今日のMSN産経ニュース(1/16分)

■【安藤慶太が斬る】教科書はプロ市民の謀略の一里塚アイテムだ

先日の産経新聞で「教科書 陛下“呼び捨て”小6社会3社、皇室軽視強まる」という記事を読んだ

 文句があるなら検定通過させた文科省に言えよ(もちろん皮肉だが安藤さんみたいなバカはマジで文科省は左翼の巣窟とか言い出しかねない)。それに「明仁」って呼び捨てにした訳じゃないんだが。
 天皇に陛下をつけなかっただけ。天皇は役職名だからつける必要はないという考えもあるし、教科書において首相閣下、将軍閣下などのように、全ての役職に敬称が付いてるわけではない。また、教科書が外国の王室に陛下などの敬称を常につけてるかと言ったらつけてない。それに敬称をつけることはむしろ「子どもに王室、皇室を崇敬せよという特定の価値観を教え込む」と言う意味でかえって問題じゃないの?

巻末の用語の索引に「天皇」を盛り込まなかった教科書もあった。

 既にブクマで突っ込みが入ってるが、特定の天皇後醍醐天皇とか)なら、ともかく「天皇」で索引つくってもおそらく全く意味がないだろ。同様の理由で、その教科書はたとえば「国王」とか「幕府」とかでは索引はないんじゃないの?(何とか国王とか、鎌倉幕府とか特定の国王や幕府なら別だが)

学習指導要領では「天皇への理解と敬愛の念を深める」よう求めている。

・「敬愛の念=天皇に敬称・陛下をいつもつける」じゃないから。まあこう言う指導要領は俺は全体主義国家の個人崇拝みたいでいかがかと思うが。朝鮮学校無償化除外派が問題にする「朝鮮学校が使用する教科書の金正日記述が個人崇拝チックでどうたらこうたら」とどこが違うんだよ?(なお、俺と同様の指摘をするブクマがこの記事には付いてる)。
・それはともかく、安藤さんの引用した指導要領だって「天皇」に「陛下」ってつけてないけどそれはいいのか?。記事を書いてて気づかなかったのかよ?

専門家からは「指導要領の趣旨が教科書に十分浸透していない」との批判の声が上がる。

 そんなこと言ってる自称専門家は産経文化人だけだろ。それと指導要領には国際協調云々と書いてあったと思うが「つくる会」教科書はそれに合致してるのかよ。

他にも天皇、皇后両陛下の写真説明で「福祉施設を訪問される天皇と皇后」といった表記もある。

 「訪問される」の「される」は敬語なんだが。まさか「受け身表現」と思ってないよな?
 敬意がなかったら「福祉施設を訪問する」とか「福祉施設に行った」とか書くと思うが。

元国連難民高等弁務官緒方貞子さんに対してはちゃんと「緒方貞子さん」と敬称がある

 明仁とか美智子とか名前を呼び捨てにしてたらその主張も成立するがそうじゃない。天皇、皇后は役職だぜ?
 ちなみに産経的には「明仁さん」「美智子さん」はOKなのか?。それとも「様」じゃないとダメ?

こういう記事を読んで、よく「なぜ他紙はこういう記事を書かないのだろうか」と疑問を投げかけられることがある。

 書かない方が当たり前。書く産経とそれを支持する読者がバカだと気付け。左翼でも何でもない文科省が検定通過させて、読売、日経という保守新聞が問題にしないものを「不敬」と思うお前らの脳みそがおかしい。

南京事件にせよ、南京大虐殺と書くにせよ、事件があったことに変わりはない」とも言われた。「どちらの表記にしたって日本が侵略したのは事実だ」と片づけられることもあった。

 事実そうじゃん。

鈴木宗男議員「大東亜戦争の定義等に関する質問主意書」と「政府答弁書

宗男が何のためにこういう質問をしたのかが気になる。「大東亜戦争って言葉を使え」という右翼的アピールならば最悪だな。
汚職政治屋で嘘つきで恫喝野郎の上に、歴史修正主義極右かよ。

私たちの先人は「太平洋戦争」という名の戦争を戦ったのではない。米国から見れば太平洋を挟んだ戦いだったかもしれないが、日本にとってはあくまで東アジア(東亜)に正義*1を打ち立てるべく臨んだ「大東亜戦争」という名称だったのである。

 歴史観がおかしい。それに太平洋戦争は、日本で戦争中から使われていた言葉なんだが。
 あと「大東亜」は東アジアじゃなくて、東南アジアやオーストラリアとかを含む東アジアより広い概念だろ?
 「大東亜戦争」は大きな「東亜の戦争」じゃなくて、「大東亜」に「大東亜共栄圏(要するに日本の領土)」「大東亜新秩序(東亜新秩序のパワーアップ版)」をつくるための戦争という意味だが?

今世の中では「大東亜戦争が正確な呼称だ」などと口にすると「おまえは軍国主義者か」と後ろ指をさされる。

 実際、「戦前日本礼賛タイプの軍国主義者」以外にそんな言葉を使ってる奴がいるのかよ?

あの戦争に日本の大義などない。

 そういう考えに不満があるようだが実際ないだろ。日本の領土を増やして国益増進なんてのが大義と言えるのか?(断っておくが欧米植民地からの解放なんてのは嘘だからな)
 それじゃあ、領土を増やすため、北方領土に侵攻したソ連を非難できないだろうが。

昭和40年生まれの私

 昭和40年(1965年)生まれの45歳でなぜそんなに戦前を賛美するの?

最近では「アジア・太平洋戦争」と学校で教えるのが大流行である。

太平洋に接していない東南アジアなどでの戦争(インパール作戦とか)を含む戦争を「太平洋戦争」で表現するのが妥当だと思ってるのか?

今度はいずれ「アジア・太平洋戦争」という名称が定着するだろう。「日本=アジアへの加害者」という認識を疑わなくなった裁判官や政治家、ジャーナリストが現れ、変な判決を書き、おかしな記事を書き、きてれつな政策を打ち出すだろう。

 「アジア・太平洋戦争」ってのは、「佐賀の乱」とか「フォークランド戦争」とかと同じで戦争の場所を示してるに過ぎない。価値観なんか何ら含んでないから。むしろ「大東亜戦争」の方が「大東亜共栄圏」「大東亜新秩序」と言う特定の価値観とセットになった、「価値観まみれの言葉」なのだが?
(「アジア・太平洋戦争」という言葉を使う人は「大東亜戦争」という言葉を支持しない価値観であること「だけ」は間違いないがそれは「太平洋戦争」という言葉を使用する人だって同じだし、社会常識だろ。大東亜戦争なんて言葉を使おうという安藤さんがおかしい)。
 それに「日本=アジアへの加害者」は事実だろうが。サンフランシスコ平和条約東京裁判はそう言う立場だろうが。

しかし、アジア・太平洋戦争という言葉は、アジアへの侵略、加害を強調するために編み出された後世の造語である。

 そうじゃなくて、「太平洋戦争」という言葉で、東南アジアなど太平洋と関係ない場所での戦争(インパール作戦とか)まで表現するのは無理があるからだろ。かといって大東亜戦争なんて右翼用語が使えるわけもない。

以前NHKの「JAPANデビュー」が問題になったことがあった。そのなかに「日台戦争」という言葉が取り沙汰された。日本は台湾を統治したのであって、台湾と戦争したわけではない。「日台戦争」ってなんですか、それは!というわけだ。

 NHKの歴史番組という、歴史教科書問題と全く関係ない話をいきなり出すな。

「問題になったことがあった。」
ウヨが騒いだだけです。他は誰も騒いでない。

「日本は台湾を統治したのであって、台湾と戦争したわけではない」
台湾を統治する過程で征服戦争をしただろうが。

南京事件の犠牲者数が増えていったのを思い出せば合点のいく話だ。

 増えてないから。お前の脳内妄想を現実にするな。(なお、南京事件に限らず犠牲者の数が増えていくことそれ自体は、新資料の発見など、正当な理由があれば何ら問題ではない)

過去の小中高の教科書でも「仁徳天皇陵」の記載が括弧書きや「大仙陵古墳」「大山古墳」「仁徳陵」として検定をパス。「皇太子明仁」の記載が「明仁皇太子」となったり、皇后陛下を「正田美智子」とした記載がパスしたことがあった

 仁徳天皇陵は本当に天皇陵かどうか怪しいからむしろ「仁徳」も「天皇」も「陵(天皇の墓という意味)」もつかない「大山古墳(大仙古墳)」が一番適切な呼称なんだが。仁徳天皇陵と書くとしたら「大山古墳(伝仁徳天皇陵)」だろ。
 「正田美智子」だって何の問題があるんだ?。結婚前は正田姓*2だし、歴史上の人物には敬称を必ずしもつけないというのは、教科書に限った話でも、美智子皇后に限った話でもない。
 「皇太子明仁*3」が「明仁皇太子」になったら何か問題なのか?。「首相菅」が「菅首相」になったようなもので順番が変わっただけで意味に違いはないじゃないか?(むしろ語尾が明仁で終わるとため口で呼び捨てしてるような響きがするので、俺的には明仁皇太子の方がいい気がするが)

こうした記述の流れを見ても教える側にいかなる意図が横たわっているか、どんな意図が潜んでいるかが読み取れるではないか。

お前の脳内妄想を現実にするな。

外国人への地方参政権付与についても教科書は大きな役割を果たしている。教科書で外国人に対する地方参政権について、最高裁が判決で憲法上問題ないかのような立場で書いたからである。

「外国人に対する地方参政権について、最高裁が判決で憲法上問題ないかのような立場で書いた」
実際その通りだろ。あの判決は許容説(憲法上認めなくてもいいが認めてもいい)と理解するのが通説であって禁止説(憲法上認められない)と理解するのは産経さんだけですから。
 それに教科書がどう書こうとそんなことは政府の政策や裁判判決などとは全く関係がない。

(教科書に)載せてしまえば、学生は、問答無用で正解を覚え、それは事実と化して、学生の頭を縛っていく。

 日本人の学生をバカにしすぎだろ。教科書を鵜呑みにしていつまでたっても疑わないってドンだけ知性がないんだ。教科書なんて、「その時点の通説的見解」(つまり正解とは限らない。研究が進めば変更もあり得る)にすぎないんだが。
 まあ、安藤さんの学生観は大変よく分かった。それにしても教育と洗脳の違いも分かってなさそうな文章だな。

昨年の大学入試センター試験でこの点が出題されたさい同センターの言い分は「教科書に載っているから出題に問題ない」というものだった。

 何か問題でも?。検定済み教科書に載ってる記述を間違いだから出題しないと言ったらその方が問題だろ?。検定もセンター試験も同じ国がやってることなのに矛盾が生じるじゃないか?


■【酒井充の政界××話】民主党議員はAKBの爪の垢でも煎じて飲んだら?

政治活動の原点は国民一人ひとりと握手し、言葉を交わして、国民が何を考えているかを知ることにある。

 言葉を交わすのはともかく、別に俺は政治家が握手してくれなくてもいいけど。握手することと国民の考えを知ることに関係があると思わないから。
 それとAKBが握手してるのは「好きな芸能人と握手したい」というファン(特に美人好きな若い男性?)の気持ちにこたえてるのであって「ファンが何を考えているかを知る」ためじゃないから、政治記事でAKBの握手会を持ち出すのは不適切だろ。

1年の初めだからこそ、支持者回りなど地元で活動するのが政治家のあるべき姿だと思う。

 そんなの人の勝手だし、支持者回りもしていると思うが。
 大体、政治家と人気商売の芸能人を一緒にするな。人気がなくてもやらねばならない政策を国民に訴えかけることも時にやらねばならないのが政治家というものだろうが。


■【新報道2001詳報】小沢一郎民主党元代表「絶対正義は勝つ。お天道様が見てる」
 こんなものに出る暇があったら政倫審にでも出ろよ。一番いいのは「偽証罪追及がある証人喚問」だが。

「絶対正義は勝つ。真心は勝つ。最後に勝利を得ると信じている。お天道様が見てる」

 別に裁判でこの人が無罪判決を勝ち取ってもそれは「刑事犯罪の証明がされなかった」だけで「正義の勝利」じゃないんですが。

「政治とカネが何を指しているのか分からない。」

 酷いおとぼけ。

与謝野馨経済財政担当相の)入閣に批判は多い
 「菅さんがどういう考えで登用し、どういうふうに仕事をするか。国民が注視している」

 はっきりと「野合ではないのか」と批判しないところが実にすばらしい(皮肉)。やはり囲碁仲間だからですか?


■【グローバルインタビュー】麻生元首相直言「時代はブラジルだ」

反日で資源がない中国、反日で資源があるロシア。親日で資源がないインド、親日で資源があるブラジル。だったらブラジルとつきあうのは優先順位の一番なんですよ

 ブラジルを評価するのは結構ですが、そのために、「反日」だの「資源がない」だのと、中国やインドやロシアを誹謗するというトンチンカンさが麻生クオリティ。
 大体「中国に資源がない」って(苦笑)。何かの冗談ですか?


■木更津に「中華街?」 中国の土地買収深刻 ニッポンの無警戒さ浮き彫り
 木更津や新潟に中華街が出来て何が悪いのかさっぱり分からん。観光振興に役立つじゃないですか?。
 新潟や名古屋に中国領事館が出来て悪い理由はもっと分からん。公的施設だぜ?
 ドンだけ反中レイシストなんだよ。

「新潟が(中国人が大量に流入した)東京・池袋のようになる恐れがある」(住民)と、地元には景観や治安上の懸念がくすぶっている。

池袋が治安悪いみたいな言いがかりはよせ。失礼だろうが。

泉田(注:新潟県)知事は「世界に誇れる中華街があれば新潟の宝物が増える。魅力的な構想だ」と前向きに回答した。
(中略)
木更津市の水越市長は「中国人観光客は驚くほどお金を落としてくれる。不安は感じていない」と話す。

当たり前の発言。

任期中の平成18年に仙台市内で進んでいた「中華街構想」を撤退させた当時の市長、梅原克彦氏は「地方の首長や議員の問題意識の欠如は深刻な問題だ。市民にとって本当に大切なのは街の安全や景観。目先の利益に目がくらんでいる」と警告する。

梅原はバカの見本。ウィキペの二期目の市長選出馬辞退の経緯も酷すぎだろ。

ウィキペ「梅原克彦
 市長就任後8ヶ月間に行った5回の海外出張(うち3回に夫人同伴)が問題にされたほか、2008年5月には、選挙公約に従って実施した同市青葉区・片平丁小学校校庭の緑化が完成したものの、その費用や維持費が当初見積もりよりも高額となったことなどが批判された。また、2009年1月には、梅原の私邸の引越しの際に勤務時間内の仙台市職員を手伝わせていたことや、自宅に持ち帰っていた文書の新居への移送に公用車を使用していたことなどが取り上げられた。
 公用車の使用については、共産党市議団によって、費用の返還を求める住民監査請求が提出された。仙台市幹部からも金銭を返還するよう促されるに到り、梅原は68,000円を返還、一連の騒動にけじめをつけた
 梅原は市長在任中、タクシーチケットの不適切な使用を問題とされ、これは梅原が市長再選を断念する主因となった。
 梅原が市長に就任した2005年5月から2008年9月末までに市長の名前で使ったタクシーチケットのうち、行き先を記入していなかった1,364枚分、総額約221万円を市に返納するとともに、2009年1月から3カ月間、給与を2分の1に減額された。
 さらに、これらタクシーチケットのなかには、梅原の東京出張中に仙台市内で使われていたものもあったことから、梅原による他者へのタクシーチケット譲渡が発覚した。また、仙台市の監査委員が、市長名義で使われたタクシーチケット2009年3月までに監査した結果、梅原が公務で使用したと認められたのは全体の1割に満たない54枚であり、公務以外での使用の疑いが63枚、確認が取れないものが573枚であった。この報告を受けての記者会見で梅原は、「やましいことは何もないが、3年以上経っておち、記憶が曖昧」などとした。
 これらの問題については、同年4月の市議会において質疑が集中したほか、同月に行われた総務財政委員会には梅原が招致され、梅原の妻によるタクシーチケット使用の疑いが持たれた。
 同年6月13日、梅原は頭髪を丸刈り*4にしたうえ、一連のタクシーチケット問題について謝罪した。同24日、市議会は梅原に対する問責決議案を可決、これによって梅原に対する議会の不支持は決定的となった。梅原は同年7月1日、すでに表明していた次期仙台市長選挙への立候補を取り止め、一期限りで市長職を辞めることを表明することとなった。

*1:近衛内閣の「東亜新秩序」のことですか?

*2:結婚すると天皇家に確か姓はないので、名前はただの「美智子」になる

*3:もちろん現天皇

*4:サザエさんのカツオかよ