【産経抄】2月27日

 明後日発売の「正論」4月号で「保守派50人」に期待の内閣のアンケートをしたそうです。
 いろいろ突っ込みどころがありますが、一番酷いのがここ。

まず首相だが、安倍晋三氏の「圧勝」である。50人中14人に推された。

 安倍首相が体調不良で退陣したことは無視ですか。安倍さんはどう見ても、「責任ある立場になるとパニクって決断が出来ず」かつ「ストレスによる体調不良で生活に支障を来す(下手すると在任中に急死した大平首相や小渕首相のように寿命を縮める)」人だと思いますが。本当かどうか知りませんが、安倍内閣末期にはストレスによる胃腸の不調で「常にオムツ状態」だったとも言われています。
 安倍さんが体調を悪くしたのは「事務所費疑惑閣僚への対応」「消えた年金問題への対応」などでパニクって適切な対応が出来なかったからでしょう(その結果、「内閣や自民党の支持率が下がる」「閣僚や党内の批判を受ける」→「さらにパニクって体調が悪くなる」の悪循環。安倍さんは首相辞任したとき「自分の首相就任を喜んだ支持者に申し訳ない」「自分がやりたいことが全くできなかった」等と言う無念の思いもあったでしょうが、「今後、自民党の支持率が下がったところでそれは自分には関係ない」「これで体調も少しは回復するかも」等とほっとしたのではないでしょうか)
 政治家として今後急成長すれば話は別ですが、安倍さんが首相になることは日本国や自民党にとっても不幸でしょうが当人にとっても不幸でしょう(さすがに自民党も安倍さんをもう一度担ぐほどお人好しでもなければ、人材難でもないでしょうが)。冗談抜きで安倍さんは「復権」する気なんでしょうか?。首相就任前は、「不安もあるが、周囲(ただし彼の周囲も不幸なことにあまり有能な人ではなかったようですが)の協力で何とかやれるかも」と思っていたでしょうが今はどうなんでしょうか。