昨日の菅総理の暴挙を受けて批判エントリがアップされてるので紹介。順番は適当。いいと思うのがあれば増えていく。
朝鮮学校への「高校無償化」の即時適用を求める要請書
http://d.hatena.ne.jp/mskunv/20101129
ここに名を連ねている大学教員の方たちをそれだけで高く評価したいと思う。
うち、以下の方がウィキペやご自身のHPに寄れば朝鮮史研究者のようだ。ウィキペでは見つからなかった方の中にもおそらく朝鮮史研究者はいらっしゃると思う。
・板垣竜太氏(同志社大学社会学部准教授)
著書『朝鮮近代の歴史民族誌:慶北尚州の植民地経験』(明石書店、2008年)
・内海愛子氏(早稲田大学大学院客員教授)
著書『朝鮮人BC級戦犯の記録』(勁草書房)
・外村大氏(東京大学大学院総合文化研究科准教授)
著書『在日朝鮮人社会の歴史学的研究』(緑蔭書房、2004年)
・水野直樹氏(京都大学人文科学研究所教授)
著書『創氏改名』(岩波新書、2008年)
Whoso is not expressly included「人権侵害しか切れる外交カードがないとは、どんなならず者国家だ?」
http://han.org/blog/2010/11/post-149.html
おこじょの日記「高校生の授業料を補助しなければ、日本がより「安全」になるのか」
http://d.hatena.ne.jp/o-kojo2/20101124#p1
大脇道場「NO.1933 北朝鮮による韓国砲撃についての志位委員長の談話&「朝鮮学校無償化、手続きを停止」の愚。」
http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-1979.html
草の根通信の志を継いで「朝鮮学校への高校無償化適用手続き停止、菅首相「私から指示した」」
http://blogs.yahoo.co.jp/higashimototakashi/9579613.html
「菅という男は思想のない、理念のない、単に世俗的な出世欲が強いだけのきわめて低俗な男でありました」。まあ、そういうことになるのだろうね。
出口入口入口出口「日本政府によるいじめ 朝鮮学校への対応」
http://d.hatena.ne.jp/blackpaw/20101125/1290636013
読む・考える・書く「敵性外国人、というわけか?」
http://d.hatena.ne.jp/Vergil2010/20101124
vanacoralの日記「民主党政権が築いた「見えない収容所」」
http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20101124
Arisanのノート「日本政府による蛮行を非難する」
http://d.hatena.ne.jp/Arisan/20101124
good2ndの日記「砲撃に子どもは関係ないだろ子どもは!」
http://d.hatena.ne.jp/good2nd/20101124/1290606448
Afternoon Cafe
「北朝鮮の韓国砲撃を激しく非難すると共に、朝鮮学校授業料無償化中止を決めた政府にも激しく抗議します(末尾に追記あり)」
http://akiharahaduki.blog31.fc2.com/blog-entry-578.html
「いくら非難してもしたりない菅総理のレイシズム反人権体質」
http://akiharahaduki.blog31.fc2.com/blog-entry-581.html
まあ厳密に言うと現時点では棚上げなのだが、連中が中止する恐れが強いことは事実だ。
こんにちは中村しんごです「朝鮮高等学校の授業料補助について」
http://d.hatena.ne.jp/nakamura_shingo_jcp/20101125/1290672116
朝鮮高校に通う子どもたちにもその父母にも罪はないと思う。
(中略)
先日、TBSの開局何周年かでドラマがあった。戦前、アメリカのシアトルにわたった日系移民の苦労をドラマ化したものだ。日系人は、戦前、戦中あらゆる辛さんをなめた。民族的差別は許してはいけない。多くの視聴者はそう思い、時には、涙して日系人のドラマを見たのではないだろうか。
ところが、今、北が武力攻撃したから、授業料は取り上げて当然でいいのだろうか。
アメリカ人がやった過ちと同じことの繰り返しではないのか。しかもなぜ北朝鮮出身の人々がこんなにたくさん日本にいるのか。
一世は、強制連行されてただ働きにちかいひどい扱いを受けた人々も少なくない。
今は、マイノリティでも仕方ない。しかし、米国は、戦前の日系人に対する過ちを謝罪した。マイノリティでも譲歩できない意地というものがある。
全く同感だ。改めて共産支持者であることに誇りを覚えた。
美徳の不幸「ただ、恥ずかしい」
http://d.hatena.ne.jp/t-kawase/20101124/p1
たまたまソウルに出張中の友人からメールが来て、それによるとソウルは平穏無事で市民も慌てていない、対立と緊張を強いられてきた国民の腹の据わり方が違うというような描写がされていた。さもありなんと僕も思う。それに引き替え、実際に弾食らったわけでもないのに、なんの罪科もない高校生をいじめるような明後日の方向に泡食っている日本は本当に情けないよね。
はははは(空しい笑い)。
青空学園だより「理念をもって生きる」
http://d.hatena.ne.jp/nankai/20101123
きまぐれな日々「北朝鮮砲撃、民主トロイカの馬脚、河村のリコール失敗」
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1131.html
chocolateのつぶやきすぎ日記「北朝鮮の砲撃にゆれる」
http://d.hatena.ne.jp/chokoreeto/20101125/1290697873
「こんなときだからこそ
日本で本当の平和と友好を学んで欲しい!ので
無償化を実現します」なんて
太っ腹なところを見せることのほうが潔いと思う人は
いないのだろうか
うん、私もそう思う。
園良太の日記「体と心がいくつあっても足りないよ。でも動く情勢を打ち破れ!」
http://d.hatena.ne.jp/Ryota1981/20101126/1290773619
池田香代子ブログ「「ある人びとは子どもだろうがいじめてもかまわない」と政府は言った」http://blog.livedoor.jp/ikedakayoko/archives/51503949.html
私が朝鮮学校無償化問題についていろいろ書く理由は何か改めて考えてみた。私は書くだけでそれ以上の政治運動などしていないヘタレ野郎だが。まあ、政治運動すると公安に転び公妨で引っ張られたり、地域だの学校だの職場だの、周囲の人に偏向だの何だのと後ろ指さされかねない国だからね、日本は。それに耐えられるほど強い人間ではないので。
まあ、在日の方には申し訳ないが、最初は趣味でやっている産経へのいつもの突っ込みでしかなかったのだが。正直、民主党政権はこんなたわごとは軽く無視するだろうと思っていた。中井の北朝鮮女子サッカーチーム入国させるなという除外論と似たり寄ったりのレイシズム主張はFIFAの批判もあってぽしゃったし、除外論は国連からも日弁連からもだめ出しされていた。
その場しのぎのパフォーマンスかも知れないが、文科省の担当者も「ご心配かけて申し訳ない」という趣旨のことを陳情に訪れた在日の方々に語ったという。なお、例えその場しのぎのパフォーマンスでも私はこの官僚氏を評価する。差別発言を堂々と語って恥じない政治屋連中よりはずっとマシだ。
マスメディアでも除外論を強硬に唱えてるのは産経だけであった(いろいろ問題はあるかも知れないが、他紙は皆無償化を一応支持)。公明党も社民党も共産党も国民新党も除外論には否定的であった。
まさかこれほどの大問題になるとは愚かなことに思わなかった。私は、民主党には批判的な共産支持者だが、その程度には民主党政権と日本社会、日本マスコミの良識を信用していた。
私が朝鮮学校無償化問題について書く理由だが
1)一部のエロ規制反対派が「バカかお前」と言いたくなるほど、うんざりするほど持ち出す「ニーメラーがどうしたこうした」と言う理由。是非はともかくエロ規制にはそれなりの理由がある(だからニーメラーがどうこう言うことには全く賛同できない)が今回のこの件にはまともな理由など全くない(ちなみにニーメラーがどうこう言ってる奴がこの件を支持していたら私はそいつを軽蔑する)。
こういう酷い差別を「俺、在日朝鮮人じゃないから」と放置したらニーメラー先生がぼやいたような恐ろしい未来が待ってると思う(しかも産経にいたってはデマまで流している)。理屈がなくても差別する、国民受けすればいいんだ(するか疑問だが)と言う今回の行為がいつ自分に向かってくるか分かったものではない(まさに民主党版「小泉」劇場。)。よほどの権力者でない限り、そんな保証はどこにもないはずだ。リアルな運動は難しいとしても、ブログで批判するぐらいのことはしたいと思う。
2)第二に、「日本の恥」「国辱、国恥」「国際社会の笑いものになるじゃないか!」「俺はそんな屈辱は嫌だ!」というナショナリスティックな理由。
もちろん、在日の方への同情心というか差別主義者への怒りというかそう言う「純粋なもの」(?)がないとは言わないが、在日の方には申し訳ない気もするが決してそれだけで書いてるわけではない。かなり利己主義的な理由だ。
と言うかこれを容認する奴はそう言う考えはないのか?。私にはマジで理解できない。バカ共のバカ発言には怒りよりも悲しくなる。