【産経抄】8月29日(追記・訂正あり)

中国の長春は言うまでもなく戦前の新京、満州国の首都だった。

・いや、言わなくても分かるのは、「戦前世代」か「歴史マニア」だけですから。ほとんどの人は満州国の首都がどこかなんて知りませんから。「中国の長春は言うまでもなく吉林省省都」と言うのと同レベルの珍文章ですから。
 アホかと。

もっとも中国は満州国を認めていないから

 満州国は当時も日本の同盟国(ドイツ、イタリア)とか一部の国しか認めていませんから。アホかと。

ご苦労さまにも「偽満州国国務院」などと、いちいち「偽」の文字をかぶせてあるそうだ。

 それが被害国の気持ちというものです。加害国でありながら「ご苦労様」とは何様かと。

だが政府は、朝鮮学校の授業料無償化にだけご執心のようだ。

むしろ産経の方が「朝鮮学校の授業料無償化除外にだけ」ご執心のようだ。
ちなみに、後で紹介する「本日の産経SHOWと阿久根政界NOW:日本の橿原は言うまでもなく古代の都、藤原京だった。」は「日本も人道援助しろと言うことですね」と皮肉っています。

【追記】
「本日の産経SHOWと阿久根政界NOW:日本の橿原は言うまでもなく古代の都、藤原京だった。」(http://d.hatena.ne.jp/slapnuts2004/20100829/p1)にコメント。

「ご丁寧にも」でしょうが。

そうですね、気づかない抄子なみの国語力ですいません。

実際にそれどころじゃないんでしょう。自国の大災害より人権活動家との会談を優先する国家元首がどこにいるんですか。ましてやジミー・カーターなんて所詮「元大統領」であって、現在では何の政治的影響力もない人物なんですよ。

前半は同感。災害問題解決にはカーターより中国の方が大事と言うことでしょう。後半はカーターを過小評価しすぎだと思いますが。
カーターが訪朝し、アメリカ政府とのパイプ役を務めたのは今回だけではありません。