【ネタ】外国人地方参政権と産経と長尾教授(追記・訂正あり)

外国人参政権・付与許容説の学者が誤り認める・反対集会で日大教授が明かす
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/100125/tky1001251934011-n1.htm

 この記事に私はこういうブコメをつけた。

bogus-simotukare:何で名前出さないの?(長尾一紘でしょ?)/でも長尾は昨年どころか、もっと前に禁止説に改説してその立場の本も出してたと思うが?

 中央大にはたくさんの教授*1がいるのであり、名前をきちんと出すべきだろう。
 まあ、中央大で外国人の参政権についての著書や論文がある人と言ったら、長尾氏が一番有名なので長尾氏なんだろうなとは思うが(具体的には「外国人の参政権」(2000年、世界思想社)、「「国家」を見失った日本人―外国人参政権問題の本質」(共著、2000年、小学館))。
 しかし、長尾氏って昨年末じゃなくてもっと前から禁止説に改説してなかったっけと疑問には思った。

 ただ、産経の長尾教授インタビューを読む限りやはり長尾氏らしい。一つ一つ突っ込んでみよう。
 なお、中央大にはもちろん他にも教授(安念潤司、内野正幸、工藤達朗各氏など)がいること、その人たちはたぶん許容説の立場であることは断っておく(そもそも禁止説自体が今は少数説)。

外国人参政権をめぐる長尾教授インタビュー詳報「読みが浅かった」
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100128/plc1001282154020-n1.htm

外国人への地方参政権付与は合憲としてきた長尾一紘(かずひろ)・中央大教授が、従来の考えを改めて「違憲だ」と明言した。主なやりとりは次の通り。

 長尾氏は許容説とはいえ「政策的には反対」だそうなので、産経が騒ぐほどのことかなと思う。それはともかく「政策的には反対」を「禁止説」にまでしてしまった意味が分からない。
 たとえば、
政党助成金には政策的に反対」と「政党助成金違憲だから反対」(共産党はここまで主張している。憲法学者では神戸学院大学教授、政治資金オンブズマン代表の上脇博之氏が確かこの立場。)
「死刑には政策的に反対」と「死刑は違憲だから反対」(一部の死刑廃止論者が主張)
では意味が違う。後者を主張するには前者以上の理論武装が当然いる。

地方参政権を認める参政権の部分的許容説(私注.「部分的」とは「国政選挙権」は認めないと言うこと。「全面許容説」もあるらしいが少数説)に対する今のスタンスは

「過去の許容説を変更して、現在は禁止説の立場を取っている。変える決心がついたのは昨年末だ」


部分的許容説を日本に紹介したきっかけは

「20年くらい前にドイツで購入した許容説の本を読み、純粋に法解釈論として合憲が成立すると思った。ただ、私は解釈上は許容説でも、政策的に導入には反対という立場だった」

 昨年末以前から、禁止説だった気がするが、政策的反対説だったそうだ。まあ、彼の本を熟読したわけではないので私の誤読だったのだろう。

許容説から禁止説へと主張を変えたのはいつか

民主党衆院選で大勝した昨年8月から。鳩山内閣になり、外国人地方参政権付与に妙な動きが出てきたのがきっかけだ。鳩山由紀夫首相の提唱する地域主権論と東アジア共同体論はコインの裏表であり、外国人地方参政権とパックだ。これを深刻に受けとめ、文献を読み直し、民主党が提出しようとしている法案は違憲だと考え直した」

 事実認識として間違っている。外国人参政権東アジア共同体論は論理的に別物だし、事実としても別物であると思う。一体だとしても何が問題なのか分からないし、問題があるから政策的に反対とは言えても、違憲とまでは普通言えないのだが。

考え直した理由は

「2つある。1つは状況の変化。参政権問題の大きな要因のひとつである、在日外国人をめぐる環境がここ10年で大きく変わった。韓国は在外選挙権法案を成立させ、在日韓国人の本国での選挙権を保証した。また、日本に住民登録したままで韓国に居住申告すれば、韓国での投票権が持てる国内居住申告制度も設けた。現実の経験的要素が法解釈に影響を与える『立法事実の原則』からすると、在日韓国人をめぐる状況を根拠とすることは不合理になり、これを続行することは誤りだと判断した」

 こうした事実は「政策的反対説」の理由(必要性が乏しくなった?)にはなり得ても「禁止説」の根拠にはなり得ないと思う。

もうひとつは

 「理論的反省だ。法律の文献だけで問題を考えたのは失敗だった。政治思想史からすれば、近代国家、民主主義における国民とは国家を守っていく精神、愛国心を持つものだ。選挙で問題になるのは国家に対する忠誠としての愛国心だが、外国人にはこれがない。日本国憲法15条1項は参政権を国民固有の権利としており、この点でも違憲だ」

 「選挙で問題になるのは国家に対する忠誠としての愛国心だが、外国人にはこれがない。」
 うーん、その考えは妥当かどうか?
 妥当としても「政策的反対説」の理由にはなり得ても(以下略)


 「日本国憲法15条1項は参政権を国民固有の権利としており、この点でも違憲だ」
 国民固有の権利って判例、通説ではそう言う意味で解釈されてないんだけどね。あなただって昔は許容説の立場からそう言う説に反論してたんじゃないんですか、長尾さん?。

ほかには

 「許容説の一番最先端を行っているドイツでさえ、許容説はあくまでも市町村と郡に限られる。国と州の選挙の参政権ドイツ国民でなければ与えられない。一方、鳩山首相地域主権論で国と地方を並列に置き、防衛と外交以外は地域に任せようとしている。最先端を行くドイツでさえ許していないことをやろうとするのは、非常に危険だ」

 突っ込み所多すぎ。産経の記者が悪いのか、長尾教授が悪いのか、両方なのか?

・「許容説の一番最先端を行っているドイツ」
 ドイツが最先端だというその根拠は?。

・「許容説はあくまでも市町村と郡に限られる」
 じゃ、日本も市町村に限れば合憲じゃないんですか?、と反論されたらどうするの?
 しかも「与えない」イコール「禁止説」じゃないし(ドイツの最高裁判例が、州の選挙の参政権について禁止説の立場なら話は別だが)。

・「国と州の選挙の参政権ドイツ国民でなければ与えられない。」
 州(日本の都道府県にあたる?)はともかく、国の選挙権まで与えろなんて人は学者の世界でも、政治の世界でも多数派ではないですし、判例もそれを否定しています。

・「鳩山首相地域主権論で国と地方を並列に置き、防衛と外交以外は地域に任せようとしている。」
 地域主権論は外国人参政権問題とは関係ないのでは?

・「最先端を行くドイツでさえ許していないこと」
 それって地域主権論のこと?。それとも外国人参政権問題のこと?

政府・民主党は、外国人地方参政権(選挙権)付与法案を成立させたい考えだが

 「とんでもないことだ。憲法違反だ。国家の解体に向かうような最大限に危険な法律だ。これを制定しようというのは単なる違憲問題では済まない」

 「国家の解体に向かうような最大限に危険な法律」って、どこのネット右翼だ。

付与の場合の影響は

 「実は在日韓国人より、中国人の方が問題だ。現在、中国は軍拡に走る世界で唯一の国。中国人が24日に市長選があった沖縄県名護市にわずか千人引っ越せば、(米軍普天間飛行場移設問題を焦点とした)選挙のキャスチングボートを握っていた。当落の票差はわずか1600票ほど。それだけで、日米安全保障条約を破棄にまで持っていく可能性もある。日本の安全保障をも脅かす状況になる」

「現在、中国は軍拡に走る世界で唯一の国」
 いや、そんなことはないでしょ?


「中国人が24日に市長選があった沖縄県名護市にわずか千人引っ越せば、(米軍普天間飛行場移設問題を焦点とした)選挙のキャスチングボートを握っていた。」
 学者が変な妄想を垂れ流さないでください。中央大学のイメージが悪くなるじゃないですか!。
 大体、外国人が引っ越さなくても「基地県内移設反対派の県外日本人が1000人引っ越せばいい」のでは?(現実性のない話だと思うが)
 それと「基地県内移設賛成派の米国人(CIA要員?)が1000人引っ越して俺たちの勝利だ」とか考えない点が興味深い。やっぱりアメリカ人は中国人と違ってジェントルマンだからですか?


日米安全保障条約を破棄にまで持っていく可能性もある。」
「基地県外移設派」イコール「日米安保破棄派」と言う理解が間違い(そもそも、現実性はともかく「駐留なき安保」もあり得る)。
まあ、冷戦の終わった今、安保が必要かと私は思うので、名護の選挙結果程度で廃棄すると高飛車なことをアメリカが言うなら「どうぞどうぞ」と言いたいが。

(1/30追記)
後で紹介するあびるブログによれば長尾氏は移民問題を気にしているらしいが移民問題外国人参政権問題は無関係ではないがイコールではない。移民をどうするかは別途考えるべき問題だ。

学説の紹介が参政権付与に根拠を与えたことは

 「慚愧に堪えない。私の読みが浅かった。10年間でこれほど国際情勢が変わるとは思っていなかった。2月に論文を発表し、許容説が違憲であり、いかに危険なものであるのか論じる」(小島優)

 政治的反対説ならともかく、違憲かどうかは政治情勢で変わる物ではないと思うが?
 それと、長尾氏が紹介しなくとも、いずれ誰かが欧米の憲法状況は紹介したと思うが?

いくつかブクマにも応答してみましょう。

ブクマ『「法案は明らかに違憲外国人参政権の理論的支柱が自説を撤回』
http://b.hatena.ne.jp/entry/sankei.jp.msn.com/politics/policy/100128/plc1001282149019-n1.htm

Gl17:誰がこの人支柱とか勝手に。言い出しっぺが転向した程度のことで覆るようなら、そもそも通説になどなってないし。
wackunnpapa:最初に言い出したヒトが,あとから来たヒトに追い越される,というのはよくある話ですから.別に無問題でしょう.
y_arim:だから言い出しっぺが転向したから根拠が一切合切崩れるようなものなのかと。

 おっしゃる通り。院生や学者ならともかく許容説が通説化した今、学部生レベルじゃ長尾先生が言い出しっぺと知らない人も多いのでは?(中央大学生除く)
 悪いけど、宮沢俊義、芦辺信喜ほどの有名人じゃないと思うし。

ブクマ『外国人参政権をめぐる長尾教授インタビュー詳報「読みが浅かった」』
http://b.hatena.ne.jp/entry/sankei.jp.msn.com/politics/policy/100128/plc1001282154020-n1.htm

private_John-Doe:政策論として安全保障・比較法・立法事実変化。/百地以外の発言で、ようやくまともに憲法論議ができるか?/鳩山政権ができたのは改説の理由ではなく、ただのきっかけなのに、誤読してる方が多いね。

 「改説の理由ではなく、改説のきっかけ」だとしても充分「百地」なみに変な人だと思うが?。「中国人が1000人引っ越す」というネトウヨ並みの妄想が登場してるし。

fujiyoshisyouta:はてサで知的エリートなお歴々が発狂

 むしろ「言い出しっぺが転向した!」と、君ら「一部」の反対派が「発狂」してるように見えるが?。「転向の理由が正当なら」ともかく、この記事レベルじゃ発狂なんてしませんから。

aruzentina:推進派の問題点が浮き彫りになった。

 いや、むしろ逆だろ?。「中国人が1000人引っ越す」という(以下略)。

ohmoriyuuichi:法学者として失格と言ってる人いるが、今の外国人参政権がそもそもこの人の理論で始まったわけで、最高裁もこの人に沿ったわけで、そこんとこどうなの?/あと、例の年賀状は捏造って言ってた人どこいった。

 「中国人が1000人引っ越す」発言は誰が考えても法学者失格だろ?。
 この人の理論から始まったとしても今や、多くの議論を経て、通説になったのでこの人が改説したからと言ってそれ「だけ」で許容説が潰れることはないと思うが?
 後、「その年賀状って本当にあるの?、産経は捏造常習だからな」と言ってる人間はいたかもしれないが、捏造だって断言した人なんているか?

ketudan:「在日の方々はどこの国の参政権も持てず可哀相」が大きな推進理由だったが本国で解消された。

 長尾先生はそうだったのかもしれないが、それを「許容説論者」一般に広げたらただのデマだ。

point2000:まあ、もともとのスタンスが変だよね。「解釈上は許容説でも、政策的に導入には反対」って

 別に変じゃないと思うが?

Apeman:憲法解釈の政治性が満天下に明らかになった、という意味でわかりやすくていいのでは

憲法解釈に限らず、法解釈という物はどう誠実に頑張ってみても政治性を免れないという意味では同感です。価値判断抜きの解釈などあり得ませんから(と言うか学問自体どう頑張っても政治性を免れないと思いますが)。
とは言え、「ここまで政治性が露骨」だと、もはや学問とは呼べない気が。頑張っても政治性を免れないからと言ってそれに居直って好き勝手言って良い訳ではありませんし。

nornsaffectio:誰も調べようとすらしていないので一言。長尾は包括的基本権の根拠に12条説を持ち出す(通常は13条)珍妙な学者で学界の主流を張ったことはない。有力な保守系憲法学者なら大石眞*2とか阪本昌成*3とか他にまともなのがいる。

「長尾は包括的基本権の根拠に12条説を持ち出す(通常は13条)珍妙な学者」
まあ、学者や院生ならともかく、学部生ではよほどの勉強家でない限り、そう言うマイナーな説はあまり知らない(中央大学生除く)でしょうし、この問題とは直接関係ないですからね。ブコメで触れられてなくても不思議ではないです。


「有力な保守系憲法学者なら大石眞とか阪本昌成とか他にまともなのがいる。」
それは、大石氏、阪本氏は長尾、百地両氏と違って「よりまともな禁止説」だから彼らに依拠しろよと言うことでしょうか?
だとしたら優しいなあ(苦笑)
まあ、大石、阪本のお二人が禁止説だとしても「百地や産経の支持者と一緒にされてたまるか」と「共闘」を断るかも知れませんが。
(ネタとして一言。大石氏は「憲法20条」(第三文明社)と言う本(平野武・龍谷大学教授、桐ヶ谷章・創価大学教授との共著)を以前、出しているので、ネトウヨの方から「創価の手先と手がくめるか!」と断ってくるかも知れない(笑い))

【1/30追記】
・阿比留瑠比氏のブログにも出来る範囲で突っ込む。
外国人参政権・過去の自説は「慚愧に堪えない」と長尾教授」(http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/1435935/

だいたい本を出すという場合には、通説と違うから本を出すんです。同じこと本にしてもしょうがない。実際に外国人の選挙権について、論文や本を書いてない先生の話を聞くと、だいたい禁止説です。ですから、こういう単行本だけ見てると許容説が多い。

論文や本を出してない禁止説の先生って具体的に誰だよ?。
若手の助教や非常勤講師ならまだしも、有名大学の教授で論文や本を出してない人なんかいないだろ?。しかも禁止説は今通説じゃないし(許容説の芦辺とか佐藤幸治とかが通説じゃないの?。判例も許容説だし)。

(1/31追記)
下に付いたid:Sunny_Side氏のコメによれば「全面禁止説が今だ通説」(憲法判例百選1[第5版]13頁参照)らしい。
なお、宮沢(多分宮沢俊義のことだろう)は、長尾論文が出る前になくなっているので、禁止説の説明に宮沢説を用いるのは現在では妥当でないと思う。

(3/17追記)
下に付いたid:yubiwa_2007氏のコメが、id:Sunny_Side氏のコメに異論を述べているのでご参照ください。なお、通説と言っても、「日本国内で流通してる教科書のうち、一番多いのがa説なのでa説が通説」「日本の憲法学者にアンケートをやり一番多かったのがa説なのでa説が通説」のような事で決めているのではなく、多分かなり「その先生の独断と偏見」(と言うか個人の感覚)で決めていると思うので、id:yubiwa_2007氏のいうように何が通説か判断は難しいのは事実でしょうね。

昔から、憲法学者にはイデオロギー的な弱点がありまして、共産党系の先生は共産党系の学説を発表して、社会党系の先生は社会党的なもの出して、自民党系の先生は自民党系の仮説を出すと、それが嫌でして、自分は学説は政治的な意見とは無関係に考えるべきであるという側に立ってまして

憲法学者にはイデオロギー的な弱点」ってのは偏見じゃないの?。まあ事実だとしても「鳩山政権が出来たから改説した人」「中国人1000人移住というネトウヨレベルの妄想を語る人」にだけは言われたくないだろうが。

これ*4は法政大学のエバシさん*5が言い出したんです。

江橋ぐらい漢字で書けよ、あびる
しかし、話はずれるがウィキペディアの「江橋崇」はひどいな。
『大の麻雀好きで知られ、日本健康麻将*6協会顧問、麻雀博物館顧問、大牟田市立三池カルタ記念館顧問なども務め、「麻雀博物館大図録」*7という著書もある。また、三重テレビの「小島武*8の実戦リーチ麻雀」に対局者として出演し、小島武夫と共に解説も務めお互い「先生」と呼び合っていた。』って(絶句)。これ書いた奴はドンだけ麻雀好きだよ。
学問的業績を誰か書いてあげろよ。

その地域団体というのはおそらく道州制を考えている。

道州制の是非と、外国人地方参政権は関係ない。例えば共産は前者には「地方自治の切り捨て」と反対しているが後者には「外国人の権利拡大」と賛成している。逆に石原都知事は前者には賛成しているが後者には反対している。

対馬におきまして、韓国人が非常に最近増えておりまして

出たよ、真正保守お家芸対馬が危ない」。中央大学のイメージが悪くなるだろ!(こういう人を「許容説」言い出しっぺだからサヨ扱いしてる人は頭がおかしいんじゃないの?)

沖ノ鳥島という島がある。これは日本の領土、中国は岩礁に過ぎないと言っている。

それと外国人参政権問題と何の関係が?

安保条約はアジアの安定装置なんです。憲法の平和主義という原則から見ても大きな問題になってきます。

「安保条約がなくなったら憲法の平和主義に反する」とでも言いたいらしい。「憲法の平和主義」の理解がかなり特異な方のようですな。

・ふと思ったのだが長尾先生の主張に狂喜乱舞してるネトウヨを見て、橋本公亘の田中ロッキード無罪説に狂喜乱舞してる田中角栄信者みたいと思った(どういう内容かよく知らないけど、世間的には橋本教授の黒歴史らしい。まあ、そりゃそうだわな)。二人ともどちらも中央の教授(憲法学)だし(もちろん単なる偶然だが)。

*1:記事は『百地氏によると、外国人の参政権について「国政は無理でも地方レベルなら認めていこう」とする部分的許容説は昭和63年に中央大学の教授が初めて提唱。』と書いており、誰だか分からない。詳しく調べれば分かることだろうが一般読者にそれを求めるのは酷だ。なお、中央大学のホームページによれば昭和60年に書いた「外国人の人権−選挙権を中心として」(月刊法学教室)が一番最初のようなのだが?

*2:京都大学教授。ウィキペディアによれば「憲法史」「議会法」が専門のよう

*3:立教大学教授。ウィキペディアによればハイエクの思想に影響を受けているとのこと

*4:地球市民論のこと。本当に江橋氏が言い出したかどうかは知りませんので念のため。

*5:江橋崇教授のこと

*6:誤記だと思ったが現代中国語では「麻将」と書くのだそうだ

*7:ググったら予想通り、出版社は麻雀大好きな竹書房

*8:プロ雀士