け入れた当初は少し抵抗にあった。地方民族主義者にして偏狭な民族主義者は、あの子らをモンゴル人ではないという。モンゴル語を話し、モンゴルの羊を放牧しているのだから、立派なモンゴル人だ。」(120頁)この言葉こそ、中央アジアの遊牧文明から生まれ、未来につながる、真の意味でのヒューマニズムであり、あらゆる差別主義を乗り越える精神ではないだろうか。

 やれやれですね。三浦ら日本ウヨの「中国(漢民族)に対する態度」はウランフの態度とは真逆だと思いますがよくもまあ心にもないことが言えるモンです。
 まあ、ウランフが何考えてたかはこのエントリだけで詳細に把握することは無理ですが、いずれにせよ彼は「独立するにせよ、中国国内の自治区になるにせよ、何にせよ漢民族ともめることはできない、非現実的だ」と思っていたことは確かでしょう(そう言う意味で孤児受け入れも単純な人道主義ではたぶんない)


ファンキー末吉ブログ『朝鮮学校のイベント』
http://www.funkyblog.jp/2014/10/post_1016.html
 末吉氏の例の「訪朝本」出版以降、こういうつながりができたし、「訪朝も恐れない」ファンキー氏にとっては朝鮮学校イベントにドラマーとして登場することは何ら躊躇する事じゃないという話です。
 焼き肉やチヂミ、キムチの写真がなかなか美味しそうです。


■酒井信彦『朴槿恵に否定された朝日の慰安婦論』
http://sakainobuhiko.com/2014/11/post-257.html
 「朝日の慰安婦論」とは要するに「河野談話支持論」です。でこの酒井の主張は「朴クネは河野談話を否定している」としか読めませんが無論そんな馬鹿な事はあるわけがない。
 では朴氏が何を言ってるかと言えば「戦場での女性の人権侵害は今も重大な問題だ、ユーゴの民族浄化とかボコハラムの性奴隷とか」と言っただけです。これを「ボコハラムとかセルビア軍とかがやってるって事は日本がやった慰安婦制度はたいした問題じゃないんだ、朴クネは河野談話の価値を否定したんだ」と思うバカは酒井くらいのもんです。
 じゃードイツ政府高官が「ルワンダ虐殺などを見れば分かるように民族差別、民族対立による虐殺は今も重大な問題だ」といったら「ルワンダ虐殺とかあるならドイツのやったホロコーストユダヤ人虐殺)はたいした問題じゃないんだ。このドイツ高官はホロコーストの犯罪性を否定したんだ」となるのか。もちろんなるわけがない。酒井の無茶苦茶な暴論にはなんて言っていいのか分かりませんね。まさか本気で言うほど酒井もバカはないでしょうが詭弁にしてもあまりにもレベルが低すぎる。「これが詭弁として通用すると本気で思ってるのか?」と別の意味で「バカじゃねーの?」と思います。


■酒井信彦『いまなすべきことは、精神的敗北の現実を直視し、反撃すること』
http://sakainobuhiko.com/2014/10/post-256.html
 酒井の言う精神的敗北とはたとえば
南京事件慰安婦中韓の捏造なのに日本の犯罪行為と宣伝されてる」「大東亜戦争はアジア解放の戦争なのに日本の侵略戦争と宣伝されている」
反撃とは
南京事件慰安婦中韓の捏造だ、大東亜戦争はアジア解放の戦争だ、と国際社会にアピールすること」
です。まあ、他にもいろいろあるわけですが一つ例を挙げてみました。ばかばかしくて話にならないですね。そんな反撃したところでデマなんだから勝てるわけないですし。
 まあ、「勝てる訳のない反撃を有効な反撃だと主張するほど知性がない」と言う意味では酒井は「中韓に対し精神的に敗北」しています。まあ、この場合の「精神的敗北」とは平たく言えば「酒井はバカ」「知性がない」ということですが。
 で、まあ、酒井には自らの「精神的敗北」を直視し、自覚して『南京事件慰安婦を捏造と言っても世間には通用しないことを今やっと理解しました。私、酒井は馬鹿でした。笠原十九司*26・都留文科大名誉教授や吉見義明*27・中央大教授ら歴史学者に対し「南京事件慰安婦の捏造に荷担するな」などと、あるいは河野洋平*28官房長官村山富市元首相ら日本政府高官に対し「河野談話村山談話は間違ってる」などと私が行った誹謗を深くわびたい』とでも言って欲しいところです。まあ、酒井にはそんな「精神的敗北の直視」をする意思も能力もないでしょうけど。
 「チベット問題では成果があるのかも知れないが人間としては非常識の極み」I濱女史のような専門バカが酒井です。「日本中世史」においては「元東大教授(日本中世史専門)」の酒井は成果があるのかも知れませんが、「戦前日本の戦争犯罪」について言ってる事は街宣右翼と同レベルです。
 I濱女史も「チベット研究」では成果があるのかも知れませんが中国への憎悪が物の見方を歪めてるのか、中国について彼女が言う事も、酒井同様「沖縄に米軍がないと中国が攻めるかもしれない」など、街宣右翼と同レベルです。
 しかし酒井のようなアホ極右を「顧問」にしながら「アジアの民主主義」なんてものを騙れる極右団体「アジア自由民主連帯協議会」とその役員連中(会長ペマ・ギャルボや理事・三浦小太郎など)には心底呆れます。そうは思いませんか、三浦を「過去に代表や副代表にし」「今は事務局長にして恥じない極右団体守る会」の会員だと公言して恥じない自称「アンチウヨ」のid:noharraさん。いつ「アンチウヨ」としてゴリゴリの極右・三浦小太郎を批判するんですか?
 id:noharraさんレベルの恥知らずなクズは俺の知る人間では、「歴史修正主義に反対」と公言しながらダライラマやペマギャルポが日本版歴史修正主義者(例:ダライがダラムサラで面会した安倍晋三、ペマが会長を務めるアジア自由民主連帯協議会の役員連中*29)と親密交際することを何ら批判しないチベットキチガイid:Mukkeとか言うバカがいますね。id:Mukkeといいid:noharraさんといい「三浦*30やダライ、ペマ*31を批判しない、できない自らのデタラメさについて俺に反論したくても反論出来ない」のに「ボーガスの言いがかりなんか相手しない」といってトンズラして恥じない卑怯者ぶりも全くうり二つですね(毒)。


【追記】
 酒井の文にも軽く突っ込んでおきます。

http://sakainobuhiko.com/2014/10/post-256.html
 ヴェルサイユ講和会議によって、東ヨーロッパに、フィンランドバルト三国*32ポーランドハンガリーチェコスロバキアユーゴスラビアの八つの独立国が一挙に誕生した。

 まあ誤記だと善意に理解すべきでしょうがこの文章だと「フィンランドバルト三国が東欧に含まれる」としか読めない酷い悪文です。もちろんフィンランドバルト三国は東欧じゃありません。北欧でしょう。

 冷戦体制崩壊以前から、アメリカと中共は結託・癒着していたのであり、それは一般社会で言えば警察と暴力団が癒着しているのと同じである。アメリカは世界の警察官たることを自称していたが、それは悪徳警察官であると言わなければならない。
 この中共の経済と軍事の急速な成長に、もっとも貢献した国は我が日本である。日本は歴史の負い目を利用されて、中共に膨大なODAを供与した*33。それによって中共はインフラを整備して、経済発展・軍事発展の土台を作ることができた。また日本企業が大量に進出して、資本と技術を惜しみなく*34提供した。日本企業が海外進出する原因となった急速な円高は、もちろんアメリカによって仕組まれたものである。

・まあ、冷戦終了以前から経済関係があったことは事実です。また冷戦時代は途中から「中ソ対立」が起こったので「中国との交流」は「ソ連封じ込め」という意味合いがあります。
・「日本企業が海外進出する原因となった急速な円高は、もちろんアメリカによって仕組まれたものである」
 トンデモ陰謀論ですね。経済力が強くなれば貨幣の価値が上がるのは当然です。どこだってそうですから。仕組むとかそういう話じゃない。つうか進出先が中国だからこんな事言ってるんじゃないか。


■現代ビジネス『遠くない将来、拉致問題解決に向けての前進は必ずある』(歳川隆雄*35
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/40976

 (注:安倍首相の記者会見)翌日の新聞各紙報道、具体的には見出しの「違い」が興味深い。やや長くなるが、以下、各紙の見出しを紹介する。

朝日新聞』(同31日付朝刊):「拉致、安否情報示されず―日朝協議、代表団首相に報告」
東京新聞』(以下、同じ):「新たな安否情報なし―拉致調査、日朝協議首相に報告」
毎日新聞』:「北朝鮮『新しい角度で』―拉致調査、政府代表団首相に報告」
『読売新聞』:「北『新しい角度で調査』―拉致実行機関も徹底的に」
産経新聞』:「北、『過去の調査にこだわらず』―首相表明、帰国の代表団報告」
日本経済新聞』:「拉致調査『過去にこだわらず』―北朝鮮、特殊機関も対象に」である。

 朝日、東京が「まだ新情報がないぞ」と冷たい見出しに対し毎日、読売、産経、日経が「新しくゼロベース調査」と安倍に好意的見出しであることに苦笑。
 「北朝鮮を否定的に評価する」というのは各社とも違いはないように思うので、安倍政権への立ち位置の違いでしょうか?。まさか朝日や東京が「訪朝に否定的な」巣くう会とずぶずぶなわけでもないでしょうし。毎日、読売、産経、日経も安倍でなかったらたぶん朝日、東京と変わらないんでしょうね。安倍だから好意的に評価すると。それともこれは俺の邪推であって「毎日、読売、産経、日経」は「小泉訪朝12年の拉致敗戦」で交渉路線に方針変更したんですかね。
 まあ個人的には「安倍政権評価*36に関係なく」この件では訪朝を評価し「ゼロべース調査」に期待すべきだと思いますが。


立川駅近くのカフェ、「Penta Merone ―ペンタメローネ―」に是非行ってほしい!特に11月3日から8日まで原画展やってますので(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2820

漫画の「孤独のグルメ」が好き

 ドラマは見たことがないのでわかりません。漫画は嫌いですね。これはあくまで俺の趣味に過ぎませんけど。まず「谷口ジロー」の漫画に好感が持てません。これは生理的な物でもうどうしようもないでしょう。ああいう絵柄はどうしても好きになれない。谷口以外の絵柄なら好きになれるかも知れません。

あとあのマンガで成功だったのは主人公を徹底した下戸にしたことでしょうね。

 これまた「BARレモン・ハート*37」「酒のほそ道*38」「食の軍師*39」など飲んべえ漫画好きの俺にとって好感が持てません。俺は「ビール中ジョッキですぐ顔が赤くなる下戸*40」ですが一応飲めますし、酒は好きです。好きなつもりです。

酒好きの人に聴いてみたらたぶんほとんどがそうじゃないかと思うんだけど、酔っ払ったら味なんてわかってないですよ。

 いやいや酒量に寄りますよね。「べろべろに酔って前後不覚になれば」そりゃ味なんか分からない。
 つうか味以前の問題ですけど。
 でもそこまで飲まなきゃ味はわかるわけです。味が分からないのならわざわざ会社その他の飲み会で「料理の味」が問題になることもない。


■「中国の音楽世界」孫玄齢(岩波新書)に、天安門事件への追悼の思いが読み取れる(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2815
 24年前の1990年刊行だから今となっては少し古いですね(いや、かなり古いか?)。
 「1990年以降の中国音楽史研究の進展」や「1990年以降の中国現代音楽の状況」なんてもんは反映されてないわけです。

ジョン・ケージとかの西洋音楽家がこのような東洋思想を安易に音楽にとりいれたって似て非なるものだ、という指摘

「このような東洋思想」てのは「老荘思想」であり、「自然の音こそが最高の音楽、作為は不要」ということのようです。「奇妙な音楽(?)」として知られるケージの「4分33秒」も要するにそういうことなんでしょう。

 内モンゴルで流行した歌として「ガダメイリン*41」という歌詞を紹介している。
(中略) 
 ガダメイリンとは1929年、漢族によるモンゴル人の土地の開墾(遊牧民にとって侵略や文化破壊である*42)に抵抗して決起し、中華民国軍と戦って戦死したモンゴルの英雄です。

・「1929年」ですからもちろん当時は蒋介石政権です。
 なお、この時期の重要事件としては張作霖暗殺(1928年)、及びその後の田中義一*43内閣総辞職(1929年)があります。
・反共右翼の三浦らは「共産党が遊牧を敵視し」云々と言いたがりますが別にそういうことではなく「国民党だって事情は変わらない」わけです。
 まあ、「アメリカインディアン」だの「北海道アイヌ」だのでわかるように「狩猟民や遊牧民」が近代化の波の仲で、差別というか何というか複雑な立場に置かれたのは内モンゴル遊牧民に限りません。そう言う意味では複雑な思いがありますね。あまり一方的に蒋介石政権を批判する気に「俺個人は」ならない。
 まあ、「内モンゴルでの漢民族の土地開墾のやり方がモンゴル人の民族感情への配慮が足りない強引なものだったこと」は事実なのでしょうが、とはいえ以前も小生、指摘しましたが「遊牧では食っていけない」「遊牧はもはや時代に遅れてる」のは今は当然ですが、1922年当時においてすらおそらく「そうだった」のでしょう。
 そして内モンゴルどころか、今や外モンゴルだって遊牧で食ってる人間は減ってるわけです。


■【11月18日東京】日清日露両戦争記念顕彰国民大会
http://freeasia2011.org/japan/archives/3702
 三浦が宣伝してる右翼団体「アジア自由民主連帯協議会」サイトに乗った文章です。
 中国やロシア、あるいは韓国に対する侵略戦争であった日清*44日露戦争*45を自称「アジアの自由と民主主義を考える団体(アジア自由民主連帯協議会)」が「検証(どういう物だったか改めて分析する)」ならまだしも「顕彰(すばらしいことだとして称える)」と言うんだから呆れます。
 俺だったら「顕彰」の二文字は「ウヨ以外(特に中国、韓国、ロシア)の反応が怖くて」さすがにおおっぴらには使えませんがそういう遠慮は全くないわけです。
 ちなみに後援団体が「アジア自由民主連帯協議会」以外は

靖国神社*46乃木神社*47東郷神社*48、偕行社*49、水交会*50日本会議*51、不二歌道会*52、株式会社展転社*53、史実を世界に発信する会*54

と見事なまでに右翼団体ばかりです。つうか不二歌道会なんかに普通、後援頼むか?。完全なプロ右翼団体ジャン。

 日清戦争とは、片や前近代的華夷秩序のもと朝鮮を属国として内政に干渉し、大規模派兵をはかる清国と、片や朝鮮の独立国たるを支え*55東洋平和の確立を目指す日本との戦争でした。日清戦争における日本の勝利は、華夷秩序体制を根本から覆し、清国国民に自国の近代化や民主化の必要性を悟らせ*56、後の辛亥革命にもつながっていきます。東アジアの近代化は、この日清戦争から始まったと言っても、過言ではありません。
 日露戦争とは、当時、世界を覆っていた欧米の帝国主義体制のなかでも最強*57の大国であったロシア帝国のアジア侵略*58に対し、これを日本が自国の存亡を賭けて阻止した戦争*59でした。日露戦争における日本の勝利は、白人帝国主義による世界支配を揺るがし、植民地化されて喘ぐ全世界の被抑圧民族に希望を与え*60、民族独立運動の覚醒*61を促しました。

 呆れて物も言えないですね。明らかな侵略戦争をここまでデマで正当化出来る無神経ぶり、恥知らずさには「ある種の感動」を覚えますね。人間、ここまでクズになれるのかと。
 これ「歴史学者」や「中国、韓国、ロシアの国民」の前で言えるんでしょうか。言えるんだろうな、恥知らずだから。
 そして「守る会幹部・三浦小太郎」がここまで露骨に右翼運動してるのにそれを完全無視し「河野談話否定論など右翼的言動に僕は反対だ」と虚言を吐けるid:noharraにも絶句です。まあ、虚言と言えば「僕は歴史修正主義に反対だ」と言いながらペマギャルポを絶対に批判しない「チベットキチガイid:Mukkeという虚言癖のクズもいますけど。


■「東南アジアの難民と人権問題 現場からの報告を聴く」報告と動画 : 日本ウイグル協会
http://freeasia2011.org/japan/archives/3687
 三浦が宣伝してる右翼団体「アジア自由民主連帯協議会」サイトに乗った文章で筆者は三浦です(なお三浦は協議会の理事です)。

 チェリーダ氏は、東南アジアで今大きな難民問題として3つの例を挙げました。
 第一にロヒンギャ難民(ミャンマー)。
(中略)
 第二にベトナムのクメール・クロム。
(中略)
 第三にラオスからのモン族難民。

 でまあ、難民の原因を作ってるとしてミャンマーベトナムラオスの政府がそれぞれ批判されるわけですが、実際問題、問題の解決はなかなか難しいわけです。さすがの三浦らも中国や北朝鮮相手と違い、ミャンマーベトナムラオス相手には政権打倒論は言いません。
 しかしロヒンギャやモン族はともかく「クメール・クロム」というのは「クメール」と言う名前から分かるようにカンボジア系で、ベトナムが下手なことすると隣国カンボジアとの関係が悪くならないかと思ったのですが、日本にも「在日韓国人差別を叫ぶ在特会とつきあう国家公安委員長とそれを容認する首相」がいますからねえ。
 似たような話かも知れません。て書いてて日本の現状がすごく情けなくなってきましたが。
 あるいは未だにベトナムが、ポル・ポト*62への恨みを引きずっているのか。もちろんもしそういう理由があるとしたら酷い八つ当たりですけど。

中国政府の事実上の軍事援助を受けているワ州連合軍についても触れ、事実上ミャンマーのワ州*63は中国の実効支配が行われており

 ウィキペ「ワ州」「ワ族」を信じるならば

・国民党軍残党支配時代(1949年〜1968年)
 1949年に中国国共内戦が終わり、中国国民党軍の残党の一部がワ州に流入した。後に中国共産党及びミャンマー政府圧力の下でタイの北部へ撤退した。
ビルマ共産党支配時代(1968年〜1989年)
 1968年から1989年まで、ワ州は中国が全面的にバックアップするビルマ共産党支配下になった。今でも行政区分や官僚組織の面でワ州が中国の統治方式を踏襲しているのはそのためである。
・ワ族連合軍支配時代(1989年以降)
 1989年、共産党内で軍内クーデターが勃発。鮑有祥ら軍隊は共産党を脱退し、ワ州連合軍を組み、ワ州を統治した。

ということで1949年以降65年間、ずっと「中央政府の手が及ばない独立勢力状態」で「そのバックには中国がいた」わけです。ちなみにウィキペ「ワ州」「ワ族」には参考文献として高野秀行*64『アヘン王国潜入記』(1998年、草思社→後に、2007年、集英社文庫) が揚げられています。今は知りませんが高野氏が「潜入」した頃*65はワ州連合軍は「ヘロインの原料となるアヘン栽培」を資金源の一つにしていたんでしょう(もちろんアヘンだけで経済が回ってるわけでもないでしょうが)。
 真偽は不明ですが「北朝鮮」「アフガンの北部同盟」なんぞについても「アヘンが資金源の噂」が出たことがあります。
 なお、仮に中国の支援を受けてるとしても「ワ州連合軍(ワ族連合軍)」は「中国の下部組織ではない」「一定の独立性を有してる」のだから「中国の実効支配」とは言えないでしょうね。まあ、ペマ・ギャルボや三浦みたいなウヨは「中国が侵攻する能力も意思もない」沖縄すら「沖縄が危ない」とか抜かすんですから「中国が支援してるらしいワ州連合軍*66が実効支配するワ州」については、もうほぼ確実に「ワ州の未来はミャンマーから独立した上で中国の自治区か、属国ではないか」とかほざいてるでしょう。まあ、そんなこと「ミャンマーも国際社会も認めるわけない」し、ワ州連合軍*67もそんな「中国の無法」認めるわけない*68し、中国もそんな事する気ないでしょうが。まあ、中国がワ州にちょっかい出してる理由はあくまでも「ミャンマー内に親中国派を育成して揺さぶりかけること*69」でそれ以上ではないでしょうし、そのあたりは「ワ州連合軍側」も良く理解してるでしょう。
 いずれにせよ「ワ州連合軍」は「少数民族ワ族の民族自治拡充をミャンマー中央政府に求める団体」なんですから「少数民族自治」云々と叫ぶ三浦ら協議会にとっては扱いが難しい*70はずなのですが、「ワ州連合軍のバックには中国がいる」などとして非難ばかりしててそういうためらいが見られないのは何だかなあと思います。


金日成のパレード北朝鮮、素顔の人々 予告編公開 11月15日から渋谷で上映です
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01109
 DVDがあるので、映画を見るだけなら別にこの上映会に行かなくてもいい訳です。
 そうなると上映会のメリットは「トークショー*71」でしょうが三浦小太郎だの、三浦のお仲間だのといったウヨがゲストだというのだから、俺みたいな「ウヨ嫌い」にとっては何のメリットもない上映会です。「ウヨの北朝鮮への手垢のついた悪口」なんか聞いても面白くない。大体連中は信憑性の怪しい事でも悪口なら平気で言いますからね。
 「DVDを買うか、借りて家で見る」方がよほどいい。さすがに買ってまで見たいDVDじゃないので、見るとしたら借りることになるでしょうね。


■やはり予想通り酷かった『特定非営利活動法人 夢・大アジア、アジア自由民主連帯協議会共催「アジアに自由と独立を!福岡フォーラム」』
 以前三浦がアジア自由民主連帯協議会サイト(http://freeasia2011.org/japan/archives/3564)で宣伝していた極右集会について産経に記事が載りました。

http://www.sankei.com/region/news/141019/rgn1410190078-n1.html
 内モンゴル南モンゴル自治区出身のオルホノド・ダイチン氏は、文化大革命*72で大量虐殺された事例をあげ、「(先の大戦で)植民地解放のために戦った日本だからこそ、アジアの民族とともに中国の覇権主義と戦ってほしい」と訴えた。

 「大東亜戦争はアジア解放の戦い(ダイチン)」てまあ本気ではなくウヨへの媚びでしょうが、こんなことやって本気で内モンゴル自治が拡充するとか思ってるのか。
 中国側に「何が大東亜戦争はアジア解放の戦争だ、ボケ。手前みたいな日本ウヨの飼い犬と誰が交渉するか、中国政府舐めんな」といわれて終わりでしょう。まあ、中国からすれば自称ウイグル活動家*73だのチベット活動家*74だの、内モンゴル活動家*75だのが日本ウヨとつるみ、それを自称支持者*76も黙認することはむしろ「ウヨとつるむようなデマ屋(歴史修正主義者)、漢族差別主義者と交渉の余地はない」で片付けることができるからむしろ願ったりかなったりでしょう。またここまでチベットその他の日本ウヨへの媚びへつらいが酷いといくら中国に批判的な人でも「日本人ならば」*77チベットだのウイグルだの内モンゴルだの」に手を出すことは躊躇するでしょう。
 「チベットその他への同情と中国批判」が日本ウヨによって勝手に「戦前日本の美化」に悪用されてはたまったもんじゃありません。

【追記】
■『「アジアに自由と独立を!福岡フォーラム」報道と季刊「夢・大アジア」11月1日創刊』
http://freeasia2011.org/japan/archives/3678
 季刊「夢・アジア」の執筆者の面子が酷いですね。何せ巻頭論文が田母神ですよ。まあ雑誌のバカウヨぶりが一目で分かるから勘違いして買う人がいなくていいけど(毒)。
 しかも創刊に当たっての言葉が

 かつて玄洋社*78を生んだ大アジア主義の中心地である九州・福岡から、いま再びアジアの独立解放のために声をあげていきます

ですからね。まあ「アジアの独立解放」てほぼ「中国のチベットウイグル内モンゴル限定」なんですが(後、台湾もか?)。「イラクやトルコ、イランからのクルド独立」とか出てこない(出てきたらイラクその他の国への内政干渉ですから出てこなくていいんですが)。
 言うまでもなく自治権充実ならまだしも独立解放なんてもろ内政干渉で政治的に許される話じゃありません。つうかチベットウイグル内モンゴルも主流派(ダライラマ亡命政府、ラビア・カーディル世界ウイグル会議など)は独立主張なんか言ってない、言ってるのは自治権充実なのに何考えてるのか。
 もろウヨ雑誌ジャン。この雑誌に例の「楊海英氏*79」の名前があることにはやはり悲しみを感じますね。彼の論文に限ればまともなのかもしれませんが「ウヨ以外読まないマイナーウヨミニコミ」に書くことないじゃないですか。岩波から本出してる彼なら、こんなウヨミニコミに書かなくても書く場はたくさんあるでしょうに。「福島香織*80」の名前もあって「ああ、所詮彼女ってそんな人か、まあ産経上がりだしな」「マスコミにもそれなりに相手されてるのに、なんでウヨマイナーミニコミとつきあうかねえ」とこれまた残念な気持ちになります。


■季刊 夢・大アジア 創刊号 11月1日発売(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2803

 集広舎の出版物を観ていただければ、この出版社が文革の犯罪性や、チベット問題、現在の中国人労働者の窮状を訴える好著を出していることがわかると思います。

 自分らの雑誌のウヨぶりを自覚してるためか「版元・集広舎はすばらしい出版社だ!」とごまかしに必死な三浦です。
 動機がなんでアレ本がよければいい、というのも「一つの考え」ではありますが、こんなウヨ雑誌を出すことによって、集広舎の中国批判本の出版動機が「人道主義ではなくウヨらしいアンチ中国、反共主義でしかないらしいこと」が露わになるわけです(まあ、こんなウヨ雑誌に荷担することで『本の出版動機だけでなくて内容も怪しい』と疑惑の目で見られるのは集広舎の自業自得です。読んでないので評価はできませんが、もしかしたら「本当に内容も怪しい」のかもしれません)。
 ちなみに三浦の言う好著とは集広舎サイト(http://www.shukousha.com/)を見れば分かりますが
それぞれ
文革の犯罪性:ツェリン・オーセル『殺劫(シャーチエ):チベット文化大革命』(2009年)
チベット問題:上で紹介したオーセルの著書
・現在の中国人労働者の窮状:ユ・ジェンロン*81『安源炭鉱実録:中国労働者階級の栄光と夢想』(2014年)
といったところでしょう。
 まあ、「別に中国を擁護する気はさらさらありません」が「炭鉱労働者の人権問題」は日本でもあったことなので複雑な思いがしますね。戦後日本最大の争議と言われる「三池争議」も「三池炭鉱」が舞台であそこまで争議が深刻化したのも「組合潰しに会社がヤクザを使い、組合側に死者*82まで出したこと」が原因ですからね。

「夢・大アジア」創刊号についてですが、下記の3つの記事は絶対に読むべき価値のあるものです。
(中略)
アジア民族解放運動とモンゴル:楊海英
 「アジアからユーラシアへ」という興味深い指摘と、素晴らしいアジア主義者日高清氏の生涯をモンゴルの視点から描いた傑作評論

 さすがの三浦も田母神論文をお勧めする気はないようです。
 要するに「3つの記事以外は田母神論文に限らず」三浦が恥ずかしくて紹介できないようなウヨ論文の可能性があると言う事です。
 なお,三浦が「日高清」なる人物について説明しないので何者かは分かりません。「日高清」でググってもヒットしないのですが「アジア主義者」てことは日高はいわゆる大陸浪人(例:川島芳子*83の義父として知られる川島浪速)の一種で「活動場所が内モンゴル」なんでしょう。
 「内モンゴルで活動する大陸浪人(日高)」てどうみても「日本の中国侵略の先兵」でしょう。楊氏が何書いてるかは読まないとわかりませんがそんな人間・日高をウヨ雑誌で宣伝するなんて中国の反感を買い、かつ「左派や穏健保守を遠ざけるだけ」じゃないんですかね。楊氏が「ペマ・ギャルポやイリハム・マハムティの道(日本ウヨに媚び、中国の戦争被害者を侮辱する道)」を歩んでるのでなければ幸いですが、いかがなものか。


■酒井信彦『戦国時代の朝廷 朝廷の「式微(しきび)」は真実か』
http://sakainobuhiko.com/2014/10/post-255.html
 カネに詰まってたんだから「式微=経済的衰退」は事実ですよねえ。「経済的衰退=無価値、無力」てわけではもちろんないですけど。どうも酒井は「衰退」を認めたくないらしくて「活動はしてた」ていうんですが誰も戦国時代朝廷の活動は否定してませんから。活動してようが経済が苦しければそれは衰退でしょう。
 そして衰退というのは「事実の指摘であって」誰も「ざまあ皇室」などとバカにしてるわけではないのですがどうも酒井には被害妄想があるようです。
 また、仮に酒井の言うように長きにわたり「衰退した皇室など研究の意味がない」と言う評価で戦国期皇室研究が「その他の時代の皇室研究に比べ」研究が遅れ弊害が生まれたとしてもそれは「研究しなかったことが問題」なのであって「衰退していない」と評価すべき訳では全くないでしょう。
 なんで「カネに詰まったのか」は酒井の文章だけでも分かります。要するに室町期以降の天皇は「武家の経済的支援なしではやっていけない存在」になっていたわけです。つまり武家が皇室にとって最大のスポンサー、支援者、金主だった。だから無価値というわけでは無論ないですが。そうなると戦国時代、下克上の時代になって「武士に天皇を経済支援してる余裕がなくなれば」カネに詰まるのも当然の話です。皇室が必死に金策に苦労することになるわけです。
 「天皇に長期に渡ってそれなりの経済支援が行われるようになる」のは織田信長が「京都支配を確立してから」のことでそれ以前の「戦国時代の朝廷」はカネに詰まってたわけです。信長以降は、秀吉、徳川氏いずれも天皇を支援したのでそういう金策の苦労はなくなります。


■酒井信彦『近世初期に開花した朝廷文化の力』
http://sakainobuhiko.com/2014/10/post-253.html

 戦国時代の朝廷・皇室が経済的に見て、その歴史の中でも最も窮迫した時期であったことは、間違いない事実である。応仁の乱以前は、室町幕府からの経済的援助があったが、乱後は幕府自体が没落してしまった。
(中略)
 江戸時代までの皇室では、天皇崩御以前に引退*84して上皇になるのが通例だが、戦国時代の四人の天皇、後土御門・後柏原・後奈良・正親町のうち、上皇になったのは正親町天皇*85だけである。後柏原天皇の即位礼は(注:即位後、)二十年後であり、崩御後の葬儀も直ちにできなかった。

 なかなか面白い指摘ですね。こういう事実は酒井のようなウヨは「日本国民は古代から天皇を崇拝してきたのです」というウヨ主張にもろに反するのであまり公言しないんじゃないかと思ってたのですが、酒井は違うようです。まあ酒井曰く「だから戦前は皇国史観はこの時代を皇室が無力な時代と見て重要視せず、全然研究してなかったけど、俺は研究して成果を上げた」んだそうですが。
 ちなみにウィキペにも面白い指摘がいくつかあります。

後土御門天皇(ウィキペ参照)
 明応9年9月28日、崩御。享年58。葬儀の費用もなく、40日も御所に遺体がおかれたままだったという。このことは関白、太政大臣を務めた近衛政家の『後法興院記』の明応9年11月11日条に「今夜旧主御葬送と云々。(中略)今日に至り崩御以降四十三日なり。かくの如き遅々、さらに先規あるべからずか。」と記されている。 

後柏原天皇(ウィキペ参照)
応仁の乱後の混乱のために朝廷の財政は逼迫しており、後柏原天皇即位の礼をあげるまで即位後21年かけなくてはならなかった。
・文亀2年(1502年)に11代将軍・足利義澄*86が参議中将昇任のために朝廷に献金して天皇の即位礼の費用にあてることを検討したが、管領細川政元*87が「即位礼を挙げたところで実質が伴っていなければ天皇と認められない。儀式を挙げなくても私は天皇と認める。末代の今、大がかりな即位礼など無駄なことだ」と反対し、群臣も同意したため献金は沙汰止みとなった(『大乗院寺社雑事記』(尋尊大僧正*88記)文亀2年6月16日条)。このように主要な献金元である幕府や守護大名も逼迫していたために朝廷に資金はなかなか集まらなかった。費用調達の為に朝廷の儀式を中止するなど経費節約をし、即位22年目の大永元年(1521年)3月22日にようやく即位の礼を執り行うことができた。

後奈良天皇(ウィキペ参照)
・朝廷財政は逼迫していたので後奈良天皇は、宸筆(天子の直筆)の書を売って収入の足しにしていた。だが、清廉な人柄であったらしく、天文4年(1535年)に一条房冬*89を左近衛大将に任命した際に秘かに朝廷に銭1万疋の献金を約束していた事を知って、献金を突き返した。さらに、同じ年に即位式献金を行った大内義隆*90大宰大弐への任官を申請したが、これを拒絶した。大内義隆大宰大弐任命は、周囲の説得で翌年にようやく認めた。

正親町天皇(ウィキペ参照)
・朝廷財政の逼迫で、戦国大名毛利元就の献上金があるまで、3年間即位の礼を挙げられなかった。正親町天皇は、元就に褒美として従五位下・右馬頭という位階を授け、皇室の紋章である菊と桐の模様を毛利家の家紋に付け足すことを許可した。
・永禄11年(1568年)、織田信長は、正親町天皇をお護りするという大義名分により、京都を制圧した。この信長上洛によって、皇室の危機的状況に変化が訪れていた。信長は、逼迫していた朝廷の財政を様々な政策や自身の援助により回復させた。一方で、天皇の権威を利用し、信長の敵対勢力に対する度重なる講和の勅命を実現させた。元亀元年(1570年)の朝倉義景浅井長政との戦い、天正元年(1573年)の足利義昭との戦い、天正8年(1580年)の石山本願寺との戦いにおける講和は、いずれも正親町天皇の勅命によるものである(ただし、本願寺との和議は本願寺側からの依頼という説もある)。その間の天正2年(1574年)には、信長に蘭奢待の切り取りを許可し、天正5年(1577年)には信長の最高位となる右大臣を宣下した。
 豊臣氏へ政権が移った後も、豊臣秀吉は御料地や黄金を献上し、正親町天皇を政権の後ろ楯とした。当時、秀吉は中国・朝鮮や東南アジアへの進出という壮大な野望を抱いていた。明を征服した暁には「叡慮(正親町天皇)」を明に移すことを構想していたとされる。この計画は朝鮮出兵の失敗によって頓挫したものの、その後も皇室と織豊政権の友好的関係は続き、結果的に皇室の権威は高まった。


■スーパーサンガの第4回結集会で、ダライ・ラマ法王日本代表部代表の方のお話を聴いてきました(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2794
 三浦の言うスーパーサンガとやらについて「もしかしてあの非常識団体?」という既視感(?)があったのですがやはりそうでした。
 ライプツィヒの夏『こんな発言を紹介しておいて、「誤解」も「意図しない」もないもんだ』(http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/b3ff3ce3bb4699dfcdaf84f27b67fbaa)で批判されてる非常識団体がスーパーサンガ(正式名称:宗派を超えてチベットの平和を祈念し行動する僧侶・在家の会)です。スーパーサンガの非常識ぶりについてはまずBill_McCrearyさんのエントリを見て下さい。まあ、でも三浦、I濱女史、Mukkeさん、noharraさんなどは「スーパーサンガのどこが非常識だ」とか言いそうですが。なお、三浦が紹介する集会はスーパーサンガのサイトでも『第四回結集*91を開催いたします』(http://www.supersamgha.jp/2014/09/post-110.html)として紹介されています。

 私自身はデモに参加したときは、チベットは独立するぞ、というスローガンを何度も叫んだことがある。ただ同時に、ダライラマ法王様や現在の亡命政府が少なくとも方針として「高度な自治」を唱えていることも、現時点では正しいことだと思っている。支援者と当事者では立場が違って当然なんです。そしてチベット人の間でも意見は違ったうえで基本的な方針をまとめるのも当然。このことは以前にも文章に書かせてもらったことがあるけど、法王様の平和主義や、独立という言葉を避ける姿勢には、これまでのチベットの抵抗運動や諸外国の態度、中国の政治情勢などさまざまな現実への判断により最終的に考え抜いたうえで選ばれたものであって、私が軽々しく批判できる筋のものではない。同時に、その立場を尊重することは、私たち日本の支援者が独立を叫ぶことを禁ずるものでもない。

 やれやれです。「ダライの方針を批判する気がない」のなら三浦のような部外者が「チベット独立」などと叫ぶのはやめるべきでしょう。無神経、無責任てもんです。
 「支援者と当事者と立場が違って何が悪い」で正当化出来る話じゃない。
 たとえばこの間のスコットランド独立騒動で三浦は外国人(例:日本人)が無神経に「スコットランド独立支持」を叫んだとしてそれを容認するのか(多分容認しないでしょうが)。「スコットランド住民が独立で一枚岩」ならまだしも「そうでない」のに無関係な外国人がそういうことを言うのは無神経、無責任であり暴挙でしょう。ましてやダライのチベットは「自治権充実」こそが主流派の主張じゃないですか。
 そして三浦がそんな事言えば中国側に「ダライがつきあってる支持者連中にそういう奴がいるとは、ダライの本心はやはり独立か。そんなダライとは交渉はできない」といういい交渉拒否の口実を与えるだけです。まあ、三浦にとっては交渉拒否してもらった方が中国叩きができて御の字なんでしょうが。

 さて、(注:ダライラマ法王日本代表部の)ルントック代表ですが、(中略)中国の改革開放がチベットを豊かにしたという現中国政府の主張を、次のようにはっきりと批判しました。
 まず、近年の経済発展がチベットに恩恵を与え民衆が喜んでいるというのなら、なぜ、その最も恩恵を受けたはずの若い20代の僧侶が焼身抗議を続々と行っているのか。

 「手前らが自殺扇動してる分際でそういうこと抜かすか、この腐れ外道、死ね」とルントックとか言うバカには怒りを覚えます*92がそれはさておき。
 まあ、「経済的に豊かなら自殺しない」のなら欧米では自殺はないですよねえ。でもそんなことないわけです。「チベットが経済的に豊かになった事」位、ダライ一味も素直に認めたらどうなんですかね。

あの焼身抗議は、最も平和的かつ強烈な抗議行動

 自殺のどこが平和的なんですかね。こういう発言は自殺扇動以外の何物でもないでしょう。まさにルントックは鬼畜です。そしてこんな発言をためらいなく紹介できる三浦も鬼畜です。

その数はすでに132人にわたっている

 いい加減チベット亡命政府も真剣に自殺阻止を考えたらどうなんですかね。「100人超えた」て「イナバ物置の宣伝」じゃないんだから。

自爆テロのように他人を傷つけた人はいない

 単にチベット人自爆テロは有効じゃないと思ってやらないだけで有効だと思えばやるでしょうね。また小生、パレスチナなどの自爆テロを勿論支持しませんが、「焼身自殺」に同情するのなら自爆テロ犯人を簡単に切って捨てるようなこういう物言いっていかがなもんなんですかね。

しかし、このような抗議に対し、中国政府は抗議者が出た村への水道を数か月止めるなどという非道な処置を行っていると批判

それが事実なら確かに中国は酷いと思います。ただ一方で「そんな対応しか中国がしないのに自殺して意味があるのか」という問題意識も必要でしょう。ただ「中国は酷い」といっても「自殺に対するそういう対応」は変わらないでしょう。もはや焼身自殺以外の「別の道」を探すべきでしょう。もちろん小生もいい案はありませんが無責任、無神経にルントックみたいに焼身自殺を美化してる場合ではないでしょう。

 今やチベットのラサにおいては中国人の数の方が多くなっている、お坊さんの数よりも軍隊の方が、家の窓の数よりも隠しカメラの方が多いという笑えないジョークすらある

 軍隊、監視カメラはともかく「チベット在住中国人(漢民族)」というのはもう仕方ないんじゃないですかね。
 もちろん「チベット在住中国人の増加」てのは、単純な自然増加ではなくてかなりの部分「漢民族を増やすことによってチベット反乱をしづらくする」という中央政府の意思があるでしょうけど。
 仮にチベットが独立したとしても、今さら漢民族チベットから出ていけ、元々いたところに帰ってくれってわけにいかないでしょう。まあ、民族対立の危険性を考えれば今後安易に「漢民族の移住は認めない方向」に中国中央政府が動いた方がいい気がしますが。

(注:ルントック氏は)独立を求めるべきだと言った批判があることはわかっているが、自分たち亡命政府の判断では、平和的に問題を解決し、チベットの伝統、歴史、文化を守るにはこの方法*93しかないと信じている、独立という言葉を使うのは簡単だが、軍事面、経済面などの現実を考えれば現実味は薄い、と率直に語りました。

 まあ、それはその通りです。でこういう言葉を当事者であるチベット人のルントックから聞きながら無神経、無責任に独立を叫ぶ三浦は本当にどうしようもないバカです。

 (注:ダライラマ法王)日本代表部としては、日本の政治家に国会でも、国際社会でも、もっとチベットや、ウイグル南モンゴル*94の問題について中国のいまの姿勢と明らかなウソに抗議してほしいと述べました。これは正論で、私たち日本国民が最初にすべきことは、主権者として我が国の政府や政治家に堂々とチベット支持を訴えさせることのはずです。その意味で、今日本にはウイグル議連もチベット議連もあるのですから、その活動を安倍政権のいまこそもっと活性化させなくてはいけませんね。

 「反中国の安倍総理チベットとの連帯を期待する」とは、三浦もわかりやすいまでの反中国極右です。しかし安倍は「多くの日本企業が中国に進出している以上」その三浦らウヨの期待に応えることはないでしょう。ダライは安倍の総理就任後、1度訪日しましたが無役の時代にはインド・ダラムサラまで行ってダライにあった安倍も総理就任後は会いはしませんでした。
 これは安倍のダチである、下村*95文科相、稲田行革相(ダライ訪日当時、現自民党政務調査会長)なども同じです。彼らは反中国ですが訪日したダライと会うほどの極右ではないわけです。そしてそういう態度でもチベット側も三浦らウヨも安倍に対して何も言えないわけです。

【2014年9/21追記】
産経新聞『商社「蝶理」が新疆・ウルムチ市に事務所 「紛争リスクよりチャンス」』

http://www.sankei.com/world/news/141021/wor1410210002-n1.html
 専門商社の蝶理(本社、大阪市)は20日、中国新疆ウイグル自治区の区都ウルムチ市に来年1月、新たに事務所を開設する方針を明らかにした。民族紛争や暴動が多発し始めた2000年代以降、日本の大手企業が同自治区に進出し、拠点を構えるのは初めて。
 同自治区が抱える民族問題や経済格差への解決策として、中国政府は「第13次5カ年計画(2016〜20年)」に、公共事業の積み増しや産業誘致など新たな経済対策を盛り込むと観測されている。このため同社では、同自治区は「紛争のリスクよりも成長のチャンスの方が大きい」(井上邦久取締役)と判断した。
 同社は、自治区で今後、建設資材や工業資材の需要が急増するとみているほか、沿岸地域と比べて半額近い電力料金や人件費を生かしたアルミ原料の生産設備、衣料品の工場への投資も狙う。中国が中央アジアとの関係強化を進める中、国境貿易や石油・天然ガスパイプラインなど資源ビジネスも期待できるという。
 ウルムチ事務所には当初数名を配置し、同社上海法人の傘下に置き、同自治区関連ビジネスで初年度50億円の売り上げを見込む。
(中略) 
  同自治区にはかつて、ニチメン*96などの商社が事務所を置いていたが、治安悪化などを理由に1990年代に撤退していた。

 果たして蝶理の判断は吉と出るか凶と出るか。まあ、まだ進出してない商社だって「リスクの方が高い」と判断してるからで人権問題で進出しない訳じゃありません。
 でこういう日本財界の態度である以上、安倍がウイグル問題で中国批判することなんかまあないでしょう。でそれで日本ウヨも何の文句も言わないと。ウヨ連中にとっては中国の悪口が言えればネタは尖閣でも何でもいいからです。別にウイグルが大事な訳じゃない。

*1:アパグループ代表・元谷外志雄の作家としてのペンネーム。

*2:チャンネル桜『防人の道:今日の自衛隊』キャスター

*3:ドイツ首相、ナチス党首、ドイツ国防軍最高司令官

*4:ソ連共産党書記長

*5:国家主席朝鮮労働党総書記、朝鮮人民軍最高司令官

*6:三浦の言う「和解の精神」とやらが何かはこの文章だけではわかりません。

*7:仮に中国のウイグル統治に問題があるとしても、さすがに文革時よりはマシでしょう。何が「文革時より強化」なのか。

*8:イスラム教のこと

*9:ウイグル人が暴動を起こしたら死者を出してでも鎮圧するというのは「是非はともかく」、「民族浄化」とは違うと思いますけどね。別にナチホロコーストみたいに「殺害して、民族根絶やしにしよう」と思ってるわけじゃないんで。

*10:ウイグル漢民族など他民族とは異なる独自の文化を持つ少数民族である」程度のことなら少なくとも中国も建前では否定してないでしょう。だからこそ新疆省ではなく新疆「ウイグル自治区」があるわけです。

*11:有名な人間では安打製造器・張本勲、400勝投手・金田正一がいます。

*12:せめて中国と言ってほしい

*13:現在の内モンゴル自治区

*14:この時点では中華民国です

*15:つうかモンゴル人、モンゴル族

*16:ドラマの解決編では「恐喝理由」「浅川の転落理由」は嘘であるが「金銭のみならず肉体関係を迫られ、事件の日に屋上に呼び出され襲われそうになった」というのは事実としている。

*17:現・千葉ロッテマリーンズ

*18:現・横浜ベイスターズ

*19:現・西武ライオンズ

*20:三浦の原文のまま。正しくは「岩波現代全書」です。

*21:ソ連共産党書記長

*22:ベトナム共産党書記長。ドイモイ創始者として知られる

*23:ウランフの場合「全国人民代表大会常務副委員長」「全国政治協商会議第一副主席」「国家副主席」など。プンワンの場合、「全国人民代表大会常務委員」「中央民族委員会副主任」など。

*24:ウランフの本名

*25:満州国の領土の一部には内モンゴルが入っています。

*26:著書『南京事件』(1997年、岩波新書)、『南京難民区の百日:虐殺を見た外国人』(2005年、岩波現代文庫)、『南京事件論争史』(2007年、平凡社新書)など

*27:著書『従軍慰安婦』(1995年、岩波新書)、『日本軍「慰安婦」制度とは何か』(2010年、岩波ブックレット)など

*28:中曽根内閣科学技術庁長官、宮沢内閣官房長官、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長を歴任

*29:例えば副会長の西村幸祐

*30:id:noharraの場合

*31:id:Mukkeの場合

*32:リトアニアラトビアエストニアのこと

*33:そういう要素がないとは言いませんが日本企業の中国進出の条件作りという面も勿論あります。

*34:さすがに「惜しみなく」ではないでしょう。

*35:著書『外務省の権力構造』(2002年、講談社)、『安倍政権・365日の激闘』(2014年、東洋経済新報社)など

*36:もちろん俺は安倍には否定的です

*37:出てくる酒は当然ながらほとんど洋酒です

*38:酒うんちくより「酒のつまみうんちく」のほうが多い漫画だと思いますが

*39:酒漫画とは厳密には言えないかも知れないが毎回飲んでる

*40:なので度数の高い日本酒やワインは避けることにしています。ビール、ハイボール、ウーロンハイ、ホッピーと言ったところが定番です。

*41:ウィキペディアでは「ガーダー・メイリン

*42:「開墾それ自体が侵略」というより「開墾のやり方が強引」て話でしょう。

*43:原、山本内閣陸軍大臣を経て首相

*44:中国から台湾を割譲し、賠償金を得た

*45:ロシアから南樺太を割譲した。また中国、ロシアの影響力を韓国から完全排除することに成功し、この後、韓国侵略が本格化していく。

*46:A級戦犯が合祀されてることで知られる極右団体

*47:陸軍大将・乃木希典が祀られている。乃木は日清戦争で歩兵第1旅団長を、日露戦争で第三軍司令官を務めた。その後、学習院院長に就任。

*48:海軍大将・東郷平八郎が祀られてる。東郷は日清戦争連合艦隊第一遊撃隊司令官を、日露戦争で第一艦隊兼連合艦隊司令長官を務めた。その後も海軍軍令部長東宮御学問所総裁といった要職を歴任。

*49:旧陸軍将校の親睦団体。ただし最近は会員の高齢化で陸上自衛隊幹部の入会も認めているようだ。

*50:旧海軍将校の親睦団体。ただし最近は会員の高齢化で海上自衛隊幹部の入会も認めているようだ。

*51:日本最大の右翼団体

*52:右翼活動家・影山正治が1939年に結成した右翼団体。「歌道会だから和歌の団体だ」と思ったら大間違いだ。

*53:南京事件否定論河野談話否定論などの出版で知られる極右出版社

*54:南京事件慰安婦中韓の捏造だ、大東亜戦争はアジア解放の聖戦だ、などと主張する極右団体。発信してるのは「ウヨにとっての史実」、つまりはデマゴギーに過ぎない。

*55:朝鮮の植民地化を目指した戦いでありこの後、日本の朝鮮侵略が本格化していくのによくもふざけたことがいえるもんです。

*56:確かに「近代化の必要」を悟ったのは日清戦争が一つのキッカケでしょうが、それ「泥棒に入られてセキュリティの大事さに気付く」てのと同じ話ですからね。その場合、第三者ならともかく泥棒本人が「俺のおかげでセキュリティの大事さに気付けたんだ、感謝しろ」なんて言えるわけないでしょう。どれほど日本ウヨは非常識なのか?

*57:米国、英国、フランス、ドイツと比べて「最強」と言えるかは、はなはだ疑問です。

*58:アジアと言うより韓国ですね。

*59:もちろんそういう戦争ではなく「韓国の支配権をロシアと日本が争った植民地争奪戦争」にすぎません。ロシアに勝利した日本はさらに韓国侵略をエスカレートさせついに韓国併合に至ります。

*60:少なくとも日本の植民地支配をその後受けた韓国民にはすぐに絶望を与えましたし、その他の「被抑圧民」とやらも日本が自分のために何かしてくれるわけではないこと、「欧米帝国主義とかわらない存在であること」に次第に気付き失望していきます。

*61:「民族独立運動の覚醒」というならロシア革命の影響は非常に大きいでしょう。ロシア革命を現在どう評価するにせよ、ロシア革命は当時少なからぬ独立運動家(特にベトナムホーチミンのような共産系独立運動家)に強い影響(希望、展望と言ってもいいでしょう)を与えました。しかしウヨは「反共」なのでそういう評価はしません。

*62:民主カンプチア首相、カンボジア共産党書記長

*63:中国雲南省と接している

*64:著書に『極楽タイ暮らし:「微笑みの国」のとんでもないヒミツ』(2000年、ワニ文庫)、『極楽アジア気まぐれ旅行』(2001年、ワニ文庫)、『巨流アマゾンを遡れ』(2003年、集英社文庫)、『ミャンマーの柳生一族』(2006年、集英社文庫)、『未来国家ブータン』(2012年、集英社)、『謎の独立国家ソマリランド』(2013年、本の雑誌社)、『イスラム飲酒紀行』(2014年、講談社文庫) など紀行物多数。

*65:1998年頃?

*66:中国支援て事実なら政治的、道義的以前に法的にまずいんじゃねえの、と言う問題はひとまずおきます。

*67:彼らは別に中国の子分ではないでしょう

*68:ワ州連合軍が独立考えてるか自治権拡充止まりかはともかく中国の自治区だの属国だのになる気はないでしょう。

*69:つまり中国はミャンマーにはそういう揺さぶりが必要だと考えてる。

*70:もちろん「ワ族の総意=ワ州連合軍」ではないでしょうが、「ワ州連合軍がワ族の有力団体」で「ワ族を含む少数民族中央政府は敵対的」なのだから、下手にワ州連合軍批判すると結果的に「中央政府万歳」になりかねないと思うんですけどね。

*71:もちろんトークショー行かないで映画だけ見てもいいのですが

*72:率直に言って「中国政府すら一応否定してる文革(だからいわゆる四人組が裁かれた)」「漢民族最高幹部(劉少奇国家主席トウ小平副首相など)すら迫害された文革」を「内モンゴル迫害の事例」として持ち出すのはどうかと思います。

*73:日本ウイグル協会代表、世界ウイグル会議副総裁(アジア太平洋担当)のイリハム・マハムティ

*74:ペマ・ギャルボ

*75:モンゴル自由連盟党党首のダイチン

*76:例:Mukkeさん、I濱女史

*77:欧米人はまた事情が違います。

*78:大隈重信外相暗殺未遂事件をおこした福岡の極右団体

*79:著書『墓標なき草原(上)(下):内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』(2009年、岩波書店)、『続・墓標なき草原:内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』(2011年、岩波書店)、『中国とモンゴルのはざまで:ウラーンフーの実らなかった民族自決の夢』(2013年、岩波現代全書)、『植民地としてのモンゴル:中国の官制ナショナリズムと革命思想』(2013年、勉誠出版)、『狂暴国家中国の正体』(2014年、扶桑社新書)、『ジェノサイドと文化大革命内モンゴルの民族問題』(2014年、勉誠出版)、『チベットに舞う日本刀:モンゴル騎兵の現代史』(2014年、文藝春秋社)など

*80:元産経記者。個人サイト(http://kaorifukushima.com/)。著書『中国「反日デモ」の真相』(2012年、扶桑社新書)、『現代中国悪女列伝』(2013年、文春新書)など

*81:ウィキペディアに寄れば「中国社会科学院農村発展センター教授(中国社会科学院社会問題研究センター主任兼務)」。著書『移行期における中国郷村政治構造の変遷:岳村政治』(2002年、日本僑報社

*82:ヤクザに殺されたわけです

*83:戦後、蒋介石政権によって漢奸として銃殺刑

*84:ウヨなら「譲位」「退位」とでも書くべきじゃないんですかね?

*85:上皇になるための儀式に金がかかる」とか「上皇天皇双方の暮らしを支えるのに金がかかる」という理由でそれ以前は譲位が無理だったのでしょう。まあ、この頃は織田信長が事実上の天下人として、のしてきてますからね。室町幕府にかわる支援者が見つかったわけです。

*86:10代将軍・足利義材細川政元によって追放されると、11代将軍として擁立された。しかし、永正5年(1508年)に前将軍・足利義稙足利義材が改名)を擁立する大内義興が上洛の軍を起こしたため、近江国へ逃れて将軍職を廃され、復帰できないまま死去

*87:永正4年(1507年)に家督争いによって対立派に暗殺される。彼の暗殺を機に細川家は没落することとなる。

*88:興福寺180世別当。大乗院第20代門跡

*89:高知の戦国大名。後に一条氏は長宗我部元親に服属する。

*90:山口県戦国大名。家臣・陶隆房の謀反によって滅ぼされる。なお陶も毛利元就によって後に滅ぼされた。

*91:スーパーサンガのサイトでは「けっしゅう」と読まれないように、わざわざ「けつじゅう」というルビが振られてるのでおそらく仏教用語。三浦が「結集会」と表現したのはその意味で多分適切ではない。

*92:こういう事を書くとid:Mukkeさん辺りには憎まれますが、まあ俺は彼のことが大嫌いなので憎まれようがどうでもいいことです。

*93:自治拡充要求のこと

*94:内モンゴル自治区のこと。当然ながら南北という分け方だとモンゴル国北モンゴルになる

*95:第1次安倍内閣官房副長官

*96:現在は日商岩井と合併し双日