【産経抄】10月27日

結局、台湾は開会式に出席できなかったが、立派でなかったのは、日本の映画関係者である。なぜ、主催者や監督、俳優の誰一人として彼女らをグリーンカーペットに引っ張り出さなかったのだろう。
中国市場から締め出されるのを恐れて黙っていたのなら、夢を売るのが商売の映画人たる資格はない。

 そんなことをしたら中国側が実力で阻止しようとして現場が混乱するかもしれないでしょうが。あの映画祭に出席してるのは中国、台湾、日本だけではないでしょう。他の国の映画人に迷惑をかけてもいいとでも?。
 台湾側だってそんなことは望んでいないでしょう。

きのうも重慶市内で1千人規模のデモが行われたが、どんどんやってくれた方がいい。「日貨排斥」といっても安月給の彼らには、高い日本製のテレビや車はもともと手が届かない。

 酷い差別発言。そもそも、「日本製品=テレビや車」ではありませんし、彼らがそれらを買えないというのも抄子の勝手な決めつけに過ぎません。
 おそらく重慶のデモが現時点では日本人襲撃とか、日本に被害を与える行為をしていないからこういう事が言えるんでしょうが。
 そういう事態になったら手のひらがえしで文句言い出すんだろうな。

心ある日本人が中国製品を買わなくなるだけの話だ。

 性能の問題で中国製品を買わないというならともかく、「心ある日本人」はそんな不買運動はしないでしょう。「デモしてる人間と中国で活動している企業は別物であること」、「従って不買しても意味などないこと」はわかるでしょうから。
 それに中国企業製品ならともかく、中国製品を買わないなんて無理です。メイドインチャイナで今の日本はあふれていますから。100円ショップなんかその典型じゃないんですか?。抄子の言う「心ある日本人」はまず「100円ショップ不買」をやる必要がありますね(毒)

デモの効用はまだある。「愛国無罪」のはずの行為を当局が厳しく取り締まるほど、共産党のご都合主義と自由のありがたみが身にしみてわかるだろう。

 「愛国無罪」というのはデモ参加者が勝手に言ってるだけです。平和的デモまで取り締まられてるのなら「共産党のご都合主義と自由のありがたみが身にしみてわかる」というのも正しいでしょうが暴力デモしか取り締まられてないのなら抄子の主張は間違っています。

ひょっとしたら女性の涙とデモがあの国を変えるかもしれない。

 女性の涙の意味が一瞬分からなかったのですが、もちろん冒頭のビビアン・スーさんのことでしょう。しかし、ビビアンさんの涙ぐんだ話と落ちがこんなに離れていてはわかりにくい。「ビビアンさんの涙」となぜ書かないのでしょうか?