「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート91(追記・訂正あり)

■「東京朝鮮高校生の裁判を支援する会」にご入会ください
http://mushokashien.blog.fc2.com/blog-entry-2.html
 コメント抜きで紹介だけしておきます。


■調査会ニュースから 「拉致と朝鮮総連」 萩原氏の入院など 
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01076

現在の韓国の反日姿勢にはより明確に闘っていかなければならないと思っています

 やれやれですね。荒木和博の文章の転載で三浦本人の文章ではありませんが何一つ三浦が批判していないと言う事は三浦も荒木と同意見なんでしょう。韓国の「安倍靖国参拝への批判」「安倍らの河野談話撤回論への批判」を「反日呼ばわり」し「闘う」と暴言を吐く極右・歴史捏造主義者荒木の「政治的同志」が三浦小太郎であり、そんな嫌韓国極右・三浦を副代表に担いで恥じないバカがid:noharra萩原遼ら「守る会メンバー」だということです。id:noharraらには人としての誇りや良心というものはないんでしょうか。ないんでしょうね。つうか「北朝鮮批判」を建前とする団体「守る会」で何で「韓国の反日と闘う」という会の目的と関係ない話を平然と紹介できるのか、さっぱりわかりませんね。

会見で萩原さんは自らが胃がんと宣告され、「放置していれば余命2か月」と言われたと明らかにしました。今日入院して明日12日に検査を行うそうですが、失礼ながら年齢からすれば進行も遅い*1でしょうから、適切な処置がなされてお元気になられ、さらに2号以降に取り組まれるよう期待しています。

 ちなみに俺は三浦や荒木和博ら「萩原のウヨ仲間」と違い萩原など大嫌いなのでとっとと死んで欲しいですね。まあ、死なないんでしょうけど。口から出任せでしょ、余命2ヶ月とか。本当だというなら「どこの何という医者がそういったのか」とか「その証拠となる胃のレントゲン写真」とか証拠でも出して欲しいですね。


■4月20日 守る会関東学習会のお知らせ 「あれが港の灯だ」に描かれた時代
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01075
 今井正と言えば「ひめゆりの塔沖縄戦)」「真昼の暗黒(冤罪・八海事件)」「橋のない川(部落差別)」などの社会派大作で知られる巨匠ですが、在日問題を描いた映画「あれが港の灯だ」なんてのがあったんですねえ。ま、いずれ、三浦の報告とやらがされるんでしょうからそのときにコメントしましょう。まあ、三浦のコメントじゃろくな代物じゃないでしょうし、三浦のダチ・高柳某・法政大教授もろくな人間じゃないでしょうが。


北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会総会のお知らせ(会員限定) 
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01074
 会員限定の話を「不特定多数が読むサイト」に掲載するのも実に変な話です。「勘違いした会員以外の人間(相当のおっちょこちょい)が総会に多数来たらどうしよう」とか「アンチ守る会が総会に嫌がらせをしに多数来たらどうしよう」とか思わないんですかね。まあ、どうでもいいですけど。


萩原遼氏緊急記者会見のお知らせ(本日3月10日午後1時 参議院議員会館会議室) 
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01073
 萩原が新しく「アンチ北朝鮮雑誌」を造った程度のどうでもいい話で「記者会見」ならまだしも「緊急記者会見」ですか。緊急性どこにもねえだろ。どれほど自己顕示欲が酷いのやら。ま、そのうち雑誌の内容説明もあるでしょうからそのときに突っ込むつもりですが、創刊号の対談が「萩原と荒木和博と櫻井よしこ」だそうです。荒木だの桜井だのと対談して恥じないほどに萩原も落ちぶれたんだねえ。そりゃ党も萩原を除名するわな。萩原も党を除名されても少なくとも「荒木や桜井と親密交際しても恥じない極右に転落」するような恥ずかしいまねは辞めればいいのにねえ。

【追記】
三浦の言う

萩原氏の今後の関する重要な発表

とは荒木のエントリ『拉致と真実』(http://araki.way-nifty.com/araki/2014/03/post-d93f.html)によれば

萩原さんはご挨拶の中で「自分は胃がんにかかっており、放置していれば余命2か月と言われた」と明らかにされました。明日入院して明後日検査を受けるそうです。

というくだらないお涙頂戴だったらしい。つうか「余命2ヶ月」なんて絶対嘘だろ。そりゃ「早期胃がん」でも何ヶ月も何年もほったらかしにしときゃ「いずれは末期がんで余命2ヶ月」だろう(つうかがんに限らず、糖尿病だって腎臓病だって、自然治癒が期待できない重病はほったらかしにすれば死ぬが)。
が普通早期がんでそういうこといわないだろ。それほとんど詐欺と同じじゃん。とはいえ「現時点で余命2ヶ月」だったら手術しても意味ないだろうし、これはったり以外何物でもないだろ。


■「白鯨」はメルヴィルの原作よりも梶原・影丸漫画の方が面白い!(たぶん誰も賛同してくれそうにないが)
http://miura.trycomp.net/?p=2331
 「暴論として誰も賛同しないんじゃないか」という三浦ですが賛同する人間もいるんじゃないですかね。
 三浦は「文学的価値」ではなくて「面白さ」に話を限定していますし、「原作はあまり面白くなかったけど、ジブリアニメは面白かった」とかいくらでもあるんじゃないですかね、そういうの。
 ちなみに原作のあるジブリアニメとしては
・「魔女の宅急便」(角野栄子原作)
・「火垂るの墓」(野坂昭如原作)
・「耳をすませば」(柊あおい原作)
・「ホーホケキョ となりの山田くん」(いしいひさいち原作)、なんかがあります。

この作品があまり評価されていないのは残念

というか梶原の場合、「巨人の星」「あしたのジョー」「空手バカ一代」「タイガーマスク」「男の星座」と代表作が山ほどありますからね。「メルビル作品のマンガ化」があまり評価されない(それ以前に多分知られていない)のもある意味当然でしょう。
 たとえば、横山光輝は晩年は三国志水滸伝徳川家康山岡荘八原作)などと小説マンガ化ばっかやってましたが、彼の代表作というとやはりオリジナル物の「鉄人28号」「魔法使いサリー」「バビル2世」とかじゃないんですかね。まあ、個人的には「何でオリジナル物をやらなくなっちゃったんだろう」と残念でしたけどね。いや横山三国志(よくキオスクで売られてる)とかはそれなりに面白いし、「小説のマンガ化」はそれはそれで「オリジナル作品とは違う難しさがある」とは思うんですけどね。あれだけの才能がもったいないなあと。

こういう作品を読むと、最近ちょっと見かける漫画版世界名作みたいなのがいかに志が低いか、単なる編集技術にすぎないかがよくわかります。

というか、「漫画版名作」ってのはそれはそれで難しいんでしょうよ。「単に文字を漫画にしただけ」ではつまらないでしょうが、下手にいじるといわゆる「原作レイプ」(原作改悪)にしかなりませんからね。これは「小説のドラマ化」「漫画のアニメ化」なんかも同じでしょう。三浦の紹介する漫画版・白鯨なんか「原作にないセリフが出てくる」んだから限りなく原作レイプに近いんじゃないですかね。
 三浦は「原作の主旨は損ねていない」として容認していますが。


ドストエフスキーの「国民精神」(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2327
 「自称・人権団体幹部」三浦が「ウクライナがどうこう」いいながらプーチンによるロシア軍のクリミア進駐について何も言わないのが興味深いですね。
 米国、EUは明らかに批判的ですが安倍は曖昧なので批判するわけにもいかないが、さすがに自称・人権団体幹部としてああいう行為を擁護するわけにも行かないんでしょう。でもだったら「ドストエフスキー」云々と書かずにウクライナ問題についてはすっとぼけて黙ってればいいのに三浦も本当に変な男です。


■本を破くことは人間の歴史と尊厳を破り捨てるのと同じ(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2322
 やれやれですね。ウヨ(産経や日本会議など)が主張する「図書館からの『はだしのゲン*2排除論*3」には何も言わなかった男・三浦が「アンネの日記破損事件」をネタに「表現の自由」擁護者気取りですか?。単に「反ユダヤ主義は批判出来るが、お仲間ウヨの『はだしのゲン』敵視は批判出来ない」というくだらない話です。「アンネの日記」の破損がいいとは言いませんが、一部の馬鹿者が愉快犯的にこうした愚行をやるより「はだしのゲン排除」を右翼団体が怒号する方がよほど社会的脅威でしょうに。
 三浦の行為は南京事件否定論者がホロコースト否定論を批判するようなもので実にばかばかしい。
 気持ち悪いんだよ、カス野郎。この種のカス・三浦を何一つ批判出来ないid:noharraら守る会会員連中って本当にバカで屑だよな、と改めて思いますね。三浦みたいな屑が役員の「守る会」みたいな糞団体に入って恥ずかしくねえのかよ。

村上龍の「愛と幻想のファシズム*4を読んだ時は、逆に、やっぱり日本人にはファシズムや人種主義*5って無理だなあと思ってしまった。

 やれやれですね。村上小説の評価はともかく三浦の主張はバカとしか言いようがない。
1)戦前日本はファシズム、人種主義(人種差別)ではないのか。
2)戦前日本がファシズムでないなら何故ファシスト国家・ドイツやイタリアと軍事同盟を結んだのか。
3)戦前日本が人種主義(人種差別)でないなら何故反ユダヤ主義国家・ドイツと軍事同盟を結んだのか
4)赤旗ヒトラー生誕パーティー呼びかけ、田母神氏の支援者』(http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2014-02-14/2014021401_04_1.html)が紹介する瀬戸弘幸(「維新政党・新風」元副代表)や桜井誠在特会会長)は日本人ファシスト、人種差別者ではないのか
5)関東大震災での朝鮮人虐殺は人種主義(人種差別)ではないのか
6)在日朝鮮人差別を公言する在特会や「ネット上でキム・ヨナを誹謗する馬鹿者」は人種主義(人種差別)ではないのか
7)戦前日本のスローガンの一つ「鬼畜米英」は人種主義(人種差別)ではないのか
など突っ込み所が多すぎですね。
 まあ、三浦自体が瀬戸や桜井と同レベルの「『人種差別者でファシスト』の田母神を都知事選で応援する、ファシストで人種主義者」だからこういうバカ言うんでしょうが。でそんな男を副代表に担いで恥じない守る会も「在特会維新政党・新風」と同レベルの極右レイシスト集団で会員も皆瀬戸や桜井と同レベルのレイシストなんでしょう。違いますか、レイシストid:noharraさん。どうせ俺の批判を無視して逃げることしかできないでしょうが、文句があるならいくらでも応答してあげますよ。id:noharraは何とか言ってみろや、糞野郎。

個人的には、怪しげな反ユダヤ陰謀論の本が大書店に並んでいるともう絶望的な気持ちになることがある

 やれやれですね。この前に三浦が書いていた「日本人に人種主義やファシズムは無理」はどこに行ったんでしょうか。日本に「反ユダヤ」という人種主義が蔓延してるからそういう本が売れるんでしょうが。売れない本は大書店には置かれません。
 まあ、一方で、松浦寛『ユダヤ陰謀説の正体』(1999年、ちくま新書)のような反ユダヤ主義批判本もいろいろあるわけですが。
 なお、俺個人は何も反ユダヤ主義に限らず「歴史捏造主義本(慰安婦否定論、南京事件否定論コミンテルン陰謀論など)」「反中国・反韓国本(「対馬が危ない」だの)」「エセ科学本(温暖化CO2原因否定論など)」「陰謀論本(「フリーメーソンが世界を操る」「ロスチャイルドが世界を操る」「ロックフェラーが世界を操る*6」など。反ユダヤ系が多いがそれ限定ではない)」が本屋にあるのを見ても絶望しますね。
 そしてそういうデマ本の著者(荒木和博、西岡力西村幸祐、田母神など)とつきあってる三浦が「反ユダヤ主義に絶望」とかかっこつけてるのには吐き気がしますね。
 荒木らデマ右翼は「反ユダヤ主義」並みに下劣ですし、日本の反ユダヤ主義者の中には右翼もいるわけです。


■民団新聞書評紹介 裏切られた〝崇高な人道事業〟…『幻の祖国に旅立った人々‐北朝鮮帰国事業の記録』
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01072
 こういう帰国事業批判自体は勿論大いに結構*7なのですが、民団の場合「朝鮮学校無償化除外を平然と黙認する、いや、それどころか日本ウヨとつるんで支持している屑集団」で「過去に朴チョンヒ独裁や全斗煥独裁を支持し金大中氏を誹謗したことを公式には謝罪したことなどないチンカス連中」、つまり「ただの糞右翼の総連叩きでしかない」ので心底呆れます。無償化除外論者(要するに日本ウヨ)はもちろん「可能なら民団系学校(韓国学校)も除外対象にしたいがまずは総連系の朝鮮学校を攻撃対象にしている」ぐらいのことがアホの集団・民団にはわからないようです。


蓮池透氏のツイッター

国連の北朝鮮人権調査委員会が最終報告書を公表した。北朝鮮が抱える(注:政治犯収容所などの)人権問題を(注:国連のデマだとか事実でもたいした問題ではないとか言って)否定する気持ちはない。ただ、国連に頼っていたら拉致問題解決に何年かかるのだろう?

最近、原発ツィートの多かった蓮池氏の久しぶりの北朝鮮ツィートです。
要するに蓮池氏の言いたいことは
1)北朝鮮の人権問題が解決しない限り拉致が解決しても無意味とか言わないで欲しい、別問題でありリンクするのはおかしい
2)国連の報告書を日朝交渉しない口実にしないで欲しい
3)もう小泉訪朝から10年経ってるし、なくなった拉致被害者家族もいるんだぞ!、いい加減、日本政府は日朝交渉に本格的に乗り出し、拉致解決に動いたらどうなのか
ということでしょう。言うまでもありませんが蓮池氏は「国連報告書などデマ」「国連報告書など無価値」「北朝鮮の人権問題などどうでもいい」と言ってるわけではありません。
 人権問題は人権問題、拉致は拉致で別問題であり、拉致が解決するなら大いに日朝交渉すべきです。米国だって北朝鮮に自国民が拘束された時は人権問題とは関係なく交渉するわけです。しかし蓮池氏もタカ派時代とは随分と主張が変わったもんです。


■酒井信彦『東京裁判史観を超える自虐史観
http://sakainobuhiko.com/2014/02/post-239.html
 要するに「戦前日本は何一つ悪いことはしていない、東京裁判判決なんか認めないし、村山談話河野談話も認めない」というゲス右翼・酒井の居直りです。こんなゲス右翼が自称人権団体「アジア自由民主連帯協議会」の顧問というのだから「何がアジアの民主化だ」とウヨの下劣さにはばかばかしくなります。


■これは埋もれてはもったいない名著 黒沼ユリ子「ドボルジャーク」*8リブリオ出版(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2315

リブリオ出版から出されているひのまどか氏の連作音楽家評伝

 ググったところ『チャイコフスキー物語』(1981年)、『バッハ物語』(1981年)、『ベートーヴェン物語』(1982年)、『シューベルト物語』(1983年)、『ワーグナー物語』(1984年)、『ブラームス物語』(1985年)、『バルトーク』(1989年)、『ヴェルディ』(1989年)、『モーツァルト』(1990年)、『ボロディンムソルグスキーリムスキー=コルサコフ』(1992年)、『シベリウス』(1994年)、『ハイドン』(1996年)、『ヨハン・シュトラウス』(1998年)、『プロコフィエフ』(2000年)、『バーンスタイン』(2002年)、『スメタナ』(2004年)、『ショパン』(2006年)、『ビゼー』(2007年)、『メンデルスゾーン』(2009年)があるようです。

ヴァイオリニストで教育者、エッセイストでもある黒沼ユリ子氏

長くメキシコで活動していたようで、『メキシコからの手紙』(1980年、岩波新書)、『メキシコの輝き』(1989年、岩波新書)、『メキシコのわが家へようこそ』(1996年、主婦と生活社)と言った本があります。

新世界より

交響曲第9番の通称です。

日本においてはベートーヴェン交響曲第5番『運命』、シューベルト交響曲第7(8)番『未完成』と並んで「3大交響曲」と呼ばれる(ウィキペ「交響曲第9番」)

そうです。単に「日本で人気があるというだけ」の話ですが。

ワーグナー派とブラームス派は犬猿の仲

 まあ、ウィキペディアを見る限りブラームスが「嫌いな人間に対しては酷い毒舌家ではあるが悪人ではない」らしいのに対してワーグナーは「借金は平気で踏み倒す」わ、「ユダヤ人作曲家(ヨハン・シュトラウス)に民族差別としか思えない暴言文章を書く*9」わ、人間的には最悪でしょう。作曲した音楽を楽しむのならともかく知り合いとしておつきあいはしたくない人物、それがワーグナーでしょう。

クララ・シューマンブラームスのエピソード

 「クララ・シューマン」というのは「ロベルト・シューマン(普通シューマンというとこの人を指す)」の奥さんで彼女自身も作曲家、ピアニストです。
 彼女は

・クララの演奏を聞いたショパンは「僕の練習曲集を弾ける唯一のドイツ人女性」と絶賛
・彼女の作品を聴いたリストは「クララ・シューマンの作品は本当に驚くべきものです。」と絶賛した手紙をパリの音楽誌に投稿

ということで有能だったわけですが、当時は女性の地位が低い時代の上に夫が彼女を上回る天才だったためにその才能は「夫のアシスト」に使われてしまったようです。
 ちなみにブラームスとの関係について、ウィキペ「クララ・シューマン」は

 夫ロベルト没後現在でも不倫説が絶えないが、それを裏付けるものは全くない。事実として存在するのは、ブラームスとクララは生涯にわたって親交が深い友人であったということだけである。「末子フェリックスはブラームスの子供」という噂まで飛び交うほど、親密な付き合いであったといわれている。

と書いています。


■3月9日 北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会20周年記念講演会(東京)最新プログラム
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01071

本日2月22日、大阪での守る会20周年記念講演会が開催されました。参加者は約70名

 通常の勉強会ならまだしも、記念集会とやらでそれしか参加者がいないというのも随分としょぼいお寒い団体です。そんなのだったら「記念何チャラ」と大げさにしない方がよかったんじゃないですかね。
 ま、俺はこの団体(守る会)をまるきり評価していないので大変いいことですが。

三宅博議員も駆けつけていただき、成功の裡に終わったと思います。

と書かれてもたいていの人には「議員って何?。国会、都道府県議会、市町村議会どれ?。守る会とどういうつながりなの?」と首をひねるでしょうが説明がないのだから恐れ入ります。会員限定メルマガならまだしも不特定多数相手のサイトの記述としては実にお粗末です。
 ちなみに三宅というのは比例近畿ブロック選出の衆院議員(維新の会所属)で、荒木和博「元救う会事務局長」が代表を務める特定失踪者問題調査会の常務理事。「頑張れ日本!全国行動委員会」大阪支部代表で、都知事選では石原*10「維新の会共同代表」、平沼*11「維新の会国会議員団長」とともに田母神「頑張れ日本!全国行動委員会」代表を支持し、維新メンバーとして河野談話撤回を叫ぶゴリゴリのウヨです(ウィキペ「三宅博」参照)。まさに「極右レイシズム団体・守る会」にふさわしい応援団の一人と言えるでしょう。


台湾独立建国連盟に突っ込む
 いろいろと面白いエントリがあるので。まずは■台湾の最優先課題(http://www.wufi-japan.org/archives/369)。ぶっちゃけ誰が考えても台湾の最優先課題は「生活に密着した問題」であって「独立でアレ統一でアレ」、生活に密着しているとは思えないイデオロギー的な話ではないでしょう。だからこそ台湾の最大勢力は「即時統一派」でも「即時独立派」でもなく「現状維持派」のわけです。

(注:独立国家と)国際社会に認められなければ、台湾はすべてを失うかもしれない。自由も、言葉も、将来も。中国があらゆる手段で台湾を中国の支配下に置こうとしているからだ。

むしろ「独立宣言はどんな手段(経済制裁、軍事攻撃など)を用いても阻止する」と中国が公言してる状況で、独立宣言目指すことの方が「全てを失う」危険性が大きいでしょう。
 中国が台湾への影響力を強めようとしてるのは事実ですが経済交流レベルで「全てを失うかも」などと言うのは正気ではありません。

国連に加盟するには、過去の加盟脱退のいきさつから言って、今の「中華民国」という名前を捨て、「台湾」または他の名称を国名とする必要があるが、民進党までもが、「台湾=中華民国」で良いと考えているのは浅慮としかいいようがない。
(中略)
 「中華民国」は第二次大戦後、台湾に逃げ込んできて台湾を植民地統治した中国人の流亡政府*12のことであり、本当の台湾人の国名ではない。「中華民国」が国際社会から排除されたいきさつは、中華人民共和国中華民国の権力闘争の結果であり、中華民国の統治を受けていた台湾人はその“とばっちり”を食っただけのことである。
 台湾人の真の幸福を願うのであれば、「中華民国」の名を捨てて、新しく出発するべきであることは間違いない。

無茶苦茶ですね。国連加盟を目指すこと自体、現実性がないでしょうが、「蒋介石時代を認めたくないから、国名を中華民国から台湾に変えよう」って「国民党とその支持者の反発を買うであろうこと」を言って余計、現実性を低めてると思いますが。


■【10月13日】台湾独立建国聯盟日本本部 中国の実態を知る映画上映と講演会のご案内
http://www.wufi-japan.org/archives/347

台湾は現在、馬英九*13政権によって、実質的な中国との統一への道を歩んでいます。

 単に経済交流を進めてるだけです。もちろん馬政権は「中国の面子を潰さないため」統一の可能性を全面否定したりはしません。また中国側もこうした経済交流の進展を「統一へのワンステップ」としているわけですが、統一はまだ現実的シナリオになどなっていません。


■独立聯盟台湾本部声明
http://www.wufi-japan.org/archives/326

1990年代に、台湾人民の努力を通じ、台湾は選挙の自由を獲得した;国民党の党資産の影響下で不平等な条件のなかでの選挙ではあるが、台湾は独立した政治体としての雛形を次第に獲得し、2000年の政権交代*14の後、まさに「正常な国家」にむけて邁進していた。しかし、中国国民党の再度の統治*15の下、台湾は、次第に中国国民党によって各種の方法で「中華人民共和国」に売り渡されつつある。

 いくら馬政権の対中国外交を評価出来ないからと言って「売国奴」呼ばわりは酷すぎでしょう。
 大体、馬は2012年に再選されてるわけでそのこと自体が「馬がここまで酷い評価を台湾多数派にされてないこと」の証明です。今後、馬の国民党が下野したとしてもそれは「台湾を中国に売り渡した」云々なんて理由ではないでしょうし、仮に民主進歩党が与党になっても建国聯盟のような酷い中国敵視路線は現実的に無理でしょう。


■台湾2・28時局講演会のご案内 : 台湾独立建国聯盟日本本部
http://freeasia2011.org/japan/archives/3070
 三浦小太郎が宣伝しているアジア自由民主連帯協議会に載った文章です(三浦は協議会の理事です)。

私たちの目指す台湾の独立とは「台湾が主権独立国家として国際社会に承認されること」です。

まあ、台湾の最大勢力は「現状維持」なので、こんな運動には大して力はないでしょうね。

台湾の将来を担う有望な人材が、1947年の228事件、及び、それに引き続く政府によるテロ(白色テロ)の時代、10万人余りも犠牲になりました。その「負の遺産」を語り継ぎ、将来に生かすことが大事だと考え、今年も講演会を行います。

 語り継ぐのはもちろんいいんですが問題は語り方です。「打倒国民党」「外省人蒋介石の台湾移動後に中国大陸から人々)は台湾から出て行け」「台湾独立万歳」なんて馬鹿な語り方だけは勘弁して欲しいモンです。
 問題は「2度とああいう事件が起きないようにしよう」ということのはずです。
 しかし「日本の負の遺産南京事件慰安婦など)」を語りたがらない日本ウヨがこういう文章を平然と掲載できる恥知らずぶりには呆れますね。

【追記】
つうかよく考えたらこれアジアの民主主義とやらに全く関係ないよな。馬政権は独裁政権じゃないんだし。


■【声明】ウイグルの真実を世界に訴えていた学者、イリハム・トフティ氏不当逮捕から1か月 : 日本ウイグル協会
http://freeasia2011.org/japan/archives/3059
 三浦小太郎が宣伝しているアジア自由民主連帯協議会に載った文章です(三浦は協議会の理事です)。
 まあ、日本ウヨとつるむような連中「日本ウイグル協会」が「自分のゲスさを棚に上げて」偉そうにビッグマウスだとマジで腹が立つのですが、一応「中国批判」それ自体は正論でしょう。
 トフティ某氏の逮捕が仮に「合法」だとしても
1)逮捕理由を明らかにすべしとの声にきちんと応じていない(「違法行為があった」というような非常にアバウトな形でしか逮捕理由を説明していない)
2)トフティ某氏の所在がよくわからない
というのは正当化出来る話じゃないでしょう。まずはそれをやれと言う話ですね。
 中国にそれができないのなら不当逮捕と疑わざるを得ないので早期釈放を要求するという話の流れのわけです。


兵庫県による朝鮮学校補助金支給に反対する救う会兵庫の訴訟最新情報
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01070
 ゲスウヨがげすい言いがかりつけてるだけです。こんなものに平然と荷担するとは萩原遼も落ちぶれたもんです。「萩原の極端な反北朝鮮路線(日朝平壌宣言破棄など)に共産党がさすがに賛同しない→萩原が党に酷い悪口雑言」で共産党を除名されたのもまったくもって当然です。
 しかし弁護士が「在特会とずぶずぶの徳永信一」ってのがすさまじいですね(そして三浦が徳永と在特会の癒着関係について全く触れないこと、にもかかわらず三浦が「差別反対」とかほざいてるのもすさまじい。人間どうすればここまで恥知らずになれるのか)。
 まあ、「極右レイシスト」徳永ぐらいしかこんなふざけた弁護は引き受けないのでしょうが「在特会の犯罪行為が裁かれた刑事裁判」で厚顔無恥にも「在特会無罪」を主張した徳永なんぞに弁護を頼んでも世間の笑いものにしかならないでしょうに(勝てるかどうかも勿論疑問です。在特会裁判で民事、刑事ともに惨敗した過去が徳永にはあるわけですから)。id:noharra先生はこういう「守る会」の「悲惨な現状」に疑問を感じないんでしょうか?

教育基本法16条1項が禁じる「不当な支配」について

連中の主張する「無償化除外」「補助金不支給」のほうがよほど「権力の民族教育(朝鮮学校)への無法な介入」であり、教基法16条1項違反でしょう。なお、政府見解では「16条1項」は1条校にしか適用されませんし、「仮に16条1項が1条外校にも適用され、また、朝鮮学校の現状が16条1項違反だとしても」、そこから何で無償化除外だの補助金不支給だのが導かれるのかまったく意味不明です。

学生少年の2014年迎春講演

 真偽不明ですが仮に事実だとしても本気でこんなことが無償化除外だの補助金不支給だのの理由になると思ってるんですかね。


■メモ31
http://watashinim.exblog.jp/20361775/
 田母神61万票について「単に石原、平沼と言った田母神応援団の票に過ぎず、田母神票と見なすのは不適切ではないか」という見方。この方の見方では所詮田母神は、「石原、平沼の操り人形に過ぎず」そう言う意味では田母神など怖くないし、むしろ問題は「石原や平沼が国会議員であること」や「石原の都知事4選」にある。


産経新聞『韓国の重要施設を破壊しようとした国会議員を内乱陰謀罪で懲役12年 韓国地裁』
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140217/kor14021722560002-n1.htm
 マジで韓国の民主主義がやばい状況になってると思います。国内外で裁判判決への批判を行いこういう権力犯罪、権力弾圧は批判する必要があるでしょう。
 ま、詳しい報道があるといいんですが常識で考えて国会議員が「内乱陰謀」なんて企んだりしないでしょう。まあ、どう国会議員氏に悪意に考えても誰かに煽られて「あんな施設ぶっ壊せばいい」などと無責任に「石原慎太郎的放言」をしたのを内乱陰謀にでっち上げられたと見るべきでしょう(もちろんそういう放言は褒められたことではないが犯罪ではない)。検察に起訴させた朴クネはやはり朴チョンヒ譲りのゴリゴリのウヨとみなすべきなんでしょうね。朴の大統領当選が本当に残念です。
 そして韓国の裁判所も日本の裁判所並みに「権力の犬」なのかもしれません。
 小沢起訴(無罪)や小沢秘書起訴(有罪)*16なんぞよりよほど酷い話だと思うので小沢信者の皆さんもぜひ「韓国の権力犯罪許すまじ」と言って欲しいもんです。


■「さくらじ」で戦後在日朝鮮人運動と帰国事業についてちょっと話しました(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2305
 まあ、チャンネル桜の番組ではウヨらしいげすな悪口雑言でしょう。最近は動画を見るのが面倒臭くなってきたし、まあ、動画は見ないと思います。1時間半もあるし。たぶん、三浦が話した内容について具体的なことは文章では何も説明しないのも「説明できないような酷い暴言がある」と自分でも自覚してるんでしょう。
 

表現者」という雑誌で連載をしておりますが、そこでアメリカン・ファシズムの元祖、南部のヒューイ・ロングという方を取り上げました。

ロングについては三宅昭良『アメリカン・ファシズム:ロングとローズヴェルト』(1997年、講談社選書メチエ)と言う本があるようです。ロングについてのウィキペディアの記述を参考までに引用しておきます。

ヒューイ・ロング(1893〜1935年:ウィキペディア参照)
 民主党所属。1928年〜1932年までルイジアナ州知事を、1932年〜1935年まで上院議員を務めた。1932年の大統領選挙ではフランクリン・ルーズベルトの支援者だったが、のちに袂を分かち、自らが大統領になることを計画した。
■生涯
 高校を出た後、セールスマンとなり稼いだ金でオクラホマバプティスト大学に入り法律を学んだ。弁護士となったが政治に関心を持ち大企業攻撃で民衆の人気を得た。1924年ルイジアナ州知事選挙に立候補したが経験不足のために落選。その後の4年間を精力的に遊説してまわり巧みな演説で人々の心を掴み1928年に最年少で当選。その在任期間中、ハイウェイや橋を建設することにより失業者救済を行なったが、そのために州の赤字が十倍となりまた多くの金が収賄やリベートに消えた。議員を買収して州議会を牛耳った。1929年にはスタンダード石油に重税を課そうとしたためにこれに憤慨した下院によって知事弾劾案が提出されたが買収と脅しで無効にした。
 1932年からは手下のオスカー・K・アレンを州知事にし、影から州を支配し、自らは国政を目指して上院議員に当選。フランクリン・ルーズベルトを支持したが、充分な感謝を示されなかったためすぐに袂を分かち、「富の共有運動」と呼ばれる大企業が独占した富の再分配(共産主義ではなくあくまで資本主義のなかで私企業のもうけを税金として集める)を主張し支持された。しかし、彼にはあまりに敵が多くいつも身の回りをボディガードがかためていた。暗殺をいつも警戒していたが彼の最大の政敵で判事であったベンジャミン・ペイリーを排除するため州法を改正したためか、医師で、ペイリーの女婿であったカール・ワイスにより1935年9月8日、バトンルージュルイジアナ州議会議事堂で銃弾を浴び、2日後の9月10日に死亡した。ワイスもその場で射殺された。ロングの葬儀には十万人に及ぶ支持者がつめかけた。
 「ワイスが暗殺現場でロングのボディーガードに射殺されたため」この暗殺には謎が多く陰謀説もある。妻のローズ・マコーネル・ロングは夫の死後に上院議員をおよそ1年間務め、息子のラッセル・ロング*17も同じく上院議員(1948〜1987年)になった。また、実弟のアール・ケンプ・ロングも三度州知事を務めている。

 一応選挙で選ばれてるので「ファシズム」と呼べるか微妙な気もしますが、ウィキペを読むだけでも相当無茶苦茶な人間であることが伺えますね。
 ロングについては町山智浩のエントリも紹介しておきましょう。ただし町山はロングを批判しながらも彼をファシズムではなく「右のポピュリズム*18」と表現していますが。
 なお、ウィキペや町山エントリを読む限りでは「ファシスト」ロングのファシズム国家認識(ナチスドイツ、ファシズムイタリア、戦前日本)はよくわかりません。好意的だったのか、はたまた否定的だったのか。

http://www.shueisha-int.co.jp/machiyama/?p=379
(前略)
■政治家ヒューイ・P・ロング
 ウィリー・スタークは実在のルイジアナ州知事、ヒューイ・P・ロングをモデルにしている。ロングは「ポピュリスト」の典型と言われている。
 1928年、ロングは民主党から知事に当選した。民主党は1970年代後半までは今と逆で、南部の保守的な白人労働者の党だったのだ。特に当時のルイジアナ州は、ニューオリンズの油田以外に収入がほとんどない貧しい州だった。人口の6割が貧困層で、教科書が買えない家庭も多く、4人に1人が字を読めなかった。道路の大部分が未舗装で、ミシシッピ河がくねくねと州を縦断してメキシコ湾に注ぎ込んでいるのに、自動車が通れる橋は片手で数えるほどしかなく、渡し船に頼っていた。
 州知事になったロングはまずすべての子どもに無料で教科書を配布した。字の読めない大人のための成人学校も始めた。ロングは州知事の任期4年間に、300マイルしかなかった舗装道を7倍以上に増やした。架けた橋の数は100を超えた。さらにルイジアナ州立大学を創立し、貧しい人々が安い学費で進学できるようにし、貧しい人々のための州立病院も各地に作った。
 ルイジアナ州の救世主と崇(あが)められたロングは国政に打って出た。1932年の上院議員選に出馬し、当選した。その時、ロングが打ち出したスローガンは強烈だった。
「シェア・アワ・ウェルス(Share Our Wealth):我らの富を分かち合おう」
 アメリカの貧富の格差は、1900年から30年の間に急激に拡大した。
 その30年間に、アメリカは石油、鉄鋼、自動車産業で、国民総生産世界一の大国に成長した。しかし莫大な富は石油王ロックフェラー*19や、鉄鋼王カーネギーなどの大富豪に集中し、工業化の遅れた南部や中西部は貧しいままだった。金融業界は暴走し、株式バブルを膨らませ、1929年、ついにそれははじけ、大恐慌が始まった。
 時の大統領フーヴァー*20共和党)は、古典的自由経済主義に基づいて、市場を放任して沈静化を待ったが、株価はダウンスパイラルを起こし、倒産は増える一方だった。
 1933年、大統領に就任した民主党のフランクリン・D・ローズヴェルト*21は、金融の監視、市場への介入、公共事業による雇用の創出、ソーシャル・セキュリティなどのセーフティ・ネットの設立を行い、経済に積極的に介入した。つまりニュー・ディール政策である。ニュー・ディールとは、トランプでカードをいったん集めて配り直すことで、集中しすぎた富を再分配する、という意味合いがある。
■「すべての人が王だ」
 富の再分配ということで「社会主義的だ」と批判されたニュー・ディールだが、それをもっと過激にやろうとしたのが、ヒューイ・ロングの「シェア・アワ・ウェルス」だった。これは100万ドル以上の年収がある金持ちから余剰分を取り立てて、全世帯に分配する。大恐慌のため、当時の平均年収は1500ドルほどに下がっていたが、これを2000ドルから2500ドルになるように、各世帯に700〜800ドルを支給する。いわゆるベーシック・インカムである。
 ロングの現金バラまき案は、ローズヴェルトのニュー・ディールの成果が上がるのが待ちきれない人々から熱く支持された。その勢いでロングは、1936年の大統領選挙を目指していたらしい。民主党から出て、自分で第三党を立ち上げ、ローズヴェルトを打倒するというのだ。
「Every man, a king:すべての人が王だ」
 ヒューイ・ロングは唱(とな)えた。これは『オール・ザ・キングスメン』*22のタイトルの由来でもある。
「シェア・アワ・ウェルスによる富の再分配は共産主義では?」と質問されたロングは「バカなこと言うな!」と否定した。「富の再分配はマルクスではなく、聖書から得たアイデアだ(旧約聖書には、貧富の差の拡大を防ぐため、一定期間ごとに金持ちの資産を貧者に分け与えるジュビリーというルールが記されている)。この富の再分配こそが、アメリカを共産主義から救う手段なのだ!」
 実際、ロングは社会主義にはまったく興味がなかった。『オール・ザ・キングスメン』の監督ロバート・ロッセンは当時、密(ひそ)かに共産党に所属していた。しかし、共産党から「『オール・ザ・キングスメン』は富の再分配を否定している」と批難された。ロッセンは「そうではない、これは独裁についての物語だ」と反論したが理解されず、決裂して共産党を去った。それと同じ1949年、共産主義が独裁に向かうことを暴(あば)いた*23ジョージ・オーウェルの『1984年』が出版されている。
■私設軍隊
 ポピュリズムは左右と関係ない。とにかく、貴族や富裕層、政治家、大企業、官僚などの既得権への憎悪をかき立て、大衆の人気を獲得することである。貴族や資本家への憎しみで始まった社会主義革命も、ユダヤ人をスケープゴートにして始まったナチズムも、ポピュリズムという点では同じなのだ*24。彼らは、大衆に、官僚や既存の政治家を憎ませて、自らの権力を拡大し、反対者を排除し、独裁体制を固めていく。
 『オール・ザ・キングスメン』で州知事になったウィリー・スタークは、自分に反対する州職員をすべて解雇し、空いたポストに自分の信奉者を就職させた。お城のような州知事官邸を建てた。反対者からの攻撃に備えて、トンプソン機関銃で武装した私設軍隊に自分を守らせた。
 私設軍隊なんて、まるで望月三起也の劇画『ワイルド7』に登場する悪役のようだが、実際にヒューイ・ロングは機関銃で武装した「警備隊」を持っていたのだ。当時の記録フィルムを見ると、まるっきりヒットラーの突撃隊そのものだ。『群衆』で黒幕として登場する大富豪も私設軍隊を持っていたが、やはりロングをモデルにしたのだろう。「ロングはヒットラーだ」とローズヴェルトが言ったのも無理はない。
 ヒューイ・ロングは州の職員を自分の信奉者で固めるだけでなく、彼らに給料の一部を上納させ、それを自分の選挙資金にした。自分を批判する新聞の広告に課税して妨害する一方で、自ら体制翼賛(よくさん)新聞を創刊した。
 ロックフェラーのスタンダード・オイルを攻撃する一方で、自分は州の保有地の石油を売買する石油会社を経営した。スタンダード・オイルとも裏で取引きした。州都バトン・ルージュに34階建ての州庁舎を建設し、豪華な州知事官邸も建てた。道路や橋、数え切れないほどの建築物で、建設会社からキックバックされる金も莫大だった。
 ロングの政敵も対抗して武装集団を結成し、いよいよ政治というよりギャングの抗争の様を呈し始めた。
■スタークを止めるもの?
 1935年、ロングは翌年の大統領選挙への立候補を準備し始めた。ロングは民主党を抜けて、自分で第三党を立ち上げ、ローズヴェルトを打倒しようとしたのだ。『エルマー・ガントリー』*25の著者シンクレア・ルイス*26は『It Can’t Happen Here それはここでは起こるはずがない』(1935年)という戯曲を書いた。題名は「ソ連ナチスのような事態は民主主義の国アメリカには起こらない」という意味で、ロングのようなポピュリストが大統領に選ばれて、全体主義アメリカを支配する物語。ヒットラーだって国民による投票で選ばれた*27のだ。
『オール・ザ・キングスメン』のジャックは、ウィリー・スタークが独裁者と化していくのを見て愕然(がくぜん)とするが、彼の調査係として働き続ける。
「卵を焼くには卵を割らないとならない」とジャックは言う。世の中をよりよく改革するためには手荒い独裁も必要だ、と自分を納得させるのだ。すべての理想主義者たちが、まったくの善意から、救世主に希望を託した後、その救世主が独裁者だったことを知っても、加担し続けるのをやめられない。
 『群衆の中の一つの顔』のパトリシア・ニールもそうだった。
 『群衆の中の一つの顔』のアンディ・グリフィスと同じように、スタークも、教祖のようなカリスマで女性たちを魅了した。ジャックが愛するアン・スタントンすらも。アンは前州知事のご令嬢で、ジャックと幼馴染(おさななじみ)。ジャックはアンと結婚する気でいたが、彼女は密かにスタークに抱かれ、スタークとの結婚を夢見ていた。
 しかし、自分の恋人を奪われてもなお、ジャックはスタークに逆らえない。
「君は自分は間違っていた、と認めることができないからだ」
 スタークに罷免(ひめん)されたスタントン判事(アンの叔父)はジャックにそう指摘する。
 スタークは数々の汚職を問われて弾劾(だんがい)裁判にかけられる。スタークはジャックから入手したスタントン判事のスキャンダルを盾に判事を脅(おど)して、裁判で自分を無罪にするよう投票しろと強要する。追い詰められた判事は拳銃で自殺する。
 結局、弾劾裁判で、スタークは無罪になる。これもヒューイ・ロングに実際にあった通り。州庁前に集まった数万の群衆はスタークの勝利に歓声を上げる。
「私の行く手に立ちはだかる者はすべて叩き潰(つぶ)す!」
 もはや、スタークがアメリカを支配することは阻止できないのか? 
 その瞬間、柱の陰に隠れていた男が拳銃でスタークの腹を撃った。犯人はスタントン判事の甥(おい)、アンの兄である医師だった。自分の叔父を自殺に追い込み、妹を弄(もてあそ)んだ男への復讐だった。実際にヒューイ・ロングを撃ったのも、彼に罷免された判事の娘婿(むすめむこ)で眼科医だった。
 犯人は、その場でスタークの用心棒シュガーに射殺される。バンバンバンバンバンバン、彼は拳銃の全弾を犯人に叩きこむ。さらにスタークの私設軍隊が機関銃をバリバリバリバリとフルオートで撃ちまくる。撃ち過ぎだよ! と思うが、実際はもっとひどくて、犯人は複数の機関銃で文字通りズタズタにされた。あまりに弾丸をバラまいたので、その跳弾(ちょうだん)がロングに当たって致命傷になったという噂もあるほどだ。
 ハンプティ・ダンプティは塀から落ちた。ジャックたちキングスメンに囲まれたスタークは死に際(ぎわ)にこう言い残す。
「世界が俺のものになりそうだったのに……」
■民主主義とポピュリズム
 スタークもロングも最初は、ジャックと同じように純粋に貧しい者を救いたかっただけかもしれない。そのための手段としての独裁がいつの間にか目的にとって代わったのかもしれない。大衆のための政治が独裁者を生む、ポピュリズムは民主主義の落とし穴である。
 ヒューイ・ロングは今も賛否両論を呼び続ける存在だ。ロングはルイジアナの多くの人々にとって志に殉(じゅん)じた英雄であり続ける。彼の死後も市庁舎前には今も彼の彫像が立ち、彼の息子ラッセル・B・ロングは父の威光を背負って、1948年から87年まで、39年間にわたって上院議員であり続けた。
 ロングの名前は今も、ポピュリズムや富裕層への増税を語るたびに蘇(よみがえ)り続ける。ピュリッツァー賞を受賞した評論家ジョージ・F・ウィルはブッシュ政権によるイラク戦争に真っ向から反対した保守本流の政治評論家だが、オバマ大統領が年収100万ドル以上の金持ちに課税すると提案した時、「ヒューイ・ロング的だ」と批判した。
 逆に、ヒューイ・ロングについての研究書『抵抗の声たち』(1982年)などの著作があるコロムビア大学教授アラン・ブリンクリーは、「前政権が起こした経済崩壊と戦うオバマ大恐慌と戦ったローズヴェルトであり、そのオバマの足を引っ張る右派草の根運動ティー・パーティこそがヒューイ・ロングだ」と論じた*28
 オバマの支持者にも、改革が共和党の反対によって進まない現状に苛立(いらだ)って、強硬策を望む人々も少なくない。「オバマ大統領令をがんがん出して強引に押し切るべきだ。ローズヴェルトのように。いや、いっそヒューイ・ロングのように」と。国民の幸福のためにはある程度の独裁も止む無し、「卵を焼くには卵を割らなきゃ」と。しかし、なぜ、オバマは決して大統領令で強行突破せず、常に交渉と説得を忘れないのか、それを考えたほうがいい。強い指導力と独裁は紙一重なのだ*29
 英語には「Be careful what you wish for(願い事には気をつけなさい)」という警句がある。誰かが願いをかなえてくれる時は必ず代償を支払わされる、という意味だ。たとえばW・W・ジェイコブズの短編小説『猿の手』(1902年)で「200ポンド欲しい」と願ったら、息子が事故死して保険金*30が200ポンド支払われるように……。

 まあ、町山のロング批評で俺が連想したのは石原(元都知事、現在、維新の会共同代表)や橋下(大阪市長、維新の会共同代表)ですね。
 彼らはロングと違い、暗殺されるまでもなくこのまま失脚するでしょうが。
 またロングと「日本版ポピュリズムティーパーティーもそうか?)」の違いとしては「いわゆる所得再分配の有無」があげられるでしょう。たとえインチキでアレ、ロングは「富の再分配」を主張したのである意味「大衆の支持」はわかりますが日本版ポピュリズムがそうではない点はどう評価すべきなのかなあとは思います。


新垣隆さんのピアノって素晴らしいよ 「見えない笛」遠藤剛史フルート名曲集で聴ける(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2298
 小生は幸いなことに佐村河内のことを今回の騒動が起こるまで知らなかった*31ので「だまされる」なんてこともなかったわけですが、まあ、事情がどうあれ新垣氏は詐欺の片棒担いでたわけであまり好感は持てないなあ。
 そりゃ隠し続けるより今回暴露したことはいいことですが「もっと早く暴露すればねえ」と言う思いはどうしても出ますね。
 だまされてなくても俺は新垣氏に好感が持てないんだからだまされて佐村河内のCDなんか買ってたら、いっそう新垣氏に好感が持てなかったでしょうね。
 新垣氏のお弟子とかつきあいのある人は「大学に寛大な処分を訴える」など、また違った感想のようですが。

佐村某さん

佐村河内(さむらごうち)・守(まもる)なので「佐村某さん」ではなく「佐村河内某さん」ですね。まあ、つまらないことですが。

こういう騒ぎでプレッシャーなかったはずはない

 高橋*32にとってのプレッシャーはそんなことではないでしょう。
 直前にこんな事が発覚したって曲を変えることなんか今更無理ですから、そこは吹っ切れていたんじゃないか。幸いにもこういう事が理由で曲の変更がIOCから高橋に強制されるなんてこともなかったわけですし。
 それよりも、ライプツィヒの夏『浅田真央*33羽生結弦*34は、日本選手権に出場する意味が低いと思う、あと高橋大輔は結果が義務付けられた』(http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/03209748300183a8ab12960e54c3877f)が指摘する小塚の問題でしょうね。成績が悪ければ「小塚を出すべきじゃなかったか」と言われるわけですから。
 で、金メダルの羽生はもちろん文句なし*35ですが、今回の高橋の成績は微妙ですね。入賞してるけど6位でメダルを取れなかった。まあ、町田だって成績は高橋より上とは言え、5位で「微妙」だし、「小塚の方が良かった」とまでは言えない、何とか面目は保ったと言えるんでしょうか。
 メダルが取れれば文句なしに「高橋で正解」と言えたんでしょうけどね。

【2/20追記】
 でも「女子の予想外の酷さ(特にショートプログラムでの浅田の酷さ)」に比べたら高橋の成績なんて何ほどのこともないですが。
 ショートプログラム浅田真央16位ってのはさすがにびっくりですね。「バンクーバー五輪銀メダリスト」で「日本のエース」扱いされた人が、海外選手(首位のキム・ヨナ*36、3位のコストナー、5位のリプニツカヤなど)に負けるどころか、鈴木明子(8位)や村上佳菜子(15位)にも負けてるわけです。
 浅田は「メダル期待圧力その他」がよほど精神的にきつかったのか、はたまた「棄権した男子フィギュアのプルシェンコ*37みたいにどこか故障でもしてるのか(ネットでそう心配してる人がいたのでその可能性に小生も気付いた)」と他人事ながら心配になってきます。

【2/21追記】
 キム・ヨナは残念ながら2位、銀メダルでした。1位はSP2位だった地元ロシアのソツニコワです。
 うーん、こういうのはボクシングじゃあるまいし「ジャッジが地元選手に甘い」なんてこともないでしょうから、やはり王者キム・ヨナとはいえ盤石ではないと言う事でしょうか。
 一部*38韓国ファンは「ジャッジの不当(地元ロシアに有利な判定の疑い)」を訴えてるようですがヨナが冷静なのはやはり「バンクーバーが自分のピークだった」と思ってるんでしょうか。
 銅メダルがSP3位のコストナー。4位はこれまたSP4位のゴールド、5位はこれまたSP5位のリプニツカヤということでSPと変化ありません。
 日本勢ですが「浅田6位、鈴木8位、村上12位」。浅田の巻き返しが驚異的ですね。村上越えは予想しましたがまさか鈴木を超えるとは。
「SPが16位と大きく出遅れなければメダルが取れたか」もと思わせる皮肉な成績でした。と同時に「何らかの理由の故障などではなく当日失敗しただけ」と言うことがわかって一安心です。やはりメンタル的な問題(プレッシャーで演技が狂った)なんでしょうか。


■「もっと泣いてよフラッパー」松たか子他新演出、これはこれで楽しかった(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2296
 まあ、特に突っ込むような変な所はないです。参考までにググって見つけた産経の記事『「もっと泣いてよフラッパー」 主演・松たか子 不器用だけど魅力的』(http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/140215/ent14021509370003-n1.htm)を紹介しておきます。しかしもう松たか子も36歳ですか。中堅・ベテラン俳優になりつつあるといっていいんでしょうね。


赤旗ヒトラー生誕パーティー呼びかけ:田母神氏の支援者』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2014-02-14/2014021401_04_1.html

 政治団体維新政党・新風」の元副代表・瀬戸弘幸氏(2007年参院選で落選)が「アドルフ・ヒトラー生誕125周年記念パーティ」(4月)参加を呼びかけています。
 「偉大なる総統閣下が生誕された日*39に、皆でワインを飲みながら語らいましょう」と呼びかけている瀬戸氏ですが、同氏と維新政党・新風が今回の東京都知事選(9日投開票)で応援したのが、元航空幕僚長田母神俊雄氏です。同党の鈴木信行代表は田母神氏の選挙カーの上からの応援演説まで行っています。
 田母神氏に対しては、ヘイトスピーチ(憎悪表現)を繰り返し、京都地裁から損害賠償などを命じる判決(昨年10月)を受けた右翼排外主義団体の在特会在日特権を許さない市民の会)の桜井誠会長ら関係者も支持しています。瀬戸氏も「会員」として同会の活動に参加してきました。
 在特会のウェブサイト上の「行動する保守運動のカレンダー」は「ヒトラー生誕125周年記念パーティ」の日程も掲載。核武装が持論の石原慎太郎・維新共同代表や、他の都知事選候補を「人間のクズ」呼ばわりした百田尚樹NHK経営委員らの支援に加え、ヒトラー賛美の勢力まで田母神氏の背景に存在しています。

 はてなブックマークもついてますがもちろんほぼ全部、瀬戸及び田母神批判です。「確かに瀬戸は支持者だ。でも田母神さんは瀬戸とは多分違う」と苦しい言い訳*40してる「田母神支持者らしき方」の田母神擁護ブクマも一部ありますが、そういうブクマもさすがに瀬戸は支持しない。
 まあ、田母神支持者なら何ら不思議ではない。自ブログで田母神支持を公言していた「守る会副代表」三浦だってこんなことは気付いてるでしょう。本来「守る会の面子(id:noharra萩原遼川人博など)」が「反人権派レイシストの田母神を都知事選で支持すると言うのが人権団体を標榜する『守る会』の役員としてふさわしいと思ってるのか?。どうしてもあんたが田母神を支持したいなら守る会を退会してくれ」と三浦を詰問すべきでしょうが、守る会一同「田母神を何とも思わない変人」か「三浦には逆らえないヘタレ野郎」かどっちか(あるいはその両方)なんでしょう。「守る会」には本当に「とっとと解散しろよ、ゴミ団体」としか言いようがないですね。


id:noharraの酷い逃げ口上
 さて小生がしつこく自称「アンチ右翼」の癖にid:noharraは「大東亜戦争聖戦論や河野談話否定論の公言、都知事選での田母神支持などの三浦小太郎の極右的言動について批判しないのか」「守る会会員として守る会副代表・三浦を批判すべきではないのか」と質問したので、id:noharra先生のお粗末すぎる「ダライの不祥事(オウム真理教念仏宗無量寿寺からの金銭受領、日本ウヨとの野合)をかばうMukkeさん並みの」逃げ口上が来ました。黙ってた方がマシじゃないのかと思うほどの酷さですが何度も俺に「回答しないで逃げる卑怯者」と非難されて黙ってられなかったようです。
 以下の通り批判を加えました(追記:いくらかこのエントリに転載する際に加筆しました)。まあ、この批判には結局反論が出来ずに無視するんでしょうけどね。我慢できなくなると「反論らしきもの」をするが「俺がそれに反論する」といつも黙りという醜態をさらすのがid:noharraさんです。

http://d.hatena.ne.jp/noharra/20140207#c
id:noharra
>三浦某批判をするつもりはない。目についたすべての人を批判するだけの時間はないからね。


 誰も「目についた人」全て批判しろなんて言っていませんが。
 単にあなたが「親分・三浦様」と「親分の友人・田母神様」を批判出来ないだけでしょ。哀れな奴。つうか「三浦小太郎」って書かないで某なんて書いてごまかす当たりがいつもながらせこいですね。


>シモツカレ氏が、なぜ友人でもない私に「三浦を批判しろ」「田母神を批判しろ」とか言えるかというと、やはりまあスターリニズム*41の一種だろう。


・友人でもない俺に「北朝鮮を批判しろ、何故守る会批判しかしない」と言った人がそういうこと言いますか(実は北朝鮮批判してますけどね。批判してるよと反論しても「すみませんでした」の謝罪一つない屑がid:noharraさんです)。友人でない俺に命令(?)するあなたも「スターリニスト」でいらっしゃるわけですか?
・つうか友人じゃないとそういう批判しちゃ行けないというのが意味不明ですし、友人の批判なら受け入れるわけですか?
・ま、俺の場合とid:noharraさんの場合じゃ全然「批判すべし」の文脈が違いますけどね。id:noharraさんは俺に向かって「北朝鮮批判しない奴が守る会批判しても客観性がない、北朝鮮への身びいきではないのか」という意味合いで「北朝鮮批判しろ」と言ってきたわけです(なお、既にお断りしましたが北朝鮮批判ならしています。「北朝鮮批判」より「巣くう会批判」「守る会批判」のほうが個人的に興味があるのでそっちの方が量は多いですけど。三浦、田母神批判出来ず、醜い言い訳しかできない「三浦・田母神シンパ」id:noharraさんとは小生は違います。別に北朝鮮シンパでも何でもない)。
 一方、俺は「id:noharraさんが河野談話支持者だとおっしゃるのなら、談話否定派のウヨ・三浦小太郎を批判したらいかがですか。あなたの『河野談話支持』という発言が疑わしいですよ」「あなた、党派にとらわれないで批判するのがあるべき姿だと前言ってましたよね?。当然、『守る会』という党派に囚われて三浦批判を控えるなんてしませんよね」と言ったわけです。でまともな人間なら、ここまで俺に言われたら、「ああでもない、こうでもない」と醜い言い訳なんかしないで、やすやすと、三浦批判、田母神批判しますよねえ。「三浦や田母神が批判出来ない(つまり大好きだ)」以外にid:noharraさんが三浦や田母神の批判をしない理由があるんでしょうか。
・「河野談話否定派・三浦や田母神が批判出来ない人間id:noharraさん」が「自分は河野談話否定論に反対だ」と言って説得力があるんですかねえ。
大体、三浦は「あなたが入ってる会の副代表」でしょ。普通は「副代表」なんてもんは「会の中で知性豊かで、人格高潔な者」が選ばれるわけですよ。少なくとも「人並みの知性、人格がある者」が選ばれるんであって「品性下劣、知性が低い」ものは普通選ばれない。
 つうことは「あなた方守る会会員は、三浦を人並みの知性、人格があるとみなしてる」ということになるわけです。ここまではご理解できますか?
 つうことは三浦の「田母神支持や河野談話否定などの極右的言動」も「人並みの知性や人格の人がやる行為」とあなた方会員は認識してると言う事になりますよね。それを理由に三浦に副代表辞任を迫ったりすることが出来ない何ら不道徳でない行為だと。
 それで恥ずかしくないのか、三浦批判しなくていいのかと聞いてるんですが?
 まさか「俺達は人格や知性で副代表を選んでない、人格低劣で知性が低くても会に金をたくさん納めた奴が副代表になれるんだ」とか「人格低劣で知性が低くても会員を沢山勧誘した奴が副代表になれるんだ」とかそういう反知性的、非民主的な選出じゃないですよね?。どういう風に三浦を副代表に選んだのか聞かせてもらえますか?。普通は選挙だと思うんですけどね。でその結果が「河野談話否定派のゲス右翼・三浦」ですか?


>世の中には正しい立場があり、インテリはそれに従うべきだとする思想。


 そんなご大層なモンじゃないですけどね。そもそもアホのid:noharraはインテリじゃないし。
 id:noharraごときがインテリ名乗ったらモノホンのインテリが怒るでしょうよ。
 「河野談話支持者だというなら談話否定派の田母神と三浦を批判したら?」と俺に言われてうだうだ、ああでもない、こうでもない言って「田母神、三浦批判を逃げる」くらいなら「もちろん私は田母神と三浦のそうした河野談話への態度など支持しません。彼らは慰安婦にわびるべきだ!」とかすぱっと言えばいいじゃないですか。
 何でその程度の事が出来ないの?。要するに「批判したくない」わけでしょ?


>それとは全く違った思想を作ろうとしたのがドゥルーズ(よく知っているわけではないが)。


 ドゥルーズ*42とか言ってはったりかませば、俺を丸め込めるとでも思ってるんでしょうか?。しかも「よく知ってるわけではないが」と逃げ打ってるところが本当に屑。たぶん「詳しく説明してみろ」と俺に言われたときに備えての逃げでしょうね。ドゥルーズ先生もこんな汚い言い訳に持ち出されては本当に迷惑でしょう。


■昨日は都知事選の開票立会人をいたしました(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2287
・もちろん三浦は田母神支持者です。
・開票立会人ってのは各陣営が選ぶのでしょうから三浦は田母神陣営と相当親しいわけです。
・で「田母神さんは4位とは言え61万票取った!」「マスコミ報道を信じれば若者にもかなり浸透している」と喜んでる訳です。まあ、都合のいいところだけつまみ食いしてるわけですね。産経も『【正論】知事選で都民は現実を直視した 評論家・屋山太郎』(http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140211/elc14021103290001-n1.htm)で似たり寄ったりのこと言ってますが(もちろん田母神の「健闘」については警戒する必要がありますが)。普段バカにしてる左派の宇都宮氏に負けたことについては「産経の屋山雑文」も三浦も「華麗にスルー」するわけです。
 しかし田母神支持が若者に多いと言うのが事実なら「若者が右翼化してる」ということなんですかね(一方、中年層、高年齢層の田母神支持は少ないようですが)。「若者の右翼化」が事実だとしてどう対応していくかは重要な問題でしょう。つうか小生も「人生80年時代」では「まだ若者のつもり(30代後半です)」ですが今の20代ってのはそんなに右翼なんですかね。20代の知り合いがいないのでよくわかりませんが。
・以前書いたことの繰り返しになりますが「人権派」ぶってる三浦が「田母神支持を公言して恥じない姿」には心底呆れますね。そして三浦なんぞを副代表にして恥じない「自称人権団体・守る会」とその面子(id:noharra萩原遼川人博など)にも心底呆れます。以前からid:noharraには「レイシスト・田母神の支持を守る会副代表・三浦が公言してることをどう思うか」としつこく聞いていますが恥知らずにも逃げ続けているのがid:noharraです。ま、回答しないで逃げると言う事が「三浦の極右的言動を容認できない」と「自称・アンチ極右」id:noharraが自覚してる「にもかかわらず」、三浦の下僕なので三浦批判出来ないという醜態を証明していますが。

舛添候補を今は支援することが安倍政権にはプラスだと考えた方も当然おられると思います

 わざわざこういうことを書かずにはいられないところが、三浦の「安倍信者ぶり」を証明していますね。国政じゃないんだから、都知事選とは本来そういうもんじゃない*43でしょうが、「安倍信者仲間」には「安倍信者なら舛添を支持すべきだ」と三浦を批判する輩もいたんでしょうね。ちなみに「自分の入ってる守る会の副代表・三浦」が公然と安倍支持を表明しているにもかかわらず、三浦を批判せず、にもかかわらず「安倍批判派面」してる恥知らずが「守る会会員」id:noharraです。
 id:noharraが本当に「安倍批判派」ならまずは「安倍信者・三浦小太郎」を批判すべきでしょう。それとも「アンチ北朝鮮のためなら安倍信者・三浦とも俺は手を組む、組んで何が悪い」「そういう態度でも俺は『私id:noharraはアンチ安倍』と公言してもいいと思ってる」というのがid:noharraなんでしょうか。
 まあ、「アンチ極右(アンチ保守ではない)」の小生にはそういうid:noharraの態度は到底理解できないですね。「アンチ中国のためなら、日本極右と手を組むダライラマラビア・カーディル」並みにid:noharraの態度は理解できないし、その種の「日本ウヨに媚びるゲス」には吐き気しかしないですね。別に中国批判にしたって北朝鮮批判にしたって日本ウヨと野合しなくてもできるし、「南京事件は中国の捏造」だの「大東亜戦争は民族解放の聖戦」だの暴言を吐く連中と理由が何でアレつきあうなんて人間として「下の下」でしょう。ということで俺はダライラマラビア・カーディルid:noharraも心の底から軽蔑しています。「死ねばいい」とすら思ってる。ダライやカーディルを詭弁で擁護するid:Mukke氏が全く理解できない。

選挙と言えば、私はオバマ大統領の最初の選挙*44の時、共和党のマケイン候補の発言がニューズウイーク日本版で読んだ時の記憶が印象的に残っています。マケイン氏の演説に対し、ある老婦人が、「私はオバマには絶対に入れない、彼はアラブ系*45だから」みたいな声援を送った時、マケインはすぐその女性に答えたと言います。
「奥さん、それはちがいますよ、彼(オバマ)は家庭を愛する立派なアメリカ国民だ。たまたま政治的な意見が私と違うだけです」

 マケインは保守であっても「極右集団ティーパーティーとは一線を画す」それなりにまともな保守ですのでね。
 そういう良識的発言をするわけです。
 実は「マケインがまともであるからこそ」、「マケインが大統領候補としてオバマと争ったとき」にティーパーティーとの距離がうまくとれず、苦しむことになるわけです。それが敗戦原因の一つになったと言っていいと思います。
 マケインは「三浦が紹介する老婦人並みの暴言を平気で吐く」ティーパーティーなんか大嫌いな人間です。ところが当時の共和党ではティーパーティーが無視できない力を持っていた(今はかなり力が落ちたんじゃないかと思いますがどうなんでしょうか)。結果、マケインはティーパーティーに妥協します。実はそういう妥協を嫌うところがマケインの魅力なのですが大統領になりたいが故に妥協してしまった。
 妥協の結果、ティーパーティーに近いアラスカ州知事のペイリンを副大統領候補にした。ところがマケインの従来の支持者は「マケインがティーパーティーとは違うからこそ支持していた」人が多い。そういう人の中には「大統領になりたいが故にティーパーティーに媚びるマケインに失望した。ペイリンを副大統領にするくらいならオバマに投票するか棄権する」と言う人が出てくる。何も共和党員全員がティーパーティーではありませんので。実際、マケインの選挙ではティーパーティーがオバマ相手にデマ攻撃(例:オバマイスラム教徒だ)をして、それをマケインが止められないという悲惨な事態も確か発生したかと思います。
 一方、ティーパーティーは「マケインが本心ではティーパーティーを嫌ってること」を知ってるから、「ペイリンを副大統領候補にしても」必ずしもマケインを支持しない。結果「ティーパーティーの票も、従来支持者の票も充分獲得できず」マケインは敗北するわけです。マケインも「自分の信念に妥協して」ペイリンを副大統領候補にしたことを「自分の立てたい人間を副大統領候補にすれば良かった」と深く後悔したでしょう。妥協しない方がむしろ当選の可能性は高まったかも知れない。仮に落選したとしても「ティーパーティーへの妥協」で晩節を汚し、従来の支持者を失望させることはなかったでしょう。
 一方「日本版ティーパーティー」「日本版ペイリン」が田母神の訳です。本当に三浦がマケインの言葉に感動するまともな人間なら、田母神支持なんかしないでしょう。口から出任せも大概にして欲しいもんです。大体、有田芳生の国会質問に寄れば、百田尚樹は田母神の応援演説*46で「有力3候補(舛添、宇都宮、細川)を「人間のくず」と悪口雑言したようですが、それについて三浦は批判するんでしょうか?。「マケインに感動したのなら」、百田の悪口雑言について「百田さんには失望した、何故フェアな政策論争が出来ない」とでも言わないといけないでしょうが、まあ言わないでしょうね。

参考
TBS『NHK会長発言尾を引く中、経営委員の“資質”追及』

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20140205-00000047-jnn-pol
 5日の参議院予算委員会では、2人のNHK経営委員の言動が厳しく追及されました。籾井会長の発言がいまだ尾を引く中で、野党は新たな攻撃材料として攻勢を強めています。
 5日から参議院に舞台を移した予算委員会。野党からはNHKの経営委員に対する質問が相次ぎました。
(中略)


都知事選の候補者について語っているが、『残りやっかいなのが3人くらいいます』『どいつもこいつも人間のくずです』。百田経営委員がこういう発言をしている」(民主党 有田芳生 参院議員)


 有田氏は、NHK経営委員で作家の百田尚樹氏が都知事選の応援演説で、一部の候補者を批判*47したことについて質問しました。


 「首相いかがですか?こういうことを言っていいんですか?」(民主党 有田芳生 参院議員)
 「私はそこで聞いていたわけではありません」(安倍晋三 首相)


 民主党は長谷川氏と百田氏を国会に参考人として呼んで、集中審議を開くよう与党側に求める方針です。

 しかし百田も酷いですね。宇都宮、細川はともかく、舛添は一応「少なくとも、建前では安倍が応援してる」のにここまで罵倒しますか。でこれを安倍が黙認するんだから安倍という男はやはり本心では田母神が好きなのかも知れませんね。


■田母神大差で惨敗!(追記あり
 『都知事選について(舛添勝利を悲しむ)』http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20140209/2310987650で触れましたが、三浦小太郎らゲス右翼連中が支持していた田母神が「舛添、宇都宮、細川」に敗れ、4位で「大差で惨敗」の見込みです。三浦らがどういう敗戦の弁を述べるか。ま、「安倍さんが支持した舛添さんは勝利した、宇都宮、細川は勝てなかった。宇都宮や細川に比べれば舛添さんは田母神に近い」といって喜ぶのかも知れませんが、それは所詮「負け犬の遠吠え」ですよね。「舛添勝利でいいのなら」最初から舛添支持を公言してればいいのですから。

産経新聞『田母神氏「泡沫候補からここまでこれた、満足すべき結果かな」』
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140209/elc14020921380014-n1.htm
 田母神が自らを「泡沫候補」と認めてるのが興味深いですね。これ支援者のことを考えると言っていいセリフなんですかね。

【追記】
 田母神4位が8時の開票と同時に早々に決まったので昨日(2/9)は「惨敗」と理解しそう表現しましたが、確定結果を今日(2/10)見たところ、舛添211万票、宇都宮氏98万票、細川95万票、田母神61万票、5位の家入君が8万票ですね。
 田母神ごとき極右が61万票取るというのはやはり深刻に受け止める必要があるでしょう。
 「田母神が『防災』を全面に打ち出し極右性を隠そうとしていた(ただし隠し切れてなかったと思いますが)」「マスコミが田母神の極右性を充分批判しなかった」「他陣営も田母神を泡沫と見なしてか、田母神批判が弱かった(ように思います)」といった面はあるにせよ、少し調べれば田母神の極右性はわかります。また、百田尚樹が応援演説で「南京事件否定論」をぶちかましたことはメディアでも報じられていたわけです(なお、この件では田母神は「百田氏の歴史認識は都政に関係ない」としてノーコメントで逃げています。ま、その程度の脳みそは働くようです)。それで田母神に投票するというのは問題がありすぎでしょう。「61万票全てがゴリゴリのウヨ」とは言えないまでも田母神暴言を問題視しない程度には「歴史捏造主義に寛容な層」が61万人いるということでしょうから。
 我々日本人は田母神のような極右レイシスト、歴史捏造主義者への批判をいっそう強める必要があります。
 道義的に田母神のような存在が許されないのは当然ですが、それ以前に田母神のような「南京事件否定論」「河野談話否定論」「張作霖暗殺コミンテルン陰謀論」など唱えていては国際社会でやっていけません。貿易国家の日本にとって自殺行為です。
 実利的な意味でもそんな路線はとれないわけです。


都知事選候補の朝鮮学校補助金問題への姿勢 
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01067
 ま、三浦が紹介する産経記事には

http://b.hatena.ne.jp/entry/sankei.jp.msn.com/politics/news/140208/elc14020808580000-n1.htm
[朝鮮学校][レイシズム][在日差別][都知事選]
 支給しないとする屑は舛添、田母神、中松。当然支給というのが宇都宮。今後検討と逃げるのが細川。これに限らず逃げが多いのが細川。細川と宇都宮で共闘できるわけもない/(注:細川一本化を主張する)鎌田慧朝鮮学校応援集会に登壇してるのに

というはてなブックマークもつけたし、既に俺の感想「宇都宮氏こそ正論」もエントリ『「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート90(追記・訂正あり)』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20081001/1307052595)として書いたので付け加えることもあまりないですね。三浦は朝鮮学校差別者ですから俺とは考えは真逆です(ただしこのエントリでは三浦は何故か不支給に賛成しない宇都宮氏(当然支給する)や細川氏(今後の検討課題)を激しく罵倒するようなことはしていない)。つうか三浦は恐れ入ることに舛添ではなく極右・田母神支持ですが。守る会会員連中(id:noharra萩原遼川人博など)も「田母神支持」を公言する男・三浦が会副代表で恥ずかしくないんですかね。

【追記】
ちなみにこの件についての他の方のブクマ。全て同感ですな。

http://b.hatena.ne.jp/entry/sankei.jp.msn.com/politics/news/140208/elc14020808580000-n1.htm
id:unorthodox
この件に関しては宇都宮が唯一まともっぽい
id:skasuga
この質問に明快に答えられない候補(注:細川のこと)が、左派社会運動として応援に足るか、という
id:scopedog
 この質問だけで、宇都宮一択のはずなんだよな、人権というものの大事さを有権者が知っているなら

  id:scopedog氏はあるエントリで

http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20140209/1391944516
 そろそろ自分以外の苦痛に対して飽きっぽい日本の有権者は、原発問題を忘れるでしょうから、脱原発の動きが政治を左右できる状況はこの都知事選で終焉を迎えたと個人的には思ってます。
 結局、自分たちの地域以外であれば、原発があろうが処分場が出来ようが米軍基地が押し付けられようが大して興味はない、ってのが日本の有権者のレベルなんでしょう。民度が低いなぁ・・・。

とぼやいていますが、朝鮮学校無償化除外問題一つとっても「自分以外の問題に興味はないのか」と嘆かざるを得ません。ま、自分たちの生活に影響を与えるであろう「消費税増税」すら日本人主流派はまともに批判しているようには見えませんのでもはや「処置なし」なのかもしれません。ま、そういうこと言うのは建設的でないとはわかっていますが、どうもぼやいていまいますね。

*1:いくら進行が遅くたって本当に「余命2ヶ月」なら延命(それもせいぜい1年程度)が限度でしょう。治癒なんかあり得ない。医学は魔法じゃないです。

*2:はだしのゲン」の主人公たちの「激しい核兵器批判」「激しい米国批判」「激しい日本批判(日本政府が戦争を起こしたから被爆被害に遭ったのに何で被爆者をまともに日本政府は支援しないんだ!)」などがウヨのお気に召さないようです。なお「『はだしのゲン』排除論」以外にいいのが今思いつきませんが、この種の言論弾圧事件を何度も引き起こしてきたのが三浦小太郎ら日本ウヨです。それに口をぬぐって「アンネの日記毀損事件」をネタに「表現の自由」擁護者面とは三浦は恥知らずにも程があります。

*3:もちろんこうした排除論には日本図書館協会など多くの個人、団体が「表現の自由の侵害」として批判を加えています

*4:講談社文庫

*5:ここでの三浦の人種主義(人種差別)は「人種と民族を厳密に分けてるわけではなく」、民族差別(民族排外主義)が入るでしょう。小生の文章の「人種主義」にも「民族差別」を含めています

*6:ウィンスロップ・ロックフェラー(アーカンソー州知事)、ジョン・ロックフェラー4世(ウエスバージニア州知事)、ネルソン・ロックフェラー(ニューヨーク州知事、フォード政権副大統領)など政財界の要人がロックフェラーにはいますので、政治的影響力は当然あるでしょうが、それは「操る」と言うこととは意味が違います。

*7:まあ、内容にも寄りますが

*8:1982年刊行

*9:その結果が反ユダヤ主義政党・ナチスによるワーグナー賛美であり、今でもイスラエルではワーグナー演奏がタブーなわけです

*10:福田内閣環境庁長官、竹下内閣運輸相、都知事を歴任

*11:村山内閣運輸相、森内閣通産相小泉内閣経産相たちあがれ日本代表を歴任

*12:蒋介石政権のこと

*13:連戦内閣法相、台北市長を経て、現在、台湾総統

*14:陳水扁民主進歩党主席が総統選で連戦国民党主席(外相、首相、副総統を歴任)らを破り総統に就任

*15:2008年総統選で馬英九国民党主席が民主進歩党謝長廷候補(高雄市長、首相を歴任)を破り総統に就任

*16:ま、俺は小沢起訴が権力の陰謀とは全く思ってませんが

*17:ただし、ウィキペ「ラッセル・ロング」によれば「民主党議員でありながら、法人税減税が持論」でありその点は「大企業批判」をウリにしていた父親とは異なる。

*18:ファシズムとどう違うのかよくわかりませんが

*19:スタンダード石油創業者

*20:商務長官を経て大統領

*21:ニューヨーク州知事を経て大統領

*22:第21回アカデミー賞で、作品賞・主演男優賞・助演女優賞の3部門を獲得

*23:あくまでも町山の理解。共産主義者はそうは理解しないだろう。

*24:これまたあくまでも町山の理解。共産主義者は不当な認識だと思うだろう。ま、それはともかくナチスは「大企業などの既得権益(もちろん政権獲得時には明らかに既得権益ナチスは妥協しているのだが)」も攻撃しているのでユダヤ人云々としか町山が書かないのは不適切だろう。

*25:後に映画化され、第33回アカデミー賞において主演男優賞(バート・ランカスター)、助演女優賞(シャーリー・ジョーンズ)、脚色賞(リチャード・ブルックス)を受賞

*26:1930年ノーベル文学賞受賞者

*27:ただし「国会議事堂放火事件による共産党弾圧」や「長いナイフの夜事件による政敵粛清」といった反民主主義的手法もあってナチスは政権獲得、維持したことに注意

*28:俺もティーパーティーこそがロング的だと思いますね

*29:と言うよりその種の強硬路線に現実性がないからでしょう。現実性があればやっていいわけではないですけど。

*30:つまらないことだがウィキペ「猿の手」によれば「保険金」ではなく「会社からの弔慰金」

*31:「世間の流行に疎い」とか「クラシックに興味がない」とかそういうことです

*32:バンクーバー五輪銅メダル

*33:バンクーバー五輪銀メダル

*34:ソチ五輪金メダル

*35:チャンの失敗に助けられた面はあると思いますが、まあ、チャンがパーフェクトでも銀メダルですから

*36:バンクーバー五輪金メダル

*37:トリノ五輪金メダル、ソルトレーク五輪、バンクーバー五輪銀メダル

*38:全部ではない

*39:4/20

*40:まあ、それが事実だとしても田母神に人を見る目がないことは否定できませんし、瀬戸ほど酷くないだけで田母神も立派な極右排外主義者です。

*41:スターリニズムと言う言葉はid:noharraさんにとってただの悪口雑言と化してるようです。「スターリニズムの大安売り、バーゲンセール」とでも言っていいでしょう。どこが「スターリニズム」なのかさっぱりわかりません。

*42:著書『ニーチェ』(邦訳、1998年、ちくま学芸文庫)、『スピノザ:実践の哲学』(邦訳、2002年、平凡社ライブラリー)、『フーコー』(邦訳、2007年、河出文庫)、『ニーチェと哲学』(邦訳、2008年、河出文庫)、『カントの批判哲学』(邦訳、2008年、ちくま学芸文庫)など

*43:もちろん安倍は舛添を支持しているので「舛添の政策や政治思想は安倍に近い」わけで、安倍批判派は舛添以外を、安倍支持者は舛添を支持する傾向が強いでしょうがそれは「安倍打倒や安倍支持」を都知事選の主要テーマとすると言うこととは違います。

*44:二度目の選挙ではオバマ対立候補ロムニーマサチューセッツ州知事でした。彼もマケイン同様穏健派だったため、ティーパーティーとの距離の取り方に苦しむことになります。

*45:もちろんオバマはアラブ系じゃありません、ティーパーティーがその種のデマ流してたという話です。まあ、アラブ系だってそんなことで差別するのは論外ですが。

*46:もちろん百田はこの演説で南京事件否定論を吐くという暴挙もやっています

*47:「やっかい」「人間のくず」というのは批判じゃなくて中傷でしょう。批判なら有田も取り上げないでしょう。