「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート96(追記・訂正あり)

憂歌団復活!新井田耕三のドラムも必殺のビート(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2493

昨日の日比谷野音憂歌団、ドラマーに元RCサクセションの新井田耕三を迎えて復活。

 RCサクセションとは忌野清志郎氏(ボーカル)をリーダーとするバンドです。1991年に無期限休止状態となり、2009年には忌野氏ががんで死去。事実上解散となったと言っていいでしょう(ウィキペ「RCサクセション」参照)。

ちょっとでも昨日の雰囲気を伝えたいのでこちらをご覧ください。

 三浦が貼り付けてる動画には「情熱大陸」の文字が見えますし、出演者(憂歌団メンバー)も「今回は情熱大陸さんに取り上げてもらってありがたい」と言ってますので、TBS「情熱大陸」の放送でしょう。
 なお、この「情熱大陸」放送時点では、島田氏死後で、まだ新井田氏は加入しておらず、ドラムなしでの再結成です。

ドラムの島田和夫のかわりはだれにもできない。

島田氏は2012年に死去しています。ウィキペ「憂歌団」にはスポーツ報知の当時の報道(魚拓)のリンクが張ってありますがそれを信じるならば

http://megalodon.jp/2013-1129-1506-57/hochi.yomiuri.co.jp/feature/entertainment/obit/news/20121004-OHT1T00002.htm
 兵庫県警生田署によると、2日午前10時前に通報があり、島田さんが神戸市中央区の自宅マンションの階段付近で倒れているのが見つかった。階段の手すりにひものようなものが結ばれており、島田さんの首につったような痕があった。目立った外傷はなく、自宅から「生きていけない」などと書かれたメモが複数見つかったという。

ということで「事件性はなく自殺」と処理処理されたようです。

実は5月24日クリエイション&ショーグン*1のジョイントにも行ったんですけどね、こっちもよかった。

 「ショーグン」とは日テレの人気ドラマで何度か再放送もされた「探偵物語」で主題歌を担当したバンド(ウィキペ「ショーグン」参照)なので音痴の俺も「ああ、あの主題歌のバンドか」と言う程度の知識はあります。
 クリエイションの方は知りません。

 ステージでショーグンの藤丸*2さんが「男たちのメロディー」って、もろカントリーで、当時は大嫌いだったんですよ。でも、ヒットしてくれて好きになりました」とか言っていました

 「男たちのメロディー」は

SHOGUNのデビュー曲。テレビドラマ『俺たちは天使だ!』の主題歌として使用され、50万枚を超えるヒット曲となった(ウィキペ「男たちのメロディー」)

と言う曲です。


■日朝協議で日本人配偶者問題解決も合意事項に
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01092
 まあ、このこと自体は勿論悪いことではありません。ただ三浦らバカ右翼はこの日本人配偶者問題での合意を「北朝鮮との交渉を潰す言いがかりのネタの一つ」としか思ってないでしょう。
なお、三浦が「拉致問題再調査開始と同時に制裁一部解除方針」について何一つ見解を述べない無様さは「三浦が安倍信者」なので「予想はしていた」ものの吹き出しました。安倍以外の他の総理だったら確実に罵倒してるだろうにな。
 他にも突っ込んでみます。

 双方は、日朝平壌宣言にのっとって、不幸な過去を清算し、懸案事項を解決し、国交正常化を実現するために、真摯(しんし)に協議を行った。

 ウヨ連中は「日朝平壌宣言はもはや無効」だの「破棄しろ」だの言いますがさすがに安倍はそこまで乱暴じゃないわけです。

 今回の北朝鮮側の姿勢がこれまでと大きく異なっているのは、何よりも、横田さんご夫妻とヘギョンさん*3の対面をモンゴルで行い、かつ、今回の日朝協議もストックホルムで行うなど、平壌はもちろん、北京など中国の都市も避けていること。張成沢*4粛清以後、中朝関係の悪化がかなり強まっていること、北朝鮮は中国からの支援は期待できない*5状況下、日本への接近を強めている*6のかもしれません

 三浦はアホかとしか言いようがないですね。日本が靖国参拝尖閣問題で中国との関係を悪化させてる事への理解が三浦にはないようです。交渉場所(スウェーデンストックホルム)や面会場所(モンゴルのウランバートル)が中国以外になったのは「北朝鮮が中国を避けてる」のではなく「中国が日本を避けてる」あるいは「日本が中国を避けてる」と理解すべきじゃないんですかね。
 大体「中国での交渉」をさんざん嫌ってきたのが三浦ら反中国ウヨなのによくもまあバカが言えるもんです。

 最近の中国政府は北朝鮮や韓国に対し露骨な覇権主義をほのめかしています。公的な発言ではないにしても「韓国紙・朝鮮日報は18日、中韓政府関係者の定期交流行事で、中国側の当局者が提案したという、衝撃的発言をこう報じた。朝貢外交は、中国皇帝に貢ぎ物を贈る代わりに、周辺国が正当性を認めてもらうもので、中国に「属国になれ」といわれたに等しい。」という報道すらあります。
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140522/frn1405221830006-n1.htm

 ばかばかしい。「三浦が紹介する産経記事」「産経記事が紹介する朝鮮日報記事」は与太話と見るべきでしょう。今時「朝貢外交の復活」を本気で中国が目指すわけもないでしょう。そんな放言をした中国外交官がいるかどうか自体疑問*7だし仮にいたとしても「田母神みたいなバカ*8」とでも見なすべきでしょう。
 中国の対韓国、対北朝鮮外交を批判するならもう少しまともなネタを持ち出したらどうなのか?
 こんな与太話を「守る会」サイトに掲載できる三浦といい、三浦が与太話を会サイト掲載することを黙認するid:noharraら会員といい全く恥さらし、恥知らずです。


渡辺京二*9著「幻影の明治*10」の書評を、5月18日の西日本新聞*11に掲載いたしました(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2487
 西日本新聞も三浦ごときゴミ右翼の書評なんぞ良く掲載できるもんだと寒心に耐えません。 
 まあ、それはともかく。渡辺某の本は一冊も読んだことがありませんが三浦に寄れば「西郷隆盛*12征韓論者説」を否定する「デマゴーグ」が渡辺だそうですので、それが事実なら渡辺の本を読むのは時間の無駄というもんでしょう。「歴史学会の通説(西郷征韓論者説)」をまともな根拠もないのに否定するのはまともな人間のやることではありません。

彰義隊という敗者を、坂口安吾*13長谷川伸、そして再び山田風太郎が如何に描いたか

三浦も著書名ぐらい書けばいいのに。ちなみに読んだことはありませんが彰義隊をネタにした小説としては吉村昭彰義隊』(2008年、新潮文庫)というのがありますな(吉村には幕末維新をネタにした小説として他にも『桜田門外ノ変(上)(下)』(1995年、新潮文庫)、『天狗争乱』(1997年、新潮文庫)、『落日の宴:勘定奉行川路聖謨』(1999年、講談社文庫)、『アメリカ彦蔵』(2001年、新潮文庫)、『生麦事件(上)(下)』(2002年、新潮文庫)がある)。

最終章の新保裕司との対談

新保祐司」が正しい。ちなみに新保については以前はてなブックマークで突っ込んだことがありますがこんなすさまじい記事を書く極右な御仁です。俺だったら新保との対談などノーサンキューですね。 新保と平気で対談できるし、三浦も褒めてるし渡辺って相当のウヨなんだろうな。

http://www.iza.ne.jp/kiji/column/news/140101/clm14010102260001-n1.html
■【正論】年頭にあたり「日本人に返れ」の声が聞こえる(新保祐司
 昨年*1412月も、年末恒例となったベートーヴェンの第9の演奏会が全国各地で開催されたが、本国ドイツでも見られないわが日本国におけるこの異様な光景は、もうそろそろ止めにしたらどうか。
(中略)
 そろそろ第9ではなくて、信時潔の交声曲「海道東征」が日本全国で演奏されるべき時代になってきたのではないか。
(中略)
 「海道東征」は、神武東征を題材にして北原白秋が歌詞を作り、信時が作曲した大作である。昭和15年皇紀2600年奉祝行事のために書かれた。
 このことが、この傑作を戦後の長きにわたって封印することとなり、戦後58年の2003年に1回演奏されただけのようである。一昨年*15は『古事記』編纂(へんさん)1300年ということで、古代の歴史に思いを馳(は)せる機縁になったことは喜ばしいことであるが、そういう意味でもこの神武天皇の東征を題材にした音楽は、日本人に、歴史を回想することにより「占領下」の心性を超克して「日本人にかえ」る機会を与えるであろう。

http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/140206/ent14020603190001-n1.htm
■【正論】合唱から始まった現代の「東征」 文芸批評家、都留文科大学教授・新保祐司
 今年*16の元日の「正論」欄に、そろそろ北原白秋作詞、信時潔(のぶとき・きよし)作曲の交声曲「海道東征」が日本全国で演奏されるべき時代になってきたのではないかと書いたが、この2月11日の「建国記念の日」に熊本市で演奏されることになったのは喜ばしいことであり、精神史上の事件ともいえるであろう。

 芸術的評価ではなく徹頭徹尾「皇紀2600年奉祝行事の為に書かれた愛国の歌・海道東征をみんなで歌おう、それが愛国精神だ(新保)」ってところがドンビキですね。

筆者は「僕にはオリジナルな思想はない。僕にあるのは鑑賞力だけ」と語る。

 たぶんデマゴーグの渡辺に鑑賞力もないでしょう。「バカは黙れ、渡辺」「デマ屋、老害はとっとと死ね」と言っておきましょう。まあ1930年生まれの84歳なので余命は長くないだろうし、死ねばこんなデマ屋、「一部の渡辺信者」以外には急速に忘却されるでしょうが。


■日朝合意をめぐる蓮池透氏のツィート

@1955Toru 表に出ない動きは当然あることと想像しますが、今の政権、「原発、(注:集団的)自衛権問題で少し支持率落ち気味なので拉致問題でもやってみようか」程度の姿勢しか感じられません、外交戦略やタイミングなどの手法が全く理解できないのです。

要するに
1)「説明がないので全く信用できない」
2)「過去の安倍氏タカ派的言動と矛盾するように思うので信用できない」ということでしょう。「過去の安倍氏タカ派的言動」のせいで「家族会を除名された蓮池氏」にすれば「全否定も出来ないが手放しで喜べない」というところでしょう。

総連本部問題で日朝間に見解の相違。そんなの合意ではない。

 現時点で全てに合意する必要はないと思うのでこのツィートには少々疑問を感じます。感じますがそれだけ蓮池氏が「安倍にも北朝鮮にも不信感を抱いてる(安倍にも、と言うところがポイントです)」ということでしょう。合意していない部分を理由にまた元の木阿弥になるんじゃないかと。


■総連23全*17 会館競売への報告はなし 議場でも異議は上がらず (統一日報記事) 
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01091
 三浦のいつもの総連への悪口雑言です。もちろん俺も「総連に問題はない」とは言いません。
 言いませんが「本国への批判が弱い」というなら「朴チョンヒ、全斗煥独裁時代の民団」だって「軍事独裁反対」などの「本国への批判」なんか言ってなかったわけです。韓国が民主化された今も「過去のしがらみ」があって民団は公式に「過去の軍政支持」を未だに謝罪したり反省したりしていない。
 で三浦がそのことで民団を批判するかといったら「批判しない」んだからこの男がやりたいことは人権問題による総連批判ではなく「人権問題を口実にした総連への因縁」でしかないことは明白です。まあ、都知事選で宇都宮候補、細川候補、舛添候補ならまだしも「極右レイシストの田母神候補」なんか平然と応援してる時点で、三浦はまともではありませんが。
 総連も三浦ごときゲスだけには批判されたくないでしょう。ちなみに三浦のようなゲスが役員を務めてる「ゲスの集まり」が「守る会」で、そこの会員だと平然と公言できる「恥知らずのゲス」がid:noharra君です。


朝日新聞集団的自衛権、戦闘地域で行使も想定 15事例を協議へ』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140524-00000006-asahi-pol

 自衛隊の武力で他国を守る集団的自衛権の行使など安全保障政策全般を議論する自民、公明両党の協議に、政府が対応の必要があるとして示す15の事例の内容が明らかになった。
(中略)
 (注:15事例には)朝鮮半島での戦争を念頭に、当事国の同意を得て戦闘地域に自衛隊が入り、日本人を救出する例も示される。首相はかつて国会答弁で「朝鮮半島自衛隊が活動することは想定していない」と語っており、整合性も問われそうだ。

 全く安倍は正気なんですかね。「朝鮮半島での戦争を念頭に」ってそんなものは起こしたらいかん。
 「そんなことをやらかしたら国が滅びる」北朝鮮はもちろん米韓露中だってそんなことは起こす気ないでしょう。「日本人を救出」ってそれが「韓国領内の日本人」を想定してるなら韓国が自衛隊の韓国入国なんか断るでしょうし、「北朝鮮領内の拉致被害者」なら寝言もいいところです。
 居場所もわからないのに助けようがない。


■「ゾウが湯治にやってきた」このサイトは内容も文章も素晴らしい。「病気の象の花子」と聞いて覚えている人も、そうでない人も必読!
(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2481

「このホームページでは、北海道の南後志地方(寿都町島牧村黒松内町)に関する郷土史や観光情報を紹介しています。後志地方には、小樽*18ニセコ*19など著名な土地もある一方、これら三町村のことは北海道内の人にすらほとんど知られていません。 しかし、かつてニシン漁で栄えた寿都町を始め、これらの地域は歴史もあり、また破壊されていない自然もたくさん残っています。このホームページを通して、北海道の片田舎にこんな面白い町や村があることを知っていただければ幸いです。」
 こういうことこそ、真の意味のパトリオチズム、故郷を愛し歴史を愛する姿勢。これこそ最も言葉の正しい意味での保守。

 と格好つけてる三浦ですが、三浦らも含めて日本ウヨがそういうことをせず、「南京事件は中国の捏造、慰安婦は韓国の捏造」「対馬が危ない」とか馬鹿な事ばかりやってるのはどういうことなんですかね。つまり三浦らは「エセ・パトリオチズム」「エセ保守」と言う理解でいいんでしょうか?
 なお、三浦が紹介したサイト(http://homepage3.nifty.com/minami-siribesi/index.htm)の主「山本竜也氏」は『寿都五十話:ニシン・鉄道・鉱山そして人々の記憶』(2014年、書肆山住)と言う本を出していますね(ただし一般書店では販売しておらずアマゾンや現地の道の駅で販売してるようです)。
 『寿都五十話』については朝日の北海道版で紹介されていますのでここで紹介してみましょう。

http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW20140325011190001.html
 後志の寿都町は現在ではさほど目立つことのない町にすぎないが、かつては大いに栄えた。
 1868(明治元)年に3千人たらずだったこの町の人口は明治末期には2万人をこえる。どうして人がこんなに集まってきたのか? その答えはニシンにある。春先に海岸に押し寄せるニシンが漁場経営者や漁夫を呼び、それにともなって商業が発達し、人口が急増したのだ。
(中略)
 ところが、大正中期からニシンがとれなくなり、人口が減りはじめた。
 しかし、ニシン以後もコウナゴの佃煮(つくだに)製造やブリ・マグロの大謀網漁が盛んに行われたし、寿都鉄道*20という私鉄や三菱経営の寿都鉱山*21が昭和中期まで町を支えた。
 さて、このような歴史はきちんと記録されているのか? 残念ながら、公的な町史の記述は不十分と言わざるを得ない。町の人口の変遷すら記載していないのだ。
 私は、2006年に(注:函館地方気象台寿都測候所に赴任した。
(中略)
 08年に測候所の無人化が決まる。せめて、さいごに所史を作ろうと、お年寄りに会って話を聞き、資料を調べはじめた。すると、町の歴史が満足に記録されていないことに気付いた。そこで、ホームページを立ち上げ、自分の調べたことを公表しはじめ、転勤後も継続した。
 一方、11年、知人の作家・菊地慶一さん*22の依頼で、『網走百話』(網走市教育委員会、11年復刊)の校正を手伝ったことで、短編をつらねる郷土史本という手法を知り、『寿都五十話』の構想が生まれた。そして、12年4月から取材と執筆を開始した。
(中略)
 執筆のためには、聞き取り調査と資料調査の両方をすすめねばならない。
(中略)
 資料調査においては、新聞を重視した。1878(明治11)年から1937(昭和12)年までの新聞を図書館で閲覧し、寿都に関連する記事を複写しスクラップを作成したおかげで、大正時代の鉱山と町の対立、スペイン風邪*23の大流行、ニシンが大不漁となった直後のブリの大豊漁など、いまの町民の誰も知らない事実がたくさん明らかになった。
 そして、今年3月に『寿都五十話:ニシン・鉄道・鉱山そして人々の記憶』の出版にこぎつけた。


■タイ・軍事クーデター
 タイ・軍事クーデターについて「アジアの自由と民主主義の発展」を唱える右翼団体「アジア自由民主連帯協議会」(http://freeasia2011.org/japan/)が「タイ軍部批判」をするのかといったらまあ何もしないでしょう。
 その結果、まあ、前からわかっていましたが「アジア自由民主連帯協議会=民主主義を口実に反中国活動を行うただの極右団体」ということが改めて明白になるわけです。 


■二人の南モンゴル*24亡命者がモンゴル国から中国へ強制送還 : 南モンゴル人権情報センター
http://freeasia2011.org/japan/archives/3305
 極右・三浦小太郎が理事を務める極右団体「アジア自由民主連帯協議会」サイトに掲載された文章です。

 2014年3月4日、トルゴールは、モンゴル移民局から10日以内にモンゴルから退去せよとの通知を受けた。退去しない場合は、中国に強制送還されることになる。
(中略)
 モンゴルの著名な人権活動家でジャーナリストのムンフバヤル=チョローンドルジは、「今や独立国モンゴルが、南モンゴル人の人権を侵害する極めて数少ない国家の一つになってしまった」と、2年前のウランバートル*25で開かれた記者会見に続き、先月東京で行われたシンポジウムでも述べている。
 南モンゴル自由運動のリーダーとして長い間ドイツで人権擁護活動をしてきたショプチョード=テムチルトは、昨日、南モンゴル人権情報センターのインタビューに応じて次のように述べた。
「モンゴル政府と中国政府の間で、新しい取り決めがなされたに違いない。中国の独裁政権に反対する南モンゴル人にとって、もはや独立国モンゴルの中に居場所はない。今回の件は、そのことを南モンゴルの自由の闘士たちに伝える明確なシグナルだ。」
 世界の南モンゴル人社会は、独立した民主国家であるはずのモンゴルが、中国の独裁政権と蜜月関係にあり、南モンゴルからの難民に対して酷い人権侵害を行っていることに困惑している。

 まあ、『「経済のほうが政治よりよっぽど現実(実状)に正直だ」の実例(オランダ編)』(http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/95e7a684b7d1071f8928da30055f93b5)のモンゴル版と言う事でしょう。


■【5月31日東京文京区】台湾研究フォーラム第166回定例会「日本統治時代における文化遺産の再評価ー海の向こうの台湾で“あなたの知らない日本”と出会おう」
http://freeasia2011.org/japan/archives/3312
 極右・三浦小太郎が理事を務める極右団体「アジア自由民主連帯協議会」サイトに掲載された文章です。別にこういう文章をアップしてもいいんですが「日本統治時代における文化遺産の再評価」はアジアの民主化には全く関係ありません。
 また、彼らはなんだかんだいっても結局はウヨですから「日本統治時代における文化遺産の再評価」がいつの間にか「日本統治時代の全面正当化」になってしまうんでしょう。文化財の価値と「植民地統治の是非」は全く別なんですけどね。


■酒井信彦*26日本国憲法はシナ人にとって最高の宝物』
http://sakainobuhiko.com/2014/05/post-243.html
 まあ、「日本が憲法九条を厳守する限り、二度と日中戦争のような侵略を中国は受けない」と言う意味では「宝物」でしょうね。まあ、それは中国だけじゃなくて「日本の侵略を受けた」韓国や東南アジアもそうでしょうが。 
 でそれは悪いことではない。日本人にとっても「戦前のような無法で無謀な戦争で犬死に」と言う危険性がないから悪いことではない。
 米国が「憲法九条改定」を求めるのは「日本は俺の命令で自衛隊を動かすことはあっても俺に逆らうことはない」「俺の命令で自衛官が死のうと構わない」と思ってるから賛成してるのであって「極右政権が米国攻撃を企む」なんて危険性があれば改定に反対するでしょう。

朝日新聞は広大な紙面を割いて報道し、五月四日には、皇后陛下のお言葉を使って、現行憲法の擁護に大わらわであった。

「大わらわ」も何も「国家の象徴」が護憲を口にするのは当たり前でしょう。むしろ改憲を口にしたらその方がおかしい。


ツイッターいろいろ

川添友幸
‏@kawazoetomoyuk
マスコミ関係者から拉致対策本部の業務を拉致被害者家族支援に特化する動きが調整を官邸サイドからが出ているそうだ。事実なら十億円近い情報収集予算の例年執行率が30%前後であり、大半が塩漬け状態で各方面から拉致対策本部の無策ぶりに批判が出ていましたからこう言う議論は出てくるのは必至です。

 まあ、使い切れないのなら「拉致被害者家族支援」に使った方がマシだろう。たぶんそれでも使い切らないだろうから「拉致利権そのもの」にメスを入れ、他の分野に使うべきだろうが。

有田芳生
 朝鮮総連の大会で人事が決まる。願うべきは戦後ずっと続いてきた民族差別から人々を護るための闘う組織であることだ。ひとことでいえば「互助組織」である。テレビ局、新聞社、出演者を選別*27したり、圧力を加えてはならない。

 でその圧力ってのは根拠出せるの?。取り合えず有田君は「国籍法改正(今から6年前の2008年)の時に、当時の所属政党・新党日本の代表・田中康夫」と一緒に垂れ流した在特会と同レベルのデマを反省してからでかいことはいって欲しいよね。嘘つきが何様のつもりか。嘘つきが「安倍の解釈改憲反対」とか何か政治的なことを言っても「あいつが言ってるんじゃ嘘じゃね?」となって迷惑なだけなんですが。
 未だにそのときのデマを自ブログに『国籍法改悪を許すな!』(http://saeaki.blog.ocn.ne.jp/arita/2008/12/post_3ff6.html)、『現実に追いつかない「国籍法」』(http://saeaki.blog.ocn.ne.jp/arita/2008/12/post_de81.html)なんて堂々と掲載してるのはどういう意味ですか?。当時この改正は「右の自民から左の共産」までほとんどの政党が賛成したし、今のところ有田君の言うような問題は起こっていませんけど?
 有田君たちを批判した某エントリ『在特会の「言い訳」が、田中康夫川田龍平が国籍法改正に反対した理由とそっくりな点』(http://d.hatena.ne.jp/macska/20090417/p1)についてどう思いますか?
 有田君支持者ってのはあのデマ知らないの?。「国会議員が国会提出法案に対してしたデマを知らない」ってのは問題がありすぎるし、知ってて黙認してる場合も論外。さすがにあのデマは「当時の親分・田中」に調子あわせただけらしく今じゃ口にすることもなくなった有田君だが、正式に謝罪する気もないらしい。どれだけ卑怯者か。

有田芳生
 本国が決めてもいない墓参の窓口一本化で遺族を苦しめてはならない。

 どう苦しめてるんですかね?。むしろ窓口を「二本も三本も」作ったら混乱するだけじゃないんですかね?


■中国公安が北韓保衛部の韓国人拉致を支援‐美人*28スパイ・元正花の衝撃の告白(趙甲済氏記事紹介)
 http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01090
 タイトルだけで絶句ですね。もちろん「中国は酷い」と言う意味ではなくよくもまあ三浦一味も「こんな怪しい与太話紹介できるよな」という意味で。あまりふざけたこと抜かしてるとマジで中国から公式に抗議が来るかも知れませんね。


専修大学にてお話をしました(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2477

実は先日20日専修大学にて、小沼堅司*29教授の「平和研究」という講座がありまして、そこで80分ほど喋らせていただく機会をもらいました。今回は北朝鮮がテーマ、来週27日にはチベットウイグルがテーマ

 反中国、反北朝鮮のプロ右翼活動家・三浦が北朝鮮チベットウイグルについて語る。もう「打倒中国、北朝鮮」という「どこが平和研究なの?。これって右翼集会?」という頭痛がするような代物になるでしょう。三浦ごときに語らせる時点で小沼某氏が「荒木拓殖大教授、西岡東京基督教大教授、島田福井県立大学教授」などと同レベルの「右翼活動家」である事は間違いないでしょう。

この授業のほかの教師さんたちを観たら、私以外はそうそうたるラインナップ

どういうラインナップか専修大のサイトを見てみましょう。

https://syllabus.acc.senshu-u.ac.jp/syllabus/syllabus/search/SyllabusInfo.do?nendo=2014&kogikey=20440&setti=1
4月 8日 21世紀における国際秩序の変容(1):前専修大学法学部 仲井斌*30   
4月15日 21世紀における国際秩序の変容(2):前専修大学法学部 仲井斌
4月22日 米国の安全保障戦略(1):拓殖大学海外事情研究所 佐藤丙午
4月29日 米国の安全保障戦略(2):拓殖大学海外事情研究所 佐藤丙午
5月20日 北朝鮮の核・ミサイル・拉致問題:評論家 三浦小太郎
5月27日 中国と少数民族:評論家 三浦小太郎
6月 3日 日本の安全保障政策(1):拓殖大学海外事情研究所 森本敏*31
6月10日 日本の安全保障政策(2):拓殖大学海外事情研究所 森本敏
6月17日 中国の軍拡と平和(1):防衛研究所 飯田将史*32
6月24日 中国の軍拡と平和(2):防衛研究所 飯田将史
7月 1日 中台関係と東アジアの平和(1):法政大学 福田円*33
7月 8日 中台関係と東アジアの平和(2):法政大学 福田円

 三浦以外も「あの荒木和博が在籍する拓殖大学海外事情研究所」「防衛研究所教員」ともうウヨテイストが半端ない。ネタもほとんど「中国と北朝鮮」というウヨらしいラインナップです。とはいえググった限りでは仲井氏、福田氏はまともなようですが。
 ちなみに福田氏の著書『中国外交と台湾:「一つの中国」原則の起源』(2013年、慶應義塾大学出版会)については、ものろぎや・そりてえる『福田円『中国外交と台湾:「一つの中国」原則の起源』』(http://barbare.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-e5fd.html)を紹介しておきます。
 中国は当初は台湾武力制圧を目指していたわけですが、それがうまくいかず「台湾武力制圧」にかわる政治論理を探るため試行錯誤した結果が「一つの中国」だったという話です。最初から「一つの中国原則」があったわけではなく、「トウ小平の改革開放」と同じで「理論から現実を産もうとする」のではなく「現実から理論を生み出す」中国の現実主義の表れでしょう。
 武力解放できない代わりに「一つの中国」方針で台湾の政治力を抑え込むと。
 つまりは「一つの中国」と言った時点で武力解放はオプションからはほぼ完全に外れてるわけです(ただし『「一つの中国」を台湾が認めず即時独立を宣言すれば話は別、軍事侵攻もオプションに入る』という保留があります。しかしこれは裏返せば「台湾が即時独立を宣言しない限り中国は台湾攻撃できない」ということでもあります)。
 まあ、「一つの中国」について言えば「台湾が国連から追放され、中国が国連常任理事国入り」という形で「中国が一定の成功を収めた」と言えるでしょう。

小沼先生は全体主義に対する研究者

で小沼氏がどんな論文を書いてるかと言えば

http://reach.acc.senshu-u.ac.jp/Nornir/search.do?type=list01&uid=1201011
1. 学術論文「共産党独裁による権威主義体制としての現代中国の本質」『世界平和研究』170号:2006/08
(中略)
3. 学術論文「左翼全体主義の思想的考察」『専修法学論集』87号:2003/03
4. 学術論文「北朝鮮全体主義支配体制」『専修大学法学研究所報』27号: 2003/03
(中略)
12. 学術論文「憎悪と恐怖(2):「スターリン主義」考」『専修大学社会科学研究所月報』No.292、1987/11/20
13. 学術論文「憎悪と恐怖(1):「スターリン主義」考」『専修大学社会科学研究所月報』No.291、1987/10/20

ですからね。タイトルを見る限りは学術論文と言うより右翼の宣伝文章に見えます。
 大体「世界平和研究」てのは中曽根康弘・元首相が会長を務める保守系シンクタンク世界平和研究所」の機関誌で学術雑誌とは到底言えません。
 さすがプロ右翼・三浦を自分の授業で講師に使うだけのことはあります。
 まあ、別に「右翼全体主義ファシズム)」を研究しなくてもそれは小沼氏の自由ですが「三浦のようなプロ右翼」を講師に使うのでは小沼氏の「左翼全体主義批判」とやらもお里が知れます。

百田尚樹の「風の中のマリア」*34

 いくらウヨ仲間だからって毎回毎回バカみたいに百田の宣伝して恥ずかしくないんでしょうか?。まあ、三浦はバカだけどね。ちなみに三浦は時事通信『「貧乏で泥棒も入らない」=軍隊ないバヌアツなどやゆ―NHK経営委員の百田氏発言』(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140524-00000115-jij-bus_all)という百田のゲスぶりをどう思うのかしらね。
 「貧乏だ」と外国(バヌアツやナウル)を小馬鹿にするのも失礼なら、「貧乏だから軍隊が持てないし貧乏だからそれでも攻める国がない(というより小国が無理して軍隊を持ったって仕方がないだけでしょう、どこであれ大国が本気で軍事攻撃すればどうしようもない。それよりも近隣の大国オーストラリアに『何かあったときは守って欲しい』とでも頼んだ方がマシでしょう)」とどう見ても間違った事実認識をしてるのもどうしようもない。ま、三浦も人格者ぶってるのなら百田のこういう暴言はきっちり批判すべきだがまあ、しないだろうね。文章読むだけでも三浦ってゲスって丸わかりだから(俺は三浦には幸いにもあったことがありません)。こんなゲスが役員(元代表、前副代表、現事務局長)の「守る会」に入れるid:noharraら「守る会」会員のゲスぶりには心底呆れますね。

【追記】
【その1】
「平和研究」以外の授業を見ても「ああ、小沼氏ってウヨなんだなあ」と深く認識できます。

https://syllabus.acc.senshu-u.ac.jp/syllabus/syllabus/search/SyllabusInfo.do?nendo=2014&kogikey=20200&setti=1
基礎演習Ⅱ
〈講義計画〉
(1) 中国革命ー毛沢東共産党毛沢東の中国
(2) 反右派闘争と粛清
(3) 「大躍進運動」の悲劇―国民の餓死(5500万人説) 
(4) 「文化大革命」と悲劇
(5) チベット侵略とその後
(6) 訒小平の改革開放
(7) 超格差社会の実態
(8) 恐るべき人権弾圧・腐敗・環境破壊(河川・海洋・湖沼・地下水・大気)
(9) 「統治国家」ならざる「党治国家」の現実
(10) 「反日デモ」の実態
(11) 中国の海洋戦略と軍拡
(12) 南シナ海東シナ海における緊張激化―尖閣諸島領有権問題
(13) 強大化する中国海軍と空母就役
(14) 中国の海洋侵略と日本の安全保障 
(15) まとめの討論

 小沼氏の専門はどう見ても「現代中国史ではない」し、「基礎演習」というタイトルなのに中国現代史というのは訳がわかりません。
 使われてるテキストも

〈教科書〉
 池上彰『そうだったのか!中国』(2010年、集英社文庫

ということで何だかなあです。池上の語り口はわかりやすい*35かも知れませんが別に彼は中国専門家じゃない。
 「基礎演習」という名前ならそれこそ「政治学の基礎的知識の習得」でも目指せばいいでしょうに。
 かつ講義計画を見るだけでも「チベット侵略」「超格差社会」だのと「中国の否定的現象」をことさらにとりあげるというウヨテイストが見て取れます。
【その2】
 三浦のこのエントリにネトウヨ「kipuron」「巽 」のコメント(http://miura.trycomp.net/?p=2477&cpage=1#comment-52849)がついていますがコメント内容は「僕はチャンネル桜に出演する三浦先生のファンです」「僕は外国人地方参政権には反対です」「カメラマン・初沢亜利さんの写真集『隣人。38度線の北』(2012年、徳間書店)をどう思いますか?*36」であって、エントリのネタ「専修大学」「小沼教授」などに関係あることは何一つコメントしていないのが実に滑稽です。
 なお、初沢氏の写真集については以下の記事を紹介しておきます。
産経新聞『【写真集】 初沢亜利 「隣人。38度線の北」』
 http://photo.sankei.jp.msn.com/info/data/2013/04/0405north/
 産経記事ですが罵倒などなしの普通の紹介です。
■朝鮮新報『写真家・初沢亜利さん/写真集「隣人。38度線の北」出版 』
http://chosonsinbo.com/jp/2012/12/hatuzawaari/
■ダイヤモンドオンライン『現地案内人がこぼした日朝国交正常化への想い、北朝鮮報道への不信感で語られない本音とは 【写真家・初沢亜利×社会学者・開沼博】 』
http://diamond.jp/articles/-/33325


■「ドストエフスキー勝田吉太郎著、が復刻されました(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2472
 まあ、「大東亜会議万歳」などといった異常なウヨエントリと比べれば、普通のエントリですし、小生もドストエフスキー素人なので突っ込む所はほとんどないのですが。

ロシアとウクライナの激突は、政治的次元だけで図れるものではない。ドストエフスキーが提起した、ヨーロッパとロシアという文化的対立軸がその根底にある。

そんなものはないと思いますけどね。ウクライナのヤヌコビッチ前政権は親ロシアだったわけだし、単なる政治的主導権争いでしょう。つうかドストエフスキー書評で勝手な「ウクライナ問題についての個人的感想」なんてドストエフスキーに関係ない事を書くのはいかがなもんでしょうか?


スターリン*37カンタータと「大審問官スターリン」(小学館亀山郁夫著)(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2466
 亀山氏は

ドストエフスキー:父殺しの文学 (上下)』 (2004年、NHKブックス
『「悪霊」:神になりたかった男』 (2005年、みすず書房
『「カラマーゾフの兄弟」続編を空想する』(2007年、光文社新書
ドストエフスキー 謎とちから』(2007年、文春新書)
ドストエフスキー 共苦する力』(2009年、東京外国語大学出版会)
『「罪と罰」ノート』(2009年、平凡社新書
ドストエフスキーとの59の旅』(2010年、日本経済新聞出版社
『謎解き『悪霊』』 (2012年、新潮選書) 

ということでドストエフスキー研究が専門です。
 この「大審問官スターリン」とは

ドストエフスキーが「カラマーゾフの兄弟」で描いた「大審問官」は、まさしくスターリン全体主義体制の本質を預言していた

だそうで、ちょっとこれだけで俺は読む気なくなるかな。「無理矢理ドストエフスキー作品にこじつけてるんじゃないか」という恐怖感というかそういうものを感じますので。
 

トロツキー*38であれ、またブハーリン*39であれ、個々の才能や知識では遥かにスターリンに勝っていたにもかかわらず、易々と政治的に敗北したのは、彼らが既に失われていた革命の夢にしがみつき、政治をあくまで共産主義の理想の実現としか考えられなかったのに対し、スターリンが、ロシア革命は政治的には共産党独裁の確立であり、現在の闘争は内部の勢力争いに過ぎない事を見抜いていたからである。

平たく言えば「スターリンは政治家としての才能はともかく、謀略家としての才能はぬきんでていた」ということでしょうか?。ただ政治家たるもの、「世俗の権力だけを追い求める」のではなく「ある種の理想を求める」のは当然でしょう。


■某天安門事件サイト(http://www.tiananmen1989.net/)にいろいろとコメント【その1】
 アジア自由民主連帯協議会サイト(http://freeasia2011.org/japan/archives/3275)や三浦の個人サイト(http://miura.trycomp.net/?p=2461)が紹介している某天安門事件サイト(http://www.tiananmen1989.net/)のエントリやツィートについていろいろコメントしてみます。


■「天安門事件は中国の民主化に積極的意義」「中国政府の言論弾圧、当時より強化」―牧野聖修・元衆議院議員
http://www.tiananmen1989.net/2014/06/04/915
 野田*40内閣経産副大臣だった牧野氏に対しては「副大臣もやめて議員も落選したからこういう事が言えるんじゃないか」と言う複雑な思いを感じますね。

http://www.tiananmen1989.net/2014/06/02/889
AFPBB News『「虐殺者」と取引に励む世界:天安門25年、人権問題置き去りに』
 1989年6月3日から4日にかけて起きた天安門事件では、民主化を求めて中国・北京の街に繰り出した学生デモ隊を治安部隊が排除し、数百人もの人々を殺害。これを受け西側諸国は、中国に対し経済制裁を科し、武器の売却も禁止した。
 だが当時の米大統領ジョージ・H・W・ブッシュ*41は制裁範囲の拡大を求める声に抵抗し、当時の中国最高指導者、トウ小平*42を安心させるためにひそかに米高官らを中国に派遣した。
 H・W・ブッシュ氏から米大統領を引き継いだビル・クリントン*43は、1992年大統領選の選挙活動中には「北京の虐殺者たち」を非難し、就任当初は中国との貿易条件と人権問題の進展を結びつけていたが、これはすぐに取り下げられた。
 当時、米国務省の東アジア政策責任者を務めていたウィンストン・ロード氏は、「秘密を明かせば、当時、(注:商務省などの)経済官庁は(注:経済制裁などの対中国強硬路線に)乗り気でなく、われわれ(注:国務省)の(注:対中国強硬)方針を弱めていた。クリントン大統領も(注:対中国強硬論を唱える)国務省を支持しなかった」と述べている。
(中略)
 だが(注:ブッシュ政権クリントン政権の対中国政権に批判的な)ロード氏は、中国との貿易には「膨大な経済的利害関係」があり、米国での雇用に貢献していたことから、他の見解も理解できたと話している。
 現在の中国は1989年当時よりはるかに大きな影響力を持っている。中国経済は1990年に少し落ち込んだが、その後は安価な商品を世界に送り出すことで30倍以上に成長した。
 外国からの直接投資も89〜91年には低迷したが、以降は欧米企業を中心に毎年増加し、現在は天安門事件当時と比べて3500%増になっている。
 各国と中国の関係は、その全てが正常に戻ったわけではない。欧米諸国や日本は現在も頻繁に中国と人権問題に関する協議を行い、中国への武器売却を拒否*44している。ただ、フランスは過去に欧州連合EU)による(注:対中国武器輸出)禁止措置を解除するよう呼び掛けたことがある。
(中略)
 ロード氏は、米政府は人権問題で中国にさらに圧力を掛けるべきだとする一方で、「中国政権が自分たちの保身を最優先事項としていることに鑑みると」、(注:天安門事件再評価のようなデリケートな問題ではなく)環境などの「より安全な」問題を(注:人権問題として)強調する方が効果が大きいのではと指摘している。

 少し長いですが、引用してみました。
 ライプツィヒの夏『「経済のほうが政治よりよっぽど現実(実状)に正直だ」の実例(オランダ編)』(http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/95e7a684b7d1071f8928da30055f93b5)が紹介するように要するにそういうことです。産経は以前「日本が天安門事件当時、制裁に参加しなかったから中国共産党政権が続いた」みたいなバカ抜かしてましたが欧米だって「国内外の人権世論」に押されて制裁したものの、「制裁解除を求める財界の声」に押されて結局は制裁を解除するわけです。
 そしてロード氏のような「中国に批判的だがそれなりに現実的な人間」は「PM2.5問題とかもめなさそうな問題から徐々に改善していくしかないんじゃね?」とおっしゃるわけです。
しかし

フランスは過去に欧州連合EU)による(注:対中国武器輸出)禁止措置を解除するよう呼び掛けたことがある。

とは知りませんでした(フランスは武器輸出大国です)。W大学教授の某女史(チベット研究)なんか以前「オランドが中国にエアバスセールスしただけで」、「フランスはチベットを見捨てるのか、そんなに金儲けが大事か」と激怒してましたからねえ。「エアバスどころか中国への武器輸出もフランスはもくろんだ事がある」なんて知ったらなんておっしゃる事やら。
 ちなみに「フランス、中国、武器輸出」でググったら面白い記事が見つかりました。書き手は元産経新聞ロンドン支局長(今はフリー)です。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/kimuramasato/20130319-00023940/
■ヘリ着艦装置は氷山の一角 EUは対空ミサイルまで中国に輸出している(木村正人)
 日本の菅義偉官房長官は(注:2013年3月)18日午前の記者会見で、フランスの防衛関連企業が昨年*4510月、中国にヘリコプター着艦装置を輸出する契約を結んだことについて、「沖縄県尖閣諸島をめぐる安全保障環境が厳しいので、フランス政府に日本の考え方を伝えた」ことを明らかにした。
 問題になったのは、ヘリからマジックハンドのような棒を船の甲板に下ろして装着し、悪天候でも船の乗組員による手助けなしでヘリが着艦できるようにする補助装置だ。パイロットの技量不足を補えるため、中国側が尖閣周辺に展開する公船や艦艇に装備すれば、ヘリの前方展開能力を向上させることができる。
 欧州連合EU)は1989年の天安門事件以降、対中国武器禁輸措置をとっている。これに対して、フランス側は「ヘリ着艦装置は民生品としても使用できるので、EUの禁輸対象外」と回答したと報道されている。
 パリにあるシンクタンク「アジア・センター」の中国専門家、フランソワ・ゴッドモント氏に国際電話を入れた。
 ゴッドモント氏は「EUの対中国武器禁輸の文言には『武器』と書かれているだけだ。民生にも軍事にも使える汎用品についての合意はない。ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)のデータによると、フランスは対空ミサイルまで中国に輸出している。これは驚きだ」と話した。
 EUが対中国武器禁輸を決めた際、対象品目について何も決めなかった。加盟各国がそれぞれの国内法、規制に照らして、対象品目を決めることができた。
 SIPRIの武器輸出データを検索すると、1989年以降、EUの主要国フランス、ドイツ、英国が(注:天安門事件以前からの)契約の継続、(注:エンジンなど民生にも使える)汎用品であることを理由に(注:中国への武器の)輸出やライセンス供与を続けている。
 2008〜2012年におけるEU加盟国の対中国武器輸出に注目すると、フランスは対空ミサイル、ヘリのユーロコプター、艦載レーダー、フリゲートディーゼル・エンジンのライセンス生産を(注:天安門事件以前の契約の継続、あるいは民生にも使える汎用品だから、武器禁輸に反しないという理屈で)中国に認めている。
 英国は戦闘機に使用できるターボファン・エンジンのライセンス生産を(注:エンジン自体は武器ではない、民生にも使える汎用品だという理屈で)中国に認めていた。ドイツは戦車に使えるディーゼル・エンジンを(注:英国同様、エンジン自体は武器ではない、民生にも使える汎用品だという理屈で)中国に輸出していた。
 対中国武器輸出の総額は5年間でフランスは計9億9700万ドル、英国は計2億1000万ドル、ドイツは計3100万ドルにのぼっている。
 SIPRIのデータが誤りであってほしいが、これがEUの「対中国武器禁輸」の実態である。
 債務危機に苦しむEU加盟国は軍事費カットにいそしんでいる。NATO欧州加盟国の軍事費は2006年比で11%減少。SIPRIによると、武器輸入の上位5カ国は(1)インド(2)中国(3)パキスタン(4)韓国(5)シンガポール
 欧州の防衛産業にとって有力な販売先だった米国も軍事費が大幅に削減される可能性がある。成長セクターのアジアで米国と欧州の防衛産業はしのぎを削る。米国が警戒して武器を輸出しない中国は欧州にとって願ってもない「潜在的上客」なのだ。
 英労働党出身のアシュトンEU外交安全保障上級代表、ピーター・マンデルソン*46元欧州委員は「対中国武器禁輸が外交・安全保障でEUと中国の協力を強化する上で大きな障害になっている」と禁輸の見直しについて言及。フランスやスペインはあからさまに解禁を求めている。
 欧州にとって地政学上、中国は直接の脅威にはならない。それどころか(注:対中国武器輸出は)経済低迷から抜け出すための大きなビジネス・チャンスなのだ。

 ちょっとびっくりです。ただ「世界の武器輸入国ナンバー2が中国」という状況では「中国にEUの武器輸出大国(特にフランス)が武器輸出したくてたまらない」「EUが売らなくたってどうせどっか(ロシア?)が中国に売るんだからEUが売ったっていいじゃないか」というのはある意味、自然ではあります。
 人道面を無視して商売の論理オンリーで考えれば「中国への武器輸出は大正解」ですから。

http://www.tiananmen1989.net/2014/05/14/622
■【公開書簡】 徐友漁氏*47らの拘留について−我々の憂慮と願い

 本文について「おおむね正論」であり、特に付け加えることもないので呼びかけ人の業績についてメモっておきます。

鈴木賢北海道大学法学研究科教授)
 個人サイト:http://lex.juris.hokudai.ac.jp/~suzuki/
 著書『現代中国相続法の原理:伝統の克服と継承』(1992年、成文堂)
・遠藤乾 (北海道大学公共政策大学院教授)
 個人サイト:http://endoken.blog.fc2.com/
 著書『統合の終焉:EUの実像と論理』(2013年、岩波書店
・阿古智子 (東京大学総合文化研究科准教授)
 著書『貧者を喰らう国:中国格差社会からの警告』(2009年、新潮社)

 こういう呼びかけ人は中国研究者が多いのでしょうが遠藤氏だけはヨーロッパ研究が専門のようです。他にもPDFファイルで賛同者というのがありますがそこまではメモ書きしません。たぶん中国研究者が多いだろうとは思いますが。ああ、メモ書きしないとは言いましたがPDFで目についた名前として以前紹介した小浜正子氏*48日本大学教授)がいますね。小浜氏は「河野談話の維持を求める研究者の署名運動」にも賛同しており、ウヨの言う「サヨ(彼らの言うサヨとは共産主義というわけではなく、戦前日本批判だったり在日米軍批判だったりする訳ですが)は中国批判しない」と言うのが全くデマカセであることがわかる話ではあります。また以前、id:noharra君や子安宣邦*49(敬称略)が中国現政権シンパであるかのように因縁つけていた高井潔司氏のお名前もありますね。「お前に賛同して欲しくないわ、ただのアンチ中国だろ」という名前としては「産経文化人の櫻田淳*50鄭大均*51」がいます。ああ、あと、「予想通りのお方」としてはウイグル研究家の水谷尚子*52がいますね。

http://www.tiananmen1989.net/2014/05/16/698
■「天安門25周年前の圧政」福島香織*53 日経ビジネスオンライン
 胡錦濤*54時代も当然、民主活動家や宗教への圧力はあったが、ここまで苛烈ではなかった。習近平*55政権発足当時は、開明派政治家・習仲勲*56の息子だから「隠れ改革派」ではないかという知識人もいたが、その幻想は完膚なきまでにうちのめされた。

ということで福島は「習近平現政権」について胡錦濤前政権よりも厳しい、否定的な見方のようです。
 まあ、こういうまともな文章(少なくとも明らかに異常ではない)だけあればいいんですが、どう見てもおかしいんじゃねーのという文章も掲載したり、リンクを張ったりしてるのがこのサイトの問題です。アジア自由民主連帯協議会の6/4集会記事が堂々と「南京事件否定論かましてるのにそのまんま載せるとか。

http://blogs.yahoo.co.jp/yoshi2_99/33117303.html
■【書評】陳破空著、山田智美訳『日米中アジア開戦』(2014年、文春新書)評者:宮崎正弘*57
 陳破空氏はこういう。
(中略)
「大国化する中国が共産党によって戦争という軌道に乗せられ、十三億の人民が戦車に乗せられ、赤い壁の内側では独裁者がいつでも戦争発動の発射ボタンを押そうと構えている」と。

 もちろんこの戦争とは文脈からいって「対日戦争」でしょう。ばかばかしくて話になりません。「同じサイトに乗っている」福島香織の「まともな文章」との違いには頭痛がします。ペマ・ギャルボとかこの種の「日本ウヨに媚びるデマ屋」はなんとかならないもんでしょうか。

dada@yuuraku
 天安門事件のとき人民解放軍はいまだ軍閥の寄り合い所帯だーこれから内戦だーって言っていた自称中国通いっぱいいたけどどうなんだろうね。あれほどいい加減な連中みたことない。

某サイトのツィートから。
 そんな自称中国通がいたんですか?。まともな中国通ではそんな人いないんじゃないかと思いますけどね。「金日成死後、北朝鮮は早期崩壊」と言った荒木和博みたいな「なんちゃって中国通」でしょう。

TAB @TABtheoarsman
天安門の時の中国、光州での韓国軍… 市民にも銃を向けるのがある意味軍隊の一面だと思う。

 某サイトのツィートから。おっしゃるとおりです。日本だって赤城宗徳*58防衛庁長官など、「自民党から反対論がでたから」よかったものの岸信介首相*59などは『どこまで岸が本気だったかという問題はありますが』、安保闘争への自衛隊投入(自衛隊によるデモ隊制圧)を口にしたことがあるわけです(たとえばこの件については『赤城宗徳防衛庁長官岸信介総理大臣の英断 』(http://d.hatena.ne.jp/Wallerstein/20070521/1179757648)参照)。

kenken @SanPuXianMi
 訒小平*60が長年右腕として扱ってきた胡耀邦*61天安門事件時に切った過程は映画化されるべき。

 某サイトのツィートから。それを言うなら趙紫陽*62ではないのか?
 「胡耀邦追悼デモ」がきっかけで起こったのが天安門事件なので単なる勘違いにしてもちょっとお粗末ではある。

ヨシツネ @yoshitunekodomo
天安門広場で誰一人が殺されていないと称し続けている人達は、中共の独裁政治を粉飾するために、破廉恥に嘘をついている。

 某サイトのツィートから。一応お断りしておくと「『軍の介入口実を作らないため天安門広場からは撤退すべきではないか』と言う意見に従い学生が撤退したので、少なくとも天安門広場では死者は出ていない」という説は決して「破廉恥な嘘」と斬って捨てていい話ではありません。俺の理解ではかなり有力な説です。もしかしたら天安門事件の通説、定説かも知れない。
 たとえば中国批判派の一人・矢吹晋*63は、矢吹氏の個人サイト(http://www25.big.jp/~yabuki/yabuki.review.htm)によれば「天安門広場では死者は出なかった」「あの劉暁波*64も『広場では発砲はなかった』と言っている」という立場に立っているようです。なお、この問題についての矢吹氏の著書としては『天安門事件の真相』(編著、1990年、蒼蒼社)があります。

参考
http://www.21ccs.jp/china_watching/NewspaperCritique_TAKAI/Newspaper_critique_14.html
ノーベル平和賞をめぐる不毛な対立』(高井潔司*65
 私は毎年、マスメディアの報道のあり方を考えるために、事件から4年目の1993年に放送されたNHKのクローズアップ現代天安門事件 空白の3時間に迫る」を授業で学生たちに見せている。広場撤退時に多数の死者を出したとの報道の誤りを検証する番組である。
 この番組は、劉氏に誘われ、劉氏と一緒に当日広場に座り込んだ台湾のシンガーソングライター、侯徳健氏の証言と、学生たちの広場撤退のシーンまで広場で取材していたスペイン国営放送のビデオテープで、“大虐殺”があったと報道された最終局面を再現している。この中で、広場に学生たちが多数の銃器を隠し持っていた事実を知った劉氏が、全ての武器を回収するように学生たちに求め、学生たちの目の前で銃をたたき割る劉氏の姿が映し出される。これによって当局との決定的な武力衝突という事態は避けられ、その後、侯徳健氏と戒厳軍責任者との交渉、劉氏らの説得によって、広場からの平和的な撤退が実現した。
 広場から早々に逃げ、海外に出た学生リーダーたちは、広場撤退の際、戦車がテント内で寝ていた学生たちを踏みつぶすのを目撃した、数千人、一万人を超える死者を出したとのデマを流したが、それを否定する証言をしたのも、劉氏らである。
 実は広場では虐殺の事実がなかったとの劉氏の証言は、事件から約3か月後の89年9月19日付の人民日報に掲載されている。私はこのことを矢吹晋編著『天安門事件の真相』下巻(90年9月蒼蒼社刊)の矢吹氏のあとがきを読んで知った。同書は、いまから振り返ってみると、事件を巡る様々な資料、データを収集し、早々と事件の真相に迫った日本の中国学が誇るべき研究書の一つである。

 もちろん「広場で死者が出なければ中国は無罪」という話ではありません。
 しかし矢吹氏としては
1)事実無根の話で中国を批判するのは中国に失礼だし、虚偽がばれたときにはかえって「あいつらは広場で死者が出たと嘘ついた」「だから他の中国批判も嘘だ」と逆襲を食らう
2)死者が出なかったのは「広場から撤退して軍介入の口実をなくそう」という当時の民主派学生などの賢明な政治判断によるもの。「広場死者説」はそうした学生などの知的作業の成果を侮辱するもの
という理解から「広場死者説を批判する」わけです。決して中国政府を免罪してるんじゃない。

yudatengu @yudatengu
 タイ軍は国内の政争による混乱を収拾しようとして、 クーデターを敢行した。タイ軍は人民解放軍とは異なり、タイ国民の側についている。だから、タイ国民は比較的平穏で、天安門のような無辜の虐殺も起こっていない

 某サイトのツィートから。こういうアホなことが良くツィートできるもんだと思います。「本当に虐殺はないのか」「虐殺がなければクーデターしていいのか」「抗議する元気がでないほど軍部の力がものすごいから結果として殺害が生まれないだけではないのか」とかそういう脳みそはないようです。
 「軍は民衆の側」ってインラック首相は選挙で選ばれてるんですけどね。不正選挙だとでも言う気でしょうか?。まあ、仮にそうだとしても軍クーデターが許されるわけもないですが。某サイトの運営者のせいではないですが、ここのツィートはこの種の珍右翼の珍ツィートが多くて読んでて疲れます。
 こういうのを見ると「天安門事件て日本では完全にウヨの玩具になってるよな」と複雑な気持ちになります。

o-rora re-inbou @0412nori0412
NHKは天安門事件について、一人も血を流していないと報道したが。

 某サイトのツィートから。この種の「アンチNHK」のデマ屋には本当に呆れますね。既に小生も指摘していますがNHKは「天安門広場では死者は出なかった」としたのであって「天安門事件で死者が出なかった」とは一言も言ってない。そして「広場で死者が出なかったから問題ない」と言ってるわけではなく、単にNHKは「真実を明らかにしたかった」&「死者を出さないために学生を説得して広場から撤退させた劉暁波らの正当な評価を求めた」だけです。中国を免罪してるわけでは全くない。
 大体中国政府だって「暴徒の鎮圧」と言い訳していますが死者の存在は認めてるわけです。


有田芳生氏のツィート(2014年4/18日(日))

「拉致関与ないと心証」 森達也さん*66 談話 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140517/kor14051708180003-n1.htm
 私*67は彼ら*68が証言した『拉致疑惑と帰国』*69を読んでも、有本恵子さんたちを北朝鮮に誘いだすことによって拉致に関わっていると思っている。

 まあ、あくまでもこれは「森氏の心証」です。森氏としても「俺個人は拉致関与の心証は持ってない」と言いたいだけでそれをよど号グループのシンパとして宣伝したいわけではなく「安易によど号が拉致に関与したというのはいかがなものか?」という疑問表明でしょう。一方、有田氏は「拉致関与した」と思ってるわけです。俺個人はこの問題に詳しいわけではないのでノーコメント。

24日、25日に朝鮮総連の大会が行われる。国会議員で招かれているのは自民党のH議員とM元議員のようだ。

まあ、この有田ツィートが正しいかどうかはいずれわかることですが。
M元議員というのは

■略歴
・2005年9月11日の第44回衆議院議員総選挙で当選。派閥は二階俊博*70グループに所属し、自民党副幹事長を務めた。
・2007年8月29日、第一次安倍改造内閣文部科学副大臣に任命される(福田内閣でも留任)。
・2008年8月から、自民党の外交部会長。
・2009年8月30日に行われた第45回衆議院議員総選挙自民党公認を受けて立候補したが落選、議席を失った。
・2010年7月11日に行われた第22回参議院議員通常選挙自民党比例代表から出馬するも落選。
・2011年6月8日、学校法人日本体育会(現在の学校法人日本体育大学)理事長に就任。
・2012年11月、日本体育大学北朝鮮スポーツ交流団長となり、北朝鮮渡航
・2013年11月、再度スポーツ交流団の団長として北朝鮮渡航北朝鮮張成沢*71国家体育指導委員会委員長らと会談した。張は12月12日死刑となり、松浪は同時期に訪朝したアントニオ猪木議員(維新の会)と共に、生前に張と公的に接触した最後の日本人の一人となった。
(ウィキペ「松浪健四郎」参照)

という松浪氏のことでしょう。ただ今の彼は「元議員」というより「日体大理事長」のほうが表現として適切な気がしますが。H議員てのは
1)『専修大学レスリング部出身。当時の監督は松浪健四郎』(ウィキペ「馳浩」参照)ということで松浪氏と親交があり
2)その松浪氏との関係からか
朝鮮新報『〈世界卓球〉馳浩議員が朝鮮代表を激励』
http://chosonsinbo.com/jp/2014/04/20140430riyo-2/
という馳浩議員*72かと思います。
【2014年5/27追記】
 結論から言えば、馳氏、松浪氏は出席しました。また「代読」ではありますが、自民党議員・衛藤元衆院副議長の来賓挨拶が読まれました。


有田芳生*73のツィートと産経記事(2014年4/17日(土))

有田氏
 まだ報道されていないが、昨日*74から朝鮮総連関連の会社に捜査が入っている。何かおかしい。朝鮮総連本部会館が競売で所有権移転されることが決まった。そこに狙いを定めるような動きには政治的意図を感じる。拉致問題を解決するには日朝交渉を進めるしかない。横田滋さん、早紀江さんの嘆きが聞こえる。(注:拉致)被害者家族はまた交渉が頓挫するのではと疑心暗鬼だ。

 一方、産経記事。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140517/kor14051721570008-n1.htm
 北朝鮮朝鮮中央通信(英語版)は17日、在日本朝鮮人総連合会朝鮮総連)中央本部の土地建物の競売で、売却許可に対する総連の執行抗告が東京高裁で棄却されたことを報じ、「総連への耐え難い政治的弾圧、人権侵害だ」と論評した。
 北朝鮮メディアが今回の東京高裁の判断を伝えたのは初めてとみられる。総連の退去は確定的な情勢で、継続使用を求めてきた北朝鮮の反発により、中断している日朝政府間協議の再開は難航しそうだ。
 記事は16日付。日本の警察当局が12日、北朝鮮との不正取引の疑いで総連の関係先を捜索したとも主張。「日本当局は、警察による非道な行為によって生じるすべての結果について、責任を負わなければならない」と警告した。(共同)

 太字部分は小生の強調ですが有田氏ツィートに合致します。有田氏が危惧するような変な政治的捜査でなければよいのだが。


■『【6月4日】天安門事件25周年東京集会』*75&『天安門25周年集会の紹介(5・29&6.4)』(三浦小太郎の個人ブログ)へのコメントその2
『「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート95(追記・訂正あり)』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20080926/1307052595)で実はこのウヨ集会への批判的コメントはしていたのですがそのときのコメントは「田母神*76とか西尾幹二とかトンデモウヨが賛同者じゃ話にならないな」というコメでした。
 実は集会実行委員会とやらの「開催に当たっての弁」は完全に読み飛ばしてました。まあ、普通に考えて「極右でない左派やリベラル保守でもやる中国批判」なんだろうと思い批判するような内容はないだろうと思ってましたので。
 しかし気が向いたので読んだところ到底黙認できないトンデモ記述を発見しました。いや読み飛ばしたらいかんですな。なお、このトンデモ記述は、アジア自由民主連帯協議会サイト(http://freeasia2011.org/japan/archives/3275)だけでなく、協議会サイトの文章を転載した三浦の個人サイト(http://miura.trycomp.net/?p=2461)も省略せず、全文引用しています。どうも第二次安倍政権誕生後、それまでは穏健保守ぶってた三浦のたがは完全に外れたようです。

中国共産党は民主活動家の弾圧を強化し、問題をすり替えるために南京大虐殺」などの虚説を政治宣伝に利用し、国民には「天安門事件は外国の陰謀(和平演変)である」と悪質な洗脳教育を続けたままです。

 太字部分は小生による強調です。他の部分はともかく、太字部分は全く話にならないですね。もちろん南京大虐殺南京事件)は「虚説(デマ中傷)」ではありません。そもそも南京大虐殺南京事件)を「中国共産党の捏造」と言うこと自体が「虚説(デマ中傷)」です。なぜなら南京大虐殺南京事件)は東京裁判(被告人は松井石根*77)、南京軍事裁判(被告人は谷寿夫*78)で裁かれましたがこのとき(1947年)の中国政権は「蒋介石国民党政権」だからです。中国共産党が1949年に政権を取ってから南京大虐殺南京事件)が捏造されたわけではない。
 しかしいくらウヨ集会とは言え、「天安門事件集会」の「開催の弁」でこうも豪快に「南京大虐殺南京事件)否定論」をかますとは呆れて物も言えません。まあ、こういう事をサイトに書かないで「ウヨ連中の本性を知らないピュアな人がまともな集会と勘違いして行って」、そこで不幸にも「南京事件否定論聞かされて泣きが入る」という事態が起こらないであろうことはいいことですけど。
 こんな酷い集会に参加するという

ペマ・ギャルポチベット)、イリハム・マハムティ(ウイグル)、相林(中国)、オルホノド・ダイチン(蒙古)、王明理(台湾)、陳破空

というバカ外国人どもは全く何を考えてるんでしょうか?。
 中国に「南京事件否定論者とつるむような奴ら(例:ペマ・ギャルボ)の我が国批判などもちろん全てデマ」「あなた方、日本人は南京事件否定論者とつるむような奴ら(例:イリハム・マハムティやイリハムを幹部*79として処遇するラビア・カーディル*80一味)を支持するのですか?」「南京事件否定論者とつるむようなバカ(例:ペマ・ギャルボ)やその同類(例:ダライラマ一味)という誠意のかけらもない奴らと交渉など出来るはずもない。まず連中が『南京事件否定論への荷担』という我が中国への悪質な誹謗をわびるべきだ、話はそれからだ」という格好の攻撃材料を作ってるだけです。
 そしてペマみたいなバカを批判しないで野放しにする「ダライラマ一味」やそうしたダライ一味の態度を何一つ批判しない自称チベット支援者(例:id:Mukkeさん)は全く何を考えてるんでしょうか。
 そしてこの集会の賛同者「三浦小太郎」は当然ながら「開催の弁」を支持している「南京事件否定論者」とみなすべきでしょうが、「こういう歴史捏造主義者・三浦が過去に代表や副代表をつとめ、現在は事務局長を務めている団体・守る会」に入会しながら「歴史修正主義批判者面」できるid:noharraはどれほど恥知らずなんでしょうか?。まあ、「三浦を野放しにする恥知らず」はid:noharraだけじゃなくて、守る会関係者(萩原遼川人博など)は全員恥知らずですが。
 もう何度も書いていますがid:noharraid:Mukkeは「南京事件否定論者でも身内(id:Mukkeの場合、ペマ・ギャルボ、id:noharraの場合、三浦小太郎)なら批判しない」という自分の恥知らずで無茶苦茶な態度を反省して謝罪の弁でも述べたらどうなんですかね。この二人はどうしようもない馬鹿野郎と見なしてますので期待してませんけど。それともいっそのこと、「お友達」ペマや三浦を見習って「南京事件否定論者」に転向しますか?

【追記】
 いくつか他にも気になるところにコメント。

中国国内に目を転ずれば、相変わらずチベット、ウィグル、内蒙古、旧満州で暴力的な弾圧を繰り返し、独立運動を抑圧しています。

・安易に独立とか言うなって思いますね。ダライラマチベット亡命政府)やラビア・カーディル世界ウイグル会議)は「自治権拡充」を訴えてるのであって、独立唱えてないわけですから。
・あと「旧満州」って言葉は「日本に傀儡国家・満州国を作られた中国」に対して無神経すぎでしょう。現在の地名で「中国東北部」「東北三省(遼寧省吉林省黒竜江省)」と呼べばいいのに。
・しかし「チベットウイグル内蒙古」はともかく「旧満州独立運動?」。そんなニュースは聞いたことがないですが?
 そう思ってググったところ面白い記述が見つかりました。もしかしてこれのことかしら?。だとしたら、亡命チベット政府や世界ウイグル会議とは違い、どう見てもトンデモ日本右翼のお遊びにしか見えん。まあ集会実施後に報告が乗って「旧満州の運動」とやらが何かは遅くともそのときにはわかるでしょう。

満洲国臨時政府(ウィキペ参照)
・2004年に香港で成立した日本の東京都に本部を置く満洲国の臨時政府を自称する団体。満洲国を復活させ、その領土を中国から分離独立することを目指している。主に反中国共産党活動を行なっている。
満洲国臨時政府は皇帝、主席および内閣からなり、満洲国の国歌および国旗を継続して採用している。2008年に満洲国臨時政府は新皇帝を選ぶための選挙を行い、その結果香港大学史学科の学生である愛新覚羅孝傑が皇帝に選ばれたが、孝傑の「孝」の字が愛新覚羅氏の族譜と合わないことから、孝傑と愛新覚羅氏との関係は疑わしいとされる。その後孝傑は満洲国臨時政府と接触がない状態に陥ったため、2010年4月に再度選挙が行われ、愛新覚羅崇基が皇帝に選ばれた。その後2010年に愛新覚羅崇基が皇帝位を退き、李志栓が即位した。

古川郁絵 (ふるかわ・ふみえ)
 シンガーソングライター。2010年、反核イベントでこれまでタブー視されてきた中国の核実験についての歌を発表。

 昔はともかく、最近の反核運動において「中国核実験批判がタブー」なんて事実はどこにもないと思いますが。

http://tiananmen1989.net

 このサイトには一応まともな集会情報もあるのだが、アジア自由民主連帯協議会の「南京事件否定論」をぶちかました集会の情報まであるのには唖然とした。何でも乗せるのではなくある程度セレクトしないと信頼性が失われると思うが。


赤旗集団的自衛権検討 批判広がる、政界、内外メディアからも』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-05-17/2014051701_01_1.html

 自民党山崎拓*81元幹事長は時事通信インタビューで「海外で武力行使をしようとしているが、これは日本の防衛政策の大転換だ。戦前への回帰でもあり、将来に大きな禍根を残すのではないかと心配している」と発言しています。

 なんというか山崎拓氏って面白い人だなあと。彼は「中曽根派出身の防衛族議員」という「改憲派」のはずですが「安倍を支持している元親分・中曽根氏*82」と違い、安倍の「解釈改憲」というやり口には批判的ですし、日朝問題でも「安倍の制裁路線」ではなく、交渉路線派です。であるがゆえに救う会一味に「北朝鮮シンパ」呼ばわりされたこともあります。

*1:三浦の原文のまま。読み方は「ショーグン」でいいのだがウィキペディアに寄れば正式表記は「SHOGUN

*2:芳野藤丸氏の事

*3:最近はウンギョンさん側が「ウンギョンと呼んで下さい」というのでマスコミも巣くう会も横田夫妻もウンギョンさんと呼びます。未だに三浦が「ヘギョンさん」なのはどういうことでしょうか?。

*4:失脚当時国防副委員長、朝鮮労働党行政部長

*5:そんなことはないでしょう。せいぜい「俺(中国)の意向を無視して好き勝手やるとこっちにも考えがあるから」といって支援を減らすのが関の山で。

*6:基本的には「小泉訪朝後はずっと国交正常化交渉ウエルカム」が北朝鮮です。最近交渉意欲を強めたわけでは全くなく交渉意欲を最近強めてるのは日本の方でしょう。まあ、三浦のような「アンチ北朝鮮安倍信者」には絶対認められないことでしょうけど。

*7:記事には実名はありません。

*8:もちろんそういうバカが外交官や軍幹部である事は「政府の不見識(というか人を見る目の無さ)の証明」であり、いい事ではないですし、そういうバカはとっとと更迭すべきですが、バカの放言を「政府の公式見解扱い」するのは適切ではないでしょう。こんな事が許されるのなら「田母神の核武装論」も日本政府公式見解になってしまいます。もちろん田母神を自衛隊幹部にした政府のアホぶり(人を見る目の無さ)は批判されて当然ですがそれと「田母神放言を政府見解扱いする事」は全く別問題です。

*9:著書『神風連とその時代』(2006年、洋泉社MC新書)、『北一輝』(2007年、ちくま学芸文庫)など

*10:2014年、平凡社

*11:九州のブロック紙。福岡に本社がある

*12:参議、陸軍大将、近衛都督

*13:『不連続殺人事件』で第2回「探偵作家クラブ賞」(現在の日本推理作家協会賞)長編賞を受賞

*14:2013年のこと

*15:2012年のこと

*16:2014年のこと

*17:第23回全体大会の略称

*18:小樽運河が観光地として有名

*19:スキー場で有名

*20:ウィキペ「寿都鉄道」によれば1972年(昭和47年)に廃線となっている

*21:1972年(昭和47年)に閉山となっている

*22:著書『もうひとつの知床:戦後開拓ものがたり』(2005年、道新選書)、『語りつぐ北海道空襲』(2007年、北海道新聞社)など

*23:インフルエンザのこと

*24:内モンゴル自治区のこと。モンゴルのことは当然「外モンゴル」または「北モンゴル」と呼ぶことになる

*25:モンゴルの首都

*26:著書『虐日偽善に狂う朝日新聞』(2013年、日新報道

*27:「選別」の意味がわかりませんが、もし「取材を受けるかどうか」の選別だったら何の問題もないでしょう。他の個人や団体もやってる選別でしょう。むしろ「どこの取材でも受ける」方が珍しいんじゃないのか?

*28:個人的には「美人」とわざわざ書いてる当たりがワイドショーっぽくて嫌だなあと思う

*29:著書『ユートピアの鎖:全体主義の歴史経験』(2013年、成文社

*30:著書『緑の党:その実験と展望』(1986年、岩波書店)、『ヨーロッパの外国人問題』(1992年、岩波ブックレット)など

*31:野田内閣で防衛相。著書『米軍再編と在日米軍』(2006年、文春新書)など。

*32:著書『海洋へ膨張する中国:強硬化する共産党人民解放軍』(2013年、角川SSC新書)など

*33:著書『中国外交と台湾:「一つの中国」原則の起源』(2013年、慶應義塾大学出版会)

*34:2011年、講談社文庫

*35:もちろん「わかりやすさ」と「正しさ」は別物です

*36:まあ、三浦に聞くまでもなく「親北朝鮮だ」としか罵倒しないことは目に見えてます。初沢氏は「庶民の日常生活を撮りたかった。北朝鮮批判は日本にあふれているのであえてそういうことをする気はない」等としていますのでね。

*37:ソ連共産党書記長

*38:外相、国防相を歴任。スターリンによって国外追放された上、亡命先のメキシコで暗殺された

*39:プラウダ編集長、コミンテルン議長、イズベスチヤ編集長を歴任。スターリン粛清により銃殺される。

*40:鳩山内閣財務副大臣菅内閣財務相を経て首相

*41:フォード政権中国大使、CIA長官、レーガン政権副大統領などを経て大統領

*42:副総理、党副主席、党中央軍事委員会副主席、人民解放軍総参謀長などを経て党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*43:アーカンソー州司法長官、アーカンソー州知事を経て大統領

*44:そもそも安倍政権以前は日本は「武器原則禁輸」なのでこういう書き方は誤解を招いて不適切だと思います。

*45:2012年の事

*46:ブレア政権貿易・産業相、北アイルランド担当相、ブラウン政権規制改革担当相などを歴任

*47:著書『文化大革命の遺制と闘う:徐友漁と中国のリベラリズム』(共著、2013年、社会評論社

*48:個人サイト:http://blog.goo.ne.jp/mkohama2011、著書『近代上海の公共性と国家』(2009年、研文出版)

*49:著書『本居宣長』(2001年、岩波現代文庫)、『福沢諭吉文明論之概略」精読』(2005年、岩波現代文庫)、『江戸思想史講義』(2010年、岩波現代文庫)など

*50:著書『国家の役割とは何か』(2004年、ちくま新書)、『「常識」としての保守主義』(2012年、新潮新書)など

*51:著書『韓国のナショナリズム』(2003年、岩波現代文庫)、『増補・韓国のイメージ:戦後日本人の隣国観』(2010年、中公新書) など

*52:著書『中国を追われたウイグル人:亡命者が語る政治弾圧』(2007年、文春新書)

*53:著書『中国「反日デモ」の真相』(2012年、扶桑社新書)、『現代中国悪女列伝』(2013年、文春新書)など

*54:貴州省党委員会書記、チベット自治区党委員会書記などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*55:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席を経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*56:党宣伝部長、副首相、広東省党委員会書記(広東省長兼務)、全国人民代表大会常務副委員長などを歴任。

*57:最近の著書に『中国バブル崩壊が始まった』、『中国共産党3年以内に崩壊する!? 』(以上、2冊とも、2013年、海竜社)など

*58:内閣官房長官防衛庁長官、池田内閣、佐藤内閣農林相などを歴任

*59:自民党幹事長、石橋内閣外相を経て首相

*60:副首相、党副主席、党中央軍事委員会副主席、人民解放軍総参謀長などを経て党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*61:党中央組織部長、宣伝部長などを経て党総書記。1987年に保守派の批判により党総書記を解任(後任の総書記は趙紫陽首相)。1989年に死去。

*62:広東省長、四川省長、副首相、首相などを経て党総書記、国家中央軍事委員会第一副主席。天安門事件を機に失脚。後任の総書記は江沢民上海市長(上海市党委員会書記兼任)

*63:著書『文化大革命』(1989年、講談社現代新書)、『毛沢東周恩来』(1991年、講談社現代新書)、『中国人民解放軍』(1996年、講談社選書メチエ)、『「朱鎔基」・中国市場経済の行方』(2000年、小学館文庫)、『中国の権力システム:ポスト江沢民のパワーゲーム』(2000年、平凡社新書)、『トウ小平』(2003年、講談社学術文庫)など

*64:2010年ノーベル平和賞受賞者。著書『現代中国知識人批判』(1992年、徳間書店)、『天安門事件から「08憲章」へ』(2009年、藤原書店)、『「私には敵はいない」の思想』(2011年、藤原書店)、『最後の審判を生き延びて』(2011年、岩波書店

*65:著書『中国報道の読み方』(2002年、岩波アクティブ新書)など

*66:著書『悪役レスラーは笑う:「卑劣なジャップ」グレート東郷』(2005年、岩波新書)、『下山事件(シモヤマ・ケース)』(2006年、新潮文庫)、『それでもドキュメンタリーは嘘をつく』(2008年、角川文庫)など

*67:有田氏のこと

*68:北朝鮮にいるよど号グループのこと

*69:2013年、河出書房新社

*70:海部、細川内閣運輸政務次官小渕内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相などを歴任

*71:国防副委員長、朝鮮労働党行政部長を兼務

*72:小泉内閣で文科副大臣

*73:著書『歌屋・都はるみ』(1997年、文春文庫)、『私の家は山の向こう:テレサ・テン十年目の真実』(2007年、文春文庫)など

*74:2014年4/16(金)のこと

*75:三浦が理事を務める右翼団体「アジア自由民主連帯協議会」が開催

*76:著書『日本核武装計画』(2013年、祥伝社

*77:南京大虐殺南京事件)当時、中支那方面軍司令官。死刑判決。なお、広田弘毅南京事件当時、近衛内閣外相。後に首相。死刑判決)、武藤章南京事件当時、中支那方面軍参謀副長。死刑判決)も確か「南京事件も訴追理由に入ってる」のだが、松井と違い死刑となった主たる理由は南京事件ではない。

*78:南京大虐殺南京事件)当時、熊本第6師団師団長。死刑判決

*79:世界ウイグル会議アジア太平洋担当副総裁

*80:世界ウイグル会議総裁

*81:中曽根内閣官房副長官、宇野内閣防衛庁長官、宮沢内閣建設相、自民党政務調査会長(橋本総裁時代)、幹事長、副総裁(小泉総裁時代)を歴任。

*82:岸内閣科学技術庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官などを経て首相