「岡田茂」と聞くと「竹久みち」と反応してしまうのは私がおっさんだからですか、そうですか。
先月までやっていたNHKドラマ「てっぱん」を見て「緋牡丹お竜はやっぱりいいね」と言ったら、若い同僚に首をひねられたのはショックだった。
抄子のやったことはドラマ「相棒」の水谷豊を見て「北野広大先生はやっぱりいいね」と言う位トンチンカンで、今の若者に緋牡丹お竜なんてわかるわけがない。大体、今ヤクザ映画は全然流行ってないですし。
“進歩的な”評論家の眉をひそめさせた「二百三高地」を堂々と世に問い、ヒットさせたのも彼だった。
・産経のような「日露戦争は自衛戦争」とデマ飛ばす人間がいるから「“進歩的な”評論家」が「二百三高地」を素直に「娯楽作品」と受け止められないことを分かっていますか?(もしかしたらそれだけではなく「東日本ハウスが出資した例の東条英機映画」みたいなガチのウヨ映画だったのかもしれませんが詳しくないのでそこは意見保留)
しかし若者相手に「緋牡丹お竜」とトンチンカンなことを言うだけあって「二百三高地(日露戦争の主戦場の一つですね)」がどんな映画か全く書いてないのがスゴイ。だからある程度知識がないと何故「“進歩的な”評論家」が眉をひそめたのか全く分からない。
・大体、ウィキペを見れば分かりますが岡田氏が関わった映画で最も有名なのは従来の「仁義あるヤクザ映画」(抄子が取り上げた緋牡丹お竜や高倉健映画など)路線を「実録ヤクザ映画」路線(権謀術数ありまくりで正義が勝つとは限らない)に大きく変えた「仁義なき戦い」シリーズだと思う*1のですが、抄子がそれよりも「二百三高地」を取り上げるのは何故なのでしょうか?。何となく分かりますが(苦笑)
日本映画界は低迷期を脱し、若い才能がどんどん伸びている。興行的にも好調だが、企画がどうも小粒になった気がするのは、こちらが年をとったからだろうか。
そういうふうに「昔は良かった」「岡田さんはすごかった」「それに比べて今の映画界は」ばかり言うのはどうかと思います。確かに岡田さんはすごいんでしょうが、時代が違うんだから単純比較できないでしょうに。
低迷期を脱し興行的に好調で、若い才能が伸びてるのなら素人がどうこう言う資格はないでしょう。