今日のしんぶん赤旗日曜版紹介(12/5分)

■エレキの神様・寺内タケシ

(注:寺内さんがハイスクールコンサートを始めた)きっかけは、今から45年前、栃木県から全国に広まった”エレキ禁止令”でした。
 1965年10月19日付の朝日新聞。「エレキギター追放申合わせへ 足利市教委」の見出しが躍ります。当時は、空前のエレキブーム。ところが、エレキは不良をつくるとのいわれなき弾圧で全国に5千とも6千とも言われたエレキバンドが次々消えていきました。
 ブルージーンズの寺内さんのもとに、何十通もの手紙が届きます。差出人は高校生。


エレキギターのコンサートを聞きに行って停学になった。もうおとなは信じられない」


 こんなことがあっていいのか。寺内さんは学校の芸術鑑賞の時間にエレキギターの演奏会を開くことを思いつきます。
(中略)
 でも、話を聞いてくれた学校は、3校だけ。
 突破口を開いたのは母校の茨城県立土浦第三高等学校でした。


「本当は母校だけは訪ねたくなかった。
(中略)
 校長先生がいろんなうわさを聞いたけれど、世の中の勉強だと思って我慢しろと。寺内、うちの学校でやれ、おれが責任取ってやると。(後略)」


 少しずつ、ほかの高校からも出演依頼が舞い込むようになりました。
 (中略)
 寺内さんの事務所には階段の壁にいたるまで、学校からの感謝状が所狭しと張られていました。昨年、文部科学大臣もハイスクールコンサートを特別推薦しました。
 (中略)
 今の高校生は、どう受け止めているのか。盛岡の高校生からはこんな感想が寄せられています。


「まっしぐらに自分の道を貫き通す男の生きざまに感激しました。すべては行動に移さなければ何事も始まらない。つらいこともあるのですが、寺内さんの言葉を思い出して、これからもがんばっていきます。」

・痛みに耐えてよく頑張った!
 感動した!(小泉風に)
・俺も「帰国運動の失敗」で「朝鮮学校無償化賛成派」disる、id:noharra風に「青少年規制条例をつくる人は間違ってるに違いない、エレキ規制は間違っていた」とこのネタをそこら中で振り回してみるかな(毒)。
・冗談はともかく母校の校長はいい人だよな。教育者の鑑。