「今日の赤旗日曜版紹介」(追記・訂正あり)

■川柳

オバマさん平和の賞は返すよね」宮崎県・女性(注:赤旗では実名が掲載されているが以下全て省略)
「平和賞マイケル・ムーアの方が良い」神奈川県・男性

 気持ちはよく分かります。返すのなら非核三原則を理由にもらった佐藤栄作の遺族が返すのが先だと思うが。

■民主・小沢幹事長政党助成金”懐”に」
 返金しなければいけない金を法の抜け穴を使って返さないとはふざけている。しかも、廃止するはずの企業献金はそのまま。
 赤旗が言うように「抜け穴はふさげ」、「企業献金を止めないなら政党助成金を止めろ」(両方止めるべきだと思うが)と思う。
 そして一日も早い小沢氏の政界引退と逮捕を望む。

 自由党(私注:小沢氏が党首の政党)は03年9月26日に民主党と合併するため、解散しました。
 解散とまったく同じ日に、小沢氏は自由党にあった政治資金計約13億6千万円を改革国民会議(私注:小沢氏の政治団体)に”移動”したのです。この中には政党助成金約5億6千万円も含まれていました。
(中略)

 「政党助成法では政党が解散する場合、残った政党助成金は、国庫に返還するよう総務大臣が命令を出すことになっています」

 総務省政党助成室はそう解説します。
 しかし、解散直前に、政党助成金を別団体に寄付してしまえば、返納の義務を逃れることが出来ます。小沢氏はこの「抜け道」を使って、本来なら返還すべき政党助成金を自分の”懐”である政治団体に入れたのです。
 改革国民会議とはどんな団体か。
 その実態が、小沢氏の公設秘書が西松建設からの違法献金で逮捕された事件の初公判(昨年12月)で明らかになりました。
(中略)

 検察側が読み上げた小沢氏の元私設秘書の供述調書には、改革国民会議についてこう述べられていました。
(中略)
「小沢議員の財布の一つにすぎない」

 改革国民会議がため込んだカネは、小沢氏の勢力拡大に使われてきました(私注:改革国民会議に流れた政党助成金政党助成金じゃなくて小沢助成金じゃないか。党首だからって私物化して良いのか?)。

−「小沢一郎政治塾」の運営資金。同塾は”小沢チルドレン”といわれる若手議員を輩出してきた。

民主党内の小沢グループの衆参国会議員でつくる政治団体一新会」の運営資金。
(中略)

 自由党元議員はいいます。
「小沢氏は勢力拡大にカネを使った。権力の根源はカネなんだ。カネがないと議員なんてついていかない」

【1/17追記】
小沢氏擁護論が結構ネット上にあるのでそれに応答してみよう。Q&A形式で。

Q)小沢追及は民主党政権や小沢氏を恐れる検察の小沢潰しに違いない!
A)検察も官僚組織なのでその可能性はゼロではないだろう。ただ「可能性はゼロではない」だけで「可能性が高い」ように言うのは不適切。また、検察の動機がどうであれ、小沢氏が違法行為をしている疑いがあるのなら追及されるのは当然。
むしろ小沢氏らがすべきことは「これこれ、こういう理由で自分は潔白」「これこれこういう理由で検察の捜査は違法(証拠不十分なのに逮捕した等)」と説明することだろう。

Q)西松建設疑惑で自民の二階俊博議員は追及されてないじゃないか?。日歯連疑惑で橋本龍太郎元首相、野中広務官房長官青木幹雄参議院幹事長は追及されなかったじゃないか?
A)「何故追及しない(しなかった)」「権力に屈服したのか?」と言う批判はあって当然。しかし、「だから小沢氏も追及するな」というのは論理がおかしい。

Q)細川政権の時みたいにこれで自民党が政権に復帰したらどうするんだ!
A)そう言う理由で捜査を手控える方が問題。それにその理由だと「逮捕許諾請求を数の力で潰すこと」も「検察への指揮権発動」もOKになってしまう。
 なお、この敵失「だけ」で自民が政権を取戻すことは無理だと私個人は思う。佐川疑惑で細川政権が潰れたときに比べ自民を取り巻く状況はより悪くなっている。

【1/18追記】
なお、上の「Q&A」形式、阿修羅に投稿された方がいるようでびっくり(私が自分で投稿したのではないですよ)。付いたコメントも後で読むつもりだが、根がヘタレなので戦々恐々(苦笑)。
阿修羅:http://www.asyura2.com/10/senkyo77/msg/743.html