「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート74(追記・訂正あり)

エルミタージュ美術館の日本刀(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=1825

 業者の方が一度ロシアのエルミタージュ美術館に行かれて、そこで300本くらいの日本刀がしまわれてあるのを調べたことがあるそうです。ところが、その中に、本当の価値のあるものは一本もなかった。
(中略)
 これは明治時代の開国後も、本当に価値のある日本刀、日本から海外に出てはいけない日本の宝としての日本刀は、決して先人たちは外国には売らなかったのだな、と思ったのだそうです。そして、自分は確かに商売人ではあるけど、この姿勢は日本人として守らなくちゃと思い、海を越えてはいけない価値を持つと思うものは、外国には売ってはいけない*1、それは日本の財産を流出させることだから、と決意したと言います。そしてその方は、自分の推測だけど、明治政府はやはり武士出身者の政権だから、たとえ刀を差すのはやめても*2、近代化はしても、日本刀に対しての思いはもち続けたのではないかと。
 逆に、浮世絵とかは、まあ今で言えば町人のポップアートで、あまりこだわらずに海外にどんどん売られたのではないかとも言っていました。
 事実かどうか私には判断できませんし、私はどっちかといえば日本刀より浮世絵が好きなタイプの人間です。しかし、まあいい話を聞いたなあと思いました。

 事実かどうか判断できないのに何が「いい話」なんですかね。三浦の言ってる意味がわかりません。
 先ず第一にエルミタージュってのは海外にたくさんある美術館のワンオブゼムに過ぎない。他の海外美術館所有の日本刀はまた違うかもしれない。
 第二にそもそも日本刀ってのは「美術品」と言う面もありますけど、もともとは殺傷兵器ですからね。江戸時代は実際にそういう武器として使われていたわけです。そういうものを国外に持ち出すのはそうそう簡単な事じゃないと思いますけどね。
 第三に「浮世絵の美」というのは小生のような素人にもある程度わかる気がしますが「日本刀の美」ってのはねえ。ちょっとわかりませんからねえ。外国人が理解できなくても不思議じゃない。
 つうことで「エルミタージュだけでは日本刀の名刀が海外に輸出されなかった」とは言えないし、かりに「輸出されなかった」としても「外国人が日本刀に興味を持たなかっただけ(あるいは持っていたが残念ながら名刀を見抜く目がなくがらくたをつかまされただけ)」で「武士の魂だから輸出されなかった」とは言えないわけです。ろくな根拠もないのにこの種の都市伝説流すのはやめて欲しいですね。
 しかし「美術品としての価値」と「殺傷兵器としての価値」はまた別なんだろうな。いや現代において日本刀が「殺傷兵器」として使われることはもはやありませんが。


■ラビアさんにお渡ししたCD(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=1816

ラビアさんほかウイグルの方々はもちろんムスリム、豚肉は食べれません。

ヒンズー教徒は牛は食えないし、ユダヤ教徒も確かいろんなタブーがあります。「厳格な仏教徒」は「菜食主義」でしょう。
俺なんか「豚肉も牛肉もうまいのになあ」と思いますけどね。
まあ、「ベジタリアンの店」に連れて行けば「オールOK」なんですが、日本は「そういう店が少ない」からなあ。「豚カツ」なんて論外ですが、豚肉使用なんて気にする人は日本には少ないから「普通に豚肉が使われて、しかもそれがメニュー見るだけではわからない」なんてことは普通の食堂では全く当たり前ですから、カーディルのような人間は困るでしょうね。いや豚肉ならまだいい。ラードだったら口に入れるまでわからないんじゃないか。結局、食堂の店員に聞くしかない。

荒井由実の曲

揚げ足取りではありますがジブリアニメ当時って「松任谷由実」でしょうに。曲発表時が「荒井由実」だとしても誤解招くだけだと思うんですが。最近じゃ「荒井由実」時代を知らない人も多いわけですし。

出来ればジブリのオリジナルメロディだけで作ってほしかった。

魔女の宅急便」のオープニング、エンディングのテーマがユーミンの訳ですがあれって「魔女の宅急便」以前に発表されたんですね。てっきり「魔女の宅急便」の為に作ったのかと勘違いしていました。


■九州北朝鮮人権集会のお知らせ(8月4日)
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01007
 講演者が「守る会代表・山田文明」ってのでは人権集会の名に値しないゴミ集会でしょうね。
 三浦がこの集会について報告すれば突っ込むことにしましょう。報告がなければ突っ込みません。さすがに埼玉県人の俺が福岡まで行って「バカウヨの戯言」を聞く気にはなれませんので。

朝鮮総連の偽宣伝に騙されて海を越えて北朝鮮に渡って行った9万3千人を超える帰国者

 少なくとも結果責任がありますから、総連に非がないとは言いません。
 しかし、「故意にだました」とまで言えるかは疑問ですし、帰国事業が「日朝両国の実施した政府事業」であり「一番責任が重いのは日朝両国であること」、国際赤十字も協力したため、「国際赤十字にも責任があること」を無視して総連批判「だけ」するのはおかしいですよね。ま、帰国事業をまともに考えてるわけではなく、ただの総連叩きだからそうなるわけですが。

特定失踪者を含め何人、何百人ともわからない拉致被害者たち

三浦もバカを書くのもいい加減にして欲しいですね。
特定失踪者なんてろくな証拠もないのに荒木や西岡、島田といった巣くう会連中が勝手に拉致だと騒いでるだけでしょうが。拉致被害者は何百人なんて数はいないでしょうよ。


■北の悪魔的体制を終息させねばならない理由 脱北女性に加えられる強制堕胎と嬰児殺害(統一日報記事)
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01006
 ネタ元が北朝鮮相手ならあることないこという「産経と同レベルのウヨ新聞・統一日報」ですから、本当かどうか自体怪しいですが仮に事実だとしても三浦はどうしろと言うんですかね。まあ、ウヨですから政権転覆論でしょうが。現実主義でものを言えよとしか言いようがない。 

そういう支援が住民の生を向上させるにはまったく使われず、ただ独裁政権の武器開発と贅沢品の輸入に使用されても、彼ら偽善者たちは南韓で余っているコメや物資でも送れと、さらに騒ぐ。

 コメなどの食糧支援が「不正に転売されて武器などの購入に使われる」「ほとんど国民の口に入らない」などろくな根拠もないので放言してるのは、三浦のような反北朝鮮・反共のゲス右翼だけですが。大体韓国だけでなく世界食糧計画(WFP)なども食糧支援してるんですけどね。アメリカですら人道支援はやっている。どっちが偽善者だと言いたい。
 「転売のないようにチェックをした上で」、ある程度の流用の危険性は「必要悪として目をつぶる」と言うのが現実主義だと思いますけどね(よく知りませんが100%流用をなくすというのは難しいのでしょうから。もちろんそれが可能ならやるべきですけどね)。支援食料の9割が流用とかだと話にならないでしょうが、1割程度だったら大目に見るという選択は当然あるわけです。


■三浦エントリ『三島由紀夫東京オリンピックに何を観たのか』のコメント欄に面白いコメントが

http://miura.trycomp.net/?p=1227&cpage=1#comment-11882
 かつての東京オリンピックインドネシア北朝鮮が参加できなかった問題を放置したまま、再度、オリンピック招致をしてどうするのかとも。

北朝鮮インドネシアは参加できなかったんですか。へえ。まあ、今度は参加できるでしょう。まあ、このコメント主はともかく三浦は北朝鮮参加なんか全く望んでないでしょうが。
ちなみにインドネシアが「参加できなかったらしい」というのは小生最近、酒井啓子氏のコラム「猪瀬発言:「イスラーム初」か「アジア初」か」(http://www.newsweekjapan.jp/column/sakai/2013/05/post-673.php)で知りました。たぶんリアルタイムで東京五輪見てた人でも「インドネシアは不参加だった」なんて知らないんだろうな。当時はアジアの国にそれほど注目なんかしないでしょうし。

 1964年の東京オリンピックの際のゴタゴタである。
 問題が起きたのは、オリンピック開催まであと2年強となった1962年8月、インドネシアで開催されていたアジア競技大会でのこと。この大会に、イスラエルの参加がインドネシアによって拒否されたのである。インドネシアは、(中略)1956年の第二次アラブ・イスラエル戦争では、アラブ陣営を支持していた。宗教的にも、アラブ諸国インドネシアの間には、「イスラーム教徒の国」という共通点がある。主催国インドネシアは、反イスラエル姿勢でアラブ諸国に連帯を示した。
 これが国際オリンピック委員会(IOC)の逆鱗に触れた。IOCは「政治とスポーツを分離すべしとの原則に反している」として、アジア競技大会を正式競技大会としては認めないとし、インドネシアIOC会員停止処分とした。
 困ったのは、開催国日本である。アジア初の東京オリンピックに、アジアの大国インドネシアが参加しないのは困る。
(中略)
 大臣やIOC委員でもあった都知事が駆け回り、スカルノ大統領とIOC会長の仲介に奔走するなど、日本政府はぎりぎりまでインドネシア参加の道を模索した。
(中略)
 その後紆余曲折、二転三転し、インドネシアIOC両者の歩み寄りが見られなかったのが、開催半年前、IOCが突然、折れた。インドネシアの資格停止を解いたのである。そのときにインドネシア代表が出した声明が、こうだ。
「日本、メキシコ、アジア・アフリカ諸国の好意に報い、アジアで最初のオリンピックを成功させるためにインドネシアは参加する」(朝日新聞、1964年8月3日)。
 結果的には、インドネシアは開会式に参加したものの、実は翌日には選手団を引き上げざるを得なかった。IOCとの関係悪化に怒ったインドネシアが、63年に独自に「新興国競技大会」*3を立ち上げていたため、国際水連や陸連などが、そこに参加した選手はオリンピックに参加させない、としたためだ。

さて、このインドネシアの態度を「中国開催の五輪に反対」と政治的主張をしていた三浦小太郎などはどう理解するんでしょうか。俺は「うーん」ですね。イスラエルの無法は許せないが、インドネシアのやり方も乱暴かなと。


■ピチャン事件の真相解明求める カーディル世界ウイグル協会総裁 : 世界ウイグル会議
http://freeasia2011.org/japan/archives/2447
 三浦が宣伝する極右団体「アジア自由民主連帯協議会」に載った文章です。
 書かれている内容はざっと見た限りではそんなに変ではないと思いますが問題はこのソースですね。
 統一協会機関紙・世界日報の転載だそうです。カルトの機関紙を転載するなんて常識はないのか。
 「中国のウイグル統治に批判的な記事」「ピチャン事件*4を取りあげた記事」が世界日報しかないかと言ったらそんなことはないでしょうに。
 こういうことをするから日本ウヨの中国批判に説得力がなくなるんですが連中にはそういう常識はないんでしょう。


■映画「台湾アイデンティティー」全国共通「前売券」 : 日本李登輝友の会
http://freeasia2011.org/japan/archives/2460
 三浦が宣伝する極右団体「アジア自由民主連帯協議会」に載った文章です。「台湾の日本語世代(つまり植民地時代台湾世代)」が主人公だそう。
 どういう映画か見ないと何とも言えないが「李登輝の友の会」が「戦前日本の台湾植民地支配は正しかった」と映画を政治利用しようとすることだけはわかりすぎるほどわかりきっている。そういう「ウヨ映画」なら何も言うことはないが「もしそうでないなら」監督は「変な政治色がつくのはノーサンキュー」などと言って断るべきだったのではないのか?


■中国大使館前「抗議デモ」参加報告―日本はウイグル解放の策源地たれ(動画) : 台湾は日本の生命線!
http://freeasia2011.org/japan/archives/2449
 三浦が宣伝する極右団体「アジア自由民主連帯協議会」に載った文章です。
 何というか「世界ウイグル協会も完全に一線越えたなあ」「イリハムなんか副総裁(東アジア担当)にするからだ」「靖国参拝以降の転落ぶりがすげえな」感がすごいですね。着々と自滅の道を歩んでる。まあ「赤の他人」なのでどうでもいいですけど。

東トルキスタン*5の解放を求める在日ウイグル人

 解放つうのが独立の意味だったら非現実的だからやめるべきでしょうね。ましてや「解放=独立」の意味だとして「日本極右」とつるむなんて政治センスなさ過ぎです。

中国大使館は職員の影すら見せず、抗議を完全に無視する構えだったが、しかし内心は間違いなく穏やかではいられまい。東トルキスタンと第三国勢力との結合、なかんずく日本の反中国勢力との連携は、あの国にとっては大きな脅威だからだ。

 「反中国勢力との連携」
 中国から「あいつらは反中国」と非難されるのならまだしも、そう言う事、自分で書いちゃう?。
 自分から「反中国」って認めちゃうの?
 俺がこいつらの立場だったら本心はともかく建前では「私は反中国ではない。あくまでもウイグルの人権を気にしているのです」「日中友好は勿論大事だ」というところだけど、「反中国」って公言しちゃう?
 政治センスねえな。

東トルキスタンに向けた侵略の矛先を、今や沖縄へ向けている中国。

 向けてねえっての。呆れて物も言えん。


【追記】
動画みたけどいつもながらチャンネル桜の水島(タモガミ会幹事長)が酷いな。
「中国殲滅」だそうですよ。おいおい、そんなことが実現できるかとか実現すべきか*6って問題もあるしこの集会ってあくまでも建前は「ウイグルの人権擁護」だろうに。ま、「中国殲滅≒ウイグル擁護」とか強弁するんだろうが。
次に出てくる山際澄夫も酷い。
例の「慰安婦問題での国連勧告」に「慰安婦なんてデマだ、国連許さねえ」と醜い逆ギレ。いや安倍が首相になったからこうなったって理解しろよ。首相が河野談話否定派ならこうなって当然だろ。大体ウイグル慰安婦問題は関係ないだろ。でウイグルのバカ共もこういうことすると韓国人や元慰安婦がどれほど不快に思うか考えた方がいいな。日本人の俺ですら「韓国人侮辱して恥じない糞の集団」ウイグルのバカ共にはむかついてるし。


尖閣 平和的解決を 世界ウイグル会議 ラビア*7主席インタビュー : 琉球新聞
http://freeasia2011.org/japan/archives/2441
 三浦が宣伝する極右団体「アジア自由民主連帯協議会」に載った文章です。
 本来カーディルにこんな事を聞くのはおかしいわけです。彼女は尖閣について利害関係者じゃない。
 うかつに中国か日本どちらかに肩入れすれば「一方から憎まれる」だけで何のメリットもない。ウイグル問題が好転するなんて事はないわけです。
 彼女はこの問題に詳しい専門家でも何でもないから何言っても説得力もないし、「政治力のある米国や韓国ならまだしも」中国や日本に対する政治力があるわけでもないから彼女が何言おうと大して政治的価値もないわけです。
 なので聞くこと自体おかしい(とはいえこういうことになるのは彼女がウヨの圧力に屈して尖閣募金なんかするからですが)。したがって私見では彼女が「尖閣は日本領だと思う」と言うのもそう言う意味ではだめだめですね(彼女は他にもウヨにそそのかされて断り切れずに靖国参拝したという失策もあります)。
 「専門家でないのでわかりません」「そもそも素人の私の回答に何の意味があるんですか?」が俺の思うベストアンサーです。
 でも彼女が「平和的解決を望んでいます」と答えたのはまあ、踏みとどまったかなと。ウヨは「中国批判だ」と言い出すんでしょうが「平和的解決するには日本の自制も必要」なんですよ。

沖縄に在日米軍基地が集中している現状については「日本の内政問題は詳しくない」とした上で「日米両国が政治的な対話の中で、最も適切に解決することを望みたい」と語った。

「日本の内政問題は詳しくない」「最も適切に解決することを望みたい」
 ベストアンサーですね。まあ、心情的には沖縄県民は米軍批判して欲しいでしょうし、俺も個人的には「米軍批判して欲しい」ですがそれを求めるのは酷でしょう。彼女が米軍批判してもあまり意味ないでしょうし。
 某女史によると「米軍の存在に問題があるのか」と放言したらしいバカ「ダライ・ラマ」とは大きな違いです。


■酒井信彦に久しぶりに突っ込む
 三浦が宣伝する極右団体「アジア自由民主連帯協議会」の顧問・酒井の文章に突っ込んでみましょう。

ドイツ、アメリカの親中は欺瞞だ!
http://sakainobuhiko.com/2013/06/post-228.html

欺瞞も何もドイツ、アメリカが中国と敵対関係になるなんて酒井が望むような事はあり得ないわけです。もちろん人権問題で苦言は呈するでしょうが。大体日本だって敵対関係じゃありませんし。

経済的関係がEUの不況も影響して、ますます拡大している。六月二日の朝日新聞によれば、ドイツにおいては中共からの直接投資を大歓迎しているし、中共におけるドイツ車の生産は日本を追い抜き、販売も好調だという。

まあそういうことです。

私が何年も前から主張していることだが、結局アメリカは日本を中共に売りとばすだろう。
そうならないためには、日本はチベットウイグル南モンゴル問題という、中共の最弱点を攻撃すべきである。それはシナ人に対してのみならず、アメリカへの反撃の武器になるに違いない。ただし日本の政治家には安倍政権といえども、それを実行する勇気があるとはとても思えないが。

売り飛ばすってどういう意味でしょうか?
 それはともかく「安倍政権といえども、それを実行する勇気があるとはとても思えない」と酒井流の無茶苦茶な中国攻撃は安倍ですらやらないだろうと酒井が認識して安倍を非難してるのが興味深いですね。ほとんどのウヨは安倍攻撃なんかしないんですが。


■新たに2人の若い脱北者が現地で助けを待っています!(北朝鮮難民救援基金
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01004

本人たちの特定を避けるために、2人についての報告はできません

 ふざけるなって話ですね。そんなんで金なんか出せるわけないでしょう。どれほど人をバカにしてるんですかね。せめて
1)「不特定多数の人間が見るネット上には掲載できないが、あなたが直接我々にコンタクトを取ればある程度2人の情報を教えましょう」とか
2)「不幸にして強制送還されるにせよ、幸いにして我々の救援活動が成功するにせよ事件に一定のめどが立つまでは教えられませんが、めどがついたら早急に教えましょう」
というのが普通の人間じゃないんですかね。この文面ではどう見ても「いつまで経っても教える気ナッシング」としか読めません。
 「詳しい事情は言えないが俺達を信じて寄付しろ」なんてまともな人間の言うことじゃないですよ。そんなお人好しは普通いません。いなくていい。そんなお人好しは詐欺師のいいカモですよ。

基金としては、新たに救援作戦「JRS作戦」を組み立てる必要に迫られています。

その「JRS作戦」ってのは何なんですか?。作戦内容がまともに説明できないのならそんな名前を出しても無意味でしょう。ネットで宣伝すると北朝鮮の妨害が入るというならせめて「質問があれば支障のない範囲で教えます」と言う形でも取るべきでしょう。「何をやるか作戦内容は言えないが俺達を信じて寄付しろ」なんてまともな人間の言うことじゃないですよ。そんなお人好しは普通いません。いなくていい。そんなお人好しは詐欺師のいいカモですよ。
 まさかとは思うが「格好いい作戦名出せば寄付してくれる」とか勘違いしてる?

この日本の団体はその中でも素晴らしい救援活動を行ってきたことを国際社会も認めています

で国際社会が認めてさえいれば、こんなふざけた文面が許されるとでも?。冗談じゃないですよ。まあ、本当に国際社会が認めてるかわかったもんじゃないですが。

何よりも私は最も信用できる救援組織と確信を持っています。

チンピラ右翼のお前の確信なんか糞の役にも立たないんだよ、三浦。「日本が世界に誇る天下の三浦小太郎」とか思い上がってらっしゃる?

どうか、皆様の救援カンパをぜひともお願いします。

だが断る」。


■6月29日 守る会関西学習会のお知らせ
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01002

金正恩を担いだ北朝鮮政権は、幹部の頻繁な粛清・交代と、極端な言動*8に示されるように、不安定な状態が続いています。

交代はともかく、粛清ってのは何を意味してるんでしょうか。交代した人間が死刑になったり刑務所にぶち込まれたりなんて事実がどこにあるんでしょうか?(ないと言ってるわけではなくそんな報道はされてないでしょう?、根拠あるの?、と言う意味です)
 そして交代や粛清が頻繁だろうとそんなことは「不安定な状況」を意味しないと思いますが。スターリン時代の旧ソ連なんか「粛清の嵐」だったでしょうが、体制は別に不安定ではなかったでしょう(粛清していいとか、金正恩体制でスターリン時代並みの粛清が横行しているとか言ってるわけではありません。まあ、断らなくてもわかるとは思いますが)。
 ウヨの三浦としては「北朝鮮崩壊論」を唱えたいんでしょうがはっきり言ってそんな事実はないと思いますね。

1960年代はじめから金日成の指示で日本漁船を襲い、若い人を拉致し、他の人たち*9は船とともに沈めた*10という証言が、すでに昨年、日本政府に伝えられていました。50年もの間、注目されることもなかった拉致被害者が、まだ居た可能性が出てきました。

ばかばかしい。脱北者なら北朝鮮に敵意を持ってるから「あることないこと」当然言うでしょう。この証言が口から出任せでないという保障はどこにもないわけです。というか今まで出なかった証言が突然出たら「ガセではないのか」と疑うのが普通の人間でしょう。実際、産経以外は全く騒いでいないし、安倍も今一番アピールしているのはこんなことではなく「アベノミクス」のわけです。

長年にわたって拉致問題に取り組んできた元フライデー編集部の佐村多賀雄さんに、最新の調査から「実行犯が語る拉致問題」と題して報告していただき

・ばかばかしいですね。北朝鮮研究家ならともかくフライデーという中年オヤジ向けスキャンダル雑誌、つまり東スポ夕刊フジ日刊ゲンダイ、アサヒ芸能などと同レベルのゴシップ雑誌の元記者の言うことに何の説得力があるのか。
 実際、「佐村多賀雄」の名前でググるとヒットするのは佐村多賀雄著『おかんはおかんや―最後の巨星ミヤコ蝶々』(2001年、浪速社)なんて本であって、彼が北朝鮮専門家でも何でもないただのゴシップ雑誌記者であることがよくわかるわけです。
・一瞬「佐村さんが実行犯なの?」とバカなことを思ってしまいましたがまあ、もちろんそんなわけがない。とはいえ「実行犯が語る、ってどういう意味?」とは思います。韓国ないし日本の警察当局が逮捕した人間に取材が出来たのか?。あるいは取材は出来なかったが裁判での供述書でも入手したのか。
 はたまた「週刊新潮に登場したなんちゃって朝日新聞阪神支局襲撃犯人*11(←ガセであることが発覚、新潮は謝罪しなんちゃってさんは謎の自殺)」のような「自称実行犯」なのか?
 「警察が逮捕して裁判で有罪判決が出た人間」なら間違いなく実行犯でしょうが「なんちゃって」では「週刊新潮の件」のように怪しいわけです。
 そのくらい三浦も書けよ。


■人民日報の新疆暴動報道
 一応紹介だけしておく。

http://j.people.com.cn/94474/8305966.html
暴徒の美化は共犯に等しい
 新疆維吾爾(ウイグル自治区ピチャン県で6月26日、17人の暴力テロ活動グループが派出所、鎮政府、商店を相次いで襲撃し、気が狂ったように人民警察と無辜の大衆を刃物で切り殺した。ウイグル族16人、漢族8人の計24人が死亡し、うち2人は女性だった。
 この事件と新疆維吾爾自治区マラルベシ県、ホータン市で最近発生した一連の暴力事件は、自治区内外の「3つの勢力」(分離独立派、宗教過激派、テロリスト)が新疆を乱そうとする考えを捨てておらず、あらゆる手を尽くして攪乱・破壊活動を実行していることを示している。暴力テロ犯罪者が基層政府を襲撃し、無辜の大衆を殺害した。悪辣な性質、残忍な手段の事件であり、新疆各族人民大衆の生命と財産の安全および新疆社会の安定が深刻に損なわれた。
 基本的人間性を失った、人権を公然と侵害するこうした暴力テロ犯罪を国際正義は許さないのが当然である。だが、事件直後から悪意を持つ一部の外国メディアは矢も楯もたまらずに声を上げ、暴力テロ事件は中国の民族政策の逸脱に原因があると誣告した。そして常にテロとの戦いの義士を自任し、傷跡をひけらかして国際世論の同情を買った米国は、なんと新疆での暴力テロ活動を「中国民主運動の始まり」と称し、対テロ問題で再び公然とダブルスタンダードを弄し始めた。
 中国の現状を熟知し、真に理解している人なら誰でも、新疆暴力テロ事件の背後に自治区内外の「3つの勢力」という黒幕があること、そして一部の国やメディアの露骨なパフォーマンスによって、新疆の民族団結と新疆社会の調和・安定を破壊するその野心が紛れもなく暴露されたことを知っている。
(中略)
 新疆暴力テロ事件は民族問題でもなければ宗教問題でもない。男女・民族を問わず法執行要員と無辜の大衆を惨殺したことで、反人類、反社会という凶行者の本性が十分に暴かれた。
 新疆暴力テロ犯罪に対する米政府・メディアの姿勢は、自らの薄っぺらさと忘れやすさを物語るのみだ。試みに尋ねるが、世界貿易センタービル*12の残骸や、ボストン事件の洗い落とせぬ血痕も、米国の民主運動が進行中で、米国の民族政策、宗教政策にも問題があることを証明しているのか?
 周知の通り、ラビア(ラビア・カーディル議長)を頭とする「世界ウイグル会議」は4年前のウルムチ「7・5」重大暴力犯罪事件の背後の黒幕だ。最近の事件発生後、「世界ウイグル会議」は直ちに暴力テロリストのために弁解をした。同様に周知の事実なのは、「世界ウイグル会議」の「主人」が米議会傘下の全米民主主義基金であることだ。
 「テロとの戦い」を声高に唱える一方で、テロリストを支え、後押しする。対テロ問題における米国のダブルスタンダードはそそのかしと放任に他ならず、テロとの戦いに極めて悪質な腐食作用を生じさせる。これではテロリストの共犯者と何が異なるというのだ?!米国がこのようにする目的は、中国が乱れぬことのみを恐れ、テロ活動の災いを中国に引き込む企みにある。
 ここ何年かの新疆の発展は誰の目にも明らかだ。民族区域制度の実践は成功し、経済・社会は調和のとれた発展を遂げた。中央政府の新疆優遇措置の実行に伴い、新疆のGDPは2010年に5000億元を突破し、2011年に6000億元を突破し、2012年に7500億元を突破した。将来的には1兆元の大台を突破する見込みがある。
 団結と安定は幸いであり、分裂と動乱は災いだ。暴力テロ犯罪事件は新疆の改革、建設、発展の歩みを阻むことはできず、発展促進と安定維持への各族幹部・大衆の揺るぎない決意と自信を揺るがすことはできない。テロ暴力襲撃事件によって新疆を混乱させ、中国を混乱させようとするいかなる陰謀も思い通りになることはない。

http://j.people.com.cn/94474/8224128.html
暴力事件で新疆の安定を揺るがすことはできない
 新疆維吾爾(ウイグル自治区カシュガル地区マラルベシ県で23日、暴力・テロ事件が発生し、人民警察や地元職員ら15人(ウイグル族10人、漢族3人、モンゴル族2人)が死亡した。テロリストは極めて凶悪で残忍であり、被害者の一部は彼らと同郷だ。過激主義には理性を失わせ、狂気へと向かわせる邪悪な力が本当にあるのだ。
 この最新の殺人事件は、新疆ウイグル自治区テロとの戦いがどれほど長い道のりであるかを浮き彫りにした。だが今回の事件は自治区の安定の大局への打撃にはならず、自治区情勢は全体として制御可能であり、人々の心は社会の平和と繁栄へと向かっていることを指摘しておかなければならない。テロリストの残虐行為は自治区の大きな民意に著しく背くものであり、自治区各族人民の根本的利益を損なった。彼らはひとつまみの邪な過激派であり、自治区各族人民共通の敵だ。
 「世界ウイグル会議」は事件発生後直ちに、国外からテロリストを弁護した。今回のテロ事件を喜んでいるのは、中国と長年敵対してきた、あるいは中国を戦いの相手と見なしてきた勢力、および中国から逃げていった政治亡命者ばかりだ。
 こうした勢力は新疆ウイグル自治区が混乱して、中国の発展が妨げられることを望んでいる。だが中国は近代以降最も強大な時期にあり、復興の勢いが強い。分離独立主義は今日の中国において精神錯乱のうわごと同様で、全く訴求力を持たない。暴力・テロ行為は中国の現実において、大規模な拡大への思想・組織上のルートを持たず、気勢面でも呼応や結びつきを形成しえない。彼らは孤立しており、人の心を動かすことはできない。
 新疆ウイグル自治区ではここ数年、暴力・テロ事件が絶えないが、自治区社会は非常に安定して自信を抱き、中国社会全体も自治区に対して安定して自信を抱いている。「7.5」事件後、自治区社会の持続的好転基調は、いかなる暴力事件によっても断ち切られていない。
 新疆ウイグル自治区では暴力・テロ事件発生の根源がまだ取り除かれていないため、現在のところ偶発的発生を完全に阻止することはできない。全体的情勢は個別の事件に耐える力があり、自治区社会全体は安定し、非常に堅固であり、暴力・テロ事件の国内外の根源に対するしらみつぶしの調査、排除が徐々に進められているというのが現状だ。
 テロ犯罪に対する取締りの勢いを断固強化しなければならない。この問題においては、いかなる気がかりも残してはならない。同時に、テロリズムに対して自治区社会および中国社会全体に真の非難と憤りの声を上げさせ、少数のテロリストを精神的に徹底的に打ちのめさなければならない。自分が「聖戦」を行っている、あるいは国家と政権に対抗しているだけだと彼らに誤解させては決してならない。彼らは自分たちが新疆ウイグル自治区各族人民および中国人民全体の敵であることをはっきりと理解しなければならない。
(中略)
 新疆ウイグル自治区の発展と繁栄を阻むことはできない。


ウイグルのために尽力された日本人、鈴木晶さんのご冥福を祈ります(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=1801

諸事情により仮名とさせていただきます

とし、当初「S.Aさん」と書いていた三浦でしたが今は

鈴木晶さん(すでにお名前はRFAにて公開されましたので、これまでのイニシャルではなく本名を書かせていただきます)

となっていますがわけがわかりません。「RFAで公開」されるとどうして三浦の個人ブログに本名を書いていいことになるのか?。

7月6日に現在ウイグル中国共産党が行っている弾圧に抗議するデモが下記のように開催されます

このデモの注意事項を見て吹き出しました。

周囲を威圧するような服装は控えてください。
(中略)
平和的な抗議行動です。過激な行動は起こさないようお願いいたします。
※警察やマスコミへの挑発行為。
※沿道の見学者や中国人観光客などへの挑発行為。

こんな事は注意しなくたって普通の人間はやらないでしょう。こんな事を注意しないといけないとはどれほど下劣な人間の集まりかという事ですね。


ウイグル民衆は戦っている!とにかくこの映像を見てほしい(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=1797

20世紀の前半、1933年および44年の2度、東トルキスタンイスラーム共和国と東トルキスタン共和国を設立しました。しかし、東トルキスタン共和国は1949年、ソ連が支援する形で中国共産党に侵略され、植民地化されてしまいました。
(中略)
これに伴い、我々の国の名前はいわゆる『新疆ウイグル自治区』へと変更されたのです。

誰かの妄想・はてな版『新疆ウイグル自治区東トルキスタン)に関する若干の経緯』(http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20120515/1337092299)が批判していますが、中国共産党が内戦で国民党に勝利した1949年時点では「東トルキスタン共和国」は既に崩壊し、国民党政権の支配下にあり「新疆省」になっていました。東トルキスタン共和国自体が「ソ連の軍事支援」を受けていたので「国民党に従え」とソ連に言われれば、ソ連を敵に回せるほどの力はなかったようです。共和国崩壊については中国共産党は関係ないといっていいでしょう。つまりは

世界ウイグル会議のHPの記述は、東トルキスタン共和国中共軍が軍事侵攻して併呑したかのような表現ですが、事実としては国民党支配地であった新疆から国民党軍残存部隊が中共軍に合流したという形式上は平和進駐と呼べるものでした。

だったのです。もちろん、だからといって「中国共産党ウイグル支配に問題はない」とは言えませんが「東トルキスタン共和国は1949年、ソ連が支援する形で中国共産党に侵略され、植民地化」「これに伴い、我々の国の名前はいわゆる『新疆ウイグル自治区』へと変更」と言う文章は明らかに間違いです。この文章ではid:scopedog氏が指摘するような事実(1949年以前に既に東トルキスタン共和国は存在しない)がわかりません。中国批判なら何でも許されるわけではありません。

ウイグル人は、“9・11”事件の実質的犠牲者となっています。この事件後に始められた“テロとの戦い”は、中国政府にウイグル人を弾圧する絶好のチャンスを与えてしまったといえるのです。

 「テロとの戦い」を始めたのはもちろんブッシュであり、それを当時の日本政府は支持しました。
 カーディルが
1)「ブッシュ流・テロとの戦い」路線そのものを批判*13しているのか、
2)「中国がそれを『ウイグルテロリストを許さない』『イスラムつながりでラディンと関係があるかもしれない』としてウイグル弾圧に利用したことだけ」を批判してるのか
3)中国を批判するとともに、「テロとの戦い」で中国の協力を得るため中国に甘いアメリカを批判しているのか(ただし「ブッシュ流・テロとの戦い」路線そのものは批判しない)
わかりませんが、このあたり、三浦らはどう考えてるんでしょうか。まあ、連中は親米反中国のタカ派ですから想像はつきますけど。「アメリカは悪くない、中国だけ悪い」でしょうね。

共産党新疆党委員会書記、王楽泉

だいぶ昔の文章みたいですね。ウィキペ「王楽泉」によれば「2010年、中央政法委員会副書記に転出、後任は湖南省党委員会書記の張春賢氏」だそうですから。ウィキペによれば1995年から2010年まで15年間、新疆党委員会書記をつとめ、批判派から「新疆王」と非難されるまでになった王氏ですが、「2009年の自治区首都ウルムチでの暴動(ウィキペによれば、国営新華社通信の報道でも190名ほどの死者が出たと言う大規模暴動。ウイグル側はもっと死者は多いとしている)」によって張氏に交代させられたそうです。

国民の中国政府への反発をかわすため、近隣諸国と紛争を起こしている

そんな事実はないでしょう。紛争における中国の主張の是非はともかく、それはあくまでも「中国政府が考える国益」に基づく主張であって「反発をかわす」云々という話じゃないわけです。


ウイグルで民衆決起 これは暴動ではなくレジスタンスだ(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=1794
 三浦の場合、「レジスタンス」なんぞと言って擁護するのは中国のような「嫌いな国」の暴動だけですからね。
 単なる反中国極右というのがあまりにも見え透いていてかえって不快感しか感じませんね。

 この決起直前の東京におけるラビアさんの講演会がダイジェストで放映されていますので、ぜひご覧ください。

 三浦は講演会と言ってますがこれは間違いですね。カーディルの講演が行われたのは集会の第一部で、第二部は「ディスカッション」ですから。集会においてカーディルの講演だけが行われたわけでもなければ、動画においてカーディルの講演だけが紹介されてるわけでもありません。50分の動画のほとんどがカーディルの演説だと思うとがっかりすることになります。数分程度の演説に過ぎませんので。
 なぜ三浦は「カーディルの講演以外について触れないで隠す」のか?。まあ、「触れたくないから」だと予想はつきますけど。
 動画を見ればわかりますけど「南京事件はなかった」なんて無茶苦茶なことを言ってる極右テレビ局チャンネル桜の放送ですから呆れますね。ま、カーディルは「チャンネル桜以外放送してくれない」とか言い出すのかもしれませんが、物には限度って物があると思うんですよね。「悪名は無名に勝る」なんて言葉がありますが果たしてこの場合「日本国内で放送されず無名であること」よりも「悪名高い極右放送局・チャンネル桜」であっても「放送されて有名になること」がいいかって言ったらよくないと思いますね。欧米ではまともな連中とつきあってるんでしょう?(それとも違うの?)。
 欧米でまともな連中とつきあってるのなら日本でもそうしましょうよ。日本が頼りにならないというならいっそ「欧米のまともな連中」とだけつきあって、日本は当分の間、ネグってもいいんじゃないか。日本極右とつきあうよりはその方がマシだと俺個人は思いますね。
 まあ、見た感想を適当に書いてみましょう。
 桜のスタジオで「桜以外は、外国特派員協会でのラビア氏の中国批判記者会見しか報じられず、それもベタ記事(新聞)やベタ記事的ニュース(テレビ)しかないんですよ」「(桜が報じた)集会については報じてないようです」「NHKとフジは取材には来たそうなんですが今のところ報じてないんです」と悲憤慷慨する桜一派。なお、そのベタ記事の例として紹介されるのが朝日と産経です。
 で平成25年6月21日(金)に行われたという集会の様子。
 司会がチャンネル桜「防人の道・今日の自衛隊」キャスターの葛城奈海ってのっけからウヨテイスト全開ですよ、奥さん。そして早速君が代斉唱。って君が代斉唱いるのか、この集会で。続いて「東トルキスタン国歌」。何ら詳しい説明がないのでこの「東トルキスタン国歌」なるものが、誰が何時作ったのかなど、どういう代物なのか動画を見るだけではさっぱりわかりません。まあ「国歌」云々と言うんだからこの集会の面子が建前の上でも「自治権拡大」ではなく「独立」を目指してるのだろうということぐらいしかわかりません。もし「独立は目指してない」のなら「国歌」なんか歌うべきじゃないでしょう。
 次に登場するのが「中国企業の土地購入で日本の水源地が危ない」と産経と同レベルの与太をふかすことで知られる反中国右翼・有本香*14。この集会の実行委員長だそうだ。有本の次に登場するのが維新の怪・国会議員団長の平沼赳夫*15。平沼が「ウイグルかわいそう」というのはまあいいとして*16、「気をつけないと日本も同じ目に遭う」って言ってるのには呆れた。あわないっての。何時日本が中国領になるんだよ。そして平沼の次が「慰安婦暴言で維新を除名された西村眞悟」。
 西村曰く「共産中国は悪の帝国であり文明の敵。地球上においておくことは出来ない」っておいおい。しかも西村の暴言に「そうだ」と応援の声が飛んだり拍手が起こったりするんだからなあ。
 ウイグルもこんなのと手を組むなよ。中国打倒論が可能だとか適切だとか思ってるのか?。西村の次が山谷えり子*17
 さすがに山谷は「ウイグルへの態度を私たちは批判してるだけ」「中国の繁栄は大事だと思います」と言ってる点は西村よりはマシだ。まあ、政府与党関係者・山谷が公然と中国打倒論をとなえるわけにはいかんが。次に登場するのが木原稔自民党代議士なる人物。
 俺は木原某氏を知らなかったがウィキペ「木原稔」曰く

安倍晋三稲田朋美*18と親交が深く、アメリカ下院121号決議全面撤回を求めるワシントン・ポスト紙上の歴史事実委員会名義による全面広告「THE FACTS」にも賛同者として名を連ねた。

そうだ。まあ、予想通りのお方だ。平沼みたいに「ウイグルの現状は明日は我が身」とか抜かしてるし。山谷すら「中国の繁栄は大事」って言ってるのに。
 次に「杉並区長時代につくる会教科書を採択した」維新の怪代議士の山田宏。山田の次が「麻生内閣国交相時代に失言で引責辞任した」「西村が除名された後に慰安婦暴言を吐いた」維新の怪代議士・中山成彬。ただし中山は体調でも悪いのか演説予定がなかったのか、何の発言もなし。来場が紹介されただけ。中山の次が山田賢司氏、武藤貴也氏(自民党代議士)。ググってもどういう方かよくわからなかった。まだ無名人のようだ。まあ、どういう人間かおおよそ予想はつくが。
 次が渡辺周*19民主党代議士。ウィキペ「渡辺周」曰く

・米下院121号決議の全面撤回を求める7月13日付けのアメリカ合衆国大使館への抗議書(チャンネル桜主導)の賛同者に名を連ねた
・歴史捏造主義団体「慰安婦問題と南京事件の真実を検証する会」会長

と言うごりごりの極右。次が三宅博・維新の怪代議士。
 中国を「がん細胞みたいなもん」呼ばわりする三宅とそれを容認する異常な集会。えんえんウヨ国会議員どもの演説が続いたがやっと動画の10分ほどでカーディル登場。まあ予想してたけど日本語ではなく外国語。多分ウイグル語だろう。「ヤポン(日本)」「テロリズム(通訳曰く中国はあたしたちをテロ扱いしてるが中国の方が酷いとかそんな意味)」位しか聞き取れない。
 通訳が同時通訳する。まあ、言ってることは別に変ではない。「ウイグルは酷い目に遭ってるので日本の支援を求めます」とかそんな感じ。動画の13分頃に増元照明登場。おいおい演説紹介3〜4分程度で終わりかよ。カーディルが主賓と違うのか?。それはともかく今の増元はどう見ても右翼活動家でしかないよな。別に参加するなとは言わないがウイグル集会なんて拉致に関係ないじゃん。拉致被害者家族でこの集会に参加してるのは増元位じゃねえの。拉致が進展してないのに、そんな「余裕のよっちゃん」でええんか、増元。
 「自治権拡大を目指すのか、独立を目指すのか」ってまた無神経な質問がカーディル相手に増元は平気で出来るもんだな。「アンチ中国のウヨ」としてカーディルに「独立」とか言わせたいのか?。そんな事言わせたらカーディルの支持者が減る危険性が高くなるだけじゃねえの?
 で、現実主義者らしいカーディル曰く

私たちは中国の国土を分裂させる意図はないです。ウイグルにも独立を希望する人は勿論います。一方で自治権拡大を求める人もいます。国際社会は(独立論や自治権拡大論を支持するのではなく)中国の人権侵害を批判しています。私たちも人権侵害を批判しています。

とのこと。まあ、これ以外答えようがないよな。
 次に祝辞紹介。まずは安倍の盟友として知られる衛藤晟一首相補佐官ウイグル議連幹事長、自民党参院議員。桜の字幕は「衆院議員」としているが彼が衆院議員だったのは過去の話で、今は参院議員だ。しかも司会ははっきりと「参院議員」と言ってるので吹き出しそうになった。「首相補佐官が!。安倍首相の盟友が!」と大喜びの司会。まあ、ぬか喜びだと思うよ。
 次に集会にいらした文化人の皆さんの紹介と文化人の方々の簡単なあいさつ。まずはアパ論文で自衛隊を追放された田母神俊雄頑張れ日本!全国行動委員会代表」。次が「タクシーチケット不正利用がばれて」仙台市長を1期でやめた梅原克彦「国際教養大教授」。次がおなじみの三浦小太郎「守る会副代表(前代表)」。
 三浦曰く「東京五輪が実現できたら独立国ウイグルが参加できればいいと思います」。
 いやだからさカーディルは「人権侵害批判が目的で必ずしも独立求めてない」って言ってるだろ。部外者が独立論ふかしてるんじゃねえよ。しかも「東京五輪が実現できたら」?。実現できるか疑問だし、何度もやってる日本より「イスラム初のイスタンブールの方がいい」って頭はないのか?
 次が以前、拙エントリでネタにしたウヨの埼玉県議・鈴木正人。次に「世界ウイグル会議副総裁(東アジア地区担当)、日本ウイグル会議代表」のイリハム・マハムティ。
 どこまでもウヨテイストの集会。バカだなあ、ラビア・カーディルって。まあ、カーディルが悪いと言うより、日本のウイグル関係組織が完全にウヨに乗っ取られてるのかも知れないがこれはいけませんなあ。いっそカーディルは今のウイグル「日本支部」を切って捨てたら。何でマスコミは報じないのって報じねえよ、こんなウヨ集会。NHKやフジが取材に行ったって言っても「もう少しウヨテイストを抑えてまとも」と思ってたんじゃねえの?。ウイグル集会と言うよりただの右翼の反中国集会じゃん。
 20分ほどで集会第一部の報道が終わって桜のスタジオに戻る。スタジオでのやりとりはスルーして、23分程から始まる第二部「パネルディスカッション」の報道を見る。コーディネーターが実行委員長・有本香。パネリストが
水島総チャンネル桜社長」「頑張れ日本!全国行動委員会幹事長」
・作家の関岡英之
 関岡は『大川周明の大アジア主義』(2007年、講談社)、『インド国民軍を支えた日本人たち』(共著、2008年、明成社)、『帝国陸軍・見果てぬ「防共回廊」:機密公電が明かす、戦前日本のユ−ラシア戦略』(2010年、祥伝社)などで「日中戦争、太平洋戦争(大東亜戦争)は侵略戦争じゃない」と強弁しているウヨ作家のようです。
 関岡が「日本の大陸政策は侵略じゃない、侵略と言ってるのは中国共産党だけ」「戦前日本はウイグルの独立を応援した」とかほざいてて吹いた。
 一応突っ込んでおきましょう。まず前者。東京裁判では当然、満州事変など日本の大陸侵略が裁かれてるわけです。それだけでも「日本の大陸政策は侵略じゃない、侵略と言ってるのは中国共産党だけ」なんて関岡の発言は間違いです。こんな「戦後世界秩序を否定する日本の侵略戦争全面正当化発言」をしたら世界でやっていけなくなりますよ。こんなことは安倍ですら多分言わない。
 後者について。日本は日中戦争や太平洋戦争を有利にするために各地で独立運動家を手駒として使おうとしたわけです。インドのチャンドラ・ボースとか、インドネシアスハルトとか、ミャンマーのアウンサンとか蒙古聯合自治政府内蒙古)の徳王とか。で関岡が言ってるのはこういった「インドネシアの独立を助けたのは日本だ!」などのウイグル版に過ぎないわけです。ウイグルでこういうこというのは珍しいですが、こういうネタ自体は全く新しくありません。もちろんこれは呉越同舟でしかありません。
 独立活動家の側も「日本が善意でやってる」なんて少しも思ってないし、実際善意じゃないわけです。だからアウンサンのように「日本はいつまで経っても独立を認めない」「しかも日本の敗色濃厚だ」と言う理由で最終的には抗日戦争を始める人間もいるし、「日本の敗色濃厚」と見るやソ連亡命を考えるチャンドラ・ボースのような人間もいるわけです。
 しかし、まあ、この関岡のトンデモ発言に拍手するトンデモな会場。おいおい。ウイグルもこんなのと手を握ったら明らかに逆効果だろう。
 次が「民主党をトンズラして自民の支持を得ようとしたが失敗して結局落選した」前衆院議員・長尾敬。面倒くさくなってきたので長尾の登場した27分ほどで見るのをやめる(全部で50分ほどある)。俺のこれだけの紹介でも三浦がほめるこの集会がどんなにトンデモかおわかりいただけるだろう。興味があれば50分の動画を全部見ればよろしい。おすすめはしない。 


■百田氏の作品への的外れな政治的批判*20こそ残念(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=1783
 まあ、三浦の言ってることがさっぱりわかりませんね。何でそうなるかと言えば三浦が石田衣良氏の百田批判をまったく引用しないからです。
 引用しなければ石田氏の主張が理解できないし、石田氏の主張が理解できなければ三浦の反論とやらが石田氏の批判にかみ合ってるかもまったくわからない。ま、三浦が石田氏の書いた文章*21について「朝日新聞」の何月何日号に載った文章でタイトル名はこれこれとでも書けば確認は比較的容易ですが、「朝日に載った」と書くだけで具体的な日時や、文章タイトル名を何故かあげない三浦。
 読者に「石田の文章が確認したかったら図書館で朝日のバックナンバーを調べろ、何で俺が教えなければいけない」とでも言う気でしょうか。
1)「石田氏の文章を引用しないこういうお粗末な文章で石田氏への反論になると思ってるのか」
2)「石田氏の文章を引用すると氏の百田批判が100%正しいかどうかはともかく一理あることは認めざるをえないので百田を全面擁護したい人間として引用しない」のかどちらかとしか思えません。どっちにしろくだらないですが。
なお、百田は「安倍晋三総理大臣を求める民間人有志の会発起人」(http://abesouri.com/menber.html参照)の一人なので、「小説が右翼的かどうか」「石田氏の批判が正当かどうか」はともかく右翼であることは確かです。もし、百田が政治を題材に小説を書けば確実に右翼テイストになるでしょうね。まあ、百田が実際に書いてる小説が石田氏の言うような右翼テイストか知りませんが。
(追記:ぐぐったら一部しか読めませんが、朝日の記事(http://www.asahi.com/national/update/0617/TKY201306170494.html)がヒットしました。石田氏曰く「特攻を描いた百田氏の小説『永遠のゼロ』は特攻へのセンチメンタリズムだけでこれでは日本のした戦争が侵略だったという面に思いが及ばないのではないか*22」と百田を批判しているようです。また百田とは別の人物・山田宗樹*23の『百年法』について「昔の愛国者万歳という右傾エンタメ(石田氏の造語)の常道であり残念」と評価したそうです。)

石田氏自身、自分の文学をこういう風に言われたら不本意でしょう。

と三浦に言われても石田氏の百田批判がわからないので評価しようがありません(追記:朝日記事を一部読んだのである程度理解できました)。そもそも石田氏の個人的感情を持ち出すこと自体が三浦は愚劣ですが。石田氏の個人的感情かどうかなんてまったく関係ないでしょうに。
それはともかく、もし石田氏の百田批判が「政治的に評価できないことを面白い面白くないの評価と直結させてる」のならそれは問題でしょう。面白いかどうかと政治的に正しいかどうかは別問題だからです。
 しかし「百田氏の小説が面白いかどうかに関係なく私、石田は政治的見地から彼の小説を評価できない。小説は面白ければ政治的見解の是非は関係ないという考えには私は賛同しない」というのなら何ら問題ないでしょう。批判が正しいかどうかという問題はともかくそういう批判自体は何ら問題ない。
 批判が間違ってればそれは問題ですが、それは「批判が間違ってるから問題」なだけで、政治的評価する事それ自体がいけないわけではないし、「評価が間違ってれば問題」なのは政治的評価に限りません。評価が間違ってるなんてのは政治的評価に限らず全ての評価にあり得る問題です。
 小説について政治的評価をしてはいけないなんて理由がどこにあるんでしょうか?
・つうか三浦は「左派の小説も含めて、政治的な小説についていつも面白いかどうか」だけで判断してるんでしょうか?。単にウヨ仲間で自分の好きな作家である百田を擁護したいだけでしょうに。ただ擁護するなら「政治的評価はするな」なんてとんちんかん発言ではなく「右傾エンタメではない」とでも言うべきでしょうに。
・なお、石田氏は自らの小説が「政治的に評価されること」それ自体は不本意ではないのでは?。他者の作品を「政治的に問題だと思う」ということは当然「自らの小説が政治的に評価される事を容認している」と見るべきでしょう。もちろん個別の評価について石田氏が「不本意だ」と思うことはあるでしょうがそれは「政治的に評価されたことそれ自体」ではなく「政治的評価に賛同できない」ってことでしょう。

百田氏の「ボックス!」では、さりげない形だけど在日コリアン朝鮮学校についてきちんと愛情ある形で触れているよ

そんなことが石田氏の「永遠のゼロ」批判と何の関係があるんでしょうか。
そもそも朝鮮学校無償化除外だの河野談話見直し論提唱だのする「アンチ朝鮮学校」「アンチ在日コリアン」安倍を支持する「極右」百田が「本当の意味で」在日コリアン朝鮮学校への愛があるとはとても思えません。「在日コリアン朝鮮学校への愛」があれば安倍なんか恥ずかしくて支持できないでしょう。まあ、そういった愛がなくても普通の常識があれば安倍なんか支持しないけどね。

永遠の0」でも「海賊と呼ばれた男*24」でも、実は執拗に繰り返されるのは日本の官僚システムや無責任体制への批判ですよ。

 でそれが百田がウヨでないという何の証明になるんでしょうか?。「官僚批判」なんてのは文字通りの極右・石原や橋下もやっていますが?。大体そんなに無責任体制が嫌いな男・百田が「河野談話見直し論」なんて無責任な放言をする男・安倍を支持するとはどういう事なんでしょうか?

こんな官僚主義と無責任体制だからこの国は負けたんだ

というより「勝てる戦争だと思った」分析能力のなさが一番の問題でしょうよ。
で今も「分析能力のなさ」から、勝てない戦い「慰安婦否定論」を安倍が仕掛けようとしてかえって米国や韓国、国連の批判を浴び、国益を害してるのだからまったくもって笑えません。しかもそうした勝てない戦いを百田のような右翼は「いいぞもっとやれ」と煽るのだからその知性と品格のなさはまったくもって救いようがありません。小生は百田のようなバカウヨは大嫌いなので百田の小説は死ぬまで読まないと思います。読む場合も図書館で読むか、古本屋で買って百田に印税が入らないようにします。

とにかく文学を右傾化とか左傾化とか、そういう言葉で否定するのも肯定するのももうやめましょう。

 やれやれですね。小説が右傾的(あるいは左傾的)で問題だと思えば大いに批判すればいいでしょう。国家権力が「右傾的」「左傾的」と言うのなら小説家の作家生命を奪いかねないので問題ですが、一個人にすぎない石田氏の批判の何が問題なのか。石田氏には百田を「何が何でも出版業界から抹殺する意思も能力もない」でしょうに。
 大体そんなことをいうなら本宮ひろ志国が燃える」でのウヨの本宮非難を三浦はどう思うのか教えて欲しいもんです(他にもこの種の政治的な議論はいろいろあるでしょう)。

ある作家がどのような愛国的な思想を持とうと、個人が個人の思想としてそれを表現し、個人として文学作品にする以上、それは決して権力そのものにはならないんだ、それを政治権力を批判、否定するのと同じ次元でやるのは、スターリンのやったような言論弾圧、文学の政治的歪曲だと言ってるんですよ。

 三浦の引用する吉本隆明の言ってることがまったく意味不明ですね。文学作品に政治的問題があると思うのならばそれを非難することに何の問題があるのか。もちろん、「危険な思想家」(山田宗睦著、1965年、光文社カッパブックス)の批判*25が個別具体的に見て正しいかどうかは議論の余地がありますが、この三浦の引用では「小説を政治的に評価することはいかん」としか読めないでしょう。でそんな考えが正しいとは俺はまったく思いません。政治活動家が演説で政治意見を表明したら批判されるが「作家が小説で表明したら批判するな」なんて何の正当性があるんでしょうか。
 「スターリンと同じ」って山田氏にはスターリンのような権力はないし実際、批判によって「山田氏の批判が支持されて、批判相手の社会的影響力が小さくなればいい」とは思ってるでしょうがスターリン的抹殺なんか考えてるわけがないでしょう。吉本みたいなバカを言ったら批判がまったく出来なくなるじゃないですか?
 本を一冊たりとも読んだことはないが吉本ってバカで屑なんだろうなと改めて実感しました。ま、今後も読まないでしょう。
 「新左翼の教祖」だかなんだか知りませんが、あの人は俺にとって「ばななのオヤジ」でしかないですので平気で罵倒できます。しかしこういう意味不明なことを言ってウヨの三浦に褒められたり、「脱原発運動」を誹謗したりする吉本って本当に左翼なんですかね?。単に「既成左翼を罵倒するのがいわゆる新左翼に受けただけ」じゃないんでしょうか。

多分吉本は「文学のわからん奴が文学を語るな」と言いたかった

文学を政治的に評価したら何で「文学がわからない」ことになるのかさっぱりわかりません。ただの娯楽小説ならともかく政治問題をテーマにした小説なら政治評価は不可避でしょう。「政治的な是非はともかく面白かった」「政治的評価についてはノーコメント」なんて評価の方がよほど変です。
 たとえば小林多喜二蟹工船」のようなプロレタリア小説を政治的評価抜きで評価できるのか。
 あるいは小説ではありませんが、映画「プラトーン」(オリバー・ストーン)を評価するときにベトナム戦争への評価を抜きにして評価できるのか。
 あるいは『手塚治虫が描いた「在日」』(http://gaagle.jp/gagazine/print.php?kiji_id=4805)が紹介する手塚治虫のマンガ「ながい窖」について在日韓国・朝鮮人問題への評価を抜きにして評価できるのか?
 あるいは城山三郎氏の小説『落日燃ゆ』(新潮文庫)をあの戦争への認識抜きで評価できるのか?(城山氏は小説において主人公の広田弘毅首相には「近衛内閣外相や首相をつとめた以上、結果責任はあるが、戦争の主たる責任は広田にあるとは言えない」「法廷で醜い弁明はしないという出処進退は見事」としてかなり好意的ですが、東條英機ら軍部に対しては極めて否定的です)。
 まあ、この種の事例はいくらでもあげられるとは思います。
「政治的妥当性はわからないけど、多喜二の小説(あるいはストーンの映画、手塚マンガ、城山氏の小説)が面白いと思いました」なんて評価に意味があるのか。かえって多喜二やストーン、手塚や城山氏に失礼でしょう。
 そしてこれらの作品を政治的見地から「その政治認識に賛同する(あるいは賛同できない)」という人間がいたら三浦は「政治評価するな!」とでも言う気なんでしょうか。たとえば「城山氏は東條に冷たすぎる!。彼の東條評価に賛同できない!」「広田に甘すぎる!。広田と東條のどこが違うのか!」と政治的に評価する「東條シンパ・アンチ広田」の人間がいたとして「ウヨ活動家としておそらく東條擁護者の一人である三浦」はなんと言うんでしょうか?。たぶん聞くだけ野暮でしょう。きっと「城山小説を政治的評価するな」なんて言わないでしょう。

偉大な保守思想家、福田恒存も同様に、言論を右なら味方、左なら敵と簡単に決めつける保守言論人*26を徹底的に批判している。

 石田氏は「百田氏は評価できない」と言っただけで「百田は敵だ」なんて一言も言ってないんですが。他人の主張を誤読するなよ。つうか「左翼」や「自らと意見の違う人間」をむやみやたらに敵認定するのはお前がつきあってるチャンネル桜のウヨ連中だろ?。自分の顔を鏡で見てみろよ。

百田氏自身は政治的にはすごくナイーブな人だと思います。

「政治的にナイーブな人」が「安倍首相待望論」なんて露骨に政治的な運動の発起人になるわけがないでしょうに。

ある種庶民的なナショナリズムを持っている感じはする。

 「安倍を支持する」極右の百田が「庶民的ナショナリズム」ね。呆れて二の句が継げないですね。極右支持なんて「普通の愛国感情」とはだいぶ違いますよ。

それと氏の小説の価値とは無関係。

小説の価値を「単に面白さだけに求める」のなら確かに「小説で百田が表明している政治的見解」の是非は関係ないでしょう。しかし「面白ければ全てが許されるわけではない」「小説の価値と政治的評価は切り離せない」という価値観に立てば当然「百田が小説で表明している政治的見解の是非」は「小説の価値」とは関係します。
 ただその場合の「小説の価値」とはあくまでも「政治的な価値(政治的にまともかどうか)」と言う意味であり、「面白いかどうか」とは関係ないですが。

こういう発言をしたからと言って石田氏の小説の価値が上がりもしないし下がりもしない。

そりゃこの発言は「小説の外の世界」での発言ですからね。「石田氏という人間への評価」ならともかく「小説評価」に直結するわけがないでしょう。
石田氏が問題にしてるのはあくまでも「小説の中で表明された百田の考え」なんですが。「小説外部での百田の考え」を問題にしているわけではない。「小説内部で表明された考え」は当然「小説の価値」に関係します。石田氏の具体的評価の是非はともかく「小説内部で表明された考え」を論じることは何ら問題ないでしょう。

実は以前から、朝日、石田氏的に言えば「右傾化アニメ」「右傾化マンガ」いっぱいあったんですよ。ハインラインのSF小説「宇宙の戦士」と「ガンダム*27」くらいは読んでおいてほしい、観てほしい。ついでに言うと古いけどマンガ「あかつき戦闘隊」あたりも*28

でそれが何だと言うんでしょうか。仮にそれらの作品が右傾的作品だとしても、そんなことは石田氏の百田批判が間違ってるという理由にはまったくならないと思います。


【追記】
1)大体、オーウェルの「動物農場」や「1984年」を共産主義批判と見なして政治的に絶賛してきたのが三浦のようなウヨじゃないんですかね?。よくもまあ「小説評価に政治を持ち込むな」なんて言えるもんです。しかしここまで「百田氏の小説を政治的に評価するな」と言うなんて三浦も内心では「石田氏の百田批判を全否定できない」と思ってこういう詭弁を発動するんでしょう。
2)拙文を書いた後、石田氏の百田批判をネタにした法華狼氏のエントリを見つけたので紹介しておきましょう。もちろん法華狼氏のエントリと俺のエントリの執筆時期(法華狼氏が2013年6/22、俺の文も本当の執筆日は2013年6/22です)が近いのは全くの偶然です。友人なので発表時期を示し合わせたとかではない。

法華狼の日記『作品が「右傾エンタメ」と評価された小説家が、チャンネル桜に援護されたことを喜ぶ』
http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20130622/1371912934
 まあ、百田には苦笑せざるをえませんね。
「俺の小説は右じゃない、チャンネル桜もそういってる!」って何かのギャグかと。「おいおい、チャンネル桜って右だろうが」と。

ちなみに法華氏のエントリのブクマをいくつか紹介。

mizle
この作家は書店に本屋大賞の投票依頼をしてたって話を見たし、一昨年のようなご当地作家に受賞させる為の組織票のような動きもあるし、売る側の営業力を競う本屋マーケティング大賞になってしまった。

真偽の程は不明ですがこれが事実なら本屋大賞なんて全くのインチキじゃないですか(なお、百田は『海賊と呼ばれた男』で2013年の本屋大賞を受賞)。建前は「出版社の賞にはしがらみがあるかもしれないが俺ら書店員(本屋)は違う。良書を選ぼう」のわけですから。まあ、俺は基本的に「賞?。そんなの関係ない」って人ですが。賞を取ったと言う本が店頭にあれば手に取って見るぐらいはする「人並みのミーハー」ですが、それだけで買ったりはしない。受賞が妥当だとしてもそれは「マジョリティが評価する本」でしかないわけです。「俺が評価する本」では必ずしもない。大体ノンフィクションや学術研究書ならともかく小説なんて判断基準はあってないようなもんでしょう。

shigeto2006
 作品に罪はないことは十分に承知しているが、百田尚樹氏が極右の歴史修正主義者だということを知ってからは彼の作品を読んでみようという気が失せた。

 まあ、作品には罪はないとは言え、あまり極右作家の本を読みたいとは俺も思いませんね。よほどの傑作でもない限り。それに極右作家だとどうしても「小説にそういう考えがでる」と思いますよ。百田なんか自らの極右さを明らかに隠す意思がないわけですし。

Gl17
 右傾エンタメという指摘への反論意図で、Ch桜や西村幸祐を肯定論拠に引くという、絵に描いたよな自爆。批判者へ向けた「情報に無関心で無知な人」「左翼ジャーナリストや学者による洗脳」等の評が凄いブーメラン
sandayuu
 作者がどんな理念をもってようが作品の善し悪しとは別の問題だけど、チャンネル桜をマトモだと思うような判断力は、かなりガックリくるよね。ああその程度の頭の持ち主が書いた小説なんだな、と。
dj19
 ch桜のような極右アジテーション番組に持ち上げられ喜々として食いついてる時点で、百田尚樹 @hyakutanaoki がどういう人間かわかる
uchya_x
読んでない小説の批判はできないけど、読む気を無くすのに充分ダメさかげん

 小生もまったく同感です。

SANK-Y
書店で見かけて手にとって、「安倍晋三推薦」のキャッチを見て棚に戻した俺の判断は正しかったか。まさか作者までこういう人とは。

まあ、「安倍晋三推薦」なんて帯を着ける時点で「安倍なんてトンデモに支持されて嬉しいのか」と言う意味でも「安倍なんて小説のプロじゃないんだから『推薦』なんて帯つけても意味ないだろ?。岸信介が主人公とかいうわけでもないんだし」と言う意味でも俺もげんなりですね。

parallel-world
あの人のtwitter見てたら、田母神のデンパをRTしてて普通にゲンナリする。/それを選ぶ本屋大賞も(イデオロギーと作品は別なのは百も承知だけど、『永遠の0』読んで作者の偏見*29に頭痛くなったので)。 

まあ、イデオロギー関係ないって言えば関係ないんだけどさ。わざわざトンデモイデオロギーの持ち主・百田を選ばなければならないほど他の作家ってつまんないのか?、それなりに売れてるプロの作家なんて山ほどいるじゃん、とは思うね。一個人が「俺は百田が好きだ」ていうのと「ある種の組織が百田に賞をやる」のとでは全然違うわけだから。
 まあ、「百田先生が段違いで面白いんです」つうならしょうがないけどさ。そんなことねえんじゃねえの?
次に法華狼氏のエントリのコメント欄。

名無し
 『永遠のゼロ』では主人公の魅力的な姉にふられるまぬけな新聞記者が出てきます。ネトウヨの考えたサヨクジャーナリスト、みたいな藁人形にしてもあまりに浅薄な人物造形でしたが。主人公の(俺の注:特攻隊員だった)祖父がツッコミどころ満載のスーパーマンだったりヤクザや右翼を賛美していて不快な人もいるかもしれませんが未読でひまな人はどうぞ。映画版も正月公開予定です。

・うわ、このコメントが「デマカセ」や「勘違い」でなければ百田って相当痛い奴じゃん。未読で暇な人はどうぞっていわれてもなあ。
・なお、映画ってのは公式サイト(http://www.eienno-zero.jp/index.html)に寄れば東宝公開でまあ、そこそこ有名な俳優ぞろいのようです。主人公の姉が吹石一恵とか。そういう有名俳優揃いで痛い作品だったら泣きたくなりますね。客が入っても入らなくても泣きたい。入らない場合は「ああ、やはり入らなかったか、馬鹿な作品を作ったもんだ」。入ったら「そんな寒い作品で客が入るの?。人気俳優使ってればそれで客はええんか」と。
・ちなみにこの百田の小説って漫画アクション本そういちが漫画化してたの思い出した。
もちろん漫画化に当たっては本そういちの主観が入るわけだが『「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート20(追記・訂正あり)』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20081210/1307052595)で俺はマンガ版「永遠のゼロ」への悪口書いてたんだ。すっかり忘れてた。再掲しておく。

百田作品は週刊漫画アクションで漫画化され連載されてる(中略)がこの間斜め読みしたら、「特攻は愛国精神の発露」「戦後は戦前を全否定するマスコミのせいで愛国心が衰退した」云々と登場人物(特攻隊の生き残りとか言う極右爺)が寝言をほざいててどん引きした。

3)「右傾エンタメ」がはてなキーワード入りしてるとは思いませんでした。でそのはてなキーワードが紹介する百田の暴言。

朝日にケツかかれて、「右傾エンタメ」とかいうジャンル分けの発言して悦に入ってる小説家がいるのが呆れる。

 「ケツをかく」ってのはヤクザ映画「仁義なき戦い」で有名になった言葉でまあ、広島方言なんでしょう。「そそのかす」って意味ですね。しかし「朝日がそそのかした」なんて石田氏が朝日の子分であるかのようなことを根拠もなく言うとは百田もいい度胸ですね。

4)どうでもいいのだがふと「戦国自衛隊」ってどうなんだろうとは思った。まあ、あれはどう見ても「タイムスリップした自衛官の皆さんが全員死んじゃう*30」ので、つまり自衛隊万歳小説ではないので右傾エンタメではないと思うが。
5)その後、法華狼氏が別の百田批判を書かれたのでそれも紹介しておきます。
 法華狼の日記「『永遠の0』で広がる視界はゼロ」
http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20130817/1376703356


■7月7日*31 アジア自由民主連帯協議会講演会のお知らせ「脱北女性の受難」(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=1779
 まあ、「7月7日」の講演とやらはこれだけでは中身がわからないのでノーコメント。あとで三浦が報告でもしたら突っ込むことにしましょう。
 三浦がリンク貼ってる動画を見てみましょう。
【追記】
 ここでの三浦の動画はダイジェスト版ですが、『頑張れ日本荒川支部での講演のコンプリート版(三浦の個人ブログ)』(http://miura.trycomp.net/?p=1812)によって完全版が見れます。
そしてこの完全版には小生、『「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート76(追記・訂正あり)』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20081015/1307052595)で批判を加えております。
【追記終わり】
 田母神がトップの極右団体「頑張れ!日本全国行動委員会(俺は田母神会と呼んでる)」の荒川支部主催の講演で、それを極右テレビ局・チャンネル桜が放送したんだそうです。三浦も本当に恥ずかしい男ですね。俺だったら「田母神会主催の講演会に講師で呼ばれた上、それをチャンネル桜に放送される」なんて恥ずかしくて絶句ですね。俺が三浦の立場だったら、これは隠したい黒歴史であって三浦のように「見よ!講演する俺の勇姿を!」とドヤ顔で宣伝なんかしませんよ。まあ、それ以前に俺が三浦の立場だったら「田母神会の講師」なんか引き受けませんが。
 まず、田母神会・荒川支部顧問、荒川区議だとか言う小坂英二が「朝鮮学校荒川区民の税金が!」とかほざいてて改めて吐き気がしましたね。在日だって税金を払ってるんですが。ウヨ連中にとっては「北朝鮮の収容所批判」と「朝鮮学校無償化除外正当化」「補助金カット正当化」は当然のようにワンセットのようです。
 次に三浦が講演してましたが「北朝鮮は強固な独裁体制にある」というのはいいんですがそのあげく、「制裁で崩壊なんて非現実的なんです」とか言い切ってて大笑い。おいおい、お前な、いくら北朝鮮独裁体制の強固さを強調したいからって「荒木や西岡たち巣くう会の崩壊論をばっさり切る」ってどういうことよ。
 三浦曰く「自由は大事だが無制限ではない」。まあ、一般論としては間違いではないですよ。しかし北朝鮮問題について話す場で何でそういうこと言いますかね。関係ないじゃん。で三浦曰く「会社の利益のためなら何でも許されるという自由はおかしい」。ま、それはその通りですな。金が儲かればいいんだと言って、公害商品を売られても困りますから。
 問題は「デマで自国を汚す自由は許されない」とか抜かしてることですね。「デマで自国を汚す」って具体的に何を意味するんですかね?。
 まあ、三浦はウヨなんでお仲間相手には「デマとは南京事件慰安婦のことだ」とか言い出すんでしょうが。ただ三浦とは狡猾な男なので「チャンネル桜で放送される場合」は曖昧な言葉でごまかすわけです。
 次に「靖国参拝をしてウヨに媚びたウイグルの面汚し」日本ウイグル協会のイリハム・マハムティ登場。
 「日本は何であの国に経済支援するのか」とか抜かしてましたが、まあ、あの国ってのは多分中国でしょうね。日本は今北朝鮮経済制裁してますから。まさかイリハムも北朝鮮への制裁を知らないほど無知じゃないでしょう。「あの国=中国」と言う前提で話をしますが、何で北朝鮮関係の集会で中国の悪口が始まるんですかね。
 次に右翼結社・日本世論の会代表の三輪和雄登場。大声で怒鳴ったり、演台を手で叩いたり柄が悪いですね。ご本人完全に自分に酔ってるんでしょうが。ヤクザかと思いましたよ(実際ヤクザなのかもしれませんが)。三浦小太郎が見た目は「優男(?)」なのとは偉い違いですね。で慰安婦がどうのこうの言い出す。もちろん三輪はウヨですから「慰安婦なんか捏造だ」とか言ってるわけです。いや確かにこの講演の時期(5/30)に慰安婦問題はウヨにとってホットな話題でしたよ。でも北朝鮮問題とかけらも関係ないでしょ。
 で集会映像が終わってチャンネル桜のスタジオ。普通に北朝鮮の話をすればいい物を「国連は北朝鮮に甘いのに、慰安婦なんてデマで拷問委員会が勧告をするなんて許せない」んだそうですよ。バカじゃねえの。

*1:「きちんと美術品として扱う保障がある」など信頼できる相手なら外国人に売ってもいいと俺個人は思います

*2:いわゆる廃刀令明治9年に出ている

*3:インドネシア版五輪、つまり中国の「孔子平和賞(もうやめちゃいましたけど)」みたいなもんでしょう

*4:ピチャン事件という呼び方ではないかもしれませんが

*5:新疆ウイグル自治区のこと

*6:中国に進出してる日本企業がダメージ受けるだろうが

*7:ラビアと呼ぶと響きがいやらしいような気がするのでカーディルと呼んでる俺。我ながら「アホか」と言う気がしないでもない。

*8:何がどう極端なんですかね?

*9:要するに「若くないジジイ」ってことです

*10:暗殺してから沈めたのか生きたまま沈めたのかともかく当然それが事実なら生きてはいないわけです

*11:いわゆる赤報隊

*12:911テロ事件で破壊された

*13:もちろん左派の多くはブッシュ路線そのものを批判しました

*14:著書『中国の「日本買収」計画』(2011年、ワック)

*15:村山内閣運輸相、森内閣通産相小泉内閣経産相を歴任

*16:慰安婦南京事件を否定するの外道のお前が言うなとは思うが

*17:第一次安倍内閣首相補佐官教育再生担当)、教育再生会議事務局長

*18:現在、行革担当相

*19:鳩山、菅内閣総務副大臣、野田内閣防衛副大臣

*20:「的外れな政治的批判」と書きながら書いてあることは「百田氏はウヨじゃない」ではなく「小説を政治的見地で評価するな」なのだから意味がわかりません。どうも三浦にとって「小説を政治的見地から評価すること自体がダメ」なんだそうです。いいのかな、そういうことを言って。目取真俊氏など、左派の政治小説なんかも政治的見地から批判できなくなるぞ?

*21:追記:文章ではなくインタビューへのコメントだったようです

*22:正直安倍シンパのウヨ・百田に特攻を批判的にとらえる視点はないでしょう。で今時特攻万歳なんて有害なだけです。でこうした石田氏の百田批判に対し「百田氏の特攻認識はセンチメンタリズムじゃない」「あの戦争を勿論侵略戦争と認識し小説でもそう書いてる」など反論できないんだから三浦はお粗末です。

*23:三浦が山田については「山田作品について詳しくないのでノーコメント」などといった形ですら一言も触れないのが大変興味深い

*24:出光興産創業者が主人公らしい。百田が褒め称えるとは出光の創業者とはウヨなのか?

*25:なお、ウィキペ「山田宗睦」によればこの本で取り上げられている人間には「小説家ではない」高坂正堯政治学者)がいるというのでどう見ても石田氏の百田批判への反論で持ち出すのはおかしいだろう。

*26:具体的に誰のことよ?

*27:俺個人は別にガンダムは右傾化マンガとは思わないが

*28:何を根拠に石田氏が知らないと決めつけるんでしょうか

*29:どんな偏見だろう。まあ何となく想像できるけど

*30:猿の惑星」とかと一緒で落ちが大変有名なので読んだことがなくても落ちは知ってるって人は多いだろう。俺もその口です

*31:7月7日が日曜日だから集会がされたのであって単なる偶然にすぎないでしょうが、7月7日は中国では77事変と呼ばれる盧溝橋事件が起きた日です。