今日も「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(8/10分)(追記・訂正あり)

島田洋一ブログ 「今年最大のブラック・ジョーク―福山哲郎辻元清美*1の日本人「包摂」チーム」
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2401362/

 「デマ書くな、アホか」ってブクマもつけたがおじさんエントリでも突っ込んじゃうぞ。「巣くう会」はこんなバカいつまで副会長にしてれば気が済むんだ。そしてこんな奴を教授にしてる福井県立大レベル低すぎだろ。稲田朋美も福井選出だしこのままでは俺の福井に対するイメージは(以下、福井県民の感情に配慮し自主規制)
 一番酷い記述にだけ突っ込む(俺的には松下政経塾出身の福山哲郎氏を左翼呼ばわりしてるのが次に酷いかな。松下政経塾出身者が左翼とはどういう脳みそしてるんだ)。

【追記】
よく読んだら根拠レスで辻元氏を「金正日の端女」扱いしてますね。これが次にひどくて、福山氏の件は3番目かな。
この記述、辻元氏に名誉棄損で訴えられたら確実に負けるだろ。

言うまでもなく、政治用語としての「包摂」は、左翼過激派集団による抱き込み工作を指す。


では「包摂」または「社会的包摂」でググってみましょう(そんな能力はないので「社会的包摂」概念の是非については論じない)。

社会的包摂(ヤフー辞書)
 ヨーロッパ諸国で家族や地域社会、企業における従業員の家族意識といった、互いを支え合う基盤が崩壊してしまったことに対して、彼らを孤立させずにもう一度社会の中に包摂しようという政策理念。ヨーロッパ諸国では若い失業者、低所得者、外国人、ホームレス、薬物中毒者などを社会から排除しようという動きが顕著となり、そのために社会不安が増大してきた。それに対して、こうした事態が続けば国家の崩壊にまで行き着くという危機感から包摂理念が生まれたという。人が社会とつながりをもって生きていくためにもっとも必要なのは仕事をもつことである。排除されやすい人ほど仕事が見つからないという悪循環に陥りがちなことから、1991年にイタリアで障害者などのための仕事づくりに取り組む団体を支援する法律ができ、その動きはドイツ、イギリス、ギリシャフィンランドなどに広がった。EU欧州連合)では2010年までに社会からの排除をなくすためのさまざまな行動計画を各国でつくることとしている。

福原宏幸「社会的排除・包摂と社会政策」(シリーズ・新しい社会政策の課題と挑戦)のAmazonレビュー
 じつはこれは、格差社会論の必読書のひとつなのでは?, 2008/11/23
By ふん (茨城県つくば市)
 ヨーロッパでは、日本よりも10年ぐらい早く、若者の(貧困を伴う)雇用問題が顕在化していました。そして社会政策(つまり実践)の領域でも、社会科学(つまり研究)の領域でも、議論の軸となる概念は「貧困」から「社会的排除」へと移っていったらしい。
 「貧困」というのは、人々の所得水準のみを問題にする一元的な概念です。これに対し「社会的排除」というのは、経済的のみならず「社会的」「政治的」「文化的」な資源の有無をも問題にする点で“多元的”です。また、人々がそれらの資源を喪失していく「プロセス」に注目する点で、“動的”な概念でもあります。
 本書131頁の、以下のような定義が一番分かりやすいでしょうか。


 「『社会的排除』とは、人びとが社会に参加することを可能ならしめる様々な条件(具体的には、雇用、住居、諸制度へのアクセス、文化資本、社会的ネットワークなど)を前提としつつ、それらの条件の欠如が人生の早期から蓄積することによって、それらの人びとの社会参加が阻害されていく過程を指す。」


 ちなみに、「社会的排除」の対概念は「社会的包摂」です。
 日本のアカデミズムも、ヨーロッパの経験を追いかけるようにして「貧困」から「社会的排除」へと議論を進めつつあるようで、その最先端近くに位置している(っぽい)のが本書です。9人の研究者が「社会的排除」を論じている論文集で、昨秋に出版されたばかりだから内容はけっこう新鮮ですね。
 前半では、ヨーロッパの政策と研究を紹介することで、「社会的排除」の概念を用いて不安定雇用や貧困の問題を分析するための枠組みを整理している。そして後半では、日本における「社会的排除」の現状を実証的に把握しようと試みている。
 この後半の議論は、日本におけるこの種の研究がまだ始まったばかりであることもあって少々荒削りですが、たとえば「社会的排除」を指標化して統計を取ってみると「所得の低さ」と「社会的排除の度合い」が相関しないことが明らかになるなど、興味深い知見も含まれています。
 「社会的排除」を正面からテーマ化した本がまだ少ないので、本書は今の時点では、日本の格差社会問題、若者の雇用問題を論じる上での必読書のひとつだと個人的には思う。
 とりわけ重要だと思ったのは、ヨーロッパにおいて「社会的排除」をめぐる理論が洗練されてきた歴史を概括した第2章、日本における社会的排除の指標化(誰がどれぐらい「排除」されているのかを数値で表す)と計量分析を試みた第5章、そして日本の「格差問題」や「貧困問題」に関する近年の研究史をまとめた「補論」です。
 3000円以上と高価で、シリーズ3巻までそろえると1万円近くになるが、買っておいて損はないでしょう。


・衝撃の事実が分かりました。EU(と言うかヨーロッパ)は左翼過激派に汚染されていたのです(嘘)
・「どこが左翼過激派の抱き込み工作なんだよ、島田」「お前のデマの方がブラックジョークだ」って、ネタにマジレス格好悪い。どうもすみません(初代林家三平風に)。要するに社会的包摂(包摂)とは平たく言うと「失業者や障害者など困ってる人を社会で支えよう」という考えの一つ(ヨーロッパが発祥の地の、日本では割と新しい考え)にすぎません(朝鮮学校を差別し、沖縄に基地を押しつける菅政権がよく言うとは思うが。ただし自己責任論者よりはもちろんマシ)。従来のそうした考えと比べ、「包摂」概念が有効かどうか、有効じゃないから使う必要ないよ、むしろ有害だよなどという批判ならともかく、島田のような言いがかりはお話になりません。
・会社の会議で「総括」って言葉使ったら「連合赤軍だ!」(「どういう意味か分からないand意味を知りたい」人は「連合赤軍、総括」でググってみましょう。あまり気持ちのいい話ではないのでおすすめはしませんが)って言うくらいの言いがかりじゃねえかよ。北朝鮮工作員の使う「包摂」と意味が違うことぐらいまともな人間ならわかるだろうが。しかも、「包摂」は学問用語なので一応学者の端くれの島田がこんなことを言っては「自分は包摂という学問概念を知らないバカ」or「知っているがデマを垂れ流す嘘つき」と自白してるのも同然だが。
 大体、島田が紹介する官邸ブログ(http://kanfullblog.kantei.go.jp/2011/08/20110812-2.html)に俺が紹介したようなこと(ヤフー辞書など)は書かれているので、官邸ブログを読んだという島田の「バカさ」(まともに文章が読めないのか?)or「デマ体質」は酷いとしか言いようがない。つうか官邸ブログを読めば嘘がばれるのに、官邸ブログを紹介するって事は島田は「マジで文章が読めず、エントリ読者も、あのブログを読んで島田と同じように思うと考えるほどのバカ」or「エントリ読者は官邸ブログを読まずに島田のデマを盲信するほどのバカと読者をなめてる」のどちらかなんだろうな。
 たかが福井県立大(差別発言になるか?)とは言え、およそ教育者・研究者にふさわしい人格と脳みそじゃねえな。

参考

http://www.asahi.com/politics/update/0810/TKY201108100480.html
朝日新聞『「孤族」の実態、政府が調査へ 特命チーム緊急提言受け』
 菅政権の「『一人ひとりを包摂する社会』特命チーム」(座長・福山哲郎官房副長官)は10日、家族との離別や失業で社会的に孤立した「孤族」支援のための緊急政策提言をまとめた。
 提言を受け、政府は今年度中に若年層の非正規雇用やネットカフェ住民らに対面調査し、孤立するリスクの広がりや連鎖の実態把握に乗り出す見通し。東日本大震災による影響も調査対象としている。
 被災3県で支援を必要としている人向けの相談支援や居場所づくりのほか、被災地でNPO法人などが支援策や関係機関を紹介する「ワンストップ相談支援事業」実施も提言した。今年度第3次補正予算案や来年度予算案の概算要求に反映する方針だ。

*1:社民党を裏切っただけの甲斐がありましたね(毒)。いつ正式に民主党入りですか?。それとももう入ってましたっけ?