「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート87(追記・訂正あり)

百田尚樹氏の「至高*1の音楽」は真面目すぎるほど真面目なクラシック音楽讃歌*2(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2161
 日経新聞曰く「安倍を支える保守人脈の一人(拙エントリ『安倍を支える保守人脈』http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20131117/1421309876参照)」で
・「安倍総理を求める民間人有志の会発起人の一人」で
・「安倍と極右月刊誌ウィルで仲良く対談し」
・「安倍の引きでNHK経営委員に就任した」極右作家・百田を百田の極右仲間で百田同様、安倍を熱烈支持する極右・三浦がべた褒めしてるというくだらない文章です。
 まあ、本心「百田さんすげえ」と思ってるわけではなく、身内だから褒めてるだけでしょう。だいたい百田は小説家であってクラシック評論家でも何でもない。
 百田の小説を褒めるのならまだしも、クラシック評論を褒めるとは意味不明です。


マンデラ氏が亡くなったのを知って、イーストウッドの「インビクタス」を思い出した(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2152&cpage=1#comment-34531

マンデラ氏の周囲にはやはり白人への復讐を叫ぶ勢力は彼自身の家庭内を含めて多かった

でも報復など現実的に無茶と考えたマンデラを評価してる三浦のようですが、だったら、三浦も現実を直視して北朝鮮相手に無茶苦茶な報復論吐くのもやめたらどうなんですかね。

イーストウッドは監督*3としても、もしかしたらアメリカ映画最後の巨匠ではないかと私は考えています

ええ?。他にもいろいろいるでしょ、巨匠なんて。例えば今思いついた人だと、オリバー・ストーン*4とか(ストーン映画をどう評価するにせよ彼は巨匠の一人だろう)。
と書いて「ああ、ウヨの三浦がストーンを評価するわけねえか」ということに気付いた。それともアカデミー受賞時期の問題か?(イーストウッドの方が最近の受賞)


■12月15日(日)正午、関東脱北者協力会が朝鮮総連に抗議に行きます
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01054
 別に総連が張成沢を処刑したわけじゃあるまいし、全く迷惑な連中です。


■光射せ!12号が完成しました
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01053
 「在日朝鮮人を差別するレイシスト」「オウム真理教から金をもらっておべっかほざいた*5上、オウム被害者に謝罪もしない外道、鬼畜のダライラマによるチベット人焼身自殺扇動を容認する人間のくず」id:noharraさんも入会しているレイシスト集団「守る会」が「読む価値もない紙ゴミ」を製造し貴重な紙資源を無駄にしたという話です。まあ、まともな人間だったら恥ずかしくて、こんな雑誌には寄稿しませんし、無料でも読みませんし、ましてや金を出して購入などしません。いやまあ、「敵を知り己を知れば百戦危うからず」的な意味で、つまり「敵の主張を知る」と言う意味でなら「買わずに本屋で立ち読み(買うと連中の資金源になるから)」してもいいでしょうが「高く評価する」なんてのは論外です。

それでも中国は崩壊しない
ジャーナリスト 陳恵運氏 インタビュー 

ばかばかしい。「北朝鮮帰国者の人権と生命を守ること」と中国と何の関係があるのか。つうか中国崩壊論なんてまともな人間の言う事じゃないし。ちなみにこの陳某氏は『菅元首相に「市民の会」疑惑という因縁をつけた人間のくず』極右活動家・野村旗守と、共著『中国は崩壊しない』を「南京事件否定論」「慰安婦否定論」で悪名高い極右出版社・文春から出版しています。まあ、読まなくてもどういう本か想像がつきます(ウィキペ『陳恵運』参照)。つうか読むだけ時間の無駄でしょう。
 ほかにも『トンデモ国家、中国の驚くべき正体』(2007年、ゴマ文庫)、『なぜ中国人は互いに憎みあうのか?』(2007年、飛鳥新社)など「日本ウヨにこびへつらう反中国本」をせっせと書いてるようです。まあ、常識人なら恥ずかしくて出来ない所業ですね。

いまだにすべてが隠されている?「原点」に帰るべき拉致問題
荒木和博氏  拓殖大学教授・特定失踪者問題調査会代表 インタビュー

「山本美保さんDNA鑑定捏造疑惑」「松岡伸矢君(4歳児)北朝鮮拉致疑惑」「佐賀直香さん(小学1年生)北朝鮮拉致疑惑」「デビッド・スネドン君*6北朝鮮拉致疑惑」「『漁船沈没は北朝鮮拉致だった』疑惑」など、どう見てもガセとしか思えない発言を連発する荒木に期待するのは馬鹿げています。
 「守る会一味(以下、三浦小太郎一味とか三浦一味と呼ぶ。恥知らずのid:noharra先生も三浦一味の一員だ)」が本気で荒木を信用してるならバカだし、「荒木の主張をデマだと気付きながら」、機関誌で荒木に放言させているなら詐欺師です。
 で、id:noharra先生は「自分の入ってる守る会」が機関誌で詐欺師荒木にあることないこと言わせてるのをどう思ってるんですかね。まあ、都合が悪くなるとトンズラして恥じない屑のid:noharraさんには何も期待してませんけど。

薬害エイズ”から“朝鮮総連”まで 
弁護士の使命、ジャーナリズムの使命とは何か
弁護士 紱永信一氏 インタビュー

まあ、まともな弁護士だったら朝鮮学校に対する嫌がらせ訴訟(兵庫県朝鮮学校への補助金打ち切り請求裁判)に荷担したりはしません。むしろ逆に「大阪府名古屋市朝鮮学校に対する不当処分に対決する道」を選ぶでしょう。
 つうか「無知な俺」はぐぐってわかったんですがこの徳永って弁護士はあの「在特会の弁護士」なんですよ、奥さん!(後で紹介する、はてなキーワード徳永信一」参照)。
 まあ、在特会問題に詳しい人間なら速攻で「あの徳永を誌面に登場させるのか!」と「三浦一味」に心底呆れ果てたでしょうね。
 そんな人間が薬害エイズ訴訟に関与したとは信じられませんが、「薬害企業・ミドリ十字側の弁護」でもしたんでしょうか?
 はてなキーワード徳永信一」でも徳永のトンデモぶりを示す記述が見られます。

■徳永が関与した訴訟
・京都朝鮮学校公園占用抗議事件:
 在特会*7・主権会*8・チーム関西の活動家らが京都朝鮮第一初級学校による勧進橋児童公園の不正占用に抗議するとして、同校校門前でヘイトスピーチを含む怒号を上げ、後日京都市内で同内容のデモを行った事件。徳永は威力業務妨害容疑などで起訴された中谷辰一郎*9の刑事弁護人を務めると同時に、朝鮮学校側から起こされた民事訴訟在特会本部と西村修平主権会代表ら事件関係者9名の代理人を務めている。刑事裁判では正当な政治的表現行為であるとして無罪を主張し、最高裁まで争ったものの懲役1年・執行猶予4年の有罪判決が確定。民事訴訟は現在も審理が続けられている。
大学入試センター試験歴史認識訴訟:
 2004年に実施されたセンター試験の世界史・日本史科目で「大日本帝国による朝鮮人の強制連行」を正答とする設問と「マルクス主義による社会分析の成果としての日本資本主義発達史講座」を正答とする設問が出題されたところ、反共右派思想を有する受験生らが当該設問への解答によって精神的苦痛を受けたとして大学入試センターに損害賠償を求めた事件。徳永は受験生らの代理人の一人として訴訟に携わった。東京地裁は審理の結果、上記設問は検定教科書の大半に記載された歴史学上の知見を問う問題に過ぎず、特定の思想や歴史認識を強いるものではないから、具体的な権利の侵害があったとまでは言えないとして受験生らの請求を棄却した。

 ドシェー、ですよね。「守る会」が「我々は在特会のような差別者とは違う」と言いながら「在特会のお友達弁護士」を機関誌誌面に登場させる。まともな人間なら普通やらないことを三浦一味は平然とやっています。正直、三浦一味は、もう少し「自分たちのまじめさ、まともさ」を偽装するかと思ってたんですけどねえ(つまり機関誌には徳永ほど悪名高くないウヨ弁護士を持ち出すかと思ってた)。
 「自称・アンチ在特会id:noharra先生は「自らが入ってる守る会」が「会機関誌」に「在特会の友達」徳永信一を登場させたことをどう釈明するんでしょうか?

新発見 大東亜(1943年)の真実 守る会会員 塩田剣一

 まあ、おおよそどういう内容か想像がつきます。「大東亜戦争はアジア民族解放の戦争だ!」でしょう。呆れて物も言えません。


■神奈川県の朝鮮学校問題
ま、ブクマの紹介「プラスアルファ」にとどめます。

http://b.hatena.ne.jp/entry/www.yomiuri.co.jp/national/news/20131211-OYT1T01318.htm
いつものゴミ売り。ナベツネが死なない限りあの新聞は紙ゴミであり続けるのだろう。/「あさがおの会」とか言うバカウヨ巣くう会の同類は黙ってろよ

 まあ、「小便器(あさがお)の会」とか言う連中は横田夫妻を支援するとか抜かすのなら「お孫さんに会いに訪朝して下さい!」って言えって話ですよ。そういうことを言わずに朝鮮学校に因縁つけてるんだから荒木一味の同類でしょう。

http://b.hatena.ne.jp/entry/mainichi.jp/select/news/20131212k0000m040076000c.html
黒岩は例の差別行為を謝罪したわけではなくまだこの制度が実現したわけでもなく手放しでは喜べないが、猪瀬の東京や橋下の大阪よりはまともな態度だと思う。

http://b.hatena.ne.jp/entry/www3.nhk.or.jp/news/html/20131211/k10013761371000.html
黒岩は例の差別行為を謝罪したわけではなくまだこの制度が実現したわけでもなく手放しでは喜べないが、猪瀬の東京や橋下の大阪よりはまともな態度だと思う

これについてはid:arama000氏が

(注:実現すれば)「子どもたちが安定的に教育を受ける機会を確保」とまあ良い事だが、不安定な状況は何も変わらない。

と言うブクマをNHK記事につけてますが同感ですね。そもそも黒岩が朝鮮学校に対して犯した行為の非を認め、元に戻せばいいのにそうはしないわけですし、今後、自民党極右県議の抵抗も予想されるし「菅の首相退任直前の文科省への指示(結局、結果的には無意味に終わった)」のようなお粗末な展開に終わる危険性が残念ながら否定できないわけです。そうさせない戦いが重要ですけどね。
ちなみに「無償化除外については意見保留」といいながら「除外派・守る会に入会し続ける嘘つきのid:noharraさん」はこの神奈川県の対応についてどう思いますか?(どうせ何も言わずトンズラでしょうけど)


■第72回ビルマ市民フォーラム(PFB)例会 「ビルマ人から見た日本のイメージ〜援助と投資を踏まえて」
http://freeasia2011.org/japan/archives/2886
・三浦が宣伝してる極右組織・アジア自由民主連帯協議会に掲載された文章です。なお、三浦は協議会の理事です。
・まあ内容としては「ミャンマー民主化はまだ道半ば、それなのに日本が経済支援していいのか、日本企業が金儲けのためにどんどん進出していいのか」という話でしょう。ただし「アンチ中国、アンチ北朝鮮」に過ぎないアジア自由民主連帯協議会にとって、この文章は「アジアの民主化が目的なら掲載して下さいよ」と「ビルマ市民フォーラム」に言われ、断れずに掲載したに過ぎません。彼ら協議会が自ら「ミャンマー政権批判」するかといったらもちろんしないわけです。


■【宣言文】第三回アジアの民主化を促進する東京集会
http://freeasia2011.org/japan/archives/2893
・三浦が宣伝してる極右組織・アジア自由民主連帯協議会に掲載された文章です。なお、三浦は協議会の理事です。
・正直、宣言などというご立派なものではなくただの中国への悪口雑言です。
「アジアの民主化とは中国非難とイコールなのか?」「中国と同じ一党独裁ベトナムラオス、あるいは王国のサウジアラビアカタールには民主主義の点で問題はないのか?」と説教したくなります。


■第三回アジアの民主化を促進する東京集会にダイチン代表が参加いたしました : モンゴル自由連盟党
http://freeasia2011.org/japan/archives/2879
・三浦が宣伝してる極右組織・アジア自由民主連帯協議会に掲載された文章です。なお、三浦は協議会の理事です。
・『ウヨの反中国集会』なんかに出席してダイチンは何が嬉しいんでしょうか。本気でこんな事が「内モンゴルの状況改善」に役立つと思ってるんでしょうか。そんなわけがないでしょう。

我々が、昨年「第二回アジアの民主化を促進する東京集会」を開催していたとき、国際社会は我々の会議ではなく、中国の共産党第18回大会に注目していました。

 そりゃそうでしょう。「社会的に影響力のない会議(日本ウヨのしょぼい集会)」より「社会的に影響力のある会議(中国の政権与党・中国共産党の大会)」が注目されるのは当然です。別に「共産党大会に非常に期待してる」とかそういう話じゃない(期待してる人もいるでしょうが)。
 実際「第18回大会」では習近平*10国家主席李克強*11首相の新執行部が発足するなどいろいろと大きな出来事もあったわけです。

日本の企業家達、ヨーロッパ、アメリカの企業家達などは、皆が中国本土に憧れ、経済的な利益ばかり求めて、進出していく一方です。

 まあ、金儲けは重要ですから。今更「欧米や日本の企業は中国に進出するな」なんてことができるわけもない。ダイチン一味には現実を直視しろよと言いたい。

しかし経済利益だけで、国家の安全、領土の主権を守ることができるでしょうかか。

 ばかばかしい。中国が欧米や日本の領土主権を侵すとでも思ってるんでしょうか?。せいぜい尖閣で小競り合いが起こる程度が関の山でしょう。それすら起こらないんじゃないか。こういうバカを「中国の統治には問題がある」とか「民族運動家」とかと言うだけでは評価する気にはとてもならないですね。「中国嫌い」のMukkeさんは評価するのかも知れませんし、評価しない小生に「中国シンパ」「少数民族差別者」というすばらしいレッテルを貼ってくれるのかも知れませんが。

日本の地震*12、フィリピンの地震*13。これらの災害に対し中国政府がどんな行動をとったのか、それを見れば中国の本質がはっきりとわかるはずです。

 ええと、災害復興支援自体はしたと思うんですがね。それをアンチ中国の諸君が「中国はけちってる、額が少ない」とか罵倒したらしいことは知ってますが、仮に額が少ないとしても「支援した」以上、ダイチン一味のように悪口雑言はいていい話じゃないでしょう。ならば、支援がいくらなら満足するんでしょうか。まあ、聞くだけ野暮でいくら支援しても因縁つけるんでしょうし、「支援が巨額なのでけちってるといえない場合」は「国内の貧民救済にでも使え」「巨額の支援で懐柔なんかされないぞ」と言い出すのがダイチン一味でしょう。

2008年、中国共産党政府がオリンピックを開催するため、国際社会に多くの約束をしました。
(中略)
それから5年もたった今日(こんにち)まで、中国共産党政府は自らのした約束を守ってきたのでしょうか。

・「民主化」だか「民族問題での対話」だかのことでしょうが、別に約束なんぞしてないでしょう。五輪はそういうことを約束しないと招致できないという性格のものじゃないし。
1)欧米が「民主化」という点で一定の期待をしたこと
2)中国がそれに対し「お前らの期待なんぞ知るかボケ」という態度はさすがに取らなかったこと
3)いずれにせよ現状が5年前に比べてどれほど改善されたかは疑問符がつくこと
は事実でしょうが。
・しかし、ここまで中国非難するからには、安倍がIOC総会で約束した「福島の汚染水コントロール」が守れなかったらウヨ諸君は批判するんでしょうね?

先月12日(11月12日)、中国、ロシア、キューバベトナムサウジアラビアアルジェリアなどの人権侵害が問題とされている国々が国連人権理事会の新たな加盟国に選出されました。

 ダイチン一味や三浦小太郎一味(日本ウヨ)が批判したいのは中国だけでしょうが、まあ、それだと反中国があまりに露骨すぎるからこういうことをいうわけです。
 「お前らサウジとかアルジェリアとか何時非難したの?」「今後非難するの?」と聞きたくなります。まあ、ただの反中国連中なので聞くだけ野暮ですが。
 まあ、マジレスするとこれはなかなか難しい問題でしょう。「人権問題」を厳しくカウントすると「発展途上国はほとんど委員から除外」でしょう。かといって「委員が全て経済先進国でいいか」といったらよくないでしょうしね。経済先進国と発展途上国の利害は対立するし、経済先進国に人権問題が全くないかといったらそんなこともないわけです。

日本人を含む現代の人類はファシストに直面しているのです。

 普通左の独裁にはファシストファシズム)って言葉は使いません。スターリニスト(スターリニズム)と言いますね。何でダイチンが「ヒトラー」を持ち出して「スターリンソ連共産党書記長)」を持ち出さないのかよくわかりませんが。
 そしてファシズムの特徴の一つとしてあげられるのは通常「反共主義」です。まあファシズムって「右翼の一種」ですから反共主義なのは「太陽が東から昇って西に沈む」くらい当たり前の話ですが。
 もう言ってることがダイチンは無茶苦茶です。

かつてのヒトラーの政権よりもっと凶悪な中国共産党政権です。

どの当たりが凶悪なんでしょうか。ヒトラーと違って「ホロコーストユダヤ人虐殺)」も「世界征服戦争」もやってないのに?(中国の少数民族統治は問題があったとしてもさすがにホロコーストとは同一視できないでしょう)。
 しかし「ヒトラーと同盟国だった戦前日本」をいまだに賛美する日本ウヨ連中もこういう発言を良く正気で聞いてられる。「党利党略で手を組んだだけでヒトラーの理念、ナチの理念を支持したわけではない」とでも言い訳するのか。どう言い訳したって日本がナチドイツと手を組んだことは否定できない事実ですが。

このことを、私は故郷・南モンゴル*14を奪われた民族の一人として日本の皆さんに強く訴えたいと思います。

 「奪われた」って事は独立論なんだろうね。非現実的なこというのはよそうよ。空しくない?

現在の日本は自分の国を自分の力で守れる軍事力がありますか。また、なかったとしたら、これから国防力を備えるための憲法がありますか。現在の9条が、日本を守ることが出来るのですか。答えは、もちろんNOです。

「現在の日本は自分の国を自分の力で守れる軍事力がありますか。答えは、もちろんNOです。」
 いや「世界有数の軍事力」自衛隊があるから(違憲論はひとまず置きます)。在日米軍基地だってありますし(日米安保廃棄論はひとまず置きます)。
「現在の9条が、日本を守ることが出来るのですか。答えは、もちろんNOです。」
 「9条」ってのは「2度と日本が侵略戦争しないための鎖」であって「国防」云々って性格のもんじゃないから。いまだに過去の戦争を反省しないバカが保守政治家でごろごろいるんだから「恥ずかしい話だが」その鎖は外せる状況じゃねえよ。アル中に酒飲ませるようなバカは出来ないって。
 周辺諸国(中国、韓国など)も納得するわけないだろ。しかし周辺諸国(イギリス、フランスなど)の了解も取れて、再軍備できた「ドイツ」と酷い違いだよね、日本。
 しかしウヨの集会で9条改憲論支持か。本心と言うよりはウヨへのこびでしょうけど、そういうことやるから、こういう連中がウヨ以外からドンビキされるのは自業自得だと思う。でも「中国嫌い(そして日本サヨ嫌い?)の保守系人権派」Mukkeさんなんかは「内モンゴルは追い詰められてるんだ!」「ウヨ以外が支持しないからウヨに頼るんだ!」の一言でこういう「ウヨとの不適切なつきあい」を容認しちゃうんだろうな。違いますか、id:Mukkeさん。返答しなくてもいいんですけどIDコールを送ってみました。それとも「大好きなチベットじゃなくてどーでもいい内モンゴル」だからダイチン一味を「非難する」んですか?

 中国共産党政権は今現在、周りの国々に自分の経済力を浸透させています。ソフトパワーをもじわじわと浸透させようとしています。ですが、これらはやがて軍事的行動や大量移民などの強引で暴力的な手法になっていくのです。

いやいや軍事行動なんかないでしょ。大体「経済力」「ソフトパワー」って何が問題なんだか。そして「移民」を問題視する発言は明らかに差別でしょうよ。

さらに香港、台湾に対して使っているのもかつての南モンゴルで行った手段の現代版です。

 英国から中国に返還された香港はともかく台湾は当面、「中国領土化」の可能性なんかないけど。
 台湾で一番多い意見は「統一でも独立でもなく」、「当面、現状維持」ですし、それを無視して軍事侵攻するほど中国も愚かではないでしょう。
 中国も台湾も「遠い将来」はともかく今考えてるのは「経済協力でお互い儲けよう」、その程度の話でしょう。

私たちの先人は中国人に対し、素直で、友好的でした。

 話を単純に描きすぎですよね。「フビライ・ハーンの中国支配」「日本軍と手を組んだ徳王の存在」とか無視して「モンゴルは常に中国に友好的」というのは歴史の捏造でしかないでしょう。

中国政府によって大量の漢民族南モンゴルに入植。本当に、すべてが失われてしまったのです。我々が1000年以上大切にしてきた草原も、土地に合わせた牧畜という生き方も、言語も、宗教も、歴史も、土地も、文化も、すべてです。

 はっきり言って「草原と遊牧」は外モンゴルでも失われてると思いますが。今は遊牧で食ってけるような、そんなのどかな時代じゃないでしょう。
『「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート86(追記・訂正あり)』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20081005/1307052595)で書いた文章を再掲します。
 何でもかんでも中国のせいにするのはデマカセ以外の何物でもないでしょう。

■TBS「世界の日本人妻は見た!」(2013年11月26日)を見る
 久しぶりに暇つぶしのテレビ視聴(最近あまりテレビを見てないが)。
 今日のネタは「モンゴルの遊牧民男性に嫁いだ日本人妻」。
 で、旦那さんは「小学校卒(あちらの小学校がどのレベルか知りませんがいずれにせよ小卒では近代的職業は無理でしょう)で遊牧民生活」だそうですが奥さんは「日本人だから遊牧への思い入れがあまりない」ということもあるんでしょうが、「これからの時代、遊牧民で食ってけるかわからない」「最低限の学力はつけたい」ということで子どもさんと一緒に首都ウランバートルに住んでそこの学校に通ってるんだそうです。
 昔は「国民の70%台」だった遊牧民も近代化の波で今や「20%台」。まあ、何が言いたいかと言えば「内モンゴルの近代化」に中国批判どころか、

http://freeasia2011.org/japan/archives/2707
 モンゴル人の生活するモンゴル高原では、年間平均降水量がわずか300ミリ弱、それに寒冷や強風の気候条件、砂地という条件が加わっている。中国人たちが、南モンゴル地域で畑や水田が作られたことを成功といっているが、それは一時的なものに過ぎない。モンゴル草原は農学的に見ても開墾に耐えられない、非常に砂漠化しやすいところなのだ。だからこそ放牧という、土地にあった知恵が生まれたのだ。

 などと抜かす、つまりは「遊牧万歳」とか抜かしてた「内モンゴル活動家」が「アジア自由民主連帯協議会」サイトに登場しましたが今や「外モンゴル」だって「遊牧民」なんて時代の波にのまれつつあるわけです。内モンゴルの問題は「近代化それ自体」ではなくて「やり方」でしょうね。

参考

http://www.tulip-tv.co.jp/tvinfo/detail/index.html?TID_DT03=79956263
 モンゴル在住7年遊牧民に嫁いだヒサコさんは、伝統的な家・ゲルで夫と息子の3人暮らし。苛酷な生活だが、いつも笑顔で楽しそう。 そんな彼女のお困りごとは、夫がお金に無計画すぎること!。欲しい物は何でも家畜を売って衝動買い…って、ドユコト!?。もうひとつの悩みは一人息子の教育問題。週末は草原のゲル、平日は妻と息子だけで学校がある都会のマンションという二重生活について生粋の放牧民の夫はご不満な様子。

現在の米国、欧州の政治家、日本の企業家も同じように中国共産党政権の甘い話を信じてしまっています。それは破滅に向かう道だと、改めて強く訴えたいと思います。

 何がどう破滅なんですかね。もうかるから欧米や日本の企業が中国に進出しているわけです。「甘い話を信じる」云々って中国に進出してるビジネスマンはそんなにお人好しじゃないでしょう。
 「たとえあなた方の国の利益になっても、中国べったりで、私たち内モンゴル人を見捨てるようなことはしないで欲しいのです」とでも言った方が説得力があるでしょうに、「中国とつきあえば亡国の危機!」なんて、こんな非常識で低能な反中国演説しても常識人はドンビキするだけでしょう。

先月6日、大東亜会議70周年の記念大会が東京で開かれました。私たちは、70年前の決議*15を忘れてはなりません。その精神を忘れてはなりません。

 まあ、この集会の主催者「アジア自由民主連帯協議会」は「極右団体」なので「大東亜会議万歳、大東亜宣言万歳、大東亜戦争は聖戦だ!」という主旨の発言が出るのは不思議じゃないですが、よりによって「建前では大東亜会議は関係ないはずの集会」で「内モンゴル人にそういうことを言わせる」って嘆かわしいですね。
 まあ、こんなおべんちゃら言うダイチンも最悪ですが。
 「安倍と面会して媚びるダライ」「中国は天皇の処刑をねらってるという反中国デマ怪文書を垂れ流すペマ」「右翼の要請に応じて靖国参拝尖閣募金をしたカーディル」と「日本ウヨの玩具にされ道を踏み外す、愚かな中国批判派」がまた一人誕生したわけです。
 中国にとっては「日本ウヨに媚びて、あんなバカやりやがって、あいつらはどんどん支持者が減ってくだろうな、メシウマ」と嬉しい限りでしょう。むしろ中国にとって「中国批判派」に日本ウヨ批判でもされる方が非常に困る。
 ま、こういうこというと「内モンゴルウイグルチベットをボーガスはバカにするな」と怒り出すのが例のMukkeさんでしょうけど。「日本ウヨとの野合」というバカな事やるから、バカにするんですが。立派なことしかしなければ誰もバカにしない。バカにされたくなかったら、Mukkeさんも少しは自称チベット支持者としてチベットに苦言でも呈したらどうなんですかね(ウイグル内モンゴルにまで苦言を呈せとは言いませんが)。


■楊海英先生メッセージ「若きモンゴル人に寄せて」 : モンゴル自由連盟党
http://freeasia2011.org/japan/archives/2876
・三浦が宣伝してる極右組織・アジア自由民主連帯協議会に掲載された文章です。なお、三浦は協議会の理事です。

 (注:文革で行われたモンゴル人粛清と言う中国共産党の)犯罪を裁いて初めて、真相和解が可能である。隠蔽し、歪曲するだけでは、和解は不可能だ。

 そこまで厳しいことを言うのなら「日本の戦争犯罪慰安婦南京事件など)を隠蔽しようとするウヨ集団・アジア自由民主連帯協議会」後援の講演会なんぞをやらないでほしかったですね。「今の政策を多少改めるだけではダメだ(まあ、今の政策改善だって現在の中国政府がどれほどやるかどうか微妙でしょうが)」「過去もきちんと反省し、できれば責任者を処罰しなさい」などと中国に厳しいことを言えば言うほど、言うまでもなく楊氏の道義的責任も重くなるわけです。
 「中国は道徳的にきれいでなければいけないが俺様、楊様が汚くて何が悪い、日本ウヨとつるんで何が悪い」なんて変な話はない。
 ちなみに楊氏の「裁く」が何を意味するのかわかりませんが「処罰」だったらそれは違うでしょう。
 マンデラ南アフリカは、アパルトヘイトについて「一定の真実追究」はしましたが、民族和解を重視し、あえて「法的責任追及はしなかった」わけで、「文革でのモンゴル人粛清」に限らず、「中国の権力犯罪」に限らず、一般的に言って、権力犯罪について、そういう問題処理の方法もあるでしょう。

モンゴル人は「古くから中国の統一された、多民族国家の一員」ではない。第二次世界大戦のあとに、秘密に結ばれた『ヤルタ協定』が私たちの意思に反して、私たちを中国人に売り渡したに過ぎない。

・無茶苦茶な発言も大概にして欲しい。ヤルタ協定で秘密協定と言えるのは「ソ連対日参戦密約」であって「内モンゴルの帰属」なんてものは別に秘密でも何でもない。是非はともかく、ヤルタ協定以前から、当時は「内モンゴルは中国(もちろんこの場合の中国は中華民国ですが)」なんてのは国際的常識に過ぎなかったわけです。是非は別として今時「北海道はアイヌの土地で日本の領土じゃない」とか誰も言わないのと同じ事でしょう。そりゃ過去のアイヌ政策は酷かったし、今わずかながら是正の動きがあるわけですがね。
楊氏の発言はおよそ歴史学者の発言じゃない、非常識発言と思いますね。
・なお楊氏の言う内モンゴルの帰属云々ってのは

http://www.ndl.go.jp/constitution/etc/j04.html
外蒙古(蒙古人民共和国)ノ現状ハ維持セラルヘシ

ですかね。
・しかしこういうこと(中華人民共和国による内モンゴル統治の現状も気に入らないが、蒋介石中華民国の統治だって受け入れる気はない)を言うという事は楊氏は「内モンゴル独立論(独立後、外モンゴルと統一するのかどうかは知りませんが)」なんですかね。まあ、そういう非現実的な事は言っても空しいだけだと思いますが。


張成沢失脚 そして、中国は軍事演習(朝鮮日報より) 
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01052

ここでの軍事演習というのは中国が北朝鮮をどう見ているかの一つの象徴のようにも思われます。

 言ってる意味がさっぱりわからないですね。おそらく三浦ももったいぶったこと言ってかっこつけてるだけで「象徴ってどういう意味ですか?」と聞かれてもまともに答えられないでしょうが。

張成沢を改革派、軍や金正恩を「先軍政治派」とみる分析は個人的にはあまり意味があるようには思えません。どちらも独裁政権であり朝鮮民衆の敵、抑圧者であることに変わりはないのですから

・「改革派の張を追放するなんて」と金正恩君を非難するかと思いきや意外な発言ですね。
・いやいやそれって「毛沢東文革派だろうが、トウ小平が改革開放派だろうが独裁者であることに変わりはない」「安倍だろうが福田康夫だろうが自民党であることには変わりはない」と言うのと同じ発言でまあ、無茶苦茶ですよね。
 「改革開放のほうが文革より」「福田さんの方が安倍より」マシなわけで、まあ、張氏が改革派で金正恩君が「先軍派」なら大変残念なことでしょうね。まあ、実際どうなのかは現時点で判断は難しいでしょう。もちろん三浦にそういう分析をする意思も能力もないでしょう。


■佐藤勝巳氏が亡くなりました
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01051
 「巣くう会役員」で「元現代コリア研究所所員」という「佐藤と深いつながりの」荒木ならともかく三浦にはこういう文章を書く動機はないと思うんですけどね。一方、「巣くう会役員」で「元現代コリア研究所所員」という、荒木と同様の理由で「書く動機があるはず」の西岡力が現時点で自ブログに何も書かないのは何なんだろう、と思います。「荒木の方が義理堅い」「西岡は冷たい」とでも言うべきなんでしょうか?
 それはともかく、正直、荒木が「仲人も務めてもらった」「今北朝鮮ネタで食えるのも佐藤さんのおかげ」とそれなりに具体的で興味深いのに対し三浦の文章にはその種のエピソードはありません。まあ、そんなに親しくないんでしょう。

私は佐藤氏に決定的な弱点があったとすれば、それは中国に対する視点を見誤ったことだろうと思います。佐藤氏はおそらく、中国は北朝鮮を早い時点で見捨てるだろうと考えていた。さらに言えば、日本がもっと強硬な外交手段や「強い国」を早期にめざす*16だろうと期待していた。

 佐藤の弱点も何も、それ(中国は北朝鮮を支援するなと叫んだり、北朝鮮打倒のために九条改憲と叫んだりする)って荒木や三浦ら巣くう会一味の弱点(?)でもあるでしょうに。
 まあ、「中国が見捨てる」以前に「ロシアも韓国も開城工業団地その他で、ある意味北朝鮮を支えてる」し、米国すら三浦らのような「北朝鮮打倒論」は支持しないでしょうが。
 コメ欄のコメントにも触れてみます。

播磨真悟
 佐藤先生は、世間が拉致事件に冷淡な時から拉致被害者救出に活動されてきた方であり、本来はもっと評価されるべき方だと思うのですが…。

 何で佐藤が「巣くう会内部」においてすらも評価されなくなってしまったのかと言えば、「使途不明金問題で救う会会長引責辞任に追い込まれたから」です。そんな不祥事を起こした人間を評価するわけにも行かないでしょう。
 一方、『佐藤勝己・元「珍右翼が巣くう会」会長の醜態』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20131125/1064208022)で触れましたが、佐藤の方も「横田滋氏の家族会資産私物化疑惑」などを言い立てて自ら救う会との関係を悪化させたわけです。
でこれについては三浦も

三浦小太郎
正直、佐藤氏は救う会を事実上去って後は、晩節を汚すとしか思えない発言もありました。

と応答しています。まあ「去ってから」というより「去ったこと自体(正確には巣くう会から追放されたのも同然ですが)」が汚点だしだからこそ「去ったこと(追放されたこと)」に恨みを抱いて「晩節を汚す発言(巣くう会への悪口雑言)」をするわけですが。


■12月13日(ICNK,救う会)、14日(ノーフェンス)、16日(拉致問題対策本部)、北朝鮮人権週間各集会&シンポジウムなど紹介 
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01050
 まあ、いずれこれらの集会については報告がされるのでしょうから、そのときに本格的に突っ込むことにしましょう。

拉致問題対策本部主催で下記の二つの集会が予定されています
(1)北朝鮮人権問題啓発週間における政府主催シンポジウム「拉致問題解決に向けて〜専門家100人大討論会〜」を開催します。
基調発言者(五十音順)
●伊豆見元*17 静岡県立大学教授
古森義久*18 国際教養大学客員教授
武貞秀士*19(韓国)東北アジア国際戦略研究所客員研究員
西岡力*20  東京基督教大学教授(「救う会」会長)

伊豆見さんはNHKニュースによく出てくる北朝鮮専門家ですね。北朝鮮素人の俺には伊豆見氏の評価など出来ませんが彼が「巣くう会のような極右ではない」と言う意味で「まともな専門家」だと言うことは知っています。西岡や荒木はまともでないからNHKに呼ばれないわけです。つうか最近は民放でも連中は呼ばれてませんが。
武貞さんがどういう人かは知りません。古森と西岡については何も説明の必要はないでしょう。ゴリゴリのウヨです。西岡の肩書きには大学教授職とともに「巣くう会会長」とあるのに、古森の肩書きに大学教授職しかなく、「産経記者」と書いてないのが興味深いですね。そんなに産経の肩書きを出すのが嫌なのか(まあ、ウヨ嫌いの俺だったら「ウヨの産経」なんか嫌いですが、ウヨ以外の何物でもない古森もそんなに産経関係者であると認めることが嫌なのか?)。愛社精神のないことですね。
 

フロア参加者は、招待による北朝鮮問題関連の専門家、研究者、政官関係者、報道関係者を中心に約150名程度を予定。

伊豆見さん他、名前が挙がってる面子以外には誰が来るのか気になるところですね。巣くう会が嫌ってる田中均氏や和田春樹氏*21は呼ばないのかとか。

(注)現在シンポジウムの一般聴講者募集は行っておりません。募集を行う場合は、後日、本ホームページにてお知らせします。
http://www.rachi.go.jp/jp/topics/2013sinpogaiyou.html

 果たして一般聴講者募集はされるのか、されないのか(募集しない場合は聴講者はいないのでしょう)。されないとして録画録音されるのか。気になるところです。

(2)ふるさとの風コンサート〜「北朝鮮拉致被害者」救出を誓う音楽の集い〜
・ 第一部
 演奏者:東京藝大チェンバーオーケストラ
 曲目:モーツァルトオーボエ協奏曲(オーボエ:古部賢一)
    モーツァルト交響曲40番
・ 第二部
 演奏者:熊本マリ(ピアノ)、三宅由佳莉(声楽)、海上自衛隊東京音楽隊
 曲目:ラプソディ・イン・ブルーガーシュイン作曲)
     オリンピック・ マーチ(古関裕而作曲)
     祈り〜a prayer(河邊一彦作詞・作曲)他
・ 全体合唱(「ふるさと」)

コンサートと拉致解決と何の関係があるんでしょうか。
しかし、また「自衛隊の歌姫」三宅さんですか。ウヨ諸君は本当に彼女が好きだねえ。

大臣と津川雅彦氏との対談

ま、「安倍晋三総理大臣を求める民間人有志の会」の発起人の一人で、「その論功行賞(?)」で「拉致ポスターの顔」を射止めた男が津川ですから。


■【報告と動画】楊海英氏講演「中国の民族問題 ―モンゴル*22ウイグルから考える」 : 在日南モンゴル*23文化促進会
http://freeasia2011.org/japan/archives/2841
・三浦が宣伝してる極右組織・アジア自由民主連帯協議会に掲載された文章です。なお、三浦は協議会の理事です。

衆議院議員三宅博氏メッセージ】
 国際社会における中国共産党暴力政権の存在は、人間の体内にできた癌細胞と同様のものであります。癌細胞が肥大化すればその人間が死に至るように、中国の暴力がこれ以上広がると国際社会は崩壊し、人類は滅亡に向かうでありましょう。暴力を用いて政治的目的を達成することがテロの定義とするならば、中国暴力政権は世界最大のテロ組織*24と言えましょう。

 三宅という男は「巣くう会地方支部の元役員」で「極右政党維新の会」所属なので、この発言は十分予想の範囲内ですが「中国はがん細胞」だの「中国が存在すると人類は滅亡する」だの「中国は世界最大のテロ組織」だの言ってることが非常識すぎて絶句しますね。もう少しまともな人間に祝辞を頼んだらどうなんでしょうか?。そしてよくこんな酷い祝辞を平気で掲載できるもんです。

【追記】
 楊氏が三浦の言うような差別暴言を慰安婦の方々に吐いてるのか動画を見ることにしましょう。
 まず三浦が「今日の司会をつとめるアジア自由民主協議会の三浦です*25」と挨拶。ついで三浦が「衆議院議員・三宅氏から祝辞を得ました」として三宅の反中国暴論を淡々と読み上げていきます。三宅の祝辞については文章全文が三浦が書いたエントリ(http://freeasia2011.org/japan/archives/2841)に載ってますので興味のある方はお読みになればいいでしょう。
 まあ、三浦がまともな人間とは全く思っていませんがよくこんな酷い文章をためらいなく読めるもんです。で、聴衆のウヨ連中も何も言わず拍手。三浦も「三宅先生ありがとうございました」と言うのだから苦笑。いや祝辞をくれた人に「ありがとう」というのは一般的社交辞令ですが、三宅の文章はあまりに酷いですからね。ありがたいのか、「中国はがん細胞だ」とか抜かす暴言文章が。
 次に三浦が講演会の主催団体・在日南モンゴル文化促進会の役員らしき人間を紹介(日本語の挨拶が出来ないとのことで名前だけ紹介)。続いて「世界ウイグル会議副総裁(アジア担当)」「日本ウイグル協会代表」のイリハム・マハムティが挨拶。イリハム先生も三宅同様、「中国はガンだ」とのたまっています。少しは言葉遣いに気をつけたらどうなんでしょうか。いくら「中国の少数民族統治に批判的な人間」でも、ほとんどの人間は「中国をガン呼ばわりすること」には到底賛同できないでしょう。
 イリハムの挨拶が終わって早速、楊先生の講演。なんですがその前に三浦が楊先生の簡単な紹介。
 楊先生が『墓標なき草原(上)(下):内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』(2009年、岩波書店)で司馬遼太郎賞を受賞したということが説明されます。
 で三浦の説明が終わって楊先生の講演。ダライのように「通訳がつくか」と思いましたが、楊先生は「ペマやイリハム」のように日本語ぺらぺらで通訳はつきません。まずは配った資料について「皆さん持ってますか」と確認。
 さて楊先生曰く「内モンゴル人は国籍は中国だが内モンゴル人として、内モンゴル人のことを中国人とは言いたくない」「チベットウイグルもそうではないか」だそうです。
 また楊先生曰く「研究においては中国の公文書も用いる」のだそうです。まあ、使える資料は何でも使うというのは学問上、当然です。「中国の公文書だから正しい」わけでもなければ「中国の公文書だから間違ってる」わけでもないわけです。
 で、楊先生は「今日は文革での内モンゴルでのジェノサイドについて語る」のだそうです。もちろん中国政府の公式見解でも「虐殺の存在自体」は認められています。現在の中国において文革は「負の歴史」ですから「虐殺はなかった」なんて話にはならないわけです。楊先生曰く「自分の研究成果に比べると中国政府公式発表は犠牲者数が少ない」のだそうですが。
 で楊先生は内モンゴルでの文革についてどう言う見方があったかというのをスライドで説明していきます。
 先ず第一に1968年の某米国人学者A氏が書いた論文を簡単に説明。
 A氏曰く「内モンゴルでの中国中央と現地モンゴルの対決は農業集団化を巡る対立だ」
文革のスタートは1966年だがそれ以前から対立の火種があった」というのが大まかな楊先生の説明です。
 第二に1988年の某米国人学者B氏が書いた論文を簡単に説明。
 B氏曰く「内モンゴル文革での死者は少なくとも10万人を越えると推計できる」というのが大まかな楊先生の説明です。
 で次に楊先生が自分はこの問題(文革期の内モンゴルでの虐殺)について研究テーマにしてきましたと説明。
 楊『モンゴル人ジェノサイドに関する基礎資料』(風響社)と言う本を「ナンバー1〜5」まで5冊出していること、近々に「ナンバー6」という6冊目が出るであろう事を説明。ただ資料集というのは普通面白くないし、値段も高いわけです。
 でもっとわかりやすい読みやすい本として司馬賞を取った本なども紹介されます。
 で、楊先生曰く「やはり文革の影響は大きい」。まあ、大きいでしょうね。文革がなければ少数民族統治に問題がないとは言いませんがやはり文革の被害はでかいでしょう。
 次に楊『植民地としてのモンゴル:中国の官制ナショナリズムと革命思想』(2013年、勉誠出版)と言う本を簡単に紹介。この場合の植民地というのは「日本の植民地」と「中国の植民地」ですね。まあ、中国は「固有の領土」を主張していますが。で、日本の植民地とはどういう事かというと、日本がバックアップして「今の内モンゴル」につくった「蒙古聯合自治政府」と「満州国」です。我々日本人は満州国というのは内モンゴルという意識はあまりないんじゃないかという気がしますが、満州国は「内モンゴルの一部」が領土ですので。
 で楊先生曰く「文明は日本から、虐殺は中国から」。「ホンマかいな」「ウヨへのこびと違うのか」ですね。まあ、楊先生も「日本は内モンゴルで近代化政策、文明政策をした」とは言っても「内モンゴルに対して日本の弾圧は何一つなかった」とはさすがに言いませんけど。
 次にモンゴルの歴史の説明。1924年ソ連のバックアップで外モンゴルに「モンゴル人民共和国」が誕生します。で1925年にはモンゴルとソ連の支援で内モンゴル内モンゴル人民革命党が誕生します。
 ただ内モンゴル人民革命党は大して力もなかったようです。内モンゴル支配する日本に対して活動も特にしなかった。
 まあ、1945年に日本が敗戦すると党の活動が再開されます。で各地で「内モンゴル独立と外モンゴルとの統一」を目標にいろいろな自治政権が誕生するわけです。
 で中国の公式見解ではどう説明しているのか。楊先生いわく「我々は日本を中国から打倒し、中国領内の人民を解放した、内モンゴルもその一つだ」と中国は主張している。
 しかし楊先生曰く「むしろモンゴルのチョイバルサン*26の功績の方が大きいんじゃないか」。実際どうか知りませんけど、これを黙って聞いてられるウヨ諸君もすごいですね。
 「チョイバルサンの功績が大きい」ってことはなんだかんだいって楊先生もさすがに「満州国」なんて認めたくないんでしょう。まあ、異民族支配が好きって人はあまりいませんよね。「中国支配は嫌だが、日本支配ならいい」とかそういう話じゃないでしょう。
 で次に内モンゴルで「ウランフ(内モンゴルのトップ)の目指した民族自治中国共産党中央に否定されるプロセス」というのがスライドで説明されます。1964年頃からウランフと中国共産党中央との対立が起こると(ウランフについては楊『中国とモンゴルのはざまで:ウラーンフーの実らなかった民族自決の夢』(2013年、岩波現代全書)を参照して欲しいとしています)。
 中央は「早く農耕しようぜ、そして人民公社化(農業集団化)進めようぜ、遊牧なんか遅れてる」と。一方ウランフは楊先生曰く「遊牧を重視」し「農耕」には否定的だった。楊先生曰く「農耕したら砂漠になる」といって農耕それ自体にウランフは否定的だったそうですが、まあ、この講演だけではわかりません。
 中央の主張するような農耕路線には反対だったのでしょうが、「農耕には反対しないが中央が主張するような急激な農耕推進は混乱を招く」という判断だったのかもしれません。
 また当時、中ソ対立があって「外モンゴルソ連派」でした。楊先生曰く「ウランフたち内モンゴル人は農耕に反対してる。中央政府を何だと思ってるのか。外モンゴルソ連と一緒に攻めてきたらソ連やモンゴルに内通するのと違うか」という疑心暗鬼が中央に生まれるわけです。
 また、楊先生曰く、ウランフは「政権運営において日本統治時代の内モンゴル官僚(対日協力者)をある程度温存」します。「打倒すると混乱が起きるだけだ」「能力はあるんだし、よほど酷い奴以外は過去を反省してるのなら使おう」という現実主義の訳ですがこれも疑心暗鬼を招くわけです。
 で文革でついに打倒される。

内モンゴル自治区党委員会第一書記、自治区人民委員会主席、内モンゴル軍区司令員兼政治委員、内モンゴル大学学長、党中央華北局第二書記、内モンゴル自治区政治協商会議主席(ウィキペ「ウランフ」)

と言う役職を全て解任されるわけです。そして内モンゴルでも文革が開始されるわけです。以下、しばらく「文革期の悲惨な状況」が延々説明されますがあまり気持ちのいい話でもないですし、紹介は省略します。どうしても知りたい方は動画を見て下さい。一応、ウィキペに『内モンゴル人民革命党粛清事件』という「文革期における内モンゴル人粛清」についての項目があることを指摘しておきます。まあ、このウィキペの項目、かなりの部分を楊先生の研究によってるようですので、ウィキペを読むだけでも大まかな楊先生の主張はわかるでしょう。
 動画で楊先生が悲憤慷慨していますし、ウィキペ『内モンゴル人民革命党粛清事件』にも書いてありますが1970年に「内モンゴル自治区は廃止され周辺各省に分割され」、文革の一時期は「名実ともに内モンゴル自治が否定されてしまう」わけです。文革が終了するとさすがにそこまで酷い事態は改善され、内モンゴル自治区が復活しますが。
 次に文革期の説明が終わって、昨年、新疆ウイグル自治区に行った楊先生の感想。まあ、経済的には発展してたと。高層ビルも建ってたし、市場に物もあふれてたと。
 ただこれはあくまでも楊先生の認識ですが、「その発展の果実を得てるのはもっぱら漢民族だ、ウイグルは取り残されてる」そうです。まあ、俺もウイグル素人なので何とも言えません。ここでは「経済発展を楊先生は否定しなかったこと」を指摘しておきます。酷いアンチ中国は「豊かになってない」とか言いますけど楊先生はそこまで酷くない。
 で楊先生曰くウイグルでは「ウイグルを豊かにした共産党を愛そうという、愛国教育が盛んだった」と。楊先生曰く「でも愛は押しつけるもんじゃなくて自然にわき上がるもんだと思う」と。
 まあ、「押しつけの愛など醜い」とは言うのはそうですけどこれを「愛国心を持て、愛国心教育が必要だ」と言いたがる日本ウヨが黙って聞いてるのには呆れますね。中には笑ってる奴すらいる。「中国の愛国教育は汚いが俺達の愛国教育はきれいだ」とでも思ってるんでしょう。すごいですねえ、この日本ウヨの客観性のなさ。俺がウヨだったら楊先生の「押しつけの愛など醜い」と言う言葉に複雑な顔をすると思いますけどそういう常識が日本ウヨにはないわけです。
 ウイグルの話が終わって、最近の内モンゴル情勢。内モンゴル人と漢民族の対立はいまだ続いており、「文革時代ほど酷くない」が状況は厳しいという話です。動画は全部で「2時間13分」ですので、まだ35分ほど残っていますが、1時間37分ほどで講演終わり。三浦の紹介する慰安婦関係の暴言はありませんでした。ただ、三浦曰く「暴言が書いてあったのは配付資料」だそうですからね。発言はしなかったが配付資料には慰安婦への暴言が書いてあったのかもしれません。まあ、書いてないのなら早急に楊氏は三浦一派に「嘘を書くな」と抗議しエントリからそうした記述を削除させるべきでしょう。
 それをしないなら「資料には三浦が紹介するとおりの暴言があった」と疑われても仕方がないし、そういう楊氏のような人間を俺は評価しません。少なくとも手放しで評価できる人間ではないでしょう。
 講演が終わって三浦がコメント。
■『12月1日 楊海英さん講演会資料から「中国の性犯罪を国際社会は裁くべきである」(三浦の個人ブログ)』(http://miura.trycomp.net/?p=2136)でも三浦が言及した孤児の話を紹介し「ウランフは偉い」と賞賛の言葉。15分ほど休憩して再開だそうですが、休憩時間は動画にはありません。
 すぐに「再開シーン」に移ります。「アジア自由民主連帯協議会会長」ペマギャルボが10分ほど挨拶。ペマの主張は「チベットでも中国は酷い」と言ういつもの発言です。まあ、「中国人が大量入植するからチベット鉄道なんかいらないとでも言いたげな発言(さすがにはっきりいらないとは言わなかった)」がありましたがそこを除けばまあ、まともかと思います。
 ペマの発言が終わって三浦が「今日、ウィル編集長の花田さんと諸君編集長だった文春の仙頭さんがいらしてます。名前だけ紹介させていただきます」「何故紹介したかというと出版関係の方がこういう所へ来ることが減ってるんですね、忙しいのかも知れませんが」。
 いや、忙しくて行きたい集会に行けないと言うことがないとは言いませんが、こんな右翼集会には「ウィルの花田(ホロコースト否定論で月刊マルコポーロを潰し、当時の文春社長を引責辞任させ文春に居づらくなって会社を辞めた御仁)」とか「仙頭・元諸君編集長」とか言ったウヨぐらいしか行かないでしょ。
 しかし花田も元々は文春出身だし改めて文春ってのは右翼出版社だなと思いました。
 で、次に「元都議」で「自分を過信して衆院選に維新から出馬し見事に落選された」レイシスト吉田康一郎・アジア自由民主連帯協議会副会長の挨拶。吉田の酷さについては『「在特会」を礼賛する議員(吉田康一郎都議)を除名できない民主党』(http://blog.goo.ne.jp/harumi-s_2005/e/388f05ad27fd78e788517aaf75549a1a)を紹介しておきます。ま、吉田は酷いですね。
 楊先生は文革批判、中国共産党批判をしましたが吉田は『中国人は有史以来そういう残虐行為をしてきた』と放言ですからレイシズム以外何物でもない。
 そんな事が言えるなら「関東大震災時の朝鮮人虐殺」「南京事件」とか持ち出して「日本人は残虐民族」とか何でも言えてしまうわけです。
 吉田の挨拶後、「吉田さんの政界復帰を望む」という三浦。三浦はゲスだねえ、こんな奴の政界復帰を望むなんて。吉田が進出しようとした国会なんか論外だけど都議会や区議会だってこんな奴いらねえよ。 
 「それでは残り時間を質問タイムにしたい」という三浦。
 まず「殖民地と言う言葉を使ったのは何故か」と言う質問に「戦後漢字の簡略化が進み、植民地と書くようになったが自分は戦前の殖民地という書き方の方がいいと思ってる」と楊氏が回答。まあ、どうでもいい話です。話の本筋じゃない。
 次に「スターリン時代にロシア内のモンゴル人の粛清があったのか、あったとしたら文革での粛清との差異を知りたいのですが」と言う質問。あんまり内モンゴル問題を考える上で重要な質問とは俺には思えませんが。
 「結論から言えばそういうことはありました」「今のロシア国内にカルムイク共和国ブリヤート共和国というモンゴル系の共和国がありますがここで粛清がありました」と楊氏が回答。スターリン粛清についての楊先生による簡単な説明もありましたがそこは説明を省略します。差異については特に説明なし。質問者は「中国(文革)の方がロシア(スターリン粛清)より残虐」とでも言って欲しかったのかも知れませんが。
しかし「ロシアのモンゴル人について聞かせて」ってなんか「出来レース質問」「仕込み質問」じゃないかと思うのは俺だけでしょうか。
 「内モンゴルの話をした人・楊先生」に「カルムイクブリヤートについて聞く」ってのは不自然な気がしますよ。
 「他に質問はありませんか」「ないようでしたら主催者から説明がございます」「この後で先生を交えて食事会をしたいと思います」「近くの庄やなんですがよろしくお願いいたします」と言う三浦。
 そして「今日のこの会を主催された在日南モンゴル文化促進会の方に拍手を」と三浦がいい拍手。
 そして三浦が「中国国外で民主化運動をされてる中国人活動家の方もいますので名前を紹介します」といい当人が立ち上がって礼をして周りが拍手。
 そして最後にモンゴル自由連盟党のダイチンが締めの挨拶。


■12月1日 楊海英さん講演会資料から「中国の性犯罪を国際社会は裁くべきである」(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2136

 いわゆる「従軍慰安婦」を「性奴隷」と見なす宣伝が活発化している。こうした政治的な喧伝は戦勝国が自身の性犯罪を隠蔽するための謀略でもある。*27

 以上は三浦が紹介する静岡大学教授(モンゴル史研究者)・楊氏の「12/1講演」で配ったという資料の一部です。講演会の協賛団体がアジア自由民主連帯協議会で、司会が三浦小太郎という時点で一抹の不安はありましたがまさかここまで酷いとは思いませんでした。
 何か問題行為を楊氏がやらかしたとしても
1)楊氏が「中国は性犯罪を犯してる」と批判
2)それに対して三浦らウヨが「そんな中国が慰安婦問題で日本批判などふざけてる」と発言
3)ウヨと喧嘩したくないが、かといって「楊は慰安婦を侮辱する屑だ!。あいつの言ってることは当然全てデマカセだ!」と中国にネガキャンされたり、知人から「ウヨに媚びる楊さんに失望しました、もうあなたとは絶交です、2度と私の前に顔を出さないで下さい」と言われたりするのを恐れて曖昧にごまかす
というのが関の山だと思ってました。
 まさか楊氏が自分から慰安婦を侮辱する暴言を書いた資料を配付するとは思っても見ませんでした。全く何を考えてるのか。カーディルにウヨが「尖閣募金や靖国参拝を要求したように」、楊氏にウヨが「慰安婦非難をやれ」と要求したのだとしても、普通の人間なら断るでしょう。どれほど常識がないのか。楊氏という人間の「人格や政治センス」を残念ながら小生は「過大評価していた」ようです。
 言うまでもないですが「慰安婦の一番の被害者は朝鮮半島(韓国、北朝鮮)の人々」であり「一番慰安婦問題で積極的に活動しているのも朝鮮半島の方々(在外韓国・朝鮮人も含む)」です(中国や東南アジアの慰安婦もいますが数で一番多いのは朝鮮半島です)。もちろん彼ら朝鮮半島の方々は

戦勝国*28の性犯罪を隠蔽するための謀略

として活動しているわけではありません。楊氏は吉見義明氏などの前で「お前は戦勝国の性犯罪を隠蔽するために活動しているのだ」と放言する度胸があるんでしょうか?
 それに最近「慰安婦問題が騒がれる」のは「首相が河野談話を否定したがってる安倍だから」でしょうに。谷垣総理だったらこんなことにはなりません。
 三浦のエントリのこの記述を信じるならば「楊海英氏が愚かにもウヨのお仲間に転落した」わけです。
 三浦の捏造記事であることを望みますがどうなんですかね(捏造なら、楊氏やその周辺が、三浦やアジア自由民主連帯協議会に早急に『楊はそんな事はやっていない。楊への名誉毀損になるから撤回せよ』『撤回しなければ訴訟も辞さない』『いずれにせよ今後2度とこのようなデマを流すアジア自由民主連帯協議会と楊はおつきあいしないから、そのつもりで』などと抗議すべきは当然でしょう)。動画が公開されれば一発でわかると思いますけど(追記:残念ながらわかりませんでした)。
【追記】
【報告と動画】楊海英氏講演「中国の民族問題 ―モンゴルとウイグルから考える」 : 在日南モンゴル文化促進会
http://freeasia2011.org/japan/archives/2841
で動画がアップされたので「三浦の紹介するような事実」が本当にあったのか、後で見てみようかと思います。
 三浦の書いた報告は「個人ブログ」の内容と大同小異なので突っ込みませんが来賓ウヨの珍発言には後で突っ込もうかと思います。
【追記終わり】

 ま、以下、三浦の記述は事実だという前提*29で話を進めますが、全く残念な話です。岩波書店から『墓標なき草原(上)(下):内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』という本を出して司馬遼太郎賞をもらうような「ウヨ出版社からしか本が出せない、もちろん賞など取れない無能なペマギャルボ」とは違う「有能な方」がどうしてウヨに媚びるのか。ウヨに媚びることが「自分の学者人生」や「内モンゴルの将来」にとってプラスになると本気で考えているのか?
 ウヨにとって、楊氏の転落は「内モンゴル人の楊さんも慰安婦などデマだと言っている!」「楊さんは岩波書店から本を出して司馬遼太郎賞をもらうような有能な方だ!」と言えるという意味で「よっしゃ、よっしゃ」でしょう。
 が、中国にとっても「楊は慰安婦を侮辱する屑だ!*30。あんな奴の反中国宣伝を信じてはいけない!」と言えるという意味で「よっしゃ、よっしゃ」でしょう。で、まあ「中国の言う通りだ、楊の主張は1から10まで出任せだ!」と理解するほど中国寄りな人も今時いないでしょうが、
1)中国の主張の全てを信じる気はないけど、ウヨとつるむ人じゃ楊さんがどこまで本当のこと言ってるかわからないわ
とか
2)ウヨとつるむような政治センスも道徳心もないような楊さんとはつきあいたくないわ
と言う人は沢山いるでしょう。はっきり言えば俺がその一人ですけど。
 「中国を誹謗する怪文書流すペマ」と言い「安倍とインドで会うチベット仏教最高権威・ダライ」と言い、「ウヨに言われるがママに靖国参拝尖閣募金したカーディル・世界ウイグル会議総裁」と言い「今回、慰安婦への暴言を書いた文書を配布したらしい楊氏」といい何でこうも彼らは政治センスも道徳心もないんでしょうか。
 「自分や仲間を酷い目にあわせる中国政府・中国共産党への恨み辛み」と「状況を思うように変えられない苦しい立場」で全てが正当化されると思ったら大間違いです。
 そしてこんな楊氏の暴論を平然と自ブログに乗せてしまう「河野談話否定論者」三浦小太郎を副代表に担いで恥じないid:noharraら、「守る会」会員はどれほど恥知らずなんでしょうか。
 Mukke氏に楊氏の醜態をどう思うか聞きたいところですが、「チベット以外でIDコールを送られるのが嫌」だそうなので控えておきましょう。
まあ、どうせ、Mukke氏ブログのエントリ『いちいち言うのも馬鹿らしいことだが』*31での

RAS
歴史修正主義者や差別主義者に頼ってしまうのは、彼らに頼らざるを得ない程に切羽詰まる状況だったからなんですよね

というコメントに

中国に対して何も言わずチベット側のみを非難する*32とか,イスラエルに対してだんまりを決め込んだままパレスチナをあげつらう*33とか,言ってて恥ずかしくねーのかと思いますわ。

と応じるMukkeさんでは「楊は悪くない」「ウヨに頼らざるを得ないほどに内モンゴルは切羽詰まってる(まあ、切羽詰まってるかどうかはともかくチベットウイグルに比べれば知られてないでしょう、一番知られてるのはダライがノーベル平和賞もらったチベットでしょうね)」「楊を批判するな」と言って、楊氏をかばっちゃうんだろうなあとは思います(彼はMukkeさんが好きなチベット人じゃなくて内モンゴル人なのでかばわないで批判するかも知れませんけど)。
 ああ、お断りしておきますが、楊氏が指摘する「文革時の中国人暴徒による内モンゴル人への性犯罪」*34とやらが事実なら*35俺も人としてそれは批判しますよ(楊氏が講演で紹介したという性犯罪描写は読んでて気持ちのいいものではないのでここには引用しませんが、どうしても読みたい方は三浦のエントリでも読んで下さい)。文革から30年も経った今では処罰というのも難しいでしょうけど(日本だって慰安婦問題の犯人など、スマラン事件など一部を除いて裁かれてないし、フィリピンのマルコスやチリのピノチェトのように「失脚はしたものの裁かれずに天寿を全うした」権力犯罪者は山ほどいます)。
ただし最低限
1)慰安婦に対する「アジア女性基金」のような、何らかの形での被害者への経済支援
2)慰安婦に対する「河野談話」のような、何らかの形での被害者への謝罪
3)学校教育やメディア報道などで2度とこうしたことが起きないよう、これらの問題行為を語り継いでいくこと
は必要でしょうね(もしかしたら不十分とは言え多少は既にやってるかも知れませんが)。こう断っておかないとMukkeさん当たりは小生に「中国びいき」のレッテルを勝手に貼ってきますのでお断りしておきました。
 しかし「中国の性犯罪は許せない」と抜かす男・三浦が「河野談話否定論者」なんですから全く持ってインチキの極みです。

(注:日中戦争に)勝った中国を善なる存在と見なして称賛し、負けた日本を叩く「進歩的な人士」が日本にいる。

 これまた三浦が紹介する『楊氏が講演で配った資料の文章』です。
 どこに「中国は常に善で日本は常に悪」なんて人間がいるのか。「南京事件否定論批判」とか「靖国神社公式参拝論批判」とか中国の主張に道理があるときに支持しているに過ぎません。
 まあ、楊氏だって本気じゃないでしょう。愚か者・楊氏によるウヨへのこびへつらいでしょう。

彼らも中国の性犯罪を認めようとせず*36に、逆に中国の少数民族弾圧に加担する。

 これも三浦が紹介する『楊氏が講演で配った資料の文章』です。
 何がどう「荷担」なんでしょうか?
 むしろ楊氏の「慰安婦問題での暴言」の方こそ「日本ウヨの戦争被害者侮辱への荷担」です。楊氏には「バカは黙れ」と言いたい。
 まあ、三浦の文章に関して一番言いたいこと『三浦は内モンゴルを政治利用するんじゃねえよ』『楊氏も三浦たちウヨに媚びて慰安婦を侮辱してるんじゃねえよ』は以上の通り書き上げましたが、他の「俺的には些細なこと」にもコメントしてみます。

ソ連派のマルクス主義者(中略)ウラーンフー

・三浦はさらっと書いてますが、これは三浦の認識なのか、はたまた楊氏の認識なのか。そしてこれは正しいんですかね?。当時は中ソ対立の時代だったわけで、そんな時代に「俺はソ連派だ」と公言する蛮勇のある人間がいるとも思えません。一方、文革で打倒された人々は「中国のフルシチョフ*37国家主席劉少奇のこと)」などとソ連に絡めて非難されたわけで、「当時の中国のウランフ批判」をそのまま鵜呑みにしてないか(もちろん楊氏や三浦がウランフを批判したいからではないでしょうが)という疑問はありますね(追記:ウランフにはソ連留学経験がありますが、それを理由にソ連派と呼ぶのは無茶でしょう)。
・なお、三浦の文章を信じるならば楊氏はウランフを「民族の裏切り者」ではなく「チベットのプンツォク・ワンギャル(プンワン)」のような「中国共産党とうまくつきあいながら内モンゴルを発展させようとしたが果たせなかった悲劇の人」と好意的に描いてるようです。
 で、その結果、三浦もウランフには好意的です。
 なお、ウランフとプンワンについてウィキペの記述を紹介しておきます。二人とも「文革期に弾圧されたが文革終了後はそれなりに復権した点」が共通しています。文革後の二人の扱いを過大評価は出来ないかも知れませんが、さすがに「文革の過ち」は一定の是正がされたわけです。

 ウランフ(1906〜1988年)
 日中戦争では、日本軍やデムチュクドンロブ率いる蒙古聯合自治政府に対して抵抗運動を指揮。
 1947年には内モンゴル自治区を設立、自治区政府主席に就任する。
 1954年9月、政府機構が再編されて国務院が発足すると、ウランフは国務院副総理に任命される。内モンゴル自治区党委員会第一書記、自治区人民委員会主席、内モンゴル軍区司令員兼政治委員、内モンゴル大学学長、党中央華北局第二書記、内モンゴル自治区政治協商会議主席などの職務も引き続き兼任した。しかし、1966年に発動された文化大革命では実権派・民族分裂主義者として攻撃され、同年8月に自治区党第一書記の職を解任されたのを始めとし、党・政府・軍の職務を剥奪されて失脚した。周恩来首相の保護を受け、北京で軟禁生活を送った。
 文革中の1973年、第10回党大会で中央委員に復帰。1975年1月、第4期全国人民代表大会常務副委員長に選出される。1977年5月には党中央統一戦線工作部部長に就任。1977年8月の第11期1中全会において中央政治局委員に選出される。1978年、第5期全人代常務副委員長と第5期全国政治協商会議第一副主席に選出。
 1983年6月18日、第6期全人代第1回会議において中華人民共和国副主席に選出。1988年4月に退任後、第7期全人代常務副委員長に転出するが、その年の12月、北京で死去した。

プンツォク・ワンギャル(1922年〜)
 1949年、保守派貴族によってインドへ追放される。帰国後、中国共産党の下部機関に組み込まれるが、文化大革命では民族主義者として弾圧を受け、18年間投獄される。
 文化大革命の終焉とともに政治の表舞台へ復帰し、全国人民代表大会常務委員、中央民族委員会副主任などのポストを歴任する。


■【動画】超人大陸2013年11月25日号 超党派国会議員世話人会主催「ダライ・ラマ法王14世特別講演会」(追記あり
http://freeasia2011.org/japan/archives/2835
・三浦が宣伝してる極右組織・アジア自由民主連帯協議会に掲載された動画です。
・例の「自殺容認発言(?)」が出た講演会ではありませんが、この講演会動画を見て気付いたこと。
 どうやらダライは講演するときは「英語」でやるようですね。ダライ講演会など聞いたことが1度もないので、チベット語かと思い込んでいたのですがそうではないようです。何が言いたいかと言えば
1)例の講演会も英語ではなかったのか
2)であるならば動画を公開すればダライの主張「共同通信の当初報道は誤訳」が正しいかどうかは容易にわかるのではないか、ということですね。
 さすがにチベット語は「よほどのチベット語使い」でない限り動画を流されてもわからないでしょうが、「英語」ならわかる人は多いんじゃないか。まあ、「講演動画をアップしないから(してないですよね?)」と言ってそれだけでダライを嘘つき呼ばわりする気もないですが「不誠実な態度」とは言えるのではないかと思います
【追記】
 コメ欄で指摘がありますが例の講演会は残念ながらチベット語だったようです。ただコメ欄でも指摘があるように講演が何語であれ「ダライ側が動画をアップしないこと」は不誠実でしょうが。


東京新聞堤清二*38さん死去 根底に「反差別」』

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013112902000129.html
「妾(めかけ)の子」としていじめられたこと。父*39が手掛ける観光開発の土木作業現場で戦前、朝鮮半島の人々と接したこと。女性の人権を尊重しない父*40に反発しながら育ったこと。こうした体験が、堤さんの根底に「反差別」の思想をつくりあげたのだろう。
 二〇一〇年十二月、朝鮮学校を高校無償化から除外することに反対する小さな集会に、堤さんの姿があった。「日本はまだこんなことをやっているのか」。珍しく語気を荒らげていたのが印象に残る。

 もちろん堤氏に何の問題もないとは言いませんが「朝鮮学校無償化除外に批判的だった」と言うこと*41を知り、氏への尊敬の念を改めて感じています。惜しい人を亡くしたと思います。
 そして堤氏を語る上で「朝鮮学校問題」に触れた東京新聞記者氏も評価したいと思います。

【追記】
東京新聞と似たような内容の記事、
朝鮮新報『〈辻井喬氏を悼む〉 朝鮮人を差別、蔑む日本社会への怒り 最期まで 』も紹介しておきます。

http://chosonsinbo.com/jp/2013/12/%E3%80%88%E8%BE%BB%E4%BA%95%E5%96%AC%E6%B0%8F%E3%82%92%E6%82%BC%E3%82%80%E3%80%89%E3%80%80%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E4%BA%BA%E3%82%92%E5%B7%AE%E5%88%A5%E3%80%81%E8%94%91%E3%82%80%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%A4%BE/
 辻井喬氏と朝鮮の係わりについては、本紙(2011年5月11日付)とのインタビューで、父親が箱根や熱海の観光地開発をやっていた当時、その土木工事の現場で朝鮮人労働者と親しくなり、感化されたことを、少年時代の思い出として語っている。この体験が朝鮮人を蔑み、差別する日本社会への批判の原点となった。
(中略)
 辻井喬氏は、高校無償化からの朝鮮学校排除や自治体が教育補助を打ち切る不当性を怒りをもって抗議している。2012年に、在日と日本人の詩人・歌人が共同で一冊にまとめた「朝鮮学校無償化除外反対アンソロジー」が刊行された。この詞華集に簡潔ながらも内容の濃いエッセー「オモニへのオモイ」と抵抗的抒情詩「オモニよ」(全4連28行)を寄稿している。


■偶像破壊的ではあるが確かに面白い本 「オスカー・ワイルド:「犯罪者」にして芸術家」*42中公新書(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2116
・三浦のエントリには何故か著者名が書いてありませんが著者は「宮崎かすみ」と言う人です。
 ググったところ「横浜国立大学准教授を経て、現在、和光大学教授(英文学専攻)」のようです。
・なおググったところ、三浦が紹介する宮崎本(中公新書)以外に比較的入手しやすい本では以下の本があります。
 山田勝『オスカー・ワイルドの生涯:愛と美の殉教者』(1999年、NHKブックス)
 他はちょっと見つかりませんでした。
・まあ、「大東亜会議万歳エントリ」のような酷い代物に比べ、特に突っ込む所もあまりないのですが。副題の犯罪者にカギ括弧がついてるのは「現在では同性愛は犯罪ではない」からでしょう。
 人目を引くタイトルという意味では「犯罪者」は大成功でしょうが、「同性愛が犯罪ではない現代」においてこのタイトルが適切かどうかは意見が分かれるでしょう。そもそも「同性愛」というのはワイルドの重要な要素でしょうが全てではないわけです。
・すげえ揚げ足取りすれば「『犯罪者』の芸術家」というのは何ら珍しくないでしょう。まあ、ワイルドの「同性愛」は特殊なケースですが「表現活動」が罪に問われたケースというのは「伊藤整が起訴されたいわゆるチャタレー事件」とか古今東西、いろいろあるわけです。
ああ、そうそう
「クーデター未遂事件」の三島由紀夫
「連続射殺事件」の永山則夫
という「犯罪者の芸術家」もいましたね。三島や永山の例は相当に特異ですけど。

大変いい奥さんがいるのに男色にはまり、まあそれは仕方ないにしても

 「はまり」と言う表現は「同性愛が悪徳視されていた」昔ならともかく、今では充分差別表現でしょう。「性嗜好」というものは「はまったり抜け出たり」が自由自在に出来るという代物ではないでしょう。小生は平凡な異性愛者ですが、今後「同性愛にはまる」なんてことはまず考えられないわけです。
  また「はまり」と言う表現はどう見ても褒め言葉ではないですよね。「悪女にはまる」とか「ばくちにはまる」とか「ろくでもない物にのめり込む」というようなろくな使われ方はされないわけです。
 イメージとしては「落とし穴や泥沼にはまって出られない」というような使われ方です。
 で「男色」をそういう代物扱いするのは現在では到底許されないでしょう。
 大体、当時はともかく、現在の視点では、「ワイルドの問題」は「同性愛」ではなく「浮気」ということでしょうに。

アンドレ・ジッドとワイルドの交友

ウィキペ「アンドレ・ジッド」からワイルドと関係ありそうな部分だけ引用します。

ウィキペ「アンドレ・ジッド」
 作品には、生涯の妻であった従姉・マドレーヌの影響が強く、『背徳者』、『狭き門』などに彼女がモデルと思われる女性キャラクターが登場している。しかしながら、マドレーヌとは性交渉をもたず、マルク・アレグレとの同性愛関係により結婚生活は破綻をきたしていたと言われる。このアレグレとの関係は、自伝的な特色がある『日記』に詳しく書かれている。また、彼にはエリザベート・ヴァン・リセルベルグという愛人も存在しており、一女をもうけている。また、『コリドン』(1924年)では男色を擁護し、つづく自伝の『一粒の麦もし死なずば』(1926年)で自らの同性愛的性向をカミング・アウトした。

*1:もしかして海原雄山気取り?

*2:まじめだから何なんだと言いたいですね。問題は「批評が適切かどうか」でしょうに。

*3:許されざる者』(1992年)、『ミリオンダラー・ベイビー』(2004年)でアカデミー賞作品賞と監督賞を受賞

*4:ミッドナイト・エクスプレス』(1978年)で、アカデミー脚色賞を、『プラトーン』(1986年)、『7月4日に生まれて』(1989年)でアカデミー監督賞を受賞

*5:人民日報『真相:ナチスオウム真理教とダライとの関係』(http://j.people.com.cn/94709/6562097.html)参照。

*6:小泉訪朝後に中国雲南省で失踪した米国人青年。勿論米国政府は彼を北朝鮮拉致認定などしていない

*7:在日特権を許さない市民の会

*8:主権回復を目指す会

*9:主権会関西支部

*10:福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席などを経て、現在、国家主席、党総書記、国家中央軍事委員会主席、党中央軍事委員会主席

*11:河南省党委員会書記、遼寧省党委員会書記、第一副首相などを経て現在、首相

*12:東日本大震災」のことでしょう

*13:原文のまま。震災ではなく台風ではないかと思いますが

*14:内モンゴル自治区のこと。「北モンゴル外モンゴル」だろう。

*15:いわゆる大東亜宣言のこと

*16:安倍の言う「戦後レジームの脱却」です。三浦らにとって北朝鮮問題とは九条改憲とワンセットの訳です。そして「それじゃオールジャパンの運動にならない、護憲派を排除していいのか(別に蓮池氏が護憲派と言う事ではなくオールジャパンの運動を目指したいと言う事でしょう)」と批判したのが蓮池透氏だったわけです。

*17:著書『北朝鮮で何が起きているのか:金正恩体制の実相』(2013年、ちくま新書

*18:著書『外交崩壊:中国・北朝鮮になぜ卑屈なのか』(2006年、文春文庫)、『「中国の正体」を暴く』(2012年、小学館101新書)、『中・韓「反日ロビー」の実像』(2013年、PHP研究所)など

*19:著書『防衛庁教官の北朝鮮深層分析』(1998年、ベストセラーズ)、『恐るべき戦略家・金正日』(2001年、PHP研究所

*20:著書『日韓「歴史問題」の真実:「朝鮮人強制連行」「慰安婦問題」を捏造したのは誰か』(2005年、PHP研究所)、『北朝鮮の「核」「拉致」は解決できる』(2006年、PHP研究所

*21:著書『金日成満州抗日戦争』(1992年、平凡社)、『北朝鮮:遊撃隊国家の現在』(1998年、岩波書店)、『朝鮮戦争全史』(2002年、岩波書店)、『北朝鮮現代史』(2012年、岩波新書

*22:この場合のモンゴルとは内モンゴルです

*23:内モンゴル自治区のこと

*24:まあ、俺が半分、皮肉で言ってることをお断りしておきますがこの三宅の定義でも「世界最大のテロ組織」は中国ではなく「米国か旧ソ連」でしょうね。中国は米国や旧ソ連に比べたらたいした軍事的脅威じゃないでしょう。そして「米国や旧ソ連の軍事行動が常に正しかった」なんて事実もないわけです。

*25:何故か役職を三浦は言いませんでしたがちなみに協議会理事です

*26:大統領や首相を歴任

*27:俺が三浦だったらこの部分は紹介しないでごまかすところです。紹介しても「楊は慰安婦を誹謗する屑だ!」と言う批判が各方面から出るだけですし「中国の内モンゴル統治」と慰安婦なんて関係ないですから。しかし悪びれもせず紹介するんですから三浦は狂っています。まあ、「見ろ、内モンゴル人だって慰安婦問題を中国の謀略だと言っている」と大々的に宣伝したい屑が三浦なんでしょう。

*28:楊氏の言う「戦勝国」に中国が入ることは言うまでもないですが米国、英国など、他の国も入るのかどうかは不明です

*29:楊氏が『三浦はデマを流すな』などと抗議して三浦が文章を撤回するなどの事態が今後、発生すればここでの小生の楊氏への批判文章は当然書き換えます

*30:三浦のエントリ記事の楊氏発言が真実ならば「楊氏は人間のくず」は全くの事実です

*31:リンクを張ると自動トラバになる設定なのでリンクは張りません。自動トラバにMukkeさんは多分文句言うだろうし。まあ、「自動トラバ設定を外せばいい」んですが面倒くさいし、下手すると外れないし。どうしてもMukkeさんエントリのコメントが直に読みたい人はタイトル『いちいち言うのも馬鹿らしいことだが』でググって下さい。

*32:まあ、小生のことでしょう。小生は「中国のチベット統治には問題があると思う」としているので「中国を非難していない」わけではないですけどね。むしろチベットに対して何も批判的な事を言わないMukke氏の方こそ恥ずかしくないのか?

*33:こういう書き方はやめて欲しいですね。小生はそんなことしていませんので。単にMukke氏が悪文なだけかもしれませんが、「ボーガスはイスラエルシンパ」と言う誤読をねらってるのかと疑いたくなります。

*34:なお、これらの犯罪行為は事実だとして、おそらく「漢民族女性」に対しても行われたと思います。文革で酷い目にあったのは何も少数民族だけではありません。まあ、少数民族の方が「弱い立場」なのでより酷い目にあったのかもしれませんが

*35:まあ、多少の誇張があったとしても「全くのデマ」なんてことはないでしょうし、「文革」を「負の歴史」として扱い、四人組を裁いた中国側もそうした事実をある程度は認めてるでしょうが

*36:そういう事実を知らないという人はいても「積極的に否定してる人」なんかどこにいるのか?

*37:ソ連首相、ソ連共産党第一書記

*38:セゾングループ代表

*39:西武グループ創業者・堤康次郎

*40:ウィキペ「堤清二」曰く「父・康次郎は5人の女性との間に5男2女を持つ。この事は父への反抗につながり、日本共産党入党や文学への傾倒へのきっかけとなっていく。」

*41:もちろんこの時点では財界活動から引退していたのでこうした批判がしやすいというのはあるでしょうが

*42:2013年刊行