【from Editor】哲学なき政権に未来なし

山田方谷を登用した藩主・板倉勝静も名藩主として評価されてしかるべきでしょうね。勝静は奥羽越列藩同盟に参加したことで、藩を滅亡の危機に追い込みます(そのこともあってか方谷ほど有名ではない)
 が、彼の立場(板倉家は譜代大名。勝静は松平定信の孫で板倉家に養子入り)を考えれば奥羽越列藩同盟参加も仕方ないでしょう。
・勝静の友人・勝海舟は、勝静のことを「平時なら名君と言われただろう」と評価しています。
備中松山藩攻撃を計画した新政府軍に対し、方谷は「闘っても勝ち目はない」と(藩主の命令に背いて)降伏します。方谷の手腕を見込んで新政府から出仕の要請もあったが、私利私欲で降伏したと思われたくはないと言うことで彼はそれを断ります(以上、ウィキペディア)。

方谷の改革に学ぶことはないか

 時代が違うんですからね。単純に今の世の中でそのまま使えるものなどないでしょう。

「哲学がないから失敗している」と方谷は説く。

 財政再建というのはかなりテクニカルな問題だと思いますが?
 それと民主党政権は哲学がないと言いたいようですが自民党政権にはあったんですか?