「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート48(追記・訂正あり)

パート47の続き。

http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20501216/4653219087
釣りバカ(全20作)や寅さん(全48作)のような長期連載をめざしパート20ぐらいまではやりたい

と以前、冗談で書いたが、まさか本当にパート48までいくとは。パート100目指すとか、パート1000目指すとか冗談を言うのはやめて「このシリーズを力の限り、とにかく続けていく」とだけ書いておく。
 巣食う会、守る会といったふざけた腐れ右翼団体がなくなれば、あるいは「朝鮮学校無償化の実現」「拉致問題、日朝国交正常化についての外交交渉の進展」「家族会が、蓮池透さん除名処分を撤回し、巣くう会と完全に縁切り」「横田夫妻が巣くう会の反対を無視し孫に会うため訪朝」「南北朝鮮の国交正常化、国家保安法の廃止」など状況が良い方向に変われば、突っ込みネタも減るのでこのシリーズもなくなる、あるいは更新が大幅に減ることは言うまでもない。


■三浦小太郎のとんでもなさを笑う・その1
 守る会元代表(現在は副代表)・三浦のとんでもなさは三浦が事実上、三浦の個人ブログ化(私物化)している「守る会」サイト(http://hrnk.trycomp.net/index.php)での三浦の文章や、三浦の個人ブログ(http://miura.trycomp.net/)だけでもわかるとは思う。俺も可能な限りでそれらの文章に突っ込んでる(三浦は多少狡猾なのでトンデモそのものの島田などに比べると突っ込みづらいがそれでも突っ込み所満載だと思う)。
 だが「三浦小太郎」でググってみて、みつけた「守る会サイトや個人ブログ」以外のトンデモにも突っ込んでみようと思う。三浦の子分・id:noharraへの嫌みとして。
「やーい、id:noharraの腰抜け。今日も俺の三浦批判には反論できないだろう!。素直に『三浦のようなバカを評価して済みませんでした。ボーガスの兄貴*1。これからは兄貴を見習って俺、野原もバカ右翼・三浦を徹底批判します。これからは俺のことを弟って呼んで下さい』と言えば許してやるのに」
 ガキか、俺。まあそれはともかく、今後も折に触れ「三浦のトンデモ文章」を探して突っ込むつもり。
 とんでもない「頭のいかれた」男・三浦を幹部にして恥じないバカの集団「守る会」とその構成員(もちろんバカの見本・id:noharraを含む)がとんでもない頭のいかれた集団、個人であることは言うまでもないだろう。

http://www11.ocn.ne.jp/~rachi/miura3.htm
大衆民主主義から国民国家復権へ:保守運動は自民党の敗北を乗り越える
今回の選挙、さらにそれに続く中川昭一*2の悲劇的な死、谷垣新総裁の誕生で明らかになったように、自民党は歴史的使命を終えつつある。

 谷垣総裁の誕生を三浦が「自民党の歴史的使命が終わった」と谷垣氏及び自民党に失礼なことを言ってるのには後で突っ込む。頭が痛いのが「中川の死」を自民党の歴史的使命と関係づけてる事です。明らかに関係ない。中川の死は悲劇的だとは思いますが、客観的に見れば「アルコール中毒患者が仕事をアルコール中毒が原因で失い*3、復職もできず、治療中に失意の内になくなった(死亡理由がアルコール中毒が原因かどうかしりませんが)」と言うだけの話に過ぎません。落選と自民党下野による精神的ダメージは彼の死を早めたかもしれませんが、自民党の歴史的使命が終わったから死んだわけではない。
 中川が自民党の大幹部、彼がいなければ自民党が滅ぶと言うほどの男なら、その死はどんな死に方であれ「自民党の歴史的使命終了」と同一視できるかもしれませんが、幸か不幸か、中川はそれほどの政治家ではなかった。
 ぶっちゃけ三浦は「大好きな中川」でない、大嫌いな政治家がああいう酔態で落選しその後病死した場合でもこういう事が言えるんでしょうか?。自業自得と罵倒しそうです。

大衆扇動は『敵』を明示して単純な正義と悪の戦いに政治を二元化する姿勢をさす。しかし保守とは、そのような単純化を常に拒否し、正義と思われる概念の中の偽善、悪の必然性、そして歴史伝統から生み出される知恵の尊重、非政治的な庶民生活者意識への敬意に根差すべきものであるはずだ。

 拉致問題でワイドショーを使って、「敵か味方か」の二分法を使って「巣くう会」への異論を潰してきた連中の一員・三浦が良くも「大衆扇動は保守ではない」などとふざけたことが言える。
 お前らが拉致問題でやってきたことは「大衆扇動」「単純な正義と悪の戦いに政治を二元化」以外の何物でもないだろ。ならお前らは保守を名乗るな。恥を知れ。ただその拉致での大衆扇動も「蓮池透氏の批判」「熱しやすく冷めやすい日本人の国民性」「拉致問題に負けるとも劣らない大政治問題(震災復興問題、大飯原発再稼働問題など)の発生」「橋下など新たに登場した大衆扇動家の存在」などによってかなり効きが弱くなってるが。
 さて三浦先生曰く「大衆扇動は保守じゃない」そうですがそれならば「マッカーシー赤狩り」「ナチスユダヤ人差別」「日露戦争時の日比谷焼き討ち事件」「戦前日本のスローガン・鬼畜米英」「産経のデマ記事・対馬が危ない」などは保守じゃないのか、是非教えてほしい物です。特に「日露戦争時の日比谷焼き討ち事件」「戦前日本のスローガン・鬼畜米英」「産経のデマ記事・対馬が危ない」など「一般に保守扱いされる連中がやった」日本の大衆扇動は三浦先生のような日本右翼にとって保守でないのかどうなのか教えていただけると幸い。
 まあ、まともにそういうことを聞かれたら三浦ははぐらかしてごまかすしかないでしょう。日本の保守が大衆扇動と無縁などという事実は存在しないからです。「まともな保守」は大衆扇動などしませんがそれは「まともなら」中道や左派だって同じ事ですし、三浦は「まともじゃない方の保守」ですから。

自民党が新総裁に、外交面では民主党政権と代わらぬ親中派の谷垣氏*4を選んだことは、自民党の完全な「自殺」を意味するとしか思えない。

やれやれです。じゃあ誰を選べと言うのか。総裁選候補のうち、河野太郎*5は反中国派ではないでしょうし、まさか、反中右翼の西村康稔氏とでも言う気でしょうか。そもそも自民党は国交樹立以来、基本的にずっと親中派政党でしょうが。三浦が希望するような極端な反中国政策なんぞ取ってこなかったし、今後、仮に政権復帰したとしても取らないでしょう。安倍ですら首相就任後、訪中したのに。むしろ反中国派を総裁にして「打倒中国」なんか打ち出した方が「自殺行為」でしょう。極右以外、誰がそんな反中国極右政党を支持するのか?。まず自民に政治献金してる財界が「我々が中国進出してるのだから、そう言う路線はやめてくれ」と言うでしょう。大体「キチガイじみた反中国」こそ、三浦が批判する「大衆扇動」「単純な正義と悪の戦いに政治を二元化」以外の何物でもないでしょう。

保守派は新貧困層派遣労働者などの権利を守る立場に立つことを躊躇うべきではない。彼らの多くが左派運動に利用されているのなら、逆に保守の側からの救済策を打ち出し、彼らを守るべき国家を再建する姿勢を示すことが必要である。社会的弱者を、そのルサンチマン(怨恨)を扇動して反国家運動*6に導くのが左派の戦術なら、保守の側は、彼らに国民としての、生活者としての希望と誇りを立て直すための対案を真剣に考えるべきではないか。

「保守も弱者救済にもっと積極的に動け」というそこだけは正論ですが理由が「左翼から彼らの票を取り戻せ」と堂々と言っちゃうのがね。
本音はともかく建前はそう言う党利党略じゃダメでしょう。建前は「弱者救済は人道にかなう」とか「彼らが豊かになれば景気も良くなる」とか言った物でなきゃダメでしょ。
「左派運動が利用」も何も、昔から、日本に限らずどこの国でも左派は「弱者救済をスローガンにして活動してきた」んですよ。全くこのバカは左派にどれだけ失礼なのか。大体「尖閣問題」などで、ルサンチマンを扇動して排外主義煽ってるウヨの一員にそんな事言われる筋合いはサヨにはない。

私見では、外国人参政権要求とこの東アジア共同体構想は根本的なところで密接に結びついており

結びつきなんかないですよ。デマも大概にしてほしい。
もちろんどちらも「日本はもっと外国人に門戸を開くべきだ」と言う考えに親和的なので「外国人参政権支持者=東アジア共同体構想支持者」「外国人参政権反対者=東アジア共同体構想反対者」であることが多いですが、必然的に結びついてる訳じゃありません。一方は賛成だが、一方は反対と言うことも十分論理的に成立するし、実際そう言う人もいるわけです。外国人参政権問題、東アジア共同体構想はそれぞれ個別に批判、評価すべき物です。

http://www11.ocn.ne.jp/~rachi/miura3.htm
日本兵として闘った朝鮮人たち
 日本国の政治家達は、しばしば日韓の過去の歴史に対し「謝罪」の言葉を語り、また時にはそれを修正するかの発言を行う。しかし、謝罪の言葉や歴史の議論よりも先に必要なのは、日本国の戦争に日本国民として、その精神と体を奉げて戦地に赴き、また後方支援をした全ての方に対して、日本国が敬意と感謝の念を示すことではないか。「謝罪」は時として誤った上下関係を導く*7が、「敬意と感謝の念」は、様々な立場を超えて、お互いを対等に高めあう*8ものとなる。

 やれやれ。要するにバカ右翼の三浦が「俺は韓国に謝罪などしたくない」といいたいだけの話ですが、露骨にそう言うと問題があると思って遠回しに「謝罪より先にあの戦争で日本のために闘ってくれた朝鮮人に感謝の言葉を言おう」とかほざいてるだけの話です。どうせ「感謝の言葉の後」でも「謝罪の言葉」を言う気ないんでしょうし、本心バレバレですけど。
 別に「謝罪より先に感謝の言葉を言わないといけない」というわけではないし、日本軍と戦った朝鮮人革命家(南北朝鮮の政治リーダーの一部はそうでしょう。朴正煕みたいな親日派もいますが)もいること、日本軍軍人としてあの戦争に従軍した朝鮮人も思いは複雑だったであろう事(日本の戦争を手放しで支持してた層は少ないでしょう)を考えれば我々日本人が無邪気に「感謝の言葉」なんて言えるわけないでしょう。かえって反感を買うと思いますが。「あの戦争で大変でしたね」というねぎらいの言葉ならまだしも。

http://www11.ocn.ne.jp/~rachi/miura3.htm
書評「終わらない対中援助」 青木直人 古森義久対談 PHP出版
まず、古森氏は、日本のODAの原則的問題点は、その援助の実施を規定する国内の法律や法令が存在せず、明文化されたルールが全くないことだと指摘する。年間、公的資金一兆数千億円が投入されているにもかかわらずだ。一応、ODA大綱という原則は存在し、そこでは(1)環境と開発の両立(2)軍事的用途、国際的紛争助長への使用の禁止(3)(援助の際は、対象となる)開発途上国の軍事支出、大量破壊兵器、ミサイル開発などの動向に充分注意を払う(4)民主化促進、基本的人権、自由の保障に充分注意を払う、等々が原則として明記されてはいるが、現実的には、中国の現状一つを観てもこの原則は全く守られていないのだ。

この種の事が骨抜きになってるのは別に中国限定じゃないでしょう。しかし中国ODAしか非難しないバカが三浦や青木、古森といったウヨ共です。連中は「税金の無駄遣い」「人権侵害や環境破壊」「利権あさり」などをODAからなくしたいのではなく、単にそれを口実に中国叩きがしたいだけのゲスです。そして「軍事的用途、国際的紛争助長」云々というなら、島田洋一などが言う「インドへの軍事支援」など「パキスタンとの紛争を助長する」と批判して当然ですが、もちろんそんなことも三浦たちはしません。
なお、ググるだけでもこの種のODA批判本は、村井吉敬編『無責任援助ODA大国ニッポン―フィリピン、タイ、インドネシア現地緊急リポート』(1989年、JICC出版局)、『検証・ニッポンのODA』(1992年、学陽書房)、『徹底検証ニッポンのODA』(2006年、コモンズ)、鷲見一夫『ODA援助の現実』(1989年、岩波新書)、『三峡ダム*9と住民移転問題』(共著、2003年、明窓出版)、『住民泣かせの「援助」―コトパンジャン・ダム*10による人権侵害と環境破壊』(2004年、明窓出版)なんて本がヒットします。村井氏や鷲見氏以外にもあるとは思いますが。なお、村井氏のご専門はどうやら東南アジアのようです。
 村井氏の本はたぶん「マルコス大統領独裁時代フィリピン」「スハルト大統領独裁時代インドネシア」を取り上げてるんでしょうがたとえ「独裁政権へのODA」でもそういったものを三浦らウヨが批判することはないわけです(どちらも後に民主化運動で打倒されました)。ちなみに村井氏にはそのものずばり「スハルトファミリーの蓄財」(共著、1999年、コモンズ)なんて本があります。スハルトの蓄財にはおそらく日本ODAが深く絡んでたでしょうし、おそらく「マルコスファミリーの蓄財」にも深く絡んでるでしょうが絶対に三浦たちはそう言う物は非難しないわけです。
いくつかアマゾンレビューや本の紹介を紹介してみましょう。

鷲見一夫『ODA援助の現実』(1989年、岩波新書)のアマゾンレビュー
正しい理解が必要なODA 2011/12/13
By fatmike
 日本国内でも賛否両論あるODAだが、「援助」の名のもとに実施される開発がもたらすのは現地住民の生活や環境破壊である。そして、開発の利益は進出する日本資本やゼネコンに還流してくるという可楽理である。
 たとえばバングラデシュではダム建設のために村の面積の4割が水没。そのため6分の1の住民が強制移住を余儀なくされた。建設工事を受注しているのは日本の大手ゼネコン会社である。
 ODAの政策過程の不透明性やアセスメントの適当さもさることながら、やはり途上国の資源をあからさまに収奪し日本のグローバル資本の利益を増進するさまには憤りを禁じえない。戦後日本は植民地支配を継続しているという言説を裏付けている。
 ボランティアやNGOなど、国際貢献をしたいと考えている人等に読むべき本ではないだろうか。日本の善意(本質的には善意など微塵も無いが)が現地住民を大いに抑圧していることを今一度考えなおす機会になるだろう。

鷲見一夫『三峡ダムと住民移転問題』(共著、2003年、明窓出版)
(内容紹介)
三峡ダムの建設では、100万人以上の住民立ち退きが必要とされる。このうち、2003年6月1日に予定される一部発電のために55万人もの住民移転が強行されている。しかし、移転住民の大半は、生活再建できていない。現地では、公安体制の強化により、辛うじて住民不満の爆発が抑えられているにすぎない。中国政府は、こうした住民不満を、はたしていつまで強権的に抑え続けることができるのであろうか?ダム貯水池地域は、今後、中国における社会的混乱の火薬庫となりかねない。日本の「援助」の関わり等を含め、「公共事業」の在り方に一石を投じる。

鷲見氏のような「中国以外も批判する人」ならともかく三浦達のような「中国しか非難しない人」が何か言っても説得力はないでしょう。

鷲見一夫『住民泣かせの「援助」―コトパンジャン・ダムによる人権侵害と環境破壊』(2004年、明窓出版)
(内容紹介)
 日本では「政府開発援助」(ODA)が貧しい人々を助けると宣伝されてきた。しかし、インドネシアスマトラ島の住民8396人が、ODAにより生活・生存基盤を破壊されたとして、2002年と2003年に東京地裁に提訴した。なぜなのか?。本書はこの疑問に答えてくれる。  

このODAに竹下・橋本派(旧経世会)の政治家の利権が絡んでいた事は殆ど確実であるのに、野党もマスコミも殆ど攻撃していない。

いやたぶんそういう面もあるんでしょうけど、証拠も無しにそんな事を言ったら「誹謗中傷だ」と反撃されて攻撃した方がにっちもさっちもいかなくなるだけです。
国内の疑惑だって追及は楽じゃないんですから、国内以上に証拠集めが難しい海外だと追及が鈍るのも仕方がないでしょう。中国にびびってるとかそう言う話じゃない。
海外の問題は追及しづらいからこそ、田中外相の登場によってぼろが出るまで、鈴木宗男が「影の外相」とよばれ、ムネオハウス疑惑などの数々の疑惑も発生したわけです。
なお、繰り返しになりますがこの種の問題が指摘されてる政府の経済支援は中国限定ではないのに中国の悪口しか言わないのが三浦たちのような腐れウヨです。俺の知ってるのでは「岸政権のインドネシア賠償」でそう言う疑惑が取りざたされたことがあったな。

2007年、安倍元首相が訪中した際、中国との「戦略的互恵関係」を打ち出した

まあ、そういうことです。三浦たちはウヨとして残念がってるようですが安倍だって首相になったら無茶なまねはできません。

http://www11.ocn.ne.jp/~rachi/miura.htm
日朝平壌宣言は直ちに破棄を 三浦小太郎

タイトルだけで絶句です。是非以前に、このバカは本当にそんな事が可能だと思ってるのか。あの極右・安倍ですらそんな事はできなかったのに。あまりにもトンデモ過ぎて突っ込む気すらおきませんが、突っ込む興味のある人は突っ込んでみてはいかがでしょうか。

http://gekkan-nippon.com/?p=2044
被害者家族の声は、この金正日の死という大きな節目に、もっと正確に報じられても結構であろう。

ただし三浦の言う「被害者家族の声」には穏健派たる蓮池透氏の声は勿論含まれない。三浦が言いたいことは単に「マスコミはもっと北朝鮮バッシングしてくれ」ということにすぎない。そのために拉致被害者家族会を政治利用しているに過ぎない。

http://gekkan-nippon.com/?p=1047
水俣病が日本窒素*11の工場廃液により生じた「公害病」「文明病」であることは言うまでもない。しかし、これは単に悪辣な企業による環境破壊と隠ぺい工作ではない。
(中略)
 革命運動や反資本主義運動として水俣病患者闘争をとらえる新左翼にも、またヒューマニズムの観点から患者に同情を寄せる善意の支援者にも、この問題の本質はそこにはないのだと(注:渡辺京二は)説き続けたのである。

水俣病それ自体はチッソという「悪辣な企業による環境破壊と隠ぺい工作」以外の何物でもない。でそれに故意か過失かはともかく、政治家や官僚、マスコミや学者なども加担してしまったという話だ。
「なぜそのような企業が生まれ、容認され続けてしまったのか、日本の近代化には何か問題があったのではないか」という渡辺の問いはそれはそれで重要だろうが、それは別に「それこそが水俣病問題の本質」というわけではないし、「悪辣な企業による環境破壊と隠ぺい工作」の法的・政治的・道義的追及や、水俣病患者(被害者)の救済(生活支援等)、二度とこのような事態が起きないようにするための法規制などももちろん重要だ。で、結果さえ出れば、「革命運動や反資本主義運動」だろうと「ヒューマニズム」だろうといい。

明治以後の西欧近代化が、大東亜戦争の敗戦(物理的敗北だけではなく欧米への精神的屈服)により遂に完成を見つつあったといってもよい。

頭が痛い。日本流近代化が大東亜戦争を生み出したのであって、別に大東亜戦争は「近代化」に反するものではない。
「アジア解放」という戦争の建前は全くの嘘だが、たとえ事実だとしてもそれは反近代化を意味しているわけではない。それとも三浦においては「欧米との対決=反近代化」なのか?
たとえばチッソ大東亜戦争を機に東南アジアに進出していったことを三浦はどう理解するのか?(ウィキペ「日窒コンツェルン」参照)

「いやばい、殺さるるもね」
「殺さるる?なんの、そげんこたなか。熊大のえらか先生たちの来て、よう診てくれよらすとぞ。」
「いや。行けば殺さるるもね」
 誠実な官僚も、良心的な医師も、この水俣病の実態を告発しようとするジャーナリストも、10歳で発病し、短い生涯を有機水銀の毒と戦いながら、全身を破壊されつつ生きていくしかないこの少年にとっては、みな窒素と同じ、いや、日本の「近代」と同じ敵なのである。

頭が痛い。単にこの少年が「良心的お役人」を信じられない、つまり「水俣病を行政が放置していたことで人間不信に陥ってる」だけではないのか。それをこのような珍理解できる三浦は悪い意味で「ただものではない」と思う。「人間不信」は解決すべき事であって、三浦のように屁理屈で評価すべき事ではない。

http://gekkan-nippon.com/?p=1442
天草と言えば当然思い出されるのが、浪人や農民のキリスト教徒たちが決起し幕府と戦った天草の乱である。

島原・天草の乱の場合、もちろんキリスト教信仰という要素はあるが、基本的には「当時の島原藩唐津藩の過重な年貢負担に窮し対して起こした反乱」(ウィキペ「島原の乱」参照)だと思う。なお、この乱の鎮圧後、島原藩主・松倉勝家は失政の責任を追及され切腹唐津藩主・寺沢堅高は所領一部没収ですんだが、精神的ダメージが大きかったのかのちに自害している。

キリスト教宣教はスペイン、ポルトガル、後は主としてイギリス、フランスの世界侵略の尖兵だった。しかし同時に、キリスト教は各地の土俗的な信仰と結びつき、まったく独自の信仰として世界各地に根をおろした。

うーん、微妙。宣教師の主観はともかく、客観的には「侵略の尖兵」ということもあったかもしれない。
それはともかく、戦前日本の朝鮮、中国等への経済・文化面での進出を「侵略の尖兵」と呼ぶと三浦はウヨだから怒り出すんだろうな。主張の是非に関係なく(毒)

患者たちが、日本窒素に、また日本政府に求めたものは金銭だけではない。「天下さま」が表れることだったのである。しかし一九七〇年、上京した患者を迎えた「日本政府」の「厚生政務次官*12橋本龍太郎*13は、政府は人命を尊重するといっているのに、この補償額は少なすぎる、全然尊重していないという訴えに、傲然と「政府が人命を大事にしなかったことがあるか。今の言葉を取り消してもらおう」と言い放ったのだ。

「屑のお前が偉そうなことを言うな、三浦」としか言いようがない。
「天下様の出現」とは要するに「チッソと日本政府が自らの非を認め被害者に謝罪すること」だろう。水俣病患者のほかにもそういう人は無論おり、たとえば日本の戦争被害者(例:従軍慰安婦)などが日本政府に求めてることも、もちろん金銭補償もあるだろうが、単に金銭だけではなく「天下様の出現」だろう。しかし、金目当てと誹謗して恥じないバカが、荒木和博や西岡力チャンネル桜などであり、そうしたセカンドレイパーのバカと付き合って恥じない屑のくせに人道主義者ぶってるバカが三浦である。三浦は恥を知れ。
 なお、三浦が紹介する橋本発言が事実なら橋本氏に幻滅せざるを得ない。ウィキペ「橋本龍太郎」にもそうした記述があるので、残念ながら事実なのだろうが(ただしウィキペは佐藤内閣・厚生政務次官時代ではなく大平内閣・厚生大臣時代の発言のような記述だが)。

橋本龍太郎(ウィキペ参照)
 1978年12月7日、第1次大平内閣で厚生大臣に任命され、当選5回で初入閣を果たした。昭和2ケタ生まれの閣僚は、当時、橋本(昭和12年生まれ)が初めてであった。厚相在任中はスモン訴訟の和解に尽力した。
 水俣病の患者らが厚生省に押しかけ、死亡者補償が交通事故死の補償より安かったことについて抗議したことがあった。しかし応対した橋本は、患者らの「人命軽視だ」という批判に「政府が人命を大事にしなかったことがあるか! 取り消せ!」と激怒し、とりなした厚生省幹部を「黙ってろ!」と怒鳴りつけたという。


 それはともかく三浦が橋本氏をあげつらうのは、氏が「親中派」など、三浦と立場の違う「敵」だからにすぎないだろう。人道主義では無論ない。ちなみにそういう「橋本嫌いのバカウヨ」の中には「中国のハニートラップ」がどうとかいう馬鹿もいるわけである。
 どんなにひどい言動(例:酔態で記者会見)をしても三浦が安倍晋三や故・中川昭一のような「お友達右翼」を非難することはないのだ。
 でこういう俺の三浦批判に対し何ら反論できないバカウヨのくせに左翼ぶってる屑が親愛なるid:noharra先生のわけだ。

この言葉を今の政治家が拉致被害者家族の前で平然と心の中で呟いている様を私は今まざまざと思い浮かべる

いや心の中で「拉致被害者や日本人妻の命なんか知ったことかよ」「北朝鮮が叩ければ俺はそれでいいんだ」とつぶやいてるのは「横田夫妻が孫にあうことを妨害する」「寺越武志さんを拉致認定しろと暴言を吐く」「蓮池透さんを家族会から除名した」「衛藤訪朝に反対した」お前らゲスな拉致右翼だろ?。本当に三浦は屑だな。知ってたけど。
 まあ、「主張が馬鹿」以前に水俣病の文章でいきなり拉致がどうのこうの言う神経がひどいな。

患者たちは、「天下さま」がすでに戦後日本では消失していることをこの時深く実感した。

いや戦前だって天下様などあったか疑問だが。戦前だって「水俣病」のような公害問題は存在したし、その場合被害者の思いが最優先されたわけではなかった(例:足尾鉱毒事件)。
天下様のいる国では「神風特攻」なんて人命無視の作戦はしないだろう。
「戦前は良かった、それに比べ戦後は」というでたらめをいうのも大概にしてほしい。

http://weekly-win.jugem.jp/?eid=112
教育現場で愛国心をどう教えるか(上)

ちなみにこのサイトはあの「維新政党・新風」のサイトです。新風と言えば「パトラッシュのミートローフ事件」(正確には新風連という新風後援会、ファンクラブですが)が彼らのバカぶり、レイシストぶりを示す事件として特に有名ですね。他にもいろいろとあるでしょうが。


Danas je lep dan.『洋食屋パトラッシュ「ミートローフ作りました」→新風連事務局「犬食の証拠だ! 在日は出てけ!」』
http://d.hatena.ne.jp/Mukke/20090628/1246174918


 そんなバカ共のサイトに寄稿して恥じないところが三浦のゲスぶりを象徴しています。

愛国心は無理に教えなくとも、家庭や地域で子供のうちに自然に身につかせるのがよいし、またそうあるべきである。」という、一見保守主義者から歓迎されそうな意見がある。また一方で、「愛国心を教育現場で強制するのはよくない。国家主義に繋がる」という進歩派的言論もある。いずれも近代国家における愛国心、国家意識に対する誤解から生まれる錯誤である。

 いやいや別に誤解じゃないでしょ。単なる価値観の違いで。でそういう愛国心教育に批判的な意見が出るのは、古今東西愛国心教育が「単なる政府礼賛、権力者礼賛」でしかないことが多かったからでしょ。戦前の日本とか、ナチドイツとか。大体三浦だって似たような理由で中国だの北朝鮮だのの愛国心教育を批判していたのではなかったのか。「自分の愛国教育はきれいで敵の愛国教育は汚い」のか?。全く三浦はご都合主義な野郎です。
でそういう「愛国心教育はただの政府礼賛教育ではないのか」という疑問に対して「そういうものにならない工夫」を三浦はこの文章で何ら書いてないのには呆れる。それどころか、後の文章を読んで俺が思うに三浦にとっては「天皇万歳が愛国心教育の中心」らしい。それ天皇万歳論の押しつけだろ。戦前に天皇制反対者(典型的には日本共産党員)が治安維持法不敬罪で弾圧されたのとどこが違うんだよ?。
 お前が非難する中国や北朝鮮愛国心教育とどこが違うんだよ?
愛国心は無理に教えなくとも、家庭や地域で子供のうちに自然に身につかせるのがよいし、またそうあるべきである」「愛国心を教育現場で強制するのはよくない。国家主義に繋がる」と言う批判の正しさを自分が書いた文章でむしろ証明してるんじゃねえか、三浦のバカは。ちなみに、id:noharra先生はこうした三浦の愛国心教育に関する考えをどう思いますか?。ご自身は愛国心教育についていかなる考えを持っていますか?。
まあ、今日も「守る会会員として『守る会役員』の三浦先生を批判できないが、支持したら『それでも自称左翼か?』などと批判されてしまう」「三浦への批判に賛同したら大嫌いなボーガスが大喜びする」と言ったくだらない理由からスルーですよね。「三浦説の是非」など、愛国心教育について論じる義務はないとか言って(毒)
 いやまあ確かにないんですけど、そういう人が「質問大歓迎」と書くのは嘘つきですよね。歓迎してねえじゃん。それとも「質問大歓迎」だが「答える気はない」んですか?。それ「質問歓迎」って言えるのかよ?。id:noharraって本当に変な奴だな。

 情緒的な愛国心ではなく、日本国の「国体」*14と「歴史」への敬意を、知識に基づいて学ぶことが愛国心教育の原則である。

いまどき「国体」かよ。「戦前の愛国教育」肯定派と誤解されたくなかったらそう言う言葉遣いはやめろよ(三浦はウヨなので、マジで戦前肯定なんだろうが)
そして「情緒的な愛国心」を排除したいなら「日本の負の歴史」も教え、「日本は過去に過ちを犯したし、今ももしかしたら犯してるかもしれないが、そうした過ちをできる限り是正し素晴らしい国にしよう」と教えるべきだろうが、そんなことを三浦はもちろん言わない。

 日本の歴史にも様々の負の遺産*15もあり、また日本文化の欠点もあるだろう。しかし、その面の指摘は義務教育においては優先されるべきではなく、まず祖国への敬意を学ぶことを最初に行うのは、公教育として当然のことである。

要するに「義務教育では事実であっても南京事件従軍慰安婦など日本の負の側面を教えるな、愛国心の育成に支障があるから」というふざけた話である。どれほどこの男は屑なのか。こういう男が朝鮮学校の教育をうんぬんするのはブラックジョーク以外何物でもない。
 「日本の負の側面を知れば育たないような愛国心など真の愛国心ではない」というのがまともな人間の言うことだろう。
 まあ、三浦たちウヨの場合、日本の「負の歴史」に対する態度は「学校教育で教えない(それだけでも問題だが)」にとどまらず、「歴史捏造主義を発動しデマで否定しようとする」というひどい代物だが。

幕末と明治維新を教育上重要視すべきだというのは、やはり、私たち一人一人の国民が主権者として支えなくてはならない「近代国家日本」がスタートしたからであり、日本がいかに近代を受け止めたかが私たちの愛国心の原点に根ざすべきと考えるからだ。

歴史教育は別に愛国心のためにやる物じゃないし、日本の歴史のどこに愛を感じるかなんか人それぞれだろ。何で「明治維新に愛を感じろ」と強制されなきゃ行けないんだか。
 大体、『一人一人の国民が主権者として支えなくてはならない「近代国家日本」がスタートした』ってのも酷いな。そういう議会主義は、明治維新初期には存在しなかっただろ。だから自由民権運動が起こったんじゃねえか。で、議会ができても、最初は選挙権を持ってるのは「一定金額以上の税金を納めてる男性のみ」だから、「納税額要件を廃止しろ」「女性にも選挙権を認めろ」という普選運動が大正時代に起こったんじゃねえか。三浦はバカじゃねえの?
 それとも選挙権がなくても主権者なのかよ?(揚げ足取りすれば戦前の主権者は天皇だが、俺個人はそれは大目に見てもいいかと思う)
 『一人一人の国民が主権者』になったのはどう大目に見ても1925年の普選法成立で「納税額要件が廃止されてから」だろ。
 厳しく見ればこの普選法が成立しても女性には選挙権がないし、憲法上主権者は天皇だから『一人一人の国民が主権者』になったのは戦後になってからだとも理解できるし。少なくとも明治維新は関係ねえよ。三浦の理屈だと重視すべきなのはむしろ「自由民権運動(一般にこれは、「民間運動であること」や「時期がかなり後になってからのこと」なので明治維新には入れない)」「大正デモクラシー」「戦後の政治変革」だろうに。まあ、三浦が逆にそれらを敵視してることは丸わかりだが。 

http://weekly-win.jugem.jp/?eid=116
教育現場で愛国心をどう教えるか(下)
なぜ日本が植民地化を免れ、同時に、短い期間で近代化に成功し、清国やロシアという大国に連勝するほどの軍事的、政治的力量を持ちえたか。このことを学び、同時に先祖への敬意と感謝の念を抱くことが、最も効果的、かつ合理的な愛国心教育に繋がる。

そのような教え方(植民地にならなかった日本すげえ)は「日本優越論」と「(植民地にされた)朝鮮・中国等アジアへの差別的目線・劣等視」につながると思うが、ゲス右翼の三浦にはそういう配慮はないらしい。予想の範囲内だが。
そもそも植民地にならなかったのには「内在的要因(近代化の努力)」だけでなく、「他の国が先に植民地されたから」とか「周りが海に囲まれてるから」とかかなりラッキーな面もあると思うのだが。

それ(オレの注:日本の近代化の成功)は明らかに「皇室」の存在なくしては語れない。

果たしてそれはどうだろうか。そのように三浦が考えるのは三浦の勝手だが、争いのない通説というわけではあるまい。
明治新政府が皇室を政治の中心に置いたこと」は「皇室がなければ近代化ができなかったこと」を意味しない。
少なくともそのような天皇万歳主義は三浦が「教えろ」と主張するように学校教育で教えるべきものではあるまい。
それにしても「教育現場で愛国心をどう教えるか」というタイトルで「天皇陛下万歳・皇室万歳」としか書かないとはね。三浦にとって愛国とは「天皇万歳」と同義であり、「天皇制否定論者も包含する愛国」というものは存在しないらしい。俺の感想は「やれやれ、ウヨって本当に馬鹿だな」である。

フランス革命に比べても遥かに少ない流血で明治維新を成し遂げることが出来たのも、皇室という権力とは異なる歴史的権威が存在したからだ。

 そうではなく単に「反薩長派に対し、薩長の軍事力が圧倒的だったので『戊辰戦争』という内戦が短期間に終わった」「外国の干渉がなかった」からだろう。
 『皇室という権力とは異なる歴史的権威が存在した』事がそれほど重要ならそもそも内戦自体が発生しなかったろうが実際にはいわゆる官軍に幕府軍が唯々諾々と従うことは必ずしもなかった(例:上野の彰義隊)。従った場合とて「官軍の圧倒的な軍事力を目の前にし勝ち目がないとあきらめた」だけで「皇室」云々という話では全くない。
 これに対しフランス革命は「革命派の軍事力は反革命派に対し圧倒的ではなかったので内戦は長期化した」し、「外国の干渉」もあった。
 大体、「戊辰戦争」という大規模内戦で相当の人的被害(例:白虎隊の悲劇とか)が出ているのに「フランス革命よりは死傷者数が少ない」といって自慢できる三浦の神経は俺には理解できない。ちなみに俺の持ってる本「国民国家とマイノリティ」(今西一著)によれば「明治維新の過程で安政の大獄や、戊辰戦争、維新後の士族反乱西南戦争等)などで死亡した人間の数」は多く見積もって「3万人前後」だそうだ。
 確かに「多く見積もって死亡者が100万人を超えるといわれるフランス革命」よりは少ないが「3万人前後の死亡者(日本の年間自殺者数と同じくらい)」を「流血が少ない」という三浦のようなバカは人の命をなんだと思ってるのだろうか。

このこと(オレの注:日本の近代化の成功は皇室の存在によるところが大きい)をきちんと理解しておけば、大東亜戦争*16後の現代日本にとっての皇室の意義も自然と子供たちに理解されるはずである。

バカバカしい。そもそも「皇室があったから日本は近代化できた」という三浦の主張が正しいかどうかも疑問だが、「過去皇室に意義があったこと」は当然ながら「現代日本にとって皇室に意義があること」を意味しない。そもそもなぜ学校教育の場で子どもに対し「皇室は素晴らしい」という独裁国家の個人崇拝まがいのことをする必要があるのか?。皇室を否定する日本人がいてはいけないのか?
こういう輩が「朝鮮学校金日成崇拝がどうのこうの」いう神経には恐れ入るし、こういう三浦をまともに批判できないid:noharraが左翼ぶってるのにも恐れ入る。
それはともかく三浦が「皇室の意義」としてこの論文において「明治以降の近代化」のみあげ、文化的な貢献(前近代においては皇室は芸術家の有力パトロンの一つだろう)などをあげないことは実に興味深いと思う。

http://weekly-win.jugem.jp/?eid=151
ジェンダーフリーを「童話」で語る駄本(上) 

 「三浦のジェンフリ嫌いとかフェミ嫌いは病的だな、さすが維新政党新風に寄稿するバカウヨは常人とは違いますね」としか言いようがない。 そうは思いませんか、自称、フェミのid:noharra先生。
 まあ、「三浦小太郎」でググって「id:noharraへの嫌みとしてとにかく三浦をdisりまくってやるぜ」と言う俺もいい加減「常人とは興味関心の方向が違っててかなり変人」と自覚しているが。

訳者を見ればわかるように、明らかにジェンダーフリー思想を主張し、従来の男性に従属する童話を批判したつもりの作品だ。

頭が痛い。もちろん「評価しない本」を翻訳する人はいないだろうが、三浦には「翻訳者の思想=翻訳された本の著者の思想では必ずしもない」という当然の常識がないらしい。「支持できない部分もあるが何らかの価値はあると思うので翻訳する」という事が何故か「想定できない」らしい。
 実際には「アホの三浦」が単にアホなレッテル張りしてるだけであろうが。

男性と結婚するよりも、怪物たちと遊ぶのが好きなお姫様が、様々な王子の求婚を難題を持ちかけて逃れ、最後には全ての難題をこなした王子を魔法のキスによってカエルに変えてしまい、仲のいいお友達の怪物たちと遊んで一生独身を貫きました、めでたしめでたし、という、私には正直どこが面白いのか全く分からない作品である。

 読まないと何とも言えないが、従来の「王子様とお姫様が結婚して幸せに暮らしましたとさ」という童話に対する「フェミ的な観点からはどうよ」的な考えから描かれたのだろう。「女の幸せが結婚と決めつけないでよ、変な相手と結婚するくらいなら独身でもええやん」と。
 ただ趣旨はわかるが、そういう趣旨で書かれた童話というのは往々にして理論偏重で面白くなかったりする。三浦の言を信じればあまり売れなかったそうなので、面白さには欠けたのかもしれない。しかし「面白くない=主張が正しくない」ではないし、ましてや「主張が正しくない」からといって三浦が罵倒するほど酷い主張と言うことになるわけでもない。

本書のメッセージはどう読み取っても、男性中心社会への抵抗でもなければ女性が独身ですごす事を認めよという事でもなく、恋愛、愛情そのものへの敵意であり拒否である。

 いやいやそれお前の勝手な妄想だろ。フェミとは「『恋愛しなくても結婚しなくてもええやん』等という様々な女性の生き方の肯定」であって「恋愛否定・結婚否定」ではないのだが。そう言う変なフェミが仮に一部いるとしても「原発推進派に放射線ホルミシス効果支持者の田母神がいる」からといって「原発推進派は全て田母神と同レベル」といったら嘘になるのと同じ事だろう。

逆にいかに性差別や残酷描写があると批判されようが、時代や民族を超えて読みつがれてきた民話や童話の名作が数多く存在する。

 何とも「バカウヨ」三浦らしい酷い文章。
 まず第一にいつの間にか、「性差別問題」とは関係ない「残虐描写」がどうとかという問題が混入されている。
 第二に、「民話に性差別描写などの問題がある」と言う指摘は必ずしもその民話の価値を否定しているわけではない。価値を認めた上で「問題点にも注意しよう」と言う指摘というのはあり得る。
 第三に「その民話が名作かどうか」と「その民話が現代の視点で見て性差別などの問題があるかどうか」と言う問題は全く関係ない。名作なら「性差別などの問題はない」というのはただの論理飛躍だ。
 たとえば今思いつきで書くと映画「ティファニーで朝食を」は名作だと俺は思う(テレビで見た)。まあ思わない人がいてもいいけど。ただあそこで登場するちょい役の日本人描写は現代の視点で見ると相当差別的だろう(そもそも当時ですらアジア系でない白人俳優に日本人役をやらせること自体が間違ってると思うが)。だからといってさすがにあの映画を全否定する気は俺にはない。
 で、そう言う指摘に対して「あの映画は名作だ」と言っても何の反論にもならないことは明白だろう。

このような作品こそ、女性の社会進出や機会の平等を推進し、偏見を解消する上で遥かに役立つのではないか。

ばかばかしい。なぜ「女性の社会進出や機会の平等が進んでいない時期に創られた作品」が「女性の社会進出や機会の平等を推進」に役立つのか?
役立たないからこそ「女性の社会進出や機会の平等」が進んでいないのだろう。
もちろん民話の目的とは別に「女性の社会進出や機会の平等の推進」ではないし、そんなことを「現代童話」ならまだしも「過去の民話」に求めてるフェミなど三浦の脳内妄想以外どこにもいないだろうが。

http://weekly-win.jugem.jp/?eid=152
ジェンダーフリーを「童話」で語る駄本(下)
あえて誤解を恐れずにいえばフェミニズムジェンダーフリー論者が評価すべき作品なのだ。しかし、論者たちはそのようにこの民話を読む事はまずない。ここで描かれているグレーテルは、あくまで伝統的な女性的価値観に支えられているからだ。

別に「ヘンゼルとグレーテル」をどう読もうと人の勝手だろうに。そもそも三浦は何の根拠もあげないので、本当にフェミが三浦の言うように「ヘンゼルとグレーテル」を「伝統的な男女観」に基づいているとして否定的かどうかも疑問だが。

女性的価値の尊重は、むしろ古典や伝統文化の中にこそ現れている。

おいおい。「女性的価値」と言う表現自体が「女性に対する一つの価値観の押しつけではないか」としてフェミが批判していることだろうに本当に無神経な野郎だな。こういう三浦のようなバカを批判しないでフェミぶれるid:noharraって本当にすげえよな。頭におがくずでも詰まってるのかしら。

http://weekly-win.jugem.jp/?eid=201
理性の牢獄としてのジェンダーフリー思想

また維新政党新風サイトで無茶苦茶なフェミ、ジェンフリへの言いがかりか。ジェンフリもフェミも単なる男女平等を主張してるに過ぎず是非はともかく牢獄だ、何だって危険思想じゃねえっての。誹謗中傷も大概にしろよ。むしろ「男性優位主義」と言う牢獄(?)からどう女性を解放するか考えてるのがフェミやジェンフリだろうに。
こういうバカが役員の「守る会」に入っててもフェミぶってるんだからid:noharraって本当にバカだね。id:noharra先生がフェミぶりたいんならまず三浦を血祭りに上げたらどうよ?

ジェンダー・フリーの絵本』シリーズ(5)『いろんな国、いろんな生き方』(大月書店)では、前半部では女性が働きやすい国としてスウェーデンを例に挙げ、両親は共働きだが残業はなく(ここでスウェーデン人男性は、日本人男性のように長時間労働したら離婚する事になるよ、とまで言う)性についてもオープンであり、男女平等も進んで女性も経済的に力を付けてきたから離婚も多くなっている、と高く評価される。離婚に関しては「人の気持ちは変わる物だから、我慢して楽しくない夫婦を続けるよりも、別れた方が両者にとっても子供にとってもいいと考えるようになった」とスウェーデン女性に語らせている。

俺にはこの記述の何がどう問題だかわからないが?
いわゆる家庭内離婚を続けるくらいならきっぱり別れた方が夫・妻双方のためでもあり子どものためでもあるというのは一つの価値観としてあり得るだろう。三浦が支持しないのは勝手だが。
つうか三浦の文章だと「異常な日本の長時間労働」まで肯定してるかのような書きぶりでぎょっとしたが。ああいう異常な働き方をまともな労働環境の国でやったらそりゃ離婚されるんじゃねえの?

北朝鮮難民女性の中国における人身売買。本書では一言も触れられていないが

頭がおかしいんじゃねえの?。男女平等を語るのに、しかも小学生向けの絵本で「北朝鮮の問題に触れないといけない」必要性があるのか?
で、この絵本が「日本の女性問題」として「従軍慰安婦問題」「夫婦別姓」といったウヨが嫌がる話題でも取り上げれば左翼偏向とか言い出すクズの癖にな。

http://gekkan-nippon.com/?page_id=2841
月刊日本2007年7月号
三浦小太郎 『パッチギ2』批判

残念ながらタイトルしかわからないがぜひ三浦がどんな因縁をつけてるか読んでみたいものだ。まあ、何となく想像はつくが。

http://gekkan-nippon.com/?page_id=2350
月刊日本2011年8月号
三浦小太郎 市民主義の退廃「よど号献金

残念ながらタイトルしかわからないが三浦がどんな因縁をつけてるか、何となく想像はつく。「よど号献金」なんてものは俺の知る限り存在しない。例の「市民の党」云々による菅前首相への誹謗中傷だろう。退廃してるのは三浦と月刊日本の方だろう。


■何故文科省朝鮮学校無償化除外を実施しないのか
 わかってる人にはわかってるでしょうが文科省がやってることは現時点では先延ばし、先送りです。それ自体問題ですが、重要なのは彼ら文科省官僚が「朝鮮学校の教育には問題があるから除外してOK」などと石原、橋下、「珍右翼が巣くう会」、「拉致利権を守るゲス右翼の会(id:noharra君が会員)」のような暴論は公言していないことです。
 何故彼らはそう公言しないのか。それは彼ら霞ヶ関官僚(文科省官僚に限らない)なら、除外論が「国連や日弁連から差別だとだめ出しされるような暴挙」で「裁判になったら敗訴確実」と理解できるから、その程度の脳みそは当然保有してるからです。彼らは法律のプロフェッショナルであり、エリートです。それなりにプライドもあるでしょう。しかもこんな「在日差別」という暴挙に荷担したからと言って「電力会社の原発推進という暴挙に荷担する経産省」のようなおいしいあめ玉があるわけでもありません。
 id:noharraや三浦小太郎のような能無しのバカ、性格の歪んだクズ、生きてることに何の価値もない穀潰し、プライドなどゴミ箱に捨ててきた連中と、「日本国家を背負ってる霞ヶ関エリート官僚」は違うのです。
 ただし一方で彼ら文科省官僚の上司たる文科政務三役はウヨに牛耳られており、政務三役を無視して動けない以上、彼らも先延ばしという汚い保身をせざるを得ません。id:noharra文科省官僚がお嫌いなようですが、俺に言わせれば文科省官僚の知性、品格に及ばぬ低能バカ、ゲスがid:noharraです。
 というか、id:noharraなど、東電重役や経産省原発官僚、原発族議員と比べてもその知性は劣っています。マジモンの反原発派が三浦小太郎のような「放射線ホルミシス効果支持者」を非難しない所か、そんなバカが役員を務める「拉致利権を守るゲス右翼の会」なんて代物に入会できるわけもないでしょう。要するに嘘ついてるわけで、正直に原発推進にいそしむ人々の方が「えせ脱原発派」id:noharraより何倍もまともなことはいうまでもないでしょう。でここまで俺に罵倒されても今日もいつも通り、反論一つできず「反論しないんじゃない、反論する価値がないんだ、俺は忙しいんだ」と「阿Q式精神勝利法」「池乃めだかメソッド(今日はこれくらいにしといたる)」を発動して恥じないバカがid:noharraです。


拉致問題解決について俺が思うこと
・まず特定失踪者なんて拉致だかわからない怪しい者を持ち出して恥じない巣くう会とは縁を切りましょう。小泉訪朝後の失踪者まで拉致扱いする連中がまともなわけはありません。
・10年やって効果のなかった経済制裁はもうやめましょう。外交でしか解決方法はありません。
・国交正常化前に拉致問題解決というのもやめましょう。別に問題が解決しさえすれば、順番など関係ないはずです。大体日本人にとって「一番大切なのは拉致」ではありません。一番大切なのは日朝国交正常化です。最悪、戦争など起こっては困りますのでね。
・何を持って拉致問題解決というのかもなかなか難しいですが、「拉致被害者全員の帰国」なんてものはあきらめましょう。全員生きてるなんて保障はありません。たぶん生きてないでしょう。生きてたら蓮池さん達と一緒に返すでしょう。つらくても現実を見ましょう。悔しいけれど現実なんていつもそんな不条理なもんです。だけど、そんな不条理さのうち、人間の力で変えられる不条理(例:過労死問題。ただし過労死問題を例に取れば既に死んだ人を生き帰らせるなんてことは無理であって一定の限界はありますが)は少しでも変えようといろいろと社会運動があるわけです。
 せいぜい今後できるのは
1「拉致問題が何故どのように起こったのかという真相解明」
2「責任者の処罰」
3「被害者への賠償」
4「再発防止策」(ただし「2度とやるな」と要求されなくても2度とあんなことはしないでしょうが)でしょう。ただ俺の理解ではこれらは日朝平壌宣言で今後の協議事項となっていたわけでそう言う意味でも外交が大事です。まあ、これらにうかつに手をつけると北朝鮮の面子が丸つぶれになる恐れがあるので「トカゲのしっぽ切り」的なものになるかもしれませんが、それも「当面は致し方のないこと」「今の政権が大幅に変われば何か進展があるかも。そのときに俺が死んでいても仕方がない」とあきらめて下さい。処理に問題があるからと言って「ぶっつぶしてやる」なんて無茶はできません。
 大体、日本だって未だに「甘粕事件」の真相なんて少なくとも政府調査では明らかになっていません。甘粕の単独犯行なんて誰も思ってないでしょうし、実際彼一人の暴走じゃないでしょう。
 「菅生事件」だって未だに警察は公式には「謀略仕掛けて済まなかった」なんて共産党に謝罪していません。


■何故俺は守る会、巣くう会が大嫌いなのか
 一言で言えば「酷い嘘つき」だからです。蓮池さんが彼らと袂を分かったのも俺と全く同じ理由でしょう。
 連中の酷い嘘はいくらでもあげられると思いますが、たとえば
1)「山本美保さんのDNA鑑定は故意の捏造だと言ってる件」
2)「寺越武志氏を拉致認定しろと言ってる件」をあげることができるでしょう。連中が酷い嘘つきでなければ酷いバカなんでしょうが俺は連中の知力をさすがにある程度信用していますし、そこまで酷いバカは客観的には「酷い嘘つきと変わらない」ので。
 まず1)。荒木は「拉致問題を幕引きするための謀略」と意味不明なことを言っていますが、鑑定ミスならともかく故意の捏造なんてあるわけがない。荒木も鑑定ミスと主張しておけばもっとマスコミも好意的に取り上げてくれたかもしれないのに、その程度の計算もできないのか?。
 できなくてありがたいけど。そもそも美保さんなんて拉致業界以外じゃまるきり有名じゃないわけです。俺も「巣くう会ウオッチング」を始めるまで彼女のことなんか知りませんでした。その辺を歩いてる人に「横田めぐみって知ってる?」と聞けば知ってる人が多いでしょうが「山本美保って知ってる?」と聞いても「誰それ?。AKBのメンバー?」とでも言われるのが落ちでしょう。
 DNA鑑定云々以前に美保さんの存在なんて世間にほとんど知られていない。当然、謀略など実行する意味がない。結局こういうバカなことを荒木が言うのは「拉致問題を解決できない」あるいは「通常の失踪者・美保さんを拉致被害者扱いしてしまった」自分らの無能さを陰謀論でごまかす以外に考えようがないわけです。
 次に2)。寺越さんが拉致被害者かどうか俺は知りませんが、たとえそうだとしても本人はそんな事を認めていないわけです。で、それなりに幸せに暮らしてるらしい。お母さんもそう言う状況を容認している。この状態で拉致認定することが「拉致問題解決なり」「寺越さんの生活改善なり」何かの役に立つと思えるのはただのバカでしょう。最悪、寺越さんの身の安全が危なくなる。結局、北朝鮮を挑発して、日朝関係を悪化させたがってるとしか思えないわけです。


■オレ流北朝鮮・韓国最新情報(2012.7/22分)
毎日新聞北朝鮮拉致問題:北朝鮮の「笑い」、蓮池さんが講演−−新潟 /新潟』
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20120722ddlk15040042000c.html

社会主義にそぐわないような現象を面白おかしく映画や演劇にして笑わせて、笑いの中で直していこうというところがあった」と笑いも政治に利用されていたことを指摘

 「北朝鮮の政治プロパガンダ」と一緒にしてはまずいかもしれませんが、こういう「教訓的話をネタで伝える」のは「ACのもったいないおばけ」「中川李枝子のいやいやえん」とか日本でもどこの国でもいくらでもありますけどね。いや俺「ACのもったいないおばけ」「中川李枝子のいやいやえん」も好きだけど。何かこの記事の蓮池さんの言い方はもやもやするなあ。


毎日新聞北朝鮮:金総書記の料理人藤本氏、平壌へ 正恩氏が招待」
http://mainichi.jp/select/news/20120722k0000m030051000c.html
 単に旧交を温めるというだけかもしれませんが北朝鮮から日本への何らかのアプローチという可能性もあるでしょうね。しかしこの報道が事実なら「藤本氏の主張全てが事実」とはいえないでしょうが、彼が北朝鮮幹部連の料理人で一定の情報を知ってると言うことは事実のようですね。


シタールの音に欧米ミュージシャンは何を聴いたのか(三浦の個人ブログ)その1
http://miura.trycomp.net/?p=1174

今年は日印国交樹立60周年。

 ちなみに今年は「田中首相訪中から40周年」、つまり「日中国交樹立40周年」の年でもありますが三浦先生のご感想は?。大体想像はつきますが(毒)。彼がインド云々というのはどうせ島田や櫻井達国基研メンバーと同じで「中国封じ込め」が目的の一つでしょうから。ただ穏健保守ぶってる手前あそこまで露骨にウヨ的なことは書かないだけの話で。
 日中国交樹立40周年については何も書かないか、「中国の政治」批判が始まるかどっちかでしょう。別に「二胡(中国胡弓)の音に欧米ミュージシャンは何を聴いたのか」とか政治に関係ない文化のこととか書いてもいいんですけどね。一方インドのような場合は政治ネタでインド批判など、何故か書かないわけです。
核兵器開発許せない」とか書かない(毒)。
 なお、たくさんあるのでいちいち書きませんが今年は他にも「国交樹立○○年」と言う国はあるみたいですね。

アジアの民主主義国家、そして古く豊かな文明を持つインドと日本はこれからも末永く友好を保ってほしい。

 我ながら揚げ足取りの気もしますが「独裁国家」「歴史の浅い国」なら友好関係がなくてもいいかのような文章ですね。基本的に日本は全ての国と友好関係を持つべきでしょうに。特にインドなんかより歴史的にも関係の深い中国や南北朝鮮との友好の方がよほど大事でしょうに。


■W杯で薬物違反の北朝鮮 「五輪出場はおかしい」と疑問の声も
http://hrnk.trycomp.net/information.php?eid=00236
 おかしい、って言ってるお前らの方がおかしい。過去のドーピング事例と比べて処分が甘いとか、お前らおかしい呼ばわりする正当な根拠何一つ出してねえじゃん。お前ら北朝鮮だから騒いでるだけだろ?

最終予選で北朝鮮に屈して出場を逃したオーストラリアのセルマーニ監督は、「ドーピングに最も厳しいはずの五輪に北朝鮮が出るのはおかしい」と話す

 「負け犬の遠吠え」乙(毒)。そう言うときは「ノーコメント」とでも言うべきですよ、セルマーニさん。


北朝鮮最新情報 :金永煥氏拘束:北朝鮮幹部の脱北を主導か 24日に記者会見で経緯を説明へ
http://hrnk.trycomp.net/information.php?eid=00234

 韓国政府内部では、金氏が北朝鮮内部の反体制組織や人物と連携し、ある種の活動を繰り広げようとしていたとの見方を示している。北朝鮮の特性上、「点」のような組織として存在している可能性が高い、北朝鮮内部の反体制組織と手を結び、反体制の拠点を築こうとした可能性があるというわけだ。

 それが事実なら不当な内政干渉で非常識にも程があります。脱北者救出ならともかくそんなことをすれば対抗措置で北朝鮮に何されても文句言えないでしょう。
 記事を読む限り金氏は否定してないようですので「当たらずといえども遠からず」と言うとんでもない話なんでしょうが。


■「統営の娘」こと申淑子さんと2人の娘の救出を目指す「統営の娘送還対策委員会」が20日に発足
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00864
 成果が出る可能性があるなら、何でもやってみればいいんじゃないですかね。この種のウヨがやる事って「救出が目的」ではなく「救出を口実にした北朝鮮叩きに過ぎない」んじゃないかと俺は疑っていますし、韓国人ならともかく日本人がこれに協力する必要は別にないと思いますが。

事実上北朝鮮工作員同様の行動を行って、呉吉男氏とその妻子を北朝鮮に送り込み、さらには収容所でのおそらく強制された手紙や録音で呉氏を北に帰るよう要請したこの作曲家ユン・イサンに対し、今でも民主化の闘志でありすぐれた作曲家であるとだけ認識している方々も多いようです(例えばウィキペディアの記述などはその典型です)。

 それ争いのない事実でも何でもないんですがね。アンチ・ユン氏のウヨがそう言ってるだけです。
 争いのある記述をウィキペに書くのはただのバカだろ?

ユン・イサン自身はこのように語っています。
「作曲家は、自分の生きている世界に無関心ではいられない。人間の苦しみ、抑圧、不正、すべてがわたしの思いのなかに顕れる。苦痛があるところ、不正があるところ、わたしは音楽を通じて言いたいことがある。1983年、尹伊桑」しかし、彼は北朝鮮の人間の苦しみについては生涯何一つ語ろうとはしませんでした。

ユン氏は北朝鮮に甘かったのかもしれないが、ユン氏が批判した朴正熙独裁下での「人間の苦しみについては何一つ語ろうとしない」どころか、「高度経済成長を実現した」(そういうこというなら中国も実現してるぜ?)だの「隣国も独裁」だの、詭弁で朴独裁正当化しようとする手前みたいな人間のくずが言っていい台詞じゃねえな、三浦。朴政権をきちんと批判してからそう言うことは言えよ。
 三浦みたいなクズとつきあえる、id:noharraは恥という物をいい加減知ったら?。自分や自分のお仲間(例:三浦小太郎)の糞みたいな態度を反省してから東電批判とか、総連批判とかやれよ、ドカス野郎・id:noharra。何度も聞くけど「id:noharraは生きてて恥ずかしくない?」。
 恥ずかしくないんだろうな、クズだから。


■金永煥氏拘束:逮捕から114日ぶり韓国へ
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00863
 当然のことながら「中国の逮捕が不当だったとしても(釈放したと言うことは不当だったんでしょうが)」、そのことと金氏の政治活動の是非とは全くの別物です。三浦みたいなカス右翼がほめてるとその点「ウヨの自己満足に過ぎないゴミみたいな運動なのかもな」と疑問を感じざるを得ませんので注記。


■8月3日、北海道で守る会、救う会、民団の合同集会
http://hrnk.trycomp.net/syukai.php?eid=00172
 民団が在日レイシスト集団と「アンチ総連だから」と言う理由で集会をやるかと思うと泣けてきますね。
 民団の執行部はアホかと。誰かに「従軍慰安婦の違法性を否定したり、竹島は日本領といったりする日本ウヨと野合してそれでもお前ら愛国者か」「総連が仮に打倒されたとしてその次に連中が攻撃対象にするのは間違いなく民団だ。その程度の事もわからないバカか、お前ら」「軍事独裁時代韓国ならまだしも、この時代に日本ウヨなんかとつきあって恥ずかしくないのか、メリットがあると思ってるのか」「若い世代には見放されるぞ」と言われたらどう答える気なんだか。
 改めて、スーパーゲームズワークショップエンタテイメント「民団はこれでもまだ日本の右翼と手を結び続けるつもりなのか」(http://sgwse.dou-jin.com/Entry/278/)に同感だと書いておきます。以前も書いたと思いますけど、民団は滅亡していいよ、ホントに。


■河信基の深読み「朴正熙によるクーデターは最善か次善か必要悪か」
http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/44144295.html
 父親のクーデターと軍事独裁をどう思うかと聞かれ朴クネ候補は「不可避の必要悪ではなかったか」と言う趣旨のことを述べたという話。この朴発言について金正恩君を父・金正日氏の「負の遺産」を清算できていないと非難する三浦や荒木ら巣くう会がどう思うのか聞きたい物です。朴候補としては「軍事クーデターと独裁を絶賛するわけにも行かない」が「自分の支持者には父親の支持者もいる」し「親子の情もある」のでこうなってしまうんでしょう。そして実際「経済が発展したんやからええやん」「暗殺という悲劇の最期で罪を償った」とか言う人もいるわけです。まあそう言う人に「中国の改革開放をどう思うか」聞くと平気で「経済発展してるのに人権侵害を理由に否定した」りするから困りますが。
 いずれにせよこういう発言をされるとちょっとびびってしまいますね。娘である以上、全否定もできないでしょうが。野党が批判するのも選挙を有利にすると言う「党利党略」と言った面は当然あるでしょうが、一方で「これを機に政治の反動逆流化が起こっては困る、そうならないとは残念ながら限らない」という恐怖感だって実際あるでしょう。


■オレ流北朝鮮・韓国最新情報(2012.7/19分)

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201207/2012071900897&g=soc
時事通信拉致問題、96%が認知=啓発行事の参加及び腰−内閣府調査」
(前略)
 拉致問題の認知度は高い一方、政府による広報・啓発関連行事について「参加したくない」が「どちらかといえば」を合わせて55.9%だった。参加したくない理由は、多い順に「時間が取れない」48.6%、「参加する意義が分からない」18.1%、「行事の内容に興味がない」12.1%だった。内閣府の担当者は「若い世代も参加しやすいよう、中身を工夫する」としている。

・「参加しないこと」を「及び腰」と表現するのはどうなんですかね。「そもそも参加する気持ちさえなければ」及び腰とは言わないでしょう。
 で記事によれば参加する気があるかどうか自体が怪しいわけです。
・今までこういう調査をやったことがなかったってのが驚きです。「巣くう会」あたりに変な因縁をつけられるのが嫌だったんでしょうか。
 それはともかく、そりゃあ「意義がわからない」でしょうね。俺もわかりません。参加したからって拉致問題が解決するわけでは全くないですから。今時、啓発事業に参加しなくても拉致についてまったく知らない人はいないでしょう。
 そしてこういう物は「エイズ患者差別」「消費者被害問題」なんかと違うんですから「エイズは誰でもなり得る病気だと知って差別意識が解消された」とか「オレオレ詐欺など詐欺の手口を教えてもらって、詐欺被害が減った」とかそう言う代物じゃない。極端な話、啓発事業なんかしなくたって、国民が拉致について何も知らなくたって外交交渉が進めば解決する話です。
「時間がとれない」が回答で一番多いのはある意味当然でしょう。なかなかこの種の回答に「だって無意味じゃん」「内容がつまんねえから」「税金の無駄遣いだからやめろよ」とは言いづらい。内閣府の担当者が非難するわけはないですが、増元当たりの罵声が脳内に予想されて「いやあ、行けたらいいなと言うか、行く気はあるんですけどね、時間がとれなくて」とか「心にもないこと」を俺も言いそう(笑い)。まあなんと言ったって増元は罵倒するでしょうが「時間がとれない」「知らなかった」といったほうがまだ激怒しないでしょう。
 この調査結果に増元あたりは「何故参加しない」「時間ぐらいとれ」「意義がわからないとは何という非国民か」とか激怒しそうですが、大半の日本人はそんなもんだと思いますよ。


■オレ流北朝鮮・韓国最新情報(2012.7/18分)
毎日新聞北朝鮮:金正恩氏 政治犯家族の摘発緩和 恐怖政治を修正』
http://mainichi.jp/select/news/20120718k0000e030235000c.html
 本当かどうかは素人にはわかりませんし、緩和されたのであって、完全廃止されたわけではないようですが、事実なら動機が何であれ大変いいことだと思います。あの国に変化の兆しが見られると言うことですから。で、ミャンマーについてはスーチーさんが国外に行けるようになった、選挙で国会議員にもなれた、政治犯がまだいるなど、問題は残っているが変化した、変化したと言って、日本のミャンマー経済進出を正当化してた三浦のようなウヨもこういう北朝鮮ニュースは平気で無視するんだろうなあ。デマというか、事実であってもまだ改革がぬるいというか知らないが。まあ、「明日から強制収容所全廃」とか「金正恩氏が今すぐ選挙で信を問い、場合によっては下野する」とか北朝鮮に対してだけは無茶苦茶高いハードル創ってるんだろうな、日本ウヨは。ミャンマーには甘いのに。


ツイッターいろいろ(2012.7/18分)

さつき‏@novluno
【本日】「朝鮮学校への高校無償化の即時適用を求める院内集会」7月18日(水)15時〜@衆議院第2議員会館第5会議室・内容:国会情勢報告、文科省要請報告(長谷川和男)、朝鮮学校無償化をめぐる情勢について(田中宏)、国連での状況報告(師岡康子)、朝鮮高校卒業生・保護者からの発言など

 集会には行かないが心から応援はしてる。そういった事をここに書くぐらいのことはしたい。


北朝鮮 金正恩に「元帥」の称号  
http://hrnk.trycomp.net/information.php?eid=00232

朝鮮中央通信は18日、正午に「重大放送」を行うと発表。正午からの放送で金正恩に「元帥」の称号が与えられたと発表した。
元帥の称号が与えられたのは金日成金正日に続いて3代連続となる。現役の元帥*17は、金日成とともに抗日パルチザン闘争に携わった李乙雪と金正恩の2人になった。なお、金日成金正日は死後に「大元帥」の称号を送られている。
 金正恩を元帥に推戴する動きは、今年4月の朝鮮人民軍創建記念日前後にもあったといわれる。元帥に次ぐ「次帥」の地位には李英鎬らがいたが、李英鎬は15日の政治局会議ですべての職を解かれ、玄永哲が次帥になっていた。ほかに崔龍海と金正覚、金永春が次帥となっている。
 http://news.onekoreanews.net/detail.php?number=71018&thread=01

今まで金正恩君が元帥でなかったと言うのが驚きですね。軍人の階級的には「李乙雪氏」が今までは最上位で正恩君より上だったわけです。
まあ、これで名実ともに軍の実権を正恩君が握ったと言うことですかね。

参考

李乙雪(ウィキペ参照)
 護衛司令官、国防委員会委員を歴任。

崔竜海(ウィキペ参照)
 北朝鮮国防委員会委員、朝鮮労働党政治局常務委員、党中央軍事委員会副委員長、朝鮮人民軍総政治局長。崔竜海金正恩体制で最も昇格した人物である。また張成沢*18の最側近と言われる。

金正覚(ウィキペ参照)
 北朝鮮国防委員会委員、人民武力部長、朝鮮労働党政治局員、党中央軍事委員会委員。

金永春(ウィキペ参照)
 朝鮮労働党政治局委員。朝鮮人民軍総参謀長、人民武力部長、国防委員会副委員長を歴任。


■「李英鎬(イ・ヨンホ)総参謀長*19の失脚 北朝鮮権力闘争の始まりか」にコメント・その2 
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00861

 その1に書ききれなかったので。
 まずは河信基先生の見方。「先軍政治から党中心政治にするには李英鎬が障害だったので排除した。今後は軍部中心のタカ派路線ではなくなるのではないかと期待したい」と言う見方だろう。

http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/44136360.html
河信基の深読み「リ・ヨンホ解任と先軍政治との決別」
 朝鮮中央通信が15日の労働党政治局会議でリ・ヨンホ総参謀長を党政治局常務委員、政治局員、軍事委員会副委員長から解任と発表した。
 私は金正恩新体制は労働党中心政治に回帰すると予測したが、その通りの展開になってきた。
 生粋の党人派の崔龍海党書記が軍総政治局長に就任してから、脱先軍政治は既定路線に成っていたと読める。
 金正日第1書記をトップとする書記局が軍を管理する本来の形に戻るということである。

http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/44141068.html
河信基の深読み「リ・ヨンホ失脚の深層分析」
 リ・ヨンホ総参謀長を全ての党職から解任する電撃人事が15日に公表されたが、病気のためとするのは表向きである。
 金正日総書記をはじめとする病人が終身地位にとどまっており、まともに信じる北朝鮮国民はいない。誰もが権力闘争の成り行きを唾を飲んで凝視している。
 翌日に発表されたスパイ工作団事件と関連あろう。米CIAと韓国情報部が元人民軍の脱北者をスパイにし、北の内部撹乱のために送り込んだと言う。
 リ・ヨンホ総参謀長ら軍強硬派は激怒し、韓国への報復を主張したとみられる。
 それを抑えたのが、崔龍海党書記兼軍総政治局長である。
 その背後には、南北の衝突を避け、改善=改革開放へと向かう党人派勢力がある。
 前から一貫して指摘しているように、金正恩第1書記ー金慶喜*20書記ー崔龍海書記を中心とした労働党書記局が主導権を握っているとみるのが妥当であろう。


次に石丸次郎がツイッターでご推薦の中央日報の見方。

http://japanese.joins.com/article/748/155748.html?servcode=500§code=500
中央日報「李英鎬の粛清を招いた北朝鮮の軍民金脈争い」
 北朝鮮軍の最高実力者である李英鎬(リ・ヨンホ)総参謀長(70)の失脚の背景には、外貨稼ぎをめぐる軍民間の葛藤があると分析された。
 ドル資金源をめぐり軍部が労働党・内閣と葛藤を起こし、これを抑え込むレベルで李英鎬の解任が行われたというのが、政府外交安保ライン当局者の見解だ。権力争いの中には「金脈争い」があったということだ。
 韓国政府当局者は1日、「北朝鮮軍部が外貨稼ぎ事業をしたところ、内部的にいろいろな問題が発生し、これを正すために軍部の金脈を断って経済事業を内閣に一元化しようという動きがあった」とし「これは軍と民間の葛藤を招くのに十分な要因」と述べた。青瓦台(チョンワデ、大統領府)の関係者も「北朝鮮で軍部の外貨稼ぎを党ができないようにし、内閣で一元化するという話がずっと出てきている」と伝えた。

 「軍の資金源がどうこう」と書いてありますが要するに強くなりすぎた軍の力を抑えようという意味では河先生と似た見方です。河先生が「これでタカ派路線も改まるのではないか」と期待してるのに対し、そう言う期待をはっきりとはしていない(そもそも期待してないのかどうかは知りませんが)のが中央日報です。いずれにせよ「これで北朝鮮も崩壊か」と三浦のようにははしゃいでいません。当たり前でしょうが。
そして最後にスーパーゲームズワークショップエンタテイメント「【翻訳記事】李英浩解任、金正恩「元帥」称号…北朝鮮に何が?」を紹介。
 軍を抑え党に力を集めるという点では、河氏や中央日報と同じだが、利権がどうこう言う中央日報ほど冷たい見方ではないが、希望的観測として「ハト派外交路線」を展望する河氏ほど好意的でもない、当面は模様眺めと言ったところか。

http://sgwse.dou-jin.com/Date/20120719/1/
【翻訳記事】李英浩解任、金正恩「元帥」称号…北朝鮮に何が?

北、予定されたシナリオに従って軍改変…「改革」と結び付けるのは困難
2012.07.18 午後3:52:31
 先の16日に北朝鮮の「朝鮮中央通信」が李英浩(リ・ヨンホ)総参謀長の解任ニュースを報道しながら造成されてきた緊張が、18日に金正恩の元帥称号付与によって一段落した様子だ。早期に提起された北朝鮮政権内権力暗闘説よりも、金正日の影から抜け出して金正恩体制独自の姿を整えて行こうという一連の過程がこれまでの3日間に展開されたと見る視点が支配的だ。
 早い時期に権力暗闘説が盛り上がったのは、李英浩の解任が異例であったからだ。北朝鮮が権力委譲初期に軍に対する統制力を確保しようという動きはあったが、朝鮮労働党金正恩体制出帆後一度も開かれていなかった政治局会議を開いて総参謀長の解任を決定し、翌日にはメディアを通じて公表したのは前例がない。
 この為に先の四月に軍の実権をつかんだ崔龍海(チウェ・リョンヘ)総政治局長と張成沢(チャン・ソンテッ)国防委員会副委員長、金敬姫キム・ギョンヒ労働党秘書など金正恩の側近達が旧世代の軍実力者達を「粛清」して、今後軍部の反発が金正恩体制の不安定につながり得るという主張も出た。金正恩政権の統治主体が「軍」から「党」に移っているという趨勢だが、金正日死亡7ヶ月目にしてこのような決定が下されたという緊迫感も党と軍の対立説に力を与えた。
 だが、以降の北朝鮮の発表を見れば李参謀長の解任は最近に始まった対立ではなく、周到綿密に計算された計画のうちに決定された事案と見られる。北朝鮮は17日に第8軍団長を務めた玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)を次帥に昇進させたが、事実上総参謀長に内定したものと推定される(その後正式に任命された事が発表:訳注)。そして18日「重大報道」を通じて金正恩を大将から元帥へと2階級特進させた。一定の間隔で軍人事を進行させた事で、最高指導者の軍に対する統制力を誇示した訳だ。
 ソウル大学統一平和研究院の張容碩(チャン・ヨンソッ)選任研究員は「(最近北朝鮮で起こった事は)重大な変化ではなく、前からあったシナリオに従ったようだ」として「(シナリオがあれば)李英浩は(特定事件ではない)総参謀長就任以後に進行した軍関連事案を評価した結果、問題が生じて問責的人事を受けたものであり、権力を強化する側面で執られた措置」と分析した。
 慶南大学の金根植(キム・グンシッ)教授も「金正恩後継体制が公式化した以後、軍に対して準備された体制的整備作業と見られる」として「最初には政権内対立によるパワーゲームの様相として映ったが、(今では)張成沢金敬姫、崔龍海らの新勢力に権力が移って行く過程と見ねばならない」と語った。
 強硬派である李英浩総参謀長が追い出されて北朝鮮の変化が改革開放に近付くのではないかという一部の期待に対して2人の専門家は、性急な期待は出来ないと展望する。金教授は「(今回の事件が)父である金正日(原文記事では金正恩となっているが、金正日の誤りと思われる:訳注)の影(先軍政治)を迅速に抜け出すのに意味がある」としながらもすぐの関係改善や変化を期待する事は出来ないと語った。
 張選任研究員も「(今回の措置で)改革開放に反対する軍部を手入れする形式で(開放の為の)事前整地作業をしたという分析は無理がある」として「金正恩は経済を強調しているが計画経済という枠を抜け出さない為に、外から期待する改革とは距離がある」と語った。

金ボンギュ記者
訳 ZED

韓国語原文記事はこちら。
http://www.pressian.com/article/article.asp?article_num=30120718153238§ion=05


 今回の件、またしても石丸次郎やデイリーNKなどがデタラメで勝手な事をギャアギャア騒いでウザイので、韓国の専門家の記事を翻訳してお届けした。御参考までに。
 それと、新たに北朝鮮の軍総参謀長になった玄永哲という人物について、日本のメディアでは恥ずかしい事に「詳しい履歴が分からない」の大合唱で、おまえらの会社に韓国語の分かる奴はいないのかと問い詰めたくなる。玄永哲の履歴や人物像については韓国の媒体では一応それなりに述べられているからだ。
 玄永哲という軍人は元々朝鮮人民軍第8軍団出身で、この部隊は別名「暴風軍団」と呼ばれている。管轄地域は平安北道と慈江道といった中国と国境を接する北西部で、西海岸の防御任務も共に遂行してきた。この部隊が重要なのは単なる辺境部隊でなく、これら北西部に集中している軍需工場の援護や特殊任務も扱っている点だろう。何よりも玄永哲はこの地域の「野戦」(それが意味するのは文字通りの戦闘行為ばかりとは限るまい)で重要な手柄を立てた事で、先代の金正日から厚い信頼を受けていた重要人物だったという事だ。金正日の葬儀では軍人の中でもあまり序列が高くなかったので注目度は低かったが、名前はあまり知られていなくとも実際にはかなりの実力派だった。軍全般を統括する総参謀長の後任としては適役と言える。玄永哲が大将に昇進したのは金正恩と同じ時だったので、先代だけでなく当代からの信頼も厚いと見るべきだろう。履歴を挙げると

1952年生まれ。前任の李英浩より10歳若い。
2002年2月 中将昇進。
2009年3月 最高人民会議第12期代議員選出。
2010年9月 金正恩金敬姫、崔龍海らと同時に大将昇進。

といった所だ。金正恩体制と共に浮上した親衛勢力ともいうべき人物の一人であり、とりわけ北朝鮮では農業や建設といった分野で兵隊は重要な労働力になっている。開城工業団地でも多くの兵隊が軍服を脱いで労働者として派遣されている事実からもそれは分かるだろう。玄永哲という人物は今後の北朝鮮情勢を分析するに際して、人民経済向上の為の様々な事業で、その主要労働力を統括する責任者として捉える必要がある。

*1:兄貴ってのは勿論冗談。奴の自己申告を信じれば定年間近という奴の方が俺より年上だ

*2:小泉内閣経産相農水相麻生内閣財務相

*3:要するに酩酊会見のために財務相を更迭され選挙でも落選したと言うことですが

*4:橋本内閣で科学技術庁長官、森内閣で金融再生委員会委員長、小泉内閣国家公安委員長財務相福田内閣政調会長国交相

*5:小泉内閣総務大臣政務官、法務副大臣

*6:反国家運動って具体的に何のことだか言えるんだろうな、三浦のバカは。まさか「政府批判=反国家運動」じゃないだろうな

*7:もちろん三浦がこういうことを言うのは「日本が謝罪するときだけ」です。ただのバカウヨの居直りです。

*8:では「解放軍アメリカ万歳」という終戦直後、日本の一部で見られた「敬意と感謝の念」はお互いを高めあう物かぜひとも教えて下さい。勿論冗談ですが。冗談はともかく、一般論で言っても「間違った敬意と感謝」なら何らお互いを高めあいはしないわけです。

*9:中国のダム

*10:インドネシアのダム

*11:正確には社名は日本窒素肥料→新日本窒素肥料チッソである。

*12:佐藤内閣

*13:首相、自民党総裁。大平内閣厚生相、中曽根内閣運輸相、海部内閣蔵相、村山内閣通産相森内閣行政改革担当相・沖縄開発庁長官を歴任。話はずれるが首相退任後に大臣ポストに就いた人は橋本氏や宮沢喜一氏(小渕、森内閣蔵相)がいるが安倍がそうなることはまずないだろう。

*14:国家体制の意味だがきわめて右翼的な代物。戦前、「国体とは何か」について書かれた書籍が『国体の本義』(1937年、文部省編集)です。

*15:具体的に何が「負の遺産か」書かないところもせこい

*16:未だに大東亜戦争という右翼用語を使ってるのにも恐れ入る。大東亜共栄圏は正しい思想でも強弁する気か?

*17:過去には呉振宇人民武力部長、崔光人民武力部長が元帥(既に故人)

*18:北朝鮮国防委員会副委員長、朝鮮労働党中央委員会政治局委員、朝鮮労働党中央軍事委員会委員、朝鮮労働党中央委員会行政部長

*19:党政治局常務委員、党中央軍事委員会副委員長も兼務

*20:軽工業部長。故・金正日総書記、国防委員長の妹。夫・張成沢氏は党行政部長、国防委員会副委員長