【主張】平和賞に圧力・「無理押し」大国の異様さ

 産経にそう言うこという資格があるのか、と言う問題を置けばおおむね正論。まあ、中国のやってることが議論の余地なく酷いと言うだけだが。
 但しいくつかコメントする。

ノルウェーノーベル賞委員会のルンデスタッド事務長によると、中国の傅瑩(ふえい)外務次官は今年6月、「中国に対する非友好的な態度になるだろう」と述べ、中国反体制活動家に平和賞を与えないよう露骨に圧力をかけたという。

私見では「日本で最も信頼できる全国紙」赤旗によれば日本も駐米大使館を使って「マイク・ホンダ氏」の慰安婦決議が下院で採択されれば「日本に対する非友好的な態度になるだろう」とか何とか言って議会関係者に露骨に圧力をかけたことがあるようですが(毒)。まあ「THE FACT」という壮大な自爆テロで裏工作の全てがムダになったわけですが。

(参考)
赤旗
「「慰安婦」決議 再提出へ、米議会 “日本政府の責任問う”、日本の妨害判明」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-12-07/2006120701_03_0.html

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-02-17/2007021702_02_0.html
赤旗「元「慰安婦」が初証言・米下院委 日本政府の謝罪求める」から裏工作関連部分


 日本政府と契約する有力ロビー事務所「ホーガン&ハートソン」は、日本政府は「何度も謝罪している」とする資料を議会で配布し、「日米関係に悪影響を及ぼす」とロビー活動をしています。

2年前には、やはり国家政権転覆扇動罪で投獄されている人権活動家の胡佳(こか)氏がノーベル平和賞の有力候補と伝えられ、中国外務省の報道官が強い不快感を表明している。胡佳氏には同年、優れた人権活動家を表彰するサハロフ賞が欧州議会から贈られた。

ちなみに2年前にノーベル平和賞を受賞したのはマルッティ・アハティサーリ氏(元フィンランド大統領)。国連特使としてとしてコソボ問題やインドネシアアチェ和平合意などに尽力したことが評価されたという。

衛生管理がずさんな売血事業

・未だに売血かよ。弊害が大きいから禁止した日本みたいに止めればいいのに。
・ちなみに新自由主義の観点だと売血禁止の日本はどうなるんだろうね?。血を売る自由を守れとか言わないの?(毒)。

今年のノーベル平和賞はそうした内外の情勢を踏まえ、高度な判断が逆に必要かもしれない。

・「高度な判断」って具体的に何だよ?(何となく想像はつくが)。「高尚な」ノーベル平和賞選考委員会様に「下賤な」我々産経ごときが命令まがいの行為は出来ませんというなら最初からこんな文章は書くな(どうせ産経なんか委員会が読んでるわけないから委員会に呼びかけしたって無意味だし)。単に中国許せないで終わらせればいいだろ。
・中国がダライ・ラマ氏を、ミャンマーアウン・サン・スー・チー女史を、温暖化陰謀論者がアル・ゴア氏を無視してることを考えると無意味とは言わないまでも平和賞への過大評価もどうかと思うな。佐藤栄作とか上げたことに疑問符がつく人間もいるし。