今日もid:noharra氏に突っ込む(2/15分) (追記・訂正あり)

拝啓、民主党さま 私は過去何度か投票しました。今日、小沢党員資格停止のニュースを見て、メールさせていただきます。検察も起訴できなかった微罪に対し、前代未聞の方法でむりやり起訴に持ち込むことによって、政敵を葬るというのは、議会制民主主義への敵対です。反省してください。 (id:noharraツイッター

 朝鮮学校無償化除外支持だけでも野原は支持できないがその上小沢信者とは(絶句)
 突っ込みどころが多すぎ。
 1)起訴に持ち込んだのは検察審査会であって民主党ではないんだが。反省を求めるのなら民主党ではなく検察審査会メンバーだろう。検察審査会の決定は民主党の仕込みというなら陰謀論以外の何物でもない(ここは「陰謀論唱えてすみません」と野原が非を認めるしかない明らかな間違い。価値観の違いではない)。また、政敵「小沢」を葬るどころか、「俺を処分できるのならしてみろ。俺が造反して2/3条項が使えなくなってもいいのか?。参院は野党多数なんだぞ」と居直る小沢にまともな手が打てないのが民主党執行部だと思うが。党員資格停止は除名などに比べたら軽い処分だし、しかも裁判判決が無罪なら撤回する可能性もあるようだが。
 こんなトンチンカンなメールを送られても民主党も迷惑だし、即、ゴミ箱行きだと思う。
 2)検察審査会の決定の是非*1はともかく、前代未聞(この制度で小沢のように起訴された政治家はいない)なのはこの制度(強制起訴)が最近出来たからに過ぎないが?
 3)検察が小沢を起訴しなかったのは小沢有罪を証明するには証拠が足りないと判断したからで微罪だからではないが(微罪なら政治家が政治資金規正法違反という犯罪をしてもいいかのような物言いもどうかと思うが)。
 また検察は小沢は起訴しなかったが、小沢秘書は有罪が立証できると判断し、起訴している。小沢が秘書の上司である以上、秘書が起訴されたことは道義的、政治的に軽視していいことではないと思うが(なお、小沢同様、秘書「だけ」が脱税で起訴された加藤紘一について、小沢信者が何と言っていたのか気になるところだ。小沢の時同様、「加藤の証人喚問は不要」と言っていたのか?)。
  小沢擁護に都合のいい検察の判断(小沢不起訴)だけ持ち出すとはふざけている。
 4)政治的責任と刑事責任は違う。例え小沢が無罪だとしても、証人喚問要求に応じないなど政治的責任を果たしていないと言う判断から民主党が処分することは何ら不当ではないし、「議会制民主主義への敵対」でもない。むしろ国会の国政調査権の発動(証人喚問など)に抵抗する小沢の方が「議会制民主主義への敵対者」だ。(民主党が平気で「消費税」や「沖縄基地問題」などで選挙公約を破っているのは「議会制民主主義への敵対」と言っていいと思うが、小沢のこの件とは関係ないし、公約破りの件は小沢も反対しなかった以上同罪だ。)
 そして反省すべきは野原のような小沢信者だ。
 5)そもそも違法でなければ問題ないのなら「朝鮮学校の教科書は違法ではない」のだから野原が問題視するのはおかしいだろう。
 自分の気にくわない相手(朝鮮学校)は違法でなくても道義的・政治的に問題があると言って叩き、自分のお気に入り(小沢)は違法でない(無罪判決が出ていない以上、現時点では小沢も秘書たちも合法とも違法とも言えないのだが)と言ってかばう、そういうご都合主義者が野原という人間らしい。彼がなぜ、「(排他的な)キリスト教を背景とした文明は、欧米社会の行き詰まっている姿そのもの」、「米国人は単細胞」(以上、ウィキペ「小沢一郎」参照)などと暴言を吐く政治家失格男・小沢が好きなのかはよく分からないが。
 6)朝鮮学校無償化の話の時は賛成派の俺をそれだけで北朝鮮支持者のようにdisってくれたがそういうあなたは自分のこうした発言が「小沢全面支持」「菅全面否定」のように理解されたり政治利用されたりする危険性をどう思いますか?(というより言ってることがトンチンカンなので小沢信者であることは間違いないと思うがご当人はそれを認めないだろう)
 どうせご自分の時は「小沢を全肯定しているのではない」「検察審査会の決定や民主党の小沢処分が適切か論じてるだけだ」(それなら俺だって朝鮮学校無償化除外が適切か論じ、不適切と言っただけで、それ以上何も言っていなかったのだが北朝鮮シンパ呼ばわりしたのはどこの誰ですか?)と言い訳を始めるか、俺の突っ込みに気づかないふりして華麗にスルーなんだろうが(今までスルーしまくりなので多分スルーする可能性の方が高い)。
 いずれにせよ、朝鮮学校側も野原のような「刑事被告人(小沢)すら屁理屈でかばう人間」に非難されるいわれはないだろう。

@obiekt_JP 日本人は米兵を1mmも尊敬していないのだから彼らを死地に送り込む協力をすべきでない。(id:noharraツイッター

尊敬していようといなかろうと、「米兵に限らず」、人間を「死地に送り込む協力をすべきでない」、「それが人としての道」と思うが?(特に安全地帯にいる人間は)
人の命は何よりも大切だ(とか書くと偽善者みたいですごく恥ずかしい)
そもそも「日本人は米兵を尊敬していない」というのも日本人は千差万別であり「朝鮮学校生と総連の利害は対立する」等、彼の過去ツイッターと同じ勝手な決めつけだが。
また尊敬してれば死地に送れるという価値観も理解不能。普通は尊敬している人間は自分にとって大事な人だから死地に送るようなことは出来ないと思うが?。逆(尊敬してないから死地に送っても構わない)なら分かるが。
それとも「人を死地に送り込む」場合、それ(死地に送り込む行為)が「正義の行為」というなら「自分の命を犠牲にしてまで正義の行為にコミットする人(米兵)を尊敬すべき」ってことだろうか?。しかしあの文章はそうは読めないよな。

【追記】
1)予想に反し「完全スルー」はしなかったが野原先生曰く「小沢信者呼ばわりされることは書いてない」「レッテル貼りだ」「民主党の小沢党員資格停止に反対しただけだ」そうだ(さすがに小沢信者で何が悪いという気はないらしい)。
やれやれ。「検察も起訴できなかった微罪に対し、前代未聞の方法でむりやり起訴に持ち込むことによって、政敵を葬る」というのは起訴したのは検察審査会であるから民主党陰謀論以外の何物でもないという批判は無視ですか?(主語は「民主党」と書いてないがあの文章では民主党としか読めないだろう)
「刑事責任と政治的責任は別だ」「小沢の証人喚問要求拒絶は不当だ」と言う批判も無視ですか?
朝鮮学校無償化に反対しただけで人のことを北朝鮮シンパ呼ばわりするんだから、その論理だと野原は小沢信者呼ばわりされても仕方ないと思う」と言う批判も無視ですか?
2)小沢が証人喚問に応じ身の潔白を晴らせばここまで批判されることもないのだが、小沢への処分は不当という人間で「小沢さんよ、野党の不当な批判に証人喚問で反撃してください」という人間は野原も含め、いないらしいのが笑える。
3)「というわけで私は政局の話は嫌いだけど、ちょっと動画をみた感想を書きます。」(野原の真似)
コメ欄では見ないと書いたが一応見てみた。
どうせ時間の無駄だと思いながら我慢して、岩上安身*2サイト(http://iwakamiyasumi.com/)の笠原多見子衆院議員。新会派「民主党政権交代に責任を持つ会」幹事長)のインタビュー(17分程度)を見たが予想通り、実に無内容だった。こんなものを見て関心する(http://d.hatena.ne.jp/noharra/20110218)とはid:noharraはさすが小沢信者だ。
 大体、ウィキペに寄れば笠原は「2009年8月14日」までは自民党岐阜県議というとてつもなくうさんくさい人間なのだが(政権交代した衆院選は笠原の自民離党から約2週間後の2009年8月30日)。こんな人間に信念があるわけないだろ、id:noharra
 そしてこんな人間が幹事長とは人材難だな、新会派の連中。
 野党時代から苦労してきた菅執行部も、選挙直前に与党議員の議席目当てで民主党に入党した笠原に偉そうな事を言われる筋合いはないだろう(そもそも笠原を選挙で比例名簿に載せたこと自体が間違いだろう)。

(要約)
・笠原
「消費税増は公約違反であり、阻止せねばならないと思った。また執行部は独裁的で我々の意見を聞いてくれない。だから新会派を結成した。新会派結成という方法が間違っているとは思わない」
マニフェストで約束もしたし、捜査の可視化は早く実行して欲しい」
「執行部の言いなりにはならない、予算や法案については是々非々で判断する」
 言ってることはたったこれだけ。17分も使ってお前が言いたいことはこれだけかよ、笠原。岩上もインタビュー能力がなさ過ぎ。というより笠原たち小沢の子分に傷が付かないように配慮しながら、岩上がおべんちゃら質問するからこうなる。
 「小沢さんの金の疑惑についてどう思いますか」「あなた方は小沢チルドレン扱いされていますが、どう思いますか」「新会派結成について小沢さんに相談などしましたか」「消費税増税以外に許せない公約違反は何ですか(インタビューで沖縄の件をスルーするのは小沢がアメリカと対決する気がないからですね、わかります)」「是々非々とは具体的に何ですか」「菅内閣が倒れてもいいとか解散総選挙に追い込んでもいいと思ってるのですか」ぐらい聞けよ。こんなのに感心したり、だまされたりするのは信者だけだろ。

*1:id:kojitaken氏や氏がエントリ(http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20100501/1272687626)で紹介する上脇教授のように小沢批判派でも起訴は無理筋ではないかと主張する人間はいる

*2:著書「あらかじめ裏切られた革命」 (講談社文庫)