「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート95(追記・訂正あり)

■現代ビジネス『朝鮮総連本部「売却決定」で拉致問題に暗雲:マルナカ説得に失敗した官邸の失態』
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/39249
 記事が事実かどうかは素人の俺にはわかりませんが興味深い記事です。
 マルナカとは総連本部ビルを落札した企業です。すぐにでも立ち退いて欲しい、再開発したいみたいなことをマスコミ取材相手に言ったらしくかなり総連側は反発してるようです。
 この記事の「失敗した官邸の説得」というのは「落札をあきらめてくれ」「落札してもいいが即時立ち退きを求めるとかやめてくれ」「もちろんそれなりの見返りはするから」とかいうことでしょう。でそうなるのは「日朝交渉がぽしゃるとやばい」からでしょう。
 記事曰く

「菅(義偉)官房長官は、いろんなルートを使って、総連への退去を求める方針のマルナカを翻意させようとしていた。地元政治家、取引銀行、行政などが個別にマルナカ側と接触していた」

ってだったら最初から競売するなと思いますが。
 この記事の真偽はともかく「立ち退きを強行したら日朝協議がぽしゃりかねない」てのは否定できない。拉致に限れば追い込まれてるのは「高齢化する家族」であって北朝鮮ではないでしょう。
 そのために政府が裏で動くというもありそうな話ではあります。少なくとも「拉致解決」という意味では「立ち退き強行」はかえって有害でしょう。立ち退きを願ってるらしい家族会は全く理解できません。
 まあ、「立ち退きが嫌なら交渉に応じてくれ」と政治カードとして使うのならともかくこれではカードとして使うことも出来ず、本当に立ち退きが強行されて、単に北朝鮮の反感買うだけという最悪の結末になる危険性が否定できませんね。


■「北朝鮮経済が中国並みは無理でも、せめてベトナム並みに豊かだったら」と時々思う
・ウヨが朝鮮学校無償化除外、特定失踪者認定など北朝鮮相手に無茶苦茶な事やる理由は「北朝鮮が経済小国だから舐めてる」ってのは明らかにあるでしょう。中国やベトナムと同様早い時点で改革開放に踏切り、かつそれが成功してれば、と思わずにはいられません。まあ、考えるに「中国改革開放の父・トウ小平*1」や「ベトナムドイモイの父チュオン・チン*2」はやはり偉大だったんでしょうね。
・たぶんウヨ連中は「韓国学校や華僑学校」だって無償化除外したいでしょうがそんなことができないのも「中国、韓国が経済的に力があるから」でしょう。
 そして北朝鮮瀬戸際外交やるのも、国内に収容所があるのも「経済問題が全ての理由」とはいいませんが、かなり経済問題が理由でしょう。
 つうことで小生は北朝鮮が「ベトナム並みに豊かになって欲しい」と思いますね。昔はベトナムだって「カンボジア侵攻」で米国の経済制裁食らってたし、ボートピープルは出たし、ウヨは糞味噌に罵倒してたしで、今の北朝鮮みたいな扱いだったわけです。でもドイモイの成功で今はそうじゃないわけで北朝鮮にだってベトナムのようになる希望はあると思う。小生は「政権転覆」などというウヨ好みのリスキーな策は全く望んでいませんので。


■『天安門25周年集会の紹介(5・29&6.4)』へのコメントその1(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2461
・5/29の集会は「日本大学の小浜正子*3教授、及川淳子*4講師」と言うまともな人が出席するようなので行くことに価値はあるでしょう。
 ちなみに、ググって見つけた小浜氏のエントリ『「河野談話の維持・発展を求める学者の共同声明」記者会見』(http://blog.goo.ne.jp/mkohama2011/e/2a5ef8d7686e99f29e22c637d56ca0ae)によれば、小浜氏は『河野談話の維持・発展を求める学者の共同声明』の賛同者のお一人のようです。つまりは中国批判者(今時、天安門事件記念集会で中国を全面擁護する人もいないでしょう)であっても「河野談話否定者」三浦とは違い左派ないしリベラル保守の立場の中国批判者の訳です。「河野談話否定派」三浦が小浜氏の「河野談話支持」を知ってるのかどうかは不明です。ちなみにW大学の某女史ってたぶん「頼まれても」河野談話支持声明の賛同者にはならないんだろうな。あの人どう見てもウヨッてるものなあ。
・まあ、「アンチ中国の三浦」が紹介する集会ですし、

当時の民主化運動に参加し、投獄を経てアメリカに亡命した活動家陳破空氏*5

がゲストとして出演するそうですし、今時天安門事件を「反革命暴徒の鎮圧で無問題」と言う人もいないと思いますが、小浜氏の中国批判がないかエントリを探してみました。いくつか紹介しましょう。まあ、W大学(チベット専門)の某女史*6の「中国への悪口雑言」に比べたらずっと好意的ですが中国べた褒めというわけではなく一定の批判と言えるでしょう(及川氏についてはそうした物は見つかりませんでした)。
 まずはウイグル問題。中国批判はしていますが小浜氏が「プンワン的現実主義者らしいこと(中国統治を基本認めた上での民族共存)」が読み取れます。まあ、現実問題、交渉でどうにかするしかないでしょう。日本ウヨが叫ぶ野蛮で乱暴な手法がとれるわけもない。

http://blog.goo.ne.jp/mkohama2011/e/825347c69565b8e1f69db6234c437495
■中国風信⑥新疆のウイグルの人々(『粉体技術』2013年12月号より転載)
 今回は、三年前に中国西部の新疆ウイグル自治区ウイグル族の友人Rさんを訪ねた時の話。
(中略)
 ウルムチ*7では数十年の間、おおむね漢族とウイグル族は平和的に共存してきた。ウルムチウイグルは日常的に漢族と交流があり、ウイグル語と漢語(中国語)のバイリンガルな生活が身についている。 だが近年、急速に漢化が進み、大学の授業もウイグル語ではなく漢語で行うようにという指示も出て、穏やかなインテリのRさんも、これではウイグルの文化を伝えられないのではと、心配していた。専門家によると、指示はウイグルの幹部自身が今後のために決定したものだという。市場化・中央化への対応と民族文化の保持との関係は、難しい問題である。
(中略)
 当時のカシュガルには、まだ高層ビルは多くなかったが、経済特区としての開発計画が始まっていた。前年2009年の漢族とウイグル族の大きな衝突の後、中央政府が大規模な投資によって新疆の中でも貧しいカシュガル地区の開発を図っているのは前向きな対応だと思えた。とはいえ開発が進んでもウイグルの貧しい人々はなかなかその利益に与れない、という問題もまた発生する。Rさんは流暢でない漢語で観光ガイドをしているウイグルの若者を見て、市場化の中でウイグルの同胞は頑張っている、といった。その後の新疆とウイグルの人々が気になるこの頃である。


 次に「一人っ子政策」。少子高齢化を助長してるからやめた方がええのと違うかという結論です。

http://blog.goo.ne.jp/mkohama2011/e/926b092754f985211ac10f8fae3cb3cf
■「一人っ子政策」見直しの必要
 上海図書館でコピーしてきた最近の雑誌に、中国の人口学者を代表する田雪原氏*8 のインタビューが載っていた。
(中略)
 この政策を進めると少子高齢化が起きて(中略)若者一人で六人の父母祖父母を世話しなくてはいけなくなる、という心配に対しては、「一人っ子政策」は一世代に限って行い25年か長くて30年経てば見直すのでそれは発生しない、となったという。
 現在、すでに期限が過ぎているのにまだ見直しが行われていないことに、彼は憂慮を表明している。
 すでに少子高齢化が始まっている中国の人口政策は、早急は見直しが焦眉の急になる段階なのだと改めて感じさせられた記事だった。
 巨大な既得権益の構造と化している「一人っ子政策」の修正が科学的観点に基づいて行われ難くなっている現状は、どこかの国の原発政策を思い出させなくもない。


■強制中絶事件―「一人っ子政策」をめぐる最近の出来事
http://blog.goo.ne.jp/mkohama2011/e/28e95427ee54d92082ba8a8dfe6bfdd2
 タイトルだけで絶句です。最近はそういうのはなくなったと言われていますが未だに少数ながらそういう愚挙があるようです。


 次に慰安婦問題。慰安婦と言うのは「一番多いのは韓国」ですが中国にも東南アジアにもいます。

http://blog.goo.ne.jp/mkohama2011/e/b360158cc2d42ae0a942eac326dede6e
■日中間の良性循環−日本軍性暴力パネル展報告シンポジウム
慰安婦」とされたおばあさんたちが、生き延びたとしても長い間つらい人生を歩んできたのは、日本軍・政府に原因があるとともに、女性の人権を尊重せず性暴力の被害者を蔑視してきた中国社会の問題でもあります。中国でもそのことに気づいて変えていこうとする人々が出現し、日本の人々とつながり始めています。
 こうした日中間の深い相互理解への良い循環が始まっていることに、将来への希望を感じます。

 おっしゃるとおりで誤解を恐れずに言えばこうした「性暴力被害者に冷たい態度」というのはおそらく韓国も同じでしょう。だからといって日本が無罪と言うことには全くなりませんが、そうした視点も必要ではあるでしょう。


 次に反日デモ。いわゆる「反中国ならデマでも平気で放言する輩(例:産経)」が「官製デモもあるんじゃないか」と言っても説得力皆無ですが、小浜氏のような方が言うと「それ(官製デモ)が全てではないだろうが、それもあるのかも」と言う気がするから不思議です。要するに産経と小浜氏の「人徳の差」と言う事ですが。

http://blog.goo.ne.jp/mkohama2011/e/292c10cf998138f63e8b7ff21e25f92a
反日デモをめぐって―社会・政治・歴史から(2)
 ところで、先の佐々木愛さんの伝えてくれた南京のデモの様子は、自然発生的というにはどこか不自然な風が見えた。
 結論からいうと、私はこのデモは、「当局」の指示によるいわゆる「官製デモ」であり、全国各地で指示された人々によって演出されたものだろうと思う。「当局」が、日本の尖閣諸島国有化に如何に中国人が怒っているかを演出するために、裏から指示してやらせたもので、しかもそこには、国家の指導部の交替を前にした権力闘争が絡んでいるようだ。それに社会に不満を持つ人たちが便乗して、一部の都市ではかなり規模が大きくなった(注:のではないか?)。

 それでは「佐々木愛さん(島根大学教員・中国前近代史)の伝えてくれた南京のデモの様子」を小浜氏エントリから見てみましょう。

http://blog.goo.ne.jp/mkohama2011/e/e277996778618352d01eed557205878e
9月17日:
 さて、一昨日の土曜日、私*9は南京で、ちょうどデモをしているところに遭遇しました。
(中略)
 デモをしていたのは30人ぐらい。はあ?と思うほどの少なさでした。しかし道の両脇をずらりと警察が固めていて、まるで警察の駕籠のなかでデモをやらせているような感じでした。どうみてもデモ隊より警察のほうが数が多い。
(中略)
 デモは非常に整然としたもので、整然とスローガンを大声で言っていて、何も危険な感じは受けませんでした。
(中略)
9月21日:
 今日は授業の日。学生たちに、反日デモの事について聞いてみました。
「あれは政府のやったショー。私たちには、まったく関係ない。」
「デモに行くのは動員された人と、それから貧乏で不満がある人だ。普通は何も関係ない」
(私:この大学でデモに行った人はいないの?)
「まあいたかもしれないけど、それは騒ぎたかっただけ。アイドルのコンサートに行って騒ぐのと同じ。」
「今、ちょうど中国は指導部が変わるところだから、それでこんなことになってるんだ」云々

 佐々木氏が見たデモは官製かも知れませんが暴力デモは明らかに官製じゃないでしょう。仮に「始まりが官製」だとしてもそれを暴徒が何らかの形で悪用して収拾がつかなくなったとでも見るべきでしょう。そして「佐々木氏が伝える大学生の声」がどれほど「中国人の声」として一般化できるかは中国素人の俺にはわかりませんが、中国人みんなが反日に燃えてるわけでもないことだけはわかると思います。一方で「だから反日デモなんか無視していい」と安倍のように暴走するのも大間違いであることもいうまでもありません。当然佐々木氏も小浜氏も「皆が反日デモしてるわけじゃないから反日デモなんか無視して構わない、靖国参拝して何が悪い」なんて言いたいわけではありません。


次に中国の言論統制について。

http://blog.goo.ne.jp/mkohama2011/e/ba896207f40463bfc276c947686a8ace
■上海にて
 今回、この間ずっとフォローしていたtwitterFacebookが中国では繋がらないことを確認した。ブログもgooは大丈夫だが、見れないものも多いという。これまで見れたものが見られないのはたしかにツラい。ただ、中国の友人たちはそういう規制のかかった状況を与件として、自分なりに必要な情報を入手することに努力している。日本のマスコミも当てに出来ないことがしみじみわかった今年は、マスコミは「党の宣伝のためのくちばし」と公言している中国の方が正直かも、等と皮肉に思ったりしてしまう。アメリカでは、「中国の人々は情報統制されていて可哀想」と、自分たちはそうでないという優越感を示しながら言う人も多かった。しかし正確な情報を得るために努力が必要なのはどこでも同じで、問題はむしろその自覚がなくなることの方ではないかと思われる。(でももちろんtwitterFacebook等の規制はない方がいいけれど)

 「露骨に統制してなければ統制してない」と思うのはあまりにナイーブでしょう。
 また安倍について言えば「自分の取り巻き右翼(百田尚樹長谷川三千子)」をNHK経営委員に送りこんでるんだから、中国ほどではないとしてもかなり統制色が露骨だとは思います。
 中国批判ではありませんがいくつか俺にとって面白いエントリを紹介してみましょう。まず自民党衆院選勝利後の小浜氏エントリ。

http://blog.goo.ne.jp/mkohama2011/e/c3421a0a238ea25028dd444a7cb4a715
■上海にて:選挙の結果から
 「人民網」のサイトには、「日中の新政権は、「強硬路線の対峙」か、「対話路線」か」という論評が載っていた(12月19日)http://bbs1.people.com.cn/post/32/2/2/125414875.html
 曰く、日本の民衆は、民主党政権の中国に対する強硬路線に「ノー」を突きつけたのだ。自民党内の強硬路線に対して、中国は憂慮している。が、次期首相の安倍氏は、前回小泉*10政権の後を受けて首相になった時は、就任後すぐに中国に関係改善のための「氷を破る旅」に来たし、父の安倍晋太郎*11は日中平和友好条約締結時の(注:福田赳夫*12内閣)官房長官として締結に尽力し、また(注:中曽根*13内閣外相時代は)対中ODAにも積極的だった。次期安倍政権は、(注:アベノミクスを唱え)経済を重視すると言うが、日中関係は経済的にも重要である、云々。
 明らかに、新政権になっての関係改善が期待されている。
 安倍氏個人は、右向きの対中強硬派なのだろうが、前回に続いて、(注:野田*14)前政権が(注:尖閣国有化で)あまりに日中関係を悪化させたので、改善の役回りを演じることに、今回もなるのだろうか。

 この小浜氏の中国評価が正しければ中国側は「野田政権の尖閣国有化」に相当憤慨したのでしょう。で「小泉が日中関係を悪化させた尻ぬぐいを安倍がするようなことに今度もなるんじゃないか」と願望込みで期待していたわけですが残念ながら事態はそれとは逆になったわけです。


■中国の「一人っ子政策」は、なぜ成功したのか?−トーク会 at Stanford
http://blog.goo.ne.jp/mkohama2011/e/6ca19324e4c557179cf8e1d82b668ca6
 この成功は「出生率が下がった」というカギ括弧付の成功で「それによる少子高齢化」「一部地方政府の暴走(不妊手術強要)」といった問題はひとまず視野の外に置いていますので念のため。
 成功の理由としては『日本でも豊かになると子どもの数が減ったが中国もそうだった』、つまりは「一人にしろと言われなくても一人にしたいという夫婦が増えた」と言うのがあるという話です。むしろ「産め産め」言う封建主義的な舅、姑がいる場合には「政府も一人っ子を奨励している」としていい反論の道具になったと。だから一人っ子政策がいいというわけではないがそういう事実を無視して「一人っ子政策」を批判オンリーというのもおかしいのと違うかという話です。

http://blog.goo.ne.jp/mkohama2011/e/c025300ab1586a02f7cdc4e1fbfbc30a
反日デモをめぐって―社会・政治・歴史から(3)
 中国は未来永劫の隣国で、現在とこの先当分の間、日本にとって最大の経済パートナーでもある。よくわからないからといって、付き合わないでいい相手ではない。

 おっしゃるとおりで日本には「隣国で重要な貿易相手国・中国とつきあわない」という選択肢は現実的に存在しません。これは正直価値観の問題ではないでしょう。

 日中関係が今も何かの契機ごとにこじれるのには、いうまでもなく日中戦争における日本軍が中国に与えた莫大な被害(しかも戦後史のいきさつの中で、日本は戦争賠償を払っていない)が背景にある。

 ODA援助はしていますが確かに「公には戦争賠償は払っていません」。
 そして「莫大な被害」をいったん「国交正常化時にそれなりにわびたはず」なのにやれ「南京事件は捏造」だの「張作霖暗殺は関東軍の犯行ではなくコミンテルンの陰謀」だの言うバカが政府与党関係者(例:安倍の引きでNHK経営委員になった百田尚樹)に出てくるようではもめない方がおかしい。

http://blog.goo.ne.jp/mkohama2011/e/0ddce31638e2aeb6cc7f4d7fe5a62bac
■ちょっと感動した話
 最近、「災害とジェンダー」(丹羽雅代著、『ジェンダー史学』第8号、2012年)という論文を読んで知り、ちょっと感動したこと。
 ソウルでは水曜日ごとに、元「慰安婦」への日本政府による謝罪と賠償を求めるデモが行われており、先頃1000回を超えた。昨年、3月11日の東日本大震災後の最初の水曜デモの際、元「慰安婦」のハルモニたちが「被災した人たちが気の毒だ。なんとか被災地の女性を元気づけたい」と封筒にお金を入れて支援者たちに託し、募金活動を促されたという。
 このおばあさんたちは、日本政府には厳しく謝罪を求めても、それと日本の苦労している人たちとを峻別し、いち早く後者に寄り添う行動を取られている。

 人間として、このような高潔な人間でありたいものです。こういう区別が出来ないと家族会のように「朝鮮学校無償化除外を叫ぶ」という笑えない醜態をさらすことになります。
・話を小浜氏のエントリ紹介から三浦のブログへのコメントに戻します。それにしてもチベット連中(例:ペマ・ギャルボ)も小浜氏のような「まともな中国批判者」と手を組むべきであって、三浦のようなウヨ連中と手を組むとはそのアホさに泣けてきます。そうは思いませんか、id:Mukkeさん。もちろん回答なんか全く期待してなくて「大嫌いなid:Mukkeさん」への「性格の悪い俺」のただの嫌みですけど。
 一方6/4のほうは以前紹介したアジア自由民主連帯協議会&「頑張れ日本! 全国行動委員会」(田母神俊雄*15代表)共催という右翼集会です。
 以前書いた批判文章を再掲します。

 賛同者も田母神の他に、荒木和博*16特定失踪者問題調査会会長」、西尾幹二「元つくる会会長」、高森明勅「元つくる会副会長」、中西輝政「元つくる会理事」、田久保忠衛「国家基本問題研究所副理事長」や拙ブログでもおなじみのトンデモ右翼「酒井信彦*17」「岡田英弘宮脇淳子夫妻」などまさにトンデモウヨ「オールスターズ」、彦摩呂風に言えば「トンデモ右翼の宝石箱や!」と言ったところでしょう。ウヨが自分を棚あげして中国を誹謗中傷する集会なんか「天安門事件をまじめに考える上において」有害無益な存在でしかありません。

ま、こんな右翼集会(6/4)と、「まともな学術集会」(5/29)を同列に扱える三浦もたいしたタマです。勿論褒めてない。


■5月18日(チベット)30日(ウイグル)二つの学習会のお知らせ(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2454

チュイデンブン 
1996年に中国の青海師範大学チベット文学部を卒業。2001年に来日し、南山大学及び南山大学大学院を経て、2012年に桐蔭横浜大学大学院法学研究科で博士号取得。現在、桐蔭横浜大学ペマ研究室の研究助手として活躍中。

 「デマ屋」ペマの助手という時点で「ああ、ペマと同レベルのバカなんだろうな」「ペマの引きで助手になれただけでまともな研究能力があるかわかったもんじゃないな」と言う目でどうしても見てしまう俺。
【追記】
 なーんて失礼なことを書いてしまいましたが「チュイデンブン」でググったら意外なことが判明。
 拙ブログの愛読者(?)ならご存じでしょうがプンワン(プンツォク・ワンギェル)と言う人がいます。プンワンの本が明石書店から『チベット人哲学者の思索と弁証法』(2012年)と言う邦題で出ていますがこの訳者が「チュイデンブン」氏だそうです。やはり同一人物なんですかね。
 プンワンの本を訳す人間が「ペマの子分として、アジア自由民主連帯協議会のメンバー」というのは小生には理解が出来ません。「プンワンへの敬意」と「日本ウヨへのこびへつらい」って両立するのか?


■東京高裁が朝鮮総連の本部売却執行抗告を棄却 総連立ち退きか? 
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01089
 まあ、バカウヨ三浦らしいくだらない悪口雑言です。特に酷いのが、そう判断するまともな証拠もないのに「総連には拉致への関与を告白して欲しい」とかほざいてることですね。
 総連本部ビルがどうなるかわかりませんし、小生には何も出来ませんが、今後何があろうとも、三浦のようなバカウヨの悪口雑言にもめげず総連の皆さんには頑張って欲しいと思いますね。


■『【6月4日】天安門事件25周年東京集会』へのコメントその1
http://freeasia2011.org/japan/archives/3275
・「もうそんなに経つんだ」というのが率直な感想です。当時生まれた子どもが25歳ですか。俺も年を取るはずです。当時俺は生まれてましたので。
・このエントリは三浦小太郎が宣伝しているアジア自由民主連帯協議会に載った文章です(三浦は協議会の理事です)。正式に報告エントリでも出たら改めて突っ込みます。
 共催団体の一つが「頑張れ日本! 全国行動委員会」(田母神俊雄代表)というのではまあどんな集会かはよくわかります。
 賛同者も田母神の他に、荒木和博「特定失踪者問題調査会会長」、西尾幹二「元つくる会会長」、高森明勅「元つくる会副会長」、中西輝政「元つくる会理事」、田久保忠衛「国家基本問題研究所副理事長」や拙ブログでもおなじみのトンデモ右翼「酒井信彦」「岡田英弘宮脇淳子夫妻」などまさにトンデモウヨ「オールスターズ」、彦摩呂風に言えば「トンデモ右翼の宝石箱や!」と言ったところでしょう。ウヨが自分を棚あげして中国を誹謗中傷する集会なんか「天安門事件をまじめに考える上において」有害無益な存在でしかありません。そもそもウヨ連中は人権意識から天安門を論じてるわけではなく、ただのアンチ中国に過ぎないわけです。
 なお、もちろん三浦小太郎も賛同者の一人です。
 左派がいないのはもちろん、いわゆる保守リベラル派なんてのも一人もいない。
 ま、小生が名前を知らない人間もいますが田母神や西尾なんぞと一緒に賛同者として名前を出せる人間がまともなわけもない。そう言う意味で「予想通り」とはいえ、がっかりつうか、呆れるつうか、言葉もないのは

ペマ・ギャルポチベット)、イリハム・マハムティ(ウイグル)、相林(中国)、オルホノド・ダイチン(蒙古*18)、王明理(台湾)、陳破空

という日本ウヨに媚びて恥じない「アホバカ外国人」の皆さんですね。自分らのやってることがいかにチベットウイグルなどの評判を貶めるか、どれほど日本ウヨに誹謗されてる人々(例:元慰安婦)に対して失礼かと言う常識がないようです。こういう「アホバカ外国人」をがっつり批判しないでどうするんだと思いますし、こういう「アホバカ外国人の運動や主張など支持する気には全くなりません」が、どうもid:Mukkeさんやid:noharraさん、「最近Mukkeさんと似たり寄ったりのチベット擁護の詭弁で拙ココログエントリに登場されたid:kyo_juさん」なんぞにはそういう常識がないようで絶句です。

【追記】
この集会の後援団体の一つ「ベトナム島嶼会議」のサイト(http://www.jpmuseum.com/tosho/)が「ばかばかしいという意味で愉快」なので見てみましょう。

日本時代、『新南群島』として台湾高雄市の管轄下に南沙、西沙があるという行政区分だった。

その理屈だと「中国(あるいは台湾)の南沙、西沙領有権主張には一理ある」ということにならないんでしょうか。少なくともベトナムの領土であると当然のようには言えないでしょう(追記:ただし、日本が新南群島を領有権主張したのは「1938年」と言う微妙な時期なのでこれをもって「新南群島(今の南沙、西沙)は台湾だったから今は当然中国領or台湾領」と言えるかは怪しいようです)。

尖閣諸島をおさえると中国軍は台湾へリーチをかけられる。

そもそも武力で尖閣を取りに来たりしないでしょうが、仮に取ったとしてそれと台湾と何の関係があるのか。別にリーチなんかかかりませんよ。

ベトナムと日本はしたがって領土防衛という文脈から運命共同体

何がどう運命共同体なんでしょうか?

ベトナムと日本との絆は深く

 どう見ても中国や韓国の方が絆は深いと思いますが。

日露戦争に勝利した直後に東遊運動の指導者で『ベトナム吉田松陰』と云われるリーダー*19が日本に来た。

そんな事言うなら中国人留学生(例:魯迅)だって日本にきてますけど?

ベトナムは経済改革開放を中国モデルにもとめて所謂『ドイモイ政策』に転じてきたが、中国の変容をみていて、『ドイモイ』路線を変更する可能性が高い。

 言ってる意味がよくわかりません。何をどう変更するというのか。

過去の事例をみれば米国は『油田のおいしいところ』をとる。だからリビア分割、トルコ分割を米国がのぞむわけである

 「リビア分割やトルコ分割を米国が望んでる」なんてとても通説的見解とは言えないと思いますけどね。米国政府関係者が聞いたら怒り出すんじゃないか。

・シナの侵略と戦うためにベトナムとも組むべき
ベトナム社会主義はおおいに問題だが、カストロ*20キューバとて第一義的に民族解放闘争だった

何故か同じ共産党一党独裁なのにベトナムキューバには「中国よりずっと甘い態度」の日本ウヨです。

ベトナム戦争は、日本がまけたあとも(注:残留日本兵が?)闘い、民族解放、独立という意味で(注:ベトナム戦争ベトナムが米国に勝利したことによって)結局、大東亜戦争は勝利した

無茶苦茶言わないで欲しい。仮に「残留日本兵」の力が大きかったにしても彼らは「日本政府の命令で残ったわけではない」し日本がベトナム戦争アメリカを支持したことはどう理解されてるんでしょうか。大体ベトナム戦争北ベトナムが勝利したとき、左派はともかく右派はこんな事言ってなかったでしょうに。「共産主義の勝利でベトナムが不幸になる」とか言ってたんじゃないですかね。
 反中国包囲網にベトナムを取り込むためのベトナムへのおべっかと言う面もあるのでしょうが、酷すぎです。

シナ*21は経済的にもいよいよ雲行きが怪しい。

 全然怪しくないと思いますが本当に怪しかったら日本も巻き添え食らって酷い目にあう危険性大でしょうに。
 何で「ざまあ中国」的に喜べるのか?

米国は中国とG2共存を考えているようでもある

日本ウヨの言う「共存」が何を意味するかわかりませんが「米国企業が中国に進出してる」し、「中国政府転覆」なんぞ、さすがに米国も考えてないだろうという意味では「共存」でしょうね。まあ、そう言う意味では米国に限らずどこの国も中国と共存ですけどね。

高山正之氏。
「米国の戦略とは仮想敵を徹底的につぶすのだ。リビアに5000回の空爆を行ってカダフィ*22をつぶし、(注:イラクの)サダム*23政権を倒壊させてきたように、日本を脅威と認識すればつぶしにかかる。だから中国、朝鮮*24をたきつけて反日を展開させているように、アジアの安定を言いつのりながら、じつはアジアの不安定化をねらっている」。

 まるでイラク戦争に反対だったかのような口ぶりですがイラク戦争を支持してたのが日本ウヨでしょうに。しかし「中国、韓国、北朝鮮反日の黒幕は米国」って言ってることがすごい(ちなみに高山は元産経記者)。全ての日本ウヨがこういう「反米主義」ではないでしょうがこういう「反米主義者」もいるのは事実でしょう。しかしこういう反米主義者が一方で「日米同盟堅持」を訴えてるのはよくわからない話です。
 なお、俺個人はむしろ米国は「TPPや集団的自衛権」を理由に安倍に甘いと思いますし、そんな米国オバマ政権に怒りを覚えますけどね。まあ、オバマが安倍に甘かろうと、基本的に安倍なんぞ日本国民が引きずりおろせって話ではありますが。
 さすがに「韓国との関係などで」容認できない話(靖国慰安婦)のみ安倍に批判入れてるだけでしょ。まあ、「安倍に甘いこと」に限りませんが米国って国は偉そうに人権とかほざいてても、自国の国益しか考えてませんよね。少なくとも「政府」は国益しか考えてない。エジプト軍のクーデターも黙認してるわけですから。もちろん中国だってそんなことはわかってるわけで、「人権批判」なんぞされても「知るか、ボケ」ってのはある意味「当然」なわけです。だって人権団体ならまだしも米国「政府」の人権批判ていい加減な代物の訳ですから。


■書籍紹介「なぜ韓国は中国についていくのか」荒木信子著 草思社
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01088
 特定失踪者調査会代表、元巣くう会事務局長の認定荒木和博のカミさん・荒木信子の本です。
 もちろん
1)「韓国は中国についているのではなく、靖国問題など一部の問題で中国と共闘して安倍に対抗しているに過ぎず、もちろん中韓間に様々な意見対立はある」ので本の内容自体がおかしいし
2)そもそも「北朝鮮帰国者の生命と人権を守ることとそんなことは何の関係もない」ので「守る会」サイトで三浦がこの本を紹介すること自体がおかしい。
 それはともかく三浦小太郎の書評を紹介して突っ込むことにしましょう。

現在の韓国政権で何よりも不思議なのは、なぜ中国に対してなぜここまで接近するのか、また脱北者問題や人権問題などで中国に対し抗議しないのかという点でした。

 よほど三浦らウヨ連中は「朴クネの父・朴チョンヒは安倍の祖父・岸信介の盟友であり、朴クネが安倍に逆らうわけがない」と舐めまくってたんでしょうが、ばかばかしいですね。別に全然不思議ではないでしょう。韓国にとって中国は「隣国であり重要な貿易相手国の一つ」なので三浦ら日本極右のような「中国敵視路線」なんてとれるわけもないでしょう。また、「抗議を無視して靖国参拝強行」「可能ならば河野談話を撤回する気満々」といった韓国を完全に舐めてるとしか思えない「安倍の無法」に対抗するには中国と共闘せざるを得ないという事情もあるわけです。まあ、韓国が共闘しようとしてるのは中国だけじゃなくて欧米なんかもありますが。そんなに中国に接近して欲しくなかったら韓国をバカにしてるとしか思えない挑発行為を辞めるよう安倍に進言したらどうなのか。安倍の韓国への敵対的態度が「中国への接近」を助長してることは間違いないのに。
 つうか程度の差こそあれ三浦並みに中国を敵視してる国もないでしょう。既にココログブログの拙エントリ『チベットについていろいろ・その1』(http://bogus-simotukare.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/post-f7be.html)やライプツィヒの夏『経済のほうが政治よりよっぽど現実(実状)に正直だ』(http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/1a7187cdeada28ece24c5aec214d9449)コメ欄で紹介しましたが

http://www.sankeibiz.jp/macro/news/140502/mcb1405020500013-n1.htm
フジサンケイビジネスアイノルウェー、対中配慮でダライ・ラマと距離』
 中国を刺激したくないとして、ノルウェー政府が今月オスロ*25を訪問するチベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世(78)との面会を回避する可能性があることがわかった。ノルウェー・ノーベル委員会が2010年に中国反体制活動家の劉暁波氏にノーベル平和賞を授与して以来続く、世界第2位の経済大国との緊張関係を緩和したいという意向の表れだ。
 議会での議論後、ブレンデ外務大臣は記者団に対し、「わが国は中国との関係を重視しなければならない。ダライ・ラマ14世と会談すれば関係の正常化が難しくなるだろう」と話し、まだ最終的な結論には至っていないと述べた。
 トムセン国会議長は4月22日、ダライ・ラマ14世との会談を回避する意向を表明した。ダライ・ラマ14世は、ノーベル平和賞受賞25周年を記念して、ノルウェー・ノーベル研究所の招待により同国を訪問する予定。ノルウェー放送協会のインタビューに対し、トムセン議長は「私の課題は中国との関係を改善することだ」と述べた。
 中国は10年、ノルウェーが劉氏にノーベル平和賞を授与したことから、同国との政府高官レベルでの交流を断絶した。2国間の貿易も緊張状態に陥り、中国はノルウェーからのサーモンの輸入を実質的に禁止している。
 駐ノルウェー中国大使は昨年、演説のなかで、国交の正常化のためにノルウェーは「レッドポリシーライン(政治的に越えてはならない一線)」を越えないと約束すべきだと述べた。

ということでノルウェーなんかも中国と敵対関係にはなりたくないわけです(なおフジサンケイビジネスアイの記事も指摘していますがノーベル賞委員会はノルウェーの機関ではあっても政府機関ではないです)。

韓国が日本に対し歴史的に言いたいことがあると仮に理解するとしても

「仮にも何も」、可能ならば河野談話なんか今すぐに撤回してやるという露骨な態度を安倍がとって韓国が怒らないとでも三浦は思ってるのか。そういう馬鹿な事を安倍がするからオバマも「河野談話撤回に反対」と言う主旨の発言を韓国でするわけです。そういう発言をしないと撤回しかねない極右が安倍だとオバマは完全に安倍を危険視してるわけです。もちろんそういう理解が三浦に出来ないのは三浦が安倍同様「河野談話否定論者」だからです。
 こういう「河野談話否定派のバカ・三浦小太郎」を「守る会の幹部(元代表、前副代表、現在事務局長)」に担ぎながら「僕は河野談話支持者です」と言って恥じない恥知らずが「守る会会員」id:noharraです。
 ペマギャルボが「河野談話否定論」を支持するのを容認しながら「僕は歴史修正主義批判派だ」と公言して恥じない「チベットの自爆行為『日本ウヨとの野合』を容認する無能で無責任な自称『チベット支持者』」id:Mukke氏並みに恥知らずと言っていいでしょう。そしてこういう俺の批判に対し「チベット差別者の分際で」というとんちんかんな事しか言えなかったり、「華麗にスルーして逃げ続けたり」するのがid:Mukkeid:noharraの「俺が大嫌いで心底憎悪してる」ご両人です。お前らこそ歴史修正主義批判者面するならペマや三浦の河野談話否定論を批判しろよ、愚か者め!、と言いたいですね、ご両人には、本当に。

 朝鮮戦争時期、北朝鮮を支え結局分断を固定化したのは明らかに中国の軍事的支援があるはずなのですが、その「歴史問題」に全く触れないのも率直な疑問でした。

 そんな事言ったってどうしようもないでしょうに。つうか「中国、ソ連北朝鮮支援しなきゃ米韓連合軍で統一できた」というのは完全に韓国の都合に過ぎず、中国からすれば「米国が韓国支援しなければ北朝鮮プラス中国、ソ連の軍事力で統一できた」とも言えてしまうわけです。
 

本書を読んで、韓国への中国への傾斜は、実は民主化時代の幕開けというべき盧泰愚政権の時代からその要素を持っていたことを教えられました。

 単に当時から「中国は韓国にとって重要な貿易国だった」てだけでしょう。もしかしたらそれは「李承晩時代」「朴チョンヒ時代」「全斗煥時代」も既にそうだったのかも知れませんが。
 なお、日本にとっても中国は重要な貿易相手国であり、国交正常化前から貿易はやっていました。

89年の天安門事件に対し、盧泰愚が明確に中国政府の立場を弁護

 三浦の言う「弁護」が何を意味するかわからないのでノーコメント。まあ、隣国とそうそう敵対関係にもなれないでしょう。また「光州事件をおこした人間・盧泰愚」にそんなに人権感覚があるわけもないでしょう。
 ちなみに日本も「欧米の経済制裁に同調しなかった」ので三浦的には「弁護」なんでしょうね。でも「中国から遠く離れた欧米」と「隣国の日本、韓国」では扱いが違うのも仕方ないんじゃないですかね。

台湾との断交はやむをえなかったかもしれませんが、日本と比べても韓国の台湾断交の姿勢は外交的に非礼だったこと

何がどう非礼なのかわからないのでノーコメント。ちなみに日本は椎名悦三郎*26を台湾へ「弁明の特使」に送っています。
 ウィキペ「椎名悦三郎」によれば

 自民党副総裁であった1972年に中華人民共和国との国交樹立に伴い台湾(中華民国)への釈明と今後の民間交流維持のための特使として派遣され、日本の不義理に憤激するデモ隊から車に投石されたこともある。このことが後年、大平正芳*27(当時、田中内閣外相、後に首相)との関係を悪化させたといわれる。

そうです。

盧泰愚が(注:1992年に中国と国交正常化し)「一つの中国」を認め(注:台湾と断交し)たというのに、中国側は北朝鮮と韓国双方と関係を持ち続け*28

 それ単に国際社会の政治力学に過ぎませんから。韓国だってまさか「俺が台湾と断交したんだから、中国も北朝鮮と断交しろ」と言う気もないでしょう。言うだけ無駄で中国がそんな事をやるわけがない。
 欧米や日本と国交正常化したときも北朝鮮と断交なんかしていないんだから、「当時は明らかに国力が欧米や日本より落ちる」韓国相手に中国が北朝鮮との断交なんかしないのは何ら不思議じゃない。
 台湾は1971年に国連から追放されたのに対し、まあ、どういう政治力学なのか小生知りませんけど、韓国と北朝鮮について言えば1991年9月に「両国ダブル国連加盟」ができたわけです。中国とソ連*29(現在のロシア)の引きが大きかったんでしょうか。
 とにかくそんなことをどうこう言っても仕方ないでしょうに。台湾と国交持ってない国は韓国以外にもある、つうかほとんどの国は台湾と国交なんか持っていません。理由はとても簡単で「中国と国交樹立した方がお金になる」からです。

 これは私の推測なのですが、当時の盧泰愚大統領は、中国も改革開放経済に向かうと同様政治的にも民主化し、たとえ民主化しなくても、経済的利益から北朝鮮を捨てて韓国の側につき、ある種の北包囲網を中国とも連携して作れると考えていたのではないでしょうか。しかし、それは全くの幻想に終わったのでした。

 いやいやそんな甘いことを盧泰愚も考えてないでしょう。俺が盧泰愚だったら「中国の改革開放が民主化につながる保障はどこにもない」「それに中国が民主化しようがすまいが、北朝鮮を支援し続けるのではないか。長いつきあいのある北朝鮮をそう簡単に切れないし切らないだろう」と思いますね。
 まあ、ただ俺が盧泰愚なら「北朝鮮に一定の影響力がある中国とそれなりに仲を良くしておくに越したことはない、中国は北朝鮮への外交カードとして使える」「改革開放が進めば、中国は韓国にとって重要な貿易国になるだろうし、隣国だからあまり敵対的な態度もとれない」とは思うでしょうね。要するに三浦みたいなアンチ中国路線は取らない。

しかし、私たち日本も、韓国を軽々しく批判できるわけではありません。日中国交回復時、台湾を見捨てたのは日本もある意味同様です。

 無茶苦茶言わないで欲しいですね。
 台湾と国交を持ちながら中国とも国交を持つ「二つの中国」や「一つの中国、一つの台湾」なんて中国が認めるわけもない。
 それとも中国と国交樹立せず台湾と国交を持ち続けろとでも言うんでしょうか?。「台湾の国連からの追放&中国の国連加盟(1971年10月)」や「ニクソン訪中(1972年2月)で米国も台湾斬りに動いた時点」でそんな事は無理だとわからないんでしょうか。ちなみに日本が「水面下交渉はともかく」、公に日中国交正常化を模索するようになるのはニクソン訪中後です。現実に国交正常化が実現するのが当時の佐藤栄作*30内閣の次の、田中角栄*31内閣です(1972年9月の日中共同声明)。
 「台湾ロビー」岸信介*32を兄に持つ当時の首相・佐藤栄作には「公然と日中国交正常化を目指す」なんてことは「アメリカが公然と台湾斬りするまでは」支持者の反発が怖くてとてもできなかったのでしょう。
 ウィキペ「アルバニア決議」を見るとわかりますが「中国の国連加盟&台湾の国連追放」と言う国連総会決議案に対して当時の佐藤内閣は「もはや中国の国連加盟は阻止できないので認めるが台湾も今まで通り加盟を認めさせる」という方針で望み、「台湾は国連から追放」と言う結果で見事に政治的に敗北します。

中国の巨大な市場の幻想にくらみ

「幻想」じゃなくて「中国の巨大な市場」は現実ですよね。既に日本企業も多数進出し大いに儲けているわけです。まあ、日本だけじゃなくて欧米企業なんかもそうですが。三浦が悪口雑言してる韓国の企業もたぶんそうでしょう。

本書は、独裁政権との国交回復、経済のみを重視した国家関係の危うさについて、中韓を越えて様々なことを学ばせてくれます。

 中韓関係に危ういことなど何もないでしょうがそれはともかく。
 何も中国以外にも「ミャンマーサウジアラビア」など世界には様々な独裁的国家はあるのですが三浦らが非難するのは何故か中国、北朝鮮限定です。
 ミャンマーなんぞは「白昼堂々、軍兵士が日本人カメラマン長井健司氏をぶっ殺した」ので、普段「同胞を拉致した北朝鮮許さない」「拉致犯人の引き渡しを断固求める」と抜かしてたウヨ諸君は「長井暗殺犯をミャンマーが引き渡さない限りあんなふざけた国は制裁で痛めつけろ、ミャンマーごときに舐められてたまるか」とでもおっしゃるかと思いきや何も言わないんだからびっくりです。麻生財務相ミャンマー円借款すると言っても「長井の件はどうなったんだ!」なんてウヨ諸君は一言も言わない。
 要するにウヨ連中の『同胞』云々、『人権』云々が大嘘だって事がよくわかったわけです。
 あれ、「ミャンマー軍の長井氏暗殺」と同じ事(日本人を公然と白昼殺害)を北朝鮮がやったらもう「日本人を殺害しやがった。絶対に許さない。北朝鮮なんか自衛隊で攻撃して潰せ」とか言ってると思うんですけどね、日本ウヨ。


■第13回講演会「チベットの最新情報とこれからの若い世代のチベット運動」講師 チュイデンブンhttp://freeasia2011.org/japan/archives/3257
 三浦小太郎が宣伝しているアジア自由民主連帯協議会に載った文章です(三浦は協議会の理事です)。
 チュイデンブン氏は協議会の理事だそうですが、「協議会の会長」ペマ同様、名前からして「日本ウヨに媚びるアホチベットの一人」なんでしょうか。こういうのを野放しにして「俺はチベット支持者だ」と思える方々はアホとしか思えませんね。誰とはいいませんけどまあ、この文章を読めばご本人は自分の事だとよーくわかるでしょう。ご本人、わかっても「ペマを批判しないで何が悪い」「ボーガスの野郎、チベットに悪口雑言しやがって許せない」としか思わないんでしょうけど。
 まあ、正直な話、チベットがどうなろうと知ったことではないですけど。こういうのを見て「この種のアホチベット」や「アホチベットを批判しない自称チベット支持者」はあの世のパンチェン・ラマとかプンワン(プンツォク・ワンギェル)とかが喜ぶとでも思ってるんですかね。
 いずれにせよ正式に報告でもされたら突っ込む予定です。


■『「伝統と革新」第15号(四宮正貴氏編集)に「『永遠の0』と第二次安倍政権」という原稿を書きました』(三浦の個人ブログ)コメ欄に突っ込み

http://miura.trycomp.net/?p=2406&cpage=1#comment-48010
 三浦さんも指摘されているとおり、百田氏には民族派右翼的な傾向は希薄

田母神の都知事選応援演説で「南京事件東京裁判で捏造された」と放言した「南京事件否定論者」百田のどこが「民族派右翼的な傾向は希薄」なんですかね。それともこのコメンターの「民族派右翼」というのはよほど特異な定義なんでしょうか?

そもそも安倍晋三という政治家自体、竹中平蔵*33三木谷浩史*34と近いといわれるとおり、反近代的な心情からはむしろ遠い人ではないかと感じます。

 やれやれですね。「経済政策が新自由主義的であること」と「外交・安保政策が復古主義的、戦前礼賛的であること」は別に矛盾することではありませんが。「矛盾する」と思える理由がわかりません。
 つうか「戦前は近代」なので当然ながら「戦前礼賛は近代礼賛の一種」であり安倍支持者にせよ、批判者にせよ誰も安倍のことを「反近代」とは言ってないと思うんですけどね。
まあ、それはともかく、何で三浦と言い、このコメンターと言い、「ウヨと言われることをそんなに嫌がるのか」。要するに「ウヨは人気ない」と本心では自覚してるんでしょう。以前も西村幸祐なんかは「僕らはウヨじゃない、中道だ」と強弁してましたから。一方、小浜逸郎なんかは「世間がウヨというならそれでいい、世間の評価なんか気にしない、ウヨで何が悪い」と完全に開き直って確信犯の訳ですが。


■先日 SAYAのスイートベイジルラストライブに行った(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2435
・本文読めばわかりますが、ラストライブというのはSAYAのではなく、「スイートベイジル」のラストライブです。スイートベイジルというのは店の名前で改修で当分閉店するそうです。
SAYAというのは右翼放送局チャンネル桜の番組でアシスタントをやってるマイナー芸能人で要するに「チャンネル桜仲間・三浦」の仲間ほめです。「佐藤健志氏」というのは、

父親は保守派政治学者の佐藤誠三郎*35。母親は産経文化人の弁護士・佐藤欣子*36

でウヨ的立場から本書いたり、東京MXの「西部邁ゼミナール」に出演したりしてる右翼評論家です(ウィキペ「佐藤健志」参照)。改めて「本当に三浦がつきあってる輩って右翼しかいないのな」と言うことが実感できますね。


蓮池透氏のツィートを見る

金子勝*37 ‏@masaru_kaneko 4月27日
 鹿児島2区衆議院補選を見ていると、(注:徳洲会王国という)強固な保守地盤とはいえ、安倍政権の出口を無視した異例の拡張的財政金融政策によって当面経済がよくなる面を強調し、原発既得権益を守り、集団的自衛権解釈改憲など戦争ができる国家作りの争点を隠す。気づいた時は遅いが、ナチスの手口です。
(蓮池氏がリツィート)

 これはたぶん「安倍さんになんてことを言うんだ、金子氏は失礼だ!」と言う意味ではなく「それなりに共感した(おそらく安倍政権の原発政策批判関係で)」と言う意味でのリツィートだと思います。蓮池さんも「対北朝鮮タカ派時代」とは随分と大きく変わったようです。


ラグタイムララバイ(三浦小太郎)のアマゾンレビュー『「秘話」で綴る私と朝鮮』(佐藤勝巳著)

客観的には犯罪者にすぎないのに自らを差別への反抗者として演じた悲喜劇的な人物金嬉老との対決

 「何だかな」って感じですね。小生も金嬉老のやったことを擁護する気はありませんが、彼が「在日差別が酷い時期の人間であること」を考えれば「差別がなければああ言う事をしなかったかも知れない」わけでこういう風に斬って捨てる気にはとてもなれませんね。別に金に限った話ではないですが「犯罪者を美化してはならない」のは当然ですがそのことと「彼が犯罪に至った理由を考えずに斬って捨てる」のは違うでしょう。
なお、「要出典」ですがウィキペ「金嬉老」によれば佐藤は

(注:金が犯行に「在日差別が原因だ」とし、反省の弁を述べないことに対し?)佐藤勝巳は非常に驚き愕然とし原朝鮮人とも云うべき存在に初めて会ったと述懐している。

そうです。「原朝鮮人(オリジナルの朝鮮人?)」ねえ。どう見ても褒め言葉ではないでしょう。朝鮮人への差別発言ではないのか。例えば「都井睦雄八つ墓村のモデルとなったいわゆる津山30人殺し事件の犯人)」「大久保清(8人の女性を強姦殺害)」などの凶悪犯罪者に対し「原日本人(オリジナルの日本人?)とも言うべき存在」といったらそれは褒め言葉ではないでしょう。明らかに日本人への差別発言でしょう。
 つうか金に限らず、「本心かどうかはともかく*38」犯罪者が「俺は悪くない」といって自己正当化しようとするのなんてそもそも珍しい事じゃないと思いますけどね。佐藤だって「1000万円使途不明金疑惑」などの自らの失態、不祥事について何一つ反省の弁を述べないわけですし。

被害者家族への根拠なき誹謗*39を繰り返し、それでいて自分自身が一千万円の支援金を(注:巣くう会)会計に届けず自分の判断で使ってしまい(注:佐藤が金を横領し私的に利用したのではないかとの疑惑を招き、巣くう会)運動に大きなダメージを与えたことには一言も触れない。

・まあ、「佐藤の1000万円使途不明金問題」は佐藤が事実上「後に巣くう会会長を解任される原因」ですからね。佐藤は「秘密工作に使った、秘密なので何に使ったか言えないし、領収書なども出せないが私を信じてくれ」と言ったわけですがさすがにそんなのは最終的には通らなかったわけです。
・当初はこの問題、巣くう会は「会内外の批判や会のイメージダウンを恐れて」明らかに曖昧にごまかそうとしていました(佐藤の辞任も建前では解任ではなかった)。
 ただし「佐藤の解任から時間が経ったこと」「佐藤が横田滋の家族会資金横領疑惑を騒ぎ家族会、巣くう会に完全に敵対したこと」「最近佐藤が死んだこと」で容赦なく「佐藤の辞任は実は1000万円使途不明金問題による解任だったんだ」と公言するようになったわけです。ただそんなのは「巣くう会が認めようとしなかっただけ」で佐藤辞任時から公然の秘密でしたけど。
・なお、佐藤の「1000万円使途不明金問題」が最初に問題になったのは「2004年に兵本達吉・巣くう会理事(当時)が業務上横領で佐藤を刑事告発したから(ただし嫌疑不十分で不起訴)」で、佐藤が「2008年に辞任するまで」4年のブランクがあることを考えれば佐藤を一方的に非難するのもどうかと思うんですけどね。
 そもそも
・兵本は西岡力(当時、巣くう会副会長、現在、会長)も佐藤の共犯として刑事告発した
・2004年当時、巣くう会執行部は、兵本の行為を問題視し、当時巣くう会理事だった兵本を理事から更迭
ということだから、うかつに使途不明金問題で佐藤を非難すると「兵本理事更迭は間違いだったのか?」「2004年当時に何故すぐ佐藤を解任しなかったのか」「兵本が告発した西岡も佐藤同様の問題人間ではないのか?」ということになって巣くう会にとってやぶ蛇の気もするんですけどね。
(以上、ウィキペ「佐藤勝巳」「西岡力」「兵本達吉」参照)

北朝鮮が早期に崩壊するという判断ミスを下したこと

 やれやれですね。それ佐藤「元巣くう会会長」一人の罪なんですか?。そもそも佐藤は「巣くう会会長」なんですから、少なくとも「巣くう会会長時代の佐藤発言」は「佐藤が悪い」で済む話じゃないでしょう。巣くう会も同罪です。
 また、西岡巣くう会会長だって島田巣くう会副会長だって、荒木特定失踪者問題調査会代表(元巣くう会事務局長)だって、この書評の書き手である三浦(ラグタイムララバイ)だって、巣くう会周辺のウヨ連中は皆、佐藤が2008年に巣くう会会長を解任された後も「北朝鮮早期崩壊論」を主張していたのによくもまあ「佐藤さんは北朝鮮が早期に崩壊するという判断ミスを下した」なんて言えるモンです。
 金正日死亡時に、「若い金正恩では限界がある」と早期崩壊論を唱えたのが巣くう会とその周辺ウヨじゃなかったんですかね?
 頭のねじが飛んでるんでしょうか?


産経新聞『DNA型鑑定による父子関係取り消し 最高裁、見直しか』
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140424/trl14042423170007-n1.htm
朝日新聞『父子関係取り消し判決、見直しの公算 最高裁で弁論へ』
http://www.asahi.com/articles/ASG4Q5WB4G4QUTIL038.html
 DNA鑑定で親子鑑定が認められなかったら「生物学的には親子の訳はない」のですが最高裁が「法的親子関係を否定した」二審判決を覆し、「それでも法的には親子関係が生じる」という大変面白い判決を出す見込みがあるようです。というのも最高裁には珍しく「口頭弁論をやる」からです。
 判決が出たらいろいろ新聞の解説記事も出るでしょう。現時点では詳細がさっぱりわからないのですが、小生が思うに要するに「真実の追及が幸せと合致するとは限らない」「今の親との間の法的親子関係を認めた方が子どもの幸せにつながる」「嘘も方便」ということなんでしょう(こういう考えだと子どもの利益は守られるかも知れませんが、一方で「DNA鑑定などを元に事実と法的関係を一致させる考え」と違い明確性に欠けるデメリットがあります)。
 つまり最高裁においては「事実は大事だが、事実追及で子どもが不幸になる可能性が高いなら事実は犠牲にする、DNA鑑定結果は法的判断材料の一つに過ぎない。法的親子関係と生物学的親子関係はイコールではない」ということなんでしょう。仮にこの事件で「口頭弁論後も二審判決を維持したとしても」それは「生物学的親子関係と法的親子関係が常に一致すべきと最高裁が考えるから」ではなく「生物学的親子関係を犠牲にしてまで現在の法的親子関係を保護するメリットがないから」でしょう。
 これをやや我田引水的に「寺越武志さんの話」につなげると「武志さんが拉致ではないと言っている以上、それが真実であろうとなかろうと拉致でないとするのが寺越さんの幸せにつながる、嘘も方便」という話です。小生は「個々の具体的事例」はともかくこうした「事実追及が幸福につながるとは限らない、嘘も方便」という考えには「一般論としては」全く同感です。


■ルービン・ハリケーン・カーターが天国に召された(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2425
 ルービン・ハリケーン・カーターとは映画「ハリケーン」のモデルになった人物で「元ボクサーの冤罪死刑囚(後に無罪判決)」です。単なる偶然にすぎませんが「元ボクサーの死刑囚・袴田氏」の再審が最近開始されたことを考えると不思議な気持ちというか、複雑な気持ちというかそんな気持ちがしますね。


■「表現者」54号に「アメリカン・ファシズムがよみがえるとき」を寄稿しました(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2419

本号は同誌のジョルダン*40からの最期*41の発行となります。
(中略)
来月からはMXテレビから発行されるようです

・まあ、非常に首をかしげますね。MXといえば東京都が出資してるわけでそういうところが極右雑誌の発行をやるというのは無茶苦茶でしょう。大体放送法の精神「政治的中立」に反するんじゃないんですかね。
・ちなみにMXには『表現者』の編集に関わっている西部邁*42の番組『西部邁ゼミナール』があります。
・しかしそういう批判「放送法の精神に反する」などを予想した上でMXから発行というのは「売れ行きが悪い」などで、もはや他に引き受けてくれるところがないんでしょうか?
・ウィキペ『発言者』『表現者』によればこの雑誌は元々は『発言者』といい「秀明出版会」から出版されていました。『発言者』『表現者』に関わってる西部邁は一時、秀明大学教授だったのでその縁で「秀明出版会」から出版されたのでしょう。
 しかし何故か『発言者』は『表現者』と改名し「イプシロン出版企画(当時。現在の社名は明月堂書店)」と言うところから出版されます。そのイプシロン出版企画が、ジョルダンに変わり、三浦に寄れば今度はMXだそうです。


ベトナムには、なぜ民主主義と人権が存在しないのか? ダン・クォン・ハン : ベトナム革新党
http://freeasia2011.org/japan/archives/3248
 三浦小太郎が宣伝しているアジア自由民主連帯協議会に載った文章です(三浦は協議会の理事です)。
 「中国と北朝鮮への悪口ばかり言ってる極右団体」、自称「アジアの自由と民主主義のための団体」アジア自由民主主義連帯協議会に「ベトナムなど中国、北朝鮮以外の国への非難」が載ることは滅多にないのですが、まあ、建前は「中国、北朝鮮限定」ではないのでたまにこういう文章も載るわけです。まあ、「たまに乗せるだけ」で三浦小太郎らは「ベトナム民主化」など考えてはいませんし、もちろん中国、北朝鮮相手のようには「打倒ベトナム」「日本企業はベトナム進出していいのか」なんて言わないわけです。
 まあ、いずれにせよベトナムは「一党独裁」なので「民主主義」と言う点ではいろいろ問題もあるのでしょう。「ベトナム革新党」とやらの批判が正しいかどうかはともかく。

私は、ダン・クォン・ハン(Dang Xuong Hung)といいます。私は、ジュネーブベトナム前領事(2008〜2012)で、2013年10月18日から、ベトナム共産党とその政府を糾弾している、ベトナム外務省の副長官です。

 何というか翻訳が酷すぎますね。
ベトナム外務省の副長官です」というのを素直に解釈すると「今現在副長官」としか理解できないでしょうが、まあ、自国の政治体制を「民主主義と人権が存在しない」とまで糞味噌に非難する人が「現在副長官」とも思えないので誤訳でしょう。
 まあ、誤訳として考えられるのは「元副長官」「前副長官」といったところでしょうが実際の所はわかりません。いずれにせよのっけから誤訳では読む気が薄れます。

最近、識者達や一般の人々からの一貫した(注:修正案を訂正して欲しいと言う)合法的要求にも屈することなく、この国会は、(注:議員の)98%の大多数をもって、憲法に対するすべての修正案を(注:原案のママ)反抗的に可決しました。

 もう少しわかりやすい翻訳でアップして欲しいんですが。「反抗的に可決」ってあまりこなれた日本語とは思えませんね。「合法的要求にも屈することなく」と前に書いてあるんだから「反抗的に」ってのがない方が日本語として自然じゃないか。
 また「憲法に対する全ての修正案」とやらを「ダン・クォン・ハン氏」が「反民主主義的」と理解してるらしいことはわかりますがどうせならその理由を「注記」でもしてくれればいいのに。

実現を目指して有利な立場に立つためのもうひとつの好例として、熱狂的家庭の長が、不在者の代表として代理投票をしてきた点です。

 もう少しわかりやすい翻訳でアップして欲しいんですが。グーグルやヤフーの自動翻訳で訳してるのかと聞きたくなります。何でしょうか、「実現を目指して有利な立場に立つためのもうひとつの好例」「熱狂的家族の長」「不在者の代表として代理投票」って。理解することすら困難です。

 政府は、わずか20歳の成人年齢に達したばかりのフォン・ウェン(Phuong Uyen)とディン・ナグヤン・カー(Dinh Nguyen Kha)を、中国に対する愛国的活動を行ったとして投獄しています。

 もう少しわかりやすい翻訳でアップして欲しいんですが。「中国に対する愛国的活動」って具体的に何のことでしょうか?。「中国の命令によるスパイ活動」ですか?


有田芳生氏のツィートを読む

残念な思いで佐藤勝巳さんの最後の著作『「秘話」で綴る私と朝鮮』を読んでいる。先駆的に拉致問題に取り組んだ佐藤さんが荒唐無稽な憶測で横田滋さんを誹謗している。おもに会計問題だ。(注:横田滋氏が会長時代に家族会の金を横領して)ある人物を通して北朝鮮に(注:ウンギョンさんのために?)送金したという妄想。家族会が保管している会計帳簿を見れば、明らかな事実無根。無惨。

・もはや佐藤「元巣くう会会長」とは巣くう会運動にとっても完全な黒歴史になった。ちなみに佐藤の遺作は晩聲社から2014年に出たらしい。晩聲社といえば昔は左派的な出版社だと思っていたのだがいつの間にかオーナーが変わり今や佐藤の陰謀論本を出すまでに右傾化したらしい。無惨。横田パパが晩聲社名誉毀損で訴えてぶっつぶしてもいいと思う(追記:ただし出版社サイト(http://www.banseisha.jp)に寄れば過去の左派的な本、たとえば萩原遼『淫教のメシア文鮮明伝』(1980年)*43大塚一男*44『松川弁護十四年』(1984年)などといった本も一応宣伝してる。しかし、最近の本はやはり佐藤勝巳『朝鮮情勢を読む』(2000年)など右傾化しているようだ)。
・なお、「横田パパ」を誹謗する以前から佐藤は西岡、荒木、島田らと同様に「拉致問題を政治利用する極右」で「オワコン」だったことは指摘しておきたい。


チャンネル桜の番組に、【救う会兵庫】朝鮮学校補助金交付取り消し訴訟の行方 が放映されました
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01085
 やれやれ。NHKや「それなりにまともな民放(日本テレビ、TBS、フジ、テレビ朝日テレビ東京など)」ならまだしも「桜なんぞに極右報道」されて何が嬉しいんでしょうか。「桜しか好意的でない」ならそれは「世間に非常識なウヨ運動認定されてる」ってことなんですけどね。まあ、俺は守る会も巣くう会も「非常識なウヨ運動」以外何物でもないと思いますが。またおそらく守る会や巣くう会の連中も内心ではそれを自覚してるでしょう。
 ま、桜のレギュラー出演者の三浦にとっては「桜の極右性」はどうでもいいんでしょう。
 「南京事件慰安婦中韓の捏造と主張する」桜を評価するような男・三浦を「過去に代表や副代表にし、今は事務局長にしている守る会」とその面子(id:noharra萩原遼)が「三浦の極右性を何とも思わないトンデモ」であることは間違いないでしょう。
 どう善意に評価しても守る会会員の三浦への態度は「アベノミクスを理由に安倍の極右性を黙認する」ようなもんでid:noharraや萩原はまともな人間じゃありません。まあ、実際には「三浦の極右性を大目に見ている」のではなく「三浦と全く同レベルの極右」と言う可能性大ですが。

チャンネル桜についての評価や意見は様々なものと思います

 「様々」も何もまともな人間はあんな極右放送局は否定的評価、批判的評価しかしません。普段人権派ぶってる手前、「すばらしい」と絶賛できないものの、「本心は評価しているため」、桜を批判も出来ない哀れな言論詐欺師が三浦です。まあ、三浦は桜のレギュラー出演者ですから。

今現実の地上波で、このような議論をすることはなかなか難しい

 そりゃ安倍政権は「巣くう会」に近い立場なんですから、どんな理由であれ、巣くう会批判は「安倍政権の圧力や反発」を覚悟しなければならない。当然、この問題で巣くう会を批判するにはよほどの覚悟がない限りできるわけがないでしょう(それも実に嫌な話ですが)。一方で「産経やチャンネル桜など一部を除けば」こんな裁判で巣くう会を褒め称えるほど日本のメディアも異常ではないわけです。

参考までに、ここで発言しておられる紱永弁護士は、かって薬害エイズ裁判で患者さんたちのために戦われた弁護士です。

 やれやれ。こう書くと徳永はまともそうですが、「在特会が検察に起訴された裁判で在特会弁護を担当、無罪主張(しかし有罪判決)」と書けば徳永が異常な極右であることがよくわかるでしょう。
 徳永のような極右でも「薬害エイズではさすがに被害者の側に立つ」というだけの話です。
はてなキーワード徳永信一」にも

徳永の関わった訴訟
京都朝鮮学校公園占用抗議事件:
 在特会在日特権を許さない市民の会)、主権会(主権回復を目指す会)、チーム関西の活動家らが京都朝鮮第一初級学校による勧進橋児童公園の不正占用に抗議するとして、同校校門前でヘイトスピーチを含む怒号を上げ、後日京都市内で同内容のデモを行った事件。 徳永は威力業務妨害容疑などで起訴された中谷辰一郎*45の刑事弁護人を務めると同時に、朝鮮学校側から起こされた民事訴訟在特会本部と西村修平主権会代表ら事件関係者9名の代理人を務めている。刑事裁判では正当な政治的表現行為であるとして無罪を主張し、最高裁まで争ったものの懲役1年・執行猶予4年の有罪判決が確定。
大学入試センター試験歴史認識訴訟:
 2004年に実施されたセンター試験の世界史・日本史科目で「大日本帝国による朝鮮人の強制連行」を正答とする設問と「マルクス主義による社会分析の成果としての日本資本主義発達史講座」を正答とする設問が出題されたところ、反共右派思想を有する受験生らが当該設問への解答によって精神的苦痛を受けたとして大学入試センターに損害賠償を求めた事件。徳永は受験生らの代理人の一人として訴訟に携わった。東京地裁は審理の結果、上記設問は検定教科書の大半に記載された歴史学上の知見を問う問題に過ぎず、特定の思想や歴史認識を強いるものではないから、具体的な権利の侵害があったとまでは言えないとして受験生らの請求を棄却した。

などという徳永の極右性を示すエピソードが紹介されています。こうした徳永の本性を隠して「エイズ薬害の立派な弁護士」と宣伝する三浦には本当に呆れます。
 まあ、宣伝以前にまともな人間は「在特会に近い徳永なんかに弁護を依頼しません」が「徳永以外に引き受ける奴がいなかった」か、「アンチ北朝鮮の徳永が『弁護の押し売り』をしてきて、断るに断れなかった」かどっちかなんでしょう。
 どっちにしろ異常な話ですが。こんな徳永のようなレイシスト極右と、「守る会事務局長(元代表、前副代表)」の三浦がつきあいながら「守る会の朝鮮学校無償化除外主張は朝鮮学校の子どものためを思ってのことだ」といってどこの誰が信用するのか。そうは思いませんか、卑怯者のid:noharraさん。あなたがトンズラしても批判はやめませんので覚悟して下さいね。

北朝鮮とその出先機関である朝鮮総連

民団が「韓国と関係はあっても出先機関ではない」のと同様、総連も別に北朝鮮出先機関ではありません。

朝鮮学校への補助金を止めることすら出来ないわが国が、北朝鮮という、ならず者を相手に「交渉」など出来ようはずもありません。

言ってることがまるきり意味不明ですね。朝鮮学校無償化と拉致問題と何の関係があるのか。つうか無償化除外なんて馬鹿な事をやれば北朝鮮の反感を買って交渉が成り立たなくなる危険性があるでしょうに。

朝鮮総連を、弱者、マイノリティだと見るところがもうすでに歪んでいる発想ですね。

 強者でマジョリティだったら「無償化除外」なんて目にはあいません。どっちが歪んでるのか。


■4月20日 守る会関東支部学習会報告 映画「あれが港の灯だ」鑑賞と高柳俊男さんの解説
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01084
 機会があったら見てみたいとは思います。三浦を信じればいわゆる李承晩ライン*46を取り上げながら一方的な韓国批判はしていないらしい点は評価出来ると思います。

この映画では、その木村に友人の漁師、石田(高津住男)が、堂々と出自を明らかにしたらいいじゃないかと言い、木村がそんなに簡単なことじゃないと反論するシーンは、当時はもちろん、今も、脱北者が日本で生活するうえでも同じ問題を抱えていることが実感されました。

 何で「脱北者」なんですかね。未だ日本は「在日朝鮮・韓国人」に限らず外国人住民に優しい国じゃないですよ。むしろ冷たい国でしょう。脱北者に限る必要はない。
 あるいは「被差別部落民」や「同性愛者」なんかだってそう簡単にカミングアウトなんかできないでしょう。「差別される危険性のあるプライベートなことは口にしたくない」のは当たり前の話です。


救う会兵庫の裁判最終報告 教育内容には触れず*47却下*48の判決 
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01083
 まあ、当然すぎるほど当然の判決でしょう。これが各地で行われてる朝鮮学校側が起こしている「無償化除外や、補助金不支給を違法として争う裁判」にいい影響を与えれば大変いいことです。
 この件について触れた神戸新聞記事とそれについたブクマを紹介しておきましょう。

神戸新聞朝鮮学校への補助金は適法・神戸地裁で判決』
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201404/0006885294.shtml
神戸新聞記事へのはてなブックマーク
http://b.hatena.ne.jp/entry/www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201404/0006885294.shtml

unorthodox
 まっとうな判決が下されたようで何より。民族教育に対してニッポン人が「偏った教育」などとケチを付けること自体が言語道断。
sandayuu
 「日本人は同じ民族であれば無関係な個人にまで嫌がらせをするような野蛮人」と国際社会に喧伝されるような事態にならなかった事を幸いに思うべき。
kodebuya1968
 朝鮮学校補助金止めたら、拉致被害者が帰ってくるという(注:巣くう会の)理屈がわからない。
Zephyrosianus
 なんというか国内外の第三者からどう見えるかという視点が決定的に欠落してる
kouchi203
 (注:大川隆法の個人崇拝をやっているという)幸福の科学が運営してる中学高校にも補助金が出てるんだから、問題ないだろ。むしろ、幸福の科学の学校をなんとかしろ
k-noto3
 権利を侵害された立場にいる人間(注:拉致被害者家族会のこと)が容易に他人の権利を踏みにじるといういい例ですね。
taraxacum_off
朝鮮学校への補助金は適法 神戸地裁で判決」。「「救う会兵庫」のメンバーらが兵庫県と神戸市に支給取り消しなどを求めた訴訟」。「教育課程や運動、文化面をみても、日本の小中高校と同様の活動」
akutsu-koumi
 案の定排ネトウヨが「血税を外国人に使うな!」と喚いているのだが、朝鮮学校に子を通わせる保護者や教員も地域社会の一員であり納税者である。相手にする価値も無い戯言というべきであろう。
IkaMaru
 こんな事で「救う会」などと名乗っていいのかね。「在日朝鮮人を救わせぬ会*49」に改名したらどうだい
flagburner
『公認の教育施設として行政による規制や監督の下に置かれており、他の外国人学校と同等に扱ってはならないという事情はない』→だよなぁ・
Mukke
「『教育課程や運動,文化面をみても,日本の小中高校と同様の活動』と指摘し,『公認の教育施設として行政による規制や監督の下に置かれており,他の外国人学校と同等に扱ってはならないという事情はない』」

 つうことで神戸新聞記事が紹介する神戸地裁判決と神戸新聞記事についたはてなブックマークに付け加えることもありませんので特にコメントはしません。
しかしこの判決に対し

ポルポト*50スターリン*51ナチス*52を礼賛する教育を行う学校が実現しても、それを容認することになるのでしょうか?

と悪口雑言加えてる三浦小太郎と、三浦を事務局長(なお三浦は元代表&前副代表でもある)にしている守る会のメンバーとその会員連中(id:noharra)には呆れざるを得ません。朝鮮学校をどう評価するにせよ「ナチスを称える学校」呼ばわりは酷すぎでしょう。
 ちなみにまあ、こんな事を小生が書いてもMukkeさんは喜ばないでしょうが「朝鮮学校無償化除外」などという差別暴論を彼が厳しく批判してるだけ、「そうした差別暴論に荷担して恥じないid:noharra」よりはMukkeさんの方がまだ「俺的に評価出来る」と書いておきましょう。

【追記】

http://chosonsinbo.com/jp/2014/04/il-259/
朝鮮新報「補助金は適法」
朝鮮学校への補助金は適法」。4月22日、神戸地裁でこのような判決が下された。朗報には間違いないが、解決されるべき課題はまだまだ多い。
(中略)
 兵庫県側は2014年度から、朝鮮学校に対する補助金を減額する方針。兵庫県は補助基準を見直し、検定教科書の使用など日本の教育課程に準じた教育を行っているーなどを要件に加えた。そして、朝鮮学校は支給基準の要件を満たさないとしている。見直した基準とは、朝鮮学校を外すためだけの基準だと言わざるをえない。

ということで勝訴を素直に喜べない状況があ

*1:副首相、党副主席、人民解放軍総参謀長などを経て国家中央軍事委員会主席、党中央軍事委員会主席

*2:国家主席ベトナム共産党書記長だった1986年に党大会でドイモイ路線を始めて打ち出した。

*3:著書『近代上海の公共性と国家』(2009年、研文出版)

*4:著書『現代中国の言論空間と政治文化』(2012年、御茶の水書房

*5:ただし、ググってヒットした陳氏の著書が『赤い中国消滅:張子の虎の内幕』(2013年、扶桑社新書)、『日米中アジア開戦』(2014年、文春新書) てのには逆に「出版社(扶桑社、文春)は右寄りの所だし、タイトルも物騒だし、この人大丈夫なんだろうか?」と言う不安が出てきますね。本を読まないと何とも言えませんがタイトルだけ見ればネトウヨの反中国本と見分けがつきませんので。【2014年5/17追記】つうか今気付いたけど6/4のウヨ集会にも参加するんじゃん、この人。大丈夫なのかよ?。もしかしたらウヨ集会ではウヨに媚び、それ以外ではまともな言論という二枚舌なのかもしれませんがそれも人として道徳的にどうか?

*6:名前出すとマジギレしそうだし、正直あの方にはうんざりなので名前は出さない。

*7:新疆ウイグル自治区の首都

*8:著書『大国の難:21世紀中国は人口問題を克服できるか』(邦訳:2000年、新曜社

*9:佐々木氏のこと

*10:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相を経て首相

*11:三木内閣農林相、福田内閣官房長官自民党政務調査会長(大平総裁時代)、鈴木内閣通産相、中曽根内閣外相、自民党幹事長(竹下総裁時代)などを歴任

*12:岸内閣農林相、自民党政務調査会長(池田総裁時代)、佐藤内閣外相、田中内閣蔵相、三木内閣経済企画庁長官などを経て首相

*13:岸内閣科学技術庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官などを経て首相

*14:鳩山内閣財務副大臣菅内閣財務相を経て首相

*15:著書『日本核武装計画』(2013年、祥伝社

*16:著書『山本美保さん失踪事件の謎を追う:拉致問題の闇』(2012年、草思社

*17:著書『虐日偽善に狂う朝日新聞』(2013年、日新報道

*18:内モンゴルのことでしょう

*19:ファン・ボイ・チャウのこと

*20:キューバ首相、キューバ共産党第一書記

*21:中国と言えばいいのにわざわざ「シナ」と言うのが日本ウヨ。シナ表現は中華人民共和国時代どころか、中華民国時代から中国側に反発されてるんですが

*22:リビア国家元首

*23:イラク大統領

*24:この朝鮮は南北朝鮮のことを指すのでしょう

*25:ノルウェーの首都

*26:内閣官房長官、池田内閣通産相、外相、佐藤内閣外相、通産相自民党副総裁(田中総裁時代)などを歴任

*27:池田内閣官房長官、佐藤内閣通産相、田中内閣外相、三木内閣蔵相、自民党幹事長(福田総裁時代)などを経て首相

*28:ちなみに韓国はソ連(現・ロシア)とは1990年に国交正常化している

*29:ソ連崩壊は1991年12月なのでこの時点ではまだソ連

*30:岸内閣蔵相、池田内閣通産相などを経て首相

*31:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、佐藤内閣通産相などを経て首相

*32:自民党幹事長、石橋内閣外相を経て首相

*33:小泉内閣で経済財政担当相、総務相を歴任。現在、第二次安倍内閣で設置された政府審議会「日本経済再生本部競争力会議」、「国家戦略特区諮問会議」委員

*34:楽天社長。第二次安倍内閣で設置された政府審議会「日本経済再生本部競争力会議」委員

*35:大平正芳政権、中曽根康弘政権で、大平内閣政策研究グループ幹事や第二次臨時行政調査会参与を務め、自民党ブレーンとして活躍したことで知られる。のちに中曽根が設立したシンクタンク世界平和研究所所長代理(勿論所長は中曽根本人)にも就任している。著書『自民党政権』(共著、1986年、中央公論社)、『笹川良一研究』(1998年、中央公論社)など(ウィキペ「佐藤誠三郎」参照)。

*36:落選したが1989年の参院選比例区では自民党から出馬している(ウィキペ「佐藤欣子」参照)。

*37:慶應義塾大学経済学部教授。著書『「脱原発」成長論:新しい産業革命へ』(2011年、筑摩書房)、『原発不良債権である』(2012年、岩波ブックレット)、『原発は火力より高い』(2013年、岩波ブックレット)、『原発ゼロノミクス:脱原発社会のグランドデザイン』(共著、2013年、合同出版)など。著書でわかるように原発批判を近年強めている。

*38:本心では悪いと思っていても変な虚勢から居直ると言うことも時としてあるでしょう。逆に「反省してないのに反省した振りをして非難を免れようとする」ということもありますけど

*39:横田滋・家族会会長(当時)が家族会資金を横領したと言う佐藤の主張のこと

*40:なお、ウィキペ「ジョルダン」によれば出版事業ではなく携帯コンテンツ事業がメイン事業。なお、西部は『14歳からの戦争論』(2009年)をジョルダンから出版している。

*41:揚げ足取りすれば「最期」は「滅亡や死亡といった復活の可能性がないときにしか使わない」のでこの場合「最後」が正しい

*42:著書『私の憲法論:真正保守による改正試案』(1999年、徳間文庫)、『保守思想のための39章』(2002年、ちくま新書)、『核武装論』(2007年、講談社現代新書)、『日本の保守思想』(2012年、ハルキ文庫)など

*43:1980年は萩原も左派の端くれだったんですけどね

*44:松川事件の主任弁護人。他にも加藤老事件、島田事件などの冤罪事件を手がけた。著書『私記・松川事件弁護団史』(1989年、日本評論社)、『回想の松川弁護』(2009年、日本評論社

*45:主権会関西支部

*46:1952年に当時の李政権が設定。1965年に朴政権によって日韓漁業協定が締結されることによって李ラインは無名化した

*47:神戸新聞記事を読む限りどう見ても教育内容に触れてますけどね。もちろん巣くう会の主張は採用されていませんが。

*48:「原告の請求否定」と言う意味では同じでも、却下と棄却では意味が違います。「訴状に不備がある」など形式的理由で門前払いするのが却下で、「主張に正当性がない」として実質的審理をするのが棄却だったと思います。なお神戸新聞記事は「訴えを退けた」と書いているので本当に三浦の言うように却下なのかどうかは俺にはよくわかりません。記事を読むと何か「棄却」っぽい気がしますけどね。

*49:語呂が良くないので「在日朝鮮人を差別する会、略称:差別会」でいいと思う

*50:民主カンプチア首相、クメール・ルージュカンボジア共産党)書記長

*51:ソ連共産党書記長

*52:ポルポトスターリンはともかく「戦前日本がナチドイツの同盟国だったこと」「そしてその戦前日本を三浦らウヨが手放しで称えてること」を考えれば「ナチス批判」なんぞそう簡単にはできないはずなのだが、三浦らウヨの脳内では「戦前日本がナチの同盟国であること&三浦らウヨが戦前日本を称えてること」と「三浦らのナチスドイツ批判」は何故か矛盾なく両立するらしい。本当に三浦らウヨは変な奴らだ。まあ、一方で在特会のように未だにナチス賛美する恐ろしい時代錯誤ウヨ連中も日本にはいます。