「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート98(追記・訂正あり)

■7月29・30日 救う会兵庫と合同企画展(神戸勤労会館)のお知らせ
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01099

30日 兵庫県内の朝鮮学校補助金について

 また朝鮮学校への因縁付けですよ。全くげすな奴らです。
 しかも

主催:救う会兵庫
共催:北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会

朝鮮学校へげすな因縁をつけることがどう「拉致被害者を救い」、そして「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る」事につながるのか言ってみろと言いたいですね。結局こいつらがやりたいことは北朝鮮朝鮮総連朝鮮学校を敵視して潰すことであって「拉致被害者だの北朝鮮帰国者だの」はどうでもいいんでしょう。なお、朝鮮学校限定でも連中の行為は無法ですが、連中のゲスさを考えれば、ここで食い止めなければいずれは「韓国学校や華僑学校」も差別のターゲットにする危険性があることを改めて指摘しておきます。


脱北者29人中国で拘束 彼らを北朝鮮に強制送還させないよう声を挙げてくださいhttp://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01098
 個人的には「声を上げない方がいいんじゃないかなあ」と思いますけどね。記事に寄れば脱北者29名だけでなくおそらく全員韓国人であるだろう「支援者6名」も身柄拘束されてる。別に三浦のような日本ウヨが声を上げなくても「韓国政府が既に交渉に入ってる」でしょう。その結果がどうなるかは分かりませんがぶっちゃけ韓国政府にお任せするしかないんじゃないか。

韓国の憲法から言えば北朝鮮民衆もすべて韓国国民

 ばかばかしいですね。それフィクションに過ぎませんから。「北朝鮮の立場だと韓国も自国領」「中国の立場だと台湾は自国領」と言うのと同じです。

今の日韓関係がどうかとか歴史論争とかも関係ない。

 関係あると思う人は普通いないでしょうし、「歴史問題では安倍に非がある」と俺は思いますが、三浦が呼びかけの対象にしてる連中は嫌韓国ウヨ、安倍信者だからこういう事を三浦は言うわけです。


■8月7日、月刊日本主催講演会のご案内(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2609
 講師の宮本雅史は産経記者です。まあ、阿比留の同類と思えば間違いありません。社員が堂々と右翼団体の講師に呼ばれて、それを当人も周囲も問題視していないのが恐ろしい。
 そして中道ぶる三浦ですが、「紹介する講演会はウヨ講演会ばかり」「つきあう雑誌は月刊日本ジャパニズム、正論とウヨ雑誌ばかり」なのですから、正体はバレバレです。こんな露骨に極右ってる男を「守る会代表や副代表、事務局長」にするのだから「守る会」とはよほどウヨの巣窟なのでしょう。ねえ、会員のid:noharraさん。


深田祐介氏、天国*1へ・・・大東亜会議で発言したアジアの指導者たち*2に今頃はお会いしている*3のでは(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2594
 深田とはどういう人間かというと

産経新聞正論メンバー
つくる会賛同者
・著書『黎明の世紀:大東亜会議とその主役たち』(1991年、文春文庫)、『敵は中国なり:日本は台湾と同盟を結べ』(金美齢との共著、2000年、光文社)、『中国に媚びてはいけない:東洋事情2000〜2001』(2001年、小学館文庫)、『大東亜会議の真実:アジアの解放と独立を目指して』(2004年、PHP新書)、『金正日*4亡命』(2005年、扶桑社)

と言うゴリゴリのウヨです。三浦のエントリタイトルが「大東亜会議」云々となってるのは、ウヨの深田が

著書『黎明の世紀:大東亜会議とその主役たち』(1991年、文春文庫)、『大東亜会議の真実:アジアの解放と独立を目指して』(2004年、PHP新書

で「大東亜会議=アジアの解放論」というデマを唱えてるからです。
 以前も指摘しましたが、
1)インドネシアスカルノ*5はこの会議に参加できなかった。つまり日本は形式的にすらインドネシア独立を認める気がなかった
2)中国、フィリピン、インドからは「汪兆銘*6(中国)」「チャンドラ・ボース*7(インド)」などの参加があったが、これらの国では「蒋介石*8毛沢東*9(中国)」「ガンジー、ネール*10(インド)」などが連合国側として日本で闘っていた。戦後の中国、フィリピン、インドで活躍したのはもちろん「連合国側で闘った側」である。
3)この会議に参加したインドのチャンドラ・ボースは元々はナチスと手を組もうとしたが失敗して日本と手を組んだに過ぎない。日本の敗色が濃厚になるとソ連亡命を計画した。
4)フランス領インドシナ(今のベトナムラオスカンボジア)は「日本と友好関係にあったいわゆるビシー政権(親ドイツ政権)の植民地だったため」参加が認められなかった
5)そもそも日本が朝鮮、台湾を植民地支配している(以上、ウィキペ「大東亜会議」参照)
事を考えれば「大東亜会議=アジアの解放論」なんてデマ以外何物でもありません。そもそもどの国でも「ガンジー、ネール(インド)」「ホー・チ・ミン*11ベトナム)」など「日本と闘った側」が建国後のリーダーなんだから、「大東亜会議=アジアの解放論」なんて欧米や中韓だけでなく東南アジアだって通用するわけがないでしょう。日本の支援を受けてたのに戦後もリーダーとなった「ミャンマーのアウン・サン*12」「インドネシアスカルノ」はちょっと微妙でしょうが、彼らだって「マキャベリズム」で日本と手を組んだだけで、本心から日本の「大東亜解放の理想」とやらを信じてたわけではありません。

そしてこの新聞各紙の訃報を読み、私の観た限りではどれも、この方が昭和18年に東京で開催された大東亜会議について、大変客観的な本*13を、まだまだあの会議を「日本の傀儡政権が集まっただけのもの」としか見られていなかった時代*14に書かれていたことの意義*15についてどこも報じていない*16のにちょっとがっかり、というか憮然としまして

・「歴史捏造主義右翼」三浦らしい寝言です。大東亜会議は「日本の傀儡政権が集まっただけのもの」でしかないでしょう。日本は汪兆銘チャンドラ・ボースらを傀儡としてしか扱わなかったし、多くの場合、傀儡扱いする日本に対抗するだけの力が汪兆銘チャンドラ・ボースらの側になく「主観はともかく客観的には傀儡でしかない」存在になってしまったわけです。
 当然、日本には大東亜宣言を実現する意思なんかあるわけもない。まあ、仮にあったとしても敗色濃厚な「大東亜会議開催の時点(1943年11月)」で「実現する能力」なんか日本にありませんけど。1942年6月のミッドウェー海戦連合艦隊が壊滅的打撃を食らってからの日本は「敗戦一方」でしょう。なお、ドイツも1943年2月のスターリングラード攻防戦敗北以降は「敗戦一方」でしょう。
 しかしid:noharraも三浦のような歴史捏造主義右翼が「代表、副代表、事務局長」を歴任してきた「歴史捏造主義極右団体・守る会」に入りながら、「安倍の極右性に反対」などとよくデマカセがほざけるもんです。「恥」と言う言葉は「恥知らず」「嘘つき」野原の辞書にはないらしい。
・なお、世間一般の人にとっては深田はTBSドラマ「スチュワーデス物語*17(1983年)の原作者でしょうね。「三浦の期待する深田の右翼的部分がほとんど報道されないで無視される」なんてのは、ある意味当たり前のことで作曲家・黛敏郎が死んだときも右翼結社「自由社会を守る国民会議*18」代表なんて部分を大々的に宣伝するメディアは確かなかったし、今後、たとえば俳優・津川雅彦が死んだとして「津川の右翼活動(極右映画「プライド:運命の瞬間」出演など)」を大々的に宣伝するメディアはあまりないでしょう。
 産経なんかはまた話が違って「右翼部分・大宣伝」かもしれませんが。
・ちなみに、ウィキペ「スチュワーデス物語」によれば「大げさな台詞と衝撃的なストーリー展開を特徴とする大映テレビが制作した為、原作とは似ても似つかないストーリー展開」になったそうです。
 まあ、大映ドラマが原作から平然と逸脱するのはお約束みたいなもんで、次のような話もあります。

不良少女とよばれて1984年のTBSドラマ、ウィキペ参照)
・原作は舞楽者である原笙子(1933〜2005年)の自伝的小説『不良少女とよばれて』(1984年、筑摩書房)。 
・原作は終戦直後が舞台になっており、ドラマとは時代背景が異なる。ドラマの内容を知った原は「こんな話とは聞いていなかった」と驚き、「自分はこんな恐ろしいことはやっていないのに」とドラマを見て目を背けたという。また、途中からドラマオリジナルのストーリーが多く追加されている。

・話が脱線しましたが元に戻して。まあ、TBSドラマ「スチュワーデス物語」時代(1983年)の深田は世間にはウヨと認識されてませんでした。深田が「ウヨの本性」を世間にもろだしにするのは1996年に「つくる会賛同者」として名を出したときでしょう。
 当初は、「賛同者になった覚えはない」とつくる会に抗議して賛同者名簿から名前が外された「王貞治*19阿川佐和子林真理子」のように「深田もつくる会の被害者か?」と見られてたわけですが深田については残念なことに「本当にウヨだった」わけです。

「大東亜会議の真実」を読んでいない方の中には誤解している方もおられるようですが、深田氏はいわゆる大東亜戦争を単純に肯定しているのではありません。むしろ、戦争指導者に対しては批判的ですし、またこの会議に参加したアジアの各独立国も、それぞれ思惑があり、すでに日本の敗戦を予期し参加を控えたタイの老獪さについてもきちんと書いています。

 やれやれですね。要するにどこの国の指導者も「日本の善意(アジア解放の大義)」なんか全く信用してなかった。
 タイに至っては「もはやこの時点で日本の勝利はあり得ないから会議につきあうだけ有害無益*20」として、「日本に参加を求められた」ピブン首相は病気を口実に、事実上、参加拒否したわけです(ただし代理としてワンワイタヤーコーン親王が出席)。
 だったらそんな会議には何の意味もないじゃないですか。何がどう意味があるのか。「深田も俺達ウヨも大東亜会議が完全無欠だとは言ってない」と言い訳した結果、かえって「じゃあ意味ねえじゃん」と言う批判を招いてるだけだと思いますね。

日本の戦争に対しての歴史的解釈はいろいろあってもいい。あの戦争を侵略として否定してもいい*21。ただ、少なくともチャンドラ・ボースはじめ、日本に夢をかけた人々の心は忘れてはならないはずです。

 やれやれですね。要するに三浦は「サヨが侵略と否定してもいいが、俺達ウヨが民族解放戦争といってもいいだろ、価値観の違いだ」と居直ってるわけです。どれほど屑でバカなのか。
 なお、実際には三浦のお仲間ウヨ連中(例:西村幸祐)が「自虐史観打倒」を叫んでることで分かるように「いろいろあっていい(三浦)」は自らの極右歴史観を正当化するための詭弁であり、連中に「侵略だと言う中韓などの批判を受け入れる寛容さ、謙虚さ」などかけらもありません。
 大体「歴史解釈は色々あっていい」というその理屈ならたとえば「中国共産党チベット解放」だって「歴史的解釈は色々あっていい」でしょうがそんなことはもちろん三浦らウヨは言いません。公然と「チベット侵略だ」と糞味噌に罵倒するわけです。
 「チベット解放をたとえ、侵略と否定的に理解するとしても、チベット解放にかけた人々(例:プンツォク・ワンギャル)の心を忘れてはならない」なんてことも三浦らウヨは言いません。単にゲスウヨの三浦が戦前日本を詭弁で肯定したいだけだからです。

氏は旅立たれましたが、その著作は、現代史を学ぶ上での必読の一冊として、まだ少しも価値を失っていません

 バカも大概にして欲しいですね。これが吉見義明『従軍慰安婦』(1995年、岩波新書)、笠原十九司南京事件』(1997年、岩波新書)といった「専門家の大衆向け啓蒙書」ならまだしも、低能ウヨ・深田の歴史捏造本なんかに何の価値があるんでしょうか。

ボースについては稲垣武さんの『革命家チャンドラ・ボース*22がいまだに最もよくできた伝記ですので、未読でしたら是非。

 稲垣と言えば「産経文化人の一人」で「1994年・山本七平賞受賞者」なのでたぶん「大東亜戦争はアジア解放の聖戦」という立場の本でしょう。そもそも三浦がそういう立場ですし。まあ、ゴロツキ右翼・三浦の褒める奴の本なんて稲垣に限らず「眉唾した方が安心」です。
 おそらく、長崎暢子*23『インド独立:逆光の中のチャンドラ・ボース』(1989年、朝日新聞社)など、三浦が薦めない本の方が安心でしょう。


産経新聞『【DNA型訴訟】「子の幸せ」図る柔軟な解決必要』
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140717/trl14071721340007-n1.htm
 この問題において最高裁が示した判断の是非(DNA鑑定で生物学的親子関係が認められなくても法的親子関係を場合によっては認める)*24はともかく小生は「事実よりも大事なものがあればそれを重視すべし」と言う考えそれ自体には大いに賛成です。だからこそ「寺越武志さんを拉致被害者だと騒ぐ奴ら」に向かって

「寺越さんの幸せ」図る柔軟な解決必要

 つまりは「仮に事実、拉致だとしても、今更拉致だと騒いでも寺越さんが迷惑するだけだろう」と言ってるわけです。


ショーケン萩原健一)讃 この人ってボブ・ディランのボーカルスタイル絶対影響受けまくっている(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2582

 萩原健一はもちろん人気あるんだろうけど、なんとなく私にとってはこの人いまだに過小評価されているような気がする。

 仮に過小評価されてるとしてもショーケンの場合は「自業自得という面」があると思いますね。
 というのもウィキペ「萩原健一」にも指摘がありますが、彼はトラブルメーカーだからです。

・1983年、大麻不法所持で逮捕され、1年間に渡って全ての芸能活動停止を余儀なくされる。
・2004年10月、交通事故を起こし業務上過失致傷罪で現行犯逮捕される。また、根岸吉太郎監督らスタッフや共演者への暴言・暴行を繰り返したため途中降板*25させられた主演映画『透光の樹』の前払い分の出演料の半額の返還を求められた際に「一方的に降板させられた」として返還を拒否し、さらにプロデューサーに電話をかけて国税庁・警視庁・実在する暴力団の名を挙げて、出演料全額の支払いを要求したことで、2004年11月に製作側から恐喝未遂容疑で告訴され、2005年2月に再び逮捕された。その後、2005年6月に東京地裁で懲役1年6か月・執行猶予3年の有罪判決を受け、しばらく芸能活動休止を余儀なくされた。
(ウィキペ「萩原健一」「透光の樹」参照)

というのではねえ。おそらく「警察ざたになったこうした大トラブル」の他にも「そこまでは行かなかったが、周囲の反感を買った中トラブル、小トラブル」もあるのでしょうし。
 それでも未だに芸能活動しているというのは「要するにそれなりに才能がある」「同業者やファンなど評価する人が少なくない」と言うことなんでしょうがいくら才能があったって、世の中、トラブルメーカーとつきあいたがる人ばかりではないでしょう(俺だったらおつきあいはノーサンキューですね)。彼の活躍が昔ほどではない、テレビで見ることなどまずない、最近の若者はショーケンなんて知らない、のも当然でしょう。
 『透光の樹』製作スタッフに問題があろうと恐喝未遂容疑で警察に逮捕されるなんぞ論外でしょう(しかも過去に大麻や交通事故で逮捕歴があるのにまた逮捕ですから)。


東洋経済オンライン『「中国、北朝鮮向け原油輸出停止」はウソ:統計だけでは絶対わからない、北朝鮮の実態』
http://toyokeizai.net/articles/-/42804
 面白い記事なので大幅に引用してみます。

「中国が原油輸出を止めているから北朝鮮経済は苦しい」。そんな観測が今でも相次いで報じられている。

産経や救う会がその典型です。

 そんななか、「輸入量は減っているが止まっていない」「減らしているのは中国側ではなく、北朝鮮側の事情」という見方が出てきた。
 米国の「自由アジア放送」(RFA、Radio Free Asia)は15日、「北朝鮮国内で販売されるガソリンや軽油の価格が、この2年間はほぼ変わっていない」と報道した。これは、「無償、あるいは長期借款として、中国が北朝鮮への原油を、パイプラインを通じて年間50万トンほどを送っているため」と説明。

つまり「北朝鮮において石油(つうかガソリンや軽油)が危機的状況になどないから」ガソリン価格、軽油価格は高騰してないのだ、と言う見方を「北朝鮮よりメディア」どころか、米国政府系放送機関「自由アジア放送」が認めているという話です。

 6月16日に「東洋経済オンライン」でも報道した通り(「中国が北朝鮮向け原油を止めていない理由」http://toyokeizai.net/articles/-/40230)、パイプラインからの送油は一度止めてしまうと、再度送ることが難しいという技術的な問題がある。そのため、中国側の事情で北朝鮮向け原油を減らすことはできても、全面的に止めることは難しい。
 さらにRFAは北朝鮮消息筋の情報として、北朝鮮には別の事情もあることを紹介している。それは、北朝鮮内の原油精製能力によるものだ。
 現在、北朝鮮には烽火化学、勝利化学、南興青年化学といった工場があるが、(中略)いずれの工場も1970年代に建設されており施設の老朽化が激しく、技術レベルもそれほど向上していないため、原油が入ってきてもその分を精製できないという事情があるという。そのため、北朝鮮は中国に「原油よりは、ガソリンや軽油など、すでに精製されたもの(中略)を今後も輸出してほしい」と要請しているというのだ。
 「中国が北朝鮮原油を輸出していない」というこれまでの報道の根拠は、中国側の税関統計に基づいたものだ。であるならば、ガソリンといった項目に北朝鮮向けの輸出量や輸出額が掲載されているはずだが、そうなっていない。
 これには、中国側の統計が必ずしも現実を反映していない、あるいは意図して改ざんも行われていることが理由の一つ。また、ガソリンや軽油は中朝国境の各地からドラム缶に入ってトラックで輸入されることが多く、中国税関側もそれらをすべて把握することが難しいためだ。社会主義国の実態を見るには、机上のデータでは難しいことを、今さらながら感じさせる。


下村博文文部科学大臣記者会見録(平成26年7月15日)
http://www.mext.go.jp/b_menu/daijin/detail/1349634.htm
 「キーワード」に「朝鮮学校に対するヘイトスピーチ等、朝鮮学校高校授業料無償化」と書いてあるるので下村が何か言ってるんでしょう。どうせ「文科相自ら朝鮮学校へのヘイトスピーチかます」という酷いことをやっているのでしょう。わざわざ「そんな不愉快な動画」を聞くになれませんので、「文科省の文字起こしが乗ったら」その時点で引用*26した上で、批判コメントしたいと思います。

【追記】
つう事で批判コメント。

記者)
 7月8日の大阪高裁で出ました在特会の京都朝鮮学校に対するヘイトスピーチや暴力行為に対する判決のことについてお伺いします。
 判決の中で、在特会の行った行為というのは、人種差別撤廃条約に照らしても人種差別に該当するというふうに高等裁判所が認定したわけですが、その中で、朝鮮学校については、「民族教育を軸にした学校教育を実施する場として社会的評価がされている」というふうに裁判所が認定しました。この判決について、特に人種差別の問題について、大臣はどういうふうに考えていらっしゃるか。
 それから、大臣は板橋区が地元ということで、地元にも朝鮮学校があると思うのですけれども、その朝鮮学校について、民族教育の軸の社会的評価があるという判決について、今、どういうふうに考えていらっしゃるか。特に、無償化の話が出ましたが、高校無償化、それから就学支援金制度との兼ね合いでお伺いします。
大臣)
 まず、個別具体的な司法判断でありますので、これは一般論として、お答えは差し控えたいと思います。
 ただ、ヘイトスピーチについては、私は率直に言って、そういうことをすること、強要すること自体が問題だと思います。ヘイトスピーチというよりは、これは抗議だったかもしれませんが、私は韓国に何回か行ったときに、日本大使館に寄れないと。日本の国会議員であるにもかかわらず、日本大使館に寄れない。なぜかというと、大使館周辺を、日本大使館に対する抗議等で身の危険もあるから近づかないでくれということ言われて、ということが何回もありました。必ずしも、それはヘイトスピーチに限りませんが、ただ、日本は共生社会であって、お互いに悪口を言い合うようなレベルではなくて、やはり違うものは違うとして認め合う、そういう長い意識文化を持ってきた国でありますから、やはり異なるものであっても受け入れる、そういう度量の深さといいますか、許容性、正にそれは和の精神そのものでありますけれども、それこそが国民性ですから、ヘイトスピーチそのものというのは、日本の国柄、国民性に、私は合わないと思いますし、そもそも、グローバル社会の中で、別に日本だけの問題ではありませんが、お互いにそれぞれの民族、あるいは国民の、批判をし合うようなレベルから、意識を高めていくということを、これから進めるべきだと思いますし、日本は正にそういう先頭に立つべきことだと思います。ですから、ヘイトスピーチについては、そういう愚かなことを是非しないように求めたいと思います。
 朝鮮学校の問題、これは別でありまして、今、拉致問題等で一部経済的な制限の解除等を進めている中、日本と北朝鮮の国交正常化等はどうするのかということも一つの判断材料でありますが、それ以上に、朝鮮学校そのものは、我が国の、本来、私は民族差別をするつもりは全くありません。朝鮮学校そのものを、我が国と同じような1条校に変えれば済む話だと思います。
 朝鮮学校というのは、実際、板橋区にあるのではなくて隣の北区にあるのですけれども、私はその視察に行ったこともありますが、そのときにも申し上げたのですけれども、我が国の学校制度にすれば済む話なのです。例えば、韓国もかつて民族学校だったのですが、日本の1条校にすることによって、そして日本の高校と同等の私立学校としての位置付けになったわけでございます。
 ですから、今の朝鮮学校の位置付けを、これは建物も校舎も、理事者側が判断すれば日本の1条校にすることは可能です。そうすることによって、私学助成だけでなく高校無償化の対象校にすることも可能であります。なぜしないのかというのは政治的な背景があるわけでありまして、これと民族差別というのは全く別次元の問題で、朝鮮学校側が適切に我が国で共生する中でどうあるべきかということについては、考えていただきたいと思います。
記者)
 ただ、1条校でなくても、無償化、就学支援金の対象になっている学校はあるわけでして、何で朝鮮学校だけが1条校にしないといけないというふうにおっしゃるのでしょうか。*27

大臣)
 いや、一つのやり方として、1条校にすればすぐ対象になると。1条校にならなくても、なる部分はあります。
 ただ、なぜ朝鮮学校が高校無償化の対象にしていないのかということについては、その学校の組織形態そのものが、これは独立した学校の組織形態ではなく、朝鮮総連の影響下に、政治的にも教育的にもその配下に入っているということが、日本における教育基本法の趣旨そのものにも合致していない部分があると考えております。
記者)
 さっきのところで、誤解がないようにお伺いしたいのですが、在日朝鮮人の中で民団と総連という二大組織があるというのは、戦後ずっとそういう形が続いているわけで、その一方の総連系の学校だからということで否定するというのは、やはりこれはどう考えても政治的な思わくとしか思えないのですが、そういう民団と総連のある中で、総連系だけを排除するというのはどういう理由なのでしょうか。それは、拉致問題だけなのでしょうか。
大臣)
 いや、北朝鮮と日本は国交正常化していない。総連というのは、北朝鮮の政治的な組織の一部である。その組織の一部の幹部が校長と学校の管理をしているということは、我が国の学校管理教育法上、これは我が国の法制度になじまないということであります。我が国において、学校法人の中でそのような位置付けはしていません。
 ですから、朝鮮総連そのものを否定するわけではありませんが、朝鮮学校で我が国に根付いてやるのであれば、どんな政治的な組織もそうですけれども、朝鮮総連の影響力から離れて、学校法人は学校法人としてきちんと、特別の影響下で教育がされるのではなく、正に我が国のほかの学校と同じような位置付けで学校教育・運営をしていただきたいということであります。

 下村「朝鮮学校は1条校になればいい」→記者「1条校じゃない学校で無償化対象の学校あるじゃん*28」という記者の切り返しは当たり前の切り返しではあるが評価したい。
 でそれにまともに回答できない下村が本当に無様。しかも「北朝鮮とは国交がない」「朝鮮総連の影響力」云々と言いだし「1条校になれと言ってる癖に、1条校認定する気があるか疑わしい」という本性をもろだしにして恥じないところが本当にアホというか何というか。
 他にも「下村はアホか」というところとしては

私は韓国に何回か行ったときに、日本大使館に寄れないと。日本の国会議員であるにもかかわらず、日本大使館に寄れない。なぜかというと、大使館周辺を、日本大使館に対する抗議等で身の危険もあるから近づかないでくれということ言われて、ということが何回もありました。

つうのは本当にアホですね。「韓国も酷いと言って在特会を免罪する気か!」と反感買っても文句は言えないでしょう。


■【朝日新聞研究】芸能人を利用して政治誘導を図る朝日 保守陣営も学んだらどうか(酒井信彦*29
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140710/dms1407101140006-n1.htm

 6月12、13、15日と3回にわたって、朝日新聞朝刊に「わたしと沖縄戦 戦後69年」というインタビューの記事が載った。6月23日の沖縄戦終結の日にちなんだものだが、注目されるのは話し手が戦争を知らない沖縄出身者で、しかも、「知花くらら」「二階堂ふみ」「いっこく堂」といった、モデル、女優、腹話術師であることである。

 学ぶも何も産経新聞やフジテレビに右翼芸能人(例:津川雅彦)が登場し右翼的言動をすることはいくらでもあるわけです。自民党など保守系議員のポスターに芸能人が支持者として名を出したり、あるいは選挙の決起集会に芸能人が来たりすることも珍しくない。
 いわゆるタレント議員も森田健作(元自民党衆院議員、現千葉県知事、元俳優)、三原じゅん子自民党参議院議員、元女優)、アントニオ猪木(次世代の党参院議員、元プロレスラー)など保守方面にもちろんいくらでもいる。
 何バカ抜かしてるんですかね。それとも「俺の言う保守とは自民党や次世代じゃない、産経やフジテレビじゃない」と言い出すんでしょうか?。酒井レベルの極右*30はさすがに芸能人に相手されてないのかも知れませんが、それ自業自得でしょ。


■【朝日新聞研究】朝日の突出するW杯報道 軍事的危機から目そらす意図か?(酒井信彦)
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140711/dms1407111140003-n1.htm 
 はっきり言って朝日が他紙と比べて「突出していた」とは俺は思いません。ましてや「突出していたのは中国の軍事的脅威から目をそらせるためだ」と根拠なく言い出すのには呆れて言葉もありません。


■【朝日新聞研究】日本の過去を反省するなら中国にも忠告せよ ウイグルチベット報道の疑問(酒井信彦)
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140712/dms1407121000001-n1.htm
 戦前礼賛極右の酒井らしいアホ文章です。
 先ず第一に「朝日が仮にウイグルチベット報道で中国に甘い」としてそれが何だと言うんでしょうか?(俺個人は甘いとは思いませんが)。当然ながらそれは「靖国問題慰安婦問題での中国や朝日の安倍批判が間違ってる」なんてことにはなりません。酒井は無理矢理そういう話にしたいようですが。
 第二に戦前日本の中国侵略を批判してるのは「朝日や中国共産党政府だけ」ではもちろんありません。その意味では朝日や中国共産党政府を批判したところで酒井の「戦前日本礼賛」が正当化出来るわけでは全くありません。


産経新聞『「解散風」じわり 今秋も「衆参ダブル」はかすむ 「今年10月説」…拉致問題を成果に? 「来年8月説」も』 
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140709/plc14070923160024-n1.htm
 「産経の飛ばし記事か」、はたまた「安倍サイドによる情報操作であり、かつ『10月前に日朝交渉の進展が見込める』など、何か根拠のあることなのか」、「安倍サイドの情報操作だが単に政界再編を目指す維新、結いの党、民主党前原*31グループにゆさぶりかけてる*32、あるいは『解散前に海江田*33をおろそう』という民主党内の海江田代表おろしを助長したいだけで10月解散の意思など全くなく、はったりにすぎないのか」、実際どうなのか知りませんが、「拉致を成果に」今年10月解散だ、そうすれば「郵政選挙のようなワンイシュー選挙で集団的自衛権などの問題がごまかせる」だの、よくもまあ「ふざけた話」を「安倍さんのナイスアイデア」のように産経もかけるもんです。
 所詮産経にとっても、安倍にとっても拉致とは「その程度のもの」に過ぎないわけです。俺が拉致被害者家族なら蓮池透氏同様に「拉致はお前らの政治的党利党略の道具じゃない!」と呆れ怒ってるところですが、実際の拉致被害者家族会は「蓮池氏除名」「安倍礼賛」ですからそのバカさには呆れて言葉もありません。

【追記】
産経新聞『首相「初秋までに」 北朝鮮による拉致被害者らの再調査報告』
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140711/plc14071121430022-n1.htm
 「安倍発言」は産経の「10月解散説」と連動してるんですかね。とは言え当初、菅官房長官は「再調査合意から1年以内には何か出して欲しい」と言っており「初秋*34までには何か出して欲しい(安倍)」なんて言っていませんし何が何だか部外者にはさっぱりわかりません。「夏の終わりか初秋にでる」という自信でも安倍にはあるのか、でなかったらどうするのか。
 しれっとした顔して「アレは私の願望に過ぎないので出なくても北朝鮮に裏切られたとは思っていない。2014年12/31までには出して欲しい(またでなかったらただの願望と言い訳)」「単に願望を言っただけだから失言とは思わない」などと別のことを言い出すのかはたまた「信頼関係が裏切られた、制裁再開も考える」とか言い出すのか?


■守る会理論誌「光射せ」第13号が本日発行されました
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01094

朝鮮学校への補助は許されない 神戸訴訟報告

まーた、朝鮮学校へ酷い言いがかりかよ、と思うと心底呆れる。こんな糞団体「守る会」の構成員であると公言して恥じないアホ・id:noharraのゲスさにも心の底から呆れる。

中国従属を強める韓国「なぜ韓国は中国についていくのか」
荒木信子

単に「歴史問題(安倍の靖国参拝河野談話否定論への批判)」でタッグ組んでるだけの話を「従属」とかアホ抜かすのかと思うと思うと心底呆れる。こんな糞団体「守る会」の構成員であると公言して恥じないアホ・id:noharraのゲスさにも心の底から呆れる。


■きまぐれな日々『安倍晋三政権が北朝鮮への制裁を一部解除』
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1352.html

 今回の記事で私が何を言いたいかというと、現在安倍晋三がやろうとしていること(注:制裁一部解除のこと)は、2008年に福田康夫がやろうとしたことの延長に過ぎず、その間6年もの月日が空転していたことであって、その責任こそ問われるべきだということだ。

全くその通りです。当時福田氏を非難していた連中は安倍を非難しないとおかしいし、安倍を非難しないのなら福田氏の先見の明を称えるべきでしょう。まあ、ウヨ連中にそんな事を正直な話期待していませんが。


■現在の日朝協議は、問題解決のためには必要。ただし、独裁政権打倒を唱えてきた私(三浦)にとっては敗北です(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2567
 まさに「タイトルで出落ち」です。しかし「拉致など諸問題解決のために日朝交渉は必要」と「北朝鮮打倒論者の私にとっては日朝交渉は敗北」と両立すると思ってるんですかね。どう考えても両立しないでしょう。ま、建前では三浦は「拉致問題や日本人妻問題、残留日本人遺骨問題などの解決を望む」と言ってるし、安倍信者なので安倍非難も出来ないのでしょう。
 しかし一方で「俺は北朝鮮打倒がしたいんだ!。その立場では日朝交渉は敗北なんだ!」と放言するのだから「脳みそが壊れてるのか?」と思います。id:noharra先生ら「守る会会員」もよくこんなアホな男を「守る会事務局長(なお、以前は代表や副代表の時もあった)」として「僕ら守る会の代表の一人」にできるもんです。

この件についてあまり沈黙しているのは卑怯かもしれませんので、日朝協議について一言、全く個人的な立場からのべておきます。

 日朝協議について黙ろうが語ろうがそんなことには関係なく、三浦が誠実な人間だとはかけらも思ってないので安心して下さい。

以上は繰り返しますが完全に個人的意見であり、守る会をはじめ、私が属しているどの団体の公的意見とも無縁のものです。

 三浦がこういう言い訳をする理由は
1)「安倍さんの日朝交渉を非難するな、それが守る会の立場か!」という安倍シンパの右翼の守る会攻撃を避けたい
2)「北朝鮮打倒論が守る会の立場なら守る会からは去りたい」などという「守る会=単なる北朝鮮批判団体」と勘違いしていた人たちの離反を避けたい
といったところでしょうか。だったら最初から「打倒北朝鮮」なんて言わなければいいんですけどね。
 それはともかく、何馬鹿な事抜かしてるんですかね。
 「守る会事務局長」という立場で「北朝鮮打倒論」を唱えて「これは三浦個人の立場です」が通用すると思ってるのか。そんなに北朝鮮打倒論が唱えたかったら、まず「事務局長を辞任してから」言ったらどうなんですかね。平会員の意見なら誰も「守る会の公式見解」なんて思いませんから。

北朝鮮政府でも民衆でも、多少改革志向の人たちは多分、もう中国に支配されてもいいから、せめて食べられる国になりたいと思っているようだし(ファンジャンヨプ*35が完全にそうだったし、日本にいる脱北者の中にもそういう人がいます。ただ、将来的にはチベットウイグルみたいな目にあう可能性*36は高いはずです)

 「中国の支援を受けて改革開放しよう」「その場合、中国に色々口出しされても出来る限りは妥協しよう」と言うことは考えていても、さすがに「中国に支配されてもいいから改革開放」なんて思ってないでしょうよ。何でこういうとんちんかんなことが言えるのか。
 大体「開城工業団地」「オラスコムの携帯電話事業」を認めてる時点で「北朝鮮政府は経済では改革開放志向」ですよ。全く三浦も何馬鹿な事言ってるのか。「中国の改革開放」や「ベトナムドイモイ」の成功を見れば「俺もああなりたい(北朝鮮)」と思うのは自然でしょうよ。

韓国の方が今や中国の「従属国家化」している。

 韓国のどこが中国に従属してるんですかね。以前も書きましたが「靖国問題慰安婦問題での共闘」は「部分共闘」に過ぎませんし、中国と経済関係が親密なのは何も韓国に限りません。
 李克強*37首相が最近訪問した英国だって、現在メルケル*38首相が訪中しているドイツだって中国とは親密な経済関係です。敵対的関係になれるわけがないでしょう。

これは半分冗談半分本気ですけど安倍政権の中国対峙や集団的自衛権の推進を実は最も高く評価している国の一つは北かもしれない

 「半分冗談」と断ればどんなアホ抜かしてもいいと思ってるんでしょうか。北朝鮮にとって安倍が異常な反中国であることは「中国の同盟国」として迷惑でしょう。そして「集団的自衛権」は当然ながら「中国限定」じゃないですからね。「日本に侵略された過去のある」韓国も「安倍の集団的自衛権行使容認論」には遺憾の意を表明してるし、北朝鮮だって同じでしょう。
 大体「安倍が北朝鮮相手に集団的自衛権行使を本気で考えるかどうかはともかく」、三浦のような反北朝鮮ウヨは「北朝鮮への集団的自衛権行使」を叫んできたし、それは当然北朝鮮も知ってるでしょう。それでどうして北朝鮮が安倍の集団的自衛権行使容認論を評価するのか。

中国とここまで対立関係に至った金正恩政権の未来はそれほど長くない

 やれやれですね。中国と北朝鮮の関係がどうなってるか素人の俺には正確なことはもちろんわかりません。わかりませんが、「北朝鮮政権が転覆してもいい」なんてさすがに中国は考えてはいないでしょう。
 習国家主席訪韓を「北朝鮮政権転覆OK」に理解するのは明らかに間違ってると思います。
 そして三浦が「そんなに中国に北朝鮮問題で政権打倒の方向に動いて欲しい」のなら異常な中国敵視は辞めたらどうなのか(まあ、三浦が中国に媚びたってさすがに「金正恩政権打倒」なんて方向には動かないでしょうが)。
 以前は「日本の経済制裁北朝鮮打倒」「中国が北朝鮮を支援するなら中国も打倒対象」を叫んでいた三浦ですが、安倍の方針変更で「中国に期待したい」という無茶苦茶な事を言い出すまでに精神錯乱しているようです。

【追記】
コメ欄のネトウヨコメントも面白い。

播磨真悟
 三浦先生の悔しいお気持ち、本当によく分かります…。  
(中略)
 日本人以外も拉致されている方々はいるのに、その人達は見捨てるんでしょうか。北朝鮮は様々な国の人達を拉致してますが、現在までに拉致被害者を奪還したのはレバノンと日本だけです。
 韓国や東南アジア諸国、それにヨーロッパ(主に東欧だと思いますが)の政府やマスコミは自国民を見捨てるつもりなのでしょうか?

安倍に裏切られたことに大混乱し「韓国でも東南アジアでも東欧でもどこでもいいから北朝鮮叩いてくれよう、おーい」「安倍さんが制裁解除したらどうしたらいいんだよう」ですか(苦笑)。


■「あれが港の灯だ」半世紀ぶりに観た今井リアリズムの感動  小島晴則(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2561
 小島や三浦が「死ぬまで共産党員だった」今井正を褒めたところで連中が「ゲス右翼」と言う事実に変わりはありませんし、そういうゲス右翼が「今井は偉大」といったところで本心なのか、大変疑わしい。
 「単に『俺は左派も評価する男なんだ』と偽装してるだけと違うの、ウヨの癖に」と思います。

最後の場面、「パッチョパッリ(半日本人)」の言葉の背景は、中国文明の傘下にある朝鮮特有(儒教)の原理に対する執着。

 バカバカしいですね。何でそういう理解になるのか。普通に考えて「植民地支配した日本人への敵意」でしょうね。その敵意が「在日」に対しても「在日も日本人の仲間」として向かうのは不当でしょうが、それはともかく何で「儒教がどうこう」なんて訳のわからない理解になるのか。

日本の場合、合理主義で特別な差別はなく、同じ漁船で働く者同士(木村)ごく普通に接している

ばかばかしいですね。仮にここで三浦が書いてることが事実だとして、今井映画の中でそうだと言うことは「現実の日本社会に在日差別が存在しない」なんてことを意味しません。まあ、言うのもばかばかしいですが在日差別は現に存在したし、今も存在するわけです。

例の李承晩ライン(韓国が一方的につくった)

 「韓国が一方的につくった」はやや不適切な表現ですね。「日本との交渉によって決まったわけではない」と言う意味では「一方的」ですが何の根拠もないわけではない。「GHQ*39日本占領時代のマッカーサーライン≒李ライン」ですからそれなりの根拠はある。「それなりの根拠がある」と言う意味では一方的ではありません。
 そして李ラインを批判するなら、マッカーサーラインを作った「マッカーサー*40」も批判すべきでしょうが、まあアメリカポチが多い日本ウヨは韓国だけ批判することが多いですね。


■五十嵐仁*41の転成仁語『集団的自衛権行使容認の閣議決定拉致問題解決に向けての新展開、習*42中国国家主席の韓国訪問の関連性』
http://igajin.blog.so-net.ne.jp/2014-07-04
 五十嵐先生の主張には賛同できる点が多いし、このエントリもまたそうなのですが、賛同できない点もあります。

 (注:中国と韓国の)政治外交的な結びつきを促進した重要な要因は、安倍首相の登場でした。これによって両国は警戒感を高めただけでなく、従軍慰安婦問題や靖国参拝への批判という点で立場を共にし、集団的自衛権の行使容認の閣議決定についても警戒ないしは批判的な立場で共通しています。
(中略)
 こうして中韓両国は接近し、何回もの首脳会談を開いて「親戚」のような関係を強めることになります。これに対して危機感を抱いたのが北朝鮮でした。
 中国の習近平主席が北朝鮮よりも先に韓国を訪問することは、伝統的に深い関係にあった中国の後ろ盾を失うことになります。このような危機感を強めた北朝鮮が接近を図ってきたのが日本でした。
 拉致問題の解決に向けて北朝鮮が急転換を示したのは、そのためだったと思われます。

 もちろん北朝鮮専門家ではなくド素人の俺ですが、正直「北朝鮮中韓接近に脅威を感じてる」「北朝鮮が日本に接近した」とは思いません。中韓接近したって「韓国が米国を斬って中国につくこと」はありえないし、だったら「経済支援で貸しのある北朝鮮」を今まで通り支援した方が「御の字」でしょう。
 中国の態度はあくまで北朝鮮への牽制に過ぎないだろうし、そんな事はおそらく北朝鮮も分かってるでしょう。
 むしろ「日本が北朝鮮に接近した」と見るべきでしょう。基本的には北朝鮮は「小泉訪朝後は日朝交渉ウエルカム」です。福田政権時代には「福田退陣でぽしゃった」が今回のような「制裁解除とバーターで再調査」合意に達してる。
 にもかかわらず「福田首相時代以外」は日本が「制裁一本槍」で接近しないから交渉が成り立たなかった。
 ではなぜ「日本(つうか安倍)は接近した」のか。
 一つは「消費税増税もあってアベノミクスが明らかに停滞してきた」ということでしょう。あえて現時点では「失敗した」とは言いませんが「大成功」とは言いがたい状況であることは明らかでしょう。世論調査では安倍支持の主たる理由は「アベノミクス」なのですから「アベノミクス」がぽしゃったら支持率が低下傾向へ突入する恐れがあります。で、北朝鮮外交で成果を上げてアベノミクス挫折時に備えようとしたと。
 二つは「制裁路線の失敗がますます明白になりつつある」ということでしょう。成果を出して家族会を納得させるには交渉するしかありません。


■今の欧州の「極右政党」にブラジヤックみたいな人がいるのかどうか(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2547
 ブラジヤックについては無知なので何とも評価出来ません。
 ウィキペ「ブラジヤック」によればいわゆる「ビシー政権*43」に協力し、戦後は臨時政府首相のド・ゴールによって銃殺刑に処されたと書いてありますがあまり詳しい事は書いてない。

欧州で移民排斥を唱える「極右」が台頭しているという報道を読むたびに思うんだけど、本質的な問題は、その「極右」政治運動の中に、戦前のフランスファシズムや、ドイツのハイデッガーみたいな人が生まれているかどうかではないか*44と。

 まあ、ハイデガーも「ハイデガーとナチとの関係」も「フランスファシズム」なんぞに比べたら、割と有名でしょう。小生も「詳しい事は全然知りません」がハイデガーの名前と「ナチスとの関係が問題視されてること」自体は知ってる。
 ただハイデガーを「ナチシンパでその政治的、道義的責任は重い」と理解するにせよ、「心ならずもナチに荷担した*45」と理解するにせよ、どう理解するにせよ「極右運動がハイデガーを産んだ」と見るのは話が違うのではないか。「ナチシンパの極右でもハイデガー哲学には価値がある」ならともかく。

福田和也氏の「奇妙な廃墟」*46、フランス・ファシズム反ユダヤ主義の思想家、文学者たちを論じた本(中略)この本こそ英訳とか仏訳したら相当センセーショナルを巻き起こすと思うんだけどなあ。

そう言い切るには「英語圏やフランス語圏でのフランスファシズム研究」について一定の理解がないといけないと思うんですけどね。「福田の主張の是非」はともかく既に福田と似たり寄ったりのことがフランスで主張されてるのであれば別に話題を巻き起こしたりはしないでしょう。
 話題を巻き起こすと思う根拠が「俺がすごいと思うから」ではお話になりません。「英訳、仏訳されれば海外で話題になる」と評価するだけの専門的知識が果たして三浦にあるのか?

1934年2月6日(ブラジヤックはこの日の日記に「国民革命」と書きつけたそうです)のパリにおける極右も極左もなだれ込んだ政府打倒の「暴動」

これについてはウィキペ「スタヴィスキー事件」を紹介しておきましょう。

スタヴィスキー事件(ウィキペ参照)
 1933年末にフランスで発生した疑獄事件である。時の政権を揺るがす一大スキャンダルに発展すると共に、左派・右派の対立が激化する大きな原因となった。
■経過
 1933年12月末、スペイン国境付近の小都市バイヨンヌの市立信用金庫が倒産した。当初は新聞も大きく取り上げてはいなかったが、程なくして同信用金庫を舞台とする詐欺の疑惑が浮上したことから、世論は一挙に沸騰した。
 スタヴィスキーは、1931年にバイヨンヌ市立信用金庫を自ら設立。同信用金庫を使って、5億フランを超えるともいわれる巨額の債券を発行した。しかし、この時担保として供された宝石類は、盗品あるいは模造品であったことが発覚。更に、詐欺行為に多くの要人が関係していたこと、スタヴィスキーに対し長期間の保釈が許可されていることが報じられるに及んで、事件は重大化した。1934年1月3日、急進社会党*47カミーユ・ショータン内閣の植民相アルベール・ダリミエが労働相であった当時、償還不能なこの公債を公然と推奨していた事実が暴露され、ダリミエは1月8日に引責辞任した。またショータンの親族が事件に関与していたことも露見し、内閣は激しい批判に晒された。
 スタヴィスキーは事件が発覚すると、警視総監ジャン・シアップの旅行免状を用意してパリを脱出。警察による捜索の結果、1月8日、スイス国境のシャモニーにある別荘で、頭に銃弾を受けて倒れているのを発見され、病院に搬送されたが2時間後に死亡した。
 警察当局は「警官隊に包囲され逃げられないと悟ったスタヴィスキーが、自ら命を絶った」と発表した。しかし大半の新聞はこの発表の信憑性を疑い、「真相発覚を恐れた政界上層部が警察を使って行った口封じ」との見方を示した。国粋主義団体の機関紙はこうした糾弾の急先鋒であった。政治の腐敗に対する世論の反発を勢力拡大の好機とみたアクション・フランセーズやクロア・ド・フーなどの国粋主義団体は、1月27日にショータン内閣を総辞職に追い込んだ。
 1月30日、ショータンの後任としてエドゥアール・ダラディエを首班とする内閣が成立した。
■その後
 新首相に就任したダラディエは2月3日、「真相隠蔽を図っている」との疑念を持たれていた警視総監シアップを解任し、当時フランスの保護領であったモロッコへ左遷した。しかし、この措置は右派閣僚の反発を招き、内閣は機能不全に陥った。
 国粋主義団体もダラディエを追及し、2月6日の晩、大衆を巻き込んだ大規模な反政府デモを起こした。この日は、ダラディエ内閣の信任投票が行われることになっていたが、アクション・フランセーズ、クロア・ド・フーをはじめ、フランス連帯団 、フランシスム、愛国青年同盟などの有力(右派?)団体は、国会周辺に集まり声高に政府批判を展開。その一部は議場にまで雪崩れ込み、大混乱を起こした。
 この暴動で16名の死者と2,300余名の負傷者(人数は資料によって若干異なる)を出したため、ダラディエ内閣は議会からの信任を得たにも拘らず、責任を取って2月7日に総辞職した。
 2月9日、前大統領ガストン・ドゥーメルグが、5人の首相経験者を閣僚に迎えた挙国一致に近い体制の新内閣を組織して、事態の収拾を図った。しかし同内閣は右派寄りの陣容であったため、今度は左派勢力が反政府運動を展開した。共産党はドゥーメルグの組閣当日に、パリで内閣に反対する一大示威運動を行い、これを阻止しようとした警官隊と激しく衝突。流血の惨事を引き起こした。2月12日には、社会党共産党、労働総同盟らの主導により、約450万人の労働者が24時間の全国的ゼネストを決行、また3月5日には「反ファシズム知識人監視委員会」が結成されるなど、左派勢力の巻き返しが図られた。これを契機に共産党社会党は接近し、のちの人民戦線の成立に繋がった。


■仔鹿物語 つけたし(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2542
 特に変な部分もないと思うので普通にコメント。

フォークナーが南部の闇を描き

「南部の闇」を描いてるか知りませんがフォークナーが「南部ミシシッピ州出身」で「小説の部隊もミシシッピ州」であることは事実のようです(ウィキペ「フォークナー」参照)。

スタインベックが貧しい労働者に共感を示す

怒りの葡萄」のことですね。

怒りの葡萄」(ウィキペ参照)
アメリカの作家スタインベックの小説(初版1939年)。この小説により、スタインベックは1940年にピューリッツァー賞を受賞した。後のノーベル文学賞受賞(1962年)も、主に本作を受賞理由としている。
■内容
 世界恐慌と重なる1930年代、オクラホマ州はじめアメリカ中西部で深刻化したダストボウル(土地の荒廃による砂嵐)により、所有地が耕作不可能となって流民となる農民が続出し、社会問題となっていた。
 アメリカ・オクラホマ州の農家の息子である主人公トム・ジョードは、その場の激情で人を殺し、4年の懲役刑から仮釈放で実家に戻ってきた。彼の家族の農場はダストボウルで耕作不能となり、生活に窮した家族はオクラホマを引き払い、仕事があると耳にしたカリフォルニア州に一族あげて引っ越そうとしていた。物語の前半では、すべての家財を叩き売って買った中古車でジョード一家がルート66をたどる旅が描かれる。
 祖父母はアリゾナ砂漠やロッキー山脈を越えてゆく過酷な旅に体力が耐えられず車上で死亡し、従兄弟は逃亡するなど苦難の旅の末、一家はカリフォルニア州にたどり着く。しかし当時のカリフォルニアには、土地を失った多くのオクラホマ農民が流れついていたため労働力過剰に陥っており、ジョード家の希望は無惨に打ち砕かれる。移住者たちは貧民キャンプを転々とし、地主の言い値の低賃金で日雇い労働をするほかなかった。労働者を組織しようと活動をはじめた説教師のジム・ケイシーは地主に雇われた警備員に殺される。その場に居合わせたトムはケイシーを殺した警備員を殺害し、家族と別れて地下に潜る。
■反響
 本作品は出版当時、全米で本作をめぐる論争が起こった。『風と共に去りぬ』の次に売れたといわれ、保守層からは「社会主義小説」などと目の敵にされ、反論パンフレット「喜びの葡萄」なる珍作まで出版されたと言われている。
 発表翌年の1940年にはジョン・フォード*48監督、ヘンリー・フォンダ*49主演により映画化され、ニューヨーク映画批評家協会賞の作品賞、監督賞、またアカデミー賞の監督賞、助演女優賞(ジェーン・ダーウェル)を受賞している。


■【7月26日文京シビックセンター*50小田村四郎会長と手島仁氏を招き第20回台湾セミナー : 日本李登輝友の会
http://freeasia2011.org/japan/archives/3446
 三浦が宣伝する極右団体「アジア自由民主連帯協議会」に掲載された文章です(なお、三浦は協議会の理事)。
 ウヨの小田村が会長がやってると言う事で「李登輝友の会=ウヨ団体」ということがよくわかります。セミナーの内容もウヨ的なものでしょう。後で報告があったらコメントします。

 群馬県と台湾の関係の深さは、あまり知られていないようです。奇美実業*51創業者の許文龍氏*52は台湾の発展に尽くした後藤新平*53など9人の日本人の胸像を制作していますが、なんとその中の2人(羽鳥又男と新井耕吉郎)が群馬県出身です。これに触発され、群馬県立歴史博物館学芸員だった手島仁氏が群馬県と台湾の関係を調べてみると、驚くべき事実が次々と明らかになりました。

 ググったところ羽鳥は台南市長、新井は台湾総督府茶業試験所職員として茶業の育成に尽力し「台湾紅茶産業の父」と呼ばれる人物だそうです(ウィキペ「新井耕吉郎」参照)。

芝山巌事件で亡くなった「六士先生」の中にも群馬県出身者の中島長吉がおり、同じく当時の群馬県楫取素彦の子息、楫取道明もその一人です。

 ググったところ芝山巌事件とは日本統治下台湾で1896年に起こった抗日事件で、「六士先生」とは事件で殺害された6人の人物のことです(ウィキペ「六氏先生」参照)。


ベトナム:労働者の権利を求める女性運動家の解放は明るいニュース、しかしまだ多くの活動家が投獄中(アムネステイ) : ベトナム革新党
http://freeasia2011.org/japan/archives/3442
 三浦が宣伝する極右団体「アジア自由民主連帯協議会」に掲載された文章です(なお、三浦は協議会の理事)。
 協議会の連中の建前は「アジアの民主化」なのでたまにこういうベトナム批判も乗せますが、ただのアリバイ作りに過ぎません。協議会のメインは中国と北朝鮮への悪口雑言です。「ベトナム批判にあまり乗り気でない」ということからは「ウヨの中国、北朝鮮批判は単なる反共ではない」ということがわかります。それプラス中国や北朝鮮への民族差別感情でもあるのでしょう。


■「7・5ウルムチ*54大虐殺5周年記念講演会、講師エリキン・エメイト氏」報告と動画 : 日本ウイグル協会
http://freeasia2011.org/japan/archives/3426
 三浦が宣伝する極右団体「アジア自由民主連帯協議会」に掲載された文章です(なお、三浦は協議会の理事)。動画を見て気付いたんですが講演会の司会は三浦です。

 1944年11月12日には、再び東トルキスタン共和国が独立を果たし、その時点では女性兵士を含む3万5千人の軍事力をも有した国家だったとエルキン氏は説明しました。
 しかし、その裏側ではスターリン*55毛沢東*56の陰謀も繰り広げられており、毛沢東中華人民共和国が国民党を打ち破って成立した時、スターリンは、シベリア鉄道に必要な外モンゴルの独立は認めた上で、毛沢東に対し、東トルキスタンは早期に征服してしまうよう持ちかけたとエルキン氏は指摘。毛沢東はその時点では、内戦に疲弊した中国軍にはまだその余裕はない、一年間くらいは準備が必要だと答えたが、スターリンは、戦車やトラック、軍事物資まで支援し、今すぐ東トルキスタンを併合するよう強要。毛沢東はこれを受けて1949年10月26日、東トルキスタンに侵攻します。

 以前、id:scopedog氏も誰かの妄想・はてな版『新疆ウイグル自治区東トルキスタン)に関する若干の経緯』(http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20120515/1337092299)で指摘していますが、毛沢東が侵攻するまでもなく「1944年の独立ウイグル」「東トルキスタン共和国」とやらは蒋介石・国民党政府の圧力を持ちこたえられず、1946年に崩壊して「中華民国の新疆省」になっています。
 「東トルキスタン共和国中国共産党によって崩壊した」という誤読を招く詐欺的な書き方をしている時点で「世界ウイグル会議」「日本ウイグル協会」は問題大ありでしょう。

 毛沢東はこれを受けて1949年10月26日、東トルキスタンに侵攻します。
 東トルキスタンのイリハン・トレ大統領やエイサ・ユスプ・アルプテキンは亡命し

 ウィキペ「新疆侵攻」によればイリハン・トレは「1946年にソ連で所在不明になった」そうなので、中国の侵攻と彼の「ソ連への亡命(?)*57」とやらは関係ありません。
 亡命か「強制連行」かはともかく、1946年の新疆省誕生によって彼の政治的居場所はウイグルにはなくなった、ソ連に行かざるを得ない状況になったと言うことでしょう。
 つまり、1949年の侵攻で「1946年に行方不明になる」なんてそんな変な話はない。
 この文章では「毛沢東の1949年の新疆侵攻でトレがどこかに亡命した」としか読めないでしょうがそんな事実はないわけです。
 もしこの文章で「毛沢東の1949年の新疆侵攻でトレがどこかに亡命した」と誤読されないと思ってるのなら日本語能力がなさ過ぎるし、「毛沢東の1949年の新疆侵攻でトレがどこかに亡命した」と読まれると思ってるのにそう書いたのなら
1)「嘘つき」
2)「ウイグルの基礎知識すらないバカ」
のどっちかでしょう。どっちにしろふざけていますが。それとも「イリハン・トレという同名人物のウイグル人大統領が二人もいる」あるいは「1946年にソ連に行ったトレが1949年にウイグルに戻ってまた大統領になった」んでしょうか?。だとしたら俺も「悪口雑言吐いてすんませんでした」とわびますが、まあ、おそらくそんなことはないでしょうね。しかし何でこんな意味不明なデタラメ吐くのかさっぱりわからん。
 なお、アルプテキンの方はウィキペ「アルプテキン」によれば「1949年にインドに亡命」だそうですからこちらは間違いではないようです。

 時の総理アフトメジャン*58らは、毛沢東から今後高度な自治を与えたいから打ち合わせをしたいと誘われ、北京に飛行機で向かう途中、全員が事故で死亡と伝えられているとエルキン氏は説明しました。そして、この死の謎は今も明らかになっておらず、今後様々な資料が出てくることが期待されると述べました。

 根拠もないであろうに「毛沢東の謀殺であるかのように印象操作する」こういう思わせぶりな書き方は非常に問題だと思いますね。なおアフメトジャンらの遭難死*59後、ウイグルの中心人物となったのがセイプディン・エズィズィ(新疆省政府で教育庁長)と言う人物です。エズィズィはウィキペ「エズィズィ」によれば

 アフメトジャンらの死後、中国共産党政権への合流を表明し、1949年9月に政治協商会議に出席、政協委員に選出された。また中国共産党に入党した。
 中華人民共和国では、ウイグル族を代表する政治指導者として位置づけられ、1949年12月に新疆省政府副主席、新疆軍区副指令員、1951年には中国共産党民族部部長、統一戦線部部長、新疆省幹部学校校長、中ソ友好協会副会長に任命された。1955年に新疆ウイグル自治区が成立すると、初代自治区政府主席、自治区共産党委員会書記となった。その後、中国共産党中央政治局候補委員(第10期、第11期)、1954年から1993年まで、全国人民代表大会常務委員会副委員長(第1期 - 第7期)、1993年には、中国人民政治協商会議全国委員会副主席(第8期)などの要職を歴任した。2003年に北京にて死去。

で、また共同通信『サイフジン氏*60死去 元中国全国人民代表大会常務副委員長』(http://www.47news.jp/CN/200311/CN2003112401000295.html)によれば

 サイフジン氏(元中国全国人民代表大会常務副委員長)
 (注:2003年11月)24日の新華社電によると、同日朝、病気のため北京で死去、88歳。新疆ウイグル自治区出身のウイグル族。1937年、タシケント*61中央アジア大学中退。新疆地区の解放闘争に参加。中国建国後は1973〜1982年、中国共産党政治局員候補。1954〜1993年、国会副議長に当たる全人代常務副委員長。1993〜1998年には中国人民政治協商会議の副主席も務めた。(北京、共同)

とのことです。

新疆という言葉は中国*62が勝手に作った名称であり、我々にとっては、あくまであの地は東トルキスタン

 新疆というのは公式名称ですからね。別に中国シンパでなくても普通は公式名称を使います。
 「ミャンマーヤンゴン(旧名:ビルマ、ラングーン)」と呼んだからって別に軍政を支持してるわけじゃないし「ホーチミン市(旧サイゴン市)」と呼んだからって別にホーチミン*63支持者でもないわけです。
 だから「レニングラード市」が正式名称の時はレーニン*64支持者でなくても、「レニングラード市」と呼ぶし、ソ連崩壊後の共産主義への批判的意識から「サンクトペテルブルク市」と改称すれば「サンクトペテルブルク市」と呼ぶわけです。

ウイグル族」という呼称はやめ、ウイグル人と呼んでほしい、日本の放送局でもこのような名称に注意してほしい

 中国語やウイグル語の「族」「人」の意味はわかりませんが、少なくとも日本においては「人=独立国」「族=非独立国」なんて使用法ではないですが。たとえば「アイヌ人」と呼んだからってそれは「北海道独立論」ではありません。

自分たちは東トルキスタンと言う独立国を必ず取り戻したいと述べました。

 そういう非現実的な、非常識なことを言っても何がどうなるもんでもないだろうに。

積極的な質疑応答

 質疑応答に何があったかぐらい書けばいいのに。往々にしてこういう場合「文章に書けないような酷い反中国質問」というケースが多いので動画を見てみます。
 まず第一の質問「あなた方の目的は何ですか?」
 回答は「長期的、最終的目標は独立」だそうです。「長期的、最終的」と断ってるのは要するに「短期的には自治権の充実を目指す」ということでしょう。「今すぐ独立を目指す」と言わないだけ「それなりに現実的」ですが、まあ、「長期的、最終的」と断ったところで「独立」と言った時点で、「独立要求を取り下げない限り交渉できません、以上(中国)」で終わりでしょう。
 少なくともラビア・カーディル世界ウイグル会議総裁)は「自治権充実」としか言ってないんですがイリハム・マハムティ(日本ウイグル会議代表、世界ウイグル会議太平洋担当副総裁)がこんな集会に出て賛意を示してるようでは「カーディルの政治的配慮」も全く水の泡です。
 第二の質問「ウイグルにインターネットを使える環境があるのならどんどん情報発信して欲しい」
 「昔のウイグル記録というのはあるのか」
 回答は「最近はウイグルのインターネット環境が大分整っている、そういった物を活用したいと我々も思っている」
 「そういう記録はあります。第一次世界大戦中にドイツがかなり自国に持ち帰ったのでドイツにそういう記録がたくさんあります」。まあ、何でドイツが持ち帰ったのかについてまでは説明はありません。
 第三の質問「野村と申しますが法輪功が信者が違法臓器売買の犠牲になっていると騒いでるが、どう思われますか?」
 野村って、菅*65元総理に「市民の党疑惑」とやらで因縁つけてたゴロツキ右翼の野村旗守
 それはともかく、おいおい、お前の質問はウイグル関係ないだろ。「ウイグル人法輪功」かよ。せめて「ウイグル人も違法臓器売買の犠牲になっていると騒いでる方がいます*66が、どう思われますか?」とでも聞けよ。
 回答は「そういう噂は我々も知っていますが、我々の知る限りそういう情報が真実だと断言できるほどの情報はないです」。いやまあ、そりゃそういうでしょうね。よほど堅い証拠がない限りそんな事言ったら「嘘つくな、証拠があるのか(中国)」と逆ねじ食らって酷い目にあいますよ。
 ただ野村もしつこく「真実と判断したら批判するのですね」と聞き、ウイグル側も「そりゃそうだ」と調子を合わせてはいますが。
 第四の質問「アメリカのオバマ民主党政権をどう思いますか、共和党政権に変わったら何か変わると思いますか?。我々日本人も尖閣問題があるので中国のウイグル支配は他人事ではない」
 回答は「オバマ民主党政権になってからブッシュ共和党政権時代より扱いは冷たくなった気がする。でも共和党に変わったら全てよくなるとは思ってない。(共和党民主党も打倒中国なんて極右反中国政党ではなく、ウイグル独立を支持してもおらず)批判がより厳しいか、甘いか程度の差でしかないから」だそうです。まあそうでしょうね。共和党政権になったって「ウイグル独立を支援します、中国進出米国企業がどうなったって構いません」なんてことはあるわけがない。
 最後に「質問ではないですが、『ウイグルの母 ラビア・カーディル自伝』(2009年、武田ランダムハウスジャパン)をどんどん広めて欲しい」と言う要望に対してイリハムが「日本ウイグル協会に版権がないから難しい」とか言ってて吹き出してしまいました。この本の訳者って「イリハムの日本ウヨへの媚びぶりを苦々しく思ってるらしい水谷尚子*67」だからそういうことで問題があるんですかね?。


■【8月5日広島】「いま、ウイグルで何が起こっているか―中国の脅威にどう対処するのか」講師 イリハム・マハムティ : 日本会議広島
http://freeasia2011.org/japan/archives/3416
 三浦が宣伝する極右団体「アジア自由民主連帯協議会」に掲載された文章です。
 日本ウヨ(日本会議)と公然とつるんで恥じないというのだからイリハムという男もどうしようもない。イリハムが「無名、無役」なら問題は小さいのですが、「日本ウヨの支援で」、日本ウイグル協会代表、世界ウイグル会議副総裁(太平洋担当)ですから、害悪は大きい。
 しかし「アジアの民主主義」とビッグマウス叩く癖に、「アジア自由民主連帯協議会」は扱ってる内容がほとんど「中国非難」なのな。さすが反中国極右。


■第14回講演会「ベンガル地方と日本 友好100年史」 講師 プロビール・ビカシュ・サーカー(拓殖大学 日本文化研究所附属近代研究センター 客員研究員)
http://freeasia2011.org/japan/archives/3418
 三浦が宣伝する極右団体「アジア自由民主連帯協議会」に掲載された文章です。ベンガルという時点で「ベンガル出身のチャンドラ・ボースやパル判事持ち出して『大東亜戦争万歳』かよ?」「講師がウヨ大学拓殖の人間じゃなあ」という危惧が(つうかこれ「日印友好」に関係あるとしても「アジアの民主主義にかけらも関係ない」けど?)。
実際

インド独立に貢献した*68、スバス・チャンドラ・ボース*69東京裁判のパル判事の功績など、日本とベンガル地方の歴史について日本の皆様にお伝えしたい。

だそうですから予想通りのウヨテイストなんでしょう。いずれ報告が掲載されたら突っ込みます。さすがに自分で聞きに行く気にはなりません。
 ちなみにベンガルと言えば「インド共産党マルクス主義派」が強い地域で今は確か下野していますが、過去には共産党が「西ベンガル州政府与党」となったこともあります。このあたり、日本ウヨがどう考えてるのか気になるところです。
 「ベンガルインド共産党は僕らの友達」なのか、はたまた「反共主義で糞味噌に罵倒する」のか。


■【報告】第13回講演会「チベットの最新情報とこれからの若い世代のチベット運動」チュイデンブン
http://freeasia2011.org/japan/archives/3297
 三浦が宣伝する極右団体「アジア自由民主連帯協議会」に掲載された文章「チュイデンブン氏講演録」です。
 何故かいったん掲載されたのに削除されて、その後はhttp://freeasia2011.org/japan/archives/3297をクリックしても「NOT FOUND(見つかりません)」状態だったチュイデンブン氏の講演録が何故か「説明もなしに」突然復活です。何で「NOT FOUND(見つかりません)」が突然復活したのかその経緯ぐらい説明したらどうなんですかね。説明できないような後ろ暗い話かと疑いたくなります。いや実際後ろ暗いのかも知れませんが。

日本では、最も贅沢で派手な建物は学校である。
なぜなら、そこに彼らの信仰−知識・技術・勤勉的精神−がおいてあるから。

まあ、こういうのはあくまでも「中国は全然学校に金を使ってない*70」という批判の前振りでしょうから「マジ突っ込みする」のも大人げないでしょうが、ぶっちゃけ日本において学校がそれほど重視されてるなんて事実はないですよねえ。日本人としてこういう文章を「注記もつけずに書く」なんて、アジア自由民主連帯協議会も全く非常識な連中です。

③過去のチベットと現在のチベットに関するチベット人への記者の取材内容
記者:新しい社会が良いですか、古い社会の方が良いですか。
お婆さん:当然、古い社会の方が良いです。

 信じられないですけどね。経済的豊かさという点では明らかに今のチベットの方がいいでしょう。貧乏な封建主義チベットダライラマ神権体制なんかいいわけがない。
 まあ、「今は経済的には豊かですばらしい」と答えたときの相手の反応(つまり100パーダライが間違ってて今のチベットは100パーすばらしいんですね)を考えて「天の邪鬼回答をした」のでしょうが「何だかなあ」とは思います。

これらの取材内容は、実際に行われたものかどうかは分かりません。しかし、仮に作り話であったとしても、それはいまの中国共産党政権の支配のもとの一般庶民の生活ぶりやチベット人チベットの指導者*71や祖国及び文化などに対する考え方を正確に反映していると言えます。

 まあ「スターリンジョークみたいなネタかも知れない」と言うだけ、チュイデンブン氏は誠実であるとは言えるでしょう。しかしネタなんかを持ち出すより「リアルな話」でも持ち出した方がいい気がしますけどね。

紀元821年と822年に締結されたチベット*72と唐(中国)の間に結ばれた同盟条約*73には、「これ(今西安*74の領域にチベットと中国の境界線がある)より西側はチベット大国の領域と、東側は大唐の領域とし」、「チベット人チベットの大地で幸せに暮らし、中国人は中国の大地で幸せに暮らす」と約束しています。

 だから何だって話です。唐時代のチベットなんて大昔の話、つまり「島津家(薩摩藩)が侵攻するまでは沖縄は独立国だったんだ」「明治新政府が北海道開拓するまではアイヌが北海道を支配していた」「昔はモンゴル*75は世界帝国だった」みたいな話を持ち出してもあまり意味がないと思いますけどね。
  そういったからと言って「沖縄や北海道が独立できるわけではない」「モンゴル*76が世界帝国時代の領土主張をできるわけではない」のと同様、チベットが独立できる訳じゃない。大体「清朝時代に中国の領土になった」と理解すれば「唐時代のこと」なんかどうでもいいわけです。
 それに「独立してたかどうか」と「民族的文化を保護すべきかどうか」は一応別問題ですからね。まあ、いろいろと異論はありますが、この文章を読む限り、「ウヨにこびて恥じないペマ・ギャルボレベルには酷くない」まともな講演と言えるでしょう。

*1:仮に天国があるとしても深田みたいな屑は天国に行かないと思いますよ

*2:つまりは三浦の考えでは「蒋介石毛沢東ガンジー、ネール、ホー・チ・ミン」などといった「大東亜会議と対立した指導者」とはお会いしないようです。まあ、向こうも深田に会いたくないでしょうが。

*3:仮にあの世で「お会いした」として指導者達も深田なんかちやほやしないでしょう。当時の政治状況において、独立のため、日本と野合したに過ぎませんから。

*4:国防委員長、朝鮮労働党総書記、朝鮮人民軍最高司令官

*5:初代大統領。いわゆる「930事件」でスハルト(後に大統領)に引退に追い込まれる。

*6:南京国民政府主席・行政院長

*7:自由インド仮政府国家主席インド国民軍最高司令官

*8:中華民国主席、中国国民党総裁

*9:中国共産党主席

*10:初代首相

*11:ベトナム民主共和国国家主席ベトナム労働党主席

*12:アウン・サンは日本の敗色が濃厚になると連合国側として日本と闘います。

*13:ウヨの三浦がウヨ仲間・深田の本を「客観的」とほめても何の客観性もありません。

*14:今だってあの会議を評価するのは日本極右ぐらいのもんです。

*15:終戦直後から、もちろんウヨ方面からそうした大東亜会議擁護論は存在するので意義なんかあるわけもないでしょう。

*16:そんな歴史捏造主義本なんか好意的に報じられるわけがないでしょう

*17:主役を演じた堀ちえみ、準主役を演じた風間杜夫片平なぎさ出世作と言っていいでしょう。

*18:日本会議の前身

*19:現役時代は巨人V9戦士として活躍。現役引退後は読売巨人、ダイエーホークス(後にソフトバンクホークス)で監督

*20:つうかタイは当時、独立国ですから植民地だったインド(チャンドラ・ボース)などと違って日本につきあう必要はどこにもありません。どっちが勝つか分からない戦争にコミットするなどというリスキーな行為はしないで本当は中立的立場をとりたかったでしょうが、「タイの軍事協力」を願望する日本はそれを許すほど甘くなく、タイへの進駐を実行します。なお、ウィキペ「自由タイ」によれば、日本に協力したピブン首相反対派により「自由タイ」という連合国に協力する秘密組織が結成されます(メンバーの中には王族やピブン内閣閣僚すらいた)。ピブンは自由タイの存在に気付きながらも、「日本が負けたときの保険」として自由タイの活動を黙認します(このピブンの考えは見事に的中し、自由タイの存在により、タイは枢軸国でありながら寛大な講和条件となります)。日本の敗色が濃厚になるとピブンは退陣を余儀なくされ、後任首相には自由タイメンバーのアパイウォンが就任します。

*21:「否定してもいい」も何もあんなものを肯定するのは三浦のようなゲス右翼だけです。

*22:1986年、新潮社→2013年、光人社NF文庫

*23:著書『インド大反乱1857年』(1981年、中公新書)、『ガンディー:反近代の実験』(1996年、岩波書店)、『インド:国境を越えるナショナリズム』(2004年、岩波書店

*24:まあ、こういうことを判例に任せるというのも裁判所への負担が大きすぎるので将来的には立法措置で解決すべきでしょう。

*25:ウィキペ「透光の樹」に寄れば、ショーケンの後釜には永島敏行がつき映画自体は完成した。

*26:前も書きましたが「不愉快な発言を音で聞く」より「まだ文字で読んだ方が精神的にマシ」です。

*27:当然すぎる程当然の正論。

*28:華僑学校、韓国学校アメリカンスクールなんかが確かそうだったかと思います。

*29:主権回復を目指す会」顧問。著書『虐日偽善に狂う朝日新聞』(2013年、日新報道)(ウィキペディア「酒井信彦」参照)

*30:酒井ほど酷くないとは言え俺的には森田も三原も充分極右ですが。

*31:鳩山内閣国交相菅内閣外相、野田内閣国家戦略担当相を歴任

*32:維新や結いが安倍になびく事を期待したある種の恫喝

*33:菅内閣経産相

*34:「夏の終わりか、初秋」と安倍は言ってるので安倍のいう初秋とは「9月末まで」なんでしょう。まあ、大負けに負けて「10月末」でしょう。11月入ったら初秋とは言わないでしょう。

*35:主体思想の生みの親と言われる人物(故人)。後に韓国に亡命し、亡命後は北朝鮮非難活動に従事していた方。著書『金正日への宣戦布告:黄長菀回顧録』(2001年、文春文庫)など

*36:ないでしょ、それはさすがに。「北朝鮮の中国領土化(自治区化)」なんてあると本気で思ってるのか?

*37:共産主義青年団中央書記処第一書記、河南省長・党委員会書記、遼寧省党委員会書記、第一副首相などを経て首相

*38:コール政権女性・青少年問題担当相、環境・自然保護・原発保安担当相などを経て首相

*39:連合国軍最高司令官総司令部

*40:米国陸軍参謀総長、フィリピン高等弁務官、米国極東陸軍最高司令官、南西太平洋方面連合国軍最高司令官連合国軍最高司令官、(朝鮮戦争時の)国連軍最高司令官を歴任。国連軍最高司令官時代に原爆投下論を唱えトルーマン大統領とと対立。司令官を解任される。

*41:著書『労働政策』(2008年、日本経済評論社)、『労働再規制:反転の構図を読み解く』(2008年、ちくま新書)など

*42:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て国家主席、党総書記、国家中央軍事委員会主席、党中央軍事委員会主席

*43:戦後、ビシー政権国家主席・ペタンは終身刑に、首相・ラヴァルは銃殺刑に処された。なお、ビシー政権に対抗しド・ゴール(後に大統領)は「自由フランス」を結成した。

*44:生まれていようと「移民排斥」なんて評価出来るわけもないでしょう。

*45:その場合でも「責任ゼロ」にはならないでしょうが

*46:1990年、国書刊行会(三浦が紹介している国書刊行会「もうひとつのフランス」シリーズの一冊)→2002年、ちくま学芸文庫

*47:名前が左派政党のようだが中道政党

*48:1936年『男の敵』で、1941年『怒りの葡萄』で、1942年『わが谷は緑なりき』で、1953年『静かなる男』でアカデミー監督賞受賞

*49:1981年『黄昏』でアカデミー主演男優賞受賞

*50:何故かウヨ連中がやたら使いたがる文京シビックセンター。交通の便がいいのか、はたまた利用料が安いのか?

*51:台湾の電気産業メーカー

*52:小林よしのり台湾論」に登場するほど日本ウヨとずぶずぶの御仁。

*53:台湾民政長官、満鉄総裁、桂内閣逓信相、寺内内閣内務相、外相、東京市長、山本内閣内務大臣(帝都復興院総裁兼務)などを歴任

*54:新疆ウイグル自治区の首都

*55:ソ連共産党書記長

*56:中国共産党主席

*57:そもそもトレのソ連行きを「(ソ連軍による強制的な?)連行」と表現しているサイト(例:『東トルキスタン共和国』(http://www.geocities.jp/keropero2003/syometsu/higatoru.html)、シルクロード日誌『中国の異民族支配:新疆―東トルキスタン独立運動(4)』(http://blog.silkroad-j.lomo.jp/?eid=1245663))もあり、亡命としていいのか少々疑問です。

*58:原文のまま。本当は「アフメトジャン」が正しい。1946年の「東トルキスタン共和国崩壊後」、新疆省政府副主席を務めた(ウィキペ「アフメトジャン」参照)

*59:事故死とも暗殺とも書きづらいので「遭難死」と書いてみました。

*60:「セイプディン」=「サイフジン」であり同一人物です。外国語を日本語化する場合にはいつもこういう問題がありますね。

*61:ウズベキスタンの首都

*62:清朝時代からこの呼び名なのでこの「中国」は「中華人民共和国限定」ではありません

*63:ベトナム民主共和国主席、ベトナム労働党主席

*64:ソ連共産党党首、ソ連人民委員会議議長

*65:橋本内閣厚生相、鳩山内閣財務相を経て首相

*66:いやあくまでもたとえ話でそんな人がいるか知りませんが

*67:著書『中国を追われたウイグル人:亡命者が語る政治弾圧』(2007年、文春新書)

*68:ぶっちゃけ貢献したのはボースよりガンジーヤネール(初代インド首相)の方でしょう

*69:自由インド仮政府国家主席インド国民軍最高司令官

*70:実際どうなのかは俺は中国通じゃないので知りませんが

*71:ダライラマのことか?

*72:当時は吐蕃

*73:詳しくはウィキペディア「長慶会盟」「唐蕃会盟碑」参照。同盟と言うよりは講和条約のようだ。「安史の乱」でよたっていた唐には吐蕃を服属させるだけの力がなかったが一方の吐蕃にも唐を服属させるだけの力はなかったということのようだ(あえて言えば吐蕃の力の方が強かったようにウィキペには書いてあるが)。

*74:陝西省省都

*75:大航海時代・スペインでもローマ帝国でもいいですが

*76:大航海時代・スペインでもローマ帝国でもいいですが