【産経抄】6月2日

政権党に安住するためだけに反対票を投ずるというなら、そんな「いやしい心の人間」に、国政を語る資格はない。

 むしろ
「あれほど小沢氏を金の疑惑で批判していたのに、不信任案可決をめざし、小沢氏と手を握ろうとする自公」
「過去に政権交代の意義を強調し自公政権を批判しながら、自公と手を握ろうとする小沢氏一派」
の方が国政を語る資格のない「いやしい心の人間」でしょう。
 共産党が「菅政権には我々は批判(消費税問題や沖縄基地問題など)もあるが、不信任に賛成して、国難のこの時期に、自公や小沢一派の党利党略に荷担したと思われてはたまらない」と当初の賛成方針(なお、賛成理由は自公と違い、不信任案共同提出も「ありえない」とはしていました)を棄権方針に変更したことだけでもこの不信任の道理のなさが分かります。