「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート8(追記・訂正あり)

 パート7の続き。

■米国北朝鮮人権委員会が帰国事業も「拉致認定」(朝鮮日報記事)
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00585
 さすが反北朝鮮極右の三浦。同じネタを何度取り上げれば気が済むんだよ(嘲)。前回はNHKニュース、今回は朝鮮日報という媒体の違いがあるし、朝鮮日報の方が若干記事分量が多いが。
 以前も書いたが何でもかんでも拉致呼ばわりしたら話がぐちゃぐちゃになるだけだと思うし、「北朝鮮人権委員会」は一民間団体に過ぎないのにそれほど喜ぶことなのか。

北(注:北朝鮮のこと)による外国人拉致は現代史上最悪の犯罪

ちなみに従軍慰安婦について米国下院決議は「前例のない20世紀最大の人身売買の1つ」と言ってますがウヨの三浦さんはどう思われますか(毒)

ホワイトハウスの国家安全保障問題担当大統領補佐官を務めたリチャード・アレン北朝鮮人権委員会(HRNK)協同議長

「国家安全保障問題担当大統領補佐官、リチャード・アレン」でググったらアレンが補佐官だったのはレーガン政権の頃だと分かりました。多分タカ派でかつオバマへの政治的影響力などないでしょう。共和党全体or共和党タカ派への影響力は分かりませんが。
 ちなみに国家安全保障問題担当大統領補佐官についてウィキペの記述を紹介しておきましょう。

ウィキペ「国家安全保障問題担当大統領補佐官
 大統領補佐官とはいいながら、その職責の性質上、政権内では閣僚である国務長官や国防長官と並ぶアメリカ政府の最重要ポストの1つである。このため後に国務長官に任命された者(ニクソン政権のキッシンジャーレーガン政権のパウエル*1、ブッシュjr政権のライス)や国防長官に任命された者(ニクソン政権のカールッチ)、政策上の対立からサイラス・ヴァンス国務長官*2を政権から事実上追い出してしまった者(カーター政権のブレジンスキー)など、その顔ぶれには大物が名を連ねている。

この発表会は、拉致問題の解決を図るための国際的な連携を模索し、北朝鮮による拉致行為を糾弾する決議案を米議会に採択させることを目的に設けられた。

 極東の某国は「従軍慰安婦に関する米国下院決議」を無視してるようなので採択しても無意味では?(毒)。採択するなとは言いませんが。

委員会は14カ国の大使に招待状を送付したが、実際に出席したのは駐米日本大使だけ

国際社会からはまるっきり相手にされてないようで幸いです(毒)

日本政府よりもはるかに前進した姿勢

何でもかんでも拉致呼ばわりすることが「前進した姿勢」ねえ?。「拉致と呼ばない」=「問題は何もない」ではないが。
大体、彼らは「拉致問題の解決なくして国交正常化無し」と言ってるのですから、何でも拉致呼ばわりすることは、「(彼女が今も生きてればですが)横田めぐみさん帰してもメリットないのかな?」等と北朝鮮に思わせてしまい、拉致問題の解決を困難にするだけでしょう。

収容所共和国北朝鮮を地上の楽園として偽の宣伝を行い同胞を導いたのは、総連の「誘拐行為」ではないでしょうか。

これは過去に指摘していますが、こういう事を書く三浦が「従軍慰安婦」については「狭義の強制連行」しか認めなかったり(三浦ははっきりと「狭義の強制連行」しか認めないとは書いてないようですが、「狭義の強制連行」しか認めないthe facts賛同者の荒木和博や西岡力西村幸祐とつきあって恥じないとはそう言うことでしょう)、「ドミニカはカリブの楽園」と日本政府に騙されて酷い目にあった「ドミニカ移民」について「帰りたければ帰れたから北朝鮮帰国事業とは違う」と書いたりする(http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00442)のは何なのでしょうか?。単なる「反北朝鮮極右」の「エセ人権派」と言うことなんでしょうが。
ちなみにこの件については、Bill McCrearyさんもライプツィヒの夏「無茶いうな」(http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/1dc5dbe32ce6ff4b757f77e9e0254080)で、批判しておられます。
Bill McCrearyさんは、増元氏の反中姿勢を「拉致問題に対応するのに、中国と仲良くしていて損はない」(http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/238a09bcc2370862275d05556b54378d)で批判的に評価していますし私も同感ですが、ただ、私が批判してる救う会界隈の活動家は荒木にしろ西岡にしろ三浦にしろ皆「中国叩き」してますからね。
 彼ら曰く「中国叩きは拉致問題解決に有効だ」「たとえ、有効でないとしても中国の人権侵害は許されない」とか。
 前者について言えば「どこが有効なの?」、後者について言えば「せめて拉致問題とセットでやるな」ですね。
 「有効でない」なら拉致問題とセットでやるべきではない。大体、彼らが人権侵害を批判する国ってほとんど中国と北朝鮮限定ですから、人権擁護という言葉がどこまで本気か疑問ですが。ただの反共プラスアジア蔑視ではないかと。
McCrearyさんはコメ欄を封鎖してしまったので(当分の間でいずれ開放するようですが)、この2エントリについて思ったことを書いてみます。まず「無茶いうな」。

この件で民事で朝鮮総連を裁判所に訴えてもたぶん勝てないし。

私も詳しいことは知りませんが、「守る会」サイトによると「たぶん」ではなく実際に訴えて、最高裁まで争ったあげく敗訴したようです。理由は「時効の成立」と「総連は事業の実施主体ではなく(実施主体は確か日朝両国政府と国際赤十字です)道義的・政治的責任ならまだしも、法的責任までは問えない」のようです。法的責任を問うには契約の存在とか何らかの法的根拠が必要ですが、そう言うものは認められなかったと。「北朝鮮はすばらしい国だ」と主張して帰国事業参加を宣伝しただけでは法的責任は問えないと。

この会合に出席したってことはそうとうにこれを重視しているってことでしょう。

 日本政府が重視してると言っても「彼らの主張に共感してる」ということではなく「国会で自民党に『何故でなかった』と言われると嫌だ」というその程度の話なのでしょうが。

次に「拉致問題に対応するのに、中国と仲良くしていて損はない」。

それこそ朝鮮総連ともそれなりの関係をつくっていかなければならないくらいに割り切るくらいの気持ちでいたほうがいいんじゃないかな。拉致被害者を本気で救出するとか言っているんなら、それくらいに割り切って思いきる必要があるでしょう。もっともある人から私は、Mcちゃん割り切っている人間だねえと言われたことがありますが。私の知らないところで氏や家族会も中国と適当に関係をたもっているのかもしれませんが、でも中国に悪態をついている暇があったら、もっといくらでもやるべきことがあるんじゃないかと思うんですけどねえ。

それくらい割り切ってる人間が蓮池透さんでしょう。増元氏はそんな蓮池さんを罵倒する人ですからマジで救う会、家族会は「中国との関係なんか何もない」んじゃないでしょうか。あったとしてもたぶん増元氏には知らされてないでしょう。

田母神みたいな男と仲良くしていることが拉致問題の対応にプラスになるなんてことはまったくありえないでしょうね。世間もそのようなことを決して好意的には見てくれないと思いますけどねえ。ただみんな遠慮しているから、増元氏をあからさまに批判する人間が少ないだけで。そうこう観察してると、増元氏は、たてまえはともかくとして、本気で拉致問題に向き合おうとしているのかいなという疑問も生じます。

 同感です。ただし拉致問題に限定しても「小泉訪朝(2002年)後の2002年に失踪した人間を特定失踪者認定してる」「山梨県警が遺体が発見されたとしてる山本美保さんを特定失踪者認定し続けた(認定自体は遺体の発見前です)あげく、山梨県警を嘘つき呼ばわりしてる」と言う酷さですが(彼らのサイトに堂々とそのことが書かれていると言うのが何とも)。

横田めぐみさんの父親・横田滋さん:「(北朝鮮側にも)メリットを出すことで解決しなければ、単に筋論だけ言っていても解決は難しいと思う。日本側が強く交渉を催促するしかないと思います」

 生き方を決めるのは横田ご夫妻であって、外部がどうこう言うことではないですが、もはやあの会をでて,蓮池透さんと連携していった方がいいと思いますね。というかご夫婦にもそう言う悩みはあると思います。出て行けば蓮池透氏に対するのと同様の非難がされることは間違いないですし、蓮池路線が成功する保障もないですが、このまま今の救う会・家族会路線でいいのかなあと。


■日本こそ北朝鮮テロ支援国家指定を 全国会議員に葉書にて訴え
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00584

NHKのニュース(後述)を嬉しそうに取り上げる反北朝鮮極右の三浦。俺は三浦の考えには賛同できない(理由は後述。id:motorunder氏(motogao氏)やzoudesu氏と似たような意見だ)が、それはともかく、アメリカ政府ならともかく、一民間団体の行為を嬉しそうに取り上げるとはね。一民間人(とは言え元大統領)の行為(カーター訪朝)をアメリカ政府の行為じゃないと否定的に評価した人間とは思えませんな(皮肉)。
・どうせ「北朝鮮人権委員会」ってアメリカ版家族会、救う会(要するに極右)だろ?。と思ってググってみる。少なくともこの団体のチャック・ダウンズ専務理事が極右で対北朝鮮強硬派(交渉の価値自体を認めず「力で屈服させる」系の論者)らしいことは分かった(予想通り)。
 なぜならダウンズはアメリカン・エンタープライズ研究所(ネオコンの牙城として知られる)の研究員でボルトンの友達*3、そしてアメリカの極右テレビ・FOXニュースに出演するような人だから(島田洋一*4ブログ「チャック・ダウンズが米FOXテレビ*5拉致問題を語る」(http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2285751/)、「チャック・ダウンズ氏の来日について」(http://island.iza.ne.jp/blog/entry/275769/)、「チャック・ダウンズとの懇談」(http://island.iza.ne.jp/blog/entry/164961/)を参照)。ダウンズらの北朝鮮批判は要するに「悪の枢軸」理論だろうし、島田に対して「安倍首相の北朝鮮への対応は正しい」と発言したとはダウンズは正気の沙汰じゃないだろう(苦笑)。
 もはや彼らは自分の正体を隠す気すらないらしいな。

参考

「ジョン・ロバート・ボルトン」(ウィキペ参照)
 クリントン政権期は保守系シンクタンクアメリカン・エンタープライズ研究所副所長に就任し、クリントン政権外交政策に対して一貫して批判を続け、アメリカ新世紀プロジェクト(PNAC)に関与した。
 2001年、ブッシュjr政権によって国務次官(軍備管理・国際安全保障担当)に任命され、北朝鮮との六者会合やイランの核開発問題を担当する。ボルトン金正日体制を激しく批判していることから、北朝鮮ボルトンを「人間のクズ」(注:確かにイラク戦争支持するネオコンボルトンは「人間のくず」だろうな)と激しく批判した。北朝鮮を巡っては同じように金正日体制を激しく糾弾してきた安倍晋三官房副長官時代に関係を深めた。また、国務省内の対イラク開戦推進派としてイラク戦争への流れをつくる。
 2005年、国際連合大使に推され、ブッシュjr政権は民主党共和党穏健派の異議を押し切って8月に任命を強行(連邦議会閉会中任命の為未承認)。上院が承認しなかった為、2006年12月4日に辞任を表明し年内に任期満了で退任した。在任中は北朝鮮とイランの圧政を国務次官時代と同様一貫して激しく批判しており、両国に対する強硬路線を主導した。
 2006年7月5日に北朝鮮が行ったテポドン2号発射及び、同年10月9日に強行された核実験の後は安倍官房長官、麻生外相(いずれも当時)と共に北朝鮮への制裁路線を推進。10月15日には対北朝鮮制裁決議の採択を実現する。バンコ・デルタ・アジア北朝鮮の不正資金凍結も断行した。
 国連を軽視する発言等で物議をかもしているが、それが後に失脚する1つの原因となっている。共和党右派やキリスト教原理主義者からは評価されているが、それ以外からはまったく評価されていない。
 国連大使退任後はブッシュ政権の対北融和路線を激しく批判。拉致被害者家族からの信頼も厚く、2007年11月に北朝鮮による拉致被害者家族連絡会北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会が訪米した際、最初に面会した要人である。
 セルビアからのコソボ独立についてボルトンは、「コソボイスラーム過激派の温床になるかもしれない」と懸念を表明、独立を認めたブッシュ政権の政策を批判する論文をローレンス・イーグルバーガー国務長官パパ・ブッシュ政権)と共に統一協会系のワシントン・タイムズ(注:統一教会系に寄稿する時点でボルトンもイーグルバーガーも人として終わってる)に寄稿した。


■語録
「国連などというものはない。あるのは国際社会だけで、それは唯一のスーパーパワー・アメリカ合衆国によって率いられる」
「国連本部ビルの最上層10階分(事務総長執務室など幹部の部屋がある)がなくなったとしても何ら困る事はない」
「(注:米朝の)関係正常化は北朝鮮の利益になるだけだ。」
拉致問題が解決するまでは、米政府による北朝鮮のテロ支援国指定解除は交渉すらすべきでない」
「6か国協議における合意は完全な失敗であり、最悪の取引だ。」

・ちなみにダウンズの本「北朝鮮の交渉戦略」(邦訳:日新報道)の翻訳者・福井雄三はウィキペによるとトンデモ右翼らしい。ダウンズももっとまともな訳者を選べばいいのに(苦笑)

ウィキペ「福井雄三」
 大阪青山短期大学助教授。
 雑誌SAPIO 2009.11.11号にて「ノモンハン事件は実は日本軍の大勝利だった」「(司馬遼太郎の)司馬史観というのは、東京裁判史観の掌の上で踊らされていた」との主張を展開した。
■訳書
カール・カワカミ『シナ大陸の真相―1931‐1938』(展転社,2001年)

福井が翻訳した本の著者カール・カワカミ(河上清)については「日本の宣伝戦に利用されたK・カール・カワカミ」(http://d.hatena.ne.jp/MARC73/20101219/1292769417)を参照。要するに戦前に日本政府から金もらって、日本の対外侵略行動を正当化しようとアメリカで情報工作していた男らしい。そんな男が戦前書いた本を翻訳して、「戦前の日本は正しかった」ですか?
しかもウィキペに寄れば、カワカミは

万朝報*6記者となり社会主義キリスト教に関心を抱き、足尾銅山鉱毒事件などの追及を行った。明治33年(1900年)、社会主義団体・社会主義協会結成に参加、明治34年(1901年)、日本最初の社会主義政党社会民主党を創立。同党が禁止されると、身の危険を感じて渡米。大学で学びながらジャーナリストとしての活動も再開。キヨシ・カール・カワカミ(K.K.カワカミ)の筆名を用いる(ミドルネームの「カール」はカール・マルクスにちなむ)。
(中略)
 日本への国際的非難が集中した「対中国二十一か条要求」「満州事変」問題などで日本支持に回ったことなどから、米国では「日本の政策の代弁者」と見られるようになった。
 太平洋戦争開戦直後、アメリカ政府にスパイ容疑で逮捕されたが、彼を知るアメリカ人有力者の助力もあって釈放される。太平洋戦争中には「日本は負けなければならない」と連合国支持を明確にする立場に転じた。
さらに戦後は、再び「革新」の側にシンパシーを示すようになる。昭和24年(1949年)には、自著の印税の中から10万円を日本社会党に寄付し、さらに社会党幹部に対して、「非武装中立」政策を提言した。
以後、日本には戻らずワシントンD.C.で静かな余生を送った。

と言う人物。
つまり「左→右→左」と大変振幅の大きい人生を送った人間なのだが?。おそらく、「日本は負けなければならない」と連合国支持を明確にしてからのカワカミは『シナ大陸の真相』を書いた事を深く恥じたのではないか?

motogao
出国の自由がないことが拉致の条件なら、在日は全員拉致られてるって理屈も成立しそうだなあ*7。 RT @zoudesu: Reading:NHKニュース “北朝鮮に拉致 18万人余” http://nhk.jp/N3vf6efq


zoudesu
朝鮮戦争の捕虜およそ8万人や、帰還事業で日本から北朝鮮に渡り、その後出国が許されない9万人余りを含め」ってうちの親戚も帰国してますが数にいれるのは違うんじゃない。 Reading:NHKニュース “北朝鮮に拉致 18万人余” http://nhk.jp/N3vf6efq

・全く同感。蓮池さん拉致とか客観的に拉致と判断して無問題なケースならともかく、こういうのを当事者以外が勝手に拉致と呼んでるんじゃねえよ。何でも拉致と呼んだらかえって問題がぐちゃぐちゃになるだけだと思うぞ。「拉致」は「拉致」、「捕虜」は「捕虜」、「出国の自由がないこと」は「出国の自由がないこと」と区別しろよ。区別しない方が世間的には受けるのか?(ある種のポピュリズム)。だとしたら嫌だなあ。
・彼らは拉致被害者の数が多ければ多いほど「強行策」が支持されると思ってるんだろうか?。俺はむしろ「数が多ければ多いほど」被害者(ただし捕虜や「出国の自由がない人」は北朝鮮による人権侵害の被害者と呼べるとしても少なくとも拉致被害者とは呼べないと思うが)「救出」のために無茶は出来ないと思うんだが?

日本こそ北朝鮮テロ支援国家指定を 

 そう言うことをしたら交渉が出来なくなるだろうが。君ら的には「拉致被害者取り戻すこと」より「北朝鮮を力で潰すこと」の方が大事な訳ね。
 周辺国(ロシア、中国、韓国)の協力無しに日本だけが「潰す!」と叫んだところで潰れないと思うが(たぶん周辺諸国は協力しないだろうし、それ以前に日本政府が彼らのいう強行策を取るかも疑問だが)。

このテロ支援国家(注:北朝鮮のこと)を経済支援したり政治的にかばったりすることはテロの共犯者となること

じゃあ一部左派が「イスラエルパレスチナ人人権侵害を許すな」とやってるイスラエル支援企業(どの範囲を支援と見なすかという問題があるが)不買運動を支持するんだな?。するよな(毒)。まあ、マジレスすると本心なのか、つきあいのあるアメリネオコンに調子を合わせているのかはともかく三浦先生はイスラエル支持を自ブログで公言するような方なので「効果のあるなし」等に関係なく支持しないでしょうが。三浦先生の「テロ支援国家を経済支援したり政治的にかばったりすることはテロの共犯者となること」は北朝鮮のみに適用されます(嘲)。
 俺について言えばイスラエル支援企業不買運動を支持するかどうかは、「効果があるかどうか」等、難しい問題と思うので意見保留。下のサイトを信じれば「スタバ」「マクドナルド」「コカコーラ」「ネスレ」「ディズニー」「ダノン」「ジョンソン&ジョンソン」等等って気をつけなきゃいけない企業が結構多いからな(他の企業は、イスラエルとつきあいがある*8程度だが、スタバだけは経営者がガチのシオニストだそうだし、コーヒーチェーンは他にいくらでもあるし、取り立ててスタバコーヒーがうまいわけでもないので不買でいい気がするが)。まあ、使えば便利だが使わなくても生活に不便はない程度の代物ばかりだが、絶対に使わないようにする(不買運動)ってのは面倒だからなあ。

参考
パレスチナ情報センター」
http://palestine-heiwa.org/choice/list.html

全国会議員に葉書にて訴え

 左派がこんな危険な路線に賛同することはないだろうが、右傾化する自民に公明や民主が引きずられる恐れがあるな。

かって米国はこの政権をテロ支援国家と認定いたしました。

「かつて」
 つまり今はそう言う認定をアメリカはしていないと。認定解除の是非はともかく「認定」すればオールOKという単純なものでないことだけは明白だろう。認定することが「良いこと」だとしても(もちろん良いかどうか自体議論の余地があるが)それだけでは恐らく何の意味もない。

日本国憲法には、世界から専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永久に除去することを謳っています*9

 日頃、憲法を押しつけ云々と軽視するウヨの分際で「日本国憲法」か。いい度胸してるな。そもそも「専制と隷従、圧迫と偏狭」は北朝鮮独裁に限定されずたとえば、「偏狭」には「在特会のような排外主義(なお、三浦たちの朝鮮学校無償化除外論も俺は在特なみの「偏狭」だと思ってる)」もその中に含まれるし、「『専制と隷従、圧迫と偏狭』をなくす手段」イコールタカ派路線じゃないけどね。


北朝鮮の人たちは無知蒙昧ではない(統一日報記事から)
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00583
北朝鮮の人たちは無知蒙昧ではない」
 そりゃそうでしょう。どこに「北朝鮮の人たちは無知蒙昧」なんて人がいるんですか?。もしかして自己紹介ですか?
 シャドウボクシング乙。

唯一の抵抗の手段は命をかけた脱北だということです。

太陽政策が成功して豊かになれば、少なくとも「生活苦」を理由とした脱北の必要はないんだけどね(思想問題による脱北は別だが)。何で太陽政策に反対するの?
・大体、「生活苦」と「独裁」は全く別問題だろうに、ごちゃにしやがって。身売りとか発展途上国なら珍しい話じゃないし、日本とか欧米とか先進経済国だって失業などで生活に苦しんでる人はいるだろうに。
 「一応」民主主義国家だが、発展途上国タイが舞台の映画「闇の子供たち」や、日本の貧困を取り上げたらしいNHKスペシャルワーキングプア」でも見たら?(俺もまだ見てないんだけど)

私があったある脱北者は、北朝鮮海賊版の「猟奇的な彼女」(韓国映画*10を観ていました。ちょっと思ったのですが、「クロッシング」や「めぐみ」*11韓国語版*12などを、大量に北朝鮮に送ることも今後考えてみたいと思います。情報を入れるだけであの体制が倒れるわけではないのですが、少なくとも、私たちの数百倍、数千倍、情報や面白い映画、音楽、漫画、文学などを、北朝鮮の意識ある方は欲しているはずです。

・「猟奇的な彼女」を見ていたというなら、普通の人間は「チャングムでも送るか」とか娯楽作品を送ることを考えると思うんだが。「クロッシング」だの「めぐみ」だのあくまでも送るものはアンチ北朝鮮か。日本人が「日本の暗部を鋭く描いた劇映画やドキュメンタリーやアニメ」を喜んで見るかと言ったら必ずしもそうでないのと同様、北朝鮮が検閲する、しない以前にあちらの人が「クロッシング」だのを喜んで見るとは思えないが。

ちなみにウィキペに寄れば日本版「めぐみ」

横田めぐみさん:魔女子さんことキキ(江戸川コナン忍たま乱太郎、テレ東版ムーミン
横田滋さん:おはスタの山ちゃん

さすが政府作成だけあって幸福の科学アニメ並みに声優が無駄に豪華みたい(苦笑)。韓国版もそうなのか?
最後はやっぱり魔女子さんが「お父さんお母さんお元気ですか?。私もヘギョンもとても元気です。落ち込むこともあるけれど私この国(北朝鮮*13が好きです*14
そしてエンディング「小さい頃は新潟にいて〜」
というわけですね、わかります。冗談はともかく「横田めぐみ=魔女子さん」って見たら、お茶吹きそうだな。声優オタでない俺ですら知ってる魔女子さんみたいな有名声優は何つうか、視聴者の方に確立したイメージってのがあるから。「大山のぶ代」がテレビに出てくると普通のおばさん役でも初代ドラえもん連想して吹きそうになるとか。


「少なくとも、私たちの数百倍、数千倍、情報や面白い映画、音楽、漫画、文学などを、北朝鮮の意識ある方は欲しているはずです。」
・本気でそう思ってるんだったら、「経済制裁解除」「太陽政策」に賛成しろよ。「経済制裁解除」「太陽政策」をすれば嫌でも大量の情報が北朝鮮流入すると思うが。
・「意識ない普通の方(そもそも「意識ある方」って具体的にどういう意味だ?)」だって「面白い映画、音楽、漫画、文学など」を欲していると思うけどね。
・送るんだったら「娯楽」よりもまずは「衣食住」、特に、「食べ物」じゃないかな。餓死者も中にはいるそうですし。この間、カーター閣下も「食料援助しようぜ」とおっしゃってましたが。で、そういうカーター閣下を「北朝鮮政治犯収容所には支援食料は届かない」(http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00574)とdisってたのが三浦じゃないの?。食料が届かないのなら、「送りたい」と三浦が言ってる映画「クロッシング」のビデオだって届かないだろ?
 「北朝鮮の人民が心配」とか心にもないことは言わなくていいから(毒)


■書評 ジハード戦士 パキスタンのジャーナリストが伝える真実(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=324

私達は米軍主導の現在の対テロ戦争に、反対する立場であれ賛成する立場であれ、まず、本書のような現実を見つめる事から始めるべきである。

 まともな人権活動家(ちなみに三浦は自称人権活動家)なら、「現実を見つめ」たら道義的にも政治的にも問題だろうがそれ以前に、国際法違反の疑い濃厚な「米軍主導の現在の対テロ戦争」には反対すると思うが。まあ、「米軍の敵」が正義というわけでもないので、苦渋の判断で賛成する人もいるかも知れないが「諸手を挙げて賛成」と言う人は人権活動家ではいないだろうし、いたらその人は人権活動家の名に値しない。

ソ連軍のアフガニスタン侵略後、それに対抗するためにアメリカも、またパキスタンも、アフガニスタン国内でゲリラ戦を繰り広げたムジャヒディーン、いわゆるジハード戦士たちを支援した。

ソ連のアフガン侵攻前から、反体制派としてムジャヒディンは存在し、ソ連のアフガン侵攻前からアメリカもパキスタンも支援していたと思うが。

この(注:ムジャヒディン)司令官は、既にアメリカに対し批判的だったイスラーム原理主義者の姿勢に警告を発し、あくまでアフガニスタンの独立*15を目指す限定的な運動と危険な過激派を峻別して支援する事を求めた

 単に「穏健派(ただし自称)の俺たちだけに金よこせ」って銭ゲバな話じゃないの?。
 まあ、「そんな事が可能か疑問」だし、「そうすればイスラム過激派は生まれなかったか疑問」だし、「イスラム過激派が生まれなければ、アフガンに内政干渉していいかも疑問」だが。ソ連がバックアップすると非難してアメリカがバックアップすると容認というのもおかしな話だと思うし。

反共反ソの為ならば全てを正当化する論理がまかり通っていた

 犯罪カルト統一協会と手を組んで恥じない日本保守のことですね、わかります(毒)。


■5月8日の救う会国民大集会に参加して
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00582

横田めぐみさんの父親・横田滋さん:「(北朝鮮側にも)メリットを出すことで解決しなければ、単に筋論だけ言っていても解決は難しいと思う。日本側が強く交渉を催促するしかないと思います」

 ついに滋さん、早紀江さんの「蓮池透さん」化が始まったのでしょうか。だとしたら喜ばしい。

この方々が北朝鮮に拉致されたという確固とした証拠はないかもしれません。

 特定失踪者なんて拉致かどうか怪しい人間を北朝鮮叩きのネタに使ってるんじゃねえよ。

ご家族の一人はマイク無しで「私達にとっては、論より救出なんです」と繰り返し議員の方々に訴えておられました。

 と言いながら「何の成果も出してない」強硬「論」に乗っかり、「救出」という成果を出している対話路線(小泉首相)から遠ざかり「何よりも救出が大事」「場合によっては北朝鮮との妥協(経済制裁解除など)も必要ではないか」「経済制裁などによる北朝鮮打倒が会の目的ではないはずだ」と言った蓮池透さんを除名した変な人たち。

被害者を取り返すためにも、またこの北朝鮮問題を掘り下げ総合的に解決していくためにも、もっと本質的な議論がジャーナリズムでも必要ではないでしょうか、という趣旨のことを(注:荒木氏は)語られたと思います。

 ただし荒木の言う「掘り下げた」「本質的な」議論とは荒木たちタカ派の言うことを垂れ流せともちろん同義。決して「家族会、救う会と違う意見の方(和田春樹氏、蓮池透氏など)の意見も聞くなどし」、「多面的な視点で考えてみました」などということではない。
 そう言う行為こそ「掘り下げた」「本質的な」議論だろうがそれをマスコミがやったら荒木は怒り狂うだろう。

マスコミの方々が私達運動家とは違う意見を持つことは全く構いませんし、運動団体の成長や反省のためにも、被害者であるご家族はともかく、運動に対してはどんどん批判していただいて構わないと思いますし、その声が真摯で礼節を持ったものならば、私たちの側も聴く耳を持たなければならないと思います。

「マスコミの方々が私達運動家とは違う意見を持つことは全く構いません」
 メディアの方々がお前ら運動家と違う意見でヘギョンさん取材(フジテレビ・朝日新聞毎日新聞)や、ジェンキンス一家取材(週刊金曜日)したら「北朝鮮を利する」(もちろん北朝鮮を利するつもりで取材するメディアなどないし、取材の是非はともかく俺はあれらの取材が北朝鮮を利したとは全く思わない)と叩いたのはどこの誰なんだよ、お前らだろうが?。
「その声が真摯で礼節を持ったものならば、私たちの側も聴く耳を持たなければならないと思います。」
 運動を批判したらその人(蓮池透氏)を会から除名したのはどこの誰なんだよ。モロバレのデマカセはいて恥ずかしくないの?
 それとも蓮池透氏に「真摯さや礼節」がなかったから「聞く耳持たなかった」と強弁する気か?。あるいは「マスコミの方々」が批判するのは構わないが「それ以外の方々」が批判したら聞く耳は持たないのか?。id:noharra先生にこういうトンデモな三浦をどう思うか?、と改めて絡んでおこう。どうせ今日もスルーでしょうけどね(毒)

報道の方々も、集会や運動のあり方、登壇者の発言に対し、もっと批判であれ賛同であれ、報道や論考をなしていただけませんでしょうか。私たちの側にも聴く耳はございます。

 蓮池透さん除名やヘギョンさん取材・ジェンキンス一家取材叩きで「批判に聞く耳を持たない」「賛同しか聞く耳を持たない」事はモロバレなのでマスコミはこんな言葉信じないだろう。
 マスコミが取り上げないのはそういう事よりも「視聴率が取れない」といったもっと実利的なことだとは思うが。「視聴率が取れない」で取り上げないことは一般的には良くないことだとは思うが、「家族会」の場合は何故か「視聴率が取れない方向(「経済制裁北朝鮮打倒」という同じ主張を繰り返し、その結果「拉致被害者救出」へ動きが全然先に進まない)」に動いてるからな、自業自得の面もあるよなと複雑な思い。
 ワイドショーで連日取り上げられるほどの一時の「わが世の春」がこういうことを言わざるを得ないほど精神的に追い詰められていることは興味深い。あの産経新聞すらあまり大々的には取り上げておらず、他メディアはもっと素っ気ない。蓮池さん除名など無茶苦茶なことをやってるのだからまあ自業自得だ。

参考)
産経新聞
「寺越さんらの拉致認定、政府が見送り」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110508/kor11050820330004-n1.htm
「「命の大切さは同じ」拉致家族ら国民大集会 被災地に義援金
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110508/kor11050820260002-n1.htm


■「新雑誌「ジャパニズム」(青林堂)発刊」のコメ欄(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=304
bunnなる人物のコメに突っ込む。

ジャパニズム」知人が書いております

その「知人」って具体的に誰?。知人がジャパニズムに書いてるって事はこのbunnって人もウヨなんだろうな。

今風の雑誌。

表紙だけはな(苦笑)

三浦小太郎さんですか。私の祖父の義理のお父様が小太郎さん、その長男が、小源次、小太郎さんがなずけ親をなすったのが「源太郎さん」文部大臣になりました。

何が言いたいのかよく分からないんだが。名士と知り合いだという自慢?(苦笑)
それはともかく「源太郎、文部大臣」でググったら出て来た竹下内閣文相「中島源太郎」*16がbunnという人の言う源太郎なんだろう。

さて、三浦さんの記事読むとしましょう

読んだ後でコメ欄に感想を書けばいいのに(苦笑)


■寺越さん、福留さんを国家意思として拉致認定せよ 
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00581
 いやはや今日も三浦先生の文章は酷い(いつものことだが)。「国家意思」と言う右翼しか使わない言葉も平気で使ってるし。
 この文章「だけでも」、俺だったら「守る会」を退会しますがid:noharra先生はまだ入ってるの?(毒)

「拉致認定されそうなケースがあれば、そのお母さんを脅せばよい。そうすれば動きを止められる」とのきわめて誤ったメッセージとなろう。

言ってることが意味不明。拉致について、北朝鮮は寺越さんのケースと違って「北朝鮮にいるが拉致ではない」と言ってるのではなく「そもそも北朝鮮にはいない(北朝鮮政府は所在を確認していない)」と言ってるのだが。「北朝鮮にいない」と言ってるのにどうすれば「北朝鮮にいない人間」で北朝鮮が家族を脅せるんだか。家族会も飯塚代表の暴走かも知れないがこんな声明に名を連ねるなんてもうどうしようもないな。

日本政府が北朝鮮テロ支援国家認定する必要性についてもしゃべらせていただきました。

そういうことをすると確実に交渉が完全ストップして拉致被害者救出が困難になると思うが。大体、そんなに「日本人の命」が大事だと思うならフリージャーナリスト「長井健司さん」の命を奪って犯人引き渡しもしないミャンマーを「テロ支援国家認定」したらどうよ?

北朝鮮は実際に拉致犯罪を行なった以上、疑われても仕方がない存在です

根拠が無くても拉致認定して構わないとでも?。暴力団極左暴力集団という前科のある集団なら「根拠レスで疑って構わない」とでも?。
大体、その論法だと「荒木和博が『放射線ホルミシス効果』『従軍慰安婦違法性否定論』なんてトンデモを公言してる」以上、「荒木とそのお仲間(三浦とか)の北朝鮮認識は疑われても仕方がない」と思うぞ。

おそらく政府が認定しなかったのは、寺越武志さんの母、友枝さんが、息子を拉致と認定することに反対の立場を取っておられるからだと思います。平壌に住み、すでに家族もいる武志さんの命と立場を守りたいお母さんの気持ちは十二分に理解できます。

・少なくとも建て前では政府は「証拠がない」と言ってるのだが?
・理解できるんだったら認定しろと言うなよ。当事者が認定に反対してるのに認定して何かメリットがあるのか?。拉致認定というのは当事者のためにやるものじゃないのか?
 どんなメリットがあるのか言ってみろよ。大体こういうものは何であれ最低限当事者を説得してから、やるものだろうが。「あなたが反対しても僕はやります、あなたのためだから」なんてのは何であれ(それを認めたら「当事者が死んで取り返しがつかなくなる」などのレアケースでない限り)迷惑以外の何物でもないんだが(それとも「寺越さん母子が犠牲になっても構わない、お国のため」ですか?。どこが「お国のため」か分からないが。)。君らが寺越母子のことを何も考えてない「北朝鮮叩き」にしか興味のないバカらしいことは改めてよく分かった。

極めて危険なことかもしれませんが

「しれません」じゃなくて明らかに危険だろ。北朝鮮が「日本政府と寺越母子は別人格であり、日本政府を批判しますが、寺越母子を問題視はしません」と言う態度を取る可能性もない訳ではないが。
 むしろ「寺越さんが酷い目にあったら北朝鮮が叩けるぜ!」とか君らトンでもないことを考えてないか?

在日帰国者家族が家族を心配するあまり北朝鮮の独裁体制に抗議が全くできなかった歴史を、拉致問題でも繰り返すことになりかねません。

別に寺越母子があの国を非難しなくても「あの国を非難してる人」はたくさんいるから、何の問題もないと思うのだがね。
「在日帰国者家族が家族を心配するあまり北朝鮮の独裁体制に抗議が全くできなかった歴史」とは全然性格が違うだろ。

日本政府は、客観的に見て寺越さんを拉致と認定するしかない

 たとえば
「血液型などから客観的に見て『親子関係がなかった』ら当事者が誰一人望んでなくても親子関係否定してもいいか」とか、
「強姦事件(ただし輪姦や強姦傷害は告訴無しでも確か捜査できるが)で被害者が望んでないのに、『被害者の意思に拘ることは「強姦処罰されそうなケースがあれば、その被害者を脅せばよい。そうすれば動きを止められる」とのきわめて誤ったメッセージを送る』とか言って捜査をやっていいか」
と言ったら、日本の法制度はそうなってないわけで。
 当事者の意思というのは大事なんだがね。まあ、本当に「客観的に見て拉致」と言えるかは疑問だが。

これは福留貴美子さんについても同様です。明らかに彼女は拉致被害者です。

 何を根拠に「明らか」と言ってるんだか。しかも、救出できるわけではない「既に死者となった人」を今すぐ急いで拉致認定することに意味があるのか?
 たとえが良くない気もするが、たとえば時効成立の刑事事件は捜査しても意味がないから捜査はされない。意味のないことをしてもしょうがないだろうに。単に「拉致被害者認定を増やせば増やすほど北朝鮮叩きのネタが増えるぜ、北朝鮮叩きする俺たちの仲間を増やすことが出来るぜ(少なくとも福留さんのご遺族や友枝さん・武志さん母子以外の「寺越」一族は仲間になってくれるんじゃないか)」ってだけじゃないの?。拉致被害者認定は君らのおもちゃじゃないんだが。
 そういうバカなことばかりするから、「蓮池さんに見捨てられる」し「マスコミも以前と違ってまるで取り上げなくなった」し、政府も「適当な対応しかしてくれない」んだろうね。
 飯塚代表は「拉致を風化させてはいけない」と言ったそうだがとっくに風化してるし、風化してるのはウヨなんかとつるんで変なこと(例:蓮池透さん家族会除名)ばかりやるからで自業自得ですな。
 大体「荒川区からも北朝鮮により拉致された可能性が高い特定失踪者が!」(http://kosakaeiji.seesaa.net/article/200175755.html)によれば救う会・家族会連中は2002年3月(小泉訪朝が2002年9月であり、当然2002年3月時点では北朝鮮拉致疑惑は完全に日本の常識と化していた)に失踪した人間・宮本直樹さんを拉致扱いしてるのだから完全に終わってるよな。2002年3月に北朝鮮が拉致を実行できるほど日本の公安警察もそこまで無能でもなければ、北朝鮮秘密機関もそこまで無謀でもないと思うが。犯罪に巻き込まれたとしても北朝鮮以外と考えるのが常識だろう。
 しかしこういうガセの疑いが強い話*17を宮本さんのご家族が信じるのはまだ許せるが救う会も一緒になって「風説の流布」するなよ。

【追記】
つうか連中のサイトを調べたところ小泉訪朝(2002年)後に失踪した沖田徳喜、高見到、水嶋弥寿志氏(2003年失踪)、小山修司氏(2004年失踪)も特定失踪者扱いしてるらしい。ふざけるなよ、てめえ。


ウィキリークス情報を打ち消すのは外務省の姿勢の明確化
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00580
 何訳の分からないこと言ってるんだか。ウィキリークス情報が嘘でも本当でも外務省は否定するに決まってるでしょう。
 嘘なら否定するのは当然だが、本当でも「一部は生きてないと思ってるのに全員生きていると思うと家族に嘘ついてた」わけですから。
 認めたら、外務省の責任問題になる。そのくらい分かりませんか?
 外務省なんか、核密約に関する米国機密文書が機密解除で公開されても「核密約などない*18」と嘘つく集団なんですから、これはおそらくウィキリークスの方が正しいでしょうね。そしてこのウィキリークス情報は過去の「田原総一朗発言」(外務省は生きてる拉致被害者がいるとは考えていない)とも見事に合致する。

最初にお断りしておきますが、私は基本的にウィキリークスの情報は無視する考えでいます。私にはウィキリークスやアサンジの姿勢は、(中略)あえていえば情報を盗み無作為に流出させるだけの行為と考えています。

 怪しい北朝鮮情報を垂れ流すお前が言うな。要するにお前が「自分にとって都合の悪い情報ばかり暴露する」ウィキリークスを嫌いなだけだろ。あそこが北朝鮮ネガキャン情報でも暴露すれば大喜びして飛びつくんだろ。
 アサンジの行為が信義に反するというなら、お前らが垂れ流す「怪しい北朝鮮情報」は信義に基づいたものばかりなんだろうな?
 そもそも相手が隠そうとすることを暴こうとするのがジャーナリズム(まさか常に相手が取材に好意的とは思ってないよな?)なんだからきれい事だけではやっていけない*19し、アサンジたちの行為の是非とは別に、暴露情報が真実かどうかの分析は必要だろうよ。真実なら、嘘つき外交をやってたという話になって責任追及や再発防止が必要だからな。

あえて言えば、外務省は「対北交渉」を、おそらくほとんど行なえていません。

 そりゃ君らみたいに強硬論だけしか唱えなきゃ交渉にはならんよ。対北朝鮮外交に限らず、妥協無しで自分の言い分だけ言って、全部言い分を認めろ、お前の言い分を認めるかわからないけどな、というのは交渉とは言わないし、それで交渉が成り立つのは「相手がよほど追い詰められてる場合」とか「相手がよほどのお人好し」とかレアケースだろ。
 その程度の常識もないのか?

外務省の基本的な姿勢は、北朝鮮との対話、そして国交正常化を目指し、その中で拉致被害者を取り返す(と言うより、返して貰う)というものです。

 
 それの何が問題なんだか?。歴史修正主義雑誌「ジャパニズム」に寄稿するような「反人権」人間(三浦)が「収容所の政治犯の人権も大事だ」「それなしで国交正常化すべきではない」とでも言う気か?。笑わせるな。
 国交正常化の前提が「拉致問題解決」だの「強制収容所廃止*20」だの言うのは一つの考えに過ぎず、まず国交正常化した上でそれらの問題に取り組むという考えだってあり得るんだが。まあ、三浦とそのお仲間の場合、本当は「北朝鮮とは絶対に国交正常化したくない」「力で潰したい」が本音だが、さすがにそれを言うと極右以外どん引きだから、「北朝鮮が飲まないだろう(そして国交正常化交渉の前提条件にしても交渉潰しだと日本社会から批判を浴びないだろう)」と彼らが思う条件を全部国交正常化の前提条件にしているだけだろう。

私達運動家は無視しても構いませんが

心にもないことは言うなよ。無視されたらマジギレする癖に(嘲)

ご家族の方々には、現在の自分たちの立場や考えを明確に説明し、どのような手段と方法論で家族を救い出すつもりなのかを示すべきです。

 交渉で取り戻すしかないと俺は思うし、外務省もそう言う立場ではないかと思うが外務省がそう言ったら軟弱外交とか言い出して非難するのが君らだろ?。
 君らの方こそ「どのような手段と方法論で家族を救い出すつもりなのか」示せよ。
 「代替案も出さずに非難」だけなら誰でも出来る。

外務省はご家族に、現状と、今後の展望を説明してほしい。それが機密上できないというなら、せめて、現状の報告だけでもできる範囲で行なってほしいと思います。それはウィキリークス的なものへの最も適切な対処であり、(注:ウィキリークスが暴露した発言を当時の斎木アジア大洋州局長が)言った言わないは問題ではありません。

 ウィキリークスへの評価と関係なく、言った言わないの確認は重要でしょ?(外務省は言ってないとしているが)。こういうことを三浦が言うのは俺の邪推だが
ウィキリークスが大嫌い」
「外務省を今、敵に回したくない」or「この件で外務省に『追及しなかったんだから感謝しろ』と恩に着せ『俺たちの言うこと聞いてよ』と言いたい」
「裁判まで起こして叩いた例の田原総一朗発言が事実であるということになっては困る。田原氏という敵に塩を送りたくない」といったところだろう。

経済制裁についても、この制裁がどのような効果を上げているか、また、何がたりないのか、そして、制裁と拉致被害者救出がどう結びつくのか、外務省なりの見解を示すことは行なってほしいと思います。

 俺は「全く成果を上げてない」「拉致救出に結びつかない」と思うし、外務省もそう言う見解ではないかと思うが、そう言ったらお前ら怒り出すだろ?。そもそも経済制裁拉致被害者救出に有効だと言って政府に実施を要求していた人間の癖に「効果が良くわからないんですがどういう効果があったのか教えてください」って何その無責任な態度。「効果がないから経済制裁やめます」と外務省が言ったら受け入れるのか?
 はなから自分のお気に入りの言葉しか聞く気のないお前らに、本心など外務省が語れるわけがない。


■5月29日 守る会関東学習会 増元照明氏講演
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00579
 増元の酷さ(はっきり言えばネトウヨと同レベル)については以下のエントリを参照して欲しい。何故私が酷いと思うか、まともな人間には下のエントリを読むだけで分かる(説明の必要はない)かと思う。報告しない可能性もあるが、報告するとして三浦が増元講演会をどう報告するか今から楽しみだ(毒)。しかし何度も「守る会」突っ込みエントリを書くとは「私もなかなか執拗な男」*21か?

参考)
ライプツィヒの夏
拉致被害者家族たちは態度が悪い」
http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/ef1d7b713ffcce8f9dd97311014815c6
「関係ないですよ、それは」
http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/93e59bdff8dbf1e3277c63b1b8f77ec3?st=0
「私もなかなか執拗な男だ」
http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/1921b22afe06e5e7624d0dbf7a857f33?fm=rss
増元照明氏は、もはや拉致被害者家族として扱うのは妥当とは言い難い」
http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/4174aecf9dcdf58afaecf152cd1bd17f
増元照明氏の暴走がひどい」
http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/412fd3f4c3030785fef7b6bd79747a65
増元照明氏の記事がひどい」
http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/fd737be34ab065ce4c9b85d6f4969567
増元照明氏がちょっと・・・」
http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/86c021849036e874a1a6da5ca50847a7
「ひさかたぶりに増元照明氏の活動報告を読んでみて」
http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/a12a9856e43fec53f9e399f9679b343e
日刊ベリタ拉致被害者家族会事務局長・増元照明氏ら「自衛隊北朝鮮に侵攻させよ」などと主張:埼玉・田母神俊雄講演会で」
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200907111335466

増元照明」(ウィキペ参照)
 拉致被害者・増元るみ子氏の弟。北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)事務局長、特定失踪者問題調査会常務理事。
 CS放送日本文化チャンネル桜」の「拉致問題アワー」司会。 


■書評 ジハード  砂漠に散った革命の夢(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=319

ビン・ラディンの「戦死」に、様々な思いがこみ上げてきましたが、以前「諸君!」に書いた書評をここに再掲載します。

・なら、その「様々な思い」を書けばいいのに。過去の文章の再掲載って手抜きだろ。
 それはともかく、三浦が紹介するケペル氏*22イスラム過激派分析(正しいか知らないが)は、「蓮池透氏を除名し過激化し、国民の支持を失う家族会一派」を想起させるね。三浦はそんな事思ってないんでしょうけど。

イラン・イラク戦争は「ホメイニー政権にとって民衆をもう一度動員し、その政治的エネルギーを枯渇させて、殉教に身をささげさせる絶好の機会」(百六十一頁)となる。

先に戦争をしかけたのはホメイニ体制転覆を狙ったイラクなのにそう言う描き方はいかがなものだろう?。イラン・イラク戦争って「イスラム版シベリア出兵」でしょうに。ホメイニ政権に戦争をしない選択肢はなかったと思うが?

晩年のホメイニーは、イスラム学者五十嵐一氏殺害事件*23に繋がった、作家サルマン・ラシュディへの死刑宣告という余りにも異様な姿を露にしてしまう。

・ホメイニにとって、イスラム教は崇拝の対象であり、その崇拝対象が侮辱されたと感じれば殺害したくなるのも不思議ではないし、そう言う意味では全然異様ではなく大変良く理解できる(もちろんホメイニを支持するわけではない)。
三浦たちウヨだって「天皇」とか崇拝の対象が侮辱されたと感じれば殺したくなるんじゃないの?。昭和天皇の戦争責任について言及した本島長崎市長の銃撃事件とか。「風流夢譚」事件とか(「中央公論」に掲載された作家深沢七郎の小説「風流夢譚」に皇族殺害シーンがあったことに激怒した右翼が中央公論社社長宅を襲撃、社長夫人に怪我を負わせ、社長宅のお手伝いさんを殺害した)。戦前の天皇機関説事件とか。お前らウヨは、ホメイニの憤激を非難出来るほど立派かよ。
・そしてラシュディの側にイスラムに対する偏見がなかったかとか十分な配慮があったかとか言う問題も指摘すべきだと思うね(死刑宣告はともかくラシュディを批判したイスラム教徒は少なくない。「表現の自由」と言えば何でも許されるわけでもない)。
・ちなみに、ウィキペ「ラシュディ」によれば、ラシュディ作品『真夜中の子供たち』(邦訳・早川書房)はインド政府批判と見なされ、インドから英国への移住を余儀なくされたそうだ。
・なおググったら次のようなエントリも見つかった(あまり良さげなのが見つからなかったが)のでホメイニを単純にイスラム保守派と描くことは多分まずいのではないかと思う。


参考

http://d.hatena.ne.jp/aosasa/20110331/1301582366
たらこねこの本棚
書評「現代イラン−神の国の変貌」桜井啓子、岩波新書*24
 正直、ホメイニーさんは(中略)国内勢力の取りまとめに苦労するために弾圧に近いようなことも行なわなくてはならないところはあるにはあったんですが(悪い人ではないですが。むしろ強権的ではないから揉める)、しかし一旦滑り出したシステムの現実への適応度は非常に高いというか。純粋に政治能力が高い。
 信じられないところから信じられないような成果が上がるところが素晴らしい。
 よくよく考えてみたらアメリカが好む政治家って戦争上手いけど政治はいまいちだよね、ホメイニーさんはちょうどその真逆でほとんど宗教指導者の中から台頭、欧米化をしていた国内をイスラム遵守の姿勢に戻してしまい。
 しかし事態が行き詰った場合に見せる姿勢は常に妥当なもので、そもそも女性に伝統的なチャドルを着せはしたものの、選挙権も参政権も最初から与え*25、男子と女子の学校は分離したものの女子の就学率を上げ(男女が完全に別けられているから先生も女性な上、服が身体を隠しているので保守的な家庭もそれを受け入れ)、結果家を担う男性よりも高学歴女性が増えた等々の兼ね合いですでに女性副大統領*26まで出してます。

 後で桜井本を読んでみるかな(読まないかも知れないと逃げを売っておく)

http://blog.goo.ne.jp/mugi411/e/2d0a8c6b38e936dadbe54530c75630ba
トーキング・マイノリティ「イラン式女子教育」
(前略)
 革命後、そのイメージと裏腹にイランで女性教育は拡大され、女性の布教者や教育者を育成するため女子宗教学院が建設された。元来、宗教学院は男のウラマー(聖職者)を養成する教育機関で、女性は対象外だった。だが、人口の半数を占める女性にイデオロギーとしてのイスラムを浸透させるために女性の布教者が不可欠と考えたホメイニは、1985年、ゴムに初の大規模な女子宗教学院「ジャーメアットル・ザフラー」を開く。

 このエントリの中の人はウヨらしいので、あまり問題のなさそうな単なる事実記述以外はあまり共感できないんだけどね(苦笑)。たとえばこの人、このエントリ中で、サヨもホメイニと同じようなことやってると言いたいらしいが、俺の知る限りそんな事実はないし、あったとしても国の教育政策と一個人の教育運動を同一視できるわけがないし。しかもこの人「女性運動など市民運動=サヨ」と勘違いしてるらしい。保守派も参加してる市民運動なんかいくらでもあると思いますが(女性運動関係について言えば、たとえば地婦連とか主婦連とかサヨじゃねえだろ)
いずれにせよ、女性宗教者を育てようぜという話らしいので単純にホメイニ万歳は出来ないだろうが、がちがちの保守派だったらこのレベルですらしないだろうからな。ホメイニは彼なりに柔軟だったと。

http://sarasaya.exblog.jp/2870755/
イランという国で「ホメイニー師の命日」
 ホメイニー師はどんな豪奢な邸宅にも住めるであろう権力を持っていたにもかかわらず、テヘラン北部の本当に質素な家に住み、持ち物なども普通の人たちと変わることのない生活を送っていました。
 ホメイニー師が晩年に住んでいた家は、現在博物館となっており、見学をすることができますが(中略)、ごく普通の家です。
(中略)
 現在、(中略)作られているホメイニー廟は、ホメイニー師の死後16年建ってまだ完成していないほどの規模です。この廟について、テヘランの人々には、「彼はあんな廟を作って欲しいとは絶対に思っていなかったはずだ。他の人たちと同じように、ベヘシュテ・ザフラー(共同墓地の名)に葬って欲しかったはずだ」という人も多くいます。彼の質素な生活を考えたら、恐らくその通りではないかと思います。

ホメイニ氏が人格者らしいことは分かった。「人格者=立派な政治家」とは限らないが。他にも「へえ、なるほどね」と思ったエントリを紹介。

http://sarasaya.exblog.jp/1976062/
イランという国で「革命記念日
 今日は(中略)2月10日、(中略)イラン・イスラーム革命記念日です。
 1979年のこの日、パフラヴィー朝のシャー(国王)により任命されたバフティヤーリー内閣が、組閣から半年で崩壊、革命勢力が勝利宣言を行いました。
 イラン・イスラーム革命については日本でもいくつかの本で詳しく解説されているので、そちらを参照していただきたいと思います。
 イランでは毎年この日に、集会や行進が行われ、革命の成功を祝います。
 革命直後は、世界中が驚愕すると同時に、イスラーム体制が長く続くわけがないと思っていたようです。しかし、そうした各国の思惑に反して革命体制は四半世紀を超え、そう簡単に崩壊する様子を見せません。
 革命前の繁栄を奪われたイランの都市住民は革命政権に対する文句しか言いません。しかし、なぜこの体制が長続きをしているかを考えた時、彼らの表面的な不満を鵜呑みにすることができないということに気付きます。
 革命政権が掲げた「被抑圧者の解放」「富の公平な分配」が完全な成功を収めているとは言えませんが、革命前よりは生活レベルが上がった人が多いことは様々な統計から明らかです。
 例えば、テヘランの人たちは、「革命前は肉が安かった」と言いますが、国民一人あたりの肉の消費量は革命後の方がずっと多いのです。
 また、農村部の死因などを調べると、革命前には老衰など自然死が多かったのが、今では生活習慣病による死因が上位を占めています。生活環境や食生活が農村部でも向上し、その結果それ以前には見られなかった病気が見られるようになっているのです。
 (中略)
 テヘランで生活していて「革命前は自由だった」と言う人の年齢を聞くと、革命前に生まれていないか、ごく幼かった人が多かったことに気付きます。彼らは、両親などから聞いた「自由だったイラン」に対する幻想、そして海外からの情報による「海外に対する憧れ」に基づいて主観的に話をしているに過ぎないのです。

http://sarasaya.exblog.jp/1881785/
イランという国で「ホメイニー師帰還」
 今日は(中略)1月31日。
 (中略)
 1979年のこの日、フランスに追放されていたホメイニー師がエール・フランス特別機により帰国、テヘランのメヘラバード空港に降り立ちました。
 パフラヴィー朝のシャー(国王)を中心とする人々がイランの富を独占していると感じていた人々による革命活動は、革命理論の精神的支柱であったホメイニー師の帰国により最高潮に達しました。
 既に1月16日にシャーは、大学生を中心とする民衆デモを収拾できず、アメリカの支援により中東一と言われていた国軍も中立を宣言、権力基盤を失い、休暇という名目でイランから亡命していました。
 革命前のイランは、石油価格の高騰とアメリカの支援により、日本のバブル期のように好景気に沸いていました。しかしその一方で、工場や農地はシャーを中心とする一部の人々の手に握られている状態でした。インフレは進み、農村は搾取により荒廃し、職を求めて農村から都市に流入する人々で都市の治安は不安定になりました。秘密警察による反政府活動の取り締まりも厳しいものでした。
 こうした国王の独裁に対して異議を唱えたグループの一つが、ホメイニー師を中心とするゴムの宗教者たちでした。
 宗教と政治の分離を唱えたシャーは、人々に対して影響力を持つ宗教者たちの力をそぐために様々な形で弾圧を加えていました。ホメイニー師はこうしたシャーの国内政治や、シャーのアメリカやイスラエル寄りの外交路線に対して批判を展開しました。
 革命は、決してイスラーム政権を打ち立てるためのものではありませんでした。革命初期には共産主義勢力、宗教勢力、反米勢力などいくつかのグループが、独裁政権打倒を目指したものであり、人々の様々な思惑を一つにして急速にイラン全土に広まりました。
 こうした反シャー運動を展開する各グループの中でも、ホメイニー師の掲げる「社会における正義の確立」「被抑圧者の救済」という思想は人々に大きな影響を与えました。
 ホメイニー師の影響力を恐れたシャーは、まずホメイニー師を逮捕、トルコに追放しました。ホメイニー師はその後イラクナジャフに住み、そこからイラン国内の宗教勢力に指示を与えました。後にナジャフからフランスに追放されましたが、フランスからも電話などを通して人々の反国王運動、革命運動を指導しました。
 イラン・イスラーム政権にとって革命運動の成功の象徴がこのホメイニー師の帰還なのです。

アルジェリア政府は「不信仰」「背教的」

アルジェリア政府は「不信仰」「背教的」』というより、ウィキペに寄れば
「建国以来のアルジェリア民族解放戦線FLN)の一党独裁に批判が強くなる」
「複数政党による選挙でイスラム政党・イスラム救国戦線が勝利するが、反イスラム的な軍部がクーデタで選挙結果をチャラにする」
「怒ったイスラム政党側の中で過激派がテロに走った(要するに「イスラム政党を不当に敵視している」と言う意味で背教的なのである)」と言う話なので、テロはもちろん悪だが一方的にイスラム政党を非難できる話ではないと思うが。


過激な宗教政治運動はイスラムだけじゃないと思うけどね(例:中絶は許せないと言って医師を暗殺するキリスト教原理主義者)。この本、変なイスラムへの偏見まみれじゃないだろうな?。

先にこのブログでも紹介した、80年代韓国ニューシネマ「風ふく良き日」「鯨取り」ホームページがニューリアル(原文のまま)されています

「ニューリアル」じゃなくて「リニューアル」だろ。つまらないことだが、誤記が多すぎ。誰かチェックしてやれよ。


■絶望のテロリズムを越えて(ビン・ラディンの死) 
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00577
 2011年5月3日アップの三浦のこの文章は酷すぎる。こんな男が代表の会に参加して疑問を感じない上に、そのことを公言するとはid:noharraも酷いな。
 
【酷いと思う理由その1】
 ビン・ラディンだの、アフガン情勢だの、パレスチナ問題だのは「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る」事に何ら関係ない。そう言うことは自ブログで書け、会のサイトを私物化してるんじゃねえよ、と思う。
 会のメンバーが三浦のサイト私物化を何とも思わないのなら、外部の人間がどうこう言うことではないが、サイト私物化がおかしな話であることには変わりない。

【酷いと思う理由その2】
 10年前に書いた過去の文章の再掲載であり最新情報が全く反映されてないこと。未だに三浦はタリバンは打倒されるべきだとか、それが可能だとか、そのためには米軍アフガン駐留もやむを得ないとか思ってるのだろうか?。もし、後で紹介する田原牧氏の読みのように、アメリカがタリバンに妥協してアフガンから撤退し、タリバンを含む政権がアフガンに誕生したら三浦は何というのだろう?。「醜い妥協」と批判するのだろうか?

参考
赤旗
「アフガン戦争“成果あっても脆弱”米国防総省が報告書」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-05-01/2011050101_04_1.html
主張「アフガン・パキスタン 米の干渉が事態を悪化させる」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2011-03-07/2011030702_02_1.html

http://www.the-journal.jp/contents/maki/2011/05/post_8.html
田原牧*27の「西方からの手紙」:絶妙な落としどころ
 この事件についての私の感想は「四方丸く収まった」。
 (中略)
 どう「丸かった」のか。いまの段階では不確定な情報、推測も交じりますが、私の大筋の読みです。
 ビン=ラーディンは長患いの病死ではなく、イスラーム圏(パキスタン)で異教徒とのジハード(銃撃戦)で亡くなるという最高の栄誉を得た。
 そのビン=ラーディンを売ったパキスタンの軍統合情報部(ISI)*28は、舞台裏で米国から事実上の(アフガンでの)ターリバーン政権復活について了解を得ていたと思います。これは、ISIがいままで自国政府にも頑として譲らなかったラインです。(注:ISIにとって)ターリバーンは実子、アラブ義勇兵(アル=カーイダ)は所詮、生意気な義理の子です。
 ターリバーンは表向き、きっと反発する。でも口先だけでしょう。アル=カーイダ追放を歓迎する理由がある。それはおそらく米国がビン=ラーディン殺しを口実にアフガンからの撤退を早晩、始めるからです。そうなれば、これまでの復活に弾みがつき、(注:アフガンの)権力掌握は時間の問題です。
 これを分かっている傀儡*29カルザイ大統領は早速、ターリバーンに停戦を訴えています。カルザイは願わくば、ターリバーン新政権の片隅に置いてほしい。それが叶わぬなら、せめてアラブの湾岸諸国にでも亡命したいところでしょう。
 そして、米国はこれでやっとイラクに続いてアフガンからの泥沼から足を抜く道筋が付けられます。オバマは前任者のブッシュと違い、就任時点から「ターリバーンはけしからん」とは一言も言っていません。言っていたのはアル=カーイダ退治だけ。だから、これで目標達成です。ブッシュ時代の尻拭きも一段落です。そして、なによりオバマにとっては再選に向けた追い風になります。タイミングもその遊説の直前。9.11から10年。ISIもうまい時期に売り付けたものです。
 つまり、殺されたウサーマも、ISIも、ターリバーンも、米国もみなバンザイ。 

 次のような記事は田原氏の読みの正しさを裏付けているのかも知れない。

産経新聞「もはや米軍駐留の理由なし ザイーフ元タリバン大使」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110503/asi11050321010013-n1.htm
読売新聞「作戦わずか40分、命令はビンラーディン殺害」
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110503-OYT1T00074.htm
毎日新聞ビンラディン容疑者殺害:米大統領、再選へ弾み」
http://mainichi.jp/select/world/news/20110503k0000e030014000c.html

 なお、この読みが正しいとしても、少なくともISIとタリバンに見捨てられたらしいアルカイダにとっては「バンザイ」ではないだろう。いずれにせよ、田原氏の読みに寄れば、タリバンの何らかの形での政権参加はもはや既定路線のようだ。
 田原氏の読みが正しければ、「タリバンとISIに都合の悪いことがラディンの口からでない」「オバマの再選アピール」のためラディンは生け捕りにしようとすれば出来たが故意に殺したのかもしれない。司法長官は殺害への批判に対し「山本五十六搭乗機撃墜と同じ」と釈明したそうだし(それは山本と同じで「はなから殺す気だった。それで何が悪い」と言ってるという理解でいいんだろうか?)

【酷いと思う理由その3】
 人権活動家を名乗ってる癖に、北部同盟を正義の味方のように描き出したり、イスラエルの蛮行とそれをかばうアメリカを詭弁で擁護したりしてること(さすがに三浦が手放しでシャロン*30を支持したり、パレスチナ自治政府を全否定したりしてない点は評価していいだろうが)。
 大体、麻薬ビジネス疑惑で北朝鮮を批判する男が、良く北部同盟を万歳できるものだ(北部同盟にも過去、活動資金の一部を麻薬ビジネスで稼いでいたという疑惑がある)。
 三浦の文章が掲載された月刊日本はウヨ雑誌で小沢起訴・検察陰謀論を掲載するような所だからおよそまともではないし、そんな雑誌に寄稿する段階で三浦もまともではないが。

【酷いと思う理由その4】
 今回のアメリカによるラディン殺害について「政治的に適切だったのか(ラディンが殉教者となりかえってテロを煽る恐れがないか)」「法的にどうか(国際法違反の疑い)」「道義的にどうか」等何ら批判や疑問を呈する言葉が、三浦の言葉としてないのはもちろん第三者の言葉の紹介という形ですらないこと。「めでたしめでたし」「めでたい理由は説明しなくても皆分かる」と三浦は思っているのか?
 最後にラディン殺害を批判や疑問提示*31をしているエントリや新聞記事のいくつかを紹介して【酷いと思う理由】ひとまず終わり。

とある素人の歴史考:Consideration of the history「正義は回復されたのか? 〜ウサーマ・ビン・ラーディン殺害〜」
http://d.hatena.ne.jp/sionsuzukaze/20110502/1304327125


kojitakenの日記
アメリカのビンラディン殺害に関して毎日新聞が異例の論評を掲載」
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20110502/1304337476
アメリカがまぎれもない「テロ国家」である理由」
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20110503/1304351063


vanacoralの日記「今こそ米軍はアフガン・イラクから撤退を」
http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20110503


読む・考える・書く
ビンラディン「殺害」報道に思う」
http://d.hatena.ne.jp/Vergil2010/20110503/1304427365
「やっぱり最初から殺すつもりだったんだ」
http://d.hatena.ne.jp/Vergil2010/20110504/1304505812


Transnational History「トモダチ・アメリカのひどい演説、など」
http://d.hatena.ne.jp/dj19/20110505/p1


法華狼の日記「ビンラディン範馬勇次郎という説」
http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20110505/1304606813


はんなりマンゴー「オバマとオサマは似たり寄ったり」
http://d.hatena.ne.jp/mangokyoto/20110505/1304521372


おこじょの日記「ビン・ラディン氏殺害のことで」
http://d.hatena.ne.jp/o-kojo2/20110505#p1


朝日新聞ビンラディン容疑者殺害 国際法上の問題、指摘する声も」
http://www.asahi.com/international/update/0502/TKY201105020489.html
産経新聞「社民福島党首「裁判に掛けるべきだった」」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110502/stt11050218300003-n1.htm
赤旗
「「国際法に背く」批判の声・ビンラディン殺害 各国の反応」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-05-04/2011050405_01_1.html
ビンラディン容疑者殺害  法的手続き踏むべきだ 米は作戦詳細開示せよ 国連 特別報告官が声明」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-05-08/2011050801_04_1.html

 三浦の具体的な文章にも簡単に突っ込む。

元々寛容な宗教だったはずのイスラムの伝統とも、誇りと名誉を重んじ、また豊かな文化を生み出した中東の歴史とも無縁

もちろん「タリバン=ラディン=イスラム=中東」の訳はないし、イスラムや中東を「テロリズムと同一視すること」は偏見だが、三浦のように安直に「彼らは真のイスラムでも、中東でもない」と切り捨てるのはいわゆる切断処理ではないのか?。テロはともかく、既存のイスラム社会・中東社会に何の問題もないわけはないだろう。「イスラムや中東」に彼らを生み出すような欠点がなかったかどうかと言う検討は必要だろう。

「フォト・ジャーナリストの眼」長倉洋海著より、マスード*32の言葉

 長倉のマスード評価が、彼のおべんちゃらや誤解によるものではないと三浦が思う根拠は何だよ?。大体、普通、政治家はどこの国でも本心はともかく建て前では「批判を浴びそうなことは言わない」*33だろう。政治家の建前論を本心と思って垂れ流したらただのバカだ。
 良くこういう人(三浦)が一部左派の過去の金日成スターリンの高評価を批判できる。金氏やスターリンも建て前ではマスードと同じようなきれい事を言ってたんだけどね(ただし実態が違ってた)。だから一部左派が誤って評価したんであって糞みたいなことしか言ってなかったら誰も金氏やスターリンを評価しない。で、マスードが幹部の北部同盟って実態がそんなに立派か?
 北部同盟はロクでもない(麻薬ビジネス疑惑とか)から、ソ連のアフガン撤退後に内ゲバやってたんじゃないのか?。だから「北部同盟よりはマシかも」という「自民よりは民主の方がましかも」的な理由で民衆の一定の支持を得てタリバンが台頭したんじゃないのか?(もちろんパキスタン情報機関のタリバンへのてこ入れもあったろうが)。そんなロクでもない団体・北部同盟の指導者マスードが手放しで絶賛できるわけがない。
 大体、客観性が求められるジャーナリストのはずの長倉がここまで政治家・マスードに入れ込んでいいのだろうか(まるで小沢一郎上杉隆の関係のようだ)。政党機関誌(例:赤旗)が自党政治家について書いたり、宗教機関紙(例:聖教新聞)が自団体幹部について書いたりするレベルの記述(機関紙的な記述)に限りなく近づいててまずい気がするが。長倉は建て前では「北部同盟日本支部広報担当」ではないと思うが違うのか?。
 長倉って小沢信者ならぬ「マスード信者」じゃねえの?。

イスラエル内の強硬派の動きを圧力と説得によって何とか抑制して来たのもアメリカであったことも忘れるべきではない。かってレバノン戦争において、ベイルート*34の完全破壊とPLOの壊滅まで戦争を続けようとしたイスラエル政府の行動を止めさせたのは、イスラエル国内の平和運動と共に、当時のレーガン政権の強い停止命令である。

 あまりにも無茶なことをやったら、アメリカとイスラエルの立場が悪くなると言う政治的計算に過ぎないだろ。無茶なことをやるよりはましだが、三浦みたいに高く評価するような話じゃない。

平和構築と対話への最終責任はイスラエルパレスチナ双方に有り

 そりゃ双方にあるだろうがより責任が重いのはイスラエルだろ。イスラエルの方が立場が強いし、イスラエルの無茶に比べたら、パレスチナの無茶なんて(弱者の無茶だから)かわいいものじゃねえの?(もちろんパレスチナの無茶を擁護はしないが)。

今起きているのは、イスラム過激原理主義から大イスラエル主義、アメリカのキリスト教原理主義、そしてオウム真理教に至る「私達だけの神(信者だけの主観的な善悪の価値観)が存在する以上、私達には全ては許される」というテロリズムである。

 人のことをどうこう言うより身内(ウヨ)がやった過去のテロを反省でもしたら?

「妥協が死ぬよりつらいと思うのは狂信者だけだ。硬直した狂信思想には常に死の匂いが付きまとっている。妥協は生そのものである」(三浦が紹介するイスラエルの作家・アモス・オズ*35の言葉)

 

 この間、カーター訪朝という妥協をdisってたのはどこの誰だ?。自分たちは狂信者だという自己紹介ですか?

「いかにつらくあろうとも真実を述べよ」(三浦が紹介するイスラム集団指導者の言葉)

 歴史修正主義者とつるむウヨの三浦が良くこの言葉を躊躇なく紹介できる。


【追記】
パレスチナ問題についてオバマ大統領がイスラエルへの譲歩を求める演説(1967年時点の国境線に戻すべき)を行ったようだ(イスラエルは反発)。今後の展開が注目される。

*1:ただし国務長官になったのはブッシュjr政権

*2:ハト派のヴァンスはイランのアメリカ大使館占拠事件で、タカ派ブレジンスキーが主張する「軍事力で人質救出すること」には反対だったが、カーター大統領がブレジンスキーを支持したため抗議辞任した。ヴァンスの業績としては「キャンプ・デービッド合意」があげられる。カーターがブレジンスキーの強攻策を支持し、ヴァンスを事実上、切って捨てたことだけでも、三浦のようにカーター氏を「ただのハト派」と描くことに問題があることは明らかだろう

*3:ダウンズの友人・ボルトンのやったイラク戦争の方がテロだろうによく言うよな

*4:福井県立大学教授、北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会救う会)副会長、国家基本問題研究所企画委員。「the facts」賛同者の一人。

*5:原文のまま、本当はFOXニュースが正しい

*6:社会主義者幸徳秋水堺利彦が一時在籍した

*7:確か在日朝鮮人は日本のパスポートが取れないんでしたっけ。まあバカウヨは国籍(日本とかか韓国とか)取得すればいいと言いそうだが

*8:ただし不法占領地に工場たてたりしてるそうだからなあ、うーん。

*9:内容的にはほぼ同じだが、むしろ引用するなら「全世界の国民がひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和の内に生存する権利を有する事を確認する」の方が適切だと思う

*10:失礼ながら北朝鮮もビデオデッキあるのねと思ってしまった

*11:原作は漫画アクションに連載された本そういちの漫画

*12:日本語版の翻訳らしい

*13:北朝鮮の国民や文化が」であって「北朝鮮指導部が」ではない

*14:マジレスすると他の拉致被害者の方はともかく、めぐみさんはそう言う気持ちにはどうしてもなれなかったみたいだが

*15:一応アフガンは独立してたし、独立してないというならアフガンのカルザイ大統領やイラクのマリキ首相もアメリカの傀儡みたいなものじゃないのかと思うが

*16:中島飛行機(現在の富士重工)創設者・中島知久平の息子。政界入りする前は映画プロデューサー

*17:ガセと断定していいと思うが小心者なのでね

*18:それが事実ならアメリカが嘘つきというトンでもない話になるのだが

*19:もちろん何をやってもいいわけではないが、どういう行為がジャーナリズム倫理に反するのかは簡単に判断できる事では必ずしもないだろう

*20:北朝鮮は酷すぎだと思うが、日本だって政治犯はいると思うのだがね(映画「A」で有名になった悪名高い「転び公妨」とか)。政治犯の全くいない国などあるのだろうか?

*21:後で紹介する「ライプツィヒの夏」のエントリのパクリです

*22:三浦の紹介する本の他に、著書「ジハードとフィトナ」(NTT出版)「テロと殉教」(産業図書)

*23:五十嵐氏殺害犯人は捕まっていない上、犯行声明などイスラム過激派の犯行と推測できる情報もない以上、「つながった」呼ばわりは問題がありすぎる。五十嵐氏殺害はラシュディ悪魔の詩」翻訳に対するテロの可能性は否定できないが、それとは別の可能性も否定出来ないからである。

*24:そのほかの著書に『日本のムスリム社会』(ちくま新書)、『シーア派 - 台頭するイスラーム少数派』(中公新書

*25:一応王政時代からそうだったと思うが

*26:ググったらハタミ大統領時代のマスメ・エブテカール氏とアフマディネジャド大統領時代のファテメ・ジャバディ氏とわかった。

*27:東京新聞記者。同志社大学一神教学際研究センター客員研究員。日本アラブ協会季刊誌『アラブ』編集委員。著書『イスラーム最前線─記者が見た中東、革命のゆくえ』(河出書房新社)、『ネオコンとは何か─アメリ新保守主義派の野望』(世界書院)

*28:パキスタン諜報機関

*29:アメリカの傀儡?

*30:ベギン政権で国防相としてベイルート侵攻を実行(虐殺事件の発生で引責辞任)。シャミール政権下で住宅相をつとめ、ヨルダン川西岸地区(「パレスチナ国家」予定地)へのユダヤ人の入植を奨励。2001〜2006年まで首相。

*31:それぞれ批判や疑問の理由は違うが

*32:北部同盟副大統領・国防相・軍総司令官

*33:レイシストを支持基盤としているために、あるいはガチでバカなために、平気で批判を浴びる暴言を吐く一部バカ政治家もいるが

*34:当時、PLOの本部があった

*35:三浦が紹介した本「現代イスラエルの預言」の他には著書として「贅沢な戦争―イスラエルレバノン侵攻」(晶文社)「わたしたちが正しい場所に花は咲かない」(大月書店)など