【正論】拓殖大学客員教授・藤岡信勝、日本がハングルを学校で教えた 

 まずは肩書きに注目。「客員教授」に改まっていますね(苦笑)
 タイトルだけでおなかいっぱい。
 藤岡さんの「日本のおかげで経済発展できた」という主張が事実か疑わしいのですが

たとえそれが事実でも、植民地支配は正当化されません。
なぜなら
「朝鮮が独立国家のママでも同じようにうまくやれたかも知れない」
「善政かどうかは経済的発展の観点からのみ見るべきではない」からです。
そもそも
「善政かどうかを経済的発展の観点からのみ見」たら産経のお嫌いな中国のチベット支配などは批判できなくなります。チベットが経済的に発展していることは間違いありませんから。(以前書いた「筑波大学大学院教授・古田博司、史実書きかえは韓国の方が困る」批判エントリの流用)

 韓国史に詳しいわけではないので後は特に突っ込みません。
 一つだけ付け加えれば「植民地で一定の善政が行われてもそれは不思議ではない」し「自慢するようなことではない」でしょう。独立運動を活発化させない範囲、植民地支配に支障を来さない範囲でなら、一定のアメを与えた方が統治はスムーズに進みます。ムチだけではかえって統治は困難になります。