最近は小欄もメールなるものをやりとりするようになったが、年のせいか手紙やはがきの方が心に響く。ことに読者のみなさんからの叱咤激励は、何よりの良薬だ。この場を借りて感謝申し上げるが、まれに次のような「人生相談」もどきの手紙もくる。
「産経を叱咤する人はいても激励する人などいるのか」「産経に人生相談するくらいなら読売の発言小町かヤフー知恵袋の方がましだろ」「産経の人生相談コーナー(あるのか知りませんが)ならまだしも産経抄?」と思いましたが、全部読んで分かりました。やはりネタのようです(遅すぎ?)。抄子は福島瑞穂への皮肉のつもりのようですがもろに外しています。
最初は毎日が楽しくて仕方がなかった
社民党は自社さ連立で議席減という酷い目に遭っていますからね。福島氏もそこまで能天気じゃないでしょう。
連立当初から「自社さとどこが違う」と批判する左派(典型的には共産ですが)は少なくなかったし、それなりの覚悟はしていたでしょう。首相がここまで酷いとは思ってなかったかもしれませんが(私も正直、ここまで酷いとは思っていませんでした)
しかも社民党からは大臣(消費者及び食品安全・少子化・男女共同参画問題担当相の福島氏)、副大臣(国交副大臣の辻元氏)が出ていますので、そう言うつらさもあります。まさか「消費者問題」や「国交省の問題」は楽だなんて思ってませんよね?
最近では金髪女性に褒められていい気になっているようで
金髪女性ってクリントン国務長官のことですか?。首相はほめられているというよりは「逆らったらどうなるか」と脅されてる気がしますが?
親戚のおじさんからは「せっかく一緒になったのだから子供*1じみたことを言うな」とたしなめられました。
親戚のおじさんって亀井静香のこと?
「基地県外移設の公約を守れ」ということは子供じみた事じゃないでしょう?
つーか、亀井先生は、「夫婦別姓法案」や「外国人地方参政権法案」を鳩山首相、千葉法相が亀井氏を無視して提出し、「うちの支持者の要求なんだよ」「大臣止めたきゃ止めろ、連立離脱したきゃしろよ、ミニ政党が調子乗るなよ(嘲)」等と挑発しても同じ態度が取れるんでしょうか(苦笑)
確かに今出て行っても未来に展望がひらけるわけではありません。
まあ、そうなんですよね(絶句)。出て行ったからと言って「基地問題に展望があるか疑問」で「社民党に失望した人が戻ってくるかも疑問」です。たとえばid:kojitaken氏やid:vanacoral氏は今回の参院選では共産に投票する意思を固めているようです。
一方、産経も今更民主叩き・自民万歳を止めても「未来に展望がひらけるわけではありません」。自民は万年与党という考えから、さんざんそれを売りにしてきたので。まともな保守新聞なら既に読売と日経があります。
実家も昔は人もうらやむ立派な建物でしたが、今では雨漏りがして、人も少なくなって屋上でミツバチを飼っているほどです。
・雨漏り云々はともかく「屋上でミツバチを飼うこと」(実際に社民党は屋上でミツバチを飼っている、あるいは飼っていたようですが)は貧乏の象徴なんでしょうか?。むしろ「エコ」で「ブーム」みたいですが?
ググって知ったことですが「愛知県庁」「栃木県庁」「ウィーン国立歌劇場」は屋上でミツバチを飼っている(あるいは飼っていた)ようです。トヨタのある愛知県は貧乏県ではないでしょう。
・それにしても全国紙で最も貧乏、倒産の危機すら噂される産経が他人の貧乏をバカにするとは(苦笑)。
でもこのまま居座れば、カネと権力に目がくらんだ信念のない女だ、と後ろ指をさされたまま生きていかねばなりません。私はいったいどうすればいいのでしょうか。 草々。
・とりあえず閣内で闘えるだけ闘えばいいのでは?。首相の行為は衆院選での公約違反ですし、名護市長選での基地県外移設派候補(現在の名護市長)支持にも反しますから、道理は福島氏にあります。
出ていったからと言って首相が反省するとは限りません。邪魔者がいなくなったとばかりにもっと「暴走」するかも知れません。
現在、民主党は落ち目です。社民党に政権を出て行かれ、野党になられた場合、困ることになります。社民党の後釜に公明党やみんなの党と言うわけにも行かないでしょう。したがって闘いようは充分あるでしょう(闘い方が難しいのは確かですが)。
もちろん、閣内で闘ってもどうしようもなくなった最後の最後(そう言う日が来ないことを望みますが)には連立離脱を決意して欲しいものですが。それでも離脱しなければ「カネと権力に目がくらんだ信念のない女だ」と言われても仕方ないのでは?
・なお、個人的には「カネと権力に目がくらんだ信念のない女」といった場合、公明党の女性議員(反自民のはずが自公連立政権)とか山谷えり子議員(民主党のはずがいつの間にか自民入り)とか小池百合子議員(小沢チルドレンのはずがいつの間にか自民入り)が思い浮かびますね。
ついでながら、口先だけ優しくて、決断できない男について行ってもこの先いいことは何一つありませんよ、福島さん。
全然「沖縄」にも「社民党」にも優しくないと思いますけどね、首相。あるブコメが指摘したようにどう好意的に評価しても首相は「ごめんなさいと謝りながらレイプするゲスな男」でしょう。
「決断力がない」という指摘は正しいと思いますが。
【追記】
「本日の産経SHOWと阿久根政界NOW:夢オチ」(http://d.hatena.ne.jp/slapnuts2004/20100526/p2)を紹介し、コメント。
まれに次のような「人生相談」もどきの手紙もくる。
相談する相手を間違えましたね。他人の手紙を勝手に公開するような人に相談してはいけませんよ…
愚かにも気づきませんでしたが言われてみればおっしゃるとおり。人生相談コーナーのような公開を予定してる場ならともかく。もしかしたら抄子は私信を公開することに何の疑問も感じてないのかもしれません。
さっそく「あんさん、別れなはれ」と返事を書こうとしたところで、目が覚めた。
って夢オチかい!!
中身はくだらなすぎてコメントする気も失せます。
夢落ちで書く必然性はないし、沖縄とどこにも出てこないのである程度知識があって、勘が鋭い人でないと意味がすぐには分かりません。鈍い私は落ちの「みずほ」を読むまで意味が分かりませんでした(産経的には「そう言う文章を書ける私はスゴイ」なんでしょうが)
中身はくだらないんですが私は一応コメントしました。というか産経抄でまともな文章ってほとんどないですよね(苦笑)
【5/29追記】
・鳩山首相は福島大臣を更迭しました。もはや社民党は政権離脱をするほか、ないでしょう。
政権離脱をしたからと言って未来があるかは分かりませんが、政権離脱しなければもっと未来はないと思います。なかには、社民党を離脱して民主入りする人間もいるかもしれませんが、もはやそう言う人間は「見捨てる」しかないでしょう。
こうなると、共産が指摘したように政権入りせず、閣外協力にとどめておくべきだった気もしますが、もはや過去を振り返っても始まりません。苦しいでしょうし、私ごときには何も出来ませんが、社民党の頑張りに期待したい。
【6/2追記】
・上で社民党の頑張りを期待したいと書いたけど今ひとつ怪しいんだよな、あの党。
参考)
「私にも話させて:「福島瑞穂と社民党は頑張った」論の悪質さ」(http://watashinim.exblog.jp/11214450/)
「赤旗:社民、与党との国対会談出席・「普天間」集中審議拒否に同調」(http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-06-02/2010060202_03_1.html)
*1:最近は「子ども」と言う表記の方がメジャーで同業他社は「子ども」表記なのですが絶対に「子供」と書くのが産経のこだわりです