「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート85(追記・訂正あり)

■2013年度東トルキスタン*1独立記念行事*2東トルキスタンと日本の命運」:日本ウイグル協会
http://freeasia2011.org/japan/archives/2719
 三浦が宣伝してる極右組織・アジア自由民主連帯協議会に掲載された文章です(なお、三浦は協議会の理事です)。
 報告が掲載されたら突っ込むつもりですがタイトルだけで「東トルキスタンを支援しないと日本の命運が尽きる」というペマ・ギャルボ並みの珍論が飛び出すのだろうと予想できます。
 もちろん「東トルキスタン」と「日本の命運」など関係ないわけで、「日本とは関係ないが東トルキスタンが今のままで中国人やウイグル人にとって果たしていいのか」とか、もう少しまともな議論をして欲しい。

講師として関岡英之先生をお招き

で、日本ウイグル協会による関岡のプロフィール紹介は以下の通り。

著書は、第7回蓮如*3にを受賞したデビュー作『なんじ自身のために泣け』(河出書房新社、2002年)、 「年次改革要望書」による米国の内政干渉を世に知らしめ24刷のロングセラーとなった『拒否できない日本』(文春新書、2004年)、TPPに関する『国家の存亡』(PHP新書、2011年)、『TPP・黒い条約』(中野剛志氏*4との共著、集英社新書、2013年)、『検証・アベノミクスとTPP』(三橋貴明*5との共著、廣済堂出版、2013年)など

 プロフィール紹介で上げられている関岡の著書に「ウイグル関係がなく」、やれ「蓮如賞」「年次改革要望書」「TPP」「アベノミクス」って全く日本ウイグル協会も関岡も何を考えてるんでしょうか。
 ググったところ、関岡には「旧日本軍の新疆ウイグル自治区(に当たる地域)での政治工作」をネタにした『帝国陸軍・見果てぬ「防共回廊」』(2010年、祥伝社)と言う本があるようですが何故、この本が「日本ウイグル協会による関岡のプロフィール紹介」に出てこないのかはわかりません。まあ、この本一冊で関岡を「ウイグル研究者」扱いしていいかははなはだ疑問ですが。


■【11月6日(水)東京都千代田区 憲政記念館】 大東亜会議七十周年記念大会
http://freeasia2011.org/japan/archives/2732
 三浦が宣伝してる極右組織・アジア自由民主連帯協議会に掲載された文章です(なお、三浦は協議会の理事です)。
 タイトルだけで内容がわかります。「大東亜戦争聖戦論」です。そんな事がアジアの民主化とどうつながるのか?。こんな「過去の侵略戦争を正当化する輩」が日本ででかい面をしていれば、中国、韓国が怒りや恐怖感を感じ日本批判するのは当然でしょう。何せ現首相・安倍はこの種の「極右連中」に極めて思想信条が近い男ですから。
 もちろん「今の首相が安倍だから」こそこんな右翼集会をやるのでしょう。谷垣総理だったらやらなかったかもしれない。こんなふざけたことに荷担する三浦と「三浦を黙認して恥じないid:noharraら守る会会員」には軽蔑の思いを覚えますね。
 ま、三浦やid:noharraのようなクズは、「クズであるから」こそ「その下劣さが徹底的に批判され、社会的に抹殺でもされない限り、軽蔑されても構わない」「人間としての良心や誇りなどゴミ箱に捨ててきた」のでしょうが。

 本年は、日本人の多くが忘れてしまっている意義深い国際会議である大東亜会議開催より七十周年にあたります。大東亜戦争中、日本が主導し、「アジアの解放」という崇高な理念を掲げ、世界史上初の人種平等サミットと呼べる会議を開きました。
 戦後、日本では、東京裁判史観により、大東亜会議の史実は消され、大東亜戦争侵略戦争とする歴史が強要されてきました。失われてしまった大切な史実を広く発信し、正統の歴史を取り戻すため、七十年前の大東亜会議開催日同様、本年11月6日に「大東亜会議七十周年記念大会」を開催致します。

 ばかばかしくて言葉もないですね。上の文章で正しいのは「日本人の多くが忘れてしまっている」というところだけです。小生もウヨがこんな会議をやらなければおそらく「今年で70周年」なんて気付かなかったことでしょう。
 何が「大東亜会議は意義深い国際会議」なのか?。何が『大東亜会議は「アジアの解放」という崇高な理念を掲げ、世界史上初の人種平等サミット』なのか?
 何が『戦後、日本では、東京裁判史観により、大東亜会議の史実は消され、大東亜戦争侵略戦争とする歴史が強要されてきました』なのか?。
 で「アジアの解放に貢献した偉大な会議・大東亜会議」を顕彰する、そんな三浦小太郎先生ご推薦の「ご立派な会合」に「アジアからはどんな人が来る」んでしょうか。まあ、普通に考えて誰も来ないですよね。よほどの極右でない限りこんな非常識な会合には来ない。もしかしたらチベットだのウイグルだのは愚かにも出席しちゃうのかもしれませんが、常識があればこんな会合には出ない。それだけでも「アジアの解放」なんてのは大嘘であることは明白です。
 しかし「副代表」三浦がここまで酷い歴史修正主義に荷担してるのに批判出来ないid:noharraら「守る会」会員って、「ダライやペマの『右翼との不適切なつきあい』が批判出来ないチベサポid:Mukkeさん」と「人としてのだめさ」がいい勝負だよね。
 ま、id:noharraら守る会会員の場合、「さすがに歴史修正主義支持者ではないMukkeさん*6」とは違い、三浦以外の歴史修正主義者批判もしないので「歴史修正主義者だから三浦と同意見」という可能性すらあるのがとんでもないところだ。で出席者は予想通り、田母神、加瀬英明渡部昇一藤井厳喜と「極右オールスター」のわけです。

【追記】
1)
 この会議の公式サイト(http://daitouakaigi.com/?page_id=81)を見つけましたが酷いですね。
 言うまでもなく賛同者の面子は「阿形充規*7」、「魚谷哲央*8」、「梅原克彦*9」、「小田村四郎*10」、「木村三浩*11」、「茂木弘道*12」など、「その世界では有名な」札付きの右翼揃いです。ちなみに三浦小太郎も何と「企画委員」です。三浦と彼が副代表の「守る会」が「北朝鮮批判」しても全く説得力がない。説得力があると思うバカはid:noharraさんくらいなものでしょう。まあ、当初から「三浦など腐れウヨ」と思ってはいましたが、「安倍参院選勝利」でここまで三浦のタガが外れるとは正直思っていませんでした。もう少し狡猾な男かと思っていた。
 呆れるのは賛同者にウイグル内モンゴル関係者がいること。どんだけアホなのか。

オノホルド・ダイチン

 この方はライプツィヒの夏『面白そうなイベントがある(追記あり)』(http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/7c80fd92856a0dbc57cbc08f0290b63d)で紹介されている「面白そうなイベント」に「モンゴル自由連盟党幹事長」の肩書きで出席した方です。

イリハム・マハムティ

 日本ウイグル協会代表、世界ウイグル会議副代表(アジア太平洋担当)の肩書きを持つ男です。
 イリハムやダイチンの出席を右翼連中は「モンゴル自由連盟党や日本ウイグル協会、世界ウイグル会議が大東亜会議を評価した」と宣伝するでしょうし、おそらくダイチンやイリハムを処分したり、日本右翼に異議を唱えたりすることは内モンゴルウイグル関係者には出来ないでしょう。「着々と自滅の道を歩んでる」としか言いようがない。ま、Mukkeさんは「自滅とは、ボーガスは何様か」と怒るんでしょうが怒る方向性が違う。怒るのなら「ダイチンとイリハム」「彼らを利用する日本ウヨ」「彼らに批判が出来ないモンゴル自由連盟党や日本ウイグル協会、世界ウイグル会議」に怒って欲しい。
2)この会議の公式サイトのコメントも実に酷い。

http://daitouakaigi.com/#comment-36
戦争は誰でもいやなものです。しかし、命を懸けてでも、いえ、自らの命を捨ててでも守らなければならないものもあるのです。

侵略戦争に対する自衛戦争」「軍部独裁政権に対する民主化勢力の戦争」なら「民族の独立を守るため命を賭ける」「民主主義を守るため命を賭ける」といえるでしょう。で大東亜戦争(太平洋戦争)はどうかといえば「ただの侵略戦争」だったわけです。
 しかも「米国相手に戦争をやったら勝ち目がない」という見方が戦争前に出ていたにもかかわらず「いや勝てる」という甘い見込みで戦争したわけですから話になりません。

戦争は当事国を悪と正義とに簡単に分けられるものではありません。あえて言うならば戦争がそもそも悪なのです。

「『戦争が悪』と言う物言いは私は嫌いだ、まるで戦争が自然災害扱いだ」「誰がどういう動機で戦争を起こしたのかが問題だ」「侵略戦争が悪いのであってそれに対する自衛戦争は何ら悪くない。『戦争が悪』では日本の侵略も中国の反撃もどっちもどっちになる」などと以前、本多勝一氏がエッセイに書いていましたが、本多氏の批判が見事にクリーンヒットしているトンデモ右翼コメントです。大体彼らウヨは「ソ連のアフガン侵攻」「朝鮮戦争」など自分の嫌いな国が起こした戦争は平然と「ソ連が悪い」「北朝鮮が悪い」などと開戦した国を批判するんですからふざけるなという話です。

正義か悪かなどはしょせん立場の違いにしか過ぎないのです。

 もちろん「大東亜戦争を聖戦と言って何が悪い!。価値観の違いだ!」という居直りですがこれだと、「ダライラマをテロリスト扱いして何が悪い、価値観の違いだ!(中国)」「我が国が核開発して何が悪い、価値観の違いだ(北朝鮮)」とか何でもありになるわけで話になりません。彼ら日本右翼が「価値相対主義」を持ち出すのはこういう「自らの悪(戦前日本の侵略戦争)が非難されてるときに居直るため」にすぎませんので、もちろん「その通りです、価値観は人それぞれです。中国のダライ批判を、北朝鮮の核開発を私たちは認めます」なんてならないわけですが。

本当に中国を侵略したのか、朝鮮の併合はいわゆる欧米の植民地支配と同様*13だったのか、しっかり調べてみましょう。ちょっとネットサーフィン*14すればすぐわかるはずです。

ネットサーフィンしても「その通り!、アレは中国への侵略だ」「欧米と同じかどうかはともかく朝鮮植民地支配など許されない」という結論しか出ないと思います。「そうじゃない」なんてふざけたウヨサイトも一部ありますけど、まともな人間はそんな馬鹿な事は言いません。
 大体、「あの戦争は中国への侵略ではなかった」なんて中国は勿論、どこの国の政府だって相手にしません。

私たちの先輩が戦った戦争は太平洋の奪い合いではなく、西欧列強により奴隷のごとく支配され搾取されてきたアジア同胞の解放のための大東亜戦争であったということ

 もちろん建前が「アジア解放」であったに過ぎず本音は「欧米植民地の強奪」です。そしてそうした事実認識を日本も受け入れて国際社会に復帰したわけで今更それをちゃらにできるわけもない。


■総連会館に蒙企業が最高値 異例の売却許可決定先送り 日朝蒙の政治的合意によるものか? (統一日報記事)
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01042
 現時点では状況は全く不明です。こういう噂話があることは事実ですけどね。
 「安倍総理万歳」の「安倍信者」三浦としては安倍批判も出来ないのでしょうが、「こうした噂話」を無視することも出来なかったらしく、「紹介だけしてノーコメント」です。これが安倍以外なら、例えば民主党政権や福田総理なら「真偽不明だがそういう噂話がでること自体問題だ」などと糞味噌でしょうが安倍だとまあ、甘いもんです。
 そういえば自称「アンチネトウヨ」「河野談話支持者」のくせに「守る会会員として、安倍信者・三浦を守る会副代表に仰いで疑問を感じない変人」のid:noharraさんも何故か「安倍のウイグル問題での行動をボーガスは褒めろ!」と何故か安倍には甘いですね。正直に「僕は安倍さんが大好きなんだ!」とid:noharraさんは言えばいいのに。


ビルマ首相のリクエストで歌われた「湖畔の宿」 後、「正論」12月号に大東亜会議についての拙論が掲載されました(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2054
 タイトルの「ビルマ首相」ってのは三浦が『月刊日本(K&Kプレス)11月号に「大東亜会議におけるバー・モウの演説」を掲載しました』(http://miura.trycomp.net/?p=2039)で礼賛したバー・モウのことです。
 極右雑誌・月刊日本11月号(バー・モウ)、WILL12月号(チャンドラ・ボース)で「大東亜会議万歳雑文」を書いたと以前個人ブログに書いた三浦ですが今度は極右雑誌「正論12月号」で「バー・モウ」をネタに「大東亜会議万歳雑文」を書いたんだそうです。
 三浦のような「大東亜戦争聖戦論者」を「守る会副代表」にしていることについて、守る会会員だというid:noharra先生は恥を感じないのか。
 三浦のような男を役員にして何ら恥じないことによって「守る会」とは「朝鮮総連朝鮮学校北朝鮮潰しを画策するゴロツキ右翼の巣窟」に過ぎず、彼らの「人権」云々は口から出任せだと言うことがよくわかるわけです。
 しかし「朝鮮学校の歴史教科書には問題がある」と言いながら「大東亜戦争は聖戦」というデマを公言できる三浦、及びそんな三浦を役員に担いで恥じない守る会の面子には呆れて物も言えません。
 安倍内閣が誕生した今「自分らの極右ぶりが満天下にさらされても何ら怖くない」と居直ってるのでしょう。あきれたゲス集団です。当初は「守る会へのボーガスの誹謗には反論する」とほざいてたid:noharraも「大東亜戦争肯定論」などの「擁護できない三浦の愚行」を小生に指摘され「ボーガスみたいなバカ相手に出来るか」の捨て台詞でトンズラすることに決めたようです。何度も言いますがid:noharraとは何という恥知らずか。

現在店頭に並んでいる「正論」2013年12月号256ページに「特集大東亜会議70年目の真実 世界初の人種平等・民族自決会議でなにが語られたか」が掲載されました。大東亜会議での各国首脳の演説を紹介したもので、ページ数の都合はありましたが、出来るだけこの会議に参加したアジアの指導者たちの精神を伝えようとしたつもりです。

三浦の正論掲載文章を読まなくても、このブログエントリを読むだけで「バー・モウやチャンドラ・ボースは大東亜会議の演説で日本をこんなに称えてるではないか、大東亜戦争は聖戦だ!」という戯言をほざいてるのだろうと言うことが予想できます。
ちなみに特集『大東亜会議70年目の真実』ですので三浦の雑文『世界初の人種平等・民族自決会議でなにが語られたか』以外にも論文があるわけです。
 ネット上でも「タイトルと筆者」はわかるので三浦以外の「論文」を紹介しておきます。

http://seiron-sankei.com/recent
特集『大東亜会議70年目の真実:アジア共産化を防いだ「もう一つの栄光」』
『「民族解放」に忍び込んだソ連の野望との戦い』(江崎道朗*15

 まあ絶句です。読む気がなくなる。日本の戦争目的は「アジア共産化の阻止」ではない。
 建前では「アジア解放」で、本音では「植民地拡大」です。
 大体「アジア解放=共産化阻止」なのか?。それに日本が出張らなくても、欧米諸国(宗主国)は共産化に手をこまねくほど無能でもないでしょう。
 かつ「アジア共産化」が「日本の戦争」でどう阻止されたのか。中国、北朝鮮ベトナムラオス共産国ではないとでも言う気なのか?(あと、元共産国としてカンボジアがあります)
 それとも「共産国にならなかった国(例:フィリピン)は日本のおかげで成らなかった」と強弁する気なのか?
 また日本が中国国民党に戦争を仕掛けなければ「中国共産党の政権獲得」はなかったかもしれません。「歴史にイフ」はないので何とも言えませんが「日本の国民党攻撃」で「国民党の共産党打倒作戦」が挫折を余儀なくされたことは事実です。
 また「日本が敗戦して無様な形で朝鮮半島から撤退しなければ」、朝鮮半島北部にソ連が進出して北朝鮮が建国されると言うこともなかったかもしれません。どー見ても日本の戦争は「共産圏に有利になった」ように思いますし、だからこそ田母神は「日本はコミンテルンにはめられて開戦した」という陰謀論を唱えるわけです。
少し脱線しましたが三浦のエントリに話を戻します。

バー・モウ首相は、1940年に発売され当時のヒット曲だった高峰三枝子の「湖畔の宿」が好きだったようで、東條首相は気を使ったのか、料亭でモウ首相の前で高峰三枝子に歌ってもらい歓待しました。
(中略)
実はこの湖畔の宿は、戦時中は禁止されていたという説もあり、だとすると東條首相は自分で禁止した歌をリクエストしたことになる

 三浦のことだから「バーモウの前で歌わせたのだから、東条禁止説はデマだった」という結論になるかと思いきや「自分で禁止した歌をリクエスト」と書いて平然としてるんだから呆れます。それが事実なら「東条は自分が出来もしないことを他人に要求した馬鹿」ということになるのですが。


■WILL12月号に拙論「チャンドラ・ボース*16は生きている*17」が掲載されました(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2044
 やれやれです。三浦は『月刊日本(K&Kプレス)11月号に「大東亜会議におけるバー・モウの演説」を掲載しました』(http://miura.trycomp.net/?p=2039)というバー・モウをネタにした「大東亜会議礼賛エントリ」を書きましたが、今度はチャンドラ・ボースで「大東亜会議礼賛エントリ」を書いたわけです。今度は極右雑誌「WILL」だそうです。呆れて物も言えません。三浦がつきあう雑誌はこのように「WILL」月刊日本」「ジャパニズム」「正論」と右翼雑誌ばかりで、執筆内容も「大東亜会議万歳!」など、極右的な事ばかりの訳です。
 こんな歴史捏造主義者・三浦を「守る会副代表」にして恥じないid:noharra萩原遼らは「人間のくず」だと改めて言っておきます。「人間のくず」「卑怯者」id:noharraには小生の批判にまともに応対することはできず今日もトンズラするしかできないでしょうが。

ガンディーとボースはしばし平和・非暴力路線と武力独立路線*18として対立したものととらえる論調がいまだにあるように思いますが、「インド独立―逆光の中のチャンドラ・ボース」(長崎暢子*19著、朝日新聞社発行*20)を読めば、著者の緻密な原資料の読み込みにより、そのような観点は単純に過ぎることがわかります。

 「ガンジーやネール*21インド国民会議派」とボースが対立していたことは事実でしょう。ただし「ガンジー、ネール」もボースも「考えが違うことは認めつつもお互い一定の敬意を払っていたと言うことでしょう。ボースは「日本の飼い犬」ではないし、ガンジーやネールらも「イギリスの飼い犬」ではないわけです。
 当然ながら「お互い敬意を払っていたこと」は、「ガンジーやネールがボースを支持していた(あるいはボースがガンジーやネールを支持していた)」とか「ボースの路線が正しい」とか言うことを意味しません。
 ましてや「戦前日本がインド独立など、アジア解放を本気で考えていたこと」を意味するわけではありません。

 拙論はこの著書に多くを追っています。参考文献として挙げさせていただきましたが、ぜひこの名著も多くの人の目に触れることを祈念します。

 もちろん長崎氏にしても三浦のような「大東亜戦争聖戦論」なんて馬鹿げた主張を支持しているわけではないでしょう。長崎氏が「大東亜戦争聖戦論」の支持者であるかのように印象操作している三浦の行為はゲスとしか言いようがありません。「多くの人の目に触れて欲しい」などと寝言を抜かす三浦ですが「多くの人の目に触れたら」三浦の「長崎本曲解」という詐欺行為が明白になるでしょう。要するに今日も三浦は心にもない「口から出任せ」をほざいてるわけです。


月刊日本(K&Kプレス)11月号に「大東亜会議におけるバー・モウの演説」を掲載しました(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2039
 やれやれです。以前も三浦は個人ブログで「大東亜会議はすばらしい」という歴史捏造主義を何度も発動しましたが、また発動です。極右雑誌「月刊日本」に「大東亜会議万歳」という内容の右翼論文を書いたそうです。
 こういう歴史捏造主義極右・三浦が「朝鮮学校の歴史教科書に問題がある」というのだからその「面の皮の厚さ」「恥知らずぶり」には呆れると同時に怒りがこみ上げてきます。
 こんなクズ三浦を「守る会副代表」に担ぎ上げて恥じない「守る会会員」の萩原遼id:noharraには「恥の感覚」「良心」というものはないんでしょう。id:noharraのクズぶりには改めて呆れます。
 「来年3月まで応答しない」と完全に逃げ腰の卑怯者id:noharraですが構わず罵倒します。
 俺の批判にまともに回答できないクズは偉そうな事をツィートしたり、ブログに書いたりするな、と「クズのid:noharra」には言いたい。 

ビルマ独立の志士、バー・モウ*22は、今やビルマ*23ではアウンサン*24将軍らとは違い忘れられた存在となっているようです。

 要するにそういうことです。バー・モウはアウン・サンのようにはなれず、「アウン・サン」がビルマミャンマー)のリーダーと成るわけです。だからバー・モウが忘れられても仕方がないでしょう。これだけでも「大東亜会議が無意味だったこと」の証明でしょう。バー・モウも「党利党略」で日本と手を組んだだけで、いずれは「日本の支援を受けながらも、最終的には連合国側に寝返り、抗日戦争を起こしたアウンサン」や「日本の敗色が濃厚になるとソ連に亡命しようとしたチャンドラ・ボース」のように「独立のためなら何でもやる」とばかりに、抗日戦でもやる気だったのではないか。しかしそれはできなかったわけです。バー・モウの演説を本気にして「日本への熱い思いが感動的だ」などというのは馬鹿か嘘つきでしかありません。
 もちろんアウン・サンが寝返ったのは汚いとかそういうことではない。最初から党利党略での野合ですし、日本の敗色が濃くなったのにいつまでもおつきあいしていたら、独立がかえって困難になる上、アウン・サンらリーダー連中が終戦後、戦犯として処罰されかねません。
 そのアウンサンも独立直後、不幸にして暗殺され、独立後の政治の舵取りは出来ませんでしたが。アウン・サン死後、長いこと、ネ・ウィン*25と言う軍人が独裁体制を敷きますが東欧変革、冷戦崩壊の波が「共産国ではない」ビルマミャンマー)にも押し寄せ、1988年にウィンは政治の一線からは退きます。しかし民主化運動は弾圧され軍部独裁自体は続行、つい最近まで「アウン・サンの娘」で「民主化運動指導者」アウン・サン・スーチー*26は軟禁されていたわけです。スーチーは釈放されましたが今も政治の実権は軍が握り、民主化も道半ばと言ったところです。

11月6日、東京憲政記念館にて、大東亜会議七十周年記念大会が午後5時半から開催されます
是非とも皆様のご参加をよろしくお願いいたします。
【記念大会概要】
大東亜会議七十周年記念大会
開催実行委員会共同代表:加瀬英明*27、頭山興助*28
大会顧問:田母神俊雄*29(頑張れ日本!全国行動委員会代表)、中條高徳*30英霊にこたえる会*31会長)、深田祐介*32(作家)
記念講演
講師
スルヤ・ボース(チャンドラ・ボース研究第一人者、親族)
ヘンリー・ストーク*33(元ニューヨークタイムス東京支社長)
渡部昇一*34上智大学名誉教授)
総合司会 シンポジウムコーディネーター 藤井厳喜*35拓殖大学教授・呉竹会代表幹事)

 「加瀬英明」「田母神俊雄」「英霊にこたえる会会長」「渡部昇一」「藤井厳喜」ともう予想通りの右翼オールスターです。まあ、大東亜会議礼賛集会ですから当然ですが。何度も繰り返しますが、こんな右翼集会を平然と宣伝する極右男・三浦を守る会副代表に担ぐ守る会会員連中(id:noharra萩原遼など)は本当にクズです。
 なお、いずれこの会議の開催報告もどこぞに掲載されるのでしょう。気付いたら突っ込みます。

【追記】
三浦のような大東亜会議万歳論への批判として、『大東亜戦争・日本を評価しない人々』(http://www.geocities.jp/yu77799/worldwar2/asianokoe.html)を紹介しておきましょう。
 皮肉にも実はこの「日本を評価しない人々」の中にはバー・モウもいます。バー曰く

最も重大なことは、戦時中の日本人の民衆に対する行為であった。まず冷酷で短気な日本軍人が残虐な振舞いをしたこと、そして、もっと残酷なやり方でビルマビルマ人及びその資源を日本の戦いのために利用したことについては、疑う余地がない。戦争そのもの、そしてそれが生み出す情勢は残酷であり、また人を残酷にするものではある。
 しかしこれらの軍人はビルマ人の知っているすべての者よりはるかに残虐であった。これらの人々の残虐性、横柄さ、民族的自負はビルマ人の心に戦時中の記憶として深く残っている。東南アジアの非常に多くの人々にとっては、それらのみが戦争の記憶のすべてである。

だそうです。
 エントリ主・ゆう氏によれば、バー・モウは一方で日本擁護、日本評価もしていますが、ゆう氏が言うように「バー・モウですら日本に一定の批判をしていること」は重大でしょう。そしてこうした「バー・モウの日本批判発言」を三浦ら、バー・モウ万歳右翼は完全に無視するのでしょう。


■酒井信彦「参院選勝っても靖国参拝できぬ首相」
http://sakainobuhiko.com/2013/10/post-232.html

 終戦記念日の八月十五日、安倍首相は結局靖国神社に参拝しなかった。参院選に勝つまではと、各種の勇ましい公約を封印してきた首相であるが、参院選に勝っても靖国参拝は実現できなかったのである。このことの持つ意味は極めて重大である。そのためか却って、それに対する(注:産経新聞など安倍首相シンパ右翼の)反応はとても低調で、皆で黙り込んでいる状態であるようだ。
(中略)
 では安倍首相はなぜ靖国参拝が出来なかったのか。その理由は、八月十四日に参拝推進派の産経新聞が明確に書いているから、間違いないだろう。それはアメリカの意向に沿って、行けなかったと言うのである。当時来日していた上院外交委員長は、安倍首相の(注:参拝しないという)決断を賞賛した。
今からちょうど七年前、二〇〇六年に小泉首相は、八月十五日の靖国参拝を決行した。その後継者と考えられた安倍首相は、〇七年の訪米に当たって、議会での慰安婦問題の決議をぶつけられ、靖国参拝はできなかった。すでにこの時から、歴史問題に関する、アメリカの対日牽制は始まっていたのである。それ以後はずっと、首相の靖国参拝はできずにきた。そして今年こそはと期待されたにも拘わらず、ものの見事に失敗したわけである。
(中略)
 五月から六月にかけて、アメリカ・中共・韓国は、それぞれ相互の首脳会談を行ったが、ここで日本をめぐる歴史問題・領土が取り上げられた。特に米韓会談の際には、朴大統領に上下両院合同会議で演説をさせた。そこで同大統領は日本批判を展開して、満場の拍手を浴びた。米議会調査局は、安倍首相を強固なナショナリストと決めつけた。ここにアメリカの意向が、明瞭に表れている。

 まあ、「安倍が参拝しなかったのは米国の批判が大きい」というのは酒井の言う通りですね。親米派たる産経新聞や産経文化人は「アメリカの批判」をなかったことにしたがりますが反米主義公言に躊躇のない酒井は「アメリカの批判」を認めた上で「アメリカ許さない」「アメリカなんか無視して参拝しろ」と公言できるわけです。自民党の例の選挙ポスター「日本を取り戻す」を「日本を米国に差し出せ」に書き換えてエントリに載せるほど「反米主義」で「反安倍・反自民」の極右が酒井です。


参考
産経新聞
『【米議会調査局報告書】安倍内閣の閣僚は「ウルトラナショナリスト」? 韓国紙も根拠、考証不足の米議会報告書』
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130511/plc13051100070000-n1.htm
『米上院委員長が首相の靖国参拝見送り評価』
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130815/plc13081500510001-n1.htm


■会館落札のモンゴル系企業? 総連に便宜か
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01041

いくつかの企業名が事前に噂されていたのですが、私が聴いた限りではこの会社の名を挙げる人はいなかったように思います。

ま、一部で噂される「政府が落札をモンゴルに依頼した」が事実なら完全に荒木ら巣くう会一派が完全に「蚊帳の外」って事でしょう。
 右翼的な答申を出したとか、出す予定とかマスコミに報じられる「櫻井よしこ国家基本問題研究所理事長が委員の中教審」「八木秀次日本教育再生機構理事長が委員の教育再生実行会議」「安倍がタカ派委員でがっちり固めた集団的自衛権有識者懇談会」などと違って、荒木や島田が委員の「拉致問題有識者懇談会」はまるでマスコミ報道されませんし、荒木や島田も発足当初は
荒木ブログ『有識者懇』(http://araki.way-nifty.com/araki/2013/04/post-2332.html
島田ブログ『明日、拉致問題有識者懇談会」が発足』(http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3039598/
なんて書いてましたが今やこの懇談会のことについて何も書きませんから、「単なるガス抜き組織」でしかなかったんでしょう。内心では腸煮えくりかえってるでしょうが、安倍には何も言えないわけです。

この会館は本当は日本政府が管理してさら地にするのが一番でした

やれやれですね。前回の競売同様、「朝鮮総連が今まで通り使用できるのではないか」という話*36が出てきたからと言って競売が終わった今頃になって「競売の意義を否定する」とは三浦は全く何を考えてるんでしょうか(それとも政府が落札しろと言うんでしょうか?。しかし借金回収が目的なんですから政府が税金で落札するのはおかしいでしょう)。
 しかも「更地」って。何度も指摘していますが普通はビルを更地になんかしません。解体費用にいくらかかると思ってるんでしょうか?


■「いま迫りくる危機!尖閣諸島・民族弾圧、そして新潟領事館問題」新潟県本部設立記念講演会 : 頑張れ日本!全国行動委員会
http://freeasia2011.org/japan/archives/2709
 三浦が宣伝してる極右組織・アジア自由民主連帯協議会に掲載された文章です。
 現在、新潟市にある領事館を拡張したいという中国政府に向かって「拡張するな」とバカウヨが因縁をつけてるという馬鹿げた話です。
 むしろ領事館の機能強化をされた方が「新潟と中国の交易も盛んになってメリット」だと思いますが。大体こんな「中国へのアホな嫌がらせ」が一体どうアジアの民主化と関係があるんでしょうか?

(来賓)赤池誠章氏(参議院議員自由民主党頑張れ日本!全国行動委員会山梨県本部代表)

 まさか自民党の現職国会議員に田母神が代表をつとめる極右団体「頑張れ日本!」の山梨県代表をやるなんて非常識な人間がいるとは思いませんでした。片山さつきすら越えてるんじゃないか。ライプツィヒの夏『片山さつきというのもまともじゃない女だ』(http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/be5f7a0a99bea2fc437d46a1647dfe0d)が批判した片山の振る舞いの方がまだマシな気がします。まさに『赤池誠章というのもまともじゃない男だ』ですね。
 ちなみにこの赤池、ウィキペ「赤池誠章」によれば

南京大虐殺70年のプロパガンダ映画に対抗するとして、水島総が監督した「南京の真実」の賛同人に名を連ねる。
2007年6月14日、ワシントン・ポストに掲載されたアメリカ合衆国下院121号決議の全面撤回を求める広告「THE FACTS」の賛同者に名を連ねている

と言う人間です。また赤池は自ブログで『靖国神社護国神社に参拝する学生は内定率が高い!』と放言した過去もあります。本気ではないでしょうがいくら靖国へのリップサービスでも非常識にも程があります。まともな人間なら靖国支持者でも「バカにしてるのか」と赤池に怒り出すでしょう。
 靖国に参拝した右翼国会議員でも赤池以外にこんなバカを言う人は多分いないでしょう。
 そんなオカルトなことはありえないし、靖国というのは右翼の建前では「戦没者追悼の場」であって、そういう現世利益宗教じゃないからです(赤池のトンデモぶりについては、愛国を考えるブログ『今日は赤池誠章先生の誕生日です』(http://sinnnoaikokuhosyu.seesaa.net/article/156735014.html)参照。このブログはおそらく赤池を褒め殺ししてますね。本気で褒めてるわけではないでしょう)。
 さすがに自民党広しといえども、赤池ほどの変人も珍しいでしょう。自民党も良くこんな奴を議員候補に擁立したもんだと思います。


■中国:国連人権理事会の理事国に立候補 : ヒューマン・ライツ・ウォッチ
http://freeasia2011.org/japan/archives/2715
 三浦が宣伝してる極右組織・アジア自由民主連帯協議会に掲載された文章です。
 「中国に理事国になる資格があるのか、中国には批准していない国際人権条約がある」と非難するヒューマンライツウオッチですが、「過去及び現在の理事国はどーなのか?」「他の理事国立候補国はどーなのか?」「過去及び現在の理事国や他の理事国立候補国についてヒューマンライツウオッチ(HRW)はどーいう態度なのか?」がわからないと何とも言えませんね。もし「中国しかHRWが批判していないのであれば」その批判の説得力は大幅に落ちます。
 そういう問題を無視してこの件で、中国批判することほど酷い偽善行為もないでしょう。
 ま、HRWはともかく、「アジア自由民主連帯協議会」は「中国と北朝鮮批判しかしないゲス右翼団体」というのは完全に見え透いていますが。


■知られざる南モンゴル*37の惨状 : モンゴル自由連盟党
http://freeasia2011.org/japan/archives/2707
 三浦が宣伝してる極右組織・アジア自由民主連帯協議会に掲載された文章です。

1966年から1976年の間には文化大革命があり、すさまじい数のモンゴル人が犠牲になった。

ただ文革の時は漢民族も酷い目に遭わされてますからね。ナンバー2だった国家主席劉少奇が糖尿病の持病があったのに弾圧のせいでろくな治療も受けられず事実上、なぶり殺しの目にあったも同然の状態で早死にするような時代ですから。

人民解放軍の劉小隊長の伝記には「モンゴル人たちが全員死んでも問題ない。わが国の南方にはたくさん人間がいる。モンゴル人たちの生皮を剥ごう」とまで書かれていた。

 伝記じゃなくて日記の間違いじゃないんですかね(そもそも劉小隊長って誰やねん?、ですが)。
 まあ、それが事実なら、当時はそういう時代だったんでしょう。今はさすがに「良い方向に大きく変わってる」と思いますね。ま、それでも「到底100点満点ではない」んでしょうが。

北京の中国政府は、(注:文革での)モンゴル人の犠牲者の数を約2万7000人と認めている

数の問題はともかく、文革でのモンゴル人の犠牲自体は中国も認めているわけです。

中国政府にとって、かつて独立運動をしており、日本とも協力していたモンゴル人達は、いつまでも不信と不安が残ってたまらない存在だった。

 やはり「中ソ対立」と「そのときにモンゴルがソ連側についたこと」は当時大きかったんでしょう。だからといって「中国政府が内モンゴル人に無茶苦茶な弾圧やっていい」わけではありませんが「ソ連の支援でモンゴルが内モンゴルに侵攻し、一部の内モンゴル人がそれに呼応し武装蜂起」「中国人多数が殺され、内モンゴルはモンゴル領になる」と言う恐怖があったんでしょう。
 まあ、モンゴルにそういう計画があったか知りません。たぶんないでしょう。中国の杞憂に過ぎないでしょう。ただ、不謹慎で申し訳ありませんが、そういう計画が実行されたとして「反中国の日本右翼」はなんて言ったんだろうなあ、と言う興味はあります。いくら中国の内モンゴル統治に問題があるとしてもそんな行為は侵略でしかないんですが、日本右翼なら「モンゴルの行為は失われた領土・内モンゴルを取り戻す聖戦」とか言い出すのではないかという気がします。

南モンゴルの真実を少しでも知ることができたならば、今日の中国の日本に対する姿勢、あるいは、東南アジア、南アジア、中央アジアへの拡張の本心がもう少し分かりやすくなるのではという気持ちをこめて。

いやいや南モンゴルと「日本」「東南アジア(ASEAN諸国その他)」「南アジア(インドその他)」「中央アジアキルギスなど旧ソ連諸国)」とは何の関係もないでしょうよ。

中国の侵略から60何年間の短い時期を経て、南モンゴルの環境状態は非常に悪化している。

で「中国政府の進める都市化(農業、工業、資源開発)が原因だ」「昔ながらの放牧でいいんだ」と非難するわけですがどーなんでしょうね(素人なので評価のしようがありませんが)。かつ「モンゴルと比較する必要」もあるでしょう。別に「モンゴルも砂漠化していれば内モンゴルが砂漠化してもいい」わけではありませんが、モンゴルも砂漠化しているのならあまり一方的に中国批判も出来ないでしょう。
 それに「中国の都市化政策の是非」はともかく今時「放牧」では食っていけないでしょう。「現実に中国がやってる農業、工業、資源開発の手法の是非」はともかく「農業、工業、資源開発」それ自体は「環境に配慮した上で」やっていくしかないでしょう。
 「放牧こそが自然環境にあった生活」というのは現実と乖離した主張じゃないですかね。
 実際、産経新聞『モンゴルのウラン鉱山、日仏蒙で開発』(http://sankei.jp.msn.com/economy/news/131026/fnc13102621090005-n1.htm)なんて記事もあって資源開発「それ自体」はモンゴルだってやってるわけです。

事実、尖閣諸島に対する干渉も強まっていることが日本人の皆さんの目にもはっきりと映っているだろう。

 やれやれですね。日本ウヨとつるむようなバカ「モンゴル自由連盟党」に何も期待していません*38が、言ってることがアホすぎて呆れます。
 尖閣は日本が実効支配していますし、中国が武力で奪い取るなんて事が出来るわけもないでしょう。ときたまあの海域で領海侵犯を起こすのは中国の民間漁船に過ぎません。
 かつ尖閣の領有権を主張してるのは何も中国だけではなく台湾もそうですし、台湾漁船もときたま領海侵犯はしますが、この種の「日本ウヨとつるむバカ外人」はそういうことは平気で無視します。

現在の中国を生み出したのは、日本を含めた、欧米列強である。自分の国の国益だけを考え、弱小国や民族の運命を無視するとしたら、やがてそれが祖国に回ってくるときがくる。

 いやいや回ってきませんから。日本や欧米が中国領土になるわけもない。
 つうか「自分の事だけ考えるな」が該当するのは「日本ウヨとつるんで恥じないモンゴル自由連盟党」ですよね。
 日本ウヨに侮辱される戦争被害者(例:慰安婦)の事をどう考えてるのか、お前ら日本ウヨとつるんで恥ずかしくないのかと小一時間説教したい。
 もし「慰安婦とか俺達に関係ない」などとふざけたことを抜かすのなら「ふーん、あっ、そう、それは良かったね」「俺達もお前らモンゴル自由連盟党がどーなろうと知った事じゃねえよ」と戦争被害者に言われても仕方がないでしょう(なお、戦争被害者ではありませんが俺はこいつらモンゴル自由連盟党には「お前らゲスのことなど知ったことか、死ね、カス」という敵対感情しかありません)。「苦しい立場にある」なんてことは「日本ウヨとつるむ」と言う愚行を全く正当化しません。


■第12回講演会報告と動画「ウイグル女性の人権問題」講師 グリスタン(日本ウイグル協会)
http://freeasia2011.org/japan/archives/2687
 三浦が宣伝してる極右組織・アジア自由民主連帯協議会に掲載された文章です。
 なお、貼り付けてある動画を見て知ったんですが知ったんですが三浦は「協議会理事」だったんですね。だから宣伝すると。三浦は謙虚(?)にも自分が「協議会理事」であることを自ブログで宣伝しませんが。
 西村幸祐が副会長、酒井信彦が顧問と言う極右団体の理事をやれる神経には呆れますね。
 ちなみに、協議会サイトには『第12回講演会「ウイグル人女性の人権侵害」証言資料』(http://freeasia2011.org/japan/archives/2622)という当日配付資料は割と早くに掲載されたのですがずーっと、報告自体は放置プレイでした。やっと掲載されたわけです。
 まあ、細部はともかく、大筋では内容的には配付資料とあまり変わらないですね。中国批判と世界ウイグル会議の活動紹介です。いろいろ感想を持ったところには適宜、コメントします。

結局女性しか雇われなかった。それで両親たちが怪しんで、女性だけというのは何かおかしい、それならうちの娘は働かせられないと言うので、それで男性も採用されて、就職が決まった。

まあ、これは単に「中国において女性が低賃金(そういうことは日本や欧米などでも珍しくない)」ってだけでしょうけどね。「女性に対して何か嫌らしいことが!」と疑念を持ってるのは「民族的な対立も背景にある」んですかね。

賃金も約束通り高かったのだけれども、2004年からは急に新しい労働者は給料が半分に下げられ、しかも抗議したら「じゃあすぐお帰りください」と言うように、急にやり方が変わって行ったと語った。

 まあ、これ「ウイグル少数民族で弱い立場だから」ってのはあるでしょうが基本的に民族問題と言うよりは労働問題ですよね。漢民族だって同じような事は多分ある。日本だって悪名高いブラック企業はたくさんあるし、そういうところの「外国人労働者への対応」はこの中国企業と多分変わらない。

今では、中国内陸部に働きに行ったというだけで、その女性は、多分漢人との間に何かあっただろうとみなされ、帰ってきてもあまりいい目では見られない、それは現実に、その地で漢人の男性に乱暴されたとかは現実に起きていて噂で伝わっているので、その女性の評判は落ちてしまうと悲しい現実を語りました。

それただの偏見じゃないですか。そういうのは「中国支配がどうこう」じゃなくて、そういう偏見で差別する現地ウイグル人が非難されて当然だと思いますよ。仕事がないから出稼ぎに行ったら差別されると言うんじゃ話になりません。

 一番重要視されたのは何よりも中国語の勉強で、先生にこう言われていたのを今でも覚えていると語りました。
 「中国語をよく勉強しなさい。そうしないと、あんたたちは働き口を得られないよ。絶対に将来は暗いよ。必ず中国語をよく勉強しなさい。卒業後も、中国語がわからないと仕事はありませんよ」。

 まあ、その先生にとって現実は無視できませんからね。教え子の将来を考えたらそういうでしょう。
 日本だって「今はそうでもない」かもしれませんが、昔は「一流大学に行って一流大企業に行く」という生活設計で親が子どもを塾に通わせたりしていましたが基本的にそういうのと変わらない話。
 少数民族統治として、それでいいのかという問題は当然ありますけど。

 教科書でも、中国の歴史に関してはいろいろ書いてあっても、自分達ウイグルの歴史に触れることはなく、日本に来るまでは、わがウイグル民族の固有の歴史、王朝、シルクロードでの繁栄についてはまったく知ることが出来なかったと、まさに「歴史・民族の抹殺」の様を語りました。

 まあ、日本だって民族教育なんかアイヌ*39、在日朝鮮・韓国人とかにやってないんだからこう言うのを聞くと「複雑な心境にならざるを得ない」けど三浦のようなゲス右翼は「中国叩きしか考えてない」から何とも思わないんでしょう。

はっきり言えば、言論だけではなく、自分たちが軍事力の事も勉強して、例えば日本なら自衛隊の方々にもいろいろなことを学ぶくらいの気持ちを以て、力をつけていかないと、いまウイグルで生きている人たちに大きな何かを期待するのは大変難しいと述べました。

 どういう意味なんですかね。まさかとは思いますが自衛隊から軍事訓練を受けてウイグル中国人民解放軍相手にゲリラ戦(ウイグル独立戦争、解放戦争)でもやる気なんでしょうか?。カーディル・世界ウイグル会議総裁はそんな馬鹿な事言ってないし、どう見ても現実的でないからグリスタンさんはそんな馬鹿な事を言ってるのではないと思いたいんですけどね。
 でも「まさかとは思うけど」そういう解釈しかできない気がする文章だな。
 まあ、大学その他で、法制度とか経営学とか日本人からいろいろと学ぶことは結構だと思うんですがさすがに「自衛隊から何かを学ぶ」なんてことは無理でしょう。防衛省が露骨に中国の内政に干渉してることになりますから。
 大体そんなことしたら「戦前日本は中国侵略したのにその反省がないのか」と中国から非難囂々ですよ、たぶん。で、本来なら「それはちょっと無理ですよ」とだめ出しすべき所、何も言わないんだろうな、日本右翼は。こういう部分を紹介することに躊躇しない三浦も何考えてるんでしょうか(まあ、躊躇して省略したらそれはそれで卑怯な行為ですが)。

こういう事態を経験すればするほど、ウイグルは自分たちの未来を守るには、独立するしか道がない。中国の言う「自治」というのが全く信じられない、嘘そのものでしかないことをウイグル人の総てはよく分かった、ウイグル人は自分たちの国を作るしかないのだという思いに、中国の弾圧によってはっきりと認識したと述べて講演を終わりました。

 少なくともカーディルは「独立論」ではなく「我々は実質的自治を求めているだけだ」と言ってるんですけどね。こういう独立論公言していいんですかね。
 以上は文字起こしへの感想ですがせっかくなので動画への感想も書きましょう。
 まずは講演前に三浦の挨拶。小生の文字起こしはいい加減なので興味のある人は動画そのものを見ましょう。
 「グリスタンさんは本日ウイグル人女性の人権について話します」
 「安倍首相は国連で女性の人権問題に取り組むと発言されましたのでこの問題でも期待しています」
 でた、右翼・三浦の安倍礼賛。つうか、ウイグル人講演会で何で右翼の安倍礼賛聞かされないといけないの?。会場に安倍信者しかいないとでも思ってる?。いや実際、「協議会の講演」なんか安倍信者しかいないのかもしれないが。
 大体、「期待しています」って期待したってあいつ「ウイグルの女性問題(つうかウイグル問題を含む中国少数民族問題)」なんぞで何もやらないだろうし、何もやらなくても抗議も陳情もしないんだろう?。三浦は寝言ぬかしてるんじゃねえよ。
 よくid:noharraもこんな男を「自分が入ってる守る会」の副代表に担げるよな。こういう事を俺に言われて回答不能だからって「応答拒否したあげく、その非が俺ボーガスにあるかのように」強弁するなよ、卑怯者のid:noharra
 「どこかの国*40から60年前の話*41が出ていますがそういう雑音*42はどーでもいいことで、大事なのは今のこと*43
 酷いな、雑音呼ばわりかよ(田中耕太郎最高裁判事の「八海事件批判(映画『真昼の暗黒』など)」への有名な暴言を思い出した)。大体、安倍が「河野談話を見直したい」とバカ言うから抗議されるんだろうが。日本ウイグル協会もこんなカスとつるむなよ。こんな三浦の暴言を容認するカスしか協議会にはいないわけです。
 そしてこんな恥知らず男・三浦を副代表に担いでるid:noharraは少しは恥を知れよ。
 三浦の挨拶が終わるのが大体3分30秒くらい。続いて早速グリスタンさんの講演。内容が「配付資料とほとんど同じ」で見てて大して面白くないので適当に飛ばします。
 1時間2分頃で三浦がまたも暴言。
 「中国は南京事件で30万人の死者が出たと言ってるが、今後は中国には『つまりあなた方がウイグルで出したと(世界ウイグル会議に)言われている死者の1/5の死者が南京で出たと言うことですか』と言えばいい*44
 言ってどーするんですか。「南京事件を反省しないで居直ってるクズが協議会と三浦」「そんなクズとつるんで恥じないのが日本ウイグル協会」「そんな協会を黙認して恥じないのがカーディルの世界ウイグル会議」と認識されるだけでしょう。「右翼以外もいる席では常識的態度」でも、右翼の仲間内の席ではガードが完全に外れてこういう暴言が飛び出すのが三浦の訳です。
 しかしこんな暴言を容認するクズしかいないのが協議会で、こんな暴言を吐くクズを守る会副代表に担いで恥じないのがid:noharra君や萩原遼と言った守る会会員の訳です。率直に言ってこの講演で三浦は「邪魔者」でしかありません。単なる司会役じゃなくて、グリスタンさんの講演に余計な右翼暴言くっつけてるわけですから。
 そしてこういう「日本ウイグル協会、世界ウイグル会議の惨状」を「ウイグルが極右とつるんでも仕方ない、極右以外、日本人はウイグルに冷たいじゃないか」ととんでもない強弁をするのがMukkeさんです。


■第12回台湾セミナー「台湾語が持つ政治的意味」多田恵氏、「父王育徳*45と台湾の独立」王明理氏:日本李登輝友の会
http://freeasia2011.org/japan/archives/2680
 三浦が宣伝してる極右組織・アジア自由民主連帯協議会に掲載された文章です。「台湾語を一つの文化として守る」のはいいんですが「言語=独立」じゃないわけです。たとえば「アイヌ語」はきちんと守っていかないといけないでしょう。だからといって今時「アイヌ独立国・北海道」というわけにもいかない。いい加減「台湾独立」なんて現実性のないことを言うのも大概にして欲しいもんです。
 なお、ウィキペ「台湾語」によれば台湾語のルーツは「17世紀に台湾に移住した福建省民の言葉」であっていわゆる高砂族などの現地住民の言葉は台湾語とは言わないようです。なお、公用語は今でも「蒋介石らいわゆる外省人が使っていた言葉」であって台湾語ではないようです。そう言う意味では台湾語を公的にどう扱うのかというのはなかなか難しい政治的問題のようです。

【追記】

http://japanese.donga.com/srv/service.php3?bicode=100000&biid=2013102618798
東亜日報『台湾―中国関係がうらやましい』
「2000年、金大中(キム・デジュン)大統領が平壌ピョンヤン)の順安(スンアン)空港を降りた時、私は外国人だが感激した。彼らはこのように和解するんだと考えた。当時、中国と台湾*46の関係は最悪だった。その後13年の歳月が流れた。中国と台湾は活発に交流し、共に発展している。これまで韓国と北朝鮮は何をしたのか」
 最近、個人的な会である中国人が言った言葉だ。彼の発言のとおり、南北関係は長く足踏み状態が続いている。北朝鮮は核開発を推進し、韓国は政権によって政策が一進一退した。中国と台湾の両岸関係が天地開闢したのとは対照的だ。
 台湾は韓国と似た点が多い。
(中略)
 世界2位の経済大国になった中国は数百個の核兵器保有しており、まだ台湾を自国の領土と考えている点で、台湾の安保脅威は韓国に劣らない。
 しかし、中華民族は柔軟だった。2008年に政権に就いた台湾国民党の馬英九*47総統は「三不」を掲げた。統一せず、独立せず、武力行使をしないということだ。現状を維持し、関係を改善するという戦略だ。中国で四川省地震が起こると、馬総統は慰労金を送り、「現実を見つめ、信頼を築き、同じものを追求し、繁栄を成し遂げよう」というメッセージを伝えた。中国の胡錦濤*48国家主席(当時)は、「千里を見るには楼閣を一層上げなければならない」という詩の一節で答えた。衝突するのはひとまず止めて、1ランク高い世界を作ろうということだ。政治は社会主義体制だが市場経済を導入して平和と安定が必要な中国の利害が一致した。
 両国は2010年に経済協力基本協定(ECFA)を結んだ。ECFAは国家間の自由貿易協定(FTA)のように商品の関税をなくし、投資を保障する協定だ。公式に互いを国家と認定しない両国が少し違った表現を使ったのだ。この協定は、後発国に追われ、未来が不透明な台湾経済にとって恵みの雨も同然だった。その年、台湾の経済成長率は24年ぶりに最高値の10.8%を記録した。柔軟な対中国政策で平和と経済の2兎を得た馬総統は、昨年再選に成功した。
 現在、台湾―中国間には多くの直航路が開設され、自由に往来できる。台湾では今でも中国に吸収されると憂慮する声もある。しかし経済的に密接になればなるほど、兵器を使うことはますます難しくなるだろう。
 韓国の資本と技術、北朝鮮の資源と労働力が出会えばどれほどのシナジー効果を出すか、開城(ケソン)工業団地で一部経験した。北朝鮮が経済開発を渇望する兆候は様々な所で現れている。解決が難しい政治外交問題はひとまず置いて経済で接近し、新たな対話と協力の場を開いた両岸関係に注目する必要がある。
 朴槿恵(パク・クンヘ)政府の韓半島信頼プロセスが停滞している。北朝鮮が気まぐれで、しばしば約束を破ると非難するのはたやすい。北朝鮮との関係で原則と自尊心を守ることも必要だ。しかし、これを言い訳に南北関係が何の進展も成し遂げられないのなら無能な政権だ。

 この東亜日報記事からはいろいろなことがわかります。まず第一に「保守新聞」東亜日報ですら「北朝鮮打倒論」なんかとってないということです。北朝鮮打倒論を唱えるのは今や極右だけです。
 第二に「アジア自由民主連帯協議会」が非難する馬政権の対中国外交はまともに考えれば「中国に媚びてる」のでも、「中台統一を目指してる」のでもなく

・両国は2010年に経済協力基本協定(ECFA)を結んだ。協定は、後発国に追われ、未来が不透明な台湾経済にとって恵みの雨も同然だった。その年、台湾の経済成長率は24年ぶりに最高値の10.8%を記録した。柔軟な対中国政策で平和と経済の2兎を得た馬総統は、昨年再選に成功した。
・経済的に密接になればなるほど、(注:中国は)兵器を使うことはますます難しくなるだろう。

と言うことだという話です。そして金大中盧武鉉政権が進めた開城工業団体などの太陽政策

経済的に密接になればなるほど、(注:北朝鮮は)兵器を使うことはますます難しくなるだろう

という話であるわけです。


ベトナム:体制批判への弾圧 弁護士が新たな犠牲者に:アムネスティ日本
http://freeasia2011.org/japan/archives/2682
 三浦が宣伝してる極右組織・アジア自由民主連帯協議会に掲載された文章です。「なるほど、ベトナム共産国だし、この人権侵害が本当かどうか知らないが、本当であるならば右翼の協議会にとっては叩くことに何ら躊躇はないだろう」と思う方もいるでしょうが俺が思うに多分違います。今の右翼にとってベトナムは「フィリピンやインドネシアなどとともに中国の無法(領土紛争)と闘う日本のお仲間」扱いされてるようです。「ベトナム進出で儲けよう」と公言する日本ウヨも少なくない。
 つうことでこれは「アジアの民主主義」を建前にしてるから仕方なく載せただけであって、連中のメイン攻撃ターゲットは「中国と北朝鮮だけ」と見ていいでしょう。
 そう言う意味では『第71回例会「20年ぶりの祖国──在日ビルマ人の里帰り報告」:ビルマ市民フォーラム』(http://freeasia2011.org/japan/archives/2672)なんてのも本当にビルマミャンマー)批判がしたいわけではなくて渋々掲載でしょう。


■昨日ミャンマー映画を初めて観た(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2034
 「ミャンマー映画」でググったら「ミャンマー映画祭2013」(http://cinema.888j.net/)というサイトがヒットしました。三浦の言う映画鑑賞会は「この映画祭の一部」だったのかもしれません。
 ただしこのサイト、7/19が最終更新らしくそれ以降の情報がありません。


■「彼はイスラエルで正助のように生きたのだった」四方田犬彦氏の白土三平*49論とジュリアーノ・メール(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2025
・三浦が紹介しているのはマンガ評論ですがウィキペによれば四方田氏の主要著作は映画評論のようです。
(『日本映画史100年』(2000年、集英社新書)、『ブルース・リー李小龍の栄光と孤独』(2005年、晶文社)、『大島渚と日本』(2010年、筑摩書房)、『「七人の侍」と現代:黒澤明再考』(2010年、岩波新書)、『李香蘭原節子』(2011年、岩波現代文庫)、『ゴダールと女たち』(2011年、講談社現代新書)、『ルイス・ブニュエル』(2013年、作品社)など)
・小生は四方田本も白土マンガも読んでないし、メール某氏について知らないので何とも評価できません。三浦もメール氏については「四方田本」で知っただけで詳しい知識はないようですが。
 ググった限りでは「パレスチナイスラエル和解を彼なりに模索していた」が「それをイスラエルへのこびへつらいと理解するパレスチナ過激派によって暗殺された」ということのようです。
 和平に動こうとし、「イスラエル過激派に暗殺されたラビン*50首相のパレスチナ版」といったところでしょうか。しかし「イスラエルシンパ」を自称する三浦がよくメール氏を評価できるモンです。三浦のようなイスラエル万歳野郎を批判していたのがメール氏のようなのですが。
 ま、メール氏暗殺が「イスラエル過激派」ではなく「パレスチナ過激派」によるということで、「イスラエルシンパ」三浦にとって紹介はしやすいんでしょう。
 かつこういう紹介をすることによって三浦が「イスラエルパレスチナ和平」を望み、イスラエルに一定の批判をしているかのような印象操作もできます。三浦はメール氏の活動(特にイスラエルへの一定の批判)についての具体的評価は何一つしてはいないのですが。


■雑誌「表現者」51号にちょっと太宰治について触れました(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2014
 毎回毎回この男が持ち出す雑誌ってのは右翼雑誌ばかりですね。

「戦争というグローバリズムに抗した文学」という題で少し太宰治について触れました。

・「戦争について書かない」ってのがどうして「抗した」ことになるんですかね。問題は「戦争について書くか、書かないか」ではないでしょうに。たとえばわかりやすい例では「反戦文学」なんてのは「戦争に抗した」といえるでしょう。あの当時で反戦小説なんてあり得ないですけどね。ただ「日本政府が認めた戦争小説」だからといって単純に「政府の犬」「政府の御用作家」扱いしていいとは言えないと俺個人は思います。まあ、そういう「政府の御用作家」もいたでしょうが、本来はそれなりの分析が必要でしょう。
・そもそもあの戦争について批判的な立場なら「戦争礼賛小説を書かなかったのは太宰の抵抗精神の表れ」などと評価できるでしょうが「肯定的な右翼・三浦の立場」で何故「書かないこと」が評価の対象になるんでしょうか?
・そして「戦争について書かなかった作家」なんて太宰以外にもいるでしょうに。ま、「日本古典文学がネタ」というのが三浦的に太宰評価に値するんでしょうか。

太宰が戦争中に書いた「実朝」「御伽草子」「惜別」「新釈諸国物語*51

「実朝」は「右大臣実朝」が正式名称です。実朝というのは鎌倉幕府三代将軍・源実朝ですね。
御伽草子」は「瘤取り爺さん、浦島太郎、カチカチ山、舌切り雀」を太宰が太宰流に小説化したもんです(ウィキペ「御伽草子」参照)。
「惜別」は魯迅のエッセイ「藤野先生」を太宰が小説化したものです。「内閣情報局と文学報国会の依嘱を受けて書き下ろされた、太宰唯一の国策小説」(ウィキペ「惜別」参照)だそうです。

西鶴の短編を太宰なりに再編した「新釈諸国物語」

と書いたのに後で

太宰は大戦下の昭和一九年、井原西鶴の短編を元にして「新釈諸国噺」という短編集を発表している

と著作名が変わってるのは三浦も随分とお粗末です(ググったところ「新釈諸国噺」が正しい。)。
 なお、三浦は「昭和19年に発行」としているが、ウィキペ「太宰治」は短編集刊行年を「昭和20年」としているし、小生がググって見つけた「太宰治『貧の意地』論」(http://ir.lib.oita-u.ac.jp/jspui/bitstream/10559/14971/1/Kokugo-36-2.pdf)は短編集刊行年を「昭和20年1月」とするから「昭和19年」と三浦が書くのはいかがなものか。
 もちろん短編集が「昭和20年1月に刊行された」ということは「元となった個々の短編は昭和19年に発表された」わけですが。

 本作中、私が最も愛好する作品は「貧の意地」だ。大晦日の夜、借金で首もまわらぬ武士が、その妻の親戚から一〇両の小判を恵まれ、御仲間のこれまた貧乏な武士たちを集めて酒盛りとなる。しかし、その席上、一枚の小判が無くなり、そこから大騒動が起きるのだが、ここでの武士たちのふるまいは戦争中に賞賛されただろう「武士道」とは縁もゆかりもない。

 この三浦の解釈が正しい*52としたら太宰が「抗した」のは「戦争というグローバリズム*53」ではなく「武士道を国民に押しつける当時の日本政府」じゃないんですかね。
 と同時にこの三浦の文章はいわゆる「戦争中に賞賛された武士道」への三浦流批判と読める文章だと思うんですが、そういう理解でいいんでしょうか?。三浦は戦前肯定派のような気がするんですが訳がわかりません。

【追記】
 ググったら「貧の意地」についての内容要約(?)が見つかったので紹介。

http://dazaiosamu.exblog.jp/18308460/
太宰と西鶴〜「貧の意地」梗概編
 太宰さんの『新釈諸国噺』を読んでいるうちに、井原西鶴の原文にも興味を持った。原文と太宰さんとの違い。西鶴の作品を、太宰さんは一体どんな風にアレンジしたのだろうか。
 今回は「貧の意地」を取り上げることとしたい。

原文:西鶴諸国はなし〜大晦日はあわぬ算用(巻一の三)
梗概:
 無法者の浪人・内助は女房の兄に無心の手紙を書いた。暮の貧しさ辛さに耐えかねてである。女房の兄は、たびたびのことで迷惑に思ったが、見捨てるわけにもいかない。「貧病の妙薬、金用丸、どんな症状にも効く」と包みに上書きをし、金十両を届けさせるのであった。
 内助は大いに喜んだ。そこで七人の親しい浪人仲間を呼び酒席を設ける。趣向を凝らした金包みの上書きを回し読みするなどして、盃を重ねていったのであった。
 ところが、そろそろお開きという頃になって小判をしまおうとすると、十両あったうちの一両が無い。内助は自分の思い違いだと言い張るが、各々は納得せず身の潔白を示そうとする。中には、偶々持っていた一両を疑われては恥になると、切腹しようとする者まで現れる始末。
 そんな矢先、部屋で一両が見つかる。これに一同、安堵したのも束の間。台所からもう一両が見つかり、合わせて十一両になってしまうのだった。これはきっと誰かのとっさの機転であろう。内助はその余分な一両を返したいと言うが、誰も返事をする者がいない。とうとう夜が明け始めてきても、誰もが帰りづらくなってしまうのであった。
 そこで内助は小判一両を一升桝の中に入れ、庭の手洗鉢の上に置き、客を一人ずつ七度にわけて帰らせるのであった。金の持ち主が持って帰っても分らぬようにしたのだ。その後、内助が桝の中を見てみると、例の一両は無い。誰かが持って行ったのだ。
 内助の即座の機転、座なれた客の振る舞い。武士のつきあいとは(注:町人とは?)違うものである。
前提:
 こうして話の筋だけ読んでみると、それほど違いはないようにも思えるかもしれない。太宰さんの方は心理描写がふんだんにあり、登場人物の心情を事細かに描いてあるのが大きな違いであろう。
 これは、どうやら西鶴の時代には、まだ『個人』というものの認識が薄いということが影響しているらしい。あくまでも冷静な筆記者として、その事柄のみを淡々と描く。このことは他の作品についても共通している点である。
 そういった点からいえば、心理描写を得意とする太宰さんにとって、自身の作品としてアレンジを施すには格好の題材であったに違いない。

 あらすじだけ読むと「テレビや映画の人情物時代劇」や「人情物の時代小説(山本周五郎とか)」と区別がつかないのだが。

http://d.hatena.ne.jp/sk_sk_tt/20120816/1345132109
朗読 新釈諸国噺の内『貧の意地』
【出演】前進座関智一置鮎龍太郎
【あらすじ】江戸に原田内助という浪人がいた。大変気の弱い性格でさらに大酒飲みで貧乏。年末に一年間のツケの催促に苦しんでいた。
 返済資金にと女房が医者をしている兄から十両借りてくる。突然の大金に舞い上がった内助は、同じく貧乏に苦しんでいる浪人仲間を呼んで、年越しの宴をしようと思いついた。
 浪人たちは、会費がかかるんじゃないかと最初はびくびくしてたが、ただで飲み放題と知って、宴は大盛り上がり。
 さて、宴も終わりそうになったとき、内助は小判が1枚足りないことに気がつく。その場にいるのは、その日暮らしの貧乏浪人たち。
 疑われては武士の面目が立たぬと、各々、身の潔白を示していく。
(中略)
 その中でただ1人脱がない浪人が。短慶は前日に自分の刀を売って、一両を懐に持っていた。その間の悪さに腹を切ろうとする。そのとき、行灯の下に一両落ちていたことがわかり、その場が落ち着く。
 ところが、台所で宴の皿を洗っていた女房が皿にくっついていた一両を見つけた。
 腹を切ろうとした短慶を救うために、誰が行灯の下に一両を置いたのか・・・。
という内容だったと思う。

関智一置鮎龍太郎
 関さんってのはどっかで見た名前だと思ったら、「二代目・骨川スネ夫」ですね。つうことは置鮎さんも声優なのかと思ってググったらその通り。どーもウィキペによると「アニメや洋画の吹き替えで二枚目役をやることが多くて女性に人気」のようですから、前進座が客寄せをねらったという面はあるでしょう。
 とはいえ、当人たちがやる気がなければこういう話にはならないわけで、「今も舞台劇をやる声優ってのはいるんだな」ってのが正直な感想(Bill_McCrearyさんが以前指摘したように昔はそれが普通だったわけですが)。まあ、前進座といえば歴史的には「共産党に近い」*54わけですが、この二人について言えば「津川雅彦のような極右*55でもない」が「共産党支持者って訳でもない」んでしょう。


「大変気の弱い性格でさらに大酒飲みで貧乏」
 うーむ、太宰小説というと主人公にそういうイメージが小生にはあるが、根拠のないことではないのか。


■〜大東亜会議を知ることが、本来の日本を取り戻す第一歩〜作家・歴史資料収集家福冨健一*56学習会報告(三浦の個人ブログ)への突っ込みその2
http://miura.trycomp.net/?p=1994
 「突っ込みその1」は既に『「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート84(追記・訂正あり)』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20081007/1307052595)でやってるのですがその後思いついたことをいろいろ書いてみます。「パート84」には文字数制限で既に書ききれないので。

作家の福冨健一氏による「重光葵大東亜共同宣言」と題した講演会が、大東亜会議70周年記念大会実行委員会主催による第2回講演会が行われた。

うかつにもパート84を書いてるときには気付かなかったのですが、福富の講演会は「第2回」です。つまり福富と似たり寄ったりの右翼講演会が「第1回」としてあった。ググったところ、藤井厳喜が講師で『「大東亜会議演説集」から「大東亜会議」を学ぶ』というタイトルで「2013年6月3日」に行われたようです。
 第1回を報告しなかった三浦が、第2回は報告する。この間に起きた出来事と言えば「安倍自民党参院選勝利」でしょう。要するに安倍の勝利で三浦のたがが外れたという実にふざけた話です。id:noharraもよくこんなふざけた男が役員の「守る会」に平気で入っていられるものです。
 ちなみに三浦と違って「6月時点でたがが外れてる右翼」は日々佳良好『目から鱗の大東亜会議』(http://katintokei.at.webry.info/201306/article_8.html)などのように藤井講演会を6月時点で平気で報告しています。

「太平洋戦争史」という古書

ググってもヒットしないだろうと思ったんですが意外なことにウィキペに項目がありました。

太平洋戦争史(ウィキペ参照)
 連合国軍の占領下にあった日本で、1945年(昭和20年)12月8日より10回にわたりGHQ連合国軍総司令部)記述として全国の新聞紙上に連載された宣伝記事である。
 「国民は完全なる歴史を知るべきだ」、「軍国主義者の行った侵略を白日に」というGHQの趣意により、『奉天事件よりミゾリー号降伏調印まで』という副題に掲げられた期間を対象として記述された、GHQによる宣伝占領政策の一つ。1946年(昭和21年)4月、高山書院からGHQ民間情報教育局資料提供、中屋健弌訳で書籍として刊行された。

太平洋戦争史というタイトルでは「1941年以降の戦争を述べ、その前提説明として日中戦争にも必要な限りで触れる(米国の蒋介石支援に反発したことが日米戦争の原因ですから触れないわけにはいきません)」という内容かと思ったのですが、副題を見ると違うようです。
 「太平洋戦争史」と言うタイトルと「奉天事件よりミゾリー号降伏調印まで」と言う副題では「奉天事件(張作霖暗殺事件のこと)は太平洋戦争ではない」ので内容にずれが生じています。ただ、これだけでは内容については何とも言えません。さすがに「奉天事件も太平洋戦争(大東亜戦争)」という扱いではないでしょう。張作霖暗殺から日本の中国侵略が本格化し、紆余曲折あったものの最終的に太平洋戦争に突入したという話でしょう。


【追記】
 アホのid:noharraさんが見事なまでの言論弾圧行為をやったので紹介。

http://d.hatena.ne.jp/noharra/comment?date=20130929#c
10/2 二つ目、10/12のシモツカレコメント削除。

「反原発デモに日の丸を持ち込むのを認めない人々は不寛容だ」と言うほど寛容な人間・野原さんが小生のコメントを不寛容にも削除するのはどういう意味なのか?。
以前小生が「コメントが長すぎる上にエントリに全く関係ない」と言う理由で野原さんのコメントを全削除したとき*57「コメント削除なんて不当だ」と言った人間がそういうことしますか?。ご都合主義だよな。
 しかも削除理由の説明無し。
 小生も「女性管理職を増やすことについて女性差別反対という理由で何が悪いのか」と書いたこと位しか覚えておらず、自分でどういうコメントをつけたか忘れていますが(コメントをどこかに保存しとけば良かった。最近id:noharra先生は削除をあまりしていなかったので「どーせ削除するんだろ?」と悪態をついたものの、すっかり油断していました)。まあ、「削除理由の説明なし」で削除されるほど酷いことを書いた覚えはありませんし、実際しばらくの間削除されてなかったわけです。id:noharraさんも認めてるように「10/2、10/12のコメント」を10/14に削除してるわけですから。12日間、あるいは2日間放置したコメントを「削除理由の説明もなし」に削除するというのも訳のわからない行為です。「削除理由の説明なし」で削除することが許されるほど酷いコメントだったら即日削除が普通の人間でしょう。
 一方「そこまで酷いコメントでないから削除が遅れた」のなら、普通の人間は削除理由を説明します。
 削除しながら削除がなかったかのようにとぼけるのよりはマシですが削除理由も説明しないで削除するなんて行為がまともだとid:noharraさんは思ってるのか。
 ちなみに

http://d.hatena.ne.jp/noharra/comment?date=20130929#c
bogus-simotukare 2013/10/02 23:20
id:noharra
いやむしろ何でそんなに差別って言葉が嫌なんだか。「平等権(法の下の平等)の侵害」とでも言えば満足なのかね。そうすることに何の意味があるのかさっぱりわからないが。くだらない言葉遊びも大概にすればいいのに。
ああ、それとまた君の親分・「ネトウヨ」三浦小太郎先生が「アンチネトウヨを自称する君の立場では容認できないはず」のネトウヨ雑文(例:http://miura.trycomp.net/?p=1976)をまた書いてますけど批判しないで今日もスルーですか、卑怯者さん。
でこういう自分に都合の悪い俺のコメントは今日も問答無用で削除ですか?

というコメントは何故か削除されていません。

*1:新疆ウイグル自治区のこと

*2:そもそも世界ウイグル会議は「独立は目指していない」「自治権の実質化を目指してる」のにその傘下組織「日本ウイグル協会」が「独立を目指してる」と中国に疑われかねないこのような行為「独立記念行事」をするなんて論外でしょう。

*3:本願寺文化興隆財団が1994年より始めた文学賞。当初は新人作家発掘が目的だったが第8回(2002年)からは田辺聖子三木卓など既成作家が対象の賞に変化している。蓮如は「本願寺中興の祖」と言われる人物。

*4:TPP関係の著書として『TPP亡国論』(2011年、集英社新書

*5:アベノミクス関係の著書として『アベノミクス超大国日本が復活する!』(2013年、徳間書店

*6:ダライやペマの愚行を黙認するMukkeさんもさすがに歴史修正主義者批判自体はやっている

*7:ウィキペ「阿形充則」曰く「指定暴力団住吉会系列の右翼団体・大日本朱光会名誉顧問にして、住吉会会長補佐、住吉一家日野六代目会長」。現役のヤクザという名実ともに完全に「闇社会の住人」「反社会的勢力」であるのが阿形だ。よくこんな男の名前を賛同者として出せる。俺はドンビキだ。

*8:維新政党・新風元代表

*9:仙台市長、現在、シダックスが出資する右翼シンクタンク「希望日本研究所」客員研究員

*10:日本李登輝友の会会長、日本教育再生機構顧問、昭和聖徳記念財団理事

*11:右翼団体一水会代表

*12:「史実を世界に発信する会」事務局長

*13:日本の植民地支配はいい植民地支配と強弁したいのでしょうが、「植民地支配自体が悪だ」という理解ぐらいして欲しいもんです。大体その理屈だと中国のチベット支配(ダライ時代より経済的に豊かになっている)が批判出来ないでしょうに。「ダライは批判してる」「漢族文化が強要されてる」というのなら、当時の朝鮮にだって日本批判派はいたし、日本も創氏改名などの日本文化強要をしていたわけです。

*14:「専門家の本を読め」じゃないところがウヨらしい。

*15:日本会議専任研究員。著書『戦後教育を歪めたGHQ主導の教育基本法』(共著、2006年、明成社)、『コミンテルンルーズヴェルトの時限爆弾:迫り来る反日包囲網の正体を暴く』(2012年、展転社

*16:自由インド仮政府国家主席インド国民軍最高司令官

*17:もちろんさすがに「プレスリー生存説」のようなトンデモではなく「ダライが死んでもその存在はチベット人の中で生き続ける」的な、「インド人の心の中に生きている」「ボースの影響力は今もインドにある」という意味でしょう。実際どうか知りませんが。まあ「生きてる」としてもさすがに「大東亜戦争聖戦論がインドで生きてる」わけじゃないでしょう。

*18:というよりは「日本に対する態度」「英国に対する態度」の違いではないか?

*19:東京大学名誉教授、著書『インド大反乱1857年』(1981年、中公新書)、『ガンディー:反近代の実験』(1996年、岩波書店)、『インド:国境を越えるナショナリズム』(2004年、岩波書店

*20:刊行年は1989年

*21:初代インド首相

*22:日本軍政下でビルマ首相

*23:ミャンマーに国名を変えたのは軍事政権なので「アウンサンスーチー支持派」の中に未だに「ビルマ」と呼ぶ人がいるのは知っていますが、三浦もそういう理由でしょうか?

*24:日本軍政下で国防相。後に反ファシスト人民自由連盟(AFPFL)総裁として日本に反旗を翻す

*25:防相、首相、大統領などを歴任

*26:1991年ノーベル平和賞受賞者。現在、ビルマミャンマー)国会議員、国民民主連盟中央執行委員会議長。

*27:日本会議代表委員・東京都本部会長、日本教育再生機構代表委員、「体罰の会」会長

*28:呉竹会会長。戦前の大物右翼・頭山満右翼団体玄洋社総帥)の孫

*29:著書『日本は「侵略国家」ではない!』(渡部昇一との共著、2008年、海竜社)、 『新たなる日中戦争!中国を屈服させる30の戦略』(2010年、徳間書店)、『日本核武装計画』(2013年、祥伝社)、『安倍晋三論』(2013年、ワニブックス

*30:国家基本問題研究所理事、日本会議代表委員

*31:ウィキペディア英霊にこたえる会」曰く『1994年に首相・細川護熙が訪中した際、過去に行った侵略戦争に対する謝罪表明に反発し、産経新聞に「日本は侵略国ではありません!」とする意見広告を掲載。このなかで日本は謀略によって戦争に巻き込まれたものであり、自衛戦争であったと主張。首相は靖国神社公式参拝すべきであるとも主張しており、長く公式参拝実現運動の母体となってきた。』

*32:著書『黎明の世紀:大東亜会議とその主役たち』(1991年、文春文庫)、『敵は中国なり:日本は台湾と同盟を結べ』(金美齢との共著、2000年、光文社)、『中国に媚びてはいけない:東洋事情2000〜2001』(2001年、小学館文庫)、『大東亜会議の真実:アジアの解放と独立を目指して』(2004年、PHP新書)、『金正日亡命』(2005年、扶桑社)。『金正日亡命』は小説だが、何でこうウヨ連中は「根拠のない北朝鮮崩壊論」が好きなんだか。

*33:著書『なぜアメリカは、対日戦争を仕掛けたのか』(加瀬英明との共著、2012年、祥伝社新書)

*34:日本教育再生機構顧問

*35:著書『教科書では教えない戦後民主主義の幻想:戦後体制の呪縛から脱出せよ』(1997年、日新報道)、『石原慎太郎総理大臣論:日本再生の切り札』(2000年、早稲田出版)

*36:実際どうなるかはわかりませんが

*37:内モンゴル自治区のこと

*38:というと例のMukke氏が怒り出すのでしょうが

*39:最近は違うかも知れない

*40:主として韓国。米国などからも批判はありますが

*41:言うまでもなく慰安婦問題

*42:韓国その他の安倍批判のこと

*43:ウイグル問題のこと

*44:産経のような南京事件否定論をはかないで「中国に日本批判する資格はない」論にしたのは三浦なりの配慮かも知れません。ただし三浦の右翼仲間は否定論を公言していますし、三浦もそれを批判などしませんが

*45:著書『「昭和」を生きた台湾青年:日本に亡命した台湾独立運動者の回想・1924〜1949』(2011年、草思社)、『王育徳の台湾語講座』(2012年、東方書店

*46:当時の台湾は陳水扁政権

*47:法相、台北市長を経て、現在台湾総統、国民党主席

*48:貴州省党委員会書記、チベット自治区党委員会書記、国家主席(党総書記、国家中央軍事委員会主席、党中央軍事委員会主席を兼任)を歴任

*49:三浦の原文は「白戸」だったが訂正した。三浦もファンを名乗るならお粗末な誤記はやめて欲しいもんだ。さすがにいずれ訂正するだろうが。

*50:労働相、国防相などを経て首相。ペレス外相(後に首相、大統領)、アラファトPLO議長とともに1994年のノーベル平和賞を受賞。1995年、イスラエル過激派によって暗殺される

*51:後で指摘するが「新釈諸国噺」が正しい

*52:「貧の意地」を読んだことがないので、正しいかどうかわかりませんが

*53:なぜあの戦争が三浦にとってグローバリズムなのかよくわかりませんが

*54:今はどうなのかは知りません。

*55:津川レベルの極右なら「前進座の舞台なんか出れるか」と即答でしょう。まあ、前進座も呼ばないでしょうが。

*56:著書『東條英機天皇を守り通した男』(2008年、講談社)、『重光葵・連合軍に最も恐れられた男』(2011年、講談社

*57:ただしid:noharraさん相手にそういうのは今のところそれ1回だけですが