【産経抄】10月17日

第一、なぜその席にあの小沢一郎氏がいたのだろう。谷さんが小沢氏崇拝者だといっても柔道とは全く関係ないはずだ。

 いちゃいけないのかと。谷氏が小沢氏と親しい関係ならいても何ら不思議ではない(小沢氏のような疑惑の政治家とつきあうことの是非はひとまずおきます)。

どうやら、検察審査会の議決による強制起訴で窮地に陥った小沢氏が「谷人気」で起死回生をはかろうとした引退劇ではないか。そんな疑問さえ感じさせた。 

 ただの言いがかり。全日本柔道連盟が彼女を日本代表に選ぶつもりはないらしいこと、彼女が35歳とスポーツの世界ではかなりの高年齢であること、若手も台頭し昔のように圧倒的力を誇ってるわけではないこと、を考えれば、いつ引退を決意してもおかしくないですし、あの場に政治の世界で過去、谷氏がお世話になり、今後もお世話になるらしい小沢氏がいてもこれまたおかしくない。「谷人気」で起死回生なんか小沢氏もさすがに考えてないでしょう。大体強制起訴されたのに裁判が「谷人気」でどうにかなるんですか?