強盛国家目指し訪ロした我らが金正日閣下をたたえる(今日のネトウヨ釣りエントリ)(追記・訂正あり)

http://www.chosunonline.com/news/20110830000034
朝鮮日報「「南北関係で11月に吉報」 ハンナラ党代表発言、ガスパイプライン事業に言及か」
 与党ハンナラ党の洪準杓(ホン・ジュンピョ)代表は29日、非公開の党最高委員会議で、前日の李明博(イ・ミョンバク)大統領との会談内容を報告し、対北朝鮮関係について「11月に南北関係の突破口となるような良いニュースがあるはずだ」と述べた。洪代表の側近によると、韓国、北朝鮮、ロシアを結ぶガスパイプラインの建設を念頭に置いた発言だという。
 洪代表は「遅くとも11月末までには、現在のような対北圧力ではなく、別の方法で南北関係の問題を解決できるきっかけが生まれる」とも述べたという。洪代表は前日、李大統領との朝食会に臨んでおり、一連の発言は李大統領の言質を伝えたものではないかとの観測が出ている。
(中略)
 これに関連し、ある大企業がガスパイプライン事業の実現を視野に、パイプラインの設計部門を設け、ロシアとの協力を進めるため、来年9月にウラジオストクで開かれるアジア太平洋経済協力会議APEC)首脳会議に宿泊用クルーズ船を提供する方向で準備に入ったとの情報が流れている。政界では現在、パイプライン建設に絡むさまざまな推測が飛び交っている。

増元先生に残念なニュースですね。もちろん韓国国内もいろいろ意見はありますし、パイプラインが出来るかはロシアや北朝鮮の動きにもよるのでどうなるかはまだわかりませんが与党(それも保守系)の代表がこういう発言をした意味は軽くはないでしょう。そのうち「ハンナラも盧武鉉と同じ」とか増元先生の罵倒が始まるのでしょうか?
でもハンナラより右って言ったら政権取れそうにない弱小極右しかないと思うけどね。

http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/43265007.html
■河信基の深読み「金正日訪ロを読む」
 韓国の聯合ニュース金正日総書記を乗せたとみられる特別列車が20日、ロシアのハサンに到着したと報じた。ロシア紙イズベスチヤも19日、「メドベージェフ大統領と金総書記が来週、東シベリアのウランウデで会談する見通し」と伝えた。
 金総書記の訪ロは9年ぶりとなるが、狙いは比較的はっきりしている。
 訪ロは当初6月末に予定されたが、ロシア側が事前協議天然ガスパイプラインを北朝鮮経由で韓国と結ぶ問題で折り合わず、延期されたとロシア側が明らかにしている。その問題で折り合い、相互の利害が一致したということである。
 金総書記はロシア国境に近い北東北部に滞在しながら訪ロの機会をうかがっていた。
 ゴーサインは朝鮮中央通信の19日報道である。ロシア政府が北朝鮮に食糧5万トン(小麦粉10億円相当)を無償で提供することを決め、最初の運搬船が同日、咸鏡南道興南港に到着した。ロシア政府は世界食糧計画(WFP)を通じ500万ドル相当の食糧も提供しているとし、「両国の伝統的な友好・協力関係の表れだ」と伝えた。
 金総書記にとっては、水害で一段と緊迫化する食糧支援獲得が喫緊の課題である。
 私が以前から指摘している食糧獲得外交はいよいよ佳境に入ってきた、と読める。
 北朝鮮は韓国民間団体による支援食糧配給状況のモニタリングに応じ、(注:朝鮮戦争で戦死した)米兵遺骨発掘問題でも米側の協議提案を受け入れるなど、軟化姿勢を顕著に示している。食糧不足問題が体制問題のアキレス腱となっており、金総書記はロシアがさらなる食糧支援を約束すれば、ロシア側に大幅に歩み寄る可能性がある。
 インタファクス通信は19日、過去最大の総量5万トンに及ぶロシアの食糧支援はメドベージェフ大統領が決断したと伝えており、最初のハードルを越えた両者の会談では相当に突っ込んだ現実主義的な話し合いがもたれることは間違いあるまい。
 会談ではロシア・北朝鮮・韓国を結ぶ天然ガスパイプラインの建設問題で一定の方向性が出てこよう。ロシアはすでに韓国と2015年から天然ガス約750万トンを輸入することで基本合意しており、ロシアの試算ではガス通過料など北朝鮮の収入は年間1億ドル以上になるという。
 韓国の李明博大統領の姿勢はまだはっきりしないが、任期は一年余りである。
 与党の次期有力大統領候補の朴槿惠前ハンナラ党代表*1は米国の外交専門紙フォーリン・アフェアーズ最新号に寄稿し、「南北間信頼を再建する方案を模索しなければならない」と主張し、北朝鮮との対話に消極的な李大統領とは距離を置いた。
 野党の有力候補・孫学鶴民主党代表も南北対話再開に意欲的である。
 朝ロ会談の結果次第で李政権が歩み寄る可能性がある。
 6か国協議再開問題なども話し合われようが、あくまでも付随的な議題にとどまるだろう。
 金総書記は食糧問題をはじめとする経済再建には市場経済の大幅な導入しかないとの判断に傾いているとみられる。だが、2002年7月にもそうした判断を示しながら、後退し、国内経済を混乱させた経緯がある。
 今回は最後のチャンスとなろう。

「今回が最後のチャンス」かどうか知りませんが是非とも「2012年の強盛国家」を実現して欲しいものです。

http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/43283592.html
■河信基の深読み「朝ロガスパイプライン敷設合意、金総書記の狙いは?‏」
 金正日外交の久方ぶりの成果と言って良かろう。
 食糧支援獲得という背に腹は代えられない事情があったとはいえ、実利主義のロシアを引き込んで韓国に対話圧力をかけ、外交の幅を広げたことは評価できる。
 今後とも実利優先からぶれず、自己の経済的地勢学的メリットを最大限踏まえ、周辺国との地道な交渉を重ねれば、資源大国・北朝鮮の未来は自ずと開けてこよう。
 24日のメドベージェフとの会談で金総書記は、ロシアから北朝鮮を経て韓国に30年にわたり天然ガスを供給するパイプライン建設に合意した。メドベージェフ大統領は首脳会談後、「ガス協力に関しては成果が出た」と胸を張った。
 一見、ロシアが押しきった形だが、北朝鮮側が得るメリットは計り知れない。通過料だけで毎年1億ドル(注:推定額)が転がり込んでくるだけでなく、韓国は言うに及ばず、中国、日本のエネルギー需給にも少なからぬ影響を与え、北朝鮮の存在感は否応なく高まるからである。
 レアメタルなど豊富な地下資源開発を絡めれば、北朝鮮が東アジアの成長エネルギーを自国の経済開発に取り入れることが十分に可能となる。
 110億ドルの対ロ債務も現実的な解決の道が開ける。
 ウラン濃縮作業の即時中止など非核化で具体的な行動を求めて南北対話にブレーキを掛けている韓国の李明博政権は今回の朝ロ合意に否定的な見方を示すが、李大統領の任期は残り1年余。雑音は一切無視して、2015年開通のパイプライン建設に向けて粛々と進めば良い。
 海上輸送の3分の1という輸送コストは韓国にも魅力的である。次期与野党大統領候補はともに南北対話再開に積極的であり、自ずと合理的な選択をしてこよう。
 そうしたシナリオは『証言北ビジネス裏外交』(注:講談社から刊行)ですでに指摘したが、問題は金総書記とその後継者がぶれず、ロシアとの実務ベースの合意を最後まで遵守できるかにある。
 それを政治外交的に利用しようと性急に走り、金剛山開発事業のように外部との合意を一方的に破棄するようでは逆に信用を失い、全ては水泡に帰する。国際社会との協約、合意を守れるか、それが改めて問われる。
 前回指摘したように、金総書記が当初、韓国へのガスパイプライン敷設に消極的であったのは、ロシアが自国を韓国への通過点としか見ていないことにプライドを痛く傷つけられたからである。ロシアとしてみれば、北朝鮮の最大37倍規模の韓国市場がなければパイプライン敷設のメリットがない。
 今回、金総書記は事実上、彼我の経済格差を認め、実利を優先した。北朝鮮経済は韓国と一体となってはじめて付加価値がつくということを理解したとみられる。
 そうした現実を踏まえた実利主義的な経済外交のみが北朝鮮経済を蘇らせる。
 日本もうかうかしていられない。北朝鮮経由の天然ガスパイプラインを無視すればコスト面でエネルギー安定供給は大きな打撃を受け、日本経済は国際競争力を失う。
 北朝鮮との関係改善は日本経済再生の必須条件となってきたと言えよう。 

北朝鮮ってたくましいなあ。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2011/08/22/0200000000AJP20110822001400882.HTML
聯合ニュース『李大統領「金総書記の訪ロを肯定的に評価」』
 モンゴルを訪問中の李明博大統領は22日、北朝鮮金正日総書記のロシア訪問について、「肯定的に評価している」と話した。参謀らとの会議でこのように評価したと、青瓦台(大統領官邸)の朴正河報道官が伝えた。
 朴報道官は「大統領が金総書記の訪ロを肯定的に評価したことは、中国訪問を肯定的に評価したのと理由は同じ」とし、北朝鮮社会で開放が進んでいけば、結果的に北朝鮮の経済発展などに肯定的に作用するだろうと大統領は考えていると説明した。
 朴報道官は金総書記の訪ロに対する政府の立場に関連し、「韓国政府はロシア政府と随時、緊密に協力している」と明らかにした。
 今回の金総書記の訪ロにより、韓国・北朝鮮とロシアの3カ国協力プロジェクトとして検討されている、北朝鮮を経由するガス管建設事業に進展があるのではないかとの期待が高まっている。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2011/08/22/0200000000AJP20110822002000882.HTML
聯合ニュース北朝鮮水害支援で「南北協力基金執行」議決』
 韓国統一部は22日、南北交流協力推進協議会を通じ、北朝鮮に対する水害支援に向け、50億ウォン(約3億5385万円)規模の南北協力基金執行を議決したと発表した。
 これを受け韓国赤十字社は、水害支援のための物資調達に向け、調達庁を通じ入札公告をする予定だ。
 統一部の千海成報道官は定例会見で、「民間委員や官庁の関係者らで構成される南北交流協力推進協議会が、書面での審議を通じ、協力基金執行を議決した」と明らかにした。
 議決された協力基金は、物資購入費45億ウォンをはじめ、付帯経費(5億ウォン)、事業管理費(5000万ウォン)など、総額50億5000万ウォンにのぼる。
 韓国政府は10日、北朝鮮への通知文で、乳幼児用の栄養食(140万個)や菓子(30万個)、チョコパイ(192万個)*2、インスタントラーメン(160万個)など、支援品目リストを伝えた。
 最初の支援物資は、9月初めに届けられる見通しだ。

 
 北朝鮮の改革開放は望ましいとは言ってることが珍右翼から北朝鮮の手先扱いされる、山崎拓先生や日本共産党と一緒でびっくり。李明博閣下は保守とは言え、日本珍右翼よりはましなお方らしい。これはもう「ロシア→北朝鮮→韓国」という天然ガスパイプライン建設は間違いないな。しかも食糧支援もするのだから、李閣下は北朝鮮打倒の立場でないだろう。
イヤッホウ。ざまあ、珍右翼。涙、ハンカチでふけよ(毒)
日本の菅首相にも「肯定的に評価している」と言って欲しいものです。民主党内にウヨがうようよしてるから無理か?

*1:朴正煕の娘。独裁者の父親を売りにしてるため、左派の評判は悪いが、右派の一定の支持がある点は「汚職政治家」の父親を売りにしてるため左派の評判は悪いが、右派の一定の支持がある田中真紀子に似ていると思う

*2:やはり韓国を代表する「ロッテのチョコパイ」ですか?