■増元ブログ
2011.8.16
「地元でも行なった啓蒙活動」
12日には、私は東京で、市川さん*1と平野*2は吹上浜*3で、救う会熊本は熊本市内で、街頭活動を実施し、拉致問題の啓蒙活動を行なったがメディアでの取り扱いはNHKとTBS、そして産経新聞に留まった。
だってしょうがないでしょ。ニュースバリューがないんだから。「犬が人を噛んでもニュースにならないが、人が犬を噛むとニュースになる」んですよ。何年たっても代わり映えのしない、意味があるかも怪しい啓蒙活動とやらにニュースバリューがあると思ってるんですか？
視聴率（TVやラジオ）や売り上げ部数（新聞や雑誌）も取れなきゃ、社会的な意義もない、そんなニュースを報道してくれるお人好しはいません。
大体、「ワイドショーなどでばんばん取り上げられていたとき」に拉致問題が解決の方向に向かったかと言うと全然そうじゃない*4のに、なぜマスコミ報道に拘るのか俺には理解できません。足利事件のようにマスコミ報道が当事者のプラスになったケースももちろんたくさんありますが、拉致問題は明らかにそうではない。
しかし、公共放送NHK（政府から取り上げて欲しいと要望されれば取り上げないわけにもいかないでしょう）とウヨの産経（北朝鮮叩きに定評があります）という「取り上げることがある意味自然なところ」以外は「ネトウヨにサヨ扱いされてる」TBSしか報道しなかったとは何という痛さ（苦笑）。
まあ、ググったら地元紙の南日本新聞（鹿児島）の記事（http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=34343）はヒットしたけど。しかし増元氏と言いお姉さんの平野さんといい、いくら憎いからとは言え「北朝鮮を瓦礫呼ばわり」は酷すぎだろ。
【追記】
さらにググったら、増元氏の言い分と違って、読売（http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/kagoshima/20110813-OYS1T00244.htm）や毎日（http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20110813ddlk43040466000c.html）や時事通信（http://www.jiji.com/jc/zc?k=201108/2011081200524）、ローカル紙・熊本日日新聞（http://kumanichi.com/news/local/main/20110813001.shtml）の記事もヒットしたんですけど（苦笑）。まあ、一時期の「拉致フィーバー」時代に比べたら確かに扱いは小さいけどな。
毎日とは言わないが、一週間に一度程度は報道を通して問題を提起して欲しいと思う。
繰り返しになるが「だってしょうがないでしょ。ニュースバリューがないんだから」。一週間に一度も放送しなくていいよ、無価値な行為なんて。半年に1回とか1年に1回ぐらいでいいんじゃない？。いやいっそのこと、4年に1度、オリンピックの年とか、二度と報じないとか（毒）
これは、自民党政権でもそうであったように、拉致被害者の救出をしようとしない何か訳のわからない大きな闇*5が存在するとしか思えない。*6
闇なんか存在しません。闇があったら、増元氏が名前を挙げた産経やNHK、TBSも闇の圧力で取材に来ないだろうし、今頃は増元氏はこの世に生きていられるかどうか？。「闇の手」によって抹殺されてるんじゃないですか？
（大体取材と救出と全く関係ないし）。
単に「視聴率も売り上げ部数も取れないし、報じることに社会的な意義もない」とメディアが判断して報じないだけです（その判断が正しいかどうかはひとまずおく。私は正しいと思いますが）。報じられないニュースなんて世の中には山ほどありますよ。
たとえば、以下の赤旗の記事も「報じられないニュース」の一例について触れています。本土マスコミが沖縄マスコミと違って沖縄ヘリ事故問題に冷淡で、むしろ熱心にアテネ五輪や、裏金疑惑によるナベツネオーナー辞任問題を報じたのは闇の存在のせいでしょうか？
違いますよね。単に「視聴率や売り上げ部数が取れないし、沖縄ヘリ事故なんて本土の人間にとって社会的意義はない」と本土マスコミが判断してるに過ぎません。そういう本土マスコミの態度は非難されてしかるべきでしょうが増元のように「闇の存在」などという陰謀論を持ち出す必要はどこにもない。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-08-10/2011081001_06_0.html
赤旗「きょうの潮流」
沖縄の演芸集団FECの公演「お笑い米軍基地」は、全国で人気上昇中です。ことしも沖縄各地を巡り、爆笑につぐ爆笑を誘ったとか▼たとえば、“沖縄の人はゆすりの名人”発言のメア元米国務省日本部長が、失業して職探し。よりによって、普天間の弁当屋のアルバイトの面接にくる。またもや暴言を繰り返し不採用だが、提案をもっていた▼“店を辺野古に移したら繁盛しますよ”。人の少ない辺野古へ？ “ダイジョウブ。Ｖ字形（滑走路ならぬ）駐車場つくります”…。 企画・脚本・演出の小波津正光さんは、漫才芸人です。かつては東京で舞台に立っていました▼ところが０４年８月１３日、普天間基地そばの沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落します。東京のテレビ・新聞は、ヘリ事件よりアテネ五輪やプロ野球巨人のオーナー辞任で大騒ぎ。怒った小波津さん、「お笑い米軍基地」を旗揚げし、やがて自身も沖縄へ戻りました▼今週１３日、「お笑い米軍基地」は原点の沖縄国際大学で公演します。大学が毎年開く、「普天間基地を使用する航空機の飛行中止を求める学内の集い」の日です。富川盛武学長は語ります。「事件から７年経過するにもかかわらず、いまだ問題は解決されていない。大学の静寂・安寧、生命すら脅かす飛行は認められない」▼ヘリ炎上でどす黒く焼け焦げた、学舎の白壁が生々しくよみがえります。公演の笑いもさえるでしょう。米軍が、普天間居座りを決め込み、欠陥ヘリ・オスプレイの配備も企てる今ですから。
我が国にとって拉致被害者の救出より優先しなければならない問題が存在するというのだろうか？拉致被害者の命より重要な問題が存在するというのだろうか？
「拉致被害者の命より重要な問題」なんて、いくらでも存在するでしょ？。たとえば福島の被災者にとっては、原発事故の方が、基地被害を受ける沖縄県民にとっては米軍基地問題の方がずっと重要でしょう。増元は全く何様なんでしょうか。「こちらにおわすお方をどなたと心得る。恐れ多くも拉致被害者増元るみ子様の弟様・増元照明様だ、頭が高い！」ですか？。水戸黄門かよ（毒）。
あまりふざけたことを言ってると、福島被災者とか沖縄県民とかの激怒を買うと思うぞ。
以前、自民党の実力者であった金丸信氏*7は「一人や二人の女給のために『北朝鮮との交渉』が止まっていいのか？」と言い捨てて自身の利益追求に走った。
・で、その発言のソースは？。増元たち珍右翼は平気でデマとばすから信用なんか出来ないね。
大体拉致被害者女性に「女給」（戦前の言葉。今風に言うとキャバクラ嬢やクラブホステスなどの水商売の女性にあたる。「東郷元帥の孫娘がカフェーの女給に」（http://blog.livedoor.jp/kangaeru2001/archives/51497063.html）参照。メイドカフェのメイドも女給に当たるのかな？）なんていましたっけ？。ウィキペによると田口八重子さんは「飲食店勤務」だったようですが、この飲食店ってのがレストランやラーメン屋なんかじゃなくて、キャバレーやスナックなんですか？（ただし彼女以外にそう言う人はいないようだが）
・また、いくら、金丸先生が戦前世代（1914年（大正3年）生まれ）だからって、戦後に「女給」なんて死語を使うとは思えないんですが（これがモノホン発言であれ、ガセネタであれ、女と言えばいいのにわざわざ「女給」と言ってると言うことは発言者には「女給」的な物（水商売）への差別感情があるのかも知れない*8。つうかそう言う差別感情丸出しにしてるのは、従軍慰安婦を売春婦呼ばわりする荒木和博、西岡力ら反北朝鮮珍右翼、歴史修正主義珍右翼であることを考えると、やはりこれは珍右翼の流したガセネタではないだろうか？）。
・まあ、「一人や二人の女のために『北朝鮮との交渉』が止まっていいのか？」というのは一つの価値判断でしょう。
隣国と国交がないという状況は異常（最悪北朝鮮との間で武力衝突が起きかねない）であり是正しなければならない、そのためには「一人や二人の女」の命など見捨てざるを得ない、「日本国民1億の命を守るためだ」というのは、積極的に支持はしませんが、一つの価値判断としてあると思うし、それ自体は「利益追求に走る」と非難されるようなことではありません。また金丸訪朝によって身柄拘束されていた第十八富士山丸の船長と機関長が解放されたことも忘れたらいけません。要するに金丸訪朝は増元のような一方的な非難を受ける話ではないと俺は思います。
いつしか、金丸氏の金庫には北朝鮮製としか思えない金の延棒が隠されていた。
・金の延べ棒ってのは北朝鮮でないと作れないんですか？。金丸氏が自民党の最高幹部として絶大な力を持っていた以上、北朝鮮からそんなモノはもらわなくても、日本の企業からいくらでももらえるでしょう。ああ、それと隠し持ってた財産は延べ棒だけじゃなくて、ワリシンやワリコーと言った債権なんかもあるし、訪朝前（訪朝前はさすがに北朝鮮とつながりなんかないでしょう）から金丸氏が創世会（竹下派）旗揚げや、いわゆる竹下派支配を盤石なものにするためにせっせと蓄財してたのは間違いないんですが。
・金丸氏が何故訪朝したのかは分かりませんが、意外とあまり利権は関係なく、「名誉欲」だったのかもしれません。訪朝しなくとも、すでに相当蓄財してるわけですから。
金丸訪朝が国交正常化に結びつけば確実に金丸氏は歴史に名を残したでしょうから。
次の次の実力者・野中広務氏*9は、「20世紀中に起きた不幸な出来事（注：植民地支配や戦後補償の問題だろう）は20世紀中に解決しなければならない」といい、拉致被害者救出より日朝国交正常化を急いだ。
「20世紀中に起きた不幸な出来事は20世紀中に解決しなければならない」
のどこが問題なんだか。正論じゃないですか？
そんな奴がどこにいるんだか。まあ、増元は昔の同志・蓮池透さんすら「反日親北の色を鮮明にしている人間」扱いなんでしょうが。
そう言った人間に限って「人権、人権」と騒いでいる現実を見せつけられた。
「そう言った人間」とは
・蓮池透さんや森大志君を誹謗中傷しながら「人権、人権」と騒いでる増元本人
・「the fact」賛同者として従軍慰安婦や歴史学者（吉見義明氏など）を侮辱しながら「人権、人権」と騒いでる西岡
・「放射線ホルミシス効果で飯館村は安全」と詭弁で東電を擁護しながら「人権、人権」と騒いでる荒木、
・犯罪カルト「統一協会」に祝電を送りながら「拉致問題の安倍」を名乗り「人権、人権」と騒いでる某政治家
のことですね、わかります（笑）。
「自国の民（拉致被害者）の命」より「イデオロギー」を大事にしてるのは「北朝鮮を経済制裁で潰せ」としか言わない「珍右翼が巣くう会」の方だろ？。そう思ったからこそ、蓮池透氏は「巣くう会」批判を行ったわけだ。
増元たち珍右翼が、家族会を従えてデカイ面して、自分たちに従わない蓮池透さんのような常識人を運動から排除するのを見ると
本当にそれでいいのか？
と思わざるを得ないね（毒）。まあ、家族会という当事者がそれで良いと思ってるんだから仕方がないが。そのうち「蓮池透さんの言うことが正しかった」と後悔する日が来るんじゃないかな？
■荒木和博ブログ「それは国のやること」
http://araki.way-nifty.com/araki/2011/08/post-2e1e.html
政府が（注：拉致認定を）やらないのだから民間（注：荒木の特定失踪者何とか会のこと）が（注：特定失踪者認定を）やるしかないのですが、やらないだけならともかく隠蔽までするのですからどうしようもありません
隠蔽なんかしてないから。証拠がないから拉致認定できないだけの話。もうさ、山梨県警（山本美保さんの件）とか静岡県警（河嶋功一さんの件）とかは荒木を名誉毀損で訴えた方が良くないか？
私たち自身に真実と向き合う姿勢が必要なのではないでしょうか。
お前が真実と向き合えよ。「隠蔽」とかほざいてて恥ずかしくないか？
なお、さっき山本美保さんのことで問い合わせることがあり山梨県警警備1課に電話したら「時間外なので担当者がいない」とのことでした。
本当に時間外（深夜とか）に電話をかけたのなら荒木は非常識。
県警側の言い分が「居留守」だとしても、それは「荒木が正しい」と言う意味ではなく「タカ派政治家や家族を味方につけてる荒木は批判しづらいので県警がびびってる」だけのことだろう。
*1:市川修一さんの兄・健一さん
*2:増元るみ子さんの姉・平野ふみ子さん。増元氏にとって身内だと言うことで「平野」と敬称無しなのだろう。「平野、拉致、吹上浜」でググったら分かったけど公開しない前提の日記じゃなくて公開ブログなんだから、読んですぐにわかるように書いてよ。「平野」じゃ誰だかわからねえよ。
*3:市川修一さん、増元るみ子さんが拉致されたと考えられている場所
*4:ワイドショー報道に意味があったのはせいぜい小泉訪朝まででしょう
*7:田中内閣建設相、三木内閣国土庁長官、福田内閣防衛庁長官、中曽根内閣で幹事長、宮沢内閣で副総裁を歴任
