【産経抄】6月10日(追記・訂正あり)

今日も、予想した産経抄とはちょっと違ってびっくり。私が予想した産経抄
「荒井国家戦略担当相の事務所費疑惑叩き」
だったのですが。〆切りの関係でそれは明日書かれるのかな?

【6/11追記】
6/11の産経抄南アフリカで開催されるサッカーW杯をネタにした普通のコラムでした。

 「『君が代』はどういう位置を占めているのだろう」。作家の佐藤優さんが、5日付「サンケイエクスプレス」紙への寄稿のなかで、菅直人首相に対して、こんな疑問を呈している。出演者とスタッフ全員が「君が代」を斉唱するのが習わしのラジオ番組に出たとき、首相は一人だけ歌わなかったそうだ。

・多くの人にとって菅氏が君が代をどう考えているのかなど、どうでも良いことです。むしろ「不況克服」とか、生活問題の方がずっと大事。
・大体、「出演者とスタッフ全員が「君が代」を斉唱するのが習わしのラジオ番組」なんて右翼的で気持ち悪いと抄子や佐藤優は思わないのでしょうか。国家的行事ならともかくラジオ番組で毎回君が代斉唱ですか?
・むしろ私はこの件では菅氏を評価します。気弱な私だったらその場の空気に押されて「数分間の我慢だ」と歌ってしまうかも知れませんので。というかスタッフや出演者だってみんながみんな納得してるわけじゃないと思いますね。

【6/11追記】
1)id:flagburner氏のはてブでのご指摘によれば、この番組はラジオ日本の「ミッキー安川の毎日が勝負」とその後発番組「マット安川のずばり勝負」らしい。一方ウィキペディアによると、「ミッキー安川の朝まで勝負」とその後発番組「マット安川のスーパーフライデー」らしい。まあ、どっちにしろ菅氏が出たのはミッキー氏の番組らしいことと、ラジオ日本ではミッキー・マット親子が大活躍な事、彼らが「勝負」という言葉が好きな右寄りの方らしいことはよく分かりました(苦笑)。マット氏はミッキー氏の息子でミッキー氏の死去により番組を引き継いだ。
2)id:pr3氏が「黙然日記:産経抄の国家観観。他。」(http://d.hatena.ne.jp/pr3/20100610)で紹介している佐藤優のコラム(http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/400350/)によれば、この番組は「ミッキー安川の朝まで勝負」とその後発番組「マット安川のスーパーフライデー」らしい(まあ、どのミッキー番組でも私にとってはどうでも良いことだが)。ちなみにここでの佐藤のミッキー氏評価はおかしいと思う。ミッキー氏は「菅氏は偉い」と言ったそうで、それを佐藤は評価しているが、このミッキー発言が佐藤の捏造でなく事実だとしても、それなら君が代など、出演者に最初から歌わせなければいいだろう。しかもウィキペディアに寄れば、ミッキー氏はラジオ番組ではその場で公然と菅氏を非難したそうだし、「佐藤優現象」のあの佐藤じゃはっきり言って信用できない。
3)id:tadanorih氏の「虚構の皇国blog:マット安川のスーパーフライデー」(http://d.hatena.ne.jp/tadanorih/20100611/1276189425)で当方のこの文章をご紹介いただきました。どうもありがとうございます。

平成11年に成立した国旗国歌法案にも、反対票を投じている。

・教育現場での押しつけの口実となる危険性があったからで、国旗国歌そのものに菅氏は反対ではないのでは?。産経的には押しつけて何が悪いでしょうが。
・今の「教育現場での押しつけ」を是正すれば私は菅氏を評価しますが、党内右派の反発を恐れてしないんだろうなあ。菅氏は、中井氏を国家公安委員長に再任するような人ですからね。

 おとといの就任記者会見では、メディアの取材によって、「政権運営が行き詰まる」との、驚くべき発言を行っていた。

・メディアの取材じゃなくて「ぶら下がり取材」ですけどね。「ぶら下がり」という準備不足の状態で失言などしたくないと言うことでしょう。
・そう言う菅氏の態度が妥当かどうかはともかく、記事は正確に書きましょう。メディアの取材を一切受けないと言ってるのではなく「ぶら下がり」は止めたいと言ってるだけですので。こういうことするから「取材拒否」されるんじゃないんですか?。「取材拒否」が産経の被害妄想ではなく事実ならば菅氏を擁護する気はありませんが。
・大体、過去には、退任会見で「新聞は出ていってくれ」云々と言った首相もいます。菅氏の時だけ批判ですか?

ことさら小紙は目障りな存在らしい。

 むしろ荒井氏の疑惑を最初に報じた読売の方が「目障りな存在」でしょう。さんざん自民の事務所費疑惑を非難した以上、スルーするわけにもいきません(なお、蓮舫氏や川端氏にも同様の疑惑が浮上したようです)。
 産経もそれぐらいのスクープをやったら評価するのに(苦笑)。

【追記】
「本日の産経SHOWと阿久根政界NOW:逃げちゃダメだ」(http://d.hatena.ne.jp/slapnuts2004/20100610/p1#c)にコメント。

首相は、逃げてはいけない。(産経抄


それは「ポンポン痛いの」で逃げた人に言うべき台詞です。

・吹いた。確かにその通りですね(苦笑)
「ポンポン痛い」(体調不良)が本当なのかそれとも真の辞任理由を隠すための口実なのかは当人とその周辺にしか分かりませんが(口実だとしても実に格好悪いですが)。
・体調が悪くてもガンバレと言うつもりはもちろんありません。大平氏や小渕氏のように過労死(?)されてもみんなが困りますので。
 とは言え今の安倍氏を見てると「本当に体調不良だったの?」と突っ込みたくなります。

【6/13追記】
下に付いたコメントによると蓮舫氏への疑惑は言いがかりだそうだ。
蓮舫氏の疑惑について詳しいわけではないので何とも言えません(これについては判断保留)。
野党やマスコミ各社も一番問題にしているのは金額の多さ、説明の不自然さ(マンガやキャミソールは秘書のレシートが混入したでしたっけ?)がすさまじい荒井氏(引責辞任すべきだと思います)のようですし、今後は蓮舫氏の疑惑について言及するのを控えます。しかし荒井氏は辞任する必要はないと菅総理らは言ったそうですが、民主党政権はドンだけデタラメ極まりないのか?。
参院選での惨敗を願ってやみません。冗談抜きで「公約違反する(普天間問題が典型)」は、「ダブスタは炸裂させる(強行採決や事務所費疑惑に対する態度)」はでは、「政権交代しない方が良かった」のかもしれませんな。
何というか「世界中の左翼を裏切って公然とナチドイツと不可侵条約を結んだスターリンソ連並みの醜悪ぶり」だな。