「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート67(追記・訂正あり)

パート66の続き。

■中朝国境に異変、北の兵士12人が武装のまま脱北 核を作るお金はあっても軍人に食料がいかない「先軍政治」 
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00975
 「これで北朝鮮の崩壊が近づいた!」と喜んでるらしいゲス右翼の三浦。俺は中国、ロシアの支援もあるからそう単純ではないと思うし、変な崩壊をされては困る*1と思うので「崩壊が近づいた」と喜べる三浦の神経が理解できない。
 大体、食料が国民に行き届かない現状が問題だと思うなら「太陽政策」をすればいい。北朝鮮が軍事に金を使ってるのは「そうしないと米韓日が軍事攻撃を仕掛けるかもしれない」という強迫観念があるからだろう。ならば「正式に朝鮮戦争終戦にする」「米朝、日朝国交正常化をする」「そして積極的に経済進出する」ことによって北朝鮮軍縮の方向に動くだろう。ま、そういう理解が「北朝鮮打倒論」の三浦ら「反北朝鮮ゲス右翼」にないことは言うまでもないが。


■「北朝鮮全巨里教化所 人道犯罪の現場」(連合出版)発行 是非読んでください、目を背けるのは見捨てることです 
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00974
■「北朝鮮全巨里教化所 人道犯罪の現場」(連合出版)発売(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=1650
 読んでいないので本については評価はできないが、三浦がほめるような本では「あることないこと書いてる疑いがある」と眉唾で読んだ方がいいだろう。さすがに「ないことないこと」「全部100パー嘘」、つまり「全巨里教化所なんてそもそも存在しない」「存在するが人権侵害など微塵もない」ということはないだろうが。
 それはともかく、よくもまあ、「福島原発事故」と言う悲劇から目を背け、被災者を見捨て、未だに原発推進論に荷担する「右翼の一員」・三浦が「是非読んでください、目を背けるのは見捨てることです」などとふざけたことが言える。三浦先生が「是非原発の悲劇を読んでください、目を背けるのは原発被害者を見捨てることです」などといって原発問題を鋭くえぐる本、たとえば樋口健二『闇に消される原発被曝者』(1981年、三一書房福島原発事故後、2011年、加筆訂正の上、八月書館から復刻)、『原発被曝列島』(1987年、三一書房福島原発事故後、2011年、加筆訂正の上、三一書房から復刻)、堀江邦夫『原発ジプシー』(1984年、講談社文庫→福島原発事故後、2011年、加筆訂正の上、現代書館から復刻)、『原発労働記』(1984年、講談社文庫→福島原発事故後、2011年、加筆訂正の上、講談社文庫から復刻)を紹介することなどは、過去は勿論今後も永久にないでしょう。三浦にとって人権など「中国や北朝鮮といった嫌いな国を罵倒するための政治的ツール」に過ぎないからです。
 樋口氏や堀江氏のように早い時期から原発の恐怖を警告する人がいたのにそれを日本人多数派が無視し続け、ついに福島事故をうみ、未だに脱原発の明確なスケジュールができないことは日本の民度の低さの象徴といっていいでしょう。
・ま、それはともかく。そういう北朝鮮の人権状況を改善するにはやはり太陽政策しかない、俺はそう思います。三浦らウヨはそうではないのでしょうが。
 三浦の文章にも突っ込む。

私が読んでいて印象的だったのは、ソルジェニーツインの「収容所群島」におけるコルイマなどの収容所での労働現場とたいへんよく似ていたこと。
やはり本質的なところでスターリン体制というのは似ていくことがよくわかる。

 思わず吹き出してしまった。別にソ連だけではなく、そんな事は「朴チョンヒ時代の韓国」「ピノチェト時代のチリ」など、独裁国家一般に共通することだろう。無理矢理「スターリン体制」云々という三浦にはあきれ果てた。そして「人権派ぶってるが腐れウヨの三浦にとって一番大事なのは反共なんだ」と改めてよく理解できた。


ツイッターいろいろ(2013.3/18)

有田芳生‏@aritayoshifu
北朝鮮の龍山墓地を訪れた佐藤知也団長、藤川大生事務局長と打ち合わせ。10月までに墓参団を送ることを確認した。遺族探しは地道な作業。高齢となった方々の希望を実現する人道課題の実現は時間との闘いになる。慰霊碑などを建立するのは政府間が交渉するしかない。日朝協議が求められている。

 ま、正論だわな。俺も『国籍法改正についてのデマ』などで「有田のバカ」とさんざん罵倒して「有田氏にツイッターブロックされた過去」があるが一応評価すべきは評価しておく。


■【コラム】中朝国境から見た北朝鮮の素顔 毛沢東時代を事実上否定した中国と永遠に金日成を否定できない北朝鮮
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00973
 こんなくだらない記事を読むよりも、国際開発センター主催『「北朝鮮と北東アジアの経済社会開発に関する研究・国際交流事業 (第2年次)」特別企画シンポジウム』(http://www.idcj.or.jp/news/130220.html)でも聞いた方がよほど為になるでしょう。
 小生、さすがにこのシンポジウムを聞きに行くほどの「熱意」も「北朝鮮経済分析ができるだけの脳みそ」もないので行きませんが。こういうのは北朝鮮や北東アジアを専門にする「研究者」「ジャーナリスト」「ビジネスマン」が聞かないと意味はないでしょう。
 ちなみにシンポジウム内容は以下の通りです。

基調講演
北朝鮮および周辺諸国における新政権*2移行後の北東アジア・朝鮮半島(仮)」 (早稲田大学政治経済学術院教授 深川由起子*3
報告1
「事業の概要とこれまでの検討状況・結果」(国際開発センター主任研究員 西野俊浩)
報告2
北朝鮮の経済開発の可能性」 (帝京大学講師 李燦雨)
報告3
「新体制下における中国から見た北朝鮮の開発戦略と中国の関与(仮)」(北京大学教授 金景一)
コメント・補足説明
(朝鮮大学校准教授 朴在勲)

 それはともかくこの「三浦のエントリ」及び「エントリが紹介する朝鮮日報記事」は「何だかなあ?、バカじゃねえの?」というタイトルですね。タイトルだけじゃなくて内容も酷いですけど。確かに中国は「市場主義経済導入」で事実上は毛沢東主義を否定しているかもしれません。しかし建前では否定できてないわけです。
 今も「毛沢東は新中国建国の父で中国共産党草創期の大幹部」という位置づけは変わっておらず、「功7部、罪3部」という扱いの訳です。
 「建前でも中国共産党毛沢東を否定する日」と言うのがいずれ来るのかどうか知りませんし、興味もないですが当分は難しいでしょう。似たような存在としてはベトナムホーチミン*4も上げられると思います。彼の生前は「市場主義経済」なんか導入していませんので、市場主義経済を導入したベトナムドイモイは「ホーチミン主義の否定(一部か全部かはともかく)」ですが、でも未だにホーチミンは国父扱いの訳です。
 また「ソ連ではスターリン*5批判があった」と言う三浦ですが、「レーニン批判はできなかった」わけです。あくまでもスターリン批判は「レーニンらが奮闘努力してそれなりの形にしていたものをスターリンが台無しにした」という批判でしかないわけです。
 北朝鮮にとって金日成といえば建国の父であり、「ソ連レーニン」「中国の毛沢東」「ベトナムホーチミン」に当たる存在ですから「建前の世界で完全に切って捨てる」というのは難しいでしょう。三代世襲でなくてもおそらく難しい。
 しかし本音の世界だったらいくらでも否定はあり得るでしょう。俺も詳しくはありませんが例えば「カストロ*6キューバ」だって建国の父カストロが未だ存命なのに市場主義経済の導入を模索してるわけですし、市場経済導入は充分あり得ると思いますが。つうか現在進行中の開城工業団地自体が市場経済の一部導入でしょうに。
 したがって

金正恩が改革開放に移行するとかいうのは、ソ連、中国の歴史と比較すればまずありえないことがわかります

なんてのは三浦の勝手な主張に過ぎません。「改革開放に移行しないから太陽政策は無意味」と「北朝鮮打倒論」に話をもって行きたいだけの話に過ぎません。
 大体、今でこそ「トウ小平の改革開放」「ベトナムドイモイ」は大成功ですが、それは今だから言えることで開始当初は疑問視されていました。ベトナムなど1980年代*7は「あんなにボートピープル*8がでる国はいずれ崩壊する」と罵倒しまくってたのが三浦のようなウヨです。
 したがって「中国、ベトナムの歴史」と比較すれば、「絶対に改革開放に動き、それが成功するとは断言できないが、その可能性は充分にある」と見るのが正しい見方でしょう。「中国やベトナムが改革開放を始めた頃は成功の可能性は高くはなかったが今や大成功」なんですから「俺ももっと早くやってればよかった」と北朝鮮が考える可能性は決して低くはないでしょう。
 他にも突っ込んでおきましょう。

延辺大*9のある教授は「毛沢東にも(権力を引き継げるような)息子がいたならば、北朝鮮のように世襲を試みたのではないか」と話した。

朝鮮日報の記事ですがろくな根拠も上げずに適当なことを言うのはやめてほしい。

フルシチョフ*10時代にスターリン批判

そりゃスターリンがあまりに酷すぎて批判しないわけにいかなかったからでしょうが。歴代ソ連指導者で死後、あそこまで激烈な批判が始まった人はスターリンだけですが。
そして有名なスターリンジョークで

フルシチョフスターリン批判。
スターリン生前あんたは何をしていたんだ、フルシチョフ!」とヤジ。
フルシチョフ「今ヤジを飛ばした奴は誰だ!。出てこい!」
誰も出てこず。
フルシチョフ「ヤジに回答しよう。私も君同様、保身のため沈黙していた」

というのが確かありますが批判には一定の限界があったわけです。
スターリン批判自体は批判内容はともかく、それはそれですばらしいことだと思いますが、三浦みたいに手放しで賛美することでもないでしょう。つうか普段、旧ソ連を糞味噌に言ってる奴が北朝鮮をけなすために無理して旧ソ連をほめるとはね。

四人組批判を通じて少なくとも文化大革命の過ちについては事実上毛沢東の誤りを批判している。

 そりゃ文革を批判しないと改革開放ができないし、「文革で酷い目に遭わされた」トウ小平復権できないからでしょうが。四人組逮捕後、一定の文革批判がされる一方で文革派として出世した華国鋒文革終了当時、国務院総理)は何とか文革失敗の挫折を最小限に食い止めようとし、一方、トウは華からの権力剥奪の意味もあり、文革批判を強めていきます。文革批判にはそうした権力闘争的面もあったわけです。

参考

華国鋒(ウィキペ参照)
 1969年の第9回党大会で中央委員となった華国鋒は、1973年の第10期党中央委員会第1回全体会議(第10期1中全会)で中央政治局委員に昇格。同年、公安部長(大臣)に就任。1975年には国務院副総理(副首相)に昇進。1976年に周恩来が死去すると、後継の国務院総理・党中央委員会第一副主席・中央政治局常務委員に抜擢された。
 1976年4月30日、毛沢東から「あなたがやれば、私は安心だ」という委託を受けたとされている。9月9日、毛沢東が死去。10月6日、文化大革命の主導者であった四人組を逮捕。これにより、文化大革命を事実上終結させた。10月7日、党主席・党中央軍事委員会主席に就任。1977年8月の第11回党大会において、1966年以来11年にわたった文化大革命終結を宣言した。
 権力基盤の脆弱な華国鋒は、常に毛沢東の威光を借りようとした。1976年11月には毛主席紀念堂を着工して、翌年9月の死去1周年に完成させており、建物の正面に「毛主席紀念堂」の金文字の揮毫を自ら行っている。1977年10月には「二つのすべて(毛主席の決定した事はすべて支持し、毛主席の指示はすべて変えない)」の方針を示したが、かつて実権派として失脚・迫害されたトウ小平(当時、国務院常務副総理、党副主席、党中央軍事委員会副主席、中国人民解放軍総参謀長)らからの強い批判を浴びた。
 1978年12月に行われた第11期3中全会で、実権をトウ小平に事実上、奪われ、1980年に首相を、1981年には党主席を辞任した。四人組ほど急進的でなかったものの、「文革色」の残る政治家であった華国鋒は、トウ小平らと権力闘争を展開し、最終的に追い落とされて失脚させられたといわれる。

 文革批判したことはそれはそれですばらしいことだと思いますが、三浦みたいに手放しで賛美することでもないでしょう。つうか普段、チベット問題その他で中国を糞味噌に言ってる奴が北朝鮮をけなすために無理して中国をほめるとはね。大体、中国だって過去の問題行為全てを謝罪したわけではなく「チベット侵攻は侵略だなんて認めてないし」天安門事件についても『反革命騒乱であり軍投入自体は正しかった』という立場の訳です。
 それはともかく三浦の主張で思い出したのですが以前、本多勝一氏が半分冗談でしょうが週刊金曜日コラムにこう書いていたのを思い出しました(うろ覚えですが)。
「ドイツはナチスを批判した」
旧ソ連スターリンを批判した」
「中国は文革を批判した」
「フィリピンはマルコスを打倒した」
「韓国は光州事件全斗煥を裁いた」
「しかるに日本で未だに「東京裁判河野談話などで1度認めた自分の非」(南京事件従軍慰安婦など)を否定しようとする人間が政権与党にいるのはどうしたことか。日本人の反道徳性が本当に恥ずかしい。日本右翼は旧ソ連や中国を非難するが連中こそ旧ソ連や中国以下の道徳心しかない馬鹿者ではないか」
 この本多批判をどう思うかゲス右翼の三浦には是非お聞きしたいですね。どうせまともに回答できないでしょうが。そして三浦の主張だと「A級戦犯容疑者・岸信介を祖父に持つ安倍晋三には戦争の反省などできないだろう。実際に河野談話を否定しようとしているではないか!」という安倍批判が出てこないとおかしいでしょうがま、そういうことは三浦は絶対に言わないでしょうね。ゲス右翼ですから。


田中宏*11朝鮮学校無償化論 教科書内容には何ら触れず
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00972
 ばかばかしい。教科書内容(あるいは教育内容)に問題があれば無償化除外できると三浦のバカは本気で考えてるんでしょうか。呆れて物も言えない。
 なお、田中氏の論文が朝鮮学校の教科書内容(あるいは教育内容)に触れてないと言いがかりをつける三浦ですが、こういうのは新聞社から「与えられたスペース」というのがあるわけですからね。10ページでも、20ページでも、何ページでも使っていいですよ、田中先生が書きたいだけ書いて下さいと言うのならともかくそうでないなら*12、全部のことに触れる必要はないでしょう。そもそもスペースに限りがあるから全部のことに触れられるわけもない。
 限られたスペースの中で「自分は何を一番書きたいのか?」「自分が書くことに向いてる部分は何か?」「何を訴えれば一番読者にアピールすることができるか?」そういったことをいろいろと考えて書くわけです。で「一番書きたいことではない」とか「これは自分よりも適任者がいる」とか「これは読者にアピールしない」とか言う判断で教科書内容については触れなかったと言うだけでしょう。大体そんな事を言う三浦だって田中氏の主張に一つ残らず批判を加えてるか、コメントで触れてるかと言ったら「いちいち詳しい反論はしません」と言い出すのだから全くふざけた男です。「チマチョゴリ切り裂き事件のような事が起こって恥ずかしい、無償化除外はそうした馬鹿者のバカ行為を助長するのではないか」という趣旨の田中氏の文章に「除外反対という主張には賛同できませんが切り裂き事件へのお怒りの気持ちには全く同感です、絶対にああいう事は撲滅しないといけない」位書いたらどうなのか。
 あの種の犯罪について三浦のバカはバカだから何とも思ってないのでしょう。
 三浦の文章にも突っ込んでみましょう。

守る会パンフレットに記載された、学校内の政治教育と子供たちを「主体の戦士」として組織化していく過程にも触れていません。

既に「ウヨが騒ぎ立てる問題点とやらに全部触れる必要はどこにもない、そもそも全部触れること自体限られたスペースでは無理だろう」と書きましたがそれはさておき。
「主体の戦士」ねえ。それが事実だとしても無償化除外など正当化されませんが、朝鮮学校から日本の大学に進学する子どももいるというのにそんなものが本当にあるんでしょうか?

田中氏は、差別はいかなる形であれ、オリンピックムーブメントとは相いれない、と言う憲章を紹介しておられますが、それならば、独裁国家である少数民族*13を明らかに弾圧している北京でのオリンピックにどのようなご意見をお持ちだったのか、ぜひお聞きしたいと思います。

 質問に質問返しで返すなよ、ボケ。「中国で五輪はすべきではなかった」と田中氏が言えばお前は朝鮮学校無償化除外支持を撤回するのか?
 田中氏が「中国での五輪支持は無問題」といえばお前らの除外論が正しくなるのか?
 まず、手前はオリンピックムーブメントに朝鮮学校無償化除外が反すると思うのか、思わないのか明言してみやがれ。なお、中国だって公然とは「チベット人なんか生きる資格はない」だのといった露骨な差別はお前の支持する「朝鮮学校無償化除外」と違ってしてないぜ。だから「チベット自治区」ってものがあるわけだし。
 ちなみに、話がずれるが今回立候補してるトルコ(イスタンブール)はその点でちょっと微妙。あそこは「クルド人差別してる」と言う批判が一部からあるんだよな。
 引用はしないが、その後に教育基本法1条には真実追究って文句があるが朝鮮学校はその点どうなのかと言い出す三浦。あのな、朝鮮学校が真実追究してないというお前の言いぐさも正しいか疑問だが教基法のどこに「1条に反したら無償化除外していい」って書いてあるんだ。大体そんな事言ったら副読本で「ハルノート陰謀論」「マッカーサー自衛戦争論」なんてデマを教えてる都立高校はどうなるんだよ?
 「坂本龍馬劉備玄徳の生まれ変わり」と教えてる幸福の科学学園高校はどうなるんだよ?。
 『都立高校や幸福の科学学園高校は教基法1条違反だから無償化から除外しろ』と三浦よ、お前言うんだろうな?。ま、言わないってことはわかりきってるが。どんだけ恥知らずなんだよ、手前。


参考
幸福の科学学園高校への批判】
やや日刊カルト新聞
「尾行・通報・恫喝、幸福の科学学園報道の裏バトル」
http://dailycult.blogspot.jp/2012/11/blog-post_15.html
週刊新潮の“学園報道”=幸福の科学の珍反論を検証する 」
http://dailycult.blogspot.jp/2012/11/blog-post_16.html


【副読本およびそれを持ち上げる産経への批判】
もっと休むに似ている「今年度より、コミンテルン陰謀論の授業がスタートします!」
http://gallerytondemo.blog.shinobi.jp/Entry/125/

黙然日記『産経「主張」が恥ずかしい。他。』
http://d.hatena.ne.jp/pr3/20120403/1333458534


マッカーサー自衛発言論への批判】
誰かの妄想「マッカーサーは日本は自衛のために戦った、と言ったのか?」
http://ameblo.jp/scopedog/entry-10023353939.html

田中氏が長く在日コリアンの問題にかかわってこられたこと、差別反対の論を展開してこられたことの功績は私もちろん認めます。

 レイシストの屑が、おべっかなんか言ったって誰もだまされないからな(おそらく田中氏本人も)。心にもないことをほざくんじゃねえよ、糞野郎。

【追記】
朝鮮新報にも教育内容云々への批判文章が掲載された。全く同感なので引用しておく。

http://chosonsinbo.com/jp/2013/03/0321il/
 下村大臣らはこの間、アメリカンスクール東京大空襲や原爆投下をどう教えているかや、中華学校日中戦争南京大虐殺*14をどう教えているか、などといったことは全く問題にしないにもかかわらず、朝鮮学校にのみ、その教育内容に難癖をつけてきたが、これは単に差別であるだけでなく、「私立学校の自主性」を尊重すべしとする教育基本法*15私立学校法*16にも違反している。このような干渉こそがまさに教育基本法が禁じる「教育への不当な支配」*17である。


■日印友好年表を作ってみました(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=1639

実は先に紹介した映画「恋する輪廻」は、知人の在日コリアンの方が配給に携わっており、その縁もありまして応援させていただいております。
(中略)
このパンフレット用に日印の歴史年表を作ってくれ*18と言われまして、インド史には無知ですしもっといい人がいるはずなのでしょうが、バイト代ももらえるし作ってみました。パンフにも掲載されていますが、よろしければここでもご覧ください。

 その配給に携わってる方ってのはバカなの?。非専門家の三浦に頼んだって、「市販のインド歴史年表を何冊か買い込んでそれから切り貼りで作る」のが落ちだろう。専門家でないから、元ネタの歴史年表に間違いがあったって三浦は気付かないだろう。
 そんなのだったら三浦に金出してまで頼む必要があるのか?。金を出すのなら専門家に頼むべきだし、三浦ごときに頼むレベルでいいなら自分で作ればいいだろう。そんなふざけたパンフをまさかとは思うが有料で売ってないだろうな。
 でウヨの三浦が作ったので予想通り「日本とお手々握ったボース」「東京裁判のパル判事」が登場。

日本の自衛隊とインド海軍がインドの西海岸での合同演習「マラバール2007」に参加

 何のための合同演習なんですかね(ちなみにこの時期は麻生内閣)。「巣くう会副会長」島田洋一みたいな「インド使って中国押さえ込む」などという馬鹿げた代物でなければ幸いです。
 大体、合同演習って無邪気に友好とか言っていいもんなのか?

インドの首相による素晴らしい演説を紹介しておきます。
(中略)
聞けば聞くほど深みのある演説です。

普通の演説だと思うけどね。このレベルの演説なら三浦の大嫌いな中国の政治家だってするだろ。後で指摘しますが演説がウヨのヒーロー「岸信介」「パル判事」に触れたことが右翼・三浦を感動させたのでしょう。その程度で感動とは三浦も安い奴だ。

1952年,インドは日本との間で,二国間の平和­条約を別途調印いたしまして,日本に対するすべての戦争賠償請求権を放棄いたしました。

「二国間条約」
 二国間条約になったのは1951年のサンフランシスコ講和会議にインドが出席しなかったからです。他に欠席した国としては中国(中華人民共和国)があります。もちろん台湾(中華民国)と中国とどちらを呼ぶかコンセンサスが得られなかったからです(ソ連は中国を、アメリカは台湾を呼ぶことを主張)。
 中国との「国際法上の戦争終結」は田中首相訪中による日中共同声明(1972年)によってなされるわけです。
 また、サンフランシスコ講和会議に出席したもののソ連は条約に調印しませんでした。ソ連との「国際法上の戦争終結」は鳩山首相訪ソによる日ソ共同宣言(1956年)によってなされるわけです。
「日本に対するすべての戦争賠償請求権を放棄」
 日本が賠償金を支払ったのはフィリピンとインドネシアビルマ南ベトナムだけです。請求権を放棄したのはインドだけじゃない。三浦の大嫌いな中国も請求権は放棄しています(ウィキペ「日本の戦争賠償と戦後補償」参照)。

パール判事の下した信念に基づく判断は,今日に至っても日本で記憶されております。

 シン首相もこういう事は言わない方がいいと思いますけどね。ま、彼が訪日した2006年12月というのは「パル大好きっ子」安倍晋三が首相だったから安倍へのリップサービスなんでしょうが。

インドが日本からのODAの最初の受益国となるようご尽力されたのは,当時の岸総理大臣でありました。

ってのも「岸の孫」安倍へのリップサービスでしょう。
 安倍が首相でなかったらこういう事は言わないんじゃないか。おそらく過去に訪日したインドの首相は「安倍が首相でないから」そんな事を言ってないんじゃないか。それにしてもパルについての表現、「信念に基づく判断(はっきり無罪判決と言わずぼかしてる)」「記憶されています(パル判決に批判的、否定的な人間も記憶ならば、しているわけです)」って表現が意味深ですね。はっきりと「無罪判決が評価されている」なんて言えないわけです。
 もちろん「日本でも無罪判決を評価してるのはウヨだけ」ってのもありますが、それだけではない。「無罪判決万歳」なんて事を言うのは日本の侵略被害国(例:インドの隣国・中国)へ喧嘩売ってるのも同然ですから言わない。
 こういうのは「安倍にこびへつらう」事では同じでもペマ・ギャルボなんかと違って政治家らしい見事な曖昧表現です。


■『チベットの秘密』ツェリン・オーセルへの楊海英教授*19の書評 日本も積極的な「人権内政干渉」を!(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=1633
 国基研集会出席を口実をつけて拒否したとは言え楊氏も結局「日本ウヨとの野合」という「靖国参拝したウイグル」「安倍と面会して恥じないダライ」と同じダークサイドに落ちてしまったのか?
 それとも「単に中国強硬論者の楊氏の中国批判を三浦らウヨが都合よく使用してるだけ」なのか?
 まあ、後者だとしても三浦が紹介する楊氏の中国批判はあまりにも非常識でとても賛同できない。なお、うがった見方をすれば楊氏の文章を翻訳したという劉燕子が楊氏の主張をねじ曲げてる可能性も『可能性としては否定できない』だろうが、楊氏の書いた原文(中国語?)を確かめようがないし、それを言い出すと話が進まなくなるのでその可能性はネグる。オレ流にコメント。

【追記】
 なお、この書評とやらは「劉燕子さんからのメール」(http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/51783768.html)によれば「図書新聞」とやらに掲載されたらしい。こんな駄文を掲載するなよ、人として恥ずかしくねえのかと思う。

中国はそれを「国外にいる、一握りの民族分裂主義者*20による扇動だ」と主張している。

 率直に言って扇動と言う要素はあるだろうと思います。扇動が言い過ぎなら黙認や助長など他の言葉に言い換えてもいいですが。もちろん扇動(黙認や助長など)されても生活が平穏無事なら自殺する動機はないわけで「全てダライ一派が悪い(中国)」とは言えないでしょうが、ダライ一派が「絶対に自殺するな」と何度も言えば状況は違うんじゃないか?。正直、ダライ一派に「なんとしても自殺を止める」という切実さを俺は感じません。

はたして、日本人はどれほど、このような茶の間にまで入ってくる情報について、真剣に分析しているのだろうか。

 よほどチベット問題、あるいは国際政治一般に興味でもない限り分析などしないでしょう。ほとんどの日本人にとってチベット問題など当事者ではなく自分の生活に関係ないからです。TPP問題、消費税問題など、自分の生活に関係がある(あるいはありそうな)問題にまず興味が向くのが普通の人間です。
 しかも中国の言い分と、チベットの言い分があまりにも違う上に「ちょっと行って確かめてくる」ということが簡単にはできない外国の出来事なので分析もしづらい。ま「足して2で割る」位の分析、つまり「中国に全く非がないとは言えないだろうが、チベット側の言い分も誇張があるのではないか」位の分析はするでしょうが。

 ダライ・ラマ法王だけでなく、全チベット人が、慈悲と平和を信じているがゆえに、中国人*21の暴虐に同じような手法で返すのではなく、我が身を炎に化す形*22で世界に訴えているのである。

 やれやれですね。チベットにおいて、チベット人が平和主義であるため、暴動、騒乱が1度たりともなかったなんて事実はありません。ウィキペ「チュシ・ガンドゥク」に書いてありますが、「CIAがチベット人の反中国ゲリラを訓練してた」と言う過去がまずあります。
 また、ライプツィヒの夏『分離独立は認めない 認めるものは民族の罪人だ(胡錦涛*23)』(http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/26ede1ee73301d028b9d6e1d57094e93)が指摘するように1989年には暴動、騒乱が起こりチベット戒厳令が発動されています。別にチベットが平和主義じゃないからダメだと言いたいわけでなくて嘘でチベットを美化するなと言うことです。
 ちなみにこの「ライプツィヒの夏」の記事に小生はコメントしていますが愚かにも名前を書き忘れました。id:Bill_McCrearyさんの応答を見ると小生のコメントだと気付いてらっしゃるようですので助かりましたが。
 それはともかく自殺の理由は、単に「武力鎮圧されるだけと暴動、騒乱を起こすことに否定的なだけ」、そして「むしろ焼身自殺が抗議方法として有効だと考えてるため」でしょう。非暴力だから自殺してるわけではない。自殺が最も有効だと思うから自殺しているのであって「平和的デモが有効」と思えば平和的デモをするでしょうし、「武力蜂起が有効」と思えば武力蜂起するでしょう。
 なお、俺は自殺はやめるべきだと思います。抗議方法として効果的だと思わないし仮に効果的だとしても野蛮すぎます。じゃあどうすればいいのかと聞かれると言葉に詰まりますが。平和的手段がうまくいかないと思うから絶望して自殺するわけで「平和的交渉」と言っても共感されないでしょうが、だからといって安全地帯から「暴動を起こせ」と無責任なことは言えない。そんなことをやったら最悪、弾圧でチベット側の命がないですし、暴動を起こせと言うことは「中国人を殺せと言うこと」だから野蛮きわまりない。まあ、「人道主義(暴動による殺人や、焼身自殺は人道上適切でない)」と「現実主義(武力闘争による独立など可能とも思えない)」の立場からは「困難でも平和的交渉をするしかない」と言うしかないんでしょうが。
 いずれにせよ自殺を詭弁で美化するのも大概にして欲しい。
 そもそも自殺自体、「自らの体への暴力」であり「他人の体への暴力でないからやっていい」という話ではないと思いますが。

自国の国民を4000万人*24も餓死させても、誰も責任を取らなかった国柄

・こういう言い方はいかがなものですかね。ウィキペ「大躍進」にも書いてありますが、この問題で「1959年、毛沢東は渋々ながら自己批判をしたあげく国家主席退任*25」に追い込まれ、劉少奇(毛の後任として国家主席に就任*26)、トウ小平(副首相)によって経済政策の修正が行われます。1962年のいわゆる「七千人大会(中国共産党中央拡大工作会議)」で劉少奇は『今回の大災害は天災が三分、人災が七分であった』と発言しています(ウィキペ「劉少奇」参照)
 十分な批判総括が行われたとまでは言いませんが、全くノーペナルティだったわけではない。
 毛の文革発動は「劉、トウらによる自分の権威失墜への恐怖」があったのだろうと思います。
・しかしよくもまあ「過去に日本が日中戦争、太平洋戦争で自国民、外国人併せて数百万に及ぶ死者を出したこと」に無反省な三浦のような腐れウヨが恥知らずにも「大躍進で沢山の死者が出た」などという文章を平然と紹介できるもんです。
 「日本は中国と違ってあの戦争の責任を取った」ですか?。ええ、取りましたね、東京裁判で。日本に酷い目にあわされた諸外国に強制されて渋々です。その上ほとぼりが冷めると「勝者の報復裁判だ」「南京事件などなかった」という東京裁判否定論が出るのだから全然自慢になりません。

世界の屋根に登山に行くだけでよいのだろうか。

 余計なお世話。チベットに登山に行こうと行くまいと人の勝手だし、行ったからといって何でチベット人の中国批判運動を支持しないと行けないのか?
 その理屈だと「自分が海外旅行に行くときはそこがどんな人権問題を抱えているか、確認し、その人権問題にコミットしないと行けないこと」になりませんか?
 たとえばムバラク独裁時代にピラミッド観光にエジプトに行った人間を楊氏はどう思うのか、是非教えて欲しいもんです。
ムバラク独裁支持と同じ!」とか罵倒するんでしょうか?。ま、俺だったら「エジプトに興味があるんだったら、ムバラクつう奴があの国で独裁してるんで批判運動に参加しませんか?」ならともかくこういう楊氏みたいな「上から目線」の発言はノーサンキューだな。まさかとは思うが中国限定とかチベット限定で楊氏はこういう「上から目線」な事を言ってるんじゃないよね?

「大黄河」の源流や「シルクロード」の一部をドキュメント番組にして二流のオリエンタリズムを再生産しただけで満足すべきだろうか。

NHK特集「シルクロード」(1980年)、NHK特集「大黄河」(1986年)、NHKスペシャル「新・シルクロード」(2005年)のことでしょうか。
余計なお世話。どういうテレビ番組を作ろうと見ようと人の勝手でしょうに。そしてそういうテレビ番組を作ったら「シルクロード」や「黄河流域」について政治的な番組を作らないと行けないんですか?。ろくな根拠も上げずに「二流のオリエンタリズム」とレッテルを貼るのもおよそ学者とは思えない暴論です。
 ちなみにウィキペ「新・シルクロード」によると

番組第6回「“希望”の門:トルコとクルド・2つの思い」について、駐日トルコ大使はNHK橋本元一会長(当時)あてにトルコ軍との緊張が高まっている武装組織・クルディスタン労働者党PKK)を取り上げた内容が「一方的でテロ組織PKKの活動を正当化するもの」と主張して再放送の中止などを求める抗議文を送っている。これを受け、同年12月26日の再放送では「トルコ横断1800キロ」と改題、内容もクルド人に対するトルコ政府の圧力に関する部分が削除されるなど、大幅に改変された

そうです。NHKに対し「『取材には自信がある、要求には応じられない』と言ってトルコとのガチバトルをしろ」と無責任に主張する気もないですが何とかならなかったんですかね。ちなみにこういうのに三浦や楊氏、劉燕子が何というのか聞いてみたいところです。中国なら非難する癖に「トルコの行為は言論の自由の侵害だ」とか絶対言わないと思うね。

仏教の源郷インドに経典が存在しなくなった以上、インド仏典にもっとも近いチベット仏教の典籍を書斎で吟味するのみで思索を停滞させていいのだろうか。

 だから何でチベット仏教研究者が「チベット問題にコミットしないと行けない」んですか?。「単にチベット仏教に興味があるだけ」ならそんなことをする必要はどこにもないわけです。「インド仏教研究者」は皆、インドの現在の社会問題にコミットしないといけないんですか?
 「日本思想研究者」はその研究対象とする日本思想がたとえ「鎌倉新仏教(法然親鸞日蓮道元など)」「江戸時代の儒学者新井白石伊藤仁斎荻生徂徠など)」であっても皆、日本の現在の社会問題にコミットしないといけないんですか?
 「現代チベット研究者」「現代中国研究者」ならまだしもそうでないのにチベット現代政治について論じる必要はどこにもないでしょう。
 なお、「インド仏典にもっとも近いチベット仏教」ってのは正気なんですかね。ダライラマの転生なんてインド仏教に根拠があるとは思えませんし、「距離が近いから内容も近い」とは限らないでしょうに。

アメリカ合衆国には多数の基金や財団がアジアの民主化支援に積極的に関わっている。ヨーロッパでは平和活動を奨励する目的で設置された賞が多く、オーセル女史も選ばれている。このような諸先進国と比べると、日本は無数の企業が「日中友好の使者」として金儲けをしているし、利潤はさらに共産党の強権維持にも「貢献」している。

 日本だってその種の民主化支援や賞は数は少ないでしょうがあるでしょう(日本では欧米と比べて寄付制度が充実していないし、社会貢献運動に参加する国民も少ないのでそもそもその種の財団自体が少ないでしょうが)
 一方、欧米企業だって中国に進出してます。日本企業だけ悪者にされたらかなわん。つうかまさかとは思いますけど楊さん、あなた島田洋一みたいに「日本企業の脱中国」とか馬鹿なことは言い出さないでしょうね?。そんな事は現実問題としてできやしないし、やったところでその穴を他の企業(欧米企業か地元中国企業かはともかく)が埋めて日本企業が儲けを失うだけでしょう。
 楊先生、あなたがモンゴル人として中国の内モンゴル統治を批判するのも、「チベット人のオーセルを同志扱いして中国のチベット統治を批判する」のもあなたの勝手ですがあまりにも非常識なことを言っても「極端なアンチ中国」以外、誰も支持しませんよ。

日本が提供した先端技術はチベット侵略鉄道と寺院に設置された監視カメラに「活用」されている。

・よくわからないんですがチベット鉄道工事と監視カメラを日本の企業が受注したとでも?
ちなみにウィキペ「青蔵鉄道」にはこんな事が書いてあります。

・機関車はアメリカのGE(ゼネラルエレクトリック社)製のNJ2型ディーゼル機関車
・客車は空気の希薄な地域を走行するため、航空機メーカーでもあるカナダのボンバルディア社の技術を導入した25T型客車

 監視カメラはともかく、どう見てもチベット鉄道には「日本の技術が導入された」ようには見えませんが?。むしろ欧米の技術が導入されてるんじゃないの?
・「チベット侵略鉄道」
 鉄道それ自体は悪でも善でもないでしょう。あえて言えば生活が便利になるんだから善でしょうに。何で「侵略鉄道」なんて非常識なことを言うんですかね。「中国がチベットに資金投下を全くせずに放って置いた方がいい、鉄道なんかいらない」とでも言う気でしょうか?。「チベットだけ貧乏で、生活が不便でも構わない」とでも?

過去に一度だけ大陸*27に進出したからといって、かくも独裁政権を熱愛する「日中友好論者」たちは、人道に対する犯罪を助長している、と自省したことはあるのだろうか。

「過去に一度だけ大陸に進出したからといって、かくも独裁政権を熱愛する」
 楊氏の主張が劉燕子の捏造翻訳でなく、事実こんなことを言ってるのなら酷すぎますね。まず第一に侵略を「進出」と表現していることが酷い。第二に「1度だけ」ってあなたねえ。日本の中国への侵略的行為、具体的には
日清戦争(1894年)*28による台湾割譲
・21箇条要求(1914年)
張作霖暗殺(1928年)
満州事変(1931年)による満州国建国
・盧溝橋事件(1937年)以降の日中全面戦争などをこの人はどう思ってるんでしょうか。日本はなんだかんだ言って中国を日清戦争から50年間侵略し続けたわけです。「中国全土完全植民地化」「蒋介石政権完全打倒」をめざし日中全面戦争に突入した盧溝橋事件から数えても8年間侵略し続けた。
 でその間に平頂山事件(1932年、非戦闘員虐殺)、南京事件(1937年、捕虜や非戦闘員の虐殺など)や731部隊による捕虜の人体実験などの非道行為を戦前日本が繰り広げたことをどう思ってるのか。戦前日本の残虐さはおそらく楊氏や劉、三浦が非難する中国のチベット統治における残虐さを上回ってるでしょう。
 それを「1度だけ」とたいしたことでないかのように表現できる楊氏の神経は中国における戦争被害者に対し無神経すぎる。本心そう思ってるのか、三浦のような日本ウヨに媚びてるのか、はたまた中国政府への反発で口が滑ったのか知りませんが、そういう「日本の中国侵略を免罪してる」としか思えない態度の人間(楊氏や劉、三浦)が中国の人権侵害を批判してもまるで説得力がありません。
 第三に中国に経済進出している企業は日本だけじゃない。欧米企業だって進出してるわけです。欧米企業は無罪、日本企業だけが有罪であるかのように言うのは嘘以外何物でもない。俺も日本人として楊氏と劉の不当な日本批判にはマジで頭に来ますね。日本が嫌いならとっととモンゴルにでも帰れよ、楊海英。
 第四に経済進出してるのは基本的に「金儲けのため」でしょう。中国侵略への贖罪意識や「日中友好こそが中国侵略のような不幸な出来事の発生を防ぐ」と言う思いがないとは言いませんが儲からないのに中国に進出する企業はありません。会社経営は慈善事業じゃありませんので。
 第五に中国への経済進出を非難する楊氏と劉は島田洋一みたいな「日本企業の完全な中国からの撤退」でも希望してるんでしょうか?。もしそうなら非常識な妄想も大概にして欲しいですね。
 第六に日本が人道上問題がある国に経済進出してるのは今に始まった事じゃない。何せアパルトヘイト時代の南アフリカに経済進出し南ア政府に「名誉白人」認定されたり、そのあげく1988年の国連総会で「日本非難決議が可決」されたりする国が日本です。自国民がミャンマー軍兵士に虐殺されたあげくその兵士が処罰もされてないのにミャンマーに多額の円借款を約束する国が日本です。正直日本人であることが恥ずかしい。楊氏や劉、三浦のように「南アやミャンマーへの経済進出」を無視して「中国へ経済進出するな」みたいなことを言っても説得力がない。人道主義じゃなくてただの反中国じゃないですか。

戦後一貫して平和の道を歩んできた世界第三位の経済力を擁する国

 イラク戦争ベトナム戦争のような侵略戦争を日本政府が支持してきたことは無視ですか?。「戦前日本は正しかった」として「平和の道」を否定する産経新聞安倍晋三のような歴史捏造主義者の存在は無視ですか?。楊海英という男を心の底から軽蔑します。こいつは生きる価値のない人間のくずです。学者としての能力に関係なくこいつを俺は評価などしません。人間のくずを評価するほど俺は寛大でないので。楊をもう少しまともな人間かと思っていましたがどうやら俺の勘違いだったようです。

「アジア平和促進賞」のような賞や基金を創成して、各国の「内政」に積極的に介入すべきことを評者*29は提案したい

・民間団体ならまだしも国がそんなことができるわけもないでしょう。明らかに不当な内政干渉じゃないですか。楊といい、楊の提案を支持する劉や三浦といいどれほどバカなのか。大体、楊や劉、三浦はその賞とやらを「中国非難」に使用するという党利党略的な使い方しか考えていないでしょうし。連中の頭に「アジアの平和」なんてないでしょう。
・大体、慰安婦問題で「日本は河野談話撤回なんてバカはやめろ」と国際社会に「積極的人権内政干渉」されると反発する三浦のような腐れウヨが自分を棚に上げて「中国への積極的人権内政干渉を!」とは何を偉そうなことをぬかしてるんでしょうか。恥を知れと言いたい。
・なおご存じの方もいるかもしれませんが既に「アジアのノーベル賞」とも言われるマグサイサイ賞というのがありますし、探せば様々な「社会運動への賞」があるわけです。

希望が再びよみがえるとすれば、それは漢族の中にもこうしてチベット問題、ウイグル問題を真剣に考える人が出てきたこと。

冗談も大概にして欲しいですね。
『過去に一度だけ大陸に進出したからといって、かくも独裁政権を熱愛する「日中友好論者」たちは、人道に対する犯罪を助長している、と自省したことはあるのだろうか』なんて暴言を吐いて日本の中国侵略を免罪し、三浦のようなウヨに媚びる人間(楊海英や劉燕子)のどこが「真剣に考える人」なのか?。もちろんそうした問題をまじめに考えてる漢民族もいるでしょうが三浦とつるむような奴がそんな立派な人間のわけがない。


■「3月23日三島由紀夫研究会で喋らせていただきます」の三浦小太郎ほかのコメントがバカすぎる
http://miura.trycomp.net/?p=1613&cpage=1#comment-6462
まず「敦子C」なる人物のコメント。

三島由紀夫は神がかり的な天才でしょうね。
日本民族三島由紀夫を生んだ栄光を思う。
日本は、日本人は、凄いです。

三島の何がすごいんだかさっぱりわかりません。「敦子Cが三島ファンであること」「興奮しやすい性格らしいこと」だけはわかりました。
次に三浦のコメント。

もうご覧になったかもしれませんが、このインタビューの続きはこちらです
三島由紀夫の声(最後の対談 後半)
http://www.youtube.com/watch?v=im5aRdSN7Dw
「僕にとって自民党共産党って同じものですからね。まったく同じものです、偽善の象徴です」
前半のこの声を聴くたびに、いかに私が低いレベルでしか考えも行動もできていないことに気付かされます。

 くだらない。単に極右の三島にとっては「自分が支持できないから自民も共産も一緒」ってだけじゃないですか。自民党にも共産党にも失礼極まりない。こんなのが許されるのなら「左翼の俺にとっては三島も自民も右翼だから一緒」もありになるでしょうに。
 そういうことを言われたら自分の暴言を棚に上げて怒り出す屑が三島なのでしょうが。ま、そもそも三島なんてだまし討ちで人質とって立てこもったあげくクーデターを自衛官に呼びかけ失敗したら腹切りするような迷惑きわまりない自己中の「人間の屑」ですけどね。小説だけ書いてればよかったのに。
 そして三島が評価できないだけで「間違ってる」と言うならまだしも偽善呼ばわりされるいわれはないですよ。何がどう偽善なのか。全く冗談じゃない。こんなふざけた「低レベルな」コメントを言う三島など俺がインタビュアーなら呆れるだけですな。インタビュー途中で帰りたくなると思う。どうせ犯罪者・三島のインタビューなどくだらないだろうと思って、動画を聞いていませんでしたが、三浦の紹介で予想通りくだらないようだとわかったので今後も聞かないことにします。つうかよりによって三浦も何でこんなくだらない回答を紹介しますかね。
 ま、三島云々に関係なく三浦は低レベルですが。謙虚ぶってる三浦ですが誰かが理路整然と三浦の発言の問題点を批判してもおそらく耳なんか傾けないでしょう。よくて低レベルな詭弁、悪くしたら怒り出すんじゃないか。謙虚ぶってるだけのゲスですから。


■どう見てもタカ派ではない劉源氏
 以前、『北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート60(追記・訂正あり)』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20081031/1307052595)で小生は『習近平*30は戦争崇拝者!日本は弱みを見せるな―12・9「林保華氏講演会&諸民族討論会」報告 : 台湾は日本の生命線!』(http://freeasia2011.org/japan/archives/1947)について次のように批判した。

 林氏は尖閣問題を巡る中国側の激しい反応には、劉源の思想的影響があると指摘した。劉源とは劉少奇の息子で上将。習近平とは親友だ。毛沢東が提出し、劉少奇が実践した「新民主主義」を掲げ、「戦争とは人間の欲望から生まれるものだから、絶対になくならない。戦争と戦争をする人は偉大だ。統一エネルギーは戦争から生まれる。戦争がなければ民族融合、文化融合、南北融合もできない」などと主張し、習近平を含む太子党に大きな影響を与えているはずだという。

 常識で考えてそんな物騒な事を政府高官・劉源氏が言うわけもないでしょう。

 で、その後偶然ですが劉氏の「全然タカ派ではない発言」を見つけたので紹介しましょう。当たり前すぎるほど当たり前の発言ですけれど。
 何というか同じ軍高官でありながらトンデモ田母神とは偉い違いです。
 なお、こういう発言を紹介しながら劉氏をタカ派呼ばわりするリンク先の記事は意味がわかりません。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130308-00000008-rcdc-cn
 両会(全国人民代表大会全国政治協商会議のこと)に出席した劉少奇国家主席の息子、劉源大将はかつての最高指導者・トウ小平*31の教えのとおり、(注:尖閣諸島を巡る)日本との紛争は棚上げにするべきだと主張した。
 劉大将は「問題の解決には戦争以外にも多くの方法がある」と発言し、国家にとって戦争は最後の選択肢だとコメントした。

http://kinbricksnow.com/archives/51847431.html
劉源氏
『「戦いこそが軍隊、軍人の本分なのだ」と軍人は言わねばならない。しかし一方で軍人として私は各方面の人々、とりわけ一般市民にはっきりと言わねばならない。戦争とは何なのかを。
(中略)
 それはとても残酷なもので、代価も大きい。別の方法で解決できるならば、極端な暴力的手段で解決する必要はない。』


ファンキー末吉ブログを読む(2013.3月)
北朝鮮タブレット分析(アプリ編)』
http://www.funkyblog.jp/2013/03/post_854.html

まず興味深いのは、カレンダーなどAndroid純正のものを使わずに、独自のプログラムを開発していることだ。
北朝鮮の年号は、 日本が「昭和」だの「平成」だの天皇が変わる度に和暦が変わるのと違って、金日成生誕日を元年とする「チュチェ暦」がずーっと使われているが、このカレンダーにも西暦と共にその年号が使われているのと共に、個人的には日にちの右側に陰暦も表示されるのが興味深い。

・「チュチェ暦」「陰暦」を使うために独自プログラムが必要なのだろう。
・「チュチェ暦なんてくだらない」とは「一人の人間の生き死に(天皇)を年号に使ってる日本人だけは言えないわな、日本人以外は別だが」と改めて思う。

「英語は敵国アメリカの言葉だから使ってはならぬ」とか日本のいち時代とは全く違って「英語辞典」。

 以前、東京新聞に「平壌で英語ブーム」と言う記事が載った記憶があるな。


北朝鮮に初めてiPhoneを持ち込んで国際電話をかけた日本人』
http://www.funkyblog.jp/2013/03/iphone.html

 今年から北朝鮮に携帯電話が持ち込めるようになった*32ということはネットニュースなどでも伝えられて来た。
 ところが「持ち込めるようになった」のと「実際に持ち込める」のとは大きな違いがある。

 要するに「建前では持ち込めても、手続きが面倒くさいなど、やたらハードルが高くて事実上、持ち込めない」「ハードルは低いので持ち込めることは持ち込めるが、インフラがぼろぼろで電波状況が悪いので持ち込んでも意味がない」といったこともありうるわけだ。その当たり実際にやってみないとわからないという話。末吉氏は中国でさんざんそういう経験をしてきたのだろう。
 もちろん「仮に建前に過ぎないとしても持ち込み可」としたことは改革開放への一歩としてそれなりに評価できるだろうが。

 奇しくもワシは今年になって北朝鮮に入国した最初の日本人であるらしい。
 北京発平壌行きの飛行機は相変わらず中国人客を満載してたが、平壌空港に着いたらその中国人客は皆携帯電話を税関職員に差し出してるではないか・・・
 「ほら見てみぃ」という気持ちで私も携帯電話を差し出した。
 大体にしてニュースというのはこんなもんである。
 誰もそれを確かめもせずに流しているのだから・・・
 あきらめてそのまま税関を出ようとしたら、いつもの案内人がやって来て「携帯電話の預かり証はもらいましたか」と言うので、「あ、そう言えばもらってねえや」とばかり引き返す。
 案内人が二言三言税関職員と話していたと思ったら、職員はなんとそのまま携帯電話をぽんと渡してくれた。
 「え?!!ウソー!!」
 ワシはつい取り乱してしまったが、追い打ちをかけるように案内人はこう言った。
 「外国人用に電話のカードも売ってますけど買いますか?」
 ワシはついに絶叫した!!
「え?!!ホントに買えるの?!!すっげー!!!」
 空港内であまりに狂喜乱舞していたので案内人に注意されたぐらいである(笑)

ということで末吉氏の記述を読む限り、外国人の携帯電話持ち込みは何ら問題ないらしい。ま、末吉氏は何度も訪朝経験があるので「危ない奴ではないことが保障済み」ということが考慮されてるのかもしれない。つまり初訪朝外国人ではこううまくいかないかもしれないがそこまでは末吉氏もわからないだろう。

 試しに電話をかけてみたいのだが、「この携帯は国内にはかけられません。国際電話だけです」と案内人が言う。
 まあどうせこの国内に電話をかけるような友達はいないのだ。
 ワシは迷わず嫁の携帯に電話をした。
 ワシは興奮している。
 なにせ日本人で初めて北朝鮮国内から日本に携帯で電話しているのだ。
 それを受ける歴史的な相手は嫁!!

 初かどうかはともかく「平壌から携帯で国際電話した数少ない日本人」ではあるだろう。

 嫁が電話に出た!!
 ワシは興奮してまくし立てる。
「奥さん?!電話番号表示されとる?!! これ平壌のSIM!!凄いやろ!!携帯で電話しとるんやで!!」
嫁:「ふーん・・・」
 この歴史的な大きな目撃者であるべきその相手は「ふーん・・・」(号泣)
 ワシは涙を拭いて携帯を切った。
 兎にも角にもワシは北朝鮮iPhoneを持ち込んで国際電話をかけた初めての日本人となったのだ!!!(涙)

 奥さんも随分と冷たい反応だなあ。

 嫁にSMSを送ってみるが、 残念ながらSMSは送れないようになっているらしい。
 同様にネットにも接続出来ないらしい。
 しかしこの記事によれば2月末からネットに接続も出来るという話である。
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130306-00000021-jij-kr

まあわからんけど・・・
「出来るようになった」と「実際出来る」というのは大きな違いなのだから

次は是非「北朝鮮に初めてiPhoneを持ち込んでネット接続をした日本人」を目指して欲しい。


■特に大阪の皆様へ・・・チベット政府 ツェリン・ワンチュク厚生大臣 ご講演
http://freeasia2011.org/japan/archives/2214
 三浦小太郎が宣伝する右翼団体「アジア自由民主連帯協議会」に載った集会の予告文章です。もともとは長尾敬のブログに載った文章(http://blog.goo.ne.jp/japan-n/e/a6adb9937e5855104507b63b0a0e1f28)の転載です。問題はこれのとりまとめ役・長尾敬(前民主党衆議院議員、ただし選挙直前に離党し自民に鞍替えしようとするような男だ)が国基研とつきあいがあり、河野談話を否定する極右だということです。
 いい加減チベットも「反中国派、極右とは距離を置く」「右*33とも左とも等距離関係」という知恵を働かせたらどうなんでしょうか?。倫理的に問題以前に、「政治的に愚策」でしょう。「中国の反発をいたずらに買い、日本の非極右・反極右をチベット問題から去らせる」だけです。


■人権の意味を考えるフォーラム第一回「中国によるウイグル民族弾圧から考える人権」 : 頑張れ日本!全国行動委員会・北海道本部、憂郷の会
http://freeasia2011.org/japan/archives/2230
 三浦小太郎が宣伝する右翼団体「アジア自由民主連帯協議会」に載った集会の予告文です。あの田母神が代表を務める極右団体『頑張れ日本!全国行動委員会』の北海道支部が主催ってだけで笑うしかないですね。
 慰安婦否定論、南京事件否定論など人権無視の暴論を唱える極右団体が何様か。
 でこの集会には

「イリハム・マハムティ」 日本ウィグル協会代表

が出席すると言うんだから「ウイグルのペマ・ギャルボ」である「日本右翼の愛玩犬」イリハムの馬鹿さに呆れますね。なおこの集会の宣伝文には次のような意味不明なことが書いてあります。

アイヌ協会は人権や差別撤廃を謳っていますが、その実態は

 ま、アイヌ協会への誹謗中傷でもするんでしょうね。この記事に参考記事としてリンクが張られてるのは

http://koushinminzoku.blog117.fc2.com/blog-entry-294.html
『後進民族 アイヌ
現代アイヌの差別撤廃運動「北海道アイヌ協会」と利権に群がるアイヌ団体と部落団体・在日団体との癒着*34に強く異議を唱える。

なんてとんでもない代物ですので。よくこんな差別的なブログに「アジア自由民主連帯協議会」はリンクはれるよな、自称人権団体の癖に。
 中国右翼が

『後進民族チベット*35
現代チベットの差別撤廃運動「チベット亡命政府」と(日本極右団体などが与える)利権に群がるチベット団体と日本極右団体・欧米人権団体との癒着に強く異議を唱える。

とでも言ったら怒り出すであろうに。
 何で連中がアイヌ協会を敵視するのか知りませんし、「中国のウイグル支配についての集会」で「アイヌ協会について話す必要が何故ある」のかわかりません。そもそも北海道でアイヌ差別集会をやるなど「ダラムサラダライラマ打倒集会をやるくらい非常識」で、どれほどアホなのかと思います(もちろん道外でならやっていいわけではないですが、道内でやれる無神経は理解できません)。
 つうか北海道もこんな集会に道立施設使わせるんじゃねえよ。あとでアイヌ協会が北海道に抗議するんじゃねえの?。
 『後進民族アイヌ』(http://koushinminzoku.blog117.fc2.com/blog-entry-294.html)を熟読すれば、ウヨ連中のアイヌ協会敵視の理由がわかるのかもしれませんが正直、そこまでの興味はありません。
 そもそも中国のウイグル支配を「同化政策だ!」と批判するならむしろ「日本政府の同化政策に苦しめられてきたアイヌ民族」への同情や連帯の思いがあるのが自然でしょうが、たぶんウヨ連中にはそんなものはないでしょう。むしろ「戦前日本を批判するなんて愛国心がない」などととんでもないことをアイヌ相手に思っているのかもしれません。その当たりがウヨ連中がアイヌ協会を敵視する理由でしょうか?
 「日本の同化政策はきれいな同化政策、中国の同化政策は汚い同化政策」と馬鹿なことを考えてるのでしょうか?。ま、そんな馬鹿なこと言っても中国も「まともな中国批判派」もどちらも「同化政策をきれいと汚いにわける根拠は何だよ?」と呆れるだけでしょうが。
 他の部分にも突っ込んでみましょう。

ウイグル人の住む「東トルキスタン」は、(中略)独立国が樹立されたこともありましたが、1949年に中国共産党人民解放軍に占領され、「新疆ウイグル自治区」となってしまいました。

 誰かの妄想・はてな版「新疆ウイグル自治区東トルキスタン)に関する若干の経緯」(http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20120515/1337092299)も批判していますがこういう書き方は「独立国を中国共産党が併合した」みたいで問題がありすぎます。中国共産党が内戦で勝利する以前に、「独立国」とやらは国民党政権に帰順し、既に存在しません。おそらく故意に誤読をねらってるのでしょうが。


大阪駅前、台湾を中国領土とする文部科学省の「教科書検定」を許すな!街宣・署名活動 : 台灣建國應援團
http://freeasia2011.org/japan/archives/2228
 三浦小太郎が宣伝する右翼団体「アジア自由民主連帯協議会」に載った街宣の予告文です。全くこんなただのアンチ中国運動のどこがアジアの民主化と関係してるのか?

現在、中学生そして高校生が使用する社会科教科書の地図帳(帝国書院版・東京書籍版・二宮書店版)は、台湾を中国の領土として表記しているが、台湾は中国の統治を受けておらず、これらは明確に事実に反している。

 いやいやまともな教科書ならおそらく「日中共同声明」その他で日本は台湾を中国の領土と扱ってるが、事実上台湾には大陸中国共産党政権とは独立した別の政権が成立してるなんて事は書いてありますから。地図帳にはそこまで書いてないでしょうが、地理の授業は教科書とセットでやるでしょうし。それに市販の地図帳だって台湾は中国領でしょ?

私達は文部科学大臣(現在、下村博文氏)に対し、教科書検定規則(第14条4項)に基づき、発行者に「誤った事実の記載」の訂正の申請を勧告するよう求める為、今月30日(土)大阪駅前において街頭宣伝・署名活動を以下の通り実施します。

 そんな街宣・署名活動したところでこんなアホな要求に下村が応じるとも思えません。つうか応じるほど外交音痴だったら恐ろしい。
 そんな馬鹿なことをしたら日中関係がとてつもなく危機的な状況に陥るわ。
 そして仮に下村がそんな書き換え要求を教科書会社にしたとして、ここまで酷い要求には教科書会社も応じないんじゃないか。政府見解「台湾は中国の領土」に従って記述し、教科書検定も既に通過した記述を今更書き直せなんてそんなおかしな話はないわけです。裁判を起こされたら負けるんじゃないか。
 仮に政府見解を改めたところで、「政府見解変更前発行の教科書」に書き直しなんか命じることができるとも思えません。ま、政府見解を改めること自体政治的に無理でしょうが。


■「台湾感謝」の思いで戦うー3・16浦和駅前「台湾を中国領とする教科書糾弾」街宣・署名活動レポート : 台湾は日本の生命線!
http://freeasia2011.org/japan/archives/2218
 三浦小太郎が宣伝する右翼団体「アジア自由民主連帯協議会」に載った集会の報告文です。こういうことやるのは「反中国の安倍さんなら俺達の願いを叶えてくれる」とか思ってるんでしょう。さすがに安倍は「台湾を中国領とする教科書糾弾」に同調するほどのバカじゃないと思いますが。しかしこんな反中国運動のどこが「アジアの民主化」に関係するんでしょうか。

愛国議員として全国的に知られる鈴木氏

「ウヨの世界では」でしょう。埼玉県民ならまだしも「県外の一般人」で鈴木を知ってる人間などまずいないでしょう。

「台湾」を「中国」のカテゴリーに入れる県立図書館の分類を改めさせたり

 ばかばかしいですね。他にやることはないのか。図書館分類のあるべき姿*36について俺は何とも評価のしようがありませんが、分けるにしたって本来鈴木の言うような政治的な話じゃないでしょうに。「図書館分類が改まった、台湾万歳」とでも思ってるんでしょうか。おめでたいというか何というか。

文科省の問題でも「刷新の会」の活躍は目覚ましく、昨年は県教育委員会を動かし、台湾は中国の一部ではないことを教えるよう市町村の教育委員会に通達を出させた。

 埼玉県民の小生ですが、独身、つまり子どもがいないこともあってそんなアホな通達がでてるとは知りませんでした。ま、ばかばかしいですね。政府見解は「台湾は中国の一部」なんですがそれとの整合性をどう取るつもりなんでしょうか?。こういう通達は「教育基本法16条が禁止する『不当な支配』」ではないんでしょうか?。
 こういうアホな通達がでるのはやはり現知事・上田某が「石原の子分」を自称するほど右寄りだからでしょう。しかし埼玉県は中国山西省と友好関係にあるのにその当たり何とも思ってないんですかね?(参考:http://www.pref.saitama.lg.jp/page/shanxi.html)。まあ、石原が知事だった東京も恐ろしいことに中国北京市と友好関係だし、河村たかし名古屋市長は、中国南京市が友好都市であるにもかかわらず南京事件否定論を放言したのでこういう愚行は珍しくないのでしょうが。
(参考:東京都ホームページhttp://www.chijihon.metro.tokyo.jp/gaimuka/shimaiyuukou/beijing/beijing.htm、名古屋姉妹友好都市協会ホームページhttp://www.nsca.gr.jp/

「感謝台湾・支持台湾」(台湾の震災支援に感謝し、その恩返しとして中国の台湾に対する圧力に反対しようと言う意味)

 ばかばかしいですね。震災支援なら中国もやってるわけです。それに日中、日台関係のあるべき姿というのは国益を元に考えるべきでそんな感情論で決めるべきものでもないですし。

みなで「台湾は中国ではない」「教科書を糾そう」「署名よろしく」などと元気よく声を挙げ続けた。

糾すも何も政府見解は「台湾は中国の領土」なんですが?

ある老女は「台湾は中国ではない」と訴える我々の下へ近づいてきて、「それは違う」などと呆れ顔をして見せた。

そりゃ呆れるでしょうね。政府見解は「台湾は中国の領土」だからです。ただ随分と勇気のある人だと思います。俺ならこの種の極右には何を言っても無駄だと思うので何も言わずに立ち去るでしょう。喧嘩して殴られたりするのも嫌ですし。

教養あり気で元教員か何かに見えたが、とにかく左翼全盛時代の「生きた化石」のような人だ。よくいるタイプだが、情勢変化にも気付かず、あの当時の意識のままなのだろう。

 話をしたわけでもないのに勝手に「元教師」だの「生きた化石」だの決めつけるとは随分と失礼な連中です。むしろ応対してくれただけありがたがるべきでしょうに。署名した人間*37はともかく「チラシを受け取った人間」が好意的反応と考えるのは勘違いもいいところです。むしろ無反応ということは「無関心だけど拒否したら相手は右翼だから怖い、怒鳴られるんじゃないか、触らぬ神にたたり無し、受け取っておこう」とかその程度の反応だと見た方がいいでしょう。

(注:台湾は中国領じゃないと叫ぶウヨは日本にほとんどいないし、政府・自民党も中国との友好関係を重視してそんな極右なことはいわないので)文科省もそれで好い気になり、安心して中国のプロパガンダを日本の子供たちに押し付けて来た

「中国のプロパガンダ」「押しつける」も何も「台湾は中国の領土」は政府見解ですからね。政府見解に反することを教科書に書くよう文科省が教科書会社に要求することができると本気で思ってるんでしょうか?

もちろん内心では、我々の新時代の運動*38に戦々恐々としているらしいが。

 自画自賛乙。おそらく文科省官僚は戦々恐々となんかしてないでしょう。さすがに安倍に近い下村文科相ですら「君、教科書検定で『台湾は中国の領土ではない』と一つ残らず全ての教科書に書かせなさい」なんて指示を文科省官僚にはしないでしょうから。そんな馬鹿なことをしたら中国のすさまじい反発が予想されるからです。大体、これは外交問題になりますから文科省単独で勝手な決定なんかできませんよ。外相や官房長官も交えて閣議決定でも出さないといけない話でしょうね。

埼玉県教育委員会は新時代思考に転換した

県民としてアホな通達を出した県教委と「県教委に命令した上田知事」のアホさが許し難いですね。今のところ、中国が大目に見ているとは言え今後どうなるかわからないでしょうに。
通達がでただけで後ほったらかしなんですかね?。その方がありがたいですが。

文科省はそれができるだろうか。こちらは自分たちの責任(長年にわたり国民を騙してきた責任)に関わる問題だから、必死に抵抗することだろう。

文科省はそれができるだろうか」「必死に抵抗することだろう」
 文科省が抵抗する以前に、安倍がそんなことをやりたがるでしょうか。政府見解の変更という一大決定ですからね。しかも中国のすさまじい反発が確実に予想される。
 そして本当にそんなことをやろうとしたらアメリカや財界から「日中関係を破壊する気か、馬鹿なことはやめてくれ」と公式ないし非公式に警告が入るんじゃないですかね。
「長年にわたり国民を騙してきた」
 政府見解を教えることのどこが「だまし」なんですかね。


■「文科省検定は台湾を中国領土と教える小中高の社会科、地理教科書を訂正せよ!」街宣・署名活動 : 頑張れ日本!全国行動委員会埼玉県本部
http://freeasia2011.org/japan/archives/2211
 三浦小太郎が宣伝する右翼団体「アジア自由民主連帯協議会」に載った集会の予告文章です。
 あのトンデモ右翼田母神が代表を務めるトンデモ右翼団体頑張れ日本!全国行動委員会」の集会なんか載せるんだから呆れて物も言えません。
 内容も呆れて物も言えませんが。
 「文科省検定は台湾を中国領土と教える小中高の社会科、地理教科書を訂正せよ」って政府見解は「台湾は中国の領土」でしょうに。日本政府の見解は「一つの中国、一つの台湾」じゃないですよ。「中国は一つしかなくて台湾は独立国ではない」、それが日本政府見解です。何で政府見解にそった教科書を政府が訂正させることができるのか?。論理上できないから訂正なんか過去にしていないわけです。そんな無茶な訂正をした場合、教科書会社や執筆者に裁判をおこされたら負けるんじゃないか。
 かつこの問題は外交問題が関わってくるから文科省が勝手なことをするわけに行かない。
 外務省との協議が必要ですし、本当に政府見解を変えるというなら最終的には首相や官房長官、外相が動かざるを得ないでしょう。文科省単独でどうこうできる話じゃない。ま、いずれにせよ「台湾を中国領土と教える小中高の社会科、地理教科書を訂正」したら「台湾は中国の領土」とした過去の政府見解に反するし、中国だって猛抗議しますよ。そういうことをして日中関係を悪化させることが国益に合致してるとでも思ってるんでしょうか?。バカだから思ってるんでしょうけど。非常識なことを言うのも大概にしろと言いたい。

鈴木正人・埼玉県議会議員(埼玉県議会日台友好議員連盟幹事長)

 こんな非常識なバカが県議かと思うと県民であることが心から恥ずかしい。


■スーパーサンガ*39協力 国際戦略アナリスト・作家 青山繁晴講演会「ぼくらの祖国」−ぼくらがアジアにできること−チベット騒乱、犠牲者追悼の集い
http://freeasia2011.org/japan/archives/2209
 三浦小太郎が宣伝する右翼団体「アジア自由民主連帯協議会」に載った集会の予告文章です。
 小生、無知なので青山某なる人物を知らなかったのですがウィキペディア青山繁晴」によると

・2013年2月14日 国家安全保障会議(日本版NSC)の創設に関する有識者会議メンバー*40に就任
安倍晋三と親交があり、渋谷の安倍邸を訪問したり、安倍の首相時代には総理官邸で一対一の昼食懇談などを経験した
アメリカ合衆国下院121号決議を「中国・北朝鮮・韓国左翼政権による日米離間を狙ったものであり、北朝鮮拉致問題を国際社会から目を逸らさせるための反日工作である」として、決議に反対する意見広告(THE FACTS)の賛同人として名を連ねている。
安倍晋三が首相在任中に河野談話を肯定したことに対し、「村山談話はともかく、河野談話は認める必要があったのか?」「アメリカ合衆国下院121号決議採択は、河野談話肯定が致命的な失策だった」と批判した。
真珠湾攻撃は、米国によって巻き込まれた陰謀だったと主張している

ということで要するに極右の訳です。日本の自称チベット支持者を見ていて頭が痛くなるのは、青山のような極右がごろごろしてることです。
 この種の極右のいる運動「自称チベット支援運動」に左派は勿論、左派でなくても穏健保守や中道でもあまり参加したくはないでしょう。俺だったら参加したくないですから。かつこの種の極右が本心チベットを支持してるとも思えない。単なる中国叩きでしょう。一方、中国の方だって青山のような極右とつるむような連中をまともに相手したくないでしょう。要するに長期的に見れば何のメリットもないのによくペマ・ギャルボなんかはこういう類の右翼とつるめるもんです。
 中国批判してる「反中国チベット人」の将来は先行き暗いとしか思えませんね。青山のようなウヨとつるむペマみたいなのは「チベット人の面汚し」として批判するぐらいでないと行けませんよ。
・この集会に関与してるらしい「スーパーサンガ」「博多よかたい*41」「集広舎*42」「チベットを知る会」ってのがどんな団体か知りませんし、知りたいとも思いませんが、まあ、ろくでもない右翼的団体なんでしょうね。常識があったら「極右でチベット問題専門家でも何でもない」青山なんか集会に講師で呼ばない。青山と対談するという「川原英照貫主(蓮華院誕生寺)」というのもまともな人間じゃないでしょう。これまた川原の人間性について知りませんし、知りたいとも思いませんが。ま、こういう人間に貫首を名乗って欲しくないし、こう言うのをみると宗教(「宗教」だと言い過ぎなら、あるいは大幅に譲って日本仏教)への否定的信条が生まれるなあ、俺は。


日本会議広島 東広島支部時局講演会(講師 石平氏/イリハム・マハムティ氏)
http://freeasia2011.org/japan/archives/2195
 三浦小太郎が宣伝する右翼団体「アジア自由民主連帯協議会」に載った集会の予告文章です。
 日本会議ってのは知ってる方もいるでしょうが日本最大の極右団体で、神社本庁だの遺族会だの各種の右派団体、個人が参加しています。
 「南京事件はなかった」だのと中国へ対し失礼な暴言を平気で言うような連中の集まりであり、こんなのとつきあうことは評判を落としこそすれあげはしません。そういうのと一緒に中国批判しても何の説得力もないのにそれをやるのが石平と「自称ウイグル活動家」イリハムですから呆れて言葉もないですね。


台湾研究フォーラム第160回定例会 石井望氏講演「尖閣諸島問題―中国古文献で証明する中国の主張の虚構」
http://freeasia2011.org/japan/archives/2202
 三浦小太郎が宣伝する右翼団体「アジア自由民主連帯協議会」に載った集会の予告文章です。まず興味深いことは「中国の主張の虚構」としか言ってないことです。領有権主張は台湾もしてるわけですが、「台湾は親日」という普段の主張との両立を図るため、「台湾の主張の虚構」とは言わないんでしょう。
 また石井について

担任講義は漢文学等。研究対象は元曲・崑曲の音楽。

としてることも興味深い。どう見ても石井は「中国研究家」であっても「文学研究家」であって歴史研究者としては専門家として認められているとは言いがたい。
 そういう専門外の人間をわざわざ呼ぶというあたりにうさんくささを感じます。
 大体、尖閣についての石井の論文は

著書「尖閣釣魚列島漢文史料」(長崎純心大学、24年)、論文「尖閣領有権、漢文史料が語る真実」(産経「正論」23年3月)など

ということで「自分の勤務大学」「右翼雑誌正論」だからどこまで信用していいか疑問です。正論はまともな雑誌じゃないし、「勤務大学の出版物」は「教員にだめ出ししにくいので、場合によってはノーチェックに近い状態ということも珍しくない」と思います。

日本の領有権を否定する中国政府。その宣伝の虚偽を明国時代の文献調査で明らかにし、マスメディアの注目を集める漢文学の専門家、石井望氏

 どこのマスメディアで「注目」を集めてるんでしょうか?。やはり産経ですか?

*1:たとえば崩壊した場合の問題としては拉致被害者(今も生存者がいるとしてだが)の生命が危機にさらされる恐れがある。「拉致被害者は今もあの国にいる」と言いながら崩壊論を唱えられる三浦や巣くう会の神経には呆れる。

*2:おそらく金正恩政権のこと

*3:著書『韓国・先進国経済論』(1997年、日本経済新聞社

*4:北ベトナム国家主席ベトナム労働党主席

*5:共産党書記長、首相

*6:首相、共産党第一書記

*7:北ベトナムが統一されたのが1975年。ドイモイが開始されたのが1986年です

*8:北朝鮮における脱北者みたいなもの

*9:中国の延辺朝鮮族自治州にある大学

*10:共産党第一書記、首相

*11:著書『在日外国人(新版)』(1995年、岩波新書)、『Q&A外国人の地方参政権』(1996年、五月書房)、『戦後60年を考える:補償裁判・国籍差別・歴史認識』(2005年、創史社)

*12:つうか本を書いて欲しいと言うならともかくたかだか新聞の投書で何ページも使っていいなんてことはあり得ませんが

*13:チベットのことだろう

*14:むしろ尖閣をどう教えてるかの方が例として適切な気がする。日本の領土だなんて教えてないだろうから。韓国学校だって竹島を「日本の領土」とは教えてないだろう。

*15:おそらく教育基本法第8条「私立学校の有する公の性質及び学校教育において果たす重要な役割にかんがみ、国及び地方公共団体は、その自主性を尊重しつつ、助成その他の適当な方法によって私立学校教育の振興に努めなければならない。」のこと

*16:おそらく私立学校法第1条『この法律は、私立学校の特性にかんがみ、その自主性を重んじ、公共性を高めることによつて、私立学校の健全な発達を図ることを目的とする。』のこと

*17:教育基本法第16条1項『教育は、不当な支配に服することなく、この法律及び他の法律の定めるところにより行われるべきものであり、教育行政は、国と地方公共団体との適切な役割分担及び相互の協力の下、公正かつ適正に行われなければならない。』

*18:日印友好が映画のテーマではないのにそんな年表がそもそも必要なのか?

*19:著書『草原と馬とモンゴル人』(2001年、NHKブックス)、『モンゴル草原の文人たち』(2005年、平凡社)、『チンギス・ハーン祭祀』(2005年、風響社)、『モンゴルとイスラーム的中国』(2007年、風響社)、『墓標なき草原(上)(下):内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』(2009年、岩波書店)、『続・墓標なき草原:内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』(2011年、岩波書店

*20:要するにダライ一派

*21:ここは「中国政府」とでも言ってもらいたいもんです。

*22:焼身自殺のこと

*23:1989年戒厳令当時は、チベット自治区党委員会書記。後に国家主席、国家中央軍事委員会主席、党総書記、党中央軍事委員会主席

*24:死者数には諸説あり、4000万より少ない説もあることはウィキペ「大躍進」を見るだけでもわかるのに堂々と4000万と書ける無神経には呆れます。おそらく「4000万」が一番多い説でアンチ中国だからそれを採用しただけでしょう。楊の態度はおよそ学者とは思えないやり口です。

*25:ただし党主席は退任せず、後に文革を発動

*26:国家主席就任前は全国人民代表大会常務委員長

*27:「中国大陸」とはっきり言わず「大陸」と書くのも酷い。どこまで日本の中国侵略を曖昧にごまかそうとすれば気が済むのか

*28:満州事変から数えてよく「日中15年戦争」と言いますが、1894年からカウントすれば「日中50年戦争」になるわけです

*29:楊海英のこと

*30:2013年3/14現在、国家主席、党総書記、国家中央軍事委員会主席、党中央軍事委員会主席

*31:副首相、党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席などを歴任

*32:とはいっても国際電話限定、外国人限定らしいと言うことはネットニュースでも報じられていた

*33:ただし極右は除く、極右とはそもそもつきあうべきではないだろう

*34:アイヌ協会が部落団体や在日団体と友好関係にあるのか知りませんがそれが事実だとしても何が問題なんですかね。ウヨの部落民や在日への差別意識がモロバレです

*35:チベットの代わりにウイグルでも内モンゴルでもいいですが

*36:鈴木のような「台湾独立派支持」というウヨ的な立場に立たなくても、「中国と台湾では場所が違うから分けた方がいい」という考えはあり得るでしょう。

*37:そんな右翼な人もいるんですね

*38:単なる極右運動を「新時代の運動」とまで自画自賛できるとは。

*39:サイト(http://www.supersamgha.jp/)によれば「宗派を超えてチベットの平和を祈念する僧侶・在家の会」が正式名称らしい。

*40:青山のような極右を審議会メンバーにできる安倍は本当に異常です。なお、http://www.kantei.go.jp/jp/singi/ka_yusiki/pdf/konkyo.pdfによると安倍ブレーンの一人と言われるあの中西輝政もこの審議会のメンバーです。他のメンバーが中西や青山並みに異常なのかは俺は無知なので知りません。なお、安倍は既に櫻井よしこ中教審委員に、八木秀次教育再生会議委員にしています。またこの文章を書いている2013年3/7現在、正式に任命はしていないようですが、高橋史朗男女共同参画会議委員に任命の意向と報じられています。

*41:「博多よかたい」でググると居酒屋がヒットするのだが?。さすがに居酒屋じゃないか?

*42:サイト(http://www.shukousha.com/about/)曰く福岡の地方出版社らしい