■主張 首相訪朝検討 首脳外交の日程は組むな
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110727/kor11072703080000-n1.htm
そもそも本当に訪朝計画があったかどうか自体怪しいが。
「死に体」の政権が首脳外交を行っても、成果はほとんど期待できない。かえって足元を見られ、禍根を残しかねない。
今の菅政権を「死に体」と呼べるか疑問(支持率は確かに高くないが、有力なポスト菅がいるわけでは全くない)だし、「死に体」でなくてもアンチ北朝鮮の産経は首脳外交に賛成などしない癖に。
「日本人妻の帰国とよど号犯の引き渡し」は可能だと示唆したという。
日本人妻の帰国も、よど号犯引き渡しも大事な問題だが、日本にとっては、拉致問題の解決が最優先課題である。拉致被害者が帰国する可能性がない限り、首相は訪朝する必要はないだろう。
「日本にとっては、拉致問題の解決が最優先課題」
「お前にとって」はだろ。俺にとっては「日本人妻の帰国、よど号犯引き渡し*1」をチャラにしてまで優先する課題じゃねえよ。
そう言った問題を「チャラにしてまで優先すれば」拉致問題が解決するって保障もないし、「日本人妻の帰国、よど号犯引き渡し」を先にやったら拉致問題が解決しなくなるわけでもないし。
つうか「拉致問題解決するまでは日本人妻は帰国しなくて良い」とか「拉致問題解決するまではよど号犯は裁かれなくて良い」とか正気か?
お前らが「北朝鮮問題の解決を本当は望んでないらしい(あるいは大嫌いな菅政権がこの問題で手柄を上げることを望んでないらしい)」事が改めてよく分かった。
小泉純一郎元首相は平成14年9月と16年5月に2度、訪朝した。そのときは、金正日総書記が拉致の事実を認めて謝罪し、拉致被害者の一部とその家族が帰国するという具体的な成果があった。
「具体的な成果があった」
はあ?
第1次訪朝前に「外相更迭で下がった支持率を上げるための不純な動機。行くな」と言ってたのはどこの誰なんだよ。
第1次訪朝後に「拉致問題が平壌宣言に明記されてない」とか非難してたのはどこの誰なんだよ。
第2次訪朝後、家族会と一緒になって「成果がなかった」呼ばわり(増元は未だに「恥を知れ」云々と言ってる)してたのはどこの誰なんだよ(家族会はヘギョンさん取材問題でのマスコミつるし上げの「成功」で調子に乗っていたのだろうが、この時の家族会の異常な小泉罵倒はマスコミ報道され「当時日本に数多くいた小泉ファンの反発」を生み、小泉ファンから袋叩きにあった家族会はしぶしぶ「謝罪」せざるを得なくなった。一部のバカは「小泉さんにはめられた」と言ってるようだが、「お前ら家族会・巣くう会一派が小泉さんとの面会の場にマスコミもいるのに、世間の目も考えずに小泉叩きに暴走した」だけだろ?。人のせいにするな)。
そういうことをするから小泉さんがこの問題への情熱を失って、「二度と訪朝しなくなり」、後継総理たちも訪朝しなかったんじゃないのか?(訪朝以前に問題にまともに取り組んでいたかも疑問だが)。それで問題は良い方向に向かったのか?
訪朝の強行は米国・韓国との協力態勢にひびを入れるだけだ。*2
本当に訪朝計画してたか知らないが、そうだとして事前に了解ぐらい取るだろ。既に取ってるのかも知れないし。
■正論 初代内閣安全保障室長・佐々淳行 菅首相退陣に言論界立ち上がれ
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110727/plc11072703070005-n1.htm
警視庁の原文兵衛氏*3も笠氏を訪れて協力を懇請している。
そう言うのは「官との癒着」というのではないのか?
この「7社共同社説」は、暴力化の一途を辿(たど)った反安保闘争にブレーキをかける効果があり、岸退陣声明後、闘争は沈静化した。
何を根拠に「7社共同社説」の効果だというのか?
岸が退陣したから運動は沈静化したのであって、岸が退陣しなければ運動は続いたでしょう。
暴力化の一途をたどった反安保闘争ってのもデマだし。暴力的な運動に走ったのは一部の新左翼であって、いわゆる既成左翼(社会党、共産党、労組)やリベラル保守(丸山真男とか)はそんな事はしていません。一方で、警官隊が平和的なデモに不当な暴力を加えたと言う事実もあるのですがね。
大体「7社共同社説」にはその内容(警官隊の暴力や岸の強行採決を不問に付している)についても手法についても批判があったことを完全無視ですか?。そして意見が多様化した今の時代に「7社共同社説」的なことなど無理でしょうし、やっても国民に笑われるだけです。