「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート78(追記・訂正あり)

■安倍政権の歴史的意義(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=1906
 「歴史的意義(タイトル)」だの「文明史的意義(タイトルではなく本文での表現だがタイトルとほぼ同じ意味)」だの、タイトルだけで絶句ですね。『日本右傾化の国際戦略的解釈・李春根(統一日報より)』(http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01014。)に続く安倍万歳文章です。
参院選前は右翼ぶりをなるべく隠していた癖に」参院選勝利に気をよくした安倍が「集団的自衛権容認論」など右翼的なことを言い出していますが、それと同様、「参院選前には右翼ぶりを隠していた三浦」が参院選勝利に気をよくして「もはや隠す必要はない」とばかりに右翼主張を宣伝しだしてるわけです。正直、この種の駄文は読んでて吐き気がしてくるのですが我慢して突っ込んでみましょう。

「時事評論」というミニコミ*1がありますが、そこに以下のような文章を書きました。
4か月前*2のものですが、掲載いたします。

要するに4ヶ月前に「日本時事評論(三浦は時事評論としているが、正式名称は「日本」がつく)」というほとんどの人間が名前すら知らない*3山口県*4ローカル」の「安倍絶賛」ウヨミニコミにこっそり「安倍首相万歳」と書いていた三浦が、参院選後に「自ブログで大宣伝」という醜悪な話です。自分の文章に自信があるなら参院選前に自ブログに載せろよ。だせえ奴。要するに安倍先生が参院選で勝利しないと怖くて自ブログに出せない文章だと自覚してるって事じゃん。ただ、俺だったら参院選勝利後も恥ずかしくてこんな右翼文章は自ブログに出せないけどな。つうかその前にこんな右翼文章書かないし。
 三浦という男には誇りとか羞恥心とかはないんでしょうか。まだ「参院選前から堂々と安倍を称えていた島田や荒木、西岡、産経の阿比留」の方が「人として誠実、正直者」といえるでしょう。三浦は「歴史修正主義右翼、レイシストで自分の本心を隠して恥じない不誠実*5」なのだからある意味「正直な島田や荒木、西岡や阿比留」以下の低劣な男と言えるでしょう。良くこんな低劣な男をid:noharra君たちは「守る会」副代表に担ぎ上げられるもんです。

日銀総裁の交代*6と金融緩和など*7により、この経済的停滞が回復に向かうことは間違いない。

などと言えるほど三浦がこの文章を書いたという4ヶ月前も、そして再掲した現在も景気は好転していません。もちろんアベノミクス批判派も存在します。よくも無責任な事が平気で言えるものです。

この内閣の誕生は、1945年の日本敗戦とその後の戦後体制が90年代以降その内部矛盾の中で自滅していく*8中、ついに現れた新たな政治的価値観を打ち出しうる可能性を我々に提示している。

 のっけから安倍政権の全面賛美です。しかもこうした安倍賛美を「参院選前はウヨミニコミだけでこっそり行い」、参院選勝利後になってから始めて大々的に「安倍さん万歳」と言い出すのですから三浦の薄汚さには呆れます。
 このような「安倍信者・三浦」を自らの参加している「守る会」の幹部にしていることにid:noharraは恥というものを感じないのか。
 守る会に三浦以外に何人だって人間はいるでしょう。まさか三浦以外には「3〜4人しか人がいない」なんて会じゃないでしょう。にもかかわらず「あえて三浦を代表や副代表にしている(三浦は会の前代表、現副代表である)」ということは「三浦の政治認識を是としている」ということでしょう。
 ということはなんだかんだ偉そうな事を抜かしてるid:noharraですが、「三浦の安倍万歳認識」を是としていると言うことでしょう。わかりやすく言えばid:noharraの「自分は河野談話を支持している」などの安倍批判は口から出任せだと言うことです。
 なお、安倍のどこが「新たな政治的価値観」なのか。安倍の価値観は彼が前回首相をしたときと何ら変わっていません。また安倍の極右的主張は、過去の極右政治家(例:彼の祖父・岸)とも大して変わらないでしょう。
 変わったのは「安倍が首相になってしまうほどに日本が右傾化している」ということでしょう。
 もちろん、多くの人間は「アベノミクスに期待している」と言う面が大きく、「安倍の極右的主張」を手放しで支持しているわけではないでしょうが、それにしても「安倍再登板」については残念ながら「日本の極右化が進んだ」と評価せざるを得ないと思います。

日本はいかなる意味でもナチススターリンのような全体主義体制、もしくは民族絶滅の思想など当時全くなかった

・「いかなる意味でも全体主義など日本と関係ない」とは冗談も大概にして欲しい。たとえば「大政翼賛会」はナチス党をモデルにしたものです。満州で実験がされた計画経済は「ソ連の5カ年計画」や「ドイツの4カ年計画」をモデルにしたと言われています。俺も詳しくはありませんが他にいくらでもナチススターリン的な全体主義性は当時の日本に見いだせるでしょう。大体、ドイツは同盟国だったのに良くこんな酷い寝言が言えるもんです。
 まあ、「共産国ソ連*9はともかく、ドイツやイタリアについて言えば日本にとって嫌う要素は何もないでしょう。日本は決して三浦の言うような「全体主義体制の思想など全くなかった」どころか、そうした思想に賛同する人間が少なからず存在したわけです。
・民族絶滅にしたって「ナチスホロコースト」「スターリンのシベリア流刑」程酷くはないですが、日本の「朝鮮同化政策」「アイヌ同化政策」は民族文化を否定していますから充分「民族絶滅」の名に値するでしょう。正直、朝鮮語はともかく、アイヌ語は今や日常生活では使われない言語と化しており、下手したらマジで滅亡しかねないわけです(戦後、それを阻止する努力がアイヌによって今日まで続いてきたわけですが)。朝鮮語だって、当事者が朝鮮学校を作って頑張ってきたのであり、日本政府はぶっちゃけ何もやってない。それどころか当初は弾圧政策をとってきた(当事者や良心的日本人の努力もあってそうした弾圧政策は是正されますが)。今また無償化除外や補助金カットの形で弾圧が復活しつつあるわけです。
 日本の民族政策はいかなる意味でも民族絶滅と関係ない、なんて言えるわけがない。それとも「ナチホロコーストニホンオオカミの絶滅のように物理的に抹殺*10しないと絶滅じゃない」とでも強弁する気でしょうか?。その理屈だと中国のチベット政策は「チベット文化軽視」かもしれないが、「チベット人皆殺しなんて目指してない」ので民族絶滅とは呼べなくなりますが、「中国は民族絶滅政策をやってる」と呼んでたのが三浦でしょうに。三浦とはどこまでデタラメな人間なんでしょうか。 

にもかかわらず、結果的には国際政治の力学の中、日米開戦に追いつめられ*11、本来日本精神*12とは無縁のナチスとの同盟戦争を選択せざるを得なかった。

バカも大概にして欲しいですね。「選択せざるを得なかった」も何も当時からナチとの同盟に反対する人はいました。しかしそれが選択されたのは「日本にとって三浦の言うようなナチを嫌う理由は何もないから」です。
 当時の日本において「反民主主義のナチと手を結ぶなんて!」という批判は率直に言って力がありませんでした。だからこそナチ反対派(例:海軍の米内光政など)も反対理由を「日米関係が悪化する」「日米関係が悪化した場合ドイツは日本を助けてくれない」というメリット・デメリット論で語らざるを得なかった。本心がどうだったかは小生は無知なので知りませんが、「民主主義を守れ」という大義名分論が力を持たないのだから、「ドイツと手を握ることはデメリットが大きい」と言って反対せざるをえない。
 これに対して親ドイツ派(例:松岡洋右外相)は「日米関係は悪化しない」「日米関係が悪化してもドイツが助けてくれるから心配ない」と反論したわけです。結果的には親ドイツ派が勝利したこと、それが日本に「1945年の敗戦」をもたらしたことは今更言うまでもないでしょう。
 何度も言いますが「日独伊三国同盟」は決して「不可避の選択」ではありませんでした。過去の過ちを三浦のように「不可避の選択だった」と居直ることは同じ過ちをまた犯すことになるでしょう。
 しかし、ここまでこの文を読んで三浦のトンデモ右翼ぶりにうんざりですが、自称「アンチネトウヨ」「アンチ安倍」id:noharra先生は良く「ネトウヨ」「安倍信者」三浦が役員の「守る会」になんか入っていられますね。そして俺の記憶が間違ってなければ三浦がここまで「守る会サイト」や「個人ブログ」で「安倍を絶賛した」のも「戦前日本を肯定した」のも今回が初めてではないかと思いますね。自民党参院選勝利は安倍のタガだけでなく、三浦のタガまで外してしまったようです。以前から三浦には右翼的言動はありましたが「荒木や西岡、島田、産経の阿比留などとは違って」ここまで公然とは右翼ぶりをさらしてはいませんので。
 ま、三浦がここまでおおっぴらに安倍信者ぶりをさらしてくれると「ああ、朝鮮学校無償化除外は差別じゃないとか三浦は抜かしてたけどやはり差別か、除外派の連中はこういう安倍信者なんですよと批判がしやすくていいわい」といったところですね。三浦のこうしたゲスぶりには正直怒りや憎悪、吐き気といったネガティブな感情を人間として抑えきれませんが「三浦がゲスさを露呈すること」は「三浦の偽善者ぶり」にだまされる人間が減るという意味でいいことです。 

ソ連は東欧諸国を事実上衛星国に置き、毛沢東金日成、そしてベトナムホーチミン、またアルジェリアなどアフリカ諸国でソ連型一党共産党独裁体制を成立させることに成功していく。

・こういう北朝鮮も中国もアルジェリアベトナムソ連の衛星国みたいな表現はやめて欲しいですね。勿論これらの国にソ連の影響がなかったとは言いませんよ。しかし一定の自主性があったからこそ、ソ連崩壊後も中国、北朝鮮ベトナム共産党体制を維持できたんじゃないんですかね(アルジェリアはよく知らないので保留)。そこはソ連崩壊とほぼ同時に共産党体制が崩壊した東欧とは違うわけです。大体、ソ連以外に大国でアフリカ諸国の独立運動を応援するところがどこにあったのか。
・中国をまるでソ連の衛星国扱いですが特に中国なんかは中ソ論争でソ連と対立したこともあるし、国共内戦当初はソ連がやたら中国共産党に冷たかった(蒋介石の勝利を予想していた)ことは有名な話だと思うんですけどね。

第2次世界大戦は民主主義の勝利でもなんでもなかった。

冗談も大概にして欲しいですね。枢軸国(ドイツ、イタリア、日本)が軒並みファシズム国家だったのに対して連合国はソ連、中国を除けば民主国(アメリカ、イギリス、フランス)だったわけです。

イギリス、フランスなど*13の「戦勝国」が植民地を失う

だから「失うこと」それ自体が民主主義の勝利でしょうに。何を訳のわからないことを言ってるんですかね。
枢軸国(ドイツ、イタリア、日本)の侵略主義、植民地主義を批判する以上、「イギリス、フランスなど連合国の侵略主義、植民地主義(イギリスのインド支配やフランスのベトナム支配など)」が国内外から批判されて「植民地が失われていく」のは当然の話です。「枢軸国の植民地支配は汚い支配、連合国の植民地支配はきれいな支配」なんて詭弁が通用するわけがないでしょう。
 そしてそれは「民主主義の勝利」でしょう。
 もちろん「西欧の植民地主義」を排除した後、アジアやアフリカに生まれた体制が「民主的だったかどうか」と言う問題はあります(言うまでもなくエジプトのムバラクやフィリピンのマルコスのように民主的とは言い難いことが多かった)。しかしだからといって「民主主義は勝利しなかった」だの「植民地体制が続いて構わない」だの言うのはおかしいでしょう。

日本弱体化のために押し付けられた戦後平和憲法

というよりは再軍備など認めたら何するかわからないと日本が危険視されていたと言うことなんですけどね。三浦のように戦前を全面正当化するバカウヨが無視できない政治力を未だに持っている以上、その危惧は全く正当だったといえるでしょう。文句があるなら最低限「過去の戦争を間違っていたと認め反省すべき」です。ドイツが再軍備を認められたのは要するに「過去を反省し隣国(フランスやポーランドなど)に戦争を仕掛けることなどあり得ない」と評価されたからです。未だに「慰安婦は公娼」だの「南京事件はでっちあげ」だの言うバカがいる国が再軍備を認められるわけがないでしょう。結局ドイツとは異なり、「解釈改憲」という形でしか再軍備が出来なかったわけです。

自由民主党が、結党時の1955年に自主憲法制定を掲げていたのは、政治的にはまったく正当なことだった。

と三浦が考えるのは彼の勝手ですが、そのような考えは日本国民の支持するものではありませんでした。だからこそ自主憲法制定など実現できなかったわけです。むしろ当時としては「自主憲法制定反対」こそがリアリズムだったと俺は思いますね。
 自主憲法制定、つまり日本再軍備は「極東の軍事的緊張を高め、極東発の第三次世界大戦を引き起こしかねない」という護憲派の判断はキューバ危機などのあった1960年代当時、決して杞憂ではなかったでしょう。護憲派は決して三浦の言うような「お花畑」でも「親ソ連」でもありません。

しかしその姿勢は1960年の日米安保締結と、それに対する左派の抗議行動の中で失速させられる。

 岸による日米安保改定を批判する安保闘争を「左派の運動」と描き出すことは歴史の捏造と言っていいでしょう。単に左派の運動に過ぎないのなら「岸が退陣に追い込まれること」もなければ、ポスト岸の池田が「岸的な右翼路線」を引っ込めることもなかったでしょう。左派が無力だとは言いませんが、残念ながら「左派だけの運動」だったらそれほどの力は持たなかったでしょう。
 安保闘争を支持する人(あるいは支持しないまでも岸や岸路線の自民党に批判的な人)が左派だけではなく、保守にもいるからこそ岸は退陣せざるを得なかったし、池田も岸のような右翼路線は取らなかった、とれなかったわけです。
 また岸批判においては「安保改定の内容」だけでなく「強行採決」と言う暴力的手法も批判されたことを指摘しておきます。

東アジアの共産主義体制の脅威

そんなものは客観的に言ってありません。別に中国や北朝鮮が平和国家だと言いたいわけではなく、彼らの国力ではとても「日本攻撃など無理」と言う意味です。これは現在においては明白ですが当時においてすら明白でしょう。せいぜい「韓国攻撃」「台湾攻撃」が関の山であり、それすらどれほど現実的な脅威だったかは「朝鮮戦争での北朝鮮の敗北(南北統一が実現できなかったという意味では敗北でしょう)」「中国の台湾攻撃の失敗」で相当に疑問符がつくと思います。脅威があるとしたらまあ、ソ連の脅威でしょうね。大国・ソ連なら場合によっては日本攻撃に打って出ることはあるでしょう。明文改憲で公然と再軍備なんかしたら日本攻撃に出るかも知れない。

その後の池田政権、佐藤政権は、憲法問題を置き去りにした経済優先の政策に走った。

国民の支持を得るにはそうせざるを得ないからそうしただけです。でそれで何の問題があったんでしょうか?。なお、その池田、佐藤時代だって一定の解釈改憲がなされており単に憲法が護持されたわけではありません。

ポピュリズム以下の場当たり政権である民主党政権

小生は別に民主党政権支持者ではないのですが、場当たりだのポピュリズムだの言うなら根拠を出しましょう。根拠も出さずに悪口雑言とは何と下劣なんでしょうか。こんなゲス・三浦を幹部として担げる「守る会の面子」、つまり萩原遼だのid:noharraだのは頭がいかれてるとしか言いようがありません。

自民党憲法改正草案が「公益」「公的秩序」という概念を基本的人権の尊重のための条件として提起していることは一定評価できる

 「公益」「公的秩序」だのといった曖昧な概念を自民党改憲案が「基本的人権の制約根拠」としていることは各方面(リベラル保守や左派)から「まるでナチス憲法」「まるで旧共産国憲法旧ソ連、東欧など、人によっては右翼が批判しているはずの現存共産国*14憲法と似ているという人もいる)」と批判を受けているのですが、そういう批判に三浦はまともに反論する意思も能力もないようです(なお現行憲法には「公共の福祉」と言う概念がありますがその概念では何故悪いのか、何故「公益や公的秩序でないといけないのか」という自民党改憲案批判に三浦はまともに反論できるんでしょうか?)。
「旧共産国ナチスのような憲法」と批判される憲法案を、一言も批判せず「評価できる」と絶賛し、自民党改憲案への批判に対し「ナチスや旧共産国とは違う」というまともな反論一つしない男・三浦が、「ナチスや旧共産国」を批判する。何と言ったらいいのか言葉がありません。そして自民党改憲案を絶賛する男・三浦が「守る会」の役員であることをid:noharraら会員はどう釈明する気なんでしょうか?。三浦が平会員ならともかく、守る会幹部である以上、たとえ個人ブログでの意見表明とは言え、「三浦の意見≒守る会の意見」と理解されても文句は言えないでしょう。それが嫌なら三浦を更迭するか、最低限、会員が三浦批判を始めるべきです。たとえば「自民党改憲案批判派」らしいid:noharraさん、あなたはどうですか?。三浦批判はしないんですか?

個人の自由と人権を拡大していけば、秩序や伝統、場合によっては家族や地域共同体の価値観とは対立せざるをえない。

 で、この三浦の文章に寄ればそういうときに「家族や地域共同体の価値観」とやらを無条件で「個人の自由や人権」より上に置くのが三浦であり「三浦が褒める自民党改憲案」のようです。「家族や地域共同体の価値観(そもそも何を持って家族や地域の価値観とするかという問題もありますが)」とやらが正しい保障はどこにもないんですが。そしてAとBの対立の克服とは「AをBの上に置く(Aを100%肯定し、Bを全否定する)」という解決法だけではなく「AとBを足して2で割る」的解決もあるのですがそういう頭は三浦にはないようです。
 そういう特定の価値観を無条件で「個人の自由と人権」の上に置くのが全体主義なんですが、「旧共産国やナチの全体主義反対」と言う一方で「日本の家族や地域共同体の(伝統的?)価値観」には無条件で従えと「全体主義礼賛」が主張できる三浦の頭は完全にいかれています。共産主義やナチズムを「個人の自由と人権」の上に置くのは「汚い全体主義」だからダメだが「日本の伝統なら上に置いていい」「それならきれいな全体主義だからOK」とはどういう神経をしてるんでしょうか?
 「議論無しで無条件で上に置くこと」それ自体が問題なのに。

 安倍政権の歴史的使命は、自由と民主主義を乗り越えた自主憲法の確立

 「自由と民主主義を乗り越えた自主憲法の確立」とはどういう意味なんでしょうか?。さっぱり意味がわかりません。
 まあ、三浦の意見の是非はともかく、いずれにせよここまで読めば三浦の言う「安倍政権の歴史的意義=安倍政権の改憲案万歳」であることがわかりますね。俺のような護憲派には全く賛同できませんが。
 まだまだ三浦の物言いには「違和感を感じるところ」「批判したいと思うところ」「言い足りないところ」があるのですが小生バカでして、うまく考えがまとまらないのでひとまずこれで終わりにします。三浦など所詮、右翼界や言論界では小物ではありますが、自称人権団体「守る会」の「看板の一人(まあ副代表ですからね)」なので、彼を批判することは「彼を役員に担ぐ守る会(id:noharraら会員)の愚劣ぶり」の証明にもなるでしょう。三浦、萩原、id:noharraら守る会の唱える朝鮮学校除外論のデタラメぶりの一つの証明になるかと存じます。
 小生以外の三浦批判もあると幸いではあります。

【追記】
1)小生、「守る会」会員だとおっしゃるid:noharra先生に
・「守る会副代表」三浦による安倍自民党改憲案絶賛を「安倍改憲案批判派」としてどう思うか、批判する気はあるか聞いてみました。
 でツィートによるその応答。

「あなたの入ってる「守る会」の三浦副代表(前代表)がすさまじいまでの安倍絶賛文章、右翼文章を書いていますがどう思いますか?」 とシモツカレ氏から質問がきた。三浦を読む意思がないので応答できません。私は安部について一点だけ肯定します。
『トフティさんについて』http://d.hatena.ne.jp/noharra/20080508

まあ、id:noharra先生らしいとんちんかんさですね。
「三浦を読む意思がない」そうですがそれは何故なんでしょうか。理由ぐらい書いたらどうなんでしょうか。まったく誠実さのかけらもない人です。前からわかってましたけど。
仮に三浦を読む意思がないとしても
「ボーガス氏の言うように三浦が安倍改憲案をほめているのなら賛同できません。もしそうなら三浦のような男を役員にする守る会に失望したので退会するつもりです。」とか
「たとえ三浦が安倍改憲案を支持していたとしても、批判する気はありません。たとえ三浦が橋下の慰安婦暴言を支持しようが、どんな暴言を吐こうが、どんな不祥事を起こそうが批判する気は全くありません。三浦については北朝鮮批判者としてのみ評価しており、北朝鮮批判者としては世人を持って代え難い人物だと認識しているからです」とか
「三浦が安倍改憲案を支持しているかどうかはともかく私は安倍改憲案を支持しません」とか何か言ったらどうなんですかね。無内容なことしか言えないという事が
1)「id:noharraには絶対に三浦批判は出来ない。自称安倍批判派、自民党批判派の癖に三浦が安倍万歳、自民党万歳と言おうと批判できない」
 おそらく三浦が「私は広域ガレキ処理に賛成です」*15と言おうと「広域ガレキ処理支持者」小生に悪口雑言したようにはid:noharraは「広域ガレキ処理支持とは、三浦は何だ!」などと三浦批判はしないでしょう。この男・id:noharraが何故これほど三浦を恐れるのかよくわかりませんが。
2)「しかし何故か、id:noharraには三浦のように『安倍晋三万歳!、自民党万歳!』ということもできない」
ということがよくわかります。三浦との間にしがらみがある一方で「安倍批判派」に対してもしがらみがあるんでしょう。
 安倍批判派にも「安倍信者・三浦」にもいい顔をするには「三浦の文章は読む気ない」で逃げ続けるしかないのでしょう。まったく卑劣な人格です。
 そして誰も聞いてない「安倍のウイグル問題発言」など持ち出すのだからまったく意味不明です。誰もそんなことは聞いてないんですが。
 「安倍改憲案についてどう思う?」と小生に聞かれて「安倍のおかげでトフティさんが救われた」と答えるとはどういう脳みそをしているんでしょうか。「改憲案」とウイグルと何の関係もないでしょうに。
 「安倍改憲案についてどう思うか?」と聞かれた人間が「僕はアベノミクスを支持します」と答えるくらいとんちんかんな回答をid:noharraはしています。自分の回答がとんちんかんだということがわからないほどid:noharraがバカだとは思いませんのでわざととんちんかんな事を言ってるのでしょう。まったく橋下そっくりです。前も指摘しましたが「二代目・橋下徹」を襲名してはいかがですか、id:noharraさん。
 なお、安倍の「トフティさん」云々について小生が意見を書くことは話の本筋から外れます。また、「話の本筋(安倍の改憲論を支持するかどうか)から外れた回答」を小生から引き出すことによって「話をウイグル問題にすり替える」という卑怯な算段をid:noharraはしているのでしょう(以前、小生の回答に対して「話のすり替えではないか」*16といった男がこういう「話のすり替え」を平然とやるのですから、この男の腐った神経には心底呆れます。)。
 が、あえて、「トフティさん」云々についての小生の意見を改めて書いておきましょう(以前書いたこととほとんど同じですが)。
 小生の過去エントリ『いつもどおりid:noharra氏に突っ込む(5/14分)(追記・訂正あり)』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20120514/5643098721)やライプツィヒの夏『安倍晋三が口先だけの男でなければ、首相だった時に胡錦濤に同じことを言っている』(http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/cc419a0ee6f60979f2e29de949b3a81c)、『ね、首相に復活したら安倍は動いてはくれないだろ(今後に期待?)』(http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/c7fc57b318e56872b390dedcbcf5c0ba)が指摘するように安倍の行為は何ら評価に値するものではありません。安倍のように元首相という無責任な立場ではでかい口を叩くが、首相という責任ある立場だと自分の発言の社会的影響をおそれて黙り続けるなんて無責任な態度なら何もしない方がマシでしょう。当然こんな男の「元首相時代」の無責任発言が中国に影響を与えるなんてこともないでしょう。影響を与えないと安倍本人も自覚してるから無責任にでかい口が叩けるわけです。
 と小生が書くと
『「これで話が安倍の改憲論の是非や、安倍の改憲論を支持する三浦小太郎をどう評価すべきか」という議論から「ウイグル問題」にすり替えることが出来る。しめしめ』などと卑怯者のid:noharra先生は大喜びし話を全力でそちら方面にすり替える気かも知れません(その意味ではウイグル云々について小生は何も書かない方が良かったかも知れない)。
 しかし、すり替えたところで彼が「安倍の改憲論」や「安倍改憲論を支持する三浦」の評価を俺に聞かれてまともに答えられず、「ウイグル問題に話をすりかえようとした」という卑怯な行為が消えてなくなるわけではありません。ウイグルもこんな「薄汚い政治利用」をされては迷惑でしょうし、この一件から「id:noharraウイグル問題をまともに考えてなどいない、安倍礼賛や中国非難のネタとしか考えていない」と断言して問題ないでしょう。
 こう書くとさすがの彼もすり替えをやることは躊躇するかも知れません。ま、その場合でも「安倍改憲論」や「安倍改憲論を支持する三浦」の評価については「反右翼(反安倍自民)または非右翼(非安倍自民)ぶってる、自分の右翼ぶり(安倍自民シンパぶり)が完全にばれる」ので絶対に語らないでしょうが。
2)なお、小生、この三浦の文章についてどう思うか、id:noharraのエントリ(http://d.hatena.ne.jp/noharra/20130818#p1)のコメ欄で聞いたところ、よほど都合の悪い質問だったのか問答無用でコメント削除です。「コメント削除なんて不当じゃないか」と言うコメントも削除。何が何でも小生のコメントは排除したいという非民主主義ぶりが露骨です。ただ「削除したことを隠すのは卑怯」と言う変なプライドがあるのか「削除した」とわざわざ断ってるのでコメ欄が「削除した」が連発されると言う異常事態になっていますが。普通の人間なら「コメント削除なんか連発したら言論抑圧だと非難される」という頭があると思うのですが馬鹿なid:noharraはそういう常識はないようです。


■ツィートで安倍批判する蓮池透

安倍首相には、SAS*17の「ピースとハイライト」を聴いてもらいたい。そして歌詞の内容を、しっかりと噛みしめて欲しい。

 これはまあ、安倍批判としか理解できないでしょうね。「ピースとハイライト」と言う曲は「隣国との友好(まあ、日中友好とか日韓友好とかでしょうが、ポップスなのでそこはさすがにぼかしてるようです)」を歌ってるようですから。そういう歌詞を「安倍さんは良くかみしめろ」とは「安倍さんの政策に問題があるから友好が実現しない」という意味でしょう。
安倍に下駄の雪のようについていく家族会一派とはかけ離れた地点に今、蓮池さんはいるようです。

参考

http://mainichi.jp/select/news/20130816k0000m030038000c.html
毎日新聞『中国:サザン新曲引き合いに日本政府けん制』
 国営中国中央テレビCCTV)は日本の人気グループ「サザンオールスターズ」の新曲「ピースとハイライト」を「隣国関係を改めるよう(日本に)呼び掛けたもの」と報道。「何気なく見たニュースで、お隣の人が怒ってた。今までどんなに対話しても、それぞれの主張は変わらない」などと桑田佳祐さんが歌う様子を伝え、「日本と隣国との歴史対立に関する見方をつづっている」と紹介した。また「桑田氏のファンは中国にも多く、多くの歌詞が中国語に訳されている。著名人が日本で歴史を反省するよう訴えればネット右翼から激しく批判されるが、人気の高い桑田氏にネット上で目立った批判は見られない」などと伝えた。


■日本右傾化の国際戦略的解釈 李春根(統一日報より)
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01014
 ウヨの三浦や、三浦のウヨ仲間・李春根(なお、統一日報は在日向けの産経新聞*18みたいなもん)が「安倍らの右傾化路線」を批判するとも思えないのでタイトルを見るだけで「領土問題(尖閣竹島)や、北朝鮮核実験など国際環境への対応で当然の措置、右傾化じゃない」と『もし谷垣政権なら安倍のようなこんなことはしないだろうに』暴言吐いて居直るんだろうな、と思って憂鬱になりますが読んでみましょう。
 で読んでみましたが予想通りですね。うわー読むんじゃなかった。吐き気がしてきた。すげえ、健康に悪い。
 「中国が尖閣問題を起こし、軍拡を進め、北朝鮮が核実験するから集団的自衛権容認論であり、防衛予算増加」だそうです(在日の李が竹島問題を持ち出すのは『日本の手先』『裏切り者』などの反発を買うと思ったのか、竹島問題は指摘されていない)。おいおい。俺はその主張を認めないけど、その主張を仮に認めるとしても、それで安倍政権の「河野談話村山談話否定論」「近隣諸国条項廃止論」「靖国参拝」「スパイ防止法案提出の予定」「天皇元首化などの右翼的改憲案」といったことまで正当化出来ると思ってるのかよ(卑怯にも李も三浦も「防衛予算拡大や集団的自衛権容認論は中国、北朝鮮対応だ」としか言わず、見事に靖国その他の問題をスルーしている)。三浦といい、李といい、ふざけんな、手前。
 しかし、id:noharra君さ、三浦の個人ブログならともかくこれは「守る会サイト」に掲載されてるんだよね。君も含め「守る会会員諸君」も、この李の意見「安倍政権は右傾化などしておらず無問題」を三浦同様「傾聴に値する貴重な意見」とか思ってるのかよ?(卑怯な三浦は李を支持するとは言わず「傾聴に値する貴重な意見なので紹介した」とごまかしているが「李の意見」支持以外の何物でもないことは言うまでもない。大体三浦は個人ブログでは平然と安倍支持者であることを認めているし、衆院選前の安倍応援ウヨ集会*19にも三浦は参加している)。
 しかし「守る会サイト」で「安倍さんは右翼じゃない、中国や韓国の批判は不当だ」なんて文章を読まされるとは思わなかったぜ。北朝鮮問題と関係ないだろ。大体、こんな文章を掲載したからって中国、韓国であれ、野党であれ、安倍批判派の誰も「そうか、安倍は右翼じゃなかったんだ」なんて思わないっての。
 「守る会と統一日報って右翼なんだ、谷垣さんのような保守本流ならまだしも、あの安倍すら擁護するなんて極右にも程があるな」と思われるのが落ちだって何でわからないかね。ま、改めて「守る会の諸君」が「偉そうな事抜かしてる」けど「ただのゲス右翼」ってことを自分から暴露してくれたことは俺的にむしろ「ありがとう、ありがとう、感謝しよう」「安倍擁護してくれてどうもありがとう」(井上陽水奥田民生「ありがとう」風に)と感謝すべき事かも知れないな(嘲笑)。


■沖縄集団自決は住民の自発意思と強弁する三浦小太郎に激怒した
 まずは拙エントリ(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20130611#c)のコメント欄*20から。

話は変わりますが偶然、「沖縄集団自決」について「軍の強制を否定し、軍の強制を認める立場に立つ大江健三郎沖縄ノート』に悪口雑言する」三浦小太郎のトンデモ文章(http://melma.com/backnumber_149567_5818898/)を発見したのであとで小生の「守る会シリーズ」で突っ込もうかと思っています。改めて「三浦ってクズだなあ」と思いますね。小生、三浦など評価していませんが人権派ぶってるのでさすがに「沖縄集団自決は住民の自発的意志」と言うほどのクズではないんじゃないかと思っていましたが、まだまだ三浦認識が甘かったようです。
Bill_McCrearyさんと一緒に酒を飲んだときは好人物だったそうですが、偽装だったんでしょうね。
三浦は自分が書いたこの文章を沖縄県民の前で朗読する度胸があるんでしょうか?(たぶんないでしょうが)。まあ、つきあってる人間にチャンネル桜社長の水島だの、巣くう会の荒木だのがいる時点で三浦がまともでないことは明白ですが。

そして『曾野綾子は大江を名誉毀損している』(http://d.hatena.ne.jp/noharra/20050820#p3)と言うエントリを過去に書かれた「三浦の守る会」に入ってるid:noharraさんはこの三浦の大江非難に何と言うんでしょうか。まあ、「曾野の大江批判」が誹謗なら「三浦の大江批判」も誹謗になるのが論理的結論でしょうが、「しがらみから三浦批判が一切出来ないid:noharra」は黙り続けるでしょうね。
 「id:noharraの三浦への態度」は安倍批判が出来ない産経並みの醜態だと思いますね。違いますか、id:noharraさん。なんか文句があるならウエルカムですよ、id:noharraさん(嘲笑)。

でこのコメントで書いたことを今からやろうというわけです。何でこれに気付いたかというと全くの偶然です。アンチ三浦の俺が「守る会サイトと、三浦の個人ブログ以外に、三浦のアホアホ文章がないかなあ」「あったら突っ込もう」と思って、あまり期待してなかったんですが「三浦小太郎」でググったらヒットしたんですよ、この「アホアホ文章」が。で早速「アホか、バカか、くたばれ、糞野郎」と「人間のくず」三浦閣下に突っ込んでるわけです。
 ちなみにこの文章は
■3月23日三島由紀夫研究会で喋らせていただきます(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=1613
と三浦が個人ブログで宣伝していた講演を「三島由紀夫研究会」が文章化しメルマガ配信したものです。いつも「この間の講演を文字化しましたのでご覧下さい」などと自ブログで宣伝する三浦がこの「3/23演説会」についてはそういうことをしないのは何故なんだろうと不思議に思っていたんですが、この文章を読んでよくわかりました。これはちょっと宣伝できませんよ。三浦は「人権派」ぶってますからねえ。
「沖縄の集団自決は軍の強制ではない」なんてふざけた主張*21を含む文章はさすがに「お仲間ウヨ」以外には宣伝できないでしょう(神風連云々という沖縄集団自決と関係ない内容も文章の中にはありますがね)。
 なお、沖縄の集団自決は「住民の自由意思」なんかじゃありませんが、もしそうだとしたら
地下生活者の手遊び『軍の関与はなかった? よろしい、ならば洗脳カルトだね』(http://d.hatena.ne.jp/tikani_nemuru_M/20080625/1214367856)と言うことにしか成りません。住民の自由意思と言えば「旧日本軍や大日本帝国政府が免罪できる」と思ってるらしい三浦らウヨはクズ、バカとしか言いようがありません。大体「自発的自殺なら当人の自己責任」なら三浦には「チベット焼身自殺で中国を非難することは出来なくなる」と思いますがね(実際には三浦は焼身自殺で中国を非難しています)。
 「中国の政策に問題があるから自殺したんだ!」と三浦がいうなら沖縄の日本軍だって同じ事です。沖縄で日本軍が「現地住民を道連れにするような無茶苦茶なやり方で」米軍と戦闘しなければ誰も自殺なんかしない。どれほど三浦という男は論理も倫理観もないクズ野郎なのか?
 さて、上のコメントでも書きましたが、この三浦の「沖縄県民と大江健三郎への侮辱行為(集団自決への軍関与否定)」を「曾野は大江を誹謗している」とのたまったid:noharra先生は何とおっしゃるんでしょうか?。質問大歓迎って自分で公言してるんだから
1)「ボーガスさんのおっしゃるとおり、三浦は大江を誹謗している、三浦のやってることは曾野と同じだ!」でも
2)「曾野と三浦は違う!。三浦の批判は正当な大江批判だ!」でも
3)「三浦の主張をどう評価すべきか僕にはわかりません。曾野は大江誹謗だと思うが。」でも何でも構いませんので「ノーコメント」という回答拒否以外の形でぜひ回答して下さい。まあ、卑怯者のあなたは都合の悪い質問はどうせまたすっとぼけてトンズラでしょうが。ちなみに三浦の主張に寄れば「あなたの大好きな吉本隆明」は「集団自決は住民の自由意思」と言う「旧日本軍軍人」を擁護してるそうですがどう思われますか?
1)「三浦が嘘をついてるに違いない!。吉本がそんなことを言うわけがない」でも
2)「吉本がそんなことを言うとは失望した!」でも
3)「吉本の言うとおりだ!(ええと、でもそれだと、あなたの曾野批判と矛盾しますよね?)」でも何でも構いませんので「ノーコメント」という回答拒否以外の形でぜひ回答して下さい。まあ、どうせまたすっとぼけてトンズラでしょうが。
 最初は三浦のトンデモ文章を引用して突っ込もうかと思いましたが、あまりにおぞましいのでやめておきます。
「以上で、非常に簡単ではございますが、『沖縄集団自決への軍関与』を否定する三浦小太郎と吉本隆明への批判の言葉に代えさせていただきます。」
興味のある方はリンク先を読めばいいでしょう。ただし精神衛生に明らかに良くないのでおすすめはしません。


■明日8月16日発売の「表現者」9月号に「大東亜戦争全体主義の勝利に終わった」を掲載しました(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=1895
 「アホか」の一言。三浦らや富岡幸一郎らゲス右翼が未だに大東亜戦争なんて言葉使ってるのにも呆れますが、連合国の勝利がどうして「全体主義の勝利」なんですかね。「全体主義国家」日独伊三国にそんなに勝ってほしかったのか?
 三浦が貼り付けているチャンネル桜動画を見れば、司会の富岡(表現者編集長)が三浦論文を含めた極右雑誌「表現者」今月号の説明をしてくれるようなので見て感想を書いてみます(追記:残念ながら何故三浦が「大東亜戦争全体主義の勝利に終わった」というのか動画を見てもわかりませんでした。以前さんざん「ソ連独裁国家だ」と言ってましたからそれが理由ですかね。しかしソ連以外は連合国は米国、イギリス、フランス全て民主主義国でしょうに。中国はまあ蒋介石独裁ですが、『清朝崩壊後は外国の侵略や軍閥の跳梁でまともな民主主義がつくれず』、そしてその後、『日本の侵略による亡国の危機』という非常事態ですからね。積極支持はしませんが仕方ないでしょう。少なくとも「中国における民主主義樹立」を侵略で邪魔した国・日本の国民が『民主主義樹立妨害の事実を認めた上で』、でも「それでも蒋介石独裁は容認できない」というならまだしも、無責任に「蒋介石は独裁」なんぞと非難するつうのは問題があると思います。しかもその「独裁者・蒋介石」の台湾を戦後ずっと長い間「反共主義」を理由に支援し続けたのが三浦のような日本ウヨですからなおさらそういうことを言うのは問題でしょう)。
 富岡曰く「表現者の表紙絵は毎回、黒鉄ヒロシさんが書いてくれます」。ふーん。別に「右翼ミニコミ表現者」の表紙絵で多額のギャラが出るわけでもないでしょうし、黒鉄ってのはウヨなんでしょうね。赤旗に連載があった手塚治虫のような漫画家もいるのにねえ(手塚は左翼ではないかもしれませんが黒鉄のような右翼ではないでしょう)。「紫電改のタカ」のちばてつやなんかも「どちらかと言えば左翼」でしょう。少なくとも黒鉄のようなゲス右翼ではない。
 マンガ雑誌ビッグコミック小学館)に連載されてる黒鉄のマンガ「赤兵衛」を読む限り「マンガのうまい下手」はともかく、黒鉄ってそんなにウヨに見えないんですけどね(サヨにも見えませんが)。商売のための雑誌「ビッグコミック」では右翼ぶりを隠し、「表現者」でウヨ思想もろダシって事でしょうか。黒鉄はたぶん「やくみつる」なんぞと違って何があっても赤旗の仕事は受けないんでしょうね(やくは今、四コママンガを赤旗日曜版に描いています)
 富岡曰く『今回の表現者で「大東亜戦争」と言う言葉を使ったのにはそれなりの意味があるんです。大東亜とは単に戦争の行われた地域を指す言葉ではない、大東亜共栄圏を作る正義の戦争だったと言いたいんです』と予想通りの暴言。でもそんなことを支持するのは今やウヨだけですから。だから今は「太平洋戦争」とか「アジア太平洋戦争」とか呼ぶわけです。しかしよくもまあ「サンフランシスコ講和条約、日中平和友好条約その他の日本が結んだ各種条約」を台無しにする暴言「大東亜戦争は聖戦」「あの戦争のおかげでアジアは独立できた」が吐けるな。そういうことをいいながら「あの戦争を侵略戦争と認識している」米国と軍事同盟(日米安保)結べるのもすげえけどな。そんなに「あの戦争は正義の戦争だ!」って言いたいのなら「旧敵国」米国にへいこらしてるんじゃねえよ。
 それはともかく『大東亜戦争大東亜共栄圏を作る正義の戦争だったと私は言いたい』『だから太平洋戦争と呼ぶべきではない』と言う極右・富岡の雑誌に喜んで「大東亜戦争」論文を書く三浦が「富岡と同意見」なのは間違いないでしょう。そんな歴史捏造主義野郎、「ネトウヨと同レベルの男」三浦が自分を棚上げにして朝鮮学校の教科書に「朝鮮戦争は韓国が始めたと書いてある」と因縁をつける。何というおぞましい話でしょうか。そして「自称アンチネトウヨ」の癖に三浦の「ウヨとのつきあい」や「ネトウヨレベルの暴言」を一切批判しないid:noharraとは何とおぞましい男なんでしょうか。このクズ男(id:noharraのこと)とつきあえる人間の気が知れません。id:noharra本人も「自分のクズぶり」を自覚して反論できないと思ってるのか、小生の突っ込み「アンチウヨを名乗るのなら三浦のウヨ暴言やウヨ(富岡の他にも荒木和博や西村幸祐など)との友達づきあいを批判しろよ」をガン無視しています。それで「質問大歓迎」と虚言が吐けるid:noharraはいい度胸です。
 さて富岡動画への感想(つうか富岡、三浦、id:noharraという三人のクズへの悪口)は終わりにして、三浦の文章へ突っ込んでみます。

座談会「大東亜戦争とはなんだったのか」にも参加してます

あとで三浦以外のメンバーが誰か調べてみましょう(追記:「中野剛志、中島岳志、柴山桂太、浜崎洋介、施光恒、佐藤健志、宮里立士、西部邁富岡幸一郎」だそうです)。「なんだったのか」と言えば日本の目的は「植民地分捕り戦争」ですよね。アメリカ領フィリピン、イギリス領マレーシア、フランス領ベトナム、オランダ領インドネシアなどを日本の自国領にしたいという話でしかない。
 決して「アジア解放の戦い」や「自衛戦争」ではない。

大正15年の兄弟事件(原文のまま)で検挙され、後に転向宣言

 一瞬意味がわからなかったのですが「京大事件」の誤記ですね。ウィキペは「京都学連事件」と呼んでいますしその方が一般的呼び方だと思いますが。「京都学連事件」関係者の中には林のようにその後、右翼転向した人間もいますが、鈴木安蔵憲法学者静岡大学教授)や石田英一郎文化人類学者、東北大学教授)のように「左翼(あるいは共産党支持者)であり続けた」といえるかどうかはともかく「右翼転向」しなかった人間も勿論いるわけです(ウィキペ「京都学連事件」参照)。まあ、転向者でも「大東亜戦争肯定論」を書いた林ほど極右化した人間はそう多くはないんじゃないかと思いますが。

林は明治36年に生まれている。そして少年・青年時代の自分には「勤王の心」はなかったこと、それどころかそのような精神は教えられもしなかったことを率直に語っている。

・そもそも「勤王の心」なんてものは教えるもんじゃないでしょう。それ独裁国家の個人崇拝とどこが違うんですかね。そして長い日本の歴史において大半の日本人にとって「天皇」は「遠く離れた存在」であって、「敵意や反感と言ったネガティブな感情もない」代わりに「勤王の心なんてプラスの感情」もなかった。林や三浦らウヨのように、『歴史上日本人がずっと天皇を崇拝したかのように言う』のは客観的には歴史捏造でしかありません。ご真影も君が代日章旗も全て「明治以降に生まれたもの」で日本伝統文化とは全く関係ありません。
・そして三浦は、林の「ご真影や君が代斉唱は勤王の心を作らなかった」と言う主張に共感するなら「石原などの君が代押しつけ」をどう理解するんですかね。「天皇崇拝」が建前だった戦前でそれなら、そうでない戦後に「あの種の押しつけ」をやったって効果がないと言う結論になるはずですが。
 しかし、「にもかかわらず」三浦が石原らの行為を批判しないであろう事だけはよくわかります。

林にとってこの戦争は近代国家間の戦争ではなく、この戦争を通じて日本が初めて西欧的近代から日本に回帰する思想的転換点だったことがわかる。

 ただの植民地分捕り戦争に変な意味づけをしないで欲しいもんです。大体戦争なんて野蛮なことをしなくても「思想的転回」はできるでしょう。戦争しないと出来ないような「思想的転回」などまともな代物じゃありません。


【追記】
この雑誌のアマゾンレビューを見つけたので、紹介しましょう。まずは三浦。

大東亜戦争全体主義の勝利に終わった>三浦小太郎
 三浦氏は、〈完全武装した中国警察・軍人に対し、ナイフや火炎瓶程度の武器しか持たないウイグル人が立ち向かったことを私は暴動とは言わない*22。これはレジスタンスだ*23。〉と述べ、〈中国政府のやりかたこそ、「恐怖(テラー)」で民衆を弾圧し支配するテロリズム国家の本質である*24〉と語っています。ただただ、その通りだと思います。

 「その通りだ」と思うのはこの方の勝手ですがその前に「ウイグル問題なんて大東亜戦争と関係ないじゃん。三浦って変な奴だ」とは思わなかったんでしょうか?
 別に大東亜戦争とは「ウイグルを侵略(?)する蒋介石らの中華民国からウイグルを守るため日本が立ち上がったが敗れた→その後、ウイグル蒋介石に代わって国共内戦に勝利した毛沢東らが支配した」なんて話じゃありません。
 次に富岡。

大東亜戦争を肯定できるか>富岡幸一郎
 富岡氏は、〈史実も理屈もいらない。考え方などどうでもよい。「真剣に考え」れば、大東亜戦争はまず肯定しなければならない。そこから議論をはじめたいと思っている〉と述べています。正直、私には理解できませんでした。「不条理なるが故に我信ず*25(credo quia absurdum) 」ということなのでしょか? 分かりません・・・。

「男女の仲」とかなら「理屈はいらない、ただ僕は彼女が好きなんだ」ってのもあるでしょうが国策について「理屈はいらない。とにかく肯定しよう。僕は日本が好きなんだ」って話になりませんよ。このレビューが本当なら普通の人は「富岡の馬鹿さ」に頭が痛くなるでしょうね。


西岡力の暴言に三浦は何というのか?
 金光翔氏の『「新体制」の構図(1)』(http://watashinim.exblog.jp/19410760/)というエントリで西岡が著書『韓国分裂――親北左派VS韓米日同盟派の戦い』(扶桑社、2005年刊)の中で酷い暴言を吐いていることを知った。
 なお、金氏のエントリについて一言。俺も「安直に楽観的なこと」は言いたくないのだが、金氏の「度を超えた悲観主義」には絶句する。何せ「参院選における共産の躍進や山本太郎の当選」といった「一定のプラス評価が出来るのではないか」と言う部分を平然とネグってしまうのだから。これらの「プラス評価が可能と思われる部分」をどう考えるかを語らず、日本政治が論じられるのか?。
 しかも参院選前のエントリ『参議院選について』(http://watashinim.exblog.jp/19183114/)で「維新がのびた方がいい*26」、「その方が外国の日本批判が強まる*27」、「どうせ外圧でしか日本は変わらない(それを言ったら政治運動の全否定ではないか)」と「赤木・希望は戦争」的な事を言ってしまうのだから唖然とする。
 俺の彼への怒りや不快感を表現すれば、「お前、橋下のせいで苦しんでる人間、たとえば大阪市役所職員の前で同じ事をいえんのか?」「橋下批判派を詳しく分析もせずに十把一絡げか」「消去法でよりよい道を選ぶのが政治のリアリズムじゃないの?」という話だ。「岩波への期待が左翼から消え去るために金光翔が徹底的に差別され続ければいい、社内外の批判で中途半端に岩波がへたれると困る、いっそ金が自殺すればいい」と言う人間がいたらあんたはどう思うんだと問い詰めたい(冗談ではなくマジで)。
 「俺に岩波への願望をなくすために人柱になれというのか!」と金氏もさすがに怒るのではないのか?。それと同レベルの非常識きわまりないこと(維新が躍進した方がいい、大阪市役所職員は人柱になっても仕方ない)をアップできる金氏の神経にはただ呆れる。正直この人の「異常な悲観論」とその悲観論から導き出される「希望は戦争」的な「異常な結論」(維新が躍進すればいい、いっそ護憲派は維新に投票してもいいのではないか)にはついて行けない。一部まともな指摘もあるがまともでない指摘が多すぎる。
 ま、金氏にとって幸か不幸か*28、今度の「堺市長選」で橋下一派が現職に負ければ「希望は戦争」的な「金氏の維新躍進希望」も完全に崩壊だろう。 是非維新に負けて欲しいが、負けた場合のその後の金氏の政治評論が見物ではある。
 そしてご本人の主観はともかく維新がらみで「参院選で維新が躍進すればいい」と無責任な事を言って恥じない金氏より「橋下の被害者(俺個人は被害者ではないが、さすがに人として被害者の気持ちぐらいはある程度想像が出来る)」にとっては「対決動機が何であれ」「たとえ対決手法が適切でなかろうと」橋下に対決する共産の方がよほど頼りになる存在だろう(金氏はご自分に共産党を批判する資格があると思い上がっておられるようだが、橋下の被害者を侮辱する暴言「維新が参院選で躍進すればいい」をアップした時点でこの人にそんな資格はかけらもない。この暴言を謝罪しない限り、この人には政治を語る資格はないと思う)。金光翔氏には一言「恥を知れ、屑、くたばれ」と言いたい。正直「岩波内部で岩波批判を始め、差別されてもへたれない勇敢な人」と言う「勇敢さ」以外にこの人には「知的な意味で」たいした価値はないと思う。この人が調子こいてバカほざいてドヤ顔してることはこの人の命名した「佐藤優現象」をパロって「金光翔現象」と呼んでもいいのではないか。

「歴史教科書というのは家でいえばアルバムみたいなものだ。子供に我が家はこんな家だったと見せるものだ。もし本当に過去に悪いことがあったとしても、おじいさんが犯罪者だったといって、その記念写真を載せるだろうか。歴史教科書というのはそういうものだ。それなのに韓国側の要求は、記念アルバムにおじいさんは犯罪者だったということを載せろと言っているようなもので、それはおかしい、と。/そういう視点が韓国の保守派の共通認識になればいい。」(53頁)

 金氏への悪口雑言から西岡の暴言に話を戻す。
 西岡曰く「歴史教科書は記念アルバムだから慰安婦のような黒歴史は載せなくていい。韓国はそういう常識を身につけろ」ということらしい。
 何という言い草だろうか。それも講演での失言ならまだしも、本にして販売するとは呆れて言葉もない。ここまで酷いこという奴ってウヨですら他にいないんじゃないの?
 そしてこの西岡の暴言について「朝鮮学校はつらくても黒歴史大韓航空機爆破事件など)を歴史教科書に載せろ」とほざいてた面子はどう思うのだろうか?。たとえば俺が大嫌いな三浦小太郎とか、id:noharraとか、id:gryphonとかは?
 俺達日本人がまずすることは「西岡のような恥知らず」に「教科書はアルバムじゃねえ。黒歴史を載せて当然だ」と言うことであってそれもせずに朝鮮学校に因縁をつけるとは恥知らず以外の何物でもない。そう思いませんか、id:noharraさん、id:gryphonさん。ま、お二人ともそうは思わないゲスだから朝鮮学校への悪口に熱心なんだろうが。


■8月25日にもトークイベントあります&「ジャパニズム」14号*29長谷川三千子氏の書評書きました(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=1884
 8月15日にジブリ映画「風立ちぬトークイベントに出るという三浦ですが、8/25のトークイベントは「風立ちぬ」の他、映画「終戦のエンペラー」について論じるそうです。
 トーク相手は
1)最近、「終戦昭和天皇*30なるマンガ*31を書いたという「『マンガ嫌韓流』で、嫌韓ネトウヨを大量製造したゲス右翼」山野車輪
2)極右雑誌ジャパニズムを編集している札付きの極右・西村幸祐
3)NHKの討論番組において、極右暴言で崔洋一監督を激怒させた古谷経衡、と見事なまでに歴史捏造主義極右しかいません。
 小生、山野を批判した本『「マンガ嫌韓流」のここがデタラメ』(2006年、コモンズ)と言う本を持っていて以前拙ブログでも『【ネタ】アホにも程がある「嫌韓流」』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20100302/1267534795)で取り上げたことがありますが、山野は実に酷いですね。山野のようなゲス(まあ、山野以外も全員ゲス右翼ですが)と対談できる、その上、それを宣伝できる三浦の馬鹿さと、そんな三浦を一言も批判できない「自称アンチネトウヨid:noharraの屑ぶりには言葉もないですね。
 山野の描く昭和天皇ではろくなものではないでしょう。いわゆる「終戦の聖断」というデマもぶちかましてくれるんでしょう。
 そしてこんな連中がトークの材料にすると言うんだから「終戦のエンペラー」もろくなものではないんでしょう。


【映画『終戦のエンペラー』】この映画に関する朝日と産経の『共同広告』の不思議 その3(最終回)
http://blogs.yahoo.co.jp/mochimoma/18073225.html

 実は週刊金曜日今週号(2013年8月9日号)の高嶋伸欣琉球大学名誉教授のコラム(斜め読みしました)もこの方とほとんど同じ事「あの産経が好意的じゃ映画のできが怪しいな」を言っていますが俺も同感ですね。産経が映画宣伝に好意的という時点でこの映画が「昭和天皇の戦争責任を指摘して、産経から糞味噌に罵倒されたビックス『昭和天皇』(邦訳:講談社)」のような代物ではなく、おそらく「昭和天皇平和主義者伝説」「終戦の聖断伝説」を強化する代物であることは間違いないでしょう。
 たとえピューリッツァー賞受賞作品(ビックス著書)でも気にくわなければ罵倒し、「その種の評価が何もなくても」お気に入り作品(終戦のエンペラー)なら絶賛するのが産経です。
 何せ、映画宣伝のために、産経から来た対談相手が「昭和天皇の戦争責任を否定する」「終戦の聖断昭和天皇をたたえる」「つくる会教科書」の支持者、古森義久竹田恒泰ですからまともな映画の訳がない。古森や竹田が昭和天皇の戦争責任を追及する映画の宣伝に協力するわけがない。
 しかし、産経も古森と竹田じゃなくて、もう少しまともな人間をもってこいよ(いないんでしょうけど)。
 それにしても朝日が産経と共同広告を打つとはね。高嶋氏は「朝日もそこまで落ちたか」と呆れてましたが俺も同感です。大体、慰安婦問題でさんざん朝日をデマ中傷してきた古森なんぞと対談して朝日も恥ずかしくないんですかね。まあ、朝日サイドの岩井克己氏は長年皇室記者やってきた人だから「皇室万歳」で古森とも話が合うのかも知れません。

【追記:大幅に修正しました】
1)
終戦のエンペラー」について良くできた批判を見つけましたので紹介しましょう。この書評を見つける前に書いた「有名俳優がでてて松竹配給だから昭和天皇批判などせず平和主義者伝説を垂れ流してるに違いない」という冗長な文章はすっぱり削除しました。
 やはり予想通り「終戦の聖断伝説」「天皇平和主義者伝説」を補強する代物でしかないようです。エントリ主は豊下楢彦昭和天皇マッカーサー会見』(2008年、岩波現代文庫)によってこの映画の虚偽を批判しています。しかしこんなふざけた映画が公開されるとは全く歴史学者もこけにされたもんです。そしてこんな映画を見て「昭和天皇の偉大さ」に日本人が「感動で号泣しちゃう」と思われてるんだとしたら随分と日本人もなめられたもんです。まあ、そういう「天皇奴隷」のバカ日本人も未だに残念ながら多いんでしょうが。今上はともかく昭和天皇なんて俺は生き恥さらした屑としか思いませんけどね。近衛みたいに自決でもすれば良かったのに。


祭りの後の祭り『「終戦のエンペラー」の神話と史実』
http://d.hatena.ne.jp/asobitarian/20130810/1376104628

2)
いつの間にか、三浦が『「ジャパニズム」14号に長谷川三千子氏の書評書きました』なんて追記をしていますので、コメント。
 ジャパニズムとは極右・西村幸祐が編集し、書き手も極右だらけという極右雑誌です。
 で、長谷川は「夫婦別姓制度は日本の伝統文化を破壊する」(ウィキペ「長谷川三千子」)などの右翼言論でしられる産経文化人の一人で「日本会議(日本最大の極右団体)代表委員」というごりごりの極右です。
 極右・長谷川が書いた本を極右雑誌「ジャパニズム」で極右の三浦が書評する。どういう書評内容か想像がつきますね。
 三浦が自ブログで一部紹介する書評曰く、長谷川本は

最も深い論考は吉本隆明論と三島由紀夫論であり、両者はともに、全日本国民が神風特攻隊として戦う「本土決戦」を決意し「神が彼らの死を求めそれを受け取る瞬間」を希求していた、それが八月一五日に(注:ポツダム宣言受諾による降伏を伝える玉音放送で)破られたことを、三島は怒りとして、吉本は絶望として受け止めたと論じる著者の筆

ってんですから空恐ろしい。
一億総玉砕、国民全員特攻がポツダム宣言受諾で『破られたこと』を『三島は怒りとして、吉本は絶望として受け止めた』って、それが事実なら、三島や吉本はキチガイなんでしょうか?。国民全員死ねば良かったとでも言うんでしょうか?。じゃあお前らだけでも死ねよとしか言いようがないですよね(吉本はともかく三島は後に自殺してますけど)。
 で、三浦曰く長谷川はこうした三島や吉本を称え、三浦はそんな長谷川を称えているようですが、そんなに一億総玉砕がすばらしいと思うなら三浦や長谷川が死ねばいいでしょうが。そもそも戦前生まれの吉本、三島はともかく戦後世代の長谷川や三浦は「一億総玉砕」したらこの世に生まれてこなかった可能性があるわけですがその当たりどう考えているのか?。こんな三浦のような危ない極右を副代表にして恥じないんですから「守る会」ってのは本当にろくでもないですよね、解散して消えた方がいいですよね、そうは思いませんか、「守る会会員」のid:noharraさん。「自称アンチ右翼」の分際で自分の入ってる会の役員・三浦が「ゴロツキ右翼」という惨状に何一つ批判が出来ないなんてあなたって本当に屑ですよね。
 あなたのツィートには「あなたの屑ぶりを知らないらしいナイーブなアンチ右翼」らしい方が好意的コメントとかしていて醜悪の限りです。あなたもいい加減醜悪な人間ですが、あなたの醜悪さを見抜けないバカも見ていて不愉快になりますね。
3)「終戦のエンペラー」批判記事を一つ紹介しておきます。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013081902000214.html
東京新聞親日の米軍人 実は野心家 映画「終戦のエンペラー」主人公』
 連合国軍総司令部(GHQ)マッカーサー最高司令官の軍事秘書、ボナー・フェラーズ准将の半生を描いた著書の準備を、名古屋大大学院の井口治夫*32教授(国際政治学)が進めている。フェラーズは戦争責任を問われた昭和天皇の訴追回避に尽力。主人公となった公開中の映画「終戦のエンペラー」では、親日家の心優しい米国軍人として描かれているが、井口教授は「実はすごい野心家で、日米政府にとって危うい存在でもあった」と分析している。 (池田悌一)
 マッカーサーとともに来日し、天皇の戦争責任の調査を任される。戦犯を厳しく追及する一方、日本人女性とのかなわぬ恋にむせび泣く−。映画は史実とフィクションを織り交ぜて展開する。
 フェラーズは実際、日本政府中枢への聴取を重ね、「天皇に権限はなかった。戦争犯罪人として告発すれば動乱が起きる」との覚書をマッカーサーに宛て、天皇の権威を利用しながら占領政策を進めるよう助言した。天皇はその後、戦犯リストから外れた。
 井口教授は同志社大アメリカ研究所で戦前の米国政治を研究していた十四年前、フェラーズに興味を持った。フェラーズが第二次世界大戦勃発後、当時のフーバー前大統領に「次期大統領はリンドバーグ、副大統領はマッカーサーがいい」と進言していたからだ。「一介の将校でありながら大物政治家に進言するとは」。米国で文献を調べるうち、フェラーズが天皇の不訴追と密接にかかわっていることが分かり、現代の日本社会に与えた影響を本格的に研究することにした。
 フェラーズは大学時代、米国留学中の日本人女性と知り合った縁で、ギリシャ出身の日本研究家小泉八雲ラフカディオ・ハーン)の著作に出合う。軍人でありながら天皇、神話、迷信など古来の日本文化を吸収し、小泉を引用した論文も発表。来日して小泉の親族とも親交を深めた。
 しかし、井口教授はフェラーズが好奇心だけで日本文化に親しんでいたわけではないとみる。「戦時体制になり、米国で敵国日本の存在感が高まったことで、日本に精通していることを自分のアピール材料にしようと考えた。マッカーサーやフーバーに重用されたのも日本通を前面に出したからでは」と話す。
 GHQ時代もマッカーサーを支えるためとはいえ、危ない橋を渡っていたらしい。マッカーサーアイゼンハワー陸軍参謀総長に宛てた極秘電報の内容を、内密で日本の宮内省高官に伝達。「天皇の戦争責任は形式的なもの。全責任は東条英機元首相らにかぶせる」とのマッカーサーの考えを日本側に伝え、戦犯を裁く東京裁判天皇を訴追しないことを水面下で調整していた疑いがある。
 井口教授によると、フェラーズには出世欲に加え、いずれマッカーサーを大統領に担ぎ上げ、保守主義復権させたいという政治的思惑もあった。井口教授は「巧みな話術と社交術で、狙いをつけた相手の心をつかんでいったフェラーズの人間性を通し、当時の日米の動きを浮かび上がらせたい」と話している。出版は来年春ごろの見込み。


■イリハム副教授*33がまた自宅軟禁状態に(RFA) : 世界ウイグル会議
http://freeasia2011.org/japan/archives/2515
 三浦小太郎が宣伝する極右団体「アジア自由民主連帯協議会」に掲載された文章です。
 さて以前、「安倍元首相(当時)はウイグル人権問題に関心がある!」と主張した方がおられました。
 それに対し、ライプツィヒの夏『安倍晋三が口先だけの男でなければ、首相だった時に胡錦濤に同じことを言っている』(http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/cc419a0ee6f60979f2e29de949b3a81c)は「安倍にそんな関心はないと思う」と批判しています。で小生も全く同感です。
 さて「この世界ウイグル会議の記事(イリハム副教授の軟禁)が事実」だとして「ウイグルや自称ウイグル支持者の日本右翼」は「ウイグル問題に関心のある安倍氏(もちろん現首相)」に「中国への抗議要請」をするんでしょうか? 要請があったとして安倍はその要請に応じ『安倍晋三は口先だけの男でないから、首相になった今、習近平に(首相辞任後のウイグル問題での中国批判)と同じことを言っている」ということになるんでしょうか。小生を含む安倍批判派は「ウイグル問題で安倍さんを見損なっていた!」とわびる羽目になるんでしょうか?
 まあ、賭けてもいいと思いますが「安倍が要請に応じなかったときの『自称ウイグル支持者の日本右翼』のダメージを考えて」要請なんかしないでしょう。「安倍が要請に応じなかったとき」に「安倍を非難できるか」といったら日本右翼にそんなことはできないでしょう。そういう醜態を避けるために最初から要請なんかしないと。
 たとえ、仮に要請があっても安倍はうやむやに済ますでしょうね。


id:gryphon先生に応答してみる

http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/gryphon/20130806/p3
id:bogus-simotukare さん、じゃあ”猪木先生”を誕生させた維新の会と両共同代表を(部分的にでも)支持しないとね(笑)

 何が(笑)なんですかねえ?。あんな「極右集団」「人権侵害暴言常習集団」「デマ常習集団」維新の怪を「全面的に支持する気は勿論ない」ですが、猪木擁立について「部分的」になら支持しても構いませんよ、ええ。彼の訪朝によって「交渉ムードが少しでも高まれば」「交渉しか道はないんだと言うことが少しでも世間の人に知られれば」それはいいことです。まあ、本来こういう事は、与党か最大野党の政治家当たりがやって欲しいですけどね。
 また彼の訪朝によって維新も結構困った立場になるんじゃないか。維新はこういう訪朝を支持する立場では本来ないでしょう。しかし選挙での功労者*34の猪木氏は批判しづらいし、批判したら「平壌でのプロレス興業以来つきあいがあるのは周知の事実じゃないか?。こういう事が予想できないのがおかしい」とかえってブーメランになりかねません。
アンチ維新の小生にとってはそう言う意味でも「石原と橋下の自滅行為乙」ってところですね。ま、それでも維新を支持する奴は支持するんでしょうが。
 「構造改革」「靖国参拝」「イラク戦争支持」「官房長官、幹事長など、安倍晋三の重用」「息子への議員世襲」など「やったことのほとんど」は全く支持しませんが、「訪朝による拉致被害者救出という点」について、「部分的」になら小泉純一郎を支持する小生ですので「部分的評価」に躊躇はないですな。
 ただし「石原、橋下ら維新の怪」がこういう事態を想定してなかったのは間違いないでしょう。維新から出馬すると猪木が言った時点で「北朝鮮との関係は遅くとも当選時にチャラにしてくれる」あるいは「激怒した北朝鮮*35の方から『猪木は石原の軍門に下った裏切り者』とか罵倒が始まる。あるいはそこまでいかなくても、北朝鮮が猪木先生から距離を置いてチャラになる」とでも思ったんじゃないか。そう言う意味では、「維新の怪」の予想を裏切る「猪木氏と北朝鮮指導部のKYぶり」もなかなかのもんです。『維新出馬で猪木罵倒が始まらないとは、それだけ北朝鮮が追い込まれてる』とか言い出す「アンチ北朝鮮」な人間は当然出てくるでしょうし、まあ、もしかしたら、そうなのかもしれませんが、向こうが『誰の訪朝でも受ける』のならば、いいことだと思います。むしろ「制裁なんて馬鹿な事しかする気がないのか?。日本が交渉で拉致を解決したくねえのなら構わないよ、交渉なんかしねえから」の方がこちらは困る。
 さてid:gryphon先生や「巣くう会」一派による「一部文字起こし」は読んで感想は書いたものの「動画はまだ見てない」といういい加減な小生ですが全文文字起こし(http://blogos.com/article/67697/)があるようですのでコメントしてみます。
 巣くう会一派の猪木氏批判への感想はちなみに以下の通りです。小生も同じ事を2度書くのは面倒くさいので、過去の感想とかぶる部分は今回は書きません。


【過去の感想】
『「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(3/25分:「巣食う会福岡」の巻:その2・猪木記者会見)(追記・訂正あり)』
http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20130325/5063298021
『「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(4/12分:荒木和博の巻:その2・猪木記者会見)(追記・訂正あり)』
http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20130412/5064278021
 『「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(5/30分:島田洋一の巻:その2・猪木記者会見)(追記・訂正あり)』
http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20130530/5764208021


では早速コメント。id:gryphon先生は『アントニオ猪木議員、失言連発「日本人は拉致ラチラチと洗脳されてる」「やくざとつながってたのはジャイアント馬場」』(http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20130806/p3)なんて書いてますが、俺から言わせれば「馬場の遺族や関係者を激怒させかねない馬場のヤクザ話以外失言は何一つねえじゃん、洗脳ってその通りじゃん。全部正論やないんか」って思いますね。これに星つけたり、賛同ブクマつけたりする奴の気が知れない。
まあ、あの方と俺とでは「多分話が通じない」ということは改めてよくわかった。つうかこの方が「落選したから千葉恵子は法相を辞めろ」とかバカを抜かしたときから「こいつ、ホンマ、アホやなあ。こいつとつきあえる奴を心から尊敬するわ。俺には無理」としか思ってないですけど(追記:と書きましたがさすがにイスラムへのジョークはちょっとまずいかな。この文章の後ろの方でも指摘してますけど。北朝鮮関係の発言は何ら問題ないと思う。問題があるとしたら「交渉を希望するその発言と、アンチ北朝鮮の維新からの出馬と両立するのか」ということでしょうね。発言それ自体ではなくて)。

記者
 先日、訪朝された際、参院選4日後に訪朝しています。つまり、選挙前から訪朝が予定されていたのでしょうか?

まあ、これは聞くまでもなく「選挙前からの訪朝予定」でしょうね。猪木氏もそう答えてますけど。
問題は「維新サイドはこれを猪木氏擁立時に知ってたのか」ですね。
「全く知らされてなかったのか」、それとも『「訪朝予定あるんだけど俺が出馬していいの?」と知らされていながら「とにかく猪木擁立しか道はないんだ、後のことは後で考えよう」「たぶん維新から出馬した時点でマジギレした北朝鮮がチャラにするに違いない」と考えて擁立した』のか。当時の維新の「都議選惨敗」という「やばい状況」を考えれば後者も充分あり得るでしょう。
 まあ、前者だって本来なら「こういう訪朝」は「維新の方針」に合致しないんだから、「アレを黙認していいのか!」という話が中からでないとおかしいんですけどね。「知らなかったから責任はない」で済まないでしょうよ。

猪木
 私も結構国からも嫌がらせを受けたことがあります。例えば、北朝鮮に行くと税関でカバンの底まで嫌みったらしく開けられます。

でも「訪朝するんだよ!」という話です。まあ、こういう「嫌がらせ」話は朝鮮新報にも良く掲載されますし事実なんでしょう。実にくだらないと思います。

日本のスポーツ界における、暴力団との関係について聞かせてほしい。

またすごいことを聞きますね。スポーツ界と言うより「プロレス界」でしょうけど。「全柔連とヤクザの関係」とか「日本相撲協会とヤクザの関係」とか猪木氏が知るわけもないでしょう。いやそもそも「一部の柔道選手や力士」はともかく、「全柔連相撲協会という組織」としてヤクザと関係があるのか知りませんけど。
吉本興業の社長に『島田紳助スキャンダルがこの間発覚しましたが、日本の芸能界における、暴力団との関係について聞かせてほしい。芸能界全般が無理ならあなたが知っている限りの吉本とヤクザの関係だけでもいい』と聞く」くらい、すごいですね。結局、吉本とヤクザが怖くてそういうことは聞かなかったわけですけど(そもそもそういうことは聞かないようにマスコミに根回しもしてたんでしょう)。
 で吉本の社長がそういうことを聞かれて「全部ぶっちゃけるか」と言ったら「会社の膿を全部出し切る。俺が社長辞任に追い込まれたり、ヤクザに報復で殺されてもやりきる。たとえそれで会社がつぶれても、芸能界のイメージが一時的に落ちても仕方がない」という覚悟でもしない限り、ぶっちゃけないのと同様、猪木氏だってぶっちゃけるわけもないんですが。

猪木
 今まで2回、制裁をかけました。そして3回目の制裁をかけようとしたときに、「この制裁をかけても意味がないからやめよう」となったのが今までの流れです。今後、どういうことを安倍政権がやるのか?先日、飯島さん(内閣官房参与)が訪朝されたときは、いい話ができたと聞いています。
(中略)
そういう中で、一日でも早くトップ会談ができる環境づくりを私は一生懸命やらせてもらいます。

 まあ、「制裁は効いてない」「制裁なんか辞めてトップ会談しようやないか」ってのは同感です。

猪木
私がイラクの人質の件に携わったときは、元気な奥さん方がいて、「みんなで行きましょー、自分の大事な旦那を解放しましょう!」といってチャーター便を用意して飛んだのですが、もし拉致の関係者で自分の目で確かめたいというような話があるのであれば、その道筋はつける自信があります。

そうだよね。何で「この目で確かめたい」「日本政府はチャーター機を出してくれ」って言って家族会は訪朝しないのか、訳わからない。いや向こうが全部見せるわけもないけど、日本でワーワー言っても無意味じゃない。
特に孫に会いたいと思わないらしい横田夫妻は理解不能

記者
 あなたは日系ブラジル人でありながら北朝鮮問題にコミットしている。その立場として日本の人種差別や外から見た日本のイメージについて聞かせてほしい

 で、猪木氏が在日差別問題についてがんがんぶちかますかなと思ったんですがそうでもありません。

記者
イスラム教徒であるという報道をされているのですが、本当でしょうか。

 で「そうです」と答えてる猪木氏。ただ「中途半端な信者で未だに酒は飲む」んだそうです。
そういえばうろ覚えですけど同じ事(酒を飲む不信心な信者だが、一応信者)を本多勝一氏がエッセイに書いてた覚えがあります。あの方は『アラビア遊牧民』って本があってその取材のときの入信だそうです。
 イスラムには割と簡単になれるのかも知れない(猪木氏や本多氏の場合有名人だから不信心も大目に見るってのがあるのかもしれませんが)。
 なお、「4人の妻は持ってない」ってのはきわどいジョークです。大丈夫なのか。一応断っておけば「4人までなら公式に妻を持てる」ってことで確か「当時としてはむしろ愛人の数を4人に規制した本妻女性に優しい(?)規定」ですし、「持てる」だけであって「持つ義務がある」わけじゃない。

*1:正確には「日本時事評論」。公式サイトはhttp://nipponjijihyoron.co.jp/。公式サイトを見るだけでも「あの反中国極右・河添恵子やペマギャルボを招いて時事講演会を開催」だの「産経や世界日報にも負けない」常軌を逸した極右ぶりが堪能できる。長時間公式サイトを見ているとそのトンデモウヨぶりにマジで吐き気がしてくる。良く三浦もこんな雑誌に寄稿できる。

*2:「4ヶ月前」と平気で書けるところに絶句。「何で参院選前に自ブログ掲載しなかったんですか?」と聞かれて何と答えるの?。正直に「卑怯者だから、自民党参院選勝利するまで怖くて出せなかった」って言うの?

*3:勿論俺だって知りません

*4:さすが安倍の地元と言うべきか

*5:まあ、歴史修正主義右翼、レイシストであること自体が不誠実ではありますが

*6:金融緩和をやるための「日銀総裁交代」なのでこの部分は蛇足と言っていいでしょう。「金融緩和」とだけ書けばいいのであって、書く必要がない

*7:金融緩和以外の政策を「など」で片付けるとは随分といい加減です

*8:1990年代以降「自滅した内閣」には当然「第1次安倍内閣」も含まれるのですがその点どう考えてるんですかね

*9:日本はもちろん反共国家ですので日本のソ連モデル化はあくまでも「テクニカルな話」でしかないわけです。イデオロギーに賛同してるわけじゃない。

*10:まあ、ホロコーストは幸いにも失敗に終わりますが

*11:ハルノートを受諾すれば戦争は起きないんですが?。かつ「ドイツのフランス占領に便乗した」仏印進駐という火事場泥棒を強行して米国の反発を招いたことなどは無視ですか?。全部アメリカが悪いとでも?。

*12:とりあえず三浦の言う日本精神とは何なのか、何故ナチスと無縁と思うのか説明しましょう。当時、日本の親ドイツ派は三浦とは逆の主張をしていたわけですから。

*13:何故フィリピンを失ったアメリカ、インドネシアを失ったオランダの名前をはっきり出さないんでしょうか?

*14:中国、北朝鮮ベトナムキューバなど

*15:小生の知る限りそうした発言は今のところないようですが、一方で三浦が広域ガレキ処理を批判していないこと、三浦が支持すると言う安倍が広域ガレキ処理を推進していることもまた事実です。

*16:もちろん少なくとも小生の主観では話のすり替えなどではありませんが。なお、今回のid:noharraの行為は誰がどう見ても話のすり替えでしょう。安倍改憲論について聞かれてウイグル問題で返すというのを話のすり替えと呼ばずして、何と呼ぶのでしょう。

*17:サザンオールスターズのこと

*18:いくら右翼でも在日が安倍支持とは訳がわかりませんが「反共(反北朝鮮、反中国)のためなら安倍とも手を組む」という野合なんでしょうね。

*19:たしか田母神がトップの例の会が主催

*20:なお、コメント欄に書き込んだ文には誤記が見つかったので訂正している。どうも申し訳ありません

*21:三浦は卑怯にも「軍強制はなかったと旧日本軍軍人がいい、それを吉本も支持している」として自分の意見をはっきりした形では言いませんが、旧日本軍軍人や吉本への批判はしない上に、「軍強制説」にたつ大江の「沖縄ノート」を酷い本だ、と悪口雑言ですから事実上否定論を述べてるのと同じです。批判されたら三浦は適当にごまかす気なんでしょうがごまかせる話じゃありません。もちろん林博史氏などまともな研究者は軍強制否定説なんか採っていません。

*22:とか抜かして、三浦は暴動を扇動してるんじゃねえよ、手前

*23:中国の時だけだよな、そういうこと三浦が言うのは。今度のエジプトでの軍事政権のムスリム同胞団弾圧に何というか楽しみだよ。予想つくけど

*24:中国の時だけだよな、そういうこと三浦が言うのは。今度のエジプトでの軍事政権のムスリム同胞団弾圧に何というか楽しみだよ。予想つくけど

*25:2世紀のキリスト教神学者テルトゥリアヌスの言とされる。

*26:金氏の執筆時点で維新躍進の可能性はほとんどなかったが

*27:実に中途半端な「悲観論」だ。本来なら「日本での左派の力は強くないので海外とも連携する必要があるが、海外の日本右派批判が強まる保障はないから国内でも出来る限り頑張ろう」というべきだろう

*28:もちろん橋下被害者にとっては幸運だ

*29:ちなみに14号の特集は「靖国神社」のようだ。どこまでも右翼な雑誌ではある。

*30:版元は右翼媚び商売で知られるオークラ出版

*31:まあ、このマンガについても多少は話をするんでしょう。つうか映画の主人公はGHQ情報将校のフェラーズ准将、マンガの主人公もフェラーズ准将というんだから明らかに映画に乗っかった便乗商売ですね。プライドがないって言うか何ていうか。

*32:著書『鮎川義介と経済的国際主義:満洲問題から戦後日米関係へ』(2012年、名古屋大学出版会)

*33:日本で言うと准教授(昔の言葉だと助教授)に当たるポストでしょうか?

*34:比例での議席のかなりの部分は彼のおかげでしょう。

*35:もちろん石原や橋下は北朝鮮シンパじゃありませんし、北朝鮮サイドから石原、橋下批判したこともあります