今日の産経抄は産経抄らしいトンデモぶり。やはり産経抄はこうでなくては。
今、戦後史上の日米安保体制の意義を否定できる人は、少ないだろう。
私は少なくとも冷戦後(ソ連崩壊後)はソ連への対抗が目的だった日米安保に価値などなくなったと思いますし、こういう事は単純多数決で決まるものではありません。
大体、自分の都合の悪いこと(例:日中戦争、太平洋戦争は過ちであったというのが国民の多数意見です。)では多数決に従わないくせに全く産経は(苦笑)
また、たとえ日米安保に価値があるとしても産経のように「だから沖縄は我慢しろ」というのは論外です。
市民運動出身でも今は保守政治家ですから(ウィキペディアを見ても、テレビニュースでも市川房枝氏の選挙運動のボランティアって話しか出てこないのでそれで市民運動出身と呼べるのかと疑問に思わないでもないですが)。菅氏は、社会党出身でも首相・自民党総裁になった鈴木善幸のようなものですよ。
しかし日米同盟って言葉が普通に使われるんだものな。「日米安保は同盟ではない」と言ったあの世の鈴木善幸元首相とそれに対し抗議辞任した伊東正義元外相は何を思う。
それなのに50年がたっても、依然として反対闘争を美化しようという風潮が強い。確かに国民一人一人が政治に目覚めたという意味はあっただろう。しかし当時「アンポ反対」と叫んでいた人の大多数は安保の意味を分かっていなかった。そんな証言はあまりに多いのだ。
「そんな証言が多い」というなら、誰がそんな証言をしているのか書けよ(苦笑)
それと岸の手法(強行採決)を完全無視してるのがすばらしい。岸が強行採決してからは、安保の是非はともかく強行採決は許せないと言う批判がわき起こったのですがね。
まあ、民主の強行採決を批判してるから書きづらいんでしょうが(もちろん私は民主の強行採決を支持しません)
むろん日米安保体制が絶対だというのではない。自国を自らの手で守っていくために、憲法を改正すべきだという意見も増えている。
自主防衛論の立場の9条改憲論など少数派ですが?。9条改憲論は集団的自衛権行使を認めないと日米同盟に支障があるとか言うのが主流でしょ?
だが半世紀前、何が正しくて何が間違っていたかをハッキリさせなくては、前に進めないのである。