【産経抄】9月20日(追記・訂正)

 今日の産経抄のネタはおにぎり。私もおにぎりは好きなので基本的に「おにぎりへの愛」については抄子と全く同感なのですがいくつかコメント。

米どころに住む知人から、新米のこしひかりが送られてきた。早速炊きたてのごはんを塩むすびにして、かぶりつく。

炊きたてのご飯をわざわざおにぎりにするとは、よほど、おにぎりが好きなんでしょうね、抄子は。私だったら握るのが面倒だし、ほかほかの新米をすぐ食べたいので、ご飯茶碗によそってすぐに食べますが。
抄子は面倒だから具を入れなかったのかも知れませんが、新米というのは塩だけのおにぎりでもおいしい。

昭和23年創刊の雑誌「暮しの手帖」に掲載された初期のエッセーから、女優の檀ふみさんが、昭和の食にまつわる名作を選んだのが、『バナナは皮を食う』だ。

壇さんはエッセイストとして著書もいくつか書かれているので、ここは「女優・作家」か「女優・エッセイスト」とした方がより適切ではないかと思います。「バナナは皮を食う」もエッセイストとして仕事が来たのでしょうし。

43人の著者のなかで実に6人が、おむすびやおにぎりの思い出をつづっている。

その6人は抄子が紹介してる吉川英治幸田文のほかは佐多稲子サトウ・ハチロー辰野隆高浜虚子であることが暮しの手帖社ホームページ(http://www.kurashi-no-techo.co.jp/index.php/books/b_1135.html)で分かります。
なお「おむすびやおにぎり」と抄子が書いてるのは6人がてんでんばらばらに「おにぎり」「おむすび」と書いているからでしょう。
抄子個人は「おにぎり」と言う表現の方が好きなようですが(この抄子の文章全体では「おにぎり」表記の方が多いので)。

 幸田文は、戦争中に新聞紙に包まれて、活字の跡がしみたおにぎりのことを書いている。超満員の列車で、同行した出版社の青年は、「印刷おにぎり」を眺めて、「『無条件か、−−』と、わんぐり食いついた」という。逆境のときに、なにくそ、との思いで口にするのにふさわしい食べ物でもあるようだ。

 「無条件か」というのは何の意味でしょう?
 「逆境のときに、なにくそ、との思い」ということは「ポツダム宣言受諾による無条件降伏」のことでしょうか?。だったらはっきりそう書いて欲しいものです。

【追記】
「黙然日記:3K抄のブランド観。他。」(http://d.hatena.ne.jp/pr3/)にコメント。

コシヒカリはそういう品種名(製品名、ブランド名)なのですから、ひらがなで「こしひかり」と表記するのはあきらかに間違いです。というか、ものを知らないにもほどがあります。

それは気づきませんでした。ただ私のような一般人ならともかく、全国紙一面コラムがそれではまずいでしょう。
「富士テレビ」(ちなみに昔はこうだったらしいです)と書いて良いかと言ったら良くありませんし。