「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート62(追記・訂正あり)

パート61の続き。

■小川晴久名誉代表の奥様が天国に旅立たれました 
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00952
小川晴久先生の奥様が天国に旅立たれました(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=1536

 これから書くことは俺の個人的価値観に過ぎませんが。
1)「小川晴久名誉代表」本人ならともかく、「その妻の死」なんて「守る会サイト」で大々的に報じるべきことなのか。三浦の個人サイトならともかく。しかも自宅電話や携帯まで載せていいのか(もちろん小川本人の了解を得てでしょうが)。そういうバカはいないと思いますが、何らかの理由で小川に嫌がらせするバカもいないとは言いきれないわけです。いや「守る会」関係者のまともな電話に限ったって、複数の会員からやたらめたら電話されたら小川が迷惑でしょう。
 詳しくは「守る会」までとして、「守る会」でワンクッション置いた方がいいんじゃないのか。大体、さすがに守る会の会員全てが出席する訳じゃないでしょうし、何度も言いますが自宅や携帯の番号まで何で載せるのか。
2)三浦の個人サイトも守る会サイトも全く同じ文章で、何だかなと思いました。三浦も個人ブログに書くなら、同じ文章ではなくて違う文章にすればいい。「奥さんとの具体的思い出」でも書けばいいだろうに

私(三浦)は守る会の学習会などで数度お目にかかり、わずかながらお話を交わさせていただきましたが、穏やかな中にも芯を貫く強さをも感じさせる方でございました。

では「なんだ、つきあいねえんじゃん、なら無理して書くなよ」としか思いません。そして、守る会サイトに追悼文として三浦の個人的感想が載るってのもどうかと思います。会としての文章を載せるべきでしょう。いつまで三浦に会サイトを私物化させてれば気が済むのか。
3)俺個人はこういう文章で「天国に行く」と言う言葉には疑問を感じます。天国の存在を認めない人もいるわけですから。こういうのは定型的文句だと言えばそうかもしれませんが。
 他にもいろいろと大人げない(?)突っ込み。

小川先生は自らの著作のいくつかを妻にささげておられます。それは学者として自分の研究生活を送るうえで、日常生活を黙々と支えてくださった奥様への感謝の念と、同時に自らは語らずとも政治や人権問題について、しっかりと生活者の視点から意識を持っておられた奥様の知性への敬意を示されたのではないかと私は考えておりました。

 「捧げる」って意味がよくわかりませんがいわゆる「本の後書き」の謝辞って奴ですか。担当編集者とか本を書くに当たっていろいろとサジェスチョンしてくれたり、資料収集で協力してくれた人とか、自分の家族とかいろいろありますな。
 俺はあれが何のためにあるのかさっぱりわからないですがね。別に書いてもいいけど、そんなん読者の俺は知らんがな、直接言えばええやろといつも思う。しかし別に謝辞を書こうが書くまいが普通の人間は奥さんを含め家族には感謝してると思うけどね。書かない人は「身内にお礼なんて今更恥ずかしい」とかいろいろでしょう。


■2月23日 守る会関東支部学習会のお知らせ 
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00951

講師:久保田るり子(ジャーナリスト)

 ジャーナリストで間違いではないですが この人は産経記者であり、当然右翼です。「右も左もない」なんて中道ぶってる三浦先生とそのお仲間「守る会」ですが「講師に呼ぶ人間(野村旗守)」「寄稿する雑誌(ジャパニズムだの月刊日本だの)」「つきあってる人間(巣くう会一派やチャンネル桜人脈)」が右翼ばかりですから、正体バレバレです。
 しかし何で久保田氏の肩書きを「産経新聞記者」「新聞記者」にしないのか。産経隠しか?。産経記者ですから「韓国情勢分析」なんて話は聞くまでもない。産経新聞読んでればわかる話です。当然「竹島問題でも慰安婦問題でも日本は悪くない」なんて寝言が出ることが今から予想される。
 ただこの集会とやらの報告が会サイトに載るんでしょうからそのときは突っ込むつもりです。


アムネスティ日本が朝鮮学校無償化を求める声明 独裁者礼賛の教育内容には触れず 
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00950
 触れないも何も触れる必要ないですから。触れてもいいと俺個人は思いますが、教育内容を理由に除外なんて差別以外の何物でもない。
 である以上、教育内容についての意見を言う必要はどこにもない。
 除外は子どもの権利条約憲法などに違反する違法行為*1の疑い濃厚でもあるわけです。
 で、三浦ら除外派がそれらの批判に何というかと言えば「朝鮮学校には問題がある」としか言わないんだから話になりません。問題があれば「法的、政治的、道義的」に除外していい訳では全くない*2し、除外反対派は誰も「朝鮮学校に100%問題がない」なんて言ってない。「教育内容のチェック」なんて変なことがされてるのは朝鮮学校だけでそれはおかしいから辞めろ、チェックするなら全学校チェックしろ*3、そうでないと筋が通らないと言ってるだけです。
 そして条約違反、憲法違反であるという指摘にまともに答えられないのは三浦ら除外派の方じゃないですか。ま、さすがに三浦もアムネスティに向かって「北朝鮮の手先」呼ばわりして誹謗する度胸はないようですが、除外なんて馬鹿げたことを主張してるのは日本の馬鹿右翼だけです。
 除外批判派の批判に「意見保留」と言いながら三浦が役員の「守る会」会員を続けてるid:noharraも三浦と同罪の在日差別者の馬鹿野郎です。大体意見保留とか抜かしながら俺が「無償化除外反対」と言ったら因縁つけてくるんですから嘘も大概にしろって話です。お前明らかに除外派だろうが、id:noharra。「1ビット脳」とか俺を罵倒すればごまかせると思ったら大間違いなんだよ、「はてな村の『ああいえば上祐史浩』」の嘘つき・id:noharra君よ。
 また三浦が「各種学校になってないブラジル人学校フリースクール」も対象にしろと言うアムネスティの主張に何ら触れないことで、「三浦らには朝鮮学校無償化除外以外には何の興味もない」、「三浦らとはそういうゲス」ということがわかるわけです。もちろんそのゲス仲間がid:noharra君ですが。

日本政府は外国人学校を一切差別しているのではありません。文科省ホームページによれば、下記の外国人学校は無償化対象となっています。
(以下略)

 三浦のバカは何意味不明なことを言ってるのか。「朝鮮学校ブラジル人学校も無償化しろ」というアムネスティの批判に対し、「韓国学校など無償化されてる外国人学校もある」って言ってることが全く意味不明です。まともな反論でないのは勿論、詭弁にすらなってない。


朝鮮学校関係ブログの紹介(2013年1/19)
やねごんの にっき『いわゆる「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対するパブリックコメント
http://d.hatena.ne.jp/lever_building/20130117#p1

 長いので引用はしません。はてブhttp://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/lever_building/20130117%23p1)もついてるので「ゴミとしか言いようがない差別ブクマは論外」ですが、そちらもお読みになるとよろしい。
 せっかくだからアホの俺でも突っ込めるレベルのアホブクマに突っ込んでおきましょう。

id:morioka
国民への教育『無償化」なのだから、朝鮮学校云々以前の問題だと個人的に思う。

 外国人学校(華僑学校、韓国学校など)も無償化されてるし、日本の公私立高校に通ってるのも「日本人に限りません」。要するに国民の教育無償化という理解自体が大間違い。

id:akulog
例えば「アメリカは敵だ!オバマをぶっ殺せ!」という教育を行うアメリカにあるイラン人学校をアメリカが支援するだろうか?これは差別だろうか?

 おいおい、朝鮮学校で何時「日本は敵だ!。日本人をぶっ殺せ!」なんて教育が行われてるんだ。アメリカのどこに『「アメリカは敵だ!オバマをぶっ殺せ!」という教育を行うイラン人学校』があるんだ。脳内妄想を自説の根拠にするな。
 つうかそんな反日(?)教育をしなくても「朝鮮学校無償化除外」なんてふざけたことをすれば「日本は敵だ!」と思われても文句言えないと思うぞ。

id:motsura
こないだ無償化に反対する団体をマークしてた朝鮮学校出身のスパイが逮捕されたばかりだよね。

1)救う会メンバーに「刀剣友の会メンバー」という犯罪者がいたこと
2)「尖閣を守れ」と主張する右翼結社・日本青年社暴力団住吉会の関連団体であること
3)電気通信事業法違反で逮捕者を複数出した創価学会(例えばhttp://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-09-03/2005090314_02_0.html参照)
をどう思うか是非お聞かせ下さい。「メンバー*4が問題行為をやらかした=メンバーの所属する団体の主張を全否定できる」とでも思ってる頭の足りない方のようです。
 そもそも逮捕容疑は補助金詐欺と「無許可翻訳(著作権侵害)」であって盗聴などではないのでスパイ呼ばわりすること自体が不当ですが。


朝鮮学校関係ツィートの紹介(2013年1/16)

日本YWCA YWCA of Japan‏@YWCA_Japan
朝鮮学校の無償化のパブリックコメントを送ろう!〆切:1/26。 日本YWCA朝鮮学校の高等学校授業料無償化の適応除外の解除を求めています。パブリックコメントの募集は、政府の人権問題認識のなさ表れですが、多くの声を届けよう!
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=185000617

 アムネスティ日本支部だけでなくYWCA日本支部までもが朝鮮学校無償化除外を非難。これが世界の常識なのだよ、常識のない「守る会」に入ってる常識のないid:noharraさん。三浦もアムネスティに続いて「日本YWCA朝鮮学校無償化を求める声明 独裁者礼賛の教育内容には触れず」とでも駄エントリを書くのか?。他にも日弁連とかピレイ国連高等弁務官とかいろいろあるから忘れずに駄文を書こうな(嘲笑)

在日コリアン青年連合(KEY)‏@key_koreanyouth
パブリックコメント送信の呼びかけ:1/26(土)まで】「高校無償化」から朝鮮学校を除外するための省令改正がなされようとしています。今回の改正案は朝鮮学校除外にとどまらず、他の外国人学校の適用に対しても影響がおよぶ可能性があります。
http://blog.canpan.info/key-j/daily/201301/15

 おっしゃるとおり。連中は差別者だからいつ「韓国学校」「華僑学校」に飛び火するかわかったものではない。飛び火しなくても差別は容認できないけど。


朝鮮学校関係ブログの紹介(2013年1/13)
北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート61(追記・訂正あり)」(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20081030/1307052595)で『パブリックコメント』(http://d.hatena.ne.jp/mskunv/20130110)を「川村肇氏〜駒込武氏」の分まで紹介したが今日見たら増えていたので未紹介文をコピペで紹介する。ぜひ「誠実ぶってる」「除外すべきかどうか意見保留だが除外反対派には賛同できない点があるとおっしゃる」id:noharra閣下には諸先生方の除外反対という意見に真摯に向き合うこと、そしてお仲間たる「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会*5メンバーにも同様に真摯に向き合うよう働きかけることを願いたい。真摯に向き合えば除外論が差別であることが「差別が差別と理解できないバカ」「差別を差別と認められないゲス」でない限りわかるはずだ。id:noharraは所詮ゲスだから無理だろうが。

http://d.hatena.ne.jp/mskunv/20130110
匿名
 今回の案は、朝鮮学校の排除だけを目的とするもので、明らかに差別であり人権侵害です。国交がない国でも、日本政府が高校学校相当との判断をして適用している外国人学校があるのに、そして朝鮮学校も適用申請をずっと以前からしているのに、朝鮮学校だけ、適用を恣意的に遅らせた挙句、基準を変更するなど、手続的にも違法は明らかです。
 文科省は「いじめをなくそう」などと言っていますが、これがイジメでなくて何ですか。
 朝鮮学校やそこに通う子ども達、保護者が、拉致に加担しましたか。砲撃をしましたか。何の責任がありますか。本人達に責任の無い事で不利益を課するとは、重大な差別であり人権侵害ですよ。絶対に許されません。
 日本人として、恥ずかしくて仕方ありません。私には愛国心がありますので、自分の国の政府がこういう差別を平然と行う劣等な政府である事実を突き付けられることは、大いに苦痛です。
 改悪案には絶対反対です。


川瀬貴也*6さん
 私は今回の法改正案に対して反対を表明します。
 今回の改正案は(ハ)を削除することにより、日本の高等学校の課程に相当する課程であることが確認できる学校に在籍する生徒と、そうでない学校に在籍する生徒を差別的に扱うものですから、民族教育の権利の保障(自由権規約27条)とこれに関する平等原則(憲法14条、自由権規約2条、社会権規約2条、子どもの権利条約2条)等、各種法律や条約に違反していると考えられます。
 今回の朝鮮学校に対する(今回の法改正では他の学校の事例も想定されているかも知れませんが、具体的に見当たりませんので、ここでは朝鮮学校がその対象であると解釈します)差別的な対応で、朝鮮民主主義人民共和国北朝鮮)との外交関係に改善をもたらそうとする意図(目的)は正当化されないと思います。そもそも教育を受ける機会の平等は、政治・外交問題等に左右されてはならないのは、言うまでもありません。なお高校無償化法案について、朝鮮民主主義人民共和国に対する制裁措置の実施等を理由に2010年から対象校にするか否かの審査が止まったままですが、その間、拉致問題、核開発に関しては何らの進展もみられず、いたずらに差別的対応を長引かせているだけと言えるでしょう。
 また、これまでも朝鮮学校の教育課程に関する情報に関する情報は、「大使館」が存在しなくても認可を受ける際に必要に応じて提出され、朝鮮学校自らが当局に対して適切に情報を提供しています。そしてほとんどの大学は朝鮮学校卒業生に入学・受験資格を認めています。
 本改正案は、特定の出自・国籍に基づく不当な差別と言わざるを得ません。また、事実上、朝鮮学校を狙い撃ちにするものであって、差別を助長・促進します。よって反対を表明します。


林敏之*7さん
【高校無償化法施行令改正に関するパブリックコメントについて】
 私は国際NGO*8理事を務める国際関係研究者(45歳、男性)です。本件改正案については人権侵害であることはもちろん、法的整合性を全く欠いた法治国家にあるまじき内容であり、反対します。
 このコメントでは法的整合性に関する問題点を挙げます。
1、「大使館を通じて日本の高等学校の課程に相当する課程であることが確認できるもの(民族系外国人学校)」の判断
 各種の閣僚発言や報道に照らして、この規定を厳格適用することにより、「国交がなく(国家承認すらせず)大使館のない朝鮮民主主義人民共和国(以下「北朝鮮」)の高校相当課程と判断できない」朝鮮学校を、就学支援金の支給対象から除外する意図は明らかです。
 しかし、この理屈に拠るならば、台湾系の中華学校も適用対象から外さなければ法的整合性がとれません。
 そもそも省令本文には「大使館を通じて」という文言はありませんし、政府も説明する通り、台湾については実質的な外交代表部の機能を果たす「台北駐日経済文化代表処」を通じて中華学校の教育課程について確認できます。日台の歴史的関係に照らしても、人権の側面からも、台湾系中華学校を適用対象としていることは妥当です。
 しかし、それならば、台湾と同様の歴史的関係を日本との間に持ち、在日本朝鮮人総聯合会北朝鮮政府の政令によりパスポート発給権を持つ事実上の外交使節に指定されています)が実質的な外交代表部としての機能を果たしている北朝鮮とつながりを持つ学校(朝鮮総聯の傘下団体が運営するという意味で)も、同様に適用対象とされなければ法的整合性がありません。そもそも、わずか23か国と国交を有するのみである台湾系の学校の教育課程は確認でき、世界160カ国と国交を有する国連加盟国である北朝鮮系の学校の教育課程は確認できないという理屈は、国連の各種人権委員会で通用するものではありません。
2、現行省令(ハ)項により文科相指定を受けている学校をどうするのか
 すでに(ハ)項により就学支援金給付の対象となっている学校が2校存在します。これらについては、「当分の間、就学支援金制度の対象とする旨の経過措置を設ける」とのことなので、当該2校もいずれ、どこかの国の高校相当課程と認定されるか、欧米の学校評価団体の認定を受けることが求められるのでしょう。
 しかし、これは当該2校のひとつコリア国際学園に多大な困難を与えます。南北分断を越えた在日コリアン国際人の育成を建学精神とするこの学校に「韓国の学校」としての認定を求める道は選べず、民族アイデンティティを育むことを教育理念のひとつとする以上は欧米系インターナショナルスクールとしての認定など論外だからです。ゆえに本件改正案は、朝鮮学校排除にとどまらぬ問題を生むことになるでしょう。一度就学支援金の給付対象として認定した学校を除外することは生徒たちの人権を侵害するものであり、国内外での法的紛議を呼び起こすでしょう。
3、「少数民族」の独自教育権を認める国際人権法への違反
 「2」で挙げたコリア国際学園の例は、「国家」の型枠に民族的な教育を押し込もうという本件改正案の発想の誤りを、明確に実証するものです。
 そもそも、朝鮮学校にしても本来の意義は在日朝鮮人の民族アイデンティティの維持・継承です(朝鮮学校の教科書における北朝鮮国家教育の要素が限られていることを私も自分で読み確認しています)。自由権規約第27条および児童権利条約第30条は、締約国に居住する少数民族は「自己の文化を享有し、自己の宗教を信仰しかつ実践し又は自己の言語を使用する権利を否定されない」と定めています。これにより在日朝鮮人(日本で生まれ育ち数世代を経た市民である以上は事実上の少数民族ですし、これら国際人権条約は国籍を問わず「すべての者」「すべての児童」の権利保障を規定するものです)が自らの文化や言語を享有し継承する民族教育の権利は国際法的に保障されており、ゆえに国連の各種人権委員会から朝鮮学校の公的処遇に関する再三の是正勧告が出されているのです。
 したがって、日本政府はこれら国際人権諸条約の締約国として、それら条約が保障する「少数民族」の独自教育権保障の文脈から朝鮮学校等の子どもたちへ就学支援金支給などの公的保障を行う義務があるのです。それを、いずれかの国家や、民族性継承と無関係なインターナショナルスクールと結びつける本件改正案は、これら国際法規定に反するもので、国際的非難は免れません。
 結論として、外形的に差別と見えない形で朝鮮学校のみ排除しようという、両立しない命題を無理に法制化しようとするから、矛盾だらけの案になるのです。もはや小手先の策を弄さず、朝鮮学校を就学支援金給付対象と認めるべきです。

【高校無償化法施行令改正に関するパブリックコメントについて(追加論点)】
 本件改正案について反対の立場から、法的整合性に関するもの以外の追加の論点を挙げます。
1、文部科学大臣指定のための審査結果を待っていた朝鮮学校関係者に与える苦痛と損害
 本件改正案が成立するならば、現行省令(ハ)項による就学支援金給付対象と認められるための審査を受けるべく朝鮮学校の運営者が費やした多大な労力、また数年来「審査結果待ち」の状況に置かれてきた朝鮮学校の生徒、保護者、教職員方の心労は、すべて踏みにじられることになります。
 現行省令は国家が定めたものであり、いわば関係者に対する国家の法的な約束です。文科大臣指定のための個別審査が制度化され、かつ、専門家会議が「教育内容を問わず外形的基準(専修学校の設置基準相当の教育課程)により適用の可否を判断する」としたからこそ、明らかに専門家会議の示した基準を満たす朝鮮学校は、その法令に従って準備をしてきたのです。
 すでに審査のための書類は提出され、結果を待つのみの段階でありながら、審査プロセスの状況も明らかにされぬまま、「政権が変わったので審査そのものをなかったことにします」というのは、あまりにも無責任で、およそ法治国家にふさわしいものではありません。
 そもそも、国際人権諸条約の条文の履行に関わる法令は、締約国の政権交代により左右されることが許されないものです。それが国際社会の常識です。朝鮮学校関係者はまさに「国家の嘘」によって、精神的・物理的な苦痛と損害を負わされることになるのです。損害賠償を求める法的係争を争うために、日本国家は無益な資金とエネルギーを割くつもりでしょうか。
2、各種学校でないブラジル人学校等が支給対象と認められる省令改正こそ
 現状では、文科省により大学受験資格を有する学校と認められながら、各種学校認可を受けていないため就学支援金の給付対象となっていないブラジル人学校等があります。大学受験においては高校同等と認められるのに、公的支援に関しては高校扱いしないというのは、明らかに法的整合性がありません。朝鮮学校に加え、これら学校を就学支援金給付対象とできるような省令改正こそ行うべきです。


呉晟佑さん
 施行規則(ハ)を削除するという事で、全国に10校ある朝鮮高校に対するこの法律の適用を完全に除外するものである。
 これは、同法の成立の精神を踏みにじり、日本国憲法国際人権規約人種差別撤廃条約などに抵触し、在日朝鮮人の正当な民族的権利を蹂躙するものである。
 日本国政府が同法をこの様に改悪する事は絶対に許されることではない。
 むしろ、過去3年間、適用を先延ばしにしてきた事を真摯に反省し、朝鮮学校関係者および支援者に誠実に謝罪する事こそ先決である。


北川知子さん(その1)
 本省令案に反対します。最大の理由は、本省令案が朝鮮学校を「無償化」制度から排除することを目的としているからです。
 朝鮮学校の歴史は日本の植民地支配抜きに語れません。朝鮮・台湾からの渡日労働者は1920年代から漸増し、1940年代には日本生まれの子どもたちがいました。現在でも日系ブラジル人などの渡日労働者の子どもたちが、親よりも日本語に堪能/母国語を喪失しがちであることは珍しくありません。文科省のみなさまなら、その点はよくご存知かと思います。植民地支配から解放され、帰郷を考えた親たちがわが子の朝鮮語の能力に不安を覚え、帰郷準備の一つとして朝鮮語を学ばせる場を求めたのは、自然の成り行きでしょう。しかし折からの東アジア情勢/東西冷戦の深刻化のもと、GHQと日本政府は朝鮮学校共産主義に傾くことを恐れて弾圧、強制的に解散させました。思えばこの時代から、朝鮮学校は「朝鮮語・朝鮮の歴史を学びたい/学ばせたい」という素朴な保護者の思いに支えられる一方で、国際情勢に翻弄されていたわけです。そして日本政府は一貫して、朝鮮学校を私立学校として認可しない法体系を維持し続けており、その冷淡さの延長に「高校無償化」制度からの除外も生じたと私は考えています。そして国際情勢にせよ、日本政府の方針にせよ、それは朝鮮学校の外側の都合であり、在日朝鮮人の教育欲求をそぐことにはなりませんでした。それゆえに、幾多の困難を経ながらも朝鮮学校は再建され、今日に至ります。再建初期(1960〜70年代)、北朝鮮から財政面・教材面で支援を受けていたことは確かですが、いまはほとんど支援のない状況で資金繰りも苦しく、教員の給料遅配、校舎補修の滞りといった問題を恒常的に抱えています。通学生徒は在日コリアンの3〜5世がほとんどで、保護者も日本で生まれ育った日本の市民です。彼らは地域社会で市民としての責任(勤労や納税、地域行事への参加など)を果たしています。東北大震災、阪神淡路大震災時は、朝鮮学校も避難者を受け入れ、炊き出しを行い、地域の学校として国籍や民族に関わらず住民を支えました。この数年来、「教育内容の偏向/反日教育」といった偏見を糾すために積極的に交流、取材等を受け入れている朝鮮学校は、日本の学校よりも「開かれた学校」です。つまり朝鮮学校は正々堂々と開示努力をしているにも関わらず、少数派であり、身近に朝鮮学校に触れることができる日本人も限られているため、なかなか偏見は減らず、いわば蟷螂の斧です。その朝鮮学校とコミュニティの努力を正当に評価せず、偏見に迎合することが、民主主義国家日本のあるべき姿といえるでしょうか。
 私が非常勤講師をする大阪教育大学にも、朝鮮学校出身の学生がいます。彼らは朝鮮語と日本語のバイリンガルで、複眼的思考をもつ人材です。大阪府・市の教員採用試験に合格し、公立学校の教壇に立つ卒業生もいます。これは朝鮮学校で教育を受けた学生の能力が、日本の学校で教育を受けた学生に何ら劣らないことの証明ともいえるでしょう。もともと教育課程も教科書も、日本の学習指導要領を参照しながら作られているのですから当然です。加えて、継承語指導として、イマージョン教育/バイリンガル教育に長年取り組んできた朝鮮学校は、グローバル人材の育成/外国語教育を推進する現今日本の教育現場にとって、参照できる指導理論や指導法・教材の宝庫です。朝鮮学校を差別し排斥する文教政策と、朝鮮学校との実践交流や相互研修を取り入れる文教政策の、どちらが日本の子どもたちの学力/語学力形成に役立つか、お考えください。また「日本の学校に通えばよいのだから教育権の侵害はない」という意見がありますが、これは「マイノリティの教育権」に関する理解不足です。なぜなら、日本の学習指導要領に基づき、日本の検定教科書使用を義務付けられた日本の学校は、「(マジョリティの)日本民族教育」学校であり、マイノリティの文化や歴史を学ぶ場ではないからです。多住地域の学校で、総合的な学習の時間等を使った多文化/国際交流実践を行う学校はありますが、現場の判断と努力に負うもので、制度的に保障されているわけではありません。圧倒的な日本語モノリンガル社会である日本において、マイノリティが独自の言語文化を維持することは極めて困難です。児童の権利条約等でマイノリティの教育権について特に言及があるのも、こうした事情を踏まえているからです。朝鮮学校がもつバイリンガル教育のノウハウは、日本のなかの朝鮮学校だったからこそ蓄積できた財産であり、この財産を守ることが、国際人権規約や児童の権利条約の精神に沿うことです。
 以上、提示された省令案に反対するとともに、「高校無償化」制度からの朝鮮学校除外を直ちに改め、生徒たちに日本の高校生同様の権利を保障することを求めます。



北川知子さん(その2)
結論:本省令案に反対します。
 高等学校の無償化は、「高校・大学までの段階的な無償化」を定めた国際人権A規約(13条2項b、c)を実行するための第一歩であり、昨年9月、この「留保」撤回が閣議決定され、国連に通告されました。教育権保障の前進は喜ばしいことであり、政権与党の交代によって後退しないよう、切に願います。しかし今回の「改正」案は、私立学校認可外になっている外国人学校(国際学校含)に通学する生徒への本制度適用について定めた(イ)(ロ)(ハ)の条件から、(ハ)を削除する、明らかな後退案です。(イ)(ハ)のみ「高校無償化」制度を適用するということは、日本で暮らす、日本以外の国や地域にルーツをもつ人びとが独自にルーツを学ぶための学校/「国家」とのつながりを特に持たない学校は、すべて除外されてしまいます。マイノリティの教育権侵害を避けるはずの(ハ)条項を削除するのは言語道断です。2010年以来この(ハ)条項の指定審議の対象から朝鮮学校を除外してきた措置を追認し、さらに今後は法制度的に完全に排除する、人権侵害を宣言する「案」だともいえます。
 「高校無償化」制度から朝鮮学校を排除し続けていることは、既に前述した国際人権A規約、および児童の権利条約に定められた教育権の侵害に当たります。児童の権利条約第28条第1項b「種々の形態の中等教育の発展を奨励し、すべての児童に対し、これらの中等教育が利用可能であり、かつ、これらを利用する機会が与えられるものとし、例えば、無償教育の導入、必要な場合における財政的援助の提供のような適当な措置をとる」とあるのに、日本で生まれ育った15歳〜18歳の朝鮮学校生が「財政的援助」から除外されているのです。同じく児童の権利条約第29条第1項c「児童の父母、児童の文化的同一性、言語及び価値観、児童の居住国及び出身国の国民的価値観並びに自己の文明と異なる文明に対する尊重を育成すること」、第30条「種族的、宗教的若しくは言語的少数民族又は原住民である者が存在する国において、当該少数民族に属し又は原住民である児童は、その集団の他の構成員とともに自己の文化を享有し、自己の宗教を信仰しかつ実践し又は自己の言語を使用する権利を否定されない」等のマイノリティの教育権保障を定めた条文にも違反しているといえ、現に2010年2月24日にジュネーブで行われた国連人種差別撤廃委員会日本政府報告書審査において「朝鮮学校は、税制上の扱い、資金供与、その他、不利な状況に置かれている」「すべての民族の子どもに教育を保障すべきであり、高校無償化問題で朝鮮学校をはずすなど差別的措置がなされないことを望む」といった指摘がなされています。つまり、国際的には日本が重大な人権侵害国家だと指弾されている状況にあり、そのうえこの「改正」を実行すれば、国際社会に背を向け、民主主義の実践から後退する道を日本が選択したということになります。私は日本で生まれ育った市民の一人として、日本社会の民主主義の発展に背を向け、国際社会からの孤立を招きかねない本「改正」案に断固反対です。
 2012年12月28日の閣僚懇談会の場で、下村博文文部科学大臣が「朝鮮学校については、拉致問題の進展がないこと、朝鮮総連と密接な関係にあり、教育内容、人事、財政にその影響が及んでいることなどから、現時点の指定は国民の理解が得られないので、不指定の方向で検討したい」と提案し、安倍晋三総理大臣が「その方向でしっかり検討してほしい」と返答、その場で了承されました。しかしながら、「国民の理解が得られない」ならば得られるように努力するのが政府として成すべきことですし、拉致問題解決に進展がない原因は朝鮮総連朝鮮学校にあるのでしょうか。朝鮮学校に通う生徒を、日本の学校に通う生徒より不利な状況におくことが、拉致問題の解決に結びつくのでしょうか。下村大臣の発言は、国民が朝鮮学校の生徒を「高校無償化」制度から排除することが拉致問題の解決に「結びつく」と考えているから政府がそれに追従するのだと述べているように解せます。では、少なくない国民が放射能汚染・原発事故への不安を訴え、原子力発電に頼らないエネルギー政策の必要性を考えていることに追従しないのはなぜでしょうか。「世論/国民の理解」のありようを、そのときどきで都合よく利用する政府を、国民の一人として私は信用できません。拉致問題や「ミサイル」発射問題といった課題は外交で解決すべき課題であり、日本に暮らす高校生の教育権侵害を正当化する理由にはなりません。「国民の理解が得られない」のは、国民がこの点を混同しているからであり、政府として成すべきは混同を糾すことでしょう。政府が率先して混同し、教育権侵害に加担するなど、民主主義国家日本の政権として恥ずべきことだと考えます。


朴卓さん
 省令改正の本質は朝鮮学校を狙った露骨かつ悪質な攻撃だと解釈しています。そもそも最初から当然のごとく適用される条件を満たしていたにも関わらず、わざわざ「審査」し、その結果地方自治体の中で補助金を凍結する事態にまで発展しています。省令改正も必要なければ審査も必要なかったはずです。省令を改悪しないことはもちろん、これまで苦痛を強いてきた事への謝罪、そして2010年4月に遡って支給することを強く求めます。


今井浩一さん
 朝鮮高級学校に無償化を適用お願いいたします。拉致問題朝鮮総連など政治問題と、子供たちの健やかな育成とは別次元の問題です。
 文部科学省は率先して差別をなくしてください。このままなら差別行政として両国の関係をこじらせるだけです。


吾郷健二*9さん
 朝鮮学校にも当然のこととして「高校無償化」を適用するべきである。
 朝鮮高校とその生徒は、拉致問題には何の関連もないし、朝鮮総連の各種決定にも何の責任も有していない。
 それは在日朝鮮人のための正当な教育機関であり、法に則って、そのように認可されている。
 通常の高校とは異なる措置を行なうことは民族差別であり、差別禁止国際条約にも、国際人権規約にも反する誤った措置であり、日本人として恥ずべき行いである。
 国民の一人として、日本政府の恥ずべき行為に抗議して、撤回を要求する。


米田俊彦*10さん
 省令改正に反対です。
(1) 「公立高等学校に係る授業料の不徴収及び高等学校等就学支援金の支給に関する法律」(以下「法」と略記する。)は、高等学校およびそれに準じる教育を受けるすべての子どもの教育費を無償にするという理念を具体化したものです。昨年9月、本法の実施をふまえて、日本政府は大学までの段階的な無償化を定めた国際人権A規約第13条第2項(b)および(c)の適用の留保の撤回を国連に通告しましたが、この事実に本法の趣旨が如実に示されています。省令は、私立高等学校や高等学校に類する課程をもつすべての学校に学ぶ生徒に就学支援金を支給できるように、対象となる学校を漏れがないように定めています。その規定の一部を削除することは、意図的に対象から除外される子どもを作り出すこと(つまり差別)を意味します。法の趣旨にも正義にも反する行為です。
(2) 廃止を予定している省令第一条第一項第二号ハに関しては、「公立高等学校に係る授業料の不徴収及び高等学校等就学支援金の支給に関する法律施行規則第1条第1項第2号ハの規定に基づく指定に関する規程」が2010年11月5日に公示されています。この規程が公示された際の文部科学大臣談話では、朝鮮高級学校が本規程に基づく審査を申請することが見込まれると、具体的に朝鮮高級学校の名前を挙げつつ、「今後、この規程に基づき、審査を厳正に行い、高等学校等就学支援金制度の運用の適正を期してまいります」と述べています。この厳正な審査が継続中であることは、昨年11月、文部科学省の担当官の方から私自身が直接伺って確認したことでもあります。しかも、来年度予算案に朝鮮高級学校への支給が決定された場合の2億円が計上されていることを見ても、審査が継続中であることは明らかです。現に生きて活用されている省令の規定の廃止は、あまりにも乱暴な行政権限の濫用です。
(3) 12月28日に下村文部科学大臣が記者会見において、朝鮮高級学校を不指定にすることとした理由を述べています。拉致問題の進展がない、朝鮮総連と密接な関係にあり教育内容、人事、財政にその影響が及んでいること、の2点でした。いずれも法が成立する前から指摘されていることがらです。法の制定以後に発生した事実であって、法の趣旨実現に抵触することがらであれば、法が改正されておらずとも省令を改正する理由は立ちますが、法の制定以後に新たに発生した事実がない以上、省令を改正する正当な理由も存在しません。政権や大臣が替わったことによって、教育を受ける権利が保障されたりされなかったりするようなことはあってはなりません。


■安倍政権文科三役の記者会見(朝鮮学校関係)
 文科省が文字起こししたものを朝鮮学校部分のみコピペで紹介する。ひとまずノーコメント。

http://www.mext.go.jp/b_menu/daijin/detail/1329446.htm
下村博文文部科学大臣記者会見録(平成24年12月28日)
大臣)
 まず、無償化に関する朝鮮学校の扱いについて報告をいたします。本日の閣僚懇談会で、私から、朝鮮学校については拉致問題の進展がないこと、朝鮮総連と密接な関係にあり、教育内容、人事、財政にその影響が及んでいること等から、現時点での指定には国民の理解が得られず、不指定の方向で手続を進めたい旨を提案したところ、総理からもその方向でしっかり進めていただきたい旨の御指示がございました。このため、野党時代に自民党議員立法として国会に提出した朝鮮学校の指定の根拠を削除する改正法案と同趣旨の改正を、省令改正により行うこととし、本日からパブリック・コメントを実施することにいたします。なお、今後、朝鮮学校都道府県知事の認可を受け、学校教育法第1条に定める日本の高校となるか、又は北朝鮮との国交が回復すれば現行制度で対象と成り得ると考えているところでございます。

記者)
 先ほど冒頭で、朝鮮学校の件おっしゃいましたけれども、日本の高校になった場合ですとかに指定するかどうか検討されるというようなことをおっしゃいましたけれども、拉致問題の進展があったり、北朝鮮がいわゆる核ミサイルの開発をやめるとか、そういう情勢の変化があった場合に、どのように対応されるお考えなのか、日本政府としてどうするのかということを教えていただきたいんですが。

大臣)
 1条校化するということは、つまり日本の学校制度の中に入って努力するということについては、今は朝鮮高校側は検討しているようには聞こえてはまいりませんが、そういう方法があるという方法論を申し上げているわけであって、子どもには罪がありませんから、それはそういう民族差別をするわけではないということで、あえて申し上げたわけでございます。この朝鮮学校のまま対象にできるかどうかというのは、やはり今御指摘があった拉致問題、それから国交の回復と、一定の問題がクリアした上での朝鮮高校に対する、対象になるかどうかということになってくるかと思います。

記者)
 朝鮮学校の件ですけれども、前政権は外交とか教育内容とは絡めないということで、専門家による審査をするという枠組みを作ったわけですけれども、この枠組みがどうなるのかということと、教育問題を絡めないとしてきたことを方針転換するわけですけれども、そのことについてもう一度ちょっと、なぜ教育内容と外交を一緒くたにするのかいうことについて教えてください。

大臣)
 外交上の配慮などにより判断しないと、民主党政権時の政府統一見解として述べていたことについては、当然廃止をいたします。もろもろの事情を総合的に判断、勘案して判断するということでございまして、そのように今後は対応するということです。

記者)
 同じ枠組みで、コリア学園など2校を指定していますけれども、そことの不公平感というのはどうなんでしょうか。

大臣)
 それは外交上、それだけのですね、既に学校教育等を調査した結果の上での判断ですから、それは対象から外さないということでございますが、朝鮮学校についてはその内容も分からない状況で今日まで来たという経緯もございますし、また、先ほど申し上げたような理由から、これは対象から外すということでございます。

記者)
 朝鮮学校への適用なんですけれども、教育内容、人事、財政で、朝鮮総連と密接な関連があるとおっしゃいましたけれど、それはこれまでの文部科学省の検討の結果、こういうことが判明したということでしょうか。それと、もう少し具体的な中身を聞かせていただければ有り難いと。

大臣)
 朝鮮総連の影響は朝鮮学校にも及んでいるというのは、公安調査庁の見解でございます。公安調査庁は、朝鮮総連の影響は朝鮮人学校の教育内容、人事、財政に及んでいる、こういうふうに国会でも何度も答弁がございました。文部科学省としてはこの調査のため、朝鮮学校に実情を聞いたり、調査している段階であるというふうには、今、聞いているところでございまして、朝鮮学校の内容については、ですから文部科学省としては、最終的にはそういう判断にいたる状況以前の、まだ調査段階であると聞いております。これは、政府全体としての今日は判断だと。

記者)
 朝鮮学校側が、今後、国を提訴するという方向が考えられますが、これに対して文科省、国はどのように対応するんですか。

大臣)
 既にそういう動きが出ているわけで、今後、この今日のような判断をしたということで、そのようなことが出てくることも予想されるかもしれませんが、これは法令にのっとって適切に対応していきたいと思います。

記者)
 朝鮮学校の関係で、就任直後の会見では、適用範囲と認めるかどうかについて、総理ですとか、官房長官とも相談をという話でしたが、もう少し、総理や官房長官とどういうお話があったのかということと、あるいはあれから2日後、今日このような形で結論が出ましたけれども、このタイミングで適用外とする判断をした、この時期のタイミングについて何か意味があるんでしょうか。

大臣)
 この朝鮮高校の問題は、これは政府全体の判断も必要であるということを考えまして、総理、官房長官、それから関係閣僚、拉致担当大臣や外務大臣と相談を改めて丁寧にしようということで、今日の閣僚懇になったということでございます。また、今日それを行ったというのは、これから省令改正にはパブリック・コメントが必要で、これが約1か月間ぐらいかかります。この後を受けてというぎりぎりの日程で、概算要求や補正予算から約総額それぞれ2億円程度の予算がありますから、それを削るぎりぎりのタイムリミットが今日であるということで、そのように判断をさせていただきました。

記者)
 ちょっと手続のことで確認させていただきたいんですけれども、このパブリック・コメントを募集して、その後、省令を改正した後に指定しないということが決定するということでよろしいんでしょうか。

大臣)
 はい、そういう手続をとります。

記者)
 現段階ではまだ検討中、審査会では検討が続いているということになると。

大臣)
 法律的にはそうですね。

記者)
 省令改正と不指定の判断ですけれども、時期的なめどっていうのはいつぐらいに出せるのでしょうか。

大臣)
 省令改正するためには、先ほどの手続のようにパブリック・コメントが必要になると。それで約1か月かかる。ですから、今日からスタートして1か月後、パブリック・コメントですね、その後、省令改正をするということになります。


■2013年 新年のご挨拶 / 一周年記念講演「中国問題の本質〜米中国の間〜」講師 宮崎正弘
http://freeasia2011.org/japan/archives/2010
 三浦小太郎が宣伝してる右翼結社「アジア自由民主連帯協議会」に掲載された文章です。宮崎と言えば札付きの極右であり、かなりのトンデモ講演になりそうだ。2/3(日)としばらく先だが、実際にこの「アジア自由民主連帯協議会」サイトに報告が掲載されたら早速突っ込みたいと思います。
 なお、以前、宮崎個人サイトのトンデモ文章に突っ込みましたが、その後、トンデモ文章が増えてるのでまた突っ込みます。

http://miyazaki.xii.jp/column/index41.html
杉原志啓*11徳富蘇峰を書き、関岡英之*12が戦争中に西域工作に赴いた日本人を照射し、溝口郁夫*13が南機関の謎に挑み、松本健一*14*15北一輝に挑んだ。

というなら著書名とどんな内容かぐらい書いて欲しいものです。内容はともかく著書名はググれば何となくわかりますが。
 無知だし本も読んでないので内容についてはノーコメントです。あの宮崎がほめるのでは眉唾ではありますが。
 また溝口は『南京「百人斬り競争」虚構の証明』(2011年、朱鳥社)で南京事件否定論を、『絵具と戦争―従軍画家たちと戦争画の軌跡』(2011年、国書刊行会)で「バターン死の行進」否定論を主張する歴史捏造主義者です。アマゾンレビュー曰く「フィリピン戦の日本人従軍画家はそんな絵描いてない」というのが溝口の「死の行進」否定理由らしいから呆れます。描けるわけねえだろ。最悪、日本軍に画家が殺されるわ。
 大体、南機関や西域工作はともかく徳富蘇峰北一輝なんて以前から多くの人間が取り上げてるビッグネームですが、杉原や松本の本の何がどうだと言うんでしょうか?。

冨岡幸一郎*16林房雄大東亜戦争肯定論の今日的意義を演繹した。

 林房雄の例の本なんて「つくる会のルーツの一つ」に過ぎないでしょうに。

GHQとコミンテルン*17思想に洗脳された左翼に牛耳られていたジャーナリズムにおいては右翼、国家主義者としてあっさり「総括」されて、くず箱に捨てられてきた

 やれやれです。大川周明が右翼、国粋主義者で「一定の批判を浴びて当然の人間であること」は事実でしょうに。もちろん大川には彼なりの論理があるでしょうからその研究は必要で、ただ「極右」で終わりではいけないでしょう(大川は戦前では珍しいイスラム研究者でもある)。しかし、そうしたまともな研究は「GHQとコミンテルン思想に洗脳された左翼」云々なんて馬鹿なことを言う宮崎とそのお仲間には無理でしょう。

http://miyazaki.xii.jp/column/index.html
天皇皇后両陛下 祈りの二重唱

昭和天皇、皇后と現天皇、皇后の読んだ和歌を絶賛するという右翼的な本のようです。個人が「天皇陛下万歳」というのは個人の勝手ですが最低限それを他人に押しつけないで欲しい。

http://miyazaki.xii.jp/world-situation/index.html
ニクソン
 私たちがここで確認しなければならないことがあります。現在の中国が軍事的に弱すぎることが脅威なのです。
(中略)
 太平洋地域での安全を高めるには中国が強くなり軍事的な能力が強化されることが大事なのです。
 だから米国も対中国経済援助、とくに技術供与を行なっていますし、日本はもっと多くの対中国援助をしているわけでしょう。私はその増大を強く支持しています。中国はもっと強くならねばならないのです。
 日本の対中国貿易は、米中、欧中貿易のどれよりもはるかに巨額でありますけれど、私はもっともっと日中貿易が拡大されようと考えております。
(中略)
 中国は歴史的に膨張主義の歴史は、例外的な期間をのぞいて無い。

 今から28年前(1984年)、中曽根政権の頃のインタビューだそうです。この時代においては「極端な反中国」を除けば日米保守にとっては「脅威は何よりもソ連」で「中国がソ連と対決してくれれば御の字、中国を支援しよう」だったわけです。中国脅威論なんか影も形もない。


■『無援孤立—カチンランド戦争と避難民』本報告の要旨 : ビルマ・コンサーン
http://freeasia2011.org/japan/archives/2022
 三浦小太郎が宣伝してる右翼結社「アジア自由民主連帯協議会」に掲載された文章です。
 要するにミャンマー現政権の少数民族カチン族への政策(報告書の言う『カチンランド戦争』、要するに完全な内戦状態)を批判した文書の紹介ですが、ということは三浦や「アジア自由民主連帯協議会」はミャンマー訪問した麻生財務相が「ミャンマーへの円借款方針」を表明した事は批判するのか?。ま、「ミャンマー大好き」「安倍内閣大好き」な三浦らは絶対に批判しないでしょうから聞くだけ野暮でしょう。「本音はただのアンチ中国、北朝鮮集団だが、アジアの民主化を希望する集団が建前だから、一応紹介するが紹介してそれで終わり」というふざけた態度でしょう。「大嫌いな」中国のチベット政策への態度とは随分違う。


■1月15日「ミャンマー・カチン州内戦」の実情および国会議員視察団の派遣に関する記者懇談会のご案内(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=1531
 中国や北朝鮮への非難は延々と長文を書く三浦。しかも「北朝鮮と関係ない中国のチベット問題」を「守る会」サイトで紹介する三浦が、「ミャンマー問題」については簡単な紹介しかせず、かつ「守る会サイト」には掲載しないのは大変面白い。
 何故そうなるかは大いに予想がつく。まず第一に三浦は人権派ぶってるが奴が批判したいのは大嫌いな中国と北朝鮮だけなのだろう。
 実際、三浦がつきあってる連中の中には、宮崎正弘島田洋一など、ミャンマーへの日本企業の経済進出推進を平然と主張する輩は少なくない。である以上、三浦としてはミャンマー批判などしたくないが、自称「アジアの民主化を望む人権派」なので、紹介しないわけにもいかない。結果「ミャンマー関係懇談会」の簡単な紹介を個人ブログだけでおざなりにするという「中国や北朝鮮」とは違った態度になるのだろう。
 第二にこの懇談会を呼びかけている国会議員については後で簡単に説明するが全員民主党議員だ。この懇談会に自民党議員の名前がないこと、及びミャンマー訪問した麻生財務相円借款の意思を表明したことから自民党議員の多くがミャンマー人権問題に何の興味もないであろう事、かつそれを自民大好きな三浦が「自民批判」をされたくないために余り紹介したくないであろう事が簡単に想像できる。
 なお、呼びかけ人の民主党議員についてわかる範囲で経歴を紹介する。

中川正春氏:
 衆議院議員民主党)。鳩山、菅内閣文科副大臣、野田内閣文部科学相、野田第1次、第2次改造内閣防災等担当相を歴任
・山根隆治氏*18
 参議院議員民主党)。野田内閣外務副大臣(第1次、第2次改造内閣でも留任)


■あまりにもおかしな判決 紙浦裁判官なにやっとんのか(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=1529
 何の判決を問題にしてるのかと言えば荒木が高裁で敗訴した裁判判決です。荒木ブログ「私に対する裁判について」(http://araki.way-nifty.com/araki/2012/12/post-f29c.html)や新聞記事(その一例については三浦も紹介しています)を読んでも荒木が問題にしてる著書名、著者名と「荒木が名誉毀損で訴えられ、一審では勝訴したが二審では逆転敗訴したこと*19」「荒木がそれに納得せず上告の意向らしいこと」はわかりましたが何がなにやらさっぱりわかりませんでしたがこの三浦のエントリには具体的事実が書かれておりいくらか詳細が判明しました。しかし荒木は何故ここに三浦が書いたようなことをさっぱり自ブログに書かなかったんでしょうか。俺だったら書きますよ。かつ三浦は何故これを個人ブログに書くのか。三浦は「個人ブログには政治的なことは書きたくない」と言ってました。かつこれは「拉致関係」なんですから「守る会」サイトに掲載すべき文章でしょうに。何か変な裏でもあるのかと疑いたくなります。
 さて以下、三浦が何を言ってるのか紹介しましょう。俺の要約ではよくわからないという方は三浦エントリを読みましょう。ただし三浦の主張が事実かどうかは俺にはわからないことをお断りしておきます。

1)荒木が笹谷洋一著『招魂の海』(PHP研究所刊)を非難したことについて、笹谷氏が名誉毀損として荒木と拓殖大学を訴えました。これについて一審は原告・笹谷氏敗訴でしたが、二審は荒木の言論について名誉毀損を認め、100万円の支払いを命じました。ただし拓殖大学への訴えは「荒木の言動は拓殖大学の業務として行ったものではない」として訴えを退けました。ま、ここまでは新聞記事と荒木ブログだけでもわかります。以下、2)は三浦エントリでわかることです。ただし三浦エントリは調査会メールマガジン記事(荒木が執筆したらしい)の転載だそうですが。訳がわからないのは荒木がこの「調査会メールマガジン記事」を自ブログ(http://araki.way-nifty.com/)で全く紹介しないことです。ま、調査会サイト(http://www.chosa-kai.jp/kakonews.html)には荒木の書いた笹谷氏批判記事がPDFで掲載されていますが、荒木が自ブログで紹介しないのは何故なんだろうと首をかしげます。
2)では2)の説明に行きます。
 荒木曰く笹谷本は元北朝鮮工作員「張龍雲氏(故人)*20」から聞き書きしたノンフィクション小説です。多少虚構はあるようですが笹谷氏曰く大筋で事実とのことです。
 ただし荒木曰く「それは事実ではない」んだそうです。荒木曰く「張氏の奥さんは笹谷氏には会ったこともない」んだそうです。
 また笹谷氏の小説にはいわゆる「秘密の暴露」がなく、「笹谷氏の小説発表以前に何らかの形で報じられたものがほとんど」で、だから信頼できないというのが荒木の主張です。要するに張氏への取材などなく「死人に口なし」でデタラメ書いてるんじゃないかと言うことですね。(以上で説明終わり)


 「『山本美保さんDNA鑑定捏造』『スネドン君拉致』などとデタラメ三昧のお前らが言うな、荒木、三浦」という気がしますがそれがさておき。まあ、三浦が書いてることが事実で、荒木が礼儀正しい批判をしてるのなら確かに判決はおかしいでしょうね。
 ただこの文章だけでは何とも判断できません。この三浦の文章の最大の問題点は「判決の引用が全くない」ということでしょう。その上「一審と二審で違いが生じたのは何故か」などといったまともな分析もない。ただ二審裁判官を自分勝手に非難してるだけです。
 判決の引用がない以上、三浦の判決批判が正しいかどうかはわかりません。「読者が自分で判決を探してこい」というのは無茶な話でしょう。だったら荒木や三浦がこの事件について説明する必要も全くないことになる。ま、「このエントリに書け」とか「メールマガジンに書け」とかそんな無茶は言いません。判決を引用したら相当の長文になるでしょうから。
がせめて別途、「判決を引用した詳細な分析論文」を調査会サイトにでも掲載すべきでしょう。ま、しないんでしょうが。最高裁でどんな判決が出るかわかりませんが結局、荒木の望む判決が出なかったら三浦もなんて言い出すんでしょうね。


■聴きにくればいくらでも教えてあげるのに 朝鮮学校無償化でも内偵活動、逮捕の北工作員*21が反対団体に
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00949
 本当に「守る会」てくだらない。違法行為でもないことで騒いでるんじゃねえよ、屑。ま、違法でも無償化除外なんて差別行為は何ら正当化されないけどな。たとえるなら、id:noharra君が大好きな「モジモジ(阪南大教員・下地某)」の公務執行妨害逮捕が「事実」で「モジモジが犯罪者」だとしてもそれとモジモジの政治的主張(広域がれき処分するな)の是非は別問題なのと同じだな。そうは思いませんか、「自称・質問歓迎」id:noharraさん。俺の質問には絶対に答えない卑怯者のid:noharraさん、お元気ですか。

どうしたら無償化の対象になるか、学校がここ日本で生き残るためにはどうしたらいいかも教えてあげられる

 ゴロツキ右翼の分際で何様だよ、その上から目線。
 そもそも無償化は無条件でやるべきもんなの。条件つけること自体が差別だと理解しろよ、屑。
 大体、お前ら「極右レイシスト集団・守る会」は「何があろうと無償化する気などかけらもない」だろうに。虚言も大概にしろよ。こんな恥さらしなゴミ集団の会員を良くid:noharraも続けられるよな。ま、俺に何言われても黙りでやり過ごすのが屑のid:noharra君の生き方のようですが。id:noharraよ、お前自分が恥ずかしくないか、屑。恥ずかしくないんだろうな、屑だから。俺なんか恥ずかしくてしょうがないけどな、お前らみたいな屑の存在が。

ただ、これは私の想像ですが、多分、朝鮮学校教科書を私たちに提供した在日コリアンの方、また、私たちと一緒に活動している脱北者の方々の情報が知りたかったのかな。それはプライバシーだし、特に後者の場合は北朝鮮に残している家族の生命の安全にかかわるため、これは教えるわけにはいかない(すでに覚悟を決めて自ら公開している人は別)。もしそういうことをしようとしていたなら、これはテロ国家に人々の命に関する情報を伝えていたことになるので、厳しい罰を加えて欲しいと個人的には思います

 根拠もないのに勝手な邪推で誹謗中傷か、死ねよ、屑。大体逮捕容疑は「補助金詐欺」「無許可翻訳(著作権法違反)」でスパイ行為なんか関係ないぜ。こんなの騒いでるのは産経だけじゃねえか。怪しい公安リーク情報を産経が裏も取らずに垂れ流してるだけじゃねえのか。


■最初に平和を踏みにじったのは北朝鮮と中国*22
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00948
 読めばわかるが三浦が紹介する中日新聞社説(東京新聞社説)が指摘していることは以下のようなことだ。
1「朝鮮戦争当時において吉田内閣がしたこと(米軍の依頼に応じ、朝鮮海峡での機雷除去に掃海艇を派遣したこと)は「専守防衛」には該当せず憲法九条違反の違憲行為ではないのか*23。また憲法の問題を脇に置くとしてもその行為は果たして大義ある行為だったのか。違憲かつ大義のない、すべきでない行為で無駄に日本人から死者を出したのではないのか」
2「半世紀以上も憲法が変わらないのはこうした戦争の悲劇を2度と起こしてはならないという戦争への嫌悪感が大きな原因である(まあ、俺が思うに戦争への嫌悪感のメインは朝鮮戦争より日中戦争、太平洋戦争だろうが)」
3「また日本においては未だに慰安婦否定論*24がまかり通っており、周辺諸国が日本に不信感を感じてきたことが改憲できなかった大きな理由でもある」
4「改憲で安倍政権は何をやりたいのか。今までどんな不都合があったというのか。もし石原前都知事の言うように『北朝鮮攻撃』などという物騒な代物なら容認できない」
5「日本の平和維持にしても国際社会の平和維持にしても軍隊だけで成り立っているわけではない。外交もある」
6「そもそも政府見解では専守防衛は合憲なのだから日本防衛という意味では改憲する必要はない」

 で、ハト派護憲派の俺はこれに全く異論ありません。しかし三浦は変な因縁をつけるわけです(後で批判しますが)。大体「北朝鮮拉致問題についてのサイト」で「改憲」をテーマにする三浦の神経が理解できません。「改憲しないと拉致は解決しない」かといったらそんなことはないでしょう。
 どう見ても三浦らは「改憲」という自分の右翼的野望のために拉致を政治的に悪用しています。全く何というげすな人間なんでしょうか。
 で三浦が何を言うかといえばタイトルの通りで「先に攻撃したのは中国と北朝鮮」なんだそうです。バカかと言わざるをえない。 「先に攻撃したのは中国と北朝鮮」なら吉田内閣の行った掃海艇派遣は合憲なんでしょうか。すべき行為なんでしょうか。そんなことはもちろんないです。だって韓国政府ならまだしも、日本政府による朝鮮海峡での機雷除去なんて明らかに専守防衛じゃないですから。だからこそ吉田は秘密裏に行ったわけです。まあ、そんな事は現実問題、起こらないと思いますし、もちろん起こって欲しいとも思いませんが三浦と「守る会」の連中は今後「第二次朝鮮戦争」が起こったとして、吉田内閣がやったような掃海艇派遣を日本がやっていいと思ってるんでしょうか。どうですか、「守る会会員」id:noharra先生。今後「第二次朝鮮戦争」が起こったとして、吉田内閣がやったような掃海艇派遣をしていいと思いますか?。どうせ今日も俺の質問を無視して逃げるのでしょうが。質問歓迎とかいつまで汚い嘘つき続ければ気が済むんでしょうか、id:noharraのバカは。
 この中日新聞の記事において「先に攻撃したのは中国と北朝鮮*25」なんてこと*26が触れられてないのは当たり前の話です。中国と北朝鮮をかばってるとでも三浦は印象操作したいようですがそういう話じゃない。米国と韓国の起こした戦争であってもそんな事には触れないでしょう。話の本筋に関係ないので触れる必要がないからです。
 あくまで中日が問題にしてるのは「改憲派朝鮮半島で戦争が起これば吉田内閣のやった掃海艇派遣をまたやる気ではないのか?」「改憲派朝鮮半島で戦争をやってもいいと思ってるのではないのか?」という問題意識です。でハト派の中日はそんなことを支持しないということです。俺も支持しませんし、支持したら護憲派とは言えないでしょうが。
 大体、この記事は「日本においては未だに慰安婦否定論がまかり通っており、周辺諸国が日本に不信感を感じてきたことが改憲できなかった大きな理由でもある」「改憲で安倍政権は何をやりたいのか。今までどんな不都合があったというのか。もし石原前都知事の言うように『北朝鮮攻撃』などという物騒な代物なら容認できない」などといった「朝鮮戦争に全く関係ない指摘」もあります。こうした指摘には何一つ触れない三浦のアホさに呆れて物も言えません。ま、「慰安婦否定論をどう思うか」「石原の北朝鮮攻撃論についてどう思うか」について下手に触れると「穏健保守ぶってる態度が嘘八百で、三浦は極右である」とばれてやばいことになるから逃げるんでしょうが。逃げたって三浦が荒木和博や島田洋一と同レベルの極右であることはモロバレですが。と言うより都合の悪いことから逃げるからこそモロバレになる。中日社説の書き手も三浦の珍論を読んだらあまりにもばかばかしくて呆れるんじゃないか。
 こういうバカ・三浦が役員のバカ右翼集団「守る会」に入りながら「安倍批判者」面できるんだからid:noharraってバカか嘘つきのどっちかでしょうね。ま、どっちにしろid:noharraは屑ですが。三浦の文章にも少し突っ込んでおきます。

そしてこの1950年には、中国により東チベットへの侵略が始まった年でもあります。しかし、国連は朝鮮戦争問題で紛糾し、チベットへの支援は行われませんでした。そして、1959年のダライ・ラマ法王亡命と中国政府による完全なチベット制圧までの流れを国際社会は無視することになります。

 中国は中華民国時代からチベットを領土扱いしてきました。その意味で朝鮮戦争とは大きく性格が違う。中国の主観的には「奪われた領土の回復」でしかないし国民党政権でも同じ事をしたでしょう。そして国際社会がこれに無関心だったのは当時、チベットなど重要視されてなかったからでしょう(もちろんソ連が拒否権を発動したんじゃないかとか、中国奥地では調査などもしづらいとか言う問題もあったのでしょうが)。チベットを日本ウヨが騒ぎ出すのもダライがノーベル平和賞をもらってからのことです。いずれにせよ「北朝鮮問題」サイトでチベット云々と書くこと自体おかしいし、中国のチベット解放(三浦の言う「侵略」)に問題があったとしてそれが改憲の理由になるんでしょうか?。中日新聞社説への反論になるんでしょうか?。まさかチベットを救うために自衛隊で中国を攻撃しろ、その為に改憲だなんて馬鹿なことを言う気か?


【追記】
後で気付いたのだが「先に攻撃したのは中国と北朝鮮」って
1)「中国、北朝鮮がまた韓国軍事攻撃するかもしれない、いやそれどころか日本軍事攻撃するかもしれない、その為に改憲が必要」
あるいは
2)「そんな野蛮な国は先制攻撃してたたきつぶさないと行けない、その為に改憲が必要」ってことが三浦は言いたいのか?
一応反論しておくと
1)について言えば「政府見解では専守防衛は合憲」なので「日本への軍事攻撃に対する反撃」は現行憲法でも可能だ。
 韓国が軍事攻撃されたときに韓国を支援することはできないが、日本を戦争に巻き込むようなそんな危険なことはすべきではあるまい。また日本が支援しなくても韓国軍、在韓米軍で対応可能だろう。
 そもそも中国、北朝鮮が自分から韓国や日本を軍事攻撃するという想定自体が非現実的だが。朝鮮戦争の起こった1950年代当時と今とでは政治情勢がだいぶ違う。そうすることに中国、北朝鮮にメリットがあるとも思えない。むしろ石原や安倍のような極右が一定の政治力を持つ現在、改憲などしたらむしろ「何らかの形による日本による軍事力行為」、つまりは「日本による侵略行為」が発生しかねない。
 2)について言えば現実性もないしやるべきでもない。大体政府転覆目的に先制軍事攻撃なんて現行憲法が禁じる侵略行為以外何物でもない。
 護憲派改憲に反対してるのもそういう侵略行為の危険性があるからだ。
 石原のようなどうしようもない男はともかく、安倍ですらそんなバカは言わないだろう。よほどのバカでない限り本心がどうであれ「改憲したら中国や北朝鮮を先制軍事攻撃したい」等と言わないだろう。さすがに今の日本人がそれを認めるほどのバカだとは俺は思ってないし、安倍なんかも同意見だろう。


■SAYAの歌う「漂泊の旅路」は日本民話の世界を現代によみがえらせる(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=1522
 三浦に寄ればチャンネル桜にでるような輩*27なのでこのSAYAとやらはウヨで三浦のお仲間なのだろう。そんなウヨな歌手など俺は評価しない。基本的に俺は政治的に共感できない歌手は「よほどの天才歌手」でない限り評価しない。「ブックオフの百円均一」レベルの並の歌手でしかないなら、「自分と政治的に違う人間」なんか評価できるわけもあるまい。どうせ三浦の紹介では内輪ぼめだろうし、SAYAでググると「SAYA六本木店」(http://www.shop-saya.com/)、「美容室SAYA hair」(http://www.sayahair.com/)とか関係ないSAYAが山ほどヒットするので全く無名の並の歌手なのだろう。実際、三浦の紹介する動画を後で聞いたが、一応プロの端くれなのでへたくそとは言わないが、三浦が大騒ぎするほどうまいとも思わなかった。
 なお俺個人は「SAYA(サヤ)」なんてありふれた芸名つけるなって思う。覚えやすいが、誰でも思いつく名前なので、ググると関係ないSAYAが、大量にヒットすること、ヒットすること。でもこのSAYA先生が有能なら「SAYA先生ばかりが大量にヒットする」だろう。要するに何度も書くが並の歌手だろう。そんな並の歌手が「チャンネル桜」出演なんぞで色がついたら、かえって売れなくなると思うが。
 売れなくても好きな右翼活動ができればいいのか、「何があってもギャラを出してくれるチャンネル桜という保険をつくってる」のか知らないが、もし保険のつもりならもっとまともな保険を作れよと言いたい。

チャンネル桜で「さくらじ」などのキャスターをやっていますけれど、それはまあ見聞を広めたり知識・情報を得ること*28は音楽にとってプラスでしょうけれど、それは本質的なことではない。音楽家が政治的信条や意見を持つことは何ら構わないし、それを歌に込めることもタブーでもなんでもないけれども、それは音楽の価値を挙げもしないし下げもしない。

 その政治思想が「ろくでもないゴミみたいな思想」で「そのゴミ思想が音楽に持ち込まれてれば」、音楽の価値を下げるでしょうね。音楽とはテクニックがうまければいいというものではないでしょう。ま、SAYAの場合、「並のテクニック」でしかないわけですが。
 そしてその政治思想が音楽に持ち込まれてなくても、その政治思想がゴミ同然ならその音楽家の「音楽家としての価値」はさがらないでしょうが、「人間としての価値」は当然下がるわけです。で何度も言いますが、「天才歌手」ならともかく「並の歌手」ではろくでもないゴミ人間を支持する気は俺にはない。

SHOUGUNは(中略)個人的には日本のTOTO(注:だと思う)

 「TOTO」でググると「トト(サッカーくじ)」だの「東洋陶器」だの関係ないのが大量にヒットするが、どうもアメリカのバンドらしい。
 しかし俺は「TOTO」なるバンドを知らないし、三浦もろくな説明をしないので「何故三浦はSHOUGUNをTOTOと似ているというのか」さっぱりわからない。まさか「三浦が知ってる洋楽バンドSHOUGUNとTOTOを単につなげた」なんていい加減な話ではないと思うが。

藍川由美さんとか、唱歌や演歌の再評価や学究的な研究をしている人

 で、この藍川さん(声楽家らしい)の名前でググったら『「演歌」のススメ』(2002年、文春新書)なんて本がヒットしました。
アマゾンの本紹介の一文。

わが国には無批判に西洋クラシック音楽を崇拝し、自国の音楽を見下す風潮がある*29が、そろそろ日本人も、明治以来の音楽教育によって植え付けられた西洋音楽コンプレックスから脱却する必要があるのではないか。現に近代日本には、少数ながら、日本人としての美意職や音楽的伝統を基盤に、西洋音楽至上主義と闘ってきた作曲家や詩人たちがいた。古賀政男*30中山晋平*31本居長世*32、野口雨情*33らの作品を徹底検証、日本の歌を初めて実証的に評価した衝撃作。

 アマゾンの本紹介を読んで思うにこの演歌はどうやら「北島三郎」「五木ひろし」だのの演歌を意味しません。童謡作曲者が出てくるわけですから。そして彼女の定義*34する演歌に該当しなければ世間一般には演歌扱いされる歌*35も演歌じゃないんでしょう。
「そろそろ日本人も、明治以来の音楽教育によって植え付けられた西洋音楽コンプレックスから脱却する必要があるのではないか」とする彼女は「明治以来の音楽教育の象徴」文部省唱歌にはあまり好意的ではなく、唱歌に対するライバルとして本居、中山の童謡や古賀メロディを高く評価しているようです。
 なんか読む気にならないなあ。古賀政男その他の面子を藍川さんが評価するのは彼女の勝手ですよ。しかし彼らを

日本人としての美意職や音楽的伝統を基盤に、西洋音楽至上主義と闘ってきた作曲家や詩人たち

なんて評価するのは彼女個人の美意識に過ぎません。彼らはあくまでも主観的には「自分がつくりたい音楽(あるいは大衆が求めていると彼らが思った音楽)」をつくっただけで「西洋音楽至上主義と闘ってきた」わけではないでしょう(結果的に「西洋音楽至上主義と闘ってきた」のだとしても)。古賀の歌を歌った人気歌手達(近江俊郎美空ひばりなど)も同様に「西洋音楽至上主義と闘ってきた」わけではないでしょう(結果的に「西洋音楽至上主義と闘ってきた」のだとしても)。
 また、「日本人としての美意職や音楽的伝統」なんてものが定義できるとは俺には思えないし、仮に定義できたとして歌の価値ってのはそんなもんじゃない。「日本の伝統だから古賀や中山晋平を愛せ」なんて言われても好きでなければ愛せません。古賀メロディが好きな人だって「日本の伝統文化だから好き」なわけではないでしょう。
 西洋音楽が好きで何が悪いのか。西洋音楽だってすばらしい。いや西洋音楽に限らず、「洋服」「洋食」などなど、西洋の何が悪いのか。
 ま、日本の教育(特に戦前)は藍川さんが問題にする音楽も含めて「欧米に追いつけ追い越せ」で欧米崇拝が度を超していたのかもしれませんが、それをひっくり返して「ニッポン伝統文化万歳」って言うことに意味があるんでしょうか。大体、古賀その他は三味線や和太鼓なんかと違って「日本伝統文化そのもの」じゃないですし。
 今時童謡やいわゆる古賀メロディが好きな日本人は必ずしも多くはないでしょう。いや彼らの全盛期ですら好きでない人間はいたでしょう。それで何が悪いのか。何で三浦が紹介する面子って国粋主義じみた変人が多いのか。ま、三浦自体その種の変人でしょうが。

そして大東亜戦争*36の死者たちに思いをはせていくなか、音楽の中に日本の民俗的な伝統を自然な形でとりいれていこうとする意識を自然に持っていくようになったのは、音楽家としてのある成熟だと思う。

 要するにSAYAがウヨだという話。「思いをはせる」というのも「勝ち目も大義もない戦争で死んでかわいそう」などというまともな代物ではなく「アジア解放の大義に殉じた英霊万歳」等という馬鹿げた代物だろう。何せSAYAはあのチャンネル桜出演者だ。
そしてそんな馬鹿げた極右的な代物は俺は「日本の民俗的な伝統」などは全く関係ないと思う。


■朝鮮関係ツィート、ブログの紹介(2013年1/9分)
 もっぱら朝鮮学校関係だが。

日刊イオ「朝鮮学校排除を目的とした省令改悪とパブコメ
http://blog.goo.ne.jp/gekkan-io/e/b92d6272b0612fe015521a8c20498043
 イオが紹介する各種エントリも是非読んで欲しい。

金明秀 Myungsoo KIM‏@han_org
朝日新聞は、違法性の高い手続きによって朝鮮学校のみを就学支援金から排除することを肯定的に評価しておきながら、「民主主義社会の価値観に合う教育を求める側が、手続きの公正さに疑問をもたれることがあってはなるまい」だと。/社説
http://www.asahi.com/paper/editorial.html

 呆れて物も言えない。誰が見ても公正じゃない。朝日は「公正に見えるように偽装工作しろ」とでもそそのかしてるのか?。
 ある意味産経以上に悪質な社説だと思う。バカは社説書くな。

高林 敏之‏@TTsaharawi
本日午前に、朝鮮学校の完全排除を企図する高校無償化法の施行令改定案に反対するパブリックコメントを送付。長文ですが、骨子はすでにツイートした内容とほぼ同じ。全文はいずれこちらにアップされるでしょう。他の意見もご覧ください。⇒http://d.hatena.ne.jp/mskunv/

いずれ掲載されたらこのブログで高林氏の意見を紹介したい。

モトガオ‏@motogao
やーっと朝日が社説で取り上げたよ。相変わらずの上から目線&根拠レスな「洗脳教育批判」は健在だが、一応反対の立場を明示していることと、手続きの違法性に関する最低限の筋論は抑えている点で、毎日よりはまだマシか/「朝鮮学校−無償化で改善の回路を」

 ただし「朝鮮学校にも問題はある」と言いたげな点が最悪。残念ながらこの国に「まともな人権意識と勇気のある全国紙」は「赤旗以外には存在しない」らしい。赤旗だって百点満点ではないがここまで酷くはあるまい(支持者としての願望込みだが)。

kum gi chol‏@kayagum1959
“「高校無償化」制度から朝鮮学校を排除させないためにパブリックコメントを!-ワッタり☆ガッタり” http://htn.to/wNwuiQ

 是非リンク先の記事も読んで欲しい。

モトガオ‏@motogao
全くねえ。>“敵対している米国からのツアー客もいた。「嫌だと思ったらまったく接触しない、来ようとしないのは、日本の人ぐらいなものですよ」という案内員の皮肉には、返す言葉がなかったほどだ”/新指導体制で変わる平壌 | 東洋経済オンライン

 そりゃ「返す言葉がない」だろう。「そうですね、日本人ってバカですね」と日本人が言うのは悲しすぎる。

*1:日弁連や国連はそういう立場です

*2:法的な問題に限っても俺は違法だと思います。

*3:一応お断りしておけばそんな事は思想の自由上、すべきと俺は思いませんし、そもそも学校の反対や、物理的に到底不可能などの理由でできるとも思いませんが

*4:そもそも教職員ならまだしも今回のケースのようなOBを関係者と言っていいか疑問だが。OBなんて山ほどいるだろうし

*5:略称「守る会」。id:noharra先生いわくここの会員。なおこの会は朝鮮学校無償化除外を主張する極右レイシスト集団であるが自称「反レイシストid:noharra先生はその事実をどうしても認めようとはしない恥知らずだ。

*6:著書『植民地朝鮮の宗教と学知』(2009年、青弓社

*7:西サハラ問題研究室』(http://www.geocities.jp/viva_saharawi_tt/)管理人

*8:日本アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会(日本AALA)のこと

*9:著書『グローバリゼーションと発展途上国』(2003年、コモンズ)、『農産物貿易自由化で発展途上国はどうなるか』(2010年、明石書店

*10:著書『近代日本中学校制度の確立』(1992年、東京大学出版会

*11:著書『蘇峰と「近世日本国民史」』(1995年、都市出版

*12:著書『帝国陸軍・見果てぬ「防共回廊」』(2010年、祥伝社

*13:著書『秘録・ビルマ独立と日本人参謀: 野田毅陣中日記』(2012年、国書刊行会)。野田とは一般には「100人斬り競争」で有名なあの御仁である。溝口がわざわざ野田を取り上げた理由もおそらく「100人切り」での野田免罪だろう。野田が捕虜虐殺をしていたであろう事は否定できない事実なのだが

*14:著書『評伝北一輝』全5巻(2004年、岩波書店)。既刊本を加筆修正しまとめたもの

*15:「ら」って具体的に誰よ?

*16:著書『新大東亜戦争肯定論』(2006年、飛鳥新社

*17:何でコミンテルンと言いたがるか意味不明。戦前にコミンテルンは解散してるのに。

*18:三浦は失礼にも隆二と誤記しているが

*19:紙浦氏とは二審の裁判長です

*20:本当に張氏が工作員かどうか勿論俺は知りません。

*21:そもそも逮捕容疑は詐欺と著作権法違反なのによくもまあ工作員とかふざけたことがいえるもんです。

*22:「先に戦争しかけた方が悪い」というなら三浦のようなウヨにとって太平洋戦争はどうなるんですかね?。ま、三浦が「先に戦争しかけて米英にすまなかった」と言わないであろう事はよくわかりますが

*23:俺の理解ではこの違憲の疑い濃厚な行為は当然、全く秘密裏に行われました

*24:他にも南京事件否定論とか戦争に無反省な言論はいろいろあるが。もちろんそうした無反省な面子の中心に首相・安倍がいるからこそ問題になるわけだ。

*25:一応お断りしておくと、現在では中国領にまで米韓軍が攻めてくる危険性が出て中国が公然と武力介入した朝鮮戦争末期ではなく朝鮮戦争開始時から中国が秘密裏に中国軍兵士を送り込むなどして支援していたことがわかっています。ただ中国への軍事攻撃を恐れて秘密裏というところが重要です。中国だってある程度の常識はあるわけです。先に攻撃したのは中国云々と三浦が言うのはそういうことでしょう。ただそんな事をわざわざここで触れる三浦の意図がわかりません。何の意味があるのか?。なお、そうした北朝鮮軍事支援を中国が先制攻撃したというなら、ロシア(当時はソ連)も先制攻撃してるのですが何故か三浦はロシアには触れません。結局三浦は反中国極右って事なんでしょう。前からわかってましたけど。

*26:そもそも韓国は朝鮮戦争時に済州島四・三事件保導連盟事件という酷い虐殺事件をやらかしてるので朝鮮戦争とは「先に戦争を起こしたから」といって一方的に中国、北朝鮮が悪いといえる話じゃありません。ここでは触れませんが興味のある方はウィキペを見るだけでもこれらの事件についてある程度知ることができます。また保導連盟事件についてはTBS報道特集『暴かれる韓国最大のタブー「保導連盟事件」』(http://www.tbs.co.jp/houtoku/onair/20080906_1_1.html)も参考になります。

*27:つうかチャンネル桜レベルでしか出れないダメ歌手?

*28:チャンネル桜のような「極右」「歴史捏造主義」「レイシズム」放送局でどんな見聞が得られるのやら。ばかばかしい。

*29:俺個人は「日本音楽に無関心」であっても見下してる人は余りいないと思いますが。またクラシック崇拝なんて本当にあるのか。いわゆるポピュラー音楽は西洋クラシック音楽とはだいぶ違うでしょうに。

*30:作曲家。戦後、近江俊郎『湯の町エレジー』、美空ひばり『悲しい酒』が大ヒット。死後、国民栄誉賞受賞。ギタリスト・アントニオ古賀の師匠。

*31:作曲家。『東京音頭』、童謡『シャボン玉』等で知られる。

*32:作曲家。『七つの子』『赤い靴』等の童謡で知られる

*33:作詞家。『七つの子』『赤い靴』等の童謡で知られる

*34:どんな定義か知らないし知りたいとも思いませんが

*35:ただいわゆる「世間一般には演歌扱いされる歌」も「演歌って何?」と聞かれると結構説明に窮すると思いますが。俺だと「演歌をいくつか聞けばなんとなくわかると思う」と説明しそう。

*36:未だに大東亜戦争かよ