今日も増元照明氏に突っ込む(7/14分)

2011.7.13
「聞きたくなかった言葉だった」
米国国務省次期国務副長官に内定しているバーンズ氏との面会での言葉だ。
「米国は、拉致被害者家族のことに非常な同情を寄せている。米国は決して『北朝鮮による日本人拉致』を忘れない」


 いつかどこかで聞いた言葉だ。
 ブッシュ政権の末期、大統領からも国務次官補からも何度も聞いた言葉だ。

 そりゃ過去にもアメリカ政府高官は同じようなことを言ってるでしょう。さすがに拉致被害者家族の前で「ウチの国には関係ないから拉致問題なんかどうでもいいよ」とは言えないでしょう。
 ただしアメリカの国益上、それほど重きを置いてないのは確かでしょう。当事者じゃないんだから。

しかし、米国は米国の国益のために「拉致問題の存在」を忘れ、北朝鮮テロ支援国家のリストから外した。

アメリカが自国の国益中心で動くのは当たり前でしょ?。どこの国だってそうですよ。そしてテロ支援国家から外さないことが拉致問題などの解決に役立つと言う保障もない。

それを主導したクリストファー・ヒル元国務次官補は当時を振り返り、「あれは間違いだった」というコメントをしているという。

だから読み手の確認用にその記事にリンク張れよと。そしてヒル氏が仮にそう言ってるからと言って「今のヒル氏が正しい」わけでも「増元氏が正しい」わけでも「アメリカ政府もそう言う立場に立ってるわけでもない」でしょう。
 そしてヒル氏がそう言ってるとしてもそれはあくまでもアメリカの国益上の判断でしょう。拉致問題は多分あまり関係ない。

未曾有の災害に対し「ともだち作戦」なるもので支援をしてもらった恩義は忘れないが、同様の未曾有の犯罪に書き込まれた拉致被害者に関しては「ともだち作戦」は存在しないということだろう。

 増元氏の言う、拉致被害者のための「ともだち作戦」って具体的に何?

国防省の高官にあった際にも、米国軍による拉致被害者救出を全面的に依頼することはできないと感じた。
(中略)
現状ではわが国の救出部隊を派遣することも北朝鮮の有事に備える準備も出来ていない段階では、混乱に巻き込まれた拉致被害者を安全に取り戻す方策はない。
(中略)
時間がない。早急に対処できる法案及び体制の構築を望むしかあるまい。

 そもそも居場所が分からないのにどうやって救出するのか?。アメリカが信用できるか出来ないか、日本の有事対応が不十分かどうか以前の問題。
 拉致被害者救出を口実にタカ派的法律を通したがってるようにしか見えないが。まあ、北朝鮮が反対する以前に韓国が反対するでしょうね。だって、自国を過去に侵略した上、反省も不十分な隣国が軍事対応に力を入れたら怖いでしょう、それは。

報道によると本日、北朝鮮のアジア・オリンピック委員会の評議委員が入国したという。わが国政府は、制裁中にもかかわらず、その評議員の入国を認めた。一歩引いて、北朝鮮の政府高官(工作員)の入国をオリンピック憲章の下に招聘し、入国させたとしても、総連関係者との接触は断じて許してはならないはずだが、空港に出迎えたのは総連関係者であり、そこで北朝鮮本国の支持が確認されたと思われる。久しぶりの本国からの高官入国に関して制限を設けなかったわが国政府の手落ちだろう。

 別に接触したって良いだろ。委員滞在中の世話は、じゃあ誰が面倒見るんだよ。
 大体、IOC委員は政府高官じゃないし、根拠レスで勝手に工作員認定してるし。

少なくとも、彼等を出迎えるべきは招聘した日体協であるべき

 日体協が出迎えたらおそらくぶっ叩く癖にな(毒)。日体協もそれが怖いから総連に任せたんじゃないの?